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JP2021013910A - 金属缶の内面塗装方法及び内面塗装装置 - Google Patents

金属缶の内面塗装方法及び内面塗装装置 Download PDF

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JP2021013910A JP2019131161A JP2019131161A JP2021013910A JP 2021013910 A JP2021013910 A JP 2021013910A JP 2019131161 A JP2019131161 A JP 2019131161A JP 2019131161 A JP2019131161 A JP 2019131161A JP 2021013910 A JP2021013910 A JP 2021013910A
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Abstract

【課題】ハイトの高い缶でも、底部や側面を十分に塗装ができ、しかもオーバースプレイ量とミストの量を少なくできる金属缶の内面塗装方法及び内面塗装装置を提供する。【解決手段】有底筒状の金属缶の内面に噴霧手段によって塗料を吹き付けて塗装する金属缶の内面塗装方法において、前記金属缶の内面の内、前記胴部内側壁の開口側領域以外の領域を、前記金属缶の胴部内に挿入されるノズルを有し、塗料を気体の圧力で噴霧するエアスプレイ方式の第1噴霧手段によって塗料を吹き付けて塗装し、前記金属缶の胴部内側壁の開口側領域を、前記金属缶の外部に固定されるノズルを有し、塗料に加える圧力で噴霧するエアレススプレイ方式の第2噴霧手段によって塗料を吹き付けて塗装することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、有底筒状の金属缶、特にハイトの高い金属缶に適した金属缶の内面塗装方法及び塗装装置に関する。
従来から、内容物に対する耐腐食性を持たせるために、缶の内面は塗膜で保護されている。特に、DI缶は絞りしごき加工によって成形されるので、成形後に内面を保護するために塗装する必要がある。この金属缶の内面塗装には、スプレイ塗装が用いられる。
スプレイ塗装の方式には、噴霧手段として、固定ガン方式とランシングガン方式があり、比較的ハイトが低い飲料缶は固定ガン、ハイトの高いエアゾール缶はランシングガンが、主として採用されている。ランシングガン方式とは、ノズルが移動する方式で、ノズルを缶の底部近くまで挿入し、ノズル先端に設けられた噴霧孔から塗料を噴霧しながら、底部側から開口端に向けて移動させ、缶の内面を塗装する方式である(たとえば、特許文献1参照)。
固定ガン方式とは、ノズルを缶の外側に固定し、缶の外側から金属缶の内面に向けて噴霧する方式である(例えば、特許文献2参照)。
また、塗料の吐出方法として、圧縮空気の空気圧で塗料を噴霧するエアスプレイ方式と、圧縮空気を使用せず、塗料に直接圧力を加えて噴霧するエアレススプレイ方式があり、高い耐食性の求められる缶の場合、高粘度・高固形分の塗料を厚膜塗装しているため、エアスプレイ方式が使用されていた。
特開昭59−196774号公報 特開昭51−124141号公報
しかしながら、特許文献2に記載の固定ガン方式では、ハイトの高い缶や開口が狭い缶の場合、缶底まで塗料が届かない場合が生じる。
一方、特許文献1に記載のランシングガン方式の場合には、ハイトの高い缶でも缶底まで塗料が届くものの、圧縮空気流によって塗料を霧化しているために、空気中に滞留するミストが多く、缶の開口側でオーバースプレイ量(扇形に拡がる噴霧パターンが開口端からはみ出す量)の調整が難しく、缶を保持するターレットのポケットや、スプレイマシン(塗布装置)内部の汚損、缶の外観不良が発生する。また、内面塗装後に、開口部を絞るネック加工を行う場合、開口部外周に付着したミストが突出した状態でネック部が成形されるため、ネック部にしわよりが発生するという問題も生じる。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ハイトの高い缶でも、底部や側面を十分に塗装ができ、しかもオーバースプレイ量とミストの量を少なくできる金属缶の内面塗装方法及び内面塗装装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、有底筒状の金属缶の内面に噴霧手段によって塗料を吹き付けて塗装する金属缶の内面塗装方法において、
前記金属缶の内面の内、前記胴部内側壁の開口側領域以外の領域を、前記金属缶の胴部内に挿入されるノズルを有し、塗料を気体の圧力で噴霧するエアスプレイ方式の第1噴霧手段によって塗料を吹き付けて塗装し、
前記金属缶の胴部内側壁の開口側領域を、前記金属缶の外部に固定されるノズルを有し、塗料に加える圧力で噴霧するエアレススプレイ方式の第2噴霧手段によって塗料を吹き付けて塗装することを特徴とする。
本発明によれば、金属缶の胴部内側壁の開口側領域以外の領域を、金属缶内に挿入されるエアスプレイ方式のノズルを備えた移動可能な第1噴霧手段で塗装するので、ハイトの高い金属缶についても底部や胴部内側面を十分に塗装することができる。
一方、胴部内側壁の開口側領域については、金属缶の外部に固定されたノズルから、塗料をエアレス方式の第2噴霧手段で吹付けて塗装するので、オーバースプレイ量を精度よく制御でき、ミストの量についても少なくすることができる。
本発明の金属缶の内面塗装方法は、次のように構成することができる。
1.前記金属缶の胴部内側壁の開口側領域以外の領域のうち、少なくとも底部側領域を塗装した後に、加熱して仮硬化させる仮硬化工程を備え、
該仮硬化工程の後に、前記胴部内側壁の開口側領域を塗装する。
このようにすれば、塗料の液だれ等を防止することができる。
2.前記胴部内側壁の底部側領域と共に、前記金属缶の底部も塗装した後に、前記仮硬化工程に進む。
底部についても、塗装することで、工程数を減らすことができる。
3.前記金属缶の底部の塗装は、前記仮硬化工程の後に行う。
底部を別工程とすることで、底部の塗膜の厚さを正確に形成することができる。
4.前記金属缶の胴部内側壁の開口側領域を塗装する塗料と、開口側領域以外の領域を塗装する塗料は、異なる種類の塗料とする。
開口部を加工する場合に、加工に適した加熱硬化後の塗膜が柔らかい塗料を選択することができる。
また、本発明の金属缶の内面塗装装置は、有底筒状の金属缶の内面に塗料を吹き付けて塗装する金属缶の内面塗装装置において、
前記金属缶の内面の内、前記胴部内側壁の開口側領域以外の領域を、前記金属缶の胴部内に挿入されるノズルを有し、塗料を気体の圧力で噴霧するエアスプレイ方式の第1噴霧手段と、
前記金属缶の胴部内側壁の開口側領域を、前記金属缶の外部に固定されるノズルを有し、塗料に加える圧力で噴霧するエアレススプレイ方式の第2噴霧手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、胴部内側壁の開口側領域以外の領域を、胴部内に挿入されるノズルを備えた噴霧手段で塗装するので、ハイトの高い金属缶についても底部や胴部内側面を十分に塗装することができる。
一方、胴部内周の開口端付近については、金属缶の外部に配置された、エアレススプレイ方式のノズルによって塗装するので、オーバースプレイ量を精度よく制御でき、ミストの量についても少なくすることができる。
本発明の金属缶の内面塗装装置は、次のように構成することができる。
1.前記金属缶を搬送路に沿って順次搬送する搬送手段を有し、搬送路には、前記第1噴霧手段を備えた噴霧手段が配置される第1塗装ステーションと、前記第2噴霧手段が配置される第2塗装ステーションを有し、
前記第1塗装ステーションでは、少なくとも胴部内側壁の底部側領域を塗装し、前記第2塗装ステーションでは、開口側領域を塗装する。
2.前記第2塗装ステーションには、前記第2噴霧手段と共に第1噴霧手段が追加配置され、前記第1塗装ステーションでは、胴部内側壁の底部側領域を塗装し、前記第2塗装ステーションでは、前記追加配置された第1噴霧手段によって、缶内面の底部を塗装する。3.前記第1塗装ステーションと第2塗装ステーションの間に、加熱処理をして塗膜を仮
硬化させる仮硬化処理部が設けられている。
以上説明したように、本発明によれば、ハイトの高い缶でも、底部や胴部内側面を十分に塗装ができ、しかもオーバースプレイ量とミストの量を少なくできる。
図1は、本発明の実施形態1に係る金属缶の内面塗装装置の搬送路の構成を示す側面図。 図2(A)は、図1の移動ガンの構成を示す概念図、(B)は移動ガンのカム構造を示す模式図、(C)は図1の固定ガンの構成を示す概念図。 図3は、図2の移動ガンと固定ガンの配管系統を示す概念図。 図4(A)乃至(E)は、図1の装置の塗装工程を示す図。 図5は、本発明の実施形態2に係る金属缶の内面塗装装置の搬送路の構成を示す側面図。 図6(A)乃至(E)は、図5の装置の塗装工程を示す図。
以下に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る金属缶の内面塗装装置の搬送路の概略構成を示す図である。
搬送機構はロータリー式で、金属缶1は、ターレット(搬送手段)100の回転によって、ターレット100の回転軸Nを中心とする円周上を旋回するように、所定間隔で、間欠的に搬送される。金属缶1は缶保持具110によって、保持された状態で搬送される。図1では、ターレット100は、模式的に円形で表現したもので、ターレット100には、缶保持具110に係合する凹部(不図示)を有し、缶保持具110を凹部に保持して周方向に搬送する構成となっている。
ターレット100は、回転軸Nが水平に向けられ、金属缶1は縦方向に旋回して搬送される。搬送路は、ターレット100の回転軸Nを通る垂直線Vを隔てて一方側(図1中、左側)に、未塗装の金属缶が搬入される入口101と、第1塗装ステーションA1,A2と、を備えた第1搬送路W1が、他方側(図1中、右側)に第2塗装ステーションB1,B2と、塗装処理が終了した金属缶を搬出する出口102と、を備えた第2搬送路W2が構成され、第1搬送路W1と第2搬送路W2は、ターレット100から上方に離れた場所に設けられた仮硬化処理部Cに迂回搬送路W3によって連続的に接続されている。仮硬化処理部Cにはプレヒータが設けられている。
第1塗装ステーションA1,A2には、搬送方向に隣合う停止位置に配置され、それぞれ、金属缶1の胴部1a内に挿入されるエアスプレイノズル11を有し、塗料を気体の圧力で噴霧するエアスプレイ方式の第1噴霧手段である移動ガン10が配置されている。移動ガン10は、金属缶1の内面の内、胴部内側壁1bの開口側領域1b1以外の領域、この実施形態では、胴部内側壁の底部側領域1b2と底部1cとを塗装する。この例では、上流側の第1塗装ステーションA1と下流側の第1塗装ステーションA2で、別々の金属缶1が同時に塗装され、次の仮硬化工程(仮硬化処理部)に、2缶ずつ間欠送りされる。したがって、各金属缶1には、第1塗装ステーションA1,A2で、一度塗りされることになる。
第2塗装ステーションB1,B2には、塗料に加える圧力で噴霧するエアレススプレイ方式のエアレススプレイノズル21を備えた第2噴霧手段としての固定ガン20が配置さ
れている。この固定ガン20は、胴部内側壁1bの開口側領域1b1を塗装する。この場合も、上流側の第2塗装ステーションB1と下流側の第2塗装ステーションB2で、別々の金属缶1が同時に塗装され、2缶ずつ間欠送りされる。また、第1塗装ステーションA1,A2及び第2塗装ステーションB1,B2の近傍には、塗装時の塗料のミストを吸引するダクト103が設けられている。
次に、図2を参照して、移動ガン10と、固定ガン20について説明する。
図2(A)には、移動ガン10が示されている。
移動ガン10は、先端に噴霧孔11aが設けられたエアスプレイノズル11と、エアスプレイノズル11の基端部に設けられる本体部12と、を有している。本体部12には、圧縮空気が供給される空気供給管13、塗料が供給される塗料供給管14が設けられ、噴霧孔11aにおいて、塗料が圧縮空気によって噴霧される。また、本体部12には、塗料を後述の塗料タンクに戻すための塗料戻し管14aが接続されている。また、空気戻し管13aも設けられている。
ノズル先端の噴霧孔11aの孔軸は、缶軸Mに対して所定角度α1だけ傾斜しており、噴霧孔11aから扇状に広がる噴霧パターンT1の吹付角β1は、噴霧開始位置において、底部1cと胴部内側壁1bの両方をカバーする構成で、底部1cと胴部内側壁1bの両方を塗装するように設定されている。
また、移動ガン10は、たとえば、不図示の案内装置によってエアスプレイノズル11の軸方向に往復移動自在に支持され、駆動装置15によって往復駆動される。駆動装置15としては、たとえば、図2(B)に示すようなカム16と、カム16を回転駆動するモータ17によって構成することができる。モータ17によってカム16を回転することで、移動ガン10が前進限位置から後退限位置間を往復移動する。前進限位置は、エアスプレイノズル11が金属缶1内に挿入されて、先端が金属缶1の底部1cに対向する位置であり、後退限位置が、開口部から外側に抜け出した離脱位置である。
駆動装置15としては、カム機構に限定されず、ボールねじ等の送りねじ機構、ラックとピニオン等の歯車機構等、回転運動を直線運動に変換する種々の機構、あるいはリニアモータによって直線駆動する機構等、種々の駆動装置を採用することができる。
図2(C)には、固定ガン20が示されている。
固定ガン20は、先端に噴霧孔21aが設けられた短尺のエアレススプレイノズル21と、エアレススプレイノズル21の基端部に設けられる本体部22と、を有し、本体部22が不図示の装置のフレームに固定されている。本体部22には、塗料が供給される塗料供給管24と、塗料を後述の塗料タンクに戻すための塗料戻し管25が接続されている。
ノズル先端の噴霧孔21aの孔軸は、缶軸に対して所定角度α2だけ傾斜しており、噴霧孔21aから扇状に広がる噴霧パターンT2の吹付角β2は、噴霧パターンT2が、胴部内側壁1bの開口側領域1b1、すなわち、開口端から所定距離だけ底部に拡がる範囲に付着するように設定される。開口側領域の範囲は、たとえば、缶ハイトの1/3程度までの範囲が好適である。なお、噴霧パターンT2は、開口側領域1b1と底部側領域1b2の境界を若干越えて、移動ガン10によって形成された塗膜と一部被さるように設定され、開口側領域1b1から底部側領域1b2に塗膜が連続的に形成される。
また、噴霧パターンT2の開口端側の端部は、オーバースプレイ量が最小となるように、缶の開口端に一致するように設定される。
図3は、移動ガン10および固定ガン20の、簡単な配管系統図を示している。
移動ガン10の配管系統は、塗料タンク30から移動ガン10に至る塗料供給路31が設けられ、この塗料供給路31に、ポンプ32と、ポンプ32からの導入圧を一定に保持するレギュレータ34が設けられている。
また、空気圧源36から、移動ガン10に圧縮空気を供給する空気圧供給路37が設けられ、圧縮空気が移動ガン10に供給され、不図示の制御弁によって、空気圧が供給され
て、塗料が噴霧される。
また、ポンプ32は、空気圧源36からの空気圧で作動するポンプが使用されるが、ポンプの形式については特に限定されない。また、移動ガン10から、塗料を塗料タンク30に戻す戻し流路33が設けられ、塗料が循環するように構成されている。
一方、固定ガン20の配管系統は、塗料タンク40から固定ガン20に至る塗料供給路41が設けられ、この塗料供給路41に、ポンプ42と、ポンプ42からの導入圧を一定に保持するレギュレータ44が設けられている。レギュレータ44は、移動ガン10への導入圧よりも高圧に保持する。また、固定ガン20についても、塗料を塗料タンク40に戻す戻し流路43が設けられ、塗料が循環するように構成されている。
次に、上記金属缶の内面塗装装置を用いた金属缶の内面塗装について、図4を参照して説明する。図4(A)及び(B)は、図1の第1塗装ステーションでの塗装工程を示し、図4(C)は、図1の仮硬化処理部での状態を示し、図4(D),(E)は図1の第2塗装ステーションでの塗装工程を示している。
図1では、搬送路上に多数の金属缶1が保持され、各塗装ステーションで、同時に、それぞれの工程の塗装処理がなされているが、以下の説明では、一つの金属缶に着目し、その塗装処理について順次説明する。
第1塗装ステーションA1,A2
金属缶1が2缶ずつ間欠送りされ、未塗装の金属缶1が上流側の第1塗装ステーションA1と下流側の第1塗装ステーションA2に搬送されてくる。塗装処理工程は、いずれのステーションも同じなので、上流側の第1塗装ステーションA1についてのみ説明する。金属缶1が第1塗装ステーションA1に達すると、移動ガン10のエアスプレイノズル11が金属缶の開口端から内部に挿入され、所定位置で停止し、塗料の噴霧を開始する(図4(A)参照)。塗装は、金属缶1を、缶軸Mを中心に公知の方法で自転させながら、エアスプレイノズル11を金属缶から引き抜く方向に移動し、予め規定した開口部領域との境界位置まで噴霧する(図4(B)参照)。これにより、底部1c及び底部側領域1b2に塗膜S1が形成される。
この位置で噴霧を停止し、エアスプレイノズル11の引き抜き動作は継続し、エアスプレイノズル11の先端を金属缶1の開口端から外側に離脱させる。
次いで、ターレット100が2缶ずつ間欠駆動され、上流側の第1塗装ステーションA1と下流側の第1塗装ステーションA2で塗装された金属缶1が、仮硬化処理部Cに向けて間欠送りされていく。
迂回搬送路W3は、ターレット100から仮硬化処理部Cに迂回する経路で、間欠送りする複数ステップの間、迂回搬送路W3を移動し、プレヒータで加熱されて、底部1c及び底部側領域1b2に形成された塗膜S1が仮硬化される(図4(C)参照)。仮硬化処理部Cでは、たとえば、熱風オーブンによって加熱処理がなされる。熱風オーブンの加熱温度は50〜150°C、加熱時間は5〜120秒程度である。
第2塗装ステーションB1,B2
仮硬化処理部Cを通過した金属缶1は、第2搬送路W2に入り、2缶ずつ間欠送りされ、上流側の第2塗装ステーションB1と下流側の第2塗装ステーションB2に到達する。塗装処理工程は、いずれの第2塗装ステーションB1,B2も同じなので、上流側の第2塗装ステーションB1について説明する。
この第2塗装ステーションB1においては、図4(D)に示すように、固定ガン20が作動し、エアレススプレイノズル21の噴霧孔21aから塗料が噴霧され、自転する金属缶1の胴部内側壁1bの開口側領域1b1に塗料が吹き付けられる。このエアレススプレイの塗料の噴霧パターンT2はミストが少なく、塗料の微細な液滴が噴霧パターンT2の範囲に収まっているので、オーバースプレイ量を精度よく制御でき、ミストの量について
も少なくすることができる。噴霧パターンT2の付着する範囲は、一部、胴部内側壁1bの底部側領域1b2に重なり、境界部についても均一に吹き付けられる。所定時間経過すると、噴霧を停止する。これにより、胴部内側壁1bの開口側領域1b1に均一な塗膜S2が形成され、内面塗装が終了する(図4(E))。
内面塗装が終了した後、金属缶1は、ターレット100の間欠駆動によって、第2搬送路W2を進み、何回かの間欠駆動の後に、出口102から搬出され、次工程、たとえば、本硬化工程に進み、塗膜が完全に焼き付けられる。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2について、図5及び図6を参照して説明する。
以下の説明では、主として実施形態1と異なる点について説明するものとし、実施形態1と同一の構成については、同一の符号を付して、説明を省略するものとする。
図5は、実施形態2に係る金属缶の内面塗装装置を示している。
実施形態1では、第1塗装ステーションA1,A2にエアスプレイノズル11を備えた移動ガン10が、第2塗装ステーションB1,B2には、エアレススプレイノズル21を備えた固定ガン20のみが配置されているが、この実施形態2では、第2塗装ステーションB1,B2に、エアレススプレイノズル21を備えた固定ガン20と共に、新たに、エアスプレイノズル11を備えた移動ガン10Cが追加配置されている点で相違する。
実施形態2では、缶内面の開口側領域1b1以外の領域の内、第1塗装ステーションA1,A2の移動ガン10Bで、缶胴内周の底部側領域1b2のみに塗膜が形成され、第2塗装ステーションB1,B2の移動ガン10Cで、底部1cに吹付塗装を施すようになっている。なお、ここで、移動ガン10B,10Cは、実施形態1の移動ガン10と同一の構成であるが、塗膜の形成位置が異なり、噴霧パターン等が相違するので、符号10の末尾にB,Cを付して区別している。
以下、図6を参照して、実施形態2における、第1塗装ステーションA1,A2と第2塗装ステーションB1,B2での塗装工程について説明する。
第1塗装ステーションA1,A2
金属缶1が、上流側の第1塗装ステーションA1に達すると、移動ガン10Bのエアスプレイノズル11が金属缶1の開口端から内部に挿入され、所定位置で停止し、金属缶1を回転させながら塗料の噴霧を開始する(図6(A)参照)。
移動ガン10の噴霧孔11aから広がる噴霧パターンT1は、噴霧開始位置において、主に胴部の内周面をカバーする範囲となっている。そして、エアスプレイノズル11を金属缶から離脱させる方向に移動させ、予め規定した開口部領域との境界位置まで噴霧し(図6(B)参照)、噴霧を停止する。これにより、胴部内側壁の底部側領域1b2に塗膜S1bが形成される。噴霧を停止した後、さらにエアスプレイノズル11を移動させ、エアスプレイノズル11の先端を金属缶1の開口端から外側に離脱させる。
次いで、迂回搬送路W3に移動し、プレヒータで加熱されて、胴部内側面の底部側領域1b2に形成された塗膜S1bが仮硬化される(図6(C)参照)。
第2塗装ステーションB1,B2
第2塗装ステーションB1,B2においては、図6(D)に示すように、固定ガン20による開口側領域1b1の塗装と共に、図6(E)に示すように、移動ガン10Cによって、底部1cをエアスプレイによって塗装する点で実施形態1と相違している。開口側領域1b1には塗膜S2が形成され、底部1cには、塗膜S1cが形成され、内面全体に均一な塗膜が形成される。図では、塗装の順番が、固定ガン20による塗装を先に記載しているが、移動ガン10Cによる塗装を先にしてもよい。
このように、底部1cの塗装と、胴部内側壁の底部側領域1b2の塗装を分けることにより、底部の塗膜S1cをより均一化することができる。
第2塗装ステーションB1,B2での塗装が終了すると、ターレット100の間欠駆動
によって、出口102から搬出され、次工程に進む。
[他の実施形態]
・金属缶の種類
本発明が適用可能な金属缶としては、エアゾール缶だけでなく、飲料缶、ねじ付き金属缶(いわゆるボトル缶)等、種々の金属缶に適用可能である。また、絞りしごき加工されるDI缶、深絞り缶等の2ピース缶の有底筒状の空缶の内面塗装、3ピース缶の有底筒状の空缶の内面塗装に広く適用可能である。
・移動ガン10、固定ガン20の塗装順序、数について
上記実施形態2において、底部1cを塗装する移動ガン10Cを、第1塗装ステーションA1,A2に配置してもよい。すなわち、第1塗装ステーションA1,A2に、2つの移動ガン10B,10Cを配置する構成とすることができる。また、移動ガン10の数については、2つに限らず、複数設けることができる。また、固定ガン20についても、一つに限らず、複数設けてもよい。
また、実施形態1,2では、金属缶1の胴部内側壁の開口側領域1b1を塗布する固定ガン20を第2塗装ステーションB1,B2に配置して、後工程としているが、第1塗装ステーションA1,A2に配置し、胴部内側壁1bの開口側領域1b1を1番目に塗装するようにしてもよい。
・塗料について
また、上記実施形態1,2では、缶胴内側壁の開口側領域1b1と、それ以外の領域で、同じ塗料を塗布するようになっているが、別の塗料を塗布するようにしてもよい。
たとえば、エアゾール缶等の場合、耐食性を考慮して缶胴内側壁には、焼き付け後の塗膜が硬い塗料(柔らかいと耐食性が劣る)が使用される。一方、エアゾール缶では、金属缶の開口端部にマウンティングカップが取付られるために、缶胴の開口側の領域は、加工量が多く、金属缶の胴部内側壁1bの開口側領域1b1には、高加工に耐える焼き付け後の塗膜が柔らかい塗料を使用することが好ましい。
塗膜が硬い塗料としては、ポリアミドイミド、エポキシフェノール等を用いることができ、塗膜が柔らかい塗料としては、ポリエステルアミノ、硬化剤が少ないエポキシフェノール等を用いることができる。
・その他
また、上記実施形態1,2では、金属缶の搬送路を、ターレット100を用いて旋回させるように構成したが、チェーンを直線運動させるように構成してもよい。
1 金属缶
1a 胴部
1b 胴部内側壁、1b1 開口側領域、1b2 底部側領域
1c 底部
10,10B,10C 移動ガン
11 エアスプレイノズル、11a 噴霧孔、12 本体部
13 空気供給管、13a 空気戻し管、14 塗料供給管、
14a 塗料戻し管
15 駆動装置、16 カム、17 モータ
20 固定ガン
21 エアレススプレイノズル、21a 噴霧孔、22 本体部
24 塗料供給管、 25塗料戻し管
30 塗料タンク、
31 塗料供給路、32 ポンプ、33 戻し流路、
34 レギュレータ、36 空気圧源、37 空気圧供給路
40 塗料タンク
41 塗料供給路、42 ポンプ、43 戻し流路
44 レギュレータ
100 ターレット、
101 入口、102 出口、103 ダクト
110 缶保持具
A1,A2 第1塗装ステーション
B1,B2 第2塗装ステーション
C 仮硬化処理部
N 回転軸、M 缶軸
S1 塗膜(底部側領域1b2および底部1c)
S1b,S1c 塗膜(底部側領域1b2、底部1c)
S2 塗膜(開口側領域1b1)
T1,T1b,T1c 噴霧パターン(移動ガン10,10B,10Cのエアスプレイ)、
α1 噴霧孔の孔軸の缶軸に対する角度、β1 吹付角
T2 噴霧パターン(固定ガン20のエアレススプレイ)
α2 噴霧孔の孔軸の缶軸に対する角度、β2 吹付角
V 垂直線、W1 第1搬送路、W2 第2搬送路
W3 迂回搬送路

Claims (9)

  1. 有底筒状の金属缶の内面に噴霧手段によって塗料を吹き付けて塗装する金属缶の内面塗装方法において、
    前記金属缶の内面の内、胴部内側壁の開口側領域以外の領域を、前記金属缶の胴部内に挿入されるノズルを有し、塗料を気体の圧力で噴霧するエアスプレイ方式の第1噴霧手段によって塗料を吹き付けて塗装し、
    前記金属缶の前記胴部内側壁の開口側領域を、前記金属缶の外部に固定されるノズルを有し、塗料に加える圧力で噴霧するエアレススプレイ方式の第2噴霧手段によって塗料を吹き付けて塗装することを特徴とする金属缶の内面塗装方法。
  2. 前記金属缶の胴部内側壁の開口側領域以外の領域のうち、少なくとも底部側領域を塗装した後に、加熱して仮硬化させる仮硬化工程を備え、
    該仮硬化工程の後に、前記胴部内側壁の開口側領域を塗装する請求項1に記載の金属缶の内面塗装方法。
  3. 前記胴部内側壁の底部側領域と共に、前記金属缶の底部も塗装した後に、前記仮硬化工程に進む請求項2に記載の金属缶の内面塗装方法。
  4. 前記金属缶の底部の塗装は、前記仮硬化工程の後に行う請求項2に記載の金属缶の内面塗装方法。
  5. 前記金属缶の胴部内側壁の開口側領域を塗装する塗料と、開口側領域以外の領域を塗装する塗料は、異なる種類の塗料とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の金属缶の内面塗装方法。
  6. 有底筒状の金属缶の内面に塗料を吹き付けて塗装する金属缶の内面塗装装置において、
    前記金属缶の内面の内、胴部内側壁の開口側領域以外の領域を、前記金属缶の胴部内に挿入されるノズルを有し、塗料を気体の圧力で噴霧するエアスプレイ方式の第1噴霧手段と、
    前記金属缶の胴部内側壁の開口側領域を、前記金属缶の外部に固定されるノズルを有し、塗料に加える圧力で噴霧するエアレススプレイ方式の第2噴霧手段と、を備えたことを特徴とする金属缶の内面塗装装置。
  7. 前記金属缶を搬送路に沿って順次搬送する搬送手段を有し、搬送路には、前記第1噴霧手段を備えた噴霧手段が配置される第1塗装ステーションと、前記第2噴霧手段が配置される第2塗装ステーションを有し、
    前記第1塗装ステーションでは、少なくとも胴部内側壁の底部側領域を塗装し、前記第2塗装ステーションでは、開口側領域を塗装する請求項6に記載の金属缶の内面塗装装置。
  8. 前記第2塗装ステーションには、前記第2噴霧手段と共に第1噴霧手段が追加配置され、前記第1塗装ステーションでは、胴部内側壁の底部側領域を塗装し、前記第2塗装ステーションでは、前記追加配置された第1噴霧手段によって、缶内面の底部を塗装する請求項7に記載の金属缶の内面塗装装置。
  9. 前記第1塗装ステーションと第2塗装ステーションの間に、加熱処理をして塗膜を仮硬化させる仮硬化処理部が設けられている請求項7又は8に記載の金属缶の内面塗装装置。
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