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JP2022083766A - 装置管理システム、管理対象装置、管理対象実行方法及びプログラム - Google Patents

装置管理システム、管理対象装置、管理対象実行方法及びプログラム Download PDF

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JP2022083766A JP2020195288A JP2020195288A JP2022083766A JP 2022083766 A JP2022083766 A JP 2022083766A JP 2020195288 A JP2020195288 A JP 2020195288A JP 2020195288 A JP2020195288 A JP 2020195288A JP 2022083766 A JP2022083766 A JP 2022083766A
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Abstract

【課題】従来の技術では、MQTTプロトコルを利用した通信を行う場合、管理対象装置は、自装置に対する所定の処理を行うためのメッセージであるかを特定することが困難であり、自装置における所定の処理ができない。【解決手段】装置管理システム1における管理対象装置3の送受信部31は、仲介装置5がパブリッシュした処理トピックを受信し(ステップS125)、受信した処理トピックに自装置を識別する自装置識別情報が含まれている場合に、処理情報が示す処理内容を特定し(ステップS305)、特定した処理を実行する(ステップS306,S127)。【選択図】図1

Description

本発明は、装置管理システム、管理対象装置、管理対象実行方法及びプログラムに関する。
従来、機械同士が通信を介して情報をやり取りするM2M(Machine-to-Machine)や、家電、自動車等の多種多様な機械がインターネットに繋がり、お互いに情報をやり取りするIoT(Internet of Things)技術が既に知られている。また、M2MやIoTを実現するために、MQTT(Message Queueing Telemetry Transport)と呼ばれる通信プロトコルが知られている。MQTTの「Message Queueing」とは、送信側が送るデータをデータ領域に一旦保持しながら、受信側の処理が完了するのを待たずに次の処理へ移る方式をいい、「Telemetry Transport」とは、遠隔測定用の通信を意味する。すなわち、MQTTは、遠隔にあるセンサやデバイス等が収集したデータを、受信側の処理状況を気にせず効率よく送信することができるプロトコルとして利用されている。
一方で、MQTTプロトコルを利用したメッセージを送信するパブリッシャーとメッセージを受信するサブスクライバーとの間で配信されるメッセージにおいて、全てのサブスクライバーが同一のメッセージを処理することによる処理の分散を実現するために、優先度に応じた処理を実行する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、MQTTプロトコルを利用した通信を行う場合、自装置の情報を提供する管理対象装置は、管理対象装置に所定のメッセージを送信する通信端末からメッセージを受信しても、それが自装置に対する所定の処理を行うためのメッセージであるかを特定することが困難であり、自装置における所定の処理ができないという課題があった。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明は、自装置の装置情報を提供することにより管理される複数の管理対象装置と、前記装置情報のうち前記複数の管理対象装置のそれぞれの状態を示す各装置状態情報を所定の通信プロトコルを用いて受信可能な通信端末と、を有する装置管理システムであって、前記複数の管理対象装置のそれぞれは、当該複数の管理対象装置と前記通信端末とを仲介する仲介装置を介して前記通信端末が送信した、前記各装置状態情報に基づいて作成された前記複数の管理対象装置に対する所定の処理を表す処理情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記処理情報に前記自装置を識別する自装置識別情報が含まれている場合に、前記処理情報が示す前記所定の処理を実行する実行手段と、を有する、ことを特徴とする装置管理システムを提供する。
以上説明したように本発明によれば、管理対象装置は、通信端末からメッセージを受信した場合に自装置に対するメッセージであることを特定でき、そのメッセージに応じた所定の処理を実行することが可能になるという効果を奏する。
本実施形態に係る通信システムの一例を示す全体構成図である。 (A)はMQTTプロトコルに係るPublishメッセージングモデルの概念の一例を示す図、(B)はMQTTプロトコルに係るSubscribeメッセージングモデルの概念の一例を示す図である。 管理対象装置、仲介装置及び通信端末の間で行われるMQTTプロトコルを用いたメッセージングモデルの一例を示す図である。 本実施形態に係る管理対象装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る仲介装置及び通信端末のハードウエア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る通信システムの機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る通信システムの機能構成の一例を示す図である。 (A)は状態内容管理テーブルの一例を示す概念図、(B)は処理内容管理テーブルの一例を示す概念図、(C)は、結果内容管理テーブルの一例を示す概念図である。 (A)は状態内容管理テーブルの一例を示す概念図、(B)は処理内容管理テーブルの一例を示す概念図、(C)は、結果内容管理テーブルの一例を示す概念図である。 (A)は状態内容管理テーブルの一例を示す概念図、(B)は処理内容管理テーブルの一例を示す概念図、(C)は、結果内容管理テーブルの一例を示す概念図である。 (A)は装置種別管理テーブルの一例を示す概念図、(B)は装置識別情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 通信システムにおける事前準備処理の一例を示すシーケンス図である。 通信端末における状態通知処理の画面表示までの一例を示すシーケンス図である。 管理対象装置における処理の実行までの一例を示すシーケンス図である。 通信端末における実行結果通知の画面表示までの一例を示すシーケンス図である。 通信端末における実行判断処理の一例を示すフローチャートである。 管理対象装置における実行判断処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は通信端末に表示される状態通知画面の一例を示す図、(B)は通信端末に表示される実行結果通知画面の一例を示す図、(C)は通信端末に表示される状態通知画面の他の一例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態について説明する。なお、図面の説明において重複する部分があれば、その説明を省略する。
〔通信システムの全体構成〕
本実施形態について、図1乃至図11を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る通信システムの一例を示す全体構成図である。図1に示す通信システム1は、複数の管理対象装置3、仲介装置5及び通信端末7を含む構成である。このとき、通信端末7は複数あってもよい。複数の管理対象装置3は、ファイアウォール105及び通信ネットワーク100を介して仲介装置5と通信可能に接続されている。また、通信端末7は、ファイアウォール106及び通信ネットワーク100を介して仲介装置5と通信可能に接続されている。ここで、通信ネットワーク100は、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。なお、通信ネットワーク100には、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、WiMAX(WorldwIDe Interoperability for Microwave Access)又はLTE(Long Term Evolution)等の無線通信によるネットワークが含まれてもよい。また、通信システム1は、複数の管理対象装置3と通信端末7とを含む装置管理システム9を有している。
<管理対象装置>
管理対象装置3は、装置の状態を提供し、与えられた処理内容を実行する装置であり、例えば、電子写真方式を利用した画像形成装置(MFP:Multi-Function Peripheral)、及びインクジェット方式を利用した画像形成装置、産業用印刷機、商用印刷機、等が含まれる。さらに、管理対象装置3は、パーソナルコンピュータ(PC)と接続して通信を行うインタラクティブホワイトボード(IWB:Interactive White Board)、テレビ会議システム(UCS:Unified Communication System)、プロジェクタ等の各種通信機器(装置)、車両等が含まれる。なお、管理対象装置3として車両を用いる場合は、通信ネットワーク100としてCAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)などの自動車用通信ネットワークが用いられる。
<仲介装置>
仲介装置5は、複数の管理対象装置3及び通信端末7を仲介する装置であり、後述するMQTT通信プロトコルにおいては、MQTTブローカとも呼ばれる。仲介装置5は、複数の管理対象装置3と通信ネットワーク100及びファイアウォール105を介して接続される。また、仲介装置5は、通信端末7と通信ネットワーク100及びファイアウォール106を介して接続される。
<通信端末>
通信端末7は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現される。通信端末7は、管理対象装置3の状態を示す装置状態情報を受信し、受信した装置状態情報に基づいた所定の処理を示す処理情報を、仲介装置5を介して送信し、管理対象装置3に実行させる。なお、通信端末7は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、ウエアラブルPC(サングラス型、腕時計型など)などの通信機能を有する通信端末であってもよい。つまり、通信端末は、ブラウザソフトウエア等のソフトウエアを動作させることが可能な端末が用いられる。
〔MQTTの基本仕様〕
本実施形態で用いられる通信プロトコルの一例としてのMQTT(Message Queue Telemetry Transport)は、後述するPublish及びSubscribeメッセージングモデルにより、非同期に一対多の通信が可能である。また、MQTTは、シンプルなプロトコル仕様のため、IoT(Internet of Things)、M2M(Machine to Machine)等の小メモリやネットワーク帯域幅が限られているような環境での利用に適している。
図2は、Publish及びSubscribeメッセージングモデルの概念の一例を示す図である。図2(A)は、MQTTプロトコルに係るPublishメッセージングモデルの概念の一例を示す図であり、メッセージを送る側とメッセージを受け取る側を共通してConsumerと呼ぶ。このCustomer(Subscriber))には、例えば、MFP、プロジェクタ、車両等がある。また、そのメッセージを中継するのが、MQTT Serverである。つまり、MQTT Serverは、メッセージを送る側とメッセージを受け取る側の間の仲介装置として機能する。
Publisherは、メッセージをMQTT Serverへ送るとき、送ったメッセージがどのSubscriberに届くのか、何台のSubscriberに届くのか、などは一切関知する必要がない。一方、Subscriberは、メッセージがどのPublisherから送られて来るのかを知ることなく、欲しいメッセージを受け取ることができる。このように、互いを関知しないPublisherとSubscribeとを繋ぐのがMQTT Serverである。
図2(B)は、MQTTプロトコルに係るSubscribeメッセージングモデルの概念の一例を示す図である。MQTT Serverは、Subscriberから、どのようなメッセージが欲しいのかを事前に教えてもらう。これをSubscribeという。MQTT Serverは、そのSubscribeされたときの情報をもとに、Publisherから配信されたメッセージを仕分けして、適切にSubscriberにメッセージを送信する。このPublisherからMQTT Serverにメッセージを配信すること、及びMQTT ServerからSubscriberにメッセージを配信することをPublishという。さらに、MQTT Serverが、メッセージを仕分けするときにキーとするのが、Topicと呼ばれるものである。MQTTのメッセージは、Topicを持つ。MQTT Serverは、このTopicにより仕分けを行い、メッセージを配信する。なお、図2(B)では、Publisherの一例としてスマートフォン等の携帯端末、Subscriberの一例として、上述したMFP、プロジェクタ、車両等が考えられる。図2(B)に示されているように、SubscriberとしてのMFP、プロジェクタ、車両等は、MQTT Serverに対してそれぞれの情報をSubscribeする。
<<メッセージとトピック>>
MQTTのメッセージは、「/」で区切られたTopicと呼ばれるものを持つ。Topicは、「/」区切りによって階層構造を表現する。例えば、次のような3種類のTopicがあるとする。
abc/def/ghi
(2)abc/def/jkl
(3)abc/mnop/qrst
このTopicで、メッセージの内容を表現する。あるMFPのファームウエアの更新状態を示すTopicは、例えば、status/MFP/FWupdateで表される。
図3は、管理対象装置、仲介装置及び通信端末の間で行われるMQTTプロトコルを用いたメッセージングモデルの一例を示す図である。図3に示されているように、管理対象装置3及び通信端末7は、仲介装置5に対してそれぞれのトピックをSubscribeする。ここで、管理対象装置3(1)、・・・3(n)のうち任意の管理対象装置を示す場合には、管理対象装置3と記載する。さらに、本実施形態における以降の説明では、便宜上、Subscribeを「サブスクライブ」、Publishを「パブリッシュ」、Topicを「トピック」と記載する。
図3における全ての管理対象装置3(1)‐3(n)は、仲介装置5が発行したクライアント証明書を持っており、外部のネットワークにある仲介装置5にアクセス可能である。また、複数の管理対象装置3それぞれに対して「名前」が登録されている。管理対象装置3は、管理対象装置3を管理する会社のサービスセンタ等から、アプリ・ファームの更新情報を受け取る。さらに、管理対象装置3は、自身の装置でエラーが発生した場合に、トピックをパブリッシュする(メッセージを送信する)。このときにパブリッシュされるトピックは、例えば、「mfps/機器の名前/notification」で示される内容である。
また、トピックは階層的に表現することが可能であり、ワイルドカード(#)を用いて「mfps/#」をサブスクライブする(メッセージを受信する)ように通信端末7に設定すれることができる。これにより、通信端末7は、全ての管理対象装置3からの全てのメッセージを受信(受け取る)ことができる。このようにすることで、管理対象装置3がサブスクライブするトピックを、例えば、「jobs/機器の名前/#」と指定すると、通信端末7は、jobsと自身の機器(装置)の名前が含まれているトピックの全てのメッセージを受け取ることができる。
また、通信端末7が管理対象装置3からの通知を受け取った後、特定の管理対象装置に対してファームウエアの更新をする等の指示を出す場合は、トピックを「jobs/機器の名前/指示ID/指示内容」としてパブリッシュする。このようにすることで、通信端末7は、特定の管理対象装置に対して指示を出すことができる。
通信端末7からの指示が完了した後、管理対象装置3は、トピックとして「mfps/機器の名前/jobs/指示ID/指示内容/結果」のメッセージを送信する。トピックに含まれる結果には、指示が成功したか否か等の情報が付与される。また、通信端末7は、指示IDの内容によって、どの指示が完了したかを判断することができる。
〔ハードウエア構成〕
<管理対象装置のハードウエア構成>
図4は、本実施形態に係る管理対象装置のハードウエア構成の一例を示す図である。管理対象装置3は、図4に示されているようにコントローラ310、近距離通信回路320、エンジン制御部330、操作パネル340、ネットワークI/F350を備えている。
これらのうち、コントローラ310は、コンピュータの主要部であるCPU301、システムメモリ(MEM-P)302、ノースブリッジ(NB)303、サウスブリッジ(SB)304、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)305、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)306、HDDコントローラ307及び記憶部であるHD309を有し、NB303とASIC305との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス311で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU301は、管理対象装置3の全体の動作を制御する。NB303は、CPU301と、MEM-P302、SB304及びAGPバス311とを接続するためのブリッジであり、MEM-P302に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P302は、コントローラ310の各機能を実現させるプログラム及びデータの格納用メモリであるROM302a、並びに、プログラム及びデータの展開用メモリ、印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM302bを含む。なお、RAM302bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録して提供されるようにしてもよい。さらに、RAM302bに記憶されているプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してインストールされたプログラム(アプリケーション)として提供されるようにしてもよい。
SB304は、NB303とPCIデバイス及び周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC305は、画像処理用のハードウエア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス311、PCIバス312、HDD307およびMEM-C306をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC305は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC305において所定の優先順位に従って各信号の駆動タイミングの調停を行うアービタ(Arbiter)、MEM-C306を制御するメモリコントローラ、ハードウエアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部331及びプリンタ部332との間でPCIバス312を介したデータ転送を行うPCIユニットを含む。なお、ASIC305には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースが接続されるようにしてもよい。
MEM-C306は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD309は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD309は、CPU301の制御にしたがってHD309に対するデータの読出し又は書込みを制御する。AGPバス311は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P302に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
近距離通信回路320は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路であり、近距離通信回路320には、近距離通信回路用アンテナ320aが備わっている。
更に、エンジン制御部330は、スキャナ部331及びプリンタ部332を含む。また、操作パネル340は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部340a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に係る条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等を含むキー入力部340bを備えている。コントローラ310は、管理対象装置3全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル540からの入力等を制御する。スキャナ部331又はプリンタ部332には、誤差拡散やガンマ(γ)変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、管理対象装置3は、操作パネル340のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F350は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路320及びネットワークI/F350は、PCIバス312を介して、ASIC305に電気的に接続されている。
なお、上記各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray Disc、SDカード、USBメモリ等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。例えば、管理対象装置3は、本発明に係るプログラムが実行されることで本発明に係る管理対象実行方法を実現する。
<仲介装置及び通信端末のハードウエア構成>
図5は、本実施形態に係る仲介装置及び通信端末のハードウエア構成の一例を示す図である。仲介装置5は、コンピュータによって構築されており、図5に示されているようにCPU501、ROM502、RAM503、HD(Hard Disk)504、HDDコントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514及びメディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、仲介装置5の全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読出し又は書込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像等の各種情報を表示する。ディスプレイ506は、表示部の一例である。なお、ディスプレイ506は、入力手段を備えたタッチパネルディスプレイであってもよい。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USBメモリ又はプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図5に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス又はデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択もしくは実行、処理対象の選択、又はカーソルの移動等を行う入力手段の一種である。なお、入力手段は、キーボード511およびポインティングデバイス512のみならず、タッチパネル又は音声入力装置等であってもよい。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R又はBlu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書込み(記憶)を制御する。
通信端末7は、コンピュータによって構築されており、図5に示されているように、CPU701、ROM702、RAM703、HD(Hard Disk)704、HDDコントローラ705、ディスプレイ706、外部機器接続I/F708、ネットワークI/F709、バスライン710、キーボード711、ポインティングデバイス712、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ714、メディアI/F716、音入出力I/F717、マイク718及びスピーカ719を備えている。このうち、CPU701、ROM702、RAM703、HD(Hard Disk)704、HDDコントローラ705、ディスプレイ706、外部機器接続I/F708、ネットワークI/F709、バスライン710、キーボード711、ポインティングデバイス712、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ714は、仲介装置5の各構成要素と同様の構成であるため、各ハードウエア構成の説明を省略する。
マイク718は、音声(音信号)を入力する内蔵型の集音手段の一種である。スピーカ719は、音声(音信号)を出力する音声出力手段の一種である。音入出力I/F717は、CPU701の制御に従ってマイク718およびスピーカ719との間で音信号の入出力を処理する回路である。
なお、上記各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray Disc、SDカード、USBメモリ等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。
〔通信システムの機能構成〕
次に、図6乃至図11を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、本実施形態に係る通信システムの機能構成の一例を示す図である。
<管理対象装置の機能構成>
図6に示されているように、管理対象装置3は、送受信部31、検知部32、取得部33、作成部34、判断部35、実行部36、処理管理部37及び記憶・読出部39を有する。これら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、ROM302及びHD309うち少なくとも一方からRAM302bに展開された管理対象装置3用のプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、管理対象装置3は、図4に示されているROM302及びHD309のうち少なくとも一方により構築される記憶部3000を有している。
●状態内容管理テーブル●
図8(A)は、本実施形態に係る状態内容管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部3000には、図8(A)に示されているような状態内容管理テーブルによって構成された状態内容管理DB3001が構築されている。この状態内容管理テーブルでは、状態IDごとに管理対象装置3の状態を表す状態内容が関連付けられて記憶、管理されている。このうち、状態IDは、管理対象装置3の状態を示す状態識別情報である。また、状態内容には、例えば、ファームウエア更新、システムエラー、定期処理結果、使用状態・電力モードが含まれ、状態内容を示す情報が装置状態情報として扱われる。
●処理内容管理テーブル●
図8(B)は、本実施形態に係る処理内容管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部3000には、図8(B)に示されているような処理内容管理テーブルによって構成された処理内容管理DB3002が構築されている。この処理内容管理テーブルでは、処理IDごとに管理対象装置3で実行される処理内容が関連付けられて記憶、管理されている。このうち、処理IDは、管理対象装置3で実行される処理を示す処理識別情報である。処理内容には、例えば、ファームウエア更新、再起動、定期処理、電力モードへの移行・復帰が含まれ、処理内容を示す情報が装置処理情報として扱われる。。
●結果内容管理テーブル●
図8(C)は、本実施形態に係る結果内容管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部3000には、図8(C)に示されているような結果内容管理テーブルによって構成された結果内容管理DB3003が構築されている。この結果内容管理テーブルでは、結果IDごとに管理対象装置3で実行された各処理に対する結果(成否:成功又は失敗)が記憶、管理される。この結果IDは、管理対象装置3で実行された処理の結果を示す結果識別情報である。
上述した各種管理テーブルに加えて、記憶部3000には管理対象装置3の種別を示す装置種別情報、及び管理対象装置3を識別するための装置識別情報が記憶、管理される。本実施形態において、上述した状態ID(状態識別情報)、処理ID(処理識別情報)、結果ID(結果識別情報)、装置種別情報、及び装置識別情報のそれぞれは、管理対象装置3が提供する装置情報の一例である。
<<管理対象装置の各機能構成>>
次に、管理対象装置3の各機能構成について詳細に説明する。図6に示されている管理対象装置3の送受信部31は、主に、図4に示されている近距離通信回路320及びネットワークI/F350に対するCPU301の処理によって実現され、ファイアウォール105及び通信ネットワーク100を介して仲介装置5との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。本実施形態において、送受信部31は、送信手段及び受信手段のうち少なくとも一方として機能又は機能する手段を有する。
検知部32は、主に、図4に示されているCPU301の処理によって実現され、自装置内で実行されているプログラムの状態から、管理対象装置3で行われる各処理の開始要求等を検知する。本実施形態において、検知部32は、検知手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
取得部33は、主に、図4に示されているMEM-P302及びHDDコントローラ307のうち少なくとも一方に対するCPU301の処理によって実現され、上述した状態ID、後述する装置種別情報及び装置識別情報を取得する。さらに取得部33は、受信した処理トピックに含まれる各階層の文字列を取得する。本実施形態において、取得部33は、取得手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
作成部34は、主に、図4に示されているCPU301の処理によって実現され、仲介装置5に対してパブリッシュする際の状態トピック、及び管理対象装置3で実行された各処理に対する結果を含む結果トピックを作成する。本実施形態において、作成部34は、作成手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
判断部35は、主に、図4に示されているCPU301の処理によって実現され、管理対象装置3における各種判断を行う。本実施形態において、判断部35は、判断手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
実行部36は、主に、図4に示されているCPU301の処理によって実現され、管理対象装置3で実行される各種処理を実行する。各種処理には、上述した処理内容管理テーブル(処理内容管理DB3002、図8(B)参照)で管理されるファームウエア更新、再起動、定期処理、電力モードへの移行・復帰等が含まれる。本実施形態において、実行部36は、実行手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
処理管理部37は、主に、図4に示されているCPU301の処理によって実現され、管理対象装置3で実行された各種処理に対する結果を管理する。各種処理に対する結果は、上述した結果内容管理テーブル(結果内容管理DB3003、図8(C)参照)で管理される各処理に対する成否(成功又は失敗)である。また、処理管理部37は、実行部36に対して、特定した処理内容の実行を指示する。本実施形態において、処理管理部37は、処理管理手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
記憶・読出部39は、主に、図4に示されているCPU301の処理によって実現され、記憶部3000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部3000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。本実施形態において、記憶・読出部39は、記憶・読出手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
<仲介装置の機能構成>
図6に示されているように、仲介装置5は、送受信部51、状態管理部56、処理管理部57及び記憶・読出部59を有する。これら各機能部は、図5に示された各構成要素のいずれかが、ROM502及びHD504のうち少なくとも一方からRAM503に展開された仲介装置5用のプログラムに従ったCPU501からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、仲介装置5は、図5に示されているROM502及びHD504のうち少なくとも一方により構築される記憶部5000を有している。
●状態内容管理テーブル●
図9(A)は、本実施形態に係る状態内容管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部5000には、図9(A)に示されているような状態内容管理テーブルによって構成された状態内容管理DB5001が構築されている。この状態内容管理テーブルでは、状態IDごとに管理対象装置3の状態を表す状態内容が関連付けられて記憶、管理されている。このうち、状態IDは、管理対象装置3の状態を示す状態識別情報であり、仲介装置5でも管理される。状態内容には、例えば、ファームウエア更新、システムエラー、定期処理結果、使用状態・電力モードが含まれる。
●処理内容管理テーブル●
図9(B)は、本実施形態に係る処理内容管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部5000には、図9(B)に示されているような処理内容管理テーブルによって構成された処理内容管理DB5002が構築されている。この処理内容管理テーブルでは、処理IDごとに管理対象装置3で実行される処理内容が関連付けられて記憶、管理されている。このうち、処理IDは、管理対象装置3で実行される処理を示す処理識別情報であり、仲介装置5でも管理される。また、処理内容には、例えば、ファームウエア更新、再起動、定期処理、電力モードへの移行・復帰が含まれる。
●結果内容管理テーブル●
図9(C)は、本実施形態に係る結果内容管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部5000には、図9(C)に示されているような結果内容管理テーブルによって構成された結果内容管理DB5003が構築されている。この結果内容管理テーブルでは、結果IDごとに管理対象装置3で実行された各処理に対する結果(成否:成功又は失敗)が記憶、管理される。この結果IDは、管理対象装置3で実行された処理の結果を示す結果識別情報であり、仲介装置5でも管理される。
<<仲介装置の各機能構成>>
次に、仲介装置5の各機能構成について詳細に説明する。図6に示されている仲介装置5の送受信部51は、主に、図5に示されている外部機器接続I/F508及びネットワークI/F509に対するCPU501の処理によって実現され、ファイアウォール105及び通信ネットワーク100を介して管理対象装置3との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。さらに、送受信部51は、ファイアウォール106及び通信ネットワーク100を介して通信端末7との間で各種データ(又は情報の送受信を行う。本実施形態において、送受信部51は、送信手段及び受信手段のうち少なくとも一方として機能又は機能する手段を有する。
状態管理部56は、主に、図5に示されているCPU501の処理によって実現され、管理対象装置3の状態、及び管理対象装置3で実行された各種処理に対する結果内容を管理する。管理対象装置3の状態とは、例えば、上述した状態内容管理テーブル(状態内容管理DB5001、図9(A)参照)で管理される管理対象装置3の各種状態である。また、各種処理に対する結果とは、例えば、上述した結果内容管理テーブル(結果内容管理DB5003、図9(C)参照)で管理される各処理に対する成否(成功又は失敗)である。本実施形態において、状態管理部56は、状態管理手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
処理管理部57は、主に、図5に示されているCPU501の処理によって実現され、管理対象装置3で実行される各種処理内容を管理する。処理内容には、上述したように、例えば、ファームウエア更新、再起動、定期処理、電力モードへの移行・復帰が含まれる。なお、状態管理部56と処理管理部57は、互いの機能を上述した範囲に限らない。例えば、状態管理部56が処理管理部57で実行する処理を担ってもよいし、処理管理部57が状態管理部56で実行する処理を担ってもよい。さらに、状態管理部56と処理管理部57を一つの機能として実行するように機能構成を実現してもよい。本実施形態において、処理管理部57は、処理管理手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
記憶・読出部59は、主に、図5に示されているCPU501の処理によって実現され、記憶部5000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部5000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。本実施形態において、記憶・読出部59は、記憶・読出手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
<通信端末の機能構成>
図7に示されているように、通信端末7は、送受信部71、受付・取得部72、作成部73、表示制御部74、判断部75、状態管理部76、処理管理部77及び記憶・読出部79を有する。これら各機能部は、図5に示された各構成要素のいずれかが、ROM702及びHD704うち少なくとも一方からRAM703に展開された通信端末7用のプログラムに従ったCPU701からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、通信端末7は、図5に示されているROM702及びHD704のうち少なくとも一方により構築される記憶部7000を有している。
●状態内容管理テーブル●
図10(A)は、本実施形態に係る状態内容管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部7000には、図10(A)に示されているような状態内容管理テーブルによって構成された状態内容管理DB7001が構築されている。この状態内容管理テーブルでは、状態IDごとに管理対象装置3の状態を表す状態内容が関連付けられて記憶、管理されている。このうち、状態IDは、管理対象装置3の状態を示す状態識別情報であり、通信端末7でも管理される。状態内容には、例えば、ファームウエア更新、システムエラー、定期処理結果、使用状態・電力モードが含まれる。
●処理内容管理テーブル●
図10(B)は、本実施形態に係る処理内容管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部7000には、図10(B)に示されているような処理内容管理テーブルによって構成された処理内容管理DB7002が構築されている。この処理内容管理テーブルでは、処理IDごとに管理対象装置3で実行される処理内容が関連付けられて記憶、管理されている。このうち、処理IDは、管理対象装置3で実行される処理を示す処理識別情報であり、通信端末7でも管理される。また、処理内容には、例えば、ファームウエア更新、再起動、定期処理、電力モードへの移行・復帰が含まれる。
●結果内容管理テーブル●
図10(C)は、本実施形態に係る結果内容管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部7000には、図10(C)に示されているような結果内容管理テーブルによって構成された結果内容管理DB7003が構築されている。この結果内容管理テーブルでは、結果IDごとに管理対象装置3で実行された各処理に対する結果(成否:成功又は失敗)が記憶、管理される。この結果IDは、管理対象装置3で実行された処理の結果を示す結果識別情報であり、通信端末7でも管理される。
●装置種別管理テーブル●
図11(A)は、本実施形態に係る装置種別管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部7000には、図11(A)に示されているような装置種別管理テーブルによって構成された装置種別管理DB7004が構築されている。この装置種別管理テーブルでは、装置種別に係る情報として、例えば「MFP」が記憶、管理される。但し、記憶、管理される装置種別に係る情報(装置種別情報)は、「MFP」に限らない。
●装置識別情報管理テーブル●
図11(B)は、本実施形態に係る装置識別情報管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部7000には、図11(B)に示されているような装置識別情報管理テーブルによって構成された装置識別情報管理DB7005が構築されている。この装置識別情報管理テーブルでは、装置識別情報として、例えば「MFP001」が記憶、管理される。但し、記憶、管理される装置識別情報は、「MFP001」に限らない。
<<通信端末の各機能構成>>
次に、通信端末7の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されている管理対象装置3の送受信部71は、主に、図5に示されている外部機器接続I/F708及びネットワークI/F709に対するCPU701の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して、通信端末7との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。さらに、送受信部71は、ファイアウォール106及び通信ネットワーク100を介して仲介装置5との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。本実施形態において、送受信部71は、送信手段及び受信手段のうち少なくとも一方の一例として機能又は機能する手段を有する。
受付・取得部72は、主に、図5に示されているポインティングデバイス712に対するCPU701の処理によって実現され、通信端末7のディスプレイ706に対する利用者の操作を受け付ける。また、受付・取得部72は、後述する仲介装置5が通信端末7に対してパブリッシュした状態トピックに含まれる所定の階層の文字列を取得する。本実施形態において、受付・取得部72は、受付・取得手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
作成部73は、主に、図5に示されているCPU701の処理によって実現され、状態内容管理テーブル(状態内容管理DB7001、図10(C)参照)で管理される状態内容と一致する処理内容(例えば、、管理対象装置3で実行される「ファームウエア更新」)に係る処理トピックを作成する。さらに、作成部73は、通信端末7のディスプレイ706に表示させる状態通知画面、実行結果通知画面を作成する。本実施形態において、作成部73は、作成手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
表示制御部74は、主に、図5に示されているCPU701の処理によって実現され、ディスプレイ706に、各種データ(情報)を表示させる。本実施形態において、表示制御部74は、表示制御手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
判断部75は、主に、図5に示されているCPU701の処理によって実現され、通信端末7における各種判断を行う。本実施形態において、判断部75は、判断手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
状態管理部76は、主に、図5に示されているCPU701の処理によって実現され、管理対象装置3の状態、及び管理対象装置3で実行された各種処理に対する結果を管理する。管理対象装置3の状態は、上述した状態内容管理テーブル(状態内容管理DB7001、図10(A)参照)で管理される管理対象装置3の各種状態である。また、各種処理に対する結果は、上述した結果内容管理テーブル(結果内容管理DB7003、図10(C)参照)で管理される各処理に対する成否(成功又は失敗)である。さらに、状態管理部76は、上述した装置種別管理テーブル(装置種別管理DB7004、図11(A)参照)で管理される装置種別情報、及び装置識別情報管理テーブル(装置識別情報管理DB7005、図11(B)参照)で管理される装置識別情報をそれぞれ管理する。但し、装置種別情報及び装置識別情報は、次に説明する処理管理部77によって管理されてもよい。本実施形態において、状態管理部76は、状態管理手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
処理管理部77は、主に、図7に示されているCPU701の処理によって実現され、管理対象装置3で実行される各種処理内容を管理する。処理内容には、上述したように、例えば、ファームウエア更新、再起動、定期処理、電力モードへの移行・復帰が含まれる。なお、状態管理部76と処理管理部77は、互いの機能を上述した範囲に限らない。例えば、状態管理部76が処理管理部77で実行する処理を担ってもよいし、処理管理部77が状態管理部76で実行する処理を担ってもよい。さらに、状態管理部76と処理管理部77を一つの機能として実行するように機能構成を実現してもよい。本実施形態において、処理管理部77は、処理管理手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
記憶・読出部79は、主に、図5に示されているCPU701の処理によって実現され、記憶部7000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部7000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。本実施形態において、記憶・読出部79は、記憶・読出手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
〔実施形態の処理又は動作〕
次に、図12乃至図18を用いて、本実施形態に係る通信システム1における各処理又は動作を説明する。
<事前準備>
図12は、管理対象装置、仲介装置及び通信端末の間で実行される事前準備の一例を示すシーケンス図である。図12に示されているように、まず、複数の管理対象装置3(1)の送受信部31は、仲介装置5に対してサブスクライブする(ステップS101)。これにより、仲介装置5の送受信部51は、管理対象装置3(1)から送信されたサブスクライブを受信する。このとき、サブスクライブされるトピックには、例えば、process/#で示される情報が含まれる。
さらに、管理対象装置3(n)の送受信部31は、仲介装置5に対してサブスクライブする(ステップS102)。これにより、仲介装置5の送受信部51は、管理対象装置3(n)から送信されたサブスクライブを受信する。このとき、サブスクライブされるトピックには、例えば、process/#で示される情報が含まれる。ここで、ステップS101及びS102でサブスクライブされるトピック(例えば、「process」)は、処理情報として示される処理内容を受信するための処理要求情報の一例である。なお、管理対象装置3(1)で実行されるステップS101及び管理対象装置3(n)で実行されるステップS102の各処理は、どちらの処理が先に実行されてもかまわない。また、以下、特に限定しない場合は、単に管理対象装置3と呼ぶ。
続いて、通信端末7(1)の送受信部71は、仲介装置5に対してサブスクライブする(ステップS103)。これにより、仲介装置5の送受信部51は、通信端末7(1)から送信されたサブスクライブを受信する。このとき、サブスクライブされるトピックには、例えば、status/MFP/#, 及びresult/MFP/#で示される情報が含まれる。
さらに、通信端末7(n)の送受信部71は、仲介装置5に対してサブスクライブする(ステップS104)。これにより、仲介装置5の送受信部51は、通信端末7(n)から送信されたサブスクライブを受信する。このとき、サブスクライブされるトピックには、例えば、status/IWB/#, 及びresult/IWB/#で示される情報が含まれる。なお、通信端末7(1)で実行されるステップS103及び通信端末7(n)で実行されるステップS104の各処理は、どちらの処理が先に実行されてもかまわない。また、以下、特に限定しない場合は、単に通信端末7と呼ぶ。
<トピックの一例>
本実施形態では、トピックの一例として、以下の内容を用いることとする。
・status/装置種別情報/装置識別情報/状態ID
・process/装置識別情報/処理ID
・result/装置種別情報/装置識別情報/結果ID
このとき、最初の文字列であるstatus, process及びresultは、それぞれ第1階層のデータ(文字列)として扱われる。また、一つ目の「/」で区切られた後の文字列である装置種別情報及び装置識別情報は、それぞれ第2階層のデータ(文字列)として扱われる。さらに、二つ目の「/」で区切られた後の文字列である装置識別情報、処理ID及び装置識別情報は、それぞれ第3階層のデータ(文字列)として扱われる。さらに、三つ目の「/」で区切られた後の文字列である状態ID及び結果IDは、第4階層のデータ(文字列)として扱われる。
<状態トピックに係る処理>
図13は、通信端末における状態通知処理の画面表示までの一例を示すシーケンス図である。図13に示されているように、管理対象装置3の検知部32は、自装置内で実行されているプログラムの状態から、ファームウエア更新を検知する(ステップS111)。
続いて、取得部33は、ステップS111で検知したファームウエア更新で示される状態内容を検索キーとして状態内容管理テーブル(状態内容管理DB3001、図8(A)参照)を検索することにより、対応する状態ID(SID001)を取得する(ステップS112)。
さらに取得部33は、記憶部3000に記憶、管理されている装置種別情報及び装置識別情報を取得する(ステップS113)。
続いて、作成部34は、状態トピックを作成する(ステップS114)。ここで生成される状態トピックには、装置種別情報、装置識別情報及び状態IDが含まれる。
状態トピックを作成後、送受信部31は、仲介装置5に対して状態トピックをパブリッシュする(ステップS115)。これにより、仲介装置5の送受信部51は、管理対象装置3がパブリッシュした状態トピックを受信する。このとき、パブリッシュされた状態トピックは、例えば、「status/MFP/MFP001/SID001」である。
状態トピックを受信した仲介装置5の状態管理部56は、その状態トピックに含まれる状態ID(SID001)に対応する状態内容(例えば、ファームウエア更新)を状態内容管理テーブル(状態内容管理DB5001、図9(A)参照)に登録する(ステップS116)。なお、ステップS116の処理において、MQTTプロトコルの仕様に応じて状態トピックを状態内容管理テーブルに登録せず、そのまま通信端末7にパブリッシュするようにしてもよい。
続いて、仲介装置5の送受信部51は、ステップS115で受信した状態トピックを通信端末7に対してパブリッシュする(ステップS117)。これにより、通信端末7の送受信部71は、仲介装置5がパブリッシュした状態トピックを受信する。このとき、パブリッシュされた状態トピックは、例えば、「status/MFP/MFP001/SID001」である。ステップS117で受信された状態トピックに含まれる情報には、管理対象装置3の状態を表す装置状態情報が含まれる。
<<状態トピックに係る判断処理>>
続いて、通信端末7の判断部75は、処理の実行判断を行う(ステップS118)。図16は、通信端末における実行判断処理の一例を示すフローチャートである。図16に示されているように、通信端末の受付・取得部72は、ステップS116で受信した状態トピックに含まれる1階層の文字列を取得する(ステップS201)。
続いて、判断部75は、受付・取得部72によって取得された1階層の文字列が「status」であるか否かを判断する(ステップS202)。取得された1階層の文字列が「status」である場合(ステップS202;YES)、受付・取得部72は、2階層と3階層の文字列を取得し、装置種別情報及び装置識別情報を特定する(ステップS203)。
続いて、受付・取得部72は、4階層の文字列を取得し、状態管理部76と協働して取得した文字列を検索キーとして状態内容管理テーブル(状態内容管理DB7001、図10(A)参照)を検索することにより、対応する状態内容を特定する(ステップS204)。
続いて、作成部73は、ステップS203,S204で特定した装置種別情報、装置識別情報及び状態内容に基づいて状態通知画面を作成してこのフローを抜ける(ステップS205)。
<<結果トピックに係る判断処理>>
一方、受付・取得部72によって取得された1階層の文字列が「status」でない場合(ステップS202;NO)、判断部75は、さらに、受付・取得部72によって取得された1階層の文字列が「result」であるか否かを判断する(ステップS206)。受付・取得部72によって取得された1階層の文字列が「result」である場合(ステップS206;YES)、受付・取得部72は、2階層と3階層の文字列を取得し、装置種別情報及び装置識別情報を特定する(ステップS207)。
続いて、受付・取得部72は、4階層の文字列を取得し、状態管理部76と協働して取得した文字列を検索キーとして結果内容管理テーブル(結果内容管理DB7003、図10(C)参照)を検索することにより、対応する結果内容を特定する(ステップS208)。
続いて、作成部73は、ステップS207,S208で特定した装置種別情報、装置識別情報及び結果内容に基づいて状態通知画面を生成してこのフローを抜ける(ステップS209)。
さらに、受付・取得部72によって取得された1階層の文字列が「result」でない場合(ステップS206;NO)、すなわち、受付・取得部72によって取得された1階層の文字列が「status」でも「result」でない場合、作成部73は、エラー画面を作成してこのフローを抜ける(ステップS210)。
図13に戻り、通信端末7の表示制御部74は、通信端末7のディスプレイ706にそれぞれの状態に対応する通知画面を表示させる。ここで、図18(A)は、通信端末7に表示される状態通知画面の一例を示す図、図18(B)は、通信端末7に表示される実行結果通知画面の一例を示す図、図18(C)は、通信端末7に表示される状態通知画面の他の一例を示す図である。図18(A)に示されているように、状態通知画面7101は、上述したステップS205及びS118の処理により表示される画面の一例である。状態通知画面7101では、表示制御部74によって、状態を通知する管理対象装置としての装置種別:MFP、装置識別情報としての装置ID:MFP001、通知日時が表示される。状態通知画面7101では、さらに、表示制御部74によって、「ファームウエアの更新が検知されました。アップデートしますか?」という内容のメッセージが表示され、ファームウエアの更新を行うか否かを選択するための「しない」ボタン7102及び「する」ボタン7103が表示される。このとき、ファームウエアの更新を行うための「する」ボタン7102は、処理要求情報の一例としての「ファームウエア更新」に対応する更新処理の実行の選択を受け付ける実行選択受付手段の一例として機能又は機能する手段を有する。
ステップS117における処理の実行判断の後、通信端末7の表示制御部74は、ディスプレイ706に、状態通知画面の一例として、上述した図18(A)に示される状態通知画面7101を表示させる(ステップS119)。
<処理トピックに係る処理>
図14は、管理対象装置における処理の実行までの一例を示すシーケンス図である。まず、図18(A)に示された通信端末7の状態通知画面7101に対して、利用者がファームウエア更新を「する」ボタン7103を操作する。これにより、通信端末7の受付・取得部72は、利用者によって操作されたファームウエアの更新指示を受け付ける(ステップS121)。なお、本実施形態のステップS121ではファームウエアの更新指示を受け付けたが、状態内容管理テーブル(状態内容管理DB7001、図10(C)参照)で管理される状態内容であれば、その内容に制限は設けない。
続いて、処理管理部77は、ステップS112で受信した状態IDに対応する状態内容を検索キーとして処理内容管理テーブル(処理内容管理DB7002、図10(B)参照)を検索し、作成部73と協働して状態内容と一致する処理内容(この場合は、管理対象装置3で実行される「ファームウエア更新」)に係る処理トピックを作成する(ステップS122)。
作成部73によって処理トピックを作成した後、送受信部71は、仲介装置5に対して作成した処理トピックをパブリッシュ(送信)する(ステップS123)。これにより、仲介装置5の送受信部51は、通信端末7がパブリッシュした処理トピックを受信する。このとき、パブリッシュされた処理トピックは、例えば、「process/MFP001/PID001」である。
処理トピックを受信した仲介装置5の処理管理部57は、その処理トピックに含まれる処理ID(PID001)に対応する処理内容(例えば、ファームウエア更新)を処理内容管理テーブル(処理内容管理DB5002、図9(B)参照)に登録する(ステップS124)。なお、ステップS124の処理において、MQTTプロトコルの仕様に応じて、処理トピックを処理内容管理テーブルに登録せず、そのまま管理対象装置3にパブリッシュするようにしてもよい。
続いて、仲介装置5の送受信部51は、ステップS101,S102で仲介装置5に対してサブスクライブしたそれぞれの管理対象装置3に対して、ステップS123で受信した処理トピックをパブリッシュ(送信)する(ステップS125)。これにより、管理対象装置3の送受信部31は、仲介装置5がパブリッシュした処理トピックを受信する。ここで、送受信部31が受信した処理トピックに含まれるファームウエア更新などの処理内容は、複数の管理対象装置3に対して仲介装置5が送信した、所定の処理を表す処理情報の一例である。
<<処理トピックに係る判断処理>>
処理トピックを受信した管理対象装置3は、以下に示す処理の実行判断を行う(ステップS126)。図17は、管理対象装置における実行判断処理の一例を示すフローチャートである。図17に示されているように、取得部33は、受信した処理トピックに含まれる1階層の文字列を取得する(ステップS301)。この場合、取得される文字列は、「process」である。
続いて、判断部35は、取得部33によって取得された1階層の文字列が「process」であるか否かを判断する(ステップS302)。取得した1階層の文字列が「process」である場合(ステップS302;YES)、判断部35は、取得部33と協働して2階層の文字列を取得し、装置識別情報を特定する(ステップS303)。
続いて、判断部35は、取得部33によって取得されたトピックに含まれる装置識別情報と自身の管理対象装置3の記憶部3000に記憶、管理されている装置識別情報とが一致するか否かを判断する(ステップS304)。つまり、判断部35は、処理情報の一例として取得されたトピックに、自身の管理対象装置3(自装置)を識別する自装置識別情報が含まれているか否かを判断する。
特定した装置識別情報が自装置識別情報と一致する場合(ステップS304;YES)、判断部35は、取得部33と協働して3階層の文字列(例えば、PID001)を取得する。その後、判断部35は、取得した3階層の文字列(PID001)を検索キーとして処理内容管理テーブル(処理内容管理DB7002、図8(B)参照)を検索することにより、対応する処理内容(例えば、ファームウエア更新)を特定する(ステップS305)。
続いて、処理管理部37は、実行部36に対して、特定した処理内容の実行を指示してこのフローを抜ける(ステップS306)。
一方、取得した1階層の文字列が「process」でない場合(ステップS302;NO)、判断部35は、エラー処理を実行してこのフローを抜ける(ステップS307)。
図14に戻り、実行部36は、特定した処理又はエラー処理を実行する(ステップS127)。本実施形態では、特定した処理として、例えば、管理対象装置3のファームウエア更新が実行される。
<結果トピックに係る処理>
図15は、通信端末における実行結果通知の画面表示までの一例を示すシーケンス図である。まず、管理対象装置3の作成部34は、特定された処理を実行後、その処理結果としての結果トピックを作成する(ステップS131)。
続いて、送受信部31は、仲介装置5に対して、作成した結果トピックをパブリッシュ(送信)する(ステップS132)。これにより、仲介装置5の送受信部51は、管理対象装置3がパブリッシュした結果トピックを受信する。このとき、パブリッシュされた結果トピックは、例えば、「result/MFP/MFP001/RID001」である。
処理トピックを受信した仲介装置5の状態管理部56は、その結果トピックに含まれる結果ID(RID001)に対応する結果内容(成功)を結果内容管理テーブル(結果内容管理DB5003、図9(C)参照)に登録する(ステップS133)。なお、ステップS133の処理において、MQTTプロトコルの仕様に応じて、結果トピックを結果内容管理テーブルに登録せず、そのまま通信端末7にパブリッシュするようにしてもよい。
続いて、仲介装置5の送受信部51は、ステップS132で受信した結果トピックを通信端末7に対してパブリッシュする(ステップS134)。これにより、通信端末7の送受信部71は、仲介装置5がパブリッシュした結果トピックを受信する。このとき、パブリッシュされた結果トピックは、例えば、「result/MFP/MFP001/RID001」である。
続いて、通信端末7の判断部75は、処理の実行判断を行う(ステップS135)。ここで行われる処理の実行判断は、上述した図16のステップS206-S210までの処理に相当するため、ここでの説明を省略する。
ステップS134における処理の実行判断の後、通信端末7の表示制御部74は、ディスプレイ706に、実行結果通知を表す実行結果通知画面を表示させる(ステップS136)。実行結果通知の画面の一例として、表示制御部74は、上述した図18(B)又は(C)に示される状態通知画面7101又は7006を表示させる。
図18(B)に示されている実行結果通知画面7104は、上述したステップS209及びS135の処理で表示制御部74によって表示される画面の一例である。実行結果通知画面7104では、表示制御部74によって、状態通知画面7101と同様に、装置種別:MFP、装置ID:MFP001、通知日時が表示される。実行結果通知画面7104では、さらに、表示制御部74によって、「ファームウエアの更新が終了しました。」という内容のメッセージ、及びそのメッセージを確認したことを示す「OK」ボタン7105が表示される。
一方、図18(C)に示されている実行結果通知画面7106は、上述したステップS210及びS135の処理で表示制御部74によって表示される画面例である。実行結果通知画面7106では、表示制御部74によって、実行結果通知画面7104と同様に、装置種別:MFP、装置ID:MFP001、通知日時が表示される。実行結果通知画面7106では、さらに、表示制御部74によって、実行結果通知にエラーを表す内容が含まれている場合に、管理対象装置3が実行した処理を再実行(リトライ)させるか否かを選択させる選択ボタンが表示される。具体的には、表示制御部74は、「ファームウエアの更新が失敗しました。リトライしますか?」という内容のメッセージを実行結果通知画面7106に表示させ、ファームウエアの更新を再実行(リトライ)するか否かを選択させるための「キャンセル」ボタン7107及び「OK」ボタン7108を表示させる。このとき、ファームウエアの更新を再実行(リトライ)するための「OK」ボタン7108は、処理要求情報の一例としての「ファームウエア更新」に対応する更新処理の再実行(リトライ)の選択を受け付ける再実行選択受付手段の一例として機能又は機能する手段を有する。ここで、利用者によって「OK」ボタン7108が操作された場合、受付・取得部72は、利用者によって操作されたファームウエアの再実行指示としてのリトライ指示を受け付け(ステップS121)、ステップS121以降の処理を再開する。
〔実施形態の主な効果〕
以上説明したように本実施形態によれば、装置管理システム9における管理対象装置3の送受信部31は、仲介装置5がパブリッシュした処理トピックを受信し(ステップS125)、受信した処理トピックに自装置を識別する自装置識別情報が含まれている場合に、処理情報が示す処理内容を特定し(ステップS305)、特定した処理を実行する(ステップS306,S127)。これにより、管理対象装置3は、通信端末7からメッセージを受信した場合に自装置に対するメッセージであることを特定でき、そのメッセージに応じた所定の処理を実行することが可能になるという効果を奏する。
〔実施形態の補足〕
上述した実施形態において、状態内容、処理内容及び結果内容をはじめとする各例示は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において種々の変形、変更が可能である。
また、上述した実施形態に係る通信システム1において、ステップS101,S102の各処理を実行するにあたり、管理対象装置3と仲介装置5との間に別の装置等が含まれるような構成であってもよい。つまり、管理対象装置3の送受信部31がサブスクライブした情報を、別の装置等を介して仲介装置5の送受信部51が受信するような構成であってもよい。同様に、ステップS103,S104の各処理を実行するにあたり、通信端末7と仲介装置5との間に別の装置等が含まれるような構成であってもよい。つまり、通信端末7の送受信部71がサブスクライブ(送信)した情報を、別の装置等を介して仲介装置5の送受信部51が受信するような構成であってもよい。このような構成は、上述した他のシーケンス図における処理においても適用可能である。
さらに、上述した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウエアによって各機能を実行するようプログラミングされたデバイスを含むものとする。このデバイスとは、例えば、プロセッサ、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、SOC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)、及び従来の回路モジュール等をいう。
また、上述した実施形態の各種テーブルは、機械学習の学習効果によって生成されたものでもよく、関連付けられている各項目のデータを機械学習にて分類付けすることで、テーブルを使用しなくてもよい。ここで、機械学習とは、コンピュータに人のような学習能力を獲得させるための技術であり、コンピュータが、データ識別等の判断に必要なアルゴリズムを事前に取り込まれる学習データから自律的に生成、新たなデータについてこれを適用して予測を行う技術のことをいう。機械学習のための学習方法は、教師あり学習、教師なし学習、半教師学習、強化学習、深層学習のいずれかの方法でもよい、さらに、機械学習のための学習方法は、これらの学習方法を組み合わせた学習方法でもよく、機械学習のための学習方法は問わない。
1 通信システム
3 管理対象装置
5 仲介装置
7 通信端末
9 装置管理システム
31 送受信部(受信手段の一例、送信手段の一例)
35 判断部(判断手段の一例)
36 実行部(実行手段の一例)
71 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
74 表示制御部(表示制御手段の一例)
特開2019-160274号公報

Claims (12)

  1. 自装置の装置情報を提供することにより管理される複数の管理対象装置と、
    前記装置情報のうち前記複数の管理対象装置のそれぞれの状態を示す各装置状態情報を所定の通信プロトコルを用いて受信可能な通信端末と、を有する装置管理システムであって、
    前記複数の管理対象装置のそれぞれは、
    当該複数の管理対象装置と前記通信端末とを仲介する仲介装置を介して前記通信端末が送信した、前記各装置状態情報に基づいて作成された前記複数の管理対象装置に対する所定の処理を表す処理情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記処理情報に前記自装置を識別する自装置識別情報が含まれている場合に、前記処理情報が示す前記所定の処理を実行する実行手段と、を有する、
    ことを特徴とする装置管理システム。
  2. 請求項1に記載の装置管理システムであって、
    前記複数の管理対象装置のそれぞれは、
    前記仲介装置に対して、前記処理情報を受信するための処理要求情報を送信する送信手段を有し、
    前記受信手段は、前記送信手段によって送信された前記処理要求情報に基づいて前記通信端末が生成した前記処理情報を、前記仲介装置を介して受信する、
    ことを特徴とする装置管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の装置管理システムであって、
    前記複数の管理対象装置のそれぞれは、
    前記受信手段によって受信された前記処理情報に前記自装置識別情報が含まれているか否かを判断する判断手段を有する、
    ことを特徴とする装置管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の装置管理システムであって、
    前記通信端末は、
    前記仲介装置が送信した前記処理要求情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記処理要求情報に対応する処理の実行の選択を受け付ける実行選択受付手段と、
    前記処理の再実行の選択を受け付ける再実行選択受付手段と、を有する、
    ことを特徴とする装置管理システム。
  5. 請求項4に記載の装置管理システムであって、
    前記通信端末は、
    前記実行選択受付手段によって前記処理の実行が受け付けられた場合に、前記複数の管理対象装置のうち前記自装置識別情報を有する特定の管理対象装置が受信可能となるように前記処理情報を送信する送信手段を有する、
    ことを特徴とする装置管理システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の装置管理システムであって、
    前記通信端末は、
    前記管理対象装置が送信した前記各装置状態情報を前記受信手段によって受信した後、受信した前記各装置状態情報を表示手段に表示させる表示制御手段を有する、
    ことを特徴とする装置管理システム。
  7. 前記表示制御手段は、
    前記管理対象装置が実行した前記所定の処理の実行結果を表す実行結果通知を前記表示手段に表示させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置管理システム。
  8. 前記表示制御手段は、
    前記実行結果通知にエラーを表す内容が含まれている場合に、前記表示手段に、前記再実行選択受付手段を表示させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置管理システム。
  9. 前記所定のプロトコルとして、MQTTプロトコルが用いられることを特徴とする請求項1乃至8いずれか一項に記載の装置管理システム。
  10. 自装置の装置情報を提供することにより管理される複数の管理対象装置であって、
    前記装置情報のうち前記複数の管理対象装置のそれぞれの状態を示す各装置状態情報を所定の通信プロトコルを用いて受信可能な通信端末に送信する送信手段と、
    当該複数の管理対象装置と前記通信端末とを仲介する仲介装置を介して前記通信端末が送信した、前記各装置状態情報に基づいて作成された前記複数の管理対象装置に対する所定の処理を表す処理情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記処理情報に前記自装置を識別する自装置識別情報が含まれている場合に、前記処理情報が表す前記所定の処理を実行する実行手段と、を有する、
    ことを特徴とする管理対象装置。
  11. 自装置の装置情報を提供することにより管理される複数の管理対象装置が実行する管理対象実行方法であって、
    前記装置情報のうち前記複数の管理対象装置のそれぞれの状態を示す各装置状態情報を所定の通信プロトコルを用いて受信可能な通信端末に送信する送信ステップと、
    当該複数の管理対象装置と前記通信端末とを仲介する仲介装置を介して前記通信端末が送信した、前記各装置状態情報に基づいて作成された前記複数の管理対象装置に対する所定の処理を表す処理情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信された前記処理情報に前記自装置を識別する自装置識別情報が含まれている場合に、前記処理情報が表す前記所定の処理を実行する実行ステップと、含む処理を実行する、
    ことを特徴とする管理対象実行方法。
  12. コンピュータを、請求項10に記載の各手段として機能させるためのプログラム。
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