JP2020123054A - 情報処理装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】USBホストIFの一つに認証用USB機器を接続する装置において、別のユーザが、その装置を使用する場合に認証操作を行うための装置の再起動を不要とする。【解決手段】複数のUSBポートを有する情報処理装置(画像形成装置のコントローラユニット)であって、ユーザが情報処理装置にログインするために行われるユーザ認証用のUSB機器を接続する第1USBポートを有効にし、USB機器を用いたユーザ認証の成功後、第1USBポートの代わりに第1USBポートとは異なる第2USBポートを有効にし、情報処理装置にログインしたユーザの情報処理装置からのログアウト後に、第2USBポートの代わりに第1USBポートを再び有効にするようにUSBポートを切り替える。【選択図】図2
Description
本発明は、情報処理装置とその制御方法、及びプログラムに関するものである。
複数のUSBホストIFを備える画像形成装置において、USBホストコントローラを内蔵したCPUが有するUSBポートの数が画像形成装置に必要なUSBホストIF数より少ない場合、HUBデバイスを使って必要なUSBホストIF数を確保するのが一般的である。USBホストIFの一つに認証用USB機器を接続する画像形成装置では、認証用USB機器と、それ以外のUSBデバイスは排他制御でも良い。その場合、HUBデバイスを使うと、HUBデバイス以外にHUBデバイス周辺部品が必要となり、コントローラ基板の小型化や高密度化の妨げとなっていた。現在、一つのUSBポートを2つのUSBホストIFに切り替えて接続することが可能なUSB信号切替えデバイスが発売されている。更に、USBに限らず、このような切り替え機能をもつ信号切替えデバイスを使用する際の制御方法が提案されている。
しかしながら、上記特許文献に記載の技術では、装置の起動時に接触型メディアを使用した認証デバイスによる認証操作が完了すると、その認証データを装置内部の不揮発性メモリに記録する制御を行っていた。更に、認証デバイスを接続しているバスを別の装置側のバスへ切り替える制御を行っていた。そして、バスとは別に接触型メディアが認証デバイスに装着されているか否かを識別する信号を監視し、接触型メディアが認証デバイスから外されるとログオフするように制御していた。更に、バスの切り替えは装置の再起動により行っていた。そのため、別のユーザが、その装置を使用する場合、認証操作を行うため、装置の再起動が必要となり、その間、そのユーザは装置を使用できないという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点の少なくとも一つを解決することにある。
本発明の目的は、認証操作を行うための装置の再起動等を必要とすることなく、認証用のUSBポートを含む複数のUSBポートを効率良く利用できる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
複数のUSBポートを有する情報処理装置であって、
有効となるUSBポートを切り替える切替え手段と、
ユーザが前記情報処理装置にログインするために行われるユーザ認証用のUSB機器を接続する第1USBポートを有効にし、当該USB機器を用いたユーザ認証の成功後、前記第1USBポートの代わりに前記第1USBポートとは異なる第2USBポートを有効にし、前記情報処理装置にログインした前記ユーザの前記情報処理装置からのログアウト後に、前記第2USBポートの代わりに前記第1USBポートを再び有効にするように前記切替え手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
複数のUSBポートを有する情報処理装置であって、
有効となるUSBポートを切り替える切替え手段と、
ユーザが前記情報処理装置にログインするために行われるユーザ認証用のUSB機器を接続する第1USBポートを有効にし、当該USB機器を用いたユーザ認証の成功後、前記第1USBポートの代わりに前記第1USBポートとは異なる第2USBポートを有効にし、前記情報処理装置にログインした前記ユーザの前記情報処理装置からのログアウト後に、前記第2USBポートの代わりに前記第1USBポートを再び有効にするように前記切替え手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のUSBポートを有する情報処理装置において、認証操作を行うための装置の再起動等を必要とすることなく、認証用のUSBポートを含む複数のUSBポートを効率良く利用できるという効果がある。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。尚、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態1に係る画像形成装置の構成を説明するブロック図。
実施形態1に係るコントローラユニットの構成を説明するブロック図。
実施形態1に係る画像形成装置の制御部によるUSB信号切替え部の切替え制御処理を説明するフローチャート。
実施形態1に係るUSB信号切替え部の構成を模式的に示した図。
実施形態1に係る画像形成装置の操作部の表示部に表示される画面例を示す図。
実施形態1に係るUSB信号切替え部によるUSB信号の切り替えタイミングを説明する図。
実施形態2に係る画像形成装置の制御部によるUSB信号切替え部の切替え制御処理を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。さらに、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。ない、以下の実施形態では、画像形成装置を例に本発明に係る情報処理装置の実施形態を説明するが、本発明に係る情報処理装置は、このような画像形成装置に限定されるものでなく、例えば通信装置や情報端末などにも適用できる。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置100の構成を説明するブロック図である。
図1は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置100の構成を説明するブロック図である。
画像形成装置100は、コントローラユニット101、操作部102、スキャナ部103、プリント部104、HDD(大容量記憶装置)105を有している。コントローラユニット101は、画像形成装置100の制御全般を司る。コントローラユニット101の詳細は図2を参照して後述する。HDD105は、データを記憶する不揮発性の記憶装置である。尚、記憶装置としては、HDD以外の記憶装置(例えばSSD等)であってもよい。スキャナ部103は、原稿を読み取って、画像データを入力する。プリント部104は、スキャナ部103から入力された画像データに対し、後述するコントローラユニット101の画像処理部204(図2)で画像処理された画像データを印刷する。操作部102は、表示部を介してユーザに各種情報を提供するとともに、ボタン等を介してユーザから様々な指示を入力する。尚、操作部102の表示部はタッチパネル機能を有していてもよい。これら操作部102、スキャナ部103、プリント部104はバス107を介してコントローラユニット101と接続されている。HDD105は、バス106を介してコントローラユニット101と接続されている。
図2は、実施形態1に係るコントローラユニット101の構成を説明するブロック図である。
コントローラユニット101は、制御部201、RAM202、ROM203、画像処理部204、HDDIF制御部205を有している。更に、USB電源部206、過電流検出部207、過電流検出部208、USB信号切替え部209、USBメモリ用IF210、認証用USBカードリーダ用IF211を有する。認証用USBカードリーダ用IF211には、認証用のUSBカードリーダ212がUSBケーブル213を介して接続される。
制御部(CPU)201は、ROM203に格納されたプログラムに従って、画像形成装置100を制御する。また制御部201は、USBメモリ用IF210に接続されるUSBメモリ等のUSBデバイス(不図示)、認証用USBカードリーダ用IF211に接続されるカードリーダ212を制御する。更に制御部201は、過電流検出部207、過電流検出部208、USB信号切替え部209を制御する。RAM202は、制御部201がROM203に記憶されているプログラムに従って処理を行うときのワークメモリとして使用される。画像処理部204は、スキャナ部103から取り込んだ画像データに画像処理を行う。HDDIF制御部205は、バス107上のデータをバス106上のデータに変換するためのブリッジ回路としても機能している。RAM202、ROM203、画像処理部204、HDDIF制御部205は、バス107を介して制御部201と接続される。
USBメモリ用IF210、認証用USBカードリーダ用IF211は、USBデバイスを接続するためのUSBポートである。USBメモリ用IF210は、USBメモリ等のUSBデバイスを接続するためのUSBポートである。認証用USBカードリーダ用IF211は、カードリーダ212を接続するためのUSBホストIFである。USBメモリ用IF210は、USB信号214によりUSB信号切替え部209と接続される。USB信号214は、USBポートであるUSBメモリ用IF210に接続されたUSBデバイスからUSB信号切替え部209に向けてデータを送受信する信号線である。認証用USBカードリーダ用IF211は、USB信号215によりUSB信号切替え部209と接続される。USB信号215は、USBポートである認証用USBカードリーダ用IF211に接続されたUSBデバイスからUSB信号切替え部209に向けてデータを送受信する信号線である。
USB信号切替え部209は、USB切替え信号216、USB信号217により制御部201と接続される。USB信号切替え部209は、USB切替え信号216の論理(ハイレベルかロウレベル)により、USB信号217の接続先を、USB信号214、又は、USB信号215に切り替える。即ち、USB切替え信号216がハイレベルのときは、USB信号217がUSB信号214と接続され、USB切替え信号216がロウレベルのときは、USB信号217がUSB信号215と接続される。こうして制御部201は、USB切替え信号216を制御してUSBメモリ用IF210、又は、認証用USBカードリーダ用IF211に接続されたUSBデバイスと通信する。
過電流検出部207,208は、USB電源ライン218でUSB電源部206と接続されている。USB電源部206は、USBメモリ用IF210、認証用USBカードリーダ用IF211に接続されるUSB機器に供給する電力を出力する電源部である。過電流検出部207は、USBメモリ用IF210に接続されたUSB機器に電源ライン219を介して電力を供給する。更に、過電流検出部207は、USBメモリ用IF210に接続されたUSB機器が過剰に電流を消費する場合、接続されたUSB機器へ給電を遮断する機能を有する。過電流検出部207は、制御部201との間で、制御信号220と過電流検知信号221のやり取りを行う。制御部201が制御信号220をロウレベルにすると、過電流検出部207はUSBメモリ用IF210に電源ライン219を介して給電し、制御部201が制御信号220をハイレベルにすると、その給電を停止する。過電流検出部207は、USBメモリ用IF210に接続したUSB機器が過剰に電流を消費する場合、過過電流検知信号221をロウレベルにして、制御部201に過電流を検知したことを通知する。
過電流検出部208は、認証用USBカードリーダ用IF211に接続されたUSB機器(ここではカードリーダ212)に電源ライン222を介して電源を供給する。更に、過電流検出部208は、認証用USBカードリーダ用IF211に接続されたカードリーダ212が過剰に電流を消費する場合、接続されたカードリーダ212への給電を遮断する機能を有する。過電流検出部208は、制御部201との間で、制御信号223と過電流検知信号224とをやりとりする。制御部201が制御信号223をロウレベルにすると、過電流検出部208は認証用USBカードリーダ用IF211に電源ライン222を介して給電し、制御部201が制御信号223をハイレベルにすると、その給電を停止する。過電流検出部208は、認証用USBカードリーダ用IF211に接続されたカードリーダ212が過剰に電流を消費する場合、過電流検知信号224をロウレベルにして制御部201に過電流を検知したことを通知する。
認証用USBカードリーダ212は、ICカードによる認証用のUSBデバイスである。制御部201は、一定間隔でカードリーダ212にICカード情報の読み取りコマンドを送信する。カードリーダ212は、ICカード情報の読み取りコマンドを受信するとICカード情報の読み取り処理を行う。カードリーダ212のICカード情報の読み取り可能範囲内にICカードがある場合、カードリーダ212は、そのICカードから読み取ったデータを制御部201に送信する。一方、カードリーダ212のICカード情報の読み取り可能範囲内にICカードがない場合、ICカードから情報を読み取れないので、読み取り情報なしデータを制御部201に送信する。カードリーダ212は、USBケーブル213を介して認証用USBカードリーダ用IF211に接続される。
次に図3のフローチャートを説明する前に、図5を参照して操作部102の表示部に表示される画面について説明する。
図5は、実施形態1に係る画像形成装置100の操作部102の表示部501に表示される画面例を示す図である。
操作部102は、表示部501、テンキー部502、リセットキー503、スタートキー504を有している。表示部501には、画像形成装置100を操作するためのアイコンや各種メッセージが表示される。テンキー部502は、数字を入力するためのキーである。リセットキー503は、画像形成装置100の設定変更確定前に変更した設定を変更前の設定に戻すためのキーである。スタートキー504は、画像形成装置100にコピー実行指示を行うためのキーである。
図5(A)は、後述する図3のS303で制御部201が表示部501に表示する認証画面例を示す。認カードリーダ212にICカードがかざされ認証が成立するまで、画像形成装置100の表示部501は、図5(A)の表示を継続する。
図5(B)は、後述する図3のS309で制御部201が表示部501に表示する操作画面例を示す。ユーザが画像形成装置100を操作するために必要なコピーアイコン510、FAXアイコン511、USBメモリ保存読出アイコン512、ログオフアイコン513が表示される。
図5(C)は、後述する図3のS312で制御部201が表示部501に表示する画面例を示す。制御部201が、USBメモリ用IF210にUSBメモリが装着されたことを検出すると、制御部201は、USBメモリ取外しアイコン514を表示する。
図3は、実施形態1に係る画像形成装置100の制御部201によるUSB信号切替え部209の切替え制御処理を説明するフローチャートである。尚、この処理は、制御部201がROM203に格納されているプログラムを実行することにより達成される。
この処理は、画像形成装置100の起動時に開始される。S301で制御部201は、コントローラユニット101のシステム起動処理を行う。ユーザが画像形成装置100の不図示の主電源スイッチをオンにすると、不図示の電源部は、操作部102、スキャナ部103、プリント部104、HDD105、コントローラユニット101に給電する。給電を受けたコントローラユニット101の制御部201は、ROM203のプログラムに従いシステムの起動処理を行う。制御部201は、システム起動処理において、制御部201内部の不図示のUSBコントローラ、画像処理部204の不図示のレジスタ、並びに、HDDIF制御部205の不図示のレジスタの設定を行う。加えて制御部201は、USB切替え信号216をロウレベルにして、USB信号217をUSB信号215と接続する様にUSB信号切替え部209を制御する。これにより初期状態では、認証用USBカードリーダ用IF211がイネーブルとなる。
次にS302に進み制御部201は、認証用USBカードリーダ用IF211を介して認証用のUSBカードリーダ212との接続処理を行う。この接続処理を行うことで制御部201は、カードリーダ212と通信することが可能となる。次にS303に進み制御部201は、操作部102の表示部501に、例えば図5(A)に示す認証画面を表示する。
次にS304に進み制御部201は、カードリーダ212を介してICカードから認証情報を取得する。このとき制御部201は、一定間隔で、カードリーダ212にICカード認証情報の読み取りコマンドを送信する。カードリーダ212は、この読み取りコマンドを受信すると、ICカードからのデータ読み取りを行う。このとき、カードリーダ212の読み取り領域にICカードがなければ、カードリーダ212は、制御部201にICカードがないことを示すデータを送信する。またカードリーダ212の読み取り領域からICカードが外れている場合でも、カードリーダ212は、ICカードからのデータ読み取りができる場合もある。その場合、カードリーダ212が受信したデータは、データの一部が欠損している虞れがある。
次にS305に進み制御部201は、カードリーダ212から送信されたデータが認証情報か否か判定する。ここで制御部201が、カードリーダ212から送信されたデータが認証情報であると判定するとS306に処理を移行する。このとき制御部201は、カードリーダ212から受信したデータと、HDD105に記憶している認証データとを比較することで、認証情報を取得したか否かを判定する。尚、この判定方法はあくまでも一例であり、例えば、画像形成装置100の不図示のネットワークIFに接続されるネットワークケーブルを介して、ネットワークに接続している認証用サーバを使って認証情報か否かを判定する方法でも良い。またS305で制御部201が、カードリーダ212から受信したデータが認証情報でないと判定した場合はS304に処理を移行する。S305で制御部201が、カードリーダ212から受信したデータの一部がHDD105に記録されている認証データと異なる場合、制御部201は、表示部501にエラーメッセージ等を表示しても良い。そのメッセージは、再度、ICカードをカードリーダ212にかざす動作を促すものにする。
S306で制御部201は、ユーザが画像形成装置にログインするために行われるユーザ認証に成功したため、そのユーザの画像形成装置100へのログイン処理を行う。こうしてログインが完了するとS306で制御部201は、ログインするユーザが、画像形成装置100に予め設定している個人設定データを読み出し、表示部501に表示するユーザ向け表示データを生成する。次にS307に進み制御部201は、カードリーダ212を接続状態から切断状態に変更する切断処理を行う。次にS308に進み制御部201は、USB切替え信号216をハイレベルにして、USB信号切替え部209でのUSB信号217の接続をUSB信号215からUSB信号214に切替える処理を行う。これにより、USBメモリ用IF210がイネーブルとなる。加えて、制御部201は、制御信号223をハイレベルにして、認証用USBカードリーダ用IF211への電源供給を停止する。更に制御部201は、制御信号220をロウレベルにして、USBメモリ用IF210へ電源を供給する。このようにしてユーザ認証の成功後、認証用USBカードリーダ用IF211の代わりにUSBメモリ用IF210が有効になる。そしてS309に進み制御部201は、操作部102に、S306で生成した表示データを操作部102に送信して表示部501にユーザ向けの表示を行う。
次にS310に進み制御部201は、USBメモリ用IF210にUSBメモリ(不図示)が装着されたか否かを判定する。ここで制御部201が、USBメモリ用IF210にUSBメモリが装着されたと判定するとS311に処理を進め、USBメモリが装着されていないと判定した場合はS318に処理を進める。このとき制御部201は、USBメモリがUSBメモリ用IF210に装着されると、USB信号切替え部209からのUSB信号217の信号レベルが変化する。この信号レベルの変化を検知することで、USBメモリ用IF210へのUSBメモリ装着を検知する。
S311で制御部201は、USBメモリ用IF210に装着されたUSBメモリとの接続処理を行う。このとき制御部201は、USBメモリ用IF210に装着されたUSBメモリに対してリセットをかける。その後、制御部201は、通信速度の決定、USBメモリのデバイス情報の取得を行う。次にS312に進み制御部201は、表示部501に、例えば図5(C)に示すように、USBメモリ取外しアイコン514を表示する処理を行う。このUSBメモリ取外しアイコン514は、装着されているUSBメモリをUSBメモリ用IF210から安全に取り外すためにユーザが押下するアイコンである。
次にS313に進み制御部201は、表示部501のUSBメモリ保存読出アイコン357やコピーアイコン510等のアイコンの押下に従った処理を実行する。表示部501に表示されているアイコンが押下されない場合、制御部201はアイコンの押下を待つ。そしてS314に進み制御部201は、USBメモリ取外しアイコン514が押下されたか否かを判定する。S314で制御部201は、USBメモリ取外しアイコン514が押下されたと判定するとS315に処理を移行するが、そうでないときはS313の処理に戻す。S315で制御部201は、装着されているUSBメモリへの読み書き処理が終了しているか否かを判定し、USBメモリへの読み書き処理が終了していると判定したときはS316に処理を移行し、そうでないときはS315の処理を行う。
S316で制御部201は、装着されているUSBメモリを、接続状態から切断状態に変更する処理を行う。こうして制御部201は、装着されているUSBメモリのアンマウント処理を行う。そしてS317に進み制御部201は、S306で生成した表示データと同じデータを操作部102に送信して表示部501に操作画面を表示する。そしてS318に進み制御部201は、ユーザが画像形成装置100からログアウトしたか否かを判定する。ここでユーザがログアウトしたと判定するとS319に処理を進め、ユーザがログアウトしたと判定しなかった場合はS310に処理を移行する。尚、S318では、ユーザが表示部501に表示しているログオフアイコン513(図5)を押下すると、制御部201は、ユーザがログアウトしたと判定する。更に、一定時間、ユーザの操作が無かった場合、制御部201はユーザがログアウトしたと判定する。
S319で制御部201は、USB切替え信号216をロウレベルにして、USB信号切替え部209によるUSB信号217の接続を、USB信号214からUSB信号215に切替える処理を行う。これにより、認証用USBカードリーダ用IF211がイネーブルとなる。加えて制御部201は、制御信号220をハイレベルにして、USBメモリ用IF210への電源供給を停止する。更に制御部201は、制御信号223をロウレベルにして、認証用USBカードリーダ用IF211へ電源を供給する。そしてS320に進み制御部201は、カードリーダ212を切断状態から接続状態に変更する接続処理を行ってS303に処理を進める。このようにしてログインユーザが画像形成装置100からログアウトした後、USBメモリ用IF210の代わりに認証用USBカードリーダ用IF211が再び有効になる。尚、この図3のフローチャートで示す処理は、画像形成装置100の不図示の主電源スイッチをオフにすると終了する。
図4は、実施形態1に係るUSB信号切替え部209の構成を模式的に示した図である。
USB信号切替え部209は、インバータ403、スイッチ401、スイッチ402を有する。スイッチ401,402はともに、切替え信号がハイレベルであれば接続し、切替え信号がロウレベルであれば切断するように動作する。インバータ403は、USB切替え信号216を反転する。スイッチ401は信号の接続/切断を行うもので、USB切替え信号216がハイレベルのとき、USB信号217とUSB信号214とを接続する。またスイッチ401は、USB切替え信号216がロウレベルのとき、USB信号217とUSB信号214を切断する。スイッチ402は、USB切替え信号216がロウレベルのとき、USB信号217とUSB信号215を接続する。またスイッチ402は、USB切替え信号216がハイレベルのとき、USB信号217とUSB信号215を切断する。
図6は、実施形態1に係るUSB信号切替え部209によるUSB信号の切り替えタイミングを説明する図である。
図3のS301〜S307までの処理中を示すタイミングT1までは、制御部201は、USB切替え信号216をロウレベルにしている。更に制御部201は、制御信号223をロウレベル、制御信号220をハイレベルにする。これによりUSB信号切替え部209は、認証用USBカードリーダ用IF211へ電源を供給するとともに、USB信号217をUSB信号215に接続し、制御部201と認証用USBカードリーダ用IF211とが通信可能となる。
そしてS319までの処理中、即ち、タイミングT1からT2の間では、制御部201は、USB切替え信号216をハイレベルにして、USB信号切替え部209により、USB信号217をUSB信号214に接続する。更に、制御部201は、制御信号223をハイレベル、制御信号220をロウレベルにして、USBメモリ用IF210へ電源を供給する。これにより、USBメモリ用IF210に接続されたUSBメモリ等のUSBデバイスへのアクセスが可能になる。そしてタイミングT2以降、即ち、図3のS320以降のUSB信号切替えタイミングは、タイミングT1までのS307までの処理と同様に、制御部201と認証用USBカードリーダ用IF211とが通信可能となる。
以上説明したように実施形態1によれば、複数のUSBポートを有する画像形成装置において、ログインまでは認証用のUSBポートを有効にし、ユーザがログインした後は、認証用のUSBポートを無効にし、USBメモリ等のUSBデバイスを接続するUSBポートを有効にできる。そしてユーザがログアウトすると、自動的に認証用のUSBポートを有効にすることができる。これにより、認証操作を行うための装置の再起動等を必要とすることなく、認証用のUSBポートを含む複数のUSBポートを利用することができる。
[実施形態2]
上述の実施形態1では、ユーザがログアウトすることにより、USB信号を切り替える例を説明した。これに対して実施形態2では、ユーザがログアウトした後も、USBメモリ用IF210に装着されているUSBメモリへ読み書き処理を継続している場合の例を説明する。尚、実施形態2に係る画像形成装置100のハードウェア構成等は、前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
上述の実施形態1では、ユーザがログアウトすることにより、USB信号を切り替える例を説明した。これに対して実施形態2では、ユーザがログアウトした後も、USBメモリ用IF210に装着されているUSBメモリへ読み書き処理を継続している場合の例を説明する。尚、実施形態2に係る画像形成装置100のハードウェア構成等は、前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図7は、実施形態2に係る画像形成装置100の制御部201によるUSB信号切替え部209の切替え制御処理を説明するフローチャートである。尚、この処理は、制御部201がROM203に格納されているプログラムを実行することにより達成される。尚、図7において、前述の図3と同じ処理には同じ参照番号を付して、それらの説明を省略する。
S701で制御部201は、USBメモリ取外しアイコン514が押下されたか否かを判定する。ここで制御部201は、USBメモリ取外しアイコン514が押下されたと判定したときはS315に処理を移行する。一方、S701で制御部201は、USBメモリ取外しアイコン514が押下されていないと判定した場合はS702に処理を移行する。S702で制御部201は、ユーザがログアウトしたか否かを判定する。ここでユーザがログアウトしたと判定した場合はS703に処理を進め、そうでないときはS313に処理を進める。S702で制御部201は、ユーザが表示部501に表示しているログオフアイコン513を押下したと判定すると、制御部201は、ユーザがログアウトしたと判定する。更に、一定時間、ユーザ操作が無かった場合、制御部201は、ユーザがログアウトしたと判定する。
S703で制御部201は、装着されているUSBメモリへの読み書き処理が終了しているか否かを判定する。ここで、USBメモリへの読み書き処理が終了していると判定した場合はS704に処理を進め、そうでないときはS703の処理を行う。S704で制御部201は、USBメモリを接続状態から切断状態に変更する処理を行う。即ち、制御部201は、装着されているUSBメモリのアンマウント処理を行う。そしてS705に進み制御部201は、図3のS306で生成した表示データと同じデータを操作部102に送信し、表示部501に表示する処理を行う。
尚、実施形態2では、認証用デバイスとして認証用USBカードリーダ212を用いたが、指紋認証USBデバイス等、USBIFを有する認証用デバイスであれば何でも良い。またUSBメモリ用IF210には、USBメモリ以外にもUSBHDD、USBカードリーダ等が装着されてもよく、装着されるのはUSBメモリに限らない。
以上説明したように実施形態2によれば、上述の実施形態1に係る効果に加えて、ユーザがログアウトした後、装着されているUSBメモリへ読み書き処理が継続しているときは、USBメモリへ読み書き処理の終了を待って、USBメモリとの切断処理を行う。これにより、ユーザがログアウトすることにより、USBメモリの内容が壊されるのを防止できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
100…画像形成装置、102…操作部、101…コントローラユニット、201…制御部、209…USB信号切替え部、207,208…過電流検出部、210…USBメモリ用IF、211…認証用USBカードリーダ用IF
Claims (10)
- 複数のUSBポートを有する情報処理装置であって、
有効となるUSBポートを切り替える切替え手段と、
ユーザが前記情報処理装置にログインするために行われるユーザ認証用のUSB機器を接続する第1USBポートを有効にし、当該USB機器を用いたユーザ認証の成功後、前記第1USBポートの代わりに前記第1USBポートとは異なる第2USBポートを有効にし、前記情報処理装置にログインした前記ユーザの前記情報処理装置からのログアウト後に、前記第2USBポートの代わりに前記第1USBポートを再び有効にするように前記切替え手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記制御手段は、更に、前記ユーザがログアウトすると、前記第2USBポートに接続されたUSBデバイスへのアクセスが完了しているかどうか判定し、前記USBデバイスへのアクセスが完了している場合に前記第1USBポートを有効にするように前記切替え手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記制御手段は、前記ユーザがログアウトすると、前記第2USBポートに接続されたUSBデバイスへのアクセスが完了しているかどうか判定し、前記USBデバイスへのアクセスが完了していない場合、前記USBデバイスへのアクセスの完了を待って前記第1USBポートを有効にするように前記切替え手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記切替え手段は、
前記制御手段と前記複数のUSBポートとを接続する信号線の接続および切断を行う複数のスイッチを有し、
前記制御手段からの切り替え信号に応じて前記複数のスイッチの接続/切断を切り替えることにより、前記制御手段に接続される、有効となるUSBポートを切り替えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記USB機器は、認証用のICカードを読み取るカードリーダを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記USBデバイスは、USBメモリを含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 表示部を、更に有し、
前記制御手段は、前記第2USBポートに前記USBメモリが装着されると、USBメモリの取外しアイコンを前記表示部に表示することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記表示部はさらに、ユーザがログアウトを指示するためのボタンを表示することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 複数のUSBポートを有する情報処理装置を制御する制御方法であって、
有効となるUSBポートを切り替える切替え工程と、
ユーザが前記情報処理装置にログインするために行われるユーザ認証用のUSB機器を接続する第1USBポートを有効にし、当該USB機器を用いたユーザ認証の成功後、前記第1USBポートの代わりに前記第1USBポートとは異なる第2USBポートを有効にし、前記情報処理装置にログインした前記ユーザの前記情報処理装置からのログアウト後に、前記第2USBポートの代わりに前記第1USBポートを再び有効にするように前記切替え工程を制御する制御工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - コンピュータに、請求項9に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019013338A JP2020123054A (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 情報処理装置とその制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019013338A JP2020123054A (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 情報処理装置とその制御方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020123054A true JP2020123054A (ja) | 2020-08-13 |
Family
ID=71992699
Family Applications (1)
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JP2019013338A Pending JP2020123054A (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 情報処理装置とその制御方法、及びプログラム |
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JP (1) | JP2020123054A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112751244A (zh) * | 2021-01-07 | 2021-05-04 | 公牛集团股份有限公司 | 智能插座和用于智能插座的交互方法 |
-
2019
- 2019-01-29 JP JP2019013338A patent/JP2020123054A/ja active Pending
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