JP2022144158A - 照明装置および照明システム - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、照明装置および照明システムに関する。
従来、センサによって、例えば、オフィスなどの部屋の占有状態を検出し、検出された占有状態に基づいて部屋の照明を制御する技術が知られている。
ところで、例えば、ビルなどの建物において複数の会社や複数の部署が共通のフロアを使用している場合、このフロアからの最終帰宅者(従業員など)がフロアの照明をすべて消したりブレーカを落としたりする、といったルールを設けていることがある。
しかしながら、センサによって検出された占有状態に基づいて照明を制御(消灯)するような場合、フロアに人が検出されないと全員帰宅したと判断される。このため、例えば、他のフロアにある実験室などに従業員が残っている場合や外回りに出ている従業員がいる場合など、これらはすべて帰宅したと判断されてしまい、例えば、実際には従業員がまだ業務を行っているのに照明を消してしまうことがあった。
このため、例えば、建物内のエリアごとに残っている従業員がいることがわかればこの残っている従業員にエリアの消灯などを任せられるようになるなど、従業員がエリアごとの現在の状況を容易に把握できるようにすることが望まれている。
本開示では、エリアごとの現在の状況を容易に把握することができる照明装置および照明システムを提供する。
実施形態の一例に係る照明装置は、照明部と、制御部とを具備する。照明部は、予め設定された複数のエリアのいずれかにおいて照明光を発する。制御部は、ユーザの操作に基づいて前記照明部を制御するとともに、端末装置から送信される、サーバ装置が管理する確認事項に対応する確認情報が所定の条件を満たしているか否かによって前記照明部への制御の可否を判断する。
実施形態の一例に係る照明装置によれば、エリアごとの現在の状況を容易に把握することができる。
以下に説明する実施形態に係る照明装置10は、照明部12と、制御部13とを具備する。照明部12は、予め設定された複数のエリアA(A-1~A-5・・・)のいずれかにおいて照明光を発する。制御部13は、ユーザの操作に基づいて照明部12を制御するとともに、端末装置40から送信される、サーバ装置30が管理する確認事項に対応する確認情報が所定の条件を満たしているか否かによって照明部12への制御の可否を判断する。
また、以下に説明する実施形態に係る照明装置10において、制御部13は、確認情報が所定の条件を満たしていない場合、ユーザの操作が行われても照明部12の制御を行わない。
また、以下に説明する実施形態に係る照明システム1は、照明装置10と、サーバ装置30と、端末装置40と、制御部13とを具備する。照明装置10は、照明光を発する照明部12を備え、予め設定された複数のエリアA(A-1~A-5・・・)のそれぞれに設置される。サーバ装置30は、エリアAの引き継ぎ項目である確認事項を管理する。端末装置40は、サーバ装置30へエリアAの引き継ぎ完了状況を示す確認情報を送信する。制御部13は、確認事項に対応する確認情報が所定の条件を満たしているか否かによって照明部12への制御の可否を判断する。
以下、図面を参照して実施形態に係る照明装置および照明システムについて説明する。なお、以下の実施形態において、実質的に同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する場合がある。また、以下の実施形態において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別して説明する場合もある。
例えば、「照明装置10-1」、「照明装置10-2」のように、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を必要に応じて区別する。なお、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素のそれぞれをとくに区別する必要がない場合、例えば、「照明装置10」のように、同一符号のみを付して、とくに区別することなく説明する。
(照明システム)
まず、図1を参照して実施形態に係る照明システム1の構成について説明する。図1は、実施形態に係る照明システム1の構成の一例を示す図である。
まず、図1を参照して実施形態に係る照明システム1の構成について説明する。図1は、実施形態に係る照明システム1の構成の一例を示す図である。
照明システム1は、例えば、ビルなどの建物B(図6参照)において予め設定された複数のエリアA-1~A-5・・・(図6参照)のそれぞれに設置された照明装置10を制御可能なものである。また、照明システム1は、照明装置10を制御することで、帰宅時の消灯などを行うユーザに、各エリアA-1~A-5・・・の現在の状況、より具体的には、各エリアA-1~A-5・・・に人がいるか否かを把握させるものである。
図1に示すように、照明システム1は、複数の照明装置10-1~10-6と、スイッチ装置20と、サーバ装置30と、端末装置40とを備える。なお、照明システム1では、例えば、照明装置10、スイッチ装置20、サーバ装置30および端末装置40は、ネットワークを介して接続されている。ネットワークは、例えば、インターネットである。なお、照明システム1が備える照明装置10は図示のような6台でなくてもよく、照明システム1は、1台以上の照明装置10を備えていればよい。
複数の照明装置10-1~10-6は、例えば、LED(Light Emitting Diode)照明機器である。複数の照明装置10-1~10-6は、それぞれ個別の制御アドレスを有する。複数の照明装置10-1~10-6は、それぞれ有する通信モジュールなどの通信部11(図2Aおよび図2B参照)によってネットワークと接続されている。なお、複数の照明装置10-1~10-6は、例えば、ゲートウェイ装置などを介してネットワークと接続されていてもよい。
スイッチ装置20は、照明装置10を制御(例えば、点灯および消灯)する場合にユーザによって操作される。スイッチ装置20は、照明装置10と同様、通信モジュールなどの通信部21によってネットワークと接続されている。なお、スイッチ装置20は、1つで複数の照明装置10-1~10-6に対応するものである。
サーバ装置30は、例えば、クラウドネットワーク上のWebサーバである。サーバ装置30は、照明装置10、スイッチ装置20および端末装置40とネットワークを介して通信を行うことができる。なお、サーバ装置30から照明装置10、スイッチ装置20および端末装置40に至るまでの通信経路は、有線であってもよいし、無線であってもよいし、有線および無線が混在していてもよい。なお、サーバ装置30は、建物Bに配設された管理サーバであってもよい(オンプレミス)。
端末装置40は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、携帯電話機、PDA(Personal Data Assistance)などである。
(スイッチ装置)
次に、図1を参照してスイッチ装置20の構成について説明する。スイッチ装置20は、上記したように、照明装置10を制御する場合にユーザによって操作される。スイッチ装置20は、照明装置10を点灯および消灯することが可能な構成である。なお、スイッチ装置20は、照明装置10の点灯および消灯の他、例えば、照明光の明るさ(光束、照度など)、色(色温度、色偏差、色彩など)、照明範囲などを変化させることが可能な構成であってもよい。
次に、図1を参照してスイッチ装置20の構成について説明する。スイッチ装置20は、上記したように、照明装置10を制御する場合にユーザによって操作される。スイッチ装置20は、照明装置10を点灯および消灯することが可能な構成である。なお、スイッチ装置20は、照明装置10の点灯および消灯の他、例えば、照明光の明るさ(光束、照度など)、色(色温度、色偏差、色彩など)、照明範囲などを変化させることが可能な構成であってもよい。
図1に示すように、スイッチ装置20は、通信部21と、操作部22とを備える。通信部21は、例えば、インターネットを介して、照明装置10との間でデータ通信を行う。通信部21は、上記したように、通信モジュールなどであり、インターネットに接続されている。なお、通信部21は、例えば、ゲートウェイ装置などを介してインターネットに接続されていてもよい。
操作部22は、照明装置10の照明部12の点灯および消灯(および照明光の調光、調色、照明範囲の変更など)を行う場合にユーザによって操作される部位である。
(照明装置)
次に、図2Aおよび図2Bを参照して実施形態に係る照明装置10の構成について説明する。図2Aおよび図2Bは、実施形態に係る照明装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。
次に、図2Aおよび図2Bを参照して実施形態に係る照明装置10の構成について説明する。図2Aおよび図2Bは、実施形態に係る照明装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。
照明装置10は、予め設定された後述する複数のエリアA-1~A-5・・・(図6参照)のそれぞれに少なくとも1つ設置される。照明装置10は、上記したように、例えば、LED照明機器であり、個別の制御アドレスを有する。
図2Aに示すように、照明装置10は、通信部11と、照明部12と、制御部13とを備える。通信部11は、インターネットを介して、他の装置との間でデータ通信を行う。通信部11は、上記したように、通信モジュールなどであり、インターネットに接続されている。なお、通信部11は、例えば、ゲートウェイ装置などを介してインターネットに接続されていてもよい。
照明部12は、照明光を発する光源であり、例えば、LEDなどの点光源であってもよいし、有機EL(Electro Luminescence)などの面光源であってもよい。照明部12は、照明装置10が複数のエリアA-1~A-5・・・に設置されることで、複数のエリアA-1~A-5・・・において照明光を発する。照明部12は、例えば、各エリアA-1~A-5・・・ごとに対応する分電盤から電力が供給される。なお、照明部12は、分電盤のブレーカを落とすことで、電力供給が遮断される。
制御部13は、制御部13は、ユーザによるスイッチ装置20の操作に基づいて照明部12を制御する。制御部13は、取得部131と、判定部132と、指示部133とを備える。取得部131は、サーバ装置30から情報を取得する。サーバ装置30から取得する情報としては、各エリア-1~A-5・・・ごとの確認事項(確認事項情報)、および確認事項情報に対応する、ユーザが入力した確認情報である。
より具体的には、確認事項情報は、帰宅時の消灯などを行うユーザがチェックする、予め定められたチェックリストの情報である。また、確認情報は、帰宅時の消灯などを行うユーザがチェックリストに沿ってチェックしたチェック結果の情報である。
判定部132は、取得部131によって取得した確認情報が、確認事項情報を満たしているかなどの所定の条件を満たしているか否かを判定する。すなわち、判定部132は、チェックリストの項目がすべてチェック(確認)されているか否かを判定する。
指示部133は、判定部132による判定結果に基づいて、照明部12へと指示を送る。指示部133によって照明部12が制御される。
このように、制御部13は、サーバ装置30から確認事項情報および確認情報を取得し、取得した確認情報が所定の条件を満たしているか否かによって、照明部12への制御の可否を判断する。
なお、制御部13は、例えば、抵抗器やコンデンサなどの回路素子によって構成される制御回路である。また、制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などの電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路を備えている。
また、制御部13は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを記憶するための内部メモリを有し、内部メモリを用いて各処理を実行する。また、制御部13は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。
また、制御部13は、照明装置10に設けられず、例えば、スイッチ装置20に設けられてもよい。この場合、図2Bに示すように、照明装置10は、照明装置本体10aと、スイッチ装置20とを備える。照明装置本体10aは、通信部11と、照明部12とを備える。スイッチ装置20は、通信部21と、操作部22と、制御部13とを備える。
照明装置本体10aの通信部11およびスイッチ装置20の通信部21は通信可能であるため、スイッチ装置20の制御部13から照明部12を含む照明装置10の制御が可能となる。
(サーバ装置)
次に、図3を参照して実施形態に係るサーバ装置30の構成について説明する。図3は、実施形態に係るサーバ装置30の機能構成の一例を示すブロック図である。
次に、図3を参照して実施形態に係るサーバ装置30の構成について説明する。図3は、実施形態に係るサーバ装置30の機能構成の一例を示すブロック図である。
サーバ装置30は、エリアAの引き継ぎ項目である確認事項情報を管理する。図3に示すように、サーバ装置30は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを備える。通信部31は、インターネットを介して、他の装置との間でデータ通信を行う。通信部31は、例えば、NIC(Network Interface Card)である。通信部31は、端末装置40から送信される確認情報を受信する。また、通信部31は、予め記憶している確認事項情報、および端末装置40から受信した確認情報を照明装置10へと送信する。
記憶部32は、確認事項情報記憶部321と、確認情報記憶部322と、更新者情報記憶部323とを備える。確認事項情報記憶部321は、予め決められたチェックリストの情報である確認事項情報を記憶する。確認情報記憶部322は、通信部31によって受信した確認情報を記憶する。
更新者情報記憶部323は、確認情報を送信したユーザを更新者として、例えば、氏名(または、ID)や更新時間などの更新者情報を記憶する。また、更新者情報記憶部323は、最後(最新)の更新者から遡って数名(例えば、5名)分を記憶する。
なお、記憶部32は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの記憶装置である。また、記憶部32は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。また、記憶部32は、サーバ装置30で実行されるOS(Operating System)や各種プログラムを記憶する。また、記憶部32は、プログラムの実行で用いられる各種情報を記憶する。
制御部33は、サーバ装置30全体を制御する。なお、制御部33は、例えば、CPU、MPUなどの電子回路や、ASIC、FPGAなどの集積回路を備えている。また、制御部33は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを記憶するための内部メモリを有し、内部メモリを用いて各処理を実行する。また、制御部33は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。
なお、サーバ装置30では、例えば、所定の時間内に異なるユーザによって更新されることを規制している。この場合、例えば、ユーザの確認情報が後述する端末装置40の表示部44(図4参照)に反映されてから、次に送信したユーザの確認情報が表示部44に反映されるようになる。
(端末装置)
次に、図4を参照して実施形態に係る端末装置40の構成について説明する。図4は、実施形態に係る端末装置40の機能構成の一例を示すブロック図である。
次に、図4を参照して実施形態に係る端末装置40の構成について説明する。図4は、実施形態に係る端末装置40の機能構成の一例を示すブロック図である。
端末装置40は、例えば、ユーザがそれぞれ所有するスマートフォンであってもよい。この場合、ユーザは、各自のスマートフォンから確認情報を送信することができる。端末装置40は、通信部41と、記憶部42と、操作部43と、表示部44と、制御部45とを備える。
通信部41は、インターネットを介して、他の装置との間でデータ通信を行う。通信部41は、例えば、NICである。通信部41は、サーバ装置30と通信することで、サーバ装置30から確認事項情報を受信する。また、通信部41は、ユーザによって入力された、エリアAの引き継ぎ完了状況を示す確認情報をサーバ装置30へと送信する。
記憶部42は、通信部41によってサーバ装置30から受信した確認事項情報を記憶する。なお、記憶部42は、HDD、SSD、光ディスクなどの記憶装置である。また、記憶部32は、RAM、フラッシュメモリ、NVSRAMなどのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。また、記憶部42は、端末装置で実行されるOSや各種プログラムを記憶する。また、記憶部42は、プログラムの実行で用いられる各種情報を記憶する。
操作部43は、ユーザによる確認情報の入力操作や送信操作などを受け付ける。なお、操作部43は、端末装置40がスマートフォンなどの場合、例えば、タッチパネルである。また、操作部43は、端末装置40がPCなどの場合、例えば、マウスやキーボードである。
表示部44は、サーバ装置30からの確認事項情報、およびユーザによって入力される確認情報を表示する。表示部44は、端末装置40がスマートフォンなどの場合、例えば、タッチパネルである。また、表示部44は、端末装置40がPCなどの場合、例えば、ディスプレイである。
制御部45は、端末装置40全体を制御する。なお、制御部45は、例えば、CPU、MPUなどの電子回路や、ASIC、FPGAなどの集積回路を備えている。また、制御部45は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを記憶するための内部メモリを有し、内部メモリを用いて各処理を実行する。また、制御部45は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。
ここで、図5および図6を参照して端末装置40の表示部44における表示例について説明する。図5は、実施形態に係る端末装置40の表示部44における表示例を示す図である。図6は、建物B内に設定されたエリアA-1~A-5・・・の一例を示す図である。
図5に示すように、端末装置40(図1参照)の表示部44には、例えば、「引き継ぎ完了リスト」と題して、確認事項情報が表示される。また、表示部44には、ユーザによって入力された確認情報が表示される。
表示部44に表示された確認事項情報には、例えば、第1エリアA-1、第2エリアA-2、第3エリアA-3、第4エリアA-4、第5エリアA-5、・・・というように、各エリアA-1~A-5・・・ごとの項目がある。端末装置40は、サーバー装置30を参照して確認事項情報を表示する。例えば、端末装置40では、サーバー装置30が管理(保有)する確認事項情報をブラウジングして、表示部44に確認事項情報を表示する。このとき、端末装置40は確認事項情報を入手(ダウンロード)しないように構成されていてもよい。なお、端末装置40は、サーバー装置30から確認事項情報を入手(ダウンロード)して表示部44に確認事項情報を表示してもよい。
なお、図5に示す表示部44は、端末装置40がスマートフォンの場合の例である。このため、表示部44は、スマートフォンの表示画面、すなわち、タッチパネル画面であるとともに、操作部43の機能も有する。
また、表示部44には、各エリアA-1~A-5・・・に対応する操作部43として、状態切替スイッチ(オンオフスイッチ)が表示される。表示部44に表示されるオンオフスイッチの円形操作部43aは、図中左側にある状態がオン、すなわち、確認済み(入力済み)であり、図中右側にある状態がオフ、すなわち、未確認(未入力)である。
なお、確認済みとは、確認情報が所定の条件を満たしている状態である。より具体的には、帰宅するユーザが、例えば、普段業務を行っているエリアAの消灯を行い、現在入力操作を行っている自分以外には人がいないことを確認できた状態である。なお、この状態を「引き継ぎ完了」の状態という。
また、未確認とは、確認情報が所定の条件を満たしていない状態である。より具体的には、帰宅するユーザが、例えば、普段業務を行っていないエリアAなどで、自分以外に人がいないことを確認できていない状態である。なお、この状態を「引き継ぎ未完了」の状態という。
図5の表示例では、第2エリアA-2および第3エリアA-3が引き継ぎ未完了の状態である。この場合、図6に示すように、建物B内に設定された第2エリアA-2および第3エリアA-3には、入力操作を行っているユーザ以外に人(他のユーザ)がいる可能性がある。
なお、複数のエリアA-1~A-5・・・は、例えば、管理者などによって予め設定されている。また、複数のエリアA-1~A-5・・・は、例えば、同一のフロアで設定されてもよいし、別々のフロアで設定されてもよい。
また、各エリアA-1~A-5・・・の項目は、さらに細かく設定されてもよい。図5に示すように、第1エリアA-1の項目には、例えば、「窓」や「分電盤」の項目がある。「窓」の項目は、窓を施錠しているか否かの確認である。また、「分電盤」の項目は、例えば、実験室などの実験機器に向けて電力を供給する分電盤のブレーカを落としているか否かの確認である。これらの確認は、ユーザの目視によって行うが、例えば、センサを用いて行うことも可能である。
また、「窓」や「分電盤」の項目以外にも、例えば、ガスの元栓を閉めているか否かを確認する項目や、電気ポットを使用している場合は電気ポットのコンセントを抜いているか否かを確認する項目などが設定されてもよい。また、各エリアA-1~A-5・・・の項目には、各エリアA-1~A-5・・・のそれぞれに適合するような独自の項目が設定されてもよい。各エリアA-1~A-5・・・の項目をさらに細かく設定した場合、その細かく設定された項目の全てが確認済みになった場合に、そのエリアAは確認済みとなる。1つでも未確認の項目があった場合は、そのエリアAは未確認である。
(引き継ぎ処理の手順)
次に、図7を参照して照明装置10(制御部13)による引き継ぎ処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る照明装置10による引き継ぎ処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下の引き継ぎ処理は、複数のエリアA-1~A-5・・・のうち任意の1つのエリアAについての処理である。実際には、複数のエリアA-1~A-5・・・のすべてのエリアAについて以下の引き継ぎ処理を行う。
次に、図7を参照して照明装置10(制御部13)による引き継ぎ処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る照明装置10による引き継ぎ処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下の引き継ぎ処理は、複数のエリアA-1~A-5・・・のうち任意の1つのエリアAについての処理である。実際には、複数のエリアA-1~A-5・・・のすべてのエリアAについて以下の引き継ぎ処理を行う。
図7に示すように、照明装置10による引き継ぎ処理において、まず、制御部13は、サーバ装置30から確認事項情報を取得する(ステップS101)。また、制御部13は、サーバ装置30から確認情報を取得する(ステップS102)。
なお、制御部13は、確認事項情報を取得する処理(ステップS101)および確認情報を取得する処理(ステップS102)の順番を逆に行ってもよいし、確認事項情報を取得する処理(ステップS101)および確認情報を取得する処理(ステップS102)を同時に行ってもよい。
次いで、制御部13は、サーバ装置30から取得した確認事項情報および確認情報を比較して、確認情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する(ステップS103)。
制御部13は、ステップS103の処理において確認情報が所定の条件を満たしていると判定した場合(ステップS103:Yes)、照明部12への制御「可」と判断し、スイッチ装置20の操作部22に対して照明部12の消灯操作が検出されると(ステップS104)、照明部12を消灯する(ステップS104)。制御部13は、照明部12を消灯すると、引き継ぎ処理を終了する。
このように、ユーザは、消灯操作によって照明部12が消灯されたことで、このエリアAには人がいないことを把握することができ、引き継ぎ完了となる。
また、制御部13は、ステップS103の処理において確認情報が所定の条件を満たしていないと判定した場合(ステップS103:No)、照明部12への制御「否」と判断し、スイッチ装置20の操作部22に対して照明部12の消灯操作が検出されても(ステップS105)、照明部12を消灯しない(ステップS106)。制御部13は、照明部12を消灯しないでこのまま引き継ぎ処理を終了する。
このように、ユーザは、消灯操作によって照明部12が消灯されないことで、このエリアAには人がいることを把握することができ、この場合は引き継ぎ未完了となる。
そして、このような引き継ぎ処理を最後の一人となるユーザまで繰り返し行うことで、最終的にはすべてのエリアAについて引き継ぎ完了となるため、引き継ぎ忘れによる照明装置10の消し忘れなどを防ぐことができる。
なお、制御部13は、例えば、引き継ぎ処理を行った日の翌日の所定時刻(例えば、午前7時)になると、サーバ装置30に記憶されている確認情報をリセットするようにしてもよい。
また、この他、制御部13は、例えば、最後となったユーザが更新してから、例えば、所定時間(例えば、6時間)が経過すると、サーバ装置30に記憶されている確認情報をリセットするようにしてもよい。また、例えば、引き継ぎ処理を行った日の翌日の最初の出勤者が管理室などでフロアの鍵などを受け取る際、管理室などの担当者のリセット操作によってサーバ装置30に記憶されている確認情報がリセットされてもよい。
以上説明したように、実施形態に係る照明装置10は、照明部12と、制御部13とを具備する。照明部12は、予め設定された複数のエリアA(A-1~A-5・・・)のいずれかにおいて照明光を発する。制御部13は、ユーザの操作に基づいて照明部12を制御するとともに、端末装置40から送信される、サーバ装置30が管理する確認事項に対応する確認情報が所定の条件を満たしているか否かによって照明部12への制御の可否を判断する。
このような構成によれば、例えば、各エリアA-1~A-5・・・における所定の条件を満たしている場合においてのみユーザによる操作を受け付け、所定の条件を満たしていないエリアAにおいてはユーザによる操作を受け付けないという制御が可能となる。所定の条件を満たしていないエリアAにおいてユーザによる操作を受け付けない場合、ユーザは、あるエリアAにおける操作が受け付けられないことで、このエリアAが所定の条件を満たしていないことを把握することができる。すなわち、ユーザは、エリアA-1~A-5・・・ごとの現在の状況を容易に把握することができる。
また、実施形態に係る照明装置10において、制御部13は、確認情報が所定の条件を満たしていない場合、ユーザの操作が行われても照明部12の制御を行わない。
このような構成によれば、所定の条件を満たしていないエリアAにおいてはユーザによる操作を受け付けないため、ユーザは、このエリアAが所定の条件を満たしていないことを容易に把握することができる。
また、実施形態に係る照明システム1は、照明装置10と、サーバ装置30と、端末装置40と、制御部13とを具備する。照明装置10は、照明光を発する照明部12を備え、予め設定された複数のエリアA(A-1~A-5・・・)のそれぞれに設置される。サーバ装置30は、エリアAの引き継ぎ項目である確認事項を管理する。端末装置40は、サーバ装置30へエリアAの引き継ぎ完了状況を示す確認情報を送信する。制御部13は、確認事項に対応する確認情報が所定の条件を満たしているか否かによって照明部12への制御の可否を判断する。
このような構成によれば、例えば、各エリアA-1~A-5・・・における所定の条件を満たしている場合においてのみユーザによる操作を受け付け、所定の条件を満たしていないエリアAにおいてはユーザによる操作を受け付けないという制御が可能となる。所定の条件を満たしていないエリアAにおいてユーザによる操作を受け付けない場合、ユーザは、あるエリアAにおける操作が受け付けられないことで、このエリアAが所定の条件を満たしていないことを把握することができる。すなわち、ユーザは、エリアA-1~A-5・・・ごとの現在の状況を容易に把握することができる。
なお、上記した実施形態では、サーバ装置30の記憶部32(更新者情報記憶部323)において更新者情報が記憶される。更新者情報には、最後のユーザ(更新者)の氏名や更新時間の情報が記憶される。すなわち、サーバ装置30は、最後の更新者の帰宅時間を記憶する。このような情報を、過労を防止する観点から労働時間の低減を促すことに利用することも可能である。
例えば、サーバ装置30に記憶された、最後の更新者を含む更新者が、長時間残業しているようであれば、これらの更新者の次回の更新時(確認情報の入力操作時)に端末装置40の操作部43や表示部44を通常とは異なる色で表示するなど、更新者に対して注意を促すような表示とする。
また、複数の照明装置10がそれぞれ個別の制御アドレスを有するため、制御部13は、例えば、最後のユーザがいるエリアAから事務所に割り当てられたようなメインとなるエリアAまでのルートを、例えば、所定時間(最後のユーザがいたエリアAからメインとなるエリアAまで十分に到達可能な時間)照らすように点灯させてもよい。この場合、制御部13は、例えば、照明光の照度や照明範囲などを抑えた調光を行うことも可能である。また、このようなルート点灯をサーバ装置30側で制御してもよい。
また、例えば、分電盤のブレーカのように、センサを用いてオンオフが検出可能なものの場合、例えば、ユーザがブレーカを落とした後に他のユーザが業務を行うなどのためにブレーカを再度上げたなどで、サーバ装置30において管理されている情報とセンサからの検出結果とが一致しない場合がある。このような場合、例えば、端末装置40の表示部44にアラート表示させることで、ユーザに再度確認を促すことができる。なお、アラート表示には、例えば、オンオフスイッチなどの操作部43の円形操作部43aの色を通常とは異なる色に変更するなどの手段がある。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 照明システム
10 照明装置
12 照明部
13 制御部
30 サーバ装置
40 端末装置
43 操作部
A エリア
10 照明装置
12 照明部
13 制御部
30 サーバ装置
40 端末装置
43 操作部
A エリア
Claims (3)
- 予め設定された複数のエリアのいずれかにおいて照明光を発する照明部と;
ユーザの操作に基づいて前記照明部を制御するとともに、端末装置から送信される、サーバ装置が管理する確認事項に対応する確認情報が所定の条件を満たしているか否かによって前記照明部への制御の可否を判断する制御部と;
を具備する
照明装置。 - 前記制御部は、
前記確認情報が前記所定の条件を満たしていない場合、前記ユーザの操作が行われても前記照明部の制御を行わない
ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 照明光を発する照明部を備え、予め設定された複数のエリアのそれぞれに設置される照明装置と;
前記エリアの引き継ぎ項目である確認事項を管理するサーバ装置と;
前記サーバ装置へ前記エリアの引き継ぎ完了状況を示す確認情報を送信する端末装置と;
前記確認事項に対応する前記確認情報が所定の条件を満たしているか否かによって前記照明部への制御の可否を判断する制御部と;
を具備する
照明システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021045051A JP2022144158A (ja) | 2021-03-18 | 2021-03-18 | 照明装置および照明システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021045051A JP2022144158A (ja) | 2021-03-18 | 2021-03-18 | 照明装置および照明システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022144158A true JP2022144158A (ja) | 2022-10-03 |
Family
ID=83454815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021045051A Pending JP2022144158A (ja) | 2021-03-18 | 2021-03-18 | 照明装置および照明システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022144158A (ja) |
-
2021
- 2021-03-18 JP JP2021045051A patent/JP2022144158A/ja active Pending
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