JP2020037741A - 屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、屋外石油タンクの安全性を確認する開放検査時に行われる鋼板のコーティング剥離後の鋼板への錆発生を抑制し、自主検査前と監督官庁の検査直前の錆除去を不要とし、屋外石油タンクの鋼板の減肉抑制、錆を除去する労力と経費の節減、錆粉塵による環境汚染除去等が図れるコーティング剥離期間中の防錆方法の提供を課題とする。【解決手段】屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される開放検査において、コーティング剥離から検査実施直前までの期間、コーティグ剥離部にマスキングテープを貼着し、該マスキングテープを防水テープで被覆し、あるいは防水テープとマスキングテープとが一体化されてなるマスカーを貼着して大気や雨水との接触を断って錆発生を防止する。【選択図】 図1
Description
屋外石油タンクの内面に施されたガラスフレーク等のコーティングをタンク溶接部コーティング剥離して行う開放検査において、コーティング剥離から検査実施までの期間、コーティグ剥離部における錆発生を防止する防錆方法に関する。
大型の屋外石油タンクには内部の腐食を防止するためにいずれも鋼板製でなるタンク床板及びアニュラ板の上面、並びに側板の内面のうちタンク底部から危険物の規制に関する規則に定められた高さまでにコーティングが施されてはいるが、貯蔵する石油が危険物であることから、経年に伴う底板板厚の変化や、タンク底板同士、アニュラ板同士、タンク底板とアニュラ板間、そしてアニュラ板と側板間等に施された溶接部の損傷の有無等を確認する開放検査を5年から15年の間隔で実施するよう求められている。しかしこの開放検査において実施される溶接部の非破壊検査や目視検査は、コーティングの上からは実施できない。
そこで従来は図2のフローチャートに示すように、開放検査前にまずタンク内面溶接部のコーティング剥離(a)が行われるが、タンク内溶接部のコーティングを全面剥離するには1か月程度を要し、剥離作業中の雨水の浸入や結露によってコーティング剥離部は剥離直後から錆が発生し始め、自主検査(c)実施時には錆が剥離部全面を覆い固着した状態となる。このように鋼板表面や溶接部に錆が付着した状態では、目視では鋼板面や溶接部の傷を見付けることはできず、超短波探傷試験による板厚検査や、磁粉探傷試験や、浸透探傷試験による溶接部の非破壊検査の精度も確保されない。したがって自主検査直前にバフ掛けによる錆除去作業(b)が行われる。
そしてこの自主検査によって鋼板や溶接部の損傷が発見されると補修作業(d)を行って、監督官庁の検査(e)を待つが、補修が大規模になると数か月に及ぶこともあり、監督官庁の検査時にはタンク内面に錆が厚く付着しているので、事前にこれをパフ掛け、ブラストによって除去する錆除去(b)が行われる。これらの度重なる錆除去時の研磨剤による研削によって溶接部の厚みや鋼板の熱影響部の肉厚が減じ、また溶接部内に存在していたブローホールが表面に現れ易くなる。そのためプローホールが表面に現れなくなるまで研削することとなり、鋼板の肉厚はさらに減少する。この鋼板の板厚が法令に定める最小板厚を割った場合、肉盛り溶接等の再補修作業(f)を行うが、このときの溶接熱によって溶接部やその周辺の熱影響部の組織の脆化と、残留応力の増加懸念が残るという問題が生じる。そして監督官庁の検査合格後速やかにコーティング(g)を施し、屋外石油タンクの供用に備えることになる。
そこで従来は図2のフローチャートに示すように、開放検査前にまずタンク内面溶接部のコーティング剥離(a)が行われるが、タンク内溶接部のコーティングを全面剥離するには1か月程度を要し、剥離作業中の雨水の浸入や結露によってコーティング剥離部は剥離直後から錆が発生し始め、自主検査(c)実施時には錆が剥離部全面を覆い固着した状態となる。このように鋼板表面や溶接部に錆が付着した状態では、目視では鋼板面や溶接部の傷を見付けることはできず、超短波探傷試験による板厚検査や、磁粉探傷試験や、浸透探傷試験による溶接部の非破壊検査の精度も確保されない。したがって自主検査直前にバフ掛けによる錆除去作業(b)が行われる。
そしてこの自主検査によって鋼板や溶接部の損傷が発見されると補修作業(d)を行って、監督官庁の検査(e)を待つが、補修が大規模になると数か月に及ぶこともあり、監督官庁の検査時にはタンク内面に錆が厚く付着しているので、事前にこれをパフ掛け、ブラストによって除去する錆除去(b)が行われる。これらの度重なる錆除去時の研磨剤による研削によって溶接部の厚みや鋼板の熱影響部の肉厚が減じ、また溶接部内に存在していたブローホールが表面に現れ易くなる。そのためプローホールが表面に現れなくなるまで研削することとなり、鋼板の肉厚はさらに減少する。この鋼板の板厚が法令に定める最小板厚を割った場合、肉盛り溶接等の再補修作業(f)を行うが、このときの溶接熱によって溶接部やその周辺の熱影響部の組織の脆化と、残留応力の増加懸念が残るという問題が生じる。そして監督官庁の検査合格後速やかにコーティング(g)を施し、屋外石油タンクの供用に備えることになる。
本発明は、上記背景技術に鑑み、屋外石油タンクの安全性確認のための開放検査に際して行われる鋼板のコーティング剥離後の鋼板面における錆の発生を抑制し、自主検査前のバフ掛けと監督官庁の検査直前のパフ掛け、ブラスト処理を不要とし、屋外石油タンクの鋼板及び溶接部の減肉抑制と、錆除去に要する労力と経費の節減、錆除去で生じる粉塵による環境汚染、作業員の健康被害の除去が図れる、屋外石油タンクのコーティング剥離期間中の防錆方法の提供を課題とする。
本発明者は、上記課題を下記の手段により解決した。
(1)屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から検査までの期間、コーティング剥離部をマスキングテープで被覆し、さらに該マスキングテープを防水テープで被覆することによって大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(2)屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から検査までの期間、コーティング剥離部にマスキングテープを貼着し、さらに該マスキングテープを防水テープで被覆することによって大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(1)屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から検査までの期間、コーティング剥離部をマスキングテープで被覆し、さらに該マスキングテープを防水テープで被覆することによって大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(2)屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から検査までの期間、コーティング剥離部にマスキングテープを貼着し、さらに該マスキングテープを防水テープで被覆することによって大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(3)屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から検査までの期間、コーティング剥離部を、マスキングテープと防水テープとが一体化されてなるマスカーで被覆して大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(4)屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から検査までの期間、コーティング剥離部にマスキングテープと防水テープとが一体化されてなるマスカーを貼着して大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(4)屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から検査までの期間、コーティング剥離部にマスキングテープと防水テープとが一体化されてなるマスカーを貼着して大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(5)マスキングテープが,防錆剤を含有してなるものであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(6)前記マスキングテープが、剥離時に貼着剤や、貼着跡がコーティング剥離部に残らないものであることを特徴とする(2)又は(4)のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(7)前記マスキングテープの裏面が、コーティング剥離部に接着しないものであることを特徴とする(1)、(3)、(5)又は(6)のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(8)前記マスキングテープが、紙又は布、あるいは合成樹脂フィルムであることを特徴とする(1)、(3)、(5)又は(6)に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(9)前記マスカーが、そのマスキングテープに気化性防錆剤が含有されてなり、該マスカーがコーティング剥離部を覆うように貼着された際、マスカーとコーティング剥離部との間の密閉空間に気化防錆剤が充満するよう形成されてなるものであることを特徴とする請求項(1)、(3)、又は(5)〜(8)のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(6)前記マスキングテープが、剥離時に貼着剤や、貼着跡がコーティング剥離部に残らないものであることを特徴とする(2)又は(4)のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(7)前記マスキングテープの裏面が、コーティング剥離部に接着しないものであることを特徴とする(1)、(3)、(5)又は(6)のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(8)前記マスキングテープが、紙又は布、あるいは合成樹脂フィルムであることを特徴とする(1)、(3)、(5)又は(6)に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(9)前記マスカーが、そのマスキングテープに気化性防錆剤が含有されてなり、該マスカーがコーティング剥離部を覆うように貼着された際、マスカーとコーティング剥離部との間の密閉空間に気化防錆剤が充満するよう形成されてなるものであることを特徴とする請求項(1)、(3)、又は(5)〜(8)のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(10)前記コーティング剥離部へのマスキングテープの被覆と防水テープによる被覆が、〈1〉コーティング剥離後、〈2〉監督官庁の検査に備えて行われる自主検査後、〈3〉監督官庁による検査終了後、〈4〉補修作業を行う必要のある場合には補修作業完了後、に速やかに行われることを特徴とする(1)又は(2)のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(11)前記コーティング剥離部へのマスカーの被覆が、〈1〉コーティング剥離後、〈2〉監督官庁の検査に備えて行われる自主検査後、〈3〉監督官庁による検査終了後に、又は〈4〉補修作業を行う必要のある場合には補修作業完了後、に速やかに行われることを特徴とする請求項3又は4のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
(12)請求項3〜9のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法に使用されるマスカーであって、
防水テープと、その防水テープの中央部に帯状に積層されたマスキングテープとからなることを特徴とするマスカー。
(13)請求項3〜9のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法に使用されるマスカーであって、
裏面に粘着層を有する防水テープと、その防水テープの裏面の中央部に帯状に積層されたマスキングテープとからなることを特徴とする請求項12又は13に記載のマスカー。
防水テープと、その防水テープの中央部に帯状に積層されたマスキングテープとからなることを特徴とするマスカー。
(13)請求項3〜9のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法に使用されるマスカーであって、
裏面に粘着層を有する防水テープと、その防水テープの裏面の中央部に帯状に積層されたマスキングテープとからなることを特徴とする請求項12又は13に記載のマスカー。
(14)請求項3〜9のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法に使用されるマスカーであって、
裏面に粘着層を有する防水テープと、その防水テープの裏面の中央部に帯状に積層された防錆剤を含有するマスキングテープとからなることを特徴とするマスカー。
(15)請求項3〜9のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法に使用されるマスカーであって、
裏面に粘着層を有する防水テープと、その防水テープの裏面の中央部に帯状に積層された気化性防錆剤を含有するマスキングテープとからなり、マスキングテープから上下にはみ出した粘着性防水テープ部を有するものであることを特徴とする請求項14に記載のマスカー。
裏面に粘着層を有する防水テープと、その防水テープの裏面の中央部に帯状に積層された防錆剤を含有するマスキングテープとからなることを特徴とするマスカー。
(15)請求項3〜9のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法に使用されるマスカーであって、
裏面に粘着層を有する防水テープと、その防水テープの裏面の中央部に帯状に積層された気化性防錆剤を含有するマスキングテープとからなり、マスキングテープから上下にはみ出した粘着性防水テープ部を有するものであることを特徴とする請求項14に記載のマスカー。
本発明の屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法によって下記の効果が発揮される。
[1]屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から監督官庁による検査までの期間、コーティング剥離部をマスキングテープで被覆し、さらに該マスキングテープを防水テープで被覆することによって大気や雨水との接触を断って錆発生を防止しているので、
従来の開放検査で実施されていた自主検査直前のパフ掛けによる錆除去、及び監督官庁検査直前のブラストによる錆除去が不要となり、
(ア)錆除去に伴う鋼板の減肉や、露出した内在欠陥の研削による減肉がなくなり、また減肉によって法令に定める最小板厚保を割った場合の当該箇所への肉盛補修も大幅に減少し金属組織の脆弱化も防止でき、タンクの強度を保持することができる。
(イ)監督官庁の検査直前の錆除去がなくなることから、自主検査検査時の検査結果と監督官庁の検査時の結果との間の不整合が減り、不整合が生じた場合に行われる再補修溶接工事、再補修した溶接部の水張り検査、そしてその部分の非破壊検査等、予定外の作業が大幅に減少し、工事施工期間の短縮が図られ、ひいては石油タンクの可動率向上につながる。
(ウ)従来錆除去のブラストやバフ掛けによって発生していた石油タンク内の錆粉塵飛散がなくなり、作業者に安全な作業環境が得られ、広いタンク内の複数箇所で各種検査、補修工事の併行実施も可能となり、検査期間の大幅な短縮が図れる。
などといった多くの画期的な効果が得られる。
[2]屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から監督官庁による検査までの期間、コーティング剥離部にマスキングテープを貼着し、さらに該マスキングテープを防水テープで被覆することによって大気や雨水との接触を断って錆発生を防止しているので、
マスキングテープがコーティング剥離部に密着し、コーティング剥離部への大気や雨水の接触が根絶され、[1]に記載の効果をより確実に達成される。
[1]屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から監督官庁による検査までの期間、コーティング剥離部をマスキングテープで被覆し、さらに該マスキングテープを防水テープで被覆することによって大気や雨水との接触を断って錆発生を防止しているので、
従来の開放検査で実施されていた自主検査直前のパフ掛けによる錆除去、及び監督官庁検査直前のブラストによる錆除去が不要となり、
(ア)錆除去に伴う鋼板の減肉や、露出した内在欠陥の研削による減肉がなくなり、また減肉によって法令に定める最小板厚保を割った場合の当該箇所への肉盛補修も大幅に減少し金属組織の脆弱化も防止でき、タンクの強度を保持することができる。
(イ)監督官庁の検査直前の錆除去がなくなることから、自主検査検査時の検査結果と監督官庁の検査時の結果との間の不整合が減り、不整合が生じた場合に行われる再補修溶接工事、再補修した溶接部の水張り検査、そしてその部分の非破壊検査等、予定外の作業が大幅に減少し、工事施工期間の短縮が図られ、ひいては石油タンクの可動率向上につながる。
(ウ)従来錆除去のブラストやバフ掛けによって発生していた石油タンク内の錆粉塵飛散がなくなり、作業者に安全な作業環境が得られ、広いタンク内の複数箇所で各種検査、補修工事の併行実施も可能となり、検査期間の大幅な短縮が図れる。
などといった多くの画期的な効果が得られる。
[2]屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から監督官庁による検査までの期間、コーティング剥離部にマスキングテープを貼着し、さらに該マスキングテープを防水テープで被覆することによって大気や雨水との接触を断って錆発生を防止しているので、
マスキングテープがコーティング剥離部に密着し、コーティング剥離部への大気や雨水の接触が根絶され、[1]に記載の効果をより確実に達成される。
[3]屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から監督官庁による検査までの期間、コーティング剥離部を、マスキングテープと防水テープとが一体化されてなるマスカーで被覆して大気や雨水との接触を断って錆発生を防止しているので、
[1]に記載の効果と同一で多様な画期的効果が得られる。
[4]屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から監督官庁による検査までの期間、コーティング剥離部にマスキングテープと防水テープとが一体化されてなるマスカーを貼着して大気や雨水との接触を断って錆発生を防止しているので、
コーティング剥離部の防錆措置が、コーティング剥離部へのマスカーの被覆といった一度の措置で達成できる。
[5]前記マスキングテープが、剥離時に貼着剤や貼着跡がコーティング剥離部に残らないものであるので、
自主検査時、監督官庁検査時に防水テープ、マスキングテープを剥がせば貼着剤や貼着跡のないコーティング剥離部が現れることから直ちに非破壊検査に着手でき、かつ精度の高い検査結果が得られる。
[6]前記マスキングテープが、剥離時に貼着剤や貼着跡がコーティング剥離部に残らない紙又は布、あるいは合成樹脂フィルムであるので、
検査時に検査範囲の中心をで切断してまくり上げてコーティング剥離部を露出させ,検査終了後剥離した部分を元の位置に戻して貼着すればよく良く作業効率の向上が図れる。
[7]前記マスカーが、そのマスキングテープに気化性防錆剤が含有されてなり、該マスカーがコーティング剥離部を覆うように貼着された際、マスカーとコーティング剥離部との間の密閉空間に気化防錆剤が充満するよう形成されてなるものであるので、
コーティング剥離部の錆発生をコーティング剥離時から検査完了まで確実に防止できる。
[8]前記コーティング剥離部へのマスキングテープの被覆、貼着と防水テープによる被覆、あるいはマスカーの貼着が〈1〉コーティング剥離後、〈2〉監督官庁の検査に備えて行われる自主検査後、〈3〉監督官庁による検査終了後に、〈4〉又は補修作業を行う必要のある場合には補修作業完了後、に速やかに行われるので、[7]の効果をより確実の実現できる。
[1]に記載の効果と同一で多様な画期的効果が得られる。
[4]屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から監督官庁による検査までの期間、コーティング剥離部にマスキングテープと防水テープとが一体化されてなるマスカーを貼着して大気や雨水との接触を断って錆発生を防止しているので、
コーティング剥離部の防錆措置が、コーティング剥離部へのマスカーの被覆といった一度の措置で達成できる。
[5]前記マスキングテープが、剥離時に貼着剤や貼着跡がコーティング剥離部に残らないものであるので、
自主検査時、監督官庁検査時に防水テープ、マスキングテープを剥がせば貼着剤や貼着跡のないコーティング剥離部が現れることから直ちに非破壊検査に着手でき、かつ精度の高い検査結果が得られる。
[6]前記マスキングテープが、剥離時に貼着剤や貼着跡がコーティング剥離部に残らない紙又は布、あるいは合成樹脂フィルムであるので、
検査時に検査範囲の中心をで切断してまくり上げてコーティング剥離部を露出させ,検査終了後剥離した部分を元の位置に戻して貼着すればよく良く作業効率の向上が図れる。
[7]前記マスカーが、そのマスキングテープに気化性防錆剤が含有されてなり、該マスカーがコーティング剥離部を覆うように貼着された際、マスカーとコーティング剥離部との間の密閉空間に気化防錆剤が充満するよう形成されてなるものであるので、
コーティング剥離部の錆発生をコーティング剥離時から検査完了まで確実に防止できる。
[8]前記コーティング剥離部へのマスキングテープの被覆、貼着と防水テープによる被覆、あるいはマスカーの貼着が〈1〉コーティング剥離後、〈2〉監督官庁の検査に備えて行われる自主検査後、〈3〉監督官庁による検査終了後に、〈4〉又は補修作業を行う必要のある場合には補修作業完了後、に速やかに行われるので、[7]の効果をより確実の実現できる。
本発明の屋外石油タンク開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法について、図1に示す本発明の屋外石油タンク開放検査時のフローチャートに基づいて説明する。
屋外石油タンクの開放検査は、まず従来と同様にタンク内面に施されたコーティングの剥離(A)から始まる。コーティングはエポキシ樹脂とガラスフレーク、ガラス繊維強化プラスチックなどの硬い材質で行われているので、剥離はブラストによって行われる。
ブラスト処理によってコーティングが剥離された屋外石油タンクの内面は、研磨剤の衝突によって生じる凹凸によって表面積が拡がり錆びやすく、従来のようにそのまま放置すると錆が発生し検査時に錆除去をバフ掛けやブラストで行わねばならず、その障害は前述したとおりである。
そこで本発明では、コーティング剥離後速やかに剥離部の防錆処理(B)を行い、従来自主検査前、監督官庁検査前に行っていたコーティング剥離部の錆除去(b)の工程を省き、その結果検査期間の短縮と経費の削減が図られる。
鋼板のコーティング剥離部の防錆処理(B)は、鋼板表面を大気や雨水に触れさせないことが肝要である。このため本発明においては、コーティング剥離後速やかにマスキングテープを剥離部に貼着し、その上を防水テープで密着被覆すること、あるいはマスカーを貼着することによってコーティング剥離部への大気や雨水の接触を遮断し、錆の発生を防止している。
そして自主検査(C)直前にコーティング剥離部に貼着されたマスキングテープ及び防水テープ、あるいはマスカーを剥がし錆のない鋼板表面及び溶接部の非破壊検査、目視検査を行い、補修の要否を確認する。補修が必要とされた場合には速やかに補修作業(D)を実施し、補修後速やかに補修部位にマスキングテープを貼着し防水テープで被覆し、あるいはマスカーを貼着して防錆処理を行い監督官庁の検査(E)を待つ。
監督官庁の検査(E)によって補修が必要と指摘された時には再補修作業(F)を行って監督官庁の再検査を受けることとなるが、補修から再検査までの期間が短い場合でも自主検査時の補修後と同様にコーティング剥離部にマスキングテープの貼着と防水テープの被覆、あるいはマスカーの貼着を行って防錆処理を施しておくことが望ましい。
監督官庁の検査合格の判定が得られたときに遅滞なくコーティング施工(G)を行い、検査合格証を得て屋外石油タンクの供用が開始される。
屋外石油タンクの開放検査は、まず従来と同様にタンク内面に施されたコーティングの剥離(A)から始まる。コーティングはエポキシ樹脂とガラスフレーク、ガラス繊維強化プラスチックなどの硬い材質で行われているので、剥離はブラストによって行われる。
ブラスト処理によってコーティングが剥離された屋外石油タンクの内面は、研磨剤の衝突によって生じる凹凸によって表面積が拡がり錆びやすく、従来のようにそのまま放置すると錆が発生し検査時に錆除去をバフ掛けやブラストで行わねばならず、その障害は前述したとおりである。
そこで本発明では、コーティング剥離後速やかに剥離部の防錆処理(B)を行い、従来自主検査前、監督官庁検査前に行っていたコーティング剥離部の錆除去(b)の工程を省き、その結果検査期間の短縮と経費の削減が図られる。
鋼板のコーティング剥離部の防錆処理(B)は、鋼板表面を大気や雨水に触れさせないことが肝要である。このため本発明においては、コーティング剥離後速やかにマスキングテープを剥離部に貼着し、その上を防水テープで密着被覆すること、あるいはマスカーを貼着することによってコーティング剥離部への大気や雨水の接触を遮断し、錆の発生を防止している。
そして自主検査(C)直前にコーティング剥離部に貼着されたマスキングテープ及び防水テープ、あるいはマスカーを剥がし錆のない鋼板表面及び溶接部の非破壊検査、目視検査を行い、補修の要否を確認する。補修が必要とされた場合には速やかに補修作業(D)を実施し、補修後速やかに補修部位にマスキングテープを貼着し防水テープで被覆し、あるいはマスカーを貼着して防錆処理を行い監督官庁の検査(E)を待つ。
監督官庁の検査(E)によって補修が必要と指摘された時には再補修作業(F)を行って監督官庁の再検査を受けることとなるが、補修から再検査までの期間が短い場合でも自主検査時の補修後と同様にコーティング剥離部にマスキングテープの貼着と防水テープの被覆、あるいはマスカーの貼着を行って防錆処理を施しておくことが望ましい。
監督官庁の検査合格の判定が得られたときに遅滞なくコーティング施工(G)を行い、検査合格証を得て屋外石油タンクの供用が開始される。
本発明の屋外石油タンクの開放検査時のコーティング剥離部の防錆方法におけるマスキングテープ1と防水テープ2、及びマスカー3のコーティング剥離部への施工の実施例の断面図を図3及び図4に示した。
図3は、アニュラ板12同士、タンク底板10同士又はアニュラ板12とタンク底板10又はタンク側板11とアニュラ板13との溶接部のコーティング剥離部にマスキングテープ1を貼着し、防水テープ2で被覆した場合の状態を示しており、図4は、アニュラ板12同士、タンク底板10同士又はアニュラ板12とタンク底板10又はタンク側板11とアニュラ板13との溶接部のコーティング剥離部にマスカー3を施工した場合を示した。
図5はマスカー3の斜視図及び断面図であり、マスカー3は裏面全体に粘着剤層2aを有する防水テープ2とその中央部に帯状に積層されたマスキングテープ1とからなり、露出粘着剤層2a’、2a’が両側縁部に存在する。
図3は、アニュラ板12同士、タンク底板10同士又はアニュラ板12とタンク底板10又はタンク側板11とアニュラ板13との溶接部のコーティング剥離部にマスキングテープ1を貼着し、防水テープ2で被覆した場合の状態を示しており、図4は、アニュラ板12同士、タンク底板10同士又はアニュラ板12とタンク底板10又はタンク側板11とアニュラ板13との溶接部のコーティング剥離部にマスカー3を施工した場合を示した。
図5はマスカー3の斜視図及び断面図であり、マスカー3は裏面全体に粘着剤層2aを有する防水テープ2とその中央部に帯状に積層されたマスキングテープ1とからなり、露出粘着剤層2a’、2a’が両側縁部に存在する。
本発明の防錆方法は、屋外石油タンクの他、コーティングや塗装が施されたプラント、鉄塔、橋梁、船舶等の鋼製構造物においてコーティングや塗装を剥離して検査、塗り替えを行う場合にもコーティングや塗装剥離部の防錆手段として適用できる。
A:コーティング剥離工程
B:コーティング剥離部の防錆処理工程
C:自主検査工程
D:補修作業実施工程
E:監督官庁検査工程
F:再補修作業工程
G:コーティング施工工程
a:コーティング剥離工程
b:コーティング剥離部の錆除去工程
c:自主検査工程
d:補修作業実施工程
e:監督官庁検査工程
f:再補修作業工程
g:コーティング施工工程
1:マスキングテープ
2:防水テープ
2a:粘着剤層
2a’:露出粘着剤層
3:マスカー
10:タンク底板
11:タンク側板
12:アニュラ板
13:溶接部
14:コ−ティング
B:コーティング剥離部の防錆処理工程
C:自主検査工程
D:補修作業実施工程
E:監督官庁検査工程
F:再補修作業工程
G:コーティング施工工程
a:コーティング剥離工程
b:コーティング剥離部の錆除去工程
c:自主検査工程
d:補修作業実施工程
e:監督官庁検査工程
f:再補修作業工程
g:コーティング施工工程
1:マスキングテープ
2:防水テープ
2a:粘着剤層
2a’:露出粘着剤層
3:マスカー
10:タンク底板
11:タンク側板
12:アニュラ板
13:溶接部
14:コ−ティング
Claims (15)
- 屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から検査までの期間、コーティング剥離部をマスキングテープで被覆し、さらに該マスキングテープを防水テープで被覆することによって大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- 屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から検査までの期間、コーティング剥離部にマスキングテープを貼着し、さらに該マスキングテープを防水テープで被覆することによって大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- 屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から検査までの期間、コーティング剥離部を、マスキングテープと防水テープとが一体化されてなるマスカーで被覆して大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- 屋外石油タンクの内面に施されているコーティングを剥離して実施される溶接部の開放検査において、コーティング剥離から監督官庁による検査までの期間、コーティング剥離部にマスキングテープと防水テープとが一体化されてなるマスカーを貼着して大気や雨水との接触を断って錆発生を防止してなることを特徴とする屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- マスキングテープが,防錆剤を含有してなるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- 前記マスキングテープが、剥離時に貼着剤や、貼着跡がコーティング剥離部に残らないものであることを特徴とする請求項2又は4のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- 前記マスキングテープの裏面が、コーティング剥離部に接着しないものであることを特徴とする請求項1、3、5又は6のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- 前記マスキングテープが、紙又は布、あるいは合成樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1、3、5、又は6に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- 前記マスカーが、そのマスキングテープに気化性防錆剤が含有されてなり、該マスカーがコーティング剥離部を覆うように貼着された際、マスカーとコーティング剥離部との間の密閉空間に気化防錆剤が充満するよう形成されてなるものであることを特徴とする請求項1、3、又は5〜8のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- 前記コーティング剥離部へのマスキングテープの被覆と防水テープによる被覆が、〈1〉コーティング剥離後、〈2〉監督官庁の検査に備えて行われる自主検査後、〈3〉監督官庁による検査終了後、〈4〉補修作業を行う必要のある場合には補修作業完了後、に速やかに行われることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- 前記コーティング剥離部へのマスカーの被覆が、〈1〉コーティング剥離後、〈2〉監督官庁の検査に備えて行われる自主検査後、〈3〉監督官庁による検査終了後に、又は〈4〉補修作業を行う必要のある場合には補修作業完了後、に速やかに行われることを特徴とする請求項3又は4のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法。
- 請求項3〜9のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法に使用されるマスカーであって、
防水テープと、その防水テープの中央部に帯状に積層されたマスキングテープとからなることを特徴とするマスカー。 - 請求項3〜9のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法に使用されるマスカーであって、
裏面に粘着層を有する防水テープと、その防水テープの裏面の中央部に帯状に積層されたマスキングテープとからなることを特徴とするマスカー。 - 請求項3〜9のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法に使用されるマスカーであって、
裏面に粘着層を有する防水テープと、その防水テープの裏面の中央部に帯状に積層された防錆剤を含有するマスキングテープとからなることを特徴とするマスカー。 - 請求項3〜9のいずれか1項に記載の屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法に使用されるマスカーであって、
裏面に粘着層を有する防水テープと、その防水テープの裏面の中央部に帯状に積層された気化性防錆剤を含有するマスキングテープとからなり、マスキングテープから上下にはみ出した粘着性防水テープ部を有するものであることを特徴とする請求項14に記載のマスカー。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018163022 | 2018-08-31 | ||
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JP2019159979A Pending JP2020037741A (ja) | 2018-08-31 | 2019-09-02 | 屋外石油タンクの開放検査時におけるコーティング剥離部の防錆方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020037741A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102220460B1 (ko) * | 2020-05-21 | 2021-02-25 | 노명관 | 차량의 하드코팅방법 |
-
2019
- 2019-09-02 JP JP2019159979A patent/JP2020037741A/ja active Pending
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KR102220460B1 (ko) * | 2020-05-21 | 2021-02-25 | 노명관 | 차량의 하드코팅방법 |
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