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JP2021058398A - 枕 - Google Patents

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JP2021058398A
JP2021058398A JP2019184422A JP2019184422A JP2021058398A JP 2021058398 A JP2021058398 A JP 2021058398A JP 2019184422 A JP2019184422 A JP 2019184422A JP 2019184422 A JP2019184422 A JP 2019184422A JP 2021058398 A JP2021058398 A JP 2021058398A
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原島 徹
Toru Harashima
徹 原島
務 絹田
Tsutomu Kinuta
務 絹田
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Abstract

【課題】 個々の使用者に適した高さや硬さに使用者自らが調整することが可能な枕を提供する。【解決手段】 少なくとも一部が開口可能なカバー体2と、カバー体2の内部に挿入される中材3とを含む枕1である。中材3は、複数のコイルスプリング4を有するスプリング部5と、中材3の高さ及び硬さを調整するためのシート部6とを含んでいる。このような枕1は、個々の使用者に適した高さや硬さに、使用者自らが調整することができる。【選択図】 図3

Description

本発明は、就寝時に用いられる枕に関する。
従来、複数のコイルスプリングを有するスプリング部を含む枕が知られている。例えば、下記特許文献1には、一辺部にファスナーを設けた布カバーと、布カバーに被包された内袋の内部で互いに結着されたバネ芯体及び弾じょく体とを含む枕が提案されている。
登録実用新案第3037032号公報
しかしながら、特許文献1の枕は、高さや硬さを調整することができず、使用者にとって自分に適した高さや硬さではない場合があるという問題があった。また、特許文献1においても、予め高さや硬さの異なる複数の枕を準備し、その中から使用者に適した枕を選択することができたが、使用者の好みが変化した場合でも、使用者自らが適宜調整することができる枕が求められていた。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、複数のコイルスプリングを有するスプリング部を含むことを基本として、個々の使用者に適した高さや硬さに使用者自らが適宜調整することが可能な枕を提供することを主たる目的としている。
本発明は、枕であって、少なくとも一部が開口可能なカバー体と、前記カバー体の内部に挿入される中材とを含み、前記中材は、複数のコイルスプリングを有するスプリング部と、前記中材の高さ及び硬さを調整するためのシート部とを含むことを特徴とする。
本発明の枕において、前記シート部は、少なくとも2枚のシートを含むのが望ましい。
本発明の枕において、前記シートのそれぞれは、互いの厚さが異なるのが望ましい。
本発明の枕において、前記シートのそれぞれは、互いの密度が同じポリウレタンフォームから形成されるのが望ましい。
本発明の枕において、前記スプリング部は、前記コイルスプリングを個別に袋体に収容したポケットコイルと、複数の前記ポケットコイルをさらに被覆するスプリングカバーとを含み、前記スプリングカバーは、メッシュ生地から形成されるのが望ましい。
本発明の枕において、前記コイルスプリングは、線径が0.8mm以上1.2mm未満であり、外径が40mm以上60mm以下であるのが望ましい。
本発明の枕において、前記カバー体は、キルト生地から形成されるのが望ましい。
本発明の枕において、前記カバー体は、前記中材を挿入可能な開口部を形成するための線ファスナーを有するのが望ましい。
本発明の枕において、前記カバー体は、枕平面視において、矩形状に形成されており、前記線ファスナーは、前記カバー体の3方向を開口可能であるのが望ましい。
本発明の枕において、前記カバー体を被覆する外カバーをさらに含むのが望ましい。
本発明の枕において、中材は、複数のコイルスプリングを有するスプリング部と、前記中材の高さ及び硬さを調整するためのシート部とを含んでいる。このような中材は、シート部の挿入位置や挿入枚数を自在に調整することができる。このため、本発明の枕は、個々の使用者に適した高さや硬さに使用者自らが調整することができる。
本発明の一実施形態の枕を示す斜視図である。 カバー体を開口した枕の斜視図である。 図1のA−A線の断面図である。 スプリング部の斜視図である。 中材の第1の調整状態を示す正面図である。 中材の第2の調整状態を示す正面図である。 中材の第3の調整状態を示す斜視図である。 中材の第4の調整状態を示す斜視図である。 他の実施形態の枕を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の枕1を示す斜視図であり、図2は、カバー体2を開口した枕1の斜視図である。図1及び図2に示されるように、本実施形態の枕1は、少なくとも一部が開口可能なカバー体2と、カバー体2の内部に挿入される中材3とを含んでいる。枕1は、例えば、就寝時に使用者の頭部をサポートするのに好適に用いられる。本実施形態の枕1は、枕平面視において、略矩形状に形成されている。本明細書では、矩形状の枕1の長手方向が幅方向Xとされ、枕1の短手方向が長さ方向Yとされる。また、本明細書において、幅方向Xと長さ方向Yとに直交する方向が高さ方向Zとされる。
図3は、図1のA−A線の断面図である。図1ないし図3に示されるように、本実施形態の中材3は、複数のコイルスプリング4を有するスプリング部5と、中材3の高さ及び硬さを調整するためのシート部6とを含んでいる。このような中材3は、シート部6の挿入位置や挿入枚数を自在に調整することができる。このため、本実施形態の枕1は、個々の使用者に適した高さや硬さに使用者自らが適宜調整することができる。
より好ましい態様として、カバー体2は、表地と裏地との間にわたが入れられたキルト生地から形成されている。本実施形態のカバー体2は、表地と裏地との間に多くのわたが入れられ、それ自体で優れたクッション性を有している。表地及び裏地は、それぞれ、例えば、綿生地から形成されている。わたは、例えば、ポリエステルから形成されている。このようなカバー体2は、枕1の快適性を向上させることに役立つ。また、このカバー体2は、洗濯機を用いて洗濯することができる。
カバー体2の表地及び裏地は、異なる綿生地から形成されるのが望ましい。このようなカバー体2は、例えば、肌触りの良好な生地で表地を形成し、通気性の良好な生地で裏地を形成することができる。また、このカバー体2は、表地と裏地とを反転させて使用する、いわゆるリバーシブルに使用するときに、使用者の好みに応じて使用者に接触する生地を選択することができる。なお、カバー体2の表地及び裏地は、同じ綿生地で形成から形成されてもよい。
カバー体2は、例えば、中材3の高さ方向Zの一方側に位置する第1カバー体2aと他方側に位置する第2カバー体2bとを含んでいる。本実施形態の第1カバー体2a及び第2カバー体2bは、それぞれ、キルト生地から形成されている。本実施形態では、第1カバー体2aの最大厚さt1が、第2カバー体2bの最大厚さt2に等しい。このようなカバー体2は、第1カバー体2a及び第2カバー体2bのどちらに使用者の頭部を載せたとしても、良好な快適性を維持することができる。
カバー体2は、例えば、枕平面視において、矩形状に形成されている。枕平面視におけるカバー体2は、好ましくは、幅方向Xにおいて600mm以上800mm以下の幅W1を有し、長さ方向Yにおいて400mm以上500mm以下の長さL1を有している。このようなカバー体2は、使用者が寝返りしたときにも頭部をサポートすることができ、良好な快適性を維持することができる。
カバー体2の幅W1が600mmよりも小さいと、使用者の寝返りに対応できる範囲が狭くなり、快適性が低下するおそれがある。カバー体2の幅W1が800mmよりも大きいと、嵩張って使い勝手が悪くなるおそれがある。カバー体2の長さL1が400mmよりも小さいと、様々な体格の使用者への対応が困難になるおそれがある。カバー体2の長さL1が500mmよりも大きいと、嵩張って使い勝手が悪くなるおそれがある。
本実施形態のカバー体2は、第1カバー体2a及び第2カバー体2bのそれぞれが、矩形状に形成されている。第1カバー体2a及び第2カバー体2bは、同一形状であるのが望ましい。このようなカバー体2は、枕1として使用したときの安定性が良好である。
本実施形態のカバー体2は、中材3を挿入可能な開口部7aを形成するための線ファスナー7を有している。このようなカバー体2は、開口部7aの開閉が容易であり、その結果、中材3の高さ及び硬さを容易に調整することができる。また、この線ファスナー7は、部分的に開口することでカバー体2の内部の空気を排出することができ、枕1の通気性を向上させることができる。
本実施形態の線ファスナー7は、カバー体2の3方向の縁部2cを開口可能である。カバー体2の3方向の縁部2cは、例えば、長さ方向Yに沿った一対の第1縁部2dと、幅方向Xに沿った1つの第2縁部2eとを含んでいる。このような線ファスナー7は、第1カバー体2aと第2カバー体2bとが同一平面となるように開口することができ、中材3の高さ及び硬さをより容易に調整することができる。また、このようなカバー体2は、リバーシブルに使用するときの変更が容易である。
枕1は、カバー体2の開口部7aを閉じた状態でカバー体2を被覆する外カバー(図示省略)を含んでいてもよい。外カバーは、例えば、綿生地から形成されている。このような枕1は、使用者の好みに応じた外カバーの生地や色、柄等を選択することができる。このため、外カバーとしては、例えば、洗濯機を用いて容易に洗濯可能な生地を選択することができ、また、サテン生地のように肌触りが良好な生地を選択することもできる。
図4は、スプリング部5の斜視図である。図3及び図4に示されるように、本実施形態のスプリング部5は、コイルスプリング4を個別に袋体に収容したポケットコイル8を含んでいる。ポケットコイル8の袋体は、例えば、不織布から形成されている。このようなスプリング部5は、コイルスプリング4の内部に大きい空気層を形成することができ、枕1の通気性を向上させることができる。
スプリング部5は、枕平面視において、複数のポケットコイル8が略矩形状になるように並べられるのが望ましい。スプリング部5は、枕平面視において、好ましくは、幅方向Xに8個以上12個以下、長さ方向Yに4個以上6個以下のポケットコイル8が並べられている。本実施形態のスプリング部5は、幅方向Xに11個、長さ方向Yに5個で、合計11×5=55個のポケットコイル8が並べられている。このようなスプリング部5は、連続したポケットコイル8により、使用者が寝返りしたときにも頭部をサポートすることができ、良好な快適性を維持することができる。
ポケットコイル8内のコイルスプリング4は、スチールワイヤが螺旋状に巻回されて形成されるのが望ましい。コイルスプリング4は、使用者の頭部が載せられたときにもスチールワイヤ同士が接触することなく頭部をサポートするのが望ましい。このようなコイルスプリング4は、使用者が寝返りしたときにも音を発生することなく、良好な快適性を維持することができる。
コイルスプリング4のスチールワイヤは、例えば、亜鉛メッキ等の表面処理がされている。このようなコイルスプリング4は、空気中の湿気に伴う錆を抑制し、スプリング部5の耐久性を向上させることに役立つ。
コイルスプリング4のスチールワイヤは、好ましくは、線径dが0.8mm以上1.2mm未満である。スチールワイヤの線径dが0.8mmよりも小さいと、強度が弱くなると共に、製造コストが上昇するおそれがある。スチールワイヤの線径dが1.2mm以上であると、重量が重くなることで使い勝手が悪くなると共に、コイルスプリング4が硬くなり過ぎることで、快適性が低下するおそれがある。
巻回されたコイルスプリング4は、好ましくは、外径Dが40mm以上60mm以下である。コイルスプリング4の外径Dが40mmよりも小さいと、必要なコイルスプリング4の数が増え、製造コストが上昇するおそれがある。コイルスプリング4の外径Dが60mmよりも大きいと、使用者の頭部を支持するコイルスプリング4の数が少なくなり、快適性が低下するおそれがある。
巻回されたコイルスプリング4は、好ましくは、高さ方向Zの高さHが50mm以上100mm以下である。コイルスプリング4の高さHが50mmよりも小さいと、コイルスプリング4のたわみ量が小さくなり、使用者の頭部を載せたときの沈み込み量が小さくなることから、快適性が低下するおそれがある。コイルスプリング4の高さHが100mmよりも大きいと、枕1全体の高さが大きくなり過ぎることから、快適性が低下するおそれがある。
巻回されたコイルスプリング4は、好ましくは、有効巻き数が4巻き以上6巻き以下である。コイルスプリング4の有効巻き数が4巻きよりも小さいと、コイルスプリング4が柔らかくなり過ぎ、使用者の頭部を載せたときの沈み込み量が過度に大きくなるおそれがある。コイルスプリング4の有効巻き数が6巻きよりも大きいとコイルスプリング4のたわみ量が小さくなり、快適性が低下するおそれがある。このような寸法を有するコイルスプリング4は、使用者の頭部をサポートするのに適した弾性力を発揮することができ、良好な快適性を維持することができる。
本実施形態のスプリング部5は、複数のポケットコイル8をさらに被覆するスプリングカバー9を含んでいる。このようなスプリングカバー9は、ポケットコイル8内のコイルスプリング4が袋体を突き破って飛び出したとしてもカバー体2との接触を抑制し、カバー体2の破損を防止することができる。
スプリングカバー9は、例えば、メッシュ生地から形成されている。スプリングカバー9は、ダブルラッセル織り等の立体構造のメッシュ生地から形成されるのが望ましい。このようなスプリングカバー9は、通気性及びクッション性が良好であり、枕1の快適性をより向上させることができる。
図2及び図3に示されるように、シート部6は、可撓性を有する少なくとも2枚のシート6Aを含むのが望ましい。本実施形態のシート部6は、第1シート6aと第2シート6bとの2枚のシート6Aを含んでいる。シート部6は、例えば、3枚以上のシート6Aを含んでいてもよい。このようなシート部6は、個々の使用者に適した高さや硬さに、シート6Aの挿入枚数を変更することで容易に調整することができる。
図2及び図3には、スプリング部5の上方側に第1シート6a及び第2シート6bが挿入された調整状態が例示されている。ここで、スプリング部5の上方側とは、スプリング部5の高さ方向Zにおいて、使用者の頭部が載せられる側である。なお、スプリング部5の下方側とは、その反対側である。
シート6Aは、スプリング部5の一部に使用者の頭部荷重が集中的に作用することを抑制し、スプリング部5のたわみ量を小さくし、その結果、使用者の頭部を載せたときの沈み込み量を小さくすることができる。すなわち、シート6Aは、使用者の頭部荷重を分散させる機能を有している。このため、使用者の頭部を載せたときの沈み込み量を大きくしたい場合の中材3は、例えば、スプリング部5の上方側にシート6Aを挿入しないようにすることが選択される。
このように中材3は、スプリング部5の上方側のシート6Aの厚さを小さくすることで、硬さを小さくするように調整することができる。ここで、厚さが小さいとは、薄いことを意味し、厚さが大きいとは、厚いことを意味する。また、硬さが小さいとは、柔らかいことを意味し、硬さが大きいとは、硬いことを意味する。なお、高さが小さいとは、低いことを意味し、高さが大きいとは、高いことを意味する。
中材3は、さらに、スプリング部5の上方側にシート6Aを挿入しないことで、使用者の頭部を載せた部分に対応するポケットコイル8のみがたわむようになり、硬さが最も小さく(最も柔らかく)なるように調整することができる。一方、中材3の高さは、スプリング部5の上方側及び下方側の少なくとも一方又は両方に挿入されたシート6Aの厚さの合計として調整され得る。
シート6Aのそれぞれは、互いの密度が同じ発泡体から形成されるのが望ましい。シート6Aのそれぞれは、例えば、ポリウレタンフォームから形成されている。シート6Aのそれぞれは、ポリウレタンフォームをさらに生地で被覆して形成されていてもよい。このようなシート6Aは、適切な硬さを維持しつつ、強度を向上することができ、その耐久性を向上させることができる。
本実施形態のシート6Aは、密度が20D以上50D以下の高反発のポリウレタンフォームをさらにポリエステルのニット生地で被覆して形成されている。シート6Aの密度が20Dよりも小さいと、元の形に戻ろうとする復元力が小さく、耐久性が低下するおそれがある。シート6Aの密度が50Dよりも大きいと、重量が重くなることで使い勝手が悪くなると共に、製造コストが上昇するおそれがある。
シート6Aは、例えば、枕平面視において、矩形状に形成されている。枕平面視におけるシート6Aは、好ましくは、500mm以上700mm以下の幅W2と、250mm以上350mm以下の長さL2とを有している。このようなシート6Aは、使用者の頭部を十分にサポートすることができると共に、カバー体2の内部に容易に挿入することができる。
シート6Aの幅W2は、カバー体2の幅W1よりも小さいのが望ましい。シート6Aの幅W2は、好ましくは、カバー体2の幅W1の80%以上90%以下である。シート6Aの幅W2がカバー体2の幅W1の80%よりも小さいと、使用者が寝返りしたときに頭部をサポートすることができず、快適性が低下するおそれがある。シート6Aの幅W2がカバー体2の幅W1の90%よりも大きいと、カバー体2の内部に挿入することが困難になるおそれがある。
シート6Aの長さL2は、カバー体2の長さL1よりも小さいのが望ましい。シート6Aの長さL2は、好ましくは、カバー体2の長さL1の60%以上80%以下である。シート6Aの長さL2がカバー体2の長さL1の60%よりも小さいと、高さや硬さを調整できる範囲が限定的となり、使用者に適した高さや硬さに調整できないおそれがある。シート6Aの長さL2がカバー体2の長さL1の80%よりも大きいと、カバー体2の内部に挿入することが困難になるおそれがある。
シート6Aのそれぞれは、互いの厚さが異なるのが望ましい。本実施形態のシート6Aは、第1シート6aの厚さt3が第2シート6bの厚さt4よりも小さい。このようなシート6Aは、第1シート6aと第2シート6bとを選択的に挿入することにより、中材3の高さと硬さとを調整することができる。また、このシート6Aは、第1シート6aと第2シート6bとの挿入位置を変更することで、同一の高さを維持しつつ、中材3の硬さを調整することができる。
第1シート6aの厚さt3及び第2シート6bの厚さt4は、それぞれ、好ましくは、5mm以上20mm以下の範囲から選択される。このようなシート部6は、中材3の高さ及び硬さを調整するのに適している。
第1シート6aの厚さt3は、好ましくは、5mm以上12mm以下である。第1シート6aの厚さt3が5mmよりも小さいと、第1シート6aを挿入することによる高さや硬さの調整量が不足し、使用者に認識されないおそれがある。第1シート6aの厚さt3が12mmよりも大きいと、第2シート6bとの差が小さくなり、第2シート6bを含むシート部6としての調整可能な範囲が低下するおそれがある。
第2シート6bの厚さt4は、好ましくは、12mm以上20mm以下である。第2シート6bの厚さt4が12mmよりも小さいと、第1シート6aとの差が小さくなり、第1シート6aを含むシート部6としての調整可能な範囲が低下するおそれがある。第2シート6bの厚さt4が20mmよりも大きいと、調整時の変化量が大きくなり、使い勝手が悪くなるおそれがある。
次に、図1ないし図4を参酌しつつ、中材3の高さ及び硬さの調整状態が説明される。図5は、中材3の第1の調整状態を示す正面図である。図5に示されるように、第1の調整状態の中材3は、スプリング部5の上方側に第2シート6bが配された状態で、カバー体2(図示省略)に挿入されている。また、第1の調整状態では、第1シート6aが、カバー体2に挿入されていない。
このような第1の調整状態の中材3は、図3に示されるような第1シート6aと第2シート6bとがスプリング部5の上方側に配される調整状態に比べて、高さ及び硬さを小さく(低く柔らかく)することができる。すなわち、第1の調整状態の中材3は、使用者の頭部とスプリング部5の間に配されるものが第2シート6bのみのため、シート6Aの厚さが小さく(薄く)、頭部が載せられたときにたわみ易い。このため、第1の調整状態の中材3は、図3の調整状態の中材3に比べて、使用者の頭部が沈み込み易く、硬さが小さく(柔らかく)なるように調整されているといえる。
図6は、中材3の第2の調整状態を示す正面図である。図6に示されるように、第2の調整状態の中材3は、スプリング部5の上方側に第1シート6aが配され、下方側に第2シート6bが配された状態で、カバー体2(図示省略)に挿入されている。このような第2の調整状態の中材3は、図3の調整状態の中材3に比べて、高さを維持しつつ、硬さを小さく(柔らかく)することができる。
図7は、中材3の第3の調整状態を示す斜視図である。図7に示されるように、第3の調整状態の中材3は、スプリング部5の上方側に第1シート6aが半分に折り畳まれた状態で配されてカバー体2(図示省略)に挿入されている。また、第3の調整状態では、第2シート6bが、カバー体2に挿入されていない。このような第3の調整状態の中材3は、部分的に高さ及び硬さを調整することができる。このため、第3の調整状態の中材3は、例えば、使用者の首部が載せられる部分の高さ及び硬さを大きく(高く硬く)することができる。
図8は、中材3の第4の調整状態を示す斜視図である。図8に示されるように、第4の調整状態の中材3は、スプリング部5の上方から下方にかけて第2シート6bを断面略C字状に巻き付けるように配されてカバー体2(図示省略)に挿入されている。また、第4の調整状態では、第1シート6aが、カバー体2に挿入されていない。このような第4の調整状態の中材3は、第3の調整状態の中材3と同様に、部分的に高さ及び硬さを調整することができる。また、第4の調整状態の中材3は、第3の調整状態の中材3に比べて、高さを大きく(高く)しつつ、硬さを小さく(柔らかく)することができる。
このような中材3の調整状態としては、図3、図5ないし図8に示されるものに限定されるものではなく、使用者の好みに応じて種々の組み合わせが可能である。
図9は、他の実施形態の枕10の斜視図である。上述の実施形態と同一の機能を有する要素は、同一の符号が付され、その説明が省略される。図9に示されるように、この実施形態の枕10は、上述の実施形態の枕1と同様に、カバー体11と、カバー体11の内部に挿入される中材3とを含んでいる。
この実施形態のカバー体11は、上述のカバー体2と同様に、キルト生地から形成された第1カバー体11aと第2カバー体11bとを含んでいる。カバー体11は、例えば、枕平面視において、矩形状に形成されており、3方向を開口可能な線ファスナー7により開口部7aを形成している。
この実施形態のカバー体11は、少なくとも1つの通気口12を含んでいる。通気口12は、幅方向Xの側方に設けられるのが望ましい。このような通気口12は、使用者の頭部が載せられたときに、カバー体11の内部の空気をスムーズに排出することができ、枕10の通気性を向上させることができる。また、この通気口12は、使用者の頭部が離れたときに、カバー体11の内部に空気をスムーズに流入させることができる。
通気口12は、例えば、メッシュ生地から形成されている。このような通気口12は、使用者と接触したときにも違和感が小さく、枕10の良好な快適性を維持することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
例えば、上述の実施形態では、第1カバー体2aの最大厚さt1と第2カバー体2bの最大厚さt2とが同一のものが例示されたが、第1カバー体2aの最大厚さt1と第2カバー体2bの最大厚さt2とは、互いに異なるものであってもよい。この場合のカバー体2は、シート部6と協働して、枕1の硬さを調整することに役立つ。
また、上述の第1シート6a及び第2シート6bは、それぞれ、1枚のポリウレタンフォームから形成されていたが、例えば、複数のポリウレタンフォームをニット生地で被覆して形成されていてもよい。この場合の2枚のシート6Aは、それぞれ、例えば図7に示されるように部分的に高さを調整したい場合に好適である。また、2枚のシート6Aの少なくとも一方は、例えば、ダブルラッセル織り等の立体構造のメッシュ生地から形成されていてもよい。
また、上述の第1の調整状態の中材3では、スプリング部5の上方側に第2シート6bが配された状態で、カバー体2に挿入されていたが、中材3は、例えば、第1の調整状態を上下反転させた状態で用いられてもよい。すなわち、この場合の中材3では、スプリング部5の下方側に第2シート6bが配された状態で、カバー体2に挿入される。このような調整状態の中材3は、第1の調整状態の中材3に比べて、高さを維持しつつ、硬さを小さく(柔らかく)することができる。
1 枕
2 カバー体
3 中材
4 コイルスプリング
5 スプリング部
6 シート部

Claims (10)

  1. 枕であって、
    少なくとも一部が開口可能なカバー体と、
    前記カバー体の内部に挿入される中材とを含み、
    前記中材は、複数のコイルスプリングを有するスプリング部と、前記中材の高さ及び硬さを調整するためのシート部とを含む、
    枕。
  2. 前記シート部は、少なくとも2枚のシートを含む、請求項1に記載の枕。
  3. 前記シートのそれぞれは、互いの厚さが異なる、請求項2に記載の枕。
  4. 前記シートのそれぞれは、互いの密度が同じポリウレタンフォームから形成される、請求項2又は3に記載の枕。
  5. 前記スプリング部は、前記コイルスプリングを個別に袋体に収容したポケットコイルと、複数の前記ポケットコイルをさらに被覆するスプリングカバーとを含み、
    前記スプリングカバーは、メッシュ生地から形成される、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の枕。
  6. 前記コイルスプリングは、線径が0.8mm以上1.2mm未満であり、外径が40mm以上60mm以下である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の枕。
  7. 前記カバー体は、キルト生地から形成される、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の枕。
  8. 前記カバー体は、前記中材を挿入可能な開口部を形成するための線ファスナーを有する、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の枕。
  9. 前記カバー体は、枕平面視において、矩形状に形成されており、
    前記線ファスナーは、前記カバー体の3方向を開口可能である、請求項8に記載の枕。
  10. 前記カバー体を被覆する外カバーをさらに含む、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の枕。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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