JP2020183352A - 固形粉末化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】湿式法において、揮発性溶剤として水を用いた場合でも、塗布時の肌への伸び広がりが良好であり、しっとり感及びその持続性に優れ、十分な耐衝撃性を有する固形粉末化粧料を提供する。【解決手段】粉体及び油剤を含有する化粧料基材と、水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤とを混合してスラリー状とし、容器に充填した後、該溶剤を除去することにより得られる固形粉末化粧料であって、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):(A)粉体、(B)25℃で液状の油剤、(C)25℃で半固形状の油剤、(D)多価アルコールを含有し、成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3以上であり、成分(B)、(C)及び(D)の合計量が、化粧料基材総量中に6.6〜27質量%である固形粉末化粧料。【選択図】なし
Description
本発明は、固形粉末化粧料に関する。
固形粉末化粧料の製造方法には、粉体とバインダーとしての油剤を混合したのち圧密成型する乾式法と、粉体と油剤からなる化粧料基材に揮発性溶剤を加えてスラリーとし、容器に充填した後、揮発性溶剤を乾燥除去して化粧料を得る湿式法がある。
湿式法により得られる固形粉末化粧料は、スラリー状態を経ることで、粉体と油剤の均一分散が進み、細やかな粉質と、しっとりとした使用感を有する。このように、湿式法においては、スラリー中で基材である粉体と油剤を均一に分散させることが必要な点や、溶媒除去の点から、溶剤として、揮発性炭化水素や低沸点アルコールが汎用されている。
しかしながら、揮発性炭化水素や低沸点アルコールは、作業安全面や、環境問題対応などでの留意が必要であるため、湿式法において、揮発性溶剤として、水や水性溶剤を使用することが検討されている。
湿式法により得られる固形粉末化粧料は、スラリー状態を経ることで、粉体と油剤の均一分散が進み、細やかな粉質と、しっとりとした使用感を有する。このように、湿式法においては、スラリー中で基材である粉体と油剤を均一に分散させることが必要な点や、溶媒除去の点から、溶剤として、揮発性炭化水素や低沸点アルコールが汎用されている。
しかしながら、揮発性炭化水素や低沸点アルコールは、作業安全面や、環境問題対応などでの留意が必要であるため、湿式法において、揮発性溶剤として、水や水性溶剤を使用することが検討されている。
しかし、水や水性溶剤を使用した湿式法の場合、製法上、乾式法や有機溶剤系の湿式法に比べ、耐衝撃性が大きく損なわれるという欠点があり、これを改善するための検討が種々行われている。
例えば、特許文献1には、疎水化処理粉末、抱水性油剤、多価アルコール、HLB10以下の界面活性剤と、水を含有するスラリー状組成物を容器に充填した後、水を除去することにより製造された固形粉末化粧料が、滑らかなタッチで、瑞々しい質感を有し、フィット感等の官能特性に優れ、かつ耐衝撃性に優れることが記載されている。
また、特許文献2には、(フッ化/水酸化/酸化)/(Mg/K/ケイ素)、疎水性及び柔軟性を備えた粉末を含有する粉末と、抱水性油剤を含有する油剤とを混合することにより調製される化粧料基材と、水性溶剤とを混合してスラリー状とし、容器に充填した後、外用剤を除去することにより製造された固形粉末化粧料が、優れた使用感と耐衝撃性を有することが記載されている。
例えば、特許文献1には、疎水化処理粉末、抱水性油剤、多価アルコール、HLB10以下の界面活性剤と、水を含有するスラリー状組成物を容器に充填した後、水を除去することにより製造された固形粉末化粧料が、滑らかなタッチで、瑞々しい質感を有し、フィット感等の官能特性に優れ、かつ耐衝撃性に優れることが記載されている。
また、特許文献2には、(フッ化/水酸化/酸化)/(Mg/K/ケイ素)、疎水性及び柔軟性を備えた粉末を含有する粉末と、抱水性油剤を含有する油剤とを混合することにより調製される化粧料基材と、水性溶剤とを混合してスラリー状とし、容器に充填した後、外用剤を除去することにより製造された固形粉末化粧料が、優れた使用感と耐衝撃性を有することが記載されている。
しかしながら、特許文献1、2の固形粉末化粧料では、塗布時の肌への伸び広がりが十分ではなかった。また、塗布時のしっとり感や耐衝撃性に劣るという課題もあった。
本発明者は、これらの課題を解決するため、水を使用してスラリーを調製した場合の油剤や粉体のなじみに着目し、検討をすすめたところ、液状油剤と半固形状油剤、さらに、多価アルコールを特定の割合で組合わせて用いることにより、湿式法において、揮発性溶剤として水を用いた場合でも、塗布時の肌への伸び広がりが良好であり、しっとり感及びその持続性に優れ、十分な耐衝撃性を有する固形粉末化粧料が得られることを見出した。
本発明は、粉体及び油剤を含有する化粧料基材と、水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤とを混合してスラリー状とし、容器に充填した後、該溶剤を除去することにより得られる固形粉末化粧料であって、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)粉体、
(B)25℃で液状の油剤、
(C)25℃で半固形状の油剤、
(D)多価アルコール
を含有し、成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3以上であり、成分(B)、(C)及び(D)の合計量が、化粧料基材総量中に6.6〜27質量%である固形粉末化粧料に関する。
(A)粉体、
(B)25℃で液状の油剤、
(C)25℃で半固形状の油剤、
(D)多価アルコール
を含有し、成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3以上であり、成分(B)、(C)及び(D)の合計量が、化粧料基材総量中に6.6〜27質量%である固形粉末化粧料に関する。
また、本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)粉体、
(B)25℃で液状の油剤、
(C)25℃で半固形状の油剤 5〜15質量%、
(D)多価アルコール
を含有し、成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3以上であり、成分(B)、(C)及び(D)の合計量が、6.6〜27質量%である固形粉末化粧料に関する。
(A)粉体、
(B)25℃で液状の油剤、
(C)25℃で半固形状の油剤 5〜15質量%、
(D)多価アルコール
を含有し、成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3以上であり、成分(B)、(C)及び(D)の合計量が、6.6〜27質量%である固形粉末化粧料に関する。
また、本発明は、下記組成の成分(B)、(C)及び(D)を含む油剤と、下記成分(A)を含む粉体とを混合することにより調製される化粧料基材と、水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤とを混合してスラリー状とし、容器に充填した後、該溶剤を除去することを特徴とする固形粉末化粧料の製造方法に関する。
(A)粉体、
(B)25℃で液状の油剤、
(C)25℃で半固形状の油剤、
(D)多価アルコール
成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3以上、
成分(B)、(C)及び(D)の合計量が、化粧料基材総量中に6.6〜27質量%。
(A)粉体、
(B)25℃で液状の油剤、
(C)25℃で半固形状の油剤、
(D)多価アルコール
成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3以上、
成分(B)、(C)及び(D)の合計量が、化粧料基材総量中に6.6〜27質量%。
本発明の固形粉末化粧料は、湿式法において、揮発性溶剤として水を用いた場合でも、基材成分が均一に分散し、塗布時の肌への伸び広がりが良好であり、しっとり感及びその持続性に優れ、しかも、十分な耐衝撃性を有するものである。また、化粧持続性にも優れる。
本発明で用いる成分(A)の粉体は、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、体質顔料、着色顔料、光輝性顔料等を用いることができる。
体質顔料としては、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、窒化ホウ素、マイカ、合成マイカ、ガラスフレーク、合成金雲母、カオリン、クレー、ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、シリカ、アルミナ等の無機顔料及びこれらの複合粉体が挙げられる。
体質顔料としては、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、窒化ホウ素、マイカ、合成マイカ、ガラスフレーク、合成金雲母、カオリン、クレー、ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、シリカ、アルミナ等の無機顔料及びこれらの複合粉体が挙げられる。
着色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物;マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体;更にカーボンブラック等の無機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、青色1号、青色404号等の合成有機顔料;β−カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素などが挙げられる。
光輝性顔料としては、雲母、合成金雲母、ガラス、シリカ、アルミナ等の板状粉体等の表面を、酸化チタン、酸化鉄、酸化ケイ素、紺青、酸化クロム、酸化スズ、水酸化クロム、金、銀、カルミン、有機顔料等の着色剤で被覆したものなど、及びポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミ蒸着末、ポリエチレンテレフタレート・金蒸着積層末などの、フィルム原反を任意形状に断裁したものなどを用いることができる。
さらに、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、ナイロンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、シリコーンパウダー、シリコーンゴムパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、セルロースパウダー、デンプン粉末、ポリフッ化エチレン等の有機粉体;シリカ、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の無機粉体;ラウロイルリジン等のアシル化リジン粉体;高級脂肪酸金属塩である金属石鹸粉体などを用いることができる。
さらに、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、ナイロンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、シリコーンパウダー、シリコーンゴムパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、セルロースパウダー、デンプン粉末、ポリフッ化エチレン等の有機粉体;シリカ、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の無機粉体;ラウロイルリジン等のアシル化リジン粉体;高級脂肪酸金属塩である金属石鹸粉体などを用いることができる。
また、上述の有機粉体や無機粉体は、固形粉末化粧料の粉取れ性を良くする観点と肌への伸びを良くする観点から、球状粉体であることが好ましく、体質顔料、着色顔料、高輝性顔料の少なくともいずれか1種である顔料と、球状粉体とを併用することがより好ましい。
これらの粉体は、大きさ、形状等は制限されず、また、そのまま使用することができるほか、通常の方法により、疎水化処理、親水化処理して用いることもできる。
疎水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されず、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、アミノ酸系化合物、レシチン、アルキルシラン、油剤、有機チタネート等の表面処理剤を用い、乾式処理、湿式処理等を行えばよい。
表面処理剤の具体例としては、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルアルコキシシラン、フッ素変性シリコーン等のフッ素系化合物;ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、環状シリコーン、片末端又は両末端トリアルコキシ基変性オルガノポリシロキサン、架橋型シリコーン、シリコーン樹脂、フッ素変性シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン等のシリコーン系化合物;ステアリン酸アルミニウム、ミリスチン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸;プロリン、ヒドロキシプロリン、アラニン、グリシン、サルコシン、グルタミン酸、アスパラギン酸、ラウロイルリシン、リシン及びそれらの誘導体、アシル化アミノ酸等のアミノ酸系化合物;レシチン、水添レシチン;メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、トリエトキシカプリリルシラン等のアルキルシラン;ポリイソブチレン、ワックス、油脂、脂肪酸等の油剤;イソプロピルトリイソステアロイルチタネート等の有機チタネートなどが挙げられる。
疎水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されず、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、アミノ酸系化合物、レシチン、アルキルシラン、油剤、有機チタネート等の表面処理剤を用い、乾式処理、湿式処理等を行えばよい。
表面処理剤の具体例としては、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルアルコキシシラン、フッ素変性シリコーン等のフッ素系化合物;ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、環状シリコーン、片末端又は両末端トリアルコキシ基変性オルガノポリシロキサン、架橋型シリコーン、シリコーン樹脂、フッ素変性シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン等のシリコーン系化合物;ステアリン酸アルミニウム、ミリスチン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸;プロリン、ヒドロキシプロリン、アラニン、グリシン、サルコシン、グルタミン酸、アスパラギン酸、ラウロイルリシン、リシン及びそれらの誘導体、アシル化アミノ酸等のアミノ酸系化合物;レシチン、水添レシチン;メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、トリエトキシカプリリルシラン等のアルキルシラン;ポリイソブチレン、ワックス、油脂、脂肪酸等の油剤;イソプロピルトリイソステアロイルチタネート等の有機チタネートなどが挙げられる。
また、親水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されない。
例えば、アラビアゴム、トラガカント、アラビノガラクタン、ローカストビーンガム(キャロブガム)、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム等の植物系高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、デオキシリボ核酸(DNA)及びその塩等の動物系高分子;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子;ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子;ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールシラン等のポリオキシエチレン系高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリル酸アミド等のアクリル系高分子など、さらに、シリカなど無機ケイ酸系化合物などが挙げられる。
例えば、アラビアゴム、トラガカント、アラビノガラクタン、ローカストビーンガム(キャロブガム)、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム等の植物系高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、デオキシリボ核酸(DNA)及びその塩等の動物系高分子;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子;ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子;ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールシラン等のポリオキシエチレン系高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリル酸アミド等のアクリル系高分子など、さらに、シリカなど無機ケイ酸系化合物などが挙げられる。
成分(A)の粉体としては、粉とれや、塗布時の伸び広がり、化粧持続性の点から、疎水性粉体を含むのが好ましく、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、アミノ酸系化合物、レシチン、アルキルシラン、油剤、有機チタネート等で表面処理されたものがより好ましい。
成分(A)の粉体として上述の疎水性粉体を含む場合、疎水性粉体は、全粉体中に10質量%以上であるのが好ましく、30質量%以上がより好ましく、50質量%以上がさらに好ましい。
成分(A)の粉体は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、塗布時の伸び広がり、塗布時のしっとり感、化粧持続性及び耐衝撃性の点から、化粧料基材総量中に75〜93質量%が好ましく、83〜92質量%がより好ましく、85〜90質量%がさらに好ましい。
本発明で用いる成分(B)の油剤は、25℃で液状である。融点が30℃未満のもので、流動性のある油成分である。
本発明において、融点は、化粧品原料基準記載一般試験法の第3法により、測定されるものである。すなわち、試料をかき混ぜながら徐々に90〜92℃まで加熱して融解し、加熱を止め、試料を融点より8〜10℃高い温度まで放冷する。次いで、温度計(日本工業規格B7410に規定するペトロラタム融点用温度計)を5℃に冷却した後、ろ紙で水分をふきとって水銀球の半分を試料中に差し込み、直ちに抜きとり、垂直に保って放冷し、付着した試料が混濁してきたとき、16℃以下の温度の水中に5分間浸す。次に、試験官に温度計を挿入し温度計の下端と試験管の底との間が15mmになるようにコルクを用いて温度計を固定する。この試験管を、約16℃の水を入れた500mLのビーカー中に試験管の底をビーカーの底との距離を15mmになるように固定し、浴の温度が30℃になるまでは1分間に2℃ずつ上がるように加熱する。次いで、1分間に1℃上がるように加熱を続け、温度計から試料の一滴が離れたときの温度を測定する。この試験を3回行い、測定値の差が1℃未満のときは、その平均値をとり、1℃以上のときは、5回測定してその平均値をとり、融点とする。
本発明において、融点は、化粧品原料基準記載一般試験法の第3法により、測定されるものである。すなわち、試料をかき混ぜながら徐々に90〜92℃まで加熱して融解し、加熱を止め、試料を融点より8〜10℃高い温度まで放冷する。次いで、温度計(日本工業規格B7410に規定するペトロラタム融点用温度計)を5℃に冷却した後、ろ紙で水分をふきとって水銀球の半分を試料中に差し込み、直ちに抜きとり、垂直に保って放冷し、付着した試料が混濁してきたとき、16℃以下の温度の水中に5分間浸す。次に、試験官に温度計を挿入し温度計の下端と試験管の底との間が15mmになるようにコルクを用いて温度計を固定する。この試験管を、約16℃の水を入れた500mLのビーカー中に試験管の底をビーカーの底との距離を15mmになるように固定し、浴の温度が30℃になるまでは1分間に2℃ずつ上がるように加熱する。次いで、1分間に1℃上がるように加熱を続け、温度計から試料の一滴が離れたときの温度を測定する。この試験を3回行い、測定値の差が1℃未満のときは、その平均値をとり、1℃以上のときは、5回測定してその平均値をとり、融点とする。
成分(B)の油剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、ミネラルオイル、スクワラン、α−オレフィンオリゴマー、ポリイソブチレン、ポリブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸トリシクロデカンメチル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソブチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、コハク酸ジ2−へチルヘキシル、コハク酸ビスエトキシジグリコール、ラウリン酸ヘキシル、ジ(カプリル酸/カプリン酸)プロパンジオール、ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸プロパンジオール、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、リンゴ酸オクチルドデシル、グリセリン脂肪酸エステル、ホホバ油、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ2−ヘチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、2−エチルヘキサン酸2−ヘキシルデシル、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリメリト酸トリトリデシル、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリトリット、メトキシケイヒ酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ダイマー酸ジイソプロピル等のエステル油;ラウリルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール;ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン、フッ素変性シリコーン等のフッ素油;フェノキシエタノールなどが挙げられる。
これらのうち、塗布時の肌への伸び広がりが良好である点から、低粘度油であることが好ましく、具体的には20℃における粘度が500mPa・s未満のものを含むのが好ましく、100mPa・s未満のものがより好ましい。
ここで、粘度は、例えばB型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS−A1(芝浦システム社製)を用いて、粘度が1000mPa・s未満の場合は、スピンドル番号1、6rpm(回転/分)、30秒間、粘度が1000mPa・s以上の場合は、スピンドル番号3、12rpm(回転/分)、30秒間、粘度が10000mPa・s以上の場合は、スピンドル番号4、6rpm(回転/分)、30秒間にて測定される。
ここで、粘度は、例えばB型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS−A1(芝浦システム社製)を用いて、粘度が1000mPa・s未満の場合は、スピンドル番号1、6rpm(回転/分)、30秒間、粘度が1000mPa・s以上の場合は、スピンドル番号3、12rpm(回転/分)、30秒間、粘度が10000mPa・s以上の場合は、スピンドル番号4、6rpm(回転/分)、30秒間にて測定される。
成分(B)の液状油剤として上述の低粘度油を含む場合、低粘度油は、成分(B)の液状油剤中に10質量%以上であるのが好ましく、30質量%以上がより好ましく、50質量%以上がさらに好ましい。
また、成分(B)の油剤としては、塗布時の肌への伸び広がりが良好である点から、炭化水素油を含むのが好ましく、スクワラン、スクワレン、ミネラルオイル、α−オレフィンオリゴマー、ポリイソブチレン、ポリブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセンなどがより好ましい。
成分(B)の油剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、塗布時の肌への伸び広がりの点から、化粧料基材総量中に0.5質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、4質量%以上がさらに好ましく、15質量%以下が好ましく、11質量%以下がより好ましく、7質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B)の油剤の含有量は、化粧料基材総量中に0.5〜15質量%が好ましく、2〜11質量%がより好ましく、4〜7質量%がさらに好ましい。
本発明で用いる成分(C)の油剤は、25℃で半固形状であり、融点が30℃以上61℃未満の油剤であり、本発明の固形粉末化粧料に用いると、塗布時のしっとり感としっとり感の持続、化粧持続性を与える効果がある。
成分(C)の油剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、ワセリン(57℃)、モクロウ(60℃)、合成モクロウ(53℃)、ビニルレザーワックス(54℃)、ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル(52℃)、ヒドロキシステアリン酸コレステリル(52℃)、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル(50℃)、水添パーム油(47℃)、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル(45℃)、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル(40℃)、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル(37℃)、オレイン酸フィトステリル(33℃)、(エチルヘキサン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル(31℃)、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)(33℃)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)(34℃)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)(38℃)、硬質ラノリン(49℃)、還元ラノリン(45℃)、ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2(39℃)等が挙げられる。
成分(C)の油剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、ワセリン(57℃)、モクロウ(60℃)、合成モクロウ(53℃)、ビニルレザーワックス(54℃)、ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル(52℃)、ヒドロキシステアリン酸コレステリル(52℃)、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル(50℃)、水添パーム油(47℃)、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル(45℃)、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル(40℃)、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル(37℃)、オレイン酸フィトステリル(33℃)、(エチルヘキサン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル(31℃)、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)(33℃)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)(34℃)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)(38℃)、硬質ラノリン(49℃)、還元ラノリン(45℃)、ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2(39℃)等が挙げられる。
成分(C)としては、塗布時のしっとり感に優れ、かつしっとり感を長時間持続させるる点から、自重と当量以上の水を抱水できる抱水性油剤を含むのが好ましい。ここで、抱水性油剤は、下記抱水性試験にて、自重と等量以上の抱水力のある油剤であれば、特に限定されない。
(抱水性試験)
油剤10gを50℃に加熱し、攪拌しながら50℃の水を徐々に、水が該油剤から排液してくるまで添加し、常温で一昼夜放置する。その後、分離した水を除去し、該油剤が抱水した水の量(質量g)を測定する。この数値を油剤量10gで除し、100倍して抱水力(%)とした。
(抱水性試験)
油剤10gを50℃に加熱し、攪拌しながら50℃の水を徐々に、水が該油剤から排液してくるまで添加し、常温で一昼夜放置する。その後、分離した水を除去し、該油剤が抱水した水の量(質量g)を測定する。この数値を油剤量10gで除し、100倍して抱水力(%)とした。
かかる抱水性油剤としては、例えば、ラノリン、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸、酢酸ラノリン等のラノリン誘導体;ヒドロキシ脂肪酸コレステリル、分岐脂肪酸コレステリル等のコレステロール誘導体;フィトステロール誘導体などが挙げられる。
これらのうち、塗布時のしっとり感、経時での乾燥感のなさの点から、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、分岐脂肪酸(C12−31)フィトステリル、ダイマージリノール酸(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)等のフィトステロール誘導体が好ましい。
これらのうち、塗布時のしっとり感、経時での乾燥感のなさの点から、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、分岐脂肪酸(C12−31)フィトステリル、ダイマージリノール酸(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)等のフィトステロール誘導体が好ましい。
成分(C)の半固形状油剤として上述の抱水性油剤を含む場合、抱水性油剤は、全半固形状油剤中に30質量%以上であるのが好ましく、50質量%以上がより好ましく、70質量%以上がさらに好ましい。
成分(C)の油剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、化粧持続性が高く、塗布時のしっとり感及び経時での乾燥感のなさ、さらには耐衝撃性の点から、化粧料基材総量中に0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、2質量%以上がさらに好ましく、15質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、8質量%以下がさらに好ましい。また、成分(C)の油剤の含有量は、化粧料基材総量中に0.5〜15質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましく、2〜8質量%がさらに好ましい。
成分(C)の半固形状油剤は、通常、固形粉末化粧料中にあまり多く含有しないものであるが、本発明では、成分(C)、とりわけ抱水性油剤の化粧料組成物中への含有量を高くすることが可能である。具体的には、塗布時のしっとり感、耐衝撃性などの点から、化粧料組成物中に、好ましくは5〜15質量%、より好ましくは7〜13質量%含有することができ、塗布時のしっとり感や、経時での乾燥感のなさに加え、耐衝撃性や伸び広がり、化粧持続性などがバランスよく良好になる点で優れている。
本発明において、成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)は、塗布時の伸び広がりの良さと塗布時のしっとり感の両立、長時間にわたるしっとり感の持続の点から、0.3以上であり、0.5以上が好ましく、0.7以上がより好ましく、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、2以下がさらに好ましい。また、成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)は、0.3以上であり、0.3〜10が好ましく、0.5〜5がより好ましく、0.7〜2がさらに好ましい。
本発明で用いる成分(D)の多価アルコールは、分子内に2個以上の水酸基を持つ化合物であり、2〜4価アルコールが好ましい。
多価アルコールとしては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール(平均分子量650未満)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール(平均分子量650未満)、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等のグリコール類;グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン;ペンタエリスリトール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール(平均分子量650未満)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール(平均分子量650未満)、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等のグリコール類;グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン;ペンタエリスリトール等が挙げられる。
これらのうち、塗布時の肌への伸び広がりの点から、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ポリプロピレングリコール(平均分子量650未満)が好ましく、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールがさらに好ましい。
成分(D)の多価アルコールは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、塗布時の肌への伸び広がり、塗布時のしっとり感及び経時での乾燥感のなさの点から、化粧料基材総量中に0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、2質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい。また、成分(D)の多価アルコールの含有量は、化粧料基材総量中に0.5〜10質量%が好ましく、1〜7質量%がより好ましく、2〜5質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(B)、(C)及び(D)の合計量、すなわち25℃で液状の油剤、25℃で半固形状の油剤、及び多価アルコールの合計量は、塗布時の伸び広がりの良さ、塗布時のしっとり感、しっとり感の持続の点から、化粧料基材総量中に6.6質量%以上であり、10質量%以上が好ましく、12質量%以上がより好ましく、27質量%以下であり、20質量%以下が好ましく、16質量%以下がより好ましい。また、成分(B)、(C)及び(D)の合計量は、化粧料基材総量中に6.6〜27質量%であり、10〜20質量%が好ましく、12〜16質量%がより好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(D)の質量割合(D)/(C)は、耐衝撃性を改善し、塗布時の肌への伸び広がりが良く、化粧持続性に優れる点から、0.01以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.3以上がさらに好ましく、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、3以下がより好ましく、1以下がさらに好ましい。また、成分(C)に対する成分(D)の質量割合(D)/(C)は、0.01〜10が好ましく、0.1〜5がより好ましく、0.1〜3がより好ましく、0.3〜1がさらに好ましい。
本発明の固形粉末化粧料において、前記成分以外の化粧料基材は、通常の化粧料に用いられるものであればいずれでも使用することができる。例えば、前記以外の油剤、界面活性剤、高分子化合物、成分(D)以外の保湿剤、pH調整剤、酸化防止剤、防菌防黴剤、紫外線吸収剤、香料、美容成分などの各種添加剤を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられているものであればいずれのものも使用でき、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。
界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられているものであればいずれのものも使用でき、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。
本発明の固形粉末化粧料は、成分(B)、(C)及び(D)を含む油剤と、成分(A)を含む粉体とを混合することにより調製される化粧料基材と、水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤とを混合してスラリー状とし、容器に充填した後、該溶剤を除去することにより、製造される。
化粧料基材は、前記成分を、通常の粉末化粧料を製造する装置を使用し、攪拌混合して、調製される。
より具体的には、化粧料基材は、まず、成分(B)、(C)及び(D)を含む油剤を混合し、必要に応じて、加熱溶解する。一方、成分(A)を含む粉体を均一に混合する。この粉体に油剤を加えて均一に分散させ、粉砕することにより、調製される。
このようにして得られる化粧料基材と、水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤とを混合してスラリー状とし、容器に充填した後、該溶剤を除去することにより、固形粉末化粧料を得ることができる。また、溶剤を除去する乾燥工程の前に充填した化粧料をプレスする工程を含んでも良い。
より具体的には、化粧料基材は、まず、成分(B)、(C)及び(D)を含む油剤を混合し、必要に応じて、加熱溶解する。一方、成分(A)を含む粉体を均一に混合する。この粉体に油剤を加えて均一に分散させ、粉砕することにより、調製される。
このようにして得られる化粧料基材と、水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤とを混合してスラリー状とし、容器に充填した後、該溶剤を除去することにより、固形粉末化粧料を得ることができる。また、溶剤を除去する乾燥工程の前に充填した化粧料をプレスする工程を含んでも良い。
化粧料基材との混合に用いる溶剤のうち、水性溶剤としては、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール等の低沸点アルコールが好ましい。
溶剤としては、水単独、あるいは、低沸点アルコールを水に溶解したアルコール水溶液が好ましい。アルコール水溶液中の低沸点アルコール濃度は、50質量%以下であるのが好ましい。アルコール水溶液中のアルコール濃度が高いほど、スラリー調製時に化粧料基材の分散が良好となり、使用感に優れ、十分な耐衝撃性を持った固形粉末化粧料が得られる。しかし、本発明の固形粉末化粧料においては、まったく低沸点アルコールを使用しなくとも、非常に良好な使用感と、十分な耐衝撃性を有する固形粉末化粧料を得ることができることから、アルコール水溶液中の低沸点アルコール濃度を、より好ましくは25質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、特に好ましくは5質量%以下とすることができる。
溶剤としては、水単独、あるいは、低沸点アルコールを水に溶解したアルコール水溶液が好ましい。アルコール水溶液中の低沸点アルコール濃度は、50質量%以下であるのが好ましい。アルコール水溶液中のアルコール濃度が高いほど、スラリー調製時に化粧料基材の分散が良好となり、使用感に優れ、十分な耐衝撃性を持った固形粉末化粧料が得られる。しかし、本発明の固形粉末化粧料においては、まったく低沸点アルコールを使用しなくとも、非常に良好な使用感と、十分な耐衝撃性を有する固形粉末化粧料を得ることができることから、アルコール水溶液中の低沸点アルコール濃度を、より好ましくは25質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、特に好ましくは5質量%以下とすることができる。
本発明において、化粧料基材と水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤を用いてスラリーを調製する場合、スラリーが充填に適した流動性を有する点から、化粧料基材100質量部に対して水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤50〜120質量部を用いることが好ましく、70〜100質量部用いるのがより好ましい。
化粧料基材と水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤を混合した後、容器に充填し、加熱乾燥によって溶剤を除去する。加熱温度、装置は限定されないが、全ての溶剤を乾燥留去するためには、30℃以上であるのが好ましく、50℃以上がより好ましい。乾燥装置は、熱風循環型乾燥機を用いるのが、化粧料が局所的に高温にさらされることもなく好ましい。
本発明の固形粉末化粧料は、ファンデーション、アイシャドウ、チーク等として適用することができる。
本発明の固形粉末化粧料は、塗布時の伸び広がりに優れるため、特に、ファンデーションなど、広範囲に塗布する化粧料においても、好適に使用することができる。
本発明の固形粉末化粧料は、塗布時の伸び広がりに優れるため、特に、ファンデーションなど、広範囲に塗布する化粧料においても、好適に使用することができる。
実施例1〜9、比較例1〜3
表1に示す組成の固形粉末化粧料を製造し、耐衝撃性、塗布時の肌への伸び広がり、塗布時のしっとり感、経時での乾燥感のなさ及び化粧持続性を評価した。結果を表1に併せて示す。
表1に示す組成の固形粉末化粧料を製造し、耐衝撃性、塗布時の肌への伸び広がり、塗布時のしっとり感、経時での乾燥感のなさ及び化粧持続性を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
表1に示す組成の化粧料基材成分を混合した。この混合物100質量部と水70質量部とを混合して、スラリーを調製した。スラリーは金皿に充填して吸引プレスした後、金皿ごと70℃の乾燥器機に入れ固形粉末化粧料を得た。なお、固形粉末化粧料中に含まれる水分の残存率が0%になるまで乾燥させた。
表1に示す組成の化粧料基材成分を混合した。この混合物100質量部と水70質量部とを混合して、スラリーを調製した。スラリーは金皿に充填して吸引プレスした後、金皿ごと70℃の乾燥器機に入れ固形粉末化粧料を得た。なお、固形粉末化粧料中に含まれる水分の残存率が0%になるまで乾燥させた。
(1)耐衝撃性:
各固形粉末化粧料を、コンパクトケースに収容し、40cmの高さから、塩ビ板上に水平落下させ、化粧料表面に小破が発生するまでの回数を評価した。
各固形粉末化粧料を、コンパクトケースに収容し、40cmの高さから、塩ビ板上に水平落下させ、化粧料表面に小破が発生するまでの回数を評価した。
(2)塗布時の肌への伸び広がり、塗布時のしっとり感、経時での乾燥感のなさ及び化粧持続性:
専門パネラー5名により、各固形粉末化粧料を塗布したとき、塗布時のしっとり感、経時での乾燥感のなさ及び化粧持続性について、以下の評価基準で評価し、5名の結果の合計点を評価結果とした。なお、経時での乾燥感のなさは、塗布6時間後に評価し、化粧持続性については、塗布直後及び塗布3時間後の状態を比較して評価した。
効果が高く感じられる : 5点。
効果が感じられる : 4点。
効果がやや感じられる : 3点。
効果がほとんど感じられない : 2点。
効果が感じられない : 1点。
専門パネラー5名により、各固形粉末化粧料を塗布したとき、塗布時のしっとり感、経時での乾燥感のなさ及び化粧持続性について、以下の評価基準で評価し、5名の結果の合計点を評価結果とした。なお、経時での乾燥感のなさは、塗布6時間後に評価し、化粧持続性については、塗布直後及び塗布3時間後の状態を比較して評価した。
効果が高く感じられる : 5点。
効果が感じられる : 4点。
効果がやや感じられる : 3点。
効果がほとんど感じられない : 2点。
効果が感じられない : 1点。
また、各固形粉末化粧料を顔に塗布したときの伸び広がりについて、以下の評価基準で評価し、5名の結果を合議し、評価結果とした。
伸び広がりがとても良い:◎
伸び広がりが良い:〇
伸び広がりがやや悪い:△
伸び広がりが悪い:×
伸び広がりがとても良い:◎
伸び広がりが良い:〇
伸び広がりがやや悪い:△
伸び広がりが悪い:×
実施例10〜15
実施例1〜9と同様にして、表2に示す組成の固形粉末化粧料を製造した。
得られた固形粉末化粧料はいずれも、耐衝撃性に優れ、塗布時の肌への伸び広がり、塗布時のしっとり感、経時での乾燥感のなさ及び化粧持続性も良好であった。
実施例1〜9と同様にして、表2に示す組成の固形粉末化粧料を製造した。
得られた固形粉末化粧料はいずれも、耐衝撃性に優れ、塗布時の肌への伸び広がり、塗布時のしっとり感、経時での乾燥感のなさ及び化粧持続性も良好であった。
Claims (9)
- 粉体及び油剤を含有する化粧料基材と、水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤とを混合してスラリー状とし、容器に充填した後、該溶剤を除去することにより得られる固形粉末化粧料であって、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)粉体、
(B)25℃で液状の油剤、
(C)25℃で半固形状の油剤、
(D)多価アルコール
を含有し、成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3以上であり、成分(B)、(C)及び(D)の合計量が、化粧料基材総量中に6.6〜27質量%である固形粉末化粧料。 - 成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3〜10である請求項1記載の固形粉末化粧料。
- 成分(C)に対する成分(D)の質量割合(D)/(C)が、0.01〜10である請求項1又は2記載の固形粉末化粧料。
- 成分(A)が、疎水性粉体を含むものである請求項1〜3のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
- 成分(C)が、自重と当量以上の水を抱水できる抱水性油剤を含む請求項1〜4のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
- 成分(B)が、20℃における粘度が500mPa・s未満のものを含む請求項1〜5のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
- 成分(B)が、炭化水素油を含むものである請求項1〜6のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
- 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)粉体、
(B)25℃で液状の油剤、
(C)25℃で半固形状の油剤 5〜15質量%、
(D)多価アルコール
を含有し、成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3以上であり、成分(B)、(C)及び(D)の合計量が、6.6〜27質量%である固形粉末化粧料。 - 下記組成の成分(B)、(C)及び(D)を含む油剤と、下記成分(A)を含む粉体とを混合することにより調製される化粧料基材と、水及び水性溶剤から選ばれる単独又は2種以上の混合溶剤とを混合してスラリー状とし、容器に充填した後、該溶剤を除去することを特徴とする固形粉末化粧料の製造方法。
(A)粉体、
(B)25℃で液状の油剤、
(C)25℃で半固形状の油剤、
(D)多価アルコール
成分(B)に対する成分(C)の質量割合(C)/(B)が、0.3以上、
成分(B)、(C)及び(D)の合計量が、化粧料基材総量中に6.6〜27質量%。
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