JP2020021184A - タッチセンサ - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、タッチセンサ1は、光透過性を有するカバー部材2を備えている。カバー部材2は、カバーガラスまたはプラスチック製のカバーレンズからなる。カバー部材2は、例えば長方形の板状に形成されている。カバー部材2は、後述する第2基板6の上面に積層配置されている。
タッチセンサ1は、フレキシブル配線板3を備えている。フレキシブル配線板3は、柔軟性を有しかつ変形状態でもその電気的特性が変化しないように構成されている。フレキシブル配線板3は、例えばポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の可撓性を有する絶縁フィルムからなる。フレキシブル配線板3は、その先端部が例えば図示しない異方導電性接着剤により後述する第1基板5、第2基板6の上面側に固着されている。
図2〜図4に示すように、タッチセンサ1は、基板4,4を備えている。基板4,4は、第1基板5および第2基板6からなる。第2基板6は、図示しない光透過性を有する粘着層を介して第1基板5の上側に積層配置されている。
図2〜図4に示すように、タッチセンサ1は、センサ電極10,10,…を備えている。センサ電極10,10,…は、ビューエリアV内に配置されている。タッチセンサ1では、センサ電極10,10,…を通じて操作面2bに接触した使用者の手指(検知対象物)によるタッチ操作の検知が可能である。すなわち、タッチセンサ1は、静電容量式のセンサ電極10,10,…を有し、センサ電極10,10,…は、送信電極11,11,…および受信電極12,12,…からなる。
図5〜図7に示すように、各センサ電極10は、接続端子16,16を有している。各接続端子16は、X軸方向またはY軸方向に沿って延びる細線状の単線からなる。この細線状の単線は、センサ電極10の短辺方向に沿って連続的に延びている。接続端子16は、第1細線14,14,…と電気的に接続されている。なお、図7については、接続端子16を強調して示すために、接続端子16をドットによるハッチングで示している。
図2〜図4に示すように、タッチセンサ1は、センサ電極10,10,…を図示しない外部回路と電気的に接続するための配線部17,17,…を備えている。配線部17,17,…は、ビューエリアVの外方に配置されている(図2参照)。
次に、図5〜図7に示すように、タッチセンサ1は、導電部20,20を備えている。各導電部20は、平面視で一辺の長さ寸法が100μm以上となる矩形状の領域を含む。各導電部20は、例えば、X軸方向の幅がセンサ電極10におけるX軸方向の幅よりも小さくなるように形成されている。なお、図2〜図4では、導電部20,20,…の図示を省略している。
以上のように、タッチセンサ1では、少なくともセンサ電極10の第2端部10b側に導電部20(第2導電部22)が配置されている。このため、例えばタッチセンサ1の検査工程において、図示しない抵抗測定器により、導電部20(第2導電部22)と、フレキシブル配線板3と電気的に接続された導電部材(図示せず)との二点間で抵抗値測定を行うことが可能となる。このような抵抗値測定を行った場合には、少なくともセンサ電極10の導通状態(例えば完全断線の有無)を確認することが可能となる。したがって、本開示の実施形態に係るタッチセンサ1では、センサ電極10を含んで電気的状態が正常であるか否かを判別することができる。さらに、タッチセンサ1では、各導電部20が第2メッシュパターン23からなるため、特にビューエリアVの周縁付近が暗くなりにくくなり、ビューエリアV全体としての透過率の低下を抑制することもできる。
導電部20は、図5〜図7に示した形態に限られず、例えば図9および図10に示したような形態としてもよい。
また、上記実施形態では、接続端子16を、1本の細線状の単線からなる形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図11に示すように、上記実施形態で示した接続端子16を、その長手方向(X軸方向)の中間部で接続端子16a、16bに分割した形態としてもよい。接続端子16aには、第1導電部21が接続されている。接続端子16bには、配線部17が接続されている。
上記各実施形態では、第1細線14、第2細線24、第3細線18、および接続端子16の各々が導電金属により構成される形態を示したが、この形状に限られない。例えば、第1細線14、第2細線24、第3細線18、および接続端子16の各々を、導電樹脂、酸化インジウム錫、酸化錫等の光透過性を有する透明導電材(透明導電膜)等で構成してもよい。
2:カバー部材
3:フレキシブル配線板
4:基板
5:第1基板
6:第2基板
7:溝部
10:センサ電極
10a:第1端部
10b:第2端部
11:送信電極
12:受信電極
13:第1メッシュパターン
14:第1細線
15:セル
16:接続端子
17:配線部
20:導電部
21:第1導電部
22:第2導電部
23:第2メッシュパターン
24:第2細線
V:ビューエリア
X1〜X3:接続交点
Claims (6)
- 導電性を有する複数の第1細線が互いに交差した第1メッシュパターンからなり、略帯状の外形に形成されたセンサ電極と、
前記センサ電極の長手方向の少なくとも第1端部側に電気的に接続され、前記センサ電極を外部回路と電気的に接続するための配線部と、
前記センサ電極と電気的に導通する導電部と、を備え、
前記導電部は、前記センサ電極の前記第1端部の反対側に位置する第2端部側に配置された第2メッシュパターンを有している、タッチセンサ。 - 請求項1に記載のタッチセンサにおいて、
前記導電部は、第1および第2導電部を含み、
前記第1導電部は、前記センサ電極の前記第1端部側に配置されており、
前記第2導電部は、前記センサ電極の前記第2端部側に配置されており、
前記配線部は、前記センサ電極の前記第1端部を介して前記第1導電部と電気的に導通するように構成されている、タッチセンサ。 - 請求項1または2に記載のタッチセンサにおいて、
前記導電部は、一辺の長さ寸法が100μm以上となる略矩形状の領域を含むように形成されている、タッチセンサ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のタッチセンサにおいて、
少なくとも一方の面に対して凹陥状に形成された溝部を有する基板をさらに備え、
前記導電部は、前記溝部に導電材が埋設された導電層として構成されている、タッチセンサ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のタッチセンサにおいて、
前記第2メッシュパターンは、導電性を有する複数の第2細線が互いに交差して配置されることで形成され、
前記複数の第2細線の配置密度が前記第1メッシュパターンにおける前記複数の第1細線の配置密度よりも高くなるように構成されている、タッチセンサ。 - 請求項5に記載のタッチセンサにおいて、
前記センサ電極の前記第1端部および前記第2端部の双方に接続端子をさらに有し、
前記複数の第1細線は、その線方向が前記接続端子を斜めに横切るように前記接続端子と交差した状態で前記接続端子と接続されており、
前記複数の第1細線と前記接続端子との接続交点同士は、前記接続端子の長手方向において互いに間隔をあけて配置されており、
前記導電部は、少なくとも2本の前記第2細線が前記接続交点同士の間で前記接続端子と交差するように構成されている、タッチセンサ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021128611A (ja) * | 2020-02-14 | 2021-09-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | タッチセンサ |
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