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JP2021068255A - 設備管理システム、および、設備管理方法 - Google Patents

設備管理システム、および、設備管理方法 Download PDF

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JP2021068255A
JP2021068255A JP2019193927A JP2019193927A JP2021068255A JP 2021068255 A JP2021068255 A JP 2021068255A JP 2019193927 A JP2019193927 A JP 2019193927A JP 2019193927 A JP2019193927 A JP 2019193927A JP 2021068255 A JP2021068255 A JP 2021068255A
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貴之 松崎
Takayuki Matsuzaki
貴之 松崎
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】機械、設備の停止の原因をより容易に取得でき、稼働状態をより詳細に管理できる設備管理技術を提供する。【解決手段】設備管理システム10は、管理対象の設備の稼働状態をPLC21から取得する稼働状態取得部と、設備の停止原因に関連付けされた識別データが記憶されたICを備えるIDタグ511−532と、IDタグから前記識別データを取得する識別データ取得部と、設備の停止原因と識別データとを関連付けして記憶する第1記憶部631と、稼働状態を記憶する第2記憶部632と、取得した識別データとこの識別データの取得時刻とを関連付けして記憶する第3記憶部633と、第1記憶部への記憶、第2記憶部への記憶、および、第3記憶部への記憶の制御を行い、第1記憶部の記憶内容、第2記憶部の記憶内容、および、第3記憶部の記憶内容を参照して、設備の停止原因を含む詳細な稼働状態を生成する管理処理部61と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、生産現場等の設備の稼働状態を管理する設備管理技術に関する。
特許文献1には、加工機械のセルフメンテナンス支援方法が記載されている。特許文献1では、機械に異常が発生すると、当該機械のオペレータは、当該機械の現在ないし過去の状態情報を、手動で入力する。
特開平3−280105号公報
しかしながら、従来の方法では、オペレータが手動で入力するため、入力作業に時間が取られ、その間、例えば、異常からの復帰等の作業を行えない。このため、復帰、すなわち、再稼働のための作業効率は低下してしまう。
したがって、本発明の目的は、機械、設備の停止の原因をより容易に取得でき、稼働状態をより詳細に管理できる設備管理技術を提供することにある。
この発明の設備管理システムは、稼働状態取得部、IDタグ、識別データ取得部、第1記憶部、第2記憶部、第3記憶部、および、管理処理部を備える。稼働状態取得部は、管理対象の設備の稼働状態を取得する。IDタグは、設備の停止原因に関連付けされた識別データが記憶されたICを備える。識別データ取得部は、IDタグと通信して、識別データを取得する。第1記憶部は、設備の停止原因と識別データとを関連付けして記憶する。第2記憶部は、稼働状態を記憶する。第3記憶部は、取得した識別データとこの識別データの取得時刻とを関連付けして記憶する。管理処理部は、第1記憶部への記憶、第2記憶部への記憶、および、第3記憶部への記憶の制御を行う。管理処理部は、第1記憶部の記憶内容、第2記憶部の記憶内容、および、第3記憶部の記憶内容を参照して、設備の停止原因を含む詳細な稼働状態を生成する。
この構成では、設備の停止原因は、IDタグによる簡単な操作によって得られる。また、稼働状態には、設備の停止原因も含まれるので、より詳細な稼働状態が得られる。
この発明によれば、設備の停止の原因をより容易に取得でき、稼働状態をより詳細に管理できる。
図1は、本発明の実施形態に係る設備管理システムの構成を示す機能ブロック図である。 図2は、IDタグの概略的構成を示す図である。 図3は、IDタグの識別データの一例を示す図である。 図4(A)は、第1のデータベース(第1記憶部)の記憶内容の一例を示す表であり、図4(B)は、第2のデータベース(第2記憶部)の記憶内容の一例を示す表であり、図4(C)は、第3のデータベース(第3記憶部)の記憶内容の一例を示す表であり、図4(D)は、第4のデータベース(第4記憶部)の記憶内容の一例を示す表である。 図5(A)は、稼働状態の取得、記憶方法を示すフローチャートであり、図5(B)は、識別データの取得、記憶方法を示すフローチャートであり、図5(C)は、詳細な稼働状態の生成方法を示すフローチャートである。 図6は、本発明の第2の実施形態に係る設備管理システムの構成を示す機能ブロック図である。 図7は、本発明の第3の実施形態に係る設備管理システムの構成を示す機能ブロック図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る電子部品モジュールについて、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る設備管理システムの構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、設備管理システム10は、PLC21、PLC22、PLC23、生産設備31、生産設備32、生産設備33、カードリーダ41、カードリーダ42、カードリーダ43、IDタグ511−513、IDタグ521−523、IDタグ531、532、管理装置60、および、通信ネットワーク100を備える。ここで、PLCとは、Programmable Logic Controllerの略語であり、生産設備の動作、処理を制御する制御器である。
(製造ライン側の構成)
PLC21、PLC22、PLC23、生産設備31、生産設備32、生産設備33、カードリーダ41、カードリーダ42、カードリーダ43、IDタグ511−513、IDタグ521−523、および、IDタグ531、532は、製造ラインに配置されている。生産設備31、生産設備32、および,生産設備33は、製造ラインにおけるそれぞれ個別の工程に応じた位置に配置されている。より具体的には、例えば、次の構成からなる。
PLC21、および、カードリーダ41は、製造ラインにおける生産設備31と略同じ位置に配置されている。また、IDタグ511−513は、これらPLC21、生産設備31、および、カードリーダ41の配置位置の近傍に置かれている。なお、PLC21は、生産設備31から離れた位置に配置してもよい。
PLC21と生産設備31とは、フィールドネットワークを介して接続する。PLC21およびカードリーダ41は、通信ネットワーク100を介して、管理装置60に接続する。すなわち、カードリーダ41は、PLC21のフィールドネットワークを介することなく、管理装置60に接続する。
PLC21は、生産設備31の制御を行うとともに、生産設備31の稼働状態をモニターする。すなわち、PLC21と生産設備31とによって、製造ラインにおける生産設備31に対する制御システムが構成される。稼働状態は、稼働状態を分類するステータス(稼働、停止等)、このステータスが生じている設備ID、このステータスの発生時刻を含む。発生時刻は、PLC21の時刻によって定義される。そして、PLC21の時刻は、既知の方法によって管理装置60の時刻と同期している。PLC21は、モニターした生産設備31の稼働状態を、通信ネットワーク100を介して、管理装置60に送信する。なお、管理装置60がステータスを受信した時刻をステータスの発生時刻として定義してもよい。
カードリーダ41は、オペレータによってIDタグ511−513が近接配置されると、IDタグ511−513と通信する。そして、カードリーダ41は、IDタグ511−513に記憶された識別データ(例えば、図4参照)を読み出し、通信ネットワーク100を介して、管理装置60に送信する。カードリーダ41が、PLC21のフィールドネットワークを用いないことによって、PLC21のフィールドネットワークを用いた制御通信に割り込みを行うことなく、カードリーダ41は、識別データを管理装置60に送信できる。
PLC22、および、カードリーダ42は、製造ラインにおける生産設備32と略同じ位置に配置されている。また、IDタグ521−523は、これらPLC22、生産設備32、および、カードリーダ42の配置位置の近傍に置かれている。なお、PLC22は、生産設備32から離れた位置に配置してもよい。
PLC22と生産設備32とは、フィールドネットワークを介して接続する。PLC22およびカードリーダ42は、通信ネットワーク100を介して、管理装置60に接続する。すなわち、カードリーダ42は、PLC22のフィールドネットワークを介することなく、管理装置60に接続する。
PLC22は、生産設備32の制御を行うとともに、生産設備32の稼働状態をモニターする。すなわち、PLC22と生産設備32とによって、製造ラインにおける生産設備32に対する制御システムが構成される。稼働状態は、稼働状態を分類するステータス(稼働、停止等)、このステータスが生じている設備ID、このステータスの発生時刻を含む。発生時刻は、PLC22の時刻によって定義される。そして、PLC22の時刻は、既知の方法によって管理装置60の時刻と同期している。PLC22は、モニターした生産設備32の稼働状態を、通信ネットワーク100を介して、管理装置60に送信する。なお、管理装置60がステータスを受信した時刻をステータスの発生時刻として定義してもよい。
カードリーダ42は、オペレータによってIDタグ521−523が近接配置されると、IDタグ521−523と通信する。そして、カードリーダ42は、IDタグ521−523に記憶された識別データを読み出し、通信ネットワーク100を介して、管理装置60に送信する。カードリーダ42が、PLC22のフィールドネットワークを用いないことによって、PLC22のフィールドネットワークを用いた制御通信に割り込みを行うことなく、カードリーダ42は、識別データを管理装置60に送信できる。
PLC23、および、カードリーダ43は、製造ラインにおける生産設備33と略同じ位置に配置されている。また、IDタグ531、532は、これらPLC23、生産設備33、および、カードリーダ43の配置位置の近傍に置かれている。なお、PLC23は、生産設備33から離れた位置に配置してもよい。
PLC23と生産設備33とは、フィールドネットワークを介して接続する。PLC23およびカードリーダ43は、通信ネットワーク100を介して、管理装置60に接続する。すなわち、カードリーダ43は、PLC23のフィールドネットワークを介することなく、管理装置60に接続する。
PLC23は、生産設備33の制御を行うとともに、生産設備33の稼働状態をモニターする。すなわち、PLC23と生産設備33とによって、製造ラインにおける生産設備33に対する制御システムが構成される。稼働状態は、稼働状態を分類するステータス(稼働、停止等)、このステータスが生じている設備ID、このステータスの発生時刻を含む。発生時刻は、PLC23の時刻によって定義される。そして、PLC23の時刻は、既知の方法によって管理装置60の時刻と同期している。PLC23は、モニターした生産設備33の稼働状態を、通信ネットワーク100を介して、管理装置60に送信する。なお、管理装置60がステータスを受信した時刻をステータスの発生時刻として定義してもよい。
カードリーダ43は、オペレータによってIDタグ531、532が近接配置されると、IDタグ531、532と通信する。そして、カードリーダ43は、IDタグ531、532に記憶された識別データを読み出し、通信ネットワーク100を介して、管理装置60に送信する。カードリーダ43が、PLC23のフィールドネットワークを用いないことによって、PLC23のフィールドネットワークを用いた制御通信に割り込みを行うことなく、カードリーダ43は、識別データを管理装置60に送信できる。
PLC21、PLC22、および、PLC23が、本発明の「稼働状態取得部」に対応し、カードリーダ41、カードリーダ42、および、カードリーダ43が、本発明の「識別データ取得部」に対応する。
(IDタグの構成)
IDタグ511−513、IDタグ521−523、および、IDタグ531、532の物理的な基本構成は、全て同じである。IDタグ511−513、IDタグ521−523、および、IDタグ531、532は、記憶される識別データ、および、明示されている情報(例えば印字されている情報)が異なる。
図2は、IDタグの概略的構成を示す図である。図3は、IDタグの識別データの一例を示す図である。なお、図2および図3では、代表して、IDタグ511について示している。そして、以下では、代表して、IDタグ511について説明する。
図2に示すように、IDタグ511は、本体500、IC501、および、明示部502を備える。本体500は、例えば、平板状であり、手で持つことが可能な程度の大きさである。IC501は、本体500に内蔵されている。なお、本体500には、図示を省略しているが、さらに、カードリーダ41との通信を行うアンテナ、送受信回路、および、給電受電回路が内蔵されている。
IC501には、識別データが記憶されている。例えば、図3に示すように、IDタグ511のIC501であれば、識別データTAG001が記憶されている。
明示部502は、例えば、図2に示すように、本体500の表面に施された印字である。明示部502には、例えば、IDタグ511を識別する識別データ(ID)、IDタグ511が割り当てられた設備ID(設備識別情報)、IDタグ511、すなわち、識別データに割り当てられた停止原因が記載されている。明示部502は、必須ではないが、あることが好ましい。これにより、例えば、種類の異なるIDタグを複数同時に持つ場合に、オペレータは、それぞれのIDタグを間違えることなく選択できる。
(管理装置の構成)
管理装置60は、管理処理部61、通信制御部62、データベース631、データベース632、データベース633、および、データベース634を備える。管理処理部61は、通信制御部62、データベース631、データベース632、データベース633、および、データベース634に接続する。管理処理部61は、例えば、CPU等の演算処理装置と、当該演算処理装置で実行される各種プログラムを記憶した記憶媒体と、各種プログラムの実行時に利用されるメモリおよび前記記憶媒体とを備える。通信制御部62は、電子回路等によって実現される。これら管理処理部61と通信制御部62とは、PC(パーソナルコンピュータ)等によっても実現できる。データベース631、データベース632、データベース633、および、データベース634は、それぞれ、記憶媒体によって実現される。データベース631、データベース632、データベース633、および、データベース634のそれぞれを構成する記憶媒体は、1つの記憶媒体を領域分割してもよく、それぞれ個別の記憶媒体であってもよい。
通信制御部62は、通信ネットワーク100に接続する。通信制御部62は、PLC21、PLC22、および、PLC23から送信される稼働状態を受信して、管理処理部61に出力する。通信制御部62は、カードリーダ41、カードリーダ42、および、カードリーダ43から送信される識別データを受信して、管理処理部61に出力する。
管理処理部61は、通信制御部62から稼働状態を取得すると、データベース632に記憶させる。管理処理部61は、識別データを取得すると、データベース631の記憶内容、データベース632の記憶内容、および、データベース633の記憶内容を参照して、詳細な稼働状態を生成する。なお、詳細な稼働状態の生成方法は、後述する。管理処理部61は、詳細な稼働状態を、データベース634に記憶させる。
図4(A)は、第1のデータベース(第1記憶部)の記憶内容の一例を示す表であり、図4(B)は、第2のデータベース(第2記憶部)の記憶内容の一例を示す表であり、図4(C)は、第3のデータベース(第3記憶部)の記憶内容の一例を示す表であり、図4(D)は、第4のデータベース(第4記憶部)の記憶内容の一例を示す表である。
データベース631は、設備の停止原因と識別データとを関連付けして記憶する。この際、図4(A)に示すように、データベース631は、設備の停止原因と識別データとともに、設備IDも関連付けして記憶する。識別データは、例えば、上述のように、IDタグ毎に個別に割り当てられた識別データ(ID)である。データベース631に記憶された設備の停止原因と識別データと設備IDとの関連付けは、予め行われている。データベース631が、本発明の「第1記憶部」に対応する。
データベース632は、管理処理部61が取得した稼働状態を記憶する。すなわち、図4(B)に示すように、データベース632は、稼働状態に含まれる、ステータス、設備ID、および、発生時刻を関連付けして記憶する。データベース632が、本発明の「第2記憶部」に対応する。
データベース633は、管理処理部61が取得した識別データと、この識別データの取得時刻とを、関連付けして記憶する。なお、識別データの取得時刻は、カードリーダ41、42、43が、識別データを読み出した時刻であってもよく、識別データが管理処理部61に入力された時刻であってもよい。いずれの場合であっても、例えば、管理装置60が計時機能を有しており、この計時された時刻を用いて、取得時刻は決定できる。なお、この際、例えば、図4(C)に示すように、データベース633は、識別データと取得時刻とを関連付けするとともに、識別データを読み出したカードリーダ41、42、43のリーダID(図4(C)の例では、カードリーダ41のリーダID:R001)を、識別データと取得時刻に関連付けして記憶する。データベース633が、本発明の「第3記憶部」に対応する。
データベース634は、詳細な稼働状態を記憶する。図4(C)に示すように、詳細な稼働状態は、時刻(Date)、設備ID、および、詳細ステータスを関連付けして記憶した情報であり、時刻(Date)によってソートされている。詳細ステータスは、データベース632に記憶されたステータスに対して、発生原因がさらに追加されたものである。データベース634が、本発明の「第4記憶部」に対応する。
(管理処理部61による各種情報の取得から詳細な稼働状態の生成、記憶までの方法)
上述の構成を用いて、管理装置60の管理処理部61は、次に示すように、詳細な稼働状態を生成し、記憶する。
図5(A)は、稼働状態の取得、記憶方法を示すフローチャートであり、図5(B)は、識別データの取得、記憶方法を示すフローチャートであり、図5(C)は、詳細な稼働状態の生成方法を示すフローチャートである。
(稼働状態の取得方法)
図5(A)に示すように、管理処理部61は、PLC21、PLC22、および、PLC23から、稼働状態を取得する(S11)。管理処理部61は、取得した稼働状態を、第2DB(データベース)すなわちデータベース632に記憶する(S12)。管理処理部61は、この稼働状態の取得、記憶を、逐次的に行ってもよいが、所定の時間間隔で行う。または、管理処理部61は、稼働開始、停止開始等の所定のイベントの発生をトリガとしておこなう。管理処理部61は、既にデータベース632に記憶されている内容があれば、これに続く内容を追記する形で、データベース632に記憶された稼働状態を更新していく。
(識別データの取得方法)
図5(B)に示すように、管理処理部61は、カードリーダ41、カードリーダ42、および、カードリーダ43が読み出したIDタグの識別データを取得する(S21)。管理処理部61は、取得した識別データを、取得時刻とともに、第3DBすなわちデータベース633に記憶する(S22)。管理処理部61は、識別データを取得する毎に、識別データと取得時刻を追記することで、データベース633を更新していく。
(詳細な稼働状態の生成方法)
図5(C)に示すように、管理処理部61は、第2DBであるデータベース632または第3DBであるデータベース633が更新されるまでは(S311:NO、S312:NO)、詳細な稼働状態、すなわち、データベース634のレコードを新たに生成しない。
管理処理部61は、第2DBであるデータベース632の更新(S311:YES)、または、第3DBであるデータベース633が更新されると、すなわち、識別データを新たに取得すると(S312:YES)、データベース633の識別データと取得時刻とを抽出する(S32)。管理処理部61は、第1DBであるデータベース631を参照して、抽出した識別データに対応する停止原因を抽出する(S33)。管理処理部61は、この時点で、第2DBであるデータベース632に記憶されている稼働状態を抽出する(S34)。
管理処理部61は、ステップS32からステップS34で抽出した各情報を用いて、詳細な稼働状態を生成する(S35)。より具体的には、管理処理部61は、データベース632の記憶内容およびデータベース633の記憶内容に基づいて、識別データの取得時刻と、稼働状態のステータスの発生時刻とを参照して、識別データとステータスとを時系列に並べる。管理処理部61は、データベース631の記憶内容に基づいて、識別データを、停止のステータスと停止原因との組に置き換える。ここで、管理処理部61は、識別データの取得時刻と、稼働状態の停止の発生時刻が一致し、設備IDが一致すれば、稼働状態の停止に、識別データに関連付けされた停止原因を追加する。なお、ここでいう、取得時刻と発生時刻との一致とは、厳密な一致である必要はなく、その誤差は、例えば、オペレータ等によって設定できる。すなわち、管理処理部61は、取得時刻と発生時刻との差がこの誤差範囲内であれば、時刻が一致すると判定してもよい。
なお、管理処理部61は、稼働状態の停止の発生時刻に一致する取得時刻の識別データがなければ、例えば、図4(D)に示すように、詳細なステータスを、停止(原因不明)とする。
このように、稼働状態のステータスに対して、識別データに基づくステータスを追加したものが、詳細なステータスとなる。これにより、管理処理部61は、詳細なステータスを含む詳細な稼働状態を生成できる。
したがって、管理装置60は、製造ラインの各設備のより詳細な稼働状態を生成できる。そして、上述のようにIDタグを用いることによって、オペレータは、カードリーダにIDタグを近接させるだけで、停止の原因を入力できる。これにより、設備管理システム10は、オペレータに停止の原因の入力に負荷をかけることなく、設備の停止の原因を容易に取得できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る電子部品モジュールについて、図を参照して説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る設備管理システムの構成を示す機能ブロック図である。
図6に示すように、第2の実施形態に係る設備管理システム10Aは、第1の実施形態に係る設備管理システム10に対して、クライアント端末70、汎用データ通信ネットワーク700を追加した点で異なる。設備管理システム10Aの他の構成は、設備管理システム10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
クライアント端末70は、例えば、汎用のPC(パーソナルコンピュータ)等によって実現される。汎用データ通信ネットワーク700は、例えば、インターネット等によって実現される。
管理装置60の通信制御部62は、汎用データ通信ネットワーク700への入出力インターフェースを備える。これにより、クライアント端末70は、汎用データ通信ネットワーク700を介して、管理装置60の通信制御部62とデータ通信できる。
このような構成において、クライアント端末70は、管理装置60の管理処理部61に対して、詳細な稼働状態の取得を要求する。管理処理部61は、この要求に対して、詳細な稼働状態をデータベース634から読み出す。管理処理部61は、詳細な稼働状態を、通信制御部62、および、汎用データ通信ネットワーク700を介して、クライアント端末70に送信する。クライアント端末70は、詳細な稼働状態を受信する。
これにより、例えば、管理装置60とは別の場所にあるクライアント端末70は、詳細な稼働状態を利用できる。そして、クライアント端末70は、この詳細な稼働状態を用いて、各種の管理データを生成できる。例えば、クライアント端末70は、管理月報、ガントチャート、アンドン等の管理データを生成できる。そして、クライアント端末70を利用するユーザは、これらの管理データを利用して、製造ラインの管理を行うことができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る電子部品モジュールについて、図を参照して説明する。図7は、本発明の第3の実施形態に係る設備管理システムの構成を示す機能ブロック図である。
図7に示すように、第3の実施形態に係る設備管理システム10Bは、第1の実施形態に係る設備管理システム10に対して、管理装置60Bの構成、表示装置80およびデータ通信路800を追加した点において異なる。設備管理システム10Bの他の構成は、設備管理システム10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
管理装置60Bは、管理装置60に対して、管理画像生成部63を追加した点で異なる。また、管理装置60Bの通信制御部62は、管理装置60の通信制御部62に対して、データ通信路800への入出力インターフェースを備える点で異なる。管理装置60Bの他の構成は、管理装置60と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
管理画像生成部63は、管理処理部61を介して取得した詳細な稼働状態から、アンドン等の管理画像を生成する。管理画像生成部63は、管理画像を、通信制御部62およびデータ通信路800を介して、表示装置80に出力する。データ通信路800は、LANケーブル等の有線であってもよく、Wifi(登録商標)等の無線であってもよい。
表示装置80は、製造ラインに配置されており、例えば、液晶パネル等によって実現される。表示装置80は、管理画像を受信して、管理画像を表示する。
このような構成によって、製造ラインのオペレータは、詳細な稼働状態を、製造ラインにおいて、容易に確認できる。
なお、上述の説明において、製造ラインに配置されるPLC、生産設備、カードリーダの個数は一例であり、設備管理システムは、他の個数で構成されていてもよい。また、各カードリーダおよび生産設備に配置されるIDタグの個数も、上述の説明に限るものではなく、適宜設定できる。
また、上述の説明では、停止の原因を、IDタグとカードリーダによって取得する態様を示した。しかしながら、IDタグに代えてバーコードを利用し、カードリーダに代えて画像読み取り装置を用いることも可能である。しかしながら、IDタグを用いることによって、製造ラインの環境(製造ラインの明るさ、湿度等)の影響を受け難く、停止の原因をより確実に取得できる。
また、IDタグの明示部502は、書き換え可能な電子ペーパであってもよい。これにより、データベース631の書き替えに準じて、IDタグに対して関連付けされた情報(対応する設備IDや停止原因)を、容易に書き替えることができる。したがって、IDタグの使い回しが容易且つ可能になる。
10、10A、10B:設備管理システム
21、22、23:PLC
31、32、33:生産設備
41、42、43:カードリーダ
60、60B:管理装置
61:管理処理部
62:通信制御部
63:管理画像生成部
70:クライアント端末
80:表示装置
100:通信ネットワーク
500:本体
501:IC
502:明示部
511、512、513、521、522、523、531、532:IDタグ
631、632、633、634:データベース
700:汎用データ通信ネットワーク
800:データ通信路

Claims (10)

  1. 管理対象の設備の稼働状態を取得する稼働状態取得部と、
    前記設備の停止原因に関連付けされた識別データが記憶されたICを備えるIDタグと、
    前記IDタグから前記識別データを取得する識別データ取得部と、
    前記設備の停止原因と前記識別データとを関連付けして記憶する第1記憶部と、
    前記稼働状態を記憶する第2記憶部と、
    前記取得した識別データとこの識別データの取得時刻とを関連付けして記憶する第3記憶部と、
    前記第1記憶部への記憶、前記第2記憶部への記憶、および、前記第3記憶部への記憶の制御を行い、前記第1記憶部の記憶内容、前記第2記憶部の記憶内容、および、前記第3記憶部の記憶内容を参照して、前記設備の停止原因を含む詳細な稼働状態を生成する管理処理部と、
    を備える、設備管理システム。
  2. 前記詳細な稼働状態を記憶する第4記憶部を備える、
    請求項1に記載の設備管理システム。
  3. 前記管理処理部は、
    前記識別データを取得すると、前記詳細な稼働状態を生成する、
    請求項1または請求項2に記載の設備管理システム。
  4. 前記識別データ取得部は、
    前記設備を制御する制御システムと別の通信路にて、前記識別データを、前記管理処理部に送信する、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の設備管理システム。
  5. 前記IDタグは、前記設備のそれぞれに対して個別に配置されている、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の設備管理システム。
  6. 前記IDタグには、対応する設備および前記停止原因が明示されている、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の設備管理システム。
  7. 設備の稼働状態を取得するステップと、
    前記設備の停止原因に関連付けされた識別データが記憶されたIDタグから、前記識別データを取得するステップと、
    前記設備の停止原因と前記識別データとを関連付けして記憶する第1記憶ステップと、
    前記稼働状態を記憶する第2記憶ステップと、
    前記取得した識別データとこの識別データの取得時刻とを関連付けして記憶する第3記憶ステップと、
    前記第1記憶ステップでの記憶内容、前記第2記憶ステップでの記憶内容、および、前記第3記憶ステップでの記憶内容を参照して、前記設備の停止原因を含む詳細な稼働状態を生成するステップと、
    を有する、設備管理方法。
  8. 前記詳細な稼働状態を記憶する第4記憶ステップを、さらに有する、
    請求項7に記載の設備管理方法。
  9. 前記識別データを取得すると、前記詳細な稼働状態を生成する、
    請求項7または請求項8に記載の設備管理方法。
  10. 前記設備を制御する制御システム内でのデータ通信を介さず、別の通信路にて、前記識別データを取得する、
    請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の設備管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117784739A (zh) * 2024-02-27 2024-03-29 宁德时代新能源科技股份有限公司 数据处理系统及方法

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