JP2020184174A - Vehicle control system - Google Patents
Vehicle control system Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020184174A JP2020184174A JP2019087952A JP2019087952A JP2020184174A JP 2020184174 A JP2020184174 A JP 2020184174A JP 2019087952 A JP2019087952 A JP 2019087952A JP 2019087952 A JP2019087952 A JP 2019087952A JP 2020184174 A JP2020184174 A JP 2020184174A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- low beam
- switching
- headlight
- automatic
- distance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
Description
本発明は、車両の制御システムに関する。 The present invention relates to a vehicle control system.
前照灯の照射角度を変更可能な車両で、照射角度を高くするハイビームと、照射角度を低くするロービームとを、車両前方の環境に応じて自動的に切り替える技術が知られている。例えば、特許文献1には、車両の前方に先行車両や対向車両以外の物体を検出すると、前照灯をハイビームにするように制御するという技術が開示されている。
In a vehicle in which the irradiation angle of the headlight can be changed, a technology is known that automatically switches between a high beam that increases the irradiation angle and a low beam that decreases the irradiation angle according to the environment in front of the vehicle. For example,
特許文献1に記載の技術では、前照灯をハイビームにすると、先行車両や対向車両の運転手が眩しく感じることを考慮に入れて、検出対象とする前方の物体として車両(自転車のような軽車両を除く自動車類)を含まないようにしている。そのため、前方に車両が位置する状態では、常に前照灯がロービームになる。
In the technique described in
近年、車両の進行方向の状況を監視し、所定の条件を満たすと自動的に減速して衝突被害を防止又は軽減させる、自動ブレーキ(Autonomous Emergency Braking:AEB)装置が実用化されて、多くの車両に搭載されている。しかし、特許文献1のように、前方に車両がある状態で常に前照灯がロービームになると、ある程度前方に離れた位置にある車両に光が届かず、自動ブレーキ制御用のセンサによる前方車両の検出精度が低下するおそれがある。
In recent years, many automatic braking (AEB) devices have been put into practical use, which monitor the situation of the traveling direction of a vehicle and automatically decelerate when a predetermined condition is met to prevent or reduce collision damage. It is installed in the vehicle. However, as in
また、特許文献1に記載の技術では、前方に歩行者や自転車を検出した場合には、これらの対象物との距離や衝突予測時間に関係なく(ハイビームが不要な状況においても)ハイビームに切り替えられるので、歩行者や自転車に乗っている人が眩しいと感じるおそれがある。
Further, in the technique described in
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、前方の物体の検出精度に影響を及ぼさずにハイビームとロービームを適切に切り替え可能な車両の制御システムを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a vehicle control system capable of appropriately switching between a high beam and a low beam without affecting the detection accuracy of an object in front.
本発明は、物体を検出し、検出された物体の距離情報を取得するセンサ装置と、車両の前方を照明し、照射距離が長いハイビームと照射距離が短いロービームとに切り替え可能な前照灯と、前照灯のハイビームとロービームを自動で切り替える自動前照灯切り替え手段と、を備えた車両の制御システムにおいて、距離情報が、前照灯のロービーム状態でセンサ装置により物体を検出可能な第1の値以上であるときに、自動前照灯切り替え手段によるロービームへの切り替えを禁止することを特徴とする。 The present invention includes a sensor device that detects an object and acquires distance information of the detected object, and a headlight that illuminates the front of the vehicle and can switch between a high beam having a long irradiation distance and a low beam having a short irradiation distance. In a vehicle control system equipped with an automatic headlight switching means for automatically switching between high beam and low beam of the headlight, the distance information can detect an object by a sensor device in the low beam state of the headlight. When the value is equal to or greater than the value of, switching to the low beam by the automatic headlight switching means is prohibited.
本発明の車両の制御システムによれば、前方の物体の検出精度に影響を及ぼさずにハイビームとロービームを適切に切り替えることができる。 According to the vehicle control system of the present invention, the high beam and the low beam can be appropriately switched without affecting the detection accuracy of the object in front.
以下、本実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態による車両である自動車10の制御システムを簡略化して示したものである。
Hereinafter, the present embodiment will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a simplified view of the control system of the
自動車10は、制動装置であるブレーキ11を備える。ブレーキ11は、車輪(図示略)を支持する車軸(図示略)に対して摩擦力で制動をかけて、自動車10を減速及び停止させるものである。自動車10を運転する乗員がブレーキペダルを操作することでブレーキ11が動作する。また、所定の条件下で、ブレーキ制御装置12の制御によって、自動でブレーキ11を作動させる自動ブレーキ制御機能を備えている。
The
自動車10はセンサ装置13を備えている。センサ装置13は、自動車10の外部にある物体を検出するセンサ14を有しており、センサ14からの検出信号に基づいて、検出された物体(対象物)までの距離と、当該物体に衝突するまでの衝突予測時間を算出する。センサ14として、自動車10外部の画像を撮影する車載カメラを用いる。センサ装置13は、車載カメラにより撮影された画像に基づいて、撮影範囲内にある物体の位置や物体までの距離を算出する。
The
センサ装置13はさらに、センサ14によって得られた物体までの距離と、当該物体と自車(自動車10)における相対的な速度や進行方向などの移動情報とに基づいて、衝突予測時間を算出する。自動ブレーキ制御の作動中には、算出した衝突予測時間から衝突又は所定以上の接近が予測される場合に、ブレーキ制御装置12がブレーキ11を作動させて自動車10を減速させる。
The
自動車10は、前方を照明する照明装置として前照灯15を備えている。前照灯15は、発光体であるバルブ(図示略)と、バルブで発した光を前方へ向けて配光するリフレクタ(図示略)やプロジェクタ(図示略)を有している。バルブには、ハイビーム用の発光部とロービーム用の発光部が設けられている。ハイビーム用の発光部を点灯させると、リフレクタやプロジェクタによって、ハイビーム用の照射角度で光が照射(配光)される。ロービーム用の発光部を点灯させると、シェード(図示略)によって一部の方向への光が遮られて、リフレクタやプロジェクタによって配光される光が、ハイビーム用の照射角度よりも低い範囲に制限された、ロービーム用の照射角度になる。この照射角度の違いによって、ハイビームの照射距離よりもロービームの照射距離の方が短くなる。
The
前照灯15の点灯と消灯、点灯状態におけるハイビームとロービームの選択は、前照灯コントローラ16によって制御される。前照灯15におけるハイビームとロービームの切り替えは、自動車10を運転する乗員の操作によって行われる手動切り替えに加えて、センサ装置13が備える自動前照灯切り替え手段17による自動切り替えで行うことができる。自動前照灯切り替え手段17は、自動車10の周辺環境(明るさ、周囲の物体)などに応じて、前照灯15の点灯と消灯、ハイビームとロービームの切り替えを自動的に行う。
The on / off of the
以下、前照灯15の自動切り替えの制御について説明する。以下に述べる制御は、自動車10に搭載される制御部によって行われる。この制御部は、図1に示すブレーキ制御装置12、センサ装置13、前照灯コントローラ16、自動前照灯切り替え手段17などを含むものであり、制御の主体を特に記載していない場合は、制御部によって包括的に制御されるものとする。
Hereinafter, the control of automatic switching of the
ハイビームは、通常の走行時に必要とされる照射範囲の広さや照射距離の長さをカバーするものである。ロービームは、対向車両とのすれ違い時や、先行車両との距離が近い場合や、歩行者や自転車が近くにいる場合など、相手側に眩しさを感じさせるおそれがある場合に使用するものであり、ハイビームに比べて照射範囲が狭く(低く)、照射距離が短い。そのため、ハイビームを選択した場合よりも、ロービームを選択した場合の方が、前照灯15からの光が到達する物体の距離が近くなる。周囲が暗い走行条件下では特に、センサ装置13における物体の検出精度は、前照灯15からの物体の照明状態の影響を受ける。
The high beam covers the wide irradiation range and the length of the irradiation distance required during normal traveling. The low beam is used when there is a risk of making the other party feel dazzling, such as when passing by an oncoming vehicle, when the distance to the preceding vehicle is short, or when a pedestrian or bicycle is nearby. , The irradiation range is narrower (lower) and the irradiation distance is shorter than the high beam. Therefore, the distance of the object to which the light from the
本実施の形態の自動車10の制御システムでは、ロービームを選択した状態でセンサ装置13によって物体を検出可能な距離情報の境界値を示す第1の値を設定し、距離情報が第1の値以上である場合には、自動前照灯切り替え手段17によるロービームへの切り替えを禁止する。これにより、センサ装置13による物体の検出精度が、ロービームへの切り替えによる影響を受けないので、自動車10からの距離が大きい前方の物体を確実に検出できる。
In the control system of the
例えば、車速が所定値以下になるとロービームに自動切り替えするような車速依存型の制御であると、減速時のハイビームからロービームへの自動切り替えによって、ロービームが届かない程度に離れている前方の物体を、センサ装置13が検出できなくなるおそれがある。これに対して、本実施の形態でロービームへの自動切り替え禁止の閾値となる第1の値は、物体との距離情報であるため、自動車10が減速しても、対象となる物体との距離情報が第1の値以上である限りは、ロービームへの自動切り替えが行われないので、前方にある程度以上離れている物体に対するセンサ装置13の検出精度が低下しない。
For example, in the case of vehicle speed-dependent control that automatically switches to the low beam when the vehicle speed falls below a predetermined value, the automatic switching from the high beam to the low beam during deceleration causes an object in front that is too far away to reach the low beam. , The
また、距離情報が第1の値よりも小さい場合には、ロービームへの自動切り替えを許可するので、ロービームが届く比較的近い距離に位置する対向車両、先行車両、歩行者、自転車などに対して、ハイビームを維持したままで眩しさを感じさせることを防止できる。 In addition, when the distance information is smaller than the first value, automatic switching to the low beam is permitted, so that oncoming vehicles, preceding vehicles, pedestrians, bicycles, etc. located at a relatively short distance where the low beam can reach , It is possible to prevent the feeling of glare while maintaining the high beam.
ロービームへの自動切り替え禁止は、自動ブレーキ制御の作動中に特に有効である。自動ブレーキ制御の作動中に自動車10の速度が落ちても、上述のように、対象となる物体との距離情報が第1の値以上である限りは、ロービームへの自動切り替えが行われないので、前方の物体に対するセンサ装置13の検出精度が低下しない。そのため、自動ブレーキ制御の作動中に、センサ装置13が対象となる物体を突然見失うことがなく、高い精度で自動ブレーキ制御を行うことができる。
Prohibition of automatic switching to low beam is particularly effective during operation of automatic brake control. Even if the speed of the
また、対象となる物体との距離情報が第1の値よりも大きい第2の値以上である場合に、ロービームへの切り替えを許可するように制御してもよい。第2の値は、仮にロービームへの切り替えによってセンサ装置13が物体を見失ったとしても、直ちに衝突の危険や走行の支障が生じないと判断される境界値である。言い換えれば、物体との衝突回避に十分である距離情報を第2の値とする。具体的には、対象となる物体との距離、走行中の自動車10の空走距離とブレーキ11の性能に応じた制動距離などに基づいて、衝突回避に十分である距離情報の値(第2の値)を求めることができる。このように、距離情報が大きい場合でも、ロービームへの切り替え禁止に固定せず、状況に応じてロービームへの切り替えを可能にすることで、より柔軟な運用が可能になる。
Further, when the distance information to the target object is greater than or equal to the second value larger than the first value, it may be controlled to allow switching to the low beam. The second value is a boundary value at which it is determined that even if the
前照灯15の自動切り替え制御について、タイムチャートとフローチャートを参照して説明する。制御のパターンとして、物体の距離情報を、センサ装置13で算出した衝突予測時間に基づいて求める場合と、センサ装置13での測定に基づく物体距離として設定する場合とがある。また、自動ブレーキ制御の作動を伴って制御する場合と、自動ブレーキ制御を非作動として制御する場合がある。
The automatic switching control of the
図2は、自動ブレーキの作動を伴い、衝突予測時間を物体の距離情報とする場合の制御例を示すタイムチャートである。タイムチャートの開始時点では、前照灯15がハイビームであり、ロービームへの自動切り替えが許可されている。そして、自動車10が車速α又は車速β(α>β)で走行しており、センサ装置13で算出された物体との衝突予測時間に基づいて、ブレーキ制御装置12が自動でブレーキを作動させたとする(A1)。
FIG. 2 is a time chart showing a control example in which the collision prediction time is used as the distance information of the object with the operation of the automatic brake. At the start of the time chart, the
自動ブレーキの作動時点(T1)で、衝突予測時間が第1の閾値V1以上であるかをセンサ装置13で判定する。この第1の閾値V1は、上述した第1の値に相当する。タイムチャートの開始時点で車速αの場合、自動ブレーキの作動時点(T1)での衝突予測時間が第1の閾値V1よりも小さい(B1)。つまり、現状の自動車10の走行速度(減速率を含む)を含めて判断すると、検出した物体との距離が小さく、ロービームに切り替えてもセンサ装置13による物体の検出精度に影響せず、かつハイビームを維持すると物体が車両や歩行者である場合に眩しさを感じさせるおそれがある状態である。そのため、衝突予測時間が第1の閾値V1よりも小さい場合(B1)には、自動でのロービームの切り替えが許可される(C1)。また、自動前照灯切り替え手段17の制御により、前照灯コントローラ16が前照灯15をハイビームからロービームに切り替えさせる(D1)。
At the time when the automatic brake is activated (T1), the
これに対し、タイムチャートの開始時点で車速βの場合、衝突予測時間が第1の閾値V1以上(B2)である。つまり、現状の自動車10の走行速度(減速率を含む)を含めて判断すると、検出した物体との距離が大きく、ロービームに切り替えた場合にセンサ装置13の検出精度に影響が及ぶと想定される状態である。そのため、衝突予測時間が第1の閾値V1以上である場合(B2)には、自動でのロービームの切り替えが禁止され(C2)、前照灯15はハイビームに維持される(D2)。
On the other hand, in the case of the vehicle speed β at the start of the time chart, the collision prediction time is equal to or greater than the first threshold value V1 (B2). That is, judging from the current traveling speed (including the deceleration rate) of the
自動ブレーキによる自動車10の減速が続いて停止すると(T2)、所定時間をおいて自動ブレーキの作動が解除される(A2)。自動車10が停止しているので、センサ装置13で検出している物体との衝突は基本的に生じない状態になる。これに伴い、先に自動でのロービームの切り替えが禁止されていた場合(C2)には、許可に切り替わる(C3)。また、自動前照灯切り替え手段17の制御により、前照灯コントローラ16が前照灯15をハイビームからロービームに切り替えさせる(C3)。一般に、自動ブレーキの作動による減速又は停車後に自動ブレーキの作動が解除された状態は、ハイビームを必要としない状態であり、この制御によって不要なハイビームの継続を防ぐことができる。また、車速が落ちて(停車して)自動ブレーキの作動が解除された状態では、センサ装置13で遠方の物体を積極的に検出する必要性が低いため、ロービームへの自動切り替えを許可しても支障がない。
When the deceleration of the
図3は、自動ブレーキの作動を伴い、センサ装置13で検出及び算出した物体までの距離を物体の距離情報として用いる場合の制御例を示すタイムチャートである。物体の距離情報が第1の閾値V1以上であるか否かの判定を、物体までの距離に基づいて行う点以外は、図2のタイムチャートと共通している。つまり、自動ブレーキが作動(A3)した時点(T3)で、物体までの距離が第1の閾値V1よりも小さい場合(B3)に、自動でのロービームの切り替えが許可され(C3)、自動前照灯切り替え手段17の制御により、前照灯コントローラ16が前照灯15をハイビームからロービームに自動切り替えさせる(D4)。自動ブレーキの作動時点(T3)で、物体までの距離が第1の閾値V1以上である場合(B4)には、自動でのロービームの切り替えが禁止され(C4)、前照灯15はハイビームに維持される(D5)。
FIG. 3 is a time chart showing a control example in which the distance to the object detected and calculated by the
自動ブレーキによる自動車10の減速が続いて停止すると(T4)、自動ブレーキの作動が解除される(A4)。これに伴い、先に自動でのロービームの切り替えが禁止されていた場合(C4)には、許可に切り替わり(C5)、前照灯コントローラ16が前照灯15をハイビームからロービームに自動切り替えさせる(D6)。
When the deceleration of the
物体までの距離を判定基準とする場合、例えば、保安基準で定められているすれ違い用前照灯の性能基準(夜間に前方40mの距離にある障害物を確認できる性能)に基づいて第1の閾値V1を設定することができる。 When the distance to an object is used as the judgment standard, for example, the first is based on the performance standard of the passing headlight (performance that can confirm an obstacle at a distance of 40 m ahead at night) defined by the safety standard. The threshold value V1 can be set.
図2及び図3のタイムチャートから分かるように、ロービームへの自動切り替えが許可されるのは、物体の距離情報が第1の閾値V1を下回った場合、すなわちロービームに切り替えてもセンサ装置13の検出精度に影響しない場合である。物体の距離情報が第1の閾値V1以上である場合、すなわちロービームに切り替えるとセンサ装置13の検出精度に影響する場合には、ロービームへの自動切り替えを禁止するので、センサ装置13の検出精度が低下せず、自動ブレーキを高精度に制御できる。
As can be seen from the time charts of FIGS. 2 and 3, automatic switching to the low beam is permitted when the distance information of the object falls below the first threshold value V1, that is, even if the
上述したように、車両の減速に基づいてロービームへの自動切り替えを行う制御であると、ロービームへの切り替えによって、センサが物体を検出できなくなるおそれがある。すると、センサが物体を再度検出したときに、物体を継続して検出できている場合に比べて、ブレーキの高い昇圧性能やより高性能のブレーキが必要になる。その結果、ブレーキ制御の変更のみならず、高い昇圧性能を得るためにモータ性能を向上させたブレーキ制御ユニットや、高性能なベースブレーキなど、ブレーキ関連のハードウェアも変更を要する場合が出てくる。これに対し、本実施の形態では、前照灯15のハイビームとロービームの切り替え制御の設定のみで済むので、構造変更による性能確認が不要であり、低コストかつ短期間での設定変更で効果を得ることができる。
As described above, if the control automatically switches to the low beam based on the deceleration of the vehicle, the sensor may not be able to detect the object due to the switch to the low beam. Then, when the sensor detects the object again, a higher boosting performance of the brake and a higher performance brake are required as compared with the case where the object can be continuously detected. As a result, not only changes in brake control, but also brake-related hardware such as brake control units with improved motor performance to obtain high boost performance and high-performance base brakes may need to be changed. .. On the other hand, in the present embodiment, since it is only necessary to set the switching control between the high beam and the low beam of the
図4は、自動ブレーキの作動を伴わず、衝突予測時間を物体の距離情報とする場合の制御例を示すタイムチャートである。この制御では、衝突予測時間として、第1の閾値V11と、第1の閾値V11よりも大きい第2の閾値V12が設定される。第1の閾値V11は、上記の第1の閾値V1と同様に、ロービームに切り替えてもセンサ装置13の検出精度に影響しないと判断される境界値であり、上述した第1の値に相当する。
FIG. 4 is a time chart showing a control example in which the collision prediction time is used as the distance information of the object without the operation of the automatic brake. In this control, a first threshold value V11 and a second threshold value V12 larger than the first threshold value V11 are set as the collision prediction time. The first threshold value V11 is a boundary value that is determined not to affect the detection accuracy of the
第2の閾値V12は、上述した第2の値に相当するものであり、物体までの距離が十分に大きく、仮にロービームへの切り替えによってセンサ装置13が物体を見失ったとしても、直ちに危険になることはないと判断される境界値である。言い換えれば、衝突予測時間が第2の閾値V12以上であることは、物体との衝突回避に十分な時間的及び距離的な余裕があることを意味する。
The second threshold value V12 corresponds to the above-mentioned second value, and the distance to the object is sufficiently large. Even if the
図4のタイムチャートの開始時点では、ロービームへの自動切り替えが許可されており、前照灯15がロービームになっている。自動車10の走行中に、衝突予測時間を継続的に監視する。車速の変化などに伴い、衝突予測時間が第2の閾値V12を下回ると(E1)、自動でのロービームの切り替えが禁止される(F1)。さらに衝突予測時間が第1の閾値V11を下回ると(E2)、自動でのロービームの切り替えが許可される(F2)。ロービームへの切り替え禁止(F1)に伴って、自動前照灯切り替え手段17の制御により、前照灯コントローラ16が前照灯15をロービームからハイビームに切り替えさせる(G1)。衝突予測時間が第1の閾値V11を下回る状態では、自動前照灯切り替え手段17の制御により、前照灯コントローラ16が前照灯15をハイビームからロービームに切り替える制御(G2)と、ロービームからハイビームに切り替える制御(G3)を任意に行うことができる。衝突予測時間が第1の閾値V11以下の状況でロービームへの切り替えを許可することによって、ロービームが届く比較的近い距離にある対向車両、先行車両、歩行者、自転車などに対して、ハイビームを維持したままで眩しさを感じさせることを防止できる。
At the start of the time chart of FIG. 4, automatic switching to the low beam is permitted, and the
続いて、車速の変化などに伴い、衝突予測時間が第1の閾値V11以上になると(E3)、許可されていたロービームへの自動切り替えが禁止される(F3)。さらに衝突予測時間が第2の閾値V12以上になると(E4)、禁止されていたロービームへの自動切り替えが許可される(F4)。衝突予測時間が第2の閾値V12以上の状態が継続している間は、自動前照灯切り替え手段17の制御により、前照灯コントローラ16が前照灯15をハイビームからロービームに切り替える制御(G4)と、ロービームからハイビームに切り替える制御(G5)を任意に行うことができる。仮にロービームへの切り替え(G4)によってセンサ装置13が対象となる物体を検出できなくなっても、当該物体は安全性に支障がない遠距離に位置するので、問題なくロービームの切り替えを行うことができる。
Subsequently, when the collision prediction time exceeds the first threshold value V11 due to a change in vehicle speed or the like (E3), automatic switching to the permitted low beam is prohibited (F3). Further, when the collision prediction time exceeds the second threshold value V12 (E4), automatic switching to the prohibited low beam is permitted (F4). While the collision prediction time continues to be the second threshold value V12 or higher, the
図5は、自動ブレーキの作動を伴わず、センサ装置13で検出及び算出した物体までの距離を物体の距離情報として用いる場合の制御例を示すタイムチャートである。物体の距離情報が第1の閾値V11や第2の閾値V12以上であるか否かの判定を、物体までの距離に基づいて行う点以外は、図4のタイムチャートと同様である。
FIG. 5 is a time chart showing a control example in which the distance to the object detected and calculated by the
物体までの距離を判定基準とする場合、例えば、保安基準で定められているすれ違い用前照灯の性能基準(夜間に前方40mの距離にある障害物を確認できる性能)に基づいて第1の閾値V11を設定し、走行用前照灯の性能基準(夜間に前方100mの距離にある障害物を確認できる性能)に基づいて第2の閾値V12を設定することができる。 When the distance to the object is used as the judgment standard, for example, the first is based on the performance standard of the passing headlight (performance that can confirm an obstacle at a distance of 40 m in front at night) defined by the safety standard. The threshold value V11 can be set, and the second threshold value V12 can be set based on the performance standard of the traveling headlight (the ability to confirm an obstacle at a distance of 100 m ahead at night).
図5のタイムチャートの開始時点では、ロービームへの自動切り替えが許可されており、前照灯15がロービームになっている。自動車10の走行中に、対象となる物体までの距離を継続的に監視する。車速の変化などに伴い、物体までの距離が第2の閾値V12を下回ると(E5)、自動でのロービームの切り替えが禁止される(F5)。さらに物体までの距離が第1の閾値V11を下回ると(E6)、自動でのロービームの切り替えが許可される(F6)。ロービームへの切り替え禁止(F5)に伴って、自動前照灯切り替え手段17の制御により、前照灯コントローラ16が前照灯15をロービームからハイビームに切り替えさせる(G6)。物体までの距離が第1の閾値V11を下回る状態では、自動前照灯切り替え手段17の制御により、前照灯コントローラ16が前照灯15をハイビームからロービームに切り替える制御(G7)と、ロービームからハイビームに切り替える制御(G8)を任意に行うことができる。物体までの距離が第1の閾値V11以下の状況でロービームへの切り替えを許可することによって、ロービームが届く比較的近い距離にある対向車両、先行車両、歩行者、自転車などに対して、ハイビームを維持したままで眩しさを感じさせることを防止できる。
At the start of the time chart of FIG. 5, automatic switching to the low beam is permitted, and the
車速の変化などに伴い、物体までの距離が第1の閾値V11以上になると(E7)、許可されていたロービームへの自動切り替えが禁止される(F7)。さらに物体までの距離が第2の閾値V12以上になると(E8)、禁止されていたロービームへの自動切り替えが許可される(F8)。物体までの距離が第2の閾値V12以上の状態が継続している間は、自動前照灯切り替え手段17の制御により、前照灯コントローラ16が前照灯15をハイビームからロービームに切り替える制御(G9)と、ロービームからハイビームに切り替える制御(G10)を任意に行うことができる。仮にロービームへの切り替え(G9)によってセンサ装置13が対象となる物体を検出できなくなっても、当該物体は安全性に支障がない遠距離に位置するので、支障なくロービームの切り替えを行うことができる。
When the distance to the object becomes equal to or higher than the first threshold value V11 due to a change in vehicle speed or the like (E7), automatic switching to the permitted low beam is prohibited (F7). Further, when the distance to the object becomes equal to or higher than the second threshold value V12 (E8), automatic switching to the prohibited low beam is permitted (F8). While the distance to the object continues to be the second threshold value V12 or higher, the
図4及び図5のタイムチャートから分かるように、ロービームへの自動切り替えが許可されるのは、物体の距離情報が第1の閾値V11を下回った場合、すなわちロービームに切り替えてもセンサ装置13の検出精度に影響しない場合と、物体の距離情報が第2の閾値V12以上の場合、すなわちロービームに切り替えても安全性に支障がない遠距離に物体が位置する場合である。物体の距離情報が第1の閾値V11以上かつ第2の閾値を下回る場合、すなわちロービームに切り替えるとセンサ装置13の検出精度や安全性に影響する場合には、ロービームへの自動切り替えを禁止するので、センサ装置13の検出精度が低下せず、自動ブレーキを高い安全性で高精度に制御できる。
As can be seen from the time charts of FIGS. 4 and 5, automatic switching to the low beam is permitted when the distance information of the object falls below the first threshold value V11, that is, even if the
図6は、衝突予測時間を物体の距離情報とする場合の制御の流れを示すフローチャートである。ステップS11で、自動ブレーキ制御が非作動状態であるか否かを判定する。自動ブレーキ制御が作動状態である場合(NO)、ステップS12に進み、自動ブレーキ制御が非作動状態である場合(YES)、ステップS17に進む。以降の処理は、自動ブレーキ制御が作動状態である場合(ステップS12からステップS16まで)と、自動ブレーキ制御が非作動状態である場合(ステップS17からステップS20まで)に分岐する。 FIG. 6 is a flowchart showing a control flow when the collision prediction time is used as the distance information of the object. In step S11, it is determined whether or not the automatic brake control is in the non-operating state. If the automatic brake control is in the operating state (NO), the process proceeds to step S12, and if the automatic braking control is in the non-operating state (YES), the process proceeds to step S17. Subsequent processing is branched into a case where the automatic brake control is in the operating state (step S12 to step S16) and a case where the automatic braking control is not operating (step S17 to step S20).
ステップS11で自動ブレーキ制御が作動状態である場合(NO)、前照灯15がハイビームであるか否かをステップS12で判定する。ハイビームである場合(YES)はステップS13に進み、ロービームである場合(NO)はステップS16に進む。
When the automatic brake control is in the operating state (NO) in step S11, it is determined in step S12 whether or not the
ステップS13では、衝突予測時間が第2の閾値(上述した第2の値や第2の閾値V12に相当)よりも小さいか(第2の閾値以上であるか)否かを判定する。衝突予測時間が第2の閾値よりも小さい場合(YES)はステップS14に進み、衝突予測時間が第2の閾値以上である場合(NO)はステップS16に進む。 In step S13, it is determined whether or not the collision prediction time is smaller than the second threshold value (corresponding to the above-mentioned second value or the second threshold value V12) (whether it is equal to or greater than the second threshold value). If the collision prediction time is smaller than the second threshold value (YES), the process proceeds to step S14, and if the collision prediction time is equal to or longer than the second threshold value (NO), the process proceeds to step S16.
ステップS14では、衝突予測時間が第1の閾値(上述した第1の値や第1の閾値V11に相当)以上であるか否かを判定する。衝突予測時間が第1の閾値以上である場合(YES)はステップS15に進み、衝突予測時間が第1の閾値よりも小さい場合(NO)はステップS16に進む。 In step S14, it is determined whether or not the collision prediction time is equal to or longer than the first threshold value (corresponding to the above-mentioned first value or the first threshold value V11). If the collision prediction time is equal to or greater than the first threshold value (YES), the process proceeds to step S15, and if the collision prediction time is smaller than the first threshold value (NO), the process proceeds to step S16.
ステップS15でロービームへの切り替えが禁止される。つまり、自動ブレーキが作動しており(ステップS11のNO)、前照灯15がハイビームで(ステップS12のYES)、衝突予測時間が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満(ステップS13及びステップS14のYES)、という全ての条件を満たすと、ロービームへの切り替えを禁止する。
Switching to the low beam is prohibited in step S15. That is, the automatic brake is operating (NO in step S11), the
ステップS16ではロービームへの切り替えが許可される。つまり、自動ブレーキが作動している場合において(ステップS11のNO)、前照灯15がロービームである(ステップS12のNO)、衝突予測時間が第2の閾値以上又は第1の閾値未満(ステップS13又はステップS14のNO)、という条件のいずれかを満たすと、ロービームへの切り替えを禁止せずに許可する。
In step S16, switching to the low beam is permitted. That is, when the automatic brake is activated (NO in step S11), the
ステップS11で自動ブレーキ制御が非作動状態である場合(YES)、前照灯15がハイビームであるか否かをステップS17で判定する。ハイビームである場合(YES)はステップS18に進み、ロービームである場合(NO)はステップS20に進む。
When the automatic brake control is not activated in step S11 (YES), it is determined in step S17 whether or not the
ステップS18では、衝突予測時間が第1の閾値(上述した第1の値や第1の閾値V1に相当)以上であるか否かを判定する。衝突予測時間が第1の閾値以上である場合(YES)はステップS19に進み、衝突予測時間が第1の閾値よりも小さい場合(NO)はステップS20に進む。 In step S18, it is determined whether or not the collision prediction time is equal to or longer than the first threshold value (corresponding to the above-mentioned first value or the first threshold value V1). If the collision prediction time is equal to or greater than the first threshold value (YES), the process proceeds to step S19, and if the collision prediction time is smaller than the first threshold value (NO), the process proceeds to step S20.
ステップS19でロービームへの切り替えが禁止される。つまり、自動ブレーキが非作動で(ステップS11のYES)、前照灯15がハイビームで(ステップS17のYES)、衝突予測時間が第1の閾値以上(ステップS18のYES)、という全ての条件を満たすと、ロービームへの切り替えを禁止する。
Switching to the low beam is prohibited in step S19. That is, all the conditions that the automatic brake is not activated (YES in step S11), the
ステップS20ではロービームへの切り替えが許可される。つまり、自動ブレーキが非作動の場合において(ステップS11のYES)、前照灯15がロービームである(ステップS17のNO)、衝突予測時間が第1の閾値未満(ステップS18のNO)、という条件のいずれかを満たすと、ロービームへの切り替えを禁止せずに許可する。
In step S20, switching to the low beam is permitted. That is, when the automatic brake is not activated (YES in step S11), the
図7は、センサ装置13で検出及び算出した物体までの距離を物体の距離情報として用いる場合の制御の流れを示すフローチャートである。ステップS33、ステップS34、ステップS38で、判定基準として物体までの距離を用いていること以外は、先に説明した図6のフローチャートと共通している。
FIG. 7 is a flowchart showing a control flow when the distance to the object detected and calculated by the
ステップS31で、自動ブレーキ制御が非作動状態であるか否かを判定する。自動ブレーキ制御が作動状態である場合(NO)、ステップS32に進み、自動ブレーキ制御が非作動状態である場合(YES)、ステップS37に進む。以降の処理は、自動ブレーキ制御が作動状態である場合(ステップS32からステップS36まで)と、自動ブレーキ制御が非作動状態である場合(ステップS37からステップS40まで)に分岐する。 In step S31, it is determined whether or not the automatic brake control is in the non-operating state. If the automatic brake control is in the operating state (NO), the process proceeds to step S32, and if the automatic braking control is in the non-operating state (YES), the process proceeds to step S37. Subsequent processing is branched into a case where the automatic brake control is in the operating state (step S32 to step S36) and a case where the automatic braking control is not in the operating state (step S37 to step S40).
ステップS31で自動ブレーキ制御が作動状態である場合(NO)、前照灯15がハイビームであるか否かをステップS32で判定する。ハイビームである場合(YES)はステップS33に進み、ロービームである場合(NO)はステップS36に進む。
When the automatic brake control is in the operating state (NO) in step S31, it is determined in step S32 whether or not the
ステップS33では、センサ装置13で検出する物体までの距離が第2の閾値(上述した第2の値や第2の閾値V12に相当)よりも小さいか(第2の閾値以上であるか)否かを判定する。物体までの距離が第2の閾値よりも小さい場合(YES)はステップS34に進み、衝突予測時間が第2の閾値以上である場合(NO)はステップS36に進む。
In step S33, whether the distance to the object detected by the
ステップS34では、物体までの距離が第1の閾値(上述した第1の値や第1の閾値V11に相当)以上であるか否かを判定する。物体までの距離が第1の閾値以上である場合(YES)はステップS35に進み、物体までの距離が第1の閾値よりも小さい場合(NO)はステップS36に進む。 In step S34, it is determined whether or not the distance to the object is equal to or greater than the first threshold value (corresponding to the above-mentioned first value or the first threshold value V11). If the distance to the object is equal to or greater than the first threshold value (YES), the process proceeds to step S35, and if the distance to the object is smaller than the first threshold value (NO), the process proceeds to step S36.
ステップS35でロービームへの切り替えが禁止される。つまり、自動ブレーキが作動しており(ステップS31のNO)、前照灯15がハイビームで(ステップS32のYES)、物体までの距離が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満(ステップS33及びステップS34のYES)、という全ての条件を満たすと、ロービームへの切り替えを禁止する。
Switching to the low beam is prohibited in step S35. That is, the automatic brake is operating (NO in step S31), the
ステップS36ではロービームへの切り替えが許可される。つまり、自動ブレーキが作動している場合において(ステップS31のNO)において、前照灯15がロービームである(ステップS32のNO)、物体までの距離が第2の閾値以上又は第1の閾値未満(ステップS33又はステップS34のNO)、という条件のいずれかを満たすと、ロービームへの切り替えを禁止せずに許可する。
In step S36, switching to the low beam is permitted. That is, when the automatic brake is operating (NO in step S31), the
ステップS31で自動ブレーキ制御が非作動状態である場合(YES)、前照灯15がハイビームであるか否かをステップS37で判定する。ハイビームである場合(YES)はステップS38に進み、ロービームである場合(NO)はステップS40に進む。
When the automatic brake control is not activated in step S31 (YES), it is determined in step S37 whether or not the
ステップS38では、物体までの距離が第1の閾値(上述した第1の値や第1の閾値V1に相当)以上であるか否かを判定する。物体までの距離が第1の閾値以上である場合(YES)はステップS39に進み、物体までの距離が第1の閾値よりも小さい場合(NO)はステップS40に進む。 In step S38, it is determined whether or not the distance to the object is equal to or greater than the first threshold value (corresponding to the above-mentioned first value or the first threshold value V1). If the distance to the object is equal to or greater than the first threshold value (YES), the process proceeds to step S39, and if the distance to the object is smaller than the first threshold value (NO), the process proceeds to step S40.
ステップS39でロービームへの切り替えが禁止される。つまり、自動ブレーキが非作動で(ステップS31のYES)、前照灯15がハイビームで(ステップS37のYES)、物体までの距離が第1の閾値以上(ステップS38のYES)、という全ての条件を満たすと、ロービームへの切り替えを禁止する。
Switching to the low beam is prohibited in step S39. That is, all the conditions that the automatic brake is not activated (YES in step S31), the
ステップS40ではロービームへの切り替えが許可される。つまり、自動ブレーキが非作動の場合において(ステップS31のYES)、前照灯15がロービームである(ステップS37のNO)、物体までの距離が第1の閾値未満(ステップS38のNO)、という条件のいずれかを満たすと、ロービームへの切り替えを禁止せずに許可する。
In step S40, switching to the low beam is permitted. That is, when the automatic brake is not activated (YES in step S31), the
以上に説明した前照灯の自動切り替え制御において、自動ブレーキが作動している場合と、自動ブレーキが作動していない場合とで、第1の値(第1の閾値)を異ならせることも可能である。具体的には、図6のフローチャートで、ステップS14における第1の閾値と、ステップS18における第1の閾値の値を異ならせてもよい。あるいは、図7のフローチャートで、ステップS34における第1の閾値と、ステップS38における第1の閾値の値を異ならせてもよい。一例として、自動ブレーキが作動している場合は、第1の値(第1の閾値)を大きくして(ロービームへの切り替え許可が行われる物体距離や衝突予測時間を小さく設定して)、前方へのより長い距離で確実に物体を検知するようにする。自動ブレーキが作動していない場合は、第1の値(第1の閾値)を小さくして(ロービームへの切り替え許可が行われる物体距離や衝突予測時間を大きく設定して)、前方の先行車両などができるだけハイビームの眩しさを感じにくいようにする。 In the automatic switching control of the headlights described above, it is possible to make the first value (first threshold value) different depending on whether the automatic brake is operating or not. Is. Specifically, in the flowchart of FIG. 6, the value of the first threshold value in step S14 and the value of the first threshold value in step S18 may be different. Alternatively, in the flowchart of FIG. 7, the value of the first threshold value in step S34 and the value of the first threshold value in step S38 may be different. As an example, when the automatic brake is activated, increase the first value (first threshold value) (set the object distance at which switching to the low beam is permitted and the collision prediction time small), and move forward. Make sure to detect objects at longer distances to. If the automatic braking is not activated, reduce the first value (first threshold value) (set a large object distance and collision prediction time for which switching to low beam is permitted), and the vehicle in front of you. Make it difficult to feel the glare of the high beam as much as possible.
以上に説明したように、本実施の形態に係る車両の制御システムでは、物体との距離情報(距離や衝突予測時間)に基づいてハイビームとロービームを切り替えることで、センサ装置13による物体の検出精度に悪影響を及ぼさずに、前照灯15による適切な配光を実現することができる。特に、自動でロービームに切り替わってセンサ装置13が物体を検出しにくくなることを防ぐことができる。
As described above, in the vehicle control system according to the present embodiment, the detection accuracy of the object by the
なお、本発明は上記実施の形態や各変形例に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている構成や制御等については、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment or each modification, and can be modified in various ways. In the above embodiment, the configuration, control, and the like shown in the accompanying drawings are not limited to this, and can be appropriately changed within the range in which the effects of the present invention are exhibited. In addition, it can be appropriately modified and implemented as long as it does not deviate from the scope of the object of the present invention.
以上の実施形態では、前照灯15の切り替え制御に用いる距離情報について、衝突予測時間に基づいて求める場合と、測定された距離自体に基づいて求める場合を並列的に説明した。距離情報として衝突予測時間と距離自体のいずれを用いるかは、適宜選択することが可能である。衝突予測時間は、対象となる物体からの距離に加えて、当該物体や自車の移動情報(速度や進行方向など)も加味して得られるものであるため、距離情報として距離のみを用いる場合に比べて変数が多く、より精密な制御が可能になる。一方、距離情報として距離のみを用いる場合は、変数が少なく演算処理が容易であるため、制御の負担を抑えることができる。このように、それぞれの制御に利点があり、求められる性能に応じて適切な制御の形態を選択すればよい。
In the above embodiment, the case where the distance information used for the switching control of the
上記実施形態では、センサ装置13は車両周辺の画像を撮影する車載カメラをセンサ14として用いるものとしたが、センサ装置の種類はこれに限定されるものではない。前照灯のハイビームとロービームの切り替えによって距離情報の検出精度に影響が及ぶ可能性があるものであれば、どのようなセンサ装置を用いてもよい。
In the above embodiment, the
上記実施形態における第1の値(第1の閾値)や第2の値(第2の閾値)は、車両周辺環境における明度など、センサ装置の検出性能に影響を及ぼす要素に応じて適宜変更することも可能である。一例として、日中と夜間で閾値を異ならせてもよい。 The first value (first threshold value) and the second value (second threshold value) in the above embodiment are appropriately changed according to factors that affect the detection performance of the sensor device, such as brightness in the vehicle surrounding environment. It is also possible. As an example, the threshold values may be different between daytime and nighttime.
以上説明したように、本発明の車両の制御システムは、前方の物体の検出精度に影響を及ぼさずにハイビームとロービームを適切に切り替え可能という効果を有し、特に、自動ブレーキ装置を備えている車両に有用である。 As described above, the vehicle control system of the present invention has the effect of being able to appropriately switch between the high beam and the low beam without affecting the detection accuracy of the object in front, and particularly includes an automatic braking device. Useful for vehicles.
10 :自動車(車両)
11 :ブレーキ
12 :ブレーキ制御装置
13 :センサ装置
14 :センサ
15 :前照灯
16 :前照灯コントローラ
17 :自動前照灯切り替え手段
V1 :第1の閾値(第1の値)
V11 :第1の閾値(第1の値)
V12 :第2の閾値(第2の値)
10: Automobile (vehicle)
11: Brake 12: Brake control device 13: Sensor device 14: Sensor 15: Headlight 16: Headlight controller 17: Automatic headlight switching means V1: First threshold value (first value)
V11: First threshold value (first value)
V12: Second threshold value (second value)
Claims (6)
車両の前方を照明し、照射距離が長いハイビームと照射距離が短いロービームとに切り替え可能な前照灯と、
前記前照灯の前記ハイビームと前記ロービームを自動で切り替える自動前照灯切り替え手段と、
を備えた車両の制御システムにおいて、
前記距離情報が、前記前照灯の前記ロービーム状態で前記センサ装置により前記物体を検出可能な第1の値以上であるときに、前記自動前照灯切り替え手段による前記ロービームへの切り替えを禁止することを特徴とする車両の制御システム。 A sensor device that detects an object and acquires the distance information of the detected object,
A headlight that illuminates the front of the vehicle and can be switched between a high beam with a long irradiation distance and a low beam with a short irradiation distance.
An automatic headlight switching means for automatically switching between the high beam and the low beam of the headlight,
In a vehicle control system equipped with
When the distance information is equal to or greater than the first value at which the object can be detected by the sensor device in the low beam state of the headlight, switching to the low beam by the automatic headlight switching means is prohibited. A vehicle control system characterized by that.
前記ブレーキ制御装置により自動でブレーキを作動したときに、前記距離情報が前記第1の値以上である場合に、前記自動前照灯切り替え手段による前記ロービームへの切り替えを禁止することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。 It has a brake control device that automatically activates a brake when an object is detected by the sensor device and a collision or an approach of a predetermined value or more is predicted.
When the brake is automatically operated by the brake control device, when the distance information is equal to or greater than the first value, switching to the low beam by the automatic headlight switching means is prohibited. The vehicle control system according to claim 1.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019087952A JP2020184174A (en) | 2019-05-08 | 2019-05-08 | Vehicle control system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019087952A JP2020184174A (en) | 2019-05-08 | 2019-05-08 | Vehicle control system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020184174A true JP2020184174A (en) | 2020-11-12 |
Family
ID=73045550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019087952A Pending JP2020184174A (en) | 2019-05-08 | 2019-05-08 | Vehicle control system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020184174A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI827199B (en) * | 2022-08-16 | 2023-12-21 | 日商山葉發動機股份有限公司 | Light source switching control device and light source switching control method for straddle-type vehicles |
-
2019
- 2019-05-08 JP JP2019087952A patent/JP2020184174A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI827199B (en) * | 2022-08-16 | 2023-12-21 | 日商山葉發動機股份有限公司 | Light source switching control device and light source switching control method for straddle-type vehicles |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6048199B2 (en) | Vehicle lighting device | |
US7703955B2 (en) | Vehicular illumination system | |
JP5413511B2 (en) | Vehicle light distribution control device and method | |
JP5980899B2 (en) | Method for adjusting headlight range of lighting system for vehicle according to distance, control device, and computer-readable recording medium | |
JP2008189276A (en) | Vehicular lamp system | |
US9108567B2 (en) | Method and control unit for adjusting a luminosity of at least one headlight of a vehicle | |
JP2015033944A (en) | Lighting control device for headlight of vehicle, and headlight system of vehicle | |
JP2013224135A5 (en) | ||
JP2008149809A (en) | Lighting system for vehicle | |
WO2014038407A1 (en) | Vehicle headlight device | |
JP2009528210A (en) | Method and apparatus for controlling light function of front headlamp for road vehicle | |
KR20210075290A (en) | Apparatus for controlling a vehicle and method thereof | |
US20190152378A1 (en) | Lamp for vehicle | |
JP6839006B2 (en) | Vehicle driving support device and driving support method | |
CN112004717A (en) | Vehicle lighting switch and vehicle lighting system | |
CN110049898B (en) | Method for controlling light distribution of a vehicle headlight | |
JP5195390B2 (en) | Front irradiation automatic control device | |
JP2020184174A (en) | Vehicle control system | |
JP6296734B2 (en) | Lighting control device for vehicle headlamp, vehicle headlamp system | |
JP2011207349A (en) | Vehicle lamp system | |
JP5192838B2 (en) | Auto leveling system for vehicle lamps | |
CN111051132A (en) | Method for controlling at least one main headlight of a lighting unit of a vehicle, lighting unit, computer program product and computer-readable medium | |
JP2006146754A (en) | Preceding car detecting method and preceding car detecting apparatus | |
JPH07164960A (en) | Headlamp device for vehicle | |
US20070109762A1 (en) | Method for optimizing a vehicle light and corresponding headlight device |