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JP2020180465A - 庇 - Google Patents

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JP2020180465A JP2019083590A JP2019083590A JP2020180465A JP 2020180465 A JP2020180465 A JP 2020180465A JP 2019083590 A JP2019083590 A JP 2019083590A JP 2019083590 A JP2019083590 A JP 2019083590A JP 2020180465 A JP2020180465 A JP 2020180465A
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Abstract

【課題】庇板の出幅、設置する高さや傾きなどの設定や調整が容易であり、構造が簡易であって設置に手数を要さず、風の強い地方でも設置できる庇を提供する。【解決手段】庇1は、日差しの少なくとも一部を遮断する庇板2と、庇板2を建物の壁面9から離れた前方位置で支えるアーム3と、アーム3が壁面9より前方へ突出するようにアーム3の基端部を建物の壁に固定するための固定具4と、アーム3の先端部と庇板2とを連結して庇板2を日差しの遮断が可能な姿勢に定位させるための連結具5とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、建物の壁面などに設置される庇に関する。
庇は、日除けの機能に加えて、雨除けの機能を備えている。日差しを遮ることを主目的とするものは、一般に「日除け」とも呼ばれるが、ここでは、「日除け」を含めて「庇」と総称する。庇は、図13に示すように、庇板101が建物の壁面9から張り出すように設置される。建物の壁面9には保持具102が複数本のボルトにより固定され、その保持具102により庇板101の後端部が全長にわたって保持される(例えば、特許文献1参照)。図13には、窓などの開口部90に向かう日差しsの大部分が庇板101により遮断されている状態が示してある。図中、網点で表した部分は影になる領域である。
従来の庇では、庇を設置する箇所毎に、例えば、夏の日差しsの遮断状態が最適となるように、庇板101の出幅、設置する高さや傾きなどを決定している。なお、以下の説明では、庇板101の前後方向の寸法を「出幅」、左右方向の寸法を「長さ」という。
特許第3854626号公報
特許文献1に記載の庇は、建物の壁面9に庇板101とほぼ一致する長さの保持具102を取り付け、保持具102によって庇板101の後端部を全長にわたって保持する構造のものである。このため、保持具102の構造が複雑となり、庇の製作や壁面9への庇の設置に手数を要し、コスト高となる。
また、従来の庇では、庇板101に上方または下方から強風が吹き付けると、庇板101に作用する風圧が大きく、保持具102が風圧に耐え切れずに損壊し、庇板101が脱落するおそれがある。これがため、風の強い地方では庇を設置することができない。
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、庇板の出幅、設置する高さや傾きなどの設定や調整が容易であり、構造が簡易であって設置に手数を要さず、風の強い地方でも設置できる庇を提供することを目的とする。
この発明による庇は、日差しの少なくとも一部を遮断する庇板と、庇板を建物の壁面から離れた前方位置で支えるアームと、アームが壁面より前方へ突出するようにアームの基端部を建物の壁に固定するための固定具と、アームの先端部と庇板とを連結して庇板を日差しの遮断が可能な姿勢に定位させるための連結具とを備える。
建物の壁面に庇を設置するには、アームの基端部を建物の壁に固定具により固定し、アームの先端部に連結具により庇板を連結し、日差しの遮断が可能な姿勢に設定して定位させる。以上の作業で庇の設置が完了するもので、庇の設置に手数を要さず、庇板の出幅、設置する高さや傾きなどの設定や調整が容易である。
上記のように設置された庇において、日差しの全部または一部は庇板により遮断され、日除けの効果が得られる。庇板は建物の壁面から離れて位置するので、庇板と壁面との間の隙間を風が通り抜ける。このため、庇板に大きな風圧が作用せず、庇板が損壊してアームより脱落するおそれがなく、風の強い地方でも庇を設置できる。
好ましい実施形態においては、庇板は、アルミニウムの押出形材よりなる複数枚の帯状の板材が板材の幅方向に連ねられたものである。
この実施形態によると、庇板はアルミニウム製で軽量であるから、アームに掛かる荷重が低減される。また、帯状の板材を板材の幅方向に連ねるので、板材の枚数は少なくて済み、庇板の構造が簡易となり、庇板の組立に手数を要しない。なお、庇板は、1枚の板材で構成してもよく、また、アルミニウム製に限定されない。
各板材は、好ましくは、突き合わせる側面に互いに係合する係合部を有しており、両側面に係合部を有する中間板材と、一側面に係合部を有する側板材とを含む。この実施形態によると、板材間の連結が容易であり、庇板の組立に手数を要しない。
好ましい実施形態においては、庇板は、庇板の長さより短い間隔で水平かつ互いに平行に配置される2本のアームにより支えられる。この実施形態によると、庇板は両端部を安定した状態で支持し得る。なお、アームの本数は、庇板の重量や大きさに応じて、さらに増設することも可能である。
固定具には種々の実施形態が考えられるが、ひとつの実施形態は、一端部が建物の壁中に埋設されるアンカーボルトである。この実施形態によると、建物の壁面にアームを安定かつ強固に固定できる。
固定具の他の実施形態は、建物の壁面に取り付けられる固定金具である。この実施形態によると、建物の壁にアームを容易に固定できる。
固定金具は、庇の設置箇所などに応じて、アームを左右いずれかの方向へ振られた状態で固定することが可能である。
好ましい実施形態においては、連結具は、庇板の前後方向の傾きを調整することが可能な連結金具である。連結金具は、庇板の背面に取り付けられる取付板と、アームの先端部に取り付けられる連結部材とを含み、取付板は、基板部上に互いに平行な一対の突壁部を一体に備え、突壁部間の隙間に連結部材が挿入された状態で突壁部と連結部材とが連結軸により連結される。
この実施形態によると、庇の設置箇所などに応じて、庇板の傾きを変更したり調整したりすることができる。
連結金具は、好ましい一実施形態では、庇板の前面が斜め上方または斜め下方を向く姿勢で庇板を定位させる。また、他の好ましい実施形態では、庇板の前面が正面を向く姿勢で庇板を定位させる。
この発明による庇は、出幅がアームの長さより小さいの雨除けのための帯状の第2の庇板をさらに備えており、第2の庇板の両端部がアームに支持されている。この庇によると、日除けの効果に加えて、雨除けの効果も得られる。しかも、風は庇板と第2の庇板との間の隙間を通り抜けるので、庇板に大きな風圧が作用しない。
この発明によると、建物の壁面から離れた位置で庇板をアームにより支えるので、構造が簡易であり、庇の製作や設置に手数を要しない。また、アームの先端部に庇板を連結具により連結して、庇板を日差しの遮断が可能な姿勢に定位させるので、庇板の出幅、設置する高さや傾きの設定や調整が容易である。さらに、風が庇板と壁面との間の隙間を通り抜けるので、庇板に大きな風圧が作用せず、庇板が損壊してアームより脱落するおそれがなく、風の強い地方でも庇を設置できる。
庇の設置状態と日差しの遮断状態とを示す説明図である。 庇の一実施形態の側面図である。 図2の実施形態の平面図である。 図2の実施形態の背面図である。 図3のA−A線に沿う庇板の断面図である。 図2のD−D線に沿うアームの断面図である。 図3のB−B線に沿う連結具の断面図である。 図3のC−C線に沿う連結具の断面図である。 庇の他の実施形態を示す平面図である。 図9の実施形態における固定具および連結具の構成を拡大して示す平面図である。 庇板を斜め下方に向けて定位させた設置形態を示す説明図である。 庇板を正面に向けて定位させた設置形態を示す説明図である。 従来の庇の設置状態と日差しの遮断状態とを示す説明図である。
図1は、建物の壁面9に設置された庇1を示す。壁面9には窓、出入り口などの開口部90が設けられ、開口部90の上方位置に庇1が設置されている。庇1は、庇板2と、庇板2を壁面9から離れた前方位置で支持するアーム3とを有する。庇板2によって日差しsが遮断され、開口部90から建物内への日差しsの進入が阻まれる。図1に示すように、夏は、太陽が上がる位置、すなわち、仰角が大きく、図示の庇1によって夏の日差しsの大部分が遮断されている。なお、以下の説明において、図中、xで示す方向を前後方向、zで示す方向を上下方向、前後方向および上下方向と直交する方向を左右方向という。
図2〜図4は、庇1の一実施形態を示す。庇1は、庇板2と2本のアーム3と固定具4と連結具5とを構成として含むものである。
庇板2は、窓などの開口部に向かう日差しの全部または一部を遮断することが可能な形状と大きさと傾きとを有する。各アーム3は、横に長い長方形状の庇板2を建物の壁面9から離れた前方位置で支えており、庇板2の長さLより短い間隔dで水平かつ互いに平行に配置される。固定具4は、各アーム3が壁面9より前方へ突出するように各アーム3の基端部を建物の壁に固定する。連結具5は、各アーム3の先端部と庇板2とを連結して庇板2を日差しの遮断が可能な姿勢で定位させる。
庇板2は、図4および図5に示すように、アルミニウムの押出形材よりなる複数枚の帯状の板材20,21を側端面を互いに突き合わせるようにして板材20,21の幅方向に連ねたものである。中間に位置する2枚の板材(以下「中間板材」という。)20は、一方の側面に第1の係合部22、他方の側面に第2の係合部23を有する。両側端に位置する各板材(以下「側板材」という。)21は、一方が一側面に第1の係合部22を有し、他方が一側面に第2の係合部23を有する。第1の係合部22と第2の係合部23とは互いに係合して連結する構造になっている。なお、中間板材20は、2枚に限らず、1枚であってもよく、3枚以上であってもよい。
中間板材20および側板材21は両端が開放されており、連ねられた中間板材20および側板材21の両端には、雨水が内部に浸入しないように、それぞれキャップ状の端板24が装着されてネジ止めされている。
各アーム3は、アルミニウムの押出形材であり、図6に示すように、中心位置に筒状部30、筒状部30の周囲に複数の補強リブ31がそれぞれ全長にわたって一体に形成されている。図示例では、補強リブ31は90度等角の位置に設けられているが、これに限らず、60度等角の位置に設けたり、180度等角の位置に設けたりするなど、設計変更が可能である。隣合う補強リブ31,31間は扇形状の中空部32となっており、各中空部32に、ステンレス、アルミニウムなどの棒状をなす金属製の補強材33を嵌挿することにより、アーム3の強度を高めるようにしてもよい。
なお、アーム3として、アルミニウムの押出形材に代えて、ステンレスなどの金属製パイプを用いることもできる。また、アーム3の外形は、図示の円柱状に限らず、四角柱状であってもよく、板状であってもよい。さらに、アーム3は、複数本のパイプ材を連結するなどして、長さ調整が可能な構成のものであってもよい。
固定具4は、アーム3の基端部を建物の壁に固定するためのものである。この実施形態では、固定具4としてアンカーボルト49を用いている。アンカーボルト49の一端部はアーム3の筒状部30内に形成されたネジ孔(図示せず)にネジ込まれ、アンカーボルト49の他端部は建物の壁中に埋設される。これにより、2本のアーム3は建物の壁面9より前方へ水平かつ互いに平行に突出する状態でそれぞれの基端部が建物の壁に固定される。
連結具5は、アーム3の先端部と庇板2とを連結して庇板2を日差しの遮断が可能な姿勢に設定して定位させるものである。この実施形態の連結具5は、庇板2の裏面に4本のボルト56およびナット57により取り付けられる連結金具50であって、図2に示すように、アーム3に対して庇板2を傾動させることで、庇板2の前後方向の傾き(以下、単に「傾き」という。)θを調整することが可能な構成のものである。この実施形態では、庇の設置箇所などに応じて、庇板2の傾きθを調整して最適値に確定した後、庇板2を傾いた状態で後述する連結軸6により固定し定位させる。
この実施形態における連結金具50は、図7および図8に示すように、庇板2の背面に後述する突壁部52を縦向きにして取り付けられる取付板53と、アーム3の先端部に取り付けられる連結部材54とを含んでいる。取付板53は、庇板2の背面に4本のボルト56およびナット57により固定される基板部51と、基板部51上に一体に形成される互いに平行な一対の突壁部52,52とを備えたものである。突壁部52.52間に連結部材54のリング部55が挿入され、連結部材54と突壁部52とを連結軸6により連結して固定する。
連結部材54は、一端部に連結軸6を通すリング部55、他端部にネジ軸部58を一体に有するものである。リング部55は、厚みが取付板53の突壁部52,52間の間隙よりわずかに小さく、突壁部52,52間へ差し込むことが可能である。この実施例では、連結部材54として、「デンデンボルト」と呼ばれる市販の金具を用いているが、これに限らず、専用の金具を製作して用いてもよい。連結部材54のネジ軸部58は、アーム3の筒状部30内に形成されたネジ孔にネジ込まれる。取付板53の各突壁部52,52には連結軸6を通す孔(図示せず)がそれぞれ開設されている。この実施例では、連結軸6としてボルト60が用いてあり、連結部材54のリング部55の孔および各突壁部52の孔に通したボルト60にナット61をねじ込んで締め付けることにより、取付板53の対向する突壁部52,52がわずかに変形して連結部材54のリング部55を挟着し、これにより連結部材54と取付板53とが一体に連結固定される。なお、連結金具50の取付板53は、上記の実施形態に代えて、L形金具を用いてもよく、この場合は、L形金具の垂直部と連結部材54のリング部55とをボルト60およびナット61により連結固定する。また、連結具5は、図示例のような傾き調整が可能な構造の連結金具50に限定されるものではなく、アーム3の先端部に庇板2を一定の傾きで直接連結固定するもの、例えば、ネジやボルトなどであってもよい。
上記した実施形態において、固定具4として、アンカーボルト49に代えて、連結金具50と同様の構成の固定金具40を用いることも可能である。図9および図10に、固定金具40を用いた実施形態が示してある。
図示の固定金具40は、建物の壁面9に後述する突壁部42を横向きにして取り付けられる取付板43と、アーム3の基端部に取り付けられる連結部材44とを含んでいる。取付板43は、壁面9に4本のボルト46により固定される基板部41と、基板部41上に一体に形成される互いに平行な一対の突壁部42,42とを備えたものである。突壁部42,42間に連結部材44のリング部(図示せず)が挿入され、連結部材44を突壁部42に連結軸45により連結し固定している。
連結部材44は、一端部に連結軸45を通す前記のリング部、他端部にネジ軸部48を一体に有するものである。リング部は、厚みが取付板43の突壁部42,42間の間隙よりわずかに小さく、突壁部42,42間へ差し込むことが可能である。連結部材44のネジ軸部48はアーム3の筒状部3内に形成されたネジ孔にネジ込まれる。取付板43の各突壁部42,42には連結軸45を通す孔(図示せず)がそれぞれ開設されている。図示例では、連結軸45としてボルトが用いてあり、連結部材44のリング部の孔および各突壁部42の孔に通したボルトにナットをねじ込んで締め付けることにより、取付板43の突壁部42,42間で連結部材44が挟着される。
この実施形態の固定金具40は、庇の設置箇所などに応じて、アーム3を壁面9に対して垂直に固定したり、また、図9および図10に示すように、アーム3を左右いずれかの方向へ振らせて固定したりすることが可能である。アーム3が振れた状態で連結軸45によりアーム3を固定し定位させる場合、連結金具50の方も、突壁部52を横向きにして庇板2の裏面に取付板53を取り付ける。これにより、図9に示されるように、アーム3の左右方向の振れを調整することができる。
建物の壁面9に庇1を設置するには、庇1の設置現場に庇1の構成部品、すなわち、庇板2、アーム3、固定具4、および連結具5を搬入する。まず、アーム3を建物の壁面9に固定具4により基端部を固定した後、アーム3の先端部に連結具5により庇板2を連結する。庇板2の取付時、庇板2の傾きθを調整して庇板2を連結固定し、アーム3の先端部に日差しの遮断が可能な姿勢で庇板2を定位させる。
図1の設置形態では、庇板2の前面が斜め上方を向く姿勢で庇板2を定位させており、これによって、建物の開口部90に向かう日差しsの大部分が庇板2によって遮断されている。なお、この設置例のように、必ずしも庇の設置現場で庇の構成部品の全てを組み立てる必要はなく、例えば、工場において、アーム3の先端部に予め庇板2を連結具5により連結固定してもよい。
図11は、他の設置形態を示しており、庇板2の前面が斜め下方を向く姿勢で庇板2を定位させており、これによって、建物の開口部90に向かう日差しsの約半分が庇板2によって遮断されている。
図12は、さらに他の設置形態を示しており、庇板2の前面が正面を向く姿勢で庇板2を定位させており、これによって、建物の開口部90に向かう日差しsの一部が庇板2によって遮断されている。
いずれの設置形態においても、建物の開口部90に向かう日差しsの全部または一部が庇板2により遮断され、日除けの効果が得られる。庇板2は建物の壁面9から離れているので、庇板2と壁面9との隙間を風が通り抜けることができ、このため、庇板2に大きな風圧が作用せず、庇板2がアーム3より脱落するおそれがなく、風の強い地方でも庇を設置できる。
また、図12の設置形態では、庇板2は縦向きであるので、庇板2に積雪のおそれがなく、雪の多い地方にも庇を設置できる。なお、庇板2の上方を向く端面を先に細い形状としたり、アーム3を板状体として上側端面を先に細い形状としたりすることで、積雪の防止効果を高めることができる。また、庇板2は、必ずしも図12に示す縦向きの姿勢である必要はなく、例えば、図1および図11のような、縦向きに近い傾斜姿勢であれば、積雪を防止することが可能である。
いずれの態様においても、庇板2は建物の壁面9から離れているので、庇板2と壁面9との隙間を雨粒が通過し、雨除けの効果に欠けるが、図1に二点鎖線で示すように、出幅がアーム3の長さより小さい帯状の第2の庇板7を2本のアーム3,3によって水平に支持させることにより、雨除けの効果を付加することができる。この場合、風は庇板2と第2の庇板7との間の隙間を通り抜けるので、庇板2に大きな風圧は作用しない。なお、第2の庇板7は、アルミニウムの押出形材の他、合成樹脂板などを用いることも可能であり、両端部はネジ止めなどの方法でアーム3に固定する。
1 庇
2 庇板
3 アーム
4 固定具
5 連結具
6 連結軸
7 第2の庇板
9 壁面
20 中間板材
21 側板材
22.23 係合部
40 固定金具
50 連結金具
51 基板部
52 突壁部
53 取付板
54 連結部材

Claims (11)

  1. 日差しの少なくとも一部を遮断する庇板と、前記庇板を建物の壁面から離れた前方位置で支えるアームと、前記アームが壁面より前方へ突出するようにアームの基端部を建物の壁に固定するための固定具と、前記アームの先端部と前記庇板とを連結して庇板を日差しの遮断が可能な姿勢に定位させるための連結具とを備える庇。
  2. 前記庇板は、アルミニウムの押出形材よりなる複数枚の帯状の板材が板材の幅方向に連ねられたものである請求項1に記載の庇。
  3. 前記各板材は、突き合わせる側面に互いに係合する係合部を有しており、両側面に係合部を有する中間板材と、一側面に係合部を有する側板材とを含む請求項2に記載の庇。
  4. 前記庇板は、庇板の長さより短い間隔で水平かつ互いに平行に配置される2本のアームにより支えられる請求項1〜3のいずれかに記載の庇。
  5. 前記固定具は、一端部が建物の壁中に埋設されるアンカーボルトである請求項1に記載の庇。
  6. 前記固定具は、建物の壁面上に取り付けられる固定金具である請求項1に記載の庇。
  7. 前記固定金具は、前記アームを左右いずれかの方向へ振られた状態で固定することが可能である請求項6に記載の庇。
  8. 前記連結具は、前記庇板の前後方向の傾きを調整することが可能な連結金具であり、前記連結金具は、前記庇板の背面に取り付けられる取付板と、前記アームの先端部に取り付けられる連結部材とを含み、前記取付板は、基板部上に互いに平行な一対の突壁部を一体に備え、前記突壁部間に前記連結部材が挿入された状態で突壁部と連結部材とが連結軸により連結される請求項1に記載の庇。
  9. 前記連結金具は、前記庇板の前面が斜め上方または斜め下方を向く姿勢で庇板を定位させる請求項8に記載の庇。
  10. 前記連結金具は、前記庇板の前面が正面を向く姿勢で庇板を定位させる請求項8に記載の庇。
  11. 出幅が前記アームの長さより小さい雨除けのための帯状の第2の庇板をさらに備え、前記第2の庇板の両端部がアームに支持されている請求項1〜10のいずれかに記載の庇。
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