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JP2021002480A - スパークプラグ - Google Patents

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JP2021002480A JP2019115635A JP2019115635A JP2021002480A JP 2021002480 A JP2021002480 A JP 2021002480A JP 2019115635 A JP2019115635 A JP 2019115635A JP 2019115635 A JP2019115635 A JP 2019115635A JP 2021002480 A JP2021002480 A JP 2021002480A
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Abstract

【課題】火花放電による接地電極の消耗を抑制する技術を提供する。【解決手段】スパークプラグは、中心電極と、前記中心電極に対向する対向面を有する接地電極と、前記対向面に設けられた第1チップと、前記接地電極の面であって、前記対向面に連なる側面に設けられた第2チップと、を備え、前記接地電極は、ニッケルを主成分として形成されており、前記第1チップと前記第2チップとは、貴金属を主成分として形成されており、前記第1チップと前記第2チップとは、離間している、スパークプラグであって、前記第1チップは、前記側面よりも前記第2チップ側に突出していることにより、前記第1チップと前記第2チップとを前記中心電極の軸線に沿った方向に垂直な面に投影させたとき、前記第1チップの一部が前記第2チップの少なくとも一部と重なることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、スパークプラグに関する。
内燃機関、例えば、ガソリンエンジンに用いる点火用のスパークプラグとして、中心電極と接地電極との間に電圧を印加することによって火花を発生させるスパークプラグが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、燃焼室内においてタンブル流が存在する条件においても火花放電の短絡を抑制するために、接地電極のうち、中心電極に対向する面にチップが設けられているとともに、中心電極に対向しない面においてもチップが設けられているスパークプラグが開示されている。
特開2018−147617号公報
しかし、特許文献1に記載のスパークプラグでは、タンブル流によって放電路の形成位置が変わることにより、接地電極のうち、チップに覆われていない部分が火花放電によって消耗する虞がある。このため、火花放電による接地電極の消耗を抑制する技術が望まれていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することができる。
(1)本発明の一形態によれば、スパークプラグが提供される。スパークプラグは、中心電極と、前記中心電極に対向する対向面を有する接地電極と、前記対向面に設けられた第1チップと、前記接地電極の面であって、前記対向面に連なる側面に設けられた第2チップと、を備え、前記接地電極は、ニッケルを主成分として形成されており、前記第1チップと前記第2チップとは、貴金属を主成分として形成されており、前記第1チップと前記第2チップとは、離間している、スパークプラグであって、前記第1チップは、前記側面よりも前記第2チップ側に突出していることにより、前記第1チップと前記第2チップとを前記中心電極の軸線に沿った方向に垂直な面に投影させたとき、前記第1チップの一部が前記第2チップの少なくとも一部と重なることを特徴とする。接地電極のうち第2チップが設けられている側面とは反対側の側面から、第2チップが設けられている側面に向かう方向へと、中心電極と第1チップとの間をタンブル流が流れる場合に、この形態のスパークプラグによれば、第1チップが側面よりも第2チップ側に突出しているため、火花放電による接地電極の消耗を抑制できる。
(2)上記形態のスパークプラグにおいて、前記接地電極は、前記中心電極の軸線に沿って基端から延びる基端部と、前記対向面が形成された対向部と、前記基端部と前記対向部とを接続し、屈曲した形状の屈曲部と、を備え、前記側面は、前記屈曲部から前記対向部へ向かう方向に沿った面であってもよい。この形態のスパークプラグによれば、接地電極よりもタンブル流の流れ方向下流側に第2チップが位置するようにタンブル流が流れる場合に、火花放電による接地電極の消耗を抑制できる。
(3)上記形態のスパークプラグにおいて、前記第1チップの位置と前記第2チップの位置とが重なる部分の長さは、前記第2チップの厚み以下であってもよい。この形態のスパークプラグによれば、タンブル流により放電路が長くなるにしたがって、放電路が第2チップに至ることとなりやすいため、放電路がより長くなり、燃費が向上する。
(4)上記形態のスパークプラグにおいて、前記軸線に沿った方向において、前記第2チップは、前記接地電極よりも先端側に突出していてもよい。この形態のスパークプラグによれば、火花放電により接地電極が消耗することを抑制できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグが取り付けられたエンジンヘッド等の態様で実現することができる。
スパークプラグの部分断面を示す説明図。 第1チップと第2チップとの位置関係を示す斜視図。 第1チップと第2チップとを軸線に沿った方向に垂直な面に投影させた図。 火花放電を発生させた場合について説明するための図。 比較例を示す図。 第2実施形態のスパークプラグの模式図。 側面とは異なる面に第2チップが設けられた変形例を示す図。
A.第1実施形態:
図1は、スパークプラグ100の部分断面を示す説明図である。図1では、スパークプラグ100の軸心である軸線CAを境界として、紙面右側にスパークプラグ100の外観形状を図示し、紙面左側にスパークプラグ100の断面形状を図示している。本実施形態の説明では、図1の下方側をスパークプラグ100の先端側と呼び、図1の上方側をスパークプラグ100の後端側と呼ぶ。
スパークプラグ100は、軸線CAに沿った軸孔12を有する絶縁体10と、軸孔12に設けられた中心電極20と、絶縁体10の外周に配置された筒状の主体金具50と、主体金具50に基端32が固定された接地電極30と、を備える。なお、スパークプラグ100の軸心は、中心電極20の軸線と同じである。
絶縁体10は、アルミナを始めとするセラミック材料を焼成することにより形成された絶縁碍子である。絶縁体10は、主体金具50の内周に配置されている部材であり、先端側に中心電極20の一部を収容し、後端側に端子金具40の一部を収容する軸孔12が中心に形成された筒状の部材である。絶縁体10の軸方向中央には外径の大きい中央胴部19が形成されている。中央胴部19の後端側には、中央胴部19よりも外径が小さい後端側胴部18が形成されている。中央胴部19の先端側には、後端側胴部18よりも外径が小さい先端側胴部17が形成されている。先端側胴部17の更に先端側には、中心電極20側へ向かうほど外径が小さくなる脚長部13が形成されている。
主体金具50は、絶縁体10の後端側胴部18の一部から脚長部13に亘る部位を包囲して保持する筒状の金具である。主体金具50は、例えば、低炭素鋼により形成され、全体にニッケルめっきや亜鉛めっき等のめっき処理が施されている。主体金具50は、後端側から順に、工具係合部51と、シール部54と、取付ネジ部52とを備える。工具係合部51には、スパークプラグ100をエンジンヘッド90に取り付けるための工具が嵌合する。取付ネジ部52は、主体金具50の外周において全周に雄ネジが形成された部分であり、エンジンヘッド90の取付ネジ孔93にねじ込まれる部分である。シール部54は、取付ネジ部52の根元に鍔状に形成されている。シール部54とエンジンヘッド90との間には、板体を折り曲げることにより形成した環状のガスケット65が嵌挿されている。主体金具50の先端側の端面57は、中空の円状であり、その中央からは、絶縁体10の脚長部13の先端と中心電極20の先端とが突出している。
主体金具50の工具係合部51より後端側には、厚みの薄い加締部53が設けられている。また、シール部54と工具係合部51との間には、加締部53と同様に厚みの薄い圧縮変形部58が設けられている。工具係合部51から加締部53にかけての主体金具50の内周面と絶縁体10の後端側胴部18の外周面との間には、円環状のリング部材66,67が介在されており、更にこれらのリング部材66,67間にはタルク69の粉末が充填されている。スパークプラグ100の製造時には、加締部53を内側に折り曲げるようにして先端側に押圧することにより圧縮変形部58が圧縮変形する。この圧縮変形部58の圧縮変形により、リング部材66,67及びタルク69を介し、絶縁体10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。そして、この押圧により、タルク69が軸線CA方向に圧縮されることにより、主体金具50内の気密性が高められる。
主体金具50には、内周に張り出した金具内段部56が形成されている。また、絶縁体10には、脚長部13の後端に位置し、外周に張り出した絶縁体段部15が形成されている。主体金具50の内周において、金具内段部56は、環状のパッキン68を介して、絶縁体段部15と接している。このパッキン68は、主体金具50と絶縁体10との間の気密性を保持する部材であり、燃焼ガスの流出を防止する。本実施形態では、パッキンとしては、板パッキンを用いる。
中心電極20は、電極部材21の内部に、電極部材21よりも熱伝導性に優れる芯材22が埋設された棒状の部材である。電極部材21は、ニッケルを主成分とするニッケル合金から形成されており、芯材22は、銅又は銅を主成分とする合金から形成されている。中心電極20の先端側の端部には、例えば、イリジウム合金などによって形成された貴金属チップが接合されていてもよい。
中心電極20の後端側の端部近傍には、外周側に張り出した鍔部23が形成されている。鍔部23は、絶縁体10の軸孔12において内周側に張り出した軸孔内段部14に後端側から接しており、中心電極20を絶縁体10内で位置決めする。中心電極20は、中心電極20の後端側において、シール体64及びセラミック抵抗63を介して端子金具40と電気的に接続する。
接地電極30は、主体金具50の端面57に基端32が固定されている。接地電極30は、基端32から先端側に延びる基端部36と、対向面S1が形成された対向部33と、基端部36と対向部33とを接続し、屈曲した形状の屈曲部38と、を備える。接地電極30は、ニッケルを主成分として形成されている。本明細書において、「主成分」とは、50質量%以上含まれる成分を示す。接地電極30には、第1チップ31と第2チップ35とが設けられている。第1チップ31と第2チップ35とは、離間している。
図2は、第1チップ31と第2チップ35との位置関係を示す斜視図である。接地電極30は、中心電極20の先端と対向する対向面S1を備える。第1チップ31は、接地電極30の対向面S1に設けられている。第1チップ31と中心電極20との間には、火花放電のための隙間が形成されている。
第2チップ35は、接地電極30の面であって対向面S1に連なる側面S2に設けられている。本実施形態では、側面S2は、屈曲部38から対向部33へ向かう第1方向D1に沿った面である。第1チップ31は、接地電極30の側面S2よりも第2チップ35側に突出している。なお、軸線CAに沿った方向において、第2チップ35の先端は、接地電極30の先端と同じ位置に設けられている。
第1チップ31と第2チップ35とは、貴金属を主成分として形成されている。貴金属としては、例えば、白金、イリジウム、ルテニウム、ロジウムあるいはこれらの合金等が挙げられる。本実施形態では、第1チップ31と第2チップ35とは、同じ貴金属を主成分としているが、第1チップ31と第2チップ35とは、異なる貴金属を主成分としていてもよい。
接地電極30への第1チップ31及び第2チップ35の取付方法は、特に限定されない。取付方法としては、例えば、第2チップ35を接地電極30に取り付けた後に、第1チップ31を接地電極30に取り付ける方法が挙げられる。この方法は、第1チップ31の突出している部分が第2チップ35設置時に邪魔になることを抑制できるため好ましい。
図3は、第1チップ31と第2チップ35とを、軸線CAに沿った方向に垂直な面Fに投影させた図である。第1チップ31と第2チップ35とを面Fに投影させたとき、第1チップ31の一部が第2チップ35の少なくとも一部と重なる。具体的には、第1チップ31と第2チップ35とを面Fに投影させたとき、領域Jにおいて第1チップ31と第2チップ35とが重なる。
図4は、火花放電を発生させた場合について説明するための図である。仮に、燃焼室内が無風状態において火花放電を発生させた場合、放電路Pは、中心電極20と接地電極30の第1チップ31とを結ぶ直線状に形成される。しかし、実際には燃焼室内ではタンブル流が発生しており、このタンブル流によって、放電路Pはタンブル流の流れる方向Dの下流側に引き伸ばされる。タンブル流により放電路Pが引き伸ばされることにより、火炎が広範囲の燃焼ガスと接触し、着火性が向上することにより、燃費が向上する。
燃費を向上させる観点から、本実施形態では、タンブル流を阻害しない位置に接地電極30の基端部36が配されるように、スパークプラグ100が燃焼室に設置されている。より具体的には、第1方向D1と方向Dとが直交するように、スパークプラグ100が燃焼室に設置されている。このため、接地電極30のうち第2チップ35が設けられている側面S2とは反対側の側面から、第2チップ35が設けられている側面S2に向かう方向へと、中心電極20と第1チップ31との間をタンブル流が流れることとなる。このような場合に、タンブル流によって放電路Pが効果的に引き伸ばされる。
また、本実施形態は、第1チップ31と第2チップ35とを軸線CAに沿った方向に垂直な面Fに投影させたとき、第2チップ35の少なくとも一部が第1チップ31の一部と重なる態様である。この態様とすることにより、タンブル流により放電路Pがタンブル流下流側に引き伸ばされる結果、放電路Pは第1チップ31ではなく第2チップ35に及ぶこととなる。このようにすることにより、タンブル流により放電路Pが長くなるにしたがって、火花が広範囲の燃焼ガスと接触する。この結果として、本実施形態によれば、着火性が向上することにより、燃費が向上する。特に、タンブル流の流速が速く、かつ、中心電極20に印加される電圧が高い条件において、本実施形態は有効である。
本実施形態では、第1チップ31と第2チップ35とは貴金属を主成分としているのに対して、接地電極30はニッケルを主成分としている。このため、接地電極30のほうが第1チップ31及び第2チップ35よりも火花放電によって消耗しやすい。しかし、上述の態様とすることにより、第1チップ31に覆われていない接地電極30の部分が、火花放電により消耗することを抑制でき、スパークプラグ100の耐久性が向上する。以下、このメカニズムについて説明する。
図5は、比較例を示す図である。本実施形態と比較して、比較例は、第1チップ31xが側面S2よりも第2チップ35側に突出していない点で異なるが、それ以外は実施形態と同じである。
方向Dにタンブル流が発生している状態において火花放電を発生させた場合、タンブル流により放電路Pがタンブル流下流側に引き伸ばされる。このため、比較例の場合、第1チップ31xではなく、接地電極30の上面角部の領域R1に放電路Pが及ぶことがある。この場合、領域R1が消耗する。
一方、本実施形態では、図4に示すように、第1チップ31が側面S2よりも第2チップ35側に突出していることにより、第1チップ31と第2チップ35とを軸線CAに沿った方向に垂直な面に投影させたとき、第1チップ31の一部が第2チップ35の少なくとも一部と重なる。このため、本実施形態によれば、放電路Pが引き伸ばされた場合においても、放電路Pは接地電極30ではなく第2チップ35に及ぶこととなり、接地電極30が火花放電により消耗することを抑制できる。そして、この結果として、スパークプラグ100の耐久性が向上する。
また、本実施形態では、第2チップ35は、屈曲部38から対向部33へ向かう第1方向D1に沿った側面S2に設けられている。このため、接地電極30よりもタンブル流の流れ方向Dの下流側に第2チップ35が位置するようにタンブル流が流れる場合に、火花放電による接地電極30の消耗を抑制できる。
また、本実施形態のスパークプラグ100は、第1チップ31と第2チップ35とが重なる部分の長さLは、第2チップ35の厚みT以下である。このようにすることにより、長さLを第2チップ35の厚みTよりも長くした場合と比較して、タンブル流により放電路Pが長くなるにしたがって、放電路Pが第2チップ35に至ることとなりやすいため、放電路Pがより長くなる。この結果として、火炎が広範囲の燃焼ガスと接触し、燃費が向上する。本明細書において、「第1チップ31と第2チップ35とが重なる部分の長さL」とは、第1方向D1と軸線CAに沿った方向とに直交する第2方向D2において第1チップ31と第2チップ35とが重なる部分の長さを示す。また、「第2チップ35の厚みT」とは、側面S2に垂直な方向における最大長さを示す。
さらに、本実施形態のスパークプラグ100は、第1チップ31と第2チップ35とが離間している。このため、第1チップ31と第2チップ35とが一体となっている構成と比較して、第1チップ31に放電路Pが及ぶ場合において第1チップ31に発生した熱が、第2チップ35に伝わることを抑制できる。同様に、第1チップ31と第2チップ35とが一体となっている構成と比較して、第2チップ35に放電路Pが及ぶ場合において第2チップ35に発生した熱が、第1チップ31に伝わることを抑制できる。このため、本実施形態のスパークプラグ100は、第1チップ31や第2チップ35の過熱を抑制できる。
B.第2実施形態
図6は、第2実施形態のスパークプラグ100aの模式図である。第1実施形態と比較して、第2実施形態は、軸線CAに沿った方向において、第2チップ35aが接地電極30よりも先端側に突出している点で異なるが、それ以外は第1実施形態と同じである。
本実施形態によれば、放電路Pが方向Dの下流側に引き伸ばされる結果として、放電路Pが第2チップ35aの先端まで引き伸ばされることとなる。そして、放電路Pが第2チップ35の先端まで引き伸ばされるということは、火花が燃焼室の中心に近づくことと同義である。このため、火花が広範囲の燃焼ガスと接触し、燃費が向上する。
燃費向上の観点から、軸線CAに沿った方向において、接地電極30よりも先端側に突出している部分における第2チップ35aの長さは、第2チップ35a全体の長さの1%以上であることが好ましく、3%以上であることがより好ましく、5%以上であることがさらに好ましい。一方、第2チップ35aの剥離を抑制する観点から、軸線CAに沿った方向において、接地電極30よりも先端側に突出している部分における第2チップ35aの長さは、第2チップ35a全体の長さの20%以下であることが好ましく、15%以下であることがより好ましく、10%以下であることがさらに好ましい。
また、本実施形態では、軸線CAに沿った方向において、第2チップ35aが接地電極30よりも先端側に突出していることにより、接地電極30の下面角部の領域R2ではなく、第2チップ35aに放電路が及ぶこととなる。この結果として、火花放電により接地電極30が消耗することを抑制できるため、スパークプラグ100aの耐久性が向上する。
C.他の実施形態:
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
上述の実施形態では、第2チップ35は、屈曲部38から対向部33へ向かう第1方向D1に沿った側面S2に設けられている。しかし、これに限られない。
図7は、側面S2とは異なる面に第2チップ35bが設けられた変形例を示す図である。図7に示すように、第2チップ35bは、第1方向D1に直交する面S3に設けられていてもよい。
上述の実施形態では、第1チップ31と第2チップ35とが重なる部分の長さLは、第2チップ35の厚みT以下であるが、これに限られず、第1チップ31と第2チップ35とが重なる部分の長さLは、第2チップ35の厚みTよりも大きくてもよい。
上述の実施形態では、第1チップ31及び第2チップ35,35a,35bの形状は、四角柱状であるが、これに限られない。例えば、第1チップ31及び第2チップ35,35a,35bの形状は、円柱状であってもよい。
上述の第1実施形態では、軸線CAに沿った方向において、第2チップ35の先端は、接地電極30の先端と同じ位置に設けられているが、これに限られない。軸線CAに沿った方向において、第2チップ35の先端は、接地電極30の先端よりも先端側に突出していてもよく、接地電極30の先端よりも後端側に設けられていてもよい。
10…絶縁体
12…軸孔
13…脚長部
14…軸孔内段部
15…絶縁体段部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…中央胴部
20…中心電極
21…電極部材
22…芯材
23…鍔部
30…接地電極
31,31x…第1チップ
32…基端
33…対向部
35,35a,35b…第2チップ
36…基端部
38…屈曲部
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ネジ部
53…加締部
54…シール部
56…金具内段部
57…端面
58…圧縮変形部
63…セラミック抵抗
64…シール体
65…ガスケット
66,67…リング部材
68…パッキン
69…タルク
90…エンジンヘッド
93…取付ネジ孔
100…スパークプラグ
100a…スパークプラグ
F…面
CA…軸線
D…方向
D1…第1方向
D2…第2方向
J…領域
L…長さ
P…放電路
R1…領域
R2…領域
S1…対向面
S2…側面
S3…面
T…厚み

Claims (4)

  1. 中心電極と、
    前記中心電極に対向する対向面を有する接地電極と、
    前記対向面に設けられた第1チップと、
    前記接地電極の面であって、前記対向面に連なる側面に設けられた第2チップと、を備え、
    前記接地電極は、ニッケルを主成分として形成されており、
    前記第1チップと前記第2チップとは、貴金属を主成分として形成されており、
    前記第1チップと前記第2チップとは、離間している、
    スパークプラグであって、
    前記第1チップは、前記側面よりも前記第2チップ側に突出していることにより、
    前記第1チップと前記第2チップとを前記中心電極の軸線に沿った方向に垂直な面に投影させたとき、前記第1チップの一部が前記第2チップの少なくとも一部と重なることを特徴とする、スパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグであって、
    前記接地電極は、
    前記中心電極の軸線に沿って基端から延びる基端部と、
    前記対向面が形成された対向部と、
    前記基端部と前記対向部とを接続し、屈曲した形状の屈曲部と、を備え、
    前記側面は、前記屈曲部から前記対向部へ向かう方向に沿った面であることを特徴とする、スパークプラグ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスパークプラグであって、
    前記第1チップの位置と前記第2チップの位置とが重なる部分の長さは、前記第2チップの厚み以下であることを特徴とする、スパークプラグ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
    前記軸線に沿った方向において、前記第2チップは、前記接地電極よりも先端側に突出していることを特徴とする、スパークプラグ。
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