[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2020167248A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2020167248A
JP2020167248A JP2019065353A JP2019065353A JP2020167248A JP 2020167248 A JP2020167248 A JP 2020167248A JP 2019065353 A JP2019065353 A JP 2019065353A JP 2019065353 A JP2019065353 A JP 2019065353A JP 2020167248 A JP2020167248 A JP 2020167248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
solid
image sensor
state image
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019065353A
Other languages
English (en)
Inventor
大貴 國京
Daiki Kunikyo
大貴 國京
暁登 井上
Akito Inoue
暁登 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2019065353A priority Critical patent/JP2020167248A/ja
Publication of JP2020167248A publication Critical patent/JP2020167248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

【課題】光感度の高い固体撮像素子を提供する。【解決手段】固体撮像素子100は、複数の画素と、複数の画素の間に位置する分離領域とを備える。複数の画素のそれぞれは、光電変換によって発生した電荷をアバランシェ増倍する増倍領域と、アバランシェ増倍された電荷を信号として読み出すための回路を含む、増倍領域に積層された回路領域とを有する。【選択図】図2

Description

本開示は、固体撮像素子に関する。
近年、医療、通信、バイオ、化学、監視、車載、放射線検出等多岐に渡る分野において、高感度な光検出器が利用されている。高感度化のための手段の一つとして、アバランシェフォトダイオード(Avalanche Photo Diode;以下、APDともいう)が用いられている。APDは、光電変換層に入射された光が光電変換されることで発生した信号電荷を、アバランシェ降伏を用いて増倍することで光の検出感度を高めたフォトダイオードである。APDを用いることで、わずかなフォトンの数でも検出可能となる。
APDを備える光検出器の一例として、特許文献1には、高い開口率を満たしながらも、APDと画素回路とを同一半導体基板に作製した固体撮像素子であって、微細化しやすく、かつ、クロストークも抑制できる固体撮像素子が開示されている。
国際公開第2017/043068号 特開2015−41746号公報 米国特許出願公開第2016/0163906号明細書
特許文献1の固体撮像素子においては、その断面図に示されるように、画素間分離領域が、隣り合う増倍領域の間であって、かつ、画素回路と光電変換部との間に位置している。このような構造では、1つの画素間分離領域によって、画素回路及び光電変換部の間におけるパンチスルーと、隣り合う増倍領域間で信号電荷が漏えいしてしまうブルーミングとを同時に抑制しなければならず、設計の自由度が低い。さらに、アバランシェ増倍を起こすことができる領域が狭くなり、開口率が低下し、光感度が低下する。
また、特許文献2の固体撮像素子においては、赤外感度の向上されたアバランシェフォトダイオードが開示されている。しかし、回路は画素内に配置されておらず、記載がなく、回路を配置しようとすると、開口率、光感度が低下する。
本開示は、光感度の高い固体撮像素子を提供する。
本開示の一態様に係る固体撮像素子は、複数の画素と、前記複数の画素の間に位置する分離領域とを備え、前記複数の画素のそれぞれは、光電変換によって発生した電荷をアバランシェ増倍する増倍領域と、アバランシェ増倍された電荷を信号として読み出すための回路を含む、前記増倍領域に積層された回路領域とを有する。
本開示によれば、開口率を高め、光感度を向上できる。
図1は、比較例に係る固体撮像素子の断面構造の概要を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る固体撮像素子の断面構造の概要を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る固体撮像素子の平面図である。 図4は、図3のIV−IV線における断面図である。 図5は、図4のA−A線上におけるポテンシャルを示す図である。 図6は、図4のB−B線、C−C線、D−D線上におけるポテンシャルを示す図である。 図7Aは、実施の形態1に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための第1の断面図である。 図7Bは、実施の形態1に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための第2の断面図である。 図7Cは、実施の形態1に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための第3の断面図である。 図7Dは、実施の形態1に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための第4の断面図である。 図7Eは、実施の形態1に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための第5の断面図である。 図7Fは、実施の形態1に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための第6の断面図である。 図7Gは、実施の形態1に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための第7の断面図である。 図7Hは、実施の形態1に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための第8の断面図である。 図7Iは、実施の形態1に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための第9の断面図である。 図7Jは、実施の形態1に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための第10の断面図である。 図8は、第2半導体領域が複数の第1半導体領域によって共有される構造を備える固体撮像素子の断面図である。 図9は、画素回路に含まれるトランジスタのゲートが第1ウェル領域に直接配置された構造を備える固体撮像素子の平面図である。 図10は、図9のX−X線における断面図である。 図11は、深さ方向に不純物濃度の勾配を有する第2半導体領域を備える固体撮像素子の断面図である。 図12は、図11のE−E線、F−F線、G−G線上におけるポテンシャルを示す図である。 図13は、画素回路の回路構成の第1の例を示す図である。 図14は、画素回路の回路構成の第2の例を示す図である。 図15は、画素回路の回路構成の第3の例を示す図である。 図16は、トランジスタとレンズの配置例1を示す平面図である。 図17は、図16のXVII−XVII線における断面図である。 図18は、トランジスタとレンズの配置例2を示す平面図である。 図19は、図18のXIX−XIX線における断面図である。 図20は、遮光板を備える固体撮像素子の断面図である。 図21は、裏面照射型の固体撮像素子の断面図である。 図22は、反射板を備える裏面照射型の固体撮像素子の断面図である。 図23は、2つの基板が接合された構造を備える固体撮像素子の断面図である。 図24は、大面積化された接合部により2つの基板が接合された構造を備える固体撮像素子の断面図である。
(本開示の基礎となった知見)
本開示の基礎となった知見について、図1を参照しながら説明する。図1は、比較例に係る固体撮像素子の断面構造の概要を示す図である。比較例に係る固体撮像素子は、例えば、上記特許文献1に記載の固体撮像素子である。
図1に示されるように、比較例に係る固体撮像素子200は、光電変換領域の上方に複数の増倍領域が設けられ、隣り合う増倍領域の間に分離領域が形成された構造を有する。また、比較例に係る固体撮像素子200は、分離領域の上方に回路領域が形成された構造を有する。固体撮像素子200においては、分離領域が、隣り合う増倍領域の間であって、かつ、回路領域と光電変換領域との間に位置している。このような構造では、1つの分離領域によって、回路領域及び光電変換部の間におけるパンチスルーと、隣り合う増倍領域間で信号電荷が漏えいしてしまうブルーミングとを同時に抑制しなければならない。
ブルーミングを抑制すべく、ガイガーモードで発生する電荷を隣り合う増倍領域に漏れ出させないためには、増倍領域間に十分な分離障壁を設ける必要があるが、分離障壁を高めると、回路領域と光電変換領域との分離を保てない。つまり、ブルーミングの抑制と、パンチスルーの抑制とはトレードオフの関係となっており、両立させることが難しい。このように、比較例に係る固体撮像素子においては、設計の自由度が低いことが課題となる。
これに対し、図2は、実施の形態1に係る固体撮像素子の断面構造の概要を示す図である。実施の形態1に係る固体撮像素子100は、光電変換領域の上方に、複数の画素と、複数の画素の間に位置する分離領域とを備える。複数の画素のそれぞれは、光電変換によって発生した電荷をアバランシェ増倍する増倍領域と、アバランシェ増倍された電荷を信号として読み出すための回路を含む、増倍領域に積層された回路領域とを有する。固体撮像素子100において、分離領域の上方には、回路領域が位置しておらず、分離領域は、回路領域及び光電変換部の間に位置していない。
このような固体撮像素子100の構造によれば、分離領域は、増倍領域間のブルーミングが抑制できるように構成されればよく、回路領域及び光電変換領域の間におけるパンチスルーについては考慮しなくてよい。このため、半導体基板に略水平な方向について、増倍領域の電界が均一にされ、実質的にアバランシェ増倍が可能な領域が拡大する。つまり、固体撮像素子100は、光感度を向上できる。
以下、このような固体撮像素子100等を開示する実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、工程(ステップ)及び工程の順序等は、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、各図において縮尺等は必ずしも一致していない。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する場合がある。
また、以下の実施の形態において、略水平方向等の「略」を用いた表現を用いている。例えば、略同一は、完全に同一であることを意味するだけでなく、実質的に同一であることを意味し、例えば、数%程度の差異を含む場合がある。
また、以下の実施の形態において、「上方」及び「下方」という用語は、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)及び下方向(鉛直下方)を指すものではなく、積層構造における相対的な位置関係を規定する用語として用いられる。以下の実施の形態では、半導体基板において回路領域が形成される面を第1主面、回路領域が形成される面に対向する面を第2主面とし、第1主面側を「上方」、第2主面側を「下方」としている。また、「上方」及び「下方」という用語は、2つの構成要素が互いに間隔を空けて配置されて2つの構成要素の間に別の構成要素が存在する場合のみならず、2つの構成要素が互いに密着して配置されて2つの構成要素が接する場合にも適用される。また、上下方向は、深さ方向と表現される場合もあり、この場合、上側は、深さ方向における浅い側であり、下側は、深さ方向における深い側である。
また、「平面視」とは、半導体基板の主面(例えば、裏面)の法線方向から見ることを示す。本開示は、以下の実施の形態において、P型とN型とを逆転させた構造を排除するものではない。
(実施の形態1)
[固体撮像素子の構造]
まず、固体撮像素子100の構造について説明する。図3は、固体撮像素子100の平面図である。図4は、図3のIV−IV線における断面図である。なお、図3では、内部構造をわかりやすくするために、絶縁層102及び配線Mなどの図示が省略されている。
固体撮像素子100は、モノリシック構造を有する固体撮像素子である。固体撮像素子100は、表面照射型(FSI:Front Side Illumination)の固体撮像素子であり、固体撮像素子100に固体撮像素子100の上方から入射した光子は、第1半導体領域11、第2半導体領域12、及び、第3半導体領域13において光電変換され、光電変換によって得られる電荷が増倍領域AMにおいてアバランシェ増倍される。
固体撮像素子100は、具体的には、半導体基板101と、第1半導体領域11と、第2半導体領域12と、第4半導体領域14と、第1ウェル領域21と、第2ウェル領域22と、画素回路400と、絶縁層102とを備える。なお、固体撮像素子100を下方から順にサブ層、エピタキシャル層、及び、配線層に区別すると、ベース部15はサブ層に属し、第1半導体領域11、第2半導体領域12、第3半導体領域13、第4半導体領域14、第1ウェル領域21、及び、第2ウェル領域22はエピタキシャル層に属し、画素回路400及び絶縁層102は、配線層に属する。また、エピタキシャル層とサブ層は半導体基板101に属する。
半導体基板101は、ベース部15と、ベース部15上に位置する第3半導体領域13とを含む、P型の半導体領域である。第3半導体領域13は、図1の光電変換領域の一部分に相当する。ベース部15の不純物濃度は、第3半導体領域13の不純物濃度よりも高いことが好ましい。なお、ベース部15は、不純物濃度の高い半導体領域などであるが、半導体領域だけではなく、金属などの導電性材料を含んでもよい。ベース部15には、固体撮像素子100を動作させるための電圧Vbackが印加される。Vbackを印可する金属電極は半導体基板の第2主面に形成されても良いし、第1主面に形成された電極から、半導体基板を介してサブ層に電圧を印加しても良い。
第2半導体領域12は、第3半導体領域13の上方に位置するP型の半導体領域である。第2半導体領域12の不純物濃度は、1016〜1019cm−3以上である。第2半導体領域12完全に空乏化することが好ましく、この場合には、いわゆるリーチスルー型となる。
第1半導体領域11は、第2半導体領域12の上方に位置するN型の半導体領域である。第1半導体領域11の不純物濃度は、1016cm−3以上であり、第2半導体領域12の不純物濃度よりも高いことが好ましい。この場合、第2半導体層側に空乏層が伸びやすくなる。また、第1半導体領域11は、完全に空乏化しないことが好ましい。
第1半導体領域11及び第2半導体領域12の境界部には、増倍領域AMが形成される。増倍領域AMは、光電変換によって発生した電荷をアバランシェ増倍する。つまり、増倍領域AMは、1個の信号電荷を多数に増倍させることができ、増倍領域AMによれば、1フォトンの微弱な光を検出することが可能になる。増倍領域AMは、典型的には0.1μm〜数μm程度の深さに位置する。
第2ウェル領域22は、第1半導体領域11の上方に位置するP型の半導体領域である。第2ウェル領域22の不純物濃度は、トランジスタの動作電圧を調整するため、1016〜1019cm−3である。第2ウェル領域22の厚みは、典型的には1μm程度である。
第1ウェル領域21、第2ウェル領域22には、画素回路400が実装される。画素回路400は、増倍領域AMにおいてアバランシェ増倍された電荷を信号として読み出すための回路である。画素回路400には、転送トランジスタ402、リセットトランジスタ410、ソースフォロワトランジスタ411、選択トランジスタ412、MIMトランジスタ414、配線M、コンタクトCT、及び、浮遊拡散容量(FD:Floating Diffusion)413などの回路要素が含まれる(図13〜15を参照)。これらの回路要素は、平面視(図3)において、画素Pの周辺部に位置する。
第1ウェル領域21は、第1半導体領域11の上方に位置し、第2ウェル領域22を側方から囲む(言い換えれば、第2ウェル領域22の側面を覆う)N型の半導体領域である。第1ウェル領域21により、第2ウェル領域22を、第4半導体領域14、第2半導体領域12と電気的に分離することができる。第1ウェル領域21には、電源電圧Vddが印加される。
第1半導体領域11には、第1ウェル領域21を介して電圧Vddが印可される。第1ウェル領域21はアバランシェ増倍によって発生した電荷を後段の回路に転送する機能、あるいはアバランシェ増倍によって発生した電荷を蓄積する機能を備える。
第2ウェル領域22は、第1ウェル領域21及び第1半導体領域11によって第4半導体領域14、および第2半導体領域12と電気的に分離され、特に、Vbackと分離される。第2ウェル領域22には、独立した電圧であるVpwellが印加される。これにより、上記トランジスタを正常に動作させることができる。なお、特許文献1では、第2ウェル領域22に相当するウェル領域と半導体基板の裏面電源は、少なくとも一部は空乏層によって分離されており、分離特性が悪く、光感度も高められない。
画素Pは、第1半導体領域11、第2半導体領域12、及び、回路領域CR(具体的には、第1ウェル領域21、第2ウェル領域22、画素回路400)によって構成される。第1半導体領域11及び第2半導体領域12の境界部およびその周辺には、増倍領域AMが形成される。つまり、画素Pは、増倍領域AMに回路領域CRが積層された構造を有する。平面視において、回路領域CRの一部または全部は、増倍領域AMに重なる。
第4半導体領域14は、第3半導体領域13上の、隣り合う画素Pの間に位置するP型の領域である。分離領域SPには、第4半導体領域14が含まれる。第4半導体領域14を空乏化することで第4半導体領域14の幅を狭めることができ、典型的には、0.1〜1μm程度とすることができる。特許文献3のように、分離領域にコンタクトを形成する場合には、分離領域の幅が典型的に2μm以上であるのに対し、分離幅を狭めることができる。
絶縁層102は、エピタキシャル層の上面(第1主面)を覆う、絶縁性、及び、透光性を有する膜である。絶縁層102は、例えば、酸化シリコン(SiO)などによって形成される。
以上のような固体撮像素子100においては、第1ウェル領域21に印加されるVddとベース部15に印加されるVbackとの電位差が大きいと、アバランシェ増倍が発生する。固体撮像素子100は、光電変換領域が下方(半導体基板の深い位置)に位置するため、シリコンの光電変換効率の比較的低い長波長域(例えば、近赤外域)の光の量子効率向上に有利である。
固体撮像素子100は、ベース部15に、アバランシェ降伏電圧以上の電圧Va、及び、アバランシェ降伏電圧以下の電圧Vnが選択的に印加されることでアバランシェ増倍率を制御することもできる。例えば、被写体の照度が高い場合には増倍率を低くするようにVnが印加され、被写体の照度が低い場合には増倍率を高めるようにVaが印加されれば、固体撮像素子100は、低照度の被写体、及び、高照度の被写体の両方に対応可能で、広いダイナミックレンジを実現できる。
[分離領域]
分離領域SPは、ポテンシャルによって複数の画素Pを分離する。図5は、図4のA−A線上におけるポテンシャルを示す図であり、図5では、縦軸がポテンシャルを示し、横軸が図4のA−A線上の位置を示す。
ベース部15にVbackが印加されると、図5に示されるように、分離領域SPに含まれる第4半導体領域14は少なくとも一部は空乏化し、電子に対するポテンシャル障壁を形成して画素P間を分離する。第1ウェル領域21と第4半導体領域14との間のポテンシャル差は、アバランシェ増倍で発生する電荷による電圧変動よりも大きくすることが必要である。また、第1ウェル領域21と第2ウェル領域22との間のポテンシャル差は、アバランシェ増倍で発生する電荷による電圧変動よりも大きいことが好ましい。これにより、アバランシェ増倍によって発生した電荷が隣接画素や回路に漏れ出すことを防止することができる。
このようにポテンシャル障壁を形成して画素P間を分離する構成は、特許文献2や特許文献3のように画素間にコンタクト、さらに、いわゆるガードリング構造を設ける場合に比べて、微細化が容易である。このような分離領域SPによれば、ガイガーモードで発生した電荷が隣り合う画素に漏れ出すブルーミングを抑制することができる。
なお、アバランシェ増倍させない固体撮像素子に本発明の構造を適用すると、回路領域で光電変換により発生した電荷がノイズとなり、S/N比が低下する懸念がある。しかしながら、固体撮像素子100は、アバランシェ増倍により光信号を増倍するため、S/N比を劣化させず、高い感度で光検出ができる。
[光電変換領域のポテンシャル勾配]
図6は、図4のB−B線、C−C線、D−D線上におけるポテンシャルを示す図である。図6では、横軸がポテンシャルを示し、縦軸が図4のB−B線、C−C線、D−D線上の位置を示す。
図6の(a)に示されるように、第3半導体領域13(光電変換領域)には、ポテンシャル勾配が形成されていることが好ましい。このようなポテンシャル勾配によれば、第3半導体領域13における光電変換によって発生した電荷を増倍領域AMへドリフトすることができる。
また、図6の(b)に示されるように、第1半導体領域11及び第2半導体領域12の境界部においてポテンシャル勾配は最大となる。つまり、第1半導体領域11及び第2半導体領域12の境界部に位置する増倍領域AMにおいて電界が最大となっており、光電変換によって得られる電荷をアバランシェ増倍することができる。
[製造方法]
次に、固体撮像素子100の製造方法について説明する。図7A〜図7Jは、固体撮像素子100の製造方法を説明するための断面図である。なお、以下で説明する制御方法におけるプロセスの順序は一例であり、一部のプロセスの順序が入れ替えられてもよい。
まず、図7Aに示されるように、基板をエピタキシャル成長させることにより、ベース部15及び第3半導体領域13を含む半導体基板101が形成される。上述のように、ベース部15における不純物濃度は、第3半導体領域13における不純物濃度よりも高い。
次に、図7Bに示されるように、半導体基板101にボロンなどの不純物がイオン注入されることにより、第2半導体領域12が形成され、図7Cに示されるように、ヒ素及びリンなどの不純物がイオン注入されることにより、第1半導体領域11が形成される。
次に、図7Dに示されるように、半導体基板101にボロンなどの不純物がイオン注入されることにより、第2ウェル領域22が形成され、図7Eに示されるように、ヒ素及びリンなどの不純物がイオン注入されることにより、第1ウェル領域21が形成される。
次に、図7Fに示されるように、半導体基板101にボロンなどの不純物がイオン注入されることにより、第4半導体領域14を含む分離領域SPが形成される。
次に、図7Gに示されるように、第2ウェル領域22にトランジスタTrが形成される。トランジスタTrのゲート電極は、例えば、Poly−Si、Al、またはTiなどの材料によって形成される。その後、図7Hに示されるように、半導体基板101上に絶縁層102の一部が堆積される。このプロセスは、例えば、化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法、及び、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)法により行われる。絶縁層102は、SiOまたはSiNによって形成される。
図7Iに示されるように、コンタクトCTが形成される。このプロセスは、例えば、リソグラフィ法、ドライエッチング法、金属を蒸着する化学気相成長法、及び、化学機械研磨法により行われる。コンタクトCTの具体的な材料は、W、Ti、TiN、または、Niなどである。
続いて、図7Jに示されるように、配線層が形成される。このプロセスは、一般的なデュアルダマシン法により行われる。配線層に含まれる配線Mの具体的な材料は、Cu、Ta、TaN、Co、または、Alなどである。
[第2半導体領域の構成の変形例]
固体撮像素子100においては、第2半導体領域12は画素Pごとに設けられたが、第2半導体領域12は、複数の画素で共有されてもよい。図8は、このような固体撮像素子の断面図である。なお、図8の第3半導体領域13内には、等電位面が破線で示されている。
図8に示される固体撮像素子100aでは、固体撮像素子100と同様に、分離領域SPが空乏化することで画素Pの分離を行う構成としている。この場合、増倍領域AMの端部での電界集中を緩和できるため、増倍領域AMを拡大でき、開口率を向上し、光感度が向上される。このように、複数の画素によって第2半導体領域12を共有する構造は、分離領域SPを空乏化する構造と組み合わせることで、高い光感度を得ることができるという、より高い効果を得ることができる。また、画素P間を分離する横方向の空乏層幅(すなわち、分離領域SPの幅の半分程度)よりも増倍領域AMの縦方向の空乏層のほうが広い方が好ましい。この場合、図8の(a)に示したように、増倍領域AMの端部における電界集中が緩和されやすく、電界強度を均一化し、アバランシェ増倍領域を拡大し、光感度を向上できる。
[トランジスタのゲートが第1ウェル領域に直接配置される構成]
第1ウェル領域21を、画素回路400に含まれる転送トランジスタ402のソースとしてもよい。図9は、第1ウェル領域21を、画素回路400に含まれる転送トランジスタ402のソースとした固体撮像素子の平面図である。図10は、図9のX−X線における断面図である。
図9及び図10に示される固体撮像素子100bは、転送トランジスタ402のソースとして、第1ウェル領域21が用いられ、転送トランジスタ402のゲートは、第1ウェル領域21、あるいは第2ウェル領域22、あるいは、第1ウェル領域21と第2ウェル領域22の両方にまたがって配置される。この場合、固体撮像素子100bの第1ウェル領域21に電荷を蓄積し、転送ゲート21を介して電荷を読出す際に、転送ゲート21のドレイン(浮遊拡散容量413)をプレリセットすることで、電荷蓄積時間中に浮遊拡散容量413で発生した暗電流を電源に排出できるため、暗電流によるノイズを低減し、固体撮像素子100よりも低ノイズの出力を得ることができる。また、第1ウェルの表面にP型層を形成し、表面を非空乏化することで、さらに暗電流を低減することができる。
[第2半導体領域および第3半導体領域の不純物濃度が第2主面から第1主面に向けて単調減少する構成]
第3半導体領域13の不純物濃度は、下方から上方に向けて単調減少する構成としてもよい。また、第2半導体領域12から第3半導体領域13にかけての不純物濃度が下方から上方に向けて単調減少していても良い。図11は、第2半導体領域12と第3半導体領域13をひとまとめに、第5半導体領域16とし、第5半導体領域16の不純物濃度が、下方から上方に向けて単調減少している場合の、固体撮像素子の断面図である。
図11に示される固体撮像素子100cが備える第5半導体領域16は、上面側で低濃度であり、かつ、下面側で高濃度であり、半導体基板101の下方から上方に向かって単調減少する。ここで、単調減少には、深さ方向に対して一定の場合や、階段的に変化する場合も含まれる。
第5半導体領域16の不純物濃度が、下方から上方に向けて単調減少する構成によれば、半導体基板101の第2主面まで空乏層を形成しなくても、光電変換によって発生した電子は不純物濃度勾配に起因するビルトインポテンシャルによって増倍領域AMにドリフトされ、増倍領域AM内で、アバランシェ増倍されるため、ブレークダウン電圧を低減しながら、高い光感度を実現できる。
また、図11のように、第2半導体領域12から第3半導体領域13にかけての不純物濃度が下方から上方に向けて単調減少させることによって、第2半導体領域12と第3半導体領域13の境界において電子のポテンシャルによるトラップが発生しにくく、より光感度を高めることができる。
ここで、第2半導体領域12、あるいは、第3半導体領域13、あるいは、第2半導体領域12と第3半導体領域13の両方は、全面に形成されても良い。これにより、図8で説明した内容と同じ原理で、増倍領域AMを拡大し、光感度を向上できる。また、第2半導体領域12、あるいは、第3半導体領域13、あるいは、第2半導体領域12と第3半導体領域13の両方は、エピタキシャル成長によって形成されることが好ましい。これにより、結晶欠陥を低減し、暗電流を低減できる。図11では、第5半導体領域16と第4半導体領域14の界面の深さを第1半導体領域の深さの中央のあたりとしているが、必ずしも図11の通りの深さとする必要はなく、第1半導体領域との間に増倍領域AMを形成でき、隣り合う画素間を分離できれば良い。
図12は、図11のE−E線、F−F線、G−G線上におけるポテンシャルを示す図である。第5半導体領域16の少なくとも一部は、不純物濃度勾配に起因して、半導体基板101の下方から上方に向けて、ビルトインポテンシャルが高くなり、第5半導体領域16で発生した電子は第5半導体領域16の下方から上方に向けてドリフトされる。第5半導体領域16を空乏化する必要がない。このため、第5半導体領域に対応する領域を空乏化する一般的なリーチスルー型のAPDと比較して、印加電圧を低減することができる。
[画素回路の例1]
上述の固体撮像素子100、固体撮像素子100a、固体撮像素子100b、または、固体撮像素子100c(以下、固体撮像素子100等とも記載される)において用いられる画素回路400について説明する。図13は、画素回路400の回路構成の一例を示す図である。
図13に示される画素回路400は、APD(上述した、増倍領域AMを含む半導体領域の積層構造)と、垂直走査回路406と、水平読み出し回路407と、水平走査回路408と、バッファアンプ409と、リセットトランジスタ410と、ソースフォロワトランジスタ411と、選択トランジスタ412と、浮遊拡散容量413とを備える。なお、垂直走査回路406、水平読み出し回路407、水平走査回路408、及び、バッファアンプ409は、回路領域CRには含まれない。また、固体撮像素子100bのように、浮遊拡散容量413は省略される場合もある。
まず、リセットトランジスタ410によってリセット処理が行われる。その後、垂直走査回路406および水平走査回路408によってAPDが選択され、選択されたAPDによって検出された信号電荷は、浮遊拡散容量413に転送される。続いて、信号電荷の量に対応する信号がソースフォロワトランジスタ411によって増幅され、選択トランジスタ412を介して読み出し回路407に伝送される。伝送された信号は読み出し回路407からバッファアンプ409を経て信号処理回路(図示せず)に出力され、信号処理回路(図示せず)で信号処理が施された後にディスプレイ(図示せず)またはメモリ(図示せず)に転送される。この結果、信号を画像化することが可能となる。
[画素回路の例2]
固体撮像素子100等において用いられる画素回路の別の例について説明する。図14は、画素回路の回路構成の別の一例を示す図である。
図14に示される画素回路400aは、画素回路400に転送トランジスタ402が追加された回路構成を有する。転送トランジスタ402は、APDによって検出された信号電荷を、浮遊拡散容量413に転送する。
[画素回路の例3]
固体撮像素子100等において用いられる画素回路のさらに別の例について説明する。図15は、画素回路の回路構成のさらに別の一例を示す図である。
図15に示される画素回路400bは、画素回路400aにMIMトランジスタ414が追加された回路構成を有する。MIMトランジスタ414は、一端が転送トランジスタ402に電気的に接続され、他端がMIM(Metal Insulation Metal)50に電気的に接続される。また、画素回路400bは、MIM50を備える。
MIM50は、例えば、配線層の配線Mによって形成される。MIM50は、浮遊拡散容量413よりも容量を大きくすることが可能であり、蓄積可能な電荷量が増え固体撮像素子100aの出力電圧のダイナミックレンジを広げることができる。
[トランジスタとレンズの配置例1]
トランジスタとレンズ(より詳細には、オンチップレンズ)の配置例1について説明する。図16は、トランジスタとレンズの配置例1を示す平面図であり、図17は、図16のXVII−XVII線における断面図である。図16では、内部構造をわかりやすくするために、絶縁層102などの図示が省略され、レンズ30については円形の輪郭が示されている。
図16及び図17に示される固体撮像素子100dにおいては、複数の画素Pに対して複数のレンズ30が1対1で設けられる。1つの画素Pにおいて、トランジスタTrは、画素Pの周辺部に配置される。平面視において、レンズ30の光軸の位置は、画素Pの中心位置と一致する。固体撮像素子100dに入射する光は、レンズ30によって画素Pの中央部に集光される。つまり、固体撮像素子100dは、複数の画素Pのそれぞれにおいて当該画素Pの中央部に光を入射させるレンズ30を備えている。図17では、レンズ30の下方に導波路40を配置した例を図示している。
レンズ30は、円形ドーム形状の光学素子であり、例えば、SiNやSiONなどの透光性を有する材料によって形成される。複数のレンズ30は、レンズアレイとして実現されてもよい。
導波路40は、例えば、SiNなどの、SiOよりも屈折率が大きい材料によって形成される。導波路40は、例えば、台形状である。図17では、導波路40の断面形状は、下方に行くほど幅が狭くなるテーパ形状でとしているが、必ずしもテーパ形状である必要はない。また、導波路40はトランジスタTrを避けて配置される。
固体撮像素子100dのような構成によれば、光路上にトランジスタTr及び配線Mが配置されておらず、集光効率を向上できる。
[トランジスタとレンズの配置例2]
トランジスタとレンズの配置例2について説明する。図18は、トランジスタとレンズの配置例2を示す平面図であり、図19は、図18のXIX−XIX線における断面図である。図18では、内部構造をわかりやすくするために、絶縁層102などの図示が省略され、レンズ30については円形の輪郭のみが示されている。
図18及び図19に示される固体撮像素子100eにおいては、レンズ30の光軸の位置が分離領域SPの交差部の中心位置と一致する。1つの画素Pにおいて、トランジスタTrは、画素Pの中央部に配置され、固体撮像素子100eに入射する光は、レンズ30とレンズ30の下方に設けられた導波路40によって分離領域SP(第4半導体領域14)に集光される。つまり、固体撮像素子100eは、分離領域SPに光を入射させるレンズ30を備えている。
レンズ30は、円形ドーム形状の光学素子であり、例えば、SiNまたはSiONなどの透光性を有する材料によって形成される。複数のレンズ30は、レンズアレイとして実現されてもよい。
導波路40は、例えば、SiNなどの、SiOよりも屈折率が大きい材料によって形成される。導波路40は、例えば、円錐台形状である。図19に示されるように、導波路40の断面形状は、下方に行くほど幅が狭くなるテーパ形状であり、トランジスタを避けて配置される。
固体撮像素子100eのような構成によれば、トランジスタ及び配線Mによって入射光が遮られてしまうことが抑制されるため、集光効率を向上することができる。なお、固体撮像素子100eにおいて、半導体基板101の深部(下面側)において光電変換されて発生した電荷は、半導体基板101の表面(上面側)に向かってドリフトする間に、水平方向に熱拡散するため、増倍領域AMは電荷を増倍することができる。
[遮光板を備える構成]
固体撮像素子100等は、増倍領域AM以外の領域への光子の侵入を抑制するための遮光板を備えてもよい。図20は、このような固体撮像素子の断面図である。
図20に示される固体撮像素子100fは、固体撮像素子100dに遮光板が付け加えられた構造を有する。図20では、遮光板として、前記MIM50を利用した例を示している。遮光板の構成や材料は任意で、アルミや銅などがあげられる。MIM50を用いることによって、遮光の機能と電荷蓄積の機能を兼ねることができ、回路領域を縮小し、開口率を向上、光感度を高めることができる。
MIM50(上記図15でも図示)は、絶縁体53を平板状の第1電極51及び平板状の第2電極52によって挟持することによって実現されるキャパシタである。絶縁体53は、例えば、SiNによって形成され、第1電極51及び第2電極52のそれぞれは、例えば、TiNによって形成される。
図20において、MIM50は、分離領域SPの上方に位置し、分離領域SPへの光子の侵入を抑制するための遮光板として機能する。これにより、光的混色を防ぐことができ、ノイズが低減する。平面視において、MIM50は、レンズ30の中央部を避けて配置され、開口率を低下させない。
なお、図20では、固体撮像素子100dに遮光板として機能するMIM50が付け加えられた構造について説明したが、固体撮像素子100eに遮光板として機能するMIM50が付け加えられてもよい。この場合、MIM50は、増倍領域AMの上方に位置し遮光板として機能する。平面視において、MIM50は、レンズ30の中央部を避けて配置される。このようにMIM50の配置は、レンズ30の配置等に応じて異なってもよい。
また、MIM50が遮光板として機能することは必須ではなく、固体撮像素子100等は、MIM50とは別の遮光板を備えてもよい。
(実施の形態2)
[BSI型の固体撮像素子の構造]
実施の形態2では、裏面照射型(BSI:Back Side Illumination)の固体撮像素子について説明する。図21は、裏面照射型の固体撮像素子の断面図である。なお、以下の実施の形態2では、実施の形態1で既出の事項についての説明は適宜省略される。また、実施の形態2においては、固体撮像素子の下方から光が入射するものとして構成要素の位置関係の説明が行われる。
図21に示される固体撮像素子100gは、支持基板103と、支持基板103上に配置された絶縁層102と、絶縁層102の上方に位置する半導体基板104とを備える。半導体基板104は、エピタキシャル層とサブ層を含み、エピタキシャル層はP型の第3半導体領域13と、第3半導体領域13の下方に位置する平坦化膜17とを含む。
平坦化膜17の少なくとも一部は、不純物濃度の高い半導体領域を含むことが好ましい。これにより、平坦化膜17の下方の面が不活性化され、暗電流を低減できる。また、平坦化膜17の少なくとも一部は、平坦化膜17と半導体基板104とのイオン化エネルギーの差によって、半導体基板104の下方側の面に電荷蓄積層を形成することが好ましい。これにより、半導体基板104の下方側の面の加工の際に生じるダメージに起因して、半導体基板104の上面において発生する暗電流を低減することができる。平坦化膜上には、レンズ30が配置される。このように、平坦化膜17の下方側の面は不活性化されることが好ましい。
平坦化膜17の少なくとも一部には、透光性及び導電性を有する薄膜が設けられてもよい。例えば、高濃度のSi半導体層や、ITO(Indium Tin Oxide)膜等があげられる。
画素Pは、増倍領域AM及び回路領域CRを有し、複数の画素Pは、分離領域SPによって分離されている。
増倍領域AMは、N型の第1半導体領域11と、第1半導体領域11の下方に形成されたP型の第2半導体領域12とを含む。第2半導体領域12の上には、第3半導体領域13が位置する。
回路領域CRは、増倍領域AMの上方に位置し、N型の第1ウェル領域21とP型の第2ウェル領域22とを含む。第2ウェル領域22は、第1半導体領域11の上方に位置し、第1ウェル領域21は、第2ウェル領域22と分離領域SPとの間に位置する。
このような固体撮像素子100gでは、固体撮像素子100gへの入射光が回路領域CRを通過せずに増倍領域AMに到達するため、光の利用効率が高い。また、光電変換領域(第3半導体領域13)が下方に配置されているため、短波長域(例えば、可視光域)の光の光電変換に有利な構造である。
[反射板を備える構成]
固体撮像素子100gは、半導体基板104を透過した光を半導体基板104側へ反射するための反射板を備えてもよい。図22は、このような固体撮像素子の断面図である。
図22に示される固体撮像素子100hは、固体撮像素子100gにMIM50が付け加えられた構造を有する。
MIM50は、絶縁体53を平板状の第1電極51及び平板状の第2電極52によって挟持することによって実現されるキャパシタである。絶縁体53は、例えば、SiNによって形成され、第1電極51及び第2電極52のそれぞれは、例えば、TiNによって形成される。
MIM50は、絶縁層102内に、配線の一部として形成される。このようなMIM50は、画素Pの上方に位置し、画素Pへ向けて光を反射する反射板として機能する。平面視において、MIM50は、画素Pを覆うように配置されると好ましい。このように、反射板として機能するMIM50が配置されれば、半導体基板中の光路長を長くできる効果が得られ、光感度が向上する。特に、半導体基板がSiの場合では、長波長域(例えば、赤外域)の検出効率を向上することができる。
なお、アバランシェ増倍させない固体撮像素子に本発明を適用すると、回路領域で光電変換により発生した電荷がノイズとなり、S/N比が低下する懸念がある。しかしながら、固体撮像素子100gは、アバランシェ増倍により光信号を増倍するため、S/N比を劣化させず、高い感度で光検出ができる。
なお、MIM50が反射板として機能することは必須ではなく、固体撮像素子100gは、MIM50とは別の反射板を備えてもよい。
[2つの基板が接合される構成1]
複数の画素P及び分離領域SPが設けられる基板を第1基板とした場合、画素回路400の全ての回路要素が第1基板に設けられることは必須ではない。例えば、一部の回路要素のみが第1基板に設けられ、その他の回路要素については別の第2基板に設けられ、第1基板及び第2基板が接合されてもよい。図23は、このように2つの基板が接合された構造を備える固体撮像素子の断面図である。
図23に示される固体撮像素子100iは、固体撮像素子100gとほぼ同一の構造を有する第1基板61と、第2基板62とを備える。
第1基板61の回路領域CRには、上記図13〜図15のような画素回路が設けられるが、画素回路の一部の回路要素のみが設けられる。例えば、固体撮像素子100iが画素回路400aを備える場合、第1基板61の回路領域CRには、画素回路400aのトランジスタのうち転送トランジスタ402のみが含まれ、画素回路400aに含まれるその他のトランジスタについては第2基板62に実装される。第1基板61及び第2基板62は、例えば、接合部63によって電気的及び構造的に接続される。接合部63は、具体的には、導電パッドなどによって実現される。
このように、第1基板61に最小限の回路要素のみが設けられれば、第1基板61を大幅に微細化することができる。固体撮像素子100iに上述した浮遊拡散容量413を省略する構成(図9及び図10)がさらに適用されれば、さらなる微細化が実現される。
なお、第1基板61と第2基板62との接合面に、光反射性を有する材料が用いられれば、接合面を反射板として機能させることもできる。また、図24に示されるように、光の反射量を高めるために、接合部63を、平面視における面積がなるべく大きくなるように形成しても良い。図24は、2つの基板が接合された構造を有する固体撮像素子100iにおいて接合部63を大面積化した場合の断面図である。図24の例では、平面視において、接合部63の面積は、画素Pの面積よりも大きいが、接合部63と画素Pの面積の大小関係は指定しない。
(まとめ)
以上説明したように、固体撮像素子100は、複数の画素Pと、複数の画素Pの間に位置する分離領域SPとを備える。複数の画素Pのそれぞれは、光電変換によって発生した電荷をアバランシェ増倍する増倍領域AMと、アバランシェ増倍された電荷を信号として読み出すための回路を含む、増倍領域AMに積層された回路領域CRとを有する。上記回路は、画素回路400、画素回路400a、及び、画素回路400bなどである。
このような固体撮像素子100においては、分離領域SPは、増倍領域AM間のブルーミングが抑制できるように構成されればよく、回路領域CR及び光電変換領域(第3半導体領域13など)の間におけるパンチスルーについては考慮しなくてよい。つまり、設計の自由度が高められた固体撮像素子100が実現される。
また、例えば、分離領域SPは、固体撮像素子100に印加される電圧によって空乏化することにより、ポテンシャル障壁によって複数の画素Pを分離する。
このようにポテンシャル障壁を形成して複数の画素Pを分離する構成は、分離幅を小さくできるため微細化が容易である。
また、例えば、固体撮像素子100においては、増倍領域AMは、固体撮像素子100の上方から入射した光の光電変換によって発生した電荷をアバランシェ増倍し、第1導電型の第1半導体領域11と、第1半導体領域11の下に形成された第1導電型と異なる第2導電型の第2半導体領域12とを含む。回路領域CRは、第1導電型の第1ウェル領域21と、第2導電型の第2ウェル領域22とを含む。第2ウェル領域22は、第1半導体領域11上に位置し、第1ウェル領域21は、第2ウェル領域22と分離領域SPとの間に位置する。上記実施の形態では、第1導電型は、N型であり、第2導電型は、P型である。
これにより、固体撮像素子100を、表面照射型の固体撮像素子として実現することができる。
また、例えば、固体撮像素子100aにおいて、第2半導体領域12は、複数の画素Pの複数の第1半導体領域11によって共有される。
このような固体撮像素子100aにおいては、増倍領域AMが拡大するため、開口率が向上する。
また、例えば、固体撮像素子100cにおいて、第5半導体領域16は、第5半導体領域16の深さ方向において不純物濃度の勾配を有する。
このような固体撮像素子100cは、光電変換によって発生した電子をビルトインポテンシャルによって増倍領域AMにドリフトさせることができる。
また、例えば、固体撮像素子100dにおいては、平面視において、上記回路に含まれるトランジスタTrは、当該回路が設けられた画素Pの周辺部に位置する。固体撮像素子100dは、当該画素Pの中央部に光を入射させるレンズ30を備える。
このような固体撮像素子100dは、トランジスタTrによって入射光が遮られてしまうことが抑制されるため、集光効率を向上することができる。
また、例えば、固体撮像素子100fは、さらに、分離領域SPの上方に位置するMIM50を備える。MIM50は、遮光板の一例である。
このような固体撮像素子100fは、分離領域SPへの光の入射を抑制することができる。
また、例えば、固体撮像素子100eにおいては、平面視において、上記回路に含まれるトランジスタTrは、当該回路が設けられた画素の中央部に位置する。固体撮像素子100eは、分離領域SPに光を入射させるレンズ30を備える。
このような固体撮像素子100eは、トランジスタTrによって入射光が遮られてしまうことが抑制されるため、集光効率を向上することができる。
また、例えば、固体撮像素子100eは、さらに、増倍領域AMの上方に位置するMIM50を備えてもよい。MIM50は、遮光板の一例である。
このような固体撮像素子100eは、増倍領域AMへの光の入射を抑制することができる。
また、例えば、画素回路400bは、MIM50と、増倍領域AMによってアバランシェ増倍された電荷をMIM50に転送するための転送トランジスタ402と、一端が転送トランジスタ402に電気的に接続され、他端がMIM50に電気的に接続されるMIMトランジスタ414とを含む。転送トランジスタ402は、第1トランジスタの一例であり、MIMトランジスタ414は、第2トランジスタの一例である。
このような画素回路400bは、MIM50に複数フレームの信号電荷を蓄積した際のMIM50の電圧変動により、階調情報を得ることができる。
また、例えば、固体撮像素子100fにおいて、MIM50は、分離領域SPの上方に位置する。
このようなMIM50は、分離領域SPへの光の入射を抑制するための遮光板として機能することができる。
また、固体撮像素子100bにおいて、画素回路に含まれる転送トランジスタ402のゲートは、第1ウェル領域21に設けられる。増倍領域AMによってアバランシェ増倍された電荷は、当該転送トランジスタ402によって浮遊拡散容量413を介さずに信号として取り出される。
このような固体撮像素子100bは、第1ウェル領域21から直接電荷を読み出すことができる。
また、固体撮像素子100gにおいて、増倍領域AMは、固体撮像素子100gの上方から入射した光の光電変換によって発生した電荷をアバランシェ増倍し、第1導電型の第1半導体領域11と、第1半導体領域11上に形成された第1導電型と異なる第2導電型の第2半導体領域12とを含む。回路領域CRは、第1導電型の第1ウェル領域21と、第2導電型の第2ウェル領域22とを含む。第2ウェル領域22は、第1半導体領域11の下に位置し、第1ウェル領域21は、第2ウェル領域22と分離領域SPとの間に位置する。上記実施の形態では、第1導電型は、N型であり、第2導電型は、P型である。
これにより、固体撮像素子100gを、裏面照射型の固体撮像素子として実現することができる。
また、固体撮像素子100hにおいて、画素回路は、MIM50を含み、MIM50は、第2ウェル領域22の下方に位置する。
このような固体撮像素子100hによれば、入射光の光路長を長くできる効果が得られる。また、長波長域(例えば、赤外域)の検出効率が向上される。
また、固体撮像素子100iにおいては、複数の画素P及び分離領域SPは、第1基板61に形成され、増倍領域AMによってアバランシェ増倍された電荷は、画素回路に含まれる転送トランジスタ402によって転送される。固体撮像素子100iは、さらに、第1基板61の下面に接合される、転送トランジスタ402によって転送される電荷を信号として取り出すための回路が設けられた第2基板62を備える。
このように第1基板61に最小限の回路要素のみが設けられれば、第1基板61を大幅に微細化することができる。
また、固体撮像素子100iにおいては、第1基板61及び第2基板62の接合部63は、光反射性を有する。
このような固体撮像素子100iは、接合部63を反射板として機能させることができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る固体撮像素子について説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、固体撮像素子について説明されたが、本開示は、画像を撮像しない固体撮像素子以外の光検出器(言い換えれば、光センサ)として実現されてもよい。
また、上記実施の形態において説明に用いられた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。
また、上記実施の形態で説明された回路構成は、一例であり、本開示は上記回路構成に限定されない。つまり、上記回路構成と同様に、本開示の特徴的な機能を実現できる回路も本開示に含まれる。例えば、上記回路構成と同様の機能を実現できる範囲で、ある素子に対して、直列または並列に、スイッチング素子(トランジスタ)、抵抗素子、または容量素子等の素子が接続されたものも本開示に含まれる。
また、上記実施の形態では、固体撮像素子が有する積層構造の各層を構成する主たる材料について例示しているが、固体撮像素子が有する積層構造の各層には、上記実施の形態の積層構造と同様の機能を実現できる範囲で他の材料が含まれてもよい。また、図面においては、各構成要素の角部及び辺は直線的に記載されているが、製造上の理由などにより、角部及び辺が丸みを帯びたものも本開示に含まれる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。例えば、本開示は、固体撮像素子の製造方法として実現されてもよい。
本開示の固体撮像素子は、設計の自由度が高められた固体撮像素子として有用である。
11 第1半導体領域
12 第2半導体領域
13 第3半導体領域
14 第4半導体領域
15 ベース部
16 第5半導体領域
17 平坦化膜
21 第1ウェル領域
22 第2ウェル領域
30 レンズ
40 導波路
50 MIM
51 第1電極
52 第2電極
53 絶縁体
61 第1基板
62 第2基板
63 接合部
100、100a〜100i 固体撮像素子
101、104 半導体基板
102 絶縁層
103 支持基板
200 固体撮像素子
400、400a、400b 画素回路
402 転送トランジスタ
406 垂直走査回路
407 水平読み出し回路
408 水平走査回路
409 バッファアンプ
410 リセットトランジスタ
411 ソースフォロワトランジスタ
412 選択トランジスタ
413 浮遊拡散容量
414 MIMトランジスタ
AM 増倍領域
CR 回路領域
CT コンタクト
M 配線
P 画素
SP 分離領域
Tr トランジスタ

Claims (18)

  1. 複数の画素と、
    前記複数の画素の間に位置する分離領域とを備え、
    前記複数の画素のそれぞれは、
    光電変換によって発生した電荷をアバランシェ増倍する増倍領域と、
    アバランシェ増倍された電荷を信号として読み出すための回路を含む、前記増倍領域に積層された回路領域とを有する
    固体撮像素子。
  2. 前記分離領域は、ポテンシャル障壁によって前記複数の画素を分離する
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記分離領域は、空乏化される
    請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. さらに、光電変換領域を備え、
    前記増倍領域は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1半導体領域の下方に形成された前記第1導電型と異なる第2導電型の第2半導体領域とを含み、
    前記光電変換領域は第2導電型の第3半導体領域を含み、
    前記回路領域は、前記第1導電型の第1ウェル領域と、前記第2導電型の第2ウェル領域とを含み、
    前記第2半導体領域は前記第3半導体領域の上方に位置し、
    前記第2ウェル領域は、前記第1半導体領域の上方に位置し、
    前記第1ウェル領域は、前記第2ウェル領域と前記分離領域との間に位置する
    請求項1または2に記載の固体撮像素子。
  5. 前記複数の画素で、第2半導体領域を、共有する
    請求項4に記載の固体撮像素子。
  6. 下方から上方に向けて、前記第3半導体領域の不純物濃度が単調減少する
    請求項5に記載の固体撮像素子。
  7. 下方から上方に向けて、前記第2半導体領域から前記第3半導体領域にかけて不純物濃度が単調減少する
    請求項6に記載の固体撮像素子。
  8. 平面視において、前記回路領域に含まれるトランジスタは、前記第2ウェル領域の周辺部または前記第1ウェル領域に位置し、
    前記固体撮像素子は、前記画素の中央部に光を入射させるレンズを備える
    請求項4〜7のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  9. さらに、前記分離領域は遮光板によって遮光されている
    請求項8に記載の固体撮像素子。
  10. 前記遮光板は、MIM(Metal Insulation Metal)を含む、
    請求項9に記載の固体撮像素子。
  11. 前記回路は、
    前記増倍領域をリセットするリセットトランジスタと、
    前記増倍領域によってアバランシェ増倍された電荷を増幅するためのソースフォロワトランジスタと、
    前記増幅された電荷による信号を読み出す画素を選択する選択トランジスタとを備える
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  12. 前記増倍領域と前記リセットトランジスタの間に、
    前記増倍領域の電荷を転送する転送トランジスタを備える
    請求項11に記載の固体撮像素子。
  13. 前記転送トランジスタは、
    前記回路領域に含まれる、第1ウェル領域をソースとする
    請求項12に記載の固体撮像素子。
  14. 前記固体撮像素子の下方から光を入射させる
    請求項3に記載の固体撮像素子。
  15. 前記固体撮像素子は、前記固体撮像素子の下方から入射した光を反射させる反射板を備え、
    前記反射板は前記増倍領域の上方に配置される
    請求項14に記載の固体撮像素子。
  16. 前記反射板は、MIMである
    請求項15に記載の固体撮像素子。
  17. 前記複数の画素及び前記分離領域は、第1基板に形成され、
    前記増倍領域によってアバランシェ増倍された電荷は、前記回路領域を介して転送され、
    前記固体撮像素子は、さらに、前記第1基板の上方側の面に接合される、前記回路領域を介して転送される電荷を信号として取り出すための回路が設けられた第2基板を備える
    請求項15または16に記載の固体撮像素子。
  18. 前記第1基板及び前記第2基板の接合部の少なくとも一部は、光反射性を有する材料によって構成される
    請求項17に記載の固体撮像素子。
JP2019065353A 2019-03-29 2019-03-29 固体撮像素子 Pending JP2020167248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019065353A JP2020167248A (ja) 2019-03-29 2019-03-29 固体撮像素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019065353A JP2020167248A (ja) 2019-03-29 2019-03-29 固体撮像素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020167248A true JP2020167248A (ja) 2020-10-08

Family

ID=72716375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019065353A Pending JP2020167248A (ja) 2019-03-29 2019-03-29 固体撮像素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020167248A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023025903A (ja) * 2021-08-11 2023-02-24 株式会社東芝 光検出器、光検出システム、ライダー装置、及び移動体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023025903A (ja) * 2021-08-11 2023-02-24 株式会社東芝 光検出器、光検出システム、ライダー装置、及び移動体
JP7414776B2 (ja) 2021-08-11 2024-01-16 株式会社東芝 光検出器、光検出システム、ライダー装置、及び移動体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12113078B2 (en) Photodetector
US7498650B2 (en) Backside illuminated CMOS image sensor with pinned photodiode
US7795676B2 (en) Back-illuminated type solid-state imaging device
JP4599417B2 (ja) 裏面照射型固体撮像素子
KR102651605B1 (ko) 이미지 센서
TW201027727A (en) Solid-state imaging device, method for manufacturing the same, and electronic apparatus
US8513721B2 (en) CMOS image sensor with non-contact structure
KR20230170996A (ko) 광검출 소자 및 그 제조 방법
CN115295569A (zh) 摄像元件及摄像装置
JP2008060195A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP2019165212A (ja) 撮像装置
WO2016104177A1 (ja) 固体撮像素子およびその製造方法、並びに電子機器
JP2021044571A (ja) 撮像素子
US20070069260A1 (en) Photodetector structure for improved collection efficiency
US20110001207A1 (en) Solid state image sensor and manufacturing method thereof
WO2020196083A1 (ja) 光検出器
JP2019165211A (ja) 撮像装置
JP2020167248A (ja) 固体撮像素子
JP2012099743A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JP4751803B2 (ja) 裏面照射型撮像素子
US20090218606A1 (en) Vertically integrated light sensor and arrays
US10804303B2 (en) Image sensors comprising an organic photo-detector, a photo-detector array and dual floating diffusion nodes and electronic devices including the same
KR100769563B1 (ko) 누설 전류를 감소시킨 이미지 센서
WO2024101028A1 (ja) 光検出装置及び電子機器
JP7570037B2 (ja) フォトセンサ及び距離測定システム