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JP2020170287A - 装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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JP2020170287A JP2019070497A JP2019070497A JP2020170287A JP 2020170287 A JP2020170287 A JP 2020170287A JP 2019070497 A JP2019070497 A JP 2019070497A JP 2019070497 A JP2019070497 A JP 2019070497A JP 2020170287 A JP2020170287 A JP 2020170287A
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Abstract

【課題】画像形成装置等の装置に対して同種のサービスが重複して契約された場合に、それらの中からユーザが利用したいサービスを選択して利用することができる装置、制御方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】装置に対して契約されている各サービスに関する情報を管理する管理サーバから、各サービスを特定可能な第1の情報を取得し、管理サーバから、重複して受けることができないサービスの種別の組み合わせを示す第2の情報を取得する。そして、第1の情報と第2の情報とに基づき、各サービスの中から重複して受けることができないサービスの組み合わせを特定し、特定した組み合わせのそれぞれから、ユーザの指示に基づき有効にするサービスを選択する。さらに、選択されたサービスを有効にし、選択されなかったサービスを無効にするための通知を、管理サーバに対して行う。【選択図】図15

Description

本発明は、装置、特に画像形成装置に契約されている複数のサービスを管理する技術に関する。
パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等における情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙等の記録媒体に記録を行う画像形成装置が広く知られている。
このような画像形成装置のユーザは、画像形成装置に対して提供される様々なサポートサービス(以下、単にサービスと呼ぶ。)から複数のサービスを選択し、それらのサービスを同時に利用することがある。サービスとは、例えば、現像剤を収容するカートリッジといった消耗品の残量が閾値以下になると消耗品を自動発注するサービスや、記録回数が閾値以上になると画像形成装置のメンテナンスを依頼するサービスである。
特許文献1には、同種のサービスが同時に重複して契約されないように、ユーザが新規にサービスを締結する際に、管理サーバが、そのサービスと重複するサービスが既に契約されているか否かなどの情報を画像形成装置に通知する方法が開示されている。特許文献1に記載の方法によれば、重複する契約が既に締結されているかどうかの確認を事前に行うことが可能となる。
特開2012−194999号公報
しかし、特許文献1に記載の方法を用いて上記通知を行ったとしても、ユーザは二重契約をしてしまう可能性がある。また、同種のサービスが二重契約された場合には、同種の消耗品が必要以上に発注されてしまうなどの問題が生じる可能性がある。
そこで、本発明は、画像形成装置等の装置に対して同種のサービスが重複して契約された場合に、それらの中からユーザが利用したいサービスを選択して利用することができる装置を提供することを目的とする。
本発明による装置は、装置に対して契約されている各サービスに関する情報を管理する管理サーバから、前記各サービスを特定可能な第1の情報を取得する第1の取得手段と、前記管理サーバから、重複して受けることができないサービスの種別の組み合わせを示す第2の情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の情報と前記第2の情報とに基づき、前記各サービスの中から重複して受けることができないサービスの組み合わせを特定し、特定した組み合わせのそれぞれから、ユーザの指示に基づき有効にするサービスを選択する選択手段と、前記選択されたサービスを有効にし、前記選択されなかったサービスを無効にするための通知を前記管理サーバに対して行う通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置等の装置に対して同種のサービスが重複して契約された場合に、それらの中からユーザが利用したいサービスを選択して利用することができる。
第1実施形態に係る画像処理システムを示すブロック図。 第1実施形態におけるMFPのハードウェア構成を示すブロック図。 第1実施形態におけるMFPのソフトウェア構成を表すブロック図。 第1実施形態における情報管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図。 第1実施形態における情報管理サーバのソフトウェア構成を表すブロック図。 第1実施形態における申込み情報テーブルの一例を示す図。 第1実施形態におけるサービス設定テーブルの一例を示す図。 第1実施形態における情報管理サーバへの登録シーケンスの一例を示す図。 第1実施形態におけるMFPのアクティベート通知制御部の処理を示すフローチャート。 第1実施形態における情報管理サーバが有するイベントサービス対応テーブルの一例を示す図。 第1実施形態における情報管理サーバのサービス依頼部が行うイベント受信処理のフローチャート。 第1実施形態における重複不可能サービス種別テーブルの一例を示す図。 第1実施形態における重複不可能サービス種別テーブルの更新シーケンスの一例を示す図。 書き換え後の重複不可能サービス種別テーブルの例を示す図。 第1実施形態における重複サービス判定処理のフローチャート。 重複サービス選択画面の一例を示す図。 第1実施形態における重複サービス選択処理終了後のサービス設定テーブルの例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。本実施形態では、装置として、プリントやスキャン、ファクス機能を有する複合機(Multi Function Peripheral、以下MFPとする)を例に説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
図1は、第1実施形態に係る画像処理システムを示すブロック図である。画像処理システムは、MFP101(MFP101a,101b)と、情報管理サーバ102とを備える。MFP101と情報管理サーバ102とは、ネットワーク100を介して通信可能に接続されている。本実施形態ではMFP101aとMFP101bとは同機種であるものとするが、別機種であってもよい。また、情報管理サーバ102にはいくつMFP101が接続されていてもよい。
情報管理サーバ102は、クライアントとなるMFP101の申込み情報や各種サービス情報と、MFP101の装置に関連する情報とを関連付けた情報を管理する申込み情報管理サービス機能を搭載する。本実施形態では、情報管理サーバ102は複数のサーバ群により構成されるクラウドサービス機能を搭載するものとする。なお、情報管理サーバ102は単一のサーバから構成されていてもよいし、複数のサーバ群によって構成されていてもよい。また、MFP101と情報管理サーバ102とは同一ネットワーク上にあってもよい。
情報管理サーバ102は、ネットワーク100を介して、契約先サーバ103(103a,103b,103c,103d)と接続されている。各契約サーバ103のサービス提供元は同じでもよいし別でもよい。なお、以下では、契約先サーバ103aを“AAA”、103bを“BBB”、103cを“CCC”、103dを“DDD”と呼ぶ。また、情報管理サーバ102と契約先サーバ103とは同一ネットワーク上にあってもよい。さらに、情報管理サーバ102にはいくつ契約先サーバ103が接続されていてもよい。
図2は、第1実施形態におけるMFP101のハードウェア構成を示すブロック図である。MFP101は原稿上の画像を読み取る読取機能と、用紙等の記録媒体に画像を印刷する印刷機能とを有する。また、他にもMFP101は、画像データを外部装置に送信するファイル送信機能などを有する。なお、本実施形態では装置として画像形成装置であるMFPを例にするが、MFP以外であってもよい。例えば、装置は、読取機能を有さないプリンタ等の印刷装置であってもよいし、印刷機能を有さないスキャナ等の画像読取装置であってもよい。また、装置は画像形成装置以外であってもよい。
CPU(Central Processing Unit)201は、MFP101全体の動作を制御する。CPU201は、ROM202またはストレージ204に記憶された制御プログラムを読み出して、読取機能や印刷機能など各種機能を実現するための制御を行う。ROM202は、CPU201で実行可能な制御プログラムを記憶する。RAM203は、CPU201の主記憶メモリであり、ワークエリアや、ROM202及びストレージ204に記憶された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ204は、印刷データ、画像データ、各種プログラム、及び各種設定情報を記憶する。なお、本実施形態のMFP101では、1つのCPU201が1つのメモリ(RAM203)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field−Programmable Gate Array)等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部I/F207は、MFP101と操作部208とを接続する。操作部208は、例えばタッチパネルであり、液晶ディスプレイ等の表示装置を有するものとする。読取部I/F209は、MFP101と読取部210とを接続する。読取部210は、シート上の画像を読み取って、画像データを生成する。読取部210によって生成された画像データは、通信部I/F205を介して外部装置に送信される。または読取部210によって生成された画像データを用いて印刷部212にてシート上に画像が印刷される。また、読取部210は、原稿フィーダ(不図示)に載置されたシートを1枚ずつ搬送させながら読み取ることが可能である。
印刷部I/F211は、MFP101と印刷部212とを接続する。印刷すべき画像データは印刷部I/F211を介して印刷部212に転送される。印刷部212は、制御コマンド及び印刷すべき画像データを受信し、受信した画像データに基づく画像をシート上に印刷する。印刷部212の印刷方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。電子写真方式の場合は、印刷部212は、感光体上に静電潜像を形成した後トナーにより現像し、そのトナー像をシートに転写し、転写されたトナー像を定着することにより画像を形成する。一方、インクジェット方式の場合は、印刷部212は、インクを吐出してシートに画像を印刷する。印刷部212で使用されるトナーカートリッジやインクカートリッジなどの印刷に使用する消耗品は、MFP101の内部に着脱可能に装着されている。ユーザは、これらの消耗品を交換することで、MFP101に対して消耗品を補充することができる。CPU201は、印刷のために必要な消耗品の残量を所定のタイミングで取得し、取得したトナー残量をRAM203に保持する。所定のタイミングとは、例えば、定期的なタイミングや、画像を1ページ印刷するタイミング、カートリッジが装着されたタイミングである。また、CPU201は、カートリッジの装着時に当該カートリッジの型番をRAM203又はストレージ204に記憶する。
また、MFP101は、通信部I/F205を介してネットワーク100に接続される。通信部I/F205は、ネットワーク100上の情報管理サーバ102から申込み情報を取得する。また通信部I/F205は、ネットワーク100上のPC(パーソナルコンピュータ)から印刷データや各種情報を受信したり、RAM203又はストレージ204に記憶された、トナー残量やカートリッジ型番といった消耗品に関連する情報を送信したりする。
通信部I/F205を介して受信された印刷データは、ストレージ204又はROM202に記憶された、印刷データを解析するためのソフトウェアモジュール(PDL解析部(不図示))によって解析される。PDL解析部は、様々な種類のページ記述言語(Page Description Language)で表現された印刷データに基づいて、印刷部212で印刷するためのデータを生成する。タイマ処理部206は、CPU201においてタイムカウント処理を行い、所定時間が経過した否かを判断する。またタイマ処理部206は、ユーザが選択した基準時刻に基づいて、所定時刻に達したことをCPU201に通知する時刻管理処理を行う。
図3は、第1実施形態におけるMFP101のソフトウェア構成を表すブロック図である。図3に示すように、MFP101は、モジュール301〜306を有する。MFPコントール部301は、他のモジュールを制御し、スキャン、送信、表示処理などのMFP内で発生する各ジョブの実行を統括的に制御する。UI制御部302は、操作部I/F207を介して操作部208を制御する。具体的にはUI制御部302は、操作部208へのユーザ通知や選択肢等の表示、及び、操作部208を介したユーザ操作を受け付け、受け付けたユーザ操作の内容を他のモジュールに通達する。記憶制御部303は、他のモジュールからの指示により、指定されたデータをROM202、RAM203、またはストレージ204に記憶したり、それらに記憶されているデータを読み出したりする。本実施形態では、記憶制御部303は、MFP101のストレージ204に記憶される重複不可能サービス種別テーブル307、及びサービス設定テーブル308を参照可能である。サービス設定テーブル308については、図7を用いて後述する。重複サービス有効設定制御部304は、記憶制御部303によって読み出された重複不可能サービス種別テーブル307とサービス設定テーブル308とをもとに、重複不可能サービス組み合わせリスト310を生成する。重複不可能サービス組み合わせリスト310は、有効になっているサービスの中で互いに重複してアクティベート通知を行うことができないサービスの組み合わせのリストである。重複サービス有効設定制御部304は、生成した重複不可能サービス組み合わせリスト310をRAM203上に記憶する。重複サービス有効設定制御部304は、重複不可能サービス組み合わせリスト310を用いて、ユーザに有効にしたいサービスを選択させる処理を行う。
記憶制御部303によって読み出されたサービス設定テーブル308の情報をもとに、サービスの機能を有効または無効にするためのアクティベート通知を情報管理サーバ102に行うか否かの判断を行う。イベント通知制御部306は、MFP101内で発生したイベントを収集し、通信部I/F205を介して情報管理サーバ102に通知する。カートリッジに関するイベントとしては、例えば、印刷等によりトナーが消費されたときに発生するイベントや、トナーの残量が所定の閾値を下回ったときに発生するイベント、カートリッジが着脱されたときに発生するイベントがある。送信データ種別テーブル309については、後述する。
図4は、第1実施形態における情報管理サーバ102のハードウェア構成を示すブロック図である。情報管理サーバ102は、CPU401、ROM402、RAM403、HDD(ハードディスクドライブ)404、及び通信部I/F405を含む。また、これらの構成要素はバスを介して互いに通信可能に接続されている。CPU401は、演算回路からなり、情報管理サーバ102を統括制御する。CPU401は、ROM402またはHDD404に記憶されたプログラムをRAM403に読み出し、種々の処理を実行する。ROM402は、情報管理サーバ102の制御に用いられるシステムプログラムなどを記憶する。HDD404は、種々の処理を実行するアプリケーションプログラムなどを記憶する記憶領域を有する。なお、HDD404は記憶装置の一例であり、記憶装置としてSSD(Solid State Drive)などが用いられてもよい。通信部I/F405は、CPU401の制御に基づいてMFP101などとネットワーク100を介して通信を行う。
図5は、第1実施形態における情報管理サーバ102のソフトウェア構成を表すブロック図である。図5に示すように、情報管理サーバ102は、モジュール501〜506を有する。サーバコントール部501は、他のモジュールを制御し、MFP101との通信、契約先サーバ103へのサービス依頼処理など、サーバ内で発生する各ジョブの実行を統括的に制御する。記憶制御部502は、他のモジュールからの指示により、指定されたデータをROM402や、RAM403、HDD404に記憶したり、それらに記憶されているデータを読み出したりする。本実施形態では、記憶制御部502は、情報管理サーバ102のHDD404に記憶されている申込み情報テーブル507及びイベントサ−ビス対応テーブル508を参照する。サービス判定部503は、記憶制御部502によって読み出された申込み情報テーブル507の情報をもとに、MFP101において、申込みが必要なサービスに申込みが行われているか否かを判断する。申込み情報登録部504は、契約先サーバ103から申込み情報登録通知を受信すると、受信した申込み情報登録通知の情報をもとに、申込み情報テーブル507に申込み情報を書き込む。アクティベート通知受信部505は、通信部I/F405を介して、MFP101からアクティベート通知を受信すると、受信したアクティベート通知をもとに、申込み情報テーブル507の情報を更新する。サービス依頼部506は、通信部I/F405を介して、MFP101からイベントを受信する。すると、サービス依頼部506は、記憶制御部502によってRAM403から読み出されたイベントサービス対応テーブル508をもとにして、受信したインベトに対応するサービス種別を特定する。イベントサービス対応テーブル508は、イベント名とイベントに対応するサービス種別とが対応付けて格納されたリストである。サービス種別は、サービスの種別を示す情報である。サービス依頼部506は、特定したサービス情報をイベントサービス対応情報リスト509に記憶する。そして、サービス依頼部506は、イベントサービス対応情報リスト509と申込み情報テーブル507の情報をもとに、RAM403上に申込み情報リスト510を記憶する。さらに、サービス依頼部506は、申込み情報リスト510の情報をもとに、契約先サーバ103にサービスの依頼を行う。
図6は、第1実施形態における申込み情報テーブル507の一例を示す図である。申込み情報テーブル507は、情報管理サーバ102の記憶制御部502に保存される。図6に示すように、申込み情報テーブル507には、MFP101を一意に識別可能なプリンタID(識別子)と、該MFP101に関連するサービスの管理情報(以下、サービス管理情報と呼ぶ。)とが対応付けて記憶されている。なお、プリンタID“123456789”はMFP101aの識別子であり、プリンタID“222222222”はMFP101bの識別子であるものとする。サービス管理情報には、例えば、サービスのアクティベート状態を示すアクティベート状態情報、サービス種別、申込みID、契約先サーバが含まれる。なお、プリンタIDにサービス管理情報が1つも紐づけられない場合もあり得る。また、1つのプリンタIDにサービス管理情報が複数紐づけられる場合もある。
なお、本実施形態におけるサービスは、サービス提供者(サービス提供元)とMFP101の管理者との両者の間で契約が必要となるサービスである。サービスには、例えば、消耗品の自動配送サービスがある。これは、MFP101にて使用される消耗品の消耗度が閾値以下であることが検知されると、自動的にサービス提供元に消耗品の発注がされ、この発注に従い消耗品が配送されるサービスである。サービスとして他には、MFP101を遠隔地から状態監視しメンテナンスを行うメンテナンスサービスや、MFP101の利用状況をレポートするデバイス管理サービス等がある。
サービス提供元とMFP101の管理者とがサービスの契約を締結することで、サービス提供元の契約先サーバ103から情報管理サーバ102に申込み情報登録通知が通知される。そして、申込みが行われたMFP101のプリンタIDと、該MFP101に対応するサービス管理情報とが、申込み情報テーブル507に書き込まれる。新規にサービス管理情報が書き込まれる場合、アクティベート状態情報は“無効”が設定されている。そして、MFP101からのアクティベート通知によってサービスは有効化され、アクティベート状態情報に“有効”が設定される。また、契約が解除された場合は、申込み情報テーブル507から、契約が解除されたサービスに該当するサービス管理情報が削除される。
図6に示す申込み情報テーブル507の例では、プリンタID“123456789”に対応するサービス管理情報は4つ存在する。これは、プリンタID“123456789”のMFP101aは、4つのサービスと契約締結中であることを示している。また、契約先サーバ“AAA”、契約先サーバ“BBB”、及び契約先サーバ“DDD”に対するアクティベート状態情報は“有効”であり、これらの契約先サーバによるサービスが提供される状態であることを示している。また、契約先サーバ“CCC”に対するアクティベート状態情報は“無効”であり、契約が締結されているもののサービスの提供が停止されている状態であることを示している。一方、プリンタID“222222222”に対応するサービス管理情報は1つ存在する。これは、プリンタID“222222222”のMFP101bは、1つのサービスと契約締結中の状態であることを示す。また、契約先サーバ“CCC”に対するアクティベート状態情報は“無効”であり、契約を結んでいるもののサービスの提供を停止している状態であることを示している。
サービスに契約しているか否かの情報の通知をMFP101が要求してきた際、情報管理サーバ102は、その要求元のMFP101のプリンタIDを用いて申込み情報テーブル507を検索し、その検索結果を通知する。MFP101は、情報管理サーバ102から通知された検索結果を、サービス設定テーブル308に記憶する。図7は、第1実施形態におけるサービス設定テーブル308の一例を示す図である。サービス設定テーブル308には、サービス有効設定と、サービス種別、申込みID、及び契約先名からなる申込み情報とが対応付けて記憶されている。サービス種別、申込みID、及び契約先名を含む申込み情報は、各サービスを特定可能な情報であり、上記検索結果として情報管理サーバ102から通知される情報である。サービス有効設定は、各申込み情報に対応するサービスの機能がMFP101において有効または無効であるかを示す情報である。サービス有効設定の切り替え方法については、図15及び図16を用いて後述する。なお、サービス提供元とMFP101の管理者とが契約を結んでいても、サービス有効設定が無効であれば、サービスは提供されない。サービス有効設定は、例えば、操作部208を介したユーザまたはサービスマンからの操作によって、または、外部から送信されたMFP101に対する指示コマンドなどによって有効または無効を切り替えることができる。なお、情報管理サーバ102に対してアクティベートを行った結果を示す情報(以下、アクティベート結果情報)をサービス設定テーブル308に含ませても良い。その場合、情報管理サーバ102へのアクティベート通知によるアクティベートが成功したときには、アクティベート結果情報には“成功”が設定され、アクティベートが失敗したときには、アクティベート結果情報には“失敗”が設定される。アクティベート通知をしていない状態またはサービス設定がOFFされたときには、アクティベート結果情報には“未実施”が設定される。
図8は、第1実施形態における情報管理サーバ102への登録シーケンスの一例を示す図である。図8に示すシーケンスに従って、MFP101に関する情報がMFP101から情報管理サーバ102に登録されることで、サービスがアクティベートされる。図8に示すシーケンスは1日ごとに所定の時間に実施されるものとする。本実施形態では所定の時間をAM7:00とする。MFP101がサービスの提供を受ける場合、情報管理サーバ102に対してMFP101に関する情報の登録処理とサービスの提供を開始するためのアクティベート通知とが行われる。
まずS801にて、MFP101はタイマ処理部206でAM7:00になったことを検知すると、情報管理サーバ102に接続先情報要求を送信する。次いでS802にて、情報管理サーバ102は、接続先情報要求への応答として、MFP101に接続先情報を返送する。本実施形態では、接続先情報要求の際にMFP101は、国や地域などのデバイスの設置地域に関する情報を併せて送信する。対して情報管理サーバ102は、接続先情報として、後述するS803,S805,S809の要求やS807,S811の通知を行う際の接続先を示すFQDN(Fully Qualified Domain Name)をMFP101に送信する。
S803にてMFP101は、情報管理サーバ102に対し、デバイス登録要求を送信する。デバイス登録要求にはMFP101のシリアル番号などデバイス個体を一意に特定可能な情報と、製品名や出荷仕向けなどデバイスの種類を特定可能な情報とが含まれる。S804にて、情報管理サーバ102は、デバイス登録要求を受け付けると、情報管理サーバ102で管理するデバイス(プリンタ)の識別子であるプリンタIDを発行する。そして、情報管理サーバ102は、デバイス登録要求に対する応答として、プリンタIDを含む情報をMFP101に返送する。
S805にてMFP101は、情報管理サーバ102に、申込み情報要求を送信する。S806にて情報管理サーバ102は、申込み情報要求を受信すると、MFP101のプリンタIDに紐づけられた申込み情報を返送する。なお、MFP101のプリンタIDに紐づけられた申込み情報は1つもない場合や複数ある場合もある。MFP101は、情報管理サーバ102から送信された申込み情報を、サービス設定テーブル308に記憶する。サービス設定テーブル308に記憶する情報は、MFP101においてサービスを一意に識別することができる情報であれば申込み情報の一部のみでもよい。本実施形態では、申込みIDをサービス設定テーブル308に記憶する。サービス設定テーブル308は、図7に示すようなテーブルである。サービス設定テーブル308は、MFP101のサービスそれぞれについて、サービスの提供を有効化するか否かを示すサービス有効設定と、S806においてMFP101が受信した1つ以上の申込み情報とを紐づけたテーブルである。MFP101は、申込み情報をサービス設定テーブル308に記憶した後、後述する図15に示す重複サービス判断処理を実行する。これにより、同種のサービスが重複して提供されることを防止している。
S807にてMFP101は、情報管理サーバ102から受信した申込み情報と、サービス設定テーブル308のサービス有効設定とをもとにサービスを有効化するための申込みアクティベート通知を送信するか否かを決定する。この決定は、アクティベート通知制御部305により行われる。具体的には、まずアクティベート通知制御部305は、サービス設定テーブル308のサービス有効設定が有効に設定されているサービスの申込みIDが空か否かを判断する。そして、申込みIDが空でない、すなわち契約が解除されていないと判断された場合は、アクティベート通知制御部305は、情報管理サーバ102にサービスを有効化するための申込みアクティベート通知を行う。申込みIDが空であると判断された場合は、アクティベート通知制御部305は、申込みアクティベート通知を行わない。例えば、MFP101で使用できない消耗品を自動配送するサービス(MFP101に対応していないサービス)については、アクティベート通知制御部305は申込みアクティベート通知を行わないようにする。なお、サービス設定テーブルに申し込み情報として申込みサービス概要等の情報を記憶させておき、それらの情報に基づいて、サービスがMFP101に対応しているか否かを判断して申込みアクティベート通知を行うか決定してもよい。S807の申込みアクティベート通知にはアクティベートするサービスを一意に決定するために申込みID等の識別情報が含まれる。図6に示す例では、サービス有効設定が“有効”であり且つ申込みIDが空ではない、申込みID“abc123”、“xyz321”、“zzz999”のサービスについて、申込みアクティベート通知が行われることになる。ただし、本実施形態では、後述する図15に示す処理により、サービス種別が重複している“abc123”、“xyz321”については、いずれかの申込みIDのサービスについてのみ申込みアクティベート通知が行われる。
S808にて情報管理サーバ102は、MFP101からの申込みアクティベート通知を受信すると、申込みアクティベート通知に含まれる識別情報に対応する、申込み情報テーブル507のアクティベート状態情報を“有効”に設定する。なお、MFP101からの申込みアクティベート通知を受け付けていないサービスのアクティベート状態情報については“無効”に設定されるものとする。情報管理サーバ102はアクティベート状態情報を“有効”に設定すると、MFP101にアクティベート結果情報を送信する。また、情報管理サーバ102はMFP101からの申込みアクティベート通知を受信すると、リテーラ等のサービス提供元の契約先サーバ103とサービスの提供に必要な通信処理を開始する。このようなシーケンスにより、情報管理サーバ102がMFP101に対してサービスを提供するための設定が有効になる。
S809にてMFP101は、情報管理サーバ102にデバイス制御情報要求を送信する。S810にて情報管理サーバ102は、デバイス制御情報要求を受信すると、デバイス制御情報を返送する。デバイス制御情報には情報管理サーバ102がMFP101からの送信を望むデータの種別(以後、要求データ種別と呼ぶ)が含まれている。要求データ種別は、現在アクティベートされているサービスの提供を受けるために必要となるMFP101の情報の種類である。例えば、カートリッジ自動配送サービスの要求データ種別であれば、カートリッジの種類、残量、色といったカートリッジに関するデータが要求データ種別となる。なお、要求データ種別はこれらに限らず、サービスの提供を受けるために必要と想定されるデータを任意の方法で決定するようにしてもよい。また、MFP101から送信されるMFP101の情報を、以降では送信データと呼ぶ。また、情報管理サーバ102が認識しているMFP101の現在の送信データの種別(以後、現在データ種別と呼ぶ)、及び現在データ種別と要求データ種別との差分情報がデバイス制御情報に含まれる。
S811にてMFP101は、デバイス制御情報を受信すると、要求データ種別に基づいて送信データ種別テーブル309を変更する。送信データ種別テーブル309は、送信データの種別を記憶するテーブルである。続いて、MFP101は、変更した送信データ種別テーブル309に基づいて、現在データ種別をデバイス制御結果通知として、情報管理サーバ102に返送する。
このようなシーケンスにより、MFP101は、情報管理サーバ102に送信データ種別テーブル309に記憶されているデータ種別に従ってデバイス情報(以後、デバイス状態情報と呼ぶ)の送信を開始する。デバイス状態情報を情報管理サーバ102に送信するタイミングは、データ種別ごとに予め定められているイベントが発生したタイミングでもよいし、周期的に一定時間経過したタイミングでもよい。これにより、MFP101がサービスを提供されるために、MFP101の情報のうち、提供されるサービスに関する情報を選択的に情報管理サーバ102に送信することが可能になる。
S806及びS810で情報管理サーバ102から送信される情報(申込み情報及びデバイス制御情報)は、サービスの契約締結または契約解除、サービスの停止、仕様の変更等により、変更される情報である。そのため、MFP101は定期的または間欠的に情報管理サーバ102に対して情報取得を行う必要がある。したがって、本実施形態のMFP101は、図8に示すシーケンスを毎日AM7:00に実行するようにしている。
図9は、MFP101のアクティベート通知制御部305が、S806で受信した申込み情報をもとに、アクティベート通知(S807)を行うか否かを判定する処理を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートにおける各ステップは、MFP101におけるROM202または記憶制御部303に記憶されたプログラムがRAM203に読み出されてCPU201にて実行されることで実現される。
まずS901にてMFP101は、情報管理サーバ102から送信された申込み情報を受信する。S902にてアクティベート通知制御部305は記憶制御部303を用いて、サービス設定テーブル308に、情報管理サーバ102から受信した申込み情報の書き込みを行う。S903にてアクティベート通知制御部305がサービス設定テーブル308に記憶されているサービスについてサービス有効設定が有効であるか否かの判断を行う。これが有効であると判断された場合は、処理はS904へ進み、無効であると判断された場合は、処理は終了する。S904にてMFP101は、S903で有効であると判断されたサービスの申込みIDが、サービス設定テーブル308において空であるか否かを判断する。サービスの申込みIDが空ではない、すなわちサービスの契約が解除されていないと判断された場合は、処理はS905へ進み、空である場合は、処理は終了する。S905にてMFP101は、情報管理サーバ102に対してサービスの機能を有効化するために申込みアクティベート通知を行う。
図9に示すフローを実行することで、MFP101において有効化したサービスの機能のみ、情報管理サーバ102にて有効化することが可能になる。このような方法により、MFP101の管理者が所望するサービスの提供元を切り替えることが容易にできる。また、管理者とサービスの提供元との契約状態や画像形成装置の構成によって適切にサービスを開始させることができる仕組みを提供することができる。
図10は、第1実施形態における情報管理サーバ102が有するイベントサービス対応テーブル508の一例を示す図である。イベントサービス対応テーブル508には、イベント名と、サービス種別とからなるイベントサービス対応情報が保存されている。イベントサービス対応情報は、サービス依頼部506がMFP101からイベントを受信した際に取得される情報である。イベントサービス対応情報から、受信したイベントに対応するサービスのサービス種別を取得することができる。図10に例示しているとおり、同一のイベント名に対して複数のサービス種別が紐付いていても良いし、一つのサービス種別に対して複数のイベント名が紐付いていてもよい。またMFP101から通知されるイベント名のすべてが、イベントサービス対応テーブル508に存在している必要は無く、例えば“トナー交換“といった、イベントサービス対応テーブル508に存在していないイベント名があってもよい。
図11は、情報管理サーバ102のサービス依頼部506が行うイベント受信処理のフローチャートである。イベント受信処理では、まずサービス依頼部506は、MFP101からイベントを受信した際に、契約先サーバ103に対してサービスの依頼を行う。イベントにはイベント名、プリンタID、イベント発生時間など、デバイスやイベントを一意に特定可能な情報とサービスを特定可能な情報とが含まれる。次いでサービス依頼部506は、通知されたイベントから依頼するサービス種別を特定する。最後に、サービス依頼部506は、特定したサービスに紐付いている契約先サーバ103に対してサービスの依頼を行う。以下、イベント受信処理について詳細に説明する。
まずS1101にて情報管理サーバ102は、MFP101からイベントを受信すると、イベントサービス対応テーブル508から、イベントに含まれるイベント名と一致するイベント名を含むイベントサービス対応情報を取得する。そして、情報管理サーバ102は、取得したすべてのイベントサービス対応情報を、RAM403上のイベントサービス対応情報リスト509に記憶する。
S1102にて情報管理サーバ102は、イベントサービス対応情報リスト509が空である場合(S1102 YES)、処理を終了する。一方、イベントサービス対応情報リスト509が空でない場合(S1102 NO)、処理はS1103に移行する。S1103にて情報管理サーバ102は、申込み情報テーブル507から、イベントサービス対応情報リスト509に記憶されているサービス種別とイベントで通知されたプリンタIDとの両方が一致する申込み情報を取得する。そして、情報管理サーバ102は一致したすべての申込み情報をRAM403上の申込み情報リスト510に記憶する。
申込み情報リスト510が空である場合(S1104 YES)、情報管理サーバ102は処理を終了する。申込み情報リスト510が空でない場合(S1104 NO)、情報管理サーバ102は、申込み情報リスト510に記憶されている各申込み情報に対して、S1105〜S1110の処理を行う。
まずS1105にて情報管理サーバ102は、申込み情報リスト510の先頭要素を、申込み情報の一時領域である一時申込み情報領域に記憶する。次にS1106にて情報管理サーバ102は、一時申込み情報領域に記憶されている申込み情報のアクティベート状態情報が“有効”かどうかを判断する。アクティベート状態情報が“無効”であれば(S1106 NO)、処理はS1109に移行する。アクティベート状態情報が“有効”であれば(S1106 YES)、S1107にて情報管理サーバ102は、サービス提供依頼条件を満たしているかどうかを判断する。ここで、サービス提供依頼条件とは、情報管理サーバ102が、サービス種別ごとに設けている、サービスの提供を依頼するかどうかを判断するための条件である。例えば、サービス種別“カートリッジ自動配送”では、MFP101からのイベント“トナーLOW”の受信がサービス提供依頼条件となる。つまり、MFP101からイベント“トナーLOW”を受信しただけで、情報管理サーバ102は、MFP101のトナーが無くなったと判断し、カートリッジ自動配送のサービス提供を依頼する。一方、サービス種別“故障診断”では、同一のプリンタIDのMFP101から、イベント“トナー交換”を受信してから例えば1時間といった所定時間以内にイベント“トナーLOW”を受信した場合に、サービス提供依頼条件が満たされたと判断される。つまり、イベント“トナー交換”を受信してから所定時間以内に、イベント“トナーLOW”受信した場合に、情報管理サーバ102は、MFP101が故障したと判断し、故障診断のサービス提供を依頼する。サービス提供依頼条件を満たしていると判断した場合(S1107 YES)、S1108にて情報管理サーバ102は、一時申込み情報領域に記憶されている申込み情報が示す契約先サーバに対して、通信I/F405を介して、サービスを依頼する。サービス提供依頼条件を満たしていないと判断した場合(S1107 NO)、処理はS1109に移行する。
S1109にて情報管理サーバ102は、申込み情報リスト510に次要素が存在するかどうかを判断する。次要素が存在する場合(S1109 NO)、S1110にて情報管理サーバ102は、申込み情報リスト510の次要素を一時申込み情報領域に記憶しS1106の処理に戻る。これにより、次要素に対してS1106〜S1109の処理が実行される。次要素が存在しなければ(S1109 YES)、処理は終了する。
ここで、情報管理サーバ102が、イベント“トナー交換”、プリンタID“123456789”というイベントを受信してから2週間後に、イベント“トナーLOW”、プリンタID“123456789”というイベントを受信したと仮定する。以下では、そのときに実行される図11に示す各処理について説明する。
まずS1101にて情報管理サーバ102は、イベントサービス対応テーブル508からイベント“トナーLOW”に対応するサービス種別“カートリッジ自動配送”、“故障診断”をRAM403上のイベントサービス対応情報リスト509に記憶する。
イベントサービス対応情報リスト509は空ではないので(S1102 NO)、処理はS1103に移行する。S1103にて情報管理サーバ102は、申込み情報テーブル507から、プリンタID“123456789”と、サービス種別“カートリッジ自動配送”、“故障診断”とに対応する申込み情報を取得する。ここでは、プリンタID“123456789”、アクティベート状態“有効”、サービス種別“カートリッジ自動配送”、申込みID“abc123”、契約先サーバ“AAA”からなる申込み情報(以降、申込み情報#1と記す)が取得される。また、プリンタID“123456789”、アクティベート状態“有効”、サービス種別“故障診断”、申込みID“zzz999”、契約先サーバ“DDD”からなる申込み情報(以降、申込み情報#2と記す)が取得される。そして、情報管理サーバ102は、取得した申込み情報#1,#2を申込み情報リスト510に記憶する。
申込み情報リスト510は空ではないので(S1104 NO)、S1105にて情報管理サーバ102は、申込み情報リスト510の先頭要素である申込み情報#1を一時申込み情報領域に記憶する。申込み情報#1のアクティベート状態情報は“有効”であり(S1106 YES)、かつ、イベント“トナーLOW”が受信されていてサービス種別“カートリッジ自動配送”のサービス提供依頼条件が満たされている(S1107 YES)。よって、処理はS1008に進む。S1008にて情報管理サーバ102は、契約先サーバ“AAA”である契約先サーバ103aに、プリンタID“123456789”に対するサービスの提供を依頼する。その後、S1009にて情報管理サーバ102は、申込み情報リスト510の次要素が存在するかどうかを判断する。
申込み情報リスト510に次要素が存在するため(S1109 NO)、S1110にて情報管理サーバ102は、申込み情報リスト510の次要素である申込み情報#2を一時申込み情報領域に記憶して、S1006の処理に移行する。申込み情報#2のサービスは“有効”であるが(S1106 YES)、イベント“トナー交換”を受信してから1時間以内にイベント“トナーLOW”が受信されていない。よって、サービス種別“故障診断”のサービス提供依頼条件が満たされていないため(S1107 NO)、処理はS1009に移行する。申込み情報リスト510に次要素が存在しないため(S1109 YES)、処理は終了する。
図12は、第1実施形態における重複不可能サービス種別テーブル307の一例を示す図である。重複不可能サービス種別テーブル307は、MFP101の記憶制御部303によってストレージ204に保存される。重複不可能サービス種別テーブル307は、情報管理サーバ102がサポートしているサービスの中で重複不可能な組み合わせが、サービス種別#1とサービス種別#2というサービス種別の組で表現されている。このように、重複不可能サービス種別テーブル307は、重複して受けることができないサービスの種別の組み合わせを示す情報を記憶する。図12に示す例は、“カートリッジ自動配送”、“電力管理”、及び“故障診断”という3種類のサービスについては、同一のサービス種別を重複して受けることができないことを表している。したがって、MFP101のユーザは、それらのサービスとサービス種別が同一である他のサービスを重複して受けることができない。一方、サービス種別が異なる他のサービスについては重複して受けることが可能である。
重複不可能サービス種別テーブル307は、新しいサービス種別が増えた場合などには更新される。例えば“用紙自動配送”といった新しいサービス種別が増えた場合には、重複不可能サービス種別テーブル307に新しいサービス種別を追加して、重複不可能サービス種別テーブル307を更新する必要がある。また例えば、あるサービス種別が細分化されると、細分化されたサービス種別のそれぞれで重複不可能サービス種別テーブル307を更新する必要がある。細分化の一例として、サービス種別“カートリッジ自動配送”を細分化した、“黒カートリッジ自動配送”、“シアンカートリッジ自動配送”、“マゼンタカートリッジ自動配送”、“イエローカートリッジ自動配送”がある。
重複不可能サービス種別テーブル307を更新する必要がある場合には、例えば、情報管理サーバ102は、更新前後における重複不可能サービス種別テーブル307の差分データをMFP101に送信する。更新前後における重複不可能サービス種別テーブル307とは、具体的には、MFP101が保持している重複不可能サービス種別テーブル307と、更新により生成される新規の重複不可能サービス種別テーブル307である。MFP101は、その差分データをもとに重複不可能サービス種別テーブル307を更新する。本実施形態では、後述するように、サービスをアクティベートする際に、すなわち図8に示す登録シーケンスの中で重複不可能サービス種別テーブル307の更新シーケンスが行われるものとする。
図13は、重複不可能サービス種別テーブル307の更新シーケンスの一例を示す図である。重複不可能サービス種別テーブル307のバージョンは、MFP101によってROM202に記憶され、また情報管理サーバ102によってROM402に記憶されているものとする。なお、図13に示すS801〜S804,S805〜S811の処理は、図8に示す処理と同様であるため説明を省略する。
S804の後、S1301にてMFP101は、情報管理サーバ102に対して、重複不可能サービス種別テーブル307のバージョンを通知する。情報管理サーバ102は、S1301で通知されたバージョンと、ROM402に記憶されているバージョンとを比較する。そして、それぞれのバージョンが異なっていれば、S1302にて情報管理サーバ102は、サービス種別#1と、サービス種別#2と、差分種別とを含む差分データをMFP101に通知する。差分種別については後述する。それぞれのバージョン(版)が異なっていなければ、S1302にて情報管理サーバ102は、空の差分データをMFP101に通知する。MFP101は、情報管理サーバ102から差分データを受けると、差分データをもとにして重複不可能サービス種別テーブル307に対して項目の追加や削除を行う。例えば、サービス種別#1“電力管理”、サービス種別#2“故障診断”、及び差分種別“追加”から成る差分データを受け付けた場合、MFP101は、図12に示す重複不可能サービス種別テーブル307を図14(a)に示される状態に書き換える。また、サービス種別#1“故障診断”、サービス種別#2“故障診断”、及び差分種別“削除”から成る差分データを受け付けた場合には、MFP101は、重複不可能サービス種別テーブル307を、図14(b)に示される状態に書き換える。
図15は、重複サービス判定処理のフローチャートである。MFP101の重複サービス有効設定制御部304は、サービス設定テーブル308に重複不可能なサービス種別の組み合わせが存在している場合、図15に示す重複サービス判定処理を実行して、ユーザに利用するサービスを選択させる。
まず、S1501にてMFP101は、重複不可能サービス種別テーブル307をもとに、サービス設定テーブル308に含まれるサービスの中で他のサービスと重複不可能なサービスを特定する。そして、MFP101は、特定したサービスについて、申込みID、契約先名、及びサービス種別からなる重複サービス情報を生成する。ここでは、重複サービス情報“abc123”、“A社”、“カートリッジ自動配送”と、重複サービス情報“abc123”、“C社”、“カートリッジ自動配送”とが生成される。そして、MFP101は、生成された重複サービス情報を重複不可能なサービスの組み合わせごとに格納したリスト(重複不可能サービス組み合わせリスト)310をRAM203上に記憶する。以降では、重複不可能サービス組み合わせリスト310内の各要素を、組み合わせ情報と呼ぶ。
重複不可能サービス組み合わせリスト310が空である場合(S1502 YES)、処理は終了する。一方、重複不可能サービス組み合わせリスト310が空でない場合(S1502 NO)、S1503にてMFP101は、RAM203上の組み合わせ情報一時領域に、重複不可能サービス組み合わせリスト310の先頭の要素(組み合わせ情報)を記憶する。そして、S1504にてMFP101のUI制御部302は、組み合わせ情報一時領域に記憶された組み合わせ情報をもとに、図16に示すユーザインタフェース画面(重複サービス選択画面)を操作部208に表示する。図16に示すように、重複サービス選択画面1601は、サービス選択ボタン1602a,1602bと戻るボタン1603とを含む。サービス選択ボタン1602a,1602b上には、組み合わせ情報一時領域に記憶された組み合わせ情報の内容が表示される。本実施形態では、図16に示すようにサービス種別と契約先名とが表示される。そして、ユーザがサービス選択ボタン1602a,1602bのいずれかを押下すると、押下されたボタンに対応するサービスが選択される。戻るボタン1603を押下すると、操作部208の画面が、重複サービス選択画面に遷移する前の画面に遷移する。このようにして、ユーザに利用するサービスを選択させることができる。ユーザが重複サービス選択画面1601で利用したいサービスを選択すると、MFP101は、選択したサービスに対応する重複サービス情報を有効重複サービス情報として以降の処理に用いる。
S1505においてMFP101は、サービス設定テーブル308の、有効重複サービス情報に記憶されている申込みIDに対応するサービス有効設定を有効にする。また、サービス設定テーブル308の、組み合わせ情報一時領域に記憶された組み合わせ情報のうち、有効重複サービス情報以外の重複サービス情報に記憶されているサービス有効設定を無効にする。ここでは、ユーザがサービス選択ボタン1602bを押下したとする。したがって、サービス設定テーブル308の、申込みID“xyz321”に対応するサービス有効設定が“有効”になり、申込みID“abc123”に対応するサービス有効設定が“無効”になる。図17は、第1実施形態における重複サービス選択処理終了後のサービス設定テーブル308の例を示す図である。なお、サービス有効設定を有効または無効に切り替える方法は上記の方法に限らず、その他の方法で切り替えるようにしても良い。
重複不可能サービス組み合わせリスト310の次の要素が存在しなければ(S1506 NO)、処理は終了する。重複不可能サービス組み合わせリスト310の次要素が存在すれば(S1506 YES)、S1507にてMFP101は、RAM203上の組み合わせ情報一時領域に重複不可能サービス組み合わせリスト310の次要素を記憶する。そして、MFP101は、次要素に対してS1504からの処理を行う。
以上のように、本実施形態によれば、MFP101に対して同種のサービスを重複して利用することを防ぐことが可能となる。また、サービス提供元をユーザ(画像形成装置の管理者等)が容易に切り替えることができる。また、切り替え前のサービス提供元との契約を解約することなく、該契約を維持したままサービス提供元を切り替えることができるので、切り替えの前後においてサービスが提供されない空白期間が発生しない。さらに、切り替え前のサービス提供元との契約が維持されるので、該サービス提供元からのサービスを再度受けようとした場合に再契約を行う必要がない。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (10)

  1. 装置に対して契約されている各サービスに関する情報を管理する管理サーバから、前記各サービスを特定可能な第1の情報を取得する第1の取得手段と、
    前記管理サーバから、重複して受けることができないサービスの種別の組み合わせを示す第2の情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の情報と前記第2の情報とに基づき、前記各サービスの中から重複して受けることができないサービスの組み合わせを特定し、特定した組み合わせのそれぞれから、ユーザの指示に基づき有効にするサービスを選択する選択手段と、
    前記選択されたサービスを有効にし、前記選択されなかったサービスを無効にするための通知を前記管理サーバに対して行う通知手段と、
    を備えることを特徴とする装置。
  2. 前記第1の取得手段が取得した前記第1の情報を保持する第1の保持手段をさらに備え、
    前記第1の保持手段は、前記選択手段の選択の結果に基づき、前記各サービスを有効にするか否かを示す設定情報を、前記第1の情報に対応づけて保持し、
    前記通知手段は、前記設定情報に従って前記通知を行うサービスを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1の取得手段は、所定の期間ごとに、前記管理サーバから前記第1の情報を取得して前記第1の保持手段に格納する
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記第2の取得手段が取得した前記第2の情報を保持する第2の保持手段をさらに備え、
    前記第2の取得手段は、
    所定の期間ごとに、前記管理サーバが保持する前記第2の情報の更新に関する情報を取得し、該取得した情報に基づき、前記第2の保持手段が保持する前記第2の情報を更新する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記更新に関する情報には、前記管理サーバが保持する前記第2の情報の版を示す情報が含まれ、
    前記第2の取得手段は、
    前記管理サーバが保持する前記第2の情報と前記第2の保持手段が保持する前記第2の情報との版が異なる場合に、前記管理サーバが保持する前記第2の情報と前記第2の保持手段が保持する前記第2の情報との差分を示すデータを前記管理サーバから取得し、
    前記差分を示すデータに基づき、前記第2の保持手段が保持する前記第2の情報を更新する
    ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記所定の期間が1日である
    ことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記第1の情報は、前記装置に契約されている各サービスについて、サービスの種別と、サービスを一意に特定可能なIDと、サービスの契約先とを示す情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記選択手段は、
    前記特定した組み合わせのそれぞれから有効にするサービスをユーザに選択させるためのユーザインタフェース画面を表示装置に表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の装置。
  9. 装置に対して契約されている各サービスに関する情報を管理する管理サーバから、前記各サービスを特定可能な第1の情報を取得するステップと、
    前記管理サーバから、重複して受けることができないサービスの種別の組み合わせを示す第2の情報を取得するステップと、
    前記第1の情報と前記第2の情報とに基づき、前記各サービスの中から重複して受けることができないサービスの組み合わせを特定し、特定した組み合わせのそれぞれから、ユーザの指示に基づき有効にするサービスを選択するステップと、
    前記選択されたサービスを有効にし、前記選択されなかったサービスを無効にするための通知を前記管理サーバに対して行うステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  10. コンピュータに、請求項9に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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