JP2021111646A - レーザ加工装置及び加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被加工物の加工待ち期間の発生を抑制し得るレーザ加工装置及び加工方法を提供する。【解決手段】被加工物(W)に対してレーザ光を照射して被加工物を加工する加工部(12)、加工前の被加工物に対して塗布膜を塗布し、加工後の被加工物を洗浄する塗布洗浄部(40、42)、加工前の被加工物及び加工後の被加工物を載置する載置部(30)、載置部から加工前の被加工物を加工部へ搬送し、塗布膜を塗布した後の被加工物を加工部へ搬送する第一搬送アーム(50)、加工後の被加工物を加工部から載置部へ搬送し、洗浄をする前の被加工物を加工部から搬送する第二搬送アーム(60)を備え、第一搬送アームは、加工前の被加工物を加工部の直近において待機させ、加工部から加工後の被加工物が搬出された後に、加工前の被加工物を加工部へ搬送する加工前待機を実施する。【選択図】図1
Description
本発明はレーザ加工装置及び加工方法に関する。
被加工物に対してレーザ光を照射して、被加工物の加工を行うレーザ加工装置において、被加工物へ保護膜を塗布する機能及び加工後の被加工物を洗浄する機能を備える装置構成が知られている。
特許文献1に記載のレーザ加工装置は、加工面に保護膜が形成されたウエハをチャックテーブルへ吸着支持させ、ウエハを吸着支持するチャックテーブルをウエハ受け渡し位置からレーザ光線照射ユニットへ移動させ、レーザ光線照射ユニットにおいてウエハの加工が実施される。
ウエハの加工後は、レーザ光線照射ユニットからウエハ受け渡し位置へチャックテーブルを移動させて、加工後のウエハを搬送する。加工後のウエハをチャックテーブルから搬出させた後に、次の加工対象のウエハをチャックテーブルへ吸着支持させる。
特許文献2に記載のレーザ加工装置は、カセット内から取り出したウエハを仮置きする仮置き領域を備える。仮置き領域は塗布膜が塗布された加工前のウエハ及び加工後のウエハが仮置きされる。
仮置き領域において加工前のウエハの加工テーブルへの搬入及び加工後のウエハの加工テーブルからの搬出が実施される。加工テーブルは、吸着支持したウエハを仮置き領域に対応するホームポジションと加工領域との間において往復搬送する。
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、ウエハの受け渡し位置とレーザ光線照射ユニットとの間におけるチャックテーブルの往復移動の期間は、次の加工対象のウエハのレーザ光線照射ユニットへの搬送が困難である。
同様に、特許文献2に記載の装置は、加工テーブルのホームポジションと加工領域との間における加工テーブルの往復移動の期間は、次の加工対象のウエハの加工領域への搬送が困難である。
すなわち、特許文献1に記載の装置及び特許文献2に記載の装置はいずれも、加工対象のウエハの加工待ち期間が発生する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、被加工物の加工待ち期間の発生を抑制し得るレーザ加工装置及び加工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、次の発明態様を提供する。
第1態様に係るレーザ加工装置は、被加工物に対してレーザ光を照射して被加工物を加工する加工部と、加工前の被加工物に対して塗布膜を塗布し、かつ、加工後の被加工物を洗浄する塗布洗浄部と、加工前の被加工物及び加工後の被加工物を載置する載置部と、載置部から加工前の被加工物を加工部へ搬送する第一搬送アームであり、塗布膜を塗布した後の被加工物を加工部へ搬送する第一搬送アームと、第一搬送アームとは別の第二搬送アームであり、加工後の被加工物を加工部から載置部へ搬送し、洗浄をする前の被加工物を加工部から搬送する第二搬送アームと、を備え、第一搬送アームは、加工前の被加工物を加工部の直近において待機させ、加工部から加工後の被加工物が搬出された後に、加工前の被加工物を加工部へ搬送する加工前待機を実施するレーザ加工装置である。
第1態様によれば、載置部から加工部へ加工前の被加工物を搬送する第一搬送アームと、加工部から載置部へ加工後の被加工物を搬送する、第一搬送アームとは別の第二搬送アームを備える。第一搬送アームは、被加工物の加工中に加工部の直近に加工前の被加工物を待機させ、加工が終了した被加工物を加工部から搬送した後に、次の加工対象の被加工物を加工部へする加工前待機を実施する。これにより、被加工物の加工待ち期間の発生を抑制し得る。
第一搬送アームは、塗布膜が塗布された被加工物を載置部から加工部へ搬送する態様を適用し得る。第一搬送アームは、載置部から塗布洗浄部を経由して加工部へ被加工物を搬送する態様を適用し得る。
第二搬送アームは、加工後の被加工物を加工部から載置部へ搬送する態様を適用し得る。第二搬送アームは、加工部から塗布洗浄部を経由して載置部へ被加工物を搬送する態様を適用し得る。
第2態様は、第1態様のレーザ加工装置において、第二搬送アームにおいて被加工物を支持する位置は、第一搬送アームにおいて被加工物を支持する位置の下側である。
第2態様によれば、加工後の被加工物は、加工前の被加工物の下側を搬送させる。これにより、加工後の被加工物から落下したデブリ等の異物の、加工前の被加工物への付着を抑制し得る。
第3態様は、第1態様又は第2態様のレーザ加工装置において、被加工物を収容する収容部と、収容部から載置部へ被加工物を搬送する載置搬送部と、載置部から塗布洗浄部へ被加工物を搬送する塗布洗浄搬送部と、を備え、第一搬送アームは、塗布洗浄部を用いて塗布膜が塗布された加工前の被加工物を載置部から加工部へ搬送し、第二搬送アームは、加工後の被加工物を加工部から載置部へ搬送する。
第3態様によれば、載置部から加工部への被加工物の搬送経路と、載置部から塗布洗浄部への被加工物の搬送経路及び載置部から収容部への被加工物の搬送経路とが分離される。これにより、第二搬送アームを用いて加工後のウエハを載置部の直近に待機させ、洗浄塗布搬送部を用いて洗浄が終了した被加工物を載置部から収容部へ搬送する洗浄待機を実施し得る。
第4態様は、第3態様のレーザ加工装置において、塗布洗浄部は、第一塗布洗浄部及び第二塗布洗浄部を備え、塗布洗浄搬送部は、被加工物を第一塗布洗浄部と載置部との間を搬送する第一塗布洗浄搬送部及び被加工物を第二塗布洗浄部と載置部との間を搬送する第二塗布洗浄搬送部を備える。
第4態様によれば、加工前の被加工物への塗布膜の塗布及び加工後の被加工物の洗浄の並列処理を実施し得る。
第5態様は、第4態様のレーザ加工装置において、第一塗布洗浄部は、載置部を挟んで第二塗布洗浄部の反対側の位置に配置され、第一塗布洗浄搬送部と第二塗布洗浄搬送部とは一体構造を有する。
第5態様によれば、載置部と第一塗布洗浄部及び第二塗布洗浄部との間の被加工物の搬送経路の省スペース化が可能である。
第6態様は、第3態様から第6態様のいずれか一態様のレーザ加工装置において、収容部から取り出されて載置部に載置された被加工物のプリアライメントを実施するプリアライメント部を備える。
第6態様によれば、載置部において被加工物に対するプリアライメントを実施し得る。
第7態様に係る加工方法は、被加工物に対してレーザ光を照射して被加工物を加工する加工方法であって、加工前の被加工物に対して塗布膜を塗布し、かつ、加工後の被加工物を洗浄する塗布洗浄部を用いて、加工前の被加工物に対して塗布膜を塗布する塗布膜塗布工程と、加工前の被加工物及び加工後の被加工物を載置する載置部から第一搬送アームを用いて加工前の被加工物を搬送する第一加工搬送工程であり、塗布膜を塗布した後の被加工物を、被加工物を加工する加工部へ搬送する第一加工搬送工程と、第一加工搬送工程において加工部へ搬送された被加工物に対してレーザ光を照射して、被加工物を加工する加工工程と、第一搬送アームとは別の第二搬送アームを用いて、加工部から載置部へ加工後の被加工物を搬送する第二加工搬送工程であり、洗浄をする前の被加工物を加工部から搬送する第二加工搬送工程と、塗布洗浄部を用いて、加工後の被加工物を洗浄する洗浄工程と、第一搬送アームを用いて加工前の被加工物を加工部の直近において待機させ、加工部から加工後の被加工物が搬出された後に、加工前の被加工物を加工部へ搬送する加工前待機を実施する加工前待機工程と、を含む加工方法である。
第7態様によれば、第1態様と同様の効果を得ることができる。
第7態様において、第2態様から第6態様で特定した事項と同様の事項を適宜組み合わせることができる。その場合、レーザ加工装置において特定される処理や機能を担う構成要素は、これに対応する処理や機能を担う加工方法の構成要素として把握することができる。
本発明によれば、載置部から加工部へ加工前の被加工物を搬送する第一搬送アームと、加工部から載置部へ加工後の被加工物を搬送する、第一搬送アームとは別の第二搬送アームを備える。第一搬送アームは、被加工物の加工中に加工部の直近に加工前の被加工物を待機させ、加工が終了した被加工物を加工部から搬送した後に、次の加工対象の被加工物を加工部へする加工前待機を実施する。これにより、被加工物の加工待ち期間の発生を抑制し得る。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。本明細書では、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明は適宜省略する。
[実施形態に係るレーザ加工装置の説明]
〔全体構成〕
図1は実施形態に係るレーザ加工装置の全体構成図である。同図に示すレーザ加工装置10は、ウエハWに設定される加工ラインに沿ってレーザ光を照射し、加工ラインに沿ってウエハWに切断の起点となるレーザ加工領域を形成するレーザダイシング装置である。
〔全体構成〕
図1は実施形態に係るレーザ加工装置の全体構成図である。同図に示すレーザ加工装置10は、ウエハWに設定される加工ラインに沿ってレーザ光を照射し、加工ラインに沿ってウエハWに切断の起点となるレーザ加工領域を形成するレーザダイシング装置である。
レーザ加工装置10は、レーザ加工部12を備える。レーザ加工部12は、加工テーブル14及びレーザ照射装置を備える。なお、レーザ照射装置の図示は省略する。レーザ照射装置は、加工テーブル14に吸着支持されるウエハWに対してレーザ光を照射する。
なお、本明細書におけるウエハWという用語は、テープを用いてウエハフレームにウエハが保持される態様を含み得る。ウエハフレームは符号WFを用いて図4に図示する。テープは符号WTを用いて図4に図示する。
なお、本明細書におけるウエハWという用語は、テープを用いてウエハフレームにウエハが保持される態様を含み得る。ウエハフレームは符号WFを用いて図4に図示する。テープは符号WTを用いて図4に図示する。
レーザ照射装置は、レーザ発振器及び集光光学系を備える。レーザ発振器から出力されるレーザ光の条件は、光源が半導体レーザ励起Nd:YAGレーザ、波長が1.1マイクロメートル、レーザスポット断面積が3.14×10−8平方センチメートル、発振形態がQスイッチパルス、繰り返し周波数は80キロヘルツ以上120キロヘルツ以下、パルス幅が180ナノ秒以上370ナノ秒以下、出力が10ワットである。なお、レーザ光は連続波レーザ光を適用してもよい。
レーザ発振器から出力されたレーザ光は、集光光学系へ入射する。集光光学系は、集光レンズを備える。集光レンズは、集光位置にレーザ光を集光させる。集光光学系は、光学フィルタ、コリメートレンズ及びミラー等の光学部材を適宜備え得る。
レーザ照射装置は、装置の内部にZ軸駆動部を具備し、装置の内部に収容される光学系の一部を移動させる態様を採用し得る。かかる態様は、Z軸駆動部の軽量化を実現し、応答性の向上を実現し得る。
Z軸駆動部は、Z軸駆動機構及びZ軸モータを備える。Z軸駆動部は、Z軸方向について光学系の一部を移動させて、ウエハW上の集光点のZ軸方向における位置を調整する。なお、Z軸駆動部は光学系の全体をZ軸方向について移動させてもよい。
加工テーブル14は、ウエハWをX軸方向、Y軸方向及びθ方向へ移動させるXYθテーブルを適用し得る。加工テーブル14は、ウエハWを吸着支持する吸着テーブルを適用し得る。
レーザ照射装置とウエハとの相対移動は、レーザ照射装置を固定し、加工テーブル14がZ軸駆動部を備える態様を適用してもよい。また、Y軸駆動部及びZ軸駆動部を用いて、Y軸方向及びZ軸方向についてレーザ照射装置を移動可能とし、加工テーブル14にXθテーブルを適用する態様を適用してもよい。なお、実施形態に記載のレーザ加工部12は加工部の一例に相当する。
レーザ加工装置10は、カセット載置部20を備える。カセット載置部20は複数のウエハが収容されるウエハカセット22が載置される。なお、実施形態に記載のカセット載置部20及びウエハカセット22は収容部の構成要素の一例に相当する。
レーザ加工装置10は、搬送用一時保管部30を備える。搬送用一時保管部30は、ウエハWの全幅に対応する距離を離してX軸方向に配置される二本のガイド32を備える。二本のガイド32はY軸方向に延在する。二本のガイド32は、搬送用一時保管部30に載置されるウエハWを支持する。なお、実施形態に記載の搬送用一時保管部30は載置部の一例に相当する。
レーザ加工装置10は、Y軸搬送部34及びZ軸搬送部36を備える。Y軸搬送部34は搬送用一時保管部30に載置されるウエハWをY軸方向へ搬送する。Y軸搬送部34は搬送用一時保管部30の内部に配置される。符号Y1、符号Y2及び符号Y3を付す矢印線は、Y軸搬送部34を用いるウエハWの搬送方向を示す。
Z軸搬送部36は、搬送用一時保管部30をZ軸方向について昇降可能に支持する。符号Zを付す矢印線は、Z軸搬送部36を用いる搬送用一時保管部30の移動方向を示す。なお、実施形態に記載のY軸搬送部34は載置搬送部、塗布洗浄搬送部、第一塗布洗浄搬送部及び第二塗布洗浄搬送部の構成要素の一例に相当する。実施形態に記載のZ軸搬送部36は載置搬送部、塗布洗浄搬送部、第一塗布洗浄搬送部及び第二塗布洗浄搬送部の構成要素の一例に相当する。実施形態に記載のY軸搬送部34及びZ軸搬送部36は一体構造を有する第一塗布洗浄搬送部及び第二塗布洗浄搬送部の一例に相当する。
レーザ加工装置10はプリアライメント部を備える。プリアライメント部は、搬送用一時保管部30の内部に載置される。プリアライメント部はウエハWのオリフラ又はノッチを規定方向に合わせて、ウエハWの向きを調整するプリアライメントを実施する。なお、図1ではプリアライメント部の図示を省略する。プリアライメント部は符号70を用いて図3に図示する。
レーザ加工装置10は、第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42を備える。第一塗布洗浄装置40は加工前のウエハWに対して塗布膜を塗布する。また、第一塗布洗浄装置40は加工後のウエハWを洗浄する。
第一塗布洗浄装置40は、塗布液が供給されたウエハWを高速回転させて、ウエハWに薄膜を形成するスピンコータを適用し得る。スピンコータは、洗浄液が供給されたウエハWを高速回転させることで洗浄装置として機能する。第二塗布洗浄装置42は、第一塗布洗浄装置40と同一の構成を適用し得る。図1に示す第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42の一方のみを具備する態様も可能である。
なお、実施形態に記載の第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42は塗布洗浄部の一例に相当する。実施形態に記載の第一塗布洗浄装置40は第一塗布洗浄部の一例に相当する。実施形態に記載の第二塗布洗浄装置42は第二塗布洗浄部の一例に相当する。
レーザ加工はデブリが発生する。加工対象のウエハWの表面にデブリが付着すると、チップの品質が低下し問題となる。そこで、ウエハWの表面に保護膜を塗布し、保護膜の上から加工を実施してデブリの発生を抑制する。
第一塗布洗浄装置40は、Y軸方向について搬送用一時保管部30を挟んで第二塗布洗浄装置42と反対側の位置に配置される。また、搬送用一時保管部30、第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42は、Y軸方向について一列に並ぶ位置に配置される。
これにより、Y軸搬送部34を用いて、搬送用一時保管部30と第一塗布洗浄装置40との間におけるウエハWの搬送及び搬送用一時保管部30と第二塗布洗浄装置42とのとの間におけるウエハWの搬送の両方を実施し得る。
Y軸搬送部34は、搬送用一時保管部30と第一塗布洗浄装置40との間においてウエハWを搬送する第一Y軸搬送部と、搬送用一時保管部30と第二塗布洗浄装置42とのとの間との間においてウエハWを搬送する第二Y軸搬送部とを備えてもよい。
第二塗布洗浄装置42の天井面は、カセット載置部20が配置される。なお、カセット載置部20は、第一塗布洗浄装置40の天井面に配置されてもよい。第一塗布洗浄装置40の天井面及び第二塗布洗浄装置42の天井面は、カセット載置部20を配置可能に構成してもよい。
レーザ加工装置10は、ロードアーム50及びアンロードアーム60を備える。ロードアーム50は、搬送用一時保管部30に載置される加工前のウエハWを吸着支持し、加工前のウエハWをレーザ加工部12へ搬送する。アンロードアーム60は、加工後のウエハWを吸着支持し、レーザ加工部12から搬送用一時保管部30へ加工後のウエハWを搬送する。
符号X1を付す矢印線は、搬送用一時保管部30からレーザ加工部12へ向かう、ロードアーム50を用いるウエハWの搬送方向を示す。符号X2を付す矢印線は、レーザ加工部12から搬送用一時保管部30へ向かう、アンロードアーム60を用いるウエハWの搬送方向を示す。
なお、ロードアーム50及びアンロードアーム60の構成は後述する。実施形態に記載のロードアーム50は第一搬送アームの一例に相当する。実施形態に記載のアンロードアーム60は第二搬送アームの一例に相当する。
図2は図1に示すレーザ加工装置の模式図である。図2に示す符号X1等は図1に示す符号X1等に対応する。レーザ加工装置10は、レーザ加工部12、ウエハカセット22、第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42について、搬送用一時保管部30を中継してウエハWの搬送を実施する。
レーザ加工装置10は、加工前のウエハWに対して、ロードアーム50を用いて加工前待機を実施し得る。加工前待機とは、レーザ加工部12を用いるウエハWの加工中に、レーザ加工部12の上部において次の加工対象のウエハWを待機させる処理である。
これにより、加工後のウエハWをレーザ加工部12から搬出した直後に、次のウエハWをレーザ加工部12へ載置でき、レーザ加工部12における加工待ち期間を短縮し得る。加工前待機における次の加工対象のウエハWの待機位置は、レーザ加工部12の直近であれば、レーザ加工部12の上部に限定されない。なお、レーザ加工部12の直近の例として、レーザ加工部12と搬送用一時保管部30との間の領域において、両者の中間位置よりもレーザ加工部12の側の位置が挙げられる。
また、レーザ加工装置10は、加工後のウエハWに対して、アンロードアーム60を用いて洗浄待機を実施し得る。洗浄待機とは、第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42の使用中に、搬送用一時保管部30から第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42へのウエハWの搬送経路の上部において、加工後のウエハWを待機させる処理である。
これにより、第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42への加工後のウエハWの搬送に影響を与えずに、レーザ加工部12から加工後のウエハWを排出でき、加工前待機を実施しているウエハWをレーザ加工部12へ載置し得る。
洗浄待機におけるウエハWの待機位置は、搬送用一時保管部30の直近であれば、搬送用一時保管部30の上部に限定されない。なお、搬送用一時保管部30の直近の例として、レーザ加工部12と搬送用一時保管部30との間の領域において、両者の中間位置よりも搬送用一時保管部30の側の位置が挙げられる。
〔機能ブロックの説明〕
図3は図1に示すレーザ加工装置の機能ブロック図である。レーザ加工装置10は制御装置100を備える。制御装置100はコンピュータが適用される。制御装置100は、以下に説明するハードウェアを用いて、規定のプログラムを実行してレーザ加工装置10の機能を実現する。
図3は図1に示すレーザ加工装置の機能ブロック図である。レーザ加工装置10は制御装置100を備える。制御装置100はコンピュータが適用される。制御装置100は、以下に説明するハードウェアを用いて、規定のプログラムを実行してレーザ加工装置10の機能を実現する。
制御装置100を構成する各部のハードウェアは、各種のプロセッサ及び各種のメモリを適用し得る。プロセッサの例として、CPU(Central Processing Unit)が挙げられる。CPUはプログラムを実行して各種処理部として機能する。メモリの例として、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)が挙げられる。
制御装置100は、加工制御部110及び加工情報取得部112を備える。加工制御部110は、加工情報取得部112を用いて取得した加工情報に基づき、レーザ加工部12を制御する。
加工情報取得部112は、入力インターフェースを介して外部装置等から加工情報を取得する。加工情報取得部112は、加工情報記憶部に記憶される加工情報を読み出してもよい。加工情報は、ウエハWのサイズ及び仕様等のウエハ情報を含み得る。加工情報は、加工に適用されるレーザ光の条件を表すレーザ光情報を含み得る。
制御装置100は、ロードアーム制御部114及びアンロードアーム制御部116を備える。ロードアーム制御部114は、図1に示すロードアーム50を駆動するロードアーム駆動部51の駆動を制御する。
ロードアーム制御部114は、ロードアーム位置センサ51Aから送信されるセンサ信号を受信し、センサ信号に基づきロードアーム50の位置を把握し、ロードアーム50の位置に応じてロードアーム駆動部51の駆動を制御する。
ロードアーム駆動部51は、水平搬送部、水平モータ、垂直搬送部及び垂直モータを備える。ロードアーム制御部114は、水平モータ及び垂直モータを制御して、ロードアーム50を動作させる。ロードアーム50の位置は、ロードアーム50が支持するウエハWの位置を適用し得る。
アンロードアーム制御部116は、アンロードアーム駆動部61の駆動を制御する。アンロードアーム制御部116は、アンロードアーム位置センサ61Aから出力されるセンサ信号に基づき把握されるアンロードアーム60の位置に応じて、アンロードアーム駆動部61の動作を制御する。
アンロードアーム駆動部61は、水平搬送部、水平モータ、垂直搬送部及び垂直モータを備える。アンロードアーム60の位置は、アンロードアーム60が支持するウエハWの位置を適用し得る。
なお、図3では、ロードアーム駆動部51及びアンロードアーム駆動部61の構成要素の図示を省略する。ロードアーム駆動部51及びアンロードアーム駆動部61の構成要素は図4に図示する。
ロードアーム50及びアンロードアーム60は、互いに干渉する領域においてウエハWを搬送する。そこで、ロードアーム制御部114は、ロードアーム50を駆動した際のロードアーム50とアンロードアーム60との接触が発生し得るか否かを判定し、両者の接触が発生し得ると判定する場合は、ロードアーム50の動作を停止させるなどのインターロック機能を備える。
同様に、アンロードアーム制御部116は、ロードアーム50とアンロードアーム60との接触が発生し得ると判定する場合は、アンロードアーム60の動作を停止させるなどのインターロック機能を備える。
制御装置100は、Y軸搬送制御部118、Z軸搬送制御部120及びプリアライメント制御部122を備える。Y軸搬送制御部118は、Y軸搬送部34の駆動を制御して、搬送用一時保管部30とウエハカセット22、第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42との間におけるウエハWの搬送を制御する。
Z軸搬送制御部120は、Z軸搬送部36の駆動を制御して、搬送用一時保管部30を昇降させる。Z軸搬送制御部120は、ウエハカセット22と搬送用一時保管部30との間において、搬送用一時保管部30を用いてウエハWを搬送させる。
また、Z軸搬送制御部120は、第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42と搬送用一時保管部30との間において、搬送用一時保管部30を用いてウエハWを搬送させる。
プリアライメント制御部122は、プリアライメント部70の動作を制御して、ウエハカセット22から取り出し、搬送用一時保管部30へ載置されたウエハWのプリアライメントを実施する。
制御装置100は、塗布洗浄制御部124を備える。塗布洗浄制御部124は、第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42の動作を制御する。塗布洗浄制御部124は、第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42の塗布と洗浄との切り替え、塗布液及び洗浄液の流量制御及びウエハWの回転速度制御等を実施する。
塗布洗浄制御部124は、第一塗布洗浄装置40の動作を制御する第一塗布洗浄制御部と、第二塗布洗浄装置42の動作を制御する第二塗布洗浄制御部とを個別に具備する構成を適用し得る。
制御装置100は、パラメータ記憶部130及びプログラム記憶部132を備える。パラメータ記憶部130は、制御装置100の各部に適用される制御パラメータが記憶される。制御装置100の各部は、パラメータ記憶部130から制御パラメータを取得し、制御パラメータに基づく制御を実施する。
プログラム記憶部132は、制御装置100の各部に適用されるプログラムが記憶される。制御装置100の各部は、プログラム記憶部132からプログラムを取得し、プログラムを実行して各部の機能を実現させる。
レーザ加工装置10は、表示装置102及び入力装置104を備える。レーザ加工装置10は、タッチパネル方式の表示装置を備えて、表示装置102と入力装置104とを兼用してもよい。
表示装置102は、レーザ加工装置10の動作状態情報及びアラーム情報等の各種情報を表示する。制御装置100は表示制御部140を備える。表示制御部140は表示装置102を用いて表示させる情報を表す信号を表示装置102へ送信する。
入力装置104は、キーボード、マウス及びジョイスティック等を適用し得る。制御装置100は入力部142を備える。入力部142は、入力装置104から送信される情報を表す信号を取得する。入力部142は、通信インターフェース及び入力ポート等を含み得る。
〔ロードアーム及びアンロードアームの構成例〕
図4はロードアーム及びアンロードアームの構成例を示す斜視図である。図4では図1に示すレーザ加工装置10の一部を拡大して図示する。なお、図4では図1に図示した符号の一部の図示を省略する。
図4はロードアーム及びアンロードアームの構成例を示す斜視図である。図4では図1に示すレーザ加工装置10の一部を拡大して図示する。なお、図4では図1に図示した符号の一部の図示を省略する。
ロードアーム50は、水平アーム部52、垂直アーム部54及びチャック部56を備える。水平アーム部52は、水平ガイド部材500、水平キャリッジ502、水平ベルト搬送部504及び水平モータ506を備える。
水平ガイド部材500は、X軸方向に延在する板状部材であり、水平ベルト搬送部504及び水平モータ506が取り付けられる。水平ベルト搬送部504の搬送ベルトは水平キャリッジ502と連結される。また、水平ベルト搬送部504において搬送ベルトが巻き掛けられるプーリーは水平モータ506と連結される。水平キャリッジ502は垂直アーム部54の基端部が連結される。
垂直アーム部54は、垂直ガイド部材510、垂直キャリッジ512、垂直ベルト搬送部514及び垂直モータ516を備える。垂直ガイド部材510はZ軸方向に延在する板状部材であり、垂直ベルト搬送部514及び垂直モータ516が取り付けられる。
垂直ベルト搬送部514の搬送ベルトは垂直キャリッジ512と連結される。また、垂直ベルト搬送部514において搬送ベルトが巻き掛けられるプーリーは垂直モータ516と連結される。垂直キャリッジ512の先端部はチャック部56が取り付けられる。
水平モータ506の回転に応じて、水平ベルト搬送部504は動作する。水平ベルト搬送部504の動作に応じて、水平キャリッジ502はX軸方向に往復移動する。水平キャリッジ502の往復移動に応じて、垂直アーム部54はX軸方向に往復移動する。
垂直モータ516の回転に応じて、垂直ベルト搬送部514は動作する。垂直ベルト搬送部514の動作に応じて、垂直キャリッジ512はZ軸方向に往復移動する。垂直キャリッジ512の往復移動に応じて、チャック部56はZ軸方向に往復移動する。
チャック部56は、ウエハWのウエハフレームWFを吸着支持する。チャック部56に吸着支持されるウエハWは、ロードアーム50の動作に応じてX軸方向及びZ軸方向に往復搬送される。
アンロードアーム60は、水平アーム部62、垂直アーム部64及びチャック部66を備える。水平アーム部62は、水平ガイド部材600、水平キャリッジ602、水平ベルト搬送部604及び水平モータ606を備える。
水平ガイド部材600は、水平ベルト搬送部604及び水平モータ606が取り付けられる。水平ベルト搬送部604の搬送ベルトは水平キャリッジ602と連結され、搬送ベルトが巻き掛けられるプーリーは水平モータ606と連結される。水平キャリッジ602は垂直アーム部64の基端部が連結される。
垂直アーム部64は、垂直ガイド部材610、垂直キャリッジ612、垂直ベルト搬送部614及び垂直モータ616を備える。垂直ガイド部材610はZ軸方向に延在する板状部材であり、垂直ベルト搬送部614及び垂直モータ616が取り付けられる。
垂直ベルト搬送部614の搬送ベルトは垂直キャリッジ612と連結され、搬送ベルトが巻き掛けられるプーリーは垂直モータ616と連結される。垂直キャリッジ612はチャック部66が取り付けられる。なお、アンロードアーム60を用いたウエハWの搬送は、ロードアーム50を用いたウエハWの搬送と同様である。ここでは、アンロードアーム60を用いたウエハWの搬送の説明を省略する。
アンロードアーム60を用いたウエハWの支持位置は、ロードアーム50を用いたウエハWの支持位置よりも下側である。換言すると、アンロードアーム60を用いたウエハWの搬送経路は、ロードアーム50を用いたウエハWの搬送経路よりも下側である。
ロードアーム50を用いたウエハWの支持位置は、アンロードアーム60を用いたウエハWの支持位置とX軸方向について一致していてもよいし、不一致でもよい。Y軸方向についても同様である。
ロードアーム50及びアンロードアーム60は本実施形態に示す態様に限定されない。例えば、ロードアーム50及びアンロードアーム60は、多関節ロボットを適用してもよい。
[実施形態に係る加工方法の手順]
図5は実施形態に係る加工方法の手順を示すフローチャートである。以下に、図6から図10を適宜参照して、レーザ加工装置10に適用される加工方法の手順について説明する。なお、図6から図10では、図4に図示した符号の一部の図示を省略する。
図5は実施形態に係る加工方法の手順を示すフローチャートである。以下に、図6から図10を適宜参照して、レーザ加工装置10に適用される加工方法の手順について説明する。なお、図6から図10では、図4に図示した符号の一部の図示を省略する。
加工前ウエハ搬出工程S10では、図1に示すY軸搬送部34及びZ軸搬送部36は、加工対象ウエハW1をウエハカセット22から搬出し、搬送用一時保管部30へ載置する。加工前ウエハ搬出工程S10の後にプリアライメント工程S12へ進む。なお、加工対象ウエハW1は図6に図示する。
プリアライメント工程S12では、図3に示すプリアライメント部70は搬送用一時保管部30に載置される加工対象ウエハW1のプリアライメントを実施する。プリアライメント工程S12の後に塗布工程S14へ進む。
塗布工程S14では、塗布洗浄制御部124の判断に応じて、Y軸搬送部34及びZ軸搬送部36は、搬送用一時保管部30に載置される加工対象ウエハW1を第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42へ搬送する。第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42は、加工対象ウエハW1に対する保護膜の塗布を実施する。塗布工程S14の後に塗布後搬送工程S16へ進む。なお、実施形態に記載の塗布工程S14は塗布膜塗布工程の一例に相当する。
塗布後搬送工程S16では、Y軸搬送部34及びZ軸搬送部36は、塗布工程S14において塗布膜が塗布された加工対象ウエハW1を、第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42から搬送用一時保管部30へ搬送する。塗布後搬送工程S16の後に加工ロード工程S18へ進む。
加工ロード工程S18では、図4に示すロードアーム50は搬送用一時保管部30からレーザ加工部12へ加工対象ウエハW1を搬送する。加工ロード工程S18では、ロードアーム50は加工対象ウエハW1の加工前待機を実施する。加工ロード工程S18の後に加工可否判定工程S20へ進む。なお、実施形態に記載の加工ロード工程S18は第一加工搬送工程の一例に相当する。また、実施形態に記載の加工ロード工程S18における加工前待機は加工前待機工程の一例に相当する。
加工可否判定工程S20では、ロードアーム制御部114は、レーザ加工部12から加工後のウエハW2が搬送されたか否かを判定する。加工可否判定工程S20において、ロードアーム制御部114がレーザ加工部12から加工後のウエハW2が搬送されていないと判定する場合はNo判定となる。No判定の場合、ロードアーム制御部114は、加工可否判定工程S20を継続する。
一方、加工可否判定工程S20において、ロードアーム制御部114がレーザ加工部12から加工後のウエハW2が搬送されたと判定する場合はYes判定となる。Yes判定の場合、加工工程S22へ進む。
図6は搬送前待機の説明図である。同図に示すロードアーム50は、加工対象ウエハW1を吸着支持し、加工テーブル14の上部において加工対象ウエハW1を待機させ、加工対象ウエハW1の加工前待機を実施する。
アンロードアーム60は、チャック部66を用いて加工後のウエハW2を吸着支持し、Z軸方向へ加工後のウエハW2を搬送させる。
なお、図6の符号Z21は、アンロードアーム60のチャック部66が加工テーブル14に載置される加工後のウエハW1を吸着する際のアンロードアーム60の移動方向を示す。符号Z22は、アンロードアーム60のチャック部66を用いて吸着した加工後のウエハW2を取り出す際のアンロードアーム60の移動方向を示す。符号X2は加工後のウエハW2の搬送方向を示す。
図7は加工後のウエハの搬送を示す斜視図である。同図に示すアンロードアーム60は、加工後のウエハW2を搬送用一時保管部30の上部へ搬送する。アンロードアーム60は、ロードアーム50に支持される加工対象ウエハW1の下側において、加工後のウエハW2を搬送する。
図8は次の加工対象ウエハを加工テーブルへ移動させた状態を示す斜視図である。図5に示す加工工程S22では、ロードアーム制御部114は、ロードアーム50を用いて支持される加工対象ウエハW1を加工テーブル14へ載置させる。レーザ加工部12は、加工対象ウエハW1に対する加工を実施する。加工工程S22の後に加工アンロード工程S24へ進む。
加工アンロード工程S24では、アンロードアーム60は加工テーブル14に載置される加工対象ウエハW1をレーザ加工部12から搬出し、搬送用一時保管部30の上部へ搬送し、洗浄待機を実施する。加工アンロード工程S24の後に洗浄可能判定工程S26へ進む。なお、図8には、加工後のウエハW2の洗浄待機を図示している。
加工対象ウエハW1に対する加工アンロード工程S24の実施中に、次の加工対象ウエハWに対する加工工程S22を開始し得る。なお、実施形態に記載の加工アンロード工程S24は第二加工搬送工程の一例に相当する。実施形態に記載の加工アンロード工程S24における洗浄待機は洗浄待機工程の一例に相当する。
洗浄可能判定工程S26では、アンロードアーム制御部116は第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42の少なくともいずれかの使用が可能であるか否かを判定する。すなわち、アンロードアーム制御部116は洗浄後のウエハW3が搬送用一時保管部30からウエハカセット22へ移動したか否かを判定する。なお、洗浄後のウエハW3は図9に図示する。
洗浄可能判定工程S26において、アンロードアーム制御部116が第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42の少なくともいずれかが使用中であると判定する場合はNo判定となる。No判定の場合、アンロードアーム制御部116はYes判定となるまで洗浄可能判定工程S26を継続する。
一方、洗浄可能判定工程S26において、アンロードアーム制御部116が第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42の少なくともいずれかが使用可能であると判定する場合はYes判定となる。Yes判定の場合は洗浄工程S28へ進む。
図9は洗浄後のワークのカセットへの返却を示す斜視図である。搬送用一時保管部30の使用が可能となる場合に、アンロードアーム60はレーザ加工部12から搬送用一時保管部30の上部へ加工後の加工対象ウエハW1を搬送する。
図9に示す搬送用一時保管部30は、第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42を用いて洗浄が実施された洗浄後のウエハW3が載置される。洗浄後のウエハW3がウエハカセット22へ収容された後に、アンロードアーム60は洗浄待機中の加工対象ウエハW1を搬送用一時保管部30へ搬送する。
図10は加工後のウエハを搬送用一時保管部へ載置した状態を示す斜視図である。アンロードアーム60は、搬送用一時保管部30へ加工後の加工対象ウエハW1を載置する。Y軸搬送部34及びZ軸搬送部36は、加工後の加工対象ウエハW1を第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42へ移動させる。
洗浄工程S28では、第一塗布洗浄装置40又は第二塗布洗浄装置42は、加工後の加工対象ウエハW1を洗浄する。第一塗布洗浄装置40と第二塗布洗浄装置42との選択は、両者の空き状況等に応じて適宜決められる。洗浄工程S28の後にウエハ収容工程S30へ進む。
ウエハ収容工程S30では、Y軸搬送部34は洗浄後の加工対象ウエハW1を搬送用一時保管部30へ搬送する。次に、Z軸搬送部36は洗浄後の加工対象ウエハW1が載置される搬送用一時保管部30をZ軸方向へ移動させる。次に、Y軸搬送部34は搬送用一時保管部30へ載置される洗浄後の加工対象ウエハW1をウエハカセット22へ搬送する。
ウエハ収容工程S30において、ウエハカセット22からの搬出、保護膜の塗布、加工及び洗浄が実施された加工対象ウエハW1がウエハカセット22へ収容された後に、制御装置100は加工対象ウエハW1に対する加工方法を終了させる。
[第一実施形態の作用効果]
第一実施形態に係るレーザ加工装置10及び加工方法は、以下の作用効果を得ることが可能である。
第一実施形態に係るレーザ加工装置10及び加工方法は、以下の作用効果を得ることが可能である。
〔1〕
ロードアーム50は、搬送用一時保管部30からレーザ加工部12へウエハWを搬送する。アンロードアーム60はレーザ加工部12から搬送用一時保管部30へウエハWを搬送する。レーザ加工部12を用いたウエハWの加工中に、ロードアーム50は、次の加工対象のウエハWを加工テーブル14の上部に待機させ、アンロードアーム60がレーザ加工部12から加工後のウエハWを搬出した後に次の加工対象のウエハWを加工テーブル14へ載置させる加工前待機を実施する。
ロードアーム50は、搬送用一時保管部30からレーザ加工部12へウエハWを搬送する。アンロードアーム60はレーザ加工部12から搬送用一時保管部30へウエハWを搬送する。レーザ加工部12を用いたウエハWの加工中に、ロードアーム50は、次の加工対象のウエハWを加工テーブル14の上部に待機させ、アンロードアーム60がレーザ加工部12から加工後のウエハWを搬出した後に次の加工対象のウエハWを加工テーブル14へ載置させる加工前待機を実施する。
これにより、例えば、ロードアーム50のみを備え、ロードアーム50を用いて搬送用一時保管部30とレーザ加工部12との間のウエハWの搬送を実施する態様と比較して、タクトタイムを短縮し得る。
図11は比較例に係るレーザ加工装置の模式図である。同図に示すレーザ加工装置1は、ウエハカセット2を載置するカセット載置部2A、搬送用一時保管部3、第一塗布洗浄装置4、第二塗布洗浄装置5、レーザ加工部6及び加工前一時保管部7を備える。
レーザ加工装置1は、図2に示すレーザ加工装置10と比較して、搬送用一時保管部3とレーザ加工部6との間においてウエハWを搬送する搬送アーム8が一つである。なお、搬送アーム8は搬送方向を示す矢印線を用いて模式的に図示する。
レーザ加工装置1では、搬送用一時保管部3からレーザ加工部6へウエハWを搬送する際に、搬送アーム8は加工前一時保管部7へ加工対象のウエハWを搬送して待機させ、レーザ加工部6から加工後のウエハWを搬送用一時保管部3へ搬送した後に、加工前一時保管部7からレーザ加工部12へ加工対象のウエハを搬送する。
そうすると、加工前一時保管部7、レーザ加工部6、搬送用一時保管部3と搬送アームが移動し、更に加工前一時保管部7へ搬送アームが移動する期間は、加工対象のウエハWを加工前一時保管部7からレーザ加工部6へ搬送することができない。
これに対して、本実施形態に示すレーザ加工装置10及び加工方法は、ロードアーム50が加工前待機を実施し、アンロードアーム60がレーザ加工部12から加工後のウエハWを搬出させるので、加工前待機をしているウエハWの加工待ち期間が発生しない。
〔2〕
アンロードアーム60がウエハWを支持するZ軸方向の位置は、ロードアーム50がウエハWを支持するZ軸方向の位置の下側である。これにより、加工後のウエハWの搬送経路は、加工前のウエハWの搬送経路の下側となり、アンロードアーム60を用いて搬送されるウエハWからデブリ等が落下した際に、ロードアーム50を用いて搬送されるウエハWへのデブリ等の付着を抑制し得る。
アンロードアーム60がウエハWを支持するZ軸方向の位置は、ロードアーム50がウエハWを支持するZ軸方向の位置の下側である。これにより、加工後のウエハWの搬送経路は、加工前のウエハWの搬送経路の下側となり、アンロードアーム60を用いて搬送されるウエハWからデブリ等が落下した際に、ロードアーム50を用いて搬送されるウエハWへのデブリ等の付着を抑制し得る。
〔3〕
搬送用一時保管部30から第一塗布洗浄装置40、第二塗布洗浄装置42及びウエハカセット22へウエハを搬送するY軸搬送部34及びZ軸搬送部36を備える。アンロードアーム60は、搬送用一時保管部30の上部で加工後のウエハWを待機させる洗浄待機を実施する。これにより、アンロードアーム60がウエハWの洗浄待機を実施中に、搬送用一時保管部30から第一塗布洗浄装置40等へのウエハWの搬送を実施し得る。
搬送用一時保管部30から第一塗布洗浄装置40、第二塗布洗浄装置42及びウエハカセット22へウエハを搬送するY軸搬送部34及びZ軸搬送部36を備える。アンロードアーム60は、搬送用一時保管部30の上部で加工後のウエハWを待機させる洗浄待機を実施する。これにより、アンロードアーム60がウエハWの洗浄待機を実施中に、搬送用一時保管部30から第一塗布洗浄装置40等へのウエハWの搬送を実施し得る。
また、ウエハWの加工条件及びレーザ加工装置10の状況等に応じて、複数のウエハWについて効率的な搬送を実施でき、効率的なレーザ加工装置10の運用を可能とする。
〔4〕
ロードアーム50は加工テーブル14の上部において加工前のウエハWの加工前待機を実施する。これにより、図11に示す加工前一時保管部7等の加工前待機の際にウエハWを一時的に保管する領域が不要となり、装置全体を省スペースとし得る。
ロードアーム50は加工テーブル14の上部において加工前のウエハWの加工前待機を実施する。これにより、図11に示す加工前一時保管部7等の加工前待機の際にウエハWを一時的に保管する領域が不要となり、装置全体を省スペースとし得る。
〔5〕
ロードアーム50又はアンロードアーム60が故障した際に、故障していない一方を用いて装置を稼働し得る。すなわち、ロードアーム50又はアンロードアーム60を動作させるプログラムの変更を実施して、ロードアーム50とアンロードアーム60との互いの代替が可能となる。
ロードアーム50又はアンロードアーム60が故障した際に、故障していない一方を用いて装置を稼働し得る。すなわち、ロードアーム50又はアンロードアーム60を動作させるプログラムの変更を実施して、ロードアーム50とアンロードアーム60との互いの代替が可能となる。
〔6〕
レーザ加工部12から搬送用一時保管部30へウエハWを搬送するアンロードアーム60を備える。これにより、加工の際に湾曲等の変形が生じたウエハWへ対応し得る。
レーザ加工部12から搬送用一時保管部30へウエハWを搬送するアンロードアーム60を備える。これにより、加工の際に湾曲等の変形が生じたウエハWへ対応し得る。
〔7〕
ロードアーム50又はアンロードアーム60の形状等を変更して、塗布膜が異なるワークが混在する場合及び形状が異なるウエハが混在する場合など、複数の種類のウエハが混在する場合に対応し得る。すなわち、図3に示す加工情報取得部112を用いて取得した加工情報を適用して、ロードアーム50及びアンロードアーム60の個別制御が可能である。
ロードアーム50又はアンロードアーム60の形状等を変更して、塗布膜が異なるワークが混在する場合及び形状が異なるウエハが混在する場合など、複数の種類のウエハが混在する場合に対応し得る。すなわち、図3に示す加工情報取得部112を用いて取得した加工情報を適用して、ロードアーム50及びアンロードアーム60の個別制御が可能である。
〔8〕
第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42を備え、複数のウエハWへの塗布及び洗浄の並列処理を実施する。これにより、塗布待ち及び洗浄待ちの少なくともいずれかの期間を短縮し得る。また、三つ以上の塗布洗浄装置を備えてもよい。かかる態様は、更に塗布待ち及び洗浄待ちの少なくともいずれかの期間を短縮し得る。
第一塗布洗浄装置40及び第二塗布洗浄装置42を備え、複数のウエハWへの塗布及び洗浄の並列処理を実施する。これにより、塗布待ち及び洗浄待ちの少なくともいずれかの期間を短縮し得る。また、三つ以上の塗布洗浄装置を備えてもよい。かかる態様は、更に塗布待ち及び洗浄待ちの少なくともいずれかの期間を短縮し得る。
〔9〕
搬送用一時保管部30に載置されるウエハWのプリアライメントを実施するプリアライメント部70を備える。これにより、塗布待ちのウエハWに対するプリアライメントを実施し得る。
搬送用一時保管部30に載置されるウエハWのプリアライメントを実施するプリアライメント部70を備える。これにより、塗布待ちのウエハWに対するプリアライメントを実施し得る。
[変形例]
図12は実施形態の変形例に係るレーザ加工装置の模式図である。同図に示すレーザ加工装置10Aは、レーザ加工部12と搬送用一時保管部30との間のウエハWの搬送経路が、搬送用一時保管部30と塗布洗浄装置40Aとの搬送経路と兼用される。これにより、装置の省スペース化及び部品点数の削減等を実施している。
図12は実施形態の変形例に係るレーザ加工装置の模式図である。同図に示すレーザ加工装置10Aは、レーザ加工部12と搬送用一時保管部30との間のウエハWの搬送経路が、搬送用一時保管部30と塗布洗浄装置40Aとの搬送経路と兼用される。これにより、装置の省スペース化及び部品点数の削減等を実施している。
レーザ加工装置10Aは、搬送用一時保管部30から塗布洗浄装置40AへのウエハWの搬送及び塗布洗浄装置40Aからレーザ加工部12へのウエハWの搬送をロードアーム50Aが実施する。
また、レーザ加工装置10Aは、レーザ加工部12から塗布洗浄装置40AへのウエハWの搬送及び塗布洗浄装置40Aから搬送用一時保管部30へのウエハWの搬送をアンロードアーム60Aが実施する。
なお、図12では、ロードアーム50A及びアンロードアーム60Aは、移動方向を示す矢印線を用いて模式的に図示する。レーザ加工装置10Aに適用されるロードアーム50Aは、図1等に示すロードアーム50と同様の構成を適用し得る。また、レーザ加工装置10Aに適用されるアンロードアームは、図1等に示すアンロードアーム60と同様の構成を適用し得る。
レーザ加工装置10Aは、搬送用一時保管部30から塗布洗浄装置40AへウエハWを搬送する第一ロードアーム50B及び塗布洗浄装置40Aからレーザ加工部12へウエハWを搬送する第二ロードアーム50Cを備えてもよい。
また、レーザ加工装置10Aは、塗布洗浄装置40Aから搬送用一時保管部30へのウエハWを搬送する第一アンロードアーム60B及びレーザ加工部12から塗布洗浄装置40AへのウエハWを搬送する第二アンロードアーム60Cを備えてもよい。
レーザ加工装置10Aは、ウエハカセット22から搬送用一時保管部30へウエハWを搬送する搬送部35A及び搬送用一時保管部30からウエハカセット22へウエハWを搬送する搬送部35Bを備える。なお、搬送部35A及び搬送部35Bは移動方向を示す矢印線を用いて模式的に図示する。
図13は変形例に対する比較例に係るレーザ加工装置の模式図である。同図に示すレーザ加工装置1Aは、搬送用一時保管部3とレーザ加工部6との間でウエハWを搬送する搬送アーム、搬送用一時保管部3と塗布洗浄装置4Aとのとの間でウエハWを搬送する搬送アームとが兼用される点が、図12に示すレーザ加工装置10Aと共通する。
一方、塗布洗浄装置4Aとレーザ加工部6との間においてウエハWを搬送する搬送アーム9が一つである点で、ロードアーム50A及びアンロードアーム60Aを備えるレーザ加工装置10Aと相違する。なお、図13では、搬送アーム9は移動方向を示す矢印線を用いて模式的に図示する。
レーザ加工装置1Aは、加工後のウエハWをレーザ加工部6から搬送用一時保管部3へ加工後のウエハWを搬送した後でなければ、次の加工対象のウエハWをレーザ加工部6へ移動させることができない。
これに対して図12に示すレーザ加工装置10Aは、先のウエハWの処理を実施中に次の処理対象のウエハWを処理部の直近において待機させる処理待機を実施し得る。ここでいう処理は、保護膜の塗布、加工及び洗浄の総称である。
図14は変形例に対する他の比較例に係るレーザ加工装置の模式図である。同図に示すレーザ加工装置1Bは、特許第4777783号公報に記載のレーザ加工装置に対応する。レーザ加工装置1Bは、図13に示すレーザ加工装置1Aに具備される塗布洗浄装置4Aに代わり、保護膜塗布専用の塗布装置4B及び洗浄専用の洗浄装置4Cを備える。
また、レーザ加工装置1Bは、搬送用一時保管部3から塗布装置4BへウエハWを搬送し、かつ、洗浄装置4Cから搬送用一時保管部3へウエハWを搬送する搬送アーム9A及びレーザ加工部6から洗浄装置4CへウエハWを搬送し、かつ、塗布装置4Bからレーザ加工部6へウエハWを搬送する搬送アーム9Bを備える。
アブレーション加工における保護膜の塗布は塗布条件等の違いに起因して、標準的な処理期間に対して現実の処理期間が長くなる場合がある。レーザ加工装置1Bは、ウエハWへの保護膜の塗布期間が、ウエハWへの加工期間及び加工後のウエハWへの洗浄期間の合計期間を超える場合、塗布待ちのウエハWが滞留し、塗布の待ち期間が発生する。
また、洗浄処理において、洗浄後のウエハWに要求されるクリーン度に応じて、標準的な洗浄期間に対して洗浄期間が長くなる場合がある。レーザ加工装置1Bは、加工後のウエハWへの洗浄期間が、ウエハWへの保護膜の塗布期間及びウエハWへの加工期間の合計期間を超える場合、洗浄の待ちのウエハWが滞留し、洗浄の待ち期間が発生する。
これに対して、図12に示すレーザ加工装置10Aは、先のウエハWの処理を実施中に次の処理対象のウエハWを処理部の直近において待機させる処理待機を実施し得る。
[その他の変形例]
本実施形態では、レーザ加工装置として、ウエハWを加工するダイシング装置を例示したが、金属及びセラミック等のワークを加工するレーザ加工装置への適用が可能である。また、本実施形態に示すレーザ加工は、アブレーション等の被加工物の表面加工及び被加工物の内部へのレーザ加工領域の形成のいずれにも適用可能である。
本実施形態では、レーザ加工装置として、ウエハWを加工するダイシング装置を例示したが、金属及びセラミック等のワークを加工するレーザ加工装置への適用が可能である。また、本実施形態に示すレーザ加工は、アブレーション等の被加工物の表面加工及び被加工物の内部へのレーザ加工領域の形成のいずれにも適用可能である。
以上説明した本発明の実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜構成要件を変更、追加、削除することが可能である。本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当該分野の通常の知識を有する者により、多くの変形が可能である。
10,10A…レーザ加工装置、12…レーザ加工部、20…カセット載置部、22…ウエハカセット、30…搬送用一時保管部、34…Y軸搬送部、36…Z軸搬送部、40…第一塗布洗浄装置、40A…塗布洗浄装置、42…第二塗布洗浄装置、50,50A…ロードアーム、60,60A…アンロードアーム、70…プリアライメント部
Claims (7)
- 被加工物に対してレーザ光を照射して前記被加工物を加工する加工部と、
加工前の前記被加工物に対して塗布膜を塗布し、かつ、加工後の前記被加工物を洗浄する塗布洗浄部と、
前記加工前の前記被加工物及び前記加工後の前記被加工物を載置する載置部と、
前記載置部から前記加工前の前記被加工物を前記加工部へ搬送する第一搬送アームであり、前記塗布膜を塗布した後の前記被加工物を前記加工部へ搬送する第一搬送アームと、
前記第一搬送アームとは別の第二搬送アームであり、前記加工後の前記被加工物を前記加工部から前記載置部へ搬送し、前記洗浄をする前の前記被加工物を前記加工部から搬送する第二搬送アームと、
を備え、
前記第一搬送アームは、前記加工前の前記被加工物を前記加工部の直近において待機させ、前記加工部から前記加工後の前記被加工物が搬出された後に、前記加工前の前記被加工物を前記加工部へ搬送する加工前待機を実施するレーザ加工装置。 - 前記第二搬送アームにおいて前記被加工物を支持する位置は、前記第一搬送アームにおいて前記被加工物を支持する位置の下側である請求項1に記載のレーザ加工装置。
- 前記被加工物を収容する収容部と、
前記収容部から前記載置部へ前記被加工物を搬送する載置搬送部と、
前記載置部から前記塗布洗浄部へ前記被加工物を搬送する塗布洗浄搬送部と、
を備え、
前記第一搬送アームは、前記塗布洗浄部を用いて塗布膜が塗布された前記加工前の前記被加工物を前記載置部から前記加工部へ搬送し、
前記第二搬送アームは、前記加工後の前記被加工物を前記加工部から前記載置部へ搬送する請求項1又は2に記載のレーザ加工装置。 - 前記塗布洗浄部は、第一塗布洗浄部及び第二塗布洗浄部を備え、
前記塗布洗浄搬送部は、前記被加工物を前記第一塗布洗浄部と前記載置部との間を搬送する第一塗布洗浄搬送部及び前記被加工物を前記第二塗布洗浄部と前記載置部との間を搬送する第二塗布洗浄搬送部を備える請求項3に記載のレーザ加工装置。 - 前記第一塗布洗浄部は、前記載置部を挟んで前記第二塗布洗浄部の反対側の位置に配置され、
前記第一塗布洗浄搬送部と前記第二塗布洗浄搬送部とは一体構造を有する請求項4に記載のレーザ加工装置。 - 前記収容部から取り出されて前記載置部に載置された前記被加工物のプリアライメントを実施するプリアライメント部を備える請求項3から5のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
- 被加工物に対してレーザ光を照射して前記被加工物を加工する加工方法であって、
加工前の前記被加工物に対して塗布膜を塗布し、かつ、加工後の前記被加工物を洗浄する塗布洗浄部を用いて、加工前の前記被加工物に対して塗布膜を塗布する塗布膜塗布工程と、
前記加工前の前記被加工物及び前記加工後の前記被加工物を載置する載置部から第一搬送アームを用いて前記加工前の前記被加工物を搬送する第一加工搬送工程であり、前記塗布膜を塗布した後の前記被加工物を、前記被加工物を加工する加工部へ搬送する第一加工搬送工程と、
前記第一加工搬送工程において前記加工部へ搬送された前記被加工物に対して前記レーザ光を照射して、前記被加工物を加工する加工工程と、
前記第一搬送アームとは別の第二搬送アームを用いて、前記加工部から前記載置部へ前記加工後の前記被加工物を搬送する第二加工搬送工程であり、前記洗浄をする前の前記被加工物を前記加工部から搬送する第二加工搬送工程と、
前記塗布洗浄部を用いて、前記加工後の前記被加工物を洗浄する洗浄工程と、
前記第一搬送アームを用いて前記加工前の前記被加工物を前記加工部の直近において待機させ、前記加工部から前記加工後の前記被加工物が搬出された後に、前記加工前の前記被加工物を前記加工部へ搬送する加工前待機を実施する加工前待機工程と、
を含む加工方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2020000706A JP2021111646A (ja) | 2020-01-07 | 2020-01-07 | レーザ加工装置及び加工方法 |
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JP2020000706A JP2021111646A (ja) | 2020-01-07 | 2020-01-07 | レーザ加工装置及び加工方法 |
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JP2020000706A Pending JP2021111646A (ja) | 2020-01-07 | 2020-01-07 | レーザ加工装置及び加工方法 |
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