JP2020200070A - Strawberry container lid member - Google Patents
Strawberry container lid member Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020200070A JP2020200070A JP2019107598A JP2019107598A JP2020200070A JP 2020200070 A JP2020200070 A JP 2020200070A JP 2019107598 A JP2019107598 A JP 2019107598A JP 2019107598 A JP2019107598 A JP 2019107598A JP 2020200070 A JP2020200070 A JP 2020200070A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- strawberry
- container
- fitting
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packages (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Abstract
Description
本発明は、主としてイチゴを店頭にて販売する等に際し平面から見て長方形状の所定のイチゴ容器内に収納されて陳列されるとき、イチゴを収納するイチゴ容器に僅かにでも大小があったり、蓋との嵌合形態その他が異なっていたりしても、それらの相違のいずれにも対応して施蓋可能にすることで、収納したイチゴを保護できるようにした汎用性あるイチゴ容器用蓋部材に関する。 According to the present invention, when strawberries are mainly sold in stores and are stored and displayed in a predetermined strawberry container that is rectangular when viewed from a plane, the strawberry container that stores the strawberry may have a small size or a small size. A versatile lid member for strawberry containers that can protect the stored strawberries by making it possible to apply the lid in response to any of the differences even if the fitting form with the lid is different. Regarding.
従来からスーパーマーケットやコンビニエンスストア等でイチゴが販売されるとき、例えば合成樹脂製薄肉シートで成型されたイチゴ容器内に収納する場合、表面の傷等を防止するため揃えて並べられたり、他のイチゴと分離されて個別に仕切られたりして収納されている。また、平面から見て長方形状に形成された、いわゆるレギュラーパックと称されるイチゴ容器は、一般的には例えばこれを縦横で2個ずつ並べて収納する段ボール製の組立収納容器内に収納されることで産地から店頭まで運搬されている。 When strawberries are traditionally sold at supermarkets and convenience stores, for example, when they are stored in a strawberry container molded from a thin-walled synthetic resin sheet, they are lined up in order to prevent surface scratches, or other strawberries. It is separated from and stored individually. In addition, a so-called regular pack, which is formed in a rectangular shape when viewed from a flat surface, is generally stored in a corrugated cardboard assembly storage container in which two of them are arranged side by side in the vertical and horizontal directions. As a result, it is transported from the production area to the store.
このような流通事情を鑑みて、イチゴ容器に収納されるイチゴ重量は例えば250〜300g程度のほぼ一定範囲内に収められるようにされ、またその容器形状も施蓋された形態においては所定の幅員、長さ、高さ等を有するほぼ直方体状に形成されている。 In view of such distribution circumstances, the weight of strawberries stored in a strawberry container is set to be contained within a substantially constant range of, for example, about 250 to 300 g, and the shape of the container is also a predetermined width in the covered form. It is formed in an almost rectangular parallelepiped shape having a length, height, and the like.
ただ、イチゴ自体は、近時は産地それぞれにおける品種改良等によってその種類も多く、また種類に応じてその粒大きさ、形状等が様々に異なるものとなっている。品種その他に対応して収納する個数、それによる重量、容器に収納する際の並べ方それぞれが異なることで、収納時の体裁が最も良く映えるようにそれぞれに対応したイチゴ容器が提案されている。その結果、イチゴ容器自体の幅員、長さ、高さ更には側壁の傾斜角度、補強のための開口部分における折り返し状の嵌合フランジ等が僅かにでも異なることになり、こうした相違に対応して蓋部材もイチゴ容器の開口部分にきっちりと嵌合される嵌合形状とすべく、それぞれに合わせて大小その他が全く異なる形態となっているのが実情である。 However, recently, there are many types of strawberries due to breeding in each production area, and the grain size, shape, etc. of the strawberries vary depending on the type. Since the number of strawberry containers to be stored, the weight of the strawberry containers, and the arrangement method when storing them in the container are different according to the variety and others, strawberry containers corresponding to each have been proposed so that the appearance at the time of storage looks best. As a result, the width, length, height of the strawberry container itself, the inclination angle of the side wall, the folded-shaped fitting flange at the opening for reinforcement, etc. are slightly different, and in response to these differences. In order for the lid member to have a fitting shape that fits tightly into the opening of the strawberry container, the actual situation is that the size and other shapes are completely different according to each.
そのため、従来から色々なイチゴ容器及びこれに対応した蓋部材が提案されており、例えば特許文献1に示される青果物包装容器用被覆蓋、特許文献2に示されるイチゴ用容器、特許文献3に示される包装容器、特許文献4に示されるイチゴ容器用の蓋等がある。特許文献1の被覆蓋はイチゴ容器の開口を覆う合成樹脂フィルムの両端部付近に粘着剤帯を塗設して成る。特許文献2のイチゴ用容器は容器本体と蓋体とに収納するイチゴを個別に仕切るよう窪みと柱・突起を設けて成る。特許文献3の包装容器はカバーの下面開口の伸縮性フィルムシートの弾性で容器本体内に収納するイチゴの動きを抑止し、容器本体の底面にイチゴ等の動きを拘束する突起部を設けて成る。特許文献4の蓋は収納容器に嵌め合わせた蓋本体に空気流通部を形成し、嵌め合わせた収納容器の嵌合縁に空気流通の空隙を形成して成る。
Therefore, various strawberry containers and lid members corresponding thereto have been conventionally proposed, for example, a covering lid for a fruit and vegetable packaging container shown in
ところが特許文献1の被覆蓋は単なる薄肉状の合成樹脂フィルムであるから、容器本体の形状、大きさが異なっても使用できる反面、例えば複数個を店頭で購入した場合に積み重ねると下方の容器内のイチゴは潰され、商品価値が損なわれることになる。特許文献2の容器は個別にイチゴを保護できても、形状、大きさが異なればそれぞれに対応した窪み、柱・突起を各別に形成する必要があるから、複数種類の容器を用意する必要がある。特許文献3の包装容器における容器本体においても同様な問題が存する。特許文献4の蓋は容器内外の空気流通を図るにすぎず、異なる容器本体形状に対応可能とする汎用性ある蓋の嵌合形態とはなっていない。
However, since the covering lid of
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、産地、品種の様々な相違によって種々に形成されている、例えばレギュラーパックと称されているイチゴ容器のいずれにも施蓋できるようにし、イチゴ容器の開口部形状の僅かな大小の相違、補強等のために折り返し状に形成されている嵌合フランジ形態その他が異なっていても、異なるイチゴ容器毎に対応して各種の蓋部材を各別に形成用意する必要がなく、いずれのイチゴ容器にも対応できる汎用性あるイチゴ容器用蓋部材を提供することにある。 Therefore, the present invention was created in view of various existing circumstances as described above, and is formed in various ways depending on various differences in production area and variety, for example, in any of the strawberry containers called regular packs. Even if the opening shape of the strawberry container is slightly different in size, the fitting flange shape formed in a folded shape for reinforcement, etc. is different, it can be handled for each different strawberry container. It is not necessary to form and prepare various lid members separately, and it is an object of the present invention to provide a versatile lid member for a strawberry container that can be used for any strawberry container.
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、平面から見てほぼ長方形状を呈するイチゴ容器Pの開口部を覆うイチゴ容器用蓋部材であって、このイチゴ容器用蓋部材の蓋本体1は、イチゴ容器Pの開口部に形成されている嵌合フランジFを覆う容器嵌合部10を有し、この容器嵌合部10は、嵌合フランジFを覆うよう蓋本体1の下面開口部縁に沿って外方に膨出されているフランジ包覆部11と、このフランジ包覆部11によって覆われた嵌合フランジFの下縁に係合するようフランジ包覆部11の内方に窪ませられている係合凹所12と、係合凹所12上で嵌合フランジFを支持するようフランジ包覆部11内に区画形成されているフランジ支持部13とを備えて成ることを特徴とする。
係合凹所12は、フランジ包覆部11における角隅部の近傍に配置されて構成することができる。
フランジ包覆部11は、イチゴ容器Pの開口部の開口幅員Wに対応した包覆幅員、最大の開口長さLに対応した包覆長さの下面開口部を有して構成することができる。
係合凹所12は、フランジ包覆部11における側壁部11Bの下縁から上壁部11A側に至るに伴い次第に蓋本体1の内方に窪むように内向きに傾斜した案内傾斜縁12Aと、この案内傾斜縁12Aの上部から上方に至るに伴い折りし返されて外向きに傾斜した係合傾斜縁12Bとからほぼ「く」字状を呈していて、蓋本体1を嵌合フランジFに被せたときには嵌合フランジFの外側部分の外側面が係合凹所12に当接しながらスライドし、嵌合フランジFの下縁が係合凹所12上に係合支持されるようにして構成することができる。
フランジ包覆部11の包覆長さは、イチゴ容器Pにおける開口部の最大の開口長さLに比し小さくはないものとして構成することができる。
幅員方向に沿う係合凹所12相互間の間隔は、イチゴ容器Pにおける開口部の最小の開口幅員Wに比し小さくはないものとして構成することができる。
フランジ支持部13の支持高さは、イチゴ容器Pの嵌合フランジFの最大のフランジ高さHに比し小さくはないものとして構成することができる。
フランジ包覆部11の角隅部の円弧径は、嵌合フランジFの円弧状の角隅部における最小のフランジ円弧径Rに比し大きくはないものとして構成することができる。
In order to solve the above-mentioned problems, in the present invention, it is a lid member for a strawberry container that covers the opening of the strawberry container P that has a substantially rectangular shape when viewed from a plane, and the lid body of the lid member for the strawberry container. 1 has a container fitting
The
The
The
The covering length of the
The distance between the
The support height of the
The arc diameter at the corner of the
以上のように構成された本発明に係るイチゴ容器用蓋部材にあって、蓋本体1の容器嵌合部10におけるフランジ包覆部11の側壁部に設けられた係合凹所12は、フランジ包覆部11がイチゴ容器Pの嵌合フランジFに被さることで嵌合フランジFの下縁を係合支持して蓋本体1によってイチゴ容器Pを覆い、イチゴ容器Pに収納したイチゴSを保護させる。
フランジ包覆部11の角隅部近傍に配置した係合凹所12は、イチゴ容器Pの嵌合フランジFの角隅部を係合支持し、蓋本体1に生じ得る撓みによる係合支持の離反、脱落による影響を受けさせず、係合支持状態を維持させる。
フランジ包覆部11における包覆長さは、イチゴ容器Pの開口部における最大の開口長さLに比し小さくはないことで、種々のイチゴ容器Pにおける開口長さLが異なる長短にかかわらず、蓋本体1でそれらを覆って被せさせる。
フランジ包覆部11の係合凹所12は、蓋本体1をイチゴ容器Pに被せたときの嵌合フランジFの下縁を係合支持し、嵌合フランジFの最大のフランジ高さHに比し小さくはない支持高さのフランジ支持部13によって、種々のイチゴ容器Pにおけるフランジ高さHの高低にかかわらず、フランジ包覆部11によって嵌合フランジFを支持させる。
幅員方向に沿う係合凹所12相互間がイチゴ容器Pにおける最小の開口幅員Wに比し小さくはないことで、イチゴ容器Pにおける幅員が相違していても嵌合フランジFを係合支持してイチゴ容器Pに蓋本体1を被せさせる。
嵌合フランジFの円弧状の角隅部における最小のフランジ円弧径Rに比し大きくはないフランジ包覆部11の円弧径は、種々のイチゴ容器Pにおける円弧状の角隅部のフランジ円弧径Rの大小にかかわらず、イチゴ容器Pの角隅部をはみ出させることなく、これを覆った状態でイチゴ容器Pに被せさせる。
In the lid member for a strawberry container according to the present invention configured as described above, the
The
The covering length of the
The
Since the distance between the
The arc diameter of the
本発明は以上説明したように構成されているため、例えばイチゴの品種それぞれに応じて個別に形成されるイチゴ容器Pに対応してきっちりと嵌合対応されるように各別に蓋部材を形成することなく、本発明に係る蓋部材によって各種の開口形状が異なるイチゴ容器Pの嵌合フランジFにしっくりと係合できる汎用性を得ることができる。 Since the present invention is configured as described above, for example, a lid member is separately formed so as to be tightly fitted to the strawberry container P which is individually formed according to each strawberry variety. Without this, it is possible to obtain versatility that allows the lid member according to the present invention to fit snugly with the fitting flange F of the strawberry container P having different opening shapes.
すなわちこれは本発明において、イチゴ容器Pの嵌合フランジFを覆う容器嵌合部10が、蓋本体1の下面開口部縁に沿って外方に膨出されているフランジ包覆部11と、嵌合フランジFの下縁に係合する係合凹所12と、係合凹所12上で嵌合フランジFを支持するようフランジ包覆部11内に区画形成されているフランジ支持部13とを備えて成るからである。これによって、嵌合フランジFにおける開口長さL、フランジ高さH等が異なる各種のイチゴ容器Pの開口部を汎用性ある蓋本体1によって覆うことができ、各別に異なる各種の蓋部材を用意する必要がない。
That is, in the present invention, the
また、フランジ包覆部11の角隅部の近傍に係合凹所12を配置することで、イチゴ容器P自体更には蓋本体1自体の開口部に生じる内外方への撓みに影響されず、係合凹所12による嵌合フランジFを離脱、離反させることもない。
Further, by arranging the
フランジ包覆部11の包覆長さは、イチゴ容器Pの嵌合フランジFにおける最大の開口長さLに比し小さくはなく、幅員方向に沿う係合凹所12相互間は最小の開口幅員に比し小さくはなく、またフランジ包覆部11の支持高さは、嵌合フランジFの最大のフランジ高さHに比し小さくはなく、フランジ包覆部11の角隅部の円弧径は、嵌合フランジFの円弧状の角隅部における最小のフランジ円弧径Rに比し小さくはないものとしてあることで、種々のイチゴ容器Pにおける開口長さLの長短、嵌合フランジFにおけるフランジ高さHの高低、角隅部におけるフランジ円弧径Rの相違等があっても、いずれのイチゴ容器Pにも適用でき、汎用性に優れるものである。
The covering length of the
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。 It should be noted that the reference numerals added in each of the means for solving the above-mentioned problems and the section of the effect of the invention are added in order to facilitate reference with the parts indicating the constituent parts described in the drawings. The present invention is not limited to the structure, shape, etc. indicated by these descriptions, reference numerals, etc. in the drawings.
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は所定のイチゴ容器P、図示のように平面から見て長方形状を呈するいわゆるレギュラーバックと称されるイチゴ容器Pの開口部分を閉塞し、収納したイチゴSを保護する蓋本体である。
Hereinafter, an embodiment for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
イチゴ容器Pは、開口部の周縁に折り返し状にした補強用の嵌合フランジFを形成することで、平面から見て角隅部が円弧状となって、所定深さを有するほぼ長方形状を呈している。このようなイチゴ容器Pの開口部に嵌め合わせられる蓋本体1は、イチゴ容器Pの開口部における短辺長さの開口幅員W、長辺長さの開口長さLそれぞれに対応した包覆幅員、包覆長さを有する長方形状の下面開口部を備える。
The strawberry container P has a substantially rectangular shape having a predetermined depth, with corners having an arc shape when viewed from a plane by forming a folded fitting flange F on the peripheral edge of the opening. It is presented. The
イチゴ容器P及び蓋本体1は、いずれも合成樹脂製薄膜シート材を素材とする例えば真空成型等によって形成されるもので、イチゴ容器P自体は、一般的にこれを縦横方向それぞれで2個にして収納する段ボール製の組立収納容器(図示せず)内で仕切られている収納区画内に収納されるに適する幅員、長さに対応して形成されている。ところで、本発明者が従来から提供されている各種のイチゴ容器Pを収集し、検討したところ、開口幅員Wはほぼ111mm前後で、開口幅員Wの方側における相違の範囲は0.5〜2mm程度で殆ど差がないといえるほどであり、開口長さLはほぼ165mm前後で、この開口長さLにおける相違の範囲は10mm前後であり、イチゴ容器Pの開口部に設けられた補強用の嵌合フランジFにおける幅員では最大で10mm前後、高さの相違の範囲は4〜10mm程度であることが判明した。
Both the strawberry container P and the
そして、イチゴ容器P自体は、組立収納容器における収納区画内に収納されるに適するところとなればよく、例えばイチゴSの品種の相違によるイチゴ容器P内での収納個数、収納形態に対応してほぼ一定の重量例えば250〜300gの量目になり、また体裁が良好となるように収納区画それぞれに収納される範囲内で、嵌合フランジFを含む開口幅員W、開口長さL等が適宜に変更選択されてイチゴ容器Pが形成されている。 Then, the strawberry container P itself may be suitable for being stored in the storage compartment of the assembled storage container. For example, the number of strawberry containers P stored in the strawberry container P and the storage form are corresponding to different varieties of the strawberry S. The opening width W including the fitting flange F, the opening length L, and the like are appropriately adjusted within a range in which the weight is almost constant, for example, 250 to 300 g, and the weight is stored in each storage section so as to have a good appearance. The strawberry container P is formed by being changed to.
なお、イチゴ容器Pに施蓋される蓋本体1は、収納したイチゴSを保護するように上方に膨出しているドーム形状を呈していると共に、変更選択されているイチゴ容器Pの開口部にしっくりと嵌め合わせられるように形成されるのであり、本発明においては、適宜に変更選択されて種々に異なっているイチゴ容器Pの開口部に対応するように汎用性あるものとして構成される。
The lid
そのため、蓋本体1の下面開口部には、イチゴ容器Pの開口部を覆うよう、開口部としっくりと嵌合する容器嵌合部10が形成されている。この容器嵌合部10は、イチゴ容器Pの長方形状の開口部の外形に沿い、それぞれで異なるイチゴ容器Pの開口部の短辺側である最大の開口幅員W、長辺側である最大の開口長さLに比しそれぞれ小さくはない包覆幅員、包覆長さを備えている長方形状の下面開口部となっている。こうすることで、一般的に提供されているイチゴ容器Pの開口部においては、最小の開口幅員W、最小の開口長さLとして形成されている場合であると、包覆幅員、包覆長さ上での差は隙間となって、その隙間の差の間隔範囲内でイチゴ容器Pと蓋本体1との間でスライド移動する余裕を生じさせて係合支持するものとしてある。
Therefore, the lower surface opening of the lid
容器嵌合部10自体は、イチゴ容器Pにおける嵌合フランジFを覆うよう蓋本体1の下面開口部縁に沿って外方に膨出されているフランジ包覆部11と、このフランジ包覆部11によって覆われた嵌合フランジFの下縁に係合するようフランジ包覆部11の内方に窪ませられている係合凹所12と、係合凹所12上で嵌合フランジFを支持するよう嵌合フランジFの最大のフランジ高さHに比し小さくはない支持高さに設定されてフランジ包覆部11内に区画形成されているフランジ支持部13とを備える。
The container
フランジ包覆部11は、断面において、嵌合フランジFにおける上縁面に沿う上壁部11Aと、折り返された外側部分の外側面に沿う側壁部11Bとからほぼ「形を呈しており、蓋本体1の下面開口部の包覆幅員域、包覆長さ域更には隅角部を含む全域にわたって形成されている。
In cross section, the
係合凹所12は、フランジ包覆部11によって嵌合フランジFを覆ったとき、嵌合フランジFにおける折り返し部分の外側部分の下端に係合するのであり、フランジ包覆部11を嵌合フランジFに被せるときに、係合凹所12が嵌合フランジFの外側部分に当接しながら乗り越えて下端に強制的に係合するようになっている。
When the fitting flange F is covered by the
この係合凹所12の断面形は、フランジ包覆部11における側壁部11Bの下縁から上壁部11A側に至るに伴い次第に蓋本体1の内方に窪むように内向きに傾斜した案内傾斜縁12Aと、この案内傾斜縁12Aの上部から上方に至るに伴い折りし返されて外向きに傾斜した係合傾斜縁12Bとからほぼ「く」字状を呈している。なお、係合凹所12自体は、例えば真空成型時におけるアンダーカット処理によって形成される。
The cross-sectional shape of the engaging
係合凹所12の大きさ自体はフランジ包覆部11の高さに対してほぼ2/5程度の高さに設定されていて、案内傾斜縁12Aと係合傾斜縁12Bとの高さ比はほぼ4:1乃至3:1程度で、これらの間ではほぼ直角に折り返されている。こうすることで、係合傾斜縁12Bの上部はフランジ包覆部11の前記側壁部11Bに連続しており、その連続部位では、下方にやや傾斜した段部となっていて、この段部上でイチゴ容器Pに被せられたときの嵌合フランジFの下端を係合支持するものとしている。
The size of the engaging
なお、係合凹所12における案内傾斜縁12A、係合傾斜縁12Bそれぞれの形成比率は、上記の比率に限定されるものではなく、また蓋本体1内方への窪みの深さは嵌合フランジFの下縁を係合するに足りる深さ幅となっていれば足りる。
The formation ratios of the guide inclined edge 12A and the engaged
そして、係合凹所12上からフランジ包覆部11の上壁部11Aに至る、フランジ包覆部11の側壁部11B部分の内方は前記のフランジ支持部13となっている。このフランジ支持部13自体の支持高さ、すなわち係合凹所12における角部分の上面から上壁部11Aの内側面に至る高さ間隔は、イチゴ容器Pの嵌合フランジFの最大のフランジ高さHに比し小さく(低く)はないものとしてある。こうすることで、嵌合フランジF(F1)のフランジ高さHが低いイチゴ容器(P1)であっても係合凹所12に係合可能であり、イチゴ容器Pに対して蓋本体1が上下にスライド移動することがあっても蓋本体1がイチゴ容器Pから離反し、外れることもない(図3参照)。
The inside of the
なお、このフランジ支持部13において、嵌合フランジFを含むイチゴ容器P全体の開口幅員W、あるいはフランジ高さH等の相違によっては、嵌合フランジFの下端は係合凹所12における係合傾斜縁12Bの上端、あるいは係合凹所12における角部分上に位置することがあるも、いずれにしても係合傾斜縁12B上のいずれかの部位に位置される。
In the
係合凹所12は、図示にあっては平面で長方形状を呈する蓋本体1の角隅部である四隅近傍の辺縁に設けられており、短辺の端部それぞれ、長辺の端部それぞれの計4箇所に設けられるも、これに限らず、各辺縁のほぼ中央部あるいはイチゴ容器Pと確実に係合される位置、数として適箇所に設けられる。係合凹所12が角隅部の近傍に配置されることで、イチゴ容器P自体あるいは蓋本体1自体の開口部に生じる撓みによって内方あるいは外方への位置ズレによる係合状態の離脱、離反が防止されるように配慮する。
The engaging recesses 12 are provided on the edges near the four corners, which are the corners of the
なお、左右方向に沿う係合凹所12相互間の間隔、すなわち係合傾斜縁12Bの上端相互間の間隔は、イチゴ容器Pにおける、嵌合フランジFを含む短辺側の開口幅員Wの間隔(長さ)にほぼ対応している。これは、前記したように、本発明に係る蓋部材が対象可能なイチゴ容器Pとして検討した殆どのものが僅かな相違があってもほぼ同幅員であったことで対処可能であるからである(図4参照)。しかしながら、イチゴ容器P全体の開口幅員Wが係合傾斜縁12Bの上端相互間の間隔に比しやや大きくても、その差は僅かであるから強制的にでも嵌め合わせることで対応可能である。
The distance between the engaging
また、この左右方向に直交する前後方向に沿う係合凹所12における係合傾斜縁12Bの上端相互間の間隔は、イチゴ容器Pにおける最大の開口長さLに比し小さくはない包覆長さにしてある。こうすることで、最大の開口長さLを有するイチゴ容器Pよりも短い開口長さLを有するイチゴ容器(P1)である場合は、左右方向に沿う係合凹所12によって係合した状態で前後方向にスライド移動を可能としても、イチゴ容器(P1)に対する蓋本体1の施蓋状態は維持可能であるからである(図4参照)。しかしながら、イチゴ容器P全体の開口長さLが係合傾斜縁12Bの上端相互間の間隔に比しやや大きくても、その差は僅かであるから強制的にでも嵌め合わせることで対応可能であり、小さくはない長さとは、このような場合も含むのである。
Further, the distance between the upper ends of the engaging
また、蓋本体1における角隅部の四隅は、平面から見て円弧状に形成されており、イチゴ容器Pに蓋本体1を被せたときに、イチゴ容器Pにおける同じく円弧状の四隅の角部分がはみ出すことなく収納されるようにしてある。そのため、蓋本体1の四隅の角部分における円弧径は、イチゴ容器Pのフランジ円弧径Rに比し小さく形成されており、イチゴ容器Pにおける円弧状角部の最小のフランジ円弧径Rに比し大きくはない円弧径に設定されている。こうすることで、角隅部のフランジ円弧径Rが大きいイチゴ容器Pであっても小さいイチゴ容器(P1)であっても、いずれの嵌合フランジF,(F1)をも蓋本体1の角隅部で覆うことができる(図5参照)。
Further, the four corners of the corners of the
なお、図中符号2は、イチゴ容器Pに蓋本体1を被せたときの容器内外の空気流通を図るために蓋本体1の側壁の下部に窪み状に形成した空気流通部であり、3は、蓋本体1の側壁を補強する複数条の溝状の補強部である。
In the figure,
次にこれの使用の一例を説明すると、イチゴSを収納した所定のイチゴ容器Pの開口部に蓋本体1によって被せればよく、フランジ包覆部11ではイチゴ容器Pの嵌合フランジFの外側部分の外側面に係合凹所12の案内傾斜縁12Aが当接し、当接しながら嵌合フランジFを乗り越えることで係合凹所12の上部が嵌合フランジFの下縁に係合し、嵌合フランジFをフランジ包覆部11内で位置決めし、これによって蓋本体1がイチゴ容器Pを覆うこととなる。
Next, an example of the use of this may be described by covering the opening of a predetermined strawberry container P containing the strawberry S with the lid
嵌合フランジFのフランジ高さHが異なる場合、最大のフランジ高さHを有するイチゴ容器(P2)では嵌合フランジ(F2)をフランジ支持部13の全域で支持し、フランジ高さHが低いイチゴ容器(P1)では例えば蓋本体1にて持ち上げたときにフランジ支持部13内で嵌合フランジ(F1)が上下に移動することがあっても、係合凹所12の上部が嵌合フランジ(F1)に係合することで、イチゴ容器Pから蓋本体1が外れることはない(図3参照)。
When the flange height H of the fitting flange F is different, in the strawberry container (P2) having the maximum flange height H, the fitting flange (F2) is supported over the entire
イチゴ容器Pにおける開口幅員Wが小さい場合、嵌合フランジF2の下端は、係合凹所12における内側の角部分に係合して嵌合フランジF2がフランジ支持部13に位置決めされることで、蓋本体1はイチゴ容器Pの開口部分を覆い、イチゴ容器Pからが外れることはない(同じく図3参照)。
When the opening width W in the strawberry container P is small, the lower end of the fitting flange F2 engages with the inner corner portion in the engaging
また、イチゴ容器Pの開口長さLが異なる場合、最大の開口長さLを有するイチゴ容器Pでは蓋本体1におけるフランジ包覆部11の包覆長さの全域で、係合凹所12に係合支持された嵌合フランジF1を支持する。開口長さLが短いイチゴ容器(P1)では、長さ方向できっちりと嵌め合わせられなくて、いわゆる遊び・余裕が生じてスライド移動することがあっても、係合凹所12で支持されていることで、蓋本体1はイチゴ容器(P1)から外れることがない(図4参照)。
Further, when the opening length L of the strawberry container P is different, in the strawberry container P having the maximum opening length L, the engaging
イチゴ容器Pの角隅部の円弧状部分において、そのフランジ円弧径Rが異なる場合は、最小のフランジ円弧径Rを有するイチゴ容器(P1)では、蓋本体1の角隅部の内側縁に近接するも蓋本体1の外方にイチゴ容器(P1)の角隅部が出張ることはなく、またフランジ円弧径Rが大きいイチゴ容器Pの角隅部では蓋本体1の角隅部の内側からやや離れて位置されることでも、蓋本体1はイチゴ容器Pから外れることはない(図5参照)。
If the arc-shaped portions of the corners of the strawberry container P have different flange arc diameters R, the strawberry container (P1) having the smallest flange arc diameter R is close to the inner edge of the corners of the
P,P1,P2…イチゴ容器
F,F1,F2…嵌合フランジ
S…イチゴ
H…フランジ高さ
L…開口長さ
R…フランジ円弧径
W…開口幅員
1…蓋本体
2…空気流通部
3…補強部
10…容器嵌合部
11…フランジ包覆部
11A…上壁部
11B…側壁部
12…係合凹所
12A…案内傾斜縁
12B…係合傾斜縁
13…フランジ支持部
P, P1, P2 ... Strawberry container F, F1, F2 ... Fitting flange S ... Strawberry H ... Flange height L ... Opening length R ... Flange arc diameter W ...
Claims (8)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019107598A JP7108581B2 (en) | 2019-06-10 | 2019-06-10 | Lid member for strawberry container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019107598A JP7108581B2 (en) | 2019-06-10 | 2019-06-10 | Lid member for strawberry container |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020200070A true JP2020200070A (en) | 2020-12-17 |
JP7108581B2 JP7108581B2 (en) | 2022-07-28 |
Family
ID=73744171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019107598A Active JP7108581B2 (en) | 2019-06-10 | 2019-06-10 | Lid member for strawberry container |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7108581B2 (en) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012101828A (en) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Athena Kogyo Co Ltd | Container |
JP3197139U (en) * | 2015-02-09 | 2015-04-23 | エフピコチュ−パ株式会社 | Two-stage mating food container |
JP3209462U (en) * | 2017-01-05 | 2017-03-16 | エフピコチュ−パ株式会社 | Lid for strawberry container |
-
2019
- 2019-06-10 JP JP2019107598A patent/JP7108581B2/en active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012101828A (en) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Athena Kogyo Co Ltd | Container |
JP3197139U (en) * | 2015-02-09 | 2015-04-23 | エフピコチュ−パ株式会社 | Two-stage mating food container |
JP3209462U (en) * | 2017-01-05 | 2017-03-16 | エフピコチュ−パ株式会社 | Lid for strawberry container |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7108581B2 (en) | 2022-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4619371A (en) | Three-sided, stackable material handling crate | |
US6296120B1 (en) | Multiple pastry box | |
KR20140054351A (en) | Collapsible carton | |
US20210130060A1 (en) | Thermoformed bakery package | |
US7011215B2 (en) | Display tray and lid | |
JP2012245989A (en) | Packaging box | |
US8895091B2 (en) | Cover shell for reducing damage to food product | |
US4778056A (en) | Container adapter | |
US4003611A (en) | Containers | |
JP6523310B2 (en) | Trays made of cardboard sheet material for manual assembly and blanks for producing such trays | |
US10836564B2 (en) | Packages for the transport of tubes | |
JP2020200070A (en) | Strawberry container lid member | |
US6513675B1 (en) | Food container with rigid base plate | |
GB2094273A (en) | Two-part moulded container | |
JPH08282757A (en) | Strawberry-packaging container | |
KR101989055B1 (en) | Pizza packing box | |
KR200465505Y1 (en) | Pizza Box | |
JP2004250098A (en) | Suspension packaging case | |
JP3342682B2 (en) | Mainly plastic egg containers for business use | |
JPH09165070A (en) | Container for rice ball and others | |
JP3220806U (en) | Packaging containers and packaging containers with lids | |
JP2012030887A (en) | Lid and packaging container having the lid | |
JP5676211B2 (en) | Packaging case and plastic sheet for case assembly | |
JP3953038B2 (en) | Partition material | |
US20240300696A1 (en) | Transport assembly for storage containers with lids |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210302 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220401 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220621 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220715 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7108581 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |