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JP2021088522A - V−ATPase活性促進剤 - Google Patents

V−ATPase活性促進剤 Download PDF

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JP2021088522A
JP2021088522A JP2019219034A JP2019219034A JP2021088522A JP 2021088522 A JP2021088522 A JP 2021088522A JP 2019219034 A JP2019219034 A JP 2019219034A JP 2019219034 A JP2019219034 A JP 2019219034A JP 2021088522 A JP2021088522 A JP 2021088522A
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JP2019219034A
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理恵 橋本
Rie Hashimoto
理恵 橋本
大槻 山越
Daiki Yamakoshi
大槻 山越
えり 川島
Eri Kawashima
えり 川島
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Kose Corp
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Kose Corp
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Abstract

【課題】化粧料組成物または皮膚外用剤に添加して用いることができる、V−ATPase活性促進剤の提供。【解決手段】式I(式中、実線と波線とで表された結合は、単結合または二重結合)または式II(R1は、水素原子またはヒドロキシ基であり、R2は、アミノ基または第四級アンモニウム基)の化合物のいずれかを含む、V−ATPase活性促進剤。【選択図】なし

Description

本発明は、V-ATPaseの活性を促進する剤に関する。本発明の剤は、化粧料組成物または皮膚外用剤に添加して用いることができる。
V-ATPaseは、ヒトなどの真核生物の多くの生体膜に存在するプロトンポンプである。V-ATPaseは、初期エンドソーム、後期エンドソームやリソソームなど、酸性オルガネラの膜上に存在し、オルガネラ内腔の酸性度を制御する役割を担う。例えば、リソソームにおいては、V-ATPaseはリソソーム内の消化酵素の活性を上昇させる働きを持つ。リソソームは細胞内の異物や老朽化した不要物を消化する働きを持ち、皮膚においても不要物を消化するだけでなくメラノソームを分解するなどの役割を担っている。
一方、リグスチリド、ブチリデンフタリド、ブチルフタリド、およびセダノン酸ラクトンは、生薬の原料であるトウキ(Angelica acutiloba Kitagawa)やセンキュウ(Cnidium officinale)の根に含まれることが知られている成分である。これらの成分を利用した化粧料等が開発されている。例えば、特許文献1は、哺乳類ケラチン性組織への利益を提供する方法であり、a)組成物をケラチン性組織に適用する工程であって、前記組成物は1つ以上の育毛調節化合物を含む工程、及びb)エネルギー送達装置によってエネルギーを前記ケラチン性組織に送達する工程を含み、任意選択的に、前記利益が育毛調節、身体的悪臭の調節、毛髪外観の調節、又は哺乳類の皮膚外観の向上を含む方法を提案しており、この育毛調節化合物の例として、3−ブチリデンフタリドが挙げられている。また特許文献2は、より濃く、より豊かな毛髪が求められる部位に、安全かつ有効な量の育毛阻害物質を含むヘアケア組成物を局所的に塗布することを含む、より濃く、より豊かな毛髪の外観を与えるように毛幹直径を増大させるための方法を提案しており、この育毛阻害物質の例として、3−ブチリデンフタリドが挙げられている。特許文献3は、バラの実とリグスチリド等の追加の成分を含む組成物を、炎症性障害の治療のために使用することを提案する。特許文献4は、リグスティライドを有効成分とするセラミド産生促進剤を提案する。特許文献5は、(n)−ブチリデンフタリド[(n)-butylidenephthalide]、またはその製薬上許容できる塩若しくはエステルを含み、前記(n)−ブチリデンフタリドは、E体、Z体またはこれらの混合物である、肝障害の治療のための薬剤を提案する。さらに特許文献6は、有効量のブチリデンフタリド、その類似体又は上記成分の組合せを含有する医薬組成物を対象に投与する神経変性疾患の治療方法を提案する。
他方、γ−アミノ酪酸は神経伝達物質作用を示す非タンパク質のアミノ酸であるが、美白効果(特許文献7)があるとして、特許文献8では、γ−アミノ酪酸又はその誘導体、及び抗菌剤を少なくとも含有することを特徴とする化粧料組成物が提案されている。
特表2008−534682号公報 特表2009−545633号公報 特表2010−500965号公報 特開2010−195740号公報 特開2013−129647号公報 特開2017−132795号公報 特開平03−63211号公報 特開2013−194026号公報
本発明は、化粧料組成物または皮膚外用剤に添加して用いることができる、新たな作用を提供する剤として、V-ATPaseの活性を促進することができる剤を提供することを課題とするものである。
本発明は以下を提供する。
[1]式Iの化合物
Figure 2021088522
(式中:実線と波線とで表わされた結合は、単結合、または二重結合である。)、式IIの化合物
Figure 2021088522
(R1は、水素原子、またはヒドロキシ基であり、R2は、アミノ基、または第四級アンモニウム基である。)、および化粧品または皮膚外用剤として許容されるそれらの塩からなる群より選択されるいずれかを含む、V-ATPase活性促進剤。
[2] 式Iの化合物である、リグスチリド、ブチリデンフタリド、ブチルフタリド、およびセダノン酸ラクトン、並びに式IIの化合物であるγ−アミノ酪酸からなる群より選択されるいずれかを含む、1に記載の剤。
[3] リグスチリド、およびγ−アミノ酪酸を含む、1または2に記載の剤。
[4] 化粧料組成物または皮膚外用剤に添加するための、1〜3のいずれか1項に記載の剤。
[5] 式Iの化合物
Figure 2021088522
(式中:実線と波線とで表わされた結合は、単結合、または二重結合である。)、式IIの化合物
Figure 2021088522
(R1は、水素原子、またはヒドロキシ基であり、R2は、アミノ基、または第四級アンモニウム基である。)、および化粧品または皮膚外用剤として許容されるそれらの塩からなる群より選択されるいずれかを、有効成分として含む、美白用化粧料組成物または皮膚外用剤。
[6] 式Iの化合物である、リグスチリド、ブチリデンフタリド、ブチルフタリド、およびセダノン酸ラクトン、並びに式IIの化合物であるγ−アミノ酪酸からなる群より選択されるいずれかを含む、5に記載の化粧料組成物または皮膚外用剤。
[8] リグスチリド、およびγ−アミノ酪酸を含む、5または6に記載の化粧料組成物または皮膚外用剤。
[9]1)V-ATPaseを有する細胞に候補物質を添加する工程;および
2)細胞中の膜上のV-ATPaseのV0ドメインと結合したV1ドメインを定量する工程
を含み、
候補物質の添加によりV0ドメインと結合したV1ドメインの量が増加したときにその候補物質をV-ATPaseの活性を促進する物質として選択する、V-ATPaseの活性を促進する物質のスクリーニング方法。
本発明により、V-ATPaseの活性を促進することに基づく様々な肌状態の改善が期待できる。
リグスチリド(Ligustilide)によるV-ATPaseの活性促進作用 GABAによるV-ATPaseの活性促進作用 比較例(レスベラトロール(Resveratorol)にはV-ATPaseの活性促進作用は認められなかった。)
[有効成分]
本発明の剤は、以下の、式Iの化合物、式IIの化合物、および化粧品または皮膚外用剤として許容されるそれらの塩からなる群から選択されるいずれかを有効成分とする。
式Iの化合物を以下に示す。
Figure 2021088522
式中、実線と波線とで表わされた結合は、単結合、または二重結合である。式Iの化合物には、以下が含まれる。
Figure 2021088522
Figure 2021088522
Figure 2021088522
Figure 2021088522
式IIの化合物を以下に示す。
Figure 2021088522
式中、R1は、水素原子、またはヒドロキシ基であり、R2は、アミノ基、または第四級アンモニウム基である。アミノ基とは、NH2、NHR3、NR34で表される基である。第四級アンモニウム基は、+NR345で表される基である。R3、R4、およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、または低級アルキル基である。低級アルキル基とは、炭素数が1〜3のアルキル基をいう。
式IIの化合物には、R1が水素原子であり、R2がNH2であるものが含まれる。この化合物は、γ−アミノ酪酸(gamma-Aminobutyric acid, GABA。IUPAC名:4-aminobutanoic acid)である。式IIの化合物にはまた、R1がヒドロキシ基であり、R2が第四級アンモニウム基(R3,R4、およびR5はメチル基)であるものが含まれる。この化合物は、カルニチンである。カルニチンは、L体である場合とD体である場合がある。
本発明に関し、化粧品または皮膚外用剤として許容される塩というときは、特に記載した場合を除き、これには、アルカリ金属塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えばマグネシウム塩、カルシウム塩)、アンモニウム塩、モノ−、ジ−またはトリ−低級(アルキルまたはヒドロキシアルキル)アンモニウム塩(例えばエタノールアンモニウム塩、ジエタノールアンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩、トロメタミン塩)、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、リン酸塩、硫酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、トリクロロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、メシチレンスルホン酸塩およびナフタレンスルホン酸塩が含まれる。
本発明者らの検討によると、式Iの化合物、または式IIの化合物、および化粧品または皮膚外用剤として許容されるそれらの塩のうち、リグスチリド、およびγ−アミノ酪酸で高いV-ATPase活性促進作用が確認された。リグスチリドは生薬トウキやセンキュウの成分として知られており、トウキには血管拡張作用、血小板凝集抑制作用、抗炎症作用、鎮痛作用、抗菌作用、センキュウには血行促進作用や鎮痛作用などが知られている。γ−アミノ酪酸は、高等動物においては、抑制性の神経伝達物質として機能していることが知られており、また、脳機能改善効果や高めの血圧を改善する作用が認められ、医薬品・食品の成分として用いられている。
なお、本発明者らの検討によると、化粧品原料として市販されているヤマトトウキ抽出物、およびホッカイトウキ抽出物中には、リグスチリドとγ−アミノ酪酸が含まれるが、リグスチリドの濃度はそれぞれ12ppm、および8ppmであり、γ−アミノ酪酸の濃度はそれぞれ66.8ppm、および29.4ppmである。
[用途]
本発明の剤は、V-ATPase(V型ATPaseということもある。)の活性促進作用を有する。V-ATPaseは、細菌から人間まで多くの生体膜に存在し、ATPのエネルギーを使って水素イオンを膜の外から中に運ぶことで膜内外の水素イオン濃度(pH)を調整する。V-ATPaseは、水溶性タンパク質であるV1部分と膜内在性のタンパク質であるV0部分から構成され、活性化され、リソソーム内に水素イオンを取り込むためには、V1とV0のドメインが結合する必要がある(下図参照)。
Figure 2021088522
V-ATPaseが活性を発揮するためには、細胞質とリソソームを行き来しているV1が、リソソーム膜上のV0と結合することが重要である。すなわち、リソソーム膜上のV1量が増えることが重要である。リソソーム膜上のV1量は、細胞破砕液を分離して得た膜画分において検出されるV1量として、確認できる。
本発明で、「V-ATPase活性促進」あるいは「V-ATPaseの活性を促進する」というときは、特に記載した場合を除き、V-ATPaseの活性を上昇させるいずれかの作用を有することをいい、これには、V1がV0と結合することを促進すること、V-ATPase遺伝子の転写量を上昇させること(mRNA量を上昇させること)、V-ATPaseの発現量を上昇させることを含む。
V-ATPaseの活性を促進することにより、表皮のターンオーバーを促進することができる(Journal of Investigative Dermatology (2018) 138, 1945e1954; doi:10.1016/j.jid.2018.02.035)。表皮は上から順に、角層、顆粒層、有棘層、基底層の4つの層からできている。表皮の最も下に位置する基底層には表皮幹細胞が存在することで新しい表皮細胞が生み出され、分裂を繰り返しながら一番上の角層へと達し、最後に垢となってはがれ落ちる。この表皮が新しく生まれ変わるサイクルのことをターンオーバーという。ターンオーバーの促進により、乱れたキメが整い、バリア機能が守られる。バリア機能の低下は、肌の内側から水分が蒸散しやすくなることから乾燥肌や肌あれの原因になり、また、外部刺激に敏感になり、かゆみや赤みなどを引き起こすほか、さらに、シミ・シワ・くすみなどを引き起こす原因にもなると考えられる。またターンオーバーの促進により、皮膚の色素排出の促進(メラニン量低下)、皮膚明度上昇(くすみ防止)が期待できる。すなわち本発明の剤は、V-ATPaseの活性を促進することにより改善される肌の状態の処置のため、具体的には、キメを整えるため、バリア機能の維持・向上のため、またそれによる乾燥肌や肌あれの処置、かゆみや赤みなどの処置、シミ・シワ・くすみの処置、皮膚の色素排出の促進(メラニン量低下)、皮膚明度増加(くすみ防止)のために、用いうる。また、本発明の剤は、V-ATPaseの活性を促進することによる美容方法のために用いうる。なお、本発明に関して処置というときは、特に記載した場合を除き、予防、改善及び進行を遅らせることを含む。また、本発明で美容方法というときは、特に記載した場合を除き、ヒトに対する医療行為を含まない。肌または皮膚というときは、特に記載した場合を除き、その場所は限定されず、頭皮を含む体表面のあらゆる皮膚を含むが、好ましくは頭皮を含まない、顔、首、デコルテの皮膚をいう。
なお、前掲特許文献6は、γ−アミノ酪酸の美白に関するものであるが、美白用途を裏付ける薬理的な試験結果を掲載しているわけではなく、γ−アミノ酪酸の美白効果に関しては、前掲特許文献7を引用している。この特許文献7では、γ−アミノ酪酸とウロカニン酸(またはウロカニン酸のエチルエステル)を有効成分とする美白化粧料に関する内容であり、これらの2成分を用いた場合の美白効果を記載しているとは認められる一方で、γ−アミノ酪酸単独で用いている比較例2では美白効果は得られていない。
[スクリーニング方法]
本発明はまた、化粧料組成物または皮膚外用剤の有効成分として用いることのできる物質のスクリーニング方法を提供する。この方法においては、準備した候補物質を細胞に供与し、細胞においてV-ATPase活性が促進されたか否かを指標として候補物質が有用であるかどうかを判定する。
具体的には、本発明のスクリーニング方法は、以下の工程を含む:
1)細胞に候補物質を添加する工程;および
2)V-ATPaseの活性が促進されたかを定量する工程。そして、候補物質の添加によりV-ATPaseの活性が促進されたときにその候補物質をV-ATPaseの活性を促進する物質として選択する。
用いる細胞は、V-ATPaseを有する細胞である。V-ATPaseを有するとは、V-ATPaseを、目的の機能を発揮できるような状態で有していることを意味し、V1とV0が結合してV-ATPaseを構成している状態で有する場合と、V1とV0が結合していない状態だが必要の際には結合してV-ATPaseを構成できる状態で有する場合が含まれる。V-ATPaseを有する細胞として、例えば表皮角化細胞(ケラチノサイト)を用いることができる。正常ヒト成人由来表皮角化細胞は市販されており、その培養のための培地、添加剤、および培養方法は当業者にはよく知られている。
V-ATPaseの活性促進の定量は、例えば、V1のV0への結合量の定量、V-ATPase遺伝子の転写量(mRNA量)の定量、V-ATPaseの発現量の定量等により、実施することができる。V1のV0への結合量は、より具体的には、細胞中の膜上の、より具体的には細胞に含まれる細胞小器官の膜上の、より特定すると酸性オルガネラの膜上の、より特定するとリソソームの膜上の、V-ATPaseのV0ドメインと結合したV1ドメインを定量することにより実施することができる。
[製造方法]
本発明の剤の有効成分は、天然物より得たものでもよく、合成により得たものでもよい。有効成分は、天然物からの抽出物の形態で用いられていてもよい。
天然物原料としては、ホッカイトウキ(Angelica acutiloba Kitagawa var. sugiyamae Hikino)、またはヤマトトウキ (オオブカトウキ、Angelica acutiloda Kitagawa)、センキュウ(Cnidium officinale)を用いることができる。ホッカイトウキには、リグスチリド、ブチリデンフタリド、ブチルフタリド、セダノン酸ラクトンが含まれることが知られている。またセンキュウには、リグスチリド、ブチルフタリド、ブチリデンフタリドが含まれることが知られている。
原料として用いるトウキやセンキュウの部位としては、例えば、葉部、枝部、樹皮部、幹部、茎部、果実部、花部等の地上部、根部、又はこれらの部位の混合物等が挙げられるが、好ましくは根部である。
抽出溶媒としては、極性溶媒を使用するのが好ましく、例えば、水、親水性有機溶媒等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて、室温又は溶媒の沸点以下の温度で使用することが好ましい。
抽出溶媒として使用し得る水としては、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等のほか、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、濾過、イオン交換、浸透圧調整、酸性化、アルカリ化、緩衝化等が含まれる。したがって、本実施形態において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、有機酸酸性水、アンモニアアルカリ水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
抽出溶媒として使用し得る親水性有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級脂肪族アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール等、およびそれらのいずれかの混合物が挙げられる。
2種以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は適宜調整することができる。例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を使用する場合には、水10容量部に対して低級脂肪族アルコール1〜90容量部を混合するのが好ましく、水と低級脂肪族ケトンとの混合液を使用する場合には、水10容量部に対して低級脂肪族ケトン1〜40容量部を混合するのが好ましく、水と多価アルコールとの混合液を使用する場合には、水10容量部に対して多価アルコール10〜90容量部を混合するのが好ましい。トウキからの抽出に関しては、特表2008−528645を参照することができる。
[剤、組成物]
本発明の剤は、化粧料組成物または皮膚外用剤の成分として利用することができる。本発明の剤、あるいは本発明の剤を含有する化粧料組成物または皮膚外用剤中における、有効成分の含有量(例えばリグスチリドとγ−アミノ酪酸のように複数の有効成分が含まれる場合は、すべてを合計した含有量)は、好ましくは、0.000001〜0.1質量%(以下単に「%」で示す)であり、より好ましくは0.00001〜0.05%、さらに好ましくは0.00005〜0.01%である。目的の効果をより十分に発揮させるとの観点からは、好ましくは、0.0001〜0.1%であり、より好ましくは0.001〜0.05%、さらに好ましくは0.005〜0.01%である。この範囲内であれば、安定に配合することができ、かつ高い効果を発揮することができる。
本発明の剤を添加した化粧料組成物または皮膚外用剤は、本発明の剤の効果を損なわない範囲で、化粧品または皮膚外用剤として許容される成分であって、皮膚に対して効果を有する成分を含んでいてもよい。このような成分の例は、美白剤、紫外線防御剤、抗菌剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、活性酸素除去剤、保湿剤、皮膚の恒常性維持成分等である。
化粧料組成物または皮膚外用剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、本発明の剤以外に、化粧品または皮膚外用剤として許容される、種々の添加物を配合することができる。この例は、水(精製水、温泉水、海洋深層水等)、界面活性剤(乳化剤、懸濁化剤、安定剤等)、酸化防止剤、防腐剤、ゲル化剤、アルコール類、皮膜形成剤、着色料、香料、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、キレート剤、角質溶解剤、酵素、ビタミン類等である。
化粧料組成物または皮膚外用剤はまた、その使用目的に応じて、固形剤、半固形剤、液剤等の各種剤形の組成物に調製することができる。より具体的には、本発明の組成物は、スキンケア化粧品として、クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、マッサージ製品、パック製品、美容液・ジェル、リップケア製品等;ベースメーク化粧品として、ファンデーション、フェイスパウダー、化粧下地、コンシーラー等;ポイントメーク化粧品として、口紅、リップグロス・ライナー、チーク製品、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、アイブロウ製品等;ボディケア化粧品として石鹸、液体洗浄料、日焼け止めクリーム、入浴剤等;ヘアケア化粧品としてシャンプー、リンス、ヘアトリートメント、整髪料、ヘアトニック、育毛剤、スキャルプトリートメント等とすることができる。また、硬膏剤、軟膏剤、パップ剤、リニメント剤、ローション剤、塗布剤、貼付剤、エアゾール剤(スプレー薬)とすることができる。また、マイクロニードルアレイ用組成物、イオントフォレーシス用組成物とすることができる。
化粧料組成物または皮膚外用剤はまた、包装された製品とすることができる。これらの態様は、化粧料組成物または皮膚外用剤以外に、使用方法や上述したような目的の効果・効能が記載されたもの(例えば、箱、容器、ラベル、使用説明書、タグ)を含んでもよい。
[材料および方法]
(I)V-ATPase関連遺伝子の発現量解析
(1)細胞培養
正常ヒト成人由来表皮角化細胞(以下ケラチノサイトと表記)、正常ヒト表皮角化細胞基礎培地(HuMedia-KB2)、培地用増殖添加剤(HuMedia-KG2)はクラボウ社より購入した。ケラチノサイトは37℃ 5%CO2環境下で培養した。
(2-1)リグスチリド(Ligustilide)溶液の調製
リグスチリド(Ligustilide)(SSX製)を使用した。培地中の最終濃度が7.0μg/mlになるようDMSOに溶解した。
(2-2)γ―アミノ酪酸(GABA)溶液の調製
γ―アミノ酪酸(GABA)(和光純薬工業製)を使用した。培地中の最終濃度が10mg/mlになるよう水に溶解した。
(2-3)レスベラトロール(Resveratrol)溶液の調製
Resveratrol(東京化成工業製)を使用した。最終濃度が0.1μg/ml、1.0μg/mlになるように99.5%EtOHに溶解した。
(3)薬剤添加
ケラチノサイトを1.0×10^5cells/wellの密度で6wellプレートに播種した。24時間後、(2)で調製した薬剤を添加した。さらに24時間後にサンプリングを行った。
(4)定量PCR解析
RNAを抽出し、逆転写反応を行った後にCFX Connect Real-Time System(Bio-Rad)にてRT-PCRを実施した。相対的遺伝子発現はΔCtを標的遺伝子およびACTBのCt値の差分とした際の2^-ΔCtの値により解析を行った。
(II)V-ATPase結合タンパク質の発現量解析
(1)細胞培養、および(2)薬剤調製は(I)と同様に行った。
(3)薬剤添加
ケラチノサイトを3.0×10^5cells/Dishの密度で10cmシャーレに播種した。4日間の培養後、(2)で調製した薬剤を添加した。1時間後にサンプリングを行い、タンパク質を回収した。
(4)SDS-PAGEおよびウェスタンブロッティング
(3)で回収したサンプルを用い、SDS-PAGEおよびウェスタンブロッティングを行った。一次抗体はAnti-ATP6V1B2(abcam)、Anti-ATP6V0D1(abcam)、Anti-β-Actin(sigma)、二次抗体はAnti-Rabbit IgG, HRP Linked Whole Antibody(GE Healthcare)、Anti-mouse IgG, HRP Linked Whole Antibody(GE Healthcare)を用いた。β-actinを内部標準として補正した。
(III)膜上のV-ATPaseにおけるV1ドメインの発現量解析
(1)細胞培養、および(2)薬剤調製は(I)と同様に行った。
(3)薬剤添加
ケラチノサイトを3.0×10^5cells/Dishの密度で10cmシャーレに播種した。4日間の培養後、(2)で調製した薬剤を添加した。1時間後にサンプリングを行った。
(4)分画
PBSで細胞をWashした後、ホモジナイズ用Buffer(250mM Sucrose, 10mM HEPES in 蒸留水) により細胞を回収した。注射針を用いてホモジナイズし、500gで10分間、100000gで30分間遠心分離することで、核画分、膜画分、および右記以外の細胞質画分に分離した。
(5)SDS-PAGEおよびウェスタンブロッティング
(4)で分画した膜画分を用い、SDS-PAGEおよびウェスタンブロッティングを行った。一次抗体はAnti-ATP6V1B2(abcam)、二次抗体はAnti-Rabbit IgG, HRP Linked Whole Antibody(GE Healthcare)を用いた。CBB(Coomassie Brilliant Blue)で染色したゲルの総タンパク量を用いて補正した。
(IV)V-ATPase分子に関わる抗体を用いた免疫組織学的測定法
(1)細胞培養、および(2)薬剤調製は(I)と同様に行った。
(3)薬剤添加
ケラチノサイトを2.0×10^4cells/wellの密度で24wellプレートに設置したガラス板に播種した。2日間の培養後、(2)で調製した薬剤を添加した。2日後にPFAで固定した。
(4)免疫染色による蛍光強度測定
一次抗体として、Anti-ATP6V1B2(abcam)、Anti-ATP6V0D1(abcam)、二次抗体としてはAlexa Fluor488 Goat Anti-Rabbit IgG H&L(abcam), Alexa Fluor(登録商標) 568 Goat Anti-Mouse IgG H&L(abcam)を用いて免疫染色を行い、蛍光顕微鏡IX83(オリンパス社製)により撮影した像を、cellSens Dimensionにより解析した。
[結果]
結果を図1〜3に示した。Ligustilideの添加により、膜上のV-ATPaseにおけるV1ドメインおよびV0ドメインの発現量が増加した(図1)。またGABAの添加により、膜上のV1ドメインおよびV0ドメインの発現量が濃度依存的に増加する傾向が見られた(図2)。なお、本発明者らの検討によると、GABAは0.1mg/mlでも効果が見られた。一方、Resveratrolの添加によっては、V1ドメインの発現量の増加は見られなかった(図3)。
[化粧料組成物の調製例]
〔処方例1:表皮ターンオーバー促進用化粧水〕
(成分) (%)
1.POE(40モル)硬化ヒマシ油 0.5
2.POE(12モル)ジオレエート 0.3
3.アスタキサンチン 0.05
4.1,3−ブチレングリコール 2.0
5.グリセリン 2.0
6.エタノール 15.0
7.トラネキサム酸 2.0
8.リグスチリド 0.00005
9.乳酸ナトリウム 0.2
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
11.精製水 残量
(製造方法)
A.成分1〜6を混合溶解する。
B.成分7〜11を混合溶解する。
C.BにAを加え、可溶化型化粧水を得た。
処方例1の乳化化粧水は、使用感と安定性に優れ、ターンオーバー促進効果に優れたものであった。
〔処方例2:肌あれ改善用乳液〕
(成分) (%)
1.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.0
2.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
3.トリオクタン酸グリセリル 0.5
4.ホホバ油 0.5
5.スクワラン 0.5
6.精製水 残量
7.エデト酸二ナトリウム 0.1
8.メチルパラベン 0.2
9.フェノキシエタノール 0.5
10.グリセリン 5.0
11.プロパンジオール 1.0
12.プロピレングリコール 2.0
13.乳酸ナトリウム 0.5
14.2−O−α−D−グルコシル
−L−アスコルビン酸(注1) 1.0
15.リグスチリド 0.01
16.キサンタンガム 0.05
17.精製水 10.0
18.エタノール 3.0
19.香料 0.1
(注1):株式会社林原社製
(製造方法)
A:成分16を70℃に加熱した成分17で膨潤する。
B:成分1〜5を70℃で加熱混合する。
C:成分6〜13を70℃で加熱溶解後、Bに添加し、70℃で乳化する。
D:Cを室温まで冷却後、成分14、15、18、19とAを添加し、乳液を得た。
処方例2の乳液は、使用感と安定性に優れ、肌あれ改善効果に優れたものであった。
〔処方例3:くすみ改善用不織布含浸タイプパック料〕
(成分) (%)
1.ポリオキシエチレン(25)フィトスタノール
(HLB14.5) 1.0
2.ステアリルアルコール 0.2
3.セタノール 0.2
4.水添大豆リン脂質 0.3
5.プロピレングリコール 10.0
6.ジグリセリン 8.0
7.流動パラフィン 1.0
8.メドウフォーム油 0.5
9.マイクロクリスタリンワックス 5.0
10.精製水 1.0
11.エタノール 3.0
12.精製水 残量
13.アスコルビン酸グルコシド 2.0
14.γ−アミノ酪酸 0.003
15.加水分解ヒアルロン酸(分子量3000) 0.001
16.水酸化ナトリウム 0.1
17.香料 0.01
(製造方法)
A:成分1〜6を80℃で溶解混合する。
B:成分7〜9を80℃に加熱し、Aに添加したのち、75℃に加熱した成分10を加えて乳化した。
C:これを冷却、脱泡し、水中油型液状組成物を調製し、成分11〜17を加えて混合した作製した平均乳化滴径190nmの原液を、不織布に含浸させ、不織布含浸タイプパック料を得た。
処方例3の不織布含浸タイプパック料は使用感と安定性に優れ、くすみの改善に優れたものであった。

Claims (8)

  1. 式Iの化合物
    Figure 2021088522
    (式中:実線と波線とで表わされた結合は、単結合、または二重結合である。)、式IIの化合物
    Figure 2021088522
    (R1は、水素原子、またはヒドロキシ基であり、R2は、アミノ基、または第四級アンモニウム基である。)、および化粧品または皮膚外用剤として許容されるそれらの塩からなる群より選択されるいずれかを含む、V-ATPase活性促進剤。
  2. 式Iの化合物である、リグスチリド、ブチリデンフタリド、ブチルフタリド、およびセダノン酸ラクトン、並びに式IIの化合物であるγ−アミノ酪酸からなる群より選択されるいずれかを含む、請求項1に記載の剤。
  3. リグスチリド、およびγ−アミノ酪酸を含む、請求項1または2に記載の剤。
  4. 化粧料組成物または皮膚外用剤に添加するための、請求項1〜3のいずれか1項に記載の剤。
  5. 式Iの化合物
    Figure 2021088522
    (式中:実線と波線とで表わされた結合は、単結合、または二重結合である。)、式IIの化合物
    Figure 2021088522
    (R1は、水素原子、またはヒドロキシ基であり、R2は、アミノ基、または第四級アンモニウム基である。)、および化粧品または皮膚外用剤として許容されるそれらの塩からなる群より選択されるいずれかを、有効成分として含む、美白用化粧料組成物または皮膚外用剤。
  6. 式Iの化合物である、リグスチリド、ブチリデンフタリド、ブチルフタリド、およびセダノン酸ラクトン、並びに式IIの化合物であるγ−アミノ酪酸からなる群より選択されるいずれかを含む、請求項5に記載の化粧料組成物または皮膚外用剤。
  7. リグスチリド、およびγ−アミノ酪酸を含む、請求項5または6に記載の化粧料組成物または皮膚外用剤。
  8. 1)V-ATPaseを有する細胞に候補物質を添加する工程;および
    2)細胞中の膜上のV-ATPaseのV0ドメインと結合したV1ドメインを定量する工程
    を含み、
    候補物質の添加によりV0ドメインと結合したV1ドメインの量が増加したときにその候補物質をV-ATPaseの活性を促進する物質として選択する、V-ATPaseの活性を促進する物質のスクリーニング方法。
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