JP2021113645A - Heat recovery system - Google Patents
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Abstract
Description
ここに開示された技術は、熱回収システムに関する。 The techniques disclosed herein relate to heat recovery systems.
従来より、蒸気使用装置からの排熱を回収するシステムが知られている。 Conventionally, a system for recovering exhaust heat from a steam-using device has been known.
例えば、特許文献1に開示されたシステムは、蒸気使用装置からの廃蒸気を回収すると共に、ヒートポンプを利用して廃蒸気から熱を回収している。そして、回収した熱によって蒸気を生成している。
For example, the system disclosed in
しかしながら、前述のシステムでは、廃蒸気から回収した熱を蒸気の生成に使用するためにヒートポンプが必要となり、その結果、システム構成が複雑になる。そのため、ヒートポンプとは異なる形態で、排熱を有効活用できるシステムが求められている。 However, in the above-mentioned system, a heat pump is required to use the heat recovered from the waste steam for steam generation, and as a result, the system configuration becomes complicated. Therefore, there is a demand for a system that can effectively utilize exhaust heat in a form different from that of a heat pump.
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で排熱を活用することにある。 The technology disclosed herein was made in view of this point, and the purpose thereof is to utilize exhaust heat with a simple configuration.
ここに開示された熱回収システムは、気体を加熱する第1熱交換器と、前記第1熱交換機によって加熱された気体を蒸気を熱源として加熱する第2熱交換器と、前記第2熱交換器から排出されるドレンの熱を前記第1熱交換器に熱源として供給する回収部とを備えている。 The heat recovery system disclosed herein includes a first heat exchanger that heats a gas, a second heat exchanger that heats the gas heated by the first heat exchanger using steam as a heat source, and the second heat exchange. It is provided with a recovery unit that supplies the heat of the drain discharged from the vessel to the first heat exchanger as a heat source.
前記熱回収システムによれば、簡単な構成で排熱を活用することができる。 According to the heat recovery system, exhaust heat can be utilized with a simple configuration.
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, exemplary embodiments will be described in detail with reference to the drawings.
《実施形態1》
図1は、実施形態1に係る熱回収システム10の概略的な配管図である。
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FIG. 1 is a schematic piping diagram of the
熱回収システム10は、空気を加熱するプレヒータ1と、プレヒータ1によって加熱された空気を蒸気を熱源として加熱するメインヒータ2と、メインヒータ2から排出されるドレンの熱をプレヒータ1に熱源として供給する回収部3とを備えている。熱回収システム10は、メインヒータ2から排出されるドレンを回収し、ドレンに含まれる熱をプレヒータ1に熱源として供給するものである。プレヒータ1は、第1熱交換器の一例であり、メインヒータ2は、第2熱交換器の一例であり、空気は、気体の一例である。
The
熱回収システム10は、蒸気システム100に組み込まれている。蒸気システム100は、熱回収システム10に加えて、ドレン及び蒸気を貯留するドレンヘッダ71と、ドレンヘッダ71からのドレンを圧送するポンプ装置5と、ドレンを貯留する給水タンク73と、ボイラ74とを備えてる。
The
プレヒータ1は、メインヒータ2によって加熱される前の空気の予熱を行う。プレヒータ1は、熱交換器で形成されている。例えば、プレヒータ1は、フィンアンドチューブ型又はシェルアンドチューブ型の熱交換器である。プレヒータ1は、伝熱管11を有している。伝熱管11の上流端には、温水が流通する水配管85が接続されている。伝熱管11の内部には、熱源となる温水が流通している。プレヒータ1においては、伝熱管11の周囲を空気が通過することによって、空気が加熱される。伝熱管11の下流端には水配管86の上流端が接続されている。伝熱管11を流通する水は、水配管86へ流出する。
The
メインヒータ2は、プレヒータ1によって予熱された空気をさらに加熱する。メインヒータ2は、熱交換器で形成されている。例えば、メインヒータ2は、フィンアンドチューブ型又はシェルアンドチューブ型の熱交換器である。メインヒータ2は、伝熱管21を有している。伝熱管21の上流端には、ボイラ74から延びる蒸気配管81が接続されている。伝熱管21の内部には、熱源となる蒸気が流通している。メインヒータ2においては、伝熱管21の周囲を空気が通過することによって、空気が加熱される。蒸気は、伝熱管21を流通する間に凝縮してドレンとなる。伝熱管21の下流端には、ドレン配管82の上流端が接続されている。伝熱管21で凝縮したドレンは、ドレン配管82へ流出する。
The
メインヒータ2によって加熱された空気は、対象物の加熱に用いられる。例えば、メインヒータ2は、塗工機20に組み込まれ、塗工機20における対象物の乾燥に用いられる。例えば、塗工機20が電池の電極の塗工に用いられている場合、対象物は電極である。加熱された空気は、電極の乾燥に用いられる。
The air heated by the
回収部3は、熱交換器で形成されている。回収部3は、ドレン及びそのドレンが再蒸発した蒸気(以下、「フラッシュ蒸気」という)と水とを熱交換させることによって、湯気の発生を抑えると共にドレン及びフラッシュ蒸気から熱を回収する。つまり、回収部3は、メインヒータ2からのドレンそのものだけでなく、そのドレンが相変化したフラッシュ蒸気からも、メインヒータ2からのドレンの熱として、熱を回収する。
The
回収部3は、容器31と、容器31内に収容され、内部を水が流通する伝熱管32とを有している。容器31は、略円筒状に形成されている。容器31の上部には、流入口33が設けられている。流入口33には、ドレン配管82の下流端が接続されている。容器31の下部には、ドレンの流出管34が設けられている。流出管34は、容器31の底を貫通している。流出管34の上端は、容器31の底よりも高い位置において開口している。流出管34の下端には、ドレン配管83の上流端が接続されている。水配管86には、ポンプ86aが設けられている。
The
伝熱管32は、容器31の軸心を中心に螺旋状、即ち、コイル状に形成されている。伝熱管32には、下方から上方に向かって水が流れる。伝熱管32の上流端には、水配管86の下流端が接続されている。伝熱管32の下流端には、水配管85の上流端が接続されている。
The
さらに、回収部3は、大気開放管35を有している。大気開放管35は、容器31の軸心と同軸に延び、容器31の天井を貫通して容器31の外方まで延び、大気に開放されている。大気開放管35の下部は、流出管34の上端よりも低い位置まで延びて開口している。
Further, the
容器31には、ドレン配管82を介してドレン及びフラッシュ蒸気が流入する。容器31内に流入したドレン及びフラッシュ蒸気は、伝熱管32を介して伝熱管32内の水と熱交換する。フラッシュ蒸気は、凝縮してドレンとなる。容器31の下部にはドレンが貯留される。流出管34の上端の高さを超えたドレンは、流出管34を介してドレン配管83へ流出する。水配管86を介して伝熱管32に流入した水は、伝熱管32を流通する間に加熱される。伝熱管32から水配管85へ流出する水は、温水となっている。
Drain and flush steam flow into the
尚、容器31内の圧力が上昇すると、容器31に貯留されるドレンの液面が低下していく。ドレンの液面が大気開放管35の下部の開口よりも低くなると、容器31内の蒸気又は空気が大気開放管35を介して容器31の外部に放出される。このように、容器31は、大気に開放可能に構成され、大気よりも少し高い圧力に維持されている。
As the pressure inside the
ドレンヘッダ71は、回収部3から排出されるドレンを貯留する。ドレンヘッダ71には、ドレン配管83の下流端が接続されている。また、ドレンヘッダ71には、ドレンヘッダ71のドレンが流出するドレン配管87の上流端が接続されている。
The
ポンプ装置5は、ドレンヘッダ71からのドレンを下流側へ圧送する。この例では、ポンプ装置5は、蒸気を駆動源とするメカニカルポンプである。メカニカルポンプは公知なので、詳しい説明は省略する。ポンプ装置5は、内部にドレンの貯留室を有するケーシング51と、貯留室に配置されたフロート(図示省略)とを有する。
The
ケーシング51には、貯留室へ蒸気を導入するための導入口と、貯留室から蒸気を排出するための排出口が設けられている。導入口には、蒸気配管52が接続されている。排出口には、蒸気配管53が接続されている。ケーシング51内において、導入口と排出口とのそれぞれには、フロートと連動する弁が設けられている。また、ケーシング51には、ドレン配管87の下流端と、貯留室のドレンが流出するドレン配管88の上流端とが接続されている。ドレン配管87には、ドレンヘッダ71からポンプ装置5へのドレンの流れを許容する一方、ポンプ装置5からドレンヘッダ71への方向のドレンの流れを阻止する逆止弁87aが設けられている。ドレン配管88には、ポンプ装置5からの流体の流れを許容する一方、その逆の流体の流れを阻止する逆止弁88aが設けられている。
The
ポンプ装置5の貯留室内のドレンが少ない場合(ドレンが無い場合も含む)は、フロートが貯留室の下部に位置している。このとき、ポンプ装置5は、貯留動作を行う。具体的には、導入口が閉じられ、排出口が開いている。この状態において、ドレン配管87を介してドレンが貯留室へ流入し、貯留室にドレンが貯留されていく。フロートは、貯留室のドレンに浮遊しており、ドレンの水位の上昇に応じて浮上する。貯留室内の蒸気又は空気は、ドレンの水位の上昇に伴って排出口から蒸気配管53へ排出される。ドレンの水位が所定の水位を上回る(即ち、フロートが所定の高さまで浮上する)と、導入口が開かれ、排出口が閉じられる。これにより、ポンプ装置5の動作は、貯留動作から圧送動作に切り替わる。圧送動作においては、導入口が開かれることによって、蒸気配管52から貯留室へ蒸気が導入される。導入された蒸気によって、貯留室のドレンが加圧され、ドレン配管88へ流出する。
When the drainage in the storage chamber of the
ポンプ装置5は、貯留動作と圧送動作とを繰り返すことによって、ドレンヘッダ71からのドレンを圧送する。
The
給水タンク73は、ボイラ74に供給するためのドレンを貯留している。給水タンク73には、ドレン配管88の下流端が接続される一方、ドレン配管89の上流端が接続されている。ドレン配管89には、給水タンク73のドレンをボイラ74の圧送するためのポンプ89aが設けられている。
The
ボイラ74には、ドレン配管89の下流端が接続される一方、蒸気配管81の上流端が接続されている。ボイラ74には、ドレン配管88を介してドレンが供給される。ボイラ74は、ドレンを加熱して、蒸気を生成する。ボイラ74は、蒸気配管81に蒸気を吐出する。蒸気配管81は、スチームヘッダ又は様々な蒸気使用装置に接続される。図1の例では、蒸気配管81は、メインヒータ2に接続されている。蒸気配管81には、蒸気の圧力を調節するバルブ81aが設けられている。蒸気配管81を流通する蒸気は、バルブ81aによって所定の圧力に調節されて、メインヒータ2の伝熱管21へ流入する。
The downstream end of the
続いて、蒸気システム100の動作について説明する。図1において、実線の矢印は、水(ドレン)の流れを示し、破線の矢印は蒸気の流れを示している(図2〜4においても同様である)。蒸気システム100においては、ボイラ74からの蒸気が蒸気配管81を介してメインヒータ2の伝熱管21へ流入する。メインヒータ2においては、伝熱管21を介して蒸気が空気を加熱する。伝熱管21を流通する蒸気は、空気を加熱することによって凝縮してドレンとなる。伝熱管21から排出されるドレンは、ドレン配管82を介して回収部3に回収される。
Subsequently, the operation of the
ドレンは、ドレン配管82を流通する間に、又は、回収部3の容器31に流入する際に再蒸発してフラッシュ蒸気となり得る。回収部3においては、ドレン及びフラッシュ蒸気が伝熱管32と接触することによって、伝熱管32内の水と熱交換する。このとき、フラッシュ蒸気は、凝縮してドレンとなる。ドレンは、容器31に貯留される。このように、ドレン及びフラッシュ蒸気の熱は、伝熱管32を流通する水に回収される。
The drain can be re-evaporated into flash steam while flowing through the
容器31に貯留されるドレンは、流出管34を介してドレン配管83に排出され、ドレンヘッダ71へ流入する。ドレンヘッダ71に貯留されるドレンは、ポンプ装置5によって給水タンク73へ供給される。給水タンク73に貯留されるドレンは、ポンプ89aによってボイラ74へ供給される。ボイラ74は、前述の如く、蒸気配管81を介してメインヒータ2へ蒸気を供給する。
The drain stored in the
このように動作する蒸気システム100において、熱回収システム10の回収部3は、前述の如く、メインヒータ2から排出されるドレン及びフラッシュ蒸気の熱を伝熱管32を流通する水によって回収している。伝熱管32から排出される温水は、水配管85を介してプレヒータ1の伝熱管11に供給される。
In the
プレヒータ1は、メインヒータ2で加熱される前の空気を加熱する。具体的には、伝熱管11を流通する温水が空気を加熱する。プレヒータ1で加熱された空気は、メインヒータ2へ送られ、メインヒータ2によってさらに加熱される。伝熱管11から排出される水は、水配管86を通って、ポンプ86aによって伝熱管32へ圧送される。
The
このように、熱回収システム10は、メインヒータ2から排出されるドレン及びフラッシュ蒸気に含まれる熱を使って、メインヒータ2に加熱される前の空気をプレヒータ1によって予熱する。これにより、メインヒータ2での蒸気使用量を低減することができる。
In this way, the
以上のように、熱回収システム10は、空気(気体)を加熱するプレヒータ1(第1熱交換器)と、プレヒータ1によって加熱された空気を蒸気を熱源として加熱するメインヒータ2(第2熱交換器)と、メインヒータ2から排出されるドレンの熱をプレヒータ1に熱源として供給する回収部3とを備える。
As described above, the
この構成によれば、メインヒータ2における空気の加熱によって発生したドレンが回収され、ドレンの熱(ドレンから生成されたフラッシュ蒸気の熱も含む)がプレヒータ1の熱源に利用される。プレヒータ1は、メインヒータ2に加熱される前の空気を加熱、即ち、予熱するので、メインヒータ2における加熱量、即ち、蒸気使用量を低減することができる。このように、メインヒータ2による加熱により発生したドレンの熱をプレヒータ1における熱交換の熱源として利用し、メインヒータ2の加熱対象の予熱を行う。その結果、簡単な構成で排熱を活用することができる。
According to this configuration, the drain generated by heating the air in the
また、回収部3は、メインヒータ2からのドレンが蒸発したフラッシュ蒸気によって水を加熱し、加熱された水をプレヒータ1に熱源として供給する。
Further, the
この構成によれば、回収部3からプレヒータ1に供給される熱媒体が水である。そのため、回収部3からプレヒータ1に熱媒体を供給するための配管は、水が流通する水配管85となる。水配管は、蒸気が流通する蒸気配管に比べて細く形成することができる。これにより、回収部3とプレヒータ1との間の水配管85の敷設が容易になる。特に、回収部3とプレヒータ1との間の配管長が長くなる場合には、有効である。
According to this configuration, the heat medium supplied from the
さらに、回収部2は、フラッシュ蒸気及びメインヒータ2からのドレンの両方によって水を加熱し、加熱された水をプレヒータ1に熱源として供給する。
Further, the
この構成によれば、回収部3は、フラッシュ蒸気の潜熱だけでなく、ドレンの顕熱も回収することができる。その結果、回収部3は、より多くの排熱を回収して活用することができる。
According to this configuration, the
プレヒータ1及びメインヒータ2は、気体として空気を加熱し、メインヒータ2は、塗工機20におけるヒータである。
The
この構成によれば、塗工機20が設置された工場等における湯気の発生を抑制できると共に、排熱を有効に活用して蒸気使用量を低減することができる。
According to this configuration, it is possible to suppress the generation of steam in a factory or the like where the
《実施形態2》
続いて、実施形態2に係る熱回収システム210について説明する。図2は、実施形態2に係る熱回収システム210の概略的な配管図である。
<<
Subsequently, the
熱回収システム210は、回収部3にフラッシュ蒸気のみが供給される点で熱回収システム10と異なる。そこで、熱回収システム210のうち熱回収システム10と同様の構成については同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
The
熱回収システム210は、プレヒータ1、メインヒータ2及び回収部3に加えて、メインヒータ2から排出されるドレン及びフラッシュ蒸気を貯留するホットウェルタンク271をさらに備えている。
The
熱回収システム210は、蒸気システム200に組み込まれている。蒸気システム200は、熱回収システム210に加えて、ドレンと蒸気とを貯留するホットウェルタンク271と、ポンプ装置5と、給水タンク73と、ボイラ74とを備えている。蒸気システム200は、ドレンヘッダ71の代わりにホットウェルタンク271を備えている。
The
メインヒータ2の伝熱管21の下流端とホットウェルタンク271とは、ドレン配管282aによって接続されている。ホットウェルタンク271と回収部3の流入口33とは、蒸気配管282bによって接続されている。また、ホットウェルタンク271とポンプ装置5とは、ドレン配管87によって接続されている。
The downstream end of the
ホットウェルタンク271は、大気開放されているか又は大気圧に近い圧力に調節されている。メインヒータ2からドレン配管282aを介してホットウェルタンク271に流入するドレンの少なくとも一部は、ホットウェルタンク271内で再蒸発してフラッシュ蒸気となる。メインヒータ2からホットウェルタンク271へ流入し、再蒸発しないドレンは、ホットウェルタンク271に貯留される。また、ホットウェルタンク271は、回収部3から排出されるドレンも貯留する。
The
続いて、蒸気システム200の動作について説明する。蒸気システム200においては、ボイラ74によって生成された蒸気がメインヒータ2に供給され、メインヒータ2が空気を加熱する。伝熱管21を流通する蒸気は、空気を加熱することによって凝縮してドレンとなる。ここまでの動作は、蒸気システム100と同じである。伝熱管21から排出されるドレンは、ドレン配管282aを介してホットウェルタンク271に流入する。ドレンは、ドレン配管282aを流通する間に、又は、ホットウェルタンク271に流入する際に再蒸発してフラッシュ蒸気となり得る。
Subsequently, the operation of the
ホットウェルタンク271内のフラッシュ蒸気は、蒸気配管282bを介して回収部3の容器31に流入する。つまり、回収部3にはドレンは供給されず、フラッシュ蒸気だけが供給される。フラッシュ蒸気は、伝熱管32に接触して凝縮してドレンとなる。伝熱管32は、フラッシュ蒸気から熱を回収する。
The flush steam in the
容器31に貯留されるドレンは、流出管34を介してドレン配管83に排出され、ホットウェルタンク271へ流入する。ホットウェルタンク271に貯留されるドレンは、ポンプ装置5によって給水タンク73へ供給される。この後の動作は、蒸気システム100と同じである。給水タンク73に貯留されるドレンは、ポンプ89aによってボイラ74へ供給される。ボイラ74は、前述の如く、蒸気配管81を介してメインヒータ2へ蒸気を供給する。
The drain stored in the
熱回収システム210においては、回収部3は、フラッシュ蒸気の熱を伝熱管32を流通する水によって回収している。伝熱管32から排出される温水は、水配管85を介してプレヒータ1の伝熱管11に供給される。
In the
プレヒータ1は、メインヒータ2で加熱される前の空気を加熱する。伝熱管11から排出される水は、水配管86を通って、ポンプ86aによって伝熱管32へ圧送される。
The
このように、熱回収システム210は、メインヒータ2から排出されるドレンが蒸発した後のフラッシュ蒸気の熱を使って、メインヒータ2に加熱される前の空気をプレヒータ1によって予熱する。これにより、メインヒータ2での蒸気使用量を低減することができる。
In this way, the
以上のように、熱回収システム210は、空気(気体)を加熱するプレヒータ1(第1熱交換器)と、プレヒータ1によって加熱された空気を蒸気を熱源として加熱するメインヒータ2(第2熱交換器)と、メインヒータ2から排出されるドレンの熱をプレヒータ1に熱源として供給する回収部3とを備える。
As described above, the
この構成によれば、メインヒータ2における空気の加熱によって発生したドレンが回収され、ドレンの熱(ドレンから生成されたフラッシュ蒸気の熱も含む)がプレヒータ1の熱源に利用される。プレヒータ1は、メインヒータ2に加熱される前の空気を加熱、即ち、予熱するので、メインヒータ2における加熱量、即ち、蒸気使用量を低減することができる。このように、メインヒータ2による加熱により発生したドレンの熱をプレヒータ1における熱交換の熱源として利用し、メインヒータ2の加熱対象の予熱を行う。その結果、簡単な構成で排熱を活用することができる。
According to this configuration, the drain generated by heating the air in the
また、回収部3は、メインヒータ2からのドレンが蒸発したフラッシュ蒸気によって水を加熱し、加熱された水をプレヒータ1に熱源として供給する。
Further, the
この構成によれば、回収部3からプレヒータ1に供給される熱媒体が水である。そのため、回収部3からプレヒータ1に熱媒体を供給するための配管は、水が流通する水配管85となる。水配管は、蒸気が流通する蒸気配管に比べて細く形成することができる。これにより、回収部3とプレヒータ1との間の水配管85の敷設が容易になる。特に、回収部3とプレヒータ1との間の配管長が長くなる場合には、有効である。
According to this configuration, the heat medium supplied from the
《実施形態3》
続いて、実施形態3に係る熱回収システム310について説明する。図3は、実施形態3に係る熱回収システム310の概略的な配管図である。
<<
Subsequently, the
熱回収システム310は、回収部303がフラッシュ蒸気をプレヒータ1に供給する点で熱回収システム10と異なる。そこで、熱回収システム310のうち熱回収システム10と同様の構成については同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
The
熱回収システム310は、プレヒータ1と、メインヒータ2と、回収部303とを備えている。熱回収システム310は、蒸気システム300に組み込まれている。蒸気システム300は、熱回収システム310に加えて、ドレンヘッダ71と、ポンプ装置5と、給水タンク73と、ボイラ74とを備えている。
The
回収部303は、ドレンヘッダ71とエゼクタポンプ304とを有している。つまり、蒸気システム300のドレンヘッダ71は、回収部303の一部としても機能する。
The
メインヒータ2の伝熱管21の下流端は、ドレン配管82を介してドレンヘッダ71と接続されている。ドレンヘッダ71には、メインヒータ2からドレンが流入する。ドレンヘッダ71は、大気開放されているか又は大気圧に近い圧力に調節されている。メインヒータ2からドレン配管82を介してドレンタンク71に流入するドレンの少なくとも一部は、ドレンタンク71内で再蒸発してフラッシュ蒸気となる。メインヒータ2からドレンタンク71へ流入し、再蒸発しないドレンは、ドレンタンク71に貯留される。ドレンタンク71において、上部空間にはフラッシュ蒸気が滞留し、下部空間にはドレンが貯留される。ドレンヘッダ71は、容器の一例である。
The downstream end of the
エゼクタポンプ304は、エゼクタ341と、エゼクタ341に流入する駆動蒸気の圧力を調節する減圧弁342とを有している。エゼクタポンプ304は、ドレンヘッダ71内のフラッシュ蒸気をプレヒータ1に供給する。エゼクタポンプ304は、蒸気圧縮機の一例である。
The
エゼクタ341のノズルには、蒸気配管81から分岐する蒸気配管384の下流端が接続されている。エゼクタ341の吸引室は、蒸気配管383を介してドレンヘッダ71と接続されている。蒸気配管383の上流端は、ドレンヘッダ71の上部空間に連通している。エゼクタ341のディフューザは、蒸気配管385を介してプレヒータ1の伝熱管11の上流端と接続されている。
The downstream end of the
減圧弁342は、蒸気配管384に設けられている。減圧弁342は、ボイラ74から吐出される蒸気を所定の圧力まで減圧させる。
The
エゼクタ341には、減圧弁342によって減圧された蒸気が駆動蒸気として供給される。駆動蒸気がエゼクタ341を流通する際の吸引力によって、ドレンヘッダ71内のフラッシュ蒸気が蒸気配管383を介してエゼクタ341に吸引される。駆動蒸気とフラッシュ蒸気とが混合された蒸気がエゼクタ341から吐出される。吐出された蒸気は、蒸気配管385を介してプレヒータ1に供給される。
The steam decompressed by the
プレヒータ1の伝熱管11の内部を、熱源としての蒸気が流通する。伝熱管11の周囲を空気が通過することによって、空気が加熱される。その際、蒸気は凝縮してドレンとなる。伝熱管11の下流端は、水配管86を介してドレンヘッダ71に接続されている。伝熱管11から排出されるドレンは、ドレンヘッダ71へ流入する。
Steam as a heat source circulates inside the
続いて、蒸気システム300の動作について説明する。蒸気システム300においては、ボイラ74によって生成された蒸気がメインヒータ2に供給され、メインヒータ2が空気を加熱する。伝熱管21を流通する蒸気は、空気を加熱することによって凝縮してドレンとなる。ここまでの動作は、蒸気システム100と同じである。伝熱管21から排出されるドレンは、ドレン配管82を介して回収部303のドレンヘッダ71に回収される。ドレンは、ドレン配管82を流通する間に、又は、ドレンヘッダ71に流入する際に再蒸発してフラッシュ蒸気となり得る。
Subsequently, the operation of the
ドレンヘッダ71に貯留されるドレンは、ポンプ装置5によって給水タンク73へ供給される。この後の動作は、蒸気システム100と同じである。給水タンク73に貯留されるドレンは、ポンプ89aによってボイラ74へ供給される。ボイラ74は、前述の如く、蒸気配管81を介してメインヒータ2へ蒸気を供給する。
The drain stored in the
熱回収システム310においては、回収部303は、前述の如く、メインヒータ2から排出されるドレンのうち蒸発したフラッシュ蒸気をエゼクタポンプ304によってプレヒータ1の伝熱管11に供給する。
In the
プレヒータ1は、メインヒータ2で加熱される前の空気を加熱する。伝熱管11から排出されるドレンは、水配管86を通って、ドレンヘッダ71へ流入する。
The
このように、熱回収システム310は、メインヒータ2から排出されるドレンが蒸発した後のフラッシュ蒸気の熱を使って、メインヒータ2に加熱される前の空気をプレヒータ1によって予熱する。これにより、メインヒータ2での蒸気使用量を低減することができる。
In this way, the
以上のように、熱回収システム310は、空気(気体)を加熱するプレヒータ1(第1熱交換器)と、プレヒータ1によって加熱された空気を蒸気を熱源として加熱するメインヒータ2(第2熱交換器)と、メインヒータ2から排出されるドレンの熱をプレヒータ1に熱源として供給する回収部303とを備える。
As described above, the
この構成によれば、メインヒータ2における空気の加熱によって発生したドレンが回収され、ドレンの熱(ドレンから生成されたフラッシュ蒸気の熱も含む)がプレヒータ1の熱源に利用される。プレヒータ1は、メインヒータ2に加熱される前の空気を加熱、即ち、予熱するので、メインヒータ2における加熱量、即ち、蒸気使用量を低減することができる。このように、メインヒータ2による加熱により発生したドレンの熱をプレヒータ1における熱交換の熱源として利用し、メインヒータ2の加熱対象の予熱を行う。その結果、簡単な構成で排熱を活用することができる。
According to this configuration, the drain generated by heating the air in the
回収部303は、メインヒータ2からのドレンが蒸発したフラッシュ蒸気をプレヒータ1に熱源として供給する。
The
この構成によれば、フラッシュ蒸気がプレヒータ1の熱源となる。蒸気は水に比べて熱伝達率が高いため、プレヒータ1の伝熱面積を小さくすることができる。つまり、プレヒータ1を小型化することができる。
According to this configuration, the flash steam serves as a heat source for the
さらに、回収部303は、メインヒータ2からドレンが流入するドレンヘッダ71(容器)を有し、ドレンヘッダ71内のフラッシュ蒸気をプレヒータ1に供給する。
Further, the
この構成によれば、メインヒータ2のドレンをドレンヘッダ71へ流入させることによって、ドレンの再蒸発を促すことができる。
According to this configuration, the drain of the
それに加えて、回収部303は、ドレンヘッダ1内のフラッシュ蒸気をプレヒータ1に供給するエゼクタポンプ304(蒸気圧縮機)をさらに有している。
In addition, the
この構成によれば、ドレンヘッダ1内のフラッシュ蒸気をエゼクタポンプ304によって昇圧して、プレヒータ1に供給することができる。換言すると、ドレンヘッダ1内のフラッシュ蒸気の圧力が比較的低くても、フラッシュ蒸気をプレヒータ1に供給することができる。ひいては、ドレンヘッダ1内の圧力を比較的低くすることができる。これにより、ドレンヘッダ1内でのドレンの再蒸発をより促進することができる。
According to this configuration, the flash steam in the
《実施形態4》
続いて、実施形態4に係る熱回収システム410について説明する。図4は、実施形態4に係る熱回収システム410の概略的な配管図である。
<<
Subsequently, the
熱回収システム410は、回収部403がフラッシュ蒸気をプレヒータ1に供給する点で熱回収システム10と異なる。そこで、熱回収システム410のうち熱回収システム10と同様の構成については同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
The
熱回収システム410は、プレヒータ1と、メインヒータ2と、回収部403とを備えている。熱回収システム410は、蒸気システム400に組み込まれている。蒸気システム400は、熱回収システム410に加えて、ポンプ405と、給水タンク73と、ボイラ74とを備えている。
The
回収部403は、フラッシュタンク431で形成されている。フラッシュタンク431は、大気開放されておらず、大気圧よりも高い圧力に調節されている。フラッシュタンク431は、流入するドレンを再蒸発させて、ドレンとフラッシュ蒸気とに分離する。フラッシュタンク431は、分離したドレン及びフラッシュ蒸気を比較的高い圧力で貯留する。フラッシュタンク431において、上部空間にはフラッシュ蒸気が滞留し、下部空間にはドレンが貯留される。メインヒータ2の伝熱管21の下流端は、ドレン配管82を介してフラッシュタンク431と接続されている。フラッシュタンク431は、容器の一例である。
The
フラッシュタンク431は、蒸気配管485を介してプレヒータ1の伝熱管11の上流端と接続されている。蒸気配管485の上流端は、フラッシュタンク431の上部空間に連通している。フラッシュタンク431のフラッシュ蒸気は比較的高圧になっている。そのため、フラッシュ蒸気は、フラッシュタンク431から蒸気配管485へ流出し、プレヒータ1に供給される。
The
また、フラッシュタンク431は、ドレン配管483の上流端が接続されている。ドレン配管483は、フラッシュタンク431の下部空間に連通している。ドレン配管483の下流端は、ポンプ405に接続されている。ポンプ405は、ドレン配管88を介して給水タンク73と接続されている。ポンプ405は、例えば電動ポンプであって、ドレンを圧送する。ポンプ405が作動することによって、フラッシュタンク431に貯留されたドレンがドレン配管483を介してポンプ405に吸引され、ポンプ405から給水タンク73へ圧送される。
Further, the
プレヒータ1においては、伝熱管11の内部を熱源としての蒸気が流通する。伝熱管11の周囲を空気が通過することによって、空気が加熱される。その際、蒸気は凝縮してドレンとなる。伝熱管11の下流端には、水配管86が接続されている。水配管86の下流端は、給水タンク73に接続されている。伝熱管11から排出されるドレンは、水配管86を介して給水タンク73へ流入する。
In the
続いて、蒸気システム400の動作について説明する。蒸気システム400においては、ボイラ74によって生成された蒸気がメインヒータ2に供給され、メインヒータ2が空気を加熱する。伝熱管21を流通する蒸気は、空気を加熱することによって凝縮してドレンとなる。ここまでの動作は、蒸気システム100と同じである。伝熱管21から排出されるドレンは、ドレン配管82を介して回収部403に回収される。ドレンは、ドレン配管82を流通する間に、又は、回収部403に流入する際に再蒸発してフラッシュ蒸気となり得る。
Subsequently, the operation of the
回収部403に貯留されるドレンは、ポンプ405によって給水タンク73へ供給される。この後の動作は、蒸気システム100と同じである。給水タンク73に貯留されるドレンは、ポンプ89aによってボイラ74へ供給される。ボイラ74は、前述の如く、蒸気配管81を介してメインヒータ2へ蒸気を供給する。
The drain stored in the
熱回収システム410においては、フラッシュタンク431は、前述の如く、メインヒータ2から排出されるドレンのうち蒸発したフラッシュ蒸気をプレヒータ1の伝熱管11に供給する。フラッシュタンク431内の圧力は比較的高いので、フラッシュタンク431内の圧力によってフラッシュ蒸気がプレヒータ1に供給される。つまり、フラッシュタンク431内のフラッシュ蒸気は、昇圧されずにプレヒータ1に供給される。
In the
プレヒータ1は、メインヒータ2で加熱される前の空気を加熱する。伝熱管11から排出されるドレンは、水配管86を通って、ドレンヘッダ71へ流入する。
The
このように、熱回収システム410は、メインヒータ2から排出されるドレンが蒸発した後のフラッシュ蒸気の熱を使って、メインヒータ2に加熱される前の空気をプレヒータ1によって予熱する。これにより、メインヒータ2での蒸気使用量を低減することができる。
In this way, the
以上のように、熱回収システム410は、空気(気体)を加熱するプレヒータ1(第1熱交換器)と、プレヒータ1によって加熱された空気を蒸気を熱源として加熱するメインヒータ2(第2熱交換器)と、メインヒータ2から排出されるドレンの熱をプレヒータ1に熱源として供給する回収部403とを備える。
As described above, the
この構成によれば、メインヒータ2における空気の加熱によって発生したドレンが回収され、ドレンの熱(ドレンから生成されたフラッシュ蒸気の熱も含む)がプレヒータ1の熱源に利用される。プレヒータ1は、メインヒータ2に加熱される前の空気を加熱、即ち、予熱するので、メインヒータ2における加熱量、即ち、蒸気使用量を低減することができる。このように、メインヒータ2による加熱により発生したドレンの熱をプレヒータ1における熱交換の熱源として利用し、メインヒータ2の加熱対象の予熱を行う。その結果、簡単な構成で排熱を活用することができる。
According to this configuration, the drain generated by heating the air in the
また、回収部403は、メインヒータ2からのドレンが蒸発したフラッシュ蒸気をプレヒータ1に熱源として供給する。
Further, the
この構成によれば、フラッシュ蒸気がプレヒータ1の熱源となる。蒸気は水に比べて熱伝達率が高いため、プレヒータ1の伝熱面積を小さくすることができる。つまり、プレヒータ1を小型化することができる。
According to this configuration, the flash steam serves as a heat source for the
さらに、回収部403は、メインヒータ2からドレンが流入するフラッシュタンク431(容器)を有し、フラッシュタンク431内のフラッシュ蒸気をプレヒータ1に供給する。
Further, the
この構成によれば、メインヒータ2のドレンをフラッシュタンク431へ流入させることによって、ドレンの再蒸発を促すことができる。
According to this configuration, the drain of the
それに加えて、回収部403は、フラッシュタンク431内でのフラッシュ蒸気を昇圧させずにプレヒータ1に供給する。
In addition, the
この構成によれば、フラッシュタンク431内のフラッシュ蒸気は、フラッシュタンク431内の圧力によってプレヒータ1に供給される。つまり、前述のような蒸気圧縮機が不要となる点で構成が簡易となる。
According to this configuration, the flash steam in the
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、前記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
<< Other Embodiments >>
As described above, the above-described embodiment has been described as an example of the technology disclosed in the present application. However, the technique in the present disclosure is not limited to this, and can be applied to embodiments in which changes, replacements, additions, omissions, etc. are made as appropriate. It is also possible to combine the components described in the above embodiment to form a new embodiment. In addition, among the components described in the attached drawings and the detailed description, not only the components essential for solving the problem, but also the components not essential for solving the problem in order to exemplify the above-mentioned technology. Can also be included. Therefore, the fact that those non-essential components are described in the accompanying drawings and detailed description should not immediately determine that those non-essential components are essential.
熱回収システム10,210,310,410は、蒸気システム100,200,300,400に限定されず、任意のシステムに組み込むことができる。
The
プレヒータ1及びメインヒータ2の加熱対象は、空気に限定されず、任意の気体であり得る。
The heating target of the
プレヒータ1及びメインヒータ2の構成は、前述の構成に限定されない。プレヒータ1は、メインヒータ2の熱源の蒸気が凝縮したドレンの熱を熱源とする限り、任意の熱交換器を採用することができる。メインヒータ2は、蒸気を熱源とする限り、任意の熱交換器を採用することができる。
The configurations of the
メインヒータ2は、塗工機20に限定されず、加熱された気体を使用する様々な装置、設備又はシステム等に組み込むことができる。例えば、メインヒータ2は、デシカント空調に組み込まれていてもよい。
The
ドレンヘッダ71、ホットウェルタンク271及びフラッシュタンク431等の容器の構成は、これらに限定されない。ドレン又はフラッシュ蒸気を貯留できる限り、任意の容器を採用し得る。
The configuration of the container such as the
蒸気圧縮機は、エゼクタポンプ304に限定されず、例えば、電動ポンプであってもよい。
The steam compressor is not limited to the
以上説明したように、ここに開示された技術は、熱回収システムについて有用である。 As described above, the techniques disclosed herein are useful for heat recovery systems.
10,210,310,410 熱回収システム
1 プレヒータ(第1熱交換器)
2 メインヒータ(第2熱交換器)
20 塗工機
3,303,403 回収部
71 ドレンヘッダ(容器)
304 エゼクタポンプ(蒸気圧縮機)
431 フラッシュタンク(容器)
10,210,310,410
2 Main heater (second heat exchanger)
20 Coating machine 3,303,403
304 Ejector pump (steam compressor)
431 Flash tank (container)
Claims (8)
前記第1熱交換機によって加熱された気体を蒸気を熱源として加熱する第2熱交換器と、
前記第2熱交換器から排出されるドレンの熱を前記第1熱交換器に熱源として供給する回収部とを備える熱回収システム。 The first heat exchanger that heats the gas,
A second heat exchanger that heats the gas heated by the first heat exchanger using steam as a heat source.
A heat recovery system including a recovery unit that supplies the heat of the drain discharged from the second heat exchanger to the first heat exchanger as a heat source.
前記回収部は、前記第2熱交換器からのドレンが蒸発したフラッシュ蒸気によって水を加熱し、加熱された水を前記第1熱交換器に熱源として供給する熱回収システム。 In the heat recovery system according to claim 1,
The recovery unit is a heat recovery system in which water is heated by flash steam in which drain from the second heat exchanger is evaporated, and the heated water is supplied to the first heat exchanger as a heat source.
前記回収部は、前記フラッシュ蒸気及び前記第2熱交換器からのドレンの両方によって水を加熱し、加熱された水を前記第1熱交換器に熱源として供給する熱回収システム。 In the heat recovery system according to claim 2,
The recovery unit is a heat recovery system in which water is heated by both the flash steam and drain from the second heat exchanger, and the heated water is supplied to the first heat exchanger as a heat source.
前記回収部は、前記第2熱交換器からのドレンが蒸発したフラッシュ蒸気を前記第1熱交換器に熱源として供給する熱回収システム。 In the heat recovery system according to claim 1,
The recovery unit is a heat recovery system that supplies flash steam in which drain from the second heat exchanger has evaporated to the first heat exchanger as a heat source.
前記回収部は、前記第2熱交換器からドレンが流入する容器を有し、前記容器内のフラッシュ蒸気を前記第1熱交換器に供給する熱回収システム。 In the heat recovery system according to claim 4,
The recovery unit has a container into which drain flows from the second heat exchanger, and is a heat recovery system that supplies flush steam in the container to the first heat exchanger.
前記回収部は、前記容器内のフラッシュ蒸気を前記第1熱交換器に供給する蒸気圧縮機をさらに有している熱回収システム。 In the heat recovery system according to claim 5,
The recovery unit is a heat recovery system further comprising a vapor compressor that supplies flash steam in the container to the first heat exchanger.
前記回収部は、前記容器内で発生したフラッシュ蒸気を昇圧させずに前記第1熱交換器に供給する熱回収システム。 In the heat recovery system according to claim 5,
The recovery unit is a heat recovery system that supplies the flash steam generated in the container to the first heat exchanger without boosting the pressure.
前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器は、気体として空気を加熱し、
前記第2熱交換器は、塗工機におけるヒータである熱回収システム。
In the heat recovery system according to any one of claims 1 to 7.
The first heat exchanger and the second heat exchanger heat air as a gas, and the first heat exchanger and the second heat exchanger heat air as a gas.
The second heat exchanger is a heat recovery system that is a heater in a coating machine.
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