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JP2020120322A - 距離画像符号化装置およびそのプログラム、ならびに、距離画像復号装置およびそのプログラム - Google Patents

距離画像符号化装置およびそのプログラム、ならびに、距離画像復号装置およびそのプログラム Download PDF

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JP2020120322A JP2019011278A JP2019011278A JP2020120322A JP 2020120322 A JP2020120322 A JP 2020120322A JP 2019011278 A JP2019011278 A JP 2019011278A JP 2019011278 A JP2019011278 A JP 2019011278A JP 2020120322 A JP2020120322 A JP 2020120322A
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Abstract

【課題】距離画像を奥行範囲ごとに階層的に符号化することが可能な距離画像符号化装置を提供する。【解決手段】距離画像符号化装置1は、距離画像を荒く符号化し基本レイヤ符号化ストリームを生成する基本レイヤ符号化手段12と、量子化係数から復号画像を生成するローカル復号手段13と、距離画像と復号画像との差分を復号差分画像として生成する復号差分画像生成手段14と、予め設定された奥行範囲ごとに距離画像の領域を区分する領域区分手段11と、復号差分画像から奥行範囲ごとの画像を奥行別差分画像として生成する奥行別差分画像生成手段15と、奥行範囲ごとに奥行別差分画像を細かく符号化し拡張レイヤ符号化ストリームを生成する拡張レイヤ符号化手段16と、基本レイヤ符号化ストリームと奥行範囲ごとの拡張レイヤ符号化ストリームとを結合するストリーム結合手段17と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、距離画像を符号化する距離画像符号化装置およびそのプログラム、ならびに、符号化された距離画像を復号する距離画像復号装置およびそのプログラムに関する。
現在、立体画像(多視点画像)を伝送するにあたり、撮影画像と撮影位置(視点位置)からの奥行情報を示す距離画像(デプスマップ)とを、あわせて伝送する方式が検討されている。国際標準においては、多視点画像と距離画像とを符号化し、復号側で任意の視点画像を生成する3D−AVC、3D−HEVC等の符号化方式が決められている(非特許文献1,2参照)。
従来、距離画像の符号化は、基本的に、動き補償をベースとした撮影画像の符号化方式をそのまま適用している。また、撮影画像の符号化方式を適用しつつ、撮影画像と距離画像との統計的性質の違い、例えば、撮影画像の方が距離画像より高周波成分が多い等に着目して、撮影画像と距離画像とで量子化のパラメータを変えて符号化する手法(非特許文献3参照)や、画質に影響する領域境界の距離画像の圧縮を抑える手法(非特許文献4参照)が開示されている。
また、撮影画像の符号化方式には、伝送路や受信装置(復号装置)の仕様により、階層的に圧縮効率を変えて符号化を行う手法が存在する(特許文献1,2、非特許文献5参照)。
特開2004−350072号公報 特開2007−266748号公報
志水、「デプスマップを用いた三次元映像符号化の国際標準化動向」、情報処理学会研究報告、Vol.2013-AVM-82、No.11、pp.1-6(2013). 妹尾,山本,大井,栗田、「MPEG多視点映像符号化の標準化活動」、情報通信研究機構季報、Vol.56、Nos.1/2、pp.79-90(2010). Saldanha, Sanchez, Marcon, Agostini, "Block-level fast coding scheme for depth maps in three-dimensional high efficiency video coding", Journal of Electronic Imaging, Vol.27(1), 64,010502-1-4(2018). Oh, Vetro, Ho, "Depth Coding Using a Boundary Reconstruction Filter for 3-D Video Systems", IEEE TRANSACTIONS ON CIRCUITS AND SYSTEMS FOR VIDEO TECHNOLOGY, Vol.21, No.3, pp.350-359(2011). 筑波,永吉,花村,富永、「独立階層による空間スケーラブル符号化方式に関する検討」、情報処理学会研究報告、Vol.2004-AVM-45、pp.29-34(2004).
従来の距離画像の符号化方式は、基本的に撮影画像の符号化方式をそのまま適用している。そのため、伝送路の帯域、受信装置の性能等の制限による符号化データの圧縮を考慮した場合、撮影画像を階層的に符号化するとともに、距離画像も同様に階層的に符号化する必要がある。
しかし、従来の階層化手法をそのまま距離画像に適用すると、奥行きに関係なく距離画像を単に空間的に階層化することになる。
また、人の奥行感度は、視点からの距離が近い領域については感度が高く、視点からの距離が遠い領域については感度が低いことが知られている(以下の参考文献)。
(参考文献)長田、「視覚の奥行距離情報とその奥行感度」、一般社団法人映像情報メディア学会、テレビジョン、Vol.31、No.8、pp.649-655(1977)
そのため、距離画像を単に空間的に階層化しただけでは、伝送路の帯域が狭い場合、受信装置の性能が低い場合等、すべての階層が復号されない再生画像において、視点からの距離が近い領域で画質の劣化が目立ってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、距離画像を奥行範囲ごとに階層的に符号化/復号することが可能な距離画像符号化装置およびそのプログラム、ならびに、距離画像復号装置およびそのプログラムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る距離画像符号化装置は、被写体の奥行情報を示す距離画像を符号化する距離画像符号化装置であって、基本レイヤ符号化手段と、ローカル復号手段と、復号差分画像生成手段と、領域区分手段と、奥行別差分画像生成手段と、拡張レイヤ符号化手段と、ストリーム結合手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、距離画像符号化装置は、基本レイヤ符号化手段によって、距離画像を周波数成分に変換して第1量子化ステップで量子化し、量子化係数を可変長符号化することで基本レイヤ符号化ストリームを生成する。なお、この第1量子化ステップは、後記する基本レイヤ符号化手段の第2量子化ステップよりも値を大きくすることで、基本レイヤ符号化手段は、距離画像の諧調のレベルを荒く量子化して符号化する。
そして、距離画像符号化装置は、ローカル復号手段によって、量子化係数を逆量子化し、周波数成分を逆変換することで、復号側で復号される距離画像の復号画像を再現する。
さらに、距離画像符号化装置は、復号差分画像生成手段によって、距離画像と復号画像との差分を復号差分画像として生成する。
また、距離画像符号化装置は、領域区分手段によって、予め設定された奥行範囲ごとに、距離画像の領域を区分する。
そして、距離画像符号化装置は、奥行別差分画像生成手段によって、復号差分画像から、領域区分手段で区分された領域ごとの画像を奥行別差分画像として生成する。
そして、距離画像符号化装置は、拡張レイヤ符号化手段によって、奥行範囲ごとに、対応する奥行別差分画像を周波数成分に変換して第1量子化ステップよりも小さい第2量子化ステップで量子化し、量子化係数を可変長符号化することで拡張レイヤ符号化ストリームを生成する。なお、この第2量子化ステップは基本レイヤ符号化手段の第1量子化ステップよりも値が小さいため、拡張レイヤ符号化手段は、奥行別差分画像の諧調のレベルを細かく量子化して符号化することができる。
そして、距離画像符号化装置は、ストリーム結合手段によって、基本レイヤ符号化ストリームと、奥行範囲ごとの拡張レイヤ符号化ストリームとを結合して、距離画像の符号化ストリームを生成する。
これによって、距離画像を荒く符号化した基本レイヤ符号化ストリームと、荒く符号化した距離画像と元の距離画像との差分を細かく符号化した奥行範囲ごとの複数の拡張レイヤ符号化ストリームとによって、奥行範囲ごとに階層的に符号化したストリームが生成されることになる。
なお、距離画像符号化装置は、コンピュータを、前記した各手段として機能させるためのプログラムで動作させることができる。
また、前記課題を解決するため、本発明に係る距離画像復号装置は、第1量子化ステップで被写体の奥行情報を示す距離画像を符号化した基本レイヤ符号化ストリームと、前記基本レイヤ符号化ストリームとして符号化された距離画像と元の距離画像との差分を第1量子化ステップよりも小さい第2量子化ステップで符号化した奥行範囲ごとの複数の拡張レイヤ符号化ストリームとを連結した符号化ストリームを復号する距離画像復号装置であって、ストリーム分離手段と、基本レイヤ復号手段と、拡張レイヤ復号手段と、画像合成手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、距離画像復号装置は、ストリーム分離手段によって、符号化ストリームを、基本レイヤ符号化ストリームと複数の拡張レイヤ符号化ストリームとに分離する。
そして、距離画像復号装置は、基本レイヤ復号手段によって、基本レイヤ符号化ストリームを、符号化側と同じ値の大きい第1量子化ステップを用いて復号し、基本レイヤ復号画像を生成する。これによって、諧調のレベルが大まかな距離画像が生成されることになる。
また、距離画像復号装置は、拡張レイヤ復号手段によって、複数の拡張レイヤ符号化ストリームを、符号化側と同じ小さい第2量子化ステップを用いて復号し、複数の拡張レイヤ復号画像を生成する。これによって、基本レイヤ符号化ストリームとして符号化された距離画像と元の距離画像との差分が細かい諧調のレベルまで精度よく再現されることになる。
そして、距離画像復号装置は、画像合成手段によって、基本レイヤ復号画像と複数の拡張レイヤ復号画像とを合成し、符号化ストリームを復号した距離画像を生成する。
これによって、距離画像復号装置は、階層的に符号化ストリームを復号することができる。
なお、距離画像復号装置は、コンピュータを、前記した各手段として機能させるためのプログラムで動作させることができる。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
本発明によれば、距離画像を奥行範囲ごとに階層的に符号化/復号することができる。これによって、本発明は、伝送路の帯域に応じて階層数を限定したり、距離画像復号装置のCPUパワー等の性能に応じて奥行範囲に優先順位を付けて復号することが可能な符号化ストリームを生成することができる。
本発明の実施形態に係る距離画像符号化装置の構成を示すブロック構成図である。 距離画像を説明するための説明図であって、(a)はカメラ(3眼カメラ)と被写体との配置を示す斜視図、(b)は撮影画像、(c)は距離画像を示す。 奥行範囲の閾値を説明するための説明図である。 (a)〜(c)は奥行範囲ごとのマスクデータを示す図である。 本発明の実施形態に係る距離画像符号化装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る距離画像復号装置の構成を示すブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る距離画像復号装置の動作を示すフローチャートである。 奥行範囲の他の閾値を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〔距離画像符号化装置の構成〕
図1を参照して、本発明の実施形態に係る距離画像符号化装置1の構成について説明する。
距離画像符号化装置1は、被写体の奥行情報を示す距離画像(デプスマップ)を、奥行きに応じて階層的に符号化するものである。
距離画像は、被写体を撮影した被写体空間における視点位置から被写体までの距離を、画素ごとに予め定めた奥行最小値から奥行最大値までの範囲に割り当てた画素値で表した画像である。なお、被写体を撮影した撮影画像が静止画像であれば、距離画像は1枚の画像である。また、撮影画像が動画像であれば、距離画像も撮影画像のフレームに対応した画像となる。
ここで、図2を参照して、距離画像の例について説明する。
図2(a)に示すように、距離画像は、被写体空間上の被写体(ここでは、O〜O)をカメラ(3眼カメラ)Cで撮影した画像のうち2枚の画像(ステレオ画像)の視差に応じて画素ごとに画素値を割り当てることで生成することができる。
カメラCは、左眼カメラCと中央カメラCと右眼カメラCとを備え、それぞれを水平方向に等間隔に配置して構成している。
中央カメラCは、撮影画像として被写体を撮影するカメラである。
左眼カメラCおよび右眼カメラCは、視差を求めるための画像を撮影するカメラである。
図2(b)は、図2(a)において中央カメラCで撮影した撮影画像Pを示している。距離画像は、左眼カメラCで撮影した撮影画像(不図示)と、右眼カメラCで撮影した撮影画像(不図示)とでマッチングを行い、対応する画素の水平方向の距離に応じた視差に対応する画素値を撮影画像Pの画素位置に割り当てたものである。
例えば、図2(b)の撮影画像Pに対応する奥行情報は、図2(c)のグレー画像で表される距離画像Dとなる。
ここでは、距離画像Dは、視点位置に近いほど白く、視点位置から遠いほど黒く表示している。例えば、距離画像の諧調を256階調としたとき、距離画像は、奥行最小値を“0”、奥行最大値を“255”とする。
なお、ここでは、距離画像をカメラCで撮影したステレオ画像から生成したものとしたが、投射したレーザの往復時間から距離を測定する距離画像センサ等、一般的な手法によって取得したものでもよい。
図1に戻って、距離画像符号化装置1の構成について説明を続ける。
図1に示すように、距離画像符号化装置1は、閾値設定手段10と、領域区分手段11と、基本レイヤ符号化手段12と、ローカル復号手段13と、復号差分画像生成手段14と、奥行別差分画像生成手段15と、拡張レイヤ符号化手段16と、ストリーム結合手段17と、を備える。
閾値設定手段10は、距離画像の奥行きを階層的に区分するための閾値を設定するものである。閾値は、距離画像を奥行範囲ごとに区分した奥行階層の境界を示す奥行値である。なお、ここでは、奥行階層数を“4”として説明するが、少なくとも“2”以上であればよい。
この閾値設定手段10は、距離画像において、最も小さい奥行値を探索し、その奥行値に予め定めた値を加算した奥行値を、第1の閾値Tと設定する。
これによって、視点位置(奥行最小値)からの距離が最も近い被写体を含んだ奥行範囲を特定することができる。
また、閾値設定手段10は、閾値Tから奥行最大値まで範囲を、予め定めた奥行階層数(ここでは、“4”)から“1”を減算した数で等分して、第2以降の閾値を設定する。
すなわち、閾値設定手段10は、閾値Tを設定後、以下の式(1)により、閾値T(iは2以上奥行階層数未満の整数)を設定する。なお、Dmaxは奥行最大値を示し、nは奥行階層数を示す。
これによって、図3に示すように、奥行最小値から閾値Tまでの奥行範囲を第1階層L、閾値Tから閾値Tまでの奥行範囲を第2階層L、閾値Tから閾値Tまでの奥行範囲を第3階層L、閾値Tから奥行最大値までの奥行範囲を第4階層Lとして、距離画像を階層的に区分することができる。このとき、第1階層Lの閾値間の距離はd(=T)、第2階層L〜第4階層Lのそれぞれの閾値間の距離はすべてd(=(Dmax−T)/3)となる。
閾値設定手段10は、設定した閾値(T〜T)を領域区分手段11に出力する。
なお、入力される距離画像が動画像に対応した連続したフレームで構成されている場合、閾値設定手段10は、フレームごとに閾値を設定することとしてもよいし、最初のフレームだけで閾値を設定することとしてもよい。
また、最も直近に配置される被写体までの距離が既知であれば、閾値設定手段10は、外部から、閾値Tを入力することとしてもよい。
領域区分手段11は、設定された閾値で特定される奥行範囲ごとに、距離画像の領域を区分するものである。
この領域区分手段11は、奥行範囲ごとに、距離画像の対応する奥行値を有する画素の集合を、奥行範囲に対応する領域を示す領域情報とする。
ここでは、領域区分手段11は、奥行範囲ごとの領域情報をマスクデータとして生成する。具体的には、領域区分手段11は、奥行範囲ごとに、距離画像の画素値が奥行範囲に含まれる画素の画素値を“1”、それ以外の画素値を“0”としてマスクデータを生成する。なお、2つの奥行範囲を区分する閾値はいずれか一方の奥行範囲に含ませることとする。
例えば、図2に示すように被写体O〜Oに対する距離画像が図2(c)の距離画像Dであって、図3に示すように被写体O〜Oが、第1階層L〜第3階層Lのそれぞれの奥行範囲に存在していたとする。
この場合、領域区分手段11は、第1階層Lについては、距離画像Dにおいて、奥行最小値以上、閾値T未満の奥行範囲の画素の画素値を“1”、それ以外の画素値を“0”として、図4(a)に示すマスクデータMを生成する。
また、領域区分手段11は、第2階層Lについては、距離画像Dにおいて、閾値T以上、閾値T未満の奥行範囲の画素の画素値を“1”、それ以外の画素値を“0”として、図4(b)に示すマスクデータMを生成する。
また、領域区分手段11は、第3階層Lについては、距離画像Dにおいて、閾値T以上、閾値T未満の奥行範囲の画素の画素値を“1”、それ以外の画素値を“0”として、図4(c)に示すマスクデータMを生成する。
なお、領域区分手段11は、第4階層Lについては、距離画像Dにおいて、閾値T以上、奥行最大値以下の奥行範囲の画素の画素値を“1”、それ以外の画素値を“0”としてマスクデータ(不図示)を生成する。
これによって、領域区分手段11は、閾値で特定される奥行範囲ごとに、距離画像の領域を区分することができる。
領域区分手段11は、生成した領域情報(マスクデータ)を奥行別差分画像生成手段15に出力する。ここでは、領域区分手段11は、視点位置からの距離が近い順に、それぞれの奥行範囲の領域情報を、奥行別差分画像生成手段15A,15B,15C,15Dに出力する。
基本レイヤ符号化手段12は、距離画像を周波数成分に変換して量子化し、量子化係数を可変長符号化することで基本レイヤの符号化ストリーム(基本レイヤ符号化ストリーム)を生成するものである。
ここで、基本レイヤは、距離画像全体を符号化対象とする階層を示す。また、後記する拡張レイヤは、距離画像を奥行範囲ごとに符号化対象とする階層(奥行階層)を示す。
なお、基本レイヤ符号化手段12は、拡張レイヤ符号化手段16よりも大きい量子化ステップ(第1量子化ステップ)で、諧調のレベルを荒くして距離画像の量子化を行う。
基本レイヤ符号化手段12は、直交変換手段120と、量子化手段121と、可変長符号化手段122と、を備える。
直交変換手段120は、距離画像を所定の大きさのブロック(例えば、8×8画素)ごとに直交変換し、周波数成分に変換するものである。この直交変換は、例えば、離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)である。直交変換手段120は、算出した周波数成分である変換係数を量子化手段121に出力する。
量子化手段121は、直交変換手段31が算出した周波数成分である変換係数を、予め設定した量子化ステップ(第1量子化ステップ)で量子化するものである。この量子化ステップは、変換係数を離散化するときの刻み幅(量子化幅)であって、拡張レイヤ符号化手段16で用いる量子化ステップよりも大きい値とする。なお、この量子化ステップは、予め設定された値であってもよいし、外部から量子化パラメータで指定される値であってもよい。
量子化手段121は、変換係数を量子化ステップのサイズで除算し、整数値に丸めることで、量子化係数を生成する。
量子化手段121は、量子化した変換係数(量子化係数)を、可変長符号化手段122およびローカル復号手段13に出力する。
可変長符号化手段122は、量子化手段121で生成された量子化係数を、可変長符号化して、ストリームデータ(基本レイヤ符号化ストリーム)を生成するものである。なお、可変長符号化手段122における可変長符号化は、ハフマン符号化、算術符号化等、一般的な方式を用いればよい。
可変長符号化手段122は、生成した基本レイヤ符号化ストリームをストリーム結合手段17に出力する。
ローカル復号手段13は、基本レイヤ符号化手段12で生成された量子化係数を逆量子化し、周波数成分を逆変換することで距離画像を復号した復号画像を生成するものである。この復号画像は、復号側(動画像復号装置)で、基本レイヤの距離画像として復号される画像を、符号化側(距離画像符号化装置)でローカルに再現した画像である。
ローカル復号手段13は、逆量子化手段130と、逆直交変換手段131と、を備える。
逆量子化手段130は、基本レイヤ符号化手段12の量子化手段121が量子化した量子化係数に対して、量子化手段121で行った処理の逆の処理である逆量子化を行うものである。すなわち、逆量子化手段130は、量子化係数に量子化ステップのサイズを乗算することで、周波数成分である変換係数を生成する。
逆量子化手段130は、逆量子化後の変換係数を、逆直交変換手段131に出力する。
逆直交変換手段131は、逆量子化手段130が逆量子化した変換係数に対して、基本レイヤ符号化手段12の直交変換手段120で行った処理の逆の処理である逆直交変換(例えば、逆離散コサイン変換)を行うものである。この逆直交変換手段131で変換されたブロックごとの画像によって、復号側(動画像復号装置)で基本レイヤの距離画像として復号される画像(復号画像)を再現することができる。
逆直交変換手段131は、生成した復号画像を復号差分画像生成手段14に出力する。
復号差分画像生成手段14は、符号化対象である元の距離画像と、ローカル復号手段13で復号された復号画像との差分を復号差分画像として生成するものである。
この復号差分画像生成手段14は、距離画像から復号画像を減算することで、符号化対象である元の距離画像と、基本レイヤで符号化される距離画像との差分を生成する。
復号差分画像生成手段14は、生成した復号差分画像を奥行別差分画像生成手段15(15A,15B,15C,15D)に出力する。
奥行別差分画像生成手段15は、復号差分画像生成手段14で生成された復号差分画像から、領域区分手段11で区分された領域ごとの画像を奥行別差分画像として生成するものである。
ここでは、奥行別差分画像生成手段15を、奥行範囲ごとに、拡張レイヤ数(奥行階層数)に応じた複数の奥行別差分画像生成手段15A,15B,15C,15Dで構成している。
奥行別差分画像生成手段15Aは、復号差分画像のうちで、領域区分手段11で区分された視点位置からの距離が最も近い奥行範囲の領域を、奥行別差分画像として生成するものである。
奥行別差分画像生成手段15Bは、復号差分画像のうちで、領域区分手段11で区分された視点位置からの距離が2番目に近い奥行範囲の領域を、奥行別差分画像として生成するものである。
同様に、奥行別差分画像生成手段15C,15Dは、それぞれ復号差分画像のうちで、領域区分手段11で区分された視点位置からの距離が3番目,4番目に近い奥行範囲の領域を、奥行別差分画像として生成するものである。
なお、奥行別差分画像生成手段15A〜15Dは、復号差分画像から、所定の奥行範囲の領域の奥行別差分画像を生成する点で同じ処理を行う。
具体的には、奥行別差分画像生成手段15A〜15Dは、それぞれ、復号差分画像生成手段14で生成された復号差分画像に、領域区分手段11から出力される領域情報であるマスクデータを乗算することで、奥行範囲ごとの奥行別差分画像を生成する。
奥行別差分画像生成手段15は、生成した奥行範囲ごとの奥行別差分画像を拡張レイヤ符号化手段16に出力する。
拡張レイヤ符号化手段16は、奥行別差分画像生成手段15で生成された奥行別差分画像を周波数成分に変換して基本レイヤ符号化手段12よりも小さい量子化ステップ(第2量子化ステップ)で量子化し、量子化係数を可変長符号化することで拡張レイヤの符号化ストリーム(拡張レイヤ符号化ストリーム)を生成するものである。
ここでは、拡張レイヤ符号化手段16を、奥行範囲ごとに、拡張レイヤ数に応じた複数の拡張レイヤ符号化手段16A,16B,16C,16Dで構成している。
拡張レイヤ符号化手段16Aは、奥行別差分画像生成手段15(15A)で生成される視点位置からの距離が最も近い奥行範囲の奥行別差分画像を符号化するものである。
拡張レイヤ符号化手段16Bは、奥行別差分画像生成手段15(15B)で生成される視点位置からの距離が2番目に近い奥行範囲の奥行別差分画像を符号化するものである。
同様に、拡張レイヤ符号化手段16C,16Dは、それぞれ奥行別差分画像生成手段15(15C,15D)で生成される視点位置からの距離が3番目,4番目に近い奥行範囲の奥行別差分画像を符号化するものである。
なお、拡張レイヤ符号化手段16A〜16Dは、奥行別差分画像を符号化する点で同じ処理を行う。
拡張レイヤ符号化手段16A〜16Dは、同じ構成であるため、ここでは、拡張レイヤ符号化手段16Aの構成を例に説明する。
拡張レイヤ符号化手段16Aは、直交変換手段160と、量子化手段161と、可変長符号化手段162と、を備える。
直交変換手段160は、奥行別差分画像を所定の大きさのブロックごとに直交変換し、周波数成分に変換するものである。この直交変換は、例えば、離散コサイン変換(DCT)である。直交変換手段160は、算出した周波数成分である変換係数を量子化手段161に出力する。
量子化手段161は、直交変換手段160が算出した周波数成分である変換係数を、予め設定した量子化ステップ(第2量子化ステップ)で量子化するものである。量子化手段161は、基本レイヤ符号化手段12で用いる量子化ステップよりも小さい値の量子化ステップで諧調のレベルを細かくして量子化する。
量子化手段161は、量子化した変換係数(量子化係数)を、可変長符号化手段162に出力する。
可変長符号化手段162は、量子化手段161で生成された量子化係数を、可変長符号化して、ストリームデータ(拡張レイヤ符号化ストリーム)を生成するものである。
可変長符号化手段162は、生成した拡張レイヤ符号化ストリームをストリーム結合手段17に出力する。
このように、拡張レイヤ符号化手段16A〜16Dは、それぞれ奥行範囲ごとに奥行別差分画像を符号化し、符号化した拡張レイヤ符号化ストリームをストリーム結合手段17に出力する。
ストリーム結合手段17は、基本レイヤ符号化手段12で生成された基本レイヤ符号化ストリームと、拡張レイヤ符号化手段16で生成された奥行範囲ごとの拡張レイヤ符号化ストリームとを結合するものである。
このストリーム結合手段17は、基本レイヤ符号化ストリームと奥行範囲ごとの拡張レイヤ符号化ストリームとを連結する。このとき、ストリーム結合手段17は、基本レイヤ符号化ストリームの次に拡張レイヤ符号化ストリームを連結する。また、ストリーム結合手段17は、複数の拡張レイヤ符号化ストリームについては、視点位置に近い奥行範囲の拡張レイヤ符号化ストリームほど前にして連結を行う。ここでは、ストリーム結合手段17は、拡張レイヤ符号化手段16A,16B,16C,16Dの順に、生成した拡張レイヤ符号化ストリームを基本レイヤ符号化ストリームに連結する。これによって、復号側では、基本レイヤ符号化ストリームの次に、優先度の高い拡張レイヤ符号化ストリームを復号することができる。
さらに、ストリーム結合手段17は、レイヤの構成(例えば、拡張レイヤ〔奥行階層〕の数)、距離画像の大きさ(水平画素数、垂直画素数)、基本レイヤ符号化ストリームのデータ長、各拡張レイヤ符号化ストリームのデータ長等のストリームの構成情報をヘッダ情報として生成する。
そして、ストリーム結合手段17は、基本レイヤ符号化ストリームと奥行範囲ごとの拡張レイヤ符号化ストリームとを連結したストリームに、ヘッダ情報を付加して、符号化ストリームを生成する。
なお、入力される距離画像が動画像に対応した連続したフレームで構成される場合、ストリーム結合手段17は、フレーム数だけ符号化ストリームを連続させて出力する。
以上説明したように距離画像符号化装置1を構成することで、距離画像符号化装置1は、距離画像全体を荒く量子化して符号化した基本レイヤ符号化ストリームと、距離画像を奥行範囲ごとに細かく量子化した符号化ストリームとによって、距離画像を階層的に符号化することができる。
これによって、符号化ストリームを復号する距離画像復号装置では、CPUパワー等の性能に応じて、基本レイヤと視点位置からの距離が最も近い拡張レイヤのみを復号する等、階層的に距離画像を復号することができる。
また、符号化ストリームは階層的に符号化されているため、伝送路上の帯域に応じて、優先度の低いレイヤの伝送を行わないようにすることができる。この場合でも、視点位置に近い奥行範囲のレイヤは、伝送対象となるため、復号装置において、精度よく奥行きを再現することができる。
なお、距離画像符号化装置1は、コンピュータを、前記した各手段として機能させるためのプログラム(距離画像符号化プログラム)で動作させることができる。
〔距離画像符号化装置の動作〕
次に、図5を参照(構成については、適宜図1参照)して、本発明の実施形態に係る距離画像符号化装置1の動作について説明する。なお、ここでは、距離画像は、動画像に対応した連続したフレームで構成されているものとする。
ステップS1において、閾値設定手段10は、距離画像の奥行きを階層的に区分するための閾値を設定する。この閾値によって、距離画像を、奥行最小値から奥行最大値までの範囲で、閾値を境界とする奥行範囲ごとに階層化することができる。
ステップS2において、領域区分手段11は、ステップS1で設定された閾値で特定される奥行範囲ごとに、距離画像の領域を区分する。ここでは、領域区分手段11は、奥行範囲ごとの領域情報をマスクデータとして生成する。
ステップS3において、基本レイヤ符号化手段12は、基本レイヤとして、距離画像全体を符号化する。このステップS3では、基本レイヤ符号化手段12は、直交変換手段120によって、距離画像を所定の大きさのブロックごとに直交変換(DCT変換)し、周波数成分である変換係数を生成する。そして、基本レイヤ符号化手段12は、量子化手段121によって、拡張レイヤよりも大きい量子化ステップで変換係数を量子化し、量子化係数を生成する。そして、基本レイヤ符号化手段12は、可変長符号化手段122によって、量子化係数を可変長符号化し、ストリームデータ(基本レイヤ符号化ストリーム)を生成する。
ステップS4において、ローカル復号手段13は、ステップS3で量子化によって生成された量子化係数から、基本レイヤ符号化手段12で符号化した距離画像を復号した復号画像を生成する。このステップS4では、ローカル復号手段13は、逆量子化手段130によって、量子化手段121で生成された量子化係数を逆量子化し、周波数成分である変換係数を生成する。そして、ローカル復号手段13は、逆直交変換手段131によって、変換係数を逆直交変換し、復号画像を生成する。
ステップS5において、復号差分画像生成手段14は、符号化対象である元の距離画像と、ステップS4で生成された復号画像との差分を復号差分画像として生成する。
ステップS6において、奥行別差分画像生成手段15は、ステップS5で生成された復号差分画像から、ステップS2で区分された奥行範囲ごとの領域の画像を奥行別差分画像として生成する。ここでは、奥行別差分画像生成手段15は、ステップS5で生成された復号差分画像に、ステップS2で生成された奥行範囲ごとのマスクデータを乗算することで、奥行範囲ごとの奥行別差分画像を生成する。
ステップS7において、拡張レイヤ符号化手段16は、拡張レイヤとして、ステップS6で生成された奥行別差分画像を奥行範囲ごとに符号化する。このステップS7では、拡張レイヤ符号化手段16は、ステップS3と同様の符号化処理によって、奥行別差分画像を符号化し、ストリームデータ(拡張レイヤ符号化ストリーム)を生成する。なお、拡張レイヤ符号化手段16の符号化処理内における量子化は、ステップS3の基本レイヤ符号化手段12における量子化よりも量子化ステップの値を小さくして行う。
ステップS8において、ストリーム結合手段17は、ステップS3で生成した基本レイヤ符号化ストリームと、ステップS7で生成された奥行範囲ごとの拡張レイヤ符号化ストリームとを結合して、符号化ストリームを生成する。
ここで、次フレームがさらに入力される場合(ステップS9でYes)、距離画像符号化装置1は、ステップS2に戻って動作を続ける。
一方、入力が終了した場合(ステップS9でNo)、距離画像符号化装置1は、動作を終了する。なお、距離画像が、静止画像の撮影画像に対応した画像の場合、ステップS9の動作は省略することができる。
〔距離画像復号装置の構成〕
次に、図6を参照して、本発明の実施形態に係る距離画像復号装置2の構成について説明する。
距離画像復号装置2は、距離画像符号化装置1(図1)で符号化された距離画像の符号化ストリームを復号するものである。
図6に示すように、距離画像復号装置2は、ストリーム分離手段20と、基本レイヤ復号手段21と、拡張レイヤ復号手段22と、画像合成手段23と、を備える。
ストリーム分離手段20は、符号化ストリームを、基本レイヤ符号化ストリームと、複数の拡張レイヤ符号化ストリームとに分離するものである。
このストリーム分離手段20は、符号化ストリームのヘッダ情報を参照して、符号化ストリームから、基本レイヤ符号化ストリームと、複数の拡張レイヤ符号化ストリームとを分離して抽出する。
ストリーム分離手段20は、分離した基本レイヤ符号化ストリームを基本レイヤ復号手段21に出力する。また、ストリーム分離手段20は、分離した拡張レイヤ符号化ストリームを拡張レイヤ復号手段22に出力する。ここでは、ストリーム分離手段20は、複数の拡張レイヤ符号化ストリームを、入力した順、すなわち、優先度の高い(視点位置からの距離が近い)順に、拡張レイヤ復号手段22A,22B,22C,22Dに出力する。
基本レイヤ復号手段21は、ストリーム分離手段20で分離された基本レイヤ符号化ストリームを復号するものである。
基本レイヤ復号手段21は、可変長復号手段210と、逆量子化手段211と、逆直交変換手段212と、を備える。
可変長復号手段210は、基本レイヤ符号化ストリームに対して、可変長符号化手段122(図1)の逆変換となる可変長復号を行うものである。この可変長復号によって、基本レイヤ符号化ストリームから量子化係数が復号される。
可変長復号手段210は、復号した量子化係数を逆量子化手段211に出力する。
逆量子化手段211は、可変長復号手段210で復号された量子化係数に対して、量子化手段121(図1)で行った処理の逆の処理である逆量子化を行うものである。すなわち、逆量子化手段130は、量子化係数に量子化手段121と同じ量子化ステップのサイズを乗算することで、周波数成分である変換係数を生成する。
逆量子化手段211は、逆量子化後の変換係数を、逆直交変換手段212に出力する。
逆直交変換手段212は、逆量子化手段211が逆量子化した変換係数に対して、直交変換手段120(図1)で行った処理の逆の処理である逆直交変換(例えば、逆離散コサイン変換)を行うものである。この逆直交変換手段212で変換されたブロックごとの画像によって、基本レイヤ符号化ストリームを復号した画像(基本レイヤ復号画像)が生成される。この基本レイヤ復号画像は、単体でも距離画像となる画像であるが、荒く量子化されて符号化/復号された画像であるため、奥行きの精度は低い。
逆直交変換手段212は、生成した基本レイヤ復号画像を画像合成手段23に出力する。
また、逆直交変換手段212は、基本レイヤ復号画像を生成した後、拡張レイヤ復号手段22(22A)に拡張レイヤ符号化ストリームの復号開始を指示する。
拡張レイヤ復号手段22は、ストリーム分離手段20で分離された拡張レイヤ符号化ストリームを復号するものである。
ここでは、拡張レイヤ復号手段22を、奥行範囲ごとに、拡張レイヤ数に応じた複数の拡張レイヤ復号手段22A,22B,22C,22Dで構成している。なお、ここでは、拡張レイヤ復号手段22を、距離画像符号化装置1(図1)の拡張レイヤ符号化手段16と同じ数の手段で構成しているが、拡張レイヤ復号手段22の数は、“1”以上、拡張レイヤのレイヤ数以下であればよい。ただし、距離画像を精度よく復号するには、拡張レイヤ復号手段22を、距離画像符号化装置1(図1)の拡張レイヤ符号化手段16と同じ数の手段で構成することが好ましい。
拡張レイヤ復号手段22Aは、ストリーム分離手段20で分離された優先度が最も高い拡張レイヤ符号化ストリームを復号した拡張レイヤ復号画像(奥行別差分画像)を生成するものである。
拡張レイヤ復号手段22Bは、ストリーム分離手段20で分離された優先度が2番目に高い拡張レイヤ符号化ストリームを復号した拡張レイヤ復号画像(奥行別差分画像)を生成するものである。
同様に、拡張レイヤ復号手段22C,22Dは、それぞれ、ストリーム分離手段20で分離された優先度が3番目,4番目に高い拡張レイヤ符号化ストリームを復号した拡張レイヤ復号画像(奥行別差分画像)を生成するものである。
なお、拡張レイヤ復号手段22A〜22Dは、拡張レイヤ符号化ストリームから奥行別差分画像を復号する点で同じ処理を行う。
拡張レイヤ復号手段22A〜22Dは、同じ構成であるため、ここでは、拡張レイヤ復号手段22Aの構成を例に説明する。
拡張レイヤ復号手段22Aは、可変長復号手段220と、逆量子化手段221と、逆直交変換手段222と、を備える。
可変長復号手段220、逆量子化手段221および逆直交変換手段222は、復号対象が拡張レイヤ符号化ストリームである点を除いて、それぞれ、可変長復号手段210、逆量子化手段211および逆直交変換手段212と同じ処理を行うものであるため、詳細な説明は省略する。ただし、逆量子化手段221で使用する量子化ステップは、逆量子化手段211で使用する量子化ステップよりも小さい値で、量子化手段161(図1)で使用する量子化ステップと同じである。
逆量子化手段221は、復号した拡張レイヤ復号画像(奥行別差分画像)を画像合成手段23に出力する。
なお、拡張レイヤ復号手段22Aは、基本レイヤ復号手段21(逆直交変換手段212)から、復号開始を指示された段階で、拡張レイヤ符号化ストリームの復号を開始する。
また、拡張レイヤ復号手段22Aは、優先度が1番目の拡張レイヤ符号化ストリームを復号した後、優先度の低い拡張レイヤ復号手段22Bに、優先度が2番目の拡張レイヤ符号化ストリームの復号開始を指示する。
このように、拡張レイヤ復号手段22A〜22Dは、優先度の高い拡張レイヤ符号化ストリームから順番に復号し、復号した奥行別差分画像を画像合成手段23に出力する。
画像合成手段23は、基本レイヤ復号手段21で復号された基本レイヤ復号画像と、拡張レイヤ復号手段22で復号された複数の拡張レイヤ復号画像(奥行別差分画像)とを合成するものである。
この画像合成手段23は、基本レイヤ復号画像に複数の拡張レイヤ復号画像を加算することで、奥行精度を高めた距離画像を生成する。
なお、画像合成手段23は、動画像の撮影画像に対応する距離画像を復号する場合には、撮影画像の1フレームの周期内で距離画像を復号する必要がある。そこで、距離画像復号装置2は、図示を省略したタイマ等の計時手段によって1フレーム分の符号化ストリームが入力された時点からの時間を計測する。そして、画像合成手段23は、フレーム周期の残り時間が、1レイヤ分の拡張フレームの復号時間に満たない場合、基本レイヤの距離画像と、その時点までに復号されている拡張レイヤの奥行別差分画像とを合成し、符号化ストリームに対する距離画像として出力する。なお、1レイヤ分の拡張フレームの復号時間は、例えば、固定的に予め定めた時間であってもよいし、基本フレームの復号時間としてもよい。
以上説明したように距離画像復号装置2を構成することで、距離画像復号装置2は、距離画像符号化装置1で距離画像を奥行範囲ごとに階層的に符号化された符号化ストリームを復号することができる。
また、距離画像復号装置2は、CPUパワー等の性能に応じて、基本レイヤと視点位置からの距離が最も近い拡張レイヤのみを優先的に復号する等、階層的に距離画像を復号することができる。
〔距離画像復号装置の動作〕
次に、図7を参照(構成については、適宜図6参照)して、本発明の実施形態に係る距離画像復号装置2の動作について説明する。なお、ここでは、距離画像は、動画像に対応した連続したフレームで構成されているものとする。
ステップS10において、ストリーム分離手段20は、フレームごとに、符号化ストリームを基本レイヤ符号化ストリームと複数の拡張レイヤ符号化ストリームとに分離する。なお、ここでは、距離画像復号装置2は、図示を省略した計時手段によって1フレーム分の符号化ストリームが入力された時点からの時間を計測する
ステップS11において、基本レイヤ復号手段21は、ステップS10で分離された基本レイヤ符号化ストリームを復号する。このステップS11では、基本レイヤ復号手段21は、可変長復号手段210によって、基本レイヤ符号化ストリームを可変長復号することで量子化係数を生成する。そして、基本レイヤ復号手段21は、逆量子化手段211によって、逆量子化を行うことで、周波数成分である変換係数を生成する。そして、基本レイヤ復号手段21は、逆直交変換手段212によって、変換係数を逆直交変換(例えば、逆離散コサイン変換)することで、基本レイヤ符号化ストリームの復号結果となる画像(基本レイヤ復号画像)を生成する。
ステップS12において、画像合成手段23は、フレーム周期の残り時間が、1レイヤ分の拡張フレームの復号時間以上あるか否かを判定する。
ここで、フレーム周期の残り時間が拡張フレームの復号時間未満の場合(ステップS12でNo)、距離画像復号装置2は、ステップS18に動作を進める。
一方、フレーム周期の残り時間が拡張フレームの復号時間以上の場合(ステップS12でYes)、ステップS13において、拡張レイヤ復号手段22は、拡張レイヤを識別するための変数iを初期化(ここでは、“1”に設定)する。
ステップS14において、拡張レイヤ復号手段22は、ステップS10で分離されたi番目の優先度の拡張レイヤ符号ストリームを復号する。このステップS14では、拡張レイヤ復号手段22は、ステップS11と同様の符号化処理によって、拡張レイヤ符号ストリームを復号し、拡張レイヤ復号画像を生成する。
ここで、フレーム周期の残り時間が拡張フレームの復号時間未満の場合(ステップS15でNo)、距離画像復号装置2は、ステップS18に動作を進める。
一方、フレーム周期の残り時間が拡張フレームの復号時間以上の場合(ステップS15でYes)、ステップS16において、拡張レイヤ復号手段22は、変数iに“1”を加算する。
ここで、拡張レイヤ復号手段22は、まだ、変数iが拡張レイヤ数(ここでは、“4”)に達していない場合(ステップS17でNo)、ステップS14に戻って、次の階層の拡張レイヤ符号ストリームを復号する。
一方、変数iが拡張レイヤ数に達した場合(ステップS17でYes)、拡張レイヤ復号手段22における復号処理を終了し、距離画像復号装置2は、ステップS18に動作を進める。
ステップS18において、画像合成手段23は、ステップS11で復号された基本レイヤ復号画像と、ステップS14でフレーム期間内に復号された拡張レイヤ復号画とを合成することで、距離画像を生成する。
ここで、次フレームの符号化ストリームがさらに入力される場合(ステップS19でYes)、距離画像復号装置2は、ステップS10に戻って動作を続ける。
一方、入力が終了した場合(ステップS19でNo)、距離画像復号装置2は、動作を終了する。
なお、復号対象の距離画像が、静止画像の撮影画像に対応した画像の場合、ステップS9の動作は省略することができる。また、ステップS12,S15の動作も省略することができる。
〔変形例〕
以上、本発明の実施形態に係る距離画像符号化装置1および距離画像復号装置2の構成および動作について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
(変形例その1)
ここでは、距離画像符号化装置1の閾値設定手段10は、視点位置から直近の閾値を設定し、それよりも遠方の奥行値を等分するように閾値を設定した。
しかし、閾値は、図8に示すように、奥行きが奥に行くほど、奥行範囲を広くするように設定してもよい。この場合、視点位置から直近の閾値Tは、少なくとも奥行最大値を奥行階層数で除算した値よりも小さい値とする。
具体的には、閾値設定手段10は、閾値Tを設定後、以下の式(2)により、閾値T(iは2以上奥行階層数未満の整数)を設定する。ここで、dは視点位置から区分した1番目の奥行範囲の距離を示す。すなわち、d=Tである。また、rは“1”より大きい整数を示す。
奥行最大値をDmaxとしたとき、奥行範囲の距離dは、以下の式(3)の関係を有する。なお、nは奥行階層数を示し、jは視点位置からの奥行範囲の順番を示す番号(1以上n以下)を示す。また、a=d=Tである。
よって、式(2)のrは、以下の式(4)の方程式の解として求めることができる。
(変形例その2)
ここでは、距離画像符号化装置1の閾値設定手段10は、距離画像から、あるいは、外部から指定されることで閾値を設定した。
しかし、これらの閾値は、距離画像符号化装置1の内部メモリ等に予め設定されているものとしてもよい。この場合、距離画像符号化装置1は、構成から閾値設定手段10を省略してもよい。また、この場合、領域区分手段11は、予め設定されている閾値によって、距離画像の領域を区分すればよい。
(変形例その3)
ここでは、距離画像符号化装置1の奥行別差分画像生成手段15を、拡張レイヤ数に応じた複数の奥行別差分画像生成手段15A,15B,15C,15Dで、並列に動作させる構成とした。また、拡張レイヤ符号化手段16も、拡張レイヤ数に応じた複数の拡張レイヤ符号化手段16A,16B,16C,16Dで、並列に動作させる構成とした。
しかし、奥行別差分画像生成手段15および拡張レイヤ符号化手段16は、それぞれ、必ずしも並列に動作を行う構成とする必要はない。
すなわち、奥行別差分画像生成手段15および拡張レイヤ符号化手段16は、それぞれ、単一の構成とし、拡張レイヤごとに順番に動作することとしてもよい。
(変形例その4)
ここで、距離画像復号装置2の拡張レイヤ復号手段22を、拡張レイヤ数に応じた複数の拡張レイヤ復号手段22A,22B,22C,22Dで、優先度の高い拡張レイヤから順に動作させる構成とした。
しかし、距離画像復号装置2は、CPUパワー等の性能に余裕があれば、基本レイヤ復号手段21を含め、拡張レイヤ復号手段22A,22B,22C,22Dを、並列に動作させる構成としてもよい。
(変形例その5)
ここでは、距離画像符号化装置1は、奥行別差分画像生成手段15および拡張レイヤ符号化手段16において、視点位置からの距離が近い奥行範囲ほど、優先度の高い拡張レイヤに割り当てて符号化した。そして、距離画像符号化装置1は、ストリーム結合手段17で、基本レイヤ符号化ストリームの次にその優先度に応じて拡張レイヤ符号化ストリームを連結することとした。
しかし、拡張レイヤの優先度は、必ずしも視点位置からの距離が近いことで定める必要はない。例えば、光線再生型の立体ディスプレイで画像を表示する場合、スクリーン面近傍で表示される奥行範囲ほど優先度の高い拡張レイヤに割り当てることが好ましい。また、例えば、インテグラル立体方式で画像を表示する場合、レンズアレイ面近傍で表示される奥行範囲ほど優先度の高い拡張レイヤに割り当てることが好ましい。
これによって、高画質に表示したい奥行範囲を優先的に符号化/復号することができる。
1 距離画像符号化装置
10 閾値設定手段
11 領域区分手段
12 基本レイヤ符号化手段
120 直交変換手段
121 量子化手段
122 可変長符号化手段
13 ローカル復号手段
130 逆量子化手段
131 逆直交変換手段
14 復号差分画像生成手段
15,15A,15B,15C,15D 奥行別差分画像生成手段
16,16A,16B,16C,16D 拡張レイヤ符号化手段
160 直交変換手段
161 量子化手段
162 可変長符号化手段
17 ストリーム結合手段
2 距離画像復号手段
20 ストリーム分離手段
21 基本レイヤ復号手段
210 可変長復号手段
211 逆量子化手段
212 逆直交変換手段
22,22A,22B,22C,22D 拡張レイヤ復号手段
23 画像合成手段

Claims (8)

  1. 被写体の奥行情報を示す距離画像を符号化する距離画像符号化装置であって、
    前記距離画像を周波数成分に変換して第1量子化ステップで量子化し、量子化係数を可変長符号化することで基本レイヤ符号化ストリームを生成する基本レイヤ符号化手段と、
    前記量子化係数を逆量子化し、周波数成分を逆変換することで前記距離画像を復号した復号画像を生成するローカル復号手段と、
    前記距離画像と前記復号画像との差分を復号差分画像として生成する復号差分画像生成手段と、
    予め設定された奥行範囲ごとに、前記距離画像の領域を区分する領域区分手段と、
    前記復号差分画像から、前記領域区分手段で区分された領域ごとの画像を奥行別差分画像として生成する奥行別差分画像生成手段と、
    前記奥行範囲ごとに、対応する前記奥行別差分画像を周波数成分に変換して前記第1量子化ステップよりも小さい第2量子化ステップで量子化し、量子化係数を可変長符号化することで拡張レイヤ符号化ストリームを生成する拡張レイヤ符号化手段と、
    前記基本レイヤ符号化ストリームと、前記奥行範囲ごとの前記拡張レイヤ符号化ストリームとを結合して、前記距離画像の符号化ストリームを生成するストリーム結合手段と、
    を備えることを特徴とする距離画像符号化装置。
  2. 前記奥行範囲を予め定めた基準で区分するための閾値を設定する閾値設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の距離画像符号化装置。
  3. 前記領域区分手段は、前記奥行範囲ごとに、前記距離画像の領域を区分するマスクデータを生成し、
    前記奥行別差分画像生成手段は、前記復号差分画像に前記マスクデータを乗算することで、前記奥行別差分画像を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の距離画像符号化装置。
  4. 前記拡張レイヤ符号化手段は、予め定めた奥行きに近い奥行範囲ほど優先度の高いレイヤとして前記奥行別差分画像から前記拡張レイヤ符号化ストリームを生成し、
    前記ストリーム結合手段が、前記基本レイヤ符号化ストリームに、前記優先度の高い順で前記奥行範囲ごとの拡張レイヤ符号化ストリームを連結することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の距離画像符号化装置。
  5. コンピュータを、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の距離画像符号化装置として機能させるための距離画像符号化プログラム。
  6. 第1量子化ステップで被写体の奥行情報を示す距離画像を符号化した基本レイヤ符号化ストリームと、前記基本レイヤ符号化ストリームを復号した距離画像と元の距離画像との差分を前記第1量子化ステップよりも小さい第2量子化ステップで符号化した奥行範囲ごとの複数の拡張レイヤ符号化ストリームと、を連結した符号化ストリームを復号する距離画像復号装置であって、
    前記符号化ストリームを、前記基本レイヤ符号化ストリームと前記複数の拡張レイヤ符号化ストリームとに分離するストリーム分離手段と、
    前記基本レイヤ符号化ストリームを、前記第1量子化ステップを用いて復号し、基本レイヤ復号画像を生成する基本レイヤ復号手段と、
    前記複数の拡張レイヤ符号化ストリームを、前記第2量子化ステップを用いて復号し、複数の拡張レイヤ復号画像を生成する拡張レイヤ復号手段と、
    前記基本レイヤ復号画像と前記複数の拡張レイヤ復号画像とを合成し、前記符号化ストリームを復号した距離画像を生成する画像合成手段と、
    を備えることを特徴とする距離画像復号装置。
  7. 前記符号化ストリームは、動画像の撮影画像に対応する距離画像を符号化したストリームであって、
    前記拡張レイヤ復号手段は、前記符号化ストリームに連結されている拡張レイヤ符号化ストリームを連結順に復号し、
    前記画像合成手段は、前記基本レイヤ復号画像と、フレーム周期内で復号された前記拡張レイヤ復号画像とを合成することを特徴とする請求項6に記載の距離画像復号装置。
  8. コンピュータを、請求項6または請求項7に記載の距離画像復号装置として機能させるための距離画像復号プログラム。
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