JP2020137296A - 車載器の給電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両のバッテリに異常な兆候がある場合であってもそのことをユーザに通知することが可能とする。【解決手段】制御部15は、バッテリ7の端子電圧に基づいてバッテリ7に異常な兆候があると判断した場合は、少なくともSoC1の特定の機能回路2aに電圧を供給してLED9によりバッテリ7に異常に兆候があることを通知する。これにより、車両のバッテリ7に異常な兆候がある場合であってもそのことをユーザに通知することが可能となる。【選択図】図1
Description
近年、車載器として、CPU、GPU、メモリ等の機能回路を一つの半導体チップに集積したSoC(System on a Chip)を搭載したものが提供されており、車載器の小型化・高速化・省電力化が可能である。
SoCは高性能かつ高機能だが、機能回路の分だけ多様な電圧を必要とする。通常、これらの電源はPMIC(Power Management IC)によって作成される。車両のバッテリの端子電圧が十全な状態であれば問題ないが、周辺環境などの事情によってSoCが必要とする電圧をPMICが供給できない場合がある。
特許文献1ではSoCに対して供給する各種電圧を「システムブート用」と「IO用」の2種類に大別し、外部ピンによって電源の投入順などを制御できるようにしている。また、特許文献2ではバッテリの示す電圧に応じて電圧の起動順番を変えるシステムが提案されている。これらの技術によって、SoCが必要とする各種電圧の起動段階、あるいは投入順番をある程度変更・制御することが可能となる。
ところで車両の場合、例えばバッテリの端子電圧が低下した場合にエンジンがかからない問題がある。この現象は一般的にバッテリ上がりと呼ばれ、今でも年間70万件以上発生している。ユーザが車両の仕組みに詳しいのであれば要因がバッテリにあることが容易に想像することが可能だが、詳しくない場合は何が原因かわからず立ち往生してしまう。そのため、エンジンがかからず自動車が動かなかったとしても「バッテリに原因がある」ことを伝えるために、自動車システムのすべてを起動せず、ユーザに伝達するために最小限の機能だけを起動したい。
しかしながら、特許文献1によると電源は2種に大別されているため、SoCをシステムブートすることはできるがIOに電圧を供給できずに動作しないか、機能回路の全てに電圧を供給して起動するしか選択肢が無い。そもそも特許文献2においては初回起動時に投入順番を確定して以降は何ら制御しないように構成されている。
SoCの機能回路が必要とする電圧は製品によって異なる上、仮に電圧が同じであっても投入順番が異なる可能性がある。こういった状況に対応するため、初回は電圧を読むことで投入順番を確定するが、2回目以降はシステムを切り離して制御しない。
そのため、結果として、バッテリ上がりなどによってシステムを起動するための電圧が不足している、すなわち例えば過放電によってバッテリの端子電圧が低下している場合、単にシステムを起動できない状態になってしまい、車両の知識が豊富でないユーザにとってはエンジンがかからないが何が要因なのかわからないという状態を解決できない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、車両のバッテリに異常な兆候がある場合であってもそのことをユーザに通知することが可能となる車載器の給電装置を提供することにある。
請求項1の発明によれば、電圧測定部(13)がバッテリ(7)の端子電圧を測定する。出力制限部(15)は、端子電圧に基づいてバッテリ(7)に異常な兆候があると判断した場合は、ユーザに異常を通知する機能を有した特定の機能回路(2a)のみに電圧を供給する制限動作を実行する。これにより、バッテリ(7)に異常な兆候がある場合であってもユーザに異常を通知することができる。
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。
車載器には、図1に示すように制御の主体となるSoC1(集積回路装置に相当)が搭載されている。このSoC1はCPU、GPU、メモリ等の複数の機能回路2a〜2dを一つの半導体チップに集積して構成されている。機能回路2a〜2dに応じて動作用の電圧が異なることから、給電装置3を構成するPMIC4により複数の電圧を生成してSoC1の各機能回路2a〜2dに給電するようにしている。
車載器には、図1に示すように制御の主体となるSoC1(集積回路装置に相当)が搭載されている。このSoC1はCPU、GPU、メモリ等の複数の機能回路2a〜2dを一つの半導体チップに集積して構成されている。機能回路2a〜2dに応じて動作用の電圧が異なることから、給電装置3を構成するPMIC4により複数の電圧を生成してSoC1の各機能回路2a〜2dに給電するようにしている。
PMIC4には、模式的に示される定電圧部5と、この定電圧部5と並列接続された電圧分割部6とが設けられている。定電圧部5は、車両のバッテリ7の端子電圧から定電圧を生成する。電圧分割部6は、定電圧部5により生成された定電圧を分割することで複数の所定電圧を生成する。
電圧発生部4で生成された複数の所定電圧は、模式的に示されるスイッチング素子8を介してSoC1の各機能回路2a〜2dに給電される。PMIC4からSoC1に給電される複数の所定電圧は各機能回路2a〜2dにそれぞれ適した電圧であり、SoC1に搭載される機能回路2a〜2dによって異なる。SoC1に給電する所定電圧としては例えば3.3V、1.25V,1.1V、0.7Vが代表例であるが、機能回路の数や供給する電圧はこれらに限定されるものではない。
機能回路2a〜2dの内、特定の機能回路2aにはLED9が接続されている。この特定の機能回路2aは、PMIC4から電圧が供給された状態で制御部15からLED9への通電が指示された場合はLED9に通電する。このLED9はユーザが視認可能な位置に設けられている。
ところで、バッテリ7の端子電圧が低下してSoC1が全く動作しなくなった場合は、SoC1が塔載された車載器が動作しなくなることから、制御部15は、バッテリ7の端子電圧が動作可能な最低電圧となる前にSoC1の特定の機能回路2aに電圧を供給した状態でLED9の点灯を指示する。
ここで、バッテリ7の基本的な特性として、充電を行うと端子電圧が上昇し、放電を行うと端子電圧が下降する特性を示すので、バッテリ7からの給電時に端子電圧を測定することでバッテリ7の性能が低下したことを推定できる。そこで、自動車のイグニッションスイッチのONに伴う起動時にバッテリ7の端子電圧を測定し、バッテリ7に異常な兆候がある場合は、SoC1に供給する電圧を少なくとも特定の機能回路2aに対する電圧に制限する。
具体的には、LED9を通電することが可能な特定な機能回路2aに少なくとも電圧を供給することで、「起動しないし原因も不明」の状態から「起動しないがバッテリが原因」という状態に改善することが可能となり、ユーザがその後の対処および状況説明を容易に行うことが可能となる。
しかしながら、バッテリ7は温度による影響を強く受ける。特に自動車の使用環境は非常に過酷であり、使用温度範囲が極めて大きい。バッテリ7は使用温度によって特性が顕著に変化するため、単にバッテリ7の端子電圧を測定するだけではバッテリ7の本来の端子電圧を正確に把握できない。
一般的にバッテリは、温度が高いほど端子電圧が上がることからバッテリの性能が高くなったように見える。一方、温度が低いほど端子電圧が下がることからバッテリの性能が低下したように見える。従って、起動時のバッテリ7の端子電圧に基づいてバッテリの性能を推定するにしても、その性能は本来の性能から変動している可能性がある。
このように自動車は過酷な温度で使用されることを想定しなければならないため、バッテリ7の端子電圧に加えて周囲温度の2つの要素を考慮する必要がある。
そこで、周囲温度によるバッテリ7の特性変化を加味して判定することにより、より正確にユーザに対してバッテリ7の現在状況を伝達することを可能となることから、周囲温度に基づいてバッテリ7の端子電圧を補正した。
そこで、周囲温度によるバッテリ7の特性変化を加味して判定することにより、より正確にユーザに対してバッテリ7の現在状況を伝達することを可能となることから、周囲温度に基づいてバッテリ7の端子電圧を補正した。
具体的には、図1に示すように周囲環境の温度を計測する温度計測部10を設けた。温度計測部10による計測結果は電圧として測定されるため、測定した温度をAnalog Digital Converter11によりデジタル値に変換する。メモリやハードディスク等の記憶装置12には周囲温度に対するバッテリ7の端子電圧への補正係数を示した補正係数テーブルが記憶されている。
つまり、バッテリ7の個体のばらつきはあるものの、バッテリ7の種類によって温度特性はある程度決まる。そのため、記憶装置12に温度とそれに対応する補正係数との関係を示す補正係数テーブルを持つことで、周囲温度の影響を受ける前のバッテリ7の本来の端子電圧を推定することが可能となる。
図2に示すように補正係数テーブルには温度と補正係数との対応関係が記憶されている。補正係数は、基準温度である25℃で1であり、基準温度よりも高くなるほど1より小さくなり、基準温度よりも低くなるほど1より大きくなるように設定されている。
図1に示すように、バッテリ7からの電圧は電圧測定部13にも供給されて測定される。計算部14(電圧補正部に相当)は、電圧測定部13により測定された端子電圧と、計測温度に対応して補正係数テーブルに記憶されている補正係数とを積算する。つまり、計測温度が基準温度の場合は、端子電圧=補正電圧となる。計測温度が基準温度よりも高くなるほど補正電圧は端子電圧よりも小さくなり、計測温度が基準温度よりも小さくなるほど補正電圧は端子電圧よりも大きくなる。
制御部15(出力制限部に相当)は、計算部14の計算結果に基づいてSoC1に供給する電圧を決定して対応するスイッチング素子8をONする。
本実施形態では自動車や電気自動車を事例にしているため主に鉛バッテリを想定しているが、その他の例えばリチウムイオン電池や水素電池などでも基本的な特性は変わらないため、バッテリの種類が変わっても適用できる。ただし、温度特性や電圧値についてはバッテリの種類によって異なるため、具体的な値については省略する。
本実施形態では自動車や電気自動車を事例にしているため主に鉛バッテリを想定しているが、その他の例えばリチウムイオン電池や水素電池などでも基本的な特性は変わらないため、バッテリの種類が変わっても適用できる。ただし、温度特性や電圧値についてはバッテリの種類によって異なるため、具体的な値については省略する。
さて、バッテリ7の一般的な電圧範囲は、図3に示すように正常電圧範囲、注意電圧範囲、異常電圧範囲のいずれかに分類することができる。正常電圧範囲とはバッテリ7を安全に使用できる電圧範囲である。通常の使用条件ではバッテリ7の端子電圧は正常電圧範囲となっている。
注意電圧範囲とは、正常電圧範囲の下限から放電終止電圧までの電圧範囲、または正常電圧範囲の上限から充電上限電圧までの電圧範囲である。放電終止電圧とは安全に放電できるものの注意が必要となる下限電圧である。充電上限電圧とは安全に充電できるものの注意が必要となる上限電圧である。
異常電圧範囲とは、放電終止電圧を下回る電圧、または充電上限電圧を上回る電圧である。放電終止電圧を下回ると液漏れなどの異常に発展する可能性がある過放電状態となり、充電上限電圧を上回ると発熱などの異常に発展する可能性がある過充電状態となる。
バッテリ7の現在温度での端子電圧を基準温度での端子電圧に補正するには判定処理を実行する。図4に示す判定処理では、まず、バッテリ7の端子電圧を測定し(S101)、電圧測定の結果に応じて対応する処理を実行する。
即ち、端子電圧が正常電圧範囲の場合は(S102:YES)、正常処理を実行し(S105)、端子電圧が注意電圧範囲の場合は(S103:YES)、注意処理を実行する(S106)。そして、端子電圧が正常電圧範囲でも注意電圧範囲でもない異常電圧範囲の場合は(S103:NO)、起動を停止する(S104)。つまり、端子電圧が放電終止電圧を下回る電圧や充電上限電圧を上回る電圧の場合は、バッテリ7の本来の端子電圧に関わらずバッテリ7の異常が考えられ、SoC1を起動して電力を引き出そうとするとバッテリ7に深刻なダメージを与える恐れがあるためSoC1を起動しないのである。
(正常処理)
図5に示す正常処理では、まず、補正処理を実行する(S201)。図7に示す補正処理では、周囲温度を測定し(S401)、その測定結果から補正係数を決定してから(S402)、端子電圧に補正係数を掛け合わせ(S403)、その補正結果に応じて対応する処理を実行する。
図5に示す正常処理では、まず、補正処理を実行する(S201)。図7に示す補正処理では、周囲温度を測定し(S401)、その測定結果から補正係数を決定してから(S402)、端子電圧に補正係数を掛け合わせ(S403)、その補正結果に応じて対応する処理を実行する。
即ち、補正処理の結果、補正電圧が正常電圧範囲となった場合は(S202:YES)、通常起動する(S205)。つまり、バッテリ7の現在の端子電圧及び本来の端子電圧は正常であることから、PMIC4からSoC1に対して全ての電圧を供給することで起動する。
補正処理の結果、補正電圧が注意電圧範囲となった場合は(S203:YES)、通常起動すると共に警告する(S206)。つまり、バッテリ7の現在の端子電圧は正常であるものの本来の端子電圧は注意を要することから、SoC1に対して全ての電圧を供給して起動しながらLED9を点灯することでバッテリ7に異常の兆候があることをユーザに対して警告する。
補正処理の結果、補正電圧が異常電圧範囲となった場合は(S203:NO)、供給電圧を制限すると共に警告する(S204)。つまり、バッテリ7の現在の端子電圧は正常であるものの本来の端子電圧は異常であることから、SoC1に対する電圧の供給を制限しながらバッテリ7に異常な兆候があることをユーザに対して警告する。
(注意処理)
図6に示す注意処理では、補正処理の結果、補正電圧が正常電圧範囲となった場合は(S302:YES)、供給電圧を制限すると共に警告する(S305)。つまり、バッテリ7の現在の端子電圧は注意が必要であるものの本来の端子電圧は正常であることから、SoC1に対する電圧の供給を制限しながらバッテリ7に異常な兆候があることをユーザに対して警告する。
図6に示す注意処理では、補正処理の結果、補正電圧が正常電圧範囲となった場合は(S302:YES)、供給電圧を制限すると共に警告する(S305)。つまり、バッテリ7の現在の端子電圧は注意が必要であるものの本来の端子電圧は正常であることから、SoC1に対する電圧の供給を制限しながらバッテリ7に異常な兆候があることをユーザに対して警告する。
補正処理の結果、補正電圧が注意電圧範囲となった場合は(S303:YES)、供給電圧を制限すると共に警告する(S305)。つまり、バッテリ7の現在の端子電圧及び本来の端子電圧は注意を要することから、SoC1に対する電圧の供給を制限しながらバッテリ7に異常の兆候があることをユーザに対して警告する。
補正処理の結果、補正電圧が異常電圧範囲となった場合は(S303:NO)、起動停止する(S304)。つまり、バッテリ7の現在の端子電圧は注意を要するものの本来の端子電圧は異常であることから、SoC1に対する全ての電圧の供給を停止する。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
制御部15は、バッテリ7の端子電圧に基づいてバッテリ7に異常な兆候があると判断した場合は、少なくともSoC1の特定の機能回路2aに電圧を供給してLED9によりバッテリ7に異常に兆候があることを通知するので、車両のバッテリ7に異常な兆候がある場合であってもそのことをユーザに通知することが可能となる。
制御部15は、バッテリ7の端子電圧に基づいてバッテリ7に異常な兆候があると判断した場合は、少なくともSoC1の特定の機能回路2aに電圧を供給してLED9によりバッテリ7に異常に兆候があることを通知するので、車両のバッテリ7に異常な兆候がある場合であってもそのことをユーザに通知することが可能となる。
温度計測部10による計測温度が基準温度よりも高くなるほど1よりも小さくなる補正係数を端子電圧に乗算し、温度計測部10による計測温度が基準温度よりも低くなるほど1よりも大きくなる補正係数を端子電圧に乗算することで補正電圧を求めるので、任意の基準温度を基準として補正電圧を適切に求めることができる。
制御部15は、端子電圧と補正電圧との組み合わせに基づいてSoC1に出力する電圧を制限したり警告したりするので、現在の端子電圧と本来の端子電圧との組み合わせに応じて適切に電圧を制限したり警告したりすることができる。
(その他の実施形態)
バッテリ7の現在の端子電圧と補正電圧との組み合わせでSoC1に対する電圧の供給を制限したり警告したりしたが、端子電圧または補正電圧のみに基づいてSoC1に対する電圧の供給を制限したり警告したりしても良い。
バッテリ7の異常をユーザに警告する方法としてはLEDの点灯に限定されることなく警報音や音声を発したり、車載のディスプレイに表示したりしても良い。
バッテリ7の現在の端子電圧と補正電圧との組み合わせでSoC1に対する電圧の供給を制限したり警告したりしたが、端子電圧または補正電圧のみに基づいてSoC1に対する電圧の供給を制限したり警告したりしても良い。
バッテリ7の異常をユーザに警告する方法としてはLEDの点灯に限定されることなく警報音や音声を発したり、車載のディスプレイに表示したりしても良い。
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1はSoC(集積回路装置)、3は給電装置、4はPMIC、7はバッテリ、10は温度計測部、14は計算部(電圧補正部)、15は制御部(出力制限部)である。
Claims (7)
- 車両のバッテリ(7)からの給電状態で複数の電圧を生成して集積回路装置(1)を構成する複数の機能回路(2a〜2d)に対して対応する電圧を供給する車載器の給電装置(3)であって、
前記バッテリの端子電圧を測定する電圧測定部(13)と、
前記端子電圧に基づいて前記バッテリに異常な兆候があると判断した場合は、少なくともユーザに前記バッテリの異常を通知する機能を有した特定の機能回路(2a)に電圧を供給する制限動作を実行する出力制限部(15)と、
を備えた車載器の給電装置。 - 周囲温度を計測する温度計測部(10)と、
前記温度計測部による計測温度に応じて前記端子電圧を補正した補正電圧を求める電圧補正部(14)と、を備え、
前記出力制限部は、前記端子電圧及び前記補正電圧の少なくとも一方に基づいて前記バッテリが正常か否かを判定する請求項1に記載の車載器の給電装置。 - 前記電圧補正部は、前記計測温度が基準温度よりも高くなるほど1よりも小さくなる補正係数を前記端子電圧に乗算し、前記計測温度が前記基準温度よりも低くなるほど1よりも大きい補正係数を前記端子電圧に乗算することで前記補正電圧を求める請求項2に記載の車載器の給電装置。
- 前記電圧補正部は、前記端子電圧及び前記補正電圧を、前記バッテリを安全に使用できる正常電圧範囲、正常電圧範囲の下限から放電終止電圧までの電圧範囲または正常電圧範囲の上限から充電上限電圧までの電圧範囲である注意電圧範囲、前記放電終止電圧よりも低い電圧範囲または前記充電上限電圧よりも高い異常電圧範囲に分類し、
前記出力制限部は、前記端子電圧と前記補正電圧との組み合わせに基づいて前記制限動作を実行する請求項1から3のいずれか一項に記載の車載器の給電装置。 - 前記出力制限部は、前記端子電圧が前記異常電圧範囲の場合は前記集積回路装置に対して全ての電圧の供給を停止することで起動停止する請求項4に記載の車載器の給電装置。
- 前記出力制限部は、前記端子電圧が前記正常電圧範囲の場合において、前記補正電圧が前記正常電圧範囲の場合は前記集積回路装置に対して全ての電圧を供給することで通常起動し、前記補正電圧が前記注意電圧範囲の場合は前記集積回路装置に対して全ての電圧を供給することで通常起動すると共に警告し、前記異常電圧範囲の場合は前記集積回路装置に対して電圧を制限して供給すると共に警告する請求項4または5に記載の車載器の給電装置。
- 前記出力制限部は、前記端子電圧が前記注意電圧範囲の場合において、前記補正電圧が前記正常電圧範囲または前記注意電圧範囲の場合は前記集積回路装置に対して電圧を制限して供給すると共に警告し、前記補正電圧が前記異常電圧範囲の場合は前記集積回路装置に対して全ての電圧の供給を停止することで起動停止する請求項4から6の何れか一項に記載の車載器の給電装置。
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