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JP2021189821A - 運搬車両の管理システム及び運搬車両の管理方法 - Google Patents

運搬車両の管理システム及び運搬車両の管理方法 Download PDF

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JP2021189821A
JP2021189821A JP2020095246A JP2020095246A JP2021189821A JP 2021189821 A JP2021189821 A JP 2021189821A JP 2020095246 A JP2020095246 A JP 2020095246A JP 2020095246 A JP2020095246 A JP 2020095246A JP 2021189821 A JP2021189821 A JP 2021189821A
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Takashi Hiranaka
敦 坂井
Atsushi Sakai
裕司 小橋
Yuji Kobashi
研太 長川
Kenta Osagawa
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Abstract

【課題】走行路の幅を狭くしても作業現場の生産性の低下を抑制すること。【解決手段】運搬車両の管理システムは、運搬車両が走行可能な走行エリアの外形線よりも外側の3次元データを取得する3次元データ取得部と、運搬車両の外形データと3次元データとに基づいて、走行エリアに設定される運搬車両の走行コースを生成するコースデータ生成部と、を備える。【選択図】図6

Description

本開示は、運搬車両の管理システム及び運搬車両の管理方法に関する。
鉱山のような広域の作業現場においては、無人で走行する運搬車両が運搬作業に使用される。運搬車両は、作業現場の走行路を走行する。運搬車両の走行コースが走行路に設定される。運搬車両は、走行コースに従って走行路を走行するように制御される。
特開2019−036073号公報
走行路の傍らに土手又は崖のような構造物が存在する場合がある。走行コースは、運搬車両が構造物に接触しないように設定される。第1運搬車両と第2運搬車両とが構造物に接触することなく走行路をすれ違い可能になるように、走行路の幅は広い必要がある。一方、走行路の造成コストの抑制、採掘コストの抑制、及び採掘物の減少の抑制の観点から、走行路の幅はなるべく狭いことが好ましい。走行路の幅が狭い場合、第1運搬車両と第2運搬車両とが走行路をすれ違い不可能になる可能性がある。第1運搬車両と第2運搬車両とが走行路をすれ違い不可能である場合、例えば第1運搬車両が走行路を走行した後に第2運搬車両が走行路を走行するように、第1運搬車両及び第2運搬車両のそれぞれが制御される。走行路において、運搬車両が減速したり停車したりすると、作業現場の生産性が低下する可能性がある。
本開示は、走行路の幅を狭くしても作業現場の生産性の低下を抑制することを目的とする。
本開示に従えば、運搬車両が走行可能な走行エリアの外形線よりも外側の3次元データを取得する3次元データ取得部と、前記3次元データと前記運搬車両の外形データとに基づいて、前記走行エリアに設定される運搬車両の走行コースを生成するコースデータ生成部と、を備える、運搬車両の管理システムが提供される。
本開示によれば、走行路の幅を狭くしても作業現場の生産性の低下を抑制することができる。
図1は、実施形態に係る運搬車両の管理システムを示す模式図である。 図2は、実施形態に係る作業現場を示す模式図である。 図3は、実施形態に係る構造物を示す模式図である。 図4は、実施形態に係る管理装置を示す機能ブロック図である。 図5は、実施形態に係るコースデータ生成部の処理を説明するための模式図である。 図6は、実施形態に係るコースデータ生成部の処理を説明するための模式図である。 図7は、実施形態に係るコースデータ生成部の処理を説明するための模式図である。 図8は、実施形態に係る第1判定部及び第2判定部の処理を説明するための模式図である。 図9は、実施形態に係る第1判定部及び第2判定部の処理を説明するための模式図である。 図10は、実施形態に係る第1判定部及び第2判定部の処理を説明するための模式図である。 図11は、実施形態に係るコースデータの生成方法を示すフローチャートである。
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
[管理システム]
図1は、実施形態に係る運搬車両2の管理システム1を示す模式図である。運搬車両2は、無人車両である。無人車両とは、運転者の運転操作によらずに無人で稼働する車両をいう。運搬車両2は、作業現場において稼働する。実施形態において、運搬車両2は、無人で作業現場を走行して積荷を運搬する無人ダンプトラックである。
管理システム1は、管理装置3と、通信システム4とを備える。管理装置3は、コンピュータシステムを含む。管理装置3は、作業現場の管制施設5に設置される。通信システム4は、管理装置3と運搬車両2との間で通信を実施する。管理装置3に無線通信機6が接続される。通信システム4は、無線通信機6を含む。管理装置3と運搬車両2とは、通信システム4を介して無線通信する。
[運搬車両]
運搬車両2は、走行装置21と、車両本体22と、ダンプボディ23と、位置検出装置30と、非接触センサ31と、無線通信機32と、制御装置33とを備える。
走行装置21は、運搬車両2を走行させる。走行装置21は、車両本体22を支持する。走行装置21の少なくとも一部は、車両本体22よりも下方に配置される。走行装置21は、駆動装置24と、ブレーキ装置25と、操舵装置26と、車輪27と、タイヤ28とを有する。タイヤ28は、車輪27に装着される。車輪27は、前輪27Fと後輪27Rとを含む。タイヤ28は、前輪27Fに装着される前タイヤ28Fと後輪27Rに装着される後タイヤ28Rとを含む。駆動装置24は、運搬車両2を加速させるための駆動力を発生する。駆動装置24は、ディーゼルエンジンのような内燃機関を含む。なお、駆動装置24は、電動機を含んでもよい。駆動装置24で発生した動力が後輪27Rに伝達される。ブレーキ装置25は、運搬車両2を減速又は停止させるための制動力を発生する。操舵装置26は、運搬車両2の走行方向を調整可能である。運搬車両2の走行方向は、車両本体22の前部の向きを含む。操舵装置26は、前輪27Fを操舵することによって、運搬車両2の走行方向を調整する。車輪27が回転することにより、運搬車両2は自走する。
ダンプボディ23は、積荷が積まれる部材である。ダンプボディ23は、車両本体22に支持される。ダンプボディ23の少なくとも一部は、車両本体22よりも上方に配置される。
車両本体22は、サイドミラー29を有する。サイドミラー29は、車両本体22の左部及び右部のそれぞれに設けられる。一方のサイドミラー29は、車両本体22の左部の上部且つ前部に設けられる。他方のサイドミラー29は、車両本体22の右部の上部且つ前部に設けられる。運搬車両2の車幅方向において、サイドミラー29は、走行装置21及びダンプボディ23よりも外側に配置される。
位置検出装置30は、運搬車両2の位置を検出する。運搬車両2の位置は、全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を利用して検出される。全地球航法衛星システムは、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)を含む。全地球航法衛星システムは、緯度、経度、及び高度の座標データで規定されるグローバル座標系の位置を検出する。グローバル座標系とは、地球に固定された座標系をいう。位置検出装置30は、GNSS受信機を含み、運搬車両2のグローバル座標系の位置を検出する。
非接触センサ31は、運搬車両2の周囲の物体を非接触で検出する。実施形態において、非接触センサ31は、運搬車両2の前部の下部に設けられる。非接触センサ31は、運搬車両2の前方の物体を非接触で検出する。非接触センサ31は、運搬車両2の前方の物体を3次元計測して、物体の3次元データを取得する。非接触センサ31として、レーザセンサ又はレーダセンサが例示される。レーザセンサは、物体をレーザ光で走査して、運搬車両2と物体の複数の検出点のそれぞれとの相対位置を検出することにより、物体の3次元データを取得する。レーダセンサは、物体を電波で走査して、運搬車両2と物体の複数の検出点のそれぞれとの相対位置を検出することにより、物体の3次元データを取得する。
無線通信機32は、管理装置3と無線通信する。通信システム4は、無線通信機32を含む。
制御装置33は、運搬車両2を制御する。制御装置33は、車両本体22に配置される。制御装置33は、運搬車両2の外部に存在する管理装置3と通信可能である。制御装置33は、駆動装置24を作動するためのアクセル指令、ブレーキ装置25を作動するためのブレーキ指令、及び操舵装置26を作動するためのステアリング指令を出力する。駆動装置24は、制御装置33から出力されたアクセル指令に基づいて、運搬車両2を加速させるための駆動力を発生する。駆動装置24の出力が調整されることにより、運搬車両2の走行速度が調整される。ブレーキ装置25は、制御装置33から出力されたブレーキ指令に基づいて、運搬車両2を減速させるための制動力を発生する。操舵装置26は、制御装置33から出力されたステアリング指令に基づいて、運搬車両2を直進又は旋回させるために前輪27Fの向きを変えるための力を発生する。
[補助車両]
作業現場においては、運搬車両2のみならず、補助車両70が稼働する。補助車両70は、有人車両である。有人車両とは、搭乗した運転者の運転操作に基づいて稼働する車両をいう。補助車両70の外形は、運搬車両2の外形よりも小さい。
補助車両70は、位置検出装置71と、3次元計測機72と、演算装置73と、無線通信機74とを備える。
位置検出装置71は、補助車両70の位置を検出する。補助車両70の位置は、全地球航法衛星システム(GNSS)を利用して検出される。位置検出装置71は、GNSS受信機を含み、補助車両70のグローバル座標系の位置を検出する。
3次元計測機72は、補助車両70の周囲の物体を3次元計測して、物体の3次元データを取得する。3次元計測機72は、物体を非接触で計測する。3次元計測機72として、レーザスキャナが例示される。レーザスキャナは、物体をレーザ光で走査して、補助車両70と物体の複数の検出点のそれぞれとの相対位置を検出することにより、物体の3次元データを取得する。
演算装置73は、位置検出装置71の検出データと3次元計測機72の計測データとに基づいて、グローバル座標系の物体の3次元データを生成する。3次元計測機72により計測された物体の3次元データは、補助車両70との相対位置を示す複数の検出点を含む。演算装置73は、位置検出装置71の検出データを用いて、グローバル座標系の物体の3次元データを生成する。
無線通信機74は、管理装置3と無線通信する。通信システム4は、無線通信機74を含む。
[作業現場]
図2は、実施形態に係る作業現場を示す模式図である。実施形態において、作業現場は鉱山である。鉱山とは、鉱物を採掘する場所又は事業所をいう。鉱山として、金属を採掘する金属鉱山、石灰石を採掘する非金属鉱山、及び石炭を採掘する石炭鉱山が例示される。運搬車両2に運搬される積荷として、鉱山において掘削された採掘物が例示される。採掘物として、鉱石又は土砂が例示される。
実施形態においては、作業現場にローカル座標系が設定される。ローカル座標系とは、作用現場の任意の位置に設定された原点及び座標軸を基準とする座標系をいう。グローバル座標系の位置とローカル座標系の位置とは、変換パラメータを用いて変換可能である。
作業現場に、積込場11、排土場12、駐機場13、給油場14、走行路15、及び交差点16が設けられる。積込場11とは、運搬車両2に積荷を積載する積込作業が実施されるエリアをいう。積込場11において、油圧ショベルのような積込機7が稼働する。排土場12とは、運搬車両2から積荷が排出される排出作業が実施されるエリアをいう。排土場12には、例えば破砕機8が設けられる。駐機場13とは、運搬車両2が駐機されるエリアをいう。給油場14は、運搬車両2が給油されるエリアをいう。
走行路15は、積込場11、排土場12、駐機場13、及び給油場14のそれぞれに繋がれる。走行路15は、少なくとも積込場11と排土場12とを繋ぐように設けられる。走行路15とは、積込場11、排土場12、駐機場13、及び給油場14の少なくとも一つに向かう運搬車両2が走行するエリアをいう。交差点16とは、複数の走行路15が交わるエリア又は1つの走行路15が複数の走行路15に分岐するエリアをいう。運搬車両2は、走行路15及び交差点16を走行する。
作業現場に走行エリア10及び禁止エリア20が設定される。走行エリア10は、運搬車両2の走行が許可されたエリアである。禁止エリア20は、運搬車両2の走行が禁止されたエリアである。運搬車両2は、走行エリア10を走行可能である。走行エリア10は、積込場11、排土場12、駐機場13、給油場14、走行路15、及び交差点16を含む。
走行エリア10は、外形線40によって規定される。走行エリア10の外形線40は、走行エリア10と禁止エリア20とを区画する区画線である。走行エリア10は、外形線40よりも一方側のエリアであり、禁止エリア20は、外形線40よりも他方側のエリアである。外形線40が走行エリア10を囲む場合、走行エリア10は、外形線40によって囲まれたエリアである。なお、外形線40は、走行エリア10を囲んでなくてもよい。外形線40は、例えば走行エリア10と禁止エリア20とを直線状に区画してもよい。
運搬車両2は、管理装置3からのコースデータに基づいて、作業現場において稼働する。コースデータは、運搬車両2の走行条件を示す。コースデータは、運搬車両2の目標走行経路を示す走行コース50、運搬車両2の目標走行速度、及び運搬車両2の目標走行方向を含む。走行コース50は、走行エリア10に設定される。運搬車両2は、走行コース50に従って、走行エリア10を走行する。
実施形態において、走行コース50は、第1走行コース51と、第2走行コース52とを含む。運搬車両2は、第1走行コース51に従って積込場11から排土場12に走行し、第2走行コース52に従って排土場12から積込場11に走行する。
外形線40の位置及び走行コース50の位置は、ローカル座標系において規定される。
[構造物]
図3は、実施形態に係る構造物43を示す模式図である。図3に示すように、走行路15の傍らに構造物43が存在する場合がある。構造物43として、土手又は崖が例示される。なお、構造物43は、電柱のような人工物でもよい。構造物43は、外形線40よりも外側に存在する。構造物43の上端部は、走行路15の路面よりも上方に存在する。外形線40は、走行路15の路面の端部と構造物43の下端部との境界線である。
補助車両70が走行路15を走行しながら構造物43の形状及び構造物43の周囲の状況を3次元計測機72で計測することにより、走行路15の外形線40よりも外側の3次元データが取得される。走行路15の外形線40よりも外側に構造物43が存在する場合、補助車両70が走行路15を走行しながら構造物43を3次元計測機72で計測することにより、構造物43の3次元データが取得される。補助車両70は、3次元計測機72による計測と並行して、位置検出装置71でグローバル座標系の位置を検出しながら走行路15を走行する。
[管理装置]
図4は、実施形態に係る管理装置3を示す機能ブロック図である。管理装置3は、コンピュータシステムを含む。管理装置3は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサ101と、ROM(Read Only Memory)のような不揮発性メモリ及びRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを含むメインメモリ102と、ストレージ103と、入出力回路を含むインタフェース104とを有する。
管理装置3は、通信システム4を介して、運搬車両2及び補助車両70のそれぞれと無線通信する。
管理装置3は、記憶部300と、3次元データ取得部303と、コースデータ生成部304と、第1判定部305と、第2判定部306とを有する。プロセッサ101は、3次元データ取得部303、コースデータ生成部304、第1判定部305、及び第2判定部306として機能する。ストレージ103は、記憶部300として機能する。
記憶部300は、運搬車両2の外形データを記憶する車両データ記憶部301と、構造物43の3次元データを記憶する3次元データ記憶部302とを含む。
車両データ記憶部301は、運搬車両2の外形データを記憶する。運搬車両2の外形データは、運搬車両2の外形及び寸法を含む。運搬車両2の外形データは、運搬車両2の設計データ又は諸元データ等から導出される既知データであり、車両データ記憶部301に記憶されている。
運搬車両2の外形データは、運搬車両2の車幅方向の走行装置21の寸法、車幅方向の車両本体22の寸法、車幅方向のダンプボディ23の寸法、及び車幅方向のサイドミラー29の寸法を含む。車幅方向の走行装置21の寸法は、左側のタイヤ28の左端部と右側のタイヤ28の右端部との距離を含む。車幅方向の車両本体22の寸法は、車両本体22の左端部と車両本体22の右端部との距離を含む。車幅方向のダンプボディ23の寸法は、ダンプボディ23の左端部とダンプボディ23の右端部との距離を含む。車幅方向のサイドミラー29の寸法は、左側のサイドミラー29の左端部と右側のサイドミラー29の右端部との距離を含む。運搬車両2の車幅方向において、ダンプボディ23の少なくとも一部は、走行装置21及び車両本体22よりも外側に配置される。運搬車両2の車幅方向において、サイドミラー29は、走行装置21、車両本体22、及びダンプボディ23よりも外側に配置される。
また、運搬車両2の外形データは、運搬車両2の高さ方向のタイヤ28の位置及び寸法、高さ方向のダンプボディ23の位置及び、及び高さ方向のサイドミラー29の位置及び寸法を含む。
3次元データ記憶部302は、補助車両70の3次元計測機72により取得された構造物43の3次元データを記憶する。構造物43の3次元データは、ローカル座標系において規定される。3次元データ記憶部302は、ローカル座標系の構造物43の3次元データを記憶する。
3次元データ取得部303は、走行エリア10の外形線40よりも外側の3次元データを取得する。実施形態において、3次元データ取得部303は、走行路15の外形線40よりも外側の3次元データを取得する。3次元データ取得部303は、補助車両70の演算装置73から3次元データを取得する。上述のように、補助車両70は、3次元計測機72による計測と並行して、位置検出装置71でグローバル座標系の位置を検出しながら走行路15を走行する。演算装置73は、位置検出装置71の検出データを用いて、グローバル座標系の構造物43の3次元データを生成する。構造物43の3次元データは、通信システム4を介して管理装置3に送信される。3次元データ取得部303は、演算装置73から構造物43の3次元データを取得する。3次元データ取得部303は、グローバル座標系の構造物43の3次元データを、ローカル座標系の構造物43の3次元データに変換して、3次元データ記憶部302に記憶させる。
コースデータ生成部304は、車両データ記憶部301に記憶されている運搬車両2の外形データと、3次元データ記憶部302に記憶されている構造物43の3次元データとに基づいて、走行路15に設定される運搬車両2の走行コース50を含む運搬車両2の走行コース50を含むコースデータを生成する。
図5及び図6のそれぞれは、実施形態に係るコースデータ生成部304の処理を説明するための模式図である。図5は、走行路15を走行する運搬車両2を上方から見た図である。図6は、走行路15を走行する運搬車両2を後方から見た図である。
走行コース50は、運搬車両2の目標走行経路を示す仮想線を含む。図5に示すように、走行コース50は、間隔をあけて設定される複数のコース点50Pの集合体である。コース点50Pの間隔は均一でもよいし異なってもよい。複数のコース点50Pを通過する軌跡によって、走行コース50が規定される。走行コース50の位置は、ローカル座標系において規定される。制御装置33は、運搬車両2の車幅方向の中心と走行コース50とが一致した状態で運搬車両2が走行するように、走行装置21を制御する。
3次元データは、外形線40よりも外側に存在する構造物43の高さを含む。構造物43の高さとは、タイヤ28の接地面(走行路15の路面)と平行な所定面と直交する方向のタイヤ28の接地面と構造物43の上端部との距離をいう。コースデータ生成部304は、構造物43の高さに基づいて、運搬車両2の第1部分61が構造物43の上方を移動することを許容するように、走行コース50を生成する。すなわち、コースデータ生成部304は、構造物43の高さと運搬車両2の外形データとに基づいて、運搬車両2の第1部分61が構造物43に接触することなく構造物43の上方を移動可能であると判定した場合、運搬車両2の第1部分61が構造物43の上方を移動することを許容するように、走行コース50を生成する。
運搬車両2の第1部分61は、走行装置21よりも上方に配置される。第1部分61は、運搬車両2の車幅方向において最も外側に配置される部分である。すなわち、第1部分61は、走行装置21よりも上方に配置され、運搬車両2の車幅方向の寸法が最も大きい部分である。図5及び図6に示すように、実施形態において、第1部分61は、運搬車両2のサイドミラー29の少なくとも一部分である。なお、第1部分61は、運搬車両2のダンプボディ23の少なくとも一部分でもよい。
図6に示すように、コースデータ生成部304は、運搬車両2の外形データと構造物43の3次元データとに基づいて、運搬車両2のタイヤ28が構造物43に接触しないように、走行コース50を生成する。
図7は、実施形態に係るコースデータ生成部304の処理を説明するための模式図である。図7は、走行路15を走行する運搬車両2を後方から見た図である。図7に示すように、構造物43の高さが、第1部分61の高さよりも高い場合がある。コースデータ生成部304は、構造物43の高さと運搬車両2の外形データとに基づいて、運搬車両2の第1部分61が構造物43の上方を移動不可能であると判定した場合、運搬車両2の第1部分61が外形線40の内側を移動するように、走行コース50を生成する。すなわち、コースデータ生成部304は、構造物43の高さが第1部分61の高さよりも高い場合、運搬車両2の第1部分61が外形線40の外側に出ないように、走行コース50を生成する。
実施形態において、コースデータ生成部304は、構造物43の高さが運搬車両2の第2部分62の高さよりも高いと判定したときに、運搬車両2の第1部分61が外形線40の内側を移動するように、走行コース50を生成する。第2部分62は、第1部分61よりも低い位置に設定される。運搬車両2の車幅方向において、第2部分62は、第1部分61よりも内側に配置される。運搬車両2の車幅方向において、運搬車両2の中心と第2部分62との距離は、運搬車両2の中心と第1部分61との距離よりも短い。
実施形態において、第2部分62は、運搬車両2のタイヤ28を含む。コースデータ生成部304は、例えば構造物43の高さがタイヤ28の回転中心の高さよりも高いと判定したときに、運搬車両2の第1部分61が外形線40の内側を移動するように、走行コース50を生成する。なお、コースデータ生成部304は、構造物43の高さがタイヤ28の上端部の高さよりも高いと判定したときに、運搬車両2の第1部分61が外形線40の内側を移動するように、走行コース50を生成してもよい。コースデータ生成部304は、構造物43の高さが運搬車両2の第2部分62の高さよりも低いと判定したときに、運搬車両2の第1部分61が構造物43の上方を移動することを許容するように、走行コース50を生成する。
図7に示すように、コースデータ生成部304は、運搬車両2の外形データと構造物43の3次元データとに基づいて、運搬車両2の第1部分61及びタイヤ28のそれぞれが構造物43に接触しないように、走行コース50を生成する。
このように、運搬車両2の第1部分61が構造物43に接触することなく構造物43の上方を移動可能であると判定された場合、運搬車両2の第1部分61が構造物43の上方を移動することを許容するように、走行コース50が生成される。これにより、走行路15の幅が狭くても、運搬車両2は、走行路15を走行することができる。運搬車両2の第1部分61が構造物43の上方を移動不可能であると判定された場合、運搬車両2の第1部分61が外形線40の内側に配置されるように、走行コース50が生成される。これにより、運搬車両2は、構造物43と接触することなく、走行路15を走行することができる。
実施形態において、走行コース50は、第1走行コース51と第2走行コース52とを含む。走行路15において、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違う可能性がある。走行エリア10のうち第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとがすれ違う部分の走行路15の幅に基づいて、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能か否かが決定される。
第1判定部305は、走行路15の幅に基づいて、第1部分61が外形線40の内側に配置された状態で第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能か否かを判定する。
第2判定部306は、第1判定部305により第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能でないと判定された場合、第1部分61が構造物43の上方を移動することにより第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能か否かを判定する。
図8、図9、及び図10のそれぞれは、実施形態に係る第1判定部305及び第2判定部306の処理を説明するための模式図である。
図8に示すように、走行路15の幅が十分に広い場合、第1部分61を構造物43の上方で移動させなくても、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとは走行路15をすれ違い可能である。図8に示す例の場合、第1判定部305は、走行路15の幅と第1運搬車両2Aの外形データと第2運搬車両2Bの外形データとに基づいて、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの第1部分61が外形線40の内側に配置された状態で、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定する。
図8に示す例の場合、すなわち、第1判定部305により第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定された場合、コースデータ生成部304は、第1部分61が外形線40の内側を移動するように、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの走行コース50を設定する。図8に示すように、第1運搬車両2Aに第1走行コース51が設定され、第2運搬車両2Bに第2走行コース52が設定される。走行路15の幅が十分に広い場合、コースデータ生成部304は、走行コース50を直線状に設定可能である。そのため、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれは、高速走行することができる。また、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの走行距離が長くなることが抑制される。
図9に示すように、走行路15の幅が狭い場合、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの第1部分61が外形線40の内側に配置された状態で、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとは走行路15をすれ違い可能でない。しかし、第1部分61が構造物43の上方を移動するように、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれが構造物43に近付くことにより、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとは走行路15をすれ違い可能である。図9に示す例の場合、第2判定部306は、第1部分61が構造物43の上方を移動することにより第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定する。
実施形態においては、図7を参照して説明したように、コースデータ生成部304は、構造物43の高さが運搬車両2の第2部分62の高さよりも高いと判定したときに、第1部分61が構造物43の上方を移動せず、外形線40の内側を移動するように、走行コース50を生成する。第2判定部306は、構造物43の高さが運搬車両2の第2部分62の高さよりも低いと判定したときに、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定する。
図9に示す例の場合、すなわち、第2判定部306により第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定された場合、コースデータ生成部304は、第1部分61が構造物43の上方を移動するように、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの走行コース50を生成する。図9に示すように、第1運搬車両2Aに第1走行コース51が設定され、第2運搬車両2Bに第2走行コース52が設定される。走行路15の幅が狭くても、第1部分61が構造物43の上方を移動することにより、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれが減速したり停車したりすることが抑制される。第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれは、高速走行することができる。
図10に示すように、走行路15の幅が更に狭い場合、第1部分61が構造物43の上方を移動しても、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとは走行路15をすれ違い可能でない。
図10に示す例の場合、すなわち、第2判定部306により第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能でないと判定された場合、コースデータ生成部304は、第1運搬車両2Aが走行路15を走行した後に第2運搬車両2Bが走行路15を走行するように、走行コース50を含む走行条件を示すコースデータを生成する。なお、コースデータ生成部304は、第2運搬車両2Bが走行路15を走行した後に第1運搬車両2Aが走行路15を走行するように、走行コース50を含む走行条件を示すコースデータを生成してもよい。
[コースデータの生成方法]
図11は、実施形態に係るコースデータの生成方法を示すフローチャートである。補助車両70の3次元計測機72は、構造物43を3次元計測する。演算装置73は、3次元計測機72が構造物43を3次元計測したときの位置検出装置71の検出データに基づいて、グローバル座標系の構造物43の3次元データを算出する。構造物43の3次元データは、通信システム4を介して演算装置73から管理装置3に送信される。3次元データ取得部303は、走行路15の外形線40よりも外側の構造物43の3次元データを取得する(ステップS1)。
3次元データ取得部303は、演算装置73から送信されたグローバル座標系の構造物43の3次元データをローカル座標系の構造物43の3次元データに変換した後、3次元データ記憶部302に記憶させる。
第1判定部305は、走行路15の幅に基づいて、運搬車両2の第1部分61が外形線40の内側に配置された状態で、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能か否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定された場合(ステップS2:Yes)、コースデータ生成部304は、第1部分61が外形線40の外側に出ないように、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの走行コース50を設定する(ステップS3)。
第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれは、ステップS3において生成された走行コース50に従って、走行路15を走行する。
ステップS2において、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能でないと判定された場合(ステップS2:No)、第2判定部306は、構造物43の高さが運搬車両2の第2部分62の高さよりも低いか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4において、構造物43の高さが運搬車両2の第2部分62の高さよりも低いと判定した場合(ステップS4:Yes)、第2判定部306は、運搬車両2の第1部分61が構造物43の上方を移動することにより、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能か否かを判定する(ステップS5)。
ステップS5において、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定された場合(ステップS5:Yes)、コースデータ生成部304は、第2部分62が外形線の外側に出ない範囲で第1部分61が構造物43の上方を移動するように、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの走行コース50を生成する(ステップS6)。
第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれは、ステップS6において生成された走行コース50に従って、走行路15を走行する。
ステップS4において、構造物43の高さが運搬車両2の第2部分62の高さよりも高いと判定された場合(ステップS4:No)、コースデータ生成部304は、第1部分61が外形線40の外側に出ないように、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの走行コース50を設定する(ステップS3)。
ステップS5において、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能でないと判定された場合(ステップS5:No)、コースデータ生成部304は、第1部分61が外形線40の外側に出ないように、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの走行コース50を設定する(ステップS3)。
第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれは、ステップS3において生成されたコースデータに従って、走行路15を走行する。
[効果]
以上説明したように、実施形態によれば、走行路15の外形線40よりも外側の3次元データが取得される。コースデータ生成部304は、運搬車両2の外形データと走行路15の外形線40よりも外側の3次元データとに基づいて、走行路15に設定される運搬車両2の走行コース50を生成する。これにより、走行路15の幅を狭くしても作業現場の生産性の低下が抑制される。走行路15の幅が狭くなることにより、走行路15の造成コストが抑制され、採掘コストが抑制され、作業現場における採掘物の減少が抑制される。
例えば、走行路15の外形線40よりも外側の3次元データを考慮せずに走行コース50を生成する場合、構造物43の高さに関わらず、第1部分61が外形線40の内側を移動するように、走行コース50が生成される。すなわち、構造物43の高さに関わらず、運搬車両2が外形線40の外側にはみ出さないように、走行コース50が生成される。第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能になるように、走行路15の幅は広い必要がある。一方、作業現場の生産性の低下を抑制する観点から、走行路15の幅はなるべく狭いことが好ましい。走行路15の幅が狭い場合、走行路15の造成のための労力が削減され、採掘物の減少が抑制される。走行路15の幅が狭い場合、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い不可能になる可能性がある。第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い不可能である場合、例えば第1運搬車両2Aが走行路15を走行した後に第2運搬車両2Bが走行路15を走行するように、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれが制御される。走行路15において、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bの少なくとも一方が減速したり停車したりすると、作業現場の生産性が低下する可能性がある。
実施形態においては、3次元データとして構造物43の高さが取得される。運搬車両2の外形データと構造物43の高さとに基づいて、運搬車両2の第1部分61が構造物43の上方を移動可能であると判定された場合、コースデータ生成部304は、運搬車両2の第1部61分が構造物43の上方を移動するように、走行コース50を生成する。すなわち、コースデータ生成部304は、運搬車両2が構造物43に近付いた状態で走行するように、走行コース50を生成する。これにより、走行路15の幅が狭くても、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとは走行路15をすれ違い可能になる。走行路15において運搬車両2が減速したり停車したりすることが抑制されるので、走行路15の幅を狭くしても作業現場の生産性の低下が抑制される。
実施形態において、第1判定部305は、走行路15の幅に基づいて、第1部分61が外形線40の内側に配置された状態で第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能か否かを判定する。第1判定部305により第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定された場合、すなわち、走行路15の幅が十分に広いと判定された場合、第1部分61が外形線40の内側を移動するように、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの走行コース50が設定される。すなわち、走行路15の幅が十分に広い場合、運搬車両2が構造物43から離れた状態で走行するように、走行コース50が設定される。走行路15の幅が十分に広い場合、走行コース50が直線状に設定されることにより、運搬車両2は高速走行することができる。これにより、作業現場の生産性の低下が抑制される。
実施形態において、第1判定部305により第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能でないと判定された場合、第2判定部306は、第1部分61が構造物43の上方を移動することにより第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能か否かを判定する。第2判定部306により第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定された場合、第1部分61が構造物43の上方を移動するように、第1運搬車両2A及び第2運搬車両2Bのそれぞれの走行コース50が生成される。すなわち、走行路15の幅が狭いものの、運搬車両2が構造物43に近付いた状態で走行すれば第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定された場合、コースデータ生成部304は、運搬車両2が構造物43に近付いた状態で走行するように、走行コース50を設定する。これにより、走行路15の幅が狭くても、走行路15において運搬車両2が減速したり停車したりすることが抑制される。そのため、作業現場の生産性の低下が抑制される。
構造物43の高さが第2部分62の高さよりも高く、第2判定部306により第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能でないと判定された場合、第1運搬車両2Aが走行路15を走行した後に第2運搬車両2Bが走行路15を走行するように、走行コース50を含む走行条件を示すコースデータが生成される。これより、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとの接触が抑制される。したがって、作業現場の生産性の低下が抑制される。
構造物43の上方において第1部分61を移動させるか否かの判定は、構造物43の高さと第1部分61の高さとの比較ではなく、構造物43の高さと第2部分62の高さとの比較に基づいて実施される。第2部分62の高さは、第1部分61の高さよりも低い。これにより、第1部分61は、構造物43から十分に離れた状態で、構造物43の上方において移動することができる。そのため、運搬車両2と構造物43との接触が抑制される。
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、構造物43の3次元データは、補助車両70の3次元計測機72により取得されることとした。構造物43の3次元データは、運搬車両2に設けられている非接触センサ31により取得されてもよい。構造物43の3次元データは、構造物43に沿って飛行する飛行体により取得されてもよい。飛行体として、ドローンが例示される。飛行体に3次元計測機が搭載される。3次元計測機として、ステレオカメラ又はレーザレンジファインダが例示される。構造物43の3次元データは、構造物43を実際に測量することによって取得されてもよい。
上述の実施形態において、外形線40は、補助車両70により計測されてもよい。
上述の実施形態において、構造物43の3次元データ、外形線40の位置、及び走行コース50の位置が、グローバル座標系において規定されてもよい。
上述の実施形態において、コースデータ生成部304は、構造物43の高さが運搬車両2の第2部分62よりも高いと判定したときに、運搬車両2が外形線40の内側を移動するように、走行コース50を生成することとした。コースデータ生成部304は、構造物43の高さが運搬車両2の第1部分61よりも高いと判定したときに、運搬車両2が外形線40の内側を移動するように、走行コース50を生成してもよい。また、第2判定部306は、構造物43の高さが第1部分61よりも低いと判定したときに、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能であると判定してもよい。
上述の実施形態において、走行路15の少なくとも一部の傍らに構造物43が存在しなくてもよい。
上述の実施形態においては、走行路15の外形線40の外側の構造物43の3次元データが取得されることとした。また、第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが走行路15をすれ違い可能か否かが判定されることとした。積込場11、排土場12、駐機場13、及び給油場14の少なくとも一つの外形線40の外側の構造物43の3次元データが取得されてもよい。第1運搬車両2Aと第2運搬車両2Bとが、積込場11、排土場12、駐機場13、及び給油場14の少なくとも一つをすれ違い可能か否かが判定されてもよい。
1…管理システム、2…運搬車両、2A…第1運搬車両、2B…第2運搬車両、3…管理装置、4…通信システム、5…管制施設、6…無線通信機、7…積込機、8…破砕機、10…走行エリア、11…積込場、12…排土場、13…駐機場、14…給油場、15…走行路、16…交差点、20…禁止エリア、21…走行装置、22…車両本体、23…ダンプボディ、24…駆動装置、25…ブレーキ装置、26…操舵装置、27…車輪、27F…前輪、27R…後輪、28…タイヤ、28F…前タイヤ、28R…後タイヤ、29…サイドミラー、30…位置検出装置、31…非接触センサ、32…無線通信機、33…制御装置、40…外形線、43…構造物、50…走行コース、50P…コース点、51…第1走行コース、52…第2走行コース、61…第1部分、62…第2部分、70…補助車両、71…位置検出装置、72…3次元計測機、73…演算装置、74…無線通信機、101…プロセッサ、102…メインメモリ、103…ストレージ、104…インタフェース、300…記憶部、301…車両データ記憶部、302…3次元データ記憶部、303…3次元データ取得部、304…コースデータ生成部、305…第1判定部、306…第2判定部。

Claims (11)

  1. 運搬車両が走行可能な走行エリアの外形線よりも外側の3次元データを取得する3次元データ取得部と、
    前記運搬車両の外形データと前記3次元データとに基づいて、前記走行エリアに設定される運搬車両の走行コースを生成するコースデータ生成部と、を備える、
    運搬車両の管理システム。
  2. 前記3次元データは、前記外形線よりも外側に存在する構造物の高さを含み、
    前記コースデータ生成部は、前記構造物の高さに基づいて、前記運搬車両の第1部分が前記構造物の上方を移動することを許容するように、前記走行コースを生成する、
    請求項1に記載の運搬車両の管理システム。
  3. 前記コースデータ生成部は、前記構造物の高さが前記運搬車両の第2部分よりも高いと判定したときに、前記運搬車両の第1部分が前記外形線の内側を移動するように、前記走行コースを生成する、
    請求項2に記載の運搬車両の管理システム。
  4. 前記走行エリアの幅に基づいて、前記第1部分が前記外形線の内側に配置された状態で第1運搬車両と第2運搬車両とがすれ違い可能か否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部によりすれ違い可能でないと判定された場合、前記第1部分が前記構造物の上方を移動することにより前記第1運搬車両と前記第2運搬車両とがすれ違い可能か否かを判定する第2判定部と、を備え、
    前記コースデータ生成部は、前記第2判定部によりすれ違い可能であると判定された場合、前記第1部分が前記構造物の上方を移動するように、前記第1運搬車両及び前記第2運搬車両のそれぞれの前記走行コースを生成する、
    請求項3に記載の運搬車両の管理システム。
  5. 前記第2判定部は、前記構造物の高さが前記第2部分よりも低いと判定したときに、前記すれ違い可能であると判定する、
    請求項4に記載の運搬車両の管理システム。
  6. 前記コースデータ生成部は、前記第2判定部によりすれ違い可能でないと判定された場合、前記運搬車両の第1部分が前記外形線の外側に出ないように、前記走行コースを生成する、
    請求項4又は請求項5に記載の運搬車両の管理システム。
  7. 前記コースデータ生成部は、前記第1判定部によりすれ違い可能であると判定された場合、前記第1部分が前記外形線の内側を移動するように、前記第1運搬車両及び前記第2運搬車両のそれぞれの前記走行コースを設定する、
    請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の運搬車両の管理システム。
  8. 前記第2部分は、前記運搬車両のタイヤを含む、
    請求項3から請求項7のいずれか一項に記載の運搬車両の管理システム。
  9. 前記第1部分は、前記運搬車両のダンプボディ及びサイドミラーの少なくとも一方を含む、
    請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の運搬車両の管理システム。
  10. 前記コースデータ生成部は、前記運搬車両のタイヤが前記構造物に接触しないように、前記走行コースを生成する、
    請求項2から請求項9のいずれか一項に記載の運搬車両の管理システム。
  11. 運搬車両が走行可能な走行エリアの外形線よりも外側の3次元データを取得することと、
    前記3次元データと前記運搬車両の外形データとに基づいて、前記走行エリアに設定される運搬車両の走行コースを生成することと、を含む、
    運搬車両の管理方法。
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