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JP2021052499A - 回転機 - Google Patents

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JP2021052499A
JP2021052499A JP2019173961A JP2019173961A JP2021052499A JP 2021052499 A JP2021052499 A JP 2021052499A JP 2019173961 A JP2019173961 A JP 2019173961A JP 2019173961 A JP2019173961 A JP 2019173961A JP 2021052499 A JP2021052499 A JP 2021052499A
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洋平 ▲高▼橋
洋平 ▲高▼橋
Yohei Takahashi
好晴 内藤
Yoshiharu Naito
好晴 内藤
貴彦 大石
Takahiko Oishi
貴彦 大石
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】バスバーアッシーを隔壁にセットする作業を容易化することができるモータを提供する。【解決手段】ロータ及びステータを収容する第1室51と、ロータの駆動を制御するインバータを収容する第2室52と、両室を隔てる隔壁3aと、隔壁3aに設けられた貫通穴に通されたバスバーアッシー60とを備え、バスバーアッシー60が、通電のためのバスバー62Wと、バスバー62Wを保持する絶縁性の保持部材61とを備え、保持部材61が、隔壁3aの第2室52側の側面に固定され、保持部材61と、前記側面との間にリング状のOリング63が介在し、保持部材61に保持されるバスバー62Wが、隔壁3aの貫通穴を貫通する。【選択図】図6

Description

本発明は、制御装置を備えるモータ、発電機(ダイナモ)等の回転機に関する。
従来、ロータ及びステータを収容する第1室と、ロータの駆動を制御する制御装置(インバータ)を収容する第2室と、第1室と第2室とを隔てる隔壁と、隔壁に設けられた貫通穴に通された通電体とを備える回転機が知られている。
例えば、特許文献1に記載の回転機は、ケース内に2つの空間を備え、これら2つの空間は、障壁(隔壁)によって隔てられる。特許文献1には、2つの空間のそれぞれにおける名称が記載されていないが、便宜的に第1室、第2室ということとする。第1室にはロータ及びステータが収容され、第2室には制御装置の制御回路が収容される。障壁には貫通穴が設けられ、この貫通穴には通電体が通される。通電体は、円柱状の導電性部材と、導電性部材を保持する保持部材とを備え、制御回路とステータとを電気的に接続する役割を担う。通電体の導電性部材の外周面と、障壁の貫通穴の内周面との間には、シール部材が介在して両者間をシールする。第1室の空間内には、回転機を冷却する冷媒が貯留される。特許文献1によれば、この回転機においては、保持部材の外周面と、障壁の貫通穴の内周面との間にシール部材を介在させることで、第1室内の冷媒の第2室への漏れを防止することができるとされる。
特許第4036139号
しかしながら、特許文献1に記載の回転機においては、障壁の貫通穴内に通電体をセットする作業に手間を要するという課題がある。具体的には、シール部材としては、弾性体からなるOリングを用いることが一般的である。作業者は、保持部材の外周面にOリングを装着した通電体を、障壁の貫通穴内に入れ込む作業によって通電体を障壁にセットするとき、Oリングを障壁の貫通穴の内周面に擦り付けることになる。弾性体からなるOリングと、障壁の内周面との間には強い摩擦抵抗が作用することから、作業者は、通電体を力強く貫通穴内に押し込むことを強いられ、手間を要してしまうのである。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通電体を隔壁(障壁)にセットする作業を容易化することができる回転機を提供することである。
本発明の一態様は、ロータ及びステータを収容する第1室と、前記ロータの駆動を制御する制御装置を収容する第2室と、前記第1室と前記第2室とを隔てる隔壁と、前記隔壁に設けられた貫通穴に通された通電体とを備え、前記通電体が、通電のための導電性部材と、前記導電性部材を保持する絶縁性の保持部材とを備える回転機であって、前記保持部材が、前記隔壁の前記第2室側の側面に固定され、前記保持部材と、前記側面との間にリング状のシール部材が介在し、前記保持部材に保持される前記導電性部材が、前記隔壁の貫通穴を貫通する、回転機である。
本発明によれば、通電体を隔壁にセットする作業を容易化することができるという優れた効果がある。
実施形態に係るモータを示す分解斜視図である。 同モータのステータを軸方向のフロント側から示す斜視図である。 同ステータを軸方向のリア側から示す斜視図である。 同ステータのステータコアと、渡り線と、樹脂モールドと、バスバーアッシーとを示す斜視図である。 同モータのバスバーアッシーを示す分解斜視図である。 同モータの断面図である。 同バスバーアッシーと、これの周囲とを示す断面図である。 モータカバー、第2ハウジング、及び第1ハウジングの端子カバーの図示を省略した状態の同モータを示す斜視図である。
以下、各図を用いて、本発明を適用した回転機としてのモータの一実施形態について説明する。なお、各図においては、便宜上、モータのモータカバーの図示が省略されている。
図1は、実施形態に係るモータ1を示す分解斜視図である。モータ1は、第1ハウジング2、第2ハウジング3、シャフト9、ロータ(回転子)10、ステータ(固定子)20、インバータカバー80、電動オイルポンプ81、オイル中継タンク82等を備える。
軸状のシャフト9は、円筒状のロータ10のロータコア11の中心に設けられたシャフト穴を回転軸線A方向に貫通し、ロータ10の回転軸線A上に位置する。シャフト9は、ロータ10とともに回転軸線Aを中心にして回転駆動する。以下、回転軸線Aの延在方向、及びこれに平行な方向を、単に軸方向という。
シャフト9の軸方向における両端部のうち、駆動出力側の端部(モータギヤなどが固定される端部)は、ロータ10の端面から突出する。以下、軸方向における両側のうち、駆動出力側となる方をフロント側、反対側をリア側という。フロント側は、本発明における軸方向の一方側の一例であり、リア側は、本発明における軸方向の他方側の一例である。
各図においては、X軸、Y軸、Z軸が適宜示される。X軸は、軸方向に沿って延びる。X軸のフロント側には、矢印が付される。Y軸は、モータ1の短手方向に沿って延びる。Z軸は、X軸及びY軸の両方に直交する方向に延びる。
第1ハウジング2のコア収容部2aにおけるフロント側の端には、不図示のモータカバーがボルト止めされる。モータカバーは、シャフト穴を備え、シャフト穴にシャフト9の駆動出力側の端部を貫通させてコア収容部2aの外部に露出させる。第1ハウジング2の円筒状のコア収容部2aにおける軸方向の両端のそれぞれは、開口を備える。これら開口のうち、フロント側の開口は、前述のモータカバーによって塞がれる。また、リア側の開口は、後述の第2ハウジング3によって塞がれる。
鋳造品からなる第1ハウジング2は、コア収容部2aと、オイルポンプ収容部2bと、端子台収容部2cとを備え、ロータ10及びステータ20を収容するモータハウジングとして機能する。円筒状のコア収容部2aは、ロータ10及びステータ20を収容し、内周面で円筒状のステータ20を保持する。オイルポンプ収容部2bは、電動オイルポンプ81を収容する。端子台収容部2cは、ステータ20と後述のインバータとを電気接続するための端子台を収容する。
円筒状のロータ10は、コア収容部2aの内周面に保持されているステータ20の中空内に収容される。ロータ10は、磁石埋込型(IPM:埋込磁石型(IPM:Interior permanent Magnet)のロータであるが、表面磁石型(SPM:Surface Permanent Magnet)のロータであってもよい。また、ロータ10は、永久磁石を備えないロータであってもよい。
鋳造品からなる第2ハウジング3は、第1ハウジング2の軸方向におけるリア側の端にボルトによって固定され、モータハウジング、及びインバータハウジングとして機能する。より詳しくは、第2ハウジング3の軸方向におけるフロント側の領域は、モータハウジングとして機能し、第2ハウジング3の軸方向におけるリア側の領域は、インバータを収容するインバータハウジングとして機能し、両領域は隔壁によって隔てられる。箱形の第2ハウジングの軸方向のリア側の端は、大開口を備え、インバータはその大開口を通じて第2ハウジング3の軸方向におけるリア側の領域に入れられる。第2ハウジング3の軸方向におけるリア側の端には、インバータカバー80がボルト止めされる。第2ハウジング3の上述の大開口は、インバータカバー80によって塞がれる。
オイル中継タンク82は、第1ハウジング2とは別体からなり、第1ハウジング2にボルト止めされる。オイル中継タンク82は、吸入管82aと、吐出管82bとを備える。吸入管82aには、例えば自動車のラジエータ等の冷却器から延びる不図示のオイル送出管が接続される。吐出管82bには、冷却器へと延びる不図示のオイル返送管が接続される。
電動オイルポンプ81が作動すると、モータ1を冷却するための冷媒たるオイルが、前述の冷却器と、オイル送出管と、吸入管82aと、オイル中継タンク82と、モータ1のモータハウジング内と、オイル中継タンク82と、オイル返送管とを辿る経路を循環する。この循環により、モータハウジング内のロータ10及びステータ20が冷却される。
以下、回転軸線Aを中心とする円周方向に沿った方向を周方向という。また、回転軸線Aを中心とする仮想円の半径方向を径方向という。
図2は、ステータ20を軸方向のフロント側から示す斜視図である。ステータ20は、円筒状のステータコア21と、軸方向に沿ってステータコア21に巻き付けられた巻線としての複数の平角線コイル22とを備える。ステータコア21の内周面には、軸方向に延びる複数のティース(歯部)21aが、周方向に所定の間隔で並ぶ態様で配置される。
軸方向において、複数の平角線コイル22のそれぞれは、図2に示されるように、ステータコア21のフロント側の端よりもフロント側に存在する領域で折り返してリア側に向けて延びる。
図3は、ステータ20を軸方向のリア側から示す斜視図である。図3に示されるように、複数の平角線コイル22のそれぞれにおける両側の線末端は、ステータコア21の軸方向におけるリア側の端からリア側に向けて突出して、互いに溶接によって接続される。溶接の際、平角線コイル22のエナメル被膜が剥がれて導線が剥き出しになるが、剥き出しの部分は後に絶縁性の塗料で塗装される。
ステータ20は、複数のU相用の平角線コイル22と、複数のV相用の平角線コイル22と、複数のW相用の平角線コイル22とを備える。同じ相用の平角線コイル22同士は、連結線26によって連結される。連結線26は、溶接によって平角線コイル22に接続される。
ステータ20は、U相用の渡り線23Uと、V相用の渡り線23Vと、W相用の渡り線23Wとを備える、各渡り線(23U、23V、23W)は、周方向に延在し、延在方向における一端部と他端部とを除く部分が、成型体としての樹脂モールド24に包み込まれる。樹脂モールド24は、絶縁性の樹脂を型によって円弧状に成形したものである。
U相用の渡り線23Uの延在方向における一端部は、樹脂モールド24によって包み込まれず、溶接によってU相用の平角線コイル22に接続される。また、U相用の渡り線23Uの延在方向における他端部は、樹脂モールド24によって包み込まれず、軸方向に向けて折れ曲がった端子部23aUになっている。V相用の渡り線23V、W相用の渡り線23Wも、U相用の渡り線23Vと同様に、延在方向において、両端部を除く部分が樹脂モールド24によって包み込まれ、一端部が平角線コイル22に接続され、他端部が端子部(23aV、23aW)になっている。U相用の端子部23aUにはU相の電源が入力され、V相用の端子部23aVにはV相の電源が入力され、W相用の端子部23aWにはW相の電源が入力される。
図4は、ステータコア21と、渡り線と、樹脂モールド24と、バスバーアッシー60とを示す斜視図である。各相用の渡り線の端子部(23aU、23aV、23aW)には、インバータを電気接続する必要がある。バスバーアッシー60は、前述の電気接続を行う役割を担い、絶縁性の樹脂からなる保持部材61と、導電性部材としての3つのバスバーとを備える。3つのバスバーのうち、バスバー62Uは、U相電源を通電するものであり、バスバー62Vは、V相電源を通電するものであり、バスバー62Wは、W相電源を通電するものである。
ステータの渡り線の各端子(23aU、23aV、23aW)は、端子台35の設置面上にセットされる。一方、バスバーアッシー60の各バスバー(62U、62V、62W)の長手方向の一端部は、端子部(62aU、62aV、62aW)になっており、端子台35の設置面上にセットされた渡り線の各端子(23aU、23aV、23aW)に重ねられる。
図5は、バスバーアッシー60を示す分解斜視図である。バスバーアッシー60の各バスバー(62U、62V、62W)の一端部である端子部(62aU、62aV、62aW)は、平板状であるため、図4に示されるように、端子台35上において渡り線の端子部(23aU、23aV、23aW)に良好に密着する。図5に示されるように、各バスバー(62U、62V、62W)の長手方向の他端部の形状は、円柱状である。各バスバー(62U、62V、62W)における前述の円柱状の他端部の外周面には、全周に渡って延びるリング状の溝(62bU、62bV、62bW)がバスバー長手方向に並ぶ態様で3つずつ設けられる。同図では、便宜上、図示されていないが、溝(62bU、62bV、62bW)には、弾性体からなるOリングが嵌め込まれる。このOリングは、本発明における第2シール部材の一例である。
バスバーアッシー60の保持部材61は、バスバー(62U、62V、62W)の長手方向に延びる3つの貫通孔(61aU、61aV、61aW)を備える。貫通孔61aUには、バスバー62Uの円柱状の他端部が挿入され、貫通孔61aVには、バスバー62Vの円柱状の他端部が挿入され、貫通孔61aWには、バスバー62Wの円柱状の他端部が挿入される。前述の挿入により、保持部材61は、3つのバスバー(62U、62V、62W)を保持する。
保持部材61は、外周面から突出する2つのはね出し部61bを備え、それぞれのはね出し部61bは、ボルトを通すためのボルト穴を備える。また、保持部材61は、バスバー(62U、62V、62W)の端子部(62aU、62aV、62aW)側の面に、リング状の溝61a1を備える。同図では、便宜上、図示されていないが、溝61a1には、弾性体からなるOリングが嵌め込まれる。このOリングは、本発明における第1シール部材の一例である。
図6は、モータ1の断面図である。モータ1における第1ハウジング2と第2ハウジング3との組み合わせは、内部に、第1室51と第2室52とを備える。第1室51は、第1ハウジング2内の空間と、第2ハウジング3の軸方向におけるフロント側の領域の空間とからなる。また、第2室52は、第2ハウジング3の軸方向におけるリア側の領域の空間からなる。第1室51と第2室52とは、第2ハウジング3の一部である隔壁3aによって隔てられている。
図6の断面の位置には、ロータ(10)及びステータコア(21)が存在していないので図6には示されていないが、第1室51は、ロータ(10)及びステータ(20)を収容する。また、第2室52は、インバータ(制御装置)を収容する。図6の断面の位置には、インバータのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)ユニットのカバー部材32が存在している。図6の断面の位置には、IGBTユニットの電子基板が存在していないので図6には示されていないが、IGBTユニットは、複数のIGBTが実装された電子基板を備える。
バスバーアッシー60のバスバー62Wは、隔壁3aに設けられた貫通穴3bを貫通し、端子部62aWを第1室51内に位置させ、且つ円柱状の端部を第2室52内に位置させる。つまり、端子部62aWは、第1室51側の端部であり、端子部62aWとは反対側の円柱状の端部は、第2室52側の端部である。バスバー62U、バスバー62Vも、バスバー62Wと同様の構成になっている。
図7は、バスバーアッシー60と、これの周囲とを示す断面図である。図7では、バスバーアッシー60におけるバスバー62Wの位置の縦断面が示される。バスバーアッシー60の保持部材61は、バスバー(62U、62V、62W)の端子部(62aU、62aV、62aW)側の端に、小径部61cを備える。保持部材61は、小径部61cを隔壁3aの貫通穴3b内に挿入し、且つOリング63を隔壁3aにおける第2室(図6の52)側の側面に密着させる態様で、隔壁3aにボルト止めされる。図7では、3つのバスバー(62U、62V、62W)のうち、バスバー62Wだけが示されているが、3つのバスバー(62U、62V、62W)のそれぞれは、隔壁3aの貫通穴3bを貫通する。
隔壁3aの第2室(図6の52)側の側面と、保持部材61との間は、Oリング63によってシールされる。これにより、第1室(図6の51)内のオイルの第2室への漏れが防止される。かかる構成では、バスバーアッシー60を隔壁3aにセットするとき、Oリング63を貫通穴3bの内壁に摺擦させることがなく、摩擦抵抗が発生しないので、セット作業を容易化することができる。
特許文献1に記載の回転機の通電体では、円柱状の導電性部材の外周面と、導電性部材を保持する保持部材の貫通孔の内周面との隙間を通じて第1室から第2室への冷媒漏れを引き起こすおそれがある。一方、実施形態に係るモータ1においては、バスバー(62U、62V、62W)の外周面と、保持部材61の貫通孔(図5の61aU、61aV、61aW)の内周面との間を、Oリング64によってシールしている。これにより、バスバー(62U、62V、62W)の外周面と、保持部材61の貫通孔(図5の61aU、61aV、61aW)の内周面との隙間を通じたオイル漏れを防止することができる。なお、バスバー(62U、62V、62W)を保持部材61の貫通孔(図5の61aU、61aV、61aW)に通す作業は、第2ハウジング3の外で行われるため、第2ハウジング3の内部で行われる作業に比べて、容易である。
図7に示されるように、バスバー62aWの円柱状の端部には、3つのOリング64がバスバー62aWの長手方向に沿って並ぶ態様で嵌め込まれる。前述の3つのOリング64は、図5に示される3つの溝62bWのそれぞれに個別に嵌め込まれたものである。かかる構成によれば、Oリング64を1つだけ設ける構成に比べて、バスバー62Wの円柱状の端部の外周面と、保持部材61の貫通孔61aWとの隙間を通じた第1室51から第2室52へのオイル漏れ(冷媒漏れ)をより確実に防止することができる。
バスバー62Wの円柱状の端部は、端面にネジ穴62cWを備え、ネジ穴62cWへのボルト(65)止めによって平板状バスバー66Wの一端部が接続される。かかる構成では、バスバー62Wの円柱状の端部に、平板状バスバー66Wを容易にボルト止めすることができる。バスバー62U、バスバー62Vも、バスバー62Wと同様の構成になっている。
図8は、モータカバー、第2ハウジング(図1の3)、及び第1ハウジング(図1の2)の端子カバー(図1の79)の図示を省略した状態のモータ1を示す斜視図である。バスバーアッシー60は、各バスバー(62U、62V、62W)のそれぞれを、ロータ10の回転軸線Aと直交する方向(Y−Z方向)に並べる姿勢で配置される。かかる構成では、平板状バスバー(66U、66V、66W)を複雑な形状で這い回すことなく、インバータの電子基板31の3つの基板端子と、ステータ20の3つの端子部(23aU、23aV、23aW)とを電気接続することができる。
平板状バスバー(66U、66V、66W)を複雑な形状で這い回す必要がなくなる理由について、以下に説明する。モータ1のインバータは、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)ユニット30を備える。IGBTユニット30は、複数のIGBTを実装した電子基板31を備える。
モータ1のように、インバータを搭載したモータにおいては、次のようなレイアウトを採用するのが一般的である。即ち、図示のように、IGBTユニット30等を備えるインバータを、ロータ10及びステータ20よりも軸方向のリア側に位置させ、且つインバータの電子基板31を、軸方向と直交する方向(Y−Z方向)に沿わせる姿勢で配置するレイアウトである。前述の姿勢で配置される電子基板31は、不図示の電源出力用の3つの基板端子(U相用端子、V相用端子、W相用端子)を、基板面における互いに異なる位置(Y−Z平面における互いに異なる位置)に備える。電子基板31における前述の3つの基板端子のうち、U相用の基板端子には、平板状バスバー66Wの端部が接続されている。また、V相用の基板端子には、平板状バスバー66Vの端部が接続されている。また、W相用の基板端子には、平板状バスバー66Wの端部が接続されている。
上述したように、バスバーアッシー60の3つのバスバー(62U、62V、62W)は、軸方向と直交する方向(Y−Z方向)に並ぶ態様で配置される。また、電子基板31の3つの基板端子は基板面における互いに異なる位置に配置され、軸方向と直交する方向(Y−Z方向)に並んでいる。つまり、バスバー(62U、62V、62W)と、電子基板31の3つの基板端子とは何れも、軸方向と直交する方向に並ぶ。かかる構成では、図8に示されるように、平板状バスバー(66U、66V、66W)を複雑な形状で這い回すことなく、ステータ20の3つの端子部(23aU、23aV、23aW)と、電子基板31の3つの基板端子とを電気接続することができる。
回転機としてのモータ1に本発明を適用した例について説明したが、回転機としての発電機(ダイナモ)にも本発明の適用が可能である。
本発明は上述の実施形態に限られず、本発明の構成を適用し得る範囲内で、実施形態とは異なる構成を採用することもできる。本発明は、以下に説明する態様毎に特有の作用効果を奏する。
〔第1態様〕
第1態様は、ロータ(例えばロータ10)及びステータ(例えばステータ20)を収容する第1室(例えば第1室51)と、前記ロータの駆動を制御する制御装置(例えばインバータ)を収容する第2室(例えば第2室52)と、前記第1室と前記第2室とを隔てる隔壁(例えば隔壁3a)と、前記隔壁に設けられた貫通穴(例えば貫通穴3b)に通された通電体(例えばバスバーアッシー60)とを備え、前記通電体が、通電のための導電性部材(例えばバスバー62U、62V、62W)と、前記導電性部材を保持する絶縁性の保持部材(例えば保持部材61)とを備える回転機(例えばモータ1)であって、前記保持部材が、前記隔壁の前記第2室側の側面に固定され、前記保持部材と、前記側面との間にリング状のシール部材(例えばOリング63)が介在し、前記保持部材に保持される前記導電性部材が、前記隔壁の貫通穴を貫通する、回転機である。
かかる構成によれば、通電体を隔壁にセットするとき、リング状のシール部材を貫通穴の内壁に摺擦させることがなく、摩擦抵抗が発生しないので、セット作業を容易化することができる。
〔第2態様〕
第2態様は、第1態様の構成を備え、前記シール部材としての第1シール部材に加えて、リング状の第2シール部材(例えばOリング64)を備え、前記保持部材が、前記導電性部材における前記第2室側の端部の形状が、円柱状であり、前記端部が、周面の全周に渡って延びる溝(例えば62bU、62bV、62bW)を有し、前記溝に、前記第2シール部材が嵌め込まれ、前記端部が、前記導電性部材の長手方向に沿って延びる態様で前記保持部材に設けられた貫通孔に通され、前記第2シール部材が、前記導電性部材と、前記保持部材の貫通孔の内周面との間をシールする、回転機である。
かかる構成では、導電性部材の外周面と、保持部材の貫通孔との隙間を通じた第1室から第2室への冷媒漏れを防止することができる。
〔第3態様〕
第3態様は、第2態様の構成を備え、前記導電性部材の前記端部が、前記溝を複数備え、複数の前記溝のそれぞれに前記第2シール部材が個別に嵌め込まれる、回転機である。
かかる構成では、導電性部材に溝と第2シール部材との組み合わせを1つだけ備える構成に比べて、導電性部材の外周面と、保持部材の貫通孔との隙間を通じた第1室から第2室への冷媒漏れをより確実に防止することができる。
〔第4態様〕
第4態様は、第1態様〜第3態様の何れかの構成を備え、前記導電性部材における前記第1室側の端部の形状が、平板状である、回転機である。
かかる構成では、導電性部材の平板状の端部と、ステータの渡り線の端子部とを平面で密着させて、両者間での放電の発生を抑えることができる。
〔第5態様〕
第5態様は、第1態様〜第4態様の何れかの構成を備え、前記導電性部材における前記第2室側の円柱状の端部が、端面にネジ穴(例えばネジ穴62cW)を備える、回転機である。
かかる構成では、導電性部材の円柱状の端部に、平板状バスバーを容易にボルト止め(又はネジ止め)することができる。
〔第6態様〕
第6態様は、第3態様の構成を備えm、前記通電体が、複数の前記導電性部材のそれぞれを、前記ロータの回転軸線と直交する方向に並べる姿勢で配置される、回転機である。
かかる構成では、平板状バスバーを複雑な形状で這い回すことなく、インバータの電子基板の基板端子と、ステータの渡り線の端子部(23aU、23aV、23aW)とを電気接続することができる。
1:モータ(回転機)、 2:第1ハウジング、 3:第2ハウジング、 3a:隔壁、 3b:貫通穴、 9:シャフト、 10:ロータ、 21;ステータコア、 22:平角線コイル(巻線)、 23U:U相用の渡り線、 23V:V相用の渡り線、 23W:W相用の渡り線、 24:樹脂モールド(成型体)、 51:第1室、 52:第2室、 60:バスバーアッシー(通電体)、 61:保持部材、 61aU〜W:貫通孔、 62U〜W:バスバー(導電性部材)、 62bU〜W:溝、 62cW:ネジ穴、
63:Oリング(第1シール部材)、 64:Oリング(第2シール部材)、 A:回転軸線
本発明の一態様は、ロータ、及びステータを収容する第1室と、前記ロータの駆動を制御する制御装置を収容する第2室と、前記第1室と前記第2室とを隔てる隔壁と、前記隔壁に設けられた貫通穴に通された通電体とを備え、 前記通電体が、通電のための導電性部材と、前記導電性部材を保持する絶縁性の保持部材とを備える回転機であって、前記保持部材が、前記隔壁の前記第2室側の側面に固定され、前記保持部材と、前記第2室側の前記側面との間にシール部材が介在し、前記保持部材に保持される前記導電性部材が、前記隔壁の貫通穴を貫通する、回転機である。

Claims (6)

  1. ロータ、及びステータを収容する第1室と、前記ロータの駆動を制御する制御装置を収容する第2室と、前記第1室と前記第2室とを隔てる隔壁と、前記隔壁に設けられた貫通穴に通された通電体とを備え、
    前記通電体が、通電のための導電性部材と、前記導電性部材を保持する絶縁性の保持部材とを備える回転機であって、
    前記保持部材が、前記隔壁の前記第2室側の側面に固定され、
    前記保持部材と、前記側面との間にシール部材が介在し、
    前記保持部材に保持される前記導電性部材が、前記隔壁の貫通穴を貫通する、
    回転機。
  2. 前記シール部材としての第1シール部材に加えて、リング状の第2シール部材を備え、
    前記導電性部材における前記第2室側の端部の形状が、円柱状であり、
    前記端部が、周面の全周に渡って延びる溝を有し、
    前記溝に、前記第2シール部材が嵌め込まれ、
    前記端部が、前記導電性部材の長手方向に沿って延びる態様で前記保持部材に設けられた貫通孔に通され、
    前記第2シール部材が、前記導電性部材と、前記保持部材に設けられた貫通孔の内周面との間をシールする、
    請求項1に記載の回転機。
  3. 前記導電性部材の前記端部が、前記溝を複数備え、
    複数の前記溝のそれぞれに前記第2シール部材が個別に嵌め込まれる、
    請求項2に記載の回転機。
  4. 前記導電性部材における前記第1室側の端部の形状が、平板状である、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の回転機。
  5. 前記導電性部材における前記第2室側の円柱状の端部が、端面にネジ穴を備える、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の回転機。
  6. 前記通電体が、複数の前記導電性部材のそれぞれを、前記ロータの回転軸線と直交する方向に並べる姿勢で配置される、
    請求項3に記載の回転機。
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