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JP2022001392A - 工作機械 - Google Patents

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JP2022001392A
JP2022001392A JP2020106854A JP2020106854A JP2022001392A JP 2022001392 A JP2022001392 A JP 2022001392A JP 2020106854 A JP2020106854 A JP 2020106854A JP 2020106854 A JP2020106854 A JP 2020106854A JP 2022001392 A JP2022001392 A JP 2022001392A
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blade portion
rotation position
rotation
machine tool
cutting
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JP2020106854A
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啓佑 澤田
Keisuke Sawada
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】円形ワークを切削加工する切削工具を有する工作機械において、故障を発生しにくくする。【解決手段】工作機械1は、主軸3と、切削工具5とを備えている。主軸3は、円形ワークWを保持して軸心O1の回りに回転可能な保持部7を有している。切削工具5は、主軸3の前側に配置され、主軸3の軸心O1に交差する回転中心O2の回りに回転する。切削工具5は、刃部11を有している。刃部11は、切削工具5が回転中心O2の回りに回転するときに、刃部11の周回軌跡C上に円形ワークWの被切削部が位置するように、配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、工作機械に関し、特に、円形ワークを切削加工する切削工具を有する工作機械に関する。
従来の工作機械は、縦旋盤において、加工軸を昇降運動させることにより、面取り工具を軸線方向に移動させて、ギアワークを面取り加工している。
また、特許文献1では、円筒状ワーク2の端部研削方法として、バイト6が往復動作して面取りする技術が開示されている。
特開平8−294801号公報
前述の工作機械では、加工軸の細かい昇降運動(往復動作)に起因して、加工軸のボールねじが故障しやすくなっていた。
本発明の目的は、円形ワークを切削加工する切削工具を有する工作機械において、故障を発生しにくくすることにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る工作機械は、主軸と、切削工具とを備えている。
主軸は、円形ワークを保持して軸心の回りに回転可能な保持部を有している。
切削工具は、主軸の前側に配置され、主軸の軸心に交差する回転中心の回りに回転する。
切削工具は、刃部を有している。
刃部は、切削工具が回転中心の回りに回転するときに、刃部の周回軌跡上に円形ワークの被切削部が位置するように、配置されている。
この工作機械では、切削工具が回転することで、円形ワークの被切削部を切削する。このように、従来とは異なり加工軸の昇降動作がないので、工作機械は故障しにくい。
円形ワークは内周ギア又は外周ギアを有していてもよい。
刃部は、二又形状であって、周回軌跡上を移動するときに内周ギア又は外周ギアのいずれか一つの歯の円周方向両側を切削してもよい。
この工作機械では、一回の切削動作によって一つの歯の円周方向両側が切削されるので、加工効率が良い。
刃部は、周回軌跡上を移動するときに内周ギア又は外周ギアのいずれか一つの歯の円周方向両側と同時に、当該歯の円周方向両側の歯の円周方向片側を切削してもよい。
この工作機械では、一回の切削動作によって一つの歯の円周方向両側及び当該歯の円周方向両側の歯の円周方向片側が切削されるので、加工効率が良い。
刃部は、主軸が回転停止しているときに円形ワークの被切削部を通過して切削してもよい。
この工作機械では、円形ワークが停止しているので、切削工具が円形ワークの被切削部を正確に切削できる。
主軸は、切削工具による円形ワークの加工と次の加工の間に、保持部を軸心の回りに所定角度回転させてもよい。
この工作機械では、切削工具が円形ワークを切削する前に、保持部によって、円形ワークの被切削部の位置がその前の切削加工のときの位置から回転方向に変更されている。したがって、円形ワークの周方向に沿って、切削加工が連続的に実行される。
刃部の周回軌跡は、刃部が円形ワークの被切削部を加工する前の第1回転位置と、刃部が円形ワークの被切削部を加工した後の第2回転位置とを含んでいてもよい。
刃部は、周回軌跡に沿って第1回転位置から第2回転位置に回転することで回転の途中に円形ワークの被切削部を切削し、周回軌跡に沿って第2回転位置から第1回転位置に切削動作と同じ回転方向に回転することで回転の後に次に被切削部を切削可能な状態になってもよい。
この工作機械では、切削工具の刃部は、第1回転位置から第2回転位置に回転することで切削加工を行い、次に第2回転位置から第1回転位置に回転することで切削可能な状態になる。切削工具はいずれの回転動作でも回転方向が同じであるので、全体の回転動作がスムーズになる。
刃部の第2回転位置から第1回転位置への回転は、刃部の第1回転位置から第2回転位置ヘの回転よりも高速であってもよい。
この工作機械では、切削加工を終了してから次の切削加工可能な状態までの時間が短くなる。
工作機械は、切削工具を回転する工具駆動機構をさらに備えていてもよい。
本発明に係る工作機械では、加工軸の昇降動作がないので、故障しにくい。
第1実施形態に係る工作機械の模式的斜視図。 工作機械の模式的正面図。 工作機械による切削加工を模式的に示す断面図。 図3の部分拡大図。 工作機械による切削加工を示す模式的部分平面図。 工作機械による切削加工を示す模式的部分平面図。 工作機械の制御構成を示すブロック図。 工作機械の切削加工制御動作を示すフローチャート。 第2実施形態に係る工作機械による切削加工を模式的に示す断面図。
1.第1実施形態
(1)基本構成
図1〜図6を用いて、工作機械1を説明する。図1は、第1実施形態に係る工作機械の模式的斜視図である。図2は、工作機械の模式的正面図である。図3は、工作機械による切削加工を模式的に示す断面図である。図4は、図3の部分拡大図である。図5及び図6は、工作機械による切削加工を示す模式的部分平面図である。
工作機械1は、円形ワークWを面取り加工する装置である。面取り加工は、ワークにおける端面と歯面との角部である歯形稜線部を面取りするものである。
円形ワークWは内周ギア21及び外周ギア23を有するギアワークであり、具体的には工作機械1は円形ワークWの内周ギア21を面取り加工する。なお、以下の説明では、内周ギア21の個々の歯を説明するときは、歯21Aとする。
さらに詳細には、円形ワークWは、図3及び図4に示すように、筒状部25とフランジ部27を有しており、内周ギア21は筒状部25の内周面に形成されたスプラインギアであり、外周ギア23はフランジ部27の外周面に形成されている。
工作機械1は、主軸3と、切削工具5とを備えている。
主軸3は、円形ワークWを回転するワーク回転装置である。主軸3は、保持部7を有している。保持部7は、円形ワークWを保持して軸心O1の回りに回転可能である。保持部7は、具体的には、円形ワークWの筒状部25の外周面(フランジ部27と反対側端部)を保持するチャック機構である。
切削工具5は、主軸3の前側に配置され、主軸3の軸心O1に交差する回転中心O2の回りに回転する。具体的には、工作機械1は、切削工具5を回転する工具駆動機構9をさらに備えている。工具駆動機構9は、具体的には、一般的な旋盤に設けられ回転工具(ドリル、エンドミル)によってワークを削る機構であり、工具駆動軸、それに直交して設けられ切削工具5を支持するドライブ軸、両者を伝動連結する伝達機構、工具駆動軸を回転させるモータ等を有している。
切削工具5は、刃部11を有している。刃部11は、図5及び図6に示すように、二又形状である。
刃部11は、図3に示すように、切削工具5が回転中心O2の回りに回転するときに、刃部11の周回軌跡C上に円形ワークWの被切削部W1(内周ギア21の一部、後述)が位置するように、配置されている。なお、第1実施形態では図3において切削工具5は時計回りに回転する。
詳細には、刃部11の周回軌跡Cは、刃部11が円形ワークWの被切削部W1を加工する前の第1回転位置C1と、刃部11が円形ワークWの被切削部W1を加工した後の第2回転位置C2とを含んでいる。
この工作機械1では、切削工具5が回転することで、刃部11が円形ワークWの被切削部W1を切削する。このように、従来とは異なり加工軸の昇降動作がないので、工作機械1は故障しにくい。
(2)制御構成
図7を用いて、工作機械1の制御構成を説明する。図7は、工作機械の制御構成を示すブロック図である。工作機械1は、コントローラ51を有している。
コントローラ51は、プロセッサ(例えば、CPU)と、記憶装置(例えば、ROM、RAM、HDD、SSDなど)と、各種インターフェース(例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェースなど)を有するコンピュータシステムである。コントローラ51は、記憶部(記憶装置の記憶領域の一部又は全部に対応)に保存されたプログラムを実行することで、各種制御動作を行う。
コントローラ51は、単一のプロセッサで構成されていてもよいが、各制御のために独立した複数のプロセッサから構成されていてもよい。
コントローラ51の各要素の機能は、一部又は全てが、制御部を構成するコンピュータシステムにて実行可能なプログラムとして実現されてもよい。その他、制御部の各要素の機能の一部は、カスタムICにより構成されていてもよい。
コントローラ51は、主軸3や工具駆動機構9に接続され、具体的にはそれらのモータを駆動可能である。
なお、コントローラ51には、図示しないが、円形ワークWの大きさ、形状及び位置検出するセンサ、各装置の状態を検出するためのセンサ及びスイッチ、並びに情報入力装置が接続されている。
(3)切削動作
図8を用いて、切削加工制御動作を説明する。図8は、工作機械の切削加工制御動作を示すフローチャートである。
(3−1)概略動作
切削工具5の刃部11が、第1回転位置C1から第2回転位置C2に回転することで、円形ワークWを切削加工する。その後に、保持部7が円形ワークWを所定角度回転することで、円形ワークWの次の被切削部W1の位置を刃部11の周回軌跡C上に配置する。上記の動作が繰り返されることで、切削加工が、円形ワークWの周方向に沿って、連続的に実行される。つまり、円形ワークWは間欠的に所定角度(1ピッチ分の角度)回転させられ、回転停止時に被切削部W1が切削工具5の刃部11によって切削加工される。
(3−2)詳細動作
以下に説明する制御フローチャートは例示であって、各ステップは必要に応じて省略及び入れ替え可能である。また、複数のステップが同時に実行されたり、一部又は全てが重なって実行されたりしてもよい。
さらに、制御フローチャートの各ブロックは、単一の制御動作とは限らず、複数のブロックで表現される複数の制御動作に置き換えることができる。
なお、各装置の動作は、制御部から各装置への指令の結果であり、これらはソフトウェア・アプリケーションの各ステップによって表現される。
ステップS1では、円形ワークWの内周ギア21の歯21Aが全て面取り加工されたか否かが判断される。具体的には、コントローラ51が上記判断を実行する。全て面取り加工されれば、プロセスは終了する。面取り加工されていない歯21Aがあれば、プロセスはステップS2に移行する。
ステップS2では、刃部11は、切削動作と同じ回転方向に周回軌跡Cに沿って移動し、つまり第2回転位置C2(加工後位置)から第1回転位置C1(加工前位置)に回転する。これにより、刃部11は、次に円形ワークWの被切削部W1を切削可能な状態になる。具体的には、コントローラ51が工具駆動機構9を制御することで上記動作を実行させる。なお、上記のように切削工具5はいずれの回転動作でも回転方向が同じであるので、全体の回転動作がスムーズになる。
なお、第2回転位置C2から第1回転位置C1への回転において、刃部11は、停止状態から加速、減速して停止状態に至る。また、第2回転位置C2から第1回転位置C1への回転角度は、例えば、270度である。
ステップS3では、図5及び図6に示すように、保持部7が円形ワークWを軸心O1の回りに所定角度回転させる。これにより、円形ワークWの次の被切削部W1が、刃部11の周回軌跡C上に位置する。このように、主軸3は、切削工具5による円形ワークWの加工と次の加工の間に、円形ワークWの次の被切削部W1を加工位置に移動させる。具体的には、コントローラ51が主軸3を制御して上記動作を実行させる。
なお、ステップS3はステップS2と同時に又は重複して実行されても良いし、ステップS2より先に実行されてもよい。
ステップS4では、刃部11は、周回軌跡Cに沿って第1回転位置C1(加工前位置)から第2回転位置C2(加工後位置)に回転することで、円形ワークWの被切削部W1を切削する。具体的には、コントローラ51が工具駆動機構9を制御することで、上記動作を実行させる。
なお、第1回転位置C1から第2回転位置C2への回転において、刃部11は、停止状態から加速、減速して停止状態に至る。また、第1回転位置C1から第2回転位置C2への回転角度は、例えば、90度である。
上記の切削動作(ステップS4)では、刃部11が円形ワークWの被切削部W1を通過して切削するときに、主軸3は回転停止している。したがって、切削工具5が円形ワークWの被切削部W1を正確に切削できる。
被切削部W1を具体的に説明する。上記の切削動作(ステップS4)では、刃部11は、周回軌跡C上を移動するときに内周ギア21のいずれか一つの歯21Aの円周方向両側を切削する。また、刃部11は、周回軌跡C上を移動するときに内周ギア21は前述の歯21Aと同時に、その円周方向両側の歯21Aの円周方向片側を切削する。この工作機械1では、切削工具5の一回の切削動作によって一つの歯21Aの円周方向両側及びその円周方向両側の歯21Aの円周方向片側が切削されるので、加工効率が良い。
上記の切削準備動作(ステップS2)における刃部11の第2回転位置C2から第1回転位置C1への回転は、刃部11の第1回転位置C1から第2回転位置C2ヘの回転よりも高速である。したがって、切削加工を終了してから次の切削加工可能な状態までの時間が短くなる。
2.第2実施形態
第1実施形態では円形ワークの内周ギアが面取り加工されていたが、外周ギアが面取り加工されてもよい。
図9を用いて、そのような実施例を第2実施形態として説明する。図9は、第2実施形態に係る工作機械による切削加工を模式的に示す断面図である。
なお、第2実施形態の基本的構造及び動作は第1実施形態と同じであるので、異なる点を中心に説明する。
円形ワークWは内周ギア21及び外周ギア23を有するギアワークであり、具体的には工作機械1は円形ワークWの外周ギア23を面取り加工する。
刃部11は、切削工具5が回転中心O2の回りに回転するときに、刃部11の周回軌跡C上に円形ワークWの被切削部W1(外周ギア23の一部)が位置するように、配置されている。なお、第2実施形態では図9において切削工具5は反時計回りに回転する。
詳細には、刃部11の周回軌跡Cは、刃部11が円形ワークWの被切削部W1を加工する前の第1回転位置C1と、刃部11が円形ワークWの被切削部W1を加工した後の第2回転位置C2とを含んでいる。
この工作機械1では、切削工具5が回転することで、円形ワークWの被切削部W1を切削する。このように、従来とは異なり加工軸の昇降動作がないので、工作機械1は故障しにくい。
切削工具5の刃部11は、第1回転位置C1から第2回転位置C2に回転することで、円形ワークWを切削加工する。その後、保持部7は、円形ワークWを所定角度回転させることで、円形ワークWの次の被切削部W1の位置を刃部11の周回軌跡C上に配置する。上記の動作が繰り返されることで、切削加工が、円形ワークWの周方向に沿って、連続的に実行される。つまり、円形ワークWは間欠的に所定角度(1ピッチ分の角度)回転させられ、回転停止時に被切削部W1が切削工具5の刃部11によって切削加工される。
詳細に説明すれば、刃部11は、切削動作と同じ回転方向に周回軌跡Cに沿って移動し、つまり第2回転位置C2(加工後位置)から第1回転位置C1(加工前位置)に回転する。これにより、刃部11は、次に円形ワークWの被切削部W1を切削可能な状態になる。なお、上記のように切削工具5はいずれの回転動作でも回転方向が同じであるので、全体の回転動作がスムーズになる。
次に、保持部7が円形ワークWを軸心O1の回りに所定角度回転させる。これにより、円形ワークWの次の被切削部W1が、刃部11の周回軌跡C上に位置する。このように、主軸3は、切削工具5による円形ワークWの加工と次の加工の間に、円形ワークWの次の被切削部W1を加工位置に移動させる。
次に、刃部11は、周回軌跡Cに沿って第1回転位置C1(加工前位置)から第2回転位置C2(加工後位置)に回転することで、円形ワークWの被切削部W1を切削する。
上記の切削動作では、刃部11が円形ワークWの被切削部W1を通過して切削するときに、主軸3は回転停止している。したがって、切削工具5が円形ワークWの被切削部W1を正確に切削できる。
3.実施形態の共通事項
第1実施形態及び第2実施形態は下記の点が共通である。
工作機械(例えば、工作機械1)は、主軸と、切削工具とを備えている。
主軸(例えば、主軸3)は、円形ワーク(例えば、円形ワークW)を保持して軸心(例えば、軸心O1)の回りに回転可能な保持部(例えば、保持部7)を有している。
切削工具(例えば、切削工具5)は、主軸の前側に配置され、主軸の軸心に交差する回転中心(例えば、回転中心O2)の回りに回転する。
切削工具は、刃部(例えば、刃部11)を有している。
刃部は、切削工具が回転中心の回りに回転するときに、刃部の周回軌跡(例えば、周回軌跡C)上に円形ワークの被切削部(例えば、被切削部W1)が位置するように、配置されている。
この工作機械では、切削工具が回転することで、円形ワークの被切削部を切削する。このように、従来とは異なり加工軸の昇降動作がないので、工作機械は故障しにくい。
4.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
本発明は、バリや余肉を除去する装置にも適用可能である。
円形ワークの形状や種類は特に限定されない。円形ワークはギアでなくてもよい。
切削工具の刃部の形状は限定されない。刃部の形状は二又でなくてもよい。
切削工具の刃部は一つの歯の円周方向両側のみを切削してもよい。または、刃部は実施形態よりも多くの歯を一度に加工してもよい。
刃部の第1回転位置と第2回転位置との角度位置関係は特に限定されない。
刃部は、円形ワークの位置決め後に切削できるタイミングが実現できれば良いので、第1回転位置や第2回転位置で停止しなくてもよいし、第1回転位置から第2回転位置への移動と第2回転位置から第1回転位置への移動の速度が同じでもよい。
本発明には、円形ワークを切削加工する切削工具を有する工作機械に広く適用できる。
1 :工作機械
3 :主軸
5 :切削工具
7 :保持部
9 :工具駆動機構
11 :刃部
21 :内周ギア
21A :歯
23 :外周ギア
51 :コントローラ
C :周回軌跡
C1 :第1回転位置
C2 :第2回転位置
O1 :軸心
O2 :回転中心
W :円形ワーク

Claims (8)

  1. 円形ワークを保持して軸心の回りに回転可能な保持部を有している主軸と、
    前記主軸の前側に配置され、前記主軸の前記軸心に交差する回転中心の回りに回転する切削工具と、を備え、
    前記切削工具は、刃部を有しており、
    前記刃部は、前記切削工具が前記回転中心の回りに回転するときに、前記刃部の周回軌跡上に前記円形ワークの被切削部が位置するように、配置されている、
    工作機械。
  2. 前記円形ワークは内周ギア又は外周ギアを有しており、
    前記刃部は、二又形状であって、前記周回軌跡上を移動するときに前記内周ギア又は前記外周ギアのいずれか一つの歯の円周方向両側を切削する、請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記刃部は、前記周回軌跡上を移動するときに前記内周ギア又は前記外周ギアのいずれか一つの歯の円周方向両側と同時に、当該歯の円周方向両側の歯の円周方向片側を切削する、請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記刃部は、前記主軸が回転停止しているときに前記円形ワークの前記被切削部を通過して切削する、請求項1〜3のいずれかに記載の工作機械。
  5. 前記主軸は、前記切削工具による前記円形ワークの加工と次の加工の間に、前記保持部を前記軸心の回りに所定角度回転させる、請求項4に記載の工作機械。
  6. 前記刃部の前記周回軌跡は、前記刃部が前記円形ワークの前記被切削部を加工する前の第1回転位置と、前記刃部が前記円形ワークの前記被切削部を加工した後の第2回転位置とを含んでおり、
    前記刃部は、前記周回軌跡に沿って前記第1回転位置から前記第2回転位置に回転することで前記円形ワークの前記被切削部を切削し、前記周回軌跡に沿って前記第2回転位置から前記第1回転位置に切削動作と同じ回転方向に回転することで次に前記被切削部を切削可能な状態になる、請求項4に記載の工作機械。
  7. 前記刃部の前記第2回転位置から前記第1回転位置への回転は、前記刃部の前記第1回転位置から前記第2回転位置ヘの回転よりも高速である、請求項6に記載の工作機械。
  8. 前記切削工具を回転する工具駆動機構をさらに備えている、請求項1〜7のいずれかに記載の工作機械。
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