JP2020101252A - コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ - Google Patents
コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020101252A JP2020101252A JP2018240824A JP2018240824A JP2020101252A JP 2020101252 A JP2020101252 A JP 2020101252A JP 2018240824 A JP2018240824 A JP 2018240824A JP 2018240824 A JP2018240824 A JP 2018240824A JP 2020101252 A JP2020101252 A JP 2020101252A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- locking piece
- output
- coil spring
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 title claims abstract description 34
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 55
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 33
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 10
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 6
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 6
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 4
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000003313 weakening effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
Description
一方、出力軸Eが回転しようとした際には、その回転方向に応じ、出力係止片OEがコイルばねSの2個のフック部Fのいずれか(回転方向の前方にあるフック部F)に当接してこれを押す。この際には、押す力はばねの締め方向(コイルばねSと内輪Nとの間の摩擦力が増大する方向)に作用し、また、コイルばねSが装着された内輪NはハウジングHに固定されているため、出力係止片OEが回転することはない。即ち、出力軸Eの回転は入力軸Iに伝達されず遮断される。
前記入力部材と組み合わされて閉塞された収容空間を画成する固定のフランジと、前記収容空間内において前記フランジに固定された軸状の内輪と、前記内輪に装着されたコイルばねとを備え、
前記入力部材は入力端板と、前記入力端板の周縁から延びる筒壁とを有し、前記筒壁と前記フランジとは係合手段によって軸方向に係合され、前記入力部材は前記フランジに対して回転可能であり、
前記コイルばねは、線材を巻回して形成され、軸方向の両端には外方に曲げられたフック部が周方向の異なる位置に形成され、内周面は前記内輪の外周面と接触し、
前記入力部材及び出力部材には軸方向に延びる入力係止片及び出力係止片が夫々形成され、前記入力係止片及び出力係止片は、周方向に2個の間隙が存在するよう、組み合わされて設置され、
前記2個の間隙の夫々には、前記コイルばねの両端のフック部が挿入され、
前記入力部材が回転したときは、前記入力係止片が前記コイルばねのフック部をばねの緩み方向に押して、前記コイルばねと共に前記出力部材を回転させ、前記出力部材に回転力を加えたときは、前記出力係止片が前記コイルばねのフック部をばねの締め方向に押して、前記出力部材が回転不能となる、ことを特徴とするロックタイプ双方向クラッチが提供される。
出力部材6とフランジ8に固定された内輪10とは、出力部材6の軸部材27が内輪10の内側に嵌入されることで組み合わされる。このとき、軸部材27の基端部28の外周面と内輪10の第一の部分68の内周面とが、軸部材27の中間部30の外周面と内輪10の第二の部分70の内周面とが、夫々径方向において対向して当接すると共に、軸部材27の第一の肩壁34と内輪10の第一の内側肩壁面74とが、軸部材27の第二の肩壁36と内輪10の第二の内側肩壁面76とが、夫々軸方向において対向して当接した状態で組み合わされる(図4及び図6も併せて参照されたい)。
図10の中央の縦断面図の矢印に示すように、入力部材4が、例えば、駆動源のモーターにより回転軸oの周りを反時計方向(軸方向の左方から見て)に回転すると、入力部材4に形成された入力係止片22も回転軸oの周りを同方向に回転する。回転軸o周りに回転した入力係止片22は、コイルばね12の夫々の軸方向の一方の端部、即ち回転方向前方にあるコイルばね12のフック部78(B−B断面図において上側に示されるフック部78)に当接し、フック部78をばねの緩み方向に押して内輪10に対するコイルばね12の締付力を弱める。さらに、入力係止片22は、夫々のフック部78を介して出力係止片42を押し、コイルばね12の内輪10に対する締付力を弱めながら出力係止片42をコイルばね12と共に回転させる。
4:入力部材
6:出力部材
8:フランジ
10:内輪
12:コイルばね
14:入力端板
16:筒壁
24:被係合爪(係合手段)
26:出力端板
42:出力係止片
52:環状溝
56:係合爪(係合手段)
58:基端部
60:貫通穴部
78:フック部
前記入力部材と組み合わされて閉塞された収容空間を画成する固定のフランジと、前記収容空間内において前記フランジに固定された軸状の内輪と、前記内輪に装着されたコイルばねとを備え、
前記入力部材は入力端板と、前記入力端板の周縁から延びる筒壁とを有し、前記筒壁と前記フランジとは係合手段によって軸方向に係合され、前記入力部材は前記フランジに対して回転可能であり、
前記係合手段は、前記筒壁の先端部において周方向に連続して延在する環状被係合爪と、前記フランジにおいて周方向に間隔をおいて配置された複数個の係合爪とから構成され、
前記コイルばねは、線材を巻回して形成され、軸方向の両端には外方に曲げられたフック部が周方向の異なる位置に形成され、内周面は前記内輪の外周面と接触し、
前記入力部材及び出力部材には軸方向に延びる入力係止片及び出力係止片が夫々形成され、前記入力係止片及び出力係止片は、周方向に2個の間隙が存在するよう、組み合わされて設置され、
前記2個の間隙の夫々には、前記コイルばねの両端のフック部が挿入され、
前記入力部材が回転したときは、前記入力係止片が前記コイルばねのフック部をばねの緩み方向に押して、前記コイルばねと共に前記出力部材を回転させ、前記出力部材に回転力を加えたときは、前記出力係止片が前記コイルばねのフック部をばねの締め方向に押して、前記出力部材が回転不能となる、ことを特徴とするロックタイプ双方向クラッチが提供される。
本発明の第一の局面にあっては、前記係合爪の基端部の径方向外側及び内側には夫々前記基端部に隣接して貫通穴部が形成されており、前記基端部は薄肉片状にせしめられているのがよい。
前記入力部材と組み合わされて閉塞された収容空間を画成する固定のフランジと、前記収容空間内において前記フランジに固定された軸状の内輪と、前記内輪に装着されたコイルばねとを備え、
前記入力部材は入力端板と、前記入力端板の周縁から延びる筒壁とを有し、前記筒壁と前記フランジとは係合手段によって軸方向に係合され、前記入力部材は前記フランジに対して回転可能であり、
前記係合手段は、前記筒壁の先端部において周方向に間隔をおいて配置された複数個の被係合爪と、前記フランジにおいて周方向に連続して延在する環状係合爪とから構成され、
前記コイルばねは、線材を巻回して形成され、軸方向の両端には外方に曲げられたフック部が周方向の異なる位置に形成され、内周面は前記内輪の外周面と接触し、
前記入力部材及び出力部材には軸方向に延びる入力係止片及び出力係止片が夫々形成され、前記入力係止片及び出力係止片は、周方向に2個の間隙が存在するよう、組み合わされて設置され、
前記2個の間隙の夫々には、前記コイルばねの両端のフック部が挿入され、
前記入力部材が回転したときは、前記入力係止片が前記コイルばねのフック部をばねの緩み方向に押して、前記コイルばねと共に前記出力部材を回転させ、前記出力部材に回転力を加えたときは、前記出力係止片が前記コイルばねのフック部をばねの締め方向に押して、前記出力部材が回転不能となる、ことを特徴とするロックタイプ双方向クラッチが提供される。
本発明の第一の局面及び第二の局面にあっては、前記フランジには前記筒壁の先端部が嵌り込む環状溝が設けられ、該係合爪は前記溝の外周縁に沿って配置されているのがよい。好ましくは、前記入力係止片は前記筒壁の内周面に固着されている。好適には、前記入力係止片及び出力係止片は共に断面円弧状であって、1個ずつ形成されている。
Claims (6)
- 共通の回転軸を中心として回転可能な入力部材及び出力部材を備え、前記入力部材からの正・逆方向の回転は前記出力部材に伝達されると共に、前記出力部材からの前記入力部材への回転の伝達は、前記出力部材を回転不能として遮断されるロックタイプ双方向クラッチであって、
前記入力部材と組み合わされて閉塞された収容空間を画成する固定のフランジと、前記収容空間内において前記フランジに固定された軸状の内輪と、前記内輪に装着されたコイルばねとを備え、
前記入力部材は入力端板と、前記入力端板の周縁から延びる筒壁とを有し、前記筒壁と前記フランジとは係合手段によって軸方向に係合され、前記入力部材は前記フランジに対して回転可能であり、
前記コイルばねは、線材を巻回して形成され、軸方向の両端には外方に曲げられたフック部が周方向の異なる位置に形成され、内周面は前記内輪の外周面と接触し、
前記入力部材及び出力部材には軸方向に延びる入力係止片及び出力係止片が夫々形成され、前記入力係止片及び出力係止片は、周方向に2個の間隙が存在するよう、組み合わされて設置され、
前記2個の間隙の夫々には、前記コイルばねの両端のフック部が挿入され、
前記入力部材が回転したときは、前記入力係止片が前記コイルばねのフック部をばねの緩み方向に押して、前記コイルばねと共に前記出力部材を回転させ、前記出力部材に回転力を加えたときは、前記出力係止片が前記コイルばねのフック部をばねの締め方向に押して、前記出力部材が回転不能となる、ことを特徴とするロックタイプ双方向クラッチ。 - 前記係合手段は、前記筒壁の先端部において周方向に連続して延在する環状被係合爪と、前記フランジにおいて周方向に間隔をおいて配置された複数個の係合爪とから構成される、請求項1に記載のロックタイプ双方向クラッチ。
- 前記フランジには前記筒壁の先端部が嵌り込む環状溝が設けられ、該係合爪は前記溝の外周縁に沿って配置されている、請求項2に記載のロックタイプ双方向クラッチ。
- 前記係合爪の基端部の径方向外側及び内側には夫々前記基端部に隣接して貫通穴部が形成されており、前記基端部は薄肉片状にせしめられている、請求項2又は3に記載のロックタイプ双方向クラッチ。
- 前記入力係止片は前記筒壁の内周面に固着されている、請求項1乃至4のいずれかに記載のロックタイプ双方向クラッチ。
- 前記入力係止片及び出力係止片は共に断面円弧状であって、1個ずつ形成されている、請求項1乃至5のいずれかに記載のロックタイプ双方向クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018240824A JP6674998B1 (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018240824A JP6674998B1 (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6674998B1 JP6674998B1 (ja) | 2020-04-01 |
JP2020101252A true JP2020101252A (ja) | 2020-07-02 |
Family
ID=70001034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018240824A Active JP6674998B1 (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6674998B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021099120A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | 株式会社オリジン | コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092801A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Advics:Kk | 一方向クラッチ及びそれを使用した電動パーキングブレーキ装置 |
JP2014029164A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Ogura Clutch Co Ltd | 動力伝達装置 |
JP2016020722A (ja) * | 2014-07-15 | 2016-02-04 | Ntn株式会社 | 逆入力遮断クラッチ |
-
2018
- 2018-12-25 JP JP2018240824A patent/JP6674998B1/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092801A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Advics:Kk | 一方向クラッチ及びそれを使用した電動パーキングブレーキ装置 |
JP2014029164A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Ogura Clutch Co Ltd | 動力伝達装置 |
JP2016020722A (ja) * | 2014-07-15 | 2016-02-04 | Ntn株式会社 | 逆入力遮断クラッチ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021099120A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | 株式会社オリジン | コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6674998B1 (ja) | 2020-04-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6196331B2 (ja) | コイルばねを利用したフリータイプ双方向クラッチ | |
JP5993512B1 (ja) | コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ | |
WO2017002464A1 (ja) | クラッチ装置及び該クラッチ装置を用いたモータユニット | |
JP6525177B1 (ja) | 歯車の空転を利用するフリータイプ双方向クラッチ | |
JP6182245B1 (ja) | 遊星歯車機構を利用したクラッチ | |
JP2020101252A (ja) | コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ | |
US7318776B2 (en) | Torque limiter | |
JP6688235B2 (ja) | コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ | |
JPH09112567A (ja) | コイルバネを用いたすべり継手 | |
JP6966530B2 (ja) | コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ | |
JP6545228B2 (ja) | 歯車の空転を利用するフリータイプ双方向クラッチ | |
JP3678964B2 (ja) | モータ | |
JP6356892B1 (ja) | 小型構造の逆入力遮断クラッチ | |
JP6545222B2 (ja) | 歯車の空転を利用するフリータイプ双方向クラッチ | |
CN112555385A (zh) | 齿轮箱组件及其蜗杆轴组件 | |
JP2008008450A (ja) | 駆動力伝達制御装置 | |
JP2020106119A (ja) | コイルばねを利用したフリータイプ双方向クラッチ | |
JP7143367B2 (ja) | フリータイプ双方向クラッチ | |
JP6961052B1 (ja) | ロックタイプ双方向クラッチ | |
JP6828202B1 (ja) | フリータイプ双方向クラッチ | |
JPH1054449A (ja) | クラッチ付きモータ | |
JP6906581B2 (ja) | 逆入力遮断クラッチ | |
JP6985313B2 (ja) | フリータイプ双方向クラッチ | |
WO2012137841A1 (ja) | 双方向クラッチ | |
WO2021065022A1 (ja) | 双方向トルクリミッタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190920 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20190920 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191018 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20191029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191210 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200203 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6674998 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |