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JP2020150532A - 電話装置を制御するプログラム - Google Patents

電話装置を制御するプログラム Download PDF

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JP2020150532A JP2019218732A JP2019218732A JP2020150532A JP 2020150532 A JP2020150532 A JP 2020150532A JP 2019218732 A JP2019218732 A JP 2019218732A JP 2019218732 A JP2019218732 A JP 2019218732A JP 2020150532 A JP2020150532 A JP 2020150532A
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Abstract

【課題】より確実にハウリングを防止することができる電話装置を制御するプログラムを提供する。【解決手段】電話装置100の制御部113に、DTMF信号生成部108によって生成されたDTMF信号のボリュームと、回線200から入力された当該DTMF信号のボリュームとに基づいて、回線エコー量を推定し、予め測定した受話器104において発生する音響エコーの最大値と、側音ボリューム105及び送話ボリューム106及び受話ボリューム111の設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出し、回線エコー量がハウリング閾値より大きい場合に、回線エコー量とハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、側音ボリューム105の設定値を当該調整必要量だけ下げる、第1の処理を実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、電話装置を制御するプログラムに関する。
特許文献1には、スピーカホンが置かれた環境に応じて送話信号及び受話信号の減衰量の和を適正に決定することにより、より自然な通話を可能にする技術が記載されている。具体的には、特許文献1では、まず、電話回線に白色雑音を入力するとともに、回線結合により側音として当該白色雑音を受話信号経路に入力し、受話側と送話側との当該白色雑音の検出レベル差を算出する。次いで、当該検出レベル差に基づいてそれぞれ音響結合量、回線結合量を算出し、この算出結果に基づいて送話信号及び受話信号の減衰量の和を設定している。
特開平08−335976号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているように、例えば、回線エコー量が大きい場合に受話ボリューム(音量)を大きく設定すると、受話器を伏せた状態で置いたり、通話終了時に受話器を電話機に置いたりすると、ハウリングが発生してしまう。
また、回線エコーキャンセラーを用いてハウリングを防止する方法もあるが、エコー推定によって通話音質が悪化してしまう虞があるだけでなく、コストが増加してしまう。
本開示の目的は、より確実にハウリングを防止することができる電話装置及び電話装置の制御方法を提供することである。
本発明の第1の態様に係る電話装置は、電話番号に基づいてDTMF信号を生成するDTMF信号生成部と、前記DTMF信号を回線に送出する回線インタフェース部と、前記回線から入力された前記DTMF信号のボリュームを計測する回線ボリューム計測部と、側音信号のボリュームを調整する側音ボリュームと、送信信号のボリュームを調整する送話ボリュームと、受信信号のボリュームを調整する受話ボリュームと、前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームを制御する制御部と、受話器において発生する音響エコーの最大値と、前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの設定値とを格納する記憶部と、を備え、前記制御部は、前記DTMF信号生成部によって生成された前記DTMF信号のボリュームと、前記回線から入力された前記DTMF信号のボリュームとに基づいて、回線エコー量を推定し、前記音響エコーの最大値と、前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの前記設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出し、前記回線エコー量が前記ハウリング閾値より大きい場合に、前記回線エコー量と前記ハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、前記側音ボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第1の処理を行う。
本発明の第2の態様に係る電話装置の制御方法では、電話装置の制御部が、電話番号に基づいて生成されたDTMF信号のボリュームと、回線から入力された前記DTMF信号のボリュームとに基づいて、回線エコー量を推定し、受話器において発生する音響エコーの最大値と、側音信号のボリューム及び送信信号のボリューム及び受信信号のボリュームの設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出し、前記回線エコー量が前記ハウリング閾値より大きい場合に、前記回線エコー量と前記ハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第1の処理を行う。
本発明により、より確実にハウリングを防止することができる電話装置及び電話装置の制御方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る電話装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る電話装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る電話装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る電話装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。
実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本発明の実施の形態に係る電話装置100は、図1に示すように、少なくとも、受話器104、側音ボリューム105、送話ボリューム106、DTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信号生成部108、回線インタフェース部109、回線ボリューム計測部110、受話ボリューム111、制御部113、記憶部114等を備える。また、図1に示すように、電話装置100は、回線200と回線インタフェース部109を介して接続される。
そして、制御部113は、DTMF信号生成部108によって電話番号に基づいて生成されたDTMF信号のボリュームと、回線200から入力された当該DTMF信号のボリュームとに基づいて、回線エコー量を推定する。
また、制御部113は、記憶部114に格納されている受話器において発生する音響エコーの最大値と、側音ボリューム105及び送話ボリューム106及び受話ボリューム111の設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出する。
そして、制御部113は、回線エコー量がハウリング閾値より大きい場合に、回線エコー量とハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、側音ボリューム105の設定値を当該調整必要量だけ下げる、第1の処理を行う。
本実施の形態1に係る電話装置100によれば、回線エコー量がハウリング閾値より大きい場合、すなわち、DTMF信号を用いて推定した回線エコー量と、音響エコー量の最大値と、送話ボリューム106の設定値と、受話ボリューム111の設定値と、側音ボリューム105の設定値の合計がプラスになる場合、制御部113が、側音ボリューム105の設定値を調整必要量だけ下げるため、ハウリングを防止することができる。また、ハウリング閾値を算出するのに用いる音響エコーの最大値が、受話器104において発生する音響エコーの最大値であるため、例えば、受話器を伏せた状態等において発生するハウリングも防止することができる。これにより、より確実にハウリングを防止することができる電話装置100を提供することができる。
実施の形態1
図2は、本発明の実施の形態1に係る電話装置100の一例を示すブロック図である。図2に示すように、電話装置100は、ダイヤルボタン101、受話ボリューム切り替えボタン102、ボタン検出部103、受話器104、側音ボリューム105、送話ボリューム106、送話周波数特性調整部107、DTMF信号生成部108、回線インタフェース部109、回線ボリューム計測部110、受話ボリューム111、受話周波数特性調整部112、制御部113、記憶部114等を備える。また、図2に示すように、電話装置100は、回線200と回線インタフェース部109を介して接続される。
ダイヤルボタン101は、0〜9の番号のボタン等を備え、当該ボタンがユーザによって押下されたことが、ボタン検出部103によって検出される。
受話ボリューム切り替えボタン102は、例えば、ボリュームアップボタン(図示省略)、ボリュームダウンボタン(図示省略)を備える。そして、受話ボリューム切り替えボタン102のボリュームアップボタンが押下されたことが、ボタン検出部103によって検出される。
ボタン検出部103は、ダイヤルボタン101が押下されたことを検出し、ユーザがダイヤルボタン101を押下することによって指定した電話番号に関する情報を制御部113に入力する。また、ボタン検出部103は、受話ボリューム切り替えボタン102が押下されたことを検出し、受話ボリューム切り替え情報を制御部113に入力する。
受話器104は、例えば、マイク104A、スピーカ104B等を備える。
マイク104Aは、ユーザ側の音声を検出し、電気信号に変換して、送信信号S1として、側音ボリューム105及び送話ボリューム106に入力する。
スピーカ104Bは、ユーザの通話相手側の音声である電気信号を音声に変換して出力する。
側音ボリューム105は、側音信号S3のボリューム(音量)を調整する。具体的には、側音ボリューム105は、制御部113から入力される設定値に従って、側音信号S3のボリュームを調整する。
送話ボリューム106は、送信信号S1のボリューム(音量)を調整する。具体的には、送話ボリューム106は、制御部113から入力される設定値に従って、送話信号のボリュームを調整する。
送話周波数特性調整部107は、ユーザ側の音声である送信信号S1の周波数特性を調整する。具体的には、送話周波数特性調整部107は、制御部113から入力される設定値に従って、送信信号S1の周波数特性を調整する。
DTMF信号生成部108は、ボタン検出部103から制御部113に入力された電話番号に関する情報に基づいてDTMF信号を生成する。具体的には、制御部113から、当該電話番号に関する情報がDTMF信号生成部108に入力される。そして、DTMF信号生成部108は、当該電話番号に関する情報に基づいて、DTMF信号を生成する。また、DTMF信号生成部108は、生成したDTMF信号を、送話周波数特性調整部107から出力された送信信号S1に加算する。
回線インタフェース部109は、電話装置100と回線200との接続を制御する。具体的には、回線インタフェース部109は、DTMF信号生成部108によって生成されたDTMF信号が加算された送信信号S1を回線200に送出する。また、回線インタフェース部109は、回線200から入力される受信信号S2を回線ボリューム計測部110に入力する。
回線ボリューム計測部110は、回線200から回線インタフェース部109を介して入力される受信信号S2のボリューム(音量)を計測する。ここで、受信信号S2は、ユーザの通話相手側の音声が電気信号に変換されたものである。また、本実施の形態1に係る回線ボリューム計測部110は、回線200における回線エコーによって受信信号S2として入力されるDTMF信号のボリューム(音量)を計測し、計測したDTMF信号のボリュームの値を制御部113に入力する。
受話ボリューム111は、回線200から回線インタフェース部109及び回線ボリューム計測部110を介して入力される受信信号S2のボリュームを調整する。具体的には、受話ボリューム111は、制御部113から入力される設定値に従って、受話信号のボリュームを調整する。
受話周波数特性調整部112は、ユーザの通話相手側の音声である受信信号S2の周波数特性を調整する。具体的には、受話周波数特性調整部112は、制御部113から入力される設定値に従って、受信信号S2の周波数特性を調整する。
制御部113は、図示しないCPU(Central Processing Unit)等を備える。そして、CPUが記憶部114に格納されたプログラムを実行することにより、制御部113における全ての処理が実現する。具体的には、CPUが記憶部114に格納されたプログラムを実行することにより、制御部113は、電話装置100の各部を制御する。具体的には、制御部113は、側音ボリューム105、送話ボリューム106、送話周波数特性調整部107、DTMF生成部108、回線ボリューム計測部110、受話ボリューム111、受話周波数特性調整部112を制御する。
また、記憶部114に格納されるプログラムは、CPUに実行されることにより、制御部113のそれぞれにおける処理を実現するためのコードを含む。なお、記憶部114は、例えば、このプログラムや、制御部113における処理に利用される各種情報を格納することができる任意の記憶装置を含んで構成される。記憶装置は、例えば、メモリ等である。
より具体的には、制御部113は、例えば、DTMF信号生成部108が送信信号S1に加算したDTMF信号のボリュームと、回線ボリューム計測部110によって計測されたDTMF信号のボリュームとを比較し、回線200における回線エコー量を推定する。
また、制御部113は、記憶部114に格納されている最大音響エコー量を読み出し、当該最大音響エコー量と、側音ボリューム105及び送話ボリューム106及び送話周波数特性調整部107及び受話ボリューム111及び受話周波数特性調整部112の設定値とに基づいて、ハウリングが発生する回線200における回線エコー量をハウリング閾値として算出する。ここで、側音ボリューム105の設定値とは、側音信号S3のボリューム(音量)を示す所定の値である。また、送話ボリューム106の設定値とは、送信信号S1のボリューム(音量)を示す所定の値である。また、受話ボリューム111の設定値とは、受信信号S2のボリューム(音量)を示す所定の値である。また、送話周波数特性調整部107の設定値とは、送信信号S1の周波数特性を示す所定の値である。また、受話周波数特性調整部112の設定値とは、受信信号S2の周波数特性を示す所定の値である。また、ここで、周波数特性とは、周波数と当該周波数における出力値との関係を意味する。すなわち、送話周波数特性調整部107の設定値とは、送信信号S1の所定の周波数における所定の出力値を意味する。同様に、受話周波数特性調整部112の設定値とは、受信信号S2の所定の周波数における所定の出力値を意味する。
また、制御部113は、推定した回線エコー量と算出したハウリング閾値とを比較する。そして、制御部113は、以下の(1)〜(3)の処理を行う。
(1)回線エコー量がハウリング閾値よりも大きい場合、制御部113は、回線エコー量とハウリング閾値との差分量を調整必要量として算出する。また、制御部113は、側音ボリューム105の設定値を調整必要量だけ自動的に下げる(第1の処理)。
これにより、ハウリング閾値が回線エコー量以上となり、ハウリングを防止することができる。また、側音ボリューム105の設定値を下げても、回線エコーが側音として聞こえるので、側音が聞こえなくなることはない。
(2)また、調整必要量が大きく、側音ボリューム105の設定値を当該調整必要量分だけ下げると、側音ボリューム105の設定値の最小値より小さくなってしまう場合、制御部113は、側音ボリューム105の設定値を最小値に設定する。同時に、制御部113は、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112を制御し、送信信号S1及び受信信号S2の周波数特性を調整する(第2の処理)。送信信号S1と受信信号S2の周波数特性は、通常、回線ロスによる高周波数のボリューム(音量)減衰や高齢者の聞こえやすさを考慮し、2kHz以上のボリューム(出力値)を2kHz未満のボリューム(出力値)より大きく設定している。そこで、大きく設定している周波数のボリューム(出力値)を、側音ボリューム105の設定値を下げた分を加味して調整必要量だけ自動的に下げる。具体的には、側音ボリューム105の設定値を下げた分を調整必要量から差し引いた分だけ送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の設定値を下げる。これにより、ハウリング閾値が回線エコー量以上となり、ハウリングを防止することができる。
(3)また、調整必要量がさらに大きく、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超えてしまう場合、制御部113は、送話ボリューム106及び受話ボリューム111の設定値を調整必要量だけ自動的に下げる(第3の処理)。これにより、ハウリング閾値が回線エコー量以上となり、ハウリングを防止することができる。
また、通話中に受話ボリューム切り替えボタン102のボリュームアップボタン(図示省略)が押下された場合、ボタン検出部103は、ボリュームを上げる旨の受話ボリューム切り替え情報を制御部113に入力する。そして、制御部113は、推定した回線エコー量と算出したハウリング閾値とを比較し、上記(1)、(2)、(3)の順で、処理を行う。これにより、ハウリングを防止することができる。
また、上記(1)〜(3)の処理が行われた後、通話中に受話ボリューム切り替えボタン102のボリュームダウンボタン(図示省略)が押下された場合、ボタン検出部103は、ボリュームを下げる旨の受話ボリューム切り替え情報を制御部113に入力する。そして、制御部113は、送話ボリューム106及び受話ボリューム111の設定値を所定の初期値に戻した後、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の設定値(周波数特性)を所定の初期値に戻し、次いで、側音ボリューム105の設定値を所定の初期値に戻す。
記憶部114は、電話装置100のマイク104Aとスピーカ104Bとの間における音響エコーの最大値、側音ボリューム105、送話ボリューム106、受話ボリューム111の設定値を格納する。制御部113は、マイク104Aを制御して、受話器を伏せた状態等、最も音響エコー量が大きくなる状態における音響エコー量を予め測定させ、当該音響エコー量を音響エコー量の最大値として、記憶部114に格納する。
次に、図3及び図4を参照しながら、本実施の形態1に係る電話装置の制御方法について説明する。
まず、電話装置100が起動されると、制御部113は、側音ボリューム105及び送話ボリューム106及び送話周波数特性調整部107及び受話ボリューム111及び受話周波数特性調整部112の設定値を所定の初期値に設定する(ステップS101)。
次に、ユーザが受話器104をオフフックすると、電話装置100が回線200と接続され、電話番号入力待ち状態となる(ステップS102)。
次に、ユーザがダイヤルボタン101を押下して電話番号を入力すると、ボタン検出部103は、ダイヤルボタン101が押下されたことを検出し、当該電話番号に関する情報を制御部113に入力する(ステップS103)。
次に、制御部113は、当該電話番号に関する情報をDTMF信号生成部108に入力し、DTMF信号生成部108は、当該電話番号に関する情報に基づいてDTMF信号を生成し、生成したDTMF信号を送信信号S1に加算する(ステップS104)。
次に、回線インタフェース部109は、DTMF信号が加算された送信信号S1を回線200に送出する(ステップS105)。また、回線インタフェース部109は、回線200から入力される受信信号S2を回線ボリューム計測部110に入力する(ステップS106)。ここで、回線インタフェース部109から送出されたDTMF信号は、回線200における回線エコーにより、受信信号S2として電話装置100に入力される。
次に、回線ボリューム計測部110は、受信信号S2として入力されたDTMF信号のボリュームを計測し、計測したDTMF信号のボリュームの値を制御部113に入力する(ステップS107)。
次に、制御部113は、DTMF信号生成部108が送信信号S1に加算したDTMF信号のボリュームと、回線ボリューム計測部110によって計測されたDTMF信号のボリュームとを比較し、回線200における回線エコー量を推定する(ステップS108)。
次に、制御部113は、記憶部114に格納されている最大音響エコー量と、側音ボリューム105及び送話ボリューム106及び送話周波数特性調整部107及び受話ボリューム111及び受話周波数特性調整部112の設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出する(ステップS109)。
次に、制御部113は、推定した回線エコー量が算出したハウリング閾値よりも大きいか否かを判断する(ステップS110)。
ステップS110において、推定した回線エコー量が算出したハウリング閾値以下である場合(ステップS110;No)、本処理を終了する。
ステップS110において、推定した回線エコー量が算出したハウリング閾値よりも大きい場合(ステップS110;Yes)、制御部113は、回線エコー量とハウリング閾値との差分量を調整必要量として算出する(ステップS111)。
次に、制御部113は、ステップS110において算出した調整必要量だけ側音ボリューム105の設定値を下げると、側音ボリューム105の設定値が予め定められた最小値より小さくなるか否かを判断する(ステップS112)。
ステップS112において、調整必要量だけ側音ボリューム105の設定値を下げても、側音ボリューム105の設定値が予め定められた最小値以上である場合(ステップS112;No)、制御部113は、側音ボリューム105の設定値を調整必要量だけ自動的に下げ(ステップS113)、本処理を終了する。
ステップS112において、調整必要量だけ側音ボリューム105の設定値を下げると、側音ボリューム105の設定値が予め定められた最小値より小さくなる場合(ステップS112;Yes)、制御部113は、側音ボリューム105の設定値を最小値に設定する(ステップS114)。
次に、制御部113は、側音ボリューム105の設定値を最小値に設定するのに併せて、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の周波数特性を調整すると、調整量が所定の調整可能範囲を超えるか否かを判断する(ステップS115)。
ステップS115において、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲以内である場合(ステップS115;No)、制御部113は、側音ボリューム105の設定値を最小値に設定するのに併せて、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の周波数特性を調整する(ステップS116)、本処理を終了する。
ステップS115において、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超える場合(ステップS115;Yes)、制御部113は、送話ボリューム106及び受話ボリューム111の設定値を調整必要量だけ自動的に下げ(ステップS117)、本処理を終了する。
なお、通話中に受話ボリューム切り替えボタン102のボリュームアップボタン(図示省略)が押下された場合、制御部113は、上記ステップS110〜ステップS117の処理を行ってもよい。
また、上記ステップS110〜ステップS117の処理を行った後、通話中に受話ボリューム切り替えボタン102のボリュームダウンボタン(図示省略)が押下された場合、制御部113は、まず、送話ボリューム106及び受話ボリューム111の設定値を所定の初期値に戻す。次いで、制御部113は、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の設定値(周波数特性)を所定の初期値に戻す。次いで、制御部113は、側音ボリューム105の設定値を所定の初期値に戻す。
以上に説明した実施の形態1に係る電話装置100、電話装置100の制御方法、及びプログラムによれば、回線エコー量がハウリング閾値より大きい場合、すなわち、DTMF信号を用いて推定した回線エコー量と、音響エコー量の最大値と、送話ボリューム106の設定値と、受話ボリューム111の設定値と、側音ボリューム105の設定値の合計がプラスになる場合、制御部113が、側音ボリューム105の設定値を調整必要量だけ下げる(第1の処理)。そのため、ハウリングを防止することができる。また、ハウリング閾値を算出するのに用いる音響エコーの最大値が、受話器104において発生する音響エコーの最大値であるため、例えば、受話器104を伏せた状態等において発生するハウリングも防止することができる。これにより、より確実にハウリングを防止することができる電話装置100、電話装置の制御方法、及びプログラムを提供することができる。
また、調整必要量が大きく、側音ボリューム105の設定値を当該調整必要量分だけ下げると、側音ボリューム105の設定値の最小値より小さくなってしまう場合、制御部113は、側音ボリューム105の設定値を最小値に設定する。同時に、制御部113は、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112を制御し、送信信号S1及び受信信号S2の周波数特性を調整する(第2の処理)。換言すれば、制御部113は、周波数特性の設定値を、側音ボリューム105の設定値を下げた分を加味して調整必要量だけ下げる。具体的には、側音ボリューム105の設定値を下げた分を調整必要量から差し引いた分だけ送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の設定値を下げる。これにより、ハウリング閾値が回線エコー量以上となり、さらに確実にハウリングを防止することができる。
また、調整必要量がさらに大きく、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超えてしまう場合、制御部113は、送話ボリューム106及び受話ボリューム111の設定値を調整必要量だけ自動的に下げる(第3の処理)。これにより、ハウリング閾値が回線エコー量以上となり、より一層確実にハウリングを防止することができる。
また、制御部113は、通話中に受話ボリューム切り替えボタン102のボリュームアップボタン(図示省略)が押下された場合にも、上記処理を行うため、受信信号S2のボリュームが上げられても、ハウリングを防止することができる。
また、上記第1の処理〜第3の処理が行われた後、通話中に受話ボリューム切り替えボタン102のボリュームダウンボタン(図示省略)が押下された場合、制御部113は、送話ボリューム106及び受話ボリューム111の設定値を所定の初期値に戻した後、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の設定値(周波数特性)を所定の初期値に戻し、次いで、側音ボリューム105の設定値を所定の初期値に戻す。これにより、不必要に側音ボリューム105及び送話ボリューム106及び受話ボリューム111の設定値や、送話周波数特性調整部107及び受話周波数特性調整部112の設定値(周波数特性)が下げられたままになることを防ぎ、通話音質が悪化することを防ぐことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、ステップS107〜ステップS109の処理は並行して実施されてもよい。
また、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、図3及び図4のフローチャートに記載の処理手順を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
電話番号に基づいてDTMF信号を生成するDTMF信号生成部と、
前記DTMF信号を回線に送出する回線インタフェース部と、
前記回線から入力された前記DTMF信号のボリュームを計測する回線ボリューム計測部と、
側音信号のボリュームを調整する側音ボリュームと、
送信信号のボリュームを調整する送話ボリュームと、
受信信号のボリュームを調整する受話ボリュームと、
前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームを制御する制御部と、
受話器において発生する音響エコーの最大値と、前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの設定値とを格納する記憶部と、
を備え、
前記制御部は、
前記DTMF信号生成部によって生成された前記DTMF信号のボリュームと、前記回線から入力された前記DTMF信号のボリュームとに基づいて、回線エコー量を推定し、
前記音響エコーの最大値と、前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの前記設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出し、
前記回線エコー量が前記ハウリング閾値より大きい場合に、前記回線エコー量と前記ハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、前記側音ボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第1の処理を行う、
電話装置。
(付記2)
前記送信信号の周波数特性を調整する送話周波数特性調整部と、
前記受信信号の周波数特性を調整する受話周波数特性調整部と、
を更に備え、
前記記憶部は、前記送話周波数特性調整部の設定値と、前記受話周波数特性調整部の設定値と、を格納し、
前記制御部は、
前記音響エコーの最大値と、前記側音ボリューム及び前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの前記設定値と、前記送話周波数特性調整部及び前記受話周波数特性調整部の前記設定値とに基づいて、前記ハウリング閾値を算出し、
前記側音ボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げると、前記側音ボリュームの前記設定値が予め定められた最小値より小さくなる場合、前記側音ボリュームの前記設定値を前記最小値に設定するとともに、前記送話周波数特性調整部及び前記受話周波数特性調整部の前記設定値を、前記側音ボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げる、第2の処理を行う、
付記1に記載の電話装置。
(付記3)
前記制御部は、
前記送話周波数特性調整部及び前記受話周波数特性調整部の前記設定値を、前記側音ボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げると、前記送話周波数特性調整部及び前記受話周波数特性調整部の周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超えてしまう場合、前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第3の処理を行う、
付記2に記載の電話装置。
(付記4)
前記受信信号のボリュームを調整する旨の信号を前記電話装置に入力するための操作部を更に備え、
前記制御部は、
通話中に、前記操作部から前記受信信号のボリュームを上げる旨の信号が入力された場合に、前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行う、
付記3に記載の電話装置。
(付記5)
前記制御部は、
前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行った後、通話中に、前記操作部から前記受信信号のボリュームを下げる旨の信号が入力された場合に、前記送話ボリューム及び前記受話ボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻した後、前記送話周波数特性調整部及び前記受話周波数特性調整部の前記設定値を所定の初期値に戻し、次いで、前記側音ボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻す、
付記4に記載の電話装置。
(付記6)
電話装置の制御部が、
電話番号に基づいて生成されたDTMF信号のボリュームと、回線から入力された前記DTMF信号のボリュームとに基づいて、回線エコー量を推定し、
受話器において発生する音響エコーの最大値と、側音信号のボリューム及び送信信号のボリューム及び受信信号のボリュームの設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出し、
前記回線エコー量が前記ハウリング閾値より大きい場合に、前記回線エコー量と前記ハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第1の処理を行う、
電話装置の制御方法。
(付記7)
前記制御部が、
前記音響エコーの最大値と、前記側音信号のボリューム及び前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値と、前記送信信号の周波数特性及び前記受信信号の周波数特性の設定値とに基づいて、前記ハウリング閾値を算出し、
前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げると、前記側音信号のボリュームの前記設定値が予め定められた最小値より小さくなる場合、前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記最小値に設定するとともに、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げる、第2の処理を行う、
付記6に記載の電話装置の制御方法。
(付記8)
前記制御部が、
前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げると、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超えてしまう場合、前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第3の処理を行う、
付記7に記載の電話装置の制御方法。
(付記9)
前記制御部が、
通話中に、前記受信信号のボリュームを上げる旨の信号が入力された場合に、前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行う、
付記8に記載の電話装置の制御方法。
(付記10)
前記制御部が、
前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行った後、通話中に、前記受信信号のボリュームを下げる旨の信号が入力された場合に、前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻した後、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を所定の初期値に戻し、次いで、前記側音信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻す、
付記9に記載の電話装置の制御方法。
(付記11)
電話装置の制御部に、
電話番号に基づいて生成されたDTMF信号のボリュームと、回線から入力された前記DTMF信号のボリュームとに基づいて、回線エコー量を推定し、
受話器において発生する音響エコーの最大値と、側音信号のボリューム及び送信信号のボリューム及び受信信号のボリュームの設定値とに基づいて、ハウリング閾値を算出し、
前記回線エコー量が前記ハウリング閾値より大きい場合に、前記回線エコー量と前記ハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第1の処理を実行させる、
プログラム。
(付記12)
前記制御部に、
前記音響エコーの最大値と、前記側音信号のボリューム及び前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値と、前記送信信号の周波数特性及び前記受信信号の周波数特性の設定値とに基づいて、前記ハウリング閾値を算出し、
前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げると、前記側音信号のボリュームの前記設定値が予め定められた最小値より小さくなる場合、前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記最小値に設定するとともに、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げる、第2の処理を実行させる、
付記11に記載のプログラム。
(付記13)
前記制御部に、
前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げると、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超えてしまう場合、前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、第3の処理を実行させる、
付記12に記載のプログラム。
(付記14)
前記制御部に、
通話中に、前記受信信号のボリュームを上げる旨の信号が入力された場合に、前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で実行させる、
付記13に記載のプログラム。
(付記15)
前記制御部に、
前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行った後、通話中に、前記受信信号のボリュームを下げる旨の信号が入力された場合に、前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻した後、前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を所定の初期値に戻し、次いで、前記側音信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻す、
付記14に記載のプログラム。
100 電話装置
101 ダイヤルボタン
102 受話ボリューム切り替えボタン
103 ボタン検出部
104 受話器
104A マイク
104B スピーカ
105 側音ボリューム
106 送話ボリューム
107 送話周波数特性調整部
108 DTMF信号生成部
109 回線インタフェース部
110 回線ボリューム計測部
111 受話ボリューム
112 受話周波数特性調整部
113 制御部
114 記憶部
200 回線
S1 送信信号
S2 受信信号
S3 側音信号

Claims (5)

  1. 電話装置の制御部に、
    電話番号に基づいて生成されたDTMF信号のボリュームと、
    回線から入力された前記DTMF信号のボリュームと
    に基づいて、回線エコー量を推定し、
    受話器において発生する音響エコーの最大値と、
    側音信号のボリューム及び送信信号のボリューム及び受信信号のボリュームの設定値と
    に基づいて、ハウリング閾値を算出し、
    前記回線エコー量が前記ハウリング閾値より大きい場合に、
    前記回線エコー量と前記ハウリング閾値との差分を調整必要量として算出し、
    前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、
    第1の処理を実行させる、
    プログラム。
  2. 前記制御部に、
    前記音響エコーの最大値と、
    前記側音信号のボリューム及び前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値と、
    前記送信信号の周波数特性及び前記受信信号の周波数特性の設定値と
    に基づいて、前記ハウリング閾値を算出し、
    前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げると、
    前記側音信号のボリュームの前記設定値が予め定められた最小値より小さくなる場合、
    前記側音信号のボリュームの前記設定値を前記最小値に設定するとともに、
    前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、
    前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げる、
    第2の処理を実行させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記制御部に、
    前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を、
    前記側音信号のボリュームの前記設定値を下げた分を加味して前記調整必要量だけ下げると、
    前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の調整量が所定の調整可能範囲を超えてしまう場合、
    前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を前記調整必要量だけ下げる、
    第3の処理を実行させる、
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記制御部に、
    通話中に、前記受信信号のボリュームを上げる旨の信号が入力された場合に、
    前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で実行させる、
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記制御部に、
    前記第1の処理、前記第2の処理、前記第3の処理を、この順で行った後、
    通話中に、前記受信信号のボリュームを下げる旨の信号が入力された場合に、
    前記送信信号のボリューム及び前記受信信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻した後、
    前記送信信号の前記周波数特性及び前記受信信号の前記周波数特性の前記設定値を所定の初期値に戻し、
    次いで、前記側音信号のボリュームの前記設定値を所定の初期値に戻す、
    請求項4に記載のプログラム。
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