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JP2021074394A - プログラム及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレイヤに連続抽選ゲームをプレイする意欲を与える。【解決手段】プログラムがコンピュータを、抽選対象コンテンツ群から2以上の所定数のコンテンツを連続して抽選する連続抽選ゲームの実行指示を受け付ける受付手段52、第1抽選確率に基づいて所定数のうちの一部のコンテンツを抽選する第1抽選処理と、当該第1抽選処理で抽選されたコンテンツに応じて優遇された第2抽選確率に基づいて残りのコンテンツを抽選する第2抽選処理とを行う抽選手段54、第1抽選処理及び第2抽選処理で抽選された所定数のコンテンツをプレイヤに獲得させる獲得手段56、として機能させる。【選択図】図4

Description

本発明は、プログラム及び情報処理装置に関する。
従来から、抽選対象となる複数のコンテンツ(抽選対象コンテンツ群)から所定の抽選確率で抽選されたコンテンツをプレイヤに獲得させる抽選ゲームが知られている。
これに関して、特許文献1には、抽選対象コンテンツ群から複数回(例えば10回)連続して抽選する抽選ゲームに関する技術が開示されている。
特開2016−209605号公報
ここで、特許文献1の技術では、連続して抽選された全てのコンテンツがプレイヤにとって不要なコンテンツである場合がある。このため、プレイヤに複数回連続して抽選する連続抽選ゲームをプレイする意欲を十分に与えることができないという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、プレイヤに複数回連続して抽選する連続抽選ゲームをプレイする意欲を十分に与えることができるプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第一態様に係るプログラムは、コンピュータを、プレイヤから、抽選対象コンテンツ群から2以上の所定数のコンテンツを連続して抽選する連続抽選ゲームの実行指示を受け付ける受付手段、前記実行指示によって、予め定められた第1抽選確率に基づいて前記所定数のうちの一部のコンテンツを抽選する第1抽選処理と、当該第1抽選処理で抽選されたコンテンツに応じて優遇された第2抽選確率に基づいて前記所定数のうちの残りのコンテンツを抽選する第2抽選処理とを行う抽選手段、前記第1抽選処理及び前記第2抽選処理で抽選された前記所定数のコンテンツを前記プレイヤに獲得させる獲得手段、として機能させる。
また、本発明の第二態様では、前記抽選手段は、前記第1抽選処理で抽選した前記一部のコンテンツに低いレアリティが設定されたコンテンツが多く含まれているほど、前記抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて前記第2抽選処理を行う。
また、本発明の第三態様では、前記抽選手段は、前記第1抽選処理で抽選した前記一部のコンテンツに設定されたレアリティの合計値が低いほど、前記抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて前記第2抽選処理を行う。
また、本発明の第四態様では、前記抽選手段は、前記第1抽選処理で抽選した前記一部のコンテンツに前記プレイヤが既に獲得しているコンテンツが多く含まれているほど、前記抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて前記第2抽選処理を行う。
また、本発明の第五態様では、前記抽選手段は、前記抽選対象コンテンツ群のうち前記プレイヤが獲得したことがないコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて前記第2抽選処理を行う。
また、本発明の第六態様では、前記第1抽選処理で抽選されるコンテンツ数は、第2抽選処理で抽選されるコンテンツ数よりも多い。
また、本発明の第七態様では、コンピュータを、前記第1抽選処理及び前記第2抽選処理で抽選された前記所定数のコンテンツを表示させる表示手段、として機能させ、前記表示手段は、前記第1抽選処理で抽選された一部のコンテンツを表示させた後、前記第2抽選処理で抽選された残りのコンテンツを表示させる。
また、本発明の第八態様では、前記抽選手段は、前記第1抽選処理で抽選した一部のコンテンツに特定コンテンツが含まれる場合、前記抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて前記第2抽選処理を行う。
また、本発明の第九態様では、前記受付手段は、1のコンテンツを抽選する単発抽選ゲーム、又は、前記連続抽選ゲームの実行指示を受け付け、前記抽選手段は、前記単発抽選ゲームの実行指示によって、前記第1抽選確率に基づいて前記1のコンテンツを抽選する。
また、本発明の第十態様に係る情報処理装置は、プレイヤから、抽選対象コンテンツ群から2以上の所定数のコンテンツを連続して抽選する連続抽選ゲームの実行指示を受け付ける受付手段と、前記実行指示によって、予め定められた第1抽選確率に基づいて前記所定数のうちの一部のコンテンツを抽選する第1抽選処理と、当該第1抽選処理で抽選されたコンテンツに応じて優遇された第2抽選確率に基づいて前記所定数のうちの残りのコンテンツを抽選する第2抽選処理とを行う抽選手段と、前記第1抽選処理及び前記第2抽選処理で抽選された前記所定数のコンテンツを前記プレイヤに獲得させる獲得手段と、を備える。
本発明によれば、プレイヤに複数回連続して抽選する連続抽選ゲームをプレイする意欲を十分に与えることができる。
本実施形態に係るゲームシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。 サーバ装置のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。 図1に示す端末装置としてスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。 サーバ装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るゲームシステムにおいて、図4に示す各機能手段が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る抽選ゲーム実行画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る連続抽選ゲーム結果画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る単発抽選ゲーム結果画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態(以下、「本実施形態」という。)について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<全体構成>
図1は、本実施形態に係るゲームシステム1の全体構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、ゲームシステム1は、サーバ装置10と、一又は複数の端末装置12と、を備える。これらのサーバ装置10と端末装置12とは、イントラネットやインターネット、電話回線等の通信ネットワークNTを介して通信可能に接続されている。
サーバ装置10は、ゲームプログラム14を実行して得られるゲームの実行結果、又はゲームプログラム14そのものを、通信ネットワークNTを介して各端末装置12のプレイヤに提供する情報処理装置である。本実施形態では、サーバ装置10は、ゲームプログラム14そのものを端末装置12のプレイヤに提供する。
各端末装置12は、各プレイヤが所持する情報処理装置であって、サーバ装置10から受信したゲームプログラム14がインストールされた後、実行することで、各プレイヤにゲームを提供する情報処理装置である。これらの端末装置12としては、ビデオゲーム機や、アーケードゲーム機、携帯電話、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等の様々なものが挙げられる。
<ハードウェア構成>
図2は、サーバ装置10のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
図2に示すように、サーバ装置10は、制御装置20と、通信装置26と、記憶装置28と、を備える。制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)22及びメモリ24を主に備えて構成される。
制御装置20では、CPU22がメモリ24或いは記憶装置28等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能手段として機能する。この機能手段の詳細については後述する。
通信装置26は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置26は、例えば、端末装置12との間で各種の情報を送受信する。
記憶装置28は、ハードディスク等で構成される。この記憶装置28は、ゲームプログラム14を含む、制御装置20における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
なお、サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができる。また、サーバ装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、通信ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。また、図2は、サーバ装置10が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、サーバ装置10は、サーバが一般的に備える他の構成を備えることができる。また、複数の端末装置12のハードウェア構成も、例えば操作手段や表示装置、音出力装置を備える他は、サーバ装置10と同様の構成を備えることができる。
図3は、図1に示す端末装置12としてスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示すように、端末装置12は、主制御部30と、タッチパネル(タッチスクリーン)32と、カメラ34と、移動体通信部36と、無線LAN通信部38と、記憶部40と、スピーカ42と、を備える。
主制御部30は、CPUやメモリ等を含んで構成される。この主制御部30には、表示入力装置としてのタッチパネル32と、カメラ34と、移動体通信部36と、無線LAN通信部38と、記憶部40と、スピーカ42と、に接続されている。そして、主制御部30は、これら接続先を制御する機能を有する。
タッチパネル32は、表示機能及び入力機能の両方の機能を有し、表示機能を担うディスプレイ32Aと、入力機能を担うタッチセンサ32Bとで構成される。本実施形態では、ディスプレイ32Aは、ボタン画像、十字キー画像やジョイスティック画像などの操作入力画像を含むゲーム画像を表示可能である。タッチセンサ32Bは、ゲーム画像に対するプレイヤの入力位置を検出可能である。
カメラ34は、静止画又は/及び動画を撮影し、記憶部40に保存する機能を有する。
移動体通信部36は、アンテナ36Aを介して、移動体通信網と接続し、当該移動体通信網に接続されている他の通信装置と通信する機能を有する。
無線LAN通信部38は、アンテナ38Aを介して、通信ネットワークNTと接続し、当該通信ネットワークNTに接続されているサーバ装置10等の他の装置と通信する機能を有する。
記憶部40には、ゲームプログラム14や、当該ゲームプログラム14のゲームの進行状況やプレイヤ情報を示すプレイデータ等、各種プログラムや各種データが記憶されている。なお、プレイデータは、サーバ装置10に記憶されてもよい。
スピーカ42は、ゲーム音等を出力する機能を有する。
<ゲーム概要>
本実施形態に係るゲームは、プレイヤにコンテンツの一例としてのキャラクタを獲得させるための抽選ゲームや、クエストを含んでいる。この抽選ゲームは、ガチャ、ふくびき、召喚等と称されることがある。このクエストは、対戦ゲーム、ダンジョン、探索、ミッション等と称されることがある。
本実施形態では、一又は複数種類の抽選ゲームが存在し、それぞれ異なる名称(タイトル)が付けられている。抽選ゲームは、抽選ゲームのメニュー画面等において、プレイヤによって選択可能となっている。本実施形態では、一又は複数種類の抽選ゲームのうち、プレイヤによって一の抽選ゲームが選択されると、当該一の抽選ゲームを1回実行する単発抽選または10回連続で実行する連続抽選を選択可能な画面が表示される。この単発抽選は、シングルガチャ、1回ふくびき、1回召喚等と称されることがある。また、この連続抽選は、10連ガチャ、10回ふくびき、10回召喚等と称されることがある。そして、プレイヤからの単発抽選または連続抽選の実行指示(要求)に基づき、当該一の抽選ゲームに対応する抽選対象キャラクタ群(抽選対象コンテンツ群)から無作為(ランダム)に選択されたキャラクタをプレイヤに獲得させる。この抽選ゲームは、プレイヤが当該抽選ゲームに対応付けられた対価を消費することに基づいて実行される。この対価は、単発抽選よりも連続抽選のほうが多く消費される。この対価としては、有償アイテム(課金アイテム)や、無償アイテム(非課金アイテム)等が挙げられる。有償アイテムとは、購入手続き(現金や電子マネーの支払い、クレジットカード決済等)によってプレイヤが取得可能なアイテムである。この有償アイテムとしては、例えば有償石、有償ガチャチケット、有償コイン等が挙げられる。また、無償アイテムとは、プレイヤがゲームの実行(プレイ)によって取得可能なアイテムである。例えば、無償アイテムは、ログインや、クエストのクリア、ミッション達成、フレンドとの交流等の報酬として取得できる。この無償アイテムとしては、例えば無償石、無償ガチャチケット、スタミナ回復アイテム、ゲームコイン、フレンドポイント等が挙げられる。また、この有償アイテム及び無償アイテムは、抽選ゲームの実行だけでなく、スタミナ回復や、クエストのコンティニュー等の様々な用途で使用可能である。また、有償アイテムは、無償アイテムよりも価値が高く、例えば有償アイテムのみを消費することで実行可能な抽選ゲームでは、無償アイテムの消費で実行可能な抽選ゲームよりもレアリティ(希少価値)が高いキャラクタが獲得しやすい。なお、有償石と無償石は、「石」と称される場合がある。
また、本実施形態では、一又は複数種類のクエストが存在し、それぞれ異なる名称(タイトル)が付けられている。クエストは、クエストのメニュー画面等において、プレイヤによって選択可能となっている。本実施形態では、一又は複数種類のクエストのうち、プレイヤによって一のクエストを選択する操作指示(要求)に基づき、当該一のクエストが実行される。このクエストは、プレイヤの現在スタミナ値からクエストに対応付けられた消費スタミナ値を消費することに基づいて実行される。プレイヤは、当該プレイヤに対応付けられたスタミナよりもクエストに対応付けられたスタミナが大きい場合、当該クエストを実行(プレイ)することができない。このスタミナは、ライフ、アクションポイント(AP)、バトルポイント(BP)等とも称されることがある。なお、プレイヤの現在スタミナ値が消費されるのは、クエストの終了時(クリア時又はリタイア時)であってもよい。
また、本実施形態では、プレイヤが所有する一又は複数のキャラクタ(所有キャラクタ)により構成されるチームと、敵キャラクタを対戦させるクエストが実行される。このクエストでは、例えばプレイヤはチームを構成するキャラクタ(チーム内キャラクタ)に攻撃等を指示する。また、このクエストでは、プレイヤは、チーム内キャラクタそれぞれが有する能力パラメータやスキルを用いて、敵キャラクタのヒットポイントを0以下にすることを目的とする。クエストをクリアした場合、プレイヤは、例えば無償石、ゲームコイン、キャラクタ、アイテム、経験値等のクリア報酬を獲得する。一方、クエストをクリアできなかった場合、プレイヤは、例えば有償石や無償石、コンティニューアイテム等を消費してクエストをコンティニューするか、クエストをリタイアするかを選択する。コンティニューとは、クエストをクリアできなかったプレイヤに対して、クエストを継続してプレイするための継続権をプレイヤに与えることである。
<機能手段>
図4は、サーバ装置10の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、サーバ装置10は、機能的構成として、記憶手段50と、受付手段52と、抽選手段54と、獲得手段56と、表示手段58と、を備える。記憶手段50は、一又は複数の記憶装置28で実現される。記憶手段50以外の機能手段は、記憶装置28等に格納されたゲームプログラム14を制御装置20が実行することにより実現される。
記憶手段50は、プレイヤ情報50Aや、キャラクタ情報50B、抽選ゲーム情報50C等を記憶する機能手段である。
プレイヤ情報50Aは、プレイヤ毎に、当該プレイヤのプレイヤIDと対応付けて記憶されている。このプレイヤ情報50Aは、例えば、プレイヤの名前や年齢、所有キャラクタ情報、獲得キャラクタ情報、所有アイテム情報、スタミナ情報を含む。所有キャラクタ情報は、プレイヤが所有する各キャラクタ(所有キャラクタ)のキャラクタIDや、能力パラメータを含む。能力パラメータは、例えばキャラクタのレベル、ヒットポイント、攻撃力、防御力等である。レベルは、キャラクタがキャラクタ経験値を獲得した場合に上昇する。キャラクタのレベルが上昇すると、ヒットポイントや攻撃力、防御力等も上昇する。獲得キャラクタ情報は、プレイヤが既に獲得しているキャラクタと、獲得したことのないキャラクタのキャラクタIDを含む。所有アイテム情報は、プレイヤが所有している各アイテムの数を含む。このアイテムとしては、有償石、有償ガチャチケット、無償石、無償ガチャチケット等が挙げられる。スタミナ情報は、プレイヤの現在スタミナ値とスタミナ上限値を含む。現在スタミナ値は、プレイヤが各種類のクエストを実行する際に消費する値である。この現在スタミナ値は、時間(例えば3分)の経過によって所定量(例えば1)上昇し、スタミナ上限値まで回復する。また、この現在スタミナ値は、プレイヤが有償石や無償石、スタミナ回復アイテム等を消費することにより、スタミナ上限値を超えて回復する。このスタミナ上限値は、プレイヤのプレイヤランクが上がることで上昇する。プレイヤランクは、例えばプレイヤがゲーム(例えばクエストやミッション)をプレイすることで、プレイヤ経験値を獲得した場合に上昇する。
キャラクタ情報50Bは、キャラクタ毎に、当該キャラクタのキャラクタIDに対応付けて記憶されている。このキャラクタ情報50Bは、例えば、キャラクタの名前や画像(デザイン)、レアリティ、能力パラメータの初期値(例えばレベル1におけるヒットポイントや攻撃力、防御力等)と最大値(例えばレベル100におけるヒットポイントや攻撃力、防御力等)、スキル等を含む。レアリティは、例えば1から6までの数値を含む。この数値は、例えば星の数で示される場合がある。ここで、レアリティが高いキャラクタには、ゲーム(例えばクエストやミッション)に有利な能力パラメータやスキルが設定されている。
抽選ゲーム情報50Cは、抽選ゲーム毎に、当該抽選ゲームの抽選ゲームIDに対応付けて記憶されている。この抽選ゲーム情報50Cは、例えば、名称(タイトル)、抽選対象情報、連続回数、優遇回数、対価を含む。抽選対象情報は、抽選ゲームの抽選対象である抽選対象キャラクタ群を構成する各キャラクタのキャラクタIDと、当該キャラクタIDに対応付けられた抽選確率(第1抽選確率)を含む。抽選対象キャラクタ群を構成するキャラクタは、例えば100種類である。抽選確率(第1抽選確率)は、高いレアリティのキャラクタには低い確率が設定され、低いレアリティのキャラクタには高い確率が設定されている。なお、この抽選確率においては、同レアリティ内の他のキャラクタよりも抽選確率が高いキャラクタ(ピックアップキャラクタ)を設けてもよい。連続回数は、連続抽選が行われる所定数の回数を含む。この所定数は、例えば10である。優遇回数は、連続抽選において、抽選を優遇する第2抽選処理を実行する回数を含む。例えば、優遇回数が1回である場合、連続抽選のうち1回の抽選が第2抽選処理となる。対価は、単発抽選及び連続抽選を実行するために必要なアイテム数(消費量)を含む。この対価は、例えば単発抽選には5個のアイテム、連続抽選には50個のアイテムが含まれる。このアイテムとしては、有償アイテムや無償アイテム等が挙げられる。例えば、レアリティが高いキャラクタや特定キャラクタが獲得しやすい抽選ゲームの対価には、アイテムの消費量が多く設定されていたり、価値が高いアイテム(例えば有償アイテム)が設定されていたりする。
受付手段52は、プレイヤからの指示を受け付ける機能手段である。本実施形態では、受付手段52は、抽選対象キャラクタ群から1のキャラクタを抽選する単発抽選ゲーム、又は、2以上の所定数(例えば10)のキャラクタを連続して抽選する連続抽選ゲームの実行指示を受け付ける。
抽選手段54は、プレイヤからの実行指示に基づき、抽選ゲームを実行する機能手段である。本実施形態では、抽選手段54は、単発抽選ゲームの実行指示によって、予め定められた第1抽選確率に基づいて1のキャラクタを抽選する。この第1抽選確率は、抽選ゲーム情報50Cの抽選対象情報に予め定められている。
また、抽選手段54は、連続抽選ゲームの実行指示によって、予め定められた第1抽選確率に基づいて所定数(例えば10)のうちの一部のキャラクタを抽選する第1抽選処理と、第2抽選確率に基づいて所定数のうちの残りのキャラクタを抽選する第2抽選処理とを行う。抽選手段54は、第1抽選処理の後に、第1抽選処理よりもプレイヤに有利な第2抽選処理を実行する。抽選手段54は、第1抽選処理では、例えば10体のうちの9体のキャラクタを抽選する。また、抽選手段54は、第2抽選処理では、例えば10体のうちの残りの1体のキャラクタを抽選する。すなわち、第1抽選処理で抽選されるキャラクタ数は、第2抽選処理で抽選されるキャラクタ数よりも多い。第1抽選確率は、抽選ゲーム情報50Cの抽選対象情報に予め定められているのに対して、第2抽選確率は、第1抽選処理で抽選されたキャラクタに応じて優遇された抽選確率(優遇確率)である。この優遇は、例えば、第1抽選確率よりもレアリティが高いキャラクタの抽選確率を上昇させることである。すなわち、第2抽選処理では、第1抽選確率よりもレアリティが高いキャラクタの抽選確率が上昇し、レアリティが低いキャラクタの抽選確率が下降する場合がある。以下では、抽選手段54が第2抽選処理を優遇する具体例を説明する。
(1)レアリティの低いキャラクタが多く含まれる場合
例えば、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のキャラクタに低いレアリティが設定されたキャラクタが多く含まれているほど、抽選対象キャラクタ群のうち高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率を段階的に上昇させた第2抽選確率に基づいて第2抽選処理を行う。具体的には、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した9体のキャラクタのうち、8体以上のキャラクタのレアリティが4以下の場合、レアリティが6のキャラクタの抽選確率を第1抽選確率から合計10%上昇させた第2抽選確率を用いる。また、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した9体のキャラクタのうち、6体以上8体未満のキャラクタのレアリティが4以下の場合、レアリティが6のキャラクタの抽選確率を第1抽選確率から合計5%上昇させた第2抽選確率を用いる。また、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した9体のキャラクタのうち、4体以上6体未満のキャラクタのレアリティが4以下の場合、レアリティが6のキャラクタの抽選確率を第1抽選確率から合計2%上昇させた第2抽選確率を用いる。
(2)レアリティの合計値が低い場合
例えば、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のキャラクタに設定されたレアリティの合計値が低いほど、抽選対象キャラクタ群のうち高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率を段階的に上昇させた第2抽選確率に基づいて第2抽選処理を行う。具体的には、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した9体それぞれに設定されたレアリティの合計値が37未満の場合、レアリティが6のキャラクタの抽選確率を第1抽選確率から合計10%上昇させた第2抽選確率を用いる。また、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した9体それぞれに設定されたレアリティの合計値が37以上39未満の場合、レアリティが6のキャラクタの抽選確率を第1抽選確率から合計5%上昇させた第2抽選確率を用いる。また、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した9体それぞれに設定されたレアリティの合計値が39以上41未満の場合、レアリティが6のキャラクタの抽選確率を第1抽選確率から合計2%上昇させた第2抽選確率を用いる。
(3)プレイヤが既に獲得しているキャラクタが多く含まれている場合
抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のキャラクタにプレイヤが既に獲得しているキャラクタが多く含まれているほど、抽選対象キャラクタ群のうち高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率を段階的に上昇させた第2抽選確率に基づいて第2抽選処理を行う。具体的には、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した9体のうち、8体以上のキャラクタが既に獲得しているキャラクタである場合、レアリティが6のキャラクタの抽選確率を第1抽選確率から合計10%上昇させた第2抽選確率を用いる。また、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した9体のキャラクタのうち、6体以上8体未満のキャラクタが既に獲得しているキャラクタである場合、レアリティが6のキャラクタの抽選確率を第1抽選確率から合計5%上昇させた第2抽選確率を用いる。また、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した9体のキャラクタのうち、5体以上6体未満のキャラクタが既に獲得しているキャラクタである場合、抽選対象キャラクタ群に含まれるレアリティが6のキャラクタの抽選確率を第1抽選確率から合計2%上昇させた第2抽選確率を用いる。なお、抽選手段54は、プレイヤ情報50Aの獲得キャラクタ情報を参照して、第1抽選処理で抽選した一部のキャラクタのうち、プレイヤが既に獲得しているキャラクタの数を判別する。
また、抽選手段54は、抽選対象キャラクタ群のうちプレイヤが獲得したことがないキャラクタの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて第2抽選処理を行う。例えば、抽選手段54は、プレイヤ情報50Aの獲得キャラクタ情報を参照して、抽選対象キャラクタ群に含まれるレアリティが6のキャラクタのうち、プレイヤが獲得したことがないキャラクタの抽選確率を上昇させる。
また、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のキャラクタに特定キャラクタ(特定コンテンツ)が含まれる場合、抽選対象キャラクタ群のうち高いレアリティが設定されたキャラクタの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて第2抽選処理を行う。この特定キャラクタは、例えば連続抽選の第1抽選処理において抽選された場合、第2抽選処理においてレアリティが6のキャラクタの抽選確率を上昇させることをプレイヤに公表しているキャラクタである。すなわち、表示手段58が第1抽選処理において当該特定キャラクタが当選したことをタッチパネル32に表示させることにより、プレイヤは、第2抽選処理においてレアリティが高いキャラクタおよび/又は獲得したことがないキャラクタが抽選されたことを期待する。
獲得手段56は、プレイヤにコンテンツ(キャラクタ)を獲得させる機能手段である。本実施形態では、獲得手段56は、単発抽選ゲームにおいて第1抽選処理で抽選された1のキャラクタをプレイヤに獲得させる。また、獲得手段56は、連続抽選ゲームにおいて第1抽選処理及び第2抽選処理で抽選された所定数(例えば10)のキャラクタをプレイヤに獲得させる。獲得手段56は、プレイヤに獲得させたキャラクタをプレイヤ情報50Aの所有キャラクタ情報に記憶する。また、獲得手段56は、プレイヤが獲得したことがないキャラクタを獲得させた場合、当該キャラクタをプレイヤ情報50Aの獲得キャラクタ情報に記憶する。
表示手段58は、ゲームに関する情報をタッチパネル32に表示させる機能手段である。本実施形態では、表示手段58は、第1抽選処理及び第2抽選処理で抽選された所定数(例えば10)のキャラクタを表示させる。例えば、表示手段58は、第1抽選処理で抽選された一部のキャラクタを表示させた後、第2抽選処理で抽選された残りのキャラクタを表示させる。これにより、第2抽選処理においてレアリティが高いキャラクタおよび/又は獲得したことがないキャラクタが抽選された可能性が高いことをプレイヤに認識させることができる。
<処理の流れ>
図5は、本実施形態に係るゲームシステムにおいて、図4に示す各機能手段が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
(ステップSP10)
プレイヤにより抽選ゲームのメニュー画面から一の抽選ゲームを選択する操作指示が行われた場合、表示手段58は、抽選ゲーム実行画面60をタッチパネル32に表示する。
図6は、本実施形態に係る抽選ゲーム実行画面60の一例を示す図である。
図6に示すように、抽選ゲーム実行画面60は、提供割合ボタン62と、抽選対象情報領域64と、単独抽選指示ボタン66と、連続抽選指示ボタン68と、が設けられている。提供割合ボタン62は、抽選対象キャラクタ群を構成する各キャラクタの名前やレアリティ、抽選確率を示す画面に遷移するためのボタンである。抽選対象情報領域64には、抽選対象キャラクタ群のうち、レアリティの高いキャラクタやピックアップキャラクタが表されている。単独抽選指示ボタン66は、単独抽選の実行を指示するためのボタンである。連続抽選指示ボタン68は、連続抽選の実行を指示するためのボタンである。なお、抽選ゲーム実行画面60には、連続抽選では第1抽選処理の結果に応じて第2抽選処理(優遇抽選)が行われることが表されている。
図5に戻って、処理は、ステップSP12の処理に移行する。
(ステップSP12)
受付手段52は、抽選ゲーム実行画面において連続抽選指示ボタンが押下されたか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP14の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合、すなわち単独抽選指示ボタンが押下された場合には、処理は、ステップSP22の処理に移行する。
(ステップSP14)
抽選手段54は、連続抽選ゲームの一部の抽選を実行する。すなわち、抽選手段54は、所定数のキャラクタのうちの一部のキャラクタを抽選する第1抽選処理を実行する。具体的には、抽選手段54は、抽選ゲーム情報50Cを参照して、プレイヤの所有アイテムから連続抽選の実行に必要な対価(例えばアイテム50個)を消費する。続いて、抽選手段54は、抽選対象キャラクタ群を構成する各キャラクタの抽選確率(第1抽選確率)に基づいて、一部のキャラクタ(例えば9体)を連続抽選する。そして、処理は、ステップSP16の処理に移行する。
(ステップSP16)
抽選手段54は、ステップSP14で抽選した一部のキャラクタに応じて、第2抽選確率を設定する。例えば、抽選手段54は、プレイヤ情報50Aの獲得キャラクタ情報を参照して、当該一部のキャラクタ(例えば9体のキャラクタ)にプレイヤが既に獲得しているキャラクタが多く含まれているほど、第2抽選確率を優遇する。なお、例えば当該一部のキャラクタにプレイヤが既に獲得しているキャラクタが含まれていない場合、第2抽選確率には、第1抽選確率と同じ確率が設定される。そして、処理は、ステップSP18の処理に移行する。
(ステップSP18)
抽選手段54は、連続抽選ゲームの残りの抽選を実行する。すなわち、抽選手段54は、所定数のキャラクタのうちの残りのキャラクタを抽選する第2抽選処理を実行する。具体的には、抽選手段54は、ステップSP16で設定した第2抽選確率に基づいて当該所定数のキャラクタのうちの残りのキャラクタ(例えば1体)を抽選する。そして、処理は、ステップSP20の処理に移行する。
(ステップSP20)
表示手段58は、ステップSP14の第1抽選処理及びステップSP18の第2抽選処理で抽選された所定数のキャラクタを含む連続抽選ゲーム結果画面70をタッチパネル32に表示する。なお、ステップSP14の第1抽選処理で抽選されたキャラクタは、ステップSP14〜SP18の間に、画面に表示してもよい。
図7は、本実施形態に係る連続抽選ゲーム結果画面70の一例を示す図である。
図7に示すように、連続抽選ゲーム結果画面70は、第1抽選結果提示領域72と、第2抽選結果提示領域74と、が設けられている。第1抽選結果提示領域72には、第1抽選処理で抽選された所定数のうちの一部のキャラクタが表されている。第2抽選結果提示領域74には、第2抽選処理で抽選された所定数のうちの残りのキャラクタが表されている。なお、第2抽選処理で抽選されたキャラクタは、第1抽選処理で抽選された各キャラクタが順番に表示された後に表示される。また、第1抽選結果提示領域72及び第2抽選結果提示領域74において、抽選された各キャラクタが表示される際には、プレイヤが獲得したことがないキャラクタと、プレイヤが既に獲得しているキャラクタとが異なる態様で表示される。例えば、プレイヤが獲得したことがないキャラクタを表示する場合は、キャラクタの画像(デザイン)を示す演出を行う一方、プレイヤが既に獲得しているキャラクタを表示する場合は、当該演出を行わない。
図5に戻って、処理は、ステップSP26の処理に移行する。
(ステップSP22)
抽選手段54は、単発抽選ゲームを実行する。すなわち、抽選手段54は、1のキャラクタを抽選する第1抽選処理を実行する。具体的には、抽選手段54は、抽選ゲーム情報50Cを参照して、プレイヤの所有アイテムから単発抽選の実行に必要な対価(例えばアイテム5個)を消費する。続いて、抽選手段54は、抽選対象キャラクタ群を構成する各キャラクタの抽選確率(第1抽選確率)に基づいて、1のキャラクタ(1体のキャラクタ)を抽選する。そして、処理は、ステップSP24の処理に移行する。
(ステップSP24)
表示手段58は、ステップSP22における第1抽選処理で抽選された1のキャラクタを含む単発抽選ゲーム結果画面80をタッチパネル32に表示する。
図8は、本実施形態に係る単発抽選ゲーム結果画面80の一例を示す図である。
図8に示すように、単発抽選ゲーム結果画面80は、抽選結果提示領域82が設けられている。抽選結果提示領域82には、第1抽選処理で抽選された1のキャラクタが表されている。
図5に戻って、処理は、ステップSP26の処理に移行する。
(ステップSP26)
獲得手段56は、抽選された1又は所定数のキャラクタをプレイヤに獲得させる。そして、処理は、図5に示す一連の処理を終了する。
<効果>
以上、本実施形態では、コンピュータを、プレイヤから、抽選対象コンテンツ群から2以上の所定数のコンテンツを連続して抽選する連続抽選ゲームの実行指示を受け付ける受付手段52、実行指示によって、予め定められた第1抽選確率に基づいて所定数のうちの一部のコンテンツを抽選する第1抽選処理と、当該第1抽選処理で抽選されたコンテンツに応じて優遇された第2抽選確率に基づいて所定数のうちの残りのコンテンツを抽選する第2抽選処理とを行う抽選手段54、第1抽選処理及び第2抽選処理で抽選された所定数のコンテンツをプレイヤに獲得させる獲得手段56、として機能させる。
この構成によれば、連続抽選ゲームで抽選された一部のコンテンツに応じて残りのコンテンツの抽選確率が優遇されるため、プレイヤに複数回連続して抽選する連続抽選ゲームをプレイする意欲を十分に与えることができる。また、連続抽選ゲームで一部のコンテンツを抽選する第1抽選処理と、残りのコンテンツを抽選する第2抽選処理とを分けて行うため、全てのコンテンツを抽選した後に再抽選(抽選されたコンテンツの入れ替え)を行う場合と比べて、不自然さのない連続抽選ゲームを提供することができる。
また、本実施形態では、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のコンテンツに低いレアリティが設定されたコンテンツが多く含まれているほど、抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて第2抽選処理を行う。
この構成によれば、連続抽選ゲームで抽選された一部のコンテンツにレアリティの低いコンテンツで多く含まれているほど、残りのコンテンツの抽選確率が優遇される。このため、残りのコンテンツの抽選に対する期待感をプレイヤに持たせることができ、プレイヤに連続抽選ゲームをプレイする意欲を与えることができる。
また、本実施形態では、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のコンテンツに設定されたレアリティの合計値が低いほど、抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて第2抽選処理を行う。
この構成によれば、連続抽選ゲームで抽選された一部のコンテンツに設定されたレアリティの合計値が低いほど、残りのコンテンツの抽選確率が優遇される。このため、残りのコンテンツの抽選に対する期待感をプレイヤに持たせることができ、プレイヤに連続抽選ゲームをプレイする意欲を与えることができる。
また、本実施形態では、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のコンテンツにプレイヤが既に獲得しているコンテンツが多く含まれているほど、抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて第2抽選処理を行う。
この構成によれば、連続抽選ゲームで抽選された一部のコンテンツにプレイヤが獲得しているコンテンツが多く含まれているほど、残りのコンテンツの抽選確率が優遇される。このため、残りのコンテンツの抽選に対する期待感をプレイヤに持たせることができ、もってプレイヤに連続抽選ゲームをプレイする意欲を与えることができる。
また、本実施形態では、抽選手段54は、抽選対象コンテンツ群のうちプレイヤが獲得したことがないコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて第2抽選処理を行う。
この構成によれば、プレイヤが獲得したことがないコンテンツが抽選されやすくなるため、プレイヤに連続抽選ゲームをプレイする意欲を与えることができる。
また、本実施形態では、第1抽選処理で抽選されるコンテンツ数は、第2抽選処理で抽選されるコンテンツ数よりも多い。
この構成によれば、第1抽選処理で抽選されるコンテンツ数よりも、抽選確率が優遇される第2抽選処理で抽選されるコンテンツ数が少ないため、レアリティの高いコンテンツの獲得数を抑制することができ、もってゲームのバランスを調整することができる。
また、本実施形態では、コンピュータを、第1抽選処理及び第2抽選処理で抽選された所定数のコンテンツを表示させる表示手段58、として機能させ、表示手段58は、第1抽選処理で抽選された一部のコンテンツを表示させた後、第2抽選処理で抽選された残りのコンテンツを表示させる。
この構成によれば、第1抽選処理で抽選された一部のコンテンツから表示させるため、当該一部のコンテンツがプレイヤにとって不要なコンテンツであっても、残りのコンテンツの抽選に対する期待感をプレイヤに持たせることができ、もってプレイヤに連続抽選ゲームをプレイする意欲を与えることができる。また、プレイヤは、第1抽選処理で抽選された一部のコンテンツに応じて、第2抽選処理が行われたことが把握できるため、全てのコンテンツを抽選した後に再抽選(抽選されたコンテンツの入れ替え)を行う場合と比べて、不自然さのない連続抽選ゲームを提供することができる。
また、本実施形態では、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のコンテンツに特定コンテンツが含まれる場合、抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて第2抽選処理を行う。
この構成によれば、一部のコンテンツに特定コンテンツが含まれる場合、残りのコンテンツの抽選に対する期待感をプレイヤに持たせることができ、もってプレイヤに連続抽選ゲームをプレイする意欲を与えることができる。
また、本実施形態では、受付手段52は、1のコンテンツを抽選する単発抽選ゲーム、又は、連続抽選ゲームの実行指示を受け付け、抽選手段54は、単発抽選ゲームの実行指示によって、第1抽選確率に基づいて1のコンテンツを抽選する。
この構成によれば、単発抽選ゲームと連続抽選ゲームでは、連続抽選ゲームにおいて第1抽選処理よりも有利な第2抽選処理が行われるため、プレイヤに連続抽選ゲームのプレイを促すことができ、もってゲームを活性化させることができる。
<変形例>
なお、本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、前述した実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば、上記実施形態では、連続抽選が行われる所定数が10である場合を説明したが、2以上であれば何れの数であってもよい。また、第1抽選処理で抽選されるキャラクタ数は、第2抽選処理で抽選されるキャラクタ数よりも多い場合を説明したが、第2抽選処理で抽選されるキャラクタ数の方が、第1抽選処理で抽選されるキャラクタ数よりも多くてもよい。また、第2抽選処理で抽選されるキャラクタ数は、2以上であってもよい。
また、上記実施形態では、抽選手段54は、第1抽選処理で所定数のうちの一部のキャラクタを抽選した後、第2抽選処理で所定数のうちの残りのキャラクタを抽選する場合を説明したが、第1抽選処理で所定数のキャラクタを抽選した後、当該抽選された所定数のキャラクタに応じて優遇された第2抽選確率に基づいて所定数のうちの一部のキャラクタを再抽選する(第1抽選処理で抽選された一部のキャラクタを入れ替える)第2抽選処理を行ってもよい。この場合、第1抽選処理で抽選された所定数のキャラクタと、第2抽選処理で再抽選されたキャラクタをタッチパネル32に表示し、入れ替えたキャラクタが明示されることが好ましい。また、受付手段52は、第1抽選処理で抽選された所定数のキャラクタのうち、第2抽選処理で再抽選されたキャラクタと入れ替える指示操作をプレイヤから受け付けてもよい。なお、プレイヤは、入れ替えを行いたくない場合、第1抽選処理で抽選された所定数のキャラクタのみを獲得できることとしてもよい。
また、上記実施形態では、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のキャラクタに低いレアリティが設定されたキャラクタが多く含まれているほど、第2抽選確率を優遇する場合を説明したが、当該一部のキャラクタに高いレアリティが設定されたキャラクタが多く含まれているほど、第2抽選確率を優遇してもよい。
また、上記実施形態では、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のキャラクタに設定されたレアリティの合計値が低いほど、第2抽選確率を優遇する場合を説明したが、当該一部のキャラクタに設定されたレアリティの合計値が高いほど、第2抽選確率を優遇してもよい。また、抽選手段54は、当該一部のキャラクタに設定されたレアリティの平均値に応じて第2抽選確率を優遇してもよい。
また、上記実施形態では、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のキャラクタにプレイヤが既に獲得しているキャラクタが多いほど、第2抽選確率を優遇する場合を説明したが、当該一部のキャラクタにプレイヤが既に獲得しているキャラクタが少ないほど、第2抽選確率を優遇してもよい。これにより、多くの種類のキャラクタを獲得したことがない初心者のプレイヤにレアリティが高いキャラクタを獲得させることができるため、ゲームを活性化することができる。
また、上記実施形態では、抽選手段54は、第1抽選処理で抽選した一部のキャラクタに特定キャラクタが含まれる場合、第2抽選確率を優遇する場合を説明したが、当該特定キャラクタは、ゲーム運営者が予め定めたキャラクタであってもよいし、連続抽選ゲームの実行前にプレイヤが指定したキャラクタであってもよい。プレイヤがキャラクタを指定する場合、受付手段52は、抽選対象キャラクタ群を端末装置12に表示させ、その中から、プレイヤによるキャラクタの選択(指定)を受け付け、選択されたキャラクタを特定キャラクタとして記憶手段50に記憶する。
また、上記実施形態では、第2抽選処理では、第1抽選確率よりもレアリティが高いキャラクタの抽選確率が上昇する場合を説明したが、第1抽選確率での抽選確率が0%であるキャラクタの抽選確率を上昇させることとしてもよい。すなわち、第2抽選処理では、第1抽選処理では抽選されないキャラクタが抽選されることとしてもよい。また、第2抽選処理では、レアリティが6のキャラクタ、すなわち、レアリティが最も高いキャラクタの抽選確率を合計100%にしてもよい。
また、第2抽選処理では、抽選ゲームに対応する抽選対象キャラクタ群のうち、プレイヤが所望するキャラクタの抽選確率を上昇させることとしてもよい。例えば、受付手段52は、プレイヤから連続抽選ゲームの実行指示を受け付ける前に、抽選対象キャラクタ群のうち、当該プレイヤが所望する所定数(例えば2体)のキャラクタの指定を受け付ける。続いて、抽選手段54は、第2抽選処理において、指定されたキャラクタの抽選確率を上昇させる。なお、受付手段52は、抽選対象キャラクタ群のうち、プレイヤが不要なキャラクタの指定を受け付けてもよい。この場合、抽選手段54は、第2抽選処理において、指定されたキャラクタの抽選確率を下降させる。なお、例えばプレイヤからキャラクタの指定がなかった場合には、抽選手段54は、第2抽選処理において、レアリティが最も高いキャラクタや、ゲームのアップデートにより新たに追加されたキャラクタの抽選確率を上昇させることとしてもよいし、レアリティが最も低いキャラクタや、プレイヤが既に獲得しているキャラクタの抽選確率を下降させることとしてもよい。
また、上記実施形態では、コンテンツがキャラクタである場合を主に説明したが、武器や防具等のアイテム、カード、アバター、コイン、ポイント等でもよい。
10…サーバ装置(コンピュータ)、12…端末装置、50…記憶手段、52…受付手段、54…抽選手段、56…獲得手段、58…表示手段

Claims (10)

  1. コンピュータを、
    プレイヤから、抽選対象コンテンツ群から2以上の所定数のコンテンツを連続して抽選する連続抽選ゲームの実行指示を受け付ける受付手段、
    前記実行指示によって、予め定められた第1抽選確率に基づいて前記所定数のうちの一部のコンテンツを抽選する第1抽選処理と、当該第1抽選処理で抽選されたコンテンツに応じて優遇された第2抽選確率に基づいて前記所定数のうちの残りのコンテンツを抽選する第2抽選処理とを行う抽選手段、
    前記第1抽選処理及び前記第2抽選処理で抽選された前記所定数のコンテンツを前記プレイヤに獲得させる獲得手段、
    として機能させるプログラム。
  2. 前記抽選手段は、前記第1抽選処理で抽選した前記一部のコンテンツに低いレアリティが設定されたコンテンツが多く含まれているほど、前記抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて前記第2抽選処理を行う、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記抽選手段は、前記第1抽選処理で抽選した前記一部のコンテンツに設定されたレアリティの合計値が低いほど、前記抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて前記第2抽選処理を行う、
    請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記抽選手段は、前記第1抽選処理で抽選した前記一部のコンテンツに前記プレイヤが既に獲得しているコンテンツが多く含まれているほど、前記抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて前記第2抽選処理を行う、
    請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記抽選手段は、前記抽選対象コンテンツ群のうち前記プレイヤが獲得したことがないコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて前記第2抽選処理を行う、
    請求項2乃至4の何れか1項に記載のプログラム。
  6. 前記第1抽選処理で抽選されるコンテンツ数は、第2抽選処理で抽選されるコンテンツ数よりも多い、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載のプログラム。
  7. コンピュータを、
    前記第1抽選処理及び前記第2抽選処理で抽選された前記所定数のコンテンツを表示させる表示手段、
    として機能させ、
    前記表示手段は、前記第1抽選処理で抽選された一部のコンテンツを表示させた後、前記第2抽選処理で抽選された残りのコンテンツを表示させる、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載のプログラム。
  8. 前記抽選手段は、前記第1抽選処理で抽選した一部のコンテンツに特定コンテンツが含まれる場合、前記抽選対象コンテンツ群のうち高いレアリティが設定されたコンテンツの抽選確率を上昇させた第2抽選確率に基づいて前記第2抽選処理を行う、
    請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記受付手段は、1のコンテンツを抽選する単発抽選ゲーム、又は、前記連続抽選ゲームの実行指示を受け付け、
    前記抽選手段は、前記単発抽選ゲームの実行指示によって、前記第1抽選確率に基づいて前記1のコンテンツを抽選する、
    請求項1乃至8の何れか1項に記載のプログラム。
  10. プレイヤから、抽選対象コンテンツ群から2以上の所定数のコンテンツを連続して抽選する連続抽選ゲームの実行指示を受け付ける受付手段と、
    前記実行指示によって、予め定められた第1抽選確率に基づいて前記所定数のうちの一部のコンテンツを抽選する第1抽選処理と、当該第1抽選処理で抽選されたコンテンツに応じて優遇された第2抽選確率に基づいて前記所定数のうちの残りのコンテンツを抽選する第2抽選処理とを行う抽選手段と、
    前記第1抽選処理及び前記第2抽選処理で抽選された前記所定数のコンテンツを前記プレイヤに獲得させる獲得手段と、
    を備える情報処理装置。

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