JP2022045255A - 車両配達管理装置及び車両配達管理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、このようなサービスに関して、荷物受取人であるユーザの一部は、車両に置いてある私物の盗難の恐れが無いかを心配しており、車両に荷物を置き配するサービスが普及しにくい原因になっていた。このようなユーザの心配に対して、特許文献2には、車内空間と隔離されたテールゲート部に開口部を設ける技術が開示されている。
荷受人となる複数のユーザに関するユーザ情報として、ユーザ名と、ユーザが利用する車両の車両IDと車両の窓の開口部情報が記憶されているユーザ情報記憶部(例えば、後述の記憶部42)と、
配達する荷物の配達先と大きさの情報が含まれる荷物情報が記憶される荷物情報記憶部(例えば、後述の記憶部42)と、
前記ユーザが利用する車両の窓の開閉を制御するコマンドを送信可能な通信部(例えば、後述の通信部43)と、
前記配達先が前記ユーザの利用する車両のとき、前記荷物情報の荷物の大きさに基づき、前記荷物を窓から車両内に投入可能な開口部となるよう、前記通信部に対して窓の開閉量を制御するコマンドの送信を指示する制御部(例えば、後述の開閉制御指令生成部417)と、を備える。
前記制御部は、さらに、前記荷物情報の荷物の大きさが前記車両の窓の開口部よりも大きい場合に、前記通信部に対して前記ドア又はトランク(例えば、ハッチバック)の開錠を制御するコマンドの送信を指示するようにしてもよい。
前記通信部は、さらに、前記車両のドア又はトランク(例えば、ハッチバック)の開錠を制御するコマンドを送信可能であり、
前記制御部は、さらに、前記荷物情報に壊れ物情報が含まれる場合に、前記通信部に対して前記ドア又はトランク(例えば、ハッチバック)の開錠を制御するコマンドの送信を指示するようにしてもよい。
荷受人となる複数のユーザに関するユーザ情報として、ユーザ名と、ユーザが利用する車両の車両IDと車両の窓の開口部情報を記憶するユーザ情報記憶ステップと、
配達する荷物の配達先と大きさの情報が含まれる荷物情報を記憶する荷物情報記憶ステップと、
前記ユーザが利用する車両の窓の開閉を制御するコマンドを送信する通信ステップと、
前記配達先が前記ユーザの利用する車両のとき、前記荷物情報の荷物の大きさに基づき、前記荷物を窓から車両内に投入可能な開口部となるよう、前記通信部に対して窓の開閉量を制御するコマンドの送信を指示する制御ステップと、を有する。
図1に示すように、配達管理システム1は、荷受人であるユーザの使用する荷受人端末10と、荷受人であるユーザが配達物を受け取る置き配場所として登録する車両20と、車両20を管理する車両管理サーバ30と、置き配場所として車両が指定された場合の配達を管理する車両配達管理装置としての車両配達管理サーバ40と、荷受人であるユーザに配達する荷物に係る配達情報を管理する配達管理サーバ50と、荷受人であるユーザに荷物を配達する配達員の所持する端末である配達員端末60と、これらの機器等を接続する通信網70と、を含む。
配達員端末60も同様に、例えば、配達員毎に設けられる。以下の説明において、配達員毎に配達員端末60を区別する場合、例えば配達員端末60A、60Bと例示する。また、以下の説明において、配達員を区別することなく、配達員端末60を説明する場合、末尾のアルファベットを省略して、単に「配達員端末60」と呼ぶ。
また、車両管理サーバ30は、例えば車両20の自動車メーカー毎に設けてもよい。以下の説明において、自動車メーカー毎に車両管理サーバ30を区別する場合、例えば車両管理サーバ30A、30Bと例示する。また、以下の説明において、自動車メーカーを区別することなく、車両管理サーバ30を説明する場合、末尾のアルファベットを省略して、単に「車両管理サーバ30」と呼ぶ。
同様に、配達管理サーバ50は、例えば配達事業者毎に設けてもよい。以下の説明において、配達事業者毎に配達管理サーバ50を区別する場合、例えば配達管理サーバ50A、50Bと例示する。また、以下の説明において、配達事業者を区別することなく、配達管理サーバ50を説明する場合、末尾のアルファベットを省略して、単に「配達管理サーバ50」と呼ぶ。
通信網70は、インターネット、例えばLTE(Long Term Evolution)、4G、5G等の規格、及びWi-Fi(登録商標)といった規格に準拠した携帯電話網といったネットワークや、これらを組合せたネットワークにより実現される。また、ネットワークの一部(例えば、車両管理サーバ30と車両配達管理サーバ40との間、及び車両配達管理サーバ40と配達管理サーバ50との間)に、LAN(Local Area Network)が含まれていてもよい。
また、通信網70は、セキュリティネットワーク71及びセキュリティネットワーク72を含むようにしてもよい。具体的には、後述するように、セキュリティネットワーク71を介して、車両配達管理サーバ40は自動車メーカー毎に設定される車両管理サーバ30と接続することで、送受信されるデータの機密性を保持することができる。同様にセキュリティネットワーク72を介して、車両配達管理サーバ40は配達事業者毎に設定される配達管理サーバ50と接続することで、送受信されるデータの機密性を保持することができる。
従来は、例えば、ユーザが電子商取引サイト(ECサイト)から通信販売で商品を購入する場合、通常は配達事業者を選択することはできない。これは、ECサイト側が契約している配達事業者が利用されるためである。したがって、これまでは、ユーザの利用している車両に荷物を配達してもらいたい場合、ユーザは予め複数の配達事業者毎に車両への配達のための契約を締結する必要があった。また、複数の配達事業者は、それぞれ例えば複数の自動車メーカー毎に当該車両に荷物を配達する場合、当該自動車メーカーと車両の位置情報を取得するための契約を締結する必要があった。これは、ユーザにとっても、配達事業者にとっても、また、自動車メーカーにとっても非常に煩わしく、実現することは実質的に不可能と思われる。このような課題を本件発明の車両配達管理サーバを適用することで解決することができる。
まず、ユーザは、例えば自動車メーカーを介して、予め車両を車両管理サーバ30に登録する。それにより、車両管理サーバ30は、登録された車両の駐車位置情報を含む位置情報、及び現在の位置情報等を収集管理することができる。
そして、ユーザは、配達物の置き配場所として車両を利用する場合、車両管理サーバ30に登録された車両を、当該ユーザの置き配場所としての車両20として車両配達管理サーバ40に登録する。具体的には、ユーザは、例えばユーザ名、ユーザ住所、及び車両IDを車両配達管理サーバ40(記憶部42)に登録する。なお、車両IDには、例えば、自動車メーカーを識別するコードを付加してもよい。こうすることで、車両IDは、複数の車両管理サーバ30のうち特定の車両管理サーバに対応づけされる。なお、ユーザは、車両管理サーバ30を介して車両配達管理サーバ40に車両を登録するようにしてもよい。具体的には、例えば、ユーザは、車両管理サーバ30に対して車両配達管理サーバ40への車両の登録を依頼するようにしてもよい。
車両配達管理サーバ40は、車両管理サーバ30と連携することで、例えば、ユーザ名、ユーザ住所、及び登録された車両の車両ID等に基づいて、車両管理サーバ30から当該車両の停車位置履歴情報を含む位置情報履歴情報、及び現在の位置情報等を取得することができる。また、当該車両の備える開閉部に係る情報(例えば、どんな種類の開閉部を備えるか、また例えば窓の形状、大きさ等の開口部情報)を取得することができる。例えば、車両が開閉部として、窓、ドア、及びハッチバックを備え、セダンのような独立した荷室としてのトランク(荷室)を備えていない場合、配達員がドア又はハッチバックを開けて荷物を車両内に置き配する場合、配達員が車両の内部に侵入することも可能となり、ユーザにとっては車両内の私物の盗難の恐れの心配がある。このため、このような車両においては、荷物を置き配するための開閉部として、窓の開閉を優先することが望ましい。また、車両配達管理サーバ40は、荷物の大きさ又は荷物の壊れ物情報に基づいて、窓から荷物を入れることの可否を判断することができる。さらに、窓から荷物を入れる場合、車両配達管理サーバ40は、窓の開閉量を荷物の大きさに応じて算出することができる。以下、ハッチバック及び荷室を総称してトランクともいう。
ここで、設定された情報は、所定の配達日時における配達物の荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、車両ID(及びその開閉部)を関連付けた情報となり、車両配達管理サーバ40は、当該情報に基づいて配達員及び車両ID相互を認証するための鍵情報(以下「ワンタイムパスワード」ともいう)を、例えば、ハッシュ関数を用いて生成するようにしてもよい。
後述するように、車両配達管理サーバ40は、例えば、荷物番号、車両ID(及びその開閉部)、及び当該ワンタイムパスワードを、車両(具体的には、開閉制御装置22)、配達管理サーバ50、配達員(具体的には、配達員端末60)、車両管理サーバ30、及び車両(具体的には、開閉制御装置22)に対して送付するようにしてもよい。そうすることで、車両(具体的には、開閉制御装置22)及び車両管理サーバ30は、配達物毎にワンタイムパスワードに基づいて、配達員(具体的には、例えば配達員端末60)の認証を確実に行うことが可能となる。
例えば、1つの実施例として、配達員が配達員端末60を介して、ワンタイムパスワードを車両配達管理サーバ40を介して(又は、直接) 車両管理サーバ30に対して提示することで、車両配達管理サーバ40を介して(又は直接)、車両管理サーバ30に対して当該車両の開閉部の開閉制御の依頼を行うことができる。車両管理サーバ30は、後述するように、配達事業者及び配達員が正しいことを認証することで、当該車両の開閉部の開閉制御をリモートで実行するようにしてもよい。なお、開閉部として窓を使用する場合、前述したように車両配達管理サーバ40において算出された窓の開閉量に基づいて窓の開閉制御を行うようにしてもよい。
また、他の実施例として、配達員が配達員端末60を介して、ワンタイムパスワードを車両20(開閉制御装置22)に直接提示して、当該車両の開閉部の開閉制御の依頼を行うようにしてもよい。この場合、車両(具体的には、開閉制御装置22)は、配達員が正しいことを認証することで、当該車両の開閉部の開閉制御を実行するようにしてもよい。
なお、開閉部として窓を使用する場合、車両管理サーバ30によるリモート制御の場合と同様に、車両(具体的には、開閉制御装置22)は、車両配達管理サーバ40において算出された窓の開閉量に基づいて窓の開閉制御を行うようにしてもよい。
以上により、車両を置き配場所とする場合における配達管理システム1の処理概要を簡単に説明した。
次に、配達管理システム1を構成する各装置(機器)について説明する。
荷受人端末10は、荷受人であるユーザが、例えば、車両配達管理サーバ40及び配達管理サーバ50等と通信するための端末である。荷受人端末10としては、例えばPC、タブレット端末、スマートフォン、携帯端末等の公知の端末が利用されてもよい。
図2に荷受人端末10の機能構成を示す機能ブロック図を示す。図2に示すように、荷受人端末10は、少なくとも制御部11、記憶部12の外、通信部13、表示部16、入力部17を含んで構成される。
制御部11は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、荷受人端末10を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、置き配場所としての車両情報の車両配達管理サーバ40に対する登録処理、また車両配達管理サーバ40及び配達管理サーバ50からの配達に係る情報を取得して荷受人であるユーザに対して提示するためのプログラムといった各プログラムを記憶してもよい。また、記憶部12は、車両配達管理サーバ40に登録した各種情報を記憶するようにしてもよい。
通信部13は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、LTE(Long Term Evolution)、4G、5G等の規格や、Wi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網70を介して、例えば、車両配達管理サーバ40及び配達管理サーバ50等との間の無線通信を実現する。
表示部16は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部16は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。
入力部17は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部16の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。
制御部11は、各プログラムを実行することによって、荷受人端末10を所定の手段(以下、「荷受人情報管理部」と総称する)として機能させる。また、制御部11は荷受人情報管理のための各プログラムを実行することによって、荷受人端末10に、所定のステップ(以下、「荷受人情報管理ステップ」と総称する)を実行させる。
以下、制御部11の有する機能を荷受人情報管理部の観点から説明する。なお、荷受人情報管理ステップ(方法)の観点に基づく説明は、「部」を「ステップ」に置き換えることで説明できるため、省略する。
車両指定部111は、前述したように、ユーザが配達物の置き配場所として車両を利用する場合、車両管理サーバ30に登録された車両を、当該ユーザの置き配場所としての車両20として車両配達管理サーバ40に登録する。具体的には、ユーザにより入力部15を介して入力されるユーザ名、ユーザ住所、及び置き配場所に指定する車両IDを含む登録情報を車両配達管理サーバ40に、通信部13を介して登録する。この際、車両IDに加えて、当該車両で利用可能な開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)を登録するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、車両指定部111は、車両配達管理サーバ40に対して置き配情報を登録する構成を例示したが、これに限られない。車両指定部111は、車両管理サーバ30に対して、置き配場所に指定する車両IDを車両配達管理サーバ40に登録するように依頼するようにしてもよい。
通知情報取得部112は、車両配達管理サーバ40又は配達管理サーバ50から通知される通知情報を取得する。通知情報取得部112は、例えば、PUSH方式による電子メール、又はSNS等の公知の機能を利用して、車両配達管理サーバ40又は配達管理サーバ50から提供(通知)される通知情報を取得してもよい。なお、通知情報取得部112は、取得した情報を表示部14に表示するとともに、応答(Reply)が必要な場合、入力部15を介してユーザからの応答(Reply)を取得して、車両配達管理サーバ40又は配達管理サーバ50に送信するようにしてもよい。
車両20は、予め、車両管理サーバ30に登録されて、車両管理サーバ30により当該車両の位置情報の収集、及び当該車両で利用可能な開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)の施解錠等のリモート制御が可能となるように設定されているものとする。また、予め当該車両20を駐車する駐車場(例えば自宅、又は近隣の駐車場等)の位置を通常の車両位置情報として登録するようにしてもよい。
図3に示すように、車両20は、車載装置21及び開閉制御装置22を備える。車載装置21は、車両ID毎に、当該車両の位置情報を計測し、計測した時刻情報(計測時刻情報)とともに、車両管理サーバ30に送信する。開閉制御装置22は、当該車両で利用可能な開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)の施解錠を制御するとともに、施解錠された時刻情報を含む施解錠状態情報を車両管理サーバ30に送信する。
車載装置21は、車両20の位置情報を車両管理サーバ30に対して送信する機能を含む。車載装置21としては、例えば車載ナビゲーション装置、PND等により構成してもよい。
図3に示すように、車載装置21は、制御部211、記憶部212の外、通信部213、及びセンサ部214を含んで構成される。なお、表示部216及び入力部217を備えてもよい。
また、記憶部212は、車両20の位置情報の送信処理に関する情報である、位置情報2121、及び車両ID2122を記憶するようにしてもよい。
位置情報2121は、後述のセンサ部24により測位された車載装置21の位置情報(すなわち、車両20の位置情報)である。位置情報2121には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った時刻も含まれるようにする。
車両ID2122は、車載装置21が設置された車両20を識別するための情報である。車両ID2122としては、例えば車載装置21に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部213が携帯電話網等のネットワークである通信網70に接続するために、通信部213に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を車両ID2122として利用することができる。また、他にも、車両20に固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を車両ID2122として利用することができる。
なお、センサ部214は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて車載装置21の位置情報の測位精度をさらに高めることも可能である。
また、センサ部214は、GPS通信が困難又は不可能となった場合に、AGPS(Assisted Global Positioning System)通信を利用し、通信部213から取得される基地局情報によって車載装置21の位置情報を算出することも可能である。
位置情報送信部2112は、通信部213を利用した無線通信により、記憶部212に格納されている位置情報2121、及び車両ID2122を車両管理サーバ30に対して送信する部分である。
このようにして、リアルタイム送信やバースト送信を行うことにより、位置情報送信部2111は、センサ部214が測位した車両20の移動経路を特定するための位置情報2121と、車両ID2122とを、車両管理サーバ30に対して送信する。
なお、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報2121(すなわち、駐車位置)については、イグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載装置21が再度起動した際に送信されてもよい。
また、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)された後、所定時間、車載装置21を稼働状態として、駐車後に測位された位置情報2121(すなわち、駐車位置)を車両管理サーバ30に送信するようにしてもよい。それにより、より正確な駐車位置情報を車両管理サーバ30に送信することができる。
また、車載装置21が、ナビゲーション機能部(図示省略)を備える場合、位置情報送信部2111は、上述した位置情報2121、及び車両ID2122とともに、ナビゲーション機能部に設定された目的地の情報も車両管理サーバ30に対して送信するようにしてもよい。
以上のように、車載装置21が車両管理サーバ30に送信する位置情報は、具体的には当該車両の出発位置情報、到着位置情報、移動情報、及び駐車位置情報を含む。後述するように、車両管理サーバ30は、車載装置21の搭載された車両20の現在位置情報、駐車位置情報及び駐車時間帯情報を把握することができる。
図3に示すように、開閉制御装置22は、制御部221、記憶部222の外、通信部223、近距離通信部224を含んで構成される。開閉制御装置22は、車両20が備えるバッテリ(図示省略)から電源の供給を受ける。
図3に示すように、制御部221は、少なくとも認証部2211、施解錠制御部2212、施解錠情報送信部2213を備える。詳細については後述する。
記憶部222は、前述したワンタイム情報を記憶するワンタイム情報記憶部2221を備える。
通信部223は、LTE,4G,5G等の無線通信を備えてもよい。LTE,4G,5G等の無線通信は、車両管理サーバ30からリモート制御により開閉部の施解錠を行う場合に、車両管理サーバ30から送信される施解錠制御情報を受信する場合に用いられる。また、後述するように、施解錠情報送信部2213が、当該車両の施解錠履歴情報を(車両管理サーバ30を介して)車両配達管理サーバ40に送信する場合に用いられるようにしてもよい。
近距離通信部224は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信を行うための部分である。例えば配達員端末60からワンタイム情報を直接受信して、開閉部の施解錠を行う場合に用いられる。
ここで、施解錠制御情報とは、開閉部の施錠及び解錠を制御する制御情報であり、特に開閉部が窓の場合、施解錠制御情報には窓の開閉量が含まれ、窓の開閉量を制御する制御情報を意味する。以下、開閉部が窓の場合の場合、窓の開閉量に基づいて窓の開閉を制御することを含めて、「開閉部の施解錠」という。
認証部2211は、配達員端末60から開閉制御装置22に対してワンタイム情報を直接送信して、開閉部の施解錠を行う場合、開閉部の施解錠を行うことを許可されているか否かを認証する。
この場合、認証部2211は、前述したように予め(車両管理サーバ30を介して)車両配達管理サーバ40から受信したワンタイムパスワードを用いて、配達員端末60から受信する荷物番号、配達事業者ID及び配達員IDを認証する。具体的には、認証部2211は、予め取得している荷物番号、車両ID(及びその開閉部)と、配達員端末60から受信した荷物番号、配達事業者ID及び配達員IDに基づいて、ハッシュ関数によりハッシュ値を生成し、当該ハッシュ値とワンタイムパスワードとが一致する場合に、配達員を正しいものとして認証する。
なお、配達員端末60から開閉制御依頼を受けた車両管理サーバ30から開閉制御装置22に対してリモート開閉制御する場合については、前述したように、車両管理サーバ30は、配達員端末60から受信する荷物番号、配達事業者ID及び配達員IDを認証済みのため、車両管理サーバ30から受信する荷物番号、配達事業者ID及び配達員IDについては認証済みとして処理するようにしてもよい。
施解錠制御部2212は、ユーザの有する車両キーからの制御情報により、開閉部を施解錠する機能に加えて、車両管理サーバ30からリモート開閉制御により、開閉部の施解錠を行う場合、正しい配達員からの開閉制御依頼に基づくリモート開閉制御であることを車両管理サーバ30において認証した場合に限り、開閉部の施解錠を行う。
また、配達員端末60から開閉制御装置22に対してワンタイム情報を直接送信して、開閉部の施解錠を行う場合、施解錠制御部2212は、認証部2211により配達員を正しいものと認証した場合に限り、開閉部の施解錠を行う。
上記のいずれにおいても、開閉部が窓の場合、後述するように、配達員からの開閉制御依頼情報には窓の開閉量が含まれる。このため、施解錠制御部2212は、開閉制御依頼情報に含まれる窓の開閉量に基づいて窓の開閉制御を行うようにしてもよい。
施解錠情報送信部2213は、配達物の置き配のために、施解錠制御部2212により開閉部が施解錠された場合、当該配達物の荷物番号、開閉部が解錠された時刻情報、及び施錠された時刻情報を(車両管理サーバ30を介して)車両配達管理サーバ40に対して送信する。なお、施解錠情報送信部2213は、ユーザが車両キーにより開閉部を施解錠した場合は、開閉部が解錠された時刻情報、及び施錠された時刻情報を(車両管理サーバ30を介して)車両配達管理サーバ40に対して送信する。そうすることで、後述するように、車両配達管理サーバ40は、当該車両の施解錠履歴情報に基づいて、ユーザが荷物を取り出したか否かを判定することができる。具体的には、ユーザが車両キーにより開閉部を施解錠したときには、それ以前に置き配された荷物がユーザにより取り出されたものとみなすことができる。
次に、例えば自動車メーカー毎に設けられる車両管理サーバ30が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
ここで、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部36と、入力部37は、上述した車載装置21が含む同名の機能ブロックと同等のハードウェアで実現されるが、上述した車載装置21とは機能や用途が相違する。そこで、ハードウェアについての重複する再度の説明は一部省略し、相違する機能や用途についての説明を以下行う。
地図情報321には、道路、施設、駐車場等の地物に関する情報、道路情報、施設情報、駐車場情報等の情報が含まれる。施設情報、駐車場情報としては、各施設、駐車場の位置情報が緯度経度の情報として保存される。なお、各施設、駐車場の位置情報として、緯度経度の情報に加えて、住所、電話等の情報を記憶するようにしてもよい。
ユーザ情報322には、例えば、姓(名字)と名(名前)を含むユーザ名、ユーザ住所等の情報が含まれる。なお、ユーザ毎にユーザ識別IDを記憶してもよい。
車両情報323には、車両ID、当該車両の備える開閉部に関する情報(例えば、開閉部の種類及び窓の開口部の形状や大きさに関する開口部情報等)、及び開閉部の施錠、解錠をリモートで行うためのコマンド情報等を含むようにしてもよい。
ユーザ情報322と車両情報323との対応関係324は、ユーザ情報と車両IDとの対応関係324を示す情報で、例えばテーブル形式で記憶してもよい。
位置情報データベース325は、車載装置21から受信した位置情報に基づいて構築された車両20毎の位置情報を記憶するデータベースである。
位置情報データベース325は、制御部31に含まれる各機能ブロックにより構築及び更新される。位置情報データベース325の詳細については、制御部31に含まれる各機能ブロックの説明の際に、図5を参照して後述する。
通信部33は、例えば、前述した車載装置21から送信される位置情報を受信するために利用される。また、前述した開閉制御装置22に対して施解錠制御情報を送信するために利用してもよい。
また、車両配達管理通信部34は、セキュリティネットワーク71を介して車両配達管理サーバ40と通信する通信部である。車両配達管理通信部34は、車両配達管理サーバ40との間で、ユーザ情報、車両情報、車両の位置情報等の車両情報、車両の開閉部に関する情報(例えば、開閉部の種類及び窓の開口部の形状や大きさに関する開口部情報等)、及び車両の開閉部の施解錠に係る情報をシェアするための送受信に利用される。
入力部37は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部36の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。
そして、滞在判定部312は、判定結果に基づいて、位置情報データベース325に含まれる滞在位置(駐車位置)等の情報を更新する。
位置情報データベース325内の「ユーザID」は、上述したように、車両IDに対応するユーザを識別するための情報である。位置情報取得部311は、ユーザIDを特定して格納する。
移動推移には、位置情報の測位を行った時刻も含まれるようにする。これにより、一回のドライブの開始時刻と終了時刻を特定することができる。
位置情報取得部311は、受信した位置情報に基づいて、移動推移を更新する。
位置情報取得部311は、一回のドライブが継続しており、車載装置21から、位置情報等を受信する都度、受信した各情報に基づいて、位置情報データベース325における、「移動推移」を更新する。
このように、位置情報データベース325は、位置情報取得部311と滞在判定部312が協働することにより、適宜更新される。
具体的には、車両管理サーバ30(車両配達管理サーバ連携部313)は、セキュリティネットワーク71を介して車両配達管理サーバ40から、荷受人となるユーザから置き配場所として登録された車両情報(例えば、ユーザ情報及び車両ID(開閉部情報を含んでもよい)を車両配達管理通信部34により受信することにより、当該車両IDの車両20の存在の有無を判定し、存在する場合に車両配達管理通信部34に対して指示することでセキュリティネットワーク72を介して当該車両IDの車両20の位置情報を車両配達管理サーバ40に対して適宜送信する。又は、車両配達管理サーバ40に対して、当該位置情報データにアクセス可能にするようにしてもよい。なお、当該車両IDが存在しない場合は、存在しない旨のエラー情報及び登録情報の訂正依頼を、車両配達管理サーバ40に対して通知する。
そうすることで、後述するように、車両配達管理サーバ40は、ユーザから荷物の置き配場所として登録されている車両20毎に、ユーザ名、ユーザ住所、車両ID、当該車両の過去の時間帯ごとの位置情報(特に駐車位置情報、移動中状態)及び現在の位置情報を取得するとともに、この情報に基づいて、近い将来の時間帯毎における各車両20の予測位置情報(駐車位置情報、移動状態)を算出することができる。また、車両配達管理サーバ40は、配達員及び車両ID相互を認証するためのワンタイムパスワードを生成することができる。
さらに、配達物を車両20に置き配するように配達計画が最終的に設定され、配達員が配達物を配達するとき、車両配達管理サーバ連携部313は、セキュリティネットワーク71を介して車両配達管理サーバ40から、配達物に係る情報、例えば荷物番号、配達日時、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID(荷物を置き配するための車両20の開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)が指定された場合は、開閉部情報を含む)、並びにワンタイムパスワードを車両配達管理通信部34により受信することで取得することができる。ここで、荷物を置き配するための車両20の開閉部として窓が指定された場合は、開閉部情報に窓の開閉量を含むようにしてもよい。そうすることで、車両管理サーバ30は、荷物を置き配するための情報を当該車両の開閉制御装置22に対して予め送信することができる。
次に車両配達管理サーバ40を説明する前に、例えば配達事業者毎に設けられる配達管理サーバ50が備える機能ブロックについて図5のブロック図を参照して説明する。
ここで、制御部51と、記憶部52と、通信部53と、表示部56と、入力部57は、上述した車両管理サーバ30が含む同名の機能ブロックと同等のハードウェアで実現されるが、上述した車両管理サーバ30とは機能や用途が相違する。そこで、ハードウェアについての重複する再度の説明は一部省略し、相違する機能や用途についての説明を以下行う。
配達計画情報521は、配達対象となる荷物情報(例えば、荷物番号、荷物の大きさの情報、荷物が壊れ物か否かの情報、荷物の外観情報等)、配達先情報(例えば、配達先のユーザ名、ユーザ住所、荷物の届け先、置き配場所、配達日時等)、及び配達担当情報(例えば、配達事業所ID,配達員ID等)を含み、例えば配達事業所毎に作成されてもよい。なお、壊れ物情報は、例えばガラス製品、精密機械等が対象となり、差出人(例えば、ECサイト)から荷物を引き受ける際に、荷物に壊れ物情報のタグを付与するとともに、当該荷物情報に、壊れ物であることを示す壊れ物情報を含ませるようにしてもよい。
さらに、配達事業所毎に作成される配達計画情報521は、配達車両(配達員)毎に作成されてもよい。なお、置き配場所には、車両IDが含まれる。車両IDとともに、当該車両の開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)を含んでもよい。
配達管理情報522は、配達計画に沿って、荷物が、例えば倉庫から出庫され、配達事業所に送られ、配達車両に荷物が積載され、配達先に配達されるまでの配達状況を管理するための配達履歴情報が含まれてもよい。
通信部53は、例えば配達員端末60との間で、当該配達員の担当する荷物に係る荷物情報、配達先情報、配達担当情報、及び配達履歴情報等をシェアするための送受信に利用される。
また、車両配達管理通信部54は、セキュリティネットワーク72を介して車両配達管理サーバ40と通信する通信部である。車両配達管理通信部54は、車両配達管理サーバ40との間で、例えば車両を置き配場所として指定した荷物に係る荷物情報、配達先情報、配達担当情報、及び配達履歴情報等をシェアするための送受信に利用される。
表示部56及び入力部57は、車両管理サーバ30が含む表示部36及び入力部37と同等のハードウェアで実現される。
図5に示すように、制御部51は、機能ブロックとして、配達計画作成部511と、配達管理処理部512と、車両配達管理サーバ連携部513と、を含む。
配達管理処理部512は、配達計画作成部511によって作成された配達計画に沿って、配達物の配達状況を管理する。
なお、配達計画の作成機能及び配達管理処理機能については、当業者にとって公知であり、詳細な説明は省略し、ここでは、荷受人であるユーザが荷物の届け先に車両を指定した場合の付加機能について説明する。
また、配達計画作成部511は、置き配場所として車両が指定された場合に、ユーザの指定した配達日時付近に車両への配達が可能か否かを判断することができ、より詳細な配達計画を作成することができる。具体的には、例えば、当該配達日時付近において、車両が移動中である確率が高い場合、当該ユーザに対して、時間帯をずらす等の修正をするように、例えば、当該ユーザあてに(例えば荷受人端末10を介して)メール等により通知するようにしてもよい。
こうすることで、配達事業者にとっては、置き配場所として車両が指定された場合であっても、配達管理サーバ50自体に車両に関する情報を所持することなく、配達計画を作成することが可能となる。また、ユーザにとっても従来技術のように、個々の配達事業者毎に、置き配場所を車両とする配達サービスに関する契約を結ぶ必要がなくなり、車両置き配サービスを簡易に利用することが可能となる。
具体的には、配達管理処理部512は、配達員又は配達車両が、荷物を車両に配達するとき(より具体的には、例えば配達員が開閉部の解錠を要求する前)に当該車両のより正確な位置情報を後述する車両配達管理サーバ連携部513を介して、当該ユーザの指定した配達日時における当該車両IDに対応する車両のより正確な位置情報を取得する。ここで、より正確な位置情報は、例えば、住所表記の「丁目、番地、号」や、位置を示す緯度経度情報であってもよい。
配達管理処理部512は、車両の位置情報を取得した後に、車両配達管理サーバ連携部513を介して、前述した当該車両に配達する配達物に係る情報(例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID等)に対応するワンタイムパスワード、及び開閉部情報を取得するようにしてもよい。
そうすることで、配達管理処理部512は、実際の配達に必要な情報を適宜、配達員端末60に対して提供することができる。
具体的には、前述したように、車両配達管理サーバ連携部513は、配達計画作成部511からの要求に基づいて、車両配達管理通信部54に対して指示することでセキュリティネットワーク72を介して車両配達管理サーバ40に対して、荷物の届け先に車両を置き配場所として指定したユーザ名、ユーザ住所、及び配達日時(例えばユーザの指定した配達日時)が含まれる配達先情報を送信する。そうすることで、車両配達管理サーバ40から、当該ユーザ名とユーザ住所に対応する車両IDが存在する場合、当該車両IDに該当する車両の配達日時に応じた、予測位置情報を車両配達管理通信部54を介して受信することができる。なお、当該ユーザ名とユーザ住所に対応する車両IDが存在しない場合、その旨を示すエラー情報を受信することで、ユーザあてに(例えば荷受人端末10を介して)メール等により通知するようにしてもよい。そうすることで、ユーザに対して置き配場所を修正するようにさせてもよい。
また、前述したように、車両配達管理サーバ連携部513は、配達員又は配達車両が荷物を車両に配達するときに、配達管理処理部512からの要求に基づいて、車両配達管理サーバ40に対して、車両配達管理通信部54を介して当該車両のより正確な位置情報を要求することで、当該車両のより正確な位置情報を受信することができる。また、車両配達管理サーバ連携部513は、車両の位置情報を受信した後に、前述した当該車両に配達する配達物に係る情報(例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID等)に対応するワンタイムパスワードを受信するようにしてもよい。なお、車両配達管理サーバ連携部513は、車両の位置情報を受信した後に、配達管理処理部512からの要求に基づいて、ワンタイムパスワードを取得するようにしてもよい。
以上、配達管理サーバ50の機能部、特に、荷受人であるユーザが荷物の届け先に車両を置き配場所として指定した場合の付加機能について説明した。
次に、車両配達管理装置としての車両配達管理サーバ40が備える機能ブロックについて図6のブロック図を参照して説明をする。
ここで、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、表示部46と、入力部47は、上述した車両管理サーバ30が含む同名の機能ブロックと同等のハードウェアで実現されるが、上述した車両管理サーバ30とは機能や用途が相違する。そこで、ハードウェアについての重複する再度の説明は一部省略し、相違する機能や用途についての説明を以下行う。
車両位置情報422には、車両ID毎の所定期間内(例えば、今日を含む今後1週間等の所定の時間帯)における当該車両の予測位置情報等の情報が含まれる。
荷物情報423には、荷物に関する情報(例えば、物品ID、荷物の大きさの情報、荷物が壊れ物か否かの情報、荷物の外観情報等)が含まれる。また、荷物情報423に、ユーザが荷物の配達先(置き配場所)として車両を指定した場合の、当該荷物の配達先情報(例えば、配達先のユーザ名、ユーザ住所、置き配場所としての車両IDとその開閉部、及び配達予定日時等)を含むようにしてもよい。
車両開閉部施解錠履歴情報425には、車両ID毎の開閉部の施錠履歴情報及び解錠履歴情報が含まれる。
なお、前述したように、車両配達管理サーバ40は、例えば自動車メーカー毎の各車両管理サーバ30と連携することで、荷物の届け先に車両を置き配場所として登録したユーザ名、ユーザ住所、当該車両の車両ID、当該車両の過去の時間帯ごとの位置情報(特に駐車位置情報、移動状態)現在の位置情報、当該車両の開閉部の施錠履歴情報及び解錠履歴情報等を取得することができる。
また、車両配達管理サーバ40は、例えば配達事業者毎の各配達管理サーバ50と連携することで、荷物の届け先に車両を置き配場所として指定したユーザに係るユーザ情報(ユーザ名、ユーザ住所等)、当該荷物の配達先情報(例えば、配達先のユーザ名、ユーザ住所、置き配場所としての車両IDとその開閉部、及び配達予定日時等)、及び当該荷物に関する情報(例えば、物品ID、荷物の大きさの情報、荷物が壊れ物か否かの情報、荷物の外観情報等)を含む荷物情報、及び実際に荷物が配達される場合における当該荷物の車両への配達の進捗状況を取得することができる。
車両配達管理サーバ40は、これら取得した情報に基づいて、各車両管理サーバ30、及び各配達管理サーバ50に対して、それぞれ必要な情報を提供することができる。
車両管理通信部44は、セキュリティネットワーク71を介して車両管理サーバ30と通信するための通信部である。車両管理通信部44は、車両管理サーバ30との間で、ユーザ情報、車両情報、車両の位置情報等の車両情報をシェアするための送受信に利用される。
同様に、配達管理通信部45は、セキュリティネットワーク72を介して配達管理サーバ50と通信するための送受信部としての通信部である。配達管理通信部432は、配達管理サーバ50との間で、例えば車両を置き配場所として指定した荷物に係る荷物情報、配達先情報、配達担当情報、及び配達履歴情報等の配達情報をシェアするための送受信に利用される。
表示部46及び入力部47は、車両管理サーバ30が含む表示部36及び入力部37と同等のハードウェアで実現される。
なお、ユーザ情報421として、車両IDに加えて、当該車両で置き配場所として利用可能な開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)を登録するようにしてもよい。また、配達物の置き配場所として当該車両を利用する場合に、デフォルトとして車両配達管理サーバ40と連携する配達管理サーバ50を運用する配達事業者全てに適用されるようにしてもよい。
なお、置き配場所として登録された車両IDの車両20が車両管理サーバ30に存在しない場合、後述するユーザ通知情報送信部416により、その旨を、当該ユーザの、例えば荷受人端末10に対して通知することで、ユーザに修正させるようにしてもよい。
また、ユーザが車両キーにより開閉部を施解錠した場合は、車両管理サーバ30を介して当該車両の開閉部が解錠された時刻情報、及び施錠された時刻情報を受信することができる。
そうすることで、車両配達管理サーバ40は、荷物番号に対応する配達物がユーザにより取り去られたか、又は置き配されている状態にあるか、を判定することができる。
こうすることで、各配達事業者にとっては、置き配場所として車両が指定された場合であっても、各配達管理サーバ50に車両に関する情報を所持することなく、配達計画を作成することが可能となる。また、ユーザにとっても従来技術のように、個々の配達事業者毎に、置き配場所を車両とする配達サービスに関する契約を結ぶ必要がなくなり、車両置き配サービスを簡易に利用することが可能となる。また、配達事業者は、配達予定日時付近に当該車両への配達が可能か否かを判断でき、より詳細な配達計画を作成することが可能となる。
また、例えば当該車両が1ボックスカーや2ボックスカーのように、セダンのような3ボックスカーにおける独立した荷室としてのトランクを有していない場合であっても、例えば窓の開閉量を制御して荷物を車両内に配達することで、配達員が車両内に侵入できないため、ユーザは安心して車両に荷物を届けてもらうことが可能となる。
このように、配達管理サーバ連携部413は、車両の位置情報を必要最小限の場合であるかどうかを判定することで、配達管理サーバ50に対して、車両の位置情報を送信できるようにする。
そうすることで、配達事業者は、配達計画作成時には、車両配達管理サーバ40から車両の予測位置情報(例えば、所定の範囲を占める位置情報)を取得し、配達員が荷物を配達するときには、車両配達管理サーバ40から車両のより正確な位置情報を取得することができ、それぞれの目的別に必要な情報を得ることが可能にするとともに、配達終了後は、車両の位置情報を取得できないようにすることで、ユーザのプライバシーに配慮することができる。
また、配達管理サーバ連携部413は、車両の位置情報を配達管理サーバ50に対して送信した後に、前述した当該車両に配達する配達物に係る情報(例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID等)に対応するワンタイムパスワードを送信するようにしてもよい。なお、配達管理サーバ連携部413は、車両の位置情報を配達管理サーバ50に対して送信した後に、配達管理サーバ50からの要求に基づいて、ワンタイムパスワードを送信するようにしてもよい。さらに、配達管理サーバ連携部413は、ワンタイムパスワードを送信した後は、例えば、当該配達物に関して車両の位置情報及びワンタイムパスワードの送信終了を記録することで、当該配達物に関連する車両の位置情報を提供しないようにしてもよい。こうすることで、配達管理サーバ連携部413は、少なくとも、配達員が車両の開閉部の施解錠を可能になった後は、車両の位置情報を提供しないようにすることができる。
なお、配達管理サーバ連携部413は、位置情報を送信した後に、例えば、当該配達物に関して車両の位置情報の送信終了を記録することで、当該配達物に関連する車両の位置情報を提供しないようにしてもよい。
具体的には、当該車両のこれまでの位置情報の履歴情報に基づいて、例えば1週間における各日の各時間帯における当該車両の予測位置(例えば、駐車位置、移動中を示す移動状態情報等)を算出する。予測位置の算出にあたっては、確率に基づいて、最も高い確率となる位置情報を予測位置として算出してもよい。前述したように、予測位置情報としては、所定の範囲を占める位置情報、及びより正確な位置情報を算出してもよい。
これにより、前述したように、車両配達管理サーバ40は、記憶部42に、ユーザ名、ユーザ住所、当該ユーザの利用する車両の車両ID、及び予測位置情報等を含むユーザ情報421を記憶することができる。
ここで、ユーザ通知情報は、置き配場所として登録された車両IDが車両管理サーバ30に存在しない場合、その旨を当該ユーザの、例えば荷受人端末10に対して通知する情報を含む。そうすることで、ユーザに車両ID等を修正させるようにしてもよい。
他方、当該荷物が車両の窓の開口部を介して車両内に配達可能な条件を満たさない場合すなわち当該荷物が壊れ物である場合、又は当該荷物の大きさが車両の窓の開口部より大きい場合、開閉制御指令生成部417は、窓の開口部に換えて、車両のドア、又は車両のトランク(ハッチバック等)から当該荷物を車両内に配達するように決定する。
また、他の実施例として前述したように、配達員からの直接の指示に基づいて、当該車両の開閉制御装置22が当該車両の開閉部の開閉を行う場合、開閉制御指令生成部417は、通信部43を介して、配達員端末60に対して、当該車両の窓の開閉制御指示情報、又は車両のドア若しくは車両のトランク(ハッチバック等)の開閉制御指示情報を送信するようにしてもよい。そうすることで、当該車両の開閉制御装置22は、配達員からの車両の開閉部の依頼に基づいて、当該車両の開閉部の開閉を行うことができる。なお、開閉制御指令生成部417は、配達管理サーバ50を介して配達員端末60に対して、当該車両の開閉制御指示情報を送信するようにしてもよい。これにより、配達員は、配達員からの配達員端末60を介して、車両の開閉制御装置22に対して、当該車両の開閉部の開閉を依頼することができる。
以上に記載した開閉制御指令生成部417によれば、窓の開閉量を荷物が入る程度の窓の開閉量とするため、配達員が車両内に侵入できないため、ユーザは安心して車両に荷物を届けてもらうことが可能となる。また、荷物が窓の開口部よりも大きい場合でも、また、荷物が壊れ物である場合、窓の換わりに、例えばドア又はハッチバックを開けて車両に荷物を配送することが可能となり、ユーザの利便性が向上するとともにユーザにとって車両への宅配を安心して利用することが可能となる。また配達事業者にとっても再配達の必要が無くなり、配達コストの削減につながる。
また、車両配達管理サーバ40は、配達事業者の配達計画作成時には車両の予測位置情報(例えば、所定の範囲を占める位置情報)を提供し、配達員の荷物の配達時には車両の正確な位置情報を提供することで、それぞれの目的別に必要な情報を提供することを可能にするとともに、配達終了後は、車両の位置情報を提供しないようにすることで、ユーザのプライバシーに配慮することができる。
また、例えば置き配場所として指定する車両が1ボックスカーや2ボックスカーのように、セダンのような3ボックスカーにおける独立した荷室としてのトランクを有していない場合であっても、窓の開閉量を制御して化機構部を介して荷物を車両内に配達することができ、その場合、配達員が車両内に侵入できないため、ユーザは安心して車両に荷物を届けてもらうことが可能となる。
配達員端末60は、配達員が、配達管理サーバ50と通信するための端末である。配達員端末60としては、例えばPC、タブレット端末、スマートフォン、携帯端末等の公知の端末が利用されてもよい。
図7に示すように、配達員端末60は、少なくとも制御部61、記憶部62の外、通信部63、近距離通信部64、表示部66、入力部67を含んで構成される。
制御部61は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、配達員端末60を構成する各部の制御を行う。制御部61の詳細については、後述する。
記憶部62は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、置き配場所としての車両情報の車両配達管理サーバ40に対する登録処理プログラム、車両配達管理サーバ40及び配達管理サーバ50からの通知情報を取得して荷受人であるユーザに対して提示するためのプログラムといった各プログラムを記憶してもよい。また、記憶部12は、車両配達管理サーバ40から送信されるワンタイムパスワード等のデータを記憶するようにしてもよい。
通信部63は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、LTE(Long Term Evolution)、4G、5G等の規格や、Wi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網70を経由して、他の装置との間の通信を行う場合に用いられる。
近距離通信部64は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信を行うための部分である。例えば、配達員端末60から車両20の開閉制御装置22に対してワンタイムパスワード情報を直接送信して、開閉部の施解錠を行う場合の近距離通信を行う場合に用いられる。
表示部66は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部66は、制御部61からの指示を受けて画像を表示する。
入力部67は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部66の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。
制御部61は、各プログラムを実行することによって、配達員端末60を所定の手段(以下、「配達員情報管理部」と総称する)として機能させる。また、制御部61は配達員情報管理のための各プログラムを実行することによって、配達員端末60に、所定のステップ(以下、「配達員情報管理ステップ」と総称する)を実行させる。
以下、制御部61の有する機能を配達員情報管理部の観点から説明する。なお、配達員情報管理ステップ(方法)の観点に基づく説明は、「部」を「ステップ」に置き換えることで説明できるため、省略する。
また、配達関連情報取得部611は、配達員が実際の配達を行う際に、車両を置き配場所とする荷物について、当該車両の位置情報及び当該車両の開閉部の施解錠に必要となるワンタイムパスワード等の情報、及び車両の窓の開閉制御指示情報、又は車両のドア若しくは車両のトランク(ハッチバック等)の開閉制御指示情報を、通信部63を介して配達管理サーバ50から取得する。
他の実施例としては、開閉部施解錠依頼部612は、荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、ワンタイムパスワードを含む認証情報及び車両の窓の開閉制御指示情報、又は車両のドア若しくは車両のトランク(ハッチバック等)の開閉制御指示情報を開閉制御装置22に対して直接送信して開閉部の開閉制御の依頼を行う。次に、それぞれの実施例における機能を個別に説明する。
開閉部施解錠依頼部612は、通信部63を介して、例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、車両ID(及びその開閉部)及びワンタイムパスワード及び車両の窓の開閉制御指示情報、又は車両のドア若しくは車両のトランク(ハッチバック等)の開閉制御指示情報を車両配達管理サーバ40を介して(又は、直接)車両管理サーバ30に対して送信する。そうすることで、前述したように、車両管理サーバ30は、配達員が正当な配達員であることを認証した場合に限り、当該車両の開閉部の開閉制御をリモートで実行する。
開閉部施解錠依頼部612は、近距離通信部64を介して、例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、車両ID(及びその開閉部)、ワンタイムパスワード及び車両の窓の開閉制御指示情報、又は車両のドア若しくは車両のトランク(ハッチバック等)の開閉制御指示情報を当該車両(開閉制御装置22)に対して送信する。そうすることで、前述したように、開閉制御装置22は、配達員が正当な配達員であることを認証した場合に限り、当該車両の開閉部の施解錠を実行する。
以上、車両配達管理装置としての車両配達管理サーバ40の機能について配達管理システム1の有する機能と併せて説明した。
次に、図8のフローチャートを参照して、本実施形態における1つの実施例の動作について説明する。ここで、ユーザが置き配場所として車両配達管理サーバ40に登録した車両は、前述したように例えば車内空間と隔離された開口部を設けていない車両を例示する。具体的には、図8に示す処理フローは、ユーザが当該車両を置き配場所として車両配達管理サーバ40に登録した後に、ユーザが電子商取引サイト(ECサイト)から商品を購入し、ユーザが当該商品の配達先として当該車両を指定し、ECサイトにおいて当該商品の配達事業者が設定された場合に、車両配達管理サーバ40が、当該車両の配達日時における当該車両の位置情報及び当該配達物に係るワンタイムパスワード及び車両の窓の開閉制御指示情報、又は車両のドア若しくは車両のトランク(ハッチバック等)の開閉制御指示情報を(例えば、配達管理サーバ50を介して)配達員端末60に送信するまでの、車両配達管理サーバ40の動作を示すフローチャートである。
また、車両配達管理サーバ40は、前記ワンタイムパスワードを当該車両の開閉制御装置22に対して送信する。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、図2-図7の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明の機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2-図7の例に限定されない。
例えば、車両管理サーバ30が特定の自動車メーカーの管理するサーバのみから構成される場合、車両管理サーバ30が車両配達管理サーバ40の機能を備えるようにしてもよい。
また、他にも、上述した実施形態を、例えば以下に説明する変形例のように変形するようにしてもよい。なお、以下に説明する変形例をさらに組み合わせるようにしてもよい。
上述した実施形態におけるシステム構成は一例に過ぎず、適宜変更するようにしてもよい。例えば、上述の実施形態では、車両配達管理装置としての車両配達管理サーバ40を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、車両配達管理サーバ40の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散し、分散処理システムとして車両配達管理サーバ40を実現もよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、車両配達管理サーバ40の各機能を実現してもよい。
上述した実施形態におけるネットワーク構成は一例に過ぎず、適宜変更するようにしてもよい。例えば、上述の実施形態において、セキュリティネットワーク71及びセキュリティネットワーク72を専用回線のみならず、VPN(Virtual Private Network)等により実現してもよい。
上述した実施形態では、荷受人端末10の車両指定部111は、車両配達管理サーバ40に対して置き配情報を登録する構成を例示したが、これに限られない。車両指定部111は、車両管理サーバ30に対して、置き配場所に指定する車両IDを車両配達管理サーバ40に登録するように依頼するようにしてもよい。このとき、ユーザ名、ユーザ住所の入力を省略して、車両管理サーバ30に登録済みのユーザ名、ユーザ住所に基づいて登録するように依頼することができる。そうすることで、車両配達管理サーバ40に直接登録する場合に比べてユーザ名、ユーザ情報の入力ミスが発生しないようにすることができる。
なお、この場合、車両管理サーバ30は、例えば車両配達管理通信部34を介して、車両配達管理サーバ40(置き配用車両登録部411)に対して置き配情報を登録するようにしてもよい。
同様に、上述した実施形態では、荷受人端末10の通知情報取得部112は、車両配達管理サーバ40から通知される通知情報を取得する構成を例示したが、これに限られない。通知情報取得部112は、車両管理サーバ30を介して、車両配達管理サーバ40から通知される通知情報を取得するようにしてもよい。
上述した実施形態では、車両配達管理サーバ40の開閉制御指令生成部417は、車両管理通信部44を介して、車両管理サーバ30に対して、当該車両の窓の開閉制御指示情報、又は車両のドア若しくは車両のトランク(ハッチバック等)の開閉制御指示情報を送信することで、車両管理サーバ30に対してリモート制御により車両の開閉部を開閉制御するように依頼する1つの例を例示したが、これに限られない。車両配達管理サーバ40の開閉制御指令生成部417は、当該車両の窓の開閉制御指示情報、又は車両のドア若しくは車両のトランク(ハッチバック等)の開閉制御指示情報に基づいて、通信部43を介して車両の開閉制御装置22に対してリモート制御するようにしてもよい。
上述した実施形態では、配達員端末60の開閉部施解錠依頼部612は、当該車両の窓の開閉制御指示情報、又は車両のドア若しくは車両のトランク(ハッチバック等)の開閉制御指示情報に基づく、リモートによる開閉制御の依頼を車両管理サーバ30に対して送信する構成を例示したが、これに限られない。配達員端末60の開閉部施解錠依頼部612は、車両配達管理サーバ40に対してリモートによる開閉制御の依頼を直接送信するようにしてもよい。
上述した実施形態では、車両20の備える開閉制御装置22の施解錠情報送信部2213は、開閉部が施解錠された場合、当該配達物の荷物番号、開閉部が解錠された時刻情報、及び施錠された時刻情報を、またユーザが車両キーにより開閉部を施解錠した場合、開閉部が解錠された時刻情報、及び施錠された時刻情報を、車両管理サーバ30を介して車両配達管理サーバ40に対して送信する構成を例示したが、これに限られない。施解錠情報送信部2213は、これらの情報を車両配達管理サーバ40に対して直接送信するようにしてもよい。
なお、上記の車両配達管理サーバ40を含む配達管理システム1に含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の配達管理システム1に含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれる車両配達管理方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
10 荷受人端末
11 制御部
111 車両指定部
112 通知情報取得部
12 記憶部
13 通信部
16 表示部
17 入力部
20 車両
21 車載装置
211 制御部
2111 位置情報送信部
212 記憶部
22 開閉制御装置
221 制御部
2211 認証部
2212 施解錠制御部
2213 施解錠情報送信部
222 記憶部
223 通信部
224 近距離通信部
30 車両管理サーバ
31 制御部
311 位置情報取得部
312 滞在判定部
313 車両配達管理サーバ連携部
314 配達員認証部
315 施解錠リモート制御部
33 通信部
34 車両配達管理通信部
40 車両配達管理サーバ
41 制御部
411 置き配用車両登録部
412 車両管理サーバ連携部
413 配達管理サーバ連携部
414 予測位置情報算出部
415 ワンタイムパスワード生成部
416 ユーザ通知情報送信部
417 開閉制御指令生成部
42 記憶部
43 通信部
44 車両管理通信部
45 配達管理通信部
50 配達管理サーバ
51 制御部
511 配達計画作成部
512 配達管理処理部
513 車両配達管理サーバ連携部
52 記憶部
53 通信部
54 車両配達管理通信部
60 配達員端末
61 制御部
611 配達関連情報取得部
612 開閉部施解錠依頼部
62 記憶部
63 通信部
64 近距離通信部
70 通信網
71 セキュリティネットワーク
72 セキュリティネットワーク
Claims (4)
- 荷受人となる複数のユーザに関するユーザ情報として、ユーザ名と、ユーザが利用する車両の車両IDと車両の窓の開口部情報が記憶されているユーザ情報記憶部と、
配達する荷物の配達先と大きさの情報が含まれる荷物情報が記憶される荷物情報記憶部と、
前記ユーザが利用する車両の窓の開閉を制御するコマンドを送信可能な通信部と、
前記配達先が前記ユーザの利用する車両のとき、前記荷物情報の荷物の大きさに基づき、前記荷物を窓から車両内に投入可能な開口部となるよう、前記通信部に対して窓の開閉量を制御するコマンドの送信を指示する制御部と、を備えることを特徴とする車両配達管理装置。 - 前記通信部は、さらに、前記車両のドア又は荷室の開錠を制御するコマンドを送信可能であり、
前記制御部は、さらに、前記荷物情報の荷物の大きさが前記車両の窓の開口部よりも大きい場合に、前記通信部に対して前記ドア又は荷室の開錠を制御するコマンドの送信を指示することを特徴とする請求項1に記載の車両配達管理装置。 - 前記荷物情報記憶部は、さらに、前記荷物情報に配達する荷物の壊れ物情報が含まれ、
前記通信部は、さらに、前記車両のドア又は荷室の開錠を制御するコマンドを送信可能であり、
前記制御部は、さらに、前記荷物情報に壊れ物情報が含まれる場合に、前記通信部に対して前記ドア又は荷室の開錠を制御するコマンドの送信を指示することを特徴とする請求項1に記載の車両配達管理装置。 - コンピュータにより実行される車両配達管理方法であって、
荷受人となる複数のユーザに関するユーザ情報として、ユーザ名と、ユーザが利用する車両の車両IDと車両の窓の開口部情報を記憶するユーザ情報記憶ステップと、
配達する荷物の配達先と大きさの情報が含まれる荷物情報を記憶する荷物情報記憶ステップと、
前記ユーザが利用する車両の窓の開閉を制御するコマンドを送信する通信ステップと、
前記配達先が前記ユーザの利用する車両のとき、前記荷物情報の荷物の大きさに基づき、前記荷物を窓から車両内に投入可能な開口部となるよう、前記通信ステップにおいて窓の開閉量を制御するコマンドの送信を指示する制御ステップと、を有することを特徴とする車両配達管理方法。
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JP2019160208A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 本田技研工業株式会社 | 収容サポートシステム |
US20200111050A1 (en) * | 2018-10-04 | 2020-04-09 | Ford Global Technologies, Llc | Method and apparatus for vehicle-assisted delivery fulfilment |
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