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JP2022022829A - 燃料電池システム - Google Patents

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雅弘 今西
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Abstract

【課題】暖機時間を短縮した燃料電池システムを提供する。【解決手段】燃料電池システムにおいて、第1燃料電池10及び第1燃料電池10を冷却する冷媒を循環させる冷却系を含む第1システム1と、第2燃料電池20及び第2燃料電池20を冷却する冷媒を循環させる冷却系を含む第2システム2と、第1システムの冷却系と第2システム2の冷却系を連通させるバルブV31、V32を含む連通機構3と、バルブV31、V32を制御する制御装置100と、を備える。第1システムは、第2システムよりも冷媒に与える熱量が多くなるように構成されている。制御装置100は、冷間始動時にバルブV31、V32を開くことにより、第1燃料電池10から排出された冷媒の一部を、第2燃料電池20に供給する。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
互いに異なる温度帯出力特性を有する複数の燃料電池を備え、始動時に複数の燃料電池のうち、より低い温度側で効率的に発電する温度帯出力特性を有する燃料電池を選択して発電させる燃料電池システムがある(特許文献1参照)。
特開2006-302746号公報
より低い低温側で効率的に発電する温度出力特性を有する燃料電池の運転により温度上昇した冷媒が、一度冷却装置を経由したのちに、相対的に高い温度側で効率的に発電する温度出力特性を有する燃料電池に供給されるため、燃料電池の暖機時間を短縮させることが不十分となるおそれがある。
本発明は、暖機時間が短縮した燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的は、第1燃料電池、第1熱交換機、前記第1熱交換機から前記第1燃料電池に冷媒を供給する第1供給管、及び前記第1燃料電池から前記第1熱交換機に冷媒を排出する第1排出管、を含む第1システムと、第2燃料電池、第2熱交換機、前記第2熱交換機から前記第2燃料電池に冷媒を供給する第2供給管、及び前記第2燃料電池から前記第2熱交換機に冷媒を排出する第2排出管、を含む第2システムと、前記第1排出管と前記第2供給管とを連通する供給連通管、及び前記供給連通管を開閉するバルブ、を含む連通機構と、前記バルブを制御する制御装置と、を備え、前記第1システムは、前記第2システムよりも冷媒に与える熱量が多くなるように構成されており、前記制御装置は、冷間始動時に前記バルブを開くことにより、前記第1燃料電池から排出され前記第1熱交換機に供給される前の冷媒の一部を、前記第2燃料電池に供給する、燃料電池システムによって達成できる。
本発明によれば、暖機時間が短縮した燃料電池システムを提供できる。
図1は、燃料電池システムの概略構成図である。 図2は、ECUが実行する冷間始動時での制御の一例を示したフローチャートである。 図3は、冷媒の流通経路の説明図である。 図4は、冷媒の流通経路の説明図である。 図5は、冷媒の流通経路の説明図である。 図6は、冷媒の流通経路の説明図である。
[燃料電池システム1の概略構成]
図1は、燃料電池システムAの概略構成図である。燃料電池システムAは、例えば燃料電池自動車、電気自動車、ハイブリッド自動車などの車両に搭載されるが、車両以外の各種移動体(例えば、船舶や飛行機、ロボット等)や定置型電源にも適用可能である。燃料電池システムAは、FCスタック10を有するシステム1、FCスタック20を有するシステム2、詳しくは後述するがシステム1及び2の冷媒経路を連通する連通機構3、及びECU(Electronic Control Unit)100を含む。尚、図1には図示していないがシステム1は、FCスタック10及び20にそれぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスを供給する装置を備えている。
システム1は、FCスタック10、セルモニタM1、コンバータC1、排出管11、供給管12、バイパス管13、バルブV11~V13、温度センサS1、ラジエータR1、及びウォータポンプW/P1を含む。FCスタック10は、酸化剤ガスと燃料ガスの供給を受けて発電する燃料電池スタックであり、固体高分子電解質型の単セルを複数積層している。セルモニタM1は、FCスタック10の各セル毎の電圧を検出する。コンバータC1はFCスタック10の発電電圧を昇圧して車両の走行用のモータや補機に電力を供給する。排出管11は、FCスタック10からラジエータR1に冷媒を排出する。供給管12はラジエータR1からFCスタック10に冷媒を供給する。ラジエータR1は、ラジエータR1内を流れる冷媒とラジエータR1の外気との熱交換を促進させることにより冷媒の温度を低下させる熱交換器の一例である。また、冷媒がFCスタック10内を流れることによりFCスタック10を冷却することができる。
排出管11上には上流側から下流側に順に温度センサS1、バルブV11、及びバルブV12が設けられている。温度センサS1が排出管11のFCスタック10近傍に設けられているため、温度センサS1により検出された冷媒温度はFCスタック10の温度と相関する。供給管12上には上流側から下流側にヒーターH及びウォータポンプW/P1が設けられている。ウォータポンプW/P1が駆動することにより冷媒が所定の経路でFCスタック10内を循環する。バイパス管13は、冷媒がラジエータR1をバイパスするように、排出管11のバルブV11とバルブV12との間と、供給管12のラジエータR1とヒーターHとの間とに連通している。
同様に、システム2は、FCスタック20、セルモニタM2、コンバータC2、排出管21、供給管22、バイパス管23、バルブV21~V23、温度センサS2、ラジエータR2、及びウォータポンプW/P2を含む。FCスタック20は、酸化剤ガスと燃料ガスの供給を受けて発電する燃料電池スタックであり、固体高分子電解質型の単セルを複数積層している。セルモニタM2は、セルモニタM1よりも簡易に形成されており、具体的には、セルモニタM1が各セル毎の電圧を検出できるのに対して、セルモニタM2は複数枚のセル毎の電圧を検出できる。コンバータC2はFCスタック20の発電電圧を昇圧して車両の走行用のモータや補機に電力を供給する。排出管21は、FCスタック20からラジエータR2に冷媒を排出する。供給管22は、ラジエータR2からFCスタック20に冷媒を供給する。ラジエータR2は、ラジエータR2内を流れる冷媒とラジエータR2の外気との熱交換を促進させることにより冷媒の温度を低下させる熱交換器の一例である。また、冷媒がFCスタック20内を流れることによりFCスタック20を冷却することができる。
排出管21上には上流側から下流側の順に温度センサS2、及びバルブV22が設けられている。温度センサS2が排出管21のFCスタック20近傍に設けられているため、温度センサS2により検出された冷媒温度はFCスタック20の温度と相関する。供給管22上には上流側から下流側の順にバルブV21、及びウォータポンプW/P2が設けられている。ウォータポンプW/P2が駆動することにより冷媒が所定の経路でFCスタック20内を循環する。バイパス管23は、冷媒がラジエータR2をバイパスするように、排出管21の温度センサS2とバルブV22との間と、供給管22のラジエータR2とバルブV21との間とに連通している。
連通機構3は、供給連通管31、排出連通管32、バルブV31及びV32を含む。供給連通管31は、排出管11の温度センサS1とバルブV11との間と、供給管22のバルブV21とウォータポンプW/P2との間を連通する。排出連通管32は、排出管21の温度センサS2とバルブV22との間と、排出管11のバルブV11とバルブV12との間を連通する。バルブV31及びV32はそれぞれ供給連通管31及び排出連通管32上に設けられている。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含む。ECU100は、ウォータポンプW/P1及びW/P2の少なくとも一方を駆動しつつ、バルブV11~V13、V21~V23、V31、及びV32の開閉状態を制御することにより、冷媒を所望の経路を経てFCスタック10及び20に循環させることができる。また、ECU100は、コンバータC1及びC2のそれぞれの昇圧比を制御することによって、FCスタック10及び20のそれぞれの出力電圧を昇圧することができる。ECU100は、セルモニタM1からFCスタック10の単セル毎の電圧を取得でき、セルモニタM2からFCスタック20の複数の単セル毎の電圧を取得できる。また、ECU100は温度センサS1及びS2からそれぞれFCスタック10及び20から排出された冷媒の温度を取得できる。尚、ECU100は例えば車両のアクセル開度に応じて、FCスタック10及び20のそれぞれに供給される燃料ガスの流量及び酸化剤ガスの流量を調整することにより、FCスタック10及び20の発電電力を制御する。
[システム1とシステム2の相違点]
システム1のコンバータC1は、システム2のコンバータC2よりも暖機運転を急速に行うことができ、コンバータC1によりFCスタック10を急速暖機運転した場合のFCスタック10の単セル当たりの発熱量は、コンバータC2によりFCスタック20を暖機運転した場合のFCスタック20の単セル当たりの発熱量よりも大きい。また、FCスタック10の単セルの枚数は、FCスタック20の単セルの枚数と略同じである。このため、コンバータC1によるFCスタック10から冷媒に与えられる熱量は、コンバータC2によるFCスタック20から冷媒に与えられる熱量よりも大きい。従って、コンバータC1はコンバータC2よりも冷間始動時に適しているといえる。FCスタック10及び20の単セル枚数は同じである必要はなく、暖機運転により冷媒に与える熱量がFCスタック10の方がFCスタック20よりも大きければよい。尚、コンバータC1は、低温時での性能が保証された素子などの電子部品が用いられている。
システム1にはヒーターHが設けられているのに対してシステム2ではヒーターHは設けられていない。このため、ヒーターHの駆動時には、システム1の方がシステム2よりも冷媒に与える熱量が大きい。
FCスタック10ではアノード触媒として水電解触媒が用いられカソード触媒として白金触媒が用いられているのに対し、FCスタック20ではアノード触媒及びカソード触媒が共に白金触媒が用いられている。FCスタック10がアノード触媒として水電解触媒が用いられているため、水素欠乏時において触媒層の担体カーボンが酸化するよりも水の分解反応が優先され、これにより触媒の劣化が抑制される。ここで冷間始動時は、FCスタック10及び20のアノード流路内で液水が凍結している場合があり、この状態で燃料ガスをアノード流路内に供給すると、水素欠乏が生じる恐れがある。FCスタック10のようにアノード触媒として水電解触媒を採用しているため、FCスタック10の方がFCスタック20よりも水素欠乏が生じた場合の触媒の劣化が抑制される。従って、FCスタック10の方がFCスタック20よりも冷間始動に適しているといえるが、FCスタック10の単セルは、FCスタック20の単セルよりも製造コストが高い。尚、水電解触媒としては、例えば白金にルテニウムやイリジウムを混ぜた合金触媒が挙げられる。
上述したように、セルモニタM1はFCスタック10の単セル毎の電圧を検出でき、セルモニタM2はFCスタック20の複数の単セル毎の電圧を検出できる。また、セルモニタM1は、低温時での性能が保証されている素子が用いられており、更に負電圧を計測でき、また高速で電圧を計測できる。これに対してセルモニタM2は、低温時での性能はセルモニタM1と比べて保証されておらず、負電圧の計測や高速での計測も保証されていない。従って、セルモニタM1はセルモニタM2よりも製造コストが高い。
以上のように、システム1の方がシステム2よりも冷媒に与えることができる熱量が大きく冷間始動に適しているが、その分システム1の方がシステム2よりも製造コストが高い。但し、システム2についてもシステム1と同様に構成した場合よりは、本実施例のシステム1及び2全体の製造コストは低い。しかしながら、システム1のみが冷間始動に適しているため、システム2のFCスタック20が暖機時間は長くなるおそれがある。このため本実施例のECU100は、冷間始動時は以下のような制御を実行する。
[冷間始動時での制御]
次に、ECU100が実行する冷間始動時での制御について説明する。図2は、ECU100が実行する冷間始動時での制御の一例を示したフローチャートである。尚、この制御に関して図3~図6に示した冷媒の流通経路を参照しながら説明する。
最初に、冷間始動であるか否かが判定される(ステップS1)。具体的には、外気温センサや温度センサS1又はS2の温度が0度よりも低い温度を示している状態でイグニッションがオンにされてFCスタック10及び20の発電が開始された場合には、冷間始動であると判定される。ステップS1でNoの場合には本制御は終了する。
ステップS1でYesの場合には、バルブV11及びV13を開き、バルブV12、V31、及びV32を閉じ(ステップS2)、ウォータポンプW/P1を駆動する(ステップS3)。これにより、冷媒は図3の経路P1に従って流れる。即ち、システム1での冷媒はラジエータR1をバイパスしてFCスタック10を循環する。尚、この状態ではウォータポンプW/P2は停止しているため、バルブV21~V23の開閉状態はどのような状態であってもよい。
次にコンバータC1によりFCスタック10の急速暖機発電を開始しつつ、ヒーターHをオンに制御する(ステップS4)。急速暖機発電は、コンバータC1によりFCスタック10の出力電圧を低下させつつ、FCスタック10のカソード側の酸素濃度を低下させて低効率で発電を行うことにより、FCスタック10の発熱量を確保する発電である。急速暖機発電により、冷媒はFCスタック10内を流れる際に熱を受ける。また、ヒーターHにより冷媒は加熱される。従って、図3に示した経路P1に従って循環する間に冷媒の温度は短時間で上昇する。
次に温度センサS1により取得された冷媒温度T1が温度閾値α1よりも高いか否かが判定される(ステップS5)。ここで温度閾値α1は例えば0℃であるがこれに限定されず、0℃よりも所定のマージンだけ高い温度であってもよい。ステップS5でNoの場合には、再度ステップS2以降の処理が実行される。
ステップS5でYesの場合には、FCスタック10の暖機は完了したものとみなして、バルブV13、V23、V31、及びV32を開き、バルブV11、V12、V21、及びV22を閉じ(ステップS6)、ウォータポンプW/P2を駆動する(ステップS7)。これにより、図4に示すように冷媒は経路P2に従って流れる。即ち、暖機が完了したFCスタック10から排出された冷媒は、排出管11から供給連通管31を介して供給管22を流れて、暖機が未完了のFCスタック20を流れる。また、FCスタック20から排出管21に排出された冷媒は、ラジエータR2を流れることなく排出連通管32を流れ、ラジエータR1に流れることなくバイパス管13を流れて供給管12を介してFCスタック10へと再び流れる。このように、冷媒はラジエータR1及びR2で放熱することなく、既に暖気が完了しているFCスタック10やヒーターHからの熱を受け、このような冷媒がFCスタック20に供給されることにより、FCスタック20の暖機を比較的短時間で完了させることができる。
次に温度センサS2により取得された冷媒温度T2が温度閾値α2よりも高いか否かが判定される(ステップS8)。ここで温度閾値α2は例えば0℃であるがこれに限定されず、0℃よりも所定のマージンだけ高い温度であってもよい。また、温度閾値α2は温度閾値α1と同じ温度であっても異なる温度でもよい。ステップS8でNoの場合には、再度ステップS6以降の処理が実行される。
ステップS8でYesの場合、FCスタック20の暖機が完了したものとみなして、FCスタック10の急速暖機発電を停止しヒーターHをオフにし(ステップS9)、バルブV11、V13、V21、及びV23を開き、バルブV12、V22、V31、及びV32を閉じる(ステップS10)。これにより図5に示すようにシステム1側では経路P31に従って冷媒が流れ、システム2側では経路P32に従って冷媒が流れる。即ち、バルブV31及びV32が閉じることによりシステム1側とシステム2側とで冷媒が独立に循環し、バルブV12及びV22が閉じられることにより冷媒はラジエータR1及びR2をバイパスする。
次に冷媒温度T1が温度閾値β1よりも大きいか否かが判定され(ステップS11)、並列的に冷媒温度T2が温度閾値β2よりも大きいか否かが判定される(ステップS21)。温度閾値β1及びβ2のそれぞれは、温度閾値α1及びα2よりも高い温度であり、温度閾値β1と温度閾値β2は同じ温度であっても異なる温度であってもよい。温度閾値β1及びβ2は、例えば40℃~70℃内の温度である。ステップS11で及びS21でNoの場合には再度ステップS10が実行される。
ステップS11でYesの場合には、バルブV11及びV12が開き、バルブV13、V31、及びV32は閉じ(ステップS12)、FCスタック10は通常運転が実行されるが(ステップS13)、この際にステップS21でYesの場合には、バルブV21及びV22が開き、バルブV23、V31、及びV32が閉じ(ステップS22)、FCスタック20は通常運転が実行される(ステップS23)。これにより、図6に示すように冷媒は経路P41及びP42を流れ、システム1側及びシステム2側で冷媒がそれぞれラジエータR1及びR2を流れて冷媒と空気との熱交換が促進される。
ステップS11でYesであってステップS21でNoの場合には、ステップS10よりもステップS12が優先的に適用され、バルブV11及びV12が開きバルブV13、V31、及びV32が閉じつつ、バルブV21及びV23が開きバルブV22が閉じる。これにより、システム1側では冷媒はラジエータR1を流れシステム2側では冷媒はラジエータR2をバイパスする。ステップS11でNoであってステップS21でYesの場合には、ステップS10よりもステップS22が優先的に適用され、バルブV21及びV22が開きバルブV23、V31、及びV32が閉じつつ、バルブV11及びV13が開きバルブV12が閉じる。システム2側では冷媒はラジエータR2を流れシステム1側では冷媒はラジエータR1をバイパスする。
以上のように、冷間始動に適した構成をシステム1側にのみ設けて製造コストの増大を抑制しつつ、図4に示したようにシステム1側で温度が上昇した冷媒を利用してFCスタック20の暖機を行うことにより、FCスタック10及び20を早期に暖機させることができる。
[その他]
図4に示したように、冷媒がラジエータR1及びR2をバイパスして、ヒーターH、FCスタック10、及びFCスタック20を循環するようにバルブの開閉状態を制御することにより短時間で冷媒の温度が上昇するが、必ずしもこれに限定されない。例えば、バルブV12及びV22の少なくとも一方を開いて冷媒の一部がラジエータR1及びR2の少なくとも一方を流れるようにしてもよい。
ステップS4では、コンバータC1によるFCスタック10の急速暖機とヒーターHによる加熱により、システム1側の冷媒の温度の上昇を図ったが、コンバータC1によるFCスタック10の急速暖機とヒーターHによる加熱の何れか一方のみを実行してもよい。即ち、ヒーターHが設けられていない構成においてはコンバータC1によるFCスタック10の急速暖機を行い、ヒーターHが設けられており急速暖機が可能なコンバータC1が設けられていない構成においては、急速暖機を行わずにヒーターHによる加熱を行ってもよい。
上記実施例ではシステム1及び2をそれぞれ単一のECUにより制御したが、これに限定されずシステム1側を制御するECUとシステム2側を制御するECUが設けられ、この2つが互いに通信することにより燃料電池システムA全体を制御する構成であってもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
A 燃料電池システム
1、2 システム
10、20 FCスタック
C1、C2 コンバータ
M1、M2 セルモニタ
R1、R2 ラジエータ
W/P1、W/P2 ウォータポンプ
H ヒーター
3 連通機構
31 供給連通管
32 排出連通管
V11、V12、V13、V21、V22、V23、V31、V32 バルブ
100 ECU(制御装置)

Claims (1)

  1. 第1燃料電池、第1熱交換機、前記第1熱交換機から前記第1燃料電池に冷媒を供給する第1供給管、及び前記第1燃料電池から前記第1熱交換機に冷媒を排出する第1排出管、を含む第1システムと、
    第2燃料電池、第2熱交換機、前記第2熱交換機から前記第2燃料電池に冷媒を供給する第2供給管、及び前記第2燃料電池から前記第2熱交換機に冷媒を排出する第2排出管、を含む第2システムと、
    前記第1排出管と前記第2供給管とを連通する供給連通管、及び前記供給連通管を開閉するバルブ、を含む連通機構と、
    前記バルブを制御する制御装置と、を備え、
    前記第1システムは、前記第2システムよりも冷媒に与える熱量が多くなるように構成されており、
    前記制御装置は、冷間始動時に前記バルブを開くことにより、前記第1燃料電池から排出され前記第1熱交換機に供給される前の冷媒の一部を、前記第2燃料電池に供給する、燃料電池システム。
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