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JP2020173939A - 電磁継電器 - Google Patents

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JP2020173939A
JP2020173939A JP2019074390A JP2019074390A JP2020173939A JP 2020173939 A JP2020173939 A JP 2020173939A JP 2019074390 A JP2019074390 A JP 2019074390A JP 2019074390 A JP2019074390 A JP 2019074390A JP 2020173939 A JP2020173939 A JP 2020173939A
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克哉 粉間
Katsuya Konama
克哉 粉間
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Abstract

【課題】第1固定端子及び第2固定端子の間の絶縁距離を長くできる電磁継電器を提供する。【解決手段】電磁継電器1は、第1固定接点211を有する第1固定端子21と、第2固定接点222を有する第2固定端子22と、可動接触子23と、規制部材24と、接点収容部3と、を備える。規制部材24は、可動接触子23が第1固定接点211及び第2固定接点222の側へ移動することを規制する。接点収容部3は、収容本体30と、第1隔壁31と、第2隔壁32と、を有する。収容本体30には、第1固定端子21及び第2固定端子22が固定されている。可動接触子23が閉位置にある際に、規制部材24は第1隔壁31及び第2隔壁32の間に位置する。【選択図】図1

Description

本開示は電磁継電器に関し、より詳細には、2つの固定接点を有する電磁継電器に関する。
特許文献1記載の電磁継電器は、一対の固定端子と、可動接触子と、可動軸と、ケースとを備えている。ケースの上面には、2つの貫通孔が形成されている。各固定端子の下端には、固定接点が設けられている。そして、各固定端子は、ケースの貫通孔に挿通されて設けられている。可動軸は、可動接触子が一対の固定接点に接離するように軸方向に移動する。
特開2016−201286号公報
このような電磁継電器では、可動接触子が一対の固定接点(第1固定端子及び第2固定端子)に接するとき又は一対の固定接点から離れるとき、可動接触子と一対の固定接点との間にアークが発生することがある。アークにより、可動接触子(可動接点)及び各固定接点を構成する金属の一部が粉状になって飛散し、一対の固定端子間の絶縁抵抗を低下させる可能性がある。そのため、一対の固定端子間の絶縁距離を長くする必要が生じることがある。
本開示は、第1固定端子及び第2固定端子の間の絶縁距離を長くできる電磁継電器を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る電磁継電器は、第1固定接点を有する第1固定端子と、第2固定接点を有する第2固定端子と、可動接触子と、規制部材と、接点収容部と、を備える。前記可動接触子は、前記第1固定接点及び前記第2固定接点に接する閉位置と前記第1固定接点及び前記第2固定接点から離れる開位置との間で移動する。前記規制部材は、前記可動接触子から見て前記第1固定接点及び前記第2固定接点の側に配置されている。前記規制部材は、前記可動接触子が前記第1固定接点及び前記第2固定接点の側へ移動することを規制する。前記接点収容部は、前記第1固定接点及び前記第2固定接点を収容する。前記接点収容部は、収容本体と、第1隔壁と、第2隔壁と、を有する。前記収容本体には、前記第1固定端子及び前記第2固定端子が固定されている。前記第1隔壁は、前記収容本体から突出している。前記第1隔壁は、前記第1固定端子及び前記第2固定端子の間に配置されている。前記第2隔壁は、前記収容本体から突出している。前記第2隔壁は、前記第1隔壁及び前記第2固定端子の間に配置されている。前記可動接触子が前記閉位置にある際に、前記規制部材は前記第1隔壁及び前記第2隔壁の間に位置する。
本開示は、第1固定端子及び第2固定端子の間の絶縁距離を長くできるという利点がある。
図1は、一実施形態に係る電磁継電器のオフ状態における断面図である。 図2は、同上の電磁継電器のオン状態における断面図である。 図3は、同上の電磁継電器の斜視図である。 図4は、図1のX1−X1断面図である。 図5は、実施形態の変形例1に係る電磁継電器の要部の断面図である。 図6は、実施形態の変形例2に係る電磁継電器の要部の断面図である。
以下、実施形態に係る電磁継電器について、図面を用いて説明する。ただし、下記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の1つに過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
電磁継電器1(図1参照)は、例えば、電動車両に備えられる。電磁継電器1は、例えば、電動車両の電源からモータへの電流の供給の有無を切り替える。
図1に示すように、電磁継電器1は、接点装置2と、電磁石装置5とを備えている。また、電磁継電器1は、接点装置2及び電磁石装置5を収容するハウジングを備えている。電磁石装置5は、励磁コイル51と、可動鉄心53と、固定鉄心54と、第1継鉄55とを備えている。接点装置2は、第1固定端子21と、第2固定端子22と、可動接触子23と、規制部材24と、接点収容部3とを備えている。接点装置2は、ホルダ4と、接圧ばね25と、シャフト26と、被覆部27と、複数(本実施形態では4つ)の永久磁石28(図3参照)と、複数(本実施形態では2つ)の保持板29とを更に備えている。
第1固定端子21は、第1固定接点211を有している。第2固定端子22は、第2固定接点222を有している。
可動接触子23は、第1可動接点231と、第2可動接点232と、本体部233とを有している。第1可動接点231は、第1固定接点211に対向している。第2可動接点232は、第2固定接点222に対向している。第1可動接点231と第1固定接点211との対向方向は、第2可動接点232と第2固定接点222との対向方向に沿っている。
以下では、第1固定端子21と第2固定端子22とが並んでいる方向を左右方向と規定し、第1固定端子21から見て第2固定端子22側を右とし、第2固定端子22から見て第1固定端子21側を左とする。また、第1固定接点211と第1可動接点231とが並んでいる方向を上下方向と規定し、第1固定接点211から見て第1可動接点231側を下とし、第1可動接点231から見て第1固定接点211側を上とする。また、第1固定端子21と第2固定端子22とが並んでいる方向と、第1固定接点211と第1可動接点231とが並んでいる方向との両方と直交する方向を、前後方向と規定する。ただし、これらの方向は電磁継電器1の使用方向を限定する趣旨ではない。
接点収容部3は、樹脂製である。接点収容部3は、収容本体30と、第1隔壁31と、第2隔壁32とを有している。収容本体30は、主壁部301と、側壁部302とを含んでいる。主壁部301の形状は、長方形状の板状である。側壁部302の形状は、筒状である。より詳細には、側壁部302の形状は、上下方向から見て長方形状の角筒状である。側壁部302は、主壁部301から主壁部301の厚さ方向に沿って、下向きに突出している。主壁部301は、第1挿入孔303と、第2挿入孔304とを有している。接点収容部3の収容本体30は、第1固定接点211及び第2固定接点222を収容している。さらに、収容本体30は、可動接触子23と、規制部材24と、接圧ばね25と、ホルダ4とを収容している。
第1隔壁31及び第2隔壁32は、主壁部301から下向きに突出している。第1隔壁31は、第1挿入孔303の内面の一部を含む。第2隔壁32は、第2挿入孔304の内面の一部を含む。
第1固定端子21及び第2固定端子22の各々は、銅等の導電性材料により形成されている。第1固定端子21及び第2固定端子22の各々の形状は、円柱状である。第1固定端子21及び第2固定端子22の各々の軸方向は、上下方向に沿っている。第1固定端子21は、第1挿入孔303に挿入されている。さらに、第1固定端子21と主壁部301とは、ろう付けされている。これにより、第1固定端子21は、主壁部301に固定されている。第1固定端子21の上端は、収容本体30の外部に露出している。第1固定端子21の下端は、収容本体30の内部に配置されている。第2固定端子22は、第2挿入孔304に挿入されている。さらに、第2固定端子22と主壁部301とは、ろう付けされている。これにより、第2固定端子22は、主壁部301に固定されている。第2固定端子22の上端は、収容本体30の外部に露出している。第2固定端子22の下端は、収容本体30の内部に配置されている。主壁部301は、第1固定端子21及び第2固定端子22の各々の軸方向の第1端(上端)と第2端(下端)とを仕切るように設けられている。
第1固定接点211は、第1固定端子21の下端部分である。第2固定接点222は、第2固定端子22の下端部分である。なお、本実施形態では、第1固定接点211と、第1固定端子21のうち第1固定接点211以外の部分とは、一体であるが、これらは別々に形成された後に互いに結合されていてもよい。また、本実施形態では、第2固定接点222と、第2固定端子22のうち第2固定接点222以外の部分とは、一体であるが、これらは別々に形成された後に互いに結合されていてもよい。
可動接触子23は、銅等の導電性材料により形成されている。可動接触子23の本体部233の形状は、長方形状の板状である。本体部233の長手方向は、左右方向に沿っている。第1可動接点231は、本体部233の左端付近に設けられている。第2可動接点232は、本体部233の右端付近に設けられている。なお、本実施形態では、本体部233と第1可動接点231と第2可動接点232とは、一体であるが、これらは別々に形成された後に互いに結合されていてもよい。
可動接触子23は、電磁石装置5で発生する力により上下方向に移動する。これにより、可動接触子23は、第1固定接点211及び第2固定接点222に接する閉位置と、第1固定接点211及び第2固定接点222から離れる開位置との間で移動する。すなわち、可動接触子23が閉位置にあるときは、第1可動接点231が第1固定接点211に接し、かつ、第2可動接点232が第2固定接点222に接する。また、可動接触子23が開位置にあるときは、第1可動接点231が第1固定接点211から離れ、かつ、第2可動接点232が第2固定接点222から離れる。
規制部材24は、第2継鉄241と、取付部242とを含んでいる。第2継鉄241は、純鉄、パーマロイ又は珪素鋼等の磁性材料により形成されている。第2継鉄241の形状は、直方体状である。取付部242は、例えば、金属板である。取付部242には、第2継鉄241が取り付けられている。
ホルダ4は、可動接触子23、接圧ばね25及び規制部材24を保持している。ホルダ4は、底部41と、2つ(図1では1つのみを図示)の側部42とを有している。底部41は、樹脂等を材料として形成されている。2つの側部42は、金属板から形成されている。2つの側部42は、底部41から上向きに突出している。規制部材24の取付部242は、2つの側部42の上端の間を架け渡している。つまり、規制部材24は、底部41の上方に配置されている。取付部242は、2つの側部42と一体に形成されている。
底部41と取付部242との間には、可動接触子23の本体部233が配置されている。つまり、2つの側部42の間を通るように本体部233が配置されている。取付部242は、本体部233と第2継鉄241との間に配置されている。
可動接触子23と底部41との間には、接圧ばね25が配置されている。接圧ばね25は、例えば、圧縮コイルばねである。接圧ばね25は、上下方向に伸縮する。接圧ばね25は、可動接触子23に第1固定接点211及び第2固定接点222に近づく向きの力を加える。すなわち、接圧ばね25は、可動接触子23に上向きのばね力を加える。
規制部材24は、可動接触子23から見て第1固定接点211及び第2固定接点222の側に配置されている。つまり、第2継鉄241は、可動接触子23から見て第1固定接点211及び第2固定接点222の側に配置されている。言い換えれば、規制部材24は、第1固定接点211及び第2固定接点222と可動接触子23とが並ぶ方向(上下方向)において、可動接触子23を挟んだ両側のうち第1固定接点211及び第2固定接点222の側に配置されている。規制部材24は、可動接触子23が第1固定接点211及び第2固定接点222の側へ移動することを規制する。すなわち、接圧ばね25のばね力により可動接触子23が上向きに押された場合に、可動接触子23が規制部材24に当たることで、可動接触子23が規制部材24よりも上へ移動することが規制される。
シャフト26の形状は、丸棒状である。シャフト26の軸方向は、上下方向に沿っている。シャフト26の上端は、ホルダ4に結合されている。シャフト26の下端は、電磁石装置5の可動鉄心53に結合されている。電磁石装置5の状態が電磁気力を発生している状態と電磁気力を発生していない状態との間で切り替わることに伴って、シャフト26は、上下方向に移動する。これに伴い、ホルダ4が上下方向に移動し、ホルダ4に保持された可動接触子23が上下方向に移動する。すなわち、シャフト26は、可動接触子23を、第1固定接点211及び第2固定接点222に接する閉位置と第1固定接点211及び第2固定接点222から離れる開位置状態との間で移動させる。
被覆部27は、樹脂等を材料として形成されている。被覆部27の形状は、板状である。被覆部27は、収容本体30を下から覆っている。被覆部27は、電磁石装置5の第1継鉄55の後述の継鉄上板551の上面を覆っている。被覆部27は、継鉄上板551と、収容本体30とに結合されている。
収容本体30と被覆部27とに囲まれた空間である収容室SP1は、密閉されている。収容室SP1には、水素等の消弧ガスが封入されている。なお、収容室SP1は、密閉されていなくともよく、外部環境とつながっていてもよい。
図3に示すように、接点収容部3の側壁部302の外面には、複数(図3では4つ)の凹部3020が形成されている。複数の凹部3020にはそれぞれ、永久磁石28が配置されている。すなわち、接点収容部3の周囲には、4つの永久磁石28が配置されている。4つの永久磁石28は、第1固定接点211及び第1可動接点231の周囲に前後方向に沿った磁界を発生させる。また、4つの永久磁石28は、第2固定接点222及び第2可動接点232の周囲に前後方向に沿った磁界を発生させる。
複数(2つ)の保持板29の各々の形状は、上下方向から見てC字状である。2つの保持板29の各々は、純鉄、パーマロイ又は珪素鋼等の磁性材料からなる板材から形成されている。2つの保持板29の各々は、接点収容部3の側壁部302を囲むように配置されている。4つの永久磁石28のうち2つの永久磁石28は、2つの保持板29のうち一方と側壁部302との間に保持されており、残りの2つの永久磁石28は、他方の保持板29と側壁部302との間に保持されている。
図1に示すように、電磁石装置5は、励磁コイル51と、コイルボビン52と、可動鉄心53と、固定鉄心54と、第1継鉄55と、復帰ばね56と、ブッシュ57とを備えている。また、電磁石装置5は、励磁コイル51の両端が接続される一対のコイル端子を備えている。各コイル端子は、銅等の導電性材料により形成され、半田等によってリード線と接続される。
コイルボビン52は、樹脂等を材料として形成されている。コイルボビン52は、2つの鍔部521、522と、円筒部523とを有している。円筒部523には、励磁コイル51が巻かれている。鍔部521は、円筒部523の上端から、円筒部523の径方向における外向きに延びている。鍔部521は、円筒部523の下端から、円筒部523の径方向における外向きに延びている。
可動鉄心53は、純鉄、パーマロイ又は珪素鋼等の磁性材料により形成されている。可動鉄心53の形状は、円柱状である。可動鉄心53は、コイルボビン52の円筒部523の内側に配置されている。可動鉄心53とシャフト26とは連結されている。可動鉄心53には、上面から下向きに窪んだ凹部531が形成されている。
固定鉄心54は、純鉄、パーマロイ又は珪素鋼等の磁性材料により形成されている。固定鉄心54の形状は、円筒状である。固定鉄心54は、コイルボビン52の円筒部523の内側に配置されている。固定鉄心54は、可動鉄心53の上方に配置されている。固定鉄心54の内側には、シャフト26が通されている。固定鉄心54には、下面から上向きに窪んだ凹部541が形成されている。
第1継鉄55は、純鉄、パーマロイ又は珪素鋼等の磁性材料により形成されている。第1継鉄55は、継鉄上板551と、継鉄下板552と、一対の継鉄側板553とを備えている。継鉄上板551は、可動接触子23と励磁コイル51との間に配置されている。継鉄上板551は、コイルボビン52の上面に接している。継鉄下板552は、コイルボビン52の下面に接している。一対の継鉄側板553は、継鉄下板552の左右両端から継鉄上板551へ延びている。継鉄上板551の形状は、矩形板状である。継鉄上板551の略中央には、挿通孔554が形成されている。挿通孔554には、シャフト26と、固定鉄心54の上端とが通されている。
復帰ばね56は、例えば、圧縮コイルばねである。復帰ばね56の伸縮方向(上下方向)の第1端は、可動鉄心53の凹部531の底面に接しており、第2端は、固定鉄心54の凹部541の底面に接している。復帰ばね56は、可動鉄心53にばね力を加えて可動鉄心53を下向きに移動させる。
ブッシュ57は、純鉄、パーマロイ又は珪素鋼等の磁性材料により形成されている。ブッシュ57の形状は、円筒状である。ブッシュ57は、コイルボビン52の円筒部523の内側に配置されている。ブッシュ57の内側には、可動鉄心53が配置されている。ブッシュ57は、第1継鉄55、可動鉄心53及び固定鉄心54とともに、励磁コイル51の通電時に励磁コイル51から発生する磁束が通る磁気回路を構成している。
図1では、励磁コイル51は通電されていない状態である。励磁コイル51が通電されると、励磁コイル51で発生する磁束が上記磁気回路を通るので、上記磁気回路の磁気抵抗が小さくなるように可動鉄心53が移動する。具体的には、励磁コイル51の通電時に、可動鉄心53が上向きに移動する。より詳細には、可動鉄心53を上向きに移動させようとする電磁気力は、復帰ばね56が可動鉄心53を下向きに押す力(ばね力)を上回るので、可動鉄心53が上向きに移動し固定鉄心54に吸着する。その結果、可動接触子23が上向きに移動し、第1固定接点211及び第2固定接点222に接した状態となる。すなわち、可動接触子23は、図1に示す位置から、ホルダ4、規制部材24、シャフト26及び可動鉄心53と一緒に、図2に示す位置まで上へ移動する。つまり、可動接触子23は、開位置から閉位置へ移動する。これにより、第1固定接点211及び第2固定接点222の間が導通した状態となる。
励磁コイル51が通電された状態から、通電されていない状態になると、可動鉄心53を上向きに移動させる電磁気力が消滅するので、可動鉄心53は、復帰ばね56のばね力により下向きに移動する。その結果、可動接触子23が下向きに移動し、可動接触子23は、第1固定接点211及び第2固定接点222から離れた状態となる(図1参照)。つまり、可動接触子23は、閉位置から開位置へ移動する。これにより、第1固定接点211及び第2固定接点222の間が導通していない状態となる。
第1固定接点211及び第2固定接点222の間が導通しているとき、可動接触子23と第1固定接点211及び第2固定接点222の間には、電磁反発力が生じる。電磁反発力は、可動接触子23に対して、第1固定接点211及び第2固定接点222から離れる向きに作用する。特に、第1固定接点211及び第2固定接点222の間に短絡電流又は短絡電流に近い大きさの電流が流れた場合には、可動接触子23と第1固定接点211及び第2固定接点222の間に生じる電磁反発力は電流の大きさに応じて大きくなる。
可動接触子23に電流が流れ、可動接触子23の周囲に発生する磁束により規制部材24の第2継鉄241が着磁すると、第2継鉄241と可動接触子23との間には磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力は、可動接触子23と第1固定接点211及び第2固定接点222との間の電磁反発力とは反対向きに作用する。そのため、可動接触子23が第1固定接点211及び第2固定接点222から離れる可能性が低減する。
図1、図4に示すように、接点収容部3の第1隔壁31は、収容本体30から突出している。第1隔壁31は、第1固定端子21及び第2固定端子22の間に配置されている。第2隔壁32は、収容本体30から突出している。第2隔壁32は、第1隔壁31及び第2固定端子22の間に配置されている。第1隔壁31は、第2隔壁32及び第1固定端子21の間に配置されている。
第1隔壁31と第2隔壁32とは、間隔を空けて設けられている。可動接触子23が閉位置にある際に、規制部材24(第2継鉄241及び取付部242)は第1隔壁31及び第2隔壁32の間に位置する(図2参照)。可動接触子23が閉位置にある際に、可動接触子23、ホルダ4及び規制部材24は、接点収容部3から離れている。言い替えると、可動接触子23が閉位置にある際に、可動接触子23、ホルダ4及び規制部材24と接点収容部3との間に隙間が生じる。
本実施形態の電磁継電器1では、第1隔壁31及び第2隔壁32が無い場合と比較して、第1固定端子21及び第2固定端子22の間の絶縁距離(沿面距離)を長くできる。電磁継電器1では、上記絶縁距離を確保しつつ、可動接触子23が開位置から閉位置へ移動する際に第1隔壁31と第2隔壁32との間の空間に規制部材24が位置することで、規制部材24と第1隔壁31及び第2隔壁32とが衝突する可能性を低減できる。また、第2継鉄241の上下方向の寸法を比較的大きくしても、第2継鉄241と第1隔壁31及び第2隔壁32との衝突を抑制できるので、第2継鉄241の設計自由度が高まる。
第1隔壁31及び第2隔壁32は、前後方向において、収容本体30の側壁部302につながっている。したがって、前後方向における第1隔壁31及び第2隔壁32の端において絶縁破壊が起きて第1固定端子21及び第2固定端子22の間が短絡する可能性を低減できる。ここで、前後方向は、可動接触子23の移動方向(上下方向)と第1固定接点211及び第2固定接点222が並んでいる方向(左右方向)との両方と直交する方向である。
接点収容部3は、凹部3010を有する。凹部3010は、第1隔壁31、第2隔壁32及び主壁部301により囲まれている。言い換えると、第1隔壁31、第2隔壁32及び主壁部301はそれぞれ、凹部3010の内面の一部を含む。凹部3010は、第1固定端子21及び第2固定端子22の間に形成されている。
図4に示すように、第1隔壁31は、第2隔壁32側の側面311と、第2隔壁32側とは反対側の側面である第1対向面312とを有している。側面311は、第1隔壁31の右側面に相当し、第1対向面312は、第1隔壁31の左側面に相当する。側面311は、平面状である。第1対向面312は、第1固定端子21に対向している。より詳細には、第1対向面312は、第1固定端子21が挿入されている第1挿入孔303の内面の一部を含み、第1固定端子21に接している。第1対向面312は、第1固定接点211及び第2固定接点222と可動接触子23とが並ぶ方向(上下方向)から見て、第1固定端子21に沿った円弧状に形成されている。
第2隔壁32は、第1隔壁31側の側面321と、第1隔壁31側とは反対側の側面である第2対向面322とを有している。側面321は、第2隔壁32の左側面に相当し、第2対向面322は、第2隔壁32の右側面に相当する。側面321は、平面状である。第2対向面322は、第2固定端子22に対向している。より詳細には、第2対向面322は、第2固定端子22が挿入されている第2挿入孔304の内面の一部を含み、第2固定端子22に接している。第2対向面322は、第1固定接点211及び第2固定接点222と可動接触子23とが並ぶ方向(上下方向)から見て、第2固定端子22に沿った円弧状に形成されている。
本実施形態との比較例として、第1隔壁31及び第2隔壁32を第1固定端子21(第2固定端子22)に隣接して平板状に形成した構成を、図4に2点鎖線で示す。本実施形態では、第1対向面312及び第2対向面322を円弧状とすることで、比較例と比較して、第1隔壁31及び第2隔壁32の間の距離を維持しつつ、第1隔壁31及び第2隔壁32の厚さを大きくすることができる。これにより、第1隔壁31及び第2隔壁32の強度を確保できる。また、第1対向面312及び第2対向面322が第1固定端子21(第2固定端子22)に沿った形状(円弧状)であると、比較例と比較して、第1隔壁31及び第2隔壁32を成形する際に、金型のうち第1対向面312及び第2対向面322の周囲の厚さのうち最小の厚さを大きくしやすい。例えば、比較例の構成では、下から見て第1隔壁31(第2隔壁32)と第1挿入孔303(第2挿入孔304)とが隣接している領域の周囲において、金型の厚さを比較的小さくする必要が生じることがあるが、本実施形態ではこのよう可能性を低減できる。つまり、本実施形態の電磁継電器1では、比較例と比較して、第1隔壁31及び第2隔壁32を成形しやすい。
(変形例1)
以下、実施形態の変形例1について、図5を用いて説明する。実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例1では、第2継鉄241の配置が実施形態と異なる。規制部材24Aは、取付部242に相当する構成のみからなり、第2継鉄241を含んでいない。第2継鉄241は、収容本体30の主壁部301に埋め込まれている。言い換えれば、第2継鉄241は、収容本体30に固定されている。
第2継鉄241は、可動接触子23から見て第1固定接点211及び第2固定接点222の側に配置されている。すなわち、第2継鉄241は可動接触子23の上方に配置されている。
本変形例1でも、実施形態と同様に、可動接触子23に電流が流れ、可動接触子23の周囲に発生する磁束により第2継鉄241が着磁すると、第2継鉄241と可動接触子23との間には磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力は、可動接触子23と第1固定接点211及び第2固定接点222との間の電磁反発力とは反対向きに作用する。そのため、可動接触子23が第1固定接点211及び第2固定接点222から離れる可能性が低減する。
(変形例2)
以下、実施形態の変形例2について、図6を用いて説明する。実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例2では、実施形態の電磁継電器1の構成からホルダ4(図1参照)が省略されている。さらに、本変形例2のシャフト26Bの形状は、実施形態のシャフト26の形状とは異なる。シャフト26Bは、棒状のシャフト本体261と、先端片262と、保持突起263とを有している。シャフト本体261の軸方向は、上下方向に沿っている。先端片262は、シャフト本体261の上端から、上下方向と交差する平面に沿って延びている。保持突起263の形状は、上下方向から見て円環状である。保持突起263は、シャフト本体261の上端と下端との間の部位から突出している。
シャフト本体261は、可動接触子23を貫通している。可動接触子23は、先端片262と保持突起263との間に配置されている。接圧ばね25は、可動接触子23と保持突起263との間に配置されている。第2継鉄241は、先端片262に取り付けられている。可動接触子23が第1固定接点211及び第2固定接点222の側へ移動することを規制する規制部材24Bは、第2継鉄241と先端片262とを含んでいる。
このように、本開示の内容は、ホルダ4を備えていない電磁継電器1にも適用することができる。
(実施形態のその他の変形例)
以下、実施形態のその他の変形例を列挙する。以下の変形例は、適宜組み合わせて実現されてもよい。また、以下の変形例は、上述の変形例1又は2と適宜組み合わせて実現されてもよい。
第1隔壁31及び第2隔壁32は、収容本体30の主壁部301から突出して、側壁部302につながっていなくてもよい。あるいは、第1隔壁31及び第2隔壁32は、側壁部302から突出して、主壁部301につながっていなくてもよい。
接点収容部3は、第1隔壁31及び第2隔壁32に加えて、さらに別の隔壁を有していてもよい。例えば、第1隔壁31と第2隔壁32との間に隔壁を有していてもよい。
実施形態の電磁継電器1は、ノーマリオフ(normally off)タイプであるが、ノーマリオン(normally on)タイプであってもよい。
第2継鉄241とは別に、可動接触子23とホルダ4の底部41との間に継鉄が配置されていてもよい。例えば、接圧ばね25と可動接触子23との間に継鉄が配置されていてもよい。
(まとめ)
以上説明した実施形態等から、以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る電磁継電器1は、第1固定接点211を有する第1固定端子21と、第2固定接点222を有する第2固定端子22と、可動接触子23と、規制部材24(又は24A、24B)と、接点収容部3と、を備える。可動接触子23は、第1固定接点211及び第2固定接点222に接する閉位置と第1固定接点211及び第2固定接点222から離れる開位置との間で移動する。規制部材24(又は24A、24B)は、可動接触子23から見て第1固定接点211及び第2固定接点222の側に配置されている。規制部材24(又は24A、24B)は、可動接触子23が第1固定接点211及び第2固定接点222の側へ移動することを規制する。接点収容部3は、第1固定接点211及び第2固定接点222を収容する。接点収容部3は、収容本体30と、第1隔壁31と、第2隔壁32と、を有する。収容本体30には、第1固定端子21及び第2固定端子22が固定されている。第1隔壁31は、収容本体30から突出している。第1隔壁31は、第1固定端子21及び第2固定端子22の間に配置されている。第2隔壁32は、収容本体30から突出している。第2隔壁32は、第1隔壁31及び第2固定端子22の間に配置されている。可動接触子23が閉位置にある際に、規制部材24(又は24A、24B)は第1隔壁31及び第2隔壁32の間に位置する。
上記の構成によれば、第1隔壁31及び第2隔壁32が無い場合と比較して、第1固定端子21及び第2固定端子22の間の絶縁距離を長くできる。なおかつ、可動接触子23が開位置から閉位置へ移動する際に規制部材24(又は24A、24B)と第1隔壁31及び第2隔壁32とが衝突する可能性を低減できる。
また、第2の態様に係る電磁継電器1は、第1の態様において、継鉄(第2継鉄241)を備える。継鉄は、可動接触子23から見て第1固定接点211及び第2固定接点222の側に配置されている。
上記の構成によれば、可動接触子23が第1固定接点211及び第2固定接点222に接することで可動接触子23が通電され、継鉄(第2継鉄241)が着磁すると、継鉄と可動接触子23との間には磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力は、可動接触子23と第1固定端子21及び第2固定端子22との間の電磁反発力とは反対向きに作用する。そのため、可動接触子23が第1固定接点211及び第2固定接点222から離れる可能性が低減する。
また、第3の態様に係る電磁継電器1は、第2の態様において、接圧ばね25と、ホルダ4と、を備える。接圧ばね25は、可動接触子23に第1固定接点211及び第2固定接点222に近づく向きの力を加える。ホルダ4は、可動接触子23、接圧ばね25及び継鉄(第2継鉄241)を保持している。可動接触子23が閉位置にある際に、継鉄は第1隔壁31及び第2隔壁32の間に位置する。
上記の構成によれば、可動接触子23が開位置から閉位置へ移動する際に継鉄(第2継鉄241)と第1隔壁31及び第2隔壁32とが衝突する可能性を低減できる。
また、第4の態様に係る電磁継電器1では、第2又は3の態様において、規制部材24(又は24A、24B)は、継鉄(第2継鉄241)を含む。
上記の構成によれば、規制部材24(又は24A、24B)を継鉄(第2継鉄241)とは別に設ける場合と比較して、電磁継電器1の部材点数を減らせる。
また、第5の態様に係る電磁継電器1では、第2の態様において、継鉄(第2継鉄241)は、収容本体30に固定されている。
上記の構成によれば、収容本体30のスペースを有効に用いることができる。
また、第6の態様に係る電磁継電器1では、第1〜5の態様のいずれか1つにおいて、第1固定端子21の形状及び第2固定端子22の形状はそれぞれ、円柱状である。第1隔壁31は、第1対向面312を有する。第1対向面312は、第1固定端子21に対向し第1固定端子21に沿った円弧状である。第2隔壁32は、第2対向面322を有する。第2対向面322は、第2固定端子22に対向し第2固定端子22に沿った円弧状である。
上記の構成によれば、第1隔壁31及び第2隔壁32を、第1固定端子21及び第2固定端子22に隣接して平板状に形成する場合と比較して、第1隔壁31及び第2隔壁32の間の距離を維持しつつ、第1隔壁31及び第2隔壁32の厚さを大きくすることができる。
また、第7の態様に係る電磁継電器1では、第1〜6の態様のいずれか1つにおいて、収容本体30は、主壁部301と、側壁部302と、を含む。主壁部301には、第1固定端子21及び第2固定端子22が固定されている。側壁部302は、主壁部301から突出しており、筒状である。接点収容部3は、第1隔壁31、第2隔壁32及び主壁部301により囲まれた凹部3010を有する。
上記の構成によれば、凹部3010が無い場合と比較して、第1固定端子21及び第2固定端子22の間の絶縁距離を確保しやすくなる。
また、第8の態様に係る電磁継電器1では、第1〜7の態様のいずれか1つにおいて、第1隔壁31及び第2隔壁32は、可動接触子23の移動方向と第1固定接点211及び第2固定接点222が並んでいる方向との両方と直交する方向(前後方向)において、収容本体30につながっている。
上記の構成によれば、第1隔壁31及び第2隔壁32のうち上記方向(前後方向)の一方側又は両側において絶縁破壊が起きて第1固定端子21及び第2固定端子22の間が短絡する可能性を低減できる。
また、第9の態様に係る電磁継電器1では、第1〜8の態様のいずれか1つにおいて、収容本体30は、第1固定端子21が挿入された第1挿入孔303と、第2固定端子22が挿入された第2挿入孔304と、を有する。第1隔壁31は、第1挿入孔303の内面の一部を含む。第2隔壁32は、第2挿入孔304の内面の一部を含む。
上記の構成によれば、第1固定端子21と第1隔壁31とが隣接し、第2固定端子22と第2隔壁32とが隣接する。そのため、第1固定端子21と第1隔壁31とが離れており第2固定端子22と第2隔壁32とが離れている場合と比較して、第1隔壁31及び第2隔壁32の間の距離が長いので、規制部材24(又は24A、24B)が第1隔壁31及び第2隔壁32に接する可能性を低減できる。
第1の態様以外の構成については、電磁継電器1に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 電磁継電器
21 第1固定端子
211 第1固定接点
22第2固定端子
222 第2固定接点
23 可動接触子
24、24A、24B 規制部材
241 第2継鉄(継鉄)
25 接圧ばね
3 接点収容部
30 収容本体
301 主壁部
3010 凹部
302 側壁部
303 第1挿入孔
304 第2挿入孔
31 第1隔壁
312 第1対向面
32 第2隔壁
322 第2対向面
4 ホルダ

Claims (9)

  1. 第1固定接点を有する第1固定端子と、
    第2固定接点を有する第2固定端子と、
    前記第1固定接点及び前記第2固定接点に接する閉位置と前記第1固定接点及び前記第2固定接点から離れる開位置との間で移動する可動接触子と、
    前記可動接触子から見て前記第1固定接点及び前記第2固定接点の側に配置されており前記可動接触子が前記第1固定接点及び前記第2固定接点の側へ移動することを規制する規制部材と、
    前記第1固定接点及び前記第2固定接点を収容する接点収容部と、を備え、
    前記接点収容部は、
    前記第1固定端子及び前記第2固定端子が固定された収容本体と、
    前記収容本体から突出しており前記第1固定端子及び前記第2固定端子の間に配置された第1隔壁と、
    前記収容本体から突出しており前記第1隔壁及び前記第2固定端子の間に配置された第2隔壁と、を有し、
    前記可動接触子が前記閉位置にある際に、前記規制部材は前記第1隔壁及び前記第2隔壁の間に位置する、
    電磁継電器。
  2. 前記可動接触子から見て前記第1固定接点及び前記第2固定接点の側に配置された継鉄を備える、
    請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記可動接触子に前記第1固定接点及び前記第2固定接点に近づく向きの力を加える接圧ばねと、
    前記可動接触子、前記接圧ばね及び前記継鉄を保持しているホルダと、を備え、
    前記可動接触子が前記閉位置にある際に、前記継鉄は前記第1隔壁及び前記第2隔壁の間に位置する、
    請求項2に記載の電磁継電器。
  4. 前記規制部材は、前記継鉄を含む、
    請求項2又は3に記載の電磁継電器。
  5. 前記継鉄は、前記収容本体に固定されている、
    請求項2に記載の電磁継電器。
  6. 前記第1固定端子の形状及び前記第2固定端子の形状はそれぞれ、円柱状であり、
    前記第1隔壁は、前記第1固定端子に対向し前記第1固定端子に沿った円弧状の第1対向面を有し、
    前記第2隔壁は、前記第2固定端子に対向し前記第2固定端子に沿った円弧状の第2対向面を有する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電磁継電器。
  7. 前記収容本体は、
    前記第1固定端子及び前記第2固定端子が固定された主壁部と、
    前記主壁部から突出した筒状の側壁部と、を含み、
    前記接点収容部は、前記第1隔壁、前記第2隔壁及び前記主壁部により囲まれた凹部を有する、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の電磁継電器。
  8. 前記第1隔壁及び前記第2隔壁は、前記可動接触子の移動方向と前記第1固定接点及び前記第2固定接点が並んでいる方向との両方と直交する方向において、前記収容本体につながっている、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の電磁継電器。
  9. 前記収容本体は、前記第1固定端子が挿入された第1挿入孔と、前記第2固定端子が挿入された第2挿入孔と、を有し、
    前記第1隔壁は、前記第1挿入孔の内面の一部を含み、
    前記第2隔壁は、前記第2挿入孔の内面の一部を含む、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の電磁継電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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