JP2021026070A - Display unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、表示装置に関し、特に表示パネルを冷却(放熱)する技術に関する。 The present invention relates to a display device, and more particularly to a technique for cooling (dissipating heat) the display panel.
従来の表示装置では、高輝度での表示などを行う際に、表示パネルや駆動回路などの発熱が増加し、表示パネルの温度が増加する。表示パネルの温度増加は表示性能の低下をまねくため、抑制する必要がある。特許文献1には、液晶パネルの前側(画像が表示される表示面がある側)に透明板を設け、透明板と液晶パネルの隙間に空気を流す技術が開示されている。 In a conventional display device, when displaying with high brightness or the like, heat generation of the display panel, a drive circuit, or the like increases, and the temperature of the display panel increases. Since the temperature increase of the display panel causes a decrease in display performance, it is necessary to suppress it. Patent Document 1 discloses a technique in which a transparent plate is provided on the front side of a liquid crystal panel (the side having a display surface on which an image is displayed) and air is allowed to flow through a gap between the transparent plate and the liquid crystal panel.
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、液晶パネルの前側に透明板を設ける必要があり、透明板によって様々な画質劣化(例えば、液晶パネルの表示面に表示された画像が透明板に映り込むことによる二重像の発生)が生じてしまう。 However, in the technique disclosed in Patent Document 1, it is necessary to provide a transparent plate on the front side of the liquid crystal panel, and various image quality deteriorations (for example, an image displayed on the display surface of the liquid crystal panel is reflected on the transparent plate) due to the transparent plate. (Generation of double image) will occur.
本発明は、前面板を備えていない表示装置であっても表示パネルの温度上昇を効率よく抑制できる技術を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a technique capable of efficiently suppressing a temperature rise of a display panel even in a display device not provided with a front plate.
本発明の表示装置は、表示領域に画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルの前記表示領域の外周部分を覆うフレームと、送風部材と、を備え、前記表示パネルと前記フレームとの間に流路が形成されており、前記送風部材から前記流路の導入部分に空気が導入され、導入された空気は前記流路の排出部分から前記表示領域の側に排出され、前記流路内で空気を流す流れ方向に垂直な面によって得られる前記流路の断面は、前記導入部分から前記流れ方向に沿って第1距離にある部分よりも、前記導入部分から前記流れ方向に沿って前記第1距離よりも遠い第2距離にある部分のほうが小さいことを特徴とする。 The display device of the present invention includes a display panel that displays an image in the display area, a frame that covers the outer peripheral portion of the display area of the display panel, and a blower member, and is between the display panel and the frame. A flow path is formed, air is introduced from the blower member into the introduction portion of the flow path, and the introduced air is discharged from the discharge portion of the flow path to the display region side in the flow path. The cross section of the flow path obtained by the plane perpendicular to the flow direction in which the air flows is such that the cross section of the flow path from the introduction portion along the flow direction is larger than the portion at the first distance along the flow direction from the introduction portion. It is characterized in that the portion at the second distance, which is farther than the first distance, is smaller.
本発明によれば、前面板を備えていない表示装置であっても表示パネルの温度上昇を効率よく抑制できる。 According to the present invention, it is possible to efficiently suppress the temperature rise of the display panel even in the display device not provided with the front plate.
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について説明する。なお、液晶表示装置に本発明を適用した例を説明するが、本発明が適用可能な表示装置は液晶表示装置に限られない。例えば、液晶素子の代わりにMEMS(Micro Electro Mechanical System)シャッターを用いたMEMSシャッター方式表示装置のような他の透過型表示装置に本発明を適用してもよい。有機EL表示装置やプラズマ表示装置などの自発光型表示装置に本発明を適用してもよい。
<Example 1>
Hereinafter, Example 1 of the present invention will be described. An example in which the present invention is applied to a liquid crystal display device will be described, but the display device to which the present invention can be applied is not limited to the liquid crystal display device. For example, the present invention may be applied to another transmissive display device such as a MEMS shutter type display device using a MEMS (Micro Electro Mechanical System) shutter instead of a liquid crystal element. The present invention may be applied to a self-luminous display device such as an organic EL display device or a plasma display device.
実施例1では、表示装置において、画像が表示される表示領域を含む表示面がある面を「前面」、前面と反対側の面を「背面」、その他の面(前面と背面を繋ぐ面)を「側面」と定義する。前面と正対して表示装置を見ることを「正面視」と定義し、側面と正対して表示装置を見ることを「側面視」と定義する。そして、正面視の状態で上側に位置する側面を「上面」または「天面」と定義し、右側に位置する側面を「右面」と定義し、左側に位置する側面を「左面」と定義し、下側に位置する側面を「下面」または「底面」と定義する。 In the first embodiment, in the display device, the surface having the display surface including the display area on which the image is displayed is "front", the surface opposite to the front is "rear", and the other surface (the surface connecting the front and the back). Is defined as "side". Looking at the display device facing the front is defined as "front view", and looking at the display device facing the side is defined as "side view". Then, the side surface located on the upper side in the front view is defined as "upper surface" or "top surface", the side surface located on the right side is defined as "right surface", and the side surface located on the left side is defined as "left surface". , The side surface located on the lower side is defined as "bottom surface" or "bottom surface".
図1は、実施例1に係る表示装置101を示す外観斜視図である。図2は、表示装置101が備える表示モジュール112の構成を示す分解斜視図である。図3は、表示装置101を右側(右面側)から見た図であり、表示装置101の構成を示す断面図である。図4は、表示装置101を上側(上面側)から見た図であり、表示装置101の構成を示す断面図である。
FIG. 1 is an external perspective view showing a
表示装置101では、液晶パネル102の前面側にベゼル103が、背面側にバックライトモジュール104が、それぞれ配置される。液晶パネル102は、表示面113を有し、表示面113の表示領域に画像を表示する。バックライトモジュール104は、液晶パネル102の背面に光を照射する発光モジュールである。液晶パネル102は、光透過性を有し、バックライトモジュール104から照射された光を透過することにより画像を表示する。バックライトモジュール104は、光源基板105、駆動基板(不図示)、ヒートシンク106、ケース107などによって構成される。
In the
光源基板105には、複数のLED108が設けられている。なお、光源基板105に設けられる光源は、LED(発光ダイオード;Light Emitting Diode)に限られず、CCFL(冷陰極蛍光管;Cold Cathode Fluores
cent Lamp)などであってもよい。光源基板105の前面側には、光源基板105から発せられて拡散した光を液晶パネル102へ効率良く反射せるための反射シート109が配置される。反射シート109の前面側には、反射シートからの光を拡散・集光させることにより、液晶パネル102に照射する光のムラを低減するとともに当該光の輝度を向上するための光学シート類110が配置される。光学シート類110の前面側には、光学シート類110などを押さえ、液晶パネル102を背面側から支持するパネルホルダー111が配置される。
A plurality of
It may be cent Lamp) or the like. On the front side of the
ケース107は光源基板105に背面側から被せられ、ケース107に光源基板105が固定される。ヒートシンク106は、ケース107との間に熱伝導部材(不図示)などを介在させて熱的に密着した状態で、ケース107の背面側に固定される。実施例1では、複数のヒートシンク106がケース107の背面側に固定される。光源基板105から発せられた熱は、ヒートシンク106を通ってヒートシンク106の背面側の空間に放出される。なお、ケース107とヒートシンク106は一体的に構成されてもよい。
The
図2に示す液晶パネル102からバックライトモジュール104までの各種部材、駆動基板(不図示)、図3に示すヒートシンク106などによって、図2に示す表示モジュール112が構成される。
The
ベゼル103は、液晶パネル102および表示モジュール112を覆い保護する前面側筐体(フレーム)であり、液晶パネル102の表示面113の表示領域に表示された画像を視認可能にするための開口114を有する。つまり、ベゼル103は、表示領域の外周部分を覆う。
The
リアカバー115は、画像信号を処理し表示モジュール112に画像信号を送る回路基板116、電源117、及び、その他の部材を覆う背面側筐体である。全体冷却用ファン118,119は、リアカバー115に形成された通気孔120,121に臨むよう、リアカバー115の前面側に取り付けられる。下面側に配置された全体冷却用ファン118は、表示装置101の外部の空気(外気)を、通気孔120を介して表示装置101の内部に吸入(導入)する。全体冷却用ファン118が吸入した空気は、電源117、回路基板116、ヒートシンク106などを通り、上面側に配置された全体冷却用ファン119から通気孔121を介して表示装置101の外部に排出される。これにより、表示モジュール112背面の空気の対流が起こり、表示モジュール112背面側の熱が表示装置101の外部へ放出される。
The
パネル送風用ファン122〜125は、液晶パネル102の表示面113を冷却するための空気(外気)を表示装置101の外部から導入して排出する送風部材である。画像には、解像度が4K(水平方向(左右方向)の画素数が約4000画素の解像度)の高精細画像、解像度が8Kの超高精細画像、ダイナミックレンジがHDR(最大輝度が高い輝度レンジ)の高輝度画像などがある。そして、これらの画像を表示するためには、バックライトモジュールや自発光型の表示パネルに多数の光源を用いたり、光源の発光輝度を高めたりする必要がある。このため、これらの画像を表示する場合には、光源の発熱によって表示パネルの温度が上昇しやすく、表示パネルの温度特性に起因する表示劣化(表示色ずれ等)が生じたり、表示パネルの劣化が速くなったりする。そこで、実施例1では、パネル送風用ファン122〜125を用いて液晶パネル102を冷却する。
The
正面視の状態で、パネル送風用ファン122は右上、パネル送風用ファン123は左上、パネル送風用ファン124は右下、パネル送風用ファン125は左下に配置される。パネル送風用ファン122〜125による空気の流路は、全体冷却用ファン118,119による空気の流路とは異なる。図5は、パネル送風用ファン122〜125などを示す外
観斜視図である。
In the front view, the
導風管126〜129は、パネル送風用ファン122〜125から供給(導入)される空気を液晶パネル102の表示面113に導くための部材であり、パイプ状の継手130によりパネル送風用ファン122〜125に接続される。パネル送風用ファン122,123にそれぞれ接続される導風管126,127は、上面側に内蔵され、パネル送風用ファン124,125にそれぞれ接続される導風管128,129は、下面側に内蔵される。
The
複数の吹出口131は、液晶パネル102とベゼル103の間の前面側の隙間である。実施例1では2つの吹出口131が存在し、2つの吹出口131の一方は上面側、2つの吹出口131の他方は下面側に形成される。パネル送風用ファン122〜125から排出された空気は、複数の吹出口131から液晶パネル102の表示面113に吹き付けられる。具体的には、導風管126〜129の前面側に、パネル送風用ファン122〜125から継手130を介して導入される空気を排出するための出口132が形成される。そして、各吹出口131は、表示面113に対して略平行に空気を吹き出す向きで形成される。ここで、吹出口131は出口132の先に位置する。これにより、下面側のパネル送風用ファン124,125から排出された空気は、下面側の導風管128,129を通って、下面側の吹出口131から上面側に排出され、表示面113に吹き付けられる(図3の矢印A)。同様に、上面側のパネル送風用ファン122,123から排出された空気は、上面側の導風管126,127を通って、上面側の吹出口131から下面側に排出され、表示面113に吹き付けられる(図3の矢印B)。なお、液晶パネル102とベゼル103の間の前面側の隙間を吹出口131(表示面113に空気を吹き付け可能な位置や向きなどで形成された出口)として用いずに、出口132が吹出口131を兼ねるように、導風管126〜129を延設してもよい。
The plurality of
このように、実施例1では、パネル送風用ファンが複数備えられ(パネル送風用ファン122〜125)、液晶パネル102とベゼル103との間に流路が複数形成される。パネル送風用ファン122〜125のそれぞれからの空気は、対応する流路の導入部分(例えば継手130の部分)に導入される。そして、導入された空気は流路の排出部分(例えば吹出口131や出口132の部分)から表示面113(表示領域)の側に排出される。これにより、表示面113を冷却することができる。
As described above, in the first embodiment, a plurality of panel blower fans are provided (
パネル送風用ファン122〜125は、ベゼル103の四つの角部から後方へ伸びる、リアカバー115の4つの稜線近傍で内蔵される。このような配置により、パネル送風用ファン122〜125による空気の流路と、全体冷却用ファン118,119による空気の流路とを互いに干渉しないようにする、つまり分離することができる。
The
具体的には、表示装置101(リアカバー115)の右面と左面のそれぞれには、通気孔137,138が形成される。通気口137は下面側に形成され、通気口138は上面側に形成される。そして、パネル送風用ファン122,124は、表示装置101の右面側から通気口138,137(右面側)を介して外気を吸い込む向きで配置される。同様に、パネル送風用ファン123,125は、表示装置101の左面側から通気口138,137(左面側)を介して外気を吸い込む向きで配置される。前後方向(表示面113に垂直な方向)において表示装置101は比較的薄い。このため、全体冷却用ファン118,119の通気口120,121は表示装置101(リアカバー115)の背面に形成され、全体冷却用ファン118,119は通気口120,121の近傍に配置される。パネル送風用ファン122〜125は、表示装置101の側面の側から外気を吸い込むように設けられるため、全体冷却用ファン118の吸気や全体冷却用ファン119の排気の影響を受けずに、フレッシュエアを吸い込むことができる。さらに、表示装置101が壁面な
どに密着して設置される場合を想定し、表示装置101の左面から右面までの幅は、パネル送風用ファン122〜125(通気孔137,138)の位置で最大幅よりも狭く設定される。これにより、表示装置101が壁面などに密着させた場合でも、通気孔137,138と壁面などとの間に隙間を確保でき、通気孔137,138が壁面などによって塞がれることなく、上述したフレッシュエアの吸い込みを保障することができる。
Specifically, ventilation holes 137 and 138 are formed on the right side surface and the left side surface of the display device 101 (rear cover 115), respectively. The
パネル送風用ファン122〜125は、外気を、表示装置101の側面の側から吸い込み、表示装置101の前面の側に送る。このため、パネル送風用ファン122〜125はシロッコファンであることが好ましい。なお、パネル送風用ファン122〜125の配置は特に限定されず、例えば、パネル送風用ファン122〜125は、表示装置101の上面、下面、背面などに配置されてもよい。全体冷却用ファン118,119の配置を考慮してパネル送風用ファン122〜125の配置を決定することが好ましい。また、パネル送風用ファン122〜125の種類は特に限定されず、例えば、パネル送風用ファン122〜125を背面に配置する場合には、パネル送風用ファン122〜125は軸流ファンであることが好ましい。
The
導風管126〜129は、パネル送風用ファン122〜125に1対1で接続される。導風管126はパネル送風用ファン122専用の部材であり、導風管127はパネル送風用ファン123専用の部材であり、導風管128はパネル送風用ファン124専用の部材であり、導風管129はパネル送風用ファン125専用の部材である。このため、1つのパネル送風用ファンからの空気が複数の導風管へ分岐することによる損失(気流のエネルギーの損失)は生じない。さらに、複数のパネル送風用ファンからの空気が1つの導風管で合流することによる気流乱れ(気流の乱れ)も生じない。そして、パネル送風用ファン122〜125のそれぞれの負荷を軽減でき、パネル送風用ファン122〜125のそれぞれの小型化、ひいては表示装置101の小型化を図ることができる。
The
なお、導風管126〜129は、表示面113の全体に効率よく空気を排出できるように、表示面113(液晶パネル102)の中心に対して点対称(上下左右対称)に配置される。導風管126,127は、上面側に設けられ、正面視の状態で、導風管126は表示面113の右半分(上面側)を担当し、導風管127は表示面113の左半分(上面側)を担当する。同様に、導風管128,129は、下面側に設けられ、正面視の状態で、導風管128は表示面113の右半分(下面側)を担当し、導風管129は表示面113の左半分(下面側)を担当する。こうすることで、パネル送風用ファン122〜125のそれぞれの負荷を軽減し、所望の風量が得やすくなる。
The
さらに、実施例1では、パネル送風用ファンからの空気が流路内で流れる流れ方向(実施例1では前後方向)に垂直な面によって得られる当該流路の断面のサイズが工夫されている。具体的には、流路の導入部分から流れ方向に沿って遠ざかるにつれ、断面が小さくされている。これにより、吹出口131から表示面113に吹き付ける空気の流速を上げることができ、表示面113(液晶パネル102)を効率良く冷却することができる。なお、流路の一部で、流れ方向において断面が小さくなっていればよく、流れ方向において断面が大きくなる部分を流路が含んでいてもよい。
Further, in the first embodiment, the size of the cross section of the flow path obtained by the plane perpendicular to the flow direction in which the air from the panel blower fan flows in the flow path (the front-rear direction in the first embodiment) is devised. Specifically, the cross section becomes smaller as the distance from the introduction portion of the flow path along the flow direction increases. As a result, the flow velocity of the air blown from the
より具体的に説明する。導風管126〜129のそれぞれは、継手130が接続される上流から、出口132のある下流にかけて、上下方向(前後方向に垂直な方向)の幅が徐々に小さくなるような形状を有する。そして、導風管126〜129は気密性を有し、パネル送風用ファン122〜125の回転駆動により導風管126〜129の内部は正圧に保たれる。これにより、出口132から吹き出す空気の流速を上げることができる。その結果、吹出口131から表示面113に吹き付ける空気の流速を上げることができ、表示面113を効率良く冷却することができる。
This will be described more specifically. Each of the
導風管126〜129の製造方法、材質などについて説明する。導風管126〜129の違いは、表示面113の中心に対して点対称となるような形状(向き)の違いのみであるため、導風管126についてのみ説明する。図6は、導風管126を示す三面図である。図7は、導風管126を示す展開図である。
The manufacturing method, material, and the like of the
導風管126は、柔軟性を有するシート状の部材を折り曲げるなどして製造され、その材質として、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などが好適である。これらの材質を選択する理由は、安価であること、組立などでの取り扱いが容易であること、軽量であること等である。さらに、これらの材質を選択することで、気密性に優れた導風管126を製造することができる。導風管126を金属など、例えばダイキャストで製造することもできるが、導風管126は液晶パネル102の近傍に配置されるため、EMI/EMCなどの電波ノイズの影響が懸念される。この点からも、導風管126の材質は、PEなどの絶縁性を有する材質であることが望ましい。なお、導風管126の製造方法は特に限定されず、例えば、導風管126は、樹脂製のブロー成型品を用いて製造してもよいし、押し出し加工による樹脂製のチューブを加工して製造してもよい。
The
図7に示すように、導風管126は、PEなどからなる原反をビク型などによって打ち抜き、破線133の位置で折り返し、斜線で示す周辺部(折り返しで向かい合う周辺部)どうしを熱溶着することで製造される。継手130もPEなどからなり、継手130の一端を原反に挟んで熱溶着することで、継手130は導風管126に固定される。なお、継手130の他端(導風管126の側とは反対の側の端部分)は、パネル送風用ファン122に取り付けられる。
As shown in FIG. 7, the
導風管126にはマチ134が設けられるため、パネル送風用ファン122から送られた空気が導風管126に充填されると、導風管126は立体的な形状になる。導風管126は、正圧をかけられ膨らんだ状態で、ベゼル103に形成された複数のリブ135と、表示モジュール112のケース107とに当接し、導風管126の形状が保持される。各リブ135の当設部136は傾斜しており、導風管126の形状は、上述したように断面が小さくなる形状となる。
Since the
ベゼル103は、樹脂製の射出成型品であり、複数のリブ135はその内側に一体的に形成される。なお、ベゼル103はアルミダイキャスト品であってもよく、そうであっても同様にリブ135を形成することができる。
The
上述したように、出口132が吹出口131を兼ねるように、導風管126〜129の先端を延設してもよい。図4〜7では、出口132として細長いスリットを示しているが、で出口132は複数の孔であってもよい。図1では、吹出口131として複数の孔を示しているが、吹出口131は細長いスリットであってもよい。例えば、吹出口131は、4つの導風管126〜129にそれぞれ対応する4つのスリットであってもよいし、導風管126〜129の全てに対応する1つのスリットであってもよい。つまり、パネル送風用ファンによる空気の流路の排出部分には、流路の内部と外部を繋ぐ出口として、液晶パネル102の辺に沿って並んだ複数の孔が形成されてもよいし、液晶パネル102の辺に沿ったスリットが形成されてもよい。
As described above, the tips of the
以上述べたように、実施例1によれば、パネル送風用ファンによる空気の流路の少なくとも一部で、上流から下流にかけて流路の断面が小さくなる。これにより、表示面に吹き付ける空気の流速を上げることができ、表示面(表示パネル)を効率良く冷却することができる(表示面(表示パネル)の温度上昇を効率よく抑制できる)。 As described above, according to the first embodiment, the cross section of the air passage by the panel blower fan becomes smaller from the upstream to the downstream in at least a part of the air flow path. As a result, the flow velocity of the air blown to the display surface can be increased, and the display surface (display panel) can be efficiently cooled (the temperature rise of the display surface (display panel) can be efficiently suppressed).
さらに、パネル送風用ファンが表示装置の側面の側から外気を吸い込むため、フレッシュエアを表示面に吹き付けることができ、表示面の冷却効果をより向上することができる。また、複数の導風管を複数のパネル送風用ファンに1対1で接続することで、空気を効率良く表示面に吹き付けることができる。 Further, since the panel blower fan sucks the outside air from the side surface side of the display device, fresh air can be blown to the display surface, and the cooling effect of the display surface can be further improved. Further, by connecting a plurality of air ducts to a plurality of panel blower fans on a one-to-one basis, air can be efficiently blown onto the display surface.
<変形例>
以下、本発明の実施例1の変形例について説明する。変形例では、パネル送風用ファンによる空気の流路の排出部分に関して、風量、風向、形状などをさらに工夫することで、表示面(表示パネル)をより効率良く冷却する例を説明する。変形例では、排出部分を、表示面(表示パネル)の表示領域の一部分である特定領域での風量が、表示領域の他の部分での風量よりも多くなるように形成する。
<Modification example>
Hereinafter, a modified example of the first embodiment of the present invention will be described. In the modified example, an example will be described in which the display surface (display panel) is cooled more efficiently by further devising the air volume, the wind direction, the shape, and the like with respect to the discharge portion of the air flow path by the panel blower fan. In the modified example, the discharge portion is formed so that the air volume in a specific area which is a part of the display area of the display surface (display panel) is larger than the air volume in the other part of the display area.
図8は、パネル送風用ファンからの空気を液晶パネル102の表示面113に吹き付けるための吹出口410(上述した吹出口131に相当する)の向き及びサイズを示す正面図である。図8では、吹出口410として複数の孔が形成されている。図8では、表示面113の特定領域に集中的に空気が吹き付けられるように、各吹出口410(各孔)の向きやサイズが工夫されている。
FIG. 8 is a front view showing the direction and size of the air outlet 410 (corresponding to the above-mentioned air outlet 131) for blowing the air from the panel blower fan onto the
表示装置の構成(構造)などに起因して、表示面113には、他の部分よりも温度が上がりやすい部分ができることがある。例えば、バックライトモジュール104や液晶パネル102の構成や消費電力にもよるが、表示領域全体の50%のサイズを有する、表示領域の中央部分で温度が上がりやすいことが多い。そこで、変形例では、表示面113(表示領域)の中央部分の領域が特定領域であるとする。なお、特定領域は、表示面113の中央部分に限定されず、表示面113の縁部分などであってもよい。表示装置101の駆動により温度が所定温度(例えば10℃)以上の増加する領域、表示装置101の駆動中に周囲との温度差が所定温度(例えば5℃)以上となる領域などを、特定領域としてもよい。
Due to the configuration (structure) of the display device, the
温度が上がりやすい特定領域に集中的に空気が吹き付けられるようにすることで、表示面113の温度ムラを効率良く低減でき、表示面113に表示された画像の画質ムラも低減できる。
By making the air blown intensively to a specific region where the temperature tends to rise, the temperature unevenness of the
吹出口410について具体的に説明する。複数の吹出口410(複数の孔)のそれぞれの形状は、円形状、四角形状などの様々な形状とすることができ、特に限定されない。複数の吹出口410(複数の孔)を形成する部材として、導風管126〜129に連結する部材を用いる場合には、複数の吹出口410を形成する部材を、導風管126〜129と同様の材質で製造することが好ましい。
The
変形例では、図8に示すように、特定領域に近いほど吹出口410(孔)が大きくなるようにする。こうすることで、特定領域(表示領域の中央部分)での風量を、表示領域の端部分などでの風量よりも多くすることができる。中央部分と端部分の温度差にも依るが、中央部分の吹出口410での空気の流量411は、端部分の吹出口410での空気の流量412の2倍以上であることが好ましい。換言すれば、端部分の吹出口410での空気の流量は、中央部分の吹出口410での空気の流量の半分以下であることが好ましい。各吹出口410(孔)の面積、複数の吹出口410のピッチなどは特に限定されないが、吹出口410の面積は0〜50mm2程度であることが好ましく、複数の吹出口410のピッチは3〜30mm程度であることが好ましい。
In the modified example, as shown in FIG. 8, the outlet 410 (hole) is made larger as it is closer to the specific region. By doing so, the air volume in the specific area (central portion of the display area) can be made larger than the air volume in the edge portion of the display area. Although it depends on the temperature difference between the central portion and the end portion, the
なお、吹出口410の数(密度)を、特定領域から遠ざかるにつれ減らしてもよく、温度が上がりにくい部分(端部分)などに近い部分には吹出口410を形成しなくてもよい
。各吹出口410のサイズを同じとし、導風管126〜129の形状、サイズなどを工夫して、表示面113に吹き付ける空気の流量、流速などを変化させてもよい。もよい。各吹出口410の先端を細くするなどの工夫によって、表示面113に吹き付ける空気の流量、流速などを変化させてもよい。
The number (density) of the
さらに、変形例では、図8に示すように、複数の吹出口410のそれぞれの方向(吹出口410(孔)の軸方向)を特定領域に向かう方向とする。これにより、特定領域に集中的に空気が吹き付けられるようにすることができる。 Further, in the modified example, as shown in FIG. 8, each direction of the plurality of outlets 410 (axial direction of the outlet 410 (hole)) is set as a direction toward the specific region. As a result, it is possible to concentrate the air on a specific area.
なお、吹出口410のサイズの条件(特定領域に近いほど)と、吹出口410の向きの条件(特定領域に向かう)との両方を満たすことが好ましいが、吹出口410のサイズと向きの一方の条件のみを満たすようにしてもよい。
It is preferable that both the condition of the size of the outlet 410 (closer to the specific region) and the condition of the orientation of the outlet 410 (toward the specific region) are satisfied, but one of the size and orientation of the
図9は、表示装置101の背面図である。図10は、表示装置101を右側(右面側)から見た図であり、特定領域(表示領域の中央部分)近傍の断面図である。図11は、表示装置101を右側(右面側)から見た図であり、表示領域の端部分近傍の断面図である。
FIG. 9 is a rear view of the
図9〜11では、吹出口410が、仕切板420と、スペーサ421,422とにより構成されている。このような構成によれば、比較的大きな吹出口410を形成でき、表示面113をより効率良く冷却することが可能となる。
In FIGS. 9 to 11, the
液晶パネル102とベゼル103の間に複数の吹出口410を形成するため、複数の仕切板420が形成される。複数の仕切板420のそれぞれは、液晶パネル102(表示面113)に垂直に立設し、複数の仕切板420により、液晶パネル102とベゼル103の間の隙間が水平方向の複数の部分に区切られる。アルミダイキャストや樹脂成型により仕切板420がベゼル103に一体的に形成されてもよく、そうすることで製造コストの増加を抑制できる。仕切板420の厚みは0.5〜5.0mm程度である。導風管126〜129からの空気が分割されて液晶パネル102に吹き付けられるように、複数の仕切板420は、導風管126〜129に接し、液晶パネル102に近接する。吹出口410が特定領域(表示領域の中央部分)を向くように、特定領域に近いほど水平方向に対する仕切板420(仕切板420の板面)の角度が増すように、各仕切板420の傾きが調整されている。これにより、特定領域に集中的に空気が吹き付けられるようにすることができる。
Since a plurality of
さらに、複数の仕切板420の間に配置されるように、ベゼル103の背面側に複数のスペーサ421,422を貼り付ける。スペーサ421は、特定領域(表示領域の中央部分)に近い部分に設けられ、スペーサ422は、特定領域から遠い部分に設けられる。そして、スペーサ421は、スペーサ422よりも厚くされている。これにより、特定領域(表示領域の中央部分)での風量を、表示領域の端部分などでの風量よりも多くすることができる。
Further, a plurality of
スペーサ421,422の高さ(前後方向(表示面113に垂直な方向)の厚み)は1〜10mmであり、スペーサ421,422の材質は柔軟性のある材質、例えばクッションやゴムなどである。スペーサ421,422と液晶パネル102のクリアランスが大きいと、液晶パネル102に吹き付ける空気の流速が低下し、液晶パネル102の冷却効率が低下する。このため、スペーサ421,422の高さは、液晶パネル102に吹き付けるべき空気の流量や流速などに基づいて設定することが好ましい。具体的には、スペーサ421,422と液晶パネル102のクリアランスが0〜20mm程度となるように、スペーサ421,422の高さを設定することが好ましい。さらに、特定領域での風量が他
の領域での風量よりも多くなるように、特定領域に近いスペーサ421と液晶パネル102のクリアランスC1を、特定領域から遠いスペーサ422と液晶パネル102のクリアランスC2の2倍以上とすることが好ましい。
The height of the
なお、スペーサ421,422のように、複数の部分に対応する複数のスペーサを用いずに、特定領域に近づくにつれ高さが低減するような1つのスペーサを用いてもよい。
It should be noted that, instead of using a plurality of spacers corresponding to a plurality of portions, such as
表示装置101の発熱量、表示装置101の周囲の環境などに依るが、表示領域のサイズが30インチの表示装置101を用いた実験では、流速1m/sで表示パネルに空気を吹き付けることで、液晶パネル102の温度が10℃低下した。さらに、吹出口410から排出された空気の流速は、吹出口410から遠ざかるにつれ減衰し、吹出口410から150mm離れた位置で、吹出口410付近での流速の半分程度まで減衰した。そして、流速の低下により、液晶パネル102の温度低下量も低減し、流速の半減により、温度低減量もほぼ半減した。このため、吹出口410の形状、パネル送風用ファン122〜125による空気の流速、パネル送風用ファン122〜125による空気の流量などを設定する必要がある。
Although it depends on the amount of heat generated by the
以上述べたように、実施例1の変形例によれば、パネル送風用ファンによる空気の流路の排出部分が、表示面(表示パネル)の表示領域の一部分である特定領域での風量が、表示領域の他の部分での風量よりも多くなるように形成される。これにより、表示面の温度ムラを効率良く低減できる。 As described above, according to the modified example of the first embodiment, the air volume in the specific area where the discharge portion of the air flow path by the panel blower fan is a part of the display area of the display surface (display panel) is determined. It is formed so that the air volume is larger than that in other parts of the display area. As a result, temperature unevenness on the display surface can be efficiently reduced.
<実施例2>
以下、本発明の実施例2について説明する。なお、以下では、実施例1と異なる構成について詳しく説明し、実施例1と同様の構成については極力説明を省略する。実施例1では、表示面113の温度を効率良く下げるために、表示面113周囲の複数個所から表示面113に空気を吹き付ける例を説明した。しかしながら、このような構成の場合には、表示面113の温度を下げることはできても、複数個所からの空気がぶつかり合う淀み点が生じることがある。そして、淀み点の温度はその周辺に比べ下がりにくいため、淀み点が生じることで、表示面113に温度ムラが生じることがある。そこで、実施例2では、表示面113に吹き付ける空気を制御し、淀み点に起因する温度ムラを低減・解消する例を説明する。
<Example 2>
Hereinafter, Example 2 of the present invention will be described. In the following, a configuration different from that of the first embodiment will be described in detail, and a description of the same configuration as that of the first embodiment will be omitted as much as possible. In the first embodiment, in order to efficiently lower the temperature of the
図12は、実施例2に係る表示装置101を示すブロック図である。
FIG. 12 is a block diagram showing a
表示装置101は、外部の商用電源551からの電力を電源基板である電源117に供給することにより駆動できるようになる。電源117は、バックライトモジュール104、制御部501などへ電力を供給し、各部を駆動可能にする。
The
外部からの画像信号は、インターフェースなどの信号入力部502を介し、制御部501へ入力される。画像信号は、制御部501を介し、バックライト制御部511、画像制御部521などへ送信される。画像制御部521では画像処理が行われ、画像処理後の画像が液晶パネル102で表示される。
The image signal from the outside is input to the
制御部501は、表示装置101の各部を制御する。例えば、制御部501は、ボタンなどの操作部503からの命令を受信し、受信した命令に応じて各処理を実行する。また、制御部501は、外気温度検知部504やバックライト温度検知部512などからの温度情報を基に、各種画像処理(例えば色補正)や各種温度制御などを行う。
The
具体的には、制御部501は、全体冷却用ファン118,119を、外気温度検知部5
04やバックライト温度検知部512などからの温度情報を基に駆動させる(表示装置101の筐体内の温度制御)。全体冷却用ファン118,119の制御では、記録部541に記録されている全体冷却用ファン駆動テーブル543に基づいて、外気温やバックライト温度から、全体冷却用ファン118,119を駆動する電圧が決定される。全体冷却用ファン駆動テーブル543は、例えば、温度と電圧の対応関係を示すテーブルである。全体冷却用ファン駆動テーブル543の代わりに、関数が使用されてもよい。
Specifically, the
It is driven based on the temperature information from 04, the backlight
さらに、制御部501は、パネル送風用ファン122〜125を個別に制御する。実施例2では、制御部501は、記録部541に記録されているパネル送風用ファン駆動関数542に従ってパネル送風用ファン122〜125を個別に駆動することで、パネル送風用ファン122〜125から排出される空気の流量、流速などを制御する。具体的には、制御部501は、制御部501に内蔵されている計時部505からクロックが発生する度に、パネル送風用ファン駆動関数542を用いて、パネル送風用ファン122〜125から排出される空気の流量を決定する。パネル送風用ファン122〜125から排出される空気の流量でなく、パネル送風用ファン122〜125から排出される空気の流速が決定されてもよいし、パネル送風用ファン122〜125を駆動する電圧が決定されてもよい。パネル送風用ファン駆動関数542は、例えば、クロックの回数と流量の対応関係を示す関数である。パネル送風用ファン駆動関数542の代わりにテーブルが使用されてもよい。実施例2では、パネル送風用ファン122〜125の間で風量の時間変化が不均一となるように、パネル送風用ファン122〜125が個別に制御される。これにより、淀み点が移動され、淀み点に起因する温度ムラを低減・解消することができる。
Further, the
図13は、表示装置101の処理フローを示すフローチャートである。表示装置101が起動すると、図13の処理フローが開始する。ステップS1にて、制御部501は、記録部541からパネル送風用ファン駆動関数542を取得する。ステップS2にて、制御部501は、パネル送風用ファン122〜125へ駆動信号を送信する。ステップS3にて、パネル送風用ファン122〜125は、制御部501からの駆動信号に応じて駆動される。ステップS4にて、制御部501は、パネル送風用ファン122〜125のエラー(ファンエラー)が発生したか否かを判断する。ファンエラーは、パネル送風用ファン122〜125の故障、パネル送風用ファン122〜125への異物混入などであり、ファンエラーにより、パネル送風用ファン122〜125が停止したりする。ファンエラーが発生していない場合はステップS3へ処理が戻され、ファンエラーが発生するとステップS5へ処理が進められる。ステップS5にて、制御部501は、表示面113でエラー表示(ファンエラーをユーザに通知するための表示)を行う。ステップS6にて、制御部501は、表示装置101の電源をオフにする。
FIG. 13 is a flowchart showing a processing flow of the
実施例2では、制御部501は、パネル送風用ファン122〜125のそれぞれの駆動電圧を周期的に制御することで、パネル送風用ファン122〜125のそれぞれを周期的に駆動する。それにより、4つのパネル送風用ファン122〜125にそれぞれ対応する4か所の吹出口131での空気の流量が周期的に変化する。導風管126〜129はパネル送風用ファン122〜125に1対1で接続されるため、4つのパネル送風用ファン122〜125を個別に制御するにより、上記4か所の吹出口131での空気の流量も個別に制御される。実施例2では、パネル送風用ファン122〜125のうちのいずれかのファンの制御に連動して、パネル送風用ファン122〜125のうちの他のファンが制御される。このため、パネル送風用ファン122〜125のうちのいずれかのファンに対応する吹出口131での空気の流量の制御に連動して、パネル送風用ファン122〜125のうちの他のファンに対応する吹出口131での空気の流量が制御される。
In the second embodiment, the
図14(A)〜14(D)は、液晶パネル102への空気の流量を示す正面図である。図15は、パネル送風用ファン122〜125が排出する空気の流量(風量)の時間変化
を示すグラフである。パネル送風用ファン122〜125が排出する空気の流量は、パネル送風用ファン122〜125の駆動電圧に対応する。図14(A)は図15のタイミングt1に対応し、図14(B)は図15のタイミングt2に対応し、図14(C)は図15のタイミングt3に対応し、図14(D)は図15のタイミングt4に対応する。図15の時間変化は、パネル送風用ファン駆動関数542で定義されている。
14 (A) to 14 (D) are front views showing the flow rate of air to the
図14(A)〜14(D)において、矢印F1は、パネル送風用ファン122が排出する空気の流量、具体的にはパネル送風用ファン122に対応する吹出口131から排出される空気の流量を示す。矢印F2は、パネル送風用ファン123が排出する空気の流量、具体的にはパネル送風用ファン123に対応する吹出口131から排出される空気の流量を示す。矢印F3は、パネル送風用ファン124が排出する空気の流量、具体的にはパネル送風用ファン124に対応する吹出口131から排出される空気の流量を示す。そして、矢印F4は、パネル送風用ファン125が排出する空気の流量、具体的にはパネル送風用ファン125に対応する吹出口131から排出される空気の流量を示す。矢印F1〜F4のそれぞれは、対応する流量が多いほど大きく図示されている。図14(A)〜14(D)において、点Cは、パネル送風用ファン122〜125を同一流量で駆動させた場合における表示面113上の流速均衡点であり、実施例2では表示面113(液晶パネル102)の中心である。
In FIGS. 14 (A) to 14 (D), the arrow F1 indicates the flow rate of the air discharged from the
図14(A)の状態で、パネル送風用ファン122が排出する空気の流量F1が最小となり、パネル送風用ファン124が排出する空気の流量F3が最大となる。図14(A)の状態から図14(B)の状態に遷移し、パネル送風用ファン123が排出する空気の流量F2が最小となり、パネル送風用ファン125が排出する空気の流量F4が最大となる。図14(B)の状態から図14(C)の状態に遷移し、パネル送風用ファン124が排出する空気の流量F3が最小となり、パネル送風用ファン122が排出する空気の流量F1が最大となる。そして、図14(C)の状態から図14(D)の状態に遷移し、パネル送風用ファン125が排出する空気の流量F4が最小となり、パネル送風用ファン125が排出する空気の流量F4が最大となる。
In the state of FIG. 14A, the flow rate F1 of the air discharged by the
図15の時間変化によれば、図14(A)〜14(D)に示す状態変化が周期的に繰り返される。図15の縦軸は、パネル送風用ファン122〜125が排出する空気の流量F1〜F4を示し、図15の横軸は、時間を示す。流量F1〜F4の時間変化は正弦波で表され、その周期を時間Pとすると、4つのパネル送風用ファン122〜125にそれぞれ対応する4つの正弦波の位相は、時間P/4ずつずれている。なお、流量の時間変化は、正弦波で表されるものに限られず、例えば矩形波で表されてもよい。
According to the time change of FIG. 15, the state change shown in FIGS. 14 (A) to 14 (D) is periodically repeated. The vertical axis of FIG. 15 shows the flow rates F1 to F4 of the air discharged from the
図16は、淀み点Dを示す図であり、表示装置101を右側(右面側)から見た断面図である。相対する方向に吹き出す空気がぶつかり合う箇所は淀み点Dとなり、淀み点Dでは空気の流量が十分に得られず、液晶パネル102の温度が上昇しやすい。図16は、流量F1と流量F3が等しい状態を示し、このような状態が続くと淀み点Dでの温度が上昇する。このため、実施例2では、流量F1の時間変化を流量F3の時間変化とは異なる時間変化とすることで、淀み点Dを移動させる。これにより、淀み点Dに起因する温度ムラを低減・解消することができる。
FIG. 16 is a view showing the stagnation point D, and is a cross-sectional view of the
図17は、パネル送風用ファン122〜125を同一流量で駆動させた場合における表示面113上の流速均衡点(表示面113の中心)Cでの温度上昇を示すグラフである。パネル送風用ファン122〜125の駆動周期Pは、表示装置101の電源投入時あるいは画像信号の供給開始時から、上述した流速均衡点Cでの温度が定常温度Tsの90%に達するまでの時間Tよりも短く設定される。あるいは、駆動周期Pとして、数sec〜数minの時間が設定される。駆動周期Pが時間Tよりも長いと、淀み点Dの温度が他の位
置の温度より高い温度ムラが顕著に現れやすい。温度ムラを低減・解消するためには、駆動周期Pを時間Tより短く設定することが好ましい。
FIG. 17 is a graph showing the temperature rise at the flow velocity equilibrium point (center of the display surface 113) C on the
実施例2では、4つのパネル送風用ファン122〜125を用いる例を説明したが、パネル送風用ファンの数は特に限定されない。n個のパネル送風用ファンを用いる場合には、例えば、時間P/nずつずらした位相でn個のパネル送風用ファンを周期的に駆動すればよい。
In the second embodiment, an example in which four
上述したように、相対する方向に吹き出す空気がぶつかり合う箇所は淀み点Dとなる。このため、制御部501は、対向する2か所の吹出口131の一方での空気の流量の制御に連動して、当該2か所の吹出口131の他方での空気の流量を制御する。具体的には、制御部501は、正面視の状態で右上に配置されたパネル送風用ファン122の制御に連動して、正面視の状態で右下に配置されたパネル送風用ファン124を制御する。制御部501は、パネル送風用ファン122が排出する空気の流量の増大に応じて、パネル送風用ファン124が排出する空気の流量を減少させる。そうすることで、パネル送風用ファン122からの空気とパネル送風用ファン124からの空気とのぶつかり合いにより生じる淀み点を、下方向に移動させることができる。さらに、制御部501は、パネル送風用ファン122が排出する空気の流量の減少に応じて、パネル送風用ファン124が排出する空気の流量を増大させる。そうすることで、パネル送風用ファン122からの空気とパネル送風用ファン124からの空気とのぶつかり合いにより生じる淀み点を、上方向に移動させることができる。同様に、制御部501は、正面視の状態で左上に配置されたパネル送風用ファン123の制御に連動して、正面視の状態で左下に配置されたパネル送風用ファン125を制御する。
As described above, the stagnation point D is the point where the air blown out in the opposite directions collides with each other. Therefore, the
なお、上面側に配置されたパネル送風用ファン122,123の連動制御を行ってもよいし、下面側に配置されたパネル送風用ファン124,125の連動制御を行ってもよい。表示面113の中心に対して点対称に配置された、つまり対角に位置するパネル送風用ファン122,125の連動制御を行ってもよいし、対角に位置するパネル送風用ファン123,124の連動制御を行ってもよい。
The
以上述べたように、実施例2によれば、複数のパネル送風用ファンの間で風量の時間変化が不均一となるように、複数のパネル送風用ファンが個別に制御される。これにより、淀み点が移動され、淀み点に起因する温度ムラを低減・解消することができる。 As described above, according to the second embodiment, the plurality of panel blower fans are individually controlled so that the time change of the air volume becomes non-uniform among the plurality of panel blower fans. As a result, the stagnation point is moved, and temperature unevenness caused by the stagnation point can be reduced or eliminated.
<実施例3>
以下、本発明の実施例3について説明する。なお、以下では、実施例1,2と異なる構成について詳しく説明し、実施例1,2と同様の構成については極力説明を省略する。実施例1,2では、パネル送風用ファンからの空気の流路(導風管)が、表示パネルの4辺のうちの上辺の2か所と下辺の2か所を含む4か所にそれぞれ形成された。具体的には、導風管126,127が、液晶パネル102の4辺(表示面113の4辺;ベゼル103の開口114により形作られる4辺)のうち、上辺の2か所(正面視の状態で左右の2か所)にそれぞれ設けられた。そして、導風管128,129が、液晶パネル102の4辺のうち、下辺の2か所(正面視の状態で左右の2か所)にそれぞれ設けられた。実施例3では、パネル送風用ファンからの空気の流路(導風管)の様々な配置について説明する。なお、表示パネルが四角形のパネルである例を説明するが、表示パネルの形状は四角形でなくてもよい。
<Example 3>
Hereinafter, Example 3 of the present invention will be described. In the following, configurations different from those of Examples 1 and 2 will be described in detail, and description of the same configurations as those of Examples 1 and 2 will be omitted as much as possible. In the first and second embodiments, the air flow paths (air ducts) from the panel blower fan are provided at four locations including the upper two locations and the lower side of the four sides of the display panel, respectively. Been formed. Specifically, the
図18(A)〜18(D)は、パネル送風用ファンからの空気の流路(導風管)の配置を示す概略正面図である。 18 (A) to 18 (D) are schematic front views showing the arrangement of air flow paths (air ducts) from the panel blower fan.
図18(A)では、液晶パネル102(開口114)の上辺に導風管139が設けられており、図18(B)では、液晶パネル102(開口114)の下辺に導風管140が設けられている。導風管139の両端(正面視の状態で右端と左端;矢印で示す2か所)に2つのパネル送付用ファンがそれぞれ接続され、2つのパネル送風用ファンからの空気は、導風管139を通り、液晶パネル102の上辺から下辺に向かって排出される。同様に、導風管140の両端(正面視の状態で右端と左端;矢印で示す2か所)に2つのパネル送付用ファンがそれぞれ接続され、2つのパネル送風用ファンからの空気は、導風管140を通り、液晶パネル102の下辺から上辺に向かって排出される。
In FIG. 18A, a
電源117などの配置に依っては、液晶パネル102のうち、液晶パネル102の上辺寄りまたは下辺寄りの領域が高温になることがある。導風管139,140の配置に依れば、液晶パネル102の上辺寄りまたは下辺寄りの領域が高温になることを好適に抑制することができる。図18(A),18(B)の構成を組み合わせて、図18(C)に示すように、液晶パネル102の上辺と下辺(対向する2辺)に導風管139と導風管140をそれぞれ設けてもよい。
Depending on the arrangement of the
図18(D)では、図18(A)の導風管139が、正面視の状態で左右に並んだ導風管141,142に分割されている。図18(E)では、図18(B)の導風管140が、正面視の状態で左右に並んだ導風管143,144に分割されている。そして、図18(F)では、図18(D),18(E)の構成を組み合わせて、導風管141〜144が配置されている。図18(D)〜18(F)では、導風管141〜144のそれぞれの一端(矢印で示す箇所)に1つのパネル送風用ファンが接続される。つまり、導風管141〜144のそれぞれはパネル送風用ファンと1対1で接続される。なお、図18(F)の導風管141〜144の配置は、実施例1,2の配置に他ならない。
In FIG. 18D, the
図18(G)では、液晶パネル102(開口114)の4辺に4つの導風管139,140,145,146がそれぞれ設けられている。導風管139に導入された空気は液晶パネル102の上辺から下辺に向かって排出され、導風管140に導入された空気は液晶パネル102の下辺から上辺に向かって排出される。そして、導風管145に導入された空気は液晶パネル102の左辺から右辺に向かって排出され、導風管146に導入された空気は液晶パネル102の右辺から左辺に向かって排出される。このような構成によれば、表示面113のうち高温になる中央部分(中央領域)へより確実に送風したり、表示面113に全面的に送風したりすることが可能となる。
In FIG. 18 (G), four
矢印で示すように、4つの導風管139,140,145,146には4つのパネル送風用ファンが接続される。各パネル送風用ファンは、隣接する2つの導風管のそれぞれの一端に接続される。具体的には、パネル送風用ファン147aは、導風管139の一端(正面視の状態で左端)と導風管145の一端(正面視の状態で上端)とに接続される。パネル送風用ファン147bは、導風管139の一端(正面視の状態で右端)と導風管146の一端(正面視の状態で上端)とに接続される。パネル送風用ファン147cは、導風管140の一端(正面視の状態で右端)と導風管146の一端(正面視の状態で下端)とに接続される。そして、パネル送風用ファン147dは、導風管140の一端(正面視の状態で左端)と導風管145の一端(正面視の状態で下端)とに接続される。このため、1つのパネル送風用ファンからの空気は2つの導風管に分岐し、1つ導風管では2つのパネル送風用ファンからの空気が合流する。
As shown by the arrows, four panel blower fans are connected to the four
なお、4つの導風管139,140,145,146に4つのパネル送風用ファンが1対1で接続されてもよい。例えば、パネル送風用ファン147aは導風管139の左端のみ、パネル送風用ファン147bは導風管146の上端のみ、パネル送風用ファン147cは導風管140の右端のみ、パネル送風用ファン147dは導風管145の下端のみに
接続されてもよい。
It should be noted that four panel blower fans may be connected to the four
図18(H)は、表示面113が縦長である場合の例を示すに適用したものである。図18(H)では、表示面113(液晶パネル102)の2つの長辺、具体的には左辺と右辺に2つの導風管152,153が設けられている。矢印で示すように、導風管152の両端(正面視の状態で上端と下端)に2つのパネル送付用ファンがそれぞれ接続され、導風管153の両端(正面視の状態で上端と下端)に2つのパネル送付用ファンがそれぞれ接続される。導風管152に導入された空気は液晶パネル102の左辺から右辺に向かって排出され、導風管153に導入された空気は液晶パネル102の右辺から左辺に向かって排出される。液晶パネル102の左辺から右辺や中心までの距離は、液晶パネル102の上辺から下辺や中心までの距離よりも短い。このため、図18(H)の構成によれば、液晶パネル102の短辺(上辺と下辺)に導風管を設ける場合に比べ、より効率的に液晶パネル102を冷却することができる。表示面113が縦長の表示装置101は屋外に設置されることが多く、本発明は屋内用装置にも屋外用装置にも適用可能である。
FIG. 18H is applied to show an example in which the
以上述べたように、パネル送風用ファンからの空気の流路(導風管)は、様々な配置を取り得る。なお、流路(導風管)とパネル送風用ファンの対応関係は特に限定されず、流路とパネル送風用ファンは1対1で対応してもよいし、1対多で対応してもよいし、多対1で対応してもよい。 As described above, the air flow path (air duct) from the panel blower fan can be arranged in various ways. The correspondence between the flow path (blower pipe) and the panel blower fan is not particularly limited, and the flow path and the panel blower fan may correspond one-to-one or one-to-many. It may be a many-to-one correspondence.
<実施例4>
以下、本発明の実施例4について説明する。なお、以下では、実施例1〜3と異なる構成について詳しく説明し、実施例1〜3と同様の構成については極力説明を省略する。実施例2では、パネル送風用ファン122〜125のそれぞれについて、パネル送風用ファンの制御を他の全てのパネル送風用ファンの制御と異ならせた。実施例4では、上面側に配置されたパネル送風用ファン122,123を一括で(同様に)制御し、下面側に配置されたパネル送風用ファン124,125を一括で制御する例を説明する。
<Example 4>
Hereinafter, Example 4 of the present invention will be described. In the following, configurations different from those of Examples 1 to 3 will be described in detail, and description of the same configurations as those of Examples 1 to 3 will be omitted as much as possible. In the second embodiment, the control of the panel blower fan was made different from the control of all the other panel blower fans for each of the
図19(A),19(B)は、液晶パネル102への空気の流量を示す正面図である。図20は、パネル送風用ファン122〜125が排出する空気の流量(風量)の時間変化を示すグラフである。図19(A)は図20のタイミングt1に対応し、図19(B)は図20のタイミングt2に対応する。図19(A),19(B)において、矢印F21は、パネル送風用ファン122が排出する空気の流量を示し、矢印F22は、パネル送風用ファン123が排出する空気の流量を示す。そして、矢印F23は、パネル送風用ファン124が排出する空気の流量を示し、矢印F24は、パネル送風用ファン125が排出する空気の流量を示す。
19 (A) and 19 (B) are front views showing the flow rate of air to the
図19(A)の状態で、パネル送風用ファン122,123が排出する空気の流量F21,F22が最小となり、パネル送風用ファン124,125が排出する空気の流量F23,F24が最大となる。そして、図19(A)の状態から図19(B)の状態に遷移し、パネル送風用ファン122,123が排出する空気の流量F21,F22が最大となり、パネル送風用ファン124,125が排出する空気の流量F23,F24が最小となる。
In the state of FIG. 19A, the air flow rates F21 and F22 discharged by the
図20の時間変化によれば、図19(A),19(B)に示す状態変化が周期的に繰り返される。図19(A),19(B)に示す状態変化を周期的に繰り返すことで、淀み点Dを表示面113上で上下に移動させることができ、淀み点に起因する温度ムラを低減・解消をすることができる。図20の縦軸は、パネル送風用ファン122〜125が排出する空気の流量F21〜F24を示し、図20の横軸は、時間を示す。流量F21〜F24の時間変化は正弦波で表され、その周期を時間Pとすると、パネル送風用ファン122,
123に対応する正弦波の位相は、パネル送風用ファン124,125に対応する正弦波の位相に対して時間P/2だけずれている。
According to the time change of FIG. 20, the state change shown in FIGS. 19 (A) and 19 (B) is periodically repeated. By periodically repeating the state changes shown in FIGS. 19A and 19B, the stagnation point D can be moved up and down on the
The phase of the sine wave corresponding to 123 is shifted by time P / 2 with respect to the phase of the sine wave corresponding to the
以上述べたように、実施例4によれば、表示パネルの複数の辺(表示面の複数の辺;ベゼルの開口により形作られる複数の辺)のそれぞれについて、対応する複数のパネル送風用ファンが一括で(同様に)制御される。そして、表示パネルの複数の辺の間で、対応する複数のパネル送風用ファンの制御が異ならされる。これにより、淀み点が移動され、淀み点に起因する温度ムラを低減・解消することができる。 As described above, according to the fourth embodiment, there are a plurality of corresponding panel blower fans for each of the plurality of sides of the display panel (the plurality of sides of the display surface; the plurality of sides formed by the opening of the bezel). It is controlled collectively (as well). Then, the control of the corresponding plurality of panel blower fans is different among the plurality of sides of the display panel. As a result, the stagnation point is moved, and temperature unevenness caused by the stagnation point can be reduced or eliminated.
なお、パネル送風用ファンが対応付けられる辺(導風管が設けられる辺)の数は、2つに限られない。n個の辺のそれぞれに導風管が設けられる場合には、例えば、n個の辺にそれぞれ対応するn個のパネル送風用ファンを、時間P/nずつずらした位相で周期的に駆動すればよい。そして、同じ辺に対応する複数のパネル送風用ファンを同じ正弦波(同じ位相かつ同じ周期)で周期的に駆動すればよい。 The number of sides to which the panel blower fan is associated (sides to which the air duct is provided) is not limited to two. When air ducts are provided on each of the n sides, for example, the n panel blower fans corresponding to the n sides are periodically driven in phases shifted by time P / n. Just do it. Then, a plurality of panel blower fans corresponding to the same side may be periodically driven with the same sine wave (same phase and same period).
また、実施例4の制御は、図18(C)の構成、図18(G)の構成、図18(H)の構成などにも適用可能である。 Further, the control of the fourth embodiment can be applied to the configuration of FIG. 18 (C), the configuration of FIG. 18 (G), the configuration of FIG. 18 (H), and the like.
<実施例5>
以下、本発明の実施例5について説明する。なお、以下では、実施例1〜4と異なる構成について詳しく説明し、実施例1〜4と同様の構成については極力説明を省略する。実施例1,2,4では、正面視の状態で右上、左上、右下、及び、左下の4か所に4つのパネル送風用ファン122〜125をそれぞれ設けた。実施例5では、パネル送風用ファン122,123を設けずに、正面視の状態で右下と左下の2か所に2つのパネル送風用ファン124,125をそれぞれ設ける例を説明する。すなわち、表示装置101が図18(E)の構成を有する場合の例を説明する。
<Example 5>
Hereinafter, Example 5 of the present invention will be described. In the following, configurations different from those of Examples 1 to 4 will be described in detail, and description of the same configurations as those of Examples 1 to 4 will be omitted as much as possible. In Examples 1, 2 and 4, four
図21(A),21(B)は、液晶パネル102への空気の流量を示す正面図である。図22は、パネル送風用ファン124,125が排出する空気の流量(風量)の時間変化を示すグラフである。図21(A)は図22のタイミングt1に対応し、図21(B)は図22のタイミングt2に対応する。図21(A),21(B)において、矢印F33は、パネル送風用ファン124が排出する空気の流量を示し、矢印F34は、パネル送風用ファン125が排出する空気の流量を示す。
21 (A) and 21 (B) are front views showing the flow rate of air to the
図21(A)の状態で、パネル送風用ファン124が排出する空気の流量F33が最小となり、パネル送風用ファン125が排出する空気の流量F34が最大となる。そして、図21(A)の状態から図21(B)の状態に遷移し、パネル送風用ファン124が排出する空気の流量F33が最大となり、パネル送風用ファン125が排出する空気の流量F34が最小となる。
In the state of FIG. 21A, the flow rate F33 of the air discharged by the
図22の時間変化によれば、図21(A),21(B)に示す状態変化が周期的に繰り返される。図21(A),21(B)に示す状態変化を周期的に繰り返すことで、淀み点Dを表示面113上で移動させることができ、淀み点に起因する温度ムラを低減・解消をすることができる。図22の縦軸は、パネル送風用ファン124,125が排出する空気の流量F33,F34を示し、図22の横軸は、時間を示す。流量F33,F34の時間変化は正弦波で表され、その周期を時間Pとすると、パネル送風用ファン124に対応する正弦波の位相は、パネル送風用ファン125に対応する正弦波の位相に対して時間P/2だけずれている。
According to the time change of FIG. 22, the state change shown in FIGS. 21 (A) and 21 (B) is periodically repeated. By periodically repeating the state changes shown in FIGS. 21 (A) and 21 (B), the stagnation point D can be moved on the
以上述べたように、実施例5によれば、表示パネルの1辺に対応する複数のパネル送風
用ファンの間で、パネル送風用ファンの制御が異ならされる。これにより、淀み点が移動され、淀み点に起因する温度ムラを低減・解消することができる。なお、実施例5の制御は、図18(D)の構成などにも適用可能である。
As described above, according to the fifth embodiment, the control of the panel blower fan is different among the plurality of panel blower fans corresponding to one side of the display panel. As a result, the stagnation point is moved, and temperature unevenness caused by the stagnation point can be reduced or eliminated. The control of the fifth embodiment can also be applied to the configuration of FIG. 18D.
<実施例6>
以下、本発明の実施例6について説明する。なお、以下では、実施例1〜5と異なる構成について詳しく説明し、実施例1〜5と同様の構成については極力説明を省略する。実施例6では、液晶パネル102をより効率良く冷却可能な構成について説明する。
<Example 6>
Hereinafter, Example 6 of the present invention will be described. In the following, configurations different from those of Examples 1 to 5 will be described in detail, and description of the same configurations as those of Examples 1 to 5 will be omitted as much as possible. In the sixth embodiment, a configuration capable of cooling the
図23は、パネル送風用ファンからの空気を液晶パネル102の表示面113に吹き付けるための吹出口425(実施例1の吹出口131に相当する)の向き及びサイズを示す正面図である。導風管148〜151のそれぞれは、液晶パネル102の1辺(長手方向の上辺または下辺)だけでなく、隣接する他の辺(短手方向の左辺または右辺)にも延伸するように、連続するL字形状で形成される。つまり、導風管148〜151は、液晶パネル102の4辺(表示面113の4辺;ベゼル103の開口114により形作られる4辺)すべてに設けられている。そして、4つの導風管148〜151に4つのパネル送風用ファン122〜125が1対1で接続されるため、導風管148〜151のそれぞれにおいて、複数のパネル送風用ファンからの空気の合流は生じない。その結果、図18(G)の構成(各導風管の両端に2つのパネル送風用ファンがそれぞれ接続される構成)に比べて、損失(気流のエネルギーの損失)を低減でき、液晶パネル102をより効率良く冷却できる。
FIG. 23 is a front view showing the direction and size of the air outlet 425 (corresponding to the
複数の吹出口425は、液晶パネル102の辺に沿って並んだ複数の孔である。液晶パネル102の各辺において、吹出口425(孔)のサイズは、辺の端に近いほど小さく、辺の中央に近いほど大きくされている。このため、辺の中央に近い吹出口425での空気の流量411,426に対して辺の端に近い吹出口425での空気の流量412,427は小さくなる。
The plurality of
実施例6でも、時間P/4(時間Pは周期)ずつずらした位相で4つのパネル送風用ファン122〜125が周期的に駆動される。実施例6の周期駆動では、例えば、対角に位置するパネル送風用ファン122,125の連動制御と、対角に位置するパネル送風用ファン123,124の連動制御とが実現されるように、パネル送風用ファン122〜125が制御される。
Also in the sixth embodiment, the four
以上述べたように、実施例6によれば、表示パネルの全ての辺に導風管(パネル送風用ファンからの空気の流路)が形成され、表示パネルの全ての辺の側から表示面に空気が吹き付けられる。これにより、表示パネルがより効率良く冷却可能となる。実施例6の構成は、高温となる領域が大きい場合や、高温となる領域が複数存在する場合などにおいて、好適に適用することができる。 As described above, according to the sixth embodiment, air ducts (air flow paths from the panel blower fan) are formed on all sides of the display panel, and the display surface is seen from all sides of the display panel. Air is blown to. As a result, the display panel can be cooled more efficiently. The configuration of the sixth embodiment can be suitably applied when the region having a high temperature is large or when there are a plurality of regions having a high temperature.
<実施例7>
以下、本発明の実施例7について説明する。なお、以下では、実施例1〜6と異なる構成について詳しく説明し、実施例1〜6と同様の構成については極力説明を省略する。実施例1の変形例では、吹出口410(孔)を、仕切板420と、スペーサ421,422とにより形成した。実施例7では、表示パネルとベゼルと仕切板により吹出口(孔)を形成する例を説明する。
<Example 7>
Hereinafter, Example 7 of the present invention will be described. In the following, the configurations different from those of Examples 1 to 6 will be described in detail, and the description of the same configurations as those of Examples 1 to 6 will be omitted as much as possible. In the modified example of Example 1, the outlet 410 (hole) was formed by the
図24は、表示装置101を上側(上面側)から見た図であり、表示装置101の構成を示す断面図である。図24に示すように、実施例7では、ベゼル103の周辺部分455(表示領域の中央部分から遠い部分)からベゼル103の中央部分454(表示領域の
中央部分に近い部分)に向かうにつれ、液晶パネル102とベゼル103のクリアランスを大きした。そして、中央部分454には、周辺部分455の仕切板462よりも高さ(前後方向(表示面113に垂直な方向)の厚み)が大きい仕切板461を設けた。具体的には、中央部分454に近いほど仕切板の高さが大きくなるように、液晶パネル102とベゼル103の間に複数の仕切板を設け、液晶パネル102とベゼル103と複数の仕切板により複数の吹出口が形成されるようにした。これにより、実施例1の変形例におけるスペーサ421,422を用いずに、吹出口(孔)のサイズを位置に応じて変えることができる。つまり、実施例1の変形例に比べ少ない部品(部材)で、実施例1と同様の効果が得られるように複数の吹出口を形成することができる。
FIG. 24 is a view of the
なお、ベゼル103は、液晶パネル102とのクリアランスの変化が実現されるように湾曲した形状を有していてもよいし、そうでなくてもよい。周辺部分455から中央部分454にかけて液晶パネル102とベゼル103のクリアランスが徐々に大きくなることが好ましいが、そうでなくてもよい。第1の吹出口(孔)と、特定領域(表示領域の中央部分)までの距離が第1の吹出口よりも短く且つ第1の吹出口よりも大きい第2の吹出口(孔)とが形成されればよい。
The
また、仕切板を形成せずに、液晶パネル102とベゼル103の隙間であるスリットを吹出口として用いてもよい。この場合は、例えば、特定領域(表示領域の中央部分)に近いほどスリットの幅(液晶パネル102とベゼル103のクリアランス;前後方向(表示面113に垂直な方向)の幅)を大きくすればよい。換言すれば、周辺部分455から中央部分454にかけてスリットの幅を徐々に大きくすればよい。周辺部分455から中央部分454にかけてスリットの幅が徐々に小さくなる部分が存在してもよい。
Further, the slit which is the gap between the
以上述べたように、実施例7によれば、実施例1の比較例などと比較してより簡易な構成で、表示面(表示パネル)を効率良く冷却することができる。 As described above, according to the seventh embodiment, the display surface (display panel) can be efficiently cooled with a simpler configuration as compared with the comparative example of the first embodiment.
<実施例8>
以下、本発明の実施例8について説明する。なお、以下では、実施例1〜7と異なる構成について詳しく説明し、実施例1〜6と同様の構成については極力説明を省略する。実施例1では、導風管126〜129のそれぞれを、柔軟性を有するシート状の部材のみで構成した。実施例8では、導風管の一部を表示装置101に元から備わっている他の部材で構成する例を説明する。
<Example 8>
Hereinafter, Example 8 of the present invention will be described. In the following, the configurations different from those of Examples 1 to 7 will be described in detail, and the description of the same configurations as those of Examples 1 to 6 will be omitted as much as possible. In the first embodiment, each of the
図25は、表示装置101を右側(右面側)から見た図であり、実施例8に係る導風管328を示す断面図である。導風管328は、内部筐体であり内部構造体でもあるフレーム部材301、前面側筐体であるベゼル103、内部構造体でもある表示モジュール112、及び、柔軟性を有するシート部材(シート状の部材)302a,302bで構成されている。導風管328は、実施例1の導風管128に対応する。実施例1の導風管126,127,129にそれぞれ対応する3つの導風管も、導風管328と同様に形成される。
FIG. 25 is a view of the
シート部材302aにより、表示モジュール312とフレーム部材301が接続され、シート部材302bにより、ベゼル103とフレーム部材301が接続される。フレーム部材301、ベゼル103、及び、表示モジュール112の組み合わせだけでは、気密性に優れた導風管を形成することは難しい。シート部材302a,302bを用いることにより、フレーム部材301、ベゼル103、及び、表示モジュール112の間の隙間をふさぐことができ、気密性に優れた導風管328を形成することができる。さらに、既存の筐体や構造体などを利用することにより、材料費の増加を抑えて導風管328を形成することができる。
The
シート部材302a,302bは、他の部材(フレーム部材301、ベゼル103、表示モジュール112など)に対して、両面テープや接着剤などで接合される。シート部材302a,302bの材質は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PA(ポリアミド)などであり、シート部材302a,302bの厚みは、例えば0.1〜1mm程度である。このようなシート部材302a,302bは柔軟性を有するため、他の部材に密着して接合することが可能であり、導風管328の気密性を向上することができる。
The
なお、導風管328は、既知の方法でパネル送風用ファン124に接続される。
The
以上述べたように、実施例8によれば、導風管の一部が表示装置101に元から備わっている他の部材で構成される。これにより、材料費の増加を抑えて導風管を形成することができる。
As described above, according to the eighth embodiment, a part of the air duct is composed of other members originally provided in the
なお、実施例1〜8(上述した変形例を含む)はあくまで一例であり、本発明の要旨の範囲内で実施例1〜8の構成を適宜変形したり変更したりすることにより得られる構成も、本発明に含まれる。実施例1〜8の構成を適宜組み合わせて得られる構成も、本発明に含まれる。 It should be noted that Examples 1 to 8 (including the above-mentioned modified examples) are merely examples, and configurations obtained by appropriately modifying or changing the configurations of Examples 1 to 8 within the scope of the gist of the present invention. Is also included in the present invention. The present invention also includes configurations obtained by appropriately combining the configurations of Examples 1 to 8.
101:表示装置 102:液晶パネル 103:ベゼル
122〜125:パネル送風用ファン 126〜129:導風管 131:吹出口
101: Display device 102: Liquid crystal panel 103:
Claims (16)
前記表示パネルの前記表示領域の外周部分を覆うフレームと、
送風部材と、
を備え、
前記表示パネルと前記フレームとの間に流路が形成されており、
前記送風部材から前記流路の導入部分に空気が導入され、
導入された空気は前記流路の排出部分から前記表示領域の側に排出され、
前記流路内で空気を流す流れ方向に垂直な面によって得られる前記流路の断面は、前記導入部分から前記流れ方向に沿って第1距離にある部分よりも、前記導入部分から前記流れ方向に沿って前記第1距離よりも遠い第2距離にある部分のほうが小さい
ことを特徴とする表示装置。 A display panel that displays an image in the display area,
A frame that covers the outer peripheral portion of the display area of the display panel,
Blower and
With
A flow path is formed between the display panel and the frame.
Air is introduced from the blower member into the introduction portion of the flow path,
The introduced air is discharged from the discharge portion of the flow path to the display area side.
The cross section of the flow path obtained by the plane perpendicular to the flow direction in which the air flows in the flow path is the flow direction from the introduction portion rather than the portion at the first distance along the flow direction from the introduction portion. A display device characterized in that a portion at a second distance farther than the first distance is smaller along the above.
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 The display device according to claim 1, wherein the cross section of the flow path becomes smaller as the distance from the introduction portion is increased along the flow direction.
ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。 The display device according to claim 1 or 2, wherein the blower member sends outside air from the side surface side of the display device to the introduction portion of the flow path inside the display device.
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。 The discharge portion is characterized in that the air volume in a specific region which is a part of the display region is formed to be larger than the air volume in the other portion of the display region. The display device according to any one item.
ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 The display device according to claim 4, wherein the specific area is an area of a central portion of the display area.
前記複数の孔のそれぞれの方向が前記特定領域に向かう方向であるという条件と、前記特定領域に近いほど前記孔が大きいという条件との少なくとも一方が満たされている
ことを特徴とする請求項4または5に記載の表示装置。 A plurality of holes arranged along the sides of the display panel are formed in the discharge portion, each of which connects the inside and the outside of the flow path.
4. Claim 4 is characterized in that at least one of a condition that each direction of the plurality of holes is a direction toward the specific region and a condition that the hole is larger as it is closer to the specific region is satisfied. Or the display device according to 5.
前記特定領域に近いほど前記スリットの幅が大きい
ことを特徴とする請求項4または5に記載の表示装置。 A slit along the side of the display panel is formed in the discharge portion to connect the inside and the outside of the flow path.
The display device according to claim 4 or 5, wherein the width of the slit is larger as it is closer to the specific region.
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。 The display device according to any one of claims 1 to 7, wherein a plurality of the flow paths are formed between the display panel and the frame.
ことを特徴とする請求項8に記載の表示装置。 The display device according to claim 8, wherein the plurality of flow paths are formed at least on two opposite sides of the plurality of sides of the display panel.
ことを特徴とする請求項8または9に記載の表示装置。 The display device according to claim 8 or 9, wherein the plurality of flow paths are formed on all sides of the display panel.
ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の表示装置。 The display device according to any one of claims 8 to 10, wherein the plurality of flow paths are formed at a plurality of points symmetrical with respect to the center of the display panel.
ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の表示装置。 The display device according to any one of claims 8 to 11, further comprising a plurality of the blower members.
ことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。 The display device according to claim 12, wherein the plurality of blower members and the plurality of flow paths have a one-to-one correspondence.
ことを特徴とする請求項12または13に記載の表示装置。 The display device according to claim 12 or 13, further comprising a control means for individually controlling the plurality of blower members so that the time variation of the air volume becomes non-uniform among the plurality of blower members. ..
ことを特徴とする請求項14に記載の表示装置。 The control means is characterized in that the blower member corresponding to the other flow paths of the plurality of flow paths is controlled in conjunction with the control of the blower member corresponding to any one of the plurality of flow paths. The display device according to claim 14.
前記表示パネルは、前記発光モジュールから照射された光を透過することにより、前記画像を表示する
ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の表示装置。 Further having a light emitting module that irradiates light on the back surface of the display panel,
The display device according to any one of claims 1 to 15, wherein the display panel displays the image by transmitting light emitted from the light emitting module.
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