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JP2020039602A - ホルダ - Google Patents

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JP2020039602A JP2018169460A JP2018169460A JP2020039602A JP 2020039602 A JP2020039602 A JP 2020039602A JP 2018169460 A JP2018169460 A JP 2018169460A JP 2018169460 A JP2018169460 A JP 2018169460A JP 2020039602 A JP2020039602 A JP 2020039602A
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和秀 宮澤
Kazuhide Miyazawa
和秀 宮澤
厚志 植松
Atsushi Uematsu
厚志 植松
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NEC Corp
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NEC Platforms Ltd
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Abstract

【課題】ホルダに保持されたブリスタパックに収容された内容物の属性情報を簡易に識別する。【解決手段】ホルダ10は、ブリスタパック400を保持可能である。ホルダ10は、第1検出子142を含んでいる。ブリスタパック400は、第1識別部442を含んでいる。第1識別部442は、ブリスタパック400に収容された内容物の属性情報の少なくとも一部を示すためのものである。第1検出子142は、ホルダ10へのブリスタパック400の装着以後の期間の少なくとも一部において第1識別部442を検出可能である。【選択図】図9

Description

本発明は、ホルダに関する。
錠剤、食品又は商品といった内容物を収容するため、ブリスタパックが用いられることがある。特に錠剤を収容するためのブリスタパックとして、PTP(Push−Through Pack)が用いられることがある。
特許文献1に記載されているように、PTPをホルダに保持させることがある。ホルダは、PTPから押し出された錠剤の落下を検知するためのセンサを含んでいる。ホルダは、ベース、2つのボード及びカバーをさらに含んでいる。PTP及び2つのボードは、PTPが2つのボードの間に配置されるようにして、ベースとカバーの間に配置される。カバーをベースから取り外して、PTPから錠剤を押し出すことができる。押し出された錠剤は、ベースの内部に落下する。
特許文献2には、PTPの属性情報を示すための二次元コードをPTPに印刷することについて記載されている。PTPに印刷された二次元コードは、ピンセットに設けられた二次元コードリーダによって読み取られる。
特開2004−188186号公報 特開2008−282274号公報
本発明者は、ホルダに保持されたブリスタパックに収容された内容物の属性情報を簡易に識別するための方法を検討した。
本発明の目的の一例は、ブリスタパックに収容された内容物の属性情報を簡易に識別することにある。本発明の他の目的は、以下の実施形態の記載から明らかになるであろう。
本発明の一態様によれば、
ブリスタパックを保持可能なホルダであって、
第1検出子を含み、
前記ブリスタパックは、前記ブリスタパックに収容された内容物の属性情報の少なくとも一部を示すための第1識別部を含み、
前記第1検出子は、前記ホルダへの前記ブリスタパックの装着以後の期間の少なくとも一部において前記第1識別部を検出可能である、ホルダが提供される。
本発明の一態様によれば、ブリスタパックに収容された内容物の属性情報を簡易に識別することができる。
実施形態1に係るホルダの分解斜視図である。 図1に示したホルダの斜視図である。 内容物をホルダの外部に出す方法の一例を説明するための図である。 内容物をホルダの外部に出す方法の一例を説明するための図である。 内容物をホルダの外部に出す方法の一例を説明するための図である。 内容物をホルダの外部に出す方法の一例を説明するための図である。 図2の変形例を示す図である。 実施形態2に係るホルダの斜視図である。 図8から第2ボードを取り除いた図である。 図9からブリスタパックを取り除いた図である。 図9に示したブリスタパックの平面図である。 図11の変形例を示す図である。 図8から図10に示したホルダの第1の変形例を示す図である。 図8から図10に示したホルダの第2の変形例を示す図である。 図8から図10に示したホルダの第3の変形例を示す図である。 図8から図10に示したホルダの第4の変形例を示す図である。 図8から図10に示したホルダの第6の変形例を示す図である。 図1の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るホルダ10の分解斜視図である。図2は、図1に示したホルダ10の斜視図である。
図1を用いて、ホルダ10の概要を説明する。ホルダ10は、ブリスタパック400を保持可能となっている。ブリスタパック400は、第1領域400a及び第2領域400bを有している。第1領域400aは、第1収容部410を有している。第2領域400bは、第1領域400aと並んでいる。第2領域400bは、第2収容部420を有している。第1収容部410及び第2収容部420のそれぞれは、内容物を収容するためのものとなっている。ホルダ10は、ベース100を含んでいる。ベース100は、リブ110、第1空間112及び第2空間114を有している。第1空間112及び第2空間114は、リブ110によって互いに仕切られている。ブリスタパック400は、第1領域400aが第1空間112と重なり、かつ第2領域400bが第2空間114と重なるように、ベース100に対して配置可能となっている。
上述した構成によれば、ブリスタパック400をベース100に対して安定して配置することができる。具体的には、上述した構成においては、第1領域400a(第1収容部410)及び第2領域400b(第2収容部420)をそれぞれ第1空間112及び第2空間114に重ねることができる。したがって、ブリスタパック400のうちの第1領域400a(第1収容部410)と第2領域400b(第2収容部420)の間の部分をベース100のリブ110と重ねることができる。このため、ブリスタパック400のうちの第1領域400a(第1収容部410)と第2領域400b(第2収容部420)の間の部分をリブ110によって支持することができる。したがって、ブリスタパック400をベース100に対して安定して配置することができる。
さらに、上述した構成によれば、第1空間112及び第2空間114は、ブリスタパック400から取り出された内容物を案内するための案内路として機能することができる。具体的には、第1収容部410から押し出された内容物及び第2収容部420から押し出された内容物は、それぞれ、ベース100の第1空間112及び第2空間114に落下することができる。第1空間112に落下した内容物は、リブ110に沿って第1空間112の内部を移動することができ、第2空間114に落下した内容物は、リブ110に沿って第2空間114の内部を移動することができる。
図1を用いて、ホルダ10の概要をさらに説明する。ホルダ10は、カバー200を含んでいる。カバー200は、第1開口212を有している。カバー200は、ブリスタパック400がベース100とカバー200の間に配置され、かつ第1開口212が第1収容部410と重なるように、ベース100に取り付け可能になっている。
上述した構成によれば、ブリスタパック400からの内容物の取出しを容易にすることができる。具体的には、上述した構成においては、カバー200の第1開口212を第1収容部410と重ねることができる。したがって、カバー200がベース100に取り付けられたまま、第1収容部410から内容物を押し出すことができる。したがって、ブリスタパック400からの内容物の取出しを容易にすることができる。
図1に示す例では、カバー200は、第2開口214をさらに有している。カバー200は、ブリスタパック400がベース100とカバー200の間に配置され、かつ第2開口214が第2収容部420と重なるように、ベース100に取り付け可能になっている。したがって、カバー200がベース100に取り付けられたまま、第2収容部420から内容物を押し出すことができる。さらに、カバー200のうちの第1開口212と第2開口214の部分が存在することで、カバー200の強度を補強することができる。
図1及び図2を用いて、ホルダ10の詳細を説明する。
ホルダ10は、ブリスタパック400を保持可能となっている。ブリスタパック400は、第1収容部410及び第2収容部420を有している。第1収容部410及び第2収容部420のそれぞれは、内容物を収容するためのものである。図1及び図2に示す例では、第1収容部410及び第2収容部420のそれぞれは、一列に並んだ複数の内容物を収容可能になっており、第1収容部410及び第2収容部420は、隣り合って並んでいる。
図1及び図2に示す例において、ブリスタパック400はPTPであり、ブリスタパック400に収容された内容物は錠剤である。他の例において、ブリスタパック400に収容される内容物は、錠剤以外の物、例えば、食品(例えば、菓子)又は商品であってもよい。
ホルダ10は、ベース100、カバー200、第1ボード310及び第2ボード320を含んでいる。
ベース100は、第1領域102及び第2領域104を有している。第1領域102は、リブ110、第1空間112及び第2空間114を有している。ブリスタパック400の第1収容部410から押し出された内容物は、第1空間112に落下し、ブリスタパック400の第2収容部420から押し出された内容物は、第2空間114に落下する。第2領域104は、第1領域102のリブ110に沿った方向に第1領域102と並んでいる。したがって、第1空間112内の内容物及び第2空間114内の内容物をリブ110に沿って第1領域102から第2領域104に送ることができる。
第1ボード310は、第1開口312及び第2開口314を有している。第1ボード310は、第1開口312が第1空間112と重なり、かつ第2開口314が第2空間114と重なるように、ベース100上に配置可能になっている。ブリスタパック400は、第1収容部410が第1開口312と重なり、かつ第2収容部420が第2開口314と重なるように、第1ボード310上に配置可能になっている。したがって、第1収容部410から押し出された内容物は、第1開口312を経由して、第1空間112に落下することができ、第2収容部420から押し出された内容物は、第2開口314を経由して、第2空間114に落下することができる。さらに、第1ボード310のうちの第1開口312と第2開口314の間の部分をリブ110によって支持することができる。第1ボード310をベース100に対して安定して配置することができる。
第2ボード320は、開口322を有している。第2ボード320は、ブリスタパック400が第1ボード310と第2ボード320の間に配置され、かつ開口322が第1収容部410及び第2収容部420と重なるように、第1ボード310上に配置可能になっている。したがって、第1収容部410及び第2収容部420を開口322から露出させて、第1収容部410の内容物及び第2収容部420の内容物をベース100に向けて押し出すことができる。
各ボードは、ブリスタパックの種類に応じて交換させてもよい。ブリスタパックの収容部の位置は、ブリスタパックの種類に応じて異なることがある。したがって、収容部の位置に応じた適当な開口を有するボードを用いることで、ベース100及びカバー200の交換の必要なく、ホルダ10は、様々な種類のブリスタパックを保持することができる。
カバー200は、ベース100に対して開閉可能になっている。したがって、カバー200は、図1に示すように、第1ボード310、第2ボード320及びブリスタパック400がベース100から取り外し可能になるようにベース100に対して開くことができ、図2に示すように、第1ボード310、第2ボード320及びブリスタパック400がベース100とカバー200の間に配置されるようにベース100に対して閉じることができる。
カバー200は、第1開口212及び第2開口214を有している。図2に示すように、カバー200は、第1開口212が第1収容部410(図1)と重なり、かつ第2開口214が第2収容部420(図1)と重なるように、ベース100に取り付け可能になっている。したがって、カバー200の第1開口212を通じて第1収容部410から内容物を押し出すことができ、カバー200の第2開口214を通じて第2収容部420から内容物を押し出すことができる。
図3から図6は、内容物Pをホルダ10の外部に出す方法の一例を説明するための図である。図3から図6に示す例において、内容物Pは、図1及び図2に示したブリスタパック400から押し出された内容物である。
図3及び図4を用いて、内容物Pをベース100の第1領域102から第2領域104に送る方法の一例を説明する。
ベース100の第2領域104は、経路130及び開口132を有している。開口132は、第1領域102の第1空間112及び第2空間114を経由して送られた内容物を第2領域104の外側に出すためのものである。開口132は、経路130を経由して第1領域102の第1空間112及び第2空間114に通じている。
内容物Pは、次のようにして、ベース100の第1領域102から第2領域104に送られる。まず、図3に示すように、ベース100を、第2領域104の位置が第1領域102の位置よりも低くなるように傾ける。これによって、内容物Pは、ベース100の第1領域102から第2領域104に向けて移動する。次いで、図4に示すように、内容物Pは、ベース100の第2領域104の経路130に入り込み、図5及び図6を用いて後述するゲート126によって止められる。
図5及び図6を用いて、内容物Pをベース100の第2領域104の外側へ送る方法の一例を説明する。
ベース100の第2領域104は、調節器120を有している。調節器120は、移動部材122、ゲート124及びゲート126を有している。移動部材122は、経路130と交差する方向に移動可能になっており、ゲート124及びゲート126は、移動部材122と一緒になって、経路130と交差する方向に移動可能になっている。経路130に沿った方向において、ゲート124の方がゲート126よりも開口132から離れている。移動部材122は、一の状態(図5)においてゲート124が経路130を開放してゲート126が経路130を塞ぎ、かつ他の状態(図6)においてゲート124が経路130を塞いでゲート126がゲート126を開放するように、移動可能になっている。
ベース100の第1領域102から送られた複数の内容物は、調節器120によって、1つずつ開口132に送られる。具体的には、図5に示すように、内容物Pは、ゲート126によって止められる。次いで、移動部材122を移動させると、図6に示すように、ゲート126は経路130を開放し、ゲート124は経路130を塞ぐ。したがって、内容物Pは、開口132に向けて移動することができ、開口132を経由してベース100の外側へ出ることができる。さらに、図6においては、内容物Pと異なる内容物が経路130に送られても、この内容物は、ゲート124によって止められる。したがって、ベース100の第1領域102から送られた複数の内容物を1つずつ開口132に送ることができる。
ベース100は、ゲート126を通過した内容物(つまり、ベース100から出された内容物)を検知するためのセンサを含んでいてもよい。センサの検知結果に基づいて、ブリスタパック400から内容物が取り出されたか否かを判断することができる。
次に、ホルダ10の使用方法の一例を説明する。この例において、ブリスタパック400はPTPであり、ブリスタパック400に収容された内容物は錠剤である。以下のようにして、ホルダ10は、錠剤の服用を支援するためのデバイスとして機能することができる。
ホルダ10は、ブリスタパック400からの内容物の取出しを検知するためのセンサを含んでいる。センサの検知結果は、ホルダ10の外部のネットワークを介して、サーバに保存させることができる。このようにして、ブリスタパック400からの内容物の取出しの履歴(すなわち、錠剤の服用の履歴)を作成することができる。ホルダ10の外部のシステムは、この履歴を参照して、予め定められたスケジュールに従って錠剤が服用されているか否かを判断することができる。予め定められたスケジュールに従って錠剤が服用されていない場合、ホルダ10の外部のシステムは、服用者が有する端末(例えば、携帯電話)に錠剤の服用を促す情報を送る。このようにして、錠剤の服用を支援する。
図7は、図2の変形例を示す図である。図7に示すように、カバー200の第1開口212は、ブリスタパック400の第1収容部410及び第2収容部420の双方と重なっていてもよい。言い換えると、図7に示す例では、カバー200の開口が、第1収容部410と重なる開口及び第2収容部420と重なる開口に分離されていない。図7に示す例においても、ブリスタパック400をベース100に対して安定して配置することができ、ブリスタパック400からの内容物の取出しを容易にすることができる。
(実施形態2)
図8は、実施形態2に係るホルダ10の斜視図である。図9は、図8から第2ボード320を取り除いた図である。図10は、図9からブリスタパック400を取り除いた図である。図11は、図9に示したブリスタパック400の平面図である。本実施形態に係るホルダ10は、以下の点を除いて、実施形態1に係るホルダ10と同様である。
図9を用いて、ホルダ10の概要を説明する。ホルダ10は、ブリスタパック400を保持可能である。ホルダ10は、第1検出子142を含んでいる。ブリスタパック400は、第1識別部442を含んでいる。第1識別部442は、ブリスタパック400に収容された内容物の属性情報の少なくとも一部を示すためのものである。第1検出子142は、ホルダ10へのブリスタパック400の装着以後の期間(実施形態2において、「装着期間」という。)の少なくとも一部において第1識別部442を検出可能である。
上述した構成によれば、ブリスタパック400に収容された内容物の属性情報を簡易に識別することができる。具体的には、上述した構成においては、第1検出子142は、装着期間の少なくとも一部において第1識別部442を検出可能である。したがって、第1識別部442の検出結果に基づいて、内容物の属性情報を識別することができる。このようにして、ブリスタパック400に収容された内容物の属性情報を簡易に識別することができる。
一例において、装着期間は、ホルダ10へブリスタパック400が装着される時を含んでもよいし、又はホルダ10へブリスタパック400が装着された後の期間(例えば、ブリスタパック400がホルダ10に保持されている期間)を含んでもよい。
一例において、内容物の属性情報は、内容物の種類を示す情報、単位期間当たりにどの頻度で内容物を摂取するかを示す情報、単位期間当たりにどの量の内容物を摂取するかを示す情報及び内容物の使用期限を示す情報からなる群から選択される少なくとも一つを含んでいてもよい。単位期間当たりにどの頻度で内容物を摂取するかを示す情報は、内容物が薬剤である場合、例えば、内容物が1日当たり2回投与されることを示す情報を含んでもよい。単位期間当たりにどの量の内容物を摂取するかを示す情報は、内容物が薬剤であり、内容物が1日当たり2回投与される場合、例えば、2錠の内容物が各回において投与されることを示す情報を含んでもよい。内容物の使用期限を示す情報は、内容物が薬剤である場合は薬剤の使用期限を示す情報を含んでもよいし、内容物が食物である場合は食物の賞味期限を示す情報を含んでいてもよい。
図11を用いて、ブリスタパック400の詳細を説明する。
ブリスタパック400は、第1縁402、第2縁404、第3縁406及び第4縁408を有している。第2縁404は、第1縁402の反対側にある。第3縁406は、第1縁402と第2縁404の間にある。第4縁408は、第3縁406の反対側にある。ブリスタパック400は、第1縁402及び第2縁404に沿う方向に幅を有し、第3縁406及び第4縁408に沿う方向に長さを有している。図11に示す例において、ブリスタパック400の長さ(第3縁406及び第4縁408に沿う方向)は、ブリスタパック400の幅(第1縁402及び第2縁404に沿う方向)より大きくなっている。
ブリスタパック400は、収容部430を有している。第1縁402、第2縁404、第3縁406及び第4縁408は、収容部430の外側に位置している。収容部430は、第1収容部410及び第2収容部420を有している。第1収容部410及び第2収容部420は、ブリスタパック400の幅に沿う方向(第1縁402及び第2縁404に沿う方向)に並んでいる。第1収容部410及び第2収容部420のそれぞれでは、複数の内容物がブリスタパック400の長さに沿う方向(第3縁406及び第4縁408に沿う方向)に並んでいる。
ブリスタパック400は、複数の識別部、すなわち、第1識別部442、第2識別部444及び第3識別部446を含んでいる。各識別部は、内容物の属性情報の少なくとも一部を示すためのものである。内容物の属性情報は、各識別部によって示される情報の組み合わせに応じて異なる情報を呈する。図11に示す例において、各識別部によって示される情報は、ブリスタパック400の一部分の欠如(第1縁402上の切欠き)の有無である。図11に示す例では、第1識別部442及び第2識別部444のそれぞれは、ブリスタパック400の一部分の欠如を含んでおり、第3識別部446は、ブリスタパック400の一部分の欠如を含んでいない。この例においては、ブリスタパック400がn個の識別部を含む場合、ブリスタパック400は、当該欠如の有無によって2通りの属性情報を示すことができる。
図11に示す例において、第1識別部442、第2識別部444及び第3識別部446は、ブリスタパック400の第1縁402上に位置している。したがって、各識別部を検出するための検出子を内容物と重ねる必要がない。したがって、検出子が内容物の取出しの妨げとならないようにすることができる。
図8から図10を用いて、ホルダ10の詳細を説明する。
ホルダ10は、複数の検出子、すなわち、第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146を含んでいる。複数の検出子は、異なる識別部を検出可能である。図8から図10に示す例において、第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146は、装着期間の少なくとも一部において第1識別部442、第2識別部444及び第3識別部446をそれぞれ検出可能である。
図8から図10に示す例において、各検出子(第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146)は、接触センサである。一例において、接触センサは、DIP(Dual In−line Package)スイッチにすることができる。DIPスイッチは一般に安価であるため、DIPスイッチを用いることでホルダ10を安価に製造することができる。第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146は、装着期間の少なくとも一部において第1識別部442、第2識別部444及び第3識別部446とそれぞれ重なる。装着期間の少なくとも一部において、ブリスタパック400の一部分の欠如を含まない識別部(図8から図10に示す例では第3識別部446)と重なる接触センサ(検出子)は、識別部に接触する一方で、ブリスタパック400の一部分の欠如を含む識別部(図8から図10に示す例では、第1識別部442及び第2識別部444)と重なる接触センサ(検出子)は、識別部に接触しない。このようにして、ホルダ10は、ブリスタパック400の内容物の属性情報を識別することができる。
図8から図10に示す例では、ブリスタパック400の複数の識別部のうちの少なくとも一つは、ブリスタパック400の一部分の欠如を含まないようにしてもよい。これは、各検出子が接触センサであるとき、接触センサは、ブリスタパック400の複数の識別部のうちのすべてが当該欠如を含む場合とブリスタパック400がホルダ10に装着されていない場合を識別することができないためである。
ホルダ10は、第1嵌合部350を含んでおり、ブリスタパック400は、第2嵌合部450を含んでいる。第1嵌合部350及び第2嵌合部450は、第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146が第1識別部442、第2識別部444及び第3識別部446をそれぞれ検出することを可能にさせる位置にブリスタパック400が位置合わせされるように、相互に嵌合可能になっている。図10に示す例において、第1嵌合部350は、第1ボード310に設けられている。図8から図10に示す例において、第2嵌合部450は、凹部(穴)となっており、第1嵌合部350は、第2嵌合部450に差し込み可能な凸部となっている。他の例において、第1嵌合部350は、凹部(穴)となっていてもよく、第2嵌合部450は、第1嵌合部350に差し込み可能な凸部となっていてもよい。
図12は、図11の変形例を示す図である。
図12に示す例では、第1識別部442は、ブリスタパック400の一部分の欠如を含んでおり、第2識別部444及び第3識別部446のそれぞれは、ブリスタパック400の一部分の欠如を含んでいない。したがって、各識別部の当該欠如の有無の組み合わせに応じて、図12に示すブリスタパック400と図11に示すブリスタパック400を識別することができる。
図13は、図8から図10に示したホルダ10の第1の変形例を示す図である。図13の上段は、ブリスタパック400の平面図であり、図13の下段は、ホルダ10の側面図である。図13に示す例は、以下の点を除いて、図8から図10に示した例と同様である。
各識別部によって示される情報は、ブリスタパック400の一部分の欠如(ブリスタパック400を貫通する穴)の有無である。内容物の属性情報は、各識別部によって示される情報(穴の有無)の組み合わせに応じて異なる情報を呈する。図13に示す例では、第1識別部442、第2識別部444及び第3識別部446のすべてがブリスタパック400の欠如を含んでいる。各識別部は、第1縁402と収容部430の間に位置している。したがって、識別部を検出するための検出子が内容物の取出しの妨げとならないようにすることができる。
ホルダ10の各検出子(第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146)は、照度センサである。第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146は、装着期間の少なくとも一部において第1識別部442、第2識別部444及び第3識別部446とそれぞれ重なる。装着期間の少なくとも一部において、ブリスタパック400の一部分の欠如を含まない識別部と重なる照度センサ(検出子)は、識別部(欠如)を透過する光を検出しない一方で、ブリスタパック400の一部分の欠如を含む識別部と重なる照度センサ(検出子)は、識別部(欠如)を透過する光を検出する。このようにして、ホルダ10は、ブリスタパック400の内容物の属性情報を識別することができる。
図14は、図8から図10に示したホルダ10の第2の変形例を示す図である。図14に示す例は、以下の点を除いて、図13に示した例と同様である。
各識別部によって示される情報は、磁石の有無である。内容物の属性情報は、各識別部によって示される情報(磁石の有無)の組み合わせに応じて異なる情報を呈する。図14に示す例では、第1識別部442、第2識別部444及び第3識別部446のすべてが磁石を含んでいる。図14に示す例において、磁石は、ブリスタパック400のうちの第1ボード310に対向する面上に貼られた磁石テープである。各識別部は、第1縁402と収容部430の間に位置している。したがって、識別部を検出するための検出子が内容物の取出しの妨げとならないようにすることができる。
ホルダ10の各検出子(第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146)は、磁気センサである。第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146は、装着期間の少なくとも一部において第1識別部442、第2識別部444及び第3識別部446とそれぞれ重なる。装着期間の少なくとも一部において、磁石を含まない識別部と重なる照度センサ(検出子)は、識別部(磁石)を検出しない一方で、磁石を含む識別部と重なる照度センサ(検出子)は、識別部(磁石)を検出する。このようにして、ホルダ10は、ブリスタパック400の内容物の属性情報を識別することができる。
図15は、図8から図10に示したホルダ10の第3の変形例を示す図である。図15に示す例は、以下の点を除いて、図13に示した例と同様である。
各識別部によって示される情報は、マーカの色である。内容物の属性情報は、各識別部によって示される情報(色)の組み合わせに応じて異なる情報を呈する。図15に示す例において、各識別部は、色を有するマーカを含んでいる。マーカは、ブリスタパック400のうちの第1ボード310に対向する面上に位置している。各マーカの色は、異なる2色のうちのいずれか、例えば、黒及び白のいずれかにすることができる。ブリスタパック400がn個の識別部を含む場合、各マーカの色が異なるM色(Mは2以上の整数である。)のうちのいずれかであるとき、ブリスタパック400は、各識別部の色(例えば、黒又は白)によってM通りの属性情報を示すことができる。各識別部は、第1縁402と収容部430の間に位置している。したがって、識別部を検出するための検出子が内容物の取出しの妨げとならないようにすることができる。
ホルダ10の各検出子(第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146)は、光センサである。第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146は、装着期間の少なくとも一部において第1識別部442、第2識別部444及び第3識別部446とそれぞれ重なる。装着期間の少なくとも一部において、各光センサ(検出子)は、各識別部の色を識別する。このようにして、ホルダ10は、ブリスタパック400の内容物の属性情報を識別することができる。
図16は、図8から図10に示したホルダ10の第4の変形例を示す図である。図16に示す例は、以下の点を除いて、図13に示した例と同様である。
各識別部によって示される情報は、マーカの色である。内容物の属性情報は、各識別部によって示される情報(色)に応じて異なる情報を呈する。図16に示す例において、単一の識別部(第1識別部442)は、色を有するマーカを含んでいる。マーカの色は、内容物の属性情報に応じて異ならせてもよい。第1識別部442は、第1縁402の外側に位置している。したがって、識別部を検出するための検出子が内容物の取出しの妨げとならないようにすることができる。
ホルダ10の第1検出子142は、光センサである。第1検出子142は、装着期間の少なくとも一部において第1識別部442と重なる。装着期間の少なくとも一部において、光センサ(第1検出子142)は、第1識別部442の色を識別する。このようにして、ホルダ10は、ブリスタパック400の内容物の属性情報を識別することができる。
図17は、図8から図10に示したホルダ10の第6の変形例を示す図である。図17に示す例は、以下の点を除いて、図13に示した例と同様である。
図17に示すように、ブリスタパック400に代えて、第2ボード320が識別部を含んでいてもよい。図17に示す例では、第2ボード320は、複数の識別部、すなわち、第1識別部342、第2識別部344及び第3識別部346を含んでいる。第1検出子142、第2検出子144及び第3検出子146は、装着期間の少なくとも一部において第1識別部342、第2識別部344及び第3識別部346をそれぞれ検出可能である。この例においても、ホルダ10は、ブリスタパック400の内容物の属性情報を識別することができる。
図18は、図1の変形例を示す図である。
図18に示すように、第2領域400bは、収容部(例えば、図1に示した第2収容部420)を有していなくてもよい。図18に示す例において、第2領域400bは、ベース100の第2空間114と重なり得るシート材を有している。図18に示す例においても、ブリスタパック400のうちの第1領域400aと第2領域400bの間の部分をリブ110によって支持することができる。したがって、ブリスタパック400をベース100に対して安定して配置することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 ホルダ
100 ベース
102 第1領域
104 第2領域
110 リブ
112 第1空間
114 第2空間
120 調節器
122 移動部材
124 ゲート
126 ゲート
130 経路
132 開口
142 第1検出子
144 第2検出子
146 第3検出子
200 カバー
212 第1開口
214 第2開口
310 第1ボード
312 第1開口
314 第2開口
320 第2ボード
322 開口
342 第1識別部
344 第2識別部
346 第3識別部
350 第1嵌合部
400 ブリスタパック
400a 第1領域
400b 第2領域
402 第1縁
404 第2縁
406 第3縁
408 第4縁
410 第1収容部
420 第2収容部
430 収容部
442 第1識別部
444 第2識別部
446 第3識別部
450 第2嵌合部
P 内容物

Claims (10)

  1. ブリスタパックを保持可能なホルダであって、
    第1検出子を含み、
    前記ブリスタパックは、前記ブリスタパックに収容された内容物の属性情報の少なくとも一部を示すための第1識別部を含み、
    前記第1検出子は、前記ホルダへの前記ブリスタパックの装着以後の期間の少なくとも一部において前記第1識別部を検出可能である、ホルダ。
  2. 請求項1に記載のホルダにおいて、
    第2検出子をさらに含み、
    前記ブリスタパックは、前記内容物の前記属性情報の少なくとも一部を示すための第2識別部をさらに含み、
    前記内容物の前記属性情報は、前記第1識別部によって示される情報及び前記第2識別部によって示される情報の組み合わせに応じて異なる情報を呈し、
    前記第2検出子は、前記期間の少なくとも一部において前記第2識別部を検出可能である、ホルダ。
  3. 請求項1又は2に記載のホルダにおいて、
    前記第1識別部は、前記ブリスタパックの一部分の欠如を含み、
    前記第1検出子は、前記期間の少なくとも一部において前記第1識別部の前記欠如を検出可能である、ホルダ。
  4. 請求項3に記載のホルダにおいて、
    前記第1検出子は、前記期間の少なくとも一部において前記第1識別部の前記欠如と重なる接触センサである、ホルダ。
  5. 請求項3に記載のホルダにおいて、
    前記第1検出子は、前記期間の少なくとも一部において前記第1識別部の前記欠如と重なる照度センサである、ホルダ。
  6. 請求項1又は2に記載のホルダにおいて、
    前記第1識別部は、磁石を含み、
    前記第1検出子は、前記期間の少なくとも一部において前記第1識別部の前記磁石を検出可能である、ホルダ。
  7. 請求項1又は2に記載のホルダにおいて、
    前記第1識別部は、色を有するマーカを含み、
    前記第1検出子は、前記期間の少なくとも一部において前記第1識別部の前記マーカの前記色を検出可能である、ホルダ。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載のホルダにおいて、
    前記ブリスタパックは、前記内容物を収容するための収容部と、前記収容部の外側に位置する第1縁と、を有し、
    前記第1識別部は、前記第1縁と前記収容部の間、前記第1縁上又は前記第1縁の外側に位置している、ホルダ。
  9. 請求項1から8までのいずれか一項に記載のホルダにおいて、
    第1嵌合部をさらに含み、
    前記ブリスタパックは、第2嵌合部をさらに含み、
    前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部は、前記第1検出子が前記第1識別部を検出することを可能にさせる位置に前記ブリスタパックが位置合わせされるように、相互に嵌合可能になっている、ホルダ。
  10. 請求項1から9までのいずれか一項に記載のホルダにおいて、
    前記内容物の前記属性情報は、前記内容物の種類を示す情報、単位期間当たりにどの頻度で前記内容物を摂取するかを示す情報、単位期間当たりにどの量の前記内容物を摂取するかを示す情報及び前記内容物の使用期限を示す情報からなる群から選択される少なくとも一つを含む、ホルダ。
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