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JP2020184192A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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JP2020184192A JP2019088261A JP2019088261A JP2020184192A JP 2020184192 A JP2020184192 A JP 2020184192A JP 2019088261 A JP2019088261 A JP 2019088261A JP 2019088261 A JP2019088261 A JP 2019088261A JP 2020184192 A JP2020184192 A JP 2020184192A
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Abstract

【課題】ファイルの移動やコピー操作時のセキュリティリスクを低減し、簡易にファイルのセキュリティを向上させることが可能な情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置は、複数のボタンに対応する処理の実行対象であるファイルの移動又はコピーを検知する。ファイルの移動又はコピーが検知されると、複数のボタンがセキュリティ設定処理を実行する設定ボタンを含むかどうかを判定する。セキュリティ設定処理を実行する設定ボタンを含む場合、警告ダイアログを表示し、ファイルに対してセキュリティ設定処理を実行するためのセキュリティ設定ダイアログを表示する。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、文書管理アプリケーション等では、ローカルエリアネットワーク等のネットワークにあるサーバに対しファイルを保存し、文書の参照、編集、移動、複製、FAX送信、メール送信等の機能が実現されている。また、文書編集やFAX送信といった処理に対応するボタン等のオブジェクトを用意し、これらのオブジェクトをグルーピング化することでタブ(例えば、業務タブ等)を生成し、生成したタブを契約業務やFAX業務等の処理の実行に活用することが行われている。
更に、文書管理アプリケーション等をクラウドサービスと呼ばれるインターネット上にあるストレージ等を提供するサービスと連携させることで、ローカルにあるファイルをインターネット上のストレージに移動することができる。例えば、外出先からの文書の参照や編集又は他ユーザーとの共有を実現する機能が提供される。これにより、イントラネット上のローカルフォルダからインターネット上のストレージへのファイル移動が容易になり利便性が高まった。しかしながら、業務フロー上セキュリティ設定が必要なファイルを、うっかりインターネット上のストレージに移動することがあり、セキュリティ上のリスクが高まった。
一方、ファイルのセキュリティを高める方法として、特許文献1に開示されている方法がある。特許文献1には、ファイルに含まれる要素の表示形態に基づき操作制御を行うことで、ファイルのセキュリティの制御を行う方法が開示されている。特許文献1の方法では、例えば、文書内の文字が赤なら、部長以上の回覧が可として、文字列の色に応じて操作可能な権限グループを制御することでファイルのセキュリティの制御が行われる。
特開2011−118569号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術を用いてファイルのセキュリティを高める場合、以下のような課題がある。
例えば、前述したタブを用いた一連の処理の実行において、フォルダー表示、文書編集、セキュリティ設定、メール送信の処理がある際に、文書編集中にうっかりクラウドサービスのストレージにファイルを移動してしまう可能性がある。このような場合に特許文献1を用いてセキュリティを担保させようとする場合、ファイル内に制御するための情報を新たに埋め込む必要があり非常に手間がかかる。又、ファイルに情報を埋め込んだとしても、埋め込んだ情報に対してどのような制御を行うのか別途管理する必要があり手間がかかる。このように、特許文献1では、非常に手間がかかるという課題があった。
本発明は、より簡易にファイルのセキュリティを向上させることを目的とする。
本発明の情報処理装置は、一つ以上のファイルを格納するフォルダーを一覧表示する第1の表示領域と、前記ファイルに対して実行される一連のユーザー操作に対応する複数のボタンを配置する第2の表示領域と、を表示する表示部を有し、前記複数のボタンは、前記ファイルに対してセキュリティ設定処理を実行する設定ボタンを含む情報処理装置であって、前記複数のボタンに対応する処理の実行対象であるファイルの移動又はコピーを検知する検知手段と、前記検知手段により前記ファイルの移動又はコピーが検知され、且つ、前記複数のボタンが前記設定ボタンを含む場合、前記ファイルに対して前記セキュリティ設定処理を実行するための通知画面を表示する表示制御手段と、を有する。
本発明によれば、より簡易にファイルのセキュリティを向上させることができる。
文書管理システムのシステム構成の一例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 文書管理アプリケーションの一例の詳細を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 タブ及びボタンの定義情報の一例を示す図である。 情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 表示されるダイアログの一例を示す図である。 表示されるダイアログの一例を示す図である。 情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 表示されるダイアログの一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 表示されるダイアログの一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態の一例を、図面に基づいて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態における文書管理システムのシステム構成の一例を示す図である。
文書管理システムは、文書データの管理を行うシステムであり、情報処理装置100、画像処理装置101、画像処理装置102、クラウドサーバ装置106を含む。
情報処理装置100、画像処理装置101、画像処理装置102は、それぞれLAN(Local Area Network)103に接続されている。また、クラウドサーバ装置106は、LAN105に接続されている。LAN103、LAN105は、それぞれ、有線LAN、無線LAN、有線LANと無線LANとが複合されたLAN、の何れであってもよい。
LAN103、LAN105は、インターネット104に接続されている。このことによってLAN103、LAN105のそれぞれのネットワークに接続されている装置は、相互に通信可能となっている。
情報処理装置100は、画像処理装置101、画像処理装置102に対して印刷やFAX送信を指示するパーソナルコンピュータ(PC)であって、ユーザーの使用するPCである。画像処理装置101、102それぞれは、プリンタ機能、FAX機能、コピー機能、スキャナ機能、ファイル送信機能等を備える。本実施形態では、画像処理装置101、102それぞれは、スキャナ機能とプリンタ機能とFAX機能とを有する複合機(MFP(Multi−Function Peripheral))であるとする。
情報処理装置100には、所定のオペレーティングシステム(OS)がインストールされ、かつ、特定の機能処理を実行する各種のアプリケーションもインストールされている。ここで、特定の機能処理とは、文書処理、表計算処理、プレゼンテーション処理、画像処理、図形処理等が含まれる。
情報処理装置100にインストールされた各アプリケーションは、それぞれ独自のデータ構造(ファイル構造)を備える。さらに、情報処理装置100にインストールされたOSは、各ファイルの識別子を参照して対応するアプリケーションに印刷指示を行うことができる。
また、本実施形態では、情報処理装置100には、画像処理装置101、102それぞれを利用するためのアプリケーションである文書管理アプリケーション400がインストールされている。文書管理アプリケーション400は、画像処理装置に対する印刷やFAX送信等の出力指示を行う機能、画像処理装置の使用状態や出力ジョブの実行状況を表示する機能を備えている。
クラウドサーバ装置106は、文書管理アプリケーション400と連携して文書の参照、保存、編集、削除、共有等を行うストレージサービス機能を提供するPC、サーバ装置等の情報処理装置である。
図2は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置100は、Central Processing Unit(CPU)201、表示部202、Random Access Memory(RAM)203、Read Only Memory(ROM)204を含む。また、情報処理装置100は、入力デバイス205、ストレージ装置206、Input Output(IO)部207を含む。各要素は、システムバスを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU201は、情報処理装置100を制御する中央演算装置である。表示部202は、ユーザーに視覚的な出力情報を提供するモニタ、タッチパネルの表示部等の表示装置である。RAM203は、CPU201のワークエリア、データの一時的な記憶領域として機能する記憶装置である。ROM204は、各種プログラム、各種設定情報等を記憶する記憶装置である。
入力デバイス205は、キーボードやポインティングデバイス等のユーザー操作入力を受け付ける入力装置である。ストレージ装置206は、各種プログラム、各種設定情報等を記憶する記憶装置である。本実施形態では、ストレージ装置206は、HDD(ハードディスクドライブ)であるとするが、FDD(フレキシブルディスクドライブ)等の他の記憶装置であってもよい。IO部207は、外部機器との通信を行うインターフェースデバイスである。なお、IO部207を介した情報処理装置100と周辺機器との接続形態は、有線/無線を問わない。情報処理装置100は、IO部207を介して画像処理装置101や画像処理装置102と接続する。
CPU201が、ROM204、ストレージ装置206等に記憶されたプログラムにしたがって処理を実行することで、図4で後述する文書管理アプリケーション等の情報処理装置100の機能、図7、10、13で後述するフローチャートの処理等が実現される。
本実施形態では、クラウドサーバ装置106のハードウェア構成は、図2で説明した情報処理装置100のハードウェア構成と同様であるとする。
クラウドサーバ装置106のCPUが、クラウドサーバ装置106のROM、ストレージ装置等に記憶されたプログラムにしたがって処理を実行することで、クラウドサーバ装置106の機能、クラウドサーバ装置106の処理が実現される。
図3は、画像処理装置101のハードウェア構成の一例を示す図である。
画像処理装置101は、IO部301、I/F制御部302、RAM303、RAM制御部304、調歩回路305、プリンタエンジン306、エンジンI/F307、メインコントローラ308、スキャナコントローラ309を含む。また、画像処理装置101は、プリンタコントローラ310、ファクスコントローラ311、ユーザーインターフェース(UI)312、スキャナエンジン313を含む。
IO部301は、LAN103等の通信媒介を介した情報処理装置100との接続に用いられるインターフェースデバイスである。画像処理装置101は、IO部301を、複数の接続形態に対応するために複数個搭載していてもよい。IO部301を通して、画像処理装置101は、デバイスIDやスキャンイメージを情報処理装置100に送信する。また、画像処理装置101は、IO部301を介して情報処理装置100より、各種の制御コマンドを受けて処理を行う。
I/F制御部302は、画像処理装置101に搭載されているスキャナやプリンタやFAX等のデバイスに関してデバイスIDを発行する制御を行う。RAM303は、一次記憶装置で、IO部301を介して取得された制御コマンド等の外部データや、スキャナエンジン313で読み取られたイメージの格納に使用される。また、RAM303は、プリンタコントローラ310より展開されたプリンタエンジン306に渡される前のイメージの格納等にも使用される。
RAM制御部304は、RAM303の割り当て管理を行う。調歩回路305は、プリンタコントローラ310やスキャナエンジン313を介して取り込まれ、RAM制御部304に展開されたイメージをプリンタエンジン306の回転にあわせて出力する装置である。プリンタエンジン306は、紙等の出力メディアにイメージを現像する装置である。
メインコントローラ308は、画像処理装置101の制御の要のモジュールであリ、エンジンI/F307を介してプリンタエンジン306の各種制御を行う。また、メインコントローラ308は、スキャナコントローラ309やプリンタコントローラ310やファクスコントローラ311にIO部301経由で情報処理装置100より受け取る制御言語の適切な振り分け処理を行う。また、メインコントローラ308は、それぞれのコントローラやUI312を介して取得した指示をうけてプリンタエンジン306やスキャナエンジン313の制御を行う。
メインコントローラ308と各種コントローラの間の制御インターフェースとを統一することで、一つの周辺機器に複数種類の制御コマンドを処理可能な拡張ボードが搭載可能になる。また、メインコントローラ308は、画像処理装置101に搭載されている拡張コントローラのデバイスIDを各コントローラより取得し管理する。
スキャナコントローラ309は、情報処理装置100より受けたスキャン制御コマンドをメインコントローラ308が解釈可能な内部実行命令に分解する。また、スキャナコントローラ309は、スキャナエンジン313で読み取られたイメージをスキャン制御コマンドに変更する。プリンタコントローラ310は、情報処理装置100より受けたページ記述言語を、メインコントローラ308が解釈可能なページ記述言語の展開イメージ等を含む内部実行命令に分解する。展開イメージは、プリンタエンジン306まで運ばれ、用紙等の出力メディアに印刷される。
ファクスコントローラ311は、情報処理装置100より受けたFAX制御言語をイメージに展開し公衆回線、インターネット等を介して他のFAX装置やIP−FAXへ転送する。UI312は、ユーザーからの情報の入力、ユーザーに対する情報の出力に用いられる入出力装置である。スキャナエンジン313は、メインコントローラ308からの指示に応じて光学装置を用いて印刷されたイメージを読み取り、電気信号に変換してメインコントローラ308に送信する。
メインコントローラ308が、画像処理装置101の記憶部に記憶されたプログラムにしたがって処理を実行することで、画像処理装置101の機能、画像処理装置101の処理が実現される。
本実施形態では、画像処理装置102のハードウェア構成は、図3で説明した画像処理装置101のハードウェア構成と同様である。
画像処理装置102のメインコントローラが、画像処理装置102の記憶部に記憶されたプログラムにしたがって処理を実行することで、画像処理装置102の機能、画像処理装置102の処理が実現される。
図4は、情報処理装置100が有する文書管理アプリケーション400の詳細の一例を示す図である。文書管理アプリケーション400のプログラムは、ストレージ装置206に記憶されている。CPU201がストレージ装置206に記憶された文書管理アプリケーション400のプログラムにしたがって処理を実行することで、文書管理アプリケーション400が実現される。
文書管理アプリケーション400は、出力管理部401、文書管理部402、入力管理部403、画面表示管理部404を含む。
出力管理部401は、文書管理部402により管理されている文書を、画像処理装置101(102)に対して出力する処理を行う。例えば、出力管理部401は、プリンタコントローラ310を介した用紙への印刷制御処理、ファクスコントローラ311を介したFAX送信処理等の処理を行う。
文書管理部402は、ストレージ装置206等に記憶された文書情報の管理を行う。
入力管理部403は、画面表示管理部404により表示された文書管理アプリケーション400のUI(グラフィカルUI)を介して、ユーザーによる入力デバイス205の操作を検知し、ユーザーからの入力を受け付ける。また、入力管理部403は、文書管理アプリケーション400の操作履歴情報の管理も行う。また、入力管理部403は、画像処理装置101、102からの入力を受付ける。例えば、入力管理部403は、画像処理装置101から、スキャナコントローラ309を介してスキャンされたデータの入力を受付ける。
画面表示管理部404は、文書管理アプリケーション400のUIを表示する制御を行う。
図5は、文書管理アプリケーション400が表示する表示画面の一例を示す図である。図5(a)の状態は、契約業務フォルダーが表示された状態を示す。図5(b)の状態は、図5(a)の状態から分割設定が押下された際に遷移する状態を示す。
表示画面500は、文書管理アプリケーション400がOSによって表示部202に表示されるメインウィンドウ内に表示する画面である。表示画面500は、タブ一覧501、ツールバー503、アドレスバー504、フォルダーツリー表示領域505、ファイル表示領域506を含む。
タブ一覧501は、それぞれ何等かの処理と対応付けられたタブの一覧である。また、タブ一覧501には、選択されているタブにかかる一連の処理それぞれに対応するボタンが処理の順番に左から並んで表示される。このボタンは、タブにかかる一連の処理それぞれに対応するオブジェクトの一例である。ツールバー503は、タブ一覧501から選択されたタブに対する各種処理の指示に用いられるボタンの一覧を含むバーである。アドレスバー504は、選択されたフォルダーのアドレスが表示されるバーである。タブ一覧501から選択されたタブに係る領域は、一連のユーザー操作に対応する複数のボタンを配置する第2の表示領域の一例である。
フォルダーツリー表示領域505は、文書管理部402が管理するフォルダーの木構造が表示される領域である。ファイル表示領域506は、フォルダーツリー表示領域505から選択されたフォルダーに含まれるファイルが表示される領域である。フォルダーツリー表示領域505は、フォルダーを一覧表示する第1の表示領域の一例である。
図5(a)の例では、タブ一覧501は、契約業務に係る一連の処理と、FAX業務に係る一連の処理と、に対応するタブを含む。また、図5(a)の例では、契約業務に係る一連の処理それぞれに対応する4つのボタン(「フォルダー表示[契約業務]」ボタン、「文書編集」ボタン、「セキュリティ設定」ボタン、「メール送信」ボタン)が左から処理の順番に並んでいる様子が示されている。即ち、文書管理アプリケーション400は、この一連の処理を「フォルダー表示[契約業務]」ボタンに対応する処理、「文書編集」ボタンに対応する処理、「セキュリティ設定」ボタンに対応する処理、「メール送信」ボタンに対応する処理の順番に実行する。
「フォルダー表示[契約業務]」ボタンは、対応するフォルダーを選択する処理に対応するボタンである。文書管理アプリケーション400は、「フォルダー表示[契約業務]」ボタンの押下を検知すると、フォルダーツリー表示領域505に表示されるフォルダーツリーから押下されたボタンに対応するフォルダーを選択する。図5(a)の状態は、「フォルダー表示[契約業務]」ボタンが押下され、対応するフォルダー(契約業務フォルダー)が選択された状態を示している。この場合、文書管理アプリケーション400は、アドレスバー504に、契約業務フォルダーのアドレス(フォルダーパス)を表示し、ファイル表示領域506に契約業務フォルダーに含まれるファイルの情報を表示する。図5(a)の例では、アドレスバー504には、「root¥作業¥契約業務」が表示されている。図5(a)の例では、ファイル表示領域506には、「root¥作業¥契約業務」のフォルダーにある「201804010900.pdf」ファイルのサムネイルが表示されている。
「文書編集」ボタンは、選択された文書を編集する処理に対応するボタンである。文書管理アプリケーション400は、「文書編集」ボタンの押下を検知すると、ユーザーからの入力に基づく文書編集処理(例えば、ページ入れ替え、ページ分割、ページ削除、ページ抜き取り等)を行う。また、文書管理アプリケーション400は、事前に設定した編集処理を実行することとしてもよい。
「セキュリティ設定」ボタンは、選択された文書に対してセキュリティ機能を付加する処理(セキュリティ設定処理)に対応するボタンである。付加できるセキュリティ機能としては、暗号化機能や電子署名機能、その他文書のセキュリティを向上する機能がある。文書管理アプリケーション400は、「セキュリティ設定」ボタンの押下を検知すると、選択された文書に対してセキュリティ機能を付加する処理を行う。
「メール送信」ボタンは、選択された文書を添附したメールを設定された送信先に送信する処理に対応するボタンである。文書管理アプリケーション400は、「メール送信」ボタンの押下を検知すると、選択された文書を添附したメールを設定された送信先に、メールサーバを経由して送信する。
図5の例では、ツールバー503には、「タブ設定」ボタン、「分割表示」ボタンの2つのボタンが含まれる。
文書管理アプリケーション400は、「タブ設定」ボタンの押下を検知すると、選択されているタブのカスタム設定に用いられるダイアログを表示部202に表示し、このダイアログへの入力に基づいて選択されているタブをカスタム設定することができる。
文書管理アプリケーション400は、「分割表示」ボタンの押下を検知すると、図5(b)に示すように、フォルダーツリー表示領域505及びファイル表示領域506を上下に分割して表示できる。文書管理アプリケーション400は、分割表示により、2つのフォルダーのファイル情報を並べて表示することができる。また、文書管理アプリケーション400は、既に分割表示されている状態で「分割表示」ボタンの押下を検知すると、分割表示状態を解除し、図5(a)のような表示状態に戻す。
図5(b)の例では、分割表示状態であり、フォルダーツリー表示領域505は2つ存在する。そこで、文書管理アプリケーション400は、アドレスバー504にフォルダーパスを表示しない。ただし、分割表示状態であっても、文書管理アプリケーション400は、ユーザーにより明示的に上下何れかのフォルダーツリー表示領域505のフォルダーが選択された場合は、選択されたフォルダーのフォルダーパスをアドレスバー504に表示する。
フォルダーツリー表示領域505及びファイル表示領域506は、「分割表示」ボタンが押下されることで、図5(b)のように上下に分割して表示される。分割操作によって生成された上段のフォルダーツリー表示領域505で選択されたファイルは、分割操作によって生成された上段のファイル表示領域506に表示される。下段の表示領域についても同様である。また、文書管理アプリケーション400は、上段のファイル表示領域506に表示されたファイルを下段のファイル表示領域506へ、又は、下段のファイル表示領域506に表示されたファイルを上段のファイル表示領域506へ移動又はコピーさせることができる。
図5(b)の例では、分割表示されたフォルダーツリー表示領域505の上段は、「契約業務」というフォルダーが選択されている状態を示す。また、フォルダーツリー表示領域505の下段は、「共有スペース」というフォルダーが選択されている状態を示す。共有スペースは、クラウドサーバ装置106が提供するフォルダーである。文書管理アプリケーション400は、共有スペースにファイルを配置することでクラウドサーバ装置106等にファイルを置くことが可能となる。即ち、ユーザーが、ファイル表示領域506のファイルをドラッグし、もう一方のファイル表示領域506(共有スペース)にドロップすると、イントラネット上のローカルフォルダからインターネット上のストレージにファイルが移動、又はコピーする。例えば、図5(b)の例では、上段のファイル表示領域506の201804010900.pdfがドラッグされ、下段のファイル表示領域506へドロップされたとする。この場合、文書管理アプリケーション400は、クラウドサーバ装置106に2011804010900.pdfを移動又はコピーさせる。
尚、上段のファイル表示領域506、または下段のファイル表示領域506のどちらをローカルフォルダの表示領域、共通スペースフォルダの表示領域にするかは特に問わない。以下では、図5で示された状況を例に説明する。
図6は、タブ一覧501に表示される各タブ及びボタンに関する情報の一例を示す図である。図6の情報は、ストレージ装置206に記憶される。
データ800は、図5(a)のタブ一覧501に表示されているタブの情報を示す。
タブリスト情報タグ801は、タブ一覧501に表示されるタブ群を示す。即ち、タブリスト情報タグ801で囲まれたタブ群が、タブ一覧501に表示される。
タブ情報タグ802は、タブ一覧501の中の1つのタブを示す。図6の例では、「契約業務」、「FAX業務」の2つのタブがあることが示されている。タブリスト情報タグ801囲まれたタブ情報タグ802は、ID要素と、名前要素を持つ。タブ情報タグ802の名前要素805は、タブ一覧501上にタブを表示する際の表示名に用いられる。また、タブ情報タグ802で管理されるボタン情報タグ803は、タブ上に表示されるボタンの情報を示し、ID要素806、名前要素807、ファンクション要素808、パラメーター要素809、パラメーター要素810を含む。
ID要素804、806それぞれは、タブ及びボタンを識別するIDを示す。図6の例では、2つのタブと7つのボタンに対してそれぞれ一意となるIDが振られている。文書管理アプリケーション400は、タブ情報タグ802やボタン情報タグ803を追加する際に、既に存在するタブ情報タグ802やボタン情報タグ803のID要素806と同一の値にならないIDを付与する。
要素値811は、対応する名前要素807がセキュリティの場合のパラメーター要素809の値の一例である。対応する名前要素807がセキュリティの場合にパラメーター要素809が取りうる値の種類としては、「暗号化(encryption)」、「電子署名(ElectronicSignature)」等がある。セキュリティ設定の暗号化ボタンが作成された場合は、パラメーター要素809には、"encryption"が設定され、電子署名のボタンを作成した場合は、"ElectronicSignature"が設定される。従って、図6の要素値811は、"encryption"であるため、セキュリティ設定として暗号化が設定されていると判断できる。
図7は、本実施形態の情報処理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。情報処理装置100は、タブ一覧501内の「文書編集」ボタンの押下に応じた処理を実行したことをきっかけに図7の処理を開始する。
図7の処理は、タブ一覧501の契約業務タブの「文書編集」ボタンに対応する処理の実行中に、図5(b)のフォルダーツリー表示領域505の上段の契約業務フォルダーから下段の共有スペースにファイルが移動又はコピーされた際の処理である。
S901において、文書管理部402は、入力管理部403により受付けられたユーザーからの指示が、選択された文書のファイル(以下では、選択ファイルとする)を共有スペースに移動又はコピーする指示であるか否かを判定する。選択ファイルは、タブ一覧501から選択されたタブに含まれる複数のボタンに対応する処理の実行対象のファイルとなる。文書管理部402は、入力管理部403により受付けられたユーザーからの指示が、選択ファイルを共有スペースに移動又はコピーする指示であると判定した場合、処理をS902に進める。また、文書管理部402は、入力管理部403により受付けられたユーザーからの指示が、選択ファイルを共有スペースに移動又はコピーする指示でないと判定した場合、図7の処理を終了する。
図5の例では、文書管理部402は、「文書編集」ボタンに対応する処理の実行中に「root¥作業¥契約業務」のフォルダーにある「201804010900.pdf」を共有スペースに移動する指示を受付けたか否かを判定する。
S902において、文書管理部402は、選択ファイルの移動元のフォルダーがLAN103上のフォルダーに存在し、且つ、選択ファイルの移動先のフォルダーがインターネット104を介したLAN105上に存在するか否かを判定する。選択ファイルの移動元のフォルダーとは、移動又はコピーの対象である選択ファイルが元々記憶されているフォルダーである。選択ファイルの移動先のフォルダーとは、選択ファイルの移動又はコピー先のフォルダーである。
より具体的には、文書管理部402は、選択ファイルの移動元と移動先とのマシンのIPアドレスをローカルネットワーク上にあるマシンのIP一覧と比較しローカルネットワークのフォルダーかインターネット上のフォルダーか否かを判定する。図5の例では、文書管理部402は、選択ファイルの移動元である「root¥作業¥契約業務」のフォルダーがイントラネット上にあるか又は移動先である共有スペースがインターネット上にあるフォルダーか否かを判定する。
文書管理部402は、選択ファイルの移動元のフォルダーがLAN103上のフォルダーに存在し、且つ、選択ファイルの移動先がインターネット104を介したLAN105上に存在すると判定した場合、処理をS903に進める。
また、文書管理部402は、選択ファイルの移動元のフォルダーがLAN103上のフォルダーに存在しない、又は、選択ファイルの移動先がインターネット104を介したLAN105上に存在しないと判定した場合、処理をS910に進める。
S903において、文書管理部402は、タブ一覧501から選択されたタブに対応する一連の処理の中に、実行中の処理(文書編集処理)以降に実行されるセキュリティ設定処理が存在するか否かを判定する。より具体的には、文書管理部402は、タブ一覧501に表示されたボタンの中に、実行中の処理に対応する「文書編集」ボタンよりも右側に、「セキュリティ設定」ボタンがあるか否かを判定する。文書管理部402は、S903の処理において、図6に示された情報を参照する。
本実施形態では、選択されたタブに対応する一連の処理に対応する複数のボタンは、処理の順番に並んでいることとした。しかし、タブ上のボタンを並んだ順番通りにユーザーが使用しない場合が想定される。その場合、文書管理部402は、タブ一覧501に表示されたボタンの中に、未実行のセキュリティ設定処理に対応する「セキュリティ設定」ボタンが存在するか否かを判定する。これにより、文書管理部402は、選択されたタブに対応する一連の処理の中に、実行中の文書編集処理以降に実行されるセキュリティ設定処理が存在するか否かを判定する。
文書管理部402は、タブ一覧501から選択されたタブに対応する一連の処理の中に、実行中の文書編集処理以降に実行されるセキュリティ設定処理が存在すると判定した場合、処理をS904に進める。また、文書管理部402は、タブ一覧501から選択されたタブに対応する一連の処理の中に、実行中の文書編集処理以降に実行されるセキュリティ設定処理が存在しないと判定した場合、図7の処理を終了する。
図5の例では、文書管理部402は、契約業務タブの文書編集ボタンの後段にはセキュリティ設定ボタンが存在するため、処理をS904に進めることとなる。
S904において、文書管理部402は、画面表示管理部404を介して表示部202に図8で後述するダイアログ600を表示する。
図8は、文書管理アプリケーション400が表示するセキュリティ設定の確認に用いられるダイアログの一例を示す図である。
ダイアログ600は、選択ファイルについてのセキュリティ設定を要することの通知と、選択ファイルについてのセキュリティ設定処理の指示と、に用いられるダイアログである。ダイアログ600は、選択ファイルに対するセキュリティ設定を要することを示す通知画面の一例である。
ボタン601は、選択ファイルに対するセキュリティ設定処理の実行の指示に用いられるボタンである。文書管理アプリケーション400は、入力デバイス205を介したボタン601の押下を検知した場合、図9で後述するダイアログ700を表示部202に表示することとなる。ボタン602は、セキュリティ設定処理、及び、選択ファイルの移動又はコピーのキャンセルの指示に用いられるボタンである。
S905において、文書管理部402は、入力デバイス205を介してダイアログ600に対して行われた入力が、ボタン601の押下であるか、ボタン602の押下であるかを判定する。文書管理部402は、ダイアログ600に対して行われた入力がボタン601の押下であると判定した場合、処理をS907に進め、ダイアログ600に対して行われた入力がボタン602の押下であると判定した場合、処理をS906に進める。
S906において、文書管理部402は、選択ファイルの移動又はコピー処理を中止(キャンセル)し、図7の処理を終了する。S906の処理は、選択ファイルの移動又はコピー処理を中止する中止制御処理の一例である。
S907において、文書管理部402は、画面表示管理部404を介して表示部202に図9で後述するダイアログ700を表示する。
図9は、セキュリティ設定処理に用いられるダイアログの一例を示す図である。ダイアログ700は、セキュリティ設定処理に用いられるダイアログである。ダイアログ700は、ダイアログ600のボタン601が押下された際に表示される。本実施形態では、ダイアログ700は、選択ファイルに対する暗号化設定に用いられるダイアログである。ダイアログ700は、セキュリティ設定処理の条件の指定に用いられる指定画面の一例である。
ダイアログ700は、チェックボックス701、チェックボックス702、フィールド703、フィールド704、ボタン705、ボタン706を含む。
チェックボックス701、702それぞれは、暗号化後の選択ファイルに対する操作制限の設定に用いられるチェックボックスである。文書管理アプリケーション400は、チェックの入ったチェックボックスに対応する操作制限を、選択ファイルに設定するよう制御することで、暗号化によりパスワードを指定しなければ選択ファイルに対する操作を実行できないようにすることができる。
チェックボックス701は、選択ファイルの編集を禁止するか否かの指定に用いられるチェックボックスである。チェックボックス701にチェックが入った状態で暗号化された選択ファイルは、パスワードを指定しない限り編集できなくなる。
チェックボックス702は、選択ファイルの印刷を禁止するか否かの指定に用いられるチェックボックスである。チェックボックス702にチェックが入った状態で暗号化された選択ファイルは、パスワードを指定しない限りファイルの印刷を行うことができなくなる。
フィールド703は、選択ファイルを開く際に要求されるパスワードが指定されるフィールドである。ダイアログ700を用いて暗号化された選択ファイルを開く際には、フィールド703に指定されたパスワードの入力が要求されることとなる。
フィールド704は、選択ファイルにフルアクセスする際に要求されるパスワードが指定されるフィールドである。チェックボックス701やチェックボックス702にチェックが入っている場合、文書管理アプリケーション400は、フィールド704にパスワードの指定を要求することとなる。暗号化された選択ファイルの編集や印刷の際に、フィールド704に指定されたパスワードの入力が要求されることとなる。
ボタン705は、選択ファイルに対してダイアログ700で指定された条件でのセキュリティ設定処理の指示に用いられるボタンである。ボタン706は、選択ファイルに対するセキュリティ設定のキャンセルの指示に用いられるボタンである。
このようにダイアログ700を用いたセキュリティ設定処理により、選択ファイルの操作にパスワードが必要となりパスワードを知る特定ユーザーのみが選択ファイルの制御を行うことができるようになる。そのため、ローカルのファイルをインターネット上のクラウドサービスが提供するストレージに保存した場合であっても、選択ファイルのセキュリティが向上でされることとなる。
図7の説明に戻る。
S908において、文書管理部402は、入力デバイス205を介してダイアログ700に対して行われた入力が、ボタン705の押下であるか、ボタン706の押下であるかを判定する。文書管理部402は、ダイアログ700に対して行われた入力がボタン705の押下であると判定した場合、処理をS909に進め、ダイアログ700に対して行われた入力がボタン706の押下であると判定した場合、処理をS906に進める。
S909において、文書管理部402は、ダイアログ700に対する入力(チェックボックス701、702、フィールド703、704に対する入力)に基づいて、選択ファイルに対するセキュリティ設定処理を実行する。そして、文書管理部402は、セキュリティ設定処理が施された選択ファイルを移動先に移動又はコピーする。
図5の例において、文書管理部402が、チェックボックス701にチェックが入っており、フィールド703とフィールド704にパスワードの指定がされている状態で、ボタン705の押下を検知したとする。その場合、文書管理部402は、選択ファイルである「201804010900.pdf」に操作制限を行い更にパスワードを付加したPDFを作成する。そして、文書管理部402は、セキュリティ設定処理を施した選択ファイルを、移動先に対して、移動又はコピーする。
S910において、文書管理部402は、ローカルフォルダ間で選択ファイルを移動又はコピーする。
以上、本実施形態では、情報処理装置100は、タブ一覧501から選択されたタブ上のボタンに対応する処理の実行中にファイルの移動又はコピーを検知した場合、以下のようにすることとした。即ち、情報処理装置100は、タブ一覧501から選択されたタブに対応する一連の処理に、実行中の処理以降に実行されるファイルのセキュリティ設定処理が含まれる場合、ダイアログ600を表示部202に表示した。これにより、情報処理装置100は、ユーザーに移動又はコピーされるファイルがセキュリティ設定を要することを通知し、移動又はコピーの前にファイルにセキュリティ設定を行うことを促すことができる。
このように、本実施形態の処理により、情報処理装置100は、移動又はコピーされるファイルのセキュリティを向上に寄与できる。
<実施形態2>
実施形態1では、情報処理装置100は、タブ一覧501から選択されたタブのボタンに対応する処理を実行する過程においてファイルの移動又はコピーが発生するたびに、セキュリティ設定を促すためにダイアログ600を表示する処理を実行することとなる。しかしながら、タブに対応する一連の処理を実行する際に毎回セキュリティ設定を実行することとなり、手間である。
そこで、本実施形態では、情報処理装置100は、タブ一覧501から選択されたタブのボタンに対応する処理を実行する過程においてファイルの移動又はコピーが発生した際に、選択されたタブに含まれるボタンの配置を変更する処理を行う。
本実施形態の文書管理システムのシステム構成は、実施形態1と同様である。また、情報処理装置100、画像処理装置101、102、クラウドサーバ装置106それぞれのハードウェア構成及び機能構成も、実施形態1と同様である。
図10は、本実施形態における情報処理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、情報処理装置100は、契約業務タブでの「文書編集」ボタンに対応する処理の実行中に、選択ファイルの移動又はコピーが発生した際に、図10の処理を実行する。図10の処理は、S1104、S1105の処理を含む点で図7の処理と異なる。図10の処理のうち、図7と異なる点について説明する。
S1104において、文書管理部402は、画面表示管理部404を介して、表示部202に、タブ一覧501から選択されたタブに対応する「セキュリティ設定」ボタンの位置を変更するか否かの確認に用いられ図11で後述するダイアログ1200を表示する。
図11は、「セキュリティ設定」ボタンの位置を変更するか否かの確認に用いられるダイアログの一例を示す図である。ダイアログ1200は、「セキュリティ設定」ボタンの位置を変更するか否かの確認に用いられるダイアログである。ダイアログ1200は、ボタン1201、ボタン1202を含む。ボタン1201は、「セキュリティ設定」ボタンの位置を、実行中の処理に対応するボタンよりも左側に移動する処理の指示に用いられるボタンである。このようにボタンの順序を入れ替えることで、次回以降、対応するタブにかかる一連の処理の実行の際にファイルの移動又はコピーが発生した場合でも、ダイアログ600が表示されることがなくなる。ボタン1202は、「セキュリティ設定」ボタンの位置を変更する処理のキャンセルの指示に用いられるボタンである。
図10の説明に戻る。
S1105において、文書管理部402は、入力デバイス205を介してダイアログ1200に対して行われた入力が、ボタン1201の押下であるか、ボタン1202の押下であるかを判定する。文書管理部402は、ダイアログ1200に対して行われた入力がボタン1201の押下であると判定した場合、以下の処理を行う。即ち、文書管理部402は、タブ一覧501から選択されているタブに対応する複数のボタンのうち、「セキュリティ設定」ボタンの位置を、この複数のボタンのうち実行中の処理に対応するボタンよりも左側になるように調整する。つまり、文書管理部402は、「セキュリティ設定」ボタンの位置を、実行中の処理よりも先に実行される処理に対応するオブジェクトが配置される位置になるように調整する。
また、文書管理部402は、ダイアログ1200に対して行われた入力がボタン1202の押下であると判定した場合、処理をS904に進める。
図12は、「セキュリティ設定」ボタンの位置が調整された後の表示画面500の一例を示す図である。図12には、「セキュリティ設定」ボタンが位置1001に存在しており、「文書編集」ボタンが位置1002に存在している様子が示されている。図12の状況を見ると、図5の状況と比較して、「セキュリティ設定」ボタンが、「文書編集」ボタンよりも左側に位置されていることが分かる。
本実施形態では、情報処理装置100は、タブのボタンの位置を調整することで、不要なダイアログ600の表示制御処理を低減することができ、ユーザー操作の負荷を低減し、不要な表示制御処理に係るリソースの負担を軽減できる。
本実施形態では、情報処理装置100は、ファイルのセキュリティ設定処理を行うタイミングで、ボタンの順序を変更することとした。しかし、情報処理装置100は、例えば、図10の全ての処理(〜S909)が実行された後のタイミング等の他のタイミングで、ボタンの順序を調整することとしてもよい。インターネット上のフォルダーにファイルが移動又はコピーさせることが確定した後であれば、情報処理装置100は、任意のタイミングで、タブ内のボタンの位置の調整を行ってもよい。
<実施形態3>
移動又はコピーされるファイルに対して行われるセキュリティ設定処理が、電子署名の付加等のデータの改ざんを防止するセキュリティ設定処理の場合、セキュリティ設定処理を行ってしまうと、ファイルがロックされ、以降の編集ができなくなる。そのため、ファイルの編集処理等が予定されている場合、セキュリティ設定処理の後では、編集できなくなってしまうという課題がある。
そこで、本実施形態では、情報処理装置100は、実行中の処理の後で実行されるセキュリティ設定処理が予め定められた種類の処理である場合に、ファイルの移動又はコピーを中止するよう制御する。
本実施形態の文書管理システムのシステム構成は、実施形態1と同様である。また、情報処理装置100、画像処理装置101、102、クラウドサーバ装置106それぞれのハードウェア構成及び機能構成も、実施形態1と同様である。
図13は、本実施形態の情報処理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。情報処理装置100は、契約業務タブの「文書編集」ボタンに対応する処理の実行中に、選択ファイルの移動又はコピーが発生した際に、図13の処理を実行する。
図13の処理は、S1304、S1305の処理を含む点で図7の処理と異なる。図13の処理のうち、図7と異なる点について説明する。
S1304において、文書管理部402は、タブ一覧501から選択されたタブに、実行中の処理の後で実行されるセキュリティ設定処理に対応する「セキュリティ設定」ボタンを特定する。文書管理部402は、特定した「セキュリティ設定」ボタンに対応する処理がファイルに電子署名を付加する処理であるか否かを判定する。本実施形態では、文書管理部402は、要素値811の値が"ElectronicSignature"である場合、「セキュリティ設定」ボタンに対応する処理がファイルに電子署名を付加する処理であると判定する。また、文書管理部402は、要素値811の値が"ElectronicSignature"でない場合、「セキュリティ設定」ボタンに対応する処理がファイルに電子署名を付加する処理でないと判定する。
文書管理部402は、特定した「セキュリティ設定」ボタンに対応する処理がファイルに電子署名を付加する処理であると判定した場合、処理をS1305に進める。文書管理部402は、特定した「セキュリティ設定」ボタンに対応する処理がファイルに電子署名を付加する処理でないと判定した場合、処理をS904に進める。
S1305において、文書管理部402は、選択ファイルの移動又はコピーを中止することを示すダイアログを表示部202に表示する。このダイアログの詳細については、図14で後述する。
図14は、S1305で表示されるダイアログの一例を示す図である。ダイアログ1400は、S1305で表示される選択ファイルの移動又はコピーを中止することを示すダイアログである。ダイアログ1400は、ボタン1401を含む。ボタン1401は、選択ファイルの移動又はコピーを中止する制御の指示に用いられるボタンである。
文書管理部402は、表示したダイアログ1400のボタン1401の押下を検知すると、処理をS906に進める。
本実施形態では、情報処理装置100は、選択ファイルに対して行われるセキュリティ設定処理が、電子署名の付加のように実行すると編集が不可能となる処理である場合、選択ファイルの移動又はコピーを中止することとした。これにより、情報処理装置100は、無意味なファイルの生成を防止し、セキュリティの確保を実現できる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
例えば、上述した文書管理システムの機能構成の一部又は全てをハードウェアとして情報処理装置100等に実装してもよい。以上、本発明の実施形態の一例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した各実施形態を任意に組み合わせる等してもよい。
100 情報処理装置
201 CPU
400 文書管理アプリケーション

Claims (8)

  1. 一つ以上のファイルを格納するフォルダーを一覧表示する第1の表示領域と、前記ファイルに対して実行される一連のユーザー操作に対応する複数のボタンを配置する第2の表示領域と、を表示する表示部を有し、前記複数のボタンは、前記ファイルに対してセキュリティ設定処理を実行する設定ボタンを含む情報処理装置であって、
    前記複数のボタンに対応する処理の実行対象であるファイルの移動又はコピーを検知する検知手段と、
    前記検知手段により前記ファイルの移動又はコピーが検知され、且つ、前記複数のボタンが前記設定ボタンを含む場合、前記ファイルに対して前記セキュリティ設定処理を実行するための通知画面を表示する表示制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段により表示された前記通知画面を介して受付けられた前記ファイルに対する前記セキュリティ設定処理の指示に応じて、前記ファイルに対する前記セキュリティ設定処理を行う処理手段を更に有する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記処理手段は、前記セキュリティ設定処理の条件の指定に用いられる指定画面に対する入力に基づいて、前記ファイルに対する前記セキュリティ設定処理を行う請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記検知手段により前記ファイルの移動又はコピーが検知され、且つ、前記検知手段により検知された前記ファイルの移動元又はコピーが、予め定められた第1の記憶領域から予め定められた第2の記憶領域への移動又はコピーであり、且つ、前記複数のボタンが前記設定ボタンを含む場合、前記通知画面を表示する請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記検知手段により前記ファイルの移動又はコピーが検知され、且つ、前記複数のボタンが前記設定ボタンを含む場合、前記設定ボタンの位置を、前記設定ボタンに係る前記セキュリティ設定処理が前記複数のボタンに含まれる設定されたボタンよりも先に実行されるように、調整する調整手段を更に有する請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記セキュリティ設定処理が前記ファイルの変更を禁止するようにする処理である場合、前記検知手段により検知された前記ファイルの移動又はコピーを中止するよう制御する中止制御手段を更に有する請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 一つ以上のファイルを格納するフォルダーを一覧表示する第1の表示領域と、前記ファイルに対して実行される一連のユーザー操作に対応する複数のボタンを配置する第2の表示領域と、を表示する表示部を有し、前記複数のボタンは、前記ファイルに対してセキュリティ設定処理を実行する設定ボタンを含む情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記複数のボタンに対応する処理の実行対象であるファイルの移動又はコピーを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップで前記ファイルの移動又はコピーが検知され、且つ、前記複数のボタンが前記設定ボタンを含む場合、前記ファイルに対して前記セキュリティ設定処理を実行するための通知画面を表示する表示制御ステップと、
    を含む情報処理方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置の各手段として、機能させるためのプログラム。
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