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JP2020197139A - 油田用ポンプ - Google Patents

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JP2020197139A
JP2020197139A JP2019102334A JP2019102334A JP2020197139A JP 2020197139 A JP2020197139 A JP 2020197139A JP 2019102334 A JP2019102334 A JP 2019102334A JP 2019102334 A JP2019102334 A JP 2019102334A JP 2020197139 A JP2020197139 A JP 2020197139A
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Shinpei Yokoyama
真平 横山
信広 國武
Nobuhiro Kunitake
信広 國武
匠 堀
Takumi Hori
匠 堀
篠原 種宏
Tanehiro Shinohara
種宏 篠原
則久 武居
Norihisa Takei
則久 武居
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Abstract

【課題】メンテナンスの頻度をより低減させる。【解決手段】油田に繋がった配管の内部に配置され、貯留された対象油を所定の方向に送る油田用ポンプであって、内部に対象油の通路が形成された回転部と、回転部の外周に配置された固定部と、回転部と、固定部との軸方向の荷重を支持するスラスト軸受と、通路の対象油の一部をスラスト軸受に供給する供給配管と、対象油の流れ方向において、通路の供給配管よりも上流側に配置され、異物を捕集するフィルタと、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、油田に設置される油田用ポンプに関する。
油田は、油が採取可能な位置に繋がった配管と、その配管の内部に配置され、配管内の油を送るポンプと、有する採油装置により油を採取する。ポンプは、配管の液中に配置され、配管の内部の油を採油口側に送る。ポンプは、油田の油を送るため、液中に異物が含まれる場合がある。異物が回転部と固定部との間に混入し、堆積すると故障の原因になる。
例えば、特許文献1には、すべり軸受に対しての構造であるが、外周面に第1の摺動部を有し且つ内周面に第2の摺動部を有し、水中及び大気中で回転可能な回転部材と、第1の摺動部を内周面で支持する第1のすべり軸受と、第2の摺動部を外周面で支持する第2のすべり軸受と、第1の摺動部及び第2の摺動部への異物の流入を低減するための防塵カバーと、を有する立軸ポンプが記載されている。
特開2016−133098号公報
ここで、油田用ポンプは、対象油を圧縮して送る羽根車を備えるポンプ本体と、ポンプ本体と連結し、駆動源となるモータと、を含む。また、油田用ポンプは、軸受機構を備える。軸受機構に潤滑油を供給する場合、潤滑油の供給ラインを配管の全域に設けるか、定期的にメンテナンスをすることになる。これに対して、対象油で軸受機構を潤滑すると、対象油田用ポンプの軸受機構に異物が混入する可能性がある。また、特許文献1に記載の装置は、異物の影響を低減できるがすべり軸受に適用するものであり、改善の余地がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、メンテナンスの頻度をより低減することができる油田用ポンプを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本開示は、油田に繋がった配管の内部に配置され、貯留された対象油を所定の方向に送る油田用ポンプであって、回転部と、前記回転部の外周に配置された固定部と、前記回転部の内部に形成された部分と前記回転部と前記固定部との間に形成された部分が繋がり、前記対象油が流れる通路と、前記回転部と、固定部との軸方向の荷重を支持するスラスト軸受と、前記通路の対象油の一部を前記スラスト軸受に供給する供給配管と、前記対象油の流れ方向において、前記通路の前記供給配管よりも上流側に配置され、異物を捕集するフィルタと、を含む。
前記供給配管は、前記通路から分岐し、前記フィルタは、前記通路と前記供給配管との分岐する位置に、前記通路の前記対象油の流れに沿って配置されることが好ましい。
前記分岐する位置は、前記通路の前記回転部と前記固定部との接続部であることが好ましい。
前記フィルタは、前記回転部の前記通路の入口よりも上流側に、振動可能な状態で前記固定部に固定されることが好ましい。
前記回転部の前記通路の入口に配置され、前記作動油の流れに乱流を発生させる乱流発生部を備えることが好ましい。
前記乱流発生部は、羽形状であり、回転方向に複数配置されることが好ましい。
前記フィルタは、板状の部材に、厚み方向に貫通する貫通孔が形成されることが好ましい。
前記スラスト軸受は、前記回転部の外周に固定され、前記回転部と一体で回転する突出部と、前記固定部に固定され、前記突出の軸方向の面と対面する対面部と、を含み、前記突出部と前記対面部との間に前記対象油が充填されることが好ましい。
本発明によれば、メンテナンスの頻度をより低減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る油田用ポンプを含む採油装置の概略構成図である。 図2は、図1に示す油田用ポンプの部分断面図である。 図3は、スラスト軸受に対象油を供給する機構の一例を示す断面図である。 図4は、フィルタの概略構成を示す正面図である。 図5は、フィルタの機能を説明するための部分拡大図である。 図6は、スラスト軸受に対象油を供給する機構の他の例を示す断面図である。 図7は、スラスト軸受の他の例を示す概略構成図である。 図8は、スラスト軸受の他の例を示す概略構成図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本発明の実施形態に係る油田用ポンプを含む採油装置の概略構成図である。採油装置10は、設置面2に設置される。設置面2は、油田4に対して設置されている。油田4が海底にある場合、つまり油田4が海底油田の場合、設置面2は、海の上に設置される建造物となる。設置面2は、油田4が地面の地下にある場合、地面となる。油田4は、採油する対象の対象油Qを貯留する領域である。
採油装置10は、図1に示すように、ポンプ(油田用ポンプ)12と、配管14と、地上設備16と、案内管18と、を有する。ポンプ12は、油田4に貯留されている対象油Qを送る機器である。対象油Qには、原油に加えて鉱石等の固形物が含まれる場合がある。配管14は、内部に対象油Qが流れる流路であり、一方の端部が油田4に設置され、他方の端部が地上設備16に接続される。配管14は、内部の油田4側の部分にポンプ12が配置されている。地上設備16は、例えばコイルタービン又はワイヤ巻き取り機構等、後述するワイヤ20を巻き取る装置を有する。案内管18は、採取した対象油Qを案内する。
次に、図1に加え、図2から図5を用いて、ポンプ12を説明する。図2は、図1に示す油田用ポンプの部分断面図である。図3は、スラスト軸受に対象油を供給する機構の一例を示す断面図である。図4は、フィルタの概略構成を示す正面図である。図5は、フィルタの機能を説明するための部分拡大図である。ポンプ12は、ワイヤ20と、ポンプ本体22と、連結部24と、モータ26と、固定筒28と、電気ケーブル29と、スラスト軸受50と、供給配管62と、フィルタ64と、を含む。
ポンプ12は、ポンプ本体22、連結部24及びモータ26の一部(後述するロータ30)が一体で連結される。ポンプ本体22は、上端にワイヤ20が連結される。ワイヤ20は、上記の地上設備16により巻き取り及び繰り出しが可能となっている。固定筒28は、モータ26の一部であるステータ32を固定する。固定筒28の内部には、採取された対象油Qが流通可能である。電気ケーブル29は、地上設備16とステータ32との間を接続し、ステータ32に電力を供給する。
本実施形態に係るポンプ12は、ポンプ本体22、連結部24及びモータ26と、電気ケーブル29とが分離可能である。つまり、ワイヤ20を巻き取ることにより、ポンプ本体22、連結部24及びモータ26のロータ30が一体となり、ステータ32から分離されて固定筒28内を上昇可能となっている。この構成により、ポンプ本体22、連結部24及びロータ30の一体物の投入及び引き上げを容易に行うことが可能であるため、設置面2において大規模なリグ等の設置が不要となる。
モータ26は、ロータ(回転部)30と、ステータ(固定部)32と、を有する。ロータ30は、円筒状である。ロータ30は、内部に対象油Qが流通する通路34が形成される。また、対象油Qが流れる通路34は、接続部24の通路と接続される、接続部24は、対象油Qの通路として、通路56、58と、分岐部60とが形成される。通路56は、通路34と分岐部60とを接続する。分岐部60は、ロータ30内を流通する対象油Qをロータ20とステータ32との間の空間に供給する。通路58は、分岐部60よりも鉛直方向上側に設けられ、内周面がロータ30、外周面がステータ32となる。通路58は、ポンプ22の通路と接続する。
ロータ30は、中心軸CLを中心として回転可能である。ロータ30は、永久磁石40を有する。永久磁石40は、ステータ32は、ロータ30の外周にロータ30と一体で配置される。ステータ32は、電磁石42を有する。電磁石42は、電気ケーブル29から供給される電力により磁場を生じさせる。電磁石40から生じる磁場と永久磁石42から生じる磁場との相互作用により、ロータ30が中心軸CLを中心として回転可能となっている。ロータ30の鉛直方向上側には、ポンプ22の羽根車が配置される。ロータ30が回転することにより、ロータ30と一体で羽根車が回転する。羽根車の回転により、周囲の対象油Qがロータ30の内部に圧縮して供給されるようになっている。つまり、ロータ30は、ポンプ12のロータ(回転部)と連結しており一体で回転する。また、ステータ32は、ポンプ12のステータと連結している。
連結部24において、ロータ30の中心軸方向の上端部は、固定筒28の下端部に挿入されている。通路56は、固定筒28内において分岐部60に接続される。分岐部60は、通路34内を鉛直方向の上方に流通してくる対象油Qを径方向の外側に送り出す。
スラスト軸受50は、突出部70と、対面部72aを備える保持部72と、対面部74aを備える保持部74と、を有する。突出部70は、ロータ30の外周30aに固定され、ロータ30と一体で回転する。突出部70は、例えば円板状であり、中心軸CLの軸方向の表裏に配置される第1面70a及び第2面70bを有する。本実施形態において、例えば第1面70aが鉛直方向の下側の面であり、第2面70bが鉛直方向の上側の面である。保持部72、74は、突出部70と対面する面に軸受パッド76が設けられている。対面部72a、対面部74aは、軸受パッド76の表面である。突出部70は、第1面70a、第2面70bに軸受パッドを設けてもよい。
保持部72、74は、リング上の部材であり、連結部24のステータ、本実施形態では固定筒28に固定される。保持部72、74は、ネジ等の締結機構で固定筒28に固定されることで、固定筒28に対して着脱可能である。これにより、ロータ30を取り出すことができる。対面部72aは、突出部70の第1面70aと対面する。対面部74aは、突出部70の第2面70bと対面する。また、突出部70は、中心軸CLを中心とした円筒状の側面70cを有する。側面70cは、固定筒28の内周面28aと対面する。
第1面70aと対面部72aとの間、第2面70bと対面部74bとの間、側面70cと内周面28aとの間には、それぞれ潤滑油が充填される隙間Gが形成される。隙間Gに潤滑油が充填されることにより、スラスト軸受50がロータ30を円滑に回転可能としつつ、ロータ30とステータ32との間の中心軸CLの軸方向の荷重を支持することが可能となっている。この潤滑油には、油田4から採取される対象油Qが用いられる。対象油Qを隙間Gに供給する構成については、後述する。
図2及び図3に示すように、ポンプ12は、通路34、56、58及び分岐部60を流れる対象油Qの一部をスラスト軸受50に供給する供給配管62を備える。供給配管62は、ロータ30とステータ32とで挟まれた領域であり、円筒状の流路である。供給配管62は、一方の端部である採油口62aが分岐部60と接続し、他方の端部である供給口62bがスラスト軸受50の隙間Gと接続している。
フィルタ64は、供給配管62と分岐部60との接続部、具体的には、供給配管62の採油口62aに配置される。また、フィルタ64は、分岐部60から通路58に向かって流れる対象部Qの流れ方向に沿って配置されている。つまり、フィルタ64は、分岐部60側の面が分岐部60の流路の壁面に沿って配置されている。フィルタ64は、配置されている位置の対象油Qの流路、つまり、採油口62aの全面を塞いでいる。フィルタ64が配置されている位置を通過する対象油Qは、フィルタ64を通過する。フィルタ64は、図4及び図5に示すように、採油口62aに対応した板状部材66に多数の貫通孔68が形成されている。板状部材66は、リング形状であり、内周側の端部が採油口62aの内周側の端部と接続し、外周側の端部が採油口62aの外周側の端部と接続する。貫通孔68は、板状部材66を厚み方向に貫通している。本実施形態では、貫通孔68は、板状部材66の表面に直交する方向に延びる穴となる。貫通孔68は、分岐部60と供給配管62とを繋ぎ、対象油Qが流れる流路となる。除去対象の異物、例えば鉱石よりも小さい径である。
ポンプ12は、通路の分岐部60と接続する供給流路62を設けることで、スラスト軸受50に対象油Qを供給することができる。これにより、他の潤滑油を供給する系統を設けずに、スラスト軸受50に潤滑油を供給することができる。また、ポンプ12は、スラスト軸受50に対象油Qを供給する流路に、配置位置の全域を覆うフィルタ64を設けることで、フィルタ64を通過した対象油Qをスラスト軸受50に供給することができる。これにより、スラスト軸受50に供給する対象油Qから異物を低減することができ、スラスト軸受50の寿命を長くすることができる。
フィルタ64は、分岐部60から通路58に向かって流れる対象部Qの流れ方向に沿って配置している。ここで、ポンプ12は、ロータ30が回転し、かつ、分岐部60が、径方向に傾斜していることで、分岐部60を流れる対象油Qに対して径方向外側に向かう遠心力が働く。この遠心力により、対象油Qに含まれる鉱石等の異物(固形物)は、分岐部60に沿って流れる。このため、分岐部60から供給配管62に向かう対象油Qは、固形物の含有量が少ない状態となる。これにより、フィルタ64に向かう対象油Qは、分岐部60から通路58に向かう対象油Qと比較して、相対的に固形物の少ない状態で供給される。これにより、フィルタ64は、目詰まり等の発生を抑制することができ、フィルタ64の寿命を長くすることができ、メンテナンスの頻度を低減することができる。また、分岐部60には、フィルタ64の表面に沿った対象油Qの流れが形成されるため、フィルタ64の表面に固形物が堆積した場合でも、分岐部60の流れで、固形物をフィルタ64の表面から移動させることができ、目詰まりを抑制することができる。
フィルタ64は、上記効果を得ることができるため、ポンプ12に向かって対象油を供給する通路と供給配管との接続部に設けることが好ましい。また、フィルタ64を、表面が、通路の流れに沿う向きに配置することで、目詰まりを抑制することができる。なお、本実施形態では、分岐部60に供給配管62を接続したが、供給配管62の接続位置はこれに限定されない。供給配管60は、通路56に接続しても、通路58に接続してもよい。
次に、図6は、スラスト軸受に対象油を供給する機構の他の例を示す断面図である。図6に示すポンプは、フィルタを設ける位置を除いて他の構成は樹本的に図1から図5に示すポンプ12と同様である。
図6に示すポンプは、フィルタ64aと、乱流発生部90と、を含む。フィルタ64aは、モータ26の通路34の入口(採油口)34aを覆う位置に配置される。フィルタ64aは、円形の板状部材であり、外縁の近傍の接合部92が、モータ26のステータ32に接合している。フィルタ64aの入口(採油口)34a側の開口を全て覆うことで、対象油Qは、フィルタ64aを通過した後、採油口34aに流入する。フィルタ64aは、固形物を捕集し、対象油Qを通過させる。フィルタ64aは、上記実施形態のように、除去対象の固形物が通過しない貫通孔を設けてもよいし、不織布のように繊維状の部材を不規則に配置して、固形物を捕集する構造としてもよい。本実施形態のフィルタ64aは、振動可能な状態で接合部92がステータ32に接合する。つまり、フィルタ64aは、接合部92間の長さが、ステータ32の接合部92間の距離よりも長く、一部がたわんでいる。
乱流発生部90は、フィルタ64aを通過する供給油Qの流れに乱れを発生させる。乱流発生部90は、ロータ30の入口34a側の端部に配置される。乱流発生部90は、ロータ30の回転方向に置いて、複数個所に配置され、ロータ30の入口34a側の端部の形状を不均一にする。本実施形態の乱流発生部90は、羽根形状である。乱流発生部90は、ロータ30と共に回転することで、フィルタ64aを通過する供給油Qの流れに乱れを発生させる。
図6に示すポンプは、フィルタ64aを設けることで、通路34に流入する対象油Qに含まれる固形物をフィルタ64aで捕集することができる。これにより、通路34から供給配管64を流れスラスト軸受50の隙間Gに供給される対象油Qに含まれる固形物を低減することができ、スラスト軸受50のメンテナンスの頻度を低減することができる。また、フィルタ64aを振動可能な状態でステータ32に固定することで、対象油Qの流れで、フィルタ64aを振動させることができ、フィルタ64aへの固形物の体積を抑制することができる。これにより、フィルタ64aのメンテナンスの頻度も低減することができる。
また、図6に示すポンプは、フィルタ64aの近傍のロータ30に乱流発生部90を設け、乱流発生部90をロータ30ともに回転させることで、フィルタ64aを通過する対象油Qの流れにより好適な乱れを発生させることができる。これにより、フィルタ64aを効率よく振動させることができる。また、本実施形態のように、乱流発生部90を羽根形状とすることで、乱流をより効果的に発生させることができる。なお、乱流発生部90は、羽根形状に限定されず、軸方向に突出している棒でも、凹凸でもよい。乱流発生部90は、回転方向に不均一な構造とすることで、乱流を発生させる。
図7は、スラスト軸受の他の例を示す概略構成図である。図7に示すように、スラスト軸受50aは、中心軸CLの軸方向に多段に設けられてもよい。この構成では、スラスト軸受50aに対する荷重が中心軸CLの軸方向に分散される。したがって、スラスト軸受50aの1つ当たりに作用する面圧を低減し、隙間Gを大きくすることが可能となる。このため、固形物を含む対象油Qを潤滑油として用いる構成では、突出部70の第1面70a、第2面70bと、対面部72a、74aとの間において固形物の噛み込みが低減され、長寿命化を図ることができる。
図8は、スラスト軸受の他の例を示す概略構成図である。図8に示すように、スラスト軸受50bは、中心軸CLの軸方向に多段に設けられる場合において、突出部70と保持部72、74の少なくとも一方との間にバネ部78が設けられてもよい。これにより、スラスト軸受50aの1つ当たりに作用する面圧の均一化を図ることができる。また、軸受パッド76は、突出部70に設けられている。
図7及び図8に示すように、スラスト軸受を多段に配置した場合、供給配管62は、突出部70の隙間毎に設けてもよいし、1つの突出部の隙間を通過した後、次の突出部の隙間に供給されるようにしてもよい。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
2 設置面
4 油田
10 採油装置
12 ポンプ
14 配管
16 地上設備
18 案内管
20 ワイヤ
22 ポンプ本体
24 連結部
26 モータ
28 固定筒
28a 内周面
29 電気ケーブル
30 ロータ
30a 外周
32 ステータ
34,56,58 通路
40 永久磁石
42 電磁石
50,50a,50b スラスト軸受
60 分岐部
62 供給配管
62a 採油口
62b 供給口
64、64a フィルタ
70 突出部
70a 第1面
70b 第2面
70c 側面
72,74 保持部
72a,74a,74b 対面部
76 パッド
78 バネ部
90 乱流発生部
92 接合部
94 振動方向
G 隙間
Q 対象油

Claims (8)

  1. 油田に繋がった配管の内部に配置され、貯留された対象油を所定の方向に送る油田用ポンプであって、
    回転部と、
    前記回転部の外周に配置された固定部と、
    前記回転部の内部に形成された部分と前記回転部と前記固定部との間に形成された部分が繋がり、前記対象油が流れる通路と、
    前記回転部と、固定部との軸方向の荷重を支持するスラスト軸受と、
    前記通路の対象油の一部を前記スラスト軸受に供給する供給配管と、
    前記対象油の流れ方向において、前記通路の前記供給配管よりも上流側に配置され、異物を捕集するフィルタと、を含む油田用ポンプ。
  2. 前記供給配管は、前記通路から分岐し、
    前記フィルタは、前記通路と前記供給配管との分岐する位置に、前記通路の前記対象油の流れに沿って配置される請求項1に記載の油田用ポンプ。
  3. 前記分岐する位置は、前記通路の前記回転部と前記固定部との接続部である請求項2に記載の油田用ポンプ。
  4. 前記フィルタは、前記回転部の前記通路の入口よりも上流側に、振動可能な状態で前記固定部に固定される請求項1に記載の油田用ポンプ。
  5. 前記回転部の前記通路の入口に配置され、前記作動油の流れに乱流を発生させる乱流発生部を備える請求項4に記載の油田用ポンプ。
  6. 前記乱流発生部は、羽形状であり、回転方向に複数配置される請求項5に記載の油田用ポンプ。
  7. 前記フィルタは、板状の部材に、厚み方向に貫通する貫通孔が形成される請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の油田用ポンプ。
  8. 前記スラスト軸受は、前記回転部の外周に固定され、前記回転部と一体で回転する突出部と、前記固定部に固定され、前記突出の軸方向の面と対面する対面部と、を含み、
    前記突出部と前記対面部との間に前記対象油が充填される請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の油田用ポンプ。
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