JP2021108940A - 液状化粧料容器 - Google Patents
液状化粧料容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021108940A JP2021108940A JP2020002577A JP2020002577A JP2021108940A JP 2021108940 A JP2021108940 A JP 2021108940A JP 2020002577 A JP2020002577 A JP 2020002577A JP 2020002577 A JP2020002577 A JP 2020002577A JP 2021108940 A JP2021108940 A JP 2021108940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- engaged
- mouth
- shigoki
- mouth portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D34/00—Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
- A45D34/04—Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
【課題】容器本体の内部にシゴキ部材が取り付けられ、キャップの内側に塗布具を固定した液状化粧料容器において、容器本体の口元部に対してキャップを高い信頼性で被着可能とする。【解決手段】容器本体10に、口元部10aを間に置いてその一方の外側に第1の被係合突起11を、他方の外側に第2の被係合突起12を設ける。キャップ20には、第1の被係合突起11と係合する固定係合部21f、および、外部からの力を受けて動くことにより、第2の被係合突起12と係合する係合位置と、この係合が解かれる係合解除位置とを選択的に取り得る可動係合部22を設ける。第1の被係合突起11と固定係合部21fとの係合、および第2の被係合突起12と可動係合部22との係合により、口元部10aにキャップ20が被着された状態を維持させる。【選択図】図10
Description
本発明は、マスカラ液等の液状化粧料を貯える容器に関し、特に詳細には、液状化粧料塗布用の塗布具を備えてなる液状化粧料容器に関するものである。
従来、マスカラ液やマニキュア液等の液状化粧料が広く実用に供されており、その液状化粧料を貯える容器も種々のものが知られている。上述のような液状化粧料の中には、通常、塗布具を用いて人体の一部に塗布されるものが多く存在する。この塗布具は基本的に、一端部の近くが使用者によって把持される軸部と、この軸部の他端近傍に取り付けられた例えばブラシ状の塗布部とを備えて構成されている。この塗布具を使用する使用者は、軸部を指先に把持して塗布部を容器中の液状化粧料に浸漬することにより、塗布部に液状化粧料を付着させた後、その付着した液状化粧料を眉毛等に塗布することができる。
従来、液状化粧料を貯える容器において、上記のような塗布具をキャップの内側に固定して備えたものが提供されている。特許文献1および2には、その様に構成された液状化粧料容器の例が示されている。この種の液状化粧料容器は基本的に、開口した口元部を有し液状化粧料を貯留する容器本体と、上記口元部に取外し自在に被着されて該口元部を閉じるキャップと、上述した軸部および塗布部を有して軸部の一端部がキャップの内側に固定された塗布具とを有するものであって、キャップが口元部に被着されると塗布部が容器本体内に進入して、この塗布部に液状化粧料を付着させるように構成されている。
またこの種の液状化粧料容器においては、一般に容器本体の内部、多くは口元部の内部に、シゴキ部材が取り付けられる。このシゴキ部材は、塗布具を通過させるシゴキ用開口を有するもので、キャップが容器本体の口元部から取り外されるとき、シゴキ用開口を通過する塗布部に保持されている液状化粧料の一部を絞り取って、液状化粧料の保持量を適切に設定するように機能する。なお、このシゴキ部材は、掻き取り部材等と称されることもある。
ところで、従来の多くの液状化粧料容器においては、容器本体の口元部は外周面にネジが形成された概略円筒状とされ、一方、例えば有底筒状に形成されるキャップも内周面にネジが形成されたものとされ、両者がネジ嵌合によって液密状態を保って一体化されるようになっている。しかし、例えば上述したようにキャップの内側に塗布具が固定されるような場合に、塗布具の塗布部の形状に合わせてシゴキ部材のシゴキ用開口が非円形とされると、そのシゴキ用開口の形状に合わせて口元部の外形形状が非円形とされることもある。
このように容器本体の口元部の外形形状が非円形とされる場合は、該口元部とキャップとの嵌合を、両者を相対回転させるネジ嵌合によって果たすことは不可能である。そこで例えば前記特許文献2に示されるように、ネジ嵌合以外の方法で口元部とキャップとを嵌合させる構造も提案されている。この構造は、口元部の外周面とキャップの内周面とにそれぞれ、口元部の軸線方向に連なる複数の環状凹凸を形成しておき、キャップを口元部に対して軸線方向に(環状凹凸の並び方向に)押し込むことにより、両者の環状凹凸を互いに乗り越えるように擦り合わせて係合させ、また、その場合とは反対方向にキャップを移動させて係合を解除するものである。しかし、この擦り合って係合する環状凹凸による口元部とキャップとの嵌合構造は、使用を重ねるうちに環状凹凸が摩耗することも有ることから、長期信頼性の点で難が認められる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、容器本体の内部にシゴキ部材が取り付けられ、そしてキャップの内側に塗布具を固定した液状化粧料容器において、容器本体の口元部に対して、長期に亘って高い信頼性でキャップを被着可能とすることを目的とする。
本発明による液状化粧料容器は、
開口した口元部を有し、液状化粧料を貯留する容器本体と、
口元部に取外し自在に被着されて、該口元部を閉じるキャップと、
一端部がキャップの内側に固定された軸部、および該軸部の他端近傍に取り付けられた塗布部を有し、キャップが口元部に被着されたとき塗布部が容器本体内に進入して該塗布部に液状化粧料を付着させる塗布具と、
塗布具を通過させるシゴキ用開口を有し、容器本体の内部に取り付けられて、キャップが口元部から取り外されるとき、シゴキ用開口を通過する塗布部に保持されている液状化粧料の一部を絞り取るシゴキ部材と、
を有する液状化粧料容器において、
シゴキ用開口が非円形であり、
口元部を間に置いて該口元部の一方の外側に第1の被係合突起が設けられ、他方の外側に第2の被係合突起が設けられ、
キャップに、上記第1の被係合突起と係合する固定係合部、および、外部からの力を受けて動くことにより、上記第2の被係合突起と係合する係合位置と、この係合が解かれる係合解除位置とを選択的に取り得る可動係合部が設けられ、
第1の被係合突起と固定係合部との係合、および第2の被係合突起と可動係合部との係合により、口元部にキャップが被着された状態が維持される、
ことを特徴とするものである。
開口した口元部を有し、液状化粧料を貯留する容器本体と、
口元部に取外し自在に被着されて、該口元部を閉じるキャップと、
一端部がキャップの内側に固定された軸部、および該軸部の他端近傍に取り付けられた塗布部を有し、キャップが口元部に被着されたとき塗布部が容器本体内に進入して該塗布部に液状化粧料を付着させる塗布具と、
塗布具を通過させるシゴキ用開口を有し、容器本体の内部に取り付けられて、キャップが口元部から取り外されるとき、シゴキ用開口を通過する塗布部に保持されている液状化粧料の一部を絞り取るシゴキ部材と、
を有する液状化粧料容器において、
シゴキ用開口が非円形であり、
口元部を間に置いて該口元部の一方の外側に第1の被係合突起が設けられ、他方の外側に第2の被係合突起が設けられ、
キャップに、上記第1の被係合突起と係合する固定係合部、および、外部からの力を受けて動くことにより、上記第2の被係合突起と係合する係合位置と、この係合が解かれる係合解除位置とを選択的に取り得る可動係合部が設けられ、
第1の被係合突起と固定係合部との係合、および第2の被係合突起と可動係合部との係合により、口元部にキャップが被着された状態が維持される、
ことを特徴とするものである。
なお、本発明による液状化粧料容器においては、
口元部が、容器本体の液状化粧料を貯留する部分からボトルネック状に立ち上がった口元部であり、
第1および第2の被係合突起が口元部の外周面に設けられている、
ことが望ましい。
口元部が、容器本体の液状化粧料を貯留する部分からボトルネック状に立ち上がった口元部であり、
第1および第2の被係合突起が口元部の外周面に設けられている、
ことが望ましい。
上記のように口元部がボトルネック状に立ち上がったものとされ、第1および第2の被係合突起が口元部の外周面に設けられている場合は特に、口元部の外形の横断面形状が、容器本体の内部に取り付けられたシゴキ部材のシゴキ用開口の最大長さ方向と長径方向が揃った非円形であることが望ましい。ここで、上記「横断面形状」とは、口元部の軸線方向に対して垂直な面内の断面形状を意味する。また上記「非円形」とは正円ではない形を意味し、この点は他の記述における「非円形」についても同様である。
また、上記「シゴキ用開口の最大長さ方向」が意味するところは次の通りである。本発明による液状化粧料容器において、シゴキ用開口の形状は特に限定されるものではない。したがって、この形状が正円である場合以外、シゴキ用開口の長さは、開口を横断する方向に応じて異なるようになる。上述した「最大長さ方向」とは、差し渡しのシゴキ用開口長さが最大となる方向のことを意味する。例えば、シゴキ用開口の形状が長円または楕円である場合、この最大長さ方向は開口の長径方向となる。
なお、口元部の外形の横断面形状は特に上述のような非円形に限らず、円形とされても構わない。その場合は、口元部に対するキャップの被着をネジ嵌合によって果たすことも可能である。しかし口元部とキャップとをネジ嵌合させる場合は、口元部やキャップを必要以上に大径化することになり、液状化粧料容器を徒に大型化させてしまう。したがって、液状化粧料容器を小型に形成するためには、口元部の外形の横断面形状を上述のような非円形とすることがより好ましい。
また、本発明による液状化粧料容器においては、
第1および第2の被係合突起が、口元部を間に置いた状態で略一線上に並んで配設されており、
キャップの外形の横断面形状が、該キャップが口元部に被着された状態において、第1および第2の被係合突起の並び方向と長径方向が一致する非円形である、
ことが望ましい。
上記の構成とする場合、第1および第2の被係合突起は、特にシゴキ用開口の最大長さ方向に沿って並んでいることが好ましい。
第1および第2の被係合突起が、口元部を間に置いた状態で略一線上に並んで配設されており、
キャップの外形の横断面形状が、該キャップが口元部に被着された状態において、第1および第2の被係合突起の並び方向と長径方向が一致する非円形である、
ことが望ましい。
上記の構成とする場合、第1および第2の被係合突起は、特にシゴキ用開口の最大長さ方向に沿って並んでいることが好ましい。
さらに、本発明による液状化粧料容器においては、
可動係合部が、キャップの長さ方向に延びて容器本体側の先端に、第2の被係合突起に係合するフックを有し、
該可動係合部が、上記フックが第2の被係合突起に係合する方向および該係合を解除する方向に搖動可能にキャップに軸支され、
可動係合部を、上記フックが第2の被係合突起に係合する方向に付勢する付勢手段が設けられ、
それにより、キャップが容器本体に向かって押し込まれたとき、上記フックが第2の被係合突起を乗り越えてから該第2の被係合突起に係合する、
ように構成されていることが望ましい。
可動係合部が、キャップの長さ方向に延びて容器本体側の先端に、第2の被係合突起に係合するフックを有し、
該可動係合部が、上記フックが第2の被係合突起に係合する方向および該係合を解除する方向に搖動可能にキャップに軸支され、
可動係合部を、上記フックが第2の被係合突起に係合する方向に付勢する付勢手段が設けられ、
それにより、キャップが容器本体に向かって押し込まれたとき、上記フックが第2の被係合突起を乗り越えてから該第2の被係合突起に係合する、
ように構成されていることが望ましい。
上記の構成とされる場合はさらに、
第2の被係合突起の外側面が、口元部の開口端から離れるほど該口元部から離れるように傾斜した形状とされ、
キャップが容器本体に向かって押し込まれたとき、フックが上記外側面上を滑って移動する、
ように構成されていることが好ましい。
第2の被係合突起の外側面が、口元部の開口端から離れるほど該口元部から離れるように傾斜した形状とされ、
キャップが容器本体に向かって押し込まれたとき、フックが上記外側面上を滑って移動する、
ように構成されていることが好ましい。
本発明の液状化粧料容器によれば、
口元部を間に置いて該口元部の一方の外側に第1の被係合突起が設けられ、他方の外側に第2の被係合突起が設けられ、
キャップに、上記第1の被係合突起と係合する固定係合部、および、外部からの力を受けて動くことにより、上記第2の被係合突起と係合する係合位置と、この係合が解かれる係合解除位置とを選択的に取り得る可動係合部が設けられ、
第1の被係合突起と固定係合部との係合、および第2の被係合突起と可動係合部との係合により、口元部にキャップが被着された状態が維持されるように構成されているので、容器本体の口元部に対してキャップが長期に亘って高い信頼性で被着され得る。つまり、第1の被係合突起と固定係合部との係合も、また第2の被係合突起と可動係合部との係合も、前述した従来技術におけるように環状凹凸同士を擦り合わせて係合させる場合と異なって、基本的には被係合突起や係合部を摩耗させることなくなされるので、口元部に対してキャップが長期に亘って高い信頼性で被着されるようになる。
口元部を間に置いて該口元部の一方の外側に第1の被係合突起が設けられ、他方の外側に第2の被係合突起が設けられ、
キャップに、上記第1の被係合突起と係合する固定係合部、および、外部からの力を受けて動くことにより、上記第2の被係合突起と係合する係合位置と、この係合が解かれる係合解除位置とを選択的に取り得る可動係合部が設けられ、
第1の被係合突起と固定係合部との係合、および第2の被係合突起と可動係合部との係合により、口元部にキャップが被着された状態が維持されるように構成されているので、容器本体の口元部に対してキャップが長期に亘って高い信頼性で被着され得る。つまり、第1の被係合突起と固定係合部との係合も、また第2の被係合突起と可動係合部との係合も、前述した従来技術におけるように環状凹凸同士を擦り合わせて係合させる場合と異なって、基本的には被係合突起や係合部を摩耗させることなくなされるので、口元部に対してキャップが長期に亘って高い信頼性で被着されるようになる。
また、本発明の液状化粧料容器によれば、シゴキ部材のシゴキ用開口が非円形とされているので、塗布部の断面形状が非円形とされている高機能の塗布具を適用することも可能となる。ここで上記の高機能としては、例えば従来は不十分であったシゴキを良好に行える、液状化粧料が例えばマスカラ液の場合睫毛の生え際へのアプローチが容易になる、睫毛への塗布が容易になる、といったことが挙げられる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態による液状化粧料容器1の全体形状を示す側面図である。また図2および図3はそれぞれ、この液状化粧料容器1の長手方向中心軸を含む断面に関する縦断面図であり、図2は図1の表示面(紙面と平行な面)に対して平行な断面における断面形状を、図3は図1の表示面に対して直角な断面における断面形状を示している。これらの図に示される通り液状化粧料容器1は、液状化粧料の一例であるマスカラ液Mを貯留する容器本体10と、この容器本体10の口元部を閉じるキャップ20と、マスカラ液Mを睫毛に塗布するための塗布具30と、塗布具30に付着した余分なマスカラ液Mを絞り取るためのシゴキ部材40とを有している。
容器本体10は例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂から形成されたもので、有底筒状のボトル部10aと、このボトル部10aの上端部を覆う天板部10bと、この天板部10bから立ち上がった筒状の口元部10cとを有している。ボトル部10aおよび天板部10bは、マスカラ液Mを貯留する部分を構成している。図4および図5は、容器本体10の口元部10c近辺の斜視形状を示している。これらの図に示されるように、また図2および図3からも分かる通りボトル部10aは、内径が一方向(図2中の左右方向)に比較的長く、該一方向と直角な他方向(図3中の左右方向)に比較的短い、扁平な形状とされている。つまり、図2中の左右方向、図3中の左右方向がそれぞれ、ボトル部10aの長手方向に垂直な面内の断面形状の長径方向、短径方向となっている。より詳しくは、ボトル部10aは概略楕円状の横断面形状を有するものとされている。
図4および図5に示されるように口元部10cは、天板部10bからボトルネック状に立ち上がって、ボトル部10aの長手方向と平行な方向に延びている。この口元部10cは筒状ではあるが、内周面も外周面も横断面形状、つまり筒軸方向に垂直な面内の断面形状は正円ではなく、長円形とされている。この長円形の長径方向、短径方向はそれぞれ、上述したボトル部10aの断面形状の長径方向、短径方向と一致している。また、口元部10cを間に置いて、該口元部10cの長径方向に互いに離れた状態にして、第1の被係合突起11および第2の被係合突起12が設けられている。第1の被係合突起11および第2の被係合突起12は、一例として口元部10cおよび天板部10bと一体的に成形されている。つまり第1の被係合突起11および第2の被係合突起12はそれぞれ、上記長径方向に沿った一線上に並んで、口元部10cの一方の外側、他方の外側に位置するようにして、該口元部10cの外周面に設けられている。
図4および図5に明示されるように第1の被係合突起11は、天板部10bから口元部10cに沿って立ち上がった基部11aと、この基部11aの上端から外方(口元部10cから離れる方向)に突出した係合部11bとを有している。係合部11bの上面11cは、口元部10cから離れるにつれて下方に向かうように傾斜した形状とされている。図4および図5では明示されていないが第2の被係合突起12も、幅が第1の被係合突起11の幅よりもやや小さい他は、全体的には第1の被係合突起11と同様の形状とされている。第2の被係合突起12の形状については、拡大して示す図10および図11を参照して後に詳しく説明する。
なお、容器本体10の天板部10bは、大部分がボトル部10aの底面と平行に延びた状態とされているが、図4に明示されているようにその上面は、第1の被係合突起11が設けられている側の端部において、外方に行くほどボトル部10aの底面に近付くように緩やかに傾斜している。
次に、キャップ20およびその関連機構について説明する。図1〜図3に示されるようにキャップ20は、キャップ本体21と、このキャップ本体21に組み付けられた可動係合部22と、キャップ本体21および可動係合部22を上方から覆うようにキャップ本体21に被着された天蓋23とから構成されている。キャップ本体21は例えばABS樹脂やPP(ポリプロピレン)樹脂等から、可動係合部22および天蓋23は例えばPP樹脂等から形成されている。キャップ本体21の外形の横断面形状は、該キャップ21が口元部10aに被着された状態において、第1の被係合突起11および第2の被係合突起12の並び方向と長径方向が一致する非円形、より詳しくは概略楕円状とされている。
図6と図7はそれぞれ、可動係合部22の側面形状と斜視形状を示している。また図8は、天蓋23は省いて、可動係合部22のキャップ本体21への組付け状態を概略的に示している。以下、これらの図6〜図8を参照して、キャップ本体21と可動係合部22とについて詳しく説明する。図8に明示されるようにキャップ本体21は概略筒状に形成されたものであり、その筒軸に対して垂直な面内の断面形状は、前記ボトル部10aの筒軸に対して垂直な面内の断面形状と概略同じとされている。そしてキャップ本体21は、前述したように緩やかに傾斜した容器本体10の天板部10bの形状に合わせて、斜めに突出した下端部21aを有している。またキャップ本体21は、可動係合部22を配設するための切欠き部21bと、切欠き部21bの外表面となる部分の上に配設されたピン21cと、このピン21cの近傍に配設されたバネ保持用突起21dとを有している。キャップ本体21はさらに、図2に示されているように、筒状部分の内部に形成された塗布具固定部21eと、筒状部分から内方に突出したフック状の固定係合部21fとを有している。
他方、可動係合部22は図6および図7に示されるように、操作部24と、該操作部24から延出した係合部25とが一体的に形成されてなる。操作部24は概略「C」字状の断面形状を有する部材であり、その凹部を挟んだ両側の部材には、互いに向かい合う取付け孔24aが穿設されている。また、これらの取付け孔24aから係合部25とは反対側に離れた位置において、操作部24の内壁にはバネ保持用突起24bが突設されている。係合部25は、その先端部つまり操作部24と反対側の端部に、フック部25aを有している。
図8に示されるように可動係合部22は、係合部25が筒状のキャップ本体21の内部に入り、そして操作部24が切欠き部21bに位置する状態にして、キャップ本体21に組み付けられる(図2の状態)。その際、キャップ本体21に設けられているピン21cの一端部と他端部が、それぞれ上記取付け孔24aに誘い込まれる。またキャップ本体21に設けられているバネ保持用突起21dと、操作部24のバネ保持用突起24bとの間に、圧縮状態でコイルばね26が配設される。図2にでは、このように配設された後のコイルばね26を示している。
以上のようにしてキャップ本体21に組み付けられた可動係合部22は、図6において説明すると、取付け孔24a内のピン21c(図6では省略)の周りに揺動自在に軸支され、また、ピン21cを中心に反時計方向に、つまりフック部25aが図中右方に動くようにコイルばね26によって付勢されている。
次に、図2および図3に示される塗布具30について説明する。塗布具30は、一端部(図2および図3中の上端部)がキャップ20に固定された棒状の軸部31と、この軸部31の他端(図2および図3中の下端)に形成された塗布部32とから構成されている。塗布部32は一例としてコーム(櫛)状に形成されたものであり、塗布具30を使用する際に、マスカラ液Mはこの塗布部32に付着、保持される。軸部31の一端部は、キャップ20のキャップ本体21内に形成された塗布具固定部21eに固定されている。こうして塗布具30はキャップ20と一体化されており、マスカラ液Mを睫毛に塗布する際には、使用者がキャップ20を指先で把持して塗布具30が取り扱われる。
軸部31および塗布部32はいずれも、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)、PA(ポリアミド)、PP(ポリプロピレン)のいずれか1つを主成分として射出成形等により形成されている。軸部31および塗布部32は、一体的に成形して形成されてもよいし、あるいは別々に形成された後に接着等によって一体化されてもよい。以下、図12〜図14も参照して、塗布部32の詳しい形状について説明する。図12、図13および図14はそれぞれ、塗布部32の側面形状、平面形状および正面形状を示している。これらの図に示されるように、湾曲した軸部31から互いに適宜間隔を置いた状態で複数のコーム33が立設されて塗布部32が形成されている。コーム33は詳しくは、図14のC3方向に湾曲して延びる櫛歯状部分が、軸部31から左右対称に(図中では上下対称に)延び、このような櫛歯状部分が図13の左右方向に互いに適宜間隔を置いて並設されて構成されている。
次に、図2および図3に示されるシゴキ部材40について説明する。シゴキ部材40は、例えば弾性変形可能であるNBR(ニトリルゴム)を用いて有底の筒状に形成されたものであり、容器本体10の口元部10c内に例えば嵌着によって固定されている。図9には、このシゴキ部材40を図2および図3中の上方から見た平面形状を示している。ここに示される通りシゴキ部材40は、口元部10cの内周面の形状に合わせて、筒状部の横断面形状が長円形とされたものである。このシゴキ部材40の筒状部の長径方向は、口元部10cの内周面の長径方向と一致している。
シゴキ部材40の底部40bには、シゴキ用開口40aが形成されている。このシゴキ用開口40aの形状は、図9に明示される通り、シゴキ部材40の長径方向に延びる「く」あるいは「L」字状とされている。シゴキ用開口40aは、塗布具30の軸部31および塗布部32を通過させるために形成されたものであり、図9には、シゴキ用開口40aを通過する塗布部32の形状(詳しくは、前述した櫛歯状部分の形状)を併せて示している。なお、実際に塗布部32がシゴキ用開口40aを通過する際には、使用者によるキャップ20の把持状態に応じて、つまりは塗布具30の姿勢に応じて、塗布具30とシゴキ用開口40aとの相対位置関係は、図9に示す通りにならないこともある。つまり、シゴキ用開口40aの周壁を塗布具30が押すようなこともあるが、シゴキ部材40は弾性変形して、塗布具30がシゴキ用開口40aを通過することを許容する。
以下、上記構成を有する液状化粧料容器1の作用について、図10および図11も参照して説明する。図1〜図3は、容器本体10の口元部10cにキャップ20が被着されて、口元部10cが閉じられている状態を示している。このときのキャップ20近辺の状態を、拡大して図10に示す。なおこの図10および後述する図11では、キャップ20の口元部10cへの被着に関わる部分以外は概略的に示し、また、理解の一助になる適宜部分だけにハッチングを付している。図10に示される状態下では、第1の被係合突起11の係合部11bとキャップ本体21の固定係合部21fとが係合し、さらに第2の被係合突起12の係合部12bと可動係合部22の係合部25(より詳しくはそのフック部25a)とが係合して、口元部10cにキャップ20が被着された状態が維持される。なお、このときの可動係合部22の位置を係合位置という。
この状態下では、図2および図3に示されている通り、塗布具30の軸部31がシゴキ部材40のシゴキ用開口40aを通過して、塗布部32がボトル部10a内に進入し、マスカラ液Mの中に浸漬される。また、この状態下では、同じく図2および図3に示されている通り、軸部31の周囲において、塗布具固定部21eの下面がシゴキ部材40に上方から圧接する。こうして塗布具固定部21eの下面が、シゴキ部材40を、つまりは口元部10cを閉じるので、ボトル部10a内のマスカラ液Mが口元部10cを通って外部に漏れ出すことが防止される。
以上の状態から、次に塗布具30を使用してマスカラ液Mを睫毛に塗布する際には、キャップ20が容器本体10の口元部10cから取り外される。このキャップ20の取外しは、以下のようにしてなされる。まず図10に示す状態から、例えば使用者の人差し指と親指等の2本の指で、可動係合部22の操作部24と、それと反対側にあるキャップ本体21の側壁とを挟むようにキャップ本体21を把持し、コイルばね26の付勢力に抗しながら操作部24の上部(コイルばね26よりも上側の部分)を内方に押し込む。すると、操作部24および係合部25が全体的にピン21cを軸にして、図10内で時計方向に回転する。それにより、図11に示すように、係合部25のフック部25aが第2の被係合突起12から外れる。このときの可動係合部22の位置を、係合解除位置という。
そこで使用者が、把持しているキャップ本体21をボトル部10aから離れるように上方に動かしながら、図11中で全体的に右方に傾けつつ右方に動かすと、固定係合部21fも第1の被係合突起11から外れる。このときのキャップ本体21の位置を、以下、自由位置という。以上の状態になってからキャップ本体21を上方に動かせば、キャップ本体21がボトル部10aから完全に離れる。
引き続き使用者が、把持しているキャップ本体21を上方に動かすと、キャップ本体21と(つまりはキャップ20と)一体化されている塗布具30が一緒に上方に引き上げられる。塗布具30の塗布部32は、それまでマスカラ液Mの中に浸漬されていたので、塗布部32にはマスカラ液Mが付着している。そこで使用者は、キャップ20を把持して塗布具30を操作することにより、塗布部32に付着しているマスカラ液Mを睫毛に塗布することができる。
上述のように塗布具30がボトル部10aから上方に引き上げられるとき、塗布具30の塗布部32は、シゴキ部材40の底部40bに形成されているシゴキ用開口40aを通過する。そこで、塗布部32に付着している余分のマスカラ液Mは、シゴキ用開口40aの周囲のシゴキ部材40(より詳しくはその底部40b)によって絞り取られる。こうして、塗布部32に付着している適量のマスカラ液Mを睫毛に塗布することができる。
マスカラ液Mの塗布が終わると、容器本体10の口元部10cにキャップ20が被着されて、図10の状態に戻される。このキャップ20の被着は、以下のようにしてなされる。まず使用者は、把持しているキャップ本体21を動かして、塗布具30の塗布部32を口元部10cの中に通し、そこからシゴキ部材40のシゴキ用開口40aを通過させて、ボトル部10a内まで送り込む。
使用者はキャップ本体21を、下端部21aがボトル部10aに接する程度まで下ろしてから、キャップ本体21を全体的に図11中で右方に傾いた前述の自由位置に設定する。その状態から、キャップ本体21を図11中で左方に動かしながら全体的に左方に傾けると、固定係合部21fが第1の被係合突起11に係合する。そのままキャップ本体21を左方に傾け続けると、係合部25のフック部25aが第2の被係合突起12に係合する。つまり可動係合部22の位置は、前述した係合位置に設定される。以上により、口元部10cにキャップ20が被着された図10の状態となる。
なお、上述のように係合部25のフック部25aが第2の被係合突起12に係合する直前に、操作部24の上部をコイルばね26の付勢力に抗しながら内方に押し込と、係合部25がピン21cを軸に回転して、フック部25aが第2の被係合突起12の係合部12b(図11参照)に接触することを回避できる。こうしてフック部25aが係合部12bよりも下に来てから操作部24の押し込みを止めると、コイルばね26の付勢力によって、操作部24および係合部25がピン21cを軸に図11内で反時計方向に回転し、フック部25aが第2の被係合突起12の係合部12bに係合する(図10参照)。
以上の通りに操作部24を操作すれば、フック部25aと第2の被係合突起12との干渉を避けて、それら両者をより円滑に係合させることができる。しかし、操作部24を操作しなくても、フック部25aと第2の被係合突起12とを係合させることも可能である。以下、その点について説明する。前述したように、第2の被係合突起12は第1の被係合突起11と基本的に同じような形状とされている。つまり図10および図11に示す第2の被係合突起12の上面12cは、口元部10cから離れるにつれて下方に向かうように傾斜した形状とされている。
したがって、前述したように固定係合部21fが第1の被係合突起11に係合した後、キャップ本体21を図11中で左方に傾け続けると、係合部25のフック部25a(より詳しくは、口元部10c側を向いて斜めに形成された面)が第2の被係合突起12の上面12cを滑って、コイルばね26の付勢力に抗しながら第2の被係合突起12の係合部12bを乗り越える。その後は、操作部24を操作する場合と同様にして、コイルばね26の付勢力によってフック部25aが第2の被係合突起12の係合部12bに係合する。
以上説明した通り本実施形態では、容器本体10の口元部10cの横断面形状が非円形であることから、容器本体10とキャップ20とをネジ嵌合させる構成は採られていない。その場合、キャップ20を口元部10cに対して押し込んで両者を嵌合させるようにすると、前述したように嵌合部の摩耗により嵌合構造の長期信頼性が損なわれることがある。しかし本実施形態では、第1の被係合突起11とキャップ本体21の固定係合部21fとの係合、および第2の被係合突起12とキャップ本体21の可動係合部22との係合により、口元部10cにキャップ20が被着された状態を維持するように構成されているので、摩耗による嵌合構造の信頼性低下は排除して、口元部10cに対してキャップ20が長期に亘って高い信頼性で被着され得る。
また本実施形態では、従来のマスカラ液用塗布具に多く適用されているブラシ状の塗布部とは違って、図12〜図14に示した通りの特殊な形状の塗布部32を有する塗布具30が適用されている。この塗布部32によれば、図12に例えば3つの直線C1で示すように複数のコーム33が互いに間隔を置いて並設されているので、各コーム33によって睫毛を綺麗にセパレートすることができる。なお、この「セパレートする」とは、睫毛の1本ずつが根元から毛先までマスカラ液Mを塗布されていて、睫毛全体で束状になってはいない状態にすることを指す。また図13の曲線C2で示すように複数のコーム33の先端が、全体で睫毛の生え際に沿う形に湾曲しているので、マスカラ液Mを睫毛に塗り易くなっている。さらに図14の曲線C3で示すように各コーム33が湾曲しているので、睫毛の生え際にもマスカラ液Mを塗り易くなっている。
以上説明の通り本実施形態においては、塗布部32の横断面形状(該塗布部32が延びる方向に対して垂直な面内の断面形状)が、最大長さ方向が一つの限られた方向つまり図14中の上下方向に有る、高機能の塗布具30が適用されている。その一方、シゴキ部材40のシゴキ用開口40aの形状は、図9に示した通り、上記塗布部32に関する最大長さ方向と一致した方向に最大長さ方向が有る特殊な形状とされている。そして、このシゴキ用開口40aの最大長さ方向は、筒状の口元部10cの長径方向と一致している。したがって口元部10cは、上述の通り高機能の塗布具30を受け入れ可能でありながら、全体として小型に形成可能となっている。
そして容器本体10は、その長径方向が口元部10cの長径方向と一致した扁平な形状とされているので、比較的大きな容量を確保しながら、比較的小型に形成可能となっている。
なお本発明の液状化粧料容器において、塗布部32の横断面形状は上述した形状に限るものではなく、例えば概略長円状や楕円状、正円状、さらにはひし形等の多角形状とされてもよい。特に塗布部32の横断面形状が概略長円状や楕円状とされる場合、その長径方向は口元部10cの長径方向と一致していることが望ましい。以上の場合は、シゴキ用開口40aの形状も本実施形態における形状に限定することなく、塗布部32の横断面形状に適合させて、塗布部32に付着した余分な液状化粧料を良好に絞り取れる形状とすればよい。
また、容器本体10に設けられる第1の被係合突起11および第2の被係合突起12は、該容器本体10のボトル部10aの長径方向に並ぶように配設されている。そこで容器本体10は、キャップ20に対してこれらの被係合突起11および12を介して係合する特殊な構造を適用しながら、比較的大きな容量を確保しつつ比較的小型に形成可能となっている。
またキャップ本体21の外形の横断面形状は、キャップ本体21が口元部10aに被着された状態において、ボトル部10aの長径方向と長径方向が一致する概略楕円状とされているので、キャップ本体21も、つまりはキャップ20も、液状化粧料容器1の小型化に寄与している。
次に図15〜図20を参照して、本発明の第2実施形態による液状化粧料容器について説明する。図15は、本発明の第2実施形態による液状化粧料容器2を一部省略して示す側面図であり、また図16はこの液状化粧料容器2の全体構成を示す分解斜視図である。図16に明示されるように液状化粧料容器2は、液状化粧料の一例であるマスカラ液(図示せず)を貯留する容器本体50と、この容器本体50を内部に収める2つ割のボトルカバー55,56と、容器本体50の口元部50aを閉じる2つ割のキャップ61A,61Bと、マスカラ液を睫毛に塗布するための塗布具70と、塗布具70に付着した余分なマスカラ液を絞り取るためのシゴキ部材58とを有している。
2つ割のボトルカバー55,56は内部に緊密に容器本体50を収めた後に、また2つ割のキャップ61A,61Bは内部に後述する部品を収めた後に、それぞれ溶着等によって一体化される。しかし図15は、一方のボトルカバー56および一方のキャップ61Bを省いて、それらの側から容器本体50の方を見た状態を示している。この点は、後述する図17〜図20においても同様である。本実施形態では、ボトルカバー55,56と容器本体50とから、容器57が構成されている。
容器本体50は例えばPET、PP、PE(ポリエチレン)等の樹脂から形成されて、上部に口元部50aを有するボトル状のものとされている。なお、この容器本体50を形成する樹脂として、EVOH(エチレン−ビニルアルコール共重合体)、PEあるいはPE樹脂等からなる積層したタイプの樹脂が用いられてもよい。口元部50aは、内径および外径が一方向(図15中の左右方向)に比較的長く、該一方向と直角な他方向に比較的短い、扁平な形状とされている。シゴキ部材58は、例えば弾性変形可能であるNBR、 IIR(ブチルゴム)、シリコーン、LLDPE(Linear Low Density Polyethylene:低密度ポリエチレン)等を用いて概略筒状に形成されており、口元部50a内に例えば嵌着によって固定されている。つまりシゴキ部材58も、口元部50aの内周面の形状に合わせて、横断面形状が偏平な形状とされたものである。このシゴキ部材58の筒状部の長径方向は、口元部50aの内周面の長径方向と一致している。
ボトルカバー55,56は例えばPET等の樹脂からなり、それぞれ上部に第1の被係合突起51および第2の被係合突起52を有する。なお上記の樹脂としては、その他にPP、PE、ABS、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂等も適用可能であるが、それらに限られるものではない。第1の被係合突起51と第2の被係合突起52は、それぞれ外側を向いたフック状に形成され、互いに間隔を置いて配設されている。ボトルカバー55,56が一体化されると、一方のボトルカバー55に形成された第1の被係合突起51と、他方のボトルカバー56に形成された第1の被係合突起51も一体化されて一つの被係合突起となる。同様に、一方のボトルカバー55に形成された第2の被係合突起52と、他方のボトルカバー56に形成された第2の被係合突起52も、ボトルカバー55,56が一体化されると、一つの被係合突起に一体化される。こうしてそれぞれ一体化された第1の被係合突起51と、第2の被係合突起52は、口元部50aの長径方向に互い離れて、各々この口元部50aの外側に位置する状態となる。
キャップ61A,61Bは例えばABS樹脂等から形成されている。なお上記の樹脂としては、その他にPET、PE、PP、PBT樹脂等も適用可能であるが、それらに限られるものではない。一方のキャップ61Aの内側部分、つまり他方のキャップ61Bと向かい合う部分には、後述する可動係合部62を保持するためのピン61c、塗布具70を固定するための塗布具固定部61d、および後述するコイルばね66を保持する凹部61eが形成されている。またこのキャップ61Aの下部には、固定係合部61fが形成されている。それらの部分のうちピン61cを除いた各部61d、61eおよび61fは、他方のキャップ61Bにおいても、キャップ61Aのものと相対応する位置において設けられている(図16では固定係合部61fのみ表示)。
キャップ61Aとキャップ61Bとの間には、例えばPP樹脂等から形成された可動係合部62が配設されている。なお上記の樹脂としては、その他にPET、PE、ABS、PBT樹脂等も適用可能であるが、それらに限られるものではない。可動係合部62は概略二股に開いた形状とされたもので、上部には貫通した取付け孔62aが設けられている。可動係合部62の二股状の一方の部分は、先端部が内方に折り曲がった形状とされており、この先端部は操作部64とされている。また、可動係合部62の二股状の他方の部分は係合部65とされ、この係合部65の先端にはフック部65aが形成されている。上記操作部64の内側部分には、係合部65の方に突出したばね挿通部62bが設けられている。可動係合部62は、上記取付け孔62aにキャップ61Aのピン61cが挿通されることにより、このピン61cを軸に回動自在にして、キャップ61Aとキャップ61Bとの間に取り付けられている。
上記可動係合部62のばね挿通部62bには、該ばね挿通部62bを内部に通す状態にして、コイルばね66の一端部が保持されている。このコイルばね66の他端部は、上記凹部61b内に収める状態にしてキャップ61A,61Bに保持されている(図17参照)。こうしてコイルばね66は圧縮状態で配置されているので、可動係合部62はこのコイルばね66により、図15中でピン61cを軸として反時計方向に回動付勢されている。なお以下では、キャップ61Aとキャップ61Bとが一体化されたものを指す場合は、「キャップ61」と称することとする。
塗布具70は、一端側(図16中の上端側)がキャップ61に固定される棒状の軸部71と、この軸部71の他端(図16中の下端)に形成された塗布部72とから構成されている。これらの軸部71および塗布部72はそれぞれ基本的に、例えば第1実施形態の液状化粧料容器1における軸部31および塗布部32と同様に形成されればよい。なお軸部71の上端には、平坦な板状とされた固定部73が取り付けられ、この固定部73が塗布具固定部61dに固定されることによって、塗布具70はキャップ61に固定されている。固定部73の平坦な下面は、容器本体50の口元部50aの開口を閉じる面として機能する。
以下、上記構成を有する液状化粧料容器2の作用について、口元部50aの近辺を拡大して示す図17〜図19を参照して説明する。まず図17は、容器本体50の口元部50aにキャップ61が被着されて、口元部50aの開口が閉じられている状態を示している。この図17に示される状態下では、第1の被係合突起51と固定係合部61fとが係合し、また第2の被係合突起52と可動係合部62の係合部65(より詳しくはそのフック部65a)とが係合して、口元部50aにキャップ61が被着された状態が維持される。なお、このときの可動係合部62の位置を係合位置という。
この状態下では、塗布具70の軸部71がシゴキ部材58のシゴキ用開口58aを通過して、塗布部72が容器本体50内に進入し、マスカラ液の中に浸漬される(図16参照)。また、この状態下では、同じく図17に示されている通り、キャップ61に固定されている固定部73の下面がシゴキ部材58に上方から圧接する。こうして固定部73の下面がシゴキ部材58を、つまりは口元部50aを閉じるので、容器本体50内のマスカラ液が口元部50aを通って外部に漏れ出すことが防止される。
以上の状態から、次に塗布具70を使用してマスカラ液を睫毛に塗布する際には、キャップ61が容器本体50の口元部50aから取り外される。このキャップ61の取外しは、以下のようにしてなされる。まず図17に示す状態から、図18に矢印Nで示すように、可動係合部62の操作部64が例えば使用者の指等で内方に押し込まれる。すると可動係合部62が、コイルばね66の付勢力に抗しながらピン61cを軸として図18中で時計方向に回動し、該可動係合部62の係合部65も矢印N方向に移動する。それにより係合部65の先端のフック部65aが、第2の被係合突起52から外れる。このときの可動係合部62の位置を、係合解除位置という。
そこで使用者が、把持しているキャップ61を容器本体50から離れるように上方に動かしながら、図18中で全体的に右方に傾けつつ右方に動かすと、固定係合部61fも第1の被係合突起51から外れる。このときのキャップ61の位置を、以下、自由位置という。以上の状態になってからキャップ61を、図19の矢印R方向に動かせば、キャップ61が口元部50aから完全に離れる。
引き続き使用者が、把持しているキャップ61を上方に動かすと、キャップ61と一体化されている塗布具70が一緒に上方に引き上げられる。こうして塗布具70は、図20に示すように容器本体50から引き抜かれる。塗布具70の塗布部72は、それまで容器本体50内のマスカラ液の中に浸漬されていたので、塗布部72にはマスカラ液が付着している。そこで使用者は、キャップ61を把持して塗布具70を操作することにより、塗布部72に付着しているマスカラ液を睫毛に塗布することができる。
上述のように塗布具70が容器本体50から上方に引き上げられるとき、塗布具70の塗布部72は、口元部50aの内側に固定されているシゴキ部材58のシゴキ用開口58a(図16参照)を通過する。そこで、塗布部72に付着している余分のマスカラ液が、シゴキ用開口58aの周囲のシゴキ部材58によって絞り取られる。こうしてこの場合も、塗布部72に付着している適量のマスカラ液を睫毛に塗布することができる。
マスカラ液の塗布が終わると、容器本体50の口元部50aにキャップ61が被着されて、図17の状態に戻される。このキャップ61の被着は、以下のようにしてなされる。まず使用者は、把持しているキャップ61を動かして、塗布具70の塗布部72を口元部50aの中に導き、シゴキ部材58のシゴキ用開口58aを通過させて、容器本体50内まで送り込む。
使用者はキャップ61を、固定係合部61fの下端がボトルカバー55,56の肩部(より詳しくは第1の被係合突起51の外方に位置するボトルカバー上面)に接する程度まで下ろしてから、キャップ61を全体的に図18中で右方に傾いた前述の自由位置に設定する。その状態から、キャップ61を図18中で左方に動かしながら全体的に左方に傾けると、固定係合部61fが第1の被係合突起51に係合する。そのままキャップ61を左方に傾け続けると、係合部65の先端のフック部65aが第2の被係合突起52に係合する。つまり可動係合部62の位置は、前述した係合位置に設定される。以上により、口元部50aにキャップ61が被着された図17の状態となる。
なお、上述のように係合部65のフック部65aが第2の被係合突起52に係合する直前に、可動係合部62の操作部64をコイルばね66の付勢力に抗しながら内方に押し込と、可動係合部62がピン61cを軸に図18中で時計方向に回動して、フック部65aが第2の被係合突起52に接触することを回避できる。こうしてフック部65aが第2の被係合突起52のフック部よりも下に来てから操作部64の押し込みを止めると、コイルばね66の付勢力によって、可動係合部62がピン61cを軸に図18内で反時計方向に回動し、フック部65aが第2の被係合突起52に係合する(図17の状態)。
以上の通りに操作部64を操作すれば、フック部65aと第2の被係合突起52との干渉を避けて、それら両者をより円滑に係合させることができる。しかし、操作部64を操作しなくても、フック部65aと第2の被係合突起52とを係合させることもできる。その理由は、第1実施形態の液状化粧料容器1において、操作部24を操作しなくてもフック部25aと第2の被係合突起12とを係合させることができる理由と同じである。
以上説明した通り本実施形態でも、容器本体50の口元部50aの横断面形状が非円形であることから、容器本体50とキャップ61とをネジ嵌合させる構成は採られていない。そして、キャップ61を口元部50aに対して押し込んで両者を嵌合させる構成も採られていないので、摩耗による嵌合構造の信頼性低下は排除して、口元部50aに対してキャップ61が長期に亘って高い信頼性で被着され得る。
なお、前述した第1実施形態の液状化粧料容器1では、筒状の口元部10cを間に置いてその一方の外側と他方の外側に設けられる第1の被係合突起11および第2の被係合突起12が、それぞれ口元部10cと一体化した状態に形成されている。それに対して第2実施形態の液状化粧料容器2では、筒状の口元部50aの外側に該口元部50aと別体のボトルカバー55,56が配設され、これらのボトルカバー55,56に第1の被係合突起51および第2の被係合突起52が設けられている。本発明における、口元部を間に置いてその一方の外側と他方の外側に第1の被係合突起および第2の被係合突起が設けられている構成とは、以上のような2通りの形態のいずれも含むものである。
本発明における口元部、第1の被係合突起、および第2の被係合突起の構成としては、上記2通りの形態の他にさらに、図21、図22に示す各形態も適用可能である。なおこれらの図において、2点鎖線で示す50、50aはそれぞれ容器本体、口元部を示しており、第1の被係合突起および第2の被係合突起を有する部材はハッチングを付して示している。
図21に示す形態では、容器本体50の上部に、2段のコーン部(円錐の一部分)を有する係合部材80が例えば溶着等によって取り付けられている。この係合部材80は、口元部50aを全周に亘って取り囲むように形成されている。そこで、係合部材80の上側コーン部の下端部の中で、口元部50aを間に置く2つの部分81および82を、第1の被係合突起および第2の被係合突起として利用することができる。
また図22に示す形態では、中央部に図示外の貫通孔を有する鍔状部分90aと、その上に形成された口元部90bと、鍔状部分90aの下に形成された取付部分90cとを有する口元部品90が容器本体50に取り付けられている。上記鍔状部分90aは容器本体50の上端面に溶着され、例えば図中の手前側と奥側にそれぞれ1枚ずつ配設された取付部分90cは容器本体50の側壁に溶着されて、口元部品90が容器本体50と一体化されている。なお取付部分90cは容器本体50の側壁の外面に溶着されてもよいし、あるいは容器本体50の側壁に形成された、取付部分90cと同形状のカット部分に嵌め込んだ上で、そのカット部分の周囲の側壁と溶着されてもよい。
口元部90bの外周面には、該口元部90bの一方の外側と他方の外側に位置する状態にして、第1の被係合突起91および第2の被係合突起92が形成されている。これらの第1の被係合突起91および第2の被係合突起92はそれぞれ、前述した第1の実施形態における第1の被係合突起11および第2の被係合突起12と同様に利用され得る。
以上、液状化粧料としてマスカラ液を貯える液状化粧料容器1、2について説明したが、本発明の液状化粧料容器はマスカラ液以外の液状化粧料、例えばマニキュア液等を貯えるものとして構成することも可能である。
1、2 液状化粧料容器
10、50 容器本体
10a 容器本体のボトル部
10b 容器本体の天板部
10c、50a 容器本体の口元部
11、51、81、91 第1の被係合突起
11a 第1の被係合突起の基部
11b 第1の被係合突起の係合部
11c 第1の被係合突起の上面
12、52、82、92 第2の被係合突起
12b 第2の被係合突起の係合部
12c 第2の被係合突起の上面
20、61A、61B キャップ
21 キャップ本体
21a キャップ本体の下端部
21b キャップ本体の切欠き部
21c キャップ本体のピン
21d キャップ本体のバネ保持用突起
21e キャップ本体の塗布具固定部
21f キャップ本体の固定係合部
22、62 可動係合部
23 天蓋
24、64 可動係合部の操作部
24a 操作部の取付け孔
24b 操作部のバネ保持用突起
25、65 可動係合部の係合部
25a、65a 係合部のフック部
26、66 コイルばね
30、70 塗布具
31、71 塗布具の軸部
32、72 塗布具の塗布部
33 コーム
40、58 シゴキ部材
40a、58a シゴキ部材のシゴキ用開口
40b シゴキ部材の底部
55、56 ボトルカバー
61c キャップのピン
61d キャップの塗布具固定部
61e キャップの凹部
61f キャップの固定係合部
62a 可動係合部の取付け孔
62b 可動係合部のばね挿通部
73 塗布具の固定部
80 係合部材
90 口元部品
90a 口元部品の鍔状部分
90b 口元部品の口元部
90c 口元部品の取付部分
M マスカラ液
10、50 容器本体
10a 容器本体のボトル部
10b 容器本体の天板部
10c、50a 容器本体の口元部
11、51、81、91 第1の被係合突起
11a 第1の被係合突起の基部
11b 第1の被係合突起の係合部
11c 第1の被係合突起の上面
12、52、82、92 第2の被係合突起
12b 第2の被係合突起の係合部
12c 第2の被係合突起の上面
20、61A、61B キャップ
21 キャップ本体
21a キャップ本体の下端部
21b キャップ本体の切欠き部
21c キャップ本体のピン
21d キャップ本体のバネ保持用突起
21e キャップ本体の塗布具固定部
21f キャップ本体の固定係合部
22、62 可動係合部
23 天蓋
24、64 可動係合部の操作部
24a 操作部の取付け孔
24b 操作部のバネ保持用突起
25、65 可動係合部の係合部
25a、65a 係合部のフック部
26、66 コイルばね
30、70 塗布具
31、71 塗布具の軸部
32、72 塗布具の塗布部
33 コーム
40、58 シゴキ部材
40a、58a シゴキ部材のシゴキ用開口
40b シゴキ部材の底部
55、56 ボトルカバー
61c キャップのピン
61d キャップの塗布具固定部
61e キャップの凹部
61f キャップの固定係合部
62a 可動係合部の取付け孔
62b 可動係合部のばね挿通部
73 塗布具の固定部
80 係合部材
90 口元部品
90a 口元部品の鍔状部分
90b 口元部品の口元部
90c 口元部品の取付部分
M マスカラ液
Claims (7)
- 開口した口元部を有し、液状化粧料を貯留する容器本体と、
前記口元部に取外し自在に被着されて、該口元部を閉じるキャップと、
一端部が前記キャップの内側に固定された軸部、および該軸部の他端近傍に取り付けられた塗布部を有し、前記キャップが前記口元部に被着されたとき前記塗布部が前記容器本体内に進入して該塗布部に前記液状化粧料を付着させる塗布具と、
前記塗布具を通過させるシゴキ用開口を有し、前記容器本体の内部に取り付けられて、前記キャップが前記口元部から取り外されるとき、前記シゴキ用開口を通過する前記塗布部に保持されている液状化粧料の一部を絞り取るシゴキ部材と、
を有する液状化粧料容器において、
前記シゴキ用開口が非円形であり、
前記口元部を間に置いて該口元部の一方の外側に第1の被係合突起が設けられ、他方の外側に第2の被係合突起が設けられ、
前記キャップに、前記第1の被係合突起と係合する固定係合部、および、外部からの力を受けて動くことにより、前記第2の被係合突起と係合する係合位置と、この係合が解かれる係合解除位置とを選択的に取り得る可動係合部が設けられ、
前記第1の被係合突起と前記固定係合部との係合、および前記第2の被係合突起と前記可動係合部との係合により、前記口元部にキャップが被着された状態が維持される、
液状化粧料容器。 - 前記口元部が、前記容器本体の液状化粧料を貯留する部分からボトルネック状に立ち上がった口元部であり、
前記第1および第2の被係合突起が前記口元部の外周面に設けられている、
請求項1に記載の液状化粧料容器。 - 前記口元部の外形の横断面形状が、前記容器本体の内部に取り付けられたシゴキ部材のシゴキ用開口の最大長さ方向と長径方向が揃った非円形である請求項2に記載の液状化粧料容器。
- 前記第1および第2の被係合突起が、前記口元部を間に置いた状態で略一線上に並んで配設されており、
前記キャップの外形の横断面形状が、該キャップが前記口元部に被着された状態において、前記第1および第2の被係合突起の並び方向と長径方向が一致する非円形である、
請求項1から3いずれか1項に記載の液状化粧料容器。 - 前記第1および第2の被係合突起が、前記シゴキ用開口の最大長さ方向に沿って並んでいる請求項4に記載の液状化粧料容器。
- 前記可動係合部が、前記キャップの長さ方向に延びて前記容器本体側の先端に、前記第2の被係合突起に係合するフックを有し、
該可動係合部が、前記フックが前記第2の被係合突起に係合する方向および該係合を解除する方向に搖動可能に前記キャップに軸支され、
前記可動係合部を、前記フックが前記第2の被係合突起に係合する方向に付勢する付勢手段が設けられ、
前記キャップが前記容器本体に向かって押し込まれたとき、前記フックが前記第2の被係合突起を乗り越えてから該第2の被係合突起に係合する、
請求項1から5いずれか1項に記載の液状化粧料容器。 - 前記第2の被係合突起の外側面が、前記口元部の開口端から離れるほど該口元部から離れるように傾斜した形状とされ、
前記キャップが前記容器本体に向かって押し込まれたとき、前記フックが前記外側面上を滑って移動する、
請求項6に記載の液状化粧料容器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002577A JP2021108940A (ja) | 2020-01-10 | 2020-01-10 | 液状化粧料容器 |
PCT/JP2020/049212 WO2021140996A1 (ja) | 2020-01-10 | 2020-12-28 | 液状化粧料容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002577A JP2021108940A (ja) | 2020-01-10 | 2020-01-10 | 液状化粧料容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021108940A true JP2021108940A (ja) | 2021-08-02 |
Family
ID=76787959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020002577A Pending JP2021108940A (ja) | 2020-01-10 | 2020-01-10 | 液状化粧料容器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021108940A (ja) |
WO (1) | WO2021140996A1 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2892973B2 (ja) * | 1995-06-22 | 1999-05-17 | 株式会社パイロット | 筆記具又は塗布具用キャップ |
FR2738125B1 (fr) * | 1995-08-30 | 1998-03-06 | Oreal | Ensemble de conditionnement pour mascara |
FR2792618B1 (fr) * | 1999-04-23 | 2001-06-08 | Oreal | Dispositif de conditionnement et d'application d'un produit ayant un organe d'essorage comprenant une fente |
JP2002034646A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-05 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 液体塗布容器 |
FR2968517B1 (fr) * | 2010-12-09 | 2013-11-01 | Oreal | Dispositif de conditionnement d'un produit cosmetique |
-
2020
- 2020-01-10 JP JP2020002577A patent/JP2021108940A/ja active Pending
- 2020-12-28 WO PCT/JP2020/049212 patent/WO2021140996A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2021140996A1 (ja) | 2021-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3035818B1 (en) | Cosmetic systems | |
KR20190122499A (ko) | 속눈썹용 화장품 도포기 | |
CN211092303U (zh) | 睫毛膏 | |
US20190350341A1 (en) | Finger mascara | |
EP0209846B1 (en) | Mascara applicator having retractable brush | |
JP2012075556A (ja) | 化粧料塗布具及び化粧料容器 | |
JPH11346827A (ja) | ケラチン繊維に対する組成物の塗布具 | |
US20220395067A1 (en) | Hairstyling tools and methods | |
JP6346996B2 (ja) | 美容用、化粧用、またはケア用の製品を塗布するためのアプリケータ | |
JP3895723B2 (ja) | 毛髪製品をハイライト用に塗布する装置 | |
US10390597B2 (en) | Device for applying a cosmetic composition | |
JP2017538560A (ja) | 美容用またはケア用の製品を塗布するためのアプリケータ | |
WO2021140996A1 (ja) | 液状化粧料容器 | |
US20160367013A1 (en) | Active arm eyelash applicator | |
JP4745514B2 (ja) | 化粧用塗布具 | |
US7810638B2 (en) | Packaging for cosmetic products, typically a compact, with an improved grip and that can be opened with a single hand | |
JP5740141B2 (ja) | まつ毛用化粧料塗布具 | |
CN110710776B (zh) | 化妆品容器 | |
EP1421874A2 (en) | Device including recessed container and method of cosmetic product application | |
JPH0231062Y2 (ja) | ||
JP2017104310A (ja) | 塗布具 | |
JP4627175B2 (ja) | 塗布具付き容器 | |
JP7376391B2 (ja) | 塗布具付キャップ及び塗布容器 | |
KR101550534B1 (ko) | 용기 일체형 아이라이너 | |
JP4028514B2 (ja) | アプリケーターと一体化した収容装置 |