JP2021028980A - 配線器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、放熱性が向上する配線器具を提供することである。【解決手段】配線器具10は、一の基板(第2基板6)と、一の電子部品16(トランス161)と、放熱板(ヨーク13)と、放熱シート133と、ハウジング1と、を備える。一の電子部品16は、一の基板に実装される。放熱板は、金属で形成される。放熱シート133は、一の電子部品16と放熱板との間に配置される。ハウジング1は、一の基板、一の電子部品16、放熱板及び放熱シート133を収納する。【選択図】図1
Description
本発明は、一般に配線器具に関し、より詳細には、取付枠により施工面に設置される配線器具に関する。
従来、USBプラグが接続されるUSBソケットを備えた配線器具が提供されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の配線器具は、第1プリント配線板と、第2プリント配線板と、第1プリント配線板及び第2プリント配線板を収納するハウジングと、を備える。第1プリント配線板には、USBソケットと、AC−DCコンバータを構成する複数の回路部品の一部とが実装されている。複数の回路部品のうち第1プリント配線板に実装された回路部品を除く残りの回路部品は、第2プリント配線板に実装されている。
本発明の課題は、放熱性が向上する配線器具を提供することである。
本発明の一態様に係る配線器具は、一の基板と、一の電子部品と、放熱板と、熱伝導ゲルと、ハウジングと、を備える。前記一の電子部品は、前記一の基板に実装される。前記放熱板は、金属で形成される。前記熱伝導ゲルは、前記一の電子部品と前記放熱板との間に配置される。前記ハウジングは、前記一の基板、前記一の電子部品、前記放熱板及び前記熱伝導ゲルを収納する。
本発明の一態様に係る配線器具は、一の基板と、一の電子部品と、放熱板と、放熱シートと、ハウジングと、を備える。前記一の電子部品は、前記一の基板に実装される。前記放熱板は、金属で形成される。前記放熱シートは、前記一の電子部品と前記放熱板との間に配置される。前記ハウジングは、前記一の基板、前記一の電子部品、前記放熱板及び前記放熱シートを収納する。
本発明の一態様の配線器具は、放熱性が向上するという効果を奏する。
(1)概要
まず、本実施形態に係る配線器具10の概要について、図1及び図2を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る配線器具10の概要について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る配線器具10は、例えばUSBケーブルの先端に設けられたUSBプラグが接続可能なUSBコンセントであり、USBケーブルに電気的に接続された電気機器(例えば、スマートフォン)に対して電力供給を行う。また、本実施形態に係る配線器具10は、例えば建物の壁に取り付けられる屋内用の配線器具である。配線器具10が設置される建物は、例えば戸建住宅、集合住宅の各住戸、事務所、店舗又は介護施設等である。
配線器具10は、配線器具10に対して電線を電気的に接続した状態で、施工面(ここでは建物の壁面)に取り付けられる。この配線器具10においては、カバー3の前面30に形成された第1挿通孔320にUSBケーブルのUSBプラグが差し込まれることによって、USBプラグが電気的に接続され、配線器具10から電気機器への電力供給が可能になる。ここで、配線器具10は、埋込型の配線器具であって、取付枠500(図9参照)を用いて施工面に取り付けられる。具体的には、配線器具10が取り付けられた取付枠500を、例えば埋込ボックスに対して固定することにより、配線器具10が施工面に取り付けられる。ここでいう埋込ボックスは、前面が開放された箱状の部材であって、施工面に形成された施工孔から前面を前方に露出させるように、壁内に設置される。
配線器具10は、図1に示すように、ハウジング1と、取付具14と、を備える。ハウジング1は、前面20に開口20aを有するボディ2、ボディ2の開口20aを塞ぐようにボディ2の前面20に取り付けられ、プラグ(USBプラグ)を接続するためのプラグ挿通孔(第1挿通孔)320をその前面30に有するカバー3を備える。取付具14は、施工面に固定される取付枠500にハウジング1を取り付けるために、ハウジング1に固定される。ボディ2とカバー3とは、樹脂製である。カバー3は、ボディ2にスナップフィット構造(組立突起24、組立片33)により取り付けられる。取付具14は、金属製である。
本実施形態では、ハウジング1は、金属製の取付具14により取付枠500に取り付けられる。そのため、ハウジング1と一体に形成される樹脂製の取付具に比べて、ハウジング1へのプラグ(後述する第1外側端子18又は第2外側端子19)の挿抜等により取付具14の取付枠500との接触部分に負荷がかかっても、取付具14が破損し難い。そのため、取付具14の破損による配線器具10の取付枠500からの脱落の可能性を低減できる。また、ハウジング1では、カバー3は、ボディ2に、取付具14とは独立したスナップフィット構造(組立突起24、組立片33)により取り付けられている。そのため、取付具14がなくても、カバー3がボディ2に取り付けられた状態に維持される。したがって、ハウジング1へのプラグ(第1外側端子18又は第2外側端子19)の挿抜等により金属製の取付具14が破損せずに変形したとしても、カバー3とボディ2との結合が維持される。つまり、取付具14の変形によるボディ2とカバー3との分離の可能性を低減できる。
このように、本実施形態の配線器具10によれば、取付具14の破損による取付枠500からの脱落の可能性を低減でき、さらに、取付具14の変形によるボディ2とカバー3との分離の可能性を低減できる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る配線器具10について詳細に説明する。なお、以下の説明では特に断りのない限り、図1〜図5に示す矢印により、配線器具10の上下、左右、前後の各方向を規定する。すなわち、配線器具10が施工面に取り付けられた状態を正面から見て、鉛直方向(上下方向)を上下方向とし、左右方向を左右方向とし、施工面の法線方向を前後方向(手前が前側)とする。ただし、これらの方向は配線器具10の使用方向を規定する趣旨ではない。また、図1〜図5に示す矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。
以下、本実施形態に係る配線器具10について詳細に説明する。なお、以下の説明では特に断りのない限り、図1〜図5に示す矢印により、配線器具10の上下、左右、前後の各方向を規定する。すなわち、配線器具10が施工面に取り付けられた状態を正面から見て、鉛直方向(上下方向)を上下方向とし、左右方向を左右方向とし、施工面の法線方向を前後方向(手前が前側)とする。ただし、これらの方向は配線器具10の使用方向を規定する趣旨ではない。また、図1〜図5に示す矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。
本実施形態に係る配線器具10は、図1及び図2に示すように、第1内側端子8と、第2内側端子9と、第1基板5と、第2基板6と、第3基板7と、支持部材4と、ハウジング1と、一対の取付金具(取付具)14,14と、を備えている。
第1内側端子8は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ソケットである。第1内側端子8は、図1に示すように、その長手方向(左右方向)が第1基板5の長手方向に沿うようにして第1基板5に実装されている。言い換えると、第1内側端子8の長手方向と第1基板5の長手方向とが同じ方向である。第1内側端子8は、差込式の第1外側端子18が接続可能に構成されている。第1外側端子18は、ここではUSBケーブルの先端に設けられたUSBプラグである(図1参照)。USBソケット及びUSBプラグは、例えばUSB3.0等のUSB規格に準拠している。
第2内側端子9は、例えば銅合金からなる板金を曲げ加工することにより、後方から見た形状がU字状に形成された端子金具である。第2内側端子9は、ここでは2個1組である。これらの第2内側端子9は、互いの開口側を向かい合わせた状態で第3基板7に実装されている。
各第2内側端子9の左片、下片(又は上片)及び右片で囲まれた空間内には、対応する鎖錠ばね11が収納される。鎖錠ばね11は、図1に示すように、支持片110と、鎖錠片111と、押圧片112と、を有している。支持片110は、前後方向に長い板状である。鎖錠片111は、板状であり、支持片110の後端において一体に形成されている。鎖錠片111は、支持片110の後端から斜め前方に傾斜している。押圧片112は、上下方向から見た形状がU字状であり、支持片110の前端において一体に形成されている。
第2内側端子9は、第2外側端子19を接続可能に構成されている。第2外側端子19は、ここでは外部電源(例えば、商用電源)に電気的に接続された給電用の電線の心線である。第2外側端子19は、鎖錠ばね11の押圧片112からの押圧力によって第2内側端子9の左片に押し付けられ、これにより第2内側端子9と第2外側端子19とが電気的に接続される。
第1基板5は、例えばガラス・エポキシ樹脂からなるプリント配線板である。第1基板5は、左右方向に長い矩形状である。第1基板5は、第1面51と、第2面52と、を有している。第1面51は、ここでは第1基板5の前面であり、第1面51には第1内側端子8が配置されている。第2面52は、ここでは第1基板5の後面であり、第2面52には、電子部品15が配置されている。電子部品15は、例えば平滑コンデンサである。この平滑コンデンサは、第2基板6からの直流電力を平滑化して第1内側端子8に出力する。電子部品15は、第2面52の右側かつ下側の角部に配置されている。
第1基板5は、複数(ここでは3個)の位置決め孔53を有している。複数の位置決め孔53の各々は、前後方向に矩形状に貫通している。複数の位置決め孔53のうち2個の位置決め孔53は、第1基板5の4辺のうちの上側の1辺において左右方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている(図1では片側のみ図示)。複数の位置決め孔53のうち残りの1個の位置決め孔53は、第1基板5の4辺のうちの下側の1辺において左右方向における中央寄りの位置に設けられている。
第1基板5は、その法線方向(厚み方向)が前後方向に沿うようにしてハウジング1に収納される。言い換えると、第1基板5の法線方向は、第1内側端子8に対する第1外側端子18の差込方向に沿う方向である。ここに、本実施形態では、第1内側端子8に対する第1外側端子18の差込方向が前後方向である。
第2基板6は、第1基板5と同様に、例えばガラス・エポキシ樹脂からなるプリント配線板である。第2基板6は、前後方向に長い矩形の主部61と、主部61の前側かつ左側の角部から左向きに突出する矩形の突出部62とで、上下方向から見た形状がL字状に形成されている。第2基板6(主部61及び突出部62)の一面(下面)には、複数の電子部品16が配置されている。これら複数の電子部品16は、例えば、上記電線を介して外部電源から供給される交流電力を所定電圧の直流電力に変換するAC−DCコンバータを構成している。したがって、複数の電子部品16には、トランス、電解コンデンサ、抵抗、インダクタ等が含まれている。
また、第2基板6の主部61には、複数(ここでは3本)の接続ピンを有する端子部17が実装されている。第2基板6は、第1基板5に形成された複数(ここでは3個)のスルーホールに複数の接続ピンをそれぞれ差し込んで半田にて接続することにより、第1基板5に電気的に接続される。つまり、第2基板6は、AC−DCコンバータにて生成した直流電力を、端子部17を介して第1基板5に出力する。第2基板6は、その法線方向(厚み方向)が前後方向と交差するようにしてハウジング1に収納される。言い換えると、第2基板6の法線方向は、上記差込方向と交差する方向である。
第2基板6は、後述するボディ2の第2収納部21にヨーク13及び放熱シート133とともに収納される。ヨーク13は、第2基板6に実装された複数の電子部品16のうちの1つであるトランス161とともに磁気回路を形成する。ヨーク13は、例えば金属板を曲げ加工することにより、上下方向から見た形状がU字状に形成されている。ヨーク13は、左右方向に沿った板状の後片130と、後片130の右端から前方に突出する右片131と、後片130の左端から前方に突出する左片132と、を有している。ヨーク13は、第2収納部21に収納された状態において、第2基板6に実装されたトランスの右側、後側及び左側を覆うように配置される。放熱シート133は、トランス161とヨーク13の後片130との間に配置される。この場合において、ヨーク13は、放熱板として機能する。放熱シート133は、弾性率が低い材料(例えば、ヨーク13の材料よりも弾性率が低い材料)により形成される。例えば、放熱シート133としては、シート状の熱伝導ゲルが挙げられる。放熱シート133の厚みは、トランス161とヨーク13の後片130との設計上の隙間より大きく設定される。これにより、隙間が変化しても、放熱シート133がトランス161と後片130との両方に密着し易くなる。そのため、トランス161からの熱をヨーク13に伝達できる可能性が高くなり、放熱性が向上する。
第3基板7は、第1基板5と同様に、例えばガラス・エポキシ樹脂からなるプリント配線板である。第3基板7は、上下方向に長い矩形状である。第3基板7の一面(後面)には、2個の第2内側端子9が上下方向に並べて配置されている。第3基板7は、例えばリード線等を介して第2基板6に電気的に接続され、上記電線を介して外部電源から供給される交流電力を第2基板6に出力する。
ハウジング1は、図1に示すように、一面(前面)20に開口20aを有する箱状のボディ2と、ボディ2の開口20aを塞ぐようにボディ2の前面20に取り付けられるカバー3と、を含む。ボディ2とカバー3とは樹脂製である。ここで、カバー3は、ボディ2の材料よりも弾性率が低い材料により形成されている。カバー3の材料としては、ABS(Acrylonitrile butadiene styrene)系樹脂(例えば、PCABS)が挙げられる。ボディ2の材料としては、難燃性に優れる樹脂(例えば、メラミン樹脂及びユリア樹脂)が挙げられる。
ボディ2は、図3A〜図3Cに示すように、左右方向に長い直方体状である。ボディ2は、第2基板6を収納する第2収納部21と、第3基板7を収納する第3収納部22と、を有している。言い換えると、ボディ2の内部空間は、ボディ2の底壁から前方に突出する縦壁23によって、第2収納部21と第3収納部22とに分けられている。つまり、ボディ2の内部空間のうち縦壁23よりも右側の空間が第2収納部21であり、縦壁23よりも左側の空間が第3収納部22である。ここで、第2収納部21と第3収納部22とは、前後方向に沿った外形寸法(高さ寸法)が異なっている。本実施形態では、第3収納部22の高さ寸法が第2収納部21の高さ寸法よりも小さい(図3A参照)。
第2収納部21は、一対の保持溝210と、第1支え部211と、第2支え部212と、第3支え部213と、第4支え部214と、を有している。
一対の保持溝210の各々は、前後方向から見た形状がU字状であり、前後方向に沿って形成されている。一対の保持溝210は、第2収納部21の左側壁及び右側壁にそれぞれ設けられている。一対の保持溝210は、第2収納部21の上寄りの位置にそれぞれ設けられている。そして、第2基板6の左右方向における両端部を一対の保持溝210にそれぞれ差し込むことにより、第2基板6が第2収納部21に収納され、ボディ2に保持される。言い換えると、第2基板6は、上記差込方向と交差し、かつ第2基板6の法線方向と交差する方向における両端部を一対の保持溝210にそれぞれ差し込むことで、ボディ2に保持される。
第1支え部211は、第2収納部21の右側かつ下側の角部に設けられている。第1支え部211は、ボディ2の底壁から前方に突出している。第1支え部211の表面(前面)は、前後方向においてボディ2の前端面よりも後方に位置している。第1支え部211の前面の中央寄りの位置には、前方に突出する突部2110が一体に形成されている。
第2支え部212は、第2収納部21の右側かつ上側の角部に設けられている。言い換えると、第2支え部212は、一対の保持溝210のうち右側の保持溝210の上側に設けられている。第2支え部212は、ボディ2の底壁から前方に突出している。第2支え部212の表面(前面)は、前後方向においてボディ2の前端面よりも後方に位置している。言い換えると、第2支え部212の前面は、前後方向において第1支え部211の前面と同じ位置にある。
第3支え部213は、第2支え部212の左側に設けられている。第3支え部213は、ボディ2の底壁から前方に突出している。第3支え部213の表面(前面)は、前後方向においてボディ2の前端面よりも後方に位置している。言い換えると、第3支え部213の前面は、前後方向において第1支え部211及び第2支え部212の前面と同じ位置である。
第4支え部214は、第2収納部21の左側かつ上側の角部に設けられている。第4支え部214は、ボディ2の底壁から前方に突出している。第4支え部214の表面(前面)は、前後方向においてボディ2の前端面よりも後方に位置している。言い換えると、第4支え部214の前面は、前後方向において第1支え部211、第2支え部212及び第3支え部213の前面と同じ位置である。ここに、本実施形態では、第1支え部211、第2支え部212、第3支え部213及び第4支え部214により、後述する支持部材4を支える支え部が構成されている。
第2収納部21と第3収納部22とを隔てる縦壁23は、2個の突部231を有している。2個の突部231は、縦壁23の上下方向における両端部からそれぞれ前方に突出している。
第3収納部22は、2個の端子用収納部220と、釦用収納部221と、を有している。2個の端子用収納部220は、所定の間隔を空けた状態で上下方向に並べて設けられている。釦用収納部221は、上下方向において2個の端子用収納部220間に設けられている。
2個の端子用収納部220の各々には、第3基板7に実装された2個の第2内側端子9(対応する鎖錠ばね11を含む)のいずれかが収納される。2個の端子用収納部220に2個の第2内側端子9を収納させた状態では、第3収納部22の前端面に第3基板7が載せ置かれる。ボディ2の底壁において2個の端子用収納部220に対応する位置には、前後方向に貫通する第2挿通孔2200がそれぞれ設けられている。そして、第2挿通孔2200に第2外側端子19を差し込むことにより、第2外側端子19が第2内側端子9に電気的に接続される。このとき、第2外側端子19は、第2内側端子9と対応する鎖錠ばね11との間に差し込まれ、鎖錠ばね11の押圧片112からの押圧力によって第2内側端子9の左片に接触する。また、第2外側端子19は、対応する鎖錠ばね11の鎖錠片111によって抜け止めされる。このように、ボディ2は、後面に、電線(第2外側端子19)を接続するための第2挿通孔(電線挿通孔)2200を有する。
釦用収納部221には、解除釦12(図1参照)が収納される。解除釦12は、鎖錠ばね11による第2外側端子19の鎖錠状態を解除するための釦である。解除釦12は、例えばPBT樹脂により形成されている。解除釦12は、操作片120と、2個の作用片121と、を有している。操作片120は、前後方向に長い直方体状である。2個の作用片121は、操作片120の上下方向における両側にそれぞれ一体に形成されている。ボディ2の底壁において釦用収納部221に対応する位置には、前後方向に貫通する解除孔2210が設けられている。解除孔2210は、上下方向に長い長孔である。
解除釦12は、釦用収納部221に収納された状態において、第1位置と第2位置との間で前後方向に移動可能である。解除釦12が第1位置にあるときには、鎖錠ばね11の鎖錠片111によって第2外側端子19が抜け止めされる。解除釦12が第2位置にあるときには、解除釦12の作用片121によって鎖錠片111が第2外側端子19から離れる方向へ移動し、第2外側端子19の抜け止めが解除される。すなわち、解除釦12を第2位置に移動させることにより、第2外側端子19を引き抜くことができる。解除釦12を第2位置へ移動させる際には、解除孔2210に解除用治具(例えば、マイナスドライバ)を差し込むことにより、解除釦12が第2位置へ移動する。また、解除釦12を第1位置へ移動させる際には、解除孔2210から解除用治具を抜くことにより、鎖錠ばね11の鎖錠片111からの弾性力によって解除釦12が第1位置へ移動する。
ボディ2は、複数(ここでは4個)の組立突起24を有している。複数の組立突起24のうち2個の組立突起24は、ボディ2の上側壁に設けられている。これら2個の組立突起24は、上側壁において、所定の間隔を空けた状態で左右方向に並んでいる。また、複数の組立突起24のうち残りの2個の組立突起24は、ボディ2の下側壁に設けられている。これら2個の組立突起24は、下側壁において、所定の間隔を空けた状態で左右方向に並んでいる。これら4個の組立突起24は、後述するカバー3に設けられた4個の組立孔330にそれぞれ嵌まり込むことによりボディ2とカバー3とが結合し、ハウジング1が組み立てられる。
また、ボディ2は、2個の突条部25を有している。2個の突条部25のうちの一方は、ボディ2の左側壁の前端部から前方に突出している。2個の突条部25のうちの他方は、ボディ2の右側壁の前端部から前方に突出している。これらの突条部25は、上下方向に沿って所定長さに形成されている。
カバー3は、図4A〜図4Cに示すように、左右方向に長い直方体状である。カバー3は、カバー本体31と、突台部32と、2個の組立片33と、を有している。カバー3では、カバー本体31の前面31aと、突台部32の前面32aとが、カバー3の前面30を構成している。
カバー本体31は、後面(ボディ2と対向面)が開口した直方体状である。カバー本体31は、複数(ここでは4個)の変形部310と、差込部311,312と、4個の取付溝313と、2個の差込溝314と、を有している。
複数の変形部310は、カバー本体31の前壁の四隅近傍にそれぞれ設けられている(図4C参照)。複数の変形部310の各々は、円錐状であり、カバー本体31の前壁の後面から後方に突出している。これら複数の変形部310は、配線器具10を組み立てた状態において、第1基板5の第1面51に接触することによって塑性変形する。言い換えると、複数の変形部310の先端部は、第1基板5の第1面51に接触することによって潰れる。
差込部311は、カバー本体31の左側かつ下側の角部近傍に設けられている。差込部311は、カバー本体31の前壁の後面から後方に突出している。差込部311は、前後方向においてカバー本体31の後端面よりも後方に位置している。言い換えると、差込部311は、カバー本体31の後端面よりも後方に突出している。
差込部312は、カバー本体31の左側かつ上側の角部近傍に設けられている。差込部312は、カバー本体31の前壁の後面から後方に突出している。差込部312は、前後方向においてカバー本体31の後端面よりも後方に位置している。言い換えると、差込部312は、カバー本体31の後端面よりも後方に突出している。これらの差込部311,312は、ボディ2にカバー3が取り付けられた状態において、ボディ2内に差し込まれる。
4個の取付溝313の各々は、小幅部3130と、大幅部3131と、を有している。小幅部3130の幅寸法(左右寸法)は、後述する取付金具14の腕片141の幅寸法よりもわずかに大きい寸法である。大幅部3131の幅寸法は、小幅部3130の幅寸法よりも大きい寸法である。大幅部3131は、前後方向において小幅部3130の後方に位置している。
4個の取付溝313のうち2個の取付溝313は、カバー本体31の上側壁に設けられている。これら2個の取付溝313は、上側壁の左右方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。4個の取付溝313のうち残りの2個の取付溝313は、カバー本体31の下側壁に設けられている。これら2個の取付溝313は、下側壁の左右方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。本実施形態では、上側壁の右側に位置する取付溝313と下側壁の右側に位置する取付溝313とで1組の取付溝を構成し、上側壁の左側に位置する取付溝313と下側壁の左側に位置する取付溝313とで1組の取付溝を構成している。そして、各組の取付溝に対して1個の取付金具14が取り付けられる。
ここで、本実施形態に係る配線器具10は、2個の取付金具14によって取付枠500に取り付けられる。
取付枠500は、図9に示すように、矩形状の窓穴510を有する矩形枠状である。窓穴510の長手方向における取付枠500の両端部には、角丸長方形状であって施工面に埋めこまれた埋込ボックスに螺合するボックスねじを挿入するためのボックス用穴520が1個ずつ設けられている。また、窓穴510の短手方向の両端縁にはそれぞれ保持片530が後方に突設されており、各保持片530にはそれぞれ3対ずつ引掛孔540が長手方向に沿って並ぶように設けられている。
2個の取付金具14の各々は、図1に示すように、左右方向から見た形状がU字状である。各取付金具14は、主片140と、2個の腕片141と、を有している。主片140は、上下方向から見た形状がL字状であり、上下方向に沿って形成されている。主片140の左端縁(又は右端縁)には、左向き(又は右向き)に突出する2個の引掛爪1400が一体に形成されている。2個の引掛爪1400は、主片140の上下方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。そして、取付枠500に設けられた2個の引掛孔にこれらの引掛爪1400をそれぞれ引っ掛けることにより配線器具10が取付枠500に取り付けられる。
主片140の上下方向における両端部には、2個の腕片141がそれぞれ一体に形成されている。2個の腕片141の各々は、前後方向に沿って伸びる板状である。各腕片141の先端部(後端部)には、左右方向において二股に分かれた2個の曲げ片1410が一体に形成されている。
2個の取付金具14のうち一方(図1中の右側)の取付金具14は、カバー本体31の右側に取り付けられる。このとき、取付金具14の一方(図1中の下側)の腕片141は、カバー本体31の下側壁の右側の取付溝313内に配置され、他方(図1中の上側)の腕片141は、カバー本体31の上側壁の右側の取付溝313内に配置される。そして、各腕片141の2個の曲げ片1410を互いに離れる方向に曲げることにより、取付金具14がカバー3に取り付けられる。他方(図1中の左側)の取付金具14についても同様の手順によりカバー3に取り付けられる。
このように、取付具14は、取付枠500の引掛孔540に引掛けられる引掛爪1400を有する。そのため、取付具14によって配線器具10を取付枠500に容易に取り付けることができる。また、取付具14は、カバー3の前面30(カバー本体31の前面31a)に配置され、取付枠500に取り付けられる主片140と、主片140の両端から後方に延び、カバー3の前側部分3aを挟む一対の腕片141と、を有する。そして、取付具14は、主片140と一対の腕片141の後端(曲げ片1410)との間にカバー3の前側部分3aを挟むことにより、カバー3に固定される。このように、取付具14は、取付枠500にハウジング1を取り付けるために、ハウジング1に固定される。したがって、取付具14をカバー3に容易に固定できる。
特に、取付具14は、ハウジング1の前側の部分であるカバー3に固定される。つまり、取付具14は、カバー3とボディ2との結合に寄与していないから、取付具14の変形によるボディ2とカバー3との分離の可能性をさらに低減できる。
ここで、カバー3の前側部分3aは、図8に示すように、カバー3の前後方向において、取付具14の主片140と一対の腕片141の後端(曲げ片1410)との間に位置する部分である。本実施形態において、前側部分3aは、カバー本体31において、小幅部3130が形成されている部位である。カバー3の前後方向において、カバー3の後面と前側部分3aとの間の部位は、カバー3の後側部分3bである。本実施形態において、後側部分3bは、カバー本体31において、大幅部3131が形成されている部位である。つまり、カバー3の後側部分3bは、取付具14の一対の腕片141によって挟まれていない。ここで、前側部分3aの前後方向の寸法L10が長いほど、主片140を中心として腕片141の後端(曲げ片1410)にかかるモーメントを小さくできる。一方で、後側部分3bの前後方向の寸法L20が長いほど、カバー3が後側部分3bでしなりやすくなる。その結果、主片140を中心として腕片141の後端(曲げ片1410)にかかるモーメントを小さくできる。主片140を中心として腕片141の後端(曲げ片1410)にかかるモーメントが小さくなると、取付具14の取付枠500との接触部分(引掛爪1400)にかかる負荷も低くなり易い。このような点を考慮すると、一例としては、前側部分3aの前後方向の寸法L10は、後側部分3bの前後方向の寸法L20の1/2以上であることが好ましい。一方で、後側部分3bの前後方向の寸法L20は、前側部分3aの前後方向の寸法L10の1/2以上であることが好ましい。ここで、取付具14の前後方向の寸法は、前側部分3aの前後方向の寸法L10とほぼ等しい。そして、ハウジング1の前後方向の寸法は、取付具14の前後方向の寸法(前側部分3aの前後方向の寸法L10)の2倍以上であることが好ましい。この場合、ハウジング1にかかる負荷の、取付具14の取付枠500との接触部分(引掛爪1400)への影響を低減できる。特に、ハウジング1において、カバー本体31の前面31aとボディ2の後面との間の前後方向の寸法L30が、取付具14の前後方向の寸法(前側部分3aの前後方向の寸法L10)の2倍以上であることが好ましい。
2個の差込溝314は、カバー本体31の左側壁及び右側壁の後端部にそれぞれ設けられている。2個の差込溝314は、上下方向に沿って所定長さに形成されている。配線器具10を組み立てた状態では、2個の差込溝314に2個の突条部25がそれぞれ差し込まれる。
突台部32は、左右方向に長い直方体状であり、カバー本体31の前壁から前方に突出している。突台部32の前壁300には、前後方向に貫通する第1挿通孔(挿通孔)320が設けられている。この第1挿通孔320は、突台部32の前壁300の後面からなる対向面300a(図4C参照)の中心を含む位置に設けられている。第1挿通孔320は、左右方向に長い矩形状である。言い換えると、第1挿通孔320の長手方向は、突台部32の前壁300の長手方向に沿う方向である。そして、第1基板5に実装された第1内側端子8は、その長手方向がハウジング1の長手方向(左右方向)に沿うようにしてハウジング1に収納される。
カバー本体31の内部空間と突台部32の内部空間とはつながっており、ここでは2つの内部空間により第1収納部34が構成されている。したがって、配線器具10を組み立てた状態では、第1基板5(第1内側端子8を含む)が第1収納部34に収納される。
カバー本体31の上側壁及び下側壁には、後方に突出する組立片33がそれぞれ一体に形成されている。これらの組立片33は、上下方向から見た形状が矩形状である。また、組立片33は、厚み方向(上下方向)において弾性を有するように厚みが設定されている。各組立片33には、所定の間隔を空けて左右方向に並ぶ2個の組立孔330が設けられている。ボディ2にカバー3が取り付けられた状態では、ボディ2の上側壁に設けられた2個の組立突起24が、カバー3の上側の組立片33の2個の組立孔330にそれぞれ嵌まり込む。また、ボディ2にカバー3が取り付けられた状態では、ボディ2の下側壁に設けられた2個の組立突起24が、カバー3の下側の組立片33の2個の組立孔330にそれぞれ嵌まり込む。これにより、ボディ2とカバー3とが結合し、ハウジング1が組み立てられる。
このように、ハウジング1では、ボディ2の組立突起24と、カバー3の組立片33とが、ボディ2とカバー3とを互いに結合するスナップフィット構造を構成している。換言すれば、スナップフィット構造は、ボディ2の側面に形成される第1結合部(組立突起24)と、第2結合部(組立片33)と、で構成される。第2結合部(組立片33)は、カバー3からボディ2の側面に対向するように後方に突出してボディ2の第1結合部(組立突起24)と機械的に結合される。本実施形態では、カバー3は、ボディ2の材料よりも弾性率が低い材料により形成されている。そのため、スナップフィット構造によりカバー3をボディ2に取り付ける際に、カバー3が破損する可能性を低減できる。特に、第2結合部33は、ボディ2よりも材料の弾性率が低いカバー3に設けられているから、ボディ2に設けられる場合に比べて第2結合部33が変形しやすくなる。そのため、スナップフィット構造によりカバー3をボディ2に取り付けやすくなる。また、第2結合部33の破損を抑制し易い。
支持部材4は、例えばPBT樹脂により形成されている。支持部材4は、図5A〜図5C、図6A及び図6Bに示すように、一面(後面)が開口した左右方向に長い直方体状である。支持部材4は、支持部41と、下側壁部42と、上側壁部43と、左側壁部44と、右側壁部45と、を有している。ここに、本実施形態では、下側壁部42、上側壁部43、左側壁部44及び右側壁部45により側壁部が構成されている。
支持部41は、左右方向に長い矩形板状であり、第1基板5が載せ置かれる載置面(前面)400を有している。この載置面400は、上記差込方向と交差している。また、支持部41は、開口孔410と、部品挿通孔411と、複数(ここでは3個)の位置決め突起412と、複数(ここでは3個)の押さえリブ413と、を有している。
開口孔410は、左右方向に長い矩形状であり、支持部41の中央近傍において前後方向に貫通している。部品挿通孔411は、上下方向に長い矩形状であり、支持部41における開口孔410の右側に前後方向に貫通している。
複数の位置決め突起412のうち2個の位置決め突起412は、支持部41の上端縁から前方に突出している。これら2個の位置決め突起412は、左右方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。複数の位置決め突起412のうち残りの1個の位置決め突起412は、支持部41の下端縁から前方に突出している。この位置決め突起412は、左右方向における中央寄りの位置に設けられている。
ここで、支持部材4に設けられた複数の位置決め突起412と、第1基板5に設けられた複数の位置決め孔53とで、第1基板5を支持部材4に固定するための固定構造200が構成されている。そして、本実施形態では、図5Bに示すように、複数の位置決め突起412が、支持部41の中心点P1を通る平面100であって、第1内側端子8に対する第1外側端子18の差込方向に沿った平面100に対して非対称である。そのため、2個の位置決め突起412と2個の位置決め孔53とが対応するように第1基板5の向きを合わせた状態でのみ、支持部41の載置面400に第1基板5を載せ置くことができる。すなわち、支持部41の中心点P1を回転中心として第1基板5を180度回転させた場合には、支持部41に第1基板5を載せ置くことができず、第1基板5の取付ミスを抑えることができる。
また、位置決め孔53の上下寸法及び左右寸法は、位置決め突起412の上下寸法及び左右寸法よりもわずかに小さい。そのため、3個の位置決め突起412を3個の位置決め孔53にそれぞれ差し込んだ状態では、支持部41に対して第1基板5を位置決めすることができるだけでなく、支持部41に対して第1基板5を強固に取り付けることができる。
また、支持部41に第1基板5が取り付けられた(支持された)状態では、第1基板5に実装された電子部品15が支持部41の部品挿通孔411に通される。さらに、支持部41に第1基板5が支持された状態では、第1基板5の第2面52側に露出する第1内側端子8の第1基板5との接続ピンが支持部41の開口孔410に通される。
複数の押さえリブ413は、支持部41の後面(載置面400と反対側の面)から後方に突出している。複数の押さえリブ413は、開口孔410の上端縁において左右方向に沿って設けられている。複数の押さえリブ413は、配線器具10を組み立てた状態において、第2基板6の前端面に接触し、第2基板6に対して後向きの力を作用させる。
下側壁部42は、支持部41の載置面400の4辺のうちの1辺(下辺)から後方(第1基板5と反対側)に突出している。下側壁部42は、複数(ここでは3個)の押さえ部420,421と、溝422と、貫通孔423と、を有している。貫通孔423は、第2基板6に実装された電子部品16と対向する位置において上下方向に貫通している。複数の押さえ部420,421は、下側壁部42の後端部から後方に突出している。複数の押さえ部420,421のうち2個の押さえ部420は、貫通孔423の右側に設けられている。複数の押さえ部420,421のうち残りの1個の押さえ部421は、貫通孔423の左側に設けられている。溝422は、左右方向に並ぶ2個の押さえ部420の間に設けられている。
上側壁部43は、支持部41の載置面400の4辺のうちの1辺(上辺)から後方(第1基板5と反対側)に突出している。上側壁部43は、複数(ここでは3個)の押さえ部430,431と、溝432と、を有している。複数の押さえ部430,431は、上側壁部43の後端部から後方に突出している。複数の押さえ部430,431のうち1個の押さえ部430は、上側壁部43の右端寄りの位置に設けられている。複数の押さえ部430,431のうち残りの2個の押さえ部430,431は、上側壁部43の左右方向における中央寄りの位置に設けられている。溝432は、左右方向に並ぶ2個の押さえ部430,431の間に設けられている。
左側壁部44は、支持部41の載置面400の4辺のうちの1辺(左辺)から後方(第1基板5と反対側)に突出している。左側壁部44は、複数(ここでは2個)の押さえ部440と、縦溝441と、差込溝442と、を有している。複数の押さえ部440は、左側壁部44の後端部から後方に突出している。複数の押さえ部440は、左側壁部44の上下方向における両端部にそれぞれ設けられている。縦溝441は、前後方向から見た形状が円弧状であり、左側壁部44の表面(左面)において前後方向に沿って形成されている。差込溝442は、前後方向から見た形状がU字状であり、前後方向に沿って形成されている。差込溝442は、上側の押さえ部440の下側に設けられている。この差込溝442には、第2基板6の左端部が差し込まれる。
右側壁部45は、支持部41の載置面400の4辺のうちの1辺(右辺)から後方(第1基板5と反対側)に突出している。右側壁部45は、押さえ部450と、差込溝451と、逃がし溝452と、を有している。押さえ部450は、右側壁部45の後端部から後方に突出している。押さえ部450は、右側壁部45の上端部に設けられている。差込溝451は、前後方向から見た形状がU字状であり、前後方向に沿って形成されている。差込溝451は、押さえ部450の下側に設けられている。この差込溝451には、第2基板6の右端部が差し込まれる。逃がし溝452は、差込溝451と連続するように形成されている。配線器具10を組み立てた状態では、第2基板6の一部が逃がし溝452内に入り込む。
(3)配線器具の組立方法
次に、本実施形態に係る配線器具10の組立方法について説明する。
次に、本実施形態に係る配線器具10の組立方法について説明する。
作業者は、第3収納部22の釦用収納部221に解除釦12を収納した後、第2基板6をボディ2の第2収納部21に収納し、かつ第3基板7を第3収納部22に収納する。このとき、第2基板6の主部61の左右方向における両端部が一対の保持溝210にそれぞれ差し込まれる。またこのとき、第3基板7に実装された2個の第2内側端子9(対応する鎖錠ばね11を含む)が、第3収納部22の2個の端子用収納部220にそれぞれ収納される。第3基板7は、その法線方向が前後方向に沿うようにして第3収納部22の前端面に載せ置かれる。
次に、作業者は、第2基板6を覆うようにしてボディ2に支持部材4を載せる(図7参照)。このとき、支持部材4の2個の押さえ部420がボディ2の第1支え部211に前方(第1基板5側)から接触し、押さえ部450が第2支え部212に前方から接触する。またこのとき、2個の押さえ部430のうちの一方が第3支え部213に前方から接触し、他方が第4支え部214に前方から接触する。さらにこのとき、押さえ部421,431,440が、前方から第3基板7の表面(前面)に接触する。ここに、本実施形態では、押さえ部420,430,450により接触部が構成されている。
ボディ2に支持部材4を載せた状態では、支持部41、下側壁部42、上側壁部43、左側壁部44及び右側壁部45で囲まれた空間内に第2基板6の一部が収納される。すなわち、本実施形態では、支持部41、下側壁部42、上側壁部43、左側壁部44及び右側壁部45で囲まれた空間により収納部46が構成されている。言い換えると、第1内側端子8に対する第1外側端子18の差込方向(前後方向)における支持部41と接触部との間に収納部46が設けられている。
続けて、作業者は、支持部材4の支持部41に第1基板5を固定する。このとき、第1基板5に設けられた3個の位置決め孔53に、支持部41に設けられた3個の位置決め突起412がそれぞれ嵌め込まれる。またこのとき、第1基板5の第2面52に配置された電子部品15が部品挿通孔411に通され、第2面52側に露出する第1内側端子8の接続ピンが開口孔410に通される。この状態では、第1基板5の第2面52と支持部41の載置面400とが前後方向において接触している。
最後に、作業者は、ボディ2の前面20の開口20aを塞ぐようにしてボディ2の前面20にカバー3を取り付ける。このとき、カバー3に設けられた4個の組立孔330に、ボディ2に設けられた4個の組立突起24がそれぞれ嵌め込まれる。またこのとき、カバー3に設けられた差込部311,312がボディ2内に差し込まれる。さらにこのとき、カバー3に設けられた2個の差込溝314に、ボディ2に設けられた2個の突条部25がそれぞれ差し込まれる。
以上の手順によって配線器具10が組み立てられる。
(4)取付枠への配線器具の取付方法
配線器具10は、以下の手順によって、図9に示すように、取付枠500に取り付けられる。まず、配線器具10の突台部32を、取付枠500の窓穴510に後方から挿入する。次に、各取付具14の一対の保持片530に設けられた2個の引掛孔540に一対の取付具14の2個の引掛爪1400をそれぞれ引っ掛けることにより配線器具10が取付枠500に取り付けられる。
配線器具10は、以下の手順によって、図9に示すように、取付枠500に取り付けられる。まず、配線器具10の突台部32を、取付枠500の窓穴510に後方から挿入する。次に、各取付具14の一対の保持片530に設けられた2個の引掛孔540に一対の取付具14の2個の引掛爪1400をそれぞれ引っ掛けることにより配線器具10が取付枠500に取り付けられる。
(5)変形例
本発明の実施形態は、上記実施形態に限定されない。上記実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
本発明の実施形態は、上記実施形態に限定されない。上記実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
図10は、上記実施形態の変形例の配線器具10Aを示す。配線器具10Aでは、ハウジング1Aは、ボディ2Aとカバー3Aとで構成されている。ここで、ボディ2Aは、前後方向の寸法が上記実施形態のボディ2より長く、カバー3Aは、前後方向の寸法が上記実施形態のカバー3より短い。つまり、ハウジング1Aは、ボディとカバーとの前後方向の寸法の比が、上記ハウジング1と異なっている。
このような変更により、カバー3Aの4個の取付溝313Aは、取付溝313とは異なり、大幅部3131を有しておらず、小幅部3130だけを有している。そして、ボディ2Aは、カバー3Aの4個の取付溝313Aにそれぞれ繋がる4個の取付溝(第2取付溝)241を有する。4個の第2取付溝241の各々は、小幅部2410と、大幅部2411と、を有している。小幅部2410の幅寸法(左右寸法)は、取付金具14の腕片141の幅寸法よりもわずかに大きい寸法である。大幅部2411の幅寸法は、小幅部3130の幅寸法よりも大きい寸法である。大幅部2411は、前後方向において小幅部3130の後方に位置している。
4個の第2取付溝241のうち2個の第2取付溝241は、ボディ2Aの上側壁に設けられている。これら2個の第2取付溝241は、上側壁の左右方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。4個の第2取付溝241のうち残りの2個の第2取付溝241は、ボディ2Aの下側壁に設けられている。これら2個の第2取付溝241は、下側壁の左右方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。
2個の取付金具14のうち一方(図10中の右側)は、ハウジング1Aの右側に取り付けられる。このとき、取付金具14の一対の腕片141の一方は、カバー3Aのカバー本体31の下側壁の右側の取付溝313及びボディ2Aの下側壁の右側の第2取付溝241内に配置される。取付金具14の一対の腕片141の他方は、カバー3Aのカバー本体31の上側壁の右側の取付溝313及びボディ2Aの上側壁の右側の第2取付溝241内に配置される。そして、各腕片141の2個の曲げ片1410を互いに離れる方向に曲げることにより、取付金具14がハウジング1Aに取り付けられる。2個の取付金具14のうち他方(図10中の左側)も同様の手順によりハウジング1Aに取り付けられる。このように、配線器具10Aでは、取付具14は、主片140と一対の腕片141の後端(曲げ片1410)との間にカバー3A及びボディ2Aの前側部分を挟むことにより、ハウジング1Aに固定される。この場合、カバー3Aは、取付具14によってもボディ2Aに取り付けられている。
また、ボディ2Aは、複数(ここでは2個)の組立突起24を有している。複数の組立突起24のうちの一方は、ボディ2Aの上側壁に設けられ、他方はボディ2Aの下側壁に設けられている。カバー3Aでは、カバー3と同様に、カバー本体31の上側壁及び下側壁に、後方に突出する組立片33がそれぞれ一体に形成されている。ただし、各組立片33には、1個の組立孔330だけが設けられている。ボディ2Aにカバー3Aが取り付けられた状態では、ボディ2Aの上側壁に設けられた1個の組立突起24が、カバー3Aの上側の組立片33の1個の組立孔330に嵌まり込む。同様に、ボディ2Aの下側壁に設けられた1個の組立突起24が、カバー3Aの下側の組立片33の1個の組立孔330に嵌まり込む。これにより、ボディ2Aとカバー3Aとが結合し、ハウジング1Aが組み立てられる。
このように、ハウジング1Aにおいても、ボディ2Aの組立突起24と、カバー3Aの組立片33とが、ボディ2Aとカバー3Aとを互いに結合するスナップフィット構造を構成している。
図10に示す配線器具10Aでは、スナップフィット構造に加えて、取付具14によって、カバー3Aとボディ2Aとの結合が維持される。このような配線器具10Aにおいても、上記実施形態の配線器具10と同様に、取付具14の破損による配線器具10Aの取付枠500からの脱落の可能性を低減でき、さらに、取付具14の変形によるボディ2Aとカバー3Aとの分離の可能性を低減できる。
なお、上記実施形態において、スナップフィット構造では、第1結合部(組立突起24)が、第2結合部(組立片33)の空所(組立孔330)に嵌ることで、第2結合部に結合される。しかしながら、スナップフィット構造において、第2結合部は、第1結合部の空所に嵌ることで、第1結合部に結合されてもよい。
なお、上記実施形態では、カバー3は、ボディ2の材料よりも弾性率が低い材料により形成されている。しかしながら、カバー3は、必ずしも、ボディ2の材料よりも弾性率が低い材料により形成されている必要はない。例えば、ボディ2及びカバー3は、PBT(Polybutylene terephthalate)樹脂により形成されてもよい。
なお、上記実施形態では、取付具14は、腕片141の後端に設けられた曲げ片1410を利用してハウジング1に固定されている。しかしながら、腕片141の後端は、曲げ片1410以外の種々の固定に適した形状であってもよい。例えば、腕片141の後端は、スナップフィット構造により、ハウジング1に固定される形状であってもよい。
また、上記実施形態では、第1内側端子8がUSBソケットである場合を例として説明したが、第1内側端子8はUSBソケットに限らない。第1内側端子8は、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子(登録商標)であってもよい。また、第1内側端子8は、VGA(Video Graphics Array)端子(登録商標)、LAN(Local Area Network)端子等であってもよい。
また、上記実施形態では、取付枠500に取り付けられた配線器具10が、建物の壁面等の施工面に取り付けられる場合を例として説明したが、配線器具10は、例えばテーブル、机等に取り付けられてもよい。この場合、第1内側端子8に対する第1外側端子18の差込方向がテーブル、机等の法線方向(上下方向)に沿うようにして、配線器具10がテーブル、机等に取り付けられることが好ましい。
(6)効果
以上説明したように、第1の態様に係る配線器具(10;10A)は、ハウジング(1;1A)と、施工面に固定される取付枠(500)に前記ハウジング(1;1A)を取り付けるために、前記ハウジング(1;1A)に固定される取付具(14)と、を備える。前記ハウジング(1;1A)は、前面(20)に開口(20a)を有するボディ(2;2A)、前記ボディ(2;2A)の開口(20a)を塞ぐように前記ボディ(2;2A)の前面(20)に取り付けられるカバー(3;3A)を備える。前記カバー(3;3A)は、プラグ(第1外側端子18)を接続するためのプラグ挿通孔(320)をその前面(30)に有する。前記ボディ(2;2A)と前記カバー(3;3A)とは、樹脂製である。前記カバー(3;3A)は、前記ボディ(2;2A)にスナップフィット構造により取り付けられる。前記取付具(14)は、金属製である。第1の態様によれば、取付具(14)の破損による配線器具(10;10A)の取付枠(500)からの脱落の可能性を低減でき、さらに、取付具(14)の変形によるボディ(2;2A)とカバー(3;3A)との分離の可能性を低減できる。
以上説明したように、第1の態様に係る配線器具(10;10A)は、ハウジング(1;1A)と、施工面に固定される取付枠(500)に前記ハウジング(1;1A)を取り付けるために、前記ハウジング(1;1A)に固定される取付具(14)と、を備える。前記ハウジング(1;1A)は、前面(20)に開口(20a)を有するボディ(2;2A)、前記ボディ(2;2A)の開口(20a)を塞ぐように前記ボディ(2;2A)の前面(20)に取り付けられるカバー(3;3A)を備える。前記カバー(3;3A)は、プラグ(第1外側端子18)を接続するためのプラグ挿通孔(320)をその前面(30)に有する。前記ボディ(2;2A)と前記カバー(3;3A)とは、樹脂製である。前記カバー(3;3A)は、前記ボディ(2;2A)にスナップフィット構造により取り付けられる。前記取付具(14)は、金属製である。第1の態様によれば、取付具(14)の破損による配線器具(10;10A)の取付枠(500)からの脱落の可能性を低減でき、さらに、取付具(14)の変形によるボディ(2;2A)とカバー(3;3A)との分離の可能性を低減できる。
第2の態様に係る配線器具(10)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、前記取付具(14)は、前記カバー(3)に固定される。第2の態様によれば、取付具(14)は、カバー(3)とボディ(2)との結合に寄与していないから、取付具(14)の変形によるボディ(2)とカバー(3)との分離の可能性をさらに低減できる。
第3の態様に係る配線器具(10)は、第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、前記取付具(14)は、前記カバー(3)の前面に配置され、前記取付枠(500)に取り付けられる主片(140)と、前記主片(140)の両端から後方に延び、前記カバー(3)の前側部分(3a)を挟む一対の腕片(141)と、を有する。第3の態様によれば、取付具(14)をカバー(3)に容易に固定できる。
第4の態様に係る配線器具(10)は、第3の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、前記取付具(14)は、前記主片(140)と前記一対の腕片(141)の後端(曲げ片1410)との間に前記カバー(3)の前側部分(3a)を挟むことにより、前記カバー(3)に固定される。第4の態様によれば、取付具(14)をカバー(3)に容易に固定できる。
第5の態様に係る配線器具(10;10A)は、第1〜第4の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、前記カバー(3;3A)は、前記ボディ(2;2A)の材料よりも弾性率が低い材料により形成される。第5の態様によれば、スナップフィット構造によりカバー(3;3A)をボディ(2;2A)に取り付ける際に、カバー(3;3A)が破損する可能性を低減できる。
第6の態様に係る配線器具(10;10A)は、第5の態様との組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、前記スナップフィット構造は、第1結合部(24)と、第2結合部(33)と、で構成される。前記第1結合部(24)は、前記ボディ(2;2A)の側面に形成される。前記第2結合部(33)は、第1結合部(24)と、前記カバー(3;3A)から前記ボディ(2;2A)の側面に対向するように後方に突出して前記ボディ(2;2A)の第1結合部(24)と機械的に結合される。第6の態様によれば、ボディ(2;2A)に設けられる場合に比べて第2結合部(33)が変形しやすくなる。そのため、スナップフィット構造によりカバー(3;3A)をボディ(2;2A)に取り付けやすくなる。また、第2結合部(33)の破損を抑制し易い。
第7の態様に係る配線器具(10;10A)は、第1〜第6の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、前記取付具(14)は、前記取付枠(500)の引掛孔(540)に引掛けられる引掛爪(1400)を有する。第7の態様によれば、配線器具(10;10A)を取付枠(500)に容易に取り付けることができる。
第8の態様に係る配線器具(10;10A)は、第1〜第7の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第8の態様では、前記ボディ(2;2A)は、後面に、電線(第2外側端子19)を接続するための電線挿通孔(第2挿通孔2200)を有する。第8の態様によれば、電線を接続することができる。
第9の態様に係る配線器具(10;10A)は、第1〜第8の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第9の態様では、前記ハウジング(1;1A)の前後方向の寸法は、前記取付具(14)の前後方向の寸法の2倍以上である。第9の態様によれば、ハウジング(1;1A)にかかる負荷の、取付具(14)の取付枠(500)との接触部分への影響を低減できる。
第10の態様に係る配線器具(10;10A)は、第1〜第9の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第10の態様では、前記配線器具(10;10A)は、前記ハウジング(1;1A)に収納され、前記プラグ挿通孔(320)を通してUSBプラグ(第1外側端子18)が接続されるUSBソケット(第1内側端子8)を備える。第10の態様によれば、USBプラグを接続することができる。
10 配線器具
1 ハウジング
14 取付具
140 主片
1400 引掛爪
141 腕片
1410 後端(曲げ片)
18 プラグ(第1外側端子)
19 電線(第2外側端子)
2 ボディ
20 前面
20a 開口
2200 電線挿通孔(第2挿通孔)
24 第1結合部(組立突起)
3 カバー
3a 前側部分
30 前面
320 プラグ挿通孔(第1挿通孔)
33 第2結合部(組立片)
8 USBソケット(第1内側端子)
500 取付枠
540 引掛孔
1 ハウジング
14 取付具
140 主片
1400 引掛爪
141 腕片
1410 後端(曲げ片)
18 プラグ(第1外側端子)
19 電線(第2外側端子)
2 ボディ
20 前面
20a 開口
2200 電線挿通孔(第2挿通孔)
24 第1結合部(組立突起)
3 カバー
3a 前側部分
30 前面
320 プラグ挿通孔(第1挿通孔)
33 第2結合部(組立片)
8 USBソケット(第1内側端子)
500 取付枠
540 引掛孔
Claims (9)
- 一の基板と、
前記一の基板に実装される一の電子部品と、
金属で形成される放熱板と、
前記一の電子部品と前記放熱板との間に配置される熱伝導ゲルと、
前記一の基板、前記一の電子部品、前記放熱板及び前記熱伝導ゲルを収納するハウジングと、を備える、
配線器具。 - 一の基板と、
前記一の基板に実装される一の電子部品と、
金属で形成される放熱板と、
前記一の電子部品と前記放熱板との間に配置される放熱シートと、
前記一の基板、前記一の電子部品、前記放熱板及び前記放熱シートを収納するハウジングと、を備える、
配線器具。 - 前記放熱シートは前記一の電子部品からの熱を前記放熱板に伝達する、
請求項2に記載の配線器具。 - 前記放熱シートは前記放熱板の材料よりも弾性率が低い材料で形成される、
請求項2又は3に記載の配線器具。 - 前記一の電子部品はトランスである、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の配線器具。 - 前記一の基板はプリント配線板である、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の配線器具。 - 前記ハウジングは樹脂製である、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の配線器具。 - 前記放熱板は、
一方向に沿った板状の第1の片と、
前記第1の片の前記一方向の一端から他方向に突出する第2の片と、
前記第1の片の前記一方向の他端から前記他方向に突出する第3の片と、を有し、
前記一方向と前記他方向とは直交する、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の配線器具。 - 差込式の第1外側端子が接続可能に構成される第1内側端子が実装される他の基板と、
前記一の基板に実装され、前記一の電子部品を含む複数の電子部品と、を備え、
前記複数の電子部品は、外部電源から供給される交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータを構成し、
前記第1内側端子は、前記第1外側端子に前記直流電力を出力する、
請求項1〜8のいずれか一項に記載の配線器具。
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JP2009026593A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 調光器 |
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KR101790679B1 (ko) | 2013-12-25 | 2017-10-26 | 후아웨이 디바이스 (둥관) 컴퍼니 리미티드 | 모바일 단말기 및 모바일 단말기 상에서 촬영을 시작하는 방법 |
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