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JP2020175563A - インクジェットプリンター - Google Patents

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JP2020175563A JP2019078634A JP2019078634A JP2020175563A JP 2020175563 A JP2020175563 A JP 2020175563A JP 2019078634 A JP2019078634 A JP 2019078634A JP 2019078634 A JP2019078634 A JP 2019078634A JP 2020175563 A JP2020175563 A JP 2020175563A
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章 ▲高▼津
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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Abstract

【課題】 媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさのばらつきを低減することができるインクジェットプリンターを提供する。【解決手段】 インクジェットプリンターにおいて、光照射装置33、34と、光照射装置33、34によって照射される光によって硬化させられるインクを吐出するインクジェットヘッド31との主走査方向における距離30a、30bと、光照射装置35、36と、光照射装置35、36によって照射される光によって硬化させられるインクを吐出するインクジェットヘッド32との主走査方向における距離30c、30dとは、光照射装置33、34と、光照射装置35、34との間で異なり、光照射装置33〜36のそれぞれによって照射される光の強さは、媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさが特定の範囲内に収まる程度において、距離30a〜30dが長いほど、強いことを特徴とする。【選択図】 図3

Description

本発明は、媒体に向けてインクを吐出することによって印刷を実行するインクジェットプリンターに関する。
従来、光が照射されることによって硬化するインクを媒体に向けて吐出するインクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドに対して走査方向における両側に1つずつ配置されて、媒体に付着したインクに向けて光を照射する2つの光照射装置とを備えるインクジェットプリンターが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−144679号公報
しかしながら、従来のインクジェットプリンターにおいては、インクジェットヘッドと、光照射装置との走査方向における距離が2つの光照射装置の間で異なる場合に、インクジェットヘッドによって吐出されて媒体にインクが付着してから、このインクに光照射装置によって光が照射されるまでの時間が、走査方向のうち一方の方向である往路方向への印刷と、走査方向のうち他方の方向である復路方向への印刷との間で異なるので、インクジェットヘッドによって吐出されて媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさが、往路方向への印刷と、復路方向への印刷との間で異なるという問題がある。
そこで、本発明は、媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさのばらつきを低減することができるインクジェットプリンターを提供することを目的とする。
本発明のインクジェットプリンターは、光が照射されることによって硬化するインクを媒体に向けて吐出する第1のインクジェットヘッドと、前記媒体に付着したインクに向けて光を照射し、主走査方向において前記第1のインクジェットヘッドを挟む位置に配置される第1の光照射装置および第2の光照射装置と、制御部とを備え、前記第1の光照射装置および前記第2の光照射装置は、前記第1のインクジェットヘッドが前記主走査方向に移動させられる場合に、前記第1のインクジェットヘッドとともに前記主走査方向に移動させられ、前記制御部は、前記第1のインクジェットヘッドを前記主走査方向に移動させる場合に前記第1のインクジェットヘッドによってインクを吐出させるとき、前記第1のインクジェットヘッドによって吐出されて前記媒体に付着したインクに、前記第1の光照射装置および前記第2の光照射装置のうち前記第1のインクジェットヘッドの移動方向の上流側に前記第1のインクジェットヘッドに対して配置されている方によって光を照射し、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離は、前記第1の光照射装置および前記第2の光照射装置の間で異なり、前記第1の光照射装置および前記第2の光照射装置のそれぞれによって照射される光の強さは、前記媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさが特定の範囲内に収まる強さであり、前記第1の光照射装置および前記第2の光照射装置のうち、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離が長い方によって照射される光の強さは、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離が短い方によって照射される光の強さより強いことを特徴とする。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、主走査方向においてインクジェットヘッドを挟む位置に配置される2つの光照射装置のそれぞれによって照射される光の強さが、媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさが特定の範囲内に収まる強さであり、これら2つの光照射装置のうち、インクジェットヘッドとの主走査方向における距離が長い方によって照射される光の強さが、インクジェットヘッドとの主走査方向における距離が短い方によって照射される光の強さより強いので、これら2つの光照射装置のいずれによって照射された光によって硬化させられたかにかかわらず、インクジェットヘッドによって吐出されて媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさを特定の範囲内に略同一の大きさで収めることができる。したがって、本発明のインクジェットプリンターは、主走査方向においてインクジェットヘッドを挟む位置に配置されていて、このインクジェットヘッドとの距離が互いに異なる2つの光照射装置の一方を使用して主走査方向のうち一方の方向へ印刷を実行する場合と、これら2つの光照射装置の他方を使用して主走査方向のうち他方の方向へ印刷を実行する場合とで、媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさのばらつきを低減することができる。
本発明のインクジェットプリンターは、光が照射されることによって硬化するインクを前記媒体に向けて吐出する第2のインクジェットヘッドと、前記媒体に付着したインクに向けて光を照射し、前記主走査方向において前記第2のインクジェットヘッドと並んで配置される第3の光照射装置とを備え、前記第3の光照射装置は、前記第2のインクジェットヘッドが前記主走査方向に移動させられる場合に、前記第2のインクジェットヘッドとともに前記主走査方向に移動させられ、前記制御部は、前記第2のインクジェットヘッドを前記主走査方向に移動させる場合であって、前記第2のインクジェットヘッドの移動方向の上流側に前記第2のインクジェットヘッドに対して前記第3の光照射装置が配置されている場合に、前記第2のインクジェットヘッドによってインクを吐出させるとき、前記第2のインクジェットヘッドによって吐出されて前記媒体に付着したインクに前記第3の光照射装置によって光を照射し、前記第1の光照射装置および前記第3の光照射装置は、前記主走査方向に直交する副走査方向における位置が互いに異なり、前記第3の光照射装置は、前記第2のインクジェットヘッドに対して前記主走査方向において、前記第1の光照射装置が前記第1のインクジェットヘッドに対して配置されている側と同一の側に配置されていて、前記第3の光照射装置と、前記第2のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離は、前記第1の光照射装置と、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離と異なり、前記第3の光照射装置によって照射される光の強さは、前記媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさが前記特定の範囲内に収まる強さであり、前記第3の光照射装置によって照射される光の強さは、前記第3の光照射装置と、前記第2のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離が、前記第1の光照射装置と、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離より長い場合に、前記第1の光照射装置によって照射される光の強さより強く、前記第3の光照射装置と、前記第2のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離が、前記第1の光照射装置と、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離より短い場合に、前記第1の光照射装置によって照射される光の強さより弱くても良い。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、副走査方向における位置が互いに異なり、インクジェットヘッドに対して主走査方向において同一の側に配置されている2つの光照射装置を使用して主走査方向へ印刷を実行する場合に、これら2つの光照射装置の一方によって光が照射されたインクのドットの完全な硬化後の大きさと、これら2つの光照射装置の他方によって光が照射されたインクのドットの完全な硬化後の大きさとを特定の範囲内に略同一の大きさで収めることができる。したがって、本発明のインクジェットプリンターは、副走査方向における位置が互いに異なり、インクジェットヘッドに対して主走査方向において同一の側に配置されている2つの光照射装置を使用して主走査方向へ印刷を実行する場合に、媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさのばらつきを低減することができる。
本発明のインクジェットプリンターは、媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさのばらつきを低減することができる。
本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンターの外観斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンターのブロック図である。 インクジェットヘッドおよび光照射装置の一例を示すための図1に示すキャリッジの底面図である。 インクジェットヘッドおよび光照射装置の、図3に示す例とは異なる一例を示すためのキャリッジの底面図である。 インクジェットヘッドおよび光照射装置の、図3および図4に示す例とは異なる一例を示すためのキャリッジの底面図である。 インクジェットヘッドおよび光照射装置の、図3〜図5に示す例とは異なる一例を示すためのキャリッジの底面図である。 インクジェットヘッドおよび光照射装置の、図3〜図6に示す例とは異なる一例を示すためのキャリッジの底面図である。 本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンターの変形例の外観斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係るインクジェットプリンターの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るインクジェットプリンター10の外観斜視図である。
図1に示すように、インクジェットプリンター10は、矢印10aで示す鉛直方向における下側から媒体90を支持するプラテン11と、プラテン11に対して鉛直方向における上側に配置されていて鉛直方向に直交する矢印10bで示す左右方向(以下「主走査方向」という。)に延在しているガイドレール12と、ガイドレール12によって主走査方向における移動がガイドされるキャリッジ13と、プラテン11に支持された媒体90に向けてインクを吐出する複数のインクジェットヘッド14と、プラテン11に支持された媒体90に付着したインクに向けて光を照射する複数の光照射装置15とを備えている。
キャリッジ13は、ガイドレール12によってガイドされて後述のキャリッジ移動装置17(図2参照。)によって、主走査方向のうち矢印10cで示す一方の方向(以下「往路方向」という。)と、主走査方向のうち矢印10dで示す他方の方向(以下「復路方向」という。)とに移動させられる。
インクジェットヘッド14および光照射装置15は、キャリッジ13に搭載されている。
インクジェットヘッド14によって吐出されるインクは、光照射装置15によって光が照射されることによって硬化するインクであり、例えば、UVインクである。
光照射装置15は、例えば、LED(Light Emitting Diode)によって紫外線を照射する装置である。
図2は、インクジェットプリンター10のブロック図である。
図2に示すように、インクジェットプリンター10は、複数のインクジェットヘッド14と、複数の光照射装置15と、鉛直方向および主走査方向の両方に直交する矢印10e(図1参照。)で示す前後方向(以下「副走査方向」という。)に媒体90(図1参照。)を搬送する媒体搬送装置16と、ガイドレール12(図1参照。)に沿って主走査方向にプラテン11(図1参照。)に対してキャリッジ13(図1参照。)を移動させるキャリッジ移動装置17と、種々の操作が入力される例えばボタンなどの入力デバイスである操作部18と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部19と、ネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部20と、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部21と、インクジェットプリンター10全体を制御する制御部22とを備えている。
制御部22は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部21に記憶されているプログラムを実行する。
図3は、インクジェットヘッド14および光照射装置15の一例を示すためのキャリッジ13の底面図である。
図3に示す例では、キャリッジ13には、インクジェットヘッド14として、インクジェットヘッド31および32が搭載されている。また、キャリッジ13には、光照射装置15として、光照射装置33〜37が搭載されている。
インクジェットヘッド31および32は、スタガ配置されている。すなわち、インクジェットヘッド31と、インクジェットヘッド32とは、主走査方向における位置が互いに異なるとともに、副走査方向にける位置も互いに異なる。
インクジェットヘッド31は、インクを吐出するノズルが副走査方向に多数並べられたノズル列31a〜31dを備えている。ノズル列31a〜31dは、主走査方向に並べられている。例えば、ノズル列31a、31b、31c、31dのノズルは、それぞれ、イエローインク、シアンインク、マゼンタインク、ブラックインクを吐出する。
インクジェットヘッド32は、インクを吐出するノズルが副走査方向に多数並べられたノズル列32a〜32dを備えている。ノズル列32a〜32dは、主走査方向に並べられている。例えば、ノズル列32aおよび32bのノズルは、クリアーインクを吐出し、ノズル列32cおよび32dのノズルは、ホワイトインクを吐出する。
光照射装置33および光照射装置34と、インクジェットヘッド31とは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置33は、インクジェットヘッド31に対して往路方向に配置されていて、光照射装置34は、インクジェットヘッド31に対して復路方向に配置されている。光照射装置33と、インクジェットヘッド31との主走査方向における距離30aは、光照射装置34と、インクジェットヘッド31との主走査方向における距離30bより短い。光照射装置33によって照射される光の強さは、光照射装置34によって照射される光の強さより弱い。
光照射装置35および光照射装置36と、インクジェットヘッド32とは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置35は、インクジェットヘッド32に対して往路方向に配置されていて、光照射装置36は、インクジェットヘッド32に対して復路方向に配置されている。光照射装置35と、インクジェットヘッド32との主走査方向における距離30cは、光照射装置36と、インクジェットヘッド32との主走査方向における距離30dより長い。光照射装置35によって照射される光の強さは、光照射装置36によって照射される光の強さより強い。
距離30aと、距離30dとは、同じ長さである。光照射装置33によって照射される光の強さは、光照射装置36によって照射される光の強さと同一である。
距離30bと、距離30dとは、同じ長さである。光照射装置34によって照射される光の強さは、光照射装置35によって照射される光の強さと同一である。
光照射装置37は、インクジェットヘッド14によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットを完全に硬化させる強さの光を照射可能である。
次に、インクジェットプリンター10の動作について説明する。
通信部20を介して印刷データを受信すると、制御部22は、通信部20を介して受信した印刷データに基づいて、媒体90に対して印刷を実行する。すなわち、制御部22は、キャリッジ移動装置17によって主走査方向にキャリッジ13を移動させてインクジェットヘッド14によって媒体90に向けてインクを吐出し、媒体90に付着したインクに向けて光照射装置15によって光を照射することによって、主走査方向における媒体90に対する印刷を実行する。また、制御部22は、主走査方向における媒体90に対する印刷を実行すると、必要に応じて、媒体搬送装置16によって副走査方向に媒体90を搬送することによって、副走査方向における媒体90に対する印刷の位置を変更した後、再び主走査方向における媒体90に対する印刷を実行する。
キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって主走査方向に移動させられる場合にインクジェットヘッド14によってインクが吐出されるとき、このインクジェットヘッド14によって吐出されて媒体90に付着したインクには、このインクジェットヘッド14に対してキャリッジ13の移動方向の上流側に配置されている光照射装置15によって光が照射させられる。すなわち、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によってインクが吐出されるとき、インクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクには、光照射装置34によって光が照射させられる。キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によってインクが吐出されるとき、インクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクには、光照射装置36によって光が照射させられる。キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によってインクが吐出されるとき、インクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクには、光照射装置33によって光が照射させられる。キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によってインクが吐出されるとき、インクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクには、光照射装置35によって光が照射させられる。
インクジェットヘッドによって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、光照射装置によって光が照射されるまで、時間の経過に応じて媒体90上で広がり続ける。そして、媒体90上のインクのドットは、光照射装置によって光が照射されると、照射された光の強さに応じて広がる速さが異なる。すなわち、媒体90上のインクのドットは、光照射装置によって照射された光が強いほど、広がる速さが遅くなる。
例えば、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、距離30bが長いので、光照射装置34によって光が照射させられるまでに広がるが、光照射装置34によって強い光が照射させられるので、完全に硬化して広がらなくなる。
また、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、距離30dが短いので、光照射装置34によって光が照射させられるまでにあまり広がらないが、光照射装置36によって弱い光が照射させられるので、完全に硬化することはなく、光照射装置36によって光が照射させられた後も、少しずつ広がる。そして、このインクのドットは、媒体90が媒体搬送装置16によって副走査方向に移動させられた後、光照射装置37によって光が照射させられることによって、完全に硬化して広がらなくなる。
また、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、距離30aが短いので、光照射装置33によって光が照射させられるまでにあまり広がらないが、光照射装置33によって弱い光が照射させられるので、完全に硬化することはなく、光照射装置33によって光が照射させられた後も、少しずつ広がる。そして、このインクのドットは、媒体90が媒体搬送装置16によって副走査方向に移動させられた後、光照射装置37によって光が照射させられることによって、完全に硬化して広がらなくなる。
また、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、距離30cが長いので、光照射装置35によって光が照射させられるまでに広がるが、光照射装置35によって強い光が照射させられるので、完全に硬化して広がらなくなる。
インクジェットヘッド31および32によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、光照射装置34および光照射装置36によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。なお、本発明において、2つのドットの大きさが略同一であるということは、0より大きい下限値以上であって、この下限値より大きい上限値以下である特定の範囲内に2つのドットの大きさが共に収まるということである。
同様に、インクジェットヘッド31および32によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置33および光照射装置35によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
インクジェットヘッド31によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、インクジェットヘッド31によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置33および光照射装置34によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
同様に、インクジェットヘッド32によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、インクジェットヘッド32によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置35および光照射装置36によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
以上に説明したように、インクジェットプリンター10は、主走査方向においてインクジェットヘッド31を挟む位置に配置される光照射装置33および34のそれぞれによって照射される光の強さが、媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさが特定の範囲内に収まる強さであり、光照射装置33および34のうち、インクジェットヘッド31との主走査方向における距離が長い方、すなわち、光照射装置34によって照射される光の強さが、インクジェットヘッド31との主走査方向における距離が短い方、すなわち、光照射装置33によって照射される光の強さより強いので、光照射装置33および34のいずれによって照射された光によって硬化させられたかにかかわらず、インクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさを特定の範囲内に略同一の大きさで収めることができる。すなわち、インクジェットプリンター10は、主走査方向においてインクジェットヘッド31を挟む位置に配置されていて、インクジェットヘッド31との距離30aおよび30bが互いに異なる光照射装置33および34の一方である光照射装置34を使用して往路方向へ印刷を実行する場合と、光照射装置33および34の他方である光照射装置33を使用して復路方向へ印刷を実行する場合とで、インクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさを特定の範囲内に略同一の大きさで収めることができる。
また、インクジェットプリンター10は、主走査方向においてインクジェットヘッド32を挟む位置に配置される光照射装置35および36のそれぞれによって照射される光の強さが、媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさが特定の範囲内に収まる強さであり、光照射装置35および36のうち、インクジェットヘッド32との主走査方向における距離が長い方、すなわち、光照射装置35によって照射される光の強さが、インクジェットヘッド32との主走査方向における距離が短い方、すなわち、光照射装置36によって照射される光の強さより強いので、光照射装置35および36のいずれによって照射された光によって硬化させられたかにかかわらず、インクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさを特定の範囲内に略同一の大きさで収めることができる。すなわち、インクジェットプリンター10は、主走査方向においてインクジェットヘッド32を挟む位置に配置されていて、インクジェットヘッド32との距離30cおよび30dが互いに異なる光照射装置35および36の一方である光照射装置36を使用して往路方向へ印刷を実行する場合と、光照射装置35および36の他方である光照射装置35を使用して復路方向へ印刷を実行する場合とで、インクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさを特定の範囲内に略同一の大きさで収めることができる。
したがって、インクジェットプリンター10は、主走査方向において同一のインクジェットヘッド14を挟む位置に配置されていて、このインクジェットヘッド14との距離30a〜30dが互いに異なる2つの光照射装置15の一方を使用して往路方向へ印刷を実行する場合と、これら2つの光照射装置15の他方を使用して復路方向へ印刷を実行する場合とで、媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさのばらつきを低減することができる。
光照射装置34と、インクジェットヘッド31との主走査方向における距離30bが、光照射装置36と、インクジェットヘッド32との主走査方向における距離30dより長いので、光照射装置34によって照射される光の強さは、光照射装置36によって照射される光の強さより強い。そのため、インクジェットプリンター10は、副走査方向における位置が互いに異なり、インクジェットヘッド31、32に対して主走査方向において同一の側に配置されている2つの光照射装置15であって、光照射装置15自身によって照射される光によって硬化させられるインクを吐出するインクジェットヘッド14との距離30b、30dが互いに異なる光照射装置34、36を使用して往路方向へ印刷を実行する場合に、光照射装置34によって光が照射されたインクのドットの完全な硬化後の大きさと、光照射装置36によって光が照射されたインクのドットの完全な硬化後の大きさとを特定の範囲内に略同一の大きさで収めることができる。
また、光照射装置33と、インクジェットヘッド31との主走査方向における距離30aが、光照射装置35と、インクジェットヘッド32との主走査方向における距離30cより短いので、光照射装置33によって照射される光の強さは、光照射装置35によって照射される光の強さより弱い。そのため、インクジェットプリンター10は、副走査方向における位置が互いに異なり、インクジェットヘッド31、32に対して主走査方向において同一の側に配置されている2つの光照射装置15であって、光照射装置15自身によって照射される光によって硬化させられるインクを吐出するインクジェットヘッド14との距離30a、30cが互いに異なる光照射装置33、35を使用して復路方向へ印刷を実行する場合に、光照射装置33によって光が照射されたインクのドットの完全な硬化後の大きさと、光照射装置35によって光が照射されたインクのドットの完全な硬化後の大きさとを特定の範囲内に略同一の大きさで収めることができる。
したがって、インクジェットプリンター10は、副走査方向における位置が互いに異なり、インクジェットヘッド14に対して主走査方向において同一の側に配置されている2つの光照射装置15であって、光照射装置15自身によって照射される光によって硬化させられるインクを吐出するインクジェットヘッド14との距離30a〜30dが互いに異なる2つの光照射装置15を使用して主走査方向へ印刷を実行する場合に、媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさのばらつきを低減することができる。
なお、距離30aと、距離30dとは、本実施の形態において同一であるが、異なっていても良い。同様に、距離30bと、距離30cとは、本実施の形態において同一であるが、異なっていても良い。
キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、本実施の形態において、光照射装置36によって光が照射させられた後、光照射装置37によって光が照射させられることによって、完全に硬化して広がらなくなる。しかしながら、制御部22は、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットに対して、光照射装置36によって光を照射した後、キャリッジ13をキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させて光照射装置35によって光を照射するか、媒体90を媒体搬送装置16によって副走査方向に移動させてから光照射装置34によって光を照射することによって、このドットを完全に硬化させても良い。
同様に、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、本実施の形態において、光照射装置33によって光が照射させられた後、光照射装置37によって光が照射させられることによって、完全に硬化して広がらなくなる。しかしながら、制御部22は、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットに対して、光照射装置33によって光を照射した後、キャリッジ13をキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させて光照射装置34によって光を照射するか、媒体90を媒体搬送装置16によって副走査方向に移動させてから光照射装置35によって光を照射することによって、このドットを完全に硬化させても良い。
キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、本実施の形態において、光照射装置34によって光が照射させられることによって、完全に硬化して広がらなくなる。しかしながら、光照射装置34によって照射される光は、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットを完全に硬化させるものでなくても良い。すなわち、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、光照射装置34によって光が照射させられた後も、完全に硬化することはなく少しずつ広がって、例えば光照射装置37によって光が照射させられることによって、完全に硬化して広がらなくなってもよい。
同様に、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、本実施の形態において、光照射装置35によって光が照射させられることによって、完全に硬化して広がらなくなる。しかしながら、光照射装置35によって照射される光は、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットを完全に硬化させるものでなくても良い。すなわち、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド32によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットは、光照射装置35によって光が照射させられた後も、完全に硬化することはなく少しずつ広がって、例えば光照射装置37によって光が照射させられることによって、完全に硬化して広がらなくなってもよい。
インクジェットプリンター10は、本実施の形態において、複数のインクジェットヘッド14がスタガ配置されている。しかしながら、インクジェットプリンター10は、例えば図4および図5に示すように、複数のインクジェットヘッド14がスタガ配置されていなくても良い。
図4は、インクジェットヘッド14および光照射装置15の、図3に示す例とは異なる一例を示すためのキャリッジ13の底面図である。
図4に示す例では、キャリッジ13には、インクジェットヘッド14として、インクジェットヘッド41および42が搭載されている。また、キャリッジ13には、光照射装置15として、光照射装置43〜47が搭載されている。
インクジェットヘッド41と、インクジェットヘッド42とは、主走査方向における位置が互いに異なるが、副走査方向における位置は同一である。
インクジェットヘッド41は、インクを吐出するノズルが副走査方向に多数並べられた複数のノズル列を備えている。インクジェットヘッド41における複数のノズル列は、主走査方向に並べられている。
インクジェットヘッド42は、インクを吐出するノズルが副走査方向に多数並べられた複数のノズル列を備えている。インクジェットヘッド42における複数のノズル列は、主走査方向に並べられている。
インクジェットヘッド41は、複数のノズル列のノズルのうち、副走査方向における一端側の半分の範囲41aのノズルのみが使用される。インクジェットヘッド42は、複数のノズル列のノズルのうち、副走査方向における他端側の半分の範囲42aのノズルのみが使用される。範囲41aと、範囲42aとは、主走査方向における位置が互いに異なるとともに、副走査方向における位置も互いに異なる。
光照射装置43および光照射装置44と、インクジェットヘッド41の範囲41aとは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置43は、インクジェットヘッド41に対して往路方向に配置されていて、光照射装置44は、インクジェットヘッド41に対して復路方向に配置されている。光照射装置43と、インクジェットヘッド41との主走査方向における距離40aは、光照射装置44と、インクジェットヘッド41との主走査方向における距離40bより短い。光照射装置43によって照射される光の強さは、光照射装置44によって照射される光の強さより弱い。
光照射装置45および光照射装置46と、インクジェットヘッド42の範囲42aとは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置45は、インクジェットヘッド42に対して往路方向に配置されていて、光照射装置46は、インクジェットヘッド42に対して復路方向に配置されている。光照射装置45と、インクジェットヘッド42との主走査方向における距離40cは、光照射装置46と、インクジェットヘッド42との主走査方向における距離40dより長い。光照射装置45によって照射される光の強さは、光照射装置46によって照射される光の強さより強い。
距離40aと、距離40dとは、同じ長さである。光照射装置43によって照射される光の強さは、光照射装置46によって照射される光の強さと同一である。
距離40bと、距離40cとは、同じ長さである。光照射装置44によって照射される光の強さは、光照射装置45によって照射される光の強さと同一である。
光照射装置47は、インクジェットヘッド14によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットを完全に硬化させる強さの光を照射可能である。光照射装置47は、光照射装置37(図3参照。)と同様の役割の装置である。
図4に示す例は、インクジェットヘッド31(図3参照。)の代わりにインクジェットヘッド41の範囲41aでインクが吐出され、インクジェットヘッド32(図3参照。)の代わりにインクジェットヘッド42の範囲42aでインクが吐出されることを除いて、図3に示す例と同様に動作する。
図5は、インクジェットヘッド14および光照射装置15の、図3および図4に示す例とは異なる一例を示すためのキャリッジ13の底面図である。
図5に示す例では、キャリッジ13には、インクジェットヘッド14として、インクジェットヘッド51および52が搭載されている。また、キャリッジ13には、光照射装置15として、光照射装置53〜57が搭載されている。
インクジェットヘッド51と、インクジェットヘッド52とは、副走査方向における位置が互いに異なるが、主走査方向における位置は同一である。
インクジェットヘッド51および52は、それぞれ、インクを吐出するノズルが副走査方向に多数並べられた複数のノズル列を備えている。インクジェットヘッド51および52のそれぞれにおける複数のノズル列は、主走査方向に並べられている。
光照射装置53および光照射装置54と、インクジェットヘッド51とは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置53は、インクジェットヘッド51に対して往路方向に配置されていて、光照射装置54は、インクジェットヘッド51に対して復路方向に配置されている。光照射装置53と、インクジェットヘッド51との主走査方向における距離50aは、光照射装置54と、インクジェットヘッド51との主走査方向における距離50bより短い。光照射装置53によって照射される光の強さは、光照射装置54によって照射される光の強さより弱い。
光照射装置55および光照射装置56と、インクジェットヘッド52とは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置55は、インクジェットヘッド52に対して往路方向に配置されていて、光照射装置56は、インクジェットヘッド52に対して復路方向に配置されている。光照射装置55と、インクジェットヘッド52との主走査方向における距離50cは、光照射装置56と、インクジェットヘッド52との主走査方向における距離50dより短い。光照射装置55によって照射される光の強さは、光照射装置56によって照射される光の強さより弱い。
距離50aと、距離50cとは、同じ長さである。光照射装置53によって照射される光の強さは、光照射装置55によって照射される光の強さと同一である。
距離50bは、距離50dより短い。光照射装置54によって照射される光の強さは、光照射装置56によって照射される光の強さより弱い。
光照射装置57は、インクジェットヘッド14によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットを完全に硬化させる強さの光を照射可能である。光照射装置57は、光照射装置37(図3参照。)と同様の役割の装置である。
キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって主走査方向に移動させられる場合にインクジェットヘッド14によってインクが吐出されるとき、このインクジェットヘッド14によって吐出されて媒体90に付着したインクには、このインクジェットヘッド14に対してキャリッジ13の移動方向の上流側に配置されている光照射装置15によって光が照射させられる。
インクジェットヘッド51および52によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、光照射装置54および光照射装置56によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド51によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド52によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
同様に、インクジェットヘッド51および52によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置53および光照射装置55によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド51によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド52によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
インクジェットヘッド51によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、インクジェットヘッド51によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置53および光照射装置54によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド51によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド51によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
同様に、インクジェットヘッド52によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、インクジェットヘッド52によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置55および光照射装置56によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド52によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド52によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
インクジェットプリンター10は、本実施の形態において、インクジェットヘッド14を2つ備えている。しかしながら、インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド14を、2つ以外の数、備えていても良い。例えば、インクジェットプリンター10は、図6に示すように、インクジェットヘッド14を1つのみ備えていても良いし、図7に示すように、インクジェットヘッド14を4つ備えていても良い。
図6は、インクジェットヘッド14および光照射装置15の、図3〜図5に示す例とは異なる一例を示すためのキャリッジ13の底面図である。
図6に示す例では、キャリッジ13には、インクジェットヘッド14として、インクジェットヘッド61が搭載されている。また、キャリッジ13には、光照射装置15として、光照射装置62〜64が搭載されている。
インクジェットヘッド61は、インクを吐出するノズルが副走査方向に多数並べられた複数のノズル列を備えている。複数のノズル列は、主走査方向に並べられている。
光照射装置62および光照射装置63と、インクジェットヘッド61とは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置62は、インクジェットヘッド61に対して往路方向に配置されていて、光照射装置63は、インクジェットヘッド61に対して復路方向に配置されている。光照射装置62と、インクジェットヘッド61との主走査方向における距離60aは、光照射装置63と、インクジェットヘッド61との主走査方向における距離60bより短い。光照射装置62によって照射される光の強さは、光照射装置63によって照射される光の強さより弱い。
光照射装置64は、インクジェットヘッド14によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットを完全に硬化させる強さの光を照射可能である。光照射装置64は、光照射装置37(図3参照。)と同様の役割の装置である。
キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド61によってインクが吐出されるとき、インクジェットヘッド61によって吐出されて媒体90に付着したインクには、光照射装置63によって光が照射させられる。キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド61によってインクが吐出されるとき、インクジェットヘッド61によって吐出されて媒体90に付着したインクには、光照射装置62によって光が照射させられる。
インクジェットヘッド61によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、インクジェットヘッド61によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置62および光照射装置63によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド31によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
図7は、インクジェットヘッド14および光照射装置15の、図3〜図6に示す例とは異なる一例を示すためのキャリッジ13の底面図である。
図7に示す例では、キャリッジ13には、インクジェットヘッド14として、インクジェットヘッド71〜74が搭載されている。また、キャリッジ13には、光照射装置15として、光照射装置81〜89が搭載されている。
インクジェットヘッド71〜74は、スタガ配置されている。すなわち、インクジェットヘッド71〜74は、主走査方向における位置が互いに異なるとともに、副走査方向における位置も互いに異なる。
インクジェットヘッド71〜74は、それぞれ、インクを吐出するノズルが副走査方向に多数並べられた複数のノズル列を備えている。インクジェットヘッド71〜74のそれぞれにおいて、複数のノズル列は、主走査方向に並べられている。
光照射装置81および光照射装置82と、インクジェットヘッド71とは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置81は、インクジェットヘッド71に対して往路方向に配置されていて、光照射装置82は、インクジェットヘッド71に対して復路方向に配置されている。光照射装置81と、インクジェットヘッド71との主走査方向における距離70aは、光照射装置82と、インクジェットヘッド71との主走査方向における距離70bより短い。光照射装置81によって照射される光の強さは、光照射装置82によって照射される光の強さより弱い。
光照射装置83および光照射装置84と、インクジェットヘッド72とは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置83は、インクジェットヘッド72に対して往路方向に配置されていて、光照射装置84は、インクジェットヘッド72に対して復路方向に配置されている。光照射装置83と、インクジェットヘッド72との主走査方向における距離70cは、光照射装置84と、インクジェットヘッド72との主走査方向における距離70dより短い。光照射装置83によって照射される光の強さは、光照射装置84によって照射される光の強さより弱い。
光照射装置85および光照射装置86と、インクジェットヘッド73とは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置85は、インクジェットヘッド73に対して往路方向に配置されていて、光照射装置86は、インクジェットヘッド73に対して復路方向に配置されている。光照射装置85と、インクジェットヘッド73との主走査方向における距離70eは、光照射装置86と、インクジェットヘッド73との主走査方向における距離70fより長い。光照射装置85によって照射される光の強さは、光照射装置86によって照射される光の強さより強い。
光照射装置87および光照射装置88と、インクジェットヘッド74とは、副走査方向における位置が同一である。光照射装置87は、インクジェットヘッド74に対して往路方向に配置されていて、光照射装置88は、インクジェットヘッド74に対して復路方向に配置されている。光照射装置87と、インクジェットヘッド74との主走査方向における距離70gは、光照射装置88と、インクジェットヘッド74との主走査方向における距離70hより長い。光照射装置87によって照射される光の強さは、光照射装置88によって照射される光の強さより強い。
距離70a、距離70c、距離70e、距離70gは、この順番で、長くなっている。光照射装置81によって照射される光の強さ、光照射装置83によって照射される光の強さ、光照射装置85によって照射される光の強さ、光照射装置87によって照射される光の強さは、この順番で、強くなっている。
距離70aと、距離70hとは、同じ長さである。光照射装置81によって照射される光の強さは、光照射装置88によって照射される光の強さと同一である。
距離70cと、距離70fとは、同じ長さである。光照射装置83によって照射される光の強さは、光照射装置86によって照射される光の強さと同一である。
距離70eと、距離70dとは、同じ長さである。光照射装置85によって照射される光の強さは、光照射装置84によって照射される光の強さと同一である。
距離70gと、距離70bとは、同じ長さである。光照射装置87によって照射される光の強さは、光照射装置82によって照射される光の強さと同一である。
光照射装置89は、インクジェットヘッド14によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットを完全に硬化させる強さの光を照射可能である。光照射装置89は、光照射装置37(図3参照。)と同様の役割の装置である。
キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって主走査方向に移動させられる場合にインクジェットヘッド14によってインクが吐出されるとき、このインクジェットヘッド14によって吐出されて媒体90に付着したインクには、このインクジェットヘッド14に対してキャリッジ13の移動方向の上流側に配置されている光照射装置15によって光が照射させられる。
インクジェットヘッド71〜74によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、光照射装置82、光照射装置84、光照射装置86および光照射装置88によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド71によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド72によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド73によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド74によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
同様に、インクジェットヘッド71〜74によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置81、光照射装置83、光照射装置85および光照射装置87によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド71によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド72によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド73によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド74によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
インクジェットヘッド71によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、インクジェットヘッド71によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置81および光照射装置82によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド71によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド71によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
同様に、インクジェットヘッド72によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、インクジェットヘッド72によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置83および光照射装置84によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド72によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド72によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
同様に、インクジェットヘッド73によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、インクジェットヘッド73によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置85および光照射装置86によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド73によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド73によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
同様に、インクジェットヘッド74によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられる速度と、インクジェットヘッド74によってインクが吐出される場合にキャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられる速度と、光照射装置87および光照射装置88によって照射される光の強さとは、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって往路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド74によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさと、キャリッジ13がキャリッジ移動装置17によって復路方向に移動させられている場合にインクジェットヘッド74によって吐出されて媒体90に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさとが略同一になるように調整されている。
インクジェットプリンター10は、本実施の形態において、プラテン11に対して媒体90を副走査方向に搬送することによって、インクジェットヘッド14に対して媒体90を副走査方向に移動させている。しかしながら、インクジェットプリンター10は、図8に示すように、プラテン11を図1に示すものより副走査方向に伸ばして、いわゆるフラットベッドタイプのインクジェットプリンターにして、プラテン11に対してガイドレール12およびキャリッジ13を副走査方向に移動させる機構を備えることによって、媒体90に対してインクジェットヘッド14を副走査方向に移動させても良い。
10 インクジェットプリンター
10b 矢印(主走査方向を示す矢印)
10e 矢印(副走査方向を示す矢印)
14 インクジェットヘッド
15 光照射装置
22 制御部
30a〜30d 距離
31、32 インクジェットヘッド
33〜37 光照射装置
40a〜40d 距離
41〜42 インクジェットヘッド
43〜47 光照射装置
50a〜50d 距離
51、52 インクジェットヘッド
53〜57 光照射装置
60a、60b 距離
61 インクジェットヘッド
62〜64 光照射装置
70a〜70h 距離
71〜74 インクジェットヘッド
81〜89 光照射装置
90 媒体

Claims (2)

  1. 光が照射されることによって硬化するインクを媒体に向けて吐出する第1のインクジェットヘッドと、
    前記媒体に付着したインクに向けて光を照射し、主走査方向において前記第1のインクジェットヘッドを挟む位置に配置される第1の光照射装置および第2の光照射装置と、
    制御部と
    を備え、
    前記第1の光照射装置および前記第2の光照射装置は、前記第1のインクジェットヘッドが前記主走査方向に移動させられる場合に、前記第1のインクジェットヘッドとともに前記主走査方向に移動させられ、
    前記制御部は、前記第1のインクジェットヘッドを前記主走査方向に移動させる場合に前記第1のインクジェットヘッドによってインクを吐出させるとき、前記第1のインクジェットヘッドによって吐出されて前記媒体に付着したインクに、前記第1の光照射装置および前記第2の光照射装置のうち前記第1のインクジェットヘッドの移動方向の上流側に前記第1のインクジェットヘッドに対して配置されている方によって光を照射し、
    前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離は、前記第1の光照射装置および前記第2の光照射装置の間で異なり、
    前記第1の光照射装置および前記第2の光照射装置のそれぞれによって照射される光の強さは、前記媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさが特定の範囲内に収まる強さであり、
    前記第1の光照射装置および前記第2の光照射装置のうち、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離が長い方によって照射される光の強さは、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離が短い方によって照射される光の強さより強いことを特徴とするインクジェットプリンター。
  2. 光が照射されることによって硬化するインクを前記媒体に向けて吐出する第2のインクジェットヘッドと、
    前記媒体に付着したインクに向けて光を照射し、前記主走査方向において前記第2のインクジェットヘッドと並んで配置される第3の光照射装置と
    を備え、
    前記第3の光照射装置は、前記第2のインクジェットヘッドが前記主走査方向に移動させられる場合に、前記第2のインクジェットヘッドとともに前記主走査方向に移動させられ、
    前記制御部は、前記第2のインクジェットヘッドを前記主走査方向に移動させる場合であって、前記第2のインクジェットヘッドの移動方向の上流側に前記第2のインクジェットヘッドに対して前記第3の光照射装置が配置されている場合に、前記第2のインクジェットヘッドによってインクを吐出させるとき、前記第2のインクジェットヘッドによって吐出されて前記媒体に付着したインクに前記第3の光照射装置によって光を照射し、
    前記第1の光照射装置および前記第3の光照射装置は、前記主走査方向に直交する副走査方向における位置が互いに異なり、
    前記第3の光照射装置は、前記第2のインクジェットヘッドに対して前記主走査方向において、前記第1の光照射装置が前記第1のインクジェットヘッドに対して配置されている側と同一の側に配置されていて、
    前記第3の光照射装置と、前記第2のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離は、前記第1の光照射装置と、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離と異なり、
    前記第3の光照射装置によって照射される光の強さは、前記媒体に付着したインクのドットの完全な硬化後の大きさが前記特定の範囲内に収まる強さであり、
    前記第3の光照射装置によって照射される光の強さは、
    前記第3の光照射装置と、前記第2のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離が、前記第1の光照射装置と、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離より長い場合に、前記第1の光照射装置によって照射される光の強さより強く、
    前記第3の光照射装置と、前記第2のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離が、前記第1の光照射装置と、前記第1のインクジェットヘッドとの前記主走査方向における距離より短い場合に、前記第1の光照射装置によって照射される光の強さより弱いことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター。
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