JP2021115610A - プレス成形品の製造方法、及びプレス成形品の製造装置 - Google Patents
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Abstract
Description
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示すプレス成形品の製造方法は、ブランク材のプレスによって図2のプレス成形品100を得るための方法である。
プレス成形品100は、図3に示すように、凸条部110と、スカート部120と、フランジ部130とを有する。
本実施形態のプレス成形品の製造方法は、図4Aに示すプレス成形品の製造装置1を用いて実施することができる。プレス成形品の製造装置1は、第1ダイ2と、第2ダイ3とを備える。
第1ダイ2は、第1凸条形成部2Aと、第1外側チャック部2Bと、第1内側チャック部2Cとを有する。また、第1ダイ2は、第1部21と、第2部22と、第3部23とに分割されている。第2部22は、第1部21及び第3部23とは分離してプレス方向に移動可能である。なお、第1ダイ2は、複数のパーツに分割されていなくてもよい。
第2ダイ3は、第1ダイ2に対し相対移動することでブランク材200を厚み方向にプレスするように構成されている。第2ダイ3は、第2凸条形成部3Aと、第2外側チャック部3Bと、第2内側チャック部3Cとを有する。第2ダイ3は、一体の部品であるが、複数のパーツに分割されていてもよい。
図1に示すように、本実施形態のプレス成形品の製造方法は、配置工程S10と、プレス工程S20と、切断工程S30と、曲げ工程S40とを備える。
本工程では、平板状のブランク材200を上下方向に離間した第1ダイ2と第2ダイ3との間に配置する。
本工程では、第1ダイ2及び第2ダイ3の相対移動によってブランク材200を厚み方向にプレスする。
本工程では、プレス工程S20で得られた第1中間成形品300の一部を切断し、図5Bに示す第2中間成形品400を得る。
本工程では、切断工程S30で得られた第2中間成形品400の曲げ加工によって、図3のプレス成形品100を得る。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)ブランク材のプレス時に、第1段差2D及び第2段差3Dの存在によって、第1外側チャック部2Bと第2外側チャック部3Bとの間への材料流入量(つまり、第2領域220における材料流入量)が、第1内側チャック部2Cと第2内側チャック部3Cとの間への材料流入量(つまり、第3領域230における材料流入量)よりも低減する。つまり、プレス成形品100において引張応力が発生しやすい凸条部110の湾曲内側部分であるフランジ部130に材料が多く供給される。その結果、凸条部110の湾曲内側部分における引張応力が低減されるため、プレス成形品100のスプリングバックが抑制される。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
2B…第1外側チャック部、2C…第1内側チャック部、2D…第1段差、
3…第2ダイ、3A…第2凸条形成部、3B…第2外側チャック部、
3C…第2内側チャック部、3D…第2段差、21…第1部、22…第2部、
23…第3部、100…プレス成形品、110…凸条部、111…天板、
112…第1側板、113…第2側板、114…補助凸部、120…スカート部、
130…フランジ部、200…ブランク材、210…第1領域、220…第2領域、
230…第3領域、300…第1中間成形品、320…第1中間フランジ部、
330…第2中間フランジ部、400…第2中間成形品、
420…第3中間フランジ部。
Claims (8)
- プレスによって長手方向が湾曲した凸条部を有するプレス成形品を得るためのプレス成形品の製造方法であって、
平板状のブランク材のうち前記凸条部が形成される第1領域よりも前記凸条部の湾曲の外側に位置する第2領域の拘束力が、前記ブランク材のうち前記第1領域よりも前記凸条部の湾曲の内側に位置する第3領域の拘束力よりも大きくなるように、前記ブランク材を厚み方向にプレスする工程を備える、プレス成形品の製造方法。 - 請求項1に記載のプレス成形品の製造方法であって、
前記ブランク材を第1ダイと第2ダイとの間に配置する工程をさらに備え、
前記プレスする工程では、前記第1ダイ及び前記第2ダイの相対移動によって前記ブランク材を厚み方向にプレスする、プレス成形品の製造方法。 - 請求項2に記載のプレス成形品の製造方法であって、
前記第1ダイは、
前記ブランク材の前記第1領域を前記第2ダイに押し込むことで前記凸条部を形成する第1凸条形成部と、
前記第1凸条形成部の湾曲の外側に位置し、前記ブランク材の前記第2領域が配置される第1外側チャック部と、
前記第1凸条形成部の湾曲の内側に位置し、前記ブランク材の前記第3領域が配置される第1内側チャック部と、
を有し、
前記第2ダイは、
前記ブランク材の前記第1領域が前記第1凸条形成部によって押し込まれる第2凸条形成部と、
前記第1外側チャック部と共に前記ブランク材の前記第2領域を厚み方向に挟む第2外側チャック部と、
前記第1内側チャック部と共に前記ブランク材の前記第3領域を厚み方向に挟む第2内側チャック部と、
を有し、
前記プレスする工程において、前記第1外側チャック部と前記第2外側チャック部とによる前記第2領域の拘束力は、前記第1内側チャック部と前記第2内側チャック部とによる前記第3領域の拘束力よりも大きい、プレス成形品の製造方法。 - 請求項3に記載のプレス成形品の製造方法であって、
前記第1外側チャック部は、前記ブランク材のプレス方向に高さが変化する少なくとも1つの第1段差を有し、
前記第2外側チャック部は、前記少なくとも1つの第1段差と共に前記ブランク材の前記第2領域を厚み方向に挟む少なくとも1つの第2段差を有する、プレス成形品の製造方法。 - 請求項4に記載のプレス成形品の製造方法であって、
前記第1外側チャック部は、前記少なくとも1つの第1段差として1つの第1段差を有し、
前記第2外側チャック部は、前記少なくとも1つの第2段差として1つの第2段差を有する、プレス成形品の製造方法。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプレス成形品の製造方法であって、
前記ブランク材の引張強度は、980MPa以上である、プレス成形品の製造方法。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプレス成形品の製造方法であって、
前記プレス成形品は、自動車の骨格を構成する部材である、プレス成形品の製造方法。 - プレスによって長手方向が湾曲した凸条部を有するプレス成形品を得るためのプレス成形品の製造装置であって、
第1ダイと、
前記第1ダイに対し相対移動することで平板状のブランク材を厚み方向にプレスするように構成された第2ダイと、
を備え、
前記第1ダイは、
前記ブランク材の第1領域を前記第2ダイに押し込むことで前記凸条部を形成するように構成された第1凸条形成部と、
前記第1凸条形成部の湾曲の外側に位置し、前記ブランク材の第2領域が配置されるように構成された第1外側チャック部と、
前記第1凸条形成部の湾曲の内側に位置し、前記ブランク材の第3領域が配置されるように構成された第1内側チャック部と、
を有し、
前記第2ダイは、
前記ブランク材の前記第1領域が前記第1凸条形成部によって押し込まれるように構成された第2凸条形成部と、
前記第1外側チャック部と共に前記ブランク材の前記第2領域を厚み方向に挟むように構成された第2外側チャック部と、
前記第1内側チャック部と共に前記ブランク材の前記第3領域を厚み方向に挟むように構成された第2内側チャック部と、
を有し、
前記第1外側チャック部と前記第2外側チャック部とによる前記第2領域の拘束力は、前記第1内側チャック部と前記第2内側チャック部とによる前記第3領域の拘束力よりも大きい、プレス成形品の製造装置。
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