JP2022152886A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯端末或いは管理親機でも、住戸内で発生した異常の内容を発報元に聞かなくても把握が可能な集合住宅インターホンシステムを提供する。【解決手段】 居室親機2には住戸内で発生した異常を検知するセンサ9が接続されており、センサ9が異常発生を検知したら、センサ9が接続されている居室親機2に加えて、当該居室親機2に関連付けられている携帯端末5及び管理親機4に異常発生が通知され、居室親機2、携帯端末5、そして管理親機4において警報発報を実施し、居室親機2から通知される異常発生情報には、住戸情報及び検知した異常の種別情報を含む詳細情報を具備し、異常発生情報を受信した携帯端末5及び管理親機4は詳細情報を表示する。【選択図】 図1
Description
本発明は集合住宅インターホンシステムに関し、特に住戸に異常が発生したら管理人等の外部に通報する機能を備えた集合住宅インターホンシステムに関する。
従来より住戸に設置したセンサが異常発生を検知したら、外部に通報する機能を備えたインターホンシステムがある。例えば、特許文献1では火災センサやガス漏れセンサを居室親機に接続して、異常発生を検知したら自住戸の居室親機で警報を発するのに加えて、居住者の携帯端末にも通知することで携帯端末の使い勝手を向上させた構成が開示されている。
また集合住宅インターホンシステムにおいては、住戸内で異常を検知したら、居室親機で発報動作させると同時に、管理親機を発報動作させて管理人にも通知した(例えば、特許文献2参照)。
また集合住宅インターホンシステムにおいては、住戸内で異常を検知したら、居室親機で発報動作させると同時に、管理親機を発報動作させて管理人にも通知した(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、外部に異常発生を通知する上記従来のシステムは、複数種類のセンサが設置されている場合、異常発生の通知を受けた携帯端末、或いは管理親機からは異常発生を通知する動作が成されるだけで、具体的な異常内容は把握できなかった。具体的な異常内容を把握するには通話して確認する必要があった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、携帯端末或いは管理親機でも、住戸内で発生した異常の内容を発報元に聞かなくても把握が可能な集合住宅インターホンシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、来訪者が居住者を呼び出して通話するためにエントランスに設置された集合玄関機と、集合玄関機からの呼び出しに応答するために集合住宅の個々の住戸に設置された居室親機と、居住者と通話するために管理人室に設置された管理親機とを有し、居室親機には住戸内で発生した異常を検知するセンサが接続されており、センサが異常発生を検知したら、センサが接続されている居室親機に加えて、当該居室親機に関連付けられている携帯端末及び管理親機に異常発生が通知されて、居室親機、携帯端末、そして管理親機において警報発報する集合住宅インターホンシステムであって、居室親機が通知する異常発生情報には、住戸情報及び検知した異常の種別情報を含む詳細情報を具備する一方、携帯端末及び管理親機は、各種情報を表示する表示部を有し、異常発生情報を受信した携帯端末及び管理親機は、詳細情報を表示可能であることを特徴とする。
この構成によれば、異常発生の通知を受けた携帯端末及び管理親機は、住戸情報及び検知した異常の種別情報等の警報詳細情報を表示できる。例えば発生場所情報及び火災を検知したのかガス漏れを検知したのかの種別情報を知ることが可能なため、送信元に通話して確認しなくても管理人が必要とする情報を得ることができ、対処し易い。
この構成によれば、異常発生の通知を受けた携帯端末及び管理親機は、住戸情報及び検知した異常の種別情報等の警報詳細情報を表示できる。例えば発生場所情報及び火災を検知したのかガス漏れを検知したのかの種別情報を知ることが可能なため、送信元に通話して確認しなくても管理人が必要とする情報を得ることができ、対処し易い。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、管理親機に関連付けられている携帯端末を具備し、異常発生の通知を受けた管理親機は、自身に関連付けられている携帯端末に異常発生の通知を実施し、当該携帯端末も、異常発生の通知を受けて警報発報すると共に、詳細情報の表示が可能であることを特徴とする。
この構成によれば、異常発生の通知は管理人が携行する携帯端末にも行われ、住戸情報及び警報の種別を表示できるため、管理人は管理親機を見なくても例えば発生住戸と火災等の種別を認識できる。よって、管理人室に戻らなくても速やかな対処が可能となる。
この構成によれば、異常発生の通知は管理人が携行する携帯端末にも行われ、住戸情報及び警報の種別を表示できるため、管理人は管理親機を見なくても例えば発生住戸と火災等の種別を認識できる。よって、管理人室に戻らなくても速やかな対処が可能となる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の構成において、居室親機に関連付けられている携帯端末、及び管理親機に関連付けられている携帯端末は、異常発生情報を受信すると最初に警報発報すると共に異常発生を通知するバナーを表示し、表示されたバナーがタップされると、警報発報が停止すると同時に詳細情報が表示されることを特徴とする。
この構成によれば、携帯端末での異常発生通知の表示は、最初に異常発生を通知するバナーが表示されるが、このバナーをタップする簡単な操作で具体的な警報内容が表示され且つ警報発報が停止する。よって、管理親機で確認しなくても簡易な操作で警報の詳細を把握できるし、別途警報発報の停止操作が必要無い。
この構成によれば、携帯端末での異常発生通知の表示は、最初に異常発生を通知するバナーが表示されるが、このバナーをタップする簡単な操作で具体的な警報内容が表示され且つ警報発報が停止する。よって、管理親機で確認しなくても簡易な操作で警報の詳細を把握できるし、別途警報発報の停止操作が必要無い。
請求項4の発明は、請求項3に記載の構成において、管理親機及び少なくとも一部の居室親機には、複数の携帯端末が関連付けされており、管理親機或いは居室親機から異常発生の通知を受けた携帯端末は、一斉に警報発報する一方で、表示されたバナーがタップされた携帯端末のみ警報発報が停止することを特徴とする。
この構成によれば、居室親機或いは管理親機に複数の携帯端末が関連付けられている場合、即ち家族が個々に携帯端末を持っている場合、或いは個々の管理人が携帯端末を持っている場合、同時に異常発生の情報を受信して一斉に警報発報するが、停止操作した機器のみ発報を停止する。よって、誰かの停止操作で全ての携帯端末の警報発報が停止するようなことが無く、携帯端末を携行する個々の家族或いは管理人は異常の発生を確実に認識できる。
この構成によれば、居室親機或いは管理親機に複数の携帯端末が関連付けられている場合、即ち家族が個々に携帯端末を持っている場合、或いは個々の管理人が携帯端末を持っている場合、同時に異常発生の情報を受信して一斉に警報発報するが、停止操作した機器のみ発報を停止する。よって、誰かの停止操作で全ての携帯端末の警報発報が停止するようなことが無く、携帯端末を携行する個々の家族或いは管理人は異常の発生を確実に認識できる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の構成において、管理親機は複数設置されて、個々の管理親機は他の管理親機の警報発報を停止する停止制御部を有し、居室親機から異常発生の通知を受けて一斉に警報発報を実施するが、任意の管理親機が発報停止操作されたら、停止操作された管理親機から他の管理親機に停止信号が送信され、自身の警報発報に加えて他の管理親機の警報発報も停止することを特徴とする。
この構成によれば、管理親機が複数あっても、1台の停止操作で全ての管理親機の警報発報を停止でき利便性が良い。
この構成によれば、管理親機が複数あっても、1台の停止操作で全ての管理親機の警報発報を停止でき利便性が良い。
本発明によれば、異常発生の通知を受けた携帯端末及び管理親機は、住戸情報及び検知した異常の種別情報等の警報詳細情報を表示できる。例えば発生場所情報及び火災を検知したのかガス漏れを検知したのかの種別情報を知ることが可能なため、送信元に通話して確認しなくても管理人が必要とする情報を得ることができ、対処し易い。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る集合住宅インターホンシステムの一例を示す構成図である。集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置されて来訪者が居住者を呼び出すための集合玄関機1、個々の住戸に設置されて集合玄関機1からの呼び出しに応答するための居室親機2、個々の住戸玄関に設置されて居住者を呼び出すための玄関子機3、管理人室に設置されて来訪者や居住者と通話するための管理親機4、居住者或いは管理人が携行する携帯端末5、異常発生を携帯端末5に通知するためのアプリケーションソフトウェア(以下、端に「アプリ」と称する。)を具備して通信を管理する通信管理装置6等を備えている。また、9は火災センサ等の異常発生を検知するセンサであり、各住戸に設置されて居室親機2に接続されている。
尚、M1は集合住宅のエントランス、M2は管理人室、M3は住戸を示している。また図1では、センサ9を各住戸に1つとしているが、説明の都合上1つとしているだけで、センサ9には火災センサをはじめ、ガスセンサ、居住者に異常を検知する生活異変センサ等種々あり、センサの数は1つとは限らない。
また、8はHUBであり、各機器は通信線L1を介してLAN接続され、機器間の通信はIP(Internet Protocol)より実施される。そして、居室親機2、管理親機4は個々の住戸或いは管理人室に少なくとも1台設置すれば良いが、ここでは双方とも2台設置した構成を示している。
更に、集合玄関機1及び居室親機2はGW(Gateway)アダプタ7を介して汎用ネットワークNに接続され、汎用ネットワークNを介して携帯端末5と通信を可能としている。
更に、集合玄関機1及び居室親機2はGW(Gateway)アダプタ7を介して汎用ネットワークNに接続され、汎用ネットワークNを介して携帯端末5と通信を可能としている。
集合玄関機1は、来訪者を撮像するためのカメラ11、呼び出す住戸を選択或いは入力する操作部12、呼出先等を表示する表示部13、通話するためのマイク14及びスピーカ15、呼出ボタン16等を備えている。操作部12はタッチパネルで構成され、表示部13と一体となっている。
居室親機2は、呼び出しに応答するための通話ボタン21、通話するためのマイク及びスピーカを備えた通話部(図示せず)、カメラ11の撮像映像及び各種情報を表示するLCDから成るモニタ23、モニタ23と一体に形成されたタッチパネルから成り各種操作を実施する操作部24等を備えている。
玄関子機3は、来訪者を撮像するための子機カメラ31、呼出ボタン32、通話するためのマイク33及びスピーカ34等を備えている。
玄関子機3は、来訪者を撮像するための子機カメラ31、呼出ボタン32、通話するためのマイク33及びスピーカ34等を備えている。
図2は管理親機4のブロック図を示している。図2に示すように管理親機4は、カメラ11の撮像映像を表示すると共に各種情報を表示するLCDから成るモニタ41、モニタ41と一体に形成されたタッチパネルから成る操作部42、他の管理親機4の情報が登録された管理親機情報記憶部43、通話するためのハンドセット44、警報音の鳴動や拡声音声を報音するスピーカ45、管理親機4を制御する管理親機CPU47、通信線L1を介して居室親機2及び携帯端末5等と通信する管理親機通信IF48等を備えている。
携帯端末5は、居住者が携行する居住者端末5aと、管理人が携行する管理人端末5bとを備え、各種情報を表示する表示部51を有し、例えばスマートフォンを適用できる。居室親機2及び管理親機4は、共に複数の携帯端末5を関連付けでき、関連付けられた携帯端末5に対して居室親機2から、或いは管理親機4から一斉に情報を送信可能となっている。
この一斉送信は通信管理装置6が具備しているアプリを使用して実施される。
具体的に、まず携帯端末5に、汎用ネットワークNを介して通信管理装置6から居室親機2或いは管理親機4と通信を実施するためのアプリをダウンロードする。その際、通信管理装置6に対して、携帯端末5から操作者である居住者の居室親機2のID情報、或いは管理親機4のID情報が送信され、アプリに関連付けて登録される。こうして、携帯端末5の居室親機2或いは管理親機4への携帯端末5の関連付けが行われる。
具体的に、まず携帯端末5に、汎用ネットワークNを介して通信管理装置6から居室親機2或いは管理親機4と通信を実施するためのアプリをダウンロードする。その際、通信管理装置6に対して、携帯端末5から操作者である居住者の居室親機2のID情報、或いは管理親機4のID情報が送信され、アプリに関連付けて登録される。こうして、携帯端末5の居室親機2或いは管理親機4への携帯端末5の関連付けが行われる。
携帯端末5がインストールするアプリは、居室親機2と居住者端末5aとの間で通信するためのアプリ、或いは管理親機4と管理人端末5bとの間で通信するためのアプリであり、VoIP技術を用いて通信を可能とするアプリである。携帯端末5は、VoIP技術を用いることで、電話番号に依らない通信で居室親機2或いは管理親機4との通信が実施される。
図3は通信管理装置6のブロック図を示している。通信管理装置6は、登録された携帯端末5毎のアプリを記憶するアプリ情報記憶部61、通信管理装置6を制御する通信管理装置CPU62、通信管理装置通信IF63等を備えている。アプリ情報記憶部61には、携帯端末5毎のアプリが、居室親機ID或いは管理親機IDに関連付けて登録されている。
通信管理装置6は、居室親機2から異常発生の通知を受けたら、送信元の居室親機2に関連付けられたアプリを起動する。このアプリの起動により、GWアダプタ7、汎用ネットワークNを介して、関連付けられている居住者端末5aに異常発生情報が送信される。
通信管理装置6は、居室親機2から異常発生の通知を受けたら、送信元の居室親機2に関連付けられたアプリを起動する。このアプリの起動により、GWアダプタ7、汎用ネットワークNを介して、関連付けられている居住者端末5aに異常発生情報が送信される。
上記の如く構成された集合住宅インターホンシステムは、以下のように動作する。但し、ここではセンサ9の検知動作に伴う警報発報を中心に説明し、インターホンの基本動作である来訪者による呼び出し、それに伴う居住者の応答、カメラ11が撮像した来訪者映像の表示等の動作説明は従来と同様であるため説明を省略する。
センサ9が異常発生を検知すると、居室親機2は警報発報動作を開始し、警報音を鳴動し、モニタ23に非常警報発生を示す表示が成される。またモニタ23には、同時に警報音停止ボタン(図示せず)が表示され、このボタンが操作されると警報発報は停止する。尚、モニタ23に表示される非常警報は、具合的な内容が表示され、例えば火災センサが感知動作したら、火災の発生を示す表示が成される。
センサ9が異常発生を検知すると、居室親機2は警報発報動作を開始し、警報音を鳴動し、モニタ23に非常警報発生を示す表示が成される。またモニタ23には、同時に警報音停止ボタン(図示せず)が表示され、このボタンが操作されると警報発報は停止する。尚、モニタ23に表示される非常警報は、具合的な内容が表示され、例えば火災センサが感知動作したら、火災の発生を示す表示が成される。
また非常発報動作を開始した居室親機2は、管理親機4及び自住戸に関連付けされている携帯端末5(居住者端末5a)に異常発生を通知する。まず、異常発生の通知を受た管理親機4の動作から説明する。
異常発生の通知を受けて、管理親機4は自身が警報発報動作する。また、自身に関連付けられている管理人端末5bに対して異常発生の通知を行う。
図4は異常発生の通知を受けた管理親機4の表示説明図であり、(a)は最初の表示、(b)は警報発報を停止した後の表示を示している。図4に示すように、異常発生の通知を受けた管理親機4は、管理親機CPU47の制御により発報動作すると共に、モニタ41に発生場所情報及び異常の種別情報を表示する。ここでは、501号住居の火災センサが感知動作したことが通知された状態を示している。
また、B1は警報音停止ボタンであり、タップすると警報発報が停止する。停止後は発報元呼出ボタンB2が表示され、タップすると発報元住戸の居室親機2の呼び出しが行われる。
異常発生の通知を受けて、管理親機4は自身が警報発報動作する。また、自身に関連付けられている管理人端末5bに対して異常発生の通知を行う。
図4は異常発生の通知を受けた管理親機4の表示説明図であり、(a)は最初の表示、(b)は警報発報を停止した後の表示を示している。図4に示すように、異常発生の通知を受けた管理親機4は、管理親機CPU47の制御により発報動作すると共に、モニタ41に発生場所情報及び異常の種別情報を表示する。ここでは、501号住居の火災センサが感知動作したことが通知された状態を示している。
また、B1は警報音停止ボタンであり、タップすると警報発報が停止する。停止後は発報元呼出ボタンB2が表示され、タップすると発報元住戸の居室親機2の呼び出しが行われる。
一方、管理人端末5bに対する異常発生の通知は通信管理装置6を介して実施され、管理親機4が異常発生の通知を受けると、管理親機4から通信管理装置6に異常発生の通知が実施される。管理親機4から異常発生の通知を受けた通信管理装置6は、受信した信号に含まれる管理親機ID情報から、管理人室に関連付けられているアプリをアプリ情報記憶部61から読み取り、読み取ったアプリによる通知が成される。この通知がGWアダプタ7、汎用ネットワークNを介して管理人端末5bに送信され、受信した管理人端末5bでは表示部51にバナーが表示されて警報発報動作して警報音が鳴動する。
尚、管理人端末5bが複数ある場合は一斉に通知がなされ、一斉に警報発報操作する。
尚、管理人端末5bが複数ある場合は一斉に通知がなされ、一斉に警報発報操作する。
図5は、こうして異常発生の通知を受けた管理人端末5bの表示説明図であり、(a)は最初の表示、(b)はバナーをタップした後の表示を示している。
図5(a)に示すように、表示部51には最初に「非常警報が発生しました」のテキストがバナーB3として表示される。このバナーB3がタップされると受信したアプリが起動して、図5(b)に示すようの異常発生の詳細が表示される。ここでは、501号室の火災センサが動作したことを表示している。
また、バナーB3のタップを受けて、管理人端末5bの警報発報は停止する。但し、警報発報が停止するのはバナーB3がタップされた機器のみであり、管理人端末5bが複数ある場合は、個々に停止操作(バナーのタップ)しない限り、全ての管理人端末5bの警報発報は停止しない。
図5(a)に示すように、表示部51には最初に「非常警報が発生しました」のテキストがバナーB3として表示される。このバナーB3がタップされると受信したアプリが起動して、図5(b)に示すようの異常発生の詳細が表示される。ここでは、501号室の火災センサが動作したことを表示している。
また、バナーB3のタップを受けて、管理人端末5bの警報発報は停止する。但し、警報発報が停止するのはバナーB3がタップされた機器のみであり、管理人端末5bが複数ある場合は、個々に停止操作(バナーのタップ)しない限り、全ての管理人端末5bの警報発報は停止しない。
そして、居室親機2から居住者端末5aに対して行われる異常発生の通知も、通信管理装置6を介して行われる。管理人端末5bの場合と同様に、居室親機2から異常発生の通知を受けた通信管理装置6は、信号に含まれる居室親機ID情報から、居室親機2に関連付けられているアプリをアプリ情報記憶部61から読み取り、読み取ったアプリによる通知が成される。この通知がGWアダプタ7、汎用ネットワークNを介して居住者端末5aに送信され、受信した居住者端末5aの表示部51にバナーが表示されて警報音が鳴動する。
このバナーをタップすれば、警報発報が停止して場所情報と異常の種別情報が表示部51に表示される。但し、居住者が携行する携帯端末5であるため、発生場所は「自宅」として表示される(図示せず)。
このバナーをタップすれば、警報発報が停止して場所情報と異常の種別情報が表示部51に表示される。但し、居住者が携行する携帯端末5であるため、発生場所は「自宅」として表示される(図示せず)。
このように、異常発生の通知を受けた携帯端末5及び管理親機4は、住戸情報及び検知した異常の種別情報等の警報詳細情報を表示するため、送信元に通話して確認しなくても管理人が必要とする情報を得ることができ、対処し易い。
また、異常発生の通知は管理人が携行する携帯端末5である管理人端末5bにも行われ、住戸情報及び警報の種別を表示できるため、管理人は管理親機4を見なくても例えば発生住戸と火災等の種別を認識できる。よって、管理人室に戻らなくても速やかな対処が可能となる。
更に、携帯端末5での異常発生通知の表示は、最初に異常発生を通知するバナーB3が表示れさるが、このバナーB3をタップする簡単な操作で具体的な警報内容が表示され且つ警報発報が停止する。よって、管理親機4で確認しなくても簡易な操作で警報の詳細を把握できるし、別途警報発報の停止操作が必要無い。
また、居室親機2或いは管理親機4に複数の携帯端末5が関連付けられている場合、即ち家族が個々に携帯端末を持っている場合、或いは個々の管理人が携帯端末を持っている場合、同時に異常発生の情報を受信して一斉に警報発報するが、停止操作した機器のみ発報を停止する。よって、誰かの停止操作で全ての携帯端末5の警報発報が停止するようなことが無いため、携帯端末5を携行する個々の家族或いは管理人は異常の発生を確実に認識できる。
また、異常発生の通知は管理人が携行する携帯端末5である管理人端末5bにも行われ、住戸情報及び警報の種別を表示できるため、管理人は管理親機4を見なくても例えば発生住戸と火災等の種別を認識できる。よって、管理人室に戻らなくても速やかな対処が可能となる。
更に、携帯端末5での異常発生通知の表示は、最初に異常発生を通知するバナーB3が表示れさるが、このバナーB3をタップする簡単な操作で具体的な警報内容が表示され且つ警報発報が停止する。よって、管理親機4で確認しなくても簡易な操作で警報の詳細を把握できるし、別途警報発報の停止操作が必要無い。
また、居室親機2或いは管理親機4に複数の携帯端末5が関連付けられている場合、即ち家族が個々に携帯端末を持っている場合、或いは個々の管理人が携帯端末を持っている場合、同時に異常発生の情報を受信して一斉に警報発報するが、停止操作した機器のみ発報を停止する。よって、誰かの停止操作で全ての携帯端末5の警報発報が停止するようなことが無いため、携帯端末5を携行する個々の家族或いは管理人は異常の発生を確実に認識できる。
尚、上記実施形態では、携帯端末5の警報発報停止操作は、個別に操作しなければならない旨を説明したが、複数(図1では2台)ある管理親機4は、個々に管理親機情報記憶部43に他の管理親機4が登録されており、何れか1台が警報音停止ボタンB1が操作されたら、この登録情報を基に他の管理親機4に対して発報停止信号が送信され、全ての管理親機の警報発報は一斉に停止するよう構成されている。そのため、管理親機4が複数あっても、1台の停止操作で全ての管理親機の警報発報を停止でき利便性が良い。そしてこの構成は、住戸毎に2台設置されている居室親機2にも容易に適用でき、同様に警報発報を同時に停止させても良い。
また、集合住宅インターホンシステムをIP通信により機器間の通信を実施する構成としているが、従来のように機器間の通信を制御する制御機を設けて、2線式の伝送線で機器間を接続した構成に対しても本発明の技術は適用できるものである。
更に、電話番号に依らない通信で通報しているが、電話番号を使用してメール送信しても良い。
また、通信管理装置6に替えて汎用ネットワークN上にサーバを配置して、そのサーバに専用のアプリを使用した通信を実施させても良い。
また、集合住宅インターホンシステムをIP通信により機器間の通信を実施する構成としているが、従来のように機器間の通信を制御する制御機を設けて、2線式の伝送線で機器間を接続した構成に対しても本発明の技術は適用できるものである。
更に、電話番号に依らない通信で通報しているが、電話番号を使用してメール送信しても良い。
また、通信管理装置6に替えて汎用ネットワークN上にサーバを配置して、そのサーバに専用のアプリを使用した通信を実施させても良い。
1・・集合玄関機、2・・居室親機、3・・玄関子機、4・・管理親機、5・・携帯端末、5a・・居住者端末、5b・管理人端末、51・・表示部、6・・通信管理装置、9・・センサ、41・・モニタ(表示部)、42・・操作部、43・・管理室親機情報記憶部、47・管理親機CPU(停止制御部)、B1・・警報音停止ボタン、B3・・バナー。
Claims (5)
- 来訪者が居住者を呼び出して通話するためにエントランスに設置された集合玄関機と、前記集合玄関機からの呼び出しに応答するために集合住宅の個々の住戸に設置された居室親機と、居住者と通話するために管理人室に設置された管理親機とを有し、前記居室親機には住戸内で発生した異常を検知するセンサが接続されており、前記センサが異常発生を検知したら、前記センサが接続されている前記居室親機に加えて、当該居室親機に関連付けられている携帯端末及び前記管理親機に異常発生が通知されて、前記居室親機、前記携帯端末、そして前記管理親機において警報発報する集合住宅インターホンシステムであって、
前記居室親機が通知する異常発生情報には、住戸情報及び検知した異常の種別情報を含む詳細情報を具備する一方、前記携帯端末及び前記管理親機は、各種情報を表示する表示部を有し、
前記異常発生情報を受信した前記携帯端末及び前記管理親機は、前記詳細情報を表示可能であることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記管理親機に関連付けられている携帯端末を具備し、
前記異常発生の通知を受けた前記管理親機は、自身に関連付けられている前記携帯端末に前記異常発生の通知を実施し、
当該携帯端末も、異常発生の通知を受けて警報発報すると共に、前記詳細情報の表示が可能であることを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記居室親機に関連付けられている前記携帯端末、及び前記管理親機に関連付けられている前記携帯端末は、異常発生情報を受信すると最初に警報発報すると共に異常発生を通知するバナーを表示し、表示された前記バナーがタップされると、前記警報発報が停止すると同時に前記詳細情報が表示されることを特徴とする請求項2記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記管理親機及び少なくとも一部の前記居室親機には、複数の前記携帯端末が関連付けされており、
前記管理親機或いは前記居室親機から異常発生の通知を受けた前記携帯端末は、一斉に警報発報する一方で、表示された前記バナーがタップされた前記携帯端末のみ警報発報が停止することを特徴とする請求項3記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記管理親機は複数設置されて、個々の管理親機は他の管理親機の警報発報を停止する停止制御部を有し、
前記居室親機から異常発生の通知を受けて一斉に警報発報を実施するが、任意の前記管理親機が発報停止操作されたら、停止操作された前記管理親機から他の前記管理親機に停止信号が送信され、自身の警報発報に加えて他の前記管理親機の警報発報も停止することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
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