JP2020150532A - 電話装置を制御するプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本発明の実施の形態に係る電話装置100は、図1に示すように、少なくとも、受話器104、側音ボリューム105、送話ボリューム106、DTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信号生成部108、回線インタフェース部109、回線ボリューム計測部110、受話ボリューム111、制御部113、記憶部114等を備える。また、図1に示すように、電話装置100は、回線200と回線インタフェース部109を介して接続される。
また、制御部113は、記憶部114に格納されている受話器において発生する音響エコーの最大値と、側音ボリューム105及び送話ボリューム106及び受話ボリューム111の設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出する。
そして、制御部113は、回線エコー量がハウリング閾値より大きい場合に、回線エコー量とハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、側音ボリューム105の設定値を当該調整必要量だけ下げる、第1の処理を行う。
図2は、本発明の実施の形態1に係る電話装置100の一例を示すブロック図である。図2に示すように、電話装置100は、ダイヤルボタン101、受話ボリューム切り替えボタン102、ボタン検出部103、受話器104、側音ボリューム105、送話ボリューム106、送話周波数特性調整部107、DTMF信号生成部108、回線インタフェース部109、回線ボリューム計測部110、受話ボリューム111、受話周波数特性調整部112、制御部113、記憶部114等を備える。また、図2に示すように、電話装置100は、回線200と回線インタフェース部109を介して接続される。
マイク104Aは、ユーザ側の音声を検出し、電気信号に変換して、送信信号S1として、側音ボリューム105及び送話ボリューム106に入力する。
スピーカ104Bは、ユーザの通話相手側の音声である電気信号を音声に変換して出力する。
また、記憶部114に格納されるプログラムは、CPUに実行されることにより、制御部113のそれぞれにおける処理を実現するためのコードを含む。なお、記憶部114は、例えば、このプログラムや、制御部113における処理に利用される各種情報を格納することができる任意の記憶装置を含んで構成される。記憶装置は、例えば、メモリ等である。
(1)回線エコー量がハウリング閾値よりも大きい場合、制御部113は、回線エコー量とハウリング閾値との差分量を調整必要量として算出する。また、制御部113は、側音ボリューム105の設定値を調整必要量だけ自動的に下げる(第1の処理)。
これにより、ハウリング閾値が回線エコー量以上となり、ハウリングを防止することができる。また、側音ボリューム105の設定値を下げても、回線エコーが側音として聞こえるので、側音が聞こえなくなることはない。
まず、電話装置100が起動されると、制御部113は、側音ボリューム105及び送話ボリューム106及び送話周波数特性調整部107及び受話ボリューム111及び受話周波数特性調整部112の設定値を所定の初期値に設定する(ステップS101)。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
(付記1)
電話番号に基づいてDTMF信号を生成するDTMF信号生成部と、
前記DTMF信号を回線に送出する回線インタフェース部と、
前記回線から入力された前記DTMF信号のボリュームを計測する回線ボリューム計測部と、
側音信号のボリュームを調整する側音ボリュームと、
送信信号のボリュームを調整する送話ボリュームと、
受信信号のボリュームを調整する受話ボリュームと、
前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームを制御する制御部と、
受話器において発生する音響エコーの最大値と、前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの設定値とを格納する記憶部と、
を備え、
前記制御部は、
前記DTMF信号生成部によって生成された前記DTMF信号のボリュームと、前記回線から入力された前記DTMF信号のボリュームとに基づいて、回線エコー量を推定し、
前記音響エコーの最大値と、前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの前記設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出し、
前記回線エコー量が前記ハウリング閾値より大きい場合に、前記回線エコー量と前記ハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、前記側音ボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第1の処理を行う、
電話装置。
(付記2)
前記送信信号の周波数特性を調整する送話周波数特性調整部と、
前記受信信号の周波数特性を調整する受話周波数特性調整部と、
を更に備え、
前記記憶部は、前記送話周波数特性調整部の設定値と、前記受話周波数特性調整部の設定値と、を格納し、
前記制御部は、
前記音響エコーの最大値と、前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの前記設定値と、前記送話周波数特性調整部及び前記受話周波数特性調整部の前記設定値とに基づいて、前記ハウリング閾値を算出し、
前記側音ボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げると、前記側音ボリュームの前記設定値が予め定められた最小値より小さくなる場合、前記側音ボリュームの前記設定値を前記最小値に設定するとともに、前記送話周波数特性調整部及び前記受話周波数特性調整部の前記設定値を、前記側音ボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げる、第2の処理を行う、
付記1に記載の電話装置。
(付記3)
前記制御部は、
前記送話周波数特性調整部及び前記受話周波数特性調整部の前記設定値を、前記側音ボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げると、前記送話周波数特性調整部及び前記受話周波数特性調整部の周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超えてしまう場合、前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第3の処理を行う、
付記2に記載の電話装置。
(付記4)
前記受信信号のボリュームを調整する旨の信号を前記電話装置に入力するための操作部を更に備え、
前記制御部は、
通話中に、前記操作部から前記受信信号のボリュームを上げる旨の信号が入力された場合に、前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行う、
付記3に記載の電話装置。
(付記5)
前記制御部は、
前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行った後、通話中に、前記操作部から前記受信信号のボリュームを下げる旨の信号が入力された場合に、前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻した後、前記送話周波数特性調整部及び前記受話周波数特性調整部の前記設定値を所定の初期値に戻し、次いで、前記側音ボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻す、
付記4に記載の電話装置。
(付記6)
電話装置の制御部が、
電話番号に基づいて生成されたDTMF信号のボリュームと、回線から入力された前記DTMF信号のボリュームとに基づいて、回線エコー量を推定し、
受話器において発生する音響エコーの最大値と、側音信号のボリューム及び送信信号のボリューム及び受信信号のボリュームの設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出し、
前記回線エコー量が前記ハウリング閾値より大きい場合に、前記回線エコー量と前記ハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第1の処理を行う、
電話装置の制御方法。
(付記7)
前記制御部が、
前記音響エコーの最大値と、前記側音信号のボリューム及び前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値と、前記送信信号の周波数特性及び前記受信信号の周波数特性の設定値とに基づいて、前記ハウリング閾値を算出し、
前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げると、前記側音信号のボリュームの前記設定値が予め定められた最小値より小さくなる場合、前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記最小値に設定するとともに、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げる、第2の処理を行う、
付記6に記載の電話装置の制御方法。
(付記8)
前記制御部が、
前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げると、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超えてしまう場合、前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第3の処理を行う、
付記7に記載の電話装置の制御方法。
(付記9)
前記制御部が、
通話中に、前記受信信号のボリュームを上げる旨の信号が入力された場合に、前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行う、
付記8に記載の電話装置の制御方法。
(付記10)
前記制御部が、
前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行った後、通話中に、前記受信信号のボリュームを下げる旨の信号が入力された場合に、前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻した後、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を所定の初期値に戻し、次いで、前記側音信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻す、
付記9に記載の電話装置の制御方法。
(付記11)
電話装置の制御部に、
電話番号に基づいて生成されたDTMF信号のボリュームと、回線から入力された前記DTMF信号のボリュームとに基づいて、回線エコー量を推定し、
受話器において発生する音響エコーの最大値と、側音信号のボリューム及び送信信号のボリューム及び受信信号のボリュームの設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出し、
前記回線エコー量が前記ハウリング閾値より大きい場合に、前記回線エコー量と前記ハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第1の処理を実行させる、
プログラム。
(付記12)
前記制御部に、
前記音響エコーの最大値と、前記側音信号のボリューム及び前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値と、前記送信信号の周波数特性及び前記受信信号の周波数特性の設定値とに基づいて、前記ハウリング閾値を算出し、
前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げると、前記側音信号のボリュームの前記設定値が予め定められた最小値より小さくなる場合、前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記最小値に設定するとともに、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げる、第2の処理を実行させる、
付記11に記載のプログラム。
(付記13)
前記制御部に、
前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げると、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超えてしまう場合、前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第3の処理を実行させる、
付記12に記載のプログラム。
(付記14)
前記制御部に、
通話中に、前記受信信号のボリュームを上げる旨の信号が入力された場合に、前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で実行させる、
付記13に記載のプログラム。
(付記15)
前記制御部に、
前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行った後、通話中に、前記受信信号のボリュームを下げる旨の信号が入力された場合に、前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻した後、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を所定の初期値に戻し、次いで、前記側音信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻す、
付記14に記載のプログラム。
101 ダイヤルボタン
102 受話ボリューム切り替えボタン
103 ボタン検出部
104 受話器
104A マイク
104B スピーカ
105 側音ボリューム
106 送話ボリューム
107 送話周波数特性調整部
108 DTMF信号生成部
109 回線インタフェース部
110 回線ボリューム計測部
111 受話ボリューム
112 受話周波数特性調整部
113 制御部
114 記憶部
200 回線
S1 送信信号
S2 受信信号
S3 側音信号
Claims (5)
- 電話装置の制御部に、
電話番号に基づいて生成されたDTMF信号のボリュームと、
回線から入力された前記DTMF信号のボリュームと
に基づいて、回線エコー量を推定し、
受話器において発生する音響エコーの最大値と、
側音信号のボリューム及び送信信号のボリューム及び受信信号のボリュームの設定値と
に基づいて、ハウリング閾値を算出し、
前記回線エコー量が前記ハウリング閾値より大きい場合に、
前記回線エコー量と前記ハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、
前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、
第1の処理を実行させる、
プログラム。 - 前記制御部に、
前記音響エコーの最大値と、
前記側音信号のボリューム及び前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値と、
前記送信信号の周波数特性及び前記受信信号の周波数特性の設定値と
に基づいて、前記ハウリング閾値を算出し、
前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げると、
前記側音信号のボリュームの前記設定値が予め定められた最小値より小さくなる場合、
前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記最小値に設定するとともに、
前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、
前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げる、
第2の処理を実行させる、
請求項1に記載のプログラム。 - 前記制御部に、
前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、
前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げると、
前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超えてしまう場合、
前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、
第3の処理を実行させる、
請求項2に記載のプログラム。 - 前記制御部に、
通話中に、前記受信信号のボリュームを上げる旨の信号が入力された場合に、
前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で実行させる、
請求項3に記載のプログラム。 - 前記制御部に、
前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行った後、
通話中に、前記受信信号のボリュームを下げる旨の信号が入力された場合に、
前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻した後、
前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を所定の初期値に戻し、
次いで、前記側音信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻す、
請求項4に記載のプログラム。
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