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JP2022072428A - 着脱可能な潤滑剤ユニット用の潤滑剤塗布装置 - Google Patents

着脱可能な潤滑剤ユニット用の潤滑剤塗布装置 Download PDF

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JP2022072428A JP2020181850A JP2020181850A JP2022072428A JP 2022072428 A JP2022072428 A JP 2022072428A JP 2020181850 A JP2020181850 A JP 2020181850A JP 2020181850 A JP2020181850 A JP 2020181850A JP 2022072428 A JP2022072428 A JP 2022072428A
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武志 内谷
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Abstract

【課題】潤滑塗布装置での固定潤滑剤の交換性を改善する。【解決手段】潤滑剤塗布装置80は、長手方向D1に延び、像担持体に潤滑剤を塗布するように配置される塗布ローラ81と、固形潤滑剤を保持する潤滑剤ユニット83及び前記塗布ローラを収容するハウジング82と、を備え、前記ハウジングは、前記長手方向から前記潤滑剤ユニットを着脱可能に構成されている。【選択図】図3

Description

画像形成システムには、クリーニングブレードによる像担持体の摩耗を抑制するために、像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を備えたものがある。このような潤滑剤塗布装置には、固形潤滑剤が付勢された塗布ローラにより、像担持体に潤滑剤を塗布するものがある。
図1は、本明細書に開示された種々の例を実施するために使用することができる例の画像形成装置の概略図である。 図2は、例の潤滑剤塗布装置を示す模式縦断面図である。 図3は、図2に示す潤滑剤塗布装置を示す模式横断面図である。 図4は、図2に示す潤滑剤塗布装置において、潤滑剤ユニットを抜き出した状態を示す斜視図である。 図5は、図2に示す潤滑剤塗布装置のハウジングを示す模式横断面図である。 図6は、図2に示す潤滑剤塗布装置の潤滑剤ユニットを示す分解斜視図である。 図7は、図2に示す潤滑剤塗布装置において固形潤滑剤が消費された状態を示す模式横断面図である。 図8は、図2に示す潤滑剤塗布装置において潤滑剤ユニットを抜き出している状態を示す模式横断面図である。 図9は、図2に示す潤滑剤塗布装置において潤滑剤ユニットを抜き出している状態を示す模式横断面図である。 図10は、図2に示す潤滑剤塗布装置において潤滑剤ユニットを抜き出している状態を示す模式横断面図である。 図11は、図2に示す潤滑剤塗布装置において新しい潤滑剤ユニットをセットしている状態を示す模式横断面図である。 図12は、図2に示す潤滑剤塗布装置において新しい潤滑剤ユニットをセットしている状態を示す模式横断面図である。 図13は、図2に示す潤滑剤塗布装置において新しい潤滑剤ユニットがセットされた状態を示す模式横断面図である。 図14は、例の外部容器装置を示す斜視図である。 図15は、図14に示すXV-XV線における断面図である。 図16は、図14に示す外部容器装置の引込ハンドルを示す斜視図である。 図17は、図14に示す外部容器装置により図2に示す潤滑剤塗布装置の潤滑剤ユニットを抜き出している状態を示す斜視図である。 図18は、図14に示す外部容器装置により図2に示す潤滑剤塗布装置の潤滑剤ユニットを抜き出している状態を示す斜視図である。 図19は、図2に示す潤滑剤塗布装置の現像剤ユニットが図14に示す外部容器装置の引き込みハンドルに取り付けられた状態を示す斜視図である。
潤滑剤塗布装置では、固形潤滑剤が消費されると、固形潤滑剤を交換する必要がある。しかしながら、潤滑剤塗布装置と像担持体とが感光体ユニットとしてユニット化されていると、固形潤滑剤を交換するためには、画像形成システムから像担持体ユニットを取り外して、像担持体ユニットを分解する必要がある。しかしながら、画像形成システムから像担持体ユニットを取り外して、像担持体ユニットを分解すると、作業者の作業工数が多くなるため、固形潤滑剤の交換コストが高くなる。また、像担持体の周囲に大量のトナーが付着していると、像担持体ユニットを分解した際に、大量のトナーが飛散する可能性もある。そこで、固形潤滑剤の交換コストを低減可能とするとともに、トナー飛散を抑制する。
例えば、例の潤滑剤塗布装置は、長手方向に延び、像担持体に潤滑剤を塗布するように配置される塗布ローラと、固形潤滑剤を保持する潤滑剤ユニット及び前記塗布ローラを収容するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前記長手方向から前記潤滑剤ユニットを着脱可能に構成されている。
また、例の画像形成システムは、表面に静電潜像が形成される像担持体と、前記静電潜像を現像する現像装置と、現像されたトナー像を用紙に転写する転写装置と、前記トナー像を前記用紙に定着する定着装置と、前記像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置と、を備え、前記潤滑剤塗布装置は、長手方向に延び、像担持体に潤滑剤を塗布するように配置される塗布ローラと、固形潤滑剤を保持する潤滑剤ユニット及び前記塗布ローラを収容するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前記長手方向から前記潤滑剤ユニットを着脱可能に構成されている。
以下、図面を参照して、例の画像形成システムについて説明する。画像形成システムは、プリンタ等の画像形成装置であってもよく、画像形成装置等に用いられる装置であってもよい。なお、図面に基づいて説明するにあたり、同一の要素又は同一の機能を有する類似する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
まず、画像形成装置の例の概略構成を説明する。図1は、例の画像形成装置1の概略図である。図1に示す画像形成装置1は、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの4色を用いてカラー画像を形成する装置である。画像形成装置1は、記録媒体である用紙3を搬送する搬送装置10と、表面(周面)に静電潜像が形成される像担持体20M,20Y,20C,20Kと、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置30M,30Y,30C,30Kと、トナー像を用紙3に転写する転写装置40と、トナー像を用紙3に定着する定着装置50と、用紙3を排出する排出装置60と、制御部70と、を備える。
搬送装置10は、画像が形成される記録媒体としての用紙3を搬送経路11上で搬送する。用紙3は、カセット12に積層されて収容され、給紙ローラ13によりピックアップされて搬送される。
像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれは、静電潜像担持体、感光体ドラム等とも呼ばれる。像担持体20Mは、マゼンタのトナー像を形成するための静電潜像を形成する。像担持体20Yは、イエローのトナー像を形成するための静電潜像を形成する。像担持体20Cは、シアンのトナー像を形成するための静電潜像を形成する。像担持体20Kは、ブラックのトナー像を形成するための静電潜像を形成する。像担持体20M,20Y,20C,20Kは、基本的に同じ構成をしている。このため、特に分けて説明する場合を除き、像担持体20Mを代表として説明する。
像担持体20Mの周上には、現像装置30Mと、帯電ローラ22Mと、露光ユニット23と、クリーニングユニット24Mと、が設けられている。像担持体20M、現像装置30M、帯電ローラ22M、露光ユニット23、及びクリーニングユニット24Mは、像担持体ユニット(不図示)としてユニット化されている。なお、像担持体20Y,20C,20Kのそれぞれの周上にも、像担持体20Mの周上と同様に、現像装置30Y,30C,30Kのそれぞれと、帯電ローラと、露光ユニット23と、クリーニングユニットと、が設けられており、それぞれ像担持体ユニットとしてユニット化されている。
帯電ローラ22Mは、像担持体20Mの表面を所定の電位に帯電させる帯電手段である。帯電ローラ22Mは、像担持体20Mの回転に追従して動く。露光ユニット23は、帯電ローラ22Mによって帯電した像担持体20Mの表面を、用紙3に形成する画像に応じて露光する。これにより、像担持体20Mの表面のうち露光ユニット23により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。クリーニングユニット24Mは、像担持体20M上に残存するトナーを回収する。クリーニングユニット24Mは、クリーニングブレード25と、潤滑剤塗布装置80と、を備えている(図2参照)。
現像装置30Mは、マゼンタのトナーが充填されているトナータンク21Mから供給されたトナーによって、像担持体20Mに形成された静電潜像を現像し、マゼンタのトナー像を形成する。現像装置30Yは、イエローのトナーが充填されているトナータンク21Yから供給されたトナーによって、像担持体20Yに形成された静電潜像を現像し、イエローのトナー像を形成する。現像装置30Cは、シアンのトナーが充填されているトナータンク21Cから供給されたトナーによって、像担持体20Cに形成された静電潜像を現像し、シアンのトナー像を形成する。現像装置30Kは、ブラックのトナーが充填されているトナータンク21Kから供給されたトナーによって、像担持体20Bに形成された静電潜像を現像し、ブラックのトナー像を形成する。現像装置30M,30Y,30C,30Kは、基本的に同じ構成をしている。このため、特に分けて説明する場合を除き、現像装置30Mを代表として説明する。
現像装置30Mは、トナーを像担持体20Mに担持させる現像ローラ31Mを備えている。現像装置30Mでは、現像剤として、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いる。つまり、現像装置30Mでは、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、さらに混合撹拌してトナーを分散させることで、最適な帯電量が付与された現像剤が調整される。現像装置30Mでは、この現像剤が現像ローラ31Mに担持させる。そして、現像ローラ31Mの回転により現像剤が像担持体20Mと対向する領域まで搬送されると、現像ローラ31Mに担持された現像剤のうちのトナーが像担持体20Mの周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
転写装置40は、現像装置30M,30Y,30C,30Kのそれぞれで形成されたトナー像を搬送して用紙3に転写する。転写装置40は、像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれからトナー像が一次転写される転写ベルト41と、転写ベルト41を懸架する懸架ローラ44,45,46,47と、像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれと共に転写ベルト41を挟持して像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれから転写ベルト41にトナー像を一次転写する一次転写ローラ42M,42Y,42C,42Kと、懸架ローラ47と共に転写ベルト41を挟持して転写ベルト41から用紙3に各トナー像を二次転写する二次転写ローラ43と、を備えている。
転写ベルト41は、懸架ローラ44,45,46,47により循環移動する無端ベルトである。一次転写ローラ42Mは、転写ベルト41の内周側から像担持体20Mを押圧するように設けられる。一次転写ローラ42Yは、転写ベルト41の内周側から像担持体20Yを押圧するように設けられる。一次転写ローラ42Cは、転写ベルト41の内周側から像担持体20Cを押圧するように設けられる。一次転写ローラ42Kは、転写ベルト41の内周側から像担持体20Kを押圧するように設けられる。二次転写ローラ43は、転写ベルト41を挟んで懸架ローラ47と平行に配置されて、転写ベルト41の外周側から懸架ローラ47を押圧するように設けられる。これにより、二次転写ローラ43は、転写ベルト41との間に、転写ベルト41から用紙3にトナー像を転写するための転写ニップ領域14を形成する。
定着装置50は、加熱及び加圧する定着ニップ領域に用紙3を通過させることで、転写ベルト41から用紙3に転写されたトナー像を用紙3に付着させ、定着させる。定着装置50は、用紙3を加熱する加熱ローラ52と、加熱ローラ52を押圧して回転駆動する加圧ローラ54と、を備えている。加熱ローラ52及び加圧ローラ54は円筒状に形成されており、加熱ローラ52は内部にハロゲンランプ等の熱源を備えている。加熱ローラ52と加圧ローラ54との間には接触領域である定着ニップ領域が設けられ、定着ニップ領域に用紙3を通過させることにより、トナー像を用紙3に溶融定着させる。
排出装置60は、定着装置50によりトナー像が定着された用紙3を装置外部へ排出するための排出ローラ62,64を備えている。
制御部70は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する電子制御ユニットである。制御部70では、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することで、各種の制御を実行する。制御部70は、複数の電子制御ユニットにより構成されていてもよく、単一の電子制御ユニットにより構成されていてもよい。制御部70は、画像形成装置1における様々な制御を行う。
図2~図4に示すように、例の潤滑剤塗布装置80は、クリーニングブレード25による像担持体20Mの摩耗を抑制するために、像担持体20Mに潤滑剤を塗布する装置である。潤滑剤塗布装置80は、塗布ローラ81と、ハウジング82と、潤滑剤ユニット83と、を備える。
塗布ローラ81は、中心軸線A1に沿う長手方向D1に延び、像担持体20Mに潤滑剤を塗布するように配置されている。つまり、塗布ローラ81の長手方向D1は、像担持体20Mの軸線方向と平行に配置されており、塗布ローラ81は、像担持体20Mと接触するように像担持体20Mに隣接されている。塗布ローラ81は、塗布ローラ81の中心軸線A1周りに回転可能に支持されている。塗布ローラ81の中心軸線A1は、塗布ローラ81の長手方向D1と同じである。塗布ローラ81は、中心軸線A1周りに回転駆動される軸部81aと、軸部81aの周上に配置されて像担持体20Mに接触される塗布部81bと、を備える。そして、塗布ローラ81は、軸部81aが回転駆動されることで、塗布部81bにおいて潤滑剤を像担持体20Mに塗布する。
図2~図5に示すように、ハウジング82は、塗布ローラ81を収容するとともに、潤滑剤ユニット83を取り外し可能に収容する。ハウジング82には、塗布ローラ室84、塗布開口85、潤滑剤室86、開口87、長手ガイド88、及び分離ガイド89が形成されている。
塗布ローラ室84は、塗布ローラ81を収容する空間であり、像担持体20Mと隣接した位置に形成されている。塗布開口85は、塗布ローラ室84の像担持体20M側に形成されており、塗布ローラ室84を像担持体20M側に開放している。塗布ローラ81は、塗布開口85から突出して像担持体20Mに接触している。潤滑剤室86は、潤滑剤ユニット83を取り出し可能に収容する空間であり、塗布ローラ室84及び塗布ローラ室84に収容された塗布ローラ81に隣接した位置に形成されている。開口87は、長手方向D1の端部においてハウジング82に対して潤滑剤ユニット83を着脱するための開口である。開口87は、潤滑剤室86の長手方向D1における一方側(図3では右側)に形成されており、潤滑剤室86を長手方向D1における一方側に開放している。
長手ガイド88は、ハウジング82に対して潤滑剤ユニット83を着脱するために、潤滑剤ユニット83を長手方向D1に摺動させるためのガイドである。長手ガイド88は、長手方向D1に延びて塗布ローラ81側に面する長手ガイド面91を有する。長手ガイド面91は、長手方向D1に沿って直線状に延びている。
分離ガイド89は、潤滑剤ユニット83が長手ガイド88に沿って摺動するときに潤滑剤ユニット83を塗布ローラ81から離間させるためのガイドである。分離ガイド89は、塗布ローラ81の反対側に面する分離ガイド面92を有する。分離ガイド面92は、基端側長手摺動面部92a、第一スロープ面部92b、長手摺動面部92c、第二スロープ面部92d、及び先端側長手摺動面部92eを有する。
基端側長手摺動面部92aは、長手方向D1における分離ガイド面92の開口87の反対側の端部に位置している。第一スロープ面部92bは、長手方向D1における基端側長手摺動面部92aの開口87側に隣接している。長手摺動面部92cは、長手方向D1における第一スロープ面部92bの開口87側に隣接している。第二スロープ面部92dは、長手方向D1における長手摺動面部92cの開口87側に隣接している。先端側長手摺動面部92eは、長手方向D1における第二スロープ面部92dの開口87側に隣接している。つまり、分離ガイド面92では、長手方向D1における開口87の反対側から開口87側に向けて、基端側長手摺動面部92a、第一スロープ面部92b、長手摺動面部92c、第二スロープ面部92d、及び先端側長手摺動面部92eがこの順に形成されている。そして、先端側長手摺動面部92eは、長手方向D1における分離ガイド面92の開口87側の端部に位置して、開口87まで延びている。
基端側長手摺動面部92aは、長手方向D1に沿って直線状に延びている。第一スロープ面部92bは、開口87側に向かうに従い塗布ローラ81から離れる方向に向かって延びている。このため、長手ガイド面91と第一スロープ面部92bとの間隔は、開口87側に向かうに従い狭くなっている。長手摺動面部92cは、長手方向D1に沿って直線状に延びている。第二スロープ面部92dは、開口87側に向かうに従い塗布ローラ81に近づく方向に向かって延びている。このため、長手ガイド面91と第二スロープ面部92dとの間隔は、開口87側に向かうに従い広くなっている。先端側長手摺動面部92eは、長手方向D1に沿って直線状に延びている。
第一スロープ面部92bは、長手方向D1において、塗布ローラ81の塗布部81bよりも開口87の反対側に位置している。第二スロープ面部92dは、長手方向D1において、塗布ローラ81の塗布部81bよりも開口87側に位置している。
第一スロープ面部92bは、開口87側に向かうに従い塗布ローラ81から離れる方向に向かって、直線状に延びていてもよく、曲線状に延びていてもよく、屈曲して延びていてもよい。また、第一スロープ面部92bは、基端側長手摺動面部92a及び長手摺動面部92cに対して、屈曲して接続されていてもよく、湾曲して接続されていてもよい。同様に、第二スロープ面部92dは、開口87側に向かうに従い塗布ローラ81に近づく方向に向かって、直線状に延びていてもよく、曲線状に延びていてもよく、屈曲して延びていてもよい。また、第二スロープ面部92dは、長手摺動面部92c及び先端側長手摺動面部92eに対して、屈曲して接続されていてもよく、湾曲して接続されていてもよい。
長手ガイド88の長手ガイド面91と分離ガイド89の分離ガイド面92とは、潤滑剤室86を介して互いに対向するように形成されていてもよく、ハウジング82に形成された仕切(不図示)を介して互いに対向するように形成されていてもよい。長手ガイド面91と分離ガイド面92とが潤滑剤室86を介して互いに対向するように形成されている場合は、例えば、長手ガイド面91の塗布ローラ81側及び分離ガイド面92の塗布ローラ81の反対側が潤滑剤室86となっている。長手ガイド面91と分離ガイド面92とがハウジング82に形成された仕切(不図示)を介して互いに対向するように形成されている場合は、例えば、長手ガイド面91の塗布ローラ81側及び分離ガイド面92の塗布ローラ81の反対側のそれぞれが、ハウジング82に形成された溝(不図示)となっている。
ハウジング82の開口87側の端面には、シール部材90が取り付けられている。シール部材90は、後述する外部容器装置100が当接された際に、ハウジング82と外部容器装置100との間を封止するための部材である。シール部材90は、開口87を塞がないように、ハウジング82の開口87側の端面に取り付けられている。シール部材90は、例えば、ウレタン又はエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)等をスポンジ状に発泡させた発泡体により形成することができる。
図2~図4及び図6に示すように、潤滑剤ユニット83は、筐体93と、固形潤滑剤94と、付勢装置95と、を備える。なお、以下では、特に言及する場合を除き、潤滑剤ユニット83はハウジング82にセットされた状態であるものとして説明する。
筐体93は、潤滑剤塗布装置80のハウジング82に対して長手方向D1にスライド可能な部材である。筐体93は、塗布ローラ81と対向するように長手方向D1に延びる基板部93aと、基板部93aの塗布ローラ81に対する接離方向D2における両端部から塗布ローラ81に向けて立設される一対の側板部93bと、基板部の長手方向D1における開口87の反対側の端部から塗布ローラ81に向けて立設される基端側板部93cと、基板部の長手方向D1における開口87側の端部から塗布ローラ81に向けて立設される先端側板部93dと、を有する。塗布ローラ81に対する接離方向D2は、長手方向D1と直交する方向である。
基板部93aの長手方向D1及び接離方向D2と直交する短手方向D3における両端部に、一対の側板部93bのそれぞれから短手方向D3に突出する一対の長手方向突起93fが設けられている。一対の長手方向突起93fは、長手ガイド面91に塗布ローラ81側から係合(当接)される。つまり、長手ガイド面91は、一対の長手方向突起93fと対応する位置に形成されており、ハウジング82に対して潤滑剤ユニット83が着脱される際に、一対の長手方向突起93fが長手ガイド88の長手ガイド面91に沿って摺動可能となっている。
一対の側板部93bのそれぞれの長手方向D1における両端部に、スリット93eが形成されている。スリット93eのそれぞれは、接離方向D2に延びて、塗布ローラ81側に開放されている。
先端側板部93dに、長手方向D1における基端側板部93cの反対側に突出する突起部93gが形成されている。突起部93gは、後述する外部容器装置100と係合される部位である。突起部93gは、例えば、長手方向D1に延びる円筒状に形成されており、突起部93gに、外部容器装置100と係合される切欠き93hが形成されている。
固形潤滑剤94は、潤滑剤の供給源であり、潤滑剤の固形物により形成されている。固形潤滑剤94は、塗布ローラ81に潤滑剤が供給されるように、塗布ローラ81と同様に長手方向D1に延びている。固形潤滑剤94を成す潤滑剤は、例えば、ステアリン酸亜鉛を含む材料によって構成される。
付勢装置95は、固形潤滑剤94を塗布ローラ81に付勢するための装置である。付勢装置95は、保持部材96と、付勢部材97と、分離突起98と、を備える。
保持部材96は、固形潤滑剤94を保持している。保持部材96は、固形潤滑剤94と同様に長手方向D1に延びている。保持部材96は、長手方向D1において、固形潤滑剤94よりも長く、固形潤滑剤94の両端から突出している。保持部材96は、例えば、固形潤滑剤94を保持する短手方向D3における中央部が平板状に形成されて、短手方向D3における両端部が固形潤滑剤94の反対側に屈曲した、樋状(断面C字状)に形成されている。保持部材96による固形潤滑剤94の保持は、例えば、接着剤による接着により行うことができる。
保持部材96の長手方向D1における開口87の反対側の端部は、付勢部材97が当接される受部96aとなっている。受部96aには、短手方向D3における両側に突出する一対のネック部96cが形成されている。同様に、保持部材96の長手方向D1における開口87側の端部は、付勢部材97が当接される受部96bとなっている。受部96bには、短手方向D3における両側に突出する一対のネック部96dが形成されている。一対のネック部96c及び一対のネック部96dのそれぞれは、一対の側板部93bに形成されたスリット93eのそれぞれに対応する位置に形成されて、スリット93eのそれぞれに、接離方向D2に摺動可能に挿入されている。このため、保持部材96は、スリット93eをガイドとした接離方向D2への移動が可能となっている。また、保持部材96は、スリット93eのそれぞれに対して一対のネック部96c及び一対のネック部96dのそれぞれを挿抜することで、筐体93に対して着脱することが可能となっている。
付勢部材97は、基板部93aと受部96aとの間及び基板部93aと受部96bとの間のそれぞれに配置されて、保持部材96を塗布ローラ81側に付勢する部材である。付勢部材97が保持部材96を塗布ローラ81側に付勢することで、固形潤滑剤94が塗布ローラ81に付勢(押圧)される。付勢部材97は、例えば、コイルスプリングにより構成することができる。
分離突起98は、一対の分離突起98aと、一対の分離突起98bと、により構成されている。一対の分離突起98aは、受部96aから短手方向D3における両側に突出するネック部96cを介して受部96aに接続されている。一対の分離突起98bは、受部96bから短手方向D3における両側に突出するネック部96dを介して受部96bに接続されている。一対の分離突起98aのそれぞれは、短手方向D3における一対の側板部93bの外側に配置されており、ネック部96cがスリット93eから短手方向D3に抜けないように、スリット93eの幅よりも太く形成されている。また、一対の分離突起98bのそれぞれは、短手方向D3における一対の側板部93bの外側に配置されており、ネック部96dがスリット93eから短手方向D3に抜けないように、スリット93eの幅よりも太く形成されている。一対の分離突起98aは、長手方向D1において、塗布ローラ81の塗布部81bよりも開口87の反対側に位置している。また、一対の分離突起98bは、長手方向D1において、塗布ローラ81の塗布部81bよりも開口87側に位置している。
分離ガイド面92は、一対の分離突起98a及び一対の分離突起98bと対応する位置に形成されており、一対の分離突起98aは、分離ガイド面92に塗布ローラ81の反対側から係合(当接)可能となっている。なお、一対の分離突起98bも、分離ガイド面92に塗布ローラ81の反対側から係合(当接)可能となっていてもよい。そして、ハウジング82に対して潤滑剤ユニット83を着脱するために筐体93を長手方向D1に摺動したときに、一対の分離突起98aが分離ガイド面92に沿って摺動可能となっている。
次に、図3及び図7~図13を参照して、潤滑剤塗布装置80のハウジング82に対する潤滑剤ユニット83の着脱動作について説明する。
新しい潤滑剤ユニット83がハウジング82にセットされた状態では、図3に示すように、潤滑剤ユニット83の先端側板部93dがハウジング82の長手方向D1における開口87側の端面に当接されている。また、潤滑剤ユニット83の一対の分離突起98aがハウジング82の基端側長手摺動面部92aと対向する位置に配置されているとともに、潤滑剤ユニット83の一対の分離突起98bがハウジング82の先端側長手摺動面部92eと対向する位置に配置されている。また、固形潤滑剤94が塗布ローラ81の塗布部81bに押圧されて、潤滑剤ユニット83の長手方向突起93fがハウジング82の長手ガイド面91に当接されているとともに、潤滑剤ユニット83の一対の分離突起98a及び一対の分離突起98bがハウジング82の基端側長手摺動面部92a及び先端側長手摺動面部92eから離間されている。
図7に示すように、固形潤滑剤94が消費されると、保持部材96が塗布ローラ81に近づくとともに、一対の分離突起98a及び一対の分離突起98bが基端側長手摺動面部92a及び先端側長手摺動面部92eに近づく。なお、潤滑剤塗布装置80は、固形潤滑剤94が消費された際に、一対の分離突起98a及び一対の分離突起98bが基端側長手摺動面部92a及び先端側長手摺動面部92eに当接するように構成されていてもよく、一対の分離突起98a及び一対の分離突起98bが基端側長手摺動面部92a及び先端側長手摺動面部92eに当接しないように構成されていてもよい。
潤滑剤ユニット83を交換するために潤滑剤ユニット83をハウジング82から抜き出す際は、図8に示すように、ハウジング82に対して潤滑剤ユニット83を長手方向D1における開口87側(図8における右側)に引っ張る。すると、長手方向突起93fが長手ガイド面91に沿って長手方向D1に摺動し、一対の分離突起98aが第一スロープ面部92bに当接する。
図9に示すように、第一スロープ面部92bに当接した一対の分離突起98aは、長手摺動面部92cに至るまで、第一スロープ面部92bに沿って、開口87側に向かうに従い塗布ローラ81から離れる方向に摺動する。このとき、長手ガイド面91と第一スロープ面部92bとの間隔が開口87側に向かうに従い狭くなっているため、一対の分離突起98aが第一スロープ面部92bに沿って開口87側に摺動することで、一対の分離突起98aに接続された保持部材96及び残っている固形潤滑剤94(図9では不図示)は、付勢部材97の付勢力に抗して塗布ローラ81から離れる方向に移動する。つまり、付勢装置95は、一対の分離突起98aが分離ガイド89に沿って摺動するときに、保持部材96及び残っている固形潤滑剤94を塗布ローラ81から離れる方向に退避させる。
図10に示すように、長手摺動面部92cに到達した一対の分離突起98aは、第二スロープ面部92dに至るまで、長手摺動面部92cに沿って長手方向D1に摺動する。このとき、保持部材96及び残っている固形潤滑剤94は、塗布ローラ81から離れる方向に移動しているため、保持部材96及び残っている固形潤滑剤94(図10では不図示)は、塗布ローラ81と干渉することなく、長手方向D1に摺動する。
そして、第二スロープ面部92dに到達した一対の分離突起98aは、第二スロープ面部92dに沿って、開口87側に向かうに従い塗布ローラ81に近づく方向に摺動する。このとき、長手ガイド面91と第二スロープ面部92dとの間隔が開口87側に向かうに従い広くなっているため、一対の分離突起98aが第二スロープ面部92dに沿って開口87側に摺動することで、一対の分離突起98aに接続された保持部材96及び残っている固形潤滑剤94は、付勢部材97の付勢力により塗布ローラ81に近づく方向に移動する。そして、潤滑剤ユニット83は、ハウジング82にセットされていたときと同じ状態となって、ハウジング82から抜き出される。
なお、図面では、分かり易くするために、一対の分離突起98aが第一スロープ面部92b、長手摺動面部92c、及び第二スロープ面部92dに沿って摺動しているときも、保持部材96は塗布ローラ81と平行となるように図示している。しかしながら、一対の分離突起98aが第一スロープ面部92b、長手摺動面部92c、及び第二スロープ面部92dに沿って摺動しているときは、一対の分離突起98bは、ハウジング82から抜き出されているため、保持部材96は、塗布ローラ81に対して傾斜した状態となることもある。
新しい潤滑剤ユニット83をハウジング82に取り付ける際は、図11に示すように、潤滑剤ユニット83を開口87から潤滑剤室86に押し込む。すると、長手方向突起93fは、長手ガイド面91に沿って長手方向D1に摺動し、一対の分離突起98aは、第二スロープ面部92dに当接する。そして、一対の分離突起98aは、長手摺動面部92cに至るまで、第二スロープ面部92dに沿って、開口87の反対側に向かうに従い塗布ローラ81から離れる方向に摺動する。このとき、長手ガイド面91と第二スロープ面部92dとの間隔が開口87の反対側に向かうに従い狭くなっているため、一対の分離突起98aが第二スロープ面部92dに沿って開口87の反対側に摺動することで、一対の分離突起98aに接続された保持部材96及び固形潤滑剤94は、付勢部材97の付勢力に抗して塗布ローラ81から離れる方向に移動する。つまり、付勢装置95は、一対の分離突起98aが分離ガイド89に沿って摺動するときに、保持部材96及び固形潤滑剤94を塗布ローラ81から離れる方向に退避させる。
図12に示すように、長手摺動面部92cに到達した一対の分離突起98aは、第一スロープ面部92bに至るまで、長手摺動面部92cに沿って長手方向D1に摺動する。このとき、保持部材96及び固形潤滑剤94は、塗布ローラ81から離れる方向に移動しているため、保持部材96及び固形潤滑剤94は、塗布ローラ81と干渉することなく、長手方向D1に摺動する。
第一スロープ面部92bに到達した一対の分離突起98aは、第二スロープ面部92dに沿って、開口87の反対側に向かうに従い塗布ローラ81に近づく方向に摺動する。このとき、長手ガイド面91と第一スロープ面部92bとの間隔が開口87の反対側に向かうに従い広くなっているため、一対の分離突起98aが第二スロープ面部92dに沿って開口87の反対側に摺動することで、一対の分離突起98aに接続された保持部材96及び固形潤滑剤94は、付勢部材97の付勢力により塗布ローラ81に近づく方向に移動する。
そして、図13に示すように、潤滑剤ユニット83の先端側板部93dがハウジング82の長手方向D1における開口87側の端面に当接される。また、潤滑剤ユニット83の一対の分離突起98aがハウジング82の基端側長手摺動面部92aと対向する位置に配置されるとともに、潤滑剤ユニット83の一対の分離突起98bがハウジング82の先端側長手摺動面部92eと対向する位置に配置される。また、固形潤滑剤94が塗布ローラ81の塗布部81bに押圧されて、潤滑剤ユニット83の長手方向突起93fがハウジング82の長手ガイド面91に当接されるとともに、潤滑剤ユニット83の一対の分離突起98a及び一対の分離突起98bがハウジング82の基端側長手摺動面部92a及び先端側長手摺動面部92eから離間された状態となる。
以上説明したように、本例の潤滑剤塗布装置80では、ハウジング82の長手方向D1の端部に開口87が形成されているため、画像形成装置1から像担持体ユニットを取り外して像像担持体ユニットを分解しなくても、ハウジング82に対して潤滑剤ユニット83を着脱することで潤滑剤ユニット83を交換することができる。このため、像像担持体ユニットを分解することにより発生するトナー飛散を抑制することができるとともに、固形潤滑剤の交換コストを低減することができる。
また、長手ガイド88を備えることで、潤滑剤ユニット83の長手方向D1の摺動を円滑に行うことができ、分離ガイド89を備えることで、潤滑剤ユニット83が長手ガイド88に沿って摺動するときに潤滑剤ユニット83を塗布ローラ81から離間させることができる。これにより、ハウジング82に対して潤滑剤ユニット83を着脱する際に、保持部材96及び固形潤滑剤94が塗布ローラ81に接触するのを抑制することができる。
図14及び図15は、例の外部容器装置100を示している。図14及び図15に示す外部容器装置100は、ハウジング82から潤滑剤ユニット83を引き出すための装置である。外部容器装置100は、容器本体101と、引込ハンドル102と、を備える。
容器本体101は、長手方向D4に延びて潤滑剤ユニット83を収容する容器である。容器本体101の内側には、潤滑剤ユニット83を収納可能な収容空間103が形成されている。容器本体101は、収容空間103に潤滑剤ユニット83を受け入れるように開放された長手方向端部104を有する。長手方向端部104は、容器本体101の長手方向D4における端部である。容器本体101の側面部には、長手方向D4に延びるスリット105が形成されている。スリット105は、容器本体101を貫通して、収容空間103から容器本体101の外部に至っている。スリット105の長手方向D4の長さは、例えば、潤滑剤ユニット83における先端側板部93dから開口87の反対側の先端までの長手方向D1の長さと略同じ、又は当該長さよりも長い。
図14~図16に示すように、引込ハンドル102は、潤滑剤ユニット83を長手方向端部104から収容空間103に引き込むために、スリット105を介して容器本体101に摺動可能に連結された部材である。引込ハンドル102は、取付部102aと、ハンドル部102bと、掛止部102cと、を有する。
取付部102aは、収容空間103に配置されて、潤滑剤ユニット83に取り付け可能に構成されている。取付部102aは、例えば、長手方向D4に沿って円柱状に延びる円柱部102dと、円柱部102dから突出する突起部102eと、を有する。円柱部102dは、潤滑剤ユニット83の先端側板部93dに形成された円筒状の突起部93gに挿入される部位である。突起部102eは、円柱部102dが突起部93gに挿入された際に、切欠き93hに挿入されて突起部93gに引っ掛けられる部位である。
ハンドル部102bは、容器本体101の外部から取付部102aをスリット105に沿って長手方向D4に摺動させるための部位である。ハンドル部102bは、取付部102aから長手方向D4と直交する方向に延びて、スリット105を通って容器本体101の外部まで延びている。取付部102aの円柱部102dの先端部が潤滑剤ユニット83の突起部93gに挿入可能となるように、ハンドル部102bは、円柱部102dの長手方向D4における長手方向端部104の反対側の端部に接続されており、円柱部102dの長手方向D4における長手方向端部104側の端部に接続されていない。
掛止部102cは、取付部102aの位置決めをするための部位である。掛止部102cは、容器本体101の内壁面に当接可能となるように、収容空間103に配置されて、スリット105よりも幅広となっている。そして、掛止部102cは、容器本体101の内壁面に当接されることで、長手方向D4と直交する断面における収容空間の所定位置に取付部102aを配置する。
次に、図17~図19を参照して、外部容器装置100を用いてハウジング82から潤滑剤ユニット83を引き出す方法について説明する。
まず、図17及び図18に示すように、潤滑剤塗布装置80のハウジング82に取り付けられたシール部材90に外部容器装置100の長手方向端部104を当接する。このとき、容器本体101をハウジング82に押し付けることで、ハウジング82と容器本体101との間がシール部材90により封止された状態となる。
この状態で、図18及び図19に示すように、引込ハンドル102をハウジング82側に押し込むことで、円柱部102dを突起部93gに挿入するとともに、突起部102eを切欠き93hに挿入して突起部93gに引っ掛ける。これにより、引込ハンドル102が潤滑剤ユニット83に取り付けられた状態となる。
その後、スリット105に沿って引込ハンドル102を長手方向D4における長手方向端部104の反対側に摺動する。すると、引込ハンドル102に取り付けられた潤滑剤ユニット83が、長手方向端部104から収容空間103に引き込まれる。これにより、潤滑剤ユニット83が収容空間103に収容される。
以上説明したように、本例の外部容器装置100では、引込ハンドル102を潤滑剤ユニット83に取り付けて、引込ハンドル102をスリット105に沿って摺動させることで、潤滑剤ユニット83を容器本体101の収容空間103に引き込むことができる。しかも、容器本体101をハウジング82に押し付けることで、ハウジング82と容器本体101との間がシール部材90により封止された状態となるため、潤滑剤ユニット83を外部に露出させずにハウジング82から容器本体101に引き込むことができる。これにより、潤滑剤ユニット83から外部へのトナー飛散を抑制することができる。
本明細書に記載の全ての側面、利点及び特徴が、必ずしも、いずれかひとつの特定の例及び実施形態により達成される又は含まれるわけではないことは理解されたい。実際、本明細書において様々な例を記載し示したが、他の例もその配置及び詳細について修正することができることは明らかであるべきだ。ここに請求される保護主題の精神及び範囲に包含される全ての修正及び変形を請求する。
例えば、分離ガイドは、分離ガイド面により構成されるのではなく、機械的に潤滑剤ユニットを塗布ローラから離間させる接離機構により構成してもよい。
また、潤滑剤ユニットを着脱するためにハウジングの端部に形成された開口は、シャッター、扉等の開閉機構により開閉可能としてもよい。例えば、現像剤ユニットがセットされているときは、開口を閉じておき、現像剤ユニットを交換する際に、開口を開くように構成してもよい。
また、外部容器装置の引込ハンドルは、如何なる構造により潤滑剤ユニットに取り付け可能となっていてもよく、例えば、引込ハンドル及び潤滑剤ユニットの双方にフック状の突起が形成されおり、これらのフックが互いに掛止し合うことで引込ハンドルが潤滑剤ユニットに取り付けられるものであってもよい。

Claims (15)

  1. 長手方向に延び、像担持体に潤滑剤を塗布するように配置される塗布ローラと、
    固形潤滑剤を保持する潤滑剤ユニット及び前記塗布ローラを収容するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、前記長手方向から前記潤滑剤ユニットを着脱可能に構成されている、
    潤滑剤塗布装置。
  2. 前記ハウジングは、前記塗布ローラに隣接して前記潤滑剤ユニットを取り外し可能に収容するための潤滑剤室と、前記長手方向の端部において前記潤滑剤室に対して前記潤滑剤ユニットを着脱するための開口と、を形成し、前記長手方向における端部に形成された前記潤滑剤室の開口と、前記潤滑剤ユニットを前記長手方向に摺動させる長手ガイドと、前記潤滑剤ユニットが前記長手ガイドに沿って摺動するときに前記潤滑剤ユニットを前記塗布ローラから離間させる分離ガイドと、を含む、
    請求項1に記載の潤滑剤塗布装置。
  3. 前記長手ガイドは、前記長手方向に延びて前記塗布ローラ側に面する長手ガイド面を有する、
    請求項2に記載の潤滑剤塗布装置。
  4. 前記分離ガイドは、前記塗布ローラの反対側に面する分離ガイド面を有する、
    請求項3に記載の潤滑剤塗布装置。
  5. 前記分離ガイド面は、前記開口側に向かうに従い前記塗布ローラから離れる方向に向かって延びる第一スロープ面部を有する、
    請求項4に記載の潤滑剤塗布装置。
  6. 前記分離ガイド面は、前記第一スロープ面部の前記開口側に隣接して前記長手方向に延びる長手摺動面部を有する、
    請求項5に記載の潤滑剤塗布装置。
  7. 前記分離ガイド面は、前記長手摺動面部の前記開口側に隣接して前記開口側に向かうに従い前記塗布ローラに近づく方向に向かって延びる第二スロープ面部を有する、
    請求項6に記載の潤滑剤塗布装置。
  8. 前記潤滑剤塗布装置は、潤滑剤ユニットを備え、
    前記潤滑剤ユニットは、
    前記潤滑剤塗布装置に対して長手方向にスライド可能な筐体と、
    前記塗布ローラに接触する固形潤滑剤と、
    前記筐体が前記長手方向に摺動したときに前記分離ガイドに係合する分離突起と、
    前記固形潤滑剤を前記塗布ローラに付勢するとともに、前記分離突起が前記分離ガイドに沿って摺動するときに、前記固形潤滑剤を前記塗布ローラから離れる方向に退避させる付勢装置と、を備える、
    請求項2に記載の潤滑剤塗布装置。
  9. 前記付勢装置は、
    前記固形潤滑剤を保持する保持部材と、
    前記筐体と前記保持部材との間に配置されて前記保持部材を前記塗布ローラ側に付勢する付勢部材と、
    前記分離突起と、を備える、
    請求項8に記載の潤滑剤塗布装置。
  10. 前記長手方向において、前記分離突起は、前記塗布ローラよりも前記開口の反対側に位置する、
    請求項9に記載の潤滑剤塗布装置。
  11. 前記潤滑剤塗布装置は、外部容器装置を備え、
    前記外部容器装置は、
    長手方向に延びて潤滑剤ユニットを収容し、前記潤滑剤ユニットを受け入れるように開放された長手方向端部を有し、前記長手方向に延びるスリットが形成された容器本体と、
    前記スリットを介して前記容器本体に摺動可能に連結された引込ハンドルであって、前記引込ハンドルが前記スリットに沿って摺動されるときに前記潤滑剤ユニットを前記容器本体内に引き込むように前記潤滑剤ユニットに取り付け可能である、引込ハンドルと、を備える、
    請求項1に記載の潤滑剤塗布装置。
  12. 表面に静電潜像が形成される像担持体と、
    前記静電潜像を現像する現像装置と、
    現像されたトナー像を用紙に転写する転写装置と、
    前記トナー像を前記用紙に定着する定着装置と、
    前記像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置と、を備え、
    前記潤滑剤塗布装置は、
    長手方向に延び、像担持体に潤滑剤を塗布するように配置される塗布ローラと、
    固形潤滑剤を保持する潤滑剤ユニット及び前記塗布ローラを収容するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、前記長手方向から前記潤滑剤ユニットを着脱可能に構成されている、
    画像形成システム。
  13. 前記ハウジングは、前記塗布ローラに隣接して前記潤滑剤ユニットを取り外し可能に収容するための潤滑剤室と、前記長手方向の端部において前記潤滑剤室に対して前記潤滑剤ユニットを着脱するための開口と、を形成し、前記長手方向における端部に形成された前記潤滑剤室の開口と、前記潤滑剤ユニットを前記長手方向に摺動させる長手ガイドと、前記潤滑剤ユニットが前記長手ガイドに沿って摺動するときに前記潤滑剤ユニットを前記塗布ローラから離間させる分離ガイドと、を含む、
    請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記画像形成システムは、潤滑剤ユニットを備え、
    前記潤滑剤ユニットは、
    前記潤滑剤塗布装置に対して長手方向にスライド可能な筐体と、
    前記塗布ローラに接触する固形潤滑剤と、
    前記筐体が前記長手方向に摺動したときに前記分離ガイドに係合する分離突起と、
    前記固形潤滑剤を前記塗布ローラに付勢するとともに、前記分離突起が前記分離ガイドに沿って摺動するときに、前記固形潤滑剤を前記塗布ローラから離れる方向に退避させる付勢装置と、を備える、
    請求項13に記載の画像形成システム。
  15. 前記画像形成システムは、外部容器装置を備え、
    前記外部容器装置は、
    長手方向に延びて潤滑剤ユニットを収容し、前記潤滑剤ユニットを受け入れるように開放された長手方向端部を有し、前記長手方向に延びるスリットが形成された容器本体と、
    前記スリットを介して前記容器本体に摺動可能に連結された引込ハンドルであって、前記引込ハンドルが前記スリットに沿って摺動されるときに前記潤滑剤ユニットを前記容器本体内に引き込むように前記潤滑剤ユニットに取り付け可能である、引込ハンドルと、を備える、
    請求項13に記載の画像形成システム。
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