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JP2021142226A - 経腸栄養用オスコネクタ - Google Patents

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誠 澁谷
Makoto Shibuya
誠 澁谷
広樹 横田
Hiroki Yokota
広樹 横田
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Abstract

【課題】フリーロックタイプのカプラー有する経腸栄養用オスコネクタにおいてカプラーの着脱の容易性と接続の高信頼性とを両立できるようにする。【解決手段】経腸栄養用オスコネクタは、上流側に設けられた経腸栄養用のメスコネクタに挿入可能なオスルアー部111を有する本体部101と、メスコネクタと螺合可能なカプラー102とを備えている。カプラー102は、本体部101に回転可能に取り付けられたカプラーベース121と、カプラーベース121に着脱可能に取り付けられた雌ネジ部122とを有している。【選択図】図2

Description

本開示は経腸栄養用のオスコネクタに関する。
医療機器においては、種々の接続部が存在する。近年、医療機器の増加により、医療機器の誤接続が大きな問題となっている。このため、医療機器の誤接続を防止するために、新しいコネクタの規格が定められつつある。具体的には、医療機器を6つのカテゴリーに分け、異なるカテゴリーの医療機器を互いに接続できないコネクタとすることが求められている。例えば、栄養に関する分野においては、患者側上流端にオスルアーを有するオスコネクタを設け、供給側下流端にオスルアーを受け入れるメスコネクタを設ける規格となっている。当該規格により、従来、患者側上流端に設けられるコネクタはメスコネクタであったが、オスコネクタに変更される。
患者側上流端に設けられるオスコネクタは、長期に使用され、また、栄養剤の投与に用いられる。このため、常に清潔にしておく必要があり、清浄の維持が容易であることは非常に重要である。このようなオスコネクタを清掃するための器具として、オスルアーとカプラーとの隙間に付着した汚れを除去するための専用の器具が検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。
しかし、このような洗浄器具を用いても、狭い隙間を洗浄することは容易ではない。このため、カプラーをオスルアーを有する本体部から分離可能にし、汚れたカプラーを取り外して洗浄したり、新しいカプラーに交換したりすることが検討されている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2015−188522号公報 国際公開第2015/087880号パンフレット
しかしながら、従来の着脱可能なカプラーを有するオスコネクタは、カプラーが本体部に固定されており、カプラーを独立して操作できないという問題を有する。
本開示の課題は、カプラー内を清掃することができ且つカプラーが本体部に対して回転可能な経腸栄養用オスコネクタを実現できるようにすることである。
本開示の経腸栄養用オスコネクタの第1の態様は、上流側に設けられた経腸栄養用のメスコネクタに挿入可能なオスルアー部を有する本体部と、メスコネクタと螺合可能なカプラーとを備え、カプラーは、本体部に回転可能に取り付けられたカプラーベースと、カプラーベースに着脱可能に取り付けられた雌ネジ部とを有している。
このようであれば、カプラーベースが本体部に回転可能に取り付けられているため、雌ネジ部を本体部に対して相対回転させることができる。また、雌ネジ部がカプラーベースに着脱可能に取り付けられるため、雌ネジ部内に経腸栄養剤が付着してしまった場合は、雌ネジ部をカプラーベースから取り外すことで、雌ネジ部とカプラーベース及び本体部を容易に清掃することができる。なお、カプラーベースは本体部から取り外し可能であっても取り外し不可能であってもよい。
経腸栄養用オスコネクタの第1の態様において、カプラーベースは本体部に対して軸方向に相対移動可能であり、カプラーベースは本体部に対して先端側に相対移動することにより本体部との間に摩擦係合力を生じさせる摩擦係合部を有している。
このような構成とすることにより、雌ネジ部とメスコネクタを螺合させた際に、カプラーベースが本体部と嵌合して、カプラーベースと本体部との間の摩擦抵抗が上昇する。このため、カプラーベースが本体部に対して相対回転しにくくなり、意図せずカプラーベースが本体部に対して相対回転して、メスコネクタとの螺合が解除されてしまう事態を防止することができる。なお、カプラーベースが本体部に対して先端側に相対移動する前の段階で摩擦係合力が生じており、カプラーベースが本体部に対して先端側に相対移動することで摩擦係合力が向上するようにしてもよい。
経腸栄養用オスコネクタの第1の態様において、雌ネジ部は、下流側に設けられカプラーベースの少なくとも一部を収容するスカート部を有し、雌ネジ部は、カプラーベースの軸方向長さの50%以上を覆うようにできる。このような構成とすることにより、メスコネクタをカプラーに対して相対回転させる際に、カプラーを把持するように誘導することができ、メスコネクタに対して軸回り方向に回転する力を加えた際に、メスコネクタがカプラーに対して確実に相対回転するようにすることができる。
経腸栄養用オスコネクタの第1の態様において、カプラーベースは、外周面に設けられた軸方向溝及び周方向溝が組み合わされたL字状溝を有し、雌ネジ部は、L字状溝に沿って移動可能な雌ネジ部凸部を下流側の内周面に有し、周方向溝は雌ネジ部凸部と解除可能に係合して雌ネジ部凸部の周方向溝内の移動を阻止するロック部を有していてもよい。このような構成とすることにより、カプラーベースと雌ネジ部とを単純にひねることにより容易に連結固定及び解除ができるとともに、不用意な連結固定の解除が生じにくい。
本開示の経腸栄養用オスコネクタによれば、カプラー内を清掃することができ且つカプラーが本体部に対して回転可能な経腸栄養用オスコネクタを実現できる。
一実施形態に係る経腸栄養用オスコネクタを示す斜視図である。 図1のII−II線における断面図である。 一実施形態に係る経腸栄養用オスコネクタの本体部を示す側面図である。 一実施形態に係る経腸栄養用オスコネクタのカプラーベースを示す側面図である。 一実施形態に係る経腸栄養用オスコネクタのカプラーベースを示す正面図である。 一実施形態に係る経腸栄養用オスコネクタの雌ネジ部の図1のVI−VI線における断面図である。 一実施形態に係る経腸栄養用オスコネクタの雌ネジ部の図1のII−II線における断面図である。 一実施形態に係る経腸栄養用オスコネクタを接続できるメスコネクタの一例を示す側面図である。
図1〜図7に示すように、一実施形態に係る経腸栄養用オスコネクタ100は、本体部101と、本体部101の周りに回転可能に取り付けられたフリーロックタイプのカプラー102とを有している。
本体部101は、上流側に設けられたオスルアー部111と、下流側に設けられ、カテーテル等のチューブが接続されるポート部112とを有している。オスルアー部111は、上流側に設けられた図8に示すようなメスコネクタ300の開口部に挿入可能である。オスルアー部111の下流端には、オスルアー部111の下流端よりも大径の膨径部113が設けられている。膨径部113の下流側には膨径部113よりも小径の延長部114が設けられており、延長部114の下流端には、互いに間隔を置いて第1鍔状部115及び第2鍔状部116が設けられている。
カプラー102は、本体部101に回転可能に取り付けられた筒状のカプラーベース121と、カプラーベースに着脱可能に連結固定された筒状の雌ネジ部122とを有している。
カプラーベース121は、第1鍔状部115及び第2鍔状部116の外径よりもわずかに内径が大きい第1筒状部131と、第1筒状部131よりも上流側に設けられ、延長部114の外径よりもわずかに内径が大きく、第1鍔状部115の外径よりも内径が小さく、第1筒状部131の外径よりも外径が小さい第2筒状部132と、延長部114の外径よりもわずかに内径が大きく、膨径部113の外径よりも内径が小さく、第2筒状部132の外径よりも外径が小さい第3筒状部133とを有している。
カプラーベース121は、第3筒状部133及び第2筒状部132が本体部101の膨径部113と第1鍔状部115との間で軸方向に移動可能に且つ回転可能に外挿されており、カプラーベース121は、本体部101の回りを自由に回転させることができる。また、第3筒状部133の内径が膨径部113の外径よりも小さく、破壊するような力を加えない限りカプラーベース121を本体部101から取り外すことができない。なお、カプラーベース121を本体部101から取り外し可能にすることもできる。例えば、雌ネジ部がカプラーベースに取り付けられている状態においては、第3筒状部が外側に撓みにくく、雌ネジ部がカプラーベースから取り外されている状態においては、第3筒状部が外側に撓みやすくして、雌ネジ部がカプラーベースから取り外されている状態において、カプラーベースを本体部から取り外せるようにすることもできる。
雌ネジ部122は、カプラーベース121の第1筒状部131の外径よりも内径が大きいスカート部151と、内面に雌ネジ141が形成されたネジ筒部153と、スカート部151とネジ筒部153との間に形成され、第2筒状部132の外径と内径がほぼ等しい連結筒部152とを有している。
ネジ筒部153に設けられた雌ネジ141は、メスコネクタ300に設けられたメスコネクタ雄ネジ311と螺合可能である。カプラーベース121に連結固定された雌ネジ部122は、カプラーベース121と共に本体部101に対して相対回転可能である。このため、雌ネジ部122を本体部101に対して独立して操作することができ、例えば、本体部101のポート部112に接続されたチューブが捻れないように雌ネジ141とメスコネクタ雄ネジ311とを螺合させることができる。雌ネジ141は下流側から上流側に向かって右回りに進む正ネジ(右ネジ)である。
カプラーベース121の第2筒状部132と雌ネジ部122の連結筒部152とには、雌ネジ部122とカプラーベース121との連結固定を行う連結固定部が設けられている。本実施形態において、連結固定部は、第2筒状部132の外周面に設けられたL字状溝134と、連結筒部152に設けられ、L字状溝134と係合する雌ネジ部凸部144とにより構成されている。但し、連結固定部は、雌ネジ部122とカプラーベース121とを解除可能に連結固定できればどのようなものであってもよい。例えば、L字状溝ではなく、ネジ状の溝を採用してもよいし、I字状溝によって、相対回転による連結ではなく、軸方向相対移動によって連結固定されるようであってもよい。また、カプラーベースと係合可能な一対の弾性アームを雌ネジ部に設けて、雌ネジ部とカプラーベースとを連結させてもよい。
L字状溝134は、軸方向に延びる軸方向溝135と周方向に延びる周方向溝136とがL字状に組み合わされている。周方向溝136には、軸方向溝135から離れた位置に径方向外側に突出するロック用凸部137が形成されている。
雌ネジ部凸部144は、連結筒部152の内周面から径方向内側に突出しており、L字状溝134上を移動するように、周方向の幅は軸方向溝135の周方向の幅より小さいかほぼ等しく、軸方向の高さが周方向溝136の軸方向の高さより小さいかほぼ等しい。雌ネジ部凸部144には、周方向溝136に形成されたロック用凸部137と係合するように径方向外側に凹んだロック用凹部147が設けられている。
カプラーベース121と雌ネジ部122とを連結する場合には、雌ネジ部凸部144を上流側から軸方向溝135に挿入し、カプラーベース121と雌ネジ部122とを相対回転させる。雌ネジ部凸部144は、周方向溝136の奥側に移動し、ロック用凸部137と当接する。少し大きな力と加えることにより、雌ネジ部凸部144の一部は、ロック用凸部137を乗り越え、ロック用凸部137はロック用凹部147と係合する。これにより、雌ネジ部凸部144がL字状溝134と係合して、カプラーベース121と雌ネジ部122とが連結固定される。ロック用凸部137はロック用凹部147と係合することにより雌ネジ部凸部144の周方向溝136内の移動を阻止するロック部として機能する。ロック部がロックされることにより、カプラーベース121と雌ネジ部122との相対回転が制限され、カプラーベース121と雌ネジ部122との意図しない連結の解除を生じにくくすることができる。
カプラーベース121と雌ネジ部122との連結固定を解除する場合は、カプラーベース121と雌ネジ部122とを接続時とは逆方向に相対回転させる。ロック部であるロック用凸部137とロック用凹部147との係合は、意図して少し強い力を加えることにより解除されるように設計されている。雌ネジ部凸部144の位置が軸方向溝135の位置に合うまで回転させ、カプラーベース121と雌ネジ部122とを軸方向に互いに反対側に引っ張ることにより、雌ネジ部122をカプラーベース121から分離することができる。
本実施形態においてカプラー102は、カプラー102の全体が本体部101に脱着可能ではなく、カプラー102の内のカプラーベース121は本体部101から分離しないように取り付けられている。カプラーベース121は、本体部101に対して着脱自在にする必要がないため、本体部101に対して回転可能で且つ信頼性が高い取り付け構造により本体部101に取り付けることができる。一方、雌ネジ部122はカプラーベース121に対して回転可能にする必要がないため、着脱の容易性と連結部の信頼性を加味した連結構造を採用することができる。但し、カプラーベース121も本体部101から取り外せるようにすることもできる。
本実施形態においてカプラーベース121は、オスルアー部111を覆っていない。このため、雌ネジ部122をカプラーベース121から取り外してしまえば、カプラーベース121を本体部101から取り外さなくても、オスルアー部111の拭き取り及び洗浄が容易にできる。また、雌ネジ部122は取り外すことにより、内側に経腸栄養液が付着しても容易に洗浄できる。また、雌ネジ部122を新しいものに交換することも容易にできる。オスルアー部111からあふれ出した経腸栄養液が雌ネジ部122を越えてカプラーベース121に達する可能性は小さいが、もしカプラーベース121に経腸栄養液が達したとしても、雌ネジ部122を取り外せば、カプラーベース121の外面を拭き取ったり洗浄したりすることは容易である。
本実施形態において、オスルアー部111の下流端には膨径部113が設けられている。膨径部113は、カプラーベース121が本体部101から抜けないようにする抜け止めとして機能するだけでなく、オスルアー部111からあふれ出した経腸栄養液が、オスルアー部111よりも下流側に流れ落ちにくくする機能も有している。
膨径部113の下流側には段差部113aが設けられており、カプラーベース121の第3筒状部133の上流端には、段差部113aと当接するように段差部133aが設けられている。段差部113aと段差部133aとを設けることにより、無理矢理引っ張られたカプラーベース121が本体部101から脱離するような事態をより生じにくくすることができる。
段差部113aと第1鍔状部115との間隔は、第2筒状部132と第3筒状部133との合計の軸方向の長さよりもわずかに長くなっており、カプラーベース121は、本体部101に対して軸方向に多少の相対移動が可能な遊びを有している。このため、メスコネクタ300を雌ネジ部122に螺合させると、カプラーベース121は本体部101に対して軸方向先端側(上流側)に移動することができ、第3筒状部133の端部(摩擦係合部)と膨径部113とが嵌合する。具体的には、第3筒状部133の内面が膨径部113の外面に当接して、第3筒状部133の端部が膨径部113に対して食い込んだり又は第3筒状部133の端部が外側に撓んで本体部101に対して径方向内側に付勢したりして、摩擦係合力が生じる。このため、カプラーベース121は本体部101に対して相対回転しにくくなり、意図せずカプラーベース121が本体部101に対して相対回転して、カプラー102とメスコネクタ300との螺合が解除されてしまう事態を防止する。なお、本実施形態において、摩擦係合部は本体部101に対して周状に当接しているが、周状に当接する形状に限らない。例えば、先端側に向かって延びる可撓片を一つだけ設け、可撓片が本体部101に対して付勢することで摩擦係合力が生じるようにしても、また単に嵌合するようにしてもよい。また、摩擦係合部は第3筒状部133の端部でなくてもよく、第1筒状部131の内面に設けてもよい。
また、本実施形態においてカプラーベース121の第1筒状部131の内径よりも外径がわずかに小さい第1鍔状部115及び第2鍔状部116が互いに間隔をおいて設けられている。これにより、第1筒状部131の内面と本体部101の外面との接触面積を小さくして回転の際の抵抗を小さくしつつ、回転軸のブレを生じにくくでき、カプラーベース121をスムーズに回転させることができる。
本実施形態において、連結固定部であるL字状溝134及び雌ネジ部凸部144は、軸を挟んで互いに対向するようにそれぞれ2つ設けた。このようにすることにより、雌ネジ部122とカプラーベース121とを安定に連結固定することができる。但し、L字状溝134及び雌ネジ部凸部144は1つであっても、3つ以上であってもよい。
本実施形態において、L字状溝134と雌ネジ部凸部144にロック用凸部137とロック用凹部147とを設けたが、凹凸を逆にして設けてもよく、また、ロック用凸部137及びロック用凹部147の数は解除に要する力の設定に応じて適宜選択すればよい。また、ロック用凸部137及びロック用凹部147の径方向の突出高さ及び周方向の幅等についても適宜設定することができる。
本実施形態において、ロック部をL字状溝134に設けたロック用凸部137と雌ネジ部凸部144に設けたロック用凹部147としたが、このような構成に限らない。例えば、周方向溝136の軸方向高さが奥側に向かって次第に小さくなり、雌ネジ部凸部144と次第に強く嵌合するような構成とすることもできる。
本実施形態において、カプラーベース121と雌ネジ部122との連結固定部をカプラーベース121の外周面に設けられたL字状溝134と雌ネジ部122の内表面に設けられた雌ネジ部凸部144とした例を示した。しかし、連結固定できれば連結固定部はこのような構成に限らない。
本実施形態において、カプラーベース121及び雌ネジ部122はそれぞれ、滑り止めである突条部138及び148を有している。これにより、カプラーベース121と雌ネジ部122との連結固定及び分離の際に力を加えることが容易となる。
本実施形態において、雌ネジ部122はカプラーベース121の第1筒状部131を覆うスカート部151を有している。スカート部151を設けることにより、雌ネジ部122をカプラーベース121に連結した際に、カプラーベース121の露出部が小さくなる。カプラー102をメスコネクタ雄ネジ311と螺合及び解除する際にカプラーベース121ではなく雌ネジ部122を把持して操作すると、確実にカプラーとメスコネクタを相対回転させることができる。また、雌ネジ部とカプラーベースの連結が相対回転を経て行われる場合、カプラーベース121の露出部を小さくすることで、雌ネジ部122とカプラーベース121との連結が意図せずに解除されてしまう可能性を低減することができる。例えば、カプラーベースの50%以上を覆うスカート部151を雌ネジ部に設けて、カプラーベース121の露出部を小さくすることにより、カプラー102をメスコネクタ雄ネジ311と螺合及び解除する際にカプラーベース121ではなく雌ネジ部122を把持して操作するように促すことができる。
スカート部151は、特に限定されないが、雌ネジ部122を把持するように促す観点から、雌ネジ部122をカプラーベース121に連結した際に、雌ネジ部122がカプラーベース121の軸方向長さの50%以上を覆うようにすることが好ましい。雌ネジ部122をカプラーベース121に連結した際に、カプラーベース121の側面が露出しないようにすることもできるが、雌ネジ部122とカプラーベース121との連結の解除を容易に行えるようにする観点から、覆われている部分がカプラーベース121の軸方向長さの80%以下が好ましく、70%以下がより好ましい。
雌ネジ部122のカプラーベース121からの意図しない脱離が、カプラー102をメスコネクタ雄ネジ311に螺合させる際に生じると、カプラー102とメスコネクタ雄ネジ311との螺合を解除する際よりも大きな問題となる。本実施形態において、下流側から見て雌ネジ部122をカプラーベース121に対して左(反時計)回転させることにより、雌ネジ部122とカプラーベース121とが連結される。このため、カプラー102をメスコネクタ雄ネジ311と螺合させる際に雌ネジ部122ではなくカプラーベース121を把持して操作しても、雌ネジ部122とカプラーベース121との連結が緩むような事態を生じにくくすることができる。
また、カプラー102とメスコネクタ雄ネジ311との螺合を解除する際であれば、カプラーベース121と雌ネジ部122との連結固定が解除されて、経腸栄養液が付着したとしても、清掃を行えばよく大きな問題とはならない。また、カプラーが本体部に固定された従来の経腸栄養用オスコネクタの場合には、カプラー内に漏れ出した経腸栄養液が大きな問題となるが、本実施形態の経腸栄養用オスコネクタの場合には、雌ネジ部122を取り外して洗浄したり、新しい雌ネジ部122に交換したりすればよい。
下流側から見て雌ネジ部122をカプラーベース121に対して左(反時計)回転させて雌ネジ部122とカプラーベース121とを連結固定できる構成であれば、以上の利点が得られる。但し、下流側から見て雌ネジ部122をカプラーベース121に対して右(時計)回転させることにより、雌ネジ部122とカプラーベース121とが連結されるようにすることもできる。
本実施形態において、カプラーベース121が本体部101から取り外せない構成とした。しかし、カプラーベース121を本体部101から取り外し可能とすることもできる。
例えば、カプラーベース121を半割の2部品により構成し、雌ネジ部122を取り外した際には、カプラーベース121を2部品に分解して本体部101から取り外せるようにすることができる。また、第3筒状部133が膨径部113を乗り越えられるようにして、カプラーベース121を上流側に引き抜けるようにすることもできる。この場合、カプラー102をメスコネクタ雄ネジ311と螺合させた状態では、カプラーベース121を上流側に引き抜けないようにする抜け止めを設けることができる。抜け止めは、例えば、カプラー102をメスコネクタ雄ネジ311と螺合させることにより第3筒状部133が膨径部113を乗り越えられないように膨径部113が拡径するように変形する構成とすることができる。
本開示の経腸栄養用オスコネクタは、フリーロックタイプのカプラー有する経腸栄養用オスコネクタにおいてカプラーの着脱の容易性と接続の高信頼性とを両立でき、ISO80369−3に準拠した経腸栄養の分野において特に有用である。
100 経腸栄養用オスコネクタ
101 本体部
102 カプラー
111 オスルアー部
112 ポート部
113 膨径部
113a 段差部
114 延長部
115 第1鍔状部
116 第2鍔状部
121 カプラーベース
122 雌ネジ部
131 第1筒状部
132 第2筒状部
133 第3筒状部
133a 段差部
134 L字状溝
135 軸方向溝
136 周方向溝
137 ロック用凸部
138 突条部
141 雌ネジ
144 雌ネジ部凸部
147 ロック用凹部
151 スカート部
152 連結筒部
153 ネジ筒部
300 メスコネクタ
311 メスコネクタ雄ネジ

Claims (4)

  1. 上流側に設けられた経腸栄養用のメスコネクタに挿入可能なオスルアー部を有する本体部と、
    前記メスコネクタと螺合可能なカプラーとを備え、
    前記カプラーは、前記本体部に回転可能に取り付けられたカプラーベースと、前記カプラーベースに着脱可能に取り付けられた雌ネジ部とを有している、経腸栄養用オスコネクタ。
  2. 前記カプラーベースは、前記本体部に対して軸方向に相対移動可能であり、前記本体部に対して先端側に相対移動することにより前記本体部との間に摩擦係合力を生じさせる摩擦係合部を有している、請求項1に記載の経腸栄養用オスコネクタ。
  3. 前記雌ネジ部は、下流側に設けられ前記カプラーベースの少なくとも一部を収容するスカート部を有し、
    前記雌ネジ部は、前記カプラーベースの軸方向長さの50%以上を覆う、請求項1又は2に記載の経腸栄養用オスコネクタ。
  4. 前記カプラーベースは、外周面に設けられた軸方向溝及び周方向溝が組み合わされたL字状溝を有し、
    前記雌ネジ部は、前記L字状溝に沿って移動可能な雌ネジ部凸部を下流側の内周面に有し、
    前記周方向溝は、前記雌ネジ部凸部と解除可能に係合して前記雌ネジ部凸部の前記周方向溝内の移動を阻止するロック部を有している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の経腸栄養用オスコネクタ。
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