JP2020091335A - 薄膜トランジスタ基板及び表示パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のゲート信号線と複数のゲート引出線及び複数のダミーゲート引出線とが交差する構造を有していながらも配線レイアウトの自由度が高いTFT基板及び表示パネルを提供する。【解決手段】画素領域2aにおける第1方向に延在する複数のゲート信号線11と、画素領域2aにおける第2方向に延在する複数のゲート引出線13及び複数のダミーゲート引出線14とを備え、複数のゲート引出線13は、画素領域2aを第1方向に沿って第1領域A1、第2領域A2及び第3領域A3の少なくとも3つに分割した場合、(i)複数のゲート引出線13は、第2領域A2に形成され、かつ、複数のダミーゲート引出線14は、第1領域A1及び第3領域A3の各々に形成される、又は、(ii)複数のゲート引出線13は、第1領域A1及び第3領域A3の各々に形成され、かつ、ダミーゲート引出線14は、第2領域A2に形成される。【選択図】図1
Description
本開示は、薄膜トランジスタ基板及びこれを備える表示パネルに関する。
液晶表示パネル又は有機EL(Electro Luminescence)表示パネル等の表示パネルは、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)が設けられた薄膜トランジスタ基板(以下、「TFT基板」と記載する)を備える。
特に、アクティブマトリクス駆動方式の表示パネルでは、TFT基板として、画素領域の画素毎にTFTが設けられたアクティブマトリクス基板を備える。アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示パネルは、例えば、画素毎にTFTが設けられたTFT基板と、TFT基板に対向する対向基板と、TFT基板と対向基板との間に配置された液晶層とを備えている。
TFT基板の画素領域には、TFT以外に、ゲート信号線及びソース信号線等の複数の配線が形成されている。また、TFT基板には、ゲート信号線にゲート信号を供給するゲートドライバと、ソース信号線に映像信号を供給するソースドライバとが実装される。
ゲートドライバ及びソースドライバの実装方法としては、例えば、ゲートドライバ及びソースドライバがフレキシブル配線基板に実装されたTCP(Tape Carrier Package)をTFT基板の額縁領域に接続するCOF(Chip On Film)方式、あるいは、ゲートドライバ及びソースドライバをTFT基板上に直接実装するCOG(Chip On Glass )方式等が挙げられる。このため、TFT基板の額縁領域には、ゲートドライバと電気的に接続される複数のゲート端子電極を含むゲート端子部と、ソースドライバと電気的に接続される複数のソース端子電極を含むソース端子部とが設けられている。
一般的に、ゲート端子部及びソース端子部は、矩形状のTFT基板の額縁領域における隣り合う2辺に設けられているが、近年、表示パネルの狭額縁化等を目的として、ゲート端子部及びソース端子部を額縁領域の同じ辺に設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
ゲート端子部及びソース端子部を額縁領域の同じ辺に設ける場合、例えば、ゲート端子部及びソース端子部を一対の長辺の一方のみに設けることが考えられる。
この場合、ゲート端子部と行方向(短辺に平行な方向)に延在するゲート信号線とを電気的に接続するために、列方向(長辺に平行な方向)に延在する複数のゲート引出線を画素領域内に別途形成し、互いに直交する複数のゲート引出線と複数のゲート信号線とをコンタクトホールを介して接続する。このように、ゲート信号線と立体交差するゲート引出線を設けることで、ゲート端子部とソース端子部とを額縁領域の同じ長辺に設けた場合であっても、ゲート引出線を介してゲート端子部とゲート信号線とを電気的に接続することができる。つまり、ゲートドライバとゲート信号線とを電気的に接続することができる。
この場合、横長矩形状のTFT基板では、行方向に配列される画素の数と列方向に配列される画素の数とが異なっているので、列方向に延在するゲート引出線は、画素領域内の全領域に形成する必要がなく、画素領域内に部分的に形成される。この結果、画素領域内にゲート引出線の配線パターンの密度差が生じる。
そこで、従来、複数のゲート信号線と複数のゲート引出線とが立体交差する構造を有するTFT基板において、ゲート引出線の配線パターンの密度差に起因するローディング効果を抑制するために、ゲート引出線と平行に複数のダミーゲート引出線を形成する技術が提案されている(特許文献2)。
しかしながら、特許文献2に開示された構造では、複数のダミーゲート引出線に所定の電位を印加するために、全てのダミーゲート引出線を額縁領域に寄せた上でゲート端子部に接続しているので、ゲート引出線、ダミーゲート引出線及びソース信号線等の各種配線の額縁領域におけるレイアウトの自由度が低い。
特に、ゲート端子部及びソース端子部が額縁領域の同じ辺に設けられている場合には、ゲート引出線だけではなくソース信号線等の様々な配線が1つの辺に集中することになり、配線レイアウトの制約が大きくなる。さらに、COG方式により額縁領域にゲートドライバ及びソースドライバを直接実装する場合には、ゲートドライバ及びソースドライバの配置レイアウトの自由度が低くなるばかりか、ゲート引出線及びソース信号線等の各種配線の配線レイアウトの自由度が一層低下する。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、複数のゲート信号線と複数のゲート引出線及び複数のダミーゲート引出線とが交差する構造を有していながらも配線レイアウトの自由度が高いTFT基板及び表示パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係るTFT基板の一態様は、複数の画素によって構成された画素領域と前記画素領域を囲む額縁領域とを有する薄膜トランジスタ基板であって、前記画素領域において第1方向に延在する複数のゲート信号線と、前記画素領域において前記第1方向と異なる第2方向に延在する複数のゲート引出線及び複数のダミーゲート引出線とを備え、前記複数のゲート引出線は、前記複数のゲート信号線と前記複数のゲート引出線との複数の交差部のうちの少なくとも1箇所で前記ゲート信号線と接続されており、前記画素領域を前記第1方向に沿って第1領域、第2領域及び第3領域の少なくとも3つに分割した場合、(i)前記複数のゲート引出線は、前記第2領域に形成され、かつ、前記複数のダミーゲート引出線は、前記第1領域及び前記第3領域の各々に形成される、又は、(ii)前記複数のゲート引出線は、前記第1領域及び前記第3領域の各々に形成され、かつ、前記ダミーゲート引出線は、前記第2領域に形成される。
また、本開示に係る表示パネルの一態様は、複数の画素によって構成された画素領域と前記画素領域を囲む額縁領域とを有する薄膜トランジスタ基板であって、前記画素領域において第1方向に延在する複数のゲート信号線と、前記画素領域において前記第1方向と異なる第2方向に延在する複数のソース信号線と、前記画素領域において前記第2方向に延在する複数のゲート引出線及び複数のダミーゲート引出線と、前記複数のゲート引出線に接続された複数のゲート端子電極からなるゲート端子部と、前記複数のソース信号線に接続された複数のソース端子電極からなるソース端子部とを備え、前記複数のゲート引出線は、前記複数のゲート信号線と前記複数のゲート引出線との複数の交差部のうちの少なくとも1箇所で前記ゲート信号線と接続されており、前記額縁領域における前記ダミーゲート引出線と前記ダミーゲート端子電極との経路には、ダミーゲート中継配線が設けられており、前記複数のゲート引出線及び前記複数のダミーゲート引出線は、前記複数のソース信号線と同層に形成され、前記ダミーゲート中継配線は、前記複数のゲート信号線と同層に形成され、かつ、前記複数のソース信号線と異なる層に形成されており、前記ダミーゲート中継配線は、コンタクトホールを介して前記ダミーゲート引出線に接続されており、かつ、コンタクトホールを介して前記ダミーゲート端子電極に接続されている。
本開示によれば、複数のゲート信号線と複数のゲート引出線及び複数のダミーゲート引出線とが交差する構造を有していながらも、配線レイアウトの自由度が高いTFT基板及び表示パネル等を実現することができる。
以下、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、及び、構成要素の配置位置や接続形態などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、各図において縮尺等は必ずしも一致していない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、実施の形態に係る画像表示装置1の概略構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る画像表示装置1の概略構成を模式的に示す図である。図2は、実施の形態に係る表示パネル2の画素PXの構成を示す平面図である。なお、図2では、画素領域2aのうちゲート引出線13が形成された第2領域A2における画素PXの構成を示している。また、図3は、実施の形態に係る表示パネル2におけるゲート端子部71及びソース端子部72の周辺の構成を示す平面図である。なお、図3では、ゲート端子部71及びソース端子部72にゲートドライバ3a及びソースドライバ3bもフレキシブル配線基板4も実装されていない状態を示している。
まず、実施の形態に係る画像表示装置1の概略構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る画像表示装置1の概略構成を模式的に示す図である。図2は、実施の形態に係る表示パネル2の画素PXの構成を示す平面図である。なお、図2では、画素領域2aのうちゲート引出線13が形成された第2領域A2における画素PXの構成を示している。また、図3は、実施の形態に係る表示パネル2におけるゲート端子部71及びソース端子部72の周辺の構成を示す平面図である。なお、図3では、ゲート端子部71及びソース端子部72にゲートドライバ3a及びソースドライバ3bもフレキシブル配線基板4も実装されていない状態を示している。
画像表示装置1は、複数の画素によって構成された画素領域に画像(映像)を表示する。画像表示装置1に表示される画像は、静止画像及び動画像のいずれであってもよい。
図1に示すように、画像表示装置1は、表示パネル2と、表示パネル2を駆動するドライバとして設けられたゲートドライバ3a及びソースドライバ3bと、表示パネル2に接続されたフレキシブル配線基板4と、フレキシブル配線基板4に接続された回路基板5とを備える。
また、画像表示装置1は、さらに、ゲートドライバ3a及びソースドライバ3bに制御信号を出力するタイミングコントローラ6と、ゲートドライバ3a、ソースドライバ3b及び表示パネル2に供給する各種制御電圧を生成する電源回路7と、入力映像信号をもとにタイミングコントローラ6に画像データを出力する画像処理回路8とを備える。
本実施の形態において、タイミングコントローラ6及び電源回路7は、回路基板5に実装されている。回路基板5は、略矩形板状のプリント基板(PCB;Printed Circuit Board)であり、回路基板5には、タイミングコントローラ6及び電源回路7等を構成する複数の電子部品が実装されている。回路基板5は、タイミングコントローラ6から出力された各種信号及び電源回路7から出力される各種制御電圧を、ゲートドライバ3a、ソースドライバ3b及び表示パネル2に伝達する機能を有する。
なお、本実施の形態において、画像表示装置1は、液晶表示装置であるので、表示パネル2は、液晶表示パネルである。したがって、図示されていないが、画像表示装置1は、表示パネル2の背面側に配置されたバックライトを備える。
表示パネル2は、カラー画像を表示する液晶表示パネルであって、一対の基板間に液晶層が設けられた液晶セルと、液晶セルを挟む一対の偏光板とを含む。
液晶層を挟む一対の基板の一方は、TFT及び配線等が形成されたTFT基板100(第1基板)であり、一対の基板の他方は、R(赤)、G(緑)及びB(青)の各々のカラーフィルタ(CF)が形成されたCF基板200(第2基板)である。
本実施の形態において、表示パネル2は、アクティブマトリクス駆動方式の表示パネルであるので、TFT基板100は、複数のTFTがマトリクス状等に設けられたアクティブマトリクス基板(TFTアレイ基板)である。表示パネル2の液晶駆動方式は、例えばIPS(In Plane Switching)方式又はFFS(Fringe Field Switching)方式等の横電界方式であるが、VA(Vertical Alignment)方式又はTN(Twisted Nematic)方式等であってもよい。
図1に示すように、表示パネル2は、複数の画素によって構成された画素領域2aと、画素領域2aを囲む額縁領域2bとを有する。つまり、TFT基板100及びCF基板200は、画素領域2aと額縁領域2bとを有する。画素領域2aは、画像が表示される表示領域(有効領域)であり、例えば、マトリクス状に配列された複数の画素によって構成されている。額縁領域2bは、表示パネル2の周辺領域であって、画素領域2aの外側に位置する領域である。また、額縁領域2bは、画像が表示されない非表示領域(無効領域)である。本実施の形態において、表示パネル2の平面視形状は、矩形状である。具体的には、TFT基板100及びCF基板200の平面視形状は、矩形状である。したがって、画素領域2aの形状は、矩形状であり、額縁領域2bの形状は、矩形枠状である。
TFT基板100は、配線として、複数のゲート信号線11(走査信号線)と、複数のソース信号線12(データ線)と、複数のゲート引出線13と、複数のダミーゲート引出線14と、複数のコモン線15とを備える。複数のゲート信号線11、複数のソース信号線12、複数のゲート引出線13、複数のダミーゲート引出線14及び複数のコモン線15は、少なくとも画素領域2aに形成されている。
複数のゲート信号線11は、画素領域2aにおいて第1方向に延在している。本実施の形態において、第1方向は、横方向である行方向(矩形状のTFT基板100の長辺と平行な方向)であるので、複数のゲート信号線11は、行方向に延在している。複数のゲート信号線11は、画素領域2aでは互いに平行に形成されている。
また、複数のソース信号線12は、画素領域2aにおいて第1方向とは異なる第2方向に延在する。本実施の形態において、第2方向は、第1方向に直交する方向であって、縦方向である列方向(矩形状のTFT基板100の短辺と平行な方向)であるので、複数のソース信号線12は、列方向に延在している。したがって、複数のソース信号線12と複数のゲート信号線11とは立体交差している。複数のソース信号線12は、画素領域2aでは互いに平行に形成されている。
画素領域2aを構成する複数の画素の各々は、行方向に延在するゲート信号線11と列方向に延在するソース信号線12とによって囲まれる領域である。
図2に示すように、ゲート信号線11は、列方向に隣り合う2つの画素PX(サブ画素)の境界部ごとに1本ずつ設けられている。各ゲート信号線11は、行方向に配列された複数の画素PXの各々のTFT20に接続されており、各TFTにゲート信号を供給する。具体的には、各ゲート信号線11は、各画素PXのTFT20のゲート電極GTに接続されている。
ソース信号線12は、行方向に隣り合う2つの画素PXの境界部ごとに1本ずつ設けられている。各ソース信号線12は、列方向に配列された複数の画素PXの各々の複数のTFT20に接続されており、各TFTにデータ信号を供給する。具体的には、各ソース信号線12は、各TFT20の一対のソースドレイン電極SDの一方に接続されている。なお、各画素PXにおいて、TFT20のソースドレイン電極SDの他方は、画素電極30に接続されている。
図2に示すように、画素領域2aを構成する複数の画素PXの各々には、TFT20、画素電極30及び共通電極(コモン電極)40が設けられている。TFT20は、ゲート電極GTと一対のソースドレイン電極SDとを有する。一対のソースドレイン電極SDは、一方がソース電極であり、他方がドレイン電極である。
TFT20及び画素電極30は、各画素PXに1つずつ設けられている。具体的には、赤色用画素PXR、緑色用画素PXG及び青色用画素PXBの各々には、1つのTFT20と1つの画素電極30とが設けられている。なお、TFT20及び画素電極30は、各画素PXに複数ずつ設けられていてもよい。
共通電極40は、画素電極30に対向して設けられている。共通電極40と画素電極30とは、積層方向に対向していてもよいし、積層方向と交差する方向に対向していてもよい。
また、共通電極40は、複数の画素PXにわたって設けられている。具体的には、共通電極40は、画素領域2aの全ての画素PXにわたって設けられている。つまり、共通電極40は、全ての画素PXに共通する1つの平面状の電極であり、画素領域2aの全体に形成されている。なお、共通電極40は、画素PXごとに設けられていてもよい。
図1に示すように、TFT基板100には、複数のゲート引出線13が形成されている。複数のゲート引出線13は、画素領域2aにおいて第1方向に延在している。具体的には、複数のゲート引出線13は、列方向(縦方向)に延在している。複数のゲート引出線13は、画素領域2aでは互いに平行に形成されている。つまり、複数のゲート引出線13は、複数のソース信号線12と平行に形成されており、また、複数のゲート信号線11と直交している。したがって、複数のゲート引出線13と複数のゲート信号線11とは立体交差している。
各ゲート引出線13は、ゲートドライバ3aから出力されるゲート信号を、当該ゲート引出線13に対応するゲート信号線11に供給する。したがって、複数のゲート引出線13は、複数のゲート信号線11と複数のゲート引出線13との複数の交差部のうちの少なくとも1箇所でゲート信号線11と接続されている。つまり、複数のゲート信号線11の各々は、1つ以上のゲート引出線13と電気的に接続されている。具体的には、複数のゲート信号線11と複数のゲート引出線13とは、画素領域2a内における複数のゲート信号線11と複数のゲート引出線13との複数の立体交差部のうちの少なくとも1箇所において、ゲートコンタクトホール11aを介して接続されている。
例えば、1本のゲート信号線11と1本のゲート引出線13とは、1箇所で接続されている。したがって、各ゲート信号線11は、1箇所のゲートコンタクトホール11aにおいて1本のゲート引出線13に接続されている。
なお、1本のゲート信号線11が2本のゲート引出線13に接続されていてもよい。この場合、1本のゲート信号線11は、2箇所のゲートコンタクトホール11aにおいて2本のゲート引出線13に接続される。また、1本のゲート信号線11におけるゲートコンタクトホール11aの数は、1つ又は2つに限らず、3つ以上であってもよく、少なくとも1つあればよい。すなわち、1本のゲート信号線11は、少なくとも1本のゲート引出線13に接続されていればよい。
図2に示すように、ゲート引出線13は、行方向に隣り合う2つの画素PXの間に設けられている。例えば、ゲート引出線13は、部分的には、行方向に隣り合う3つの画素PXごとに1本ずつ設けられている。一例として、ゲート引出線13は、赤色用画素PXR、緑色用画素PXG及び青色用画素PXBの3つのサブ画素を一単位として、3つのサブ画素ごとに1本ずつ設けられている。なお、ゲート引出線13は、行方向に延在する複数のゲート信号線11の本数に応じて、画素領域2a内の任意の画素間に形成されていてもよい。
このように、表示パネル2には、ゲートドライバ3aから出力されるゲート信号用の配線(ゲート線)として、行方向に延在する横ゲート線であるゲート信号線11が設けられているとともに、列方向に延在する縦ゲート線であるゲート引出線13が設けられている。
また、図1に示すように、TFT基板100には、複数のダミーゲート引出線14が形成されている。複数のダミーゲート引出線14は、画素領域2aにおいて第1方向に延在している。具体的には、複数のダミーゲート引出線14は、複数のソース信号線12及び複数のゲート引出線13と同様に、列方向(縦方向)に延在している。複数のダミーゲート引出線14は、画素領域2aでは互いに平行に形成されている。つまり、複数のダミーゲート引出線14は、複数のソース信号線12及び複数のゲート引出線13と平行に形成されており、また、複数のゲート信号線11と直交している。したがって、複数のダミーゲート引出線14と複数のゲート信号線11とは立体交差している。
複数のダミーゲート引出線14は、ゲート引出線13とは異なり、ゲート信号線11に接続されていない。また、複数のダミーゲート引出線14は、ゲート引出線13にも接続されていない。つまり、複数のダミーゲート引出線14の各々には、ゲート信号が供給されない。詳細は、後述するが、複数のダミーゲート引出線14には、コモン線15に印加されるコモン電位が印加される。
ダミーゲート引出線14は、ゲート引出線13の配線パターンの密度差に起因する表示品位の低減を抑制するため等の理由で形成される。このため、ダミーゲート引出線14は、画素領域2aのうち、ゲート引出線13が形成されていない領域において、ゲート引出線13と同様のレイアウトで形成されるとよい。
例えば、ダミーゲート引出線14は、ゲート引出線13と同様に、行方向に隣り合う3つの画素PXごとに1本ずつ設けられているとよい。一例として、ダミーゲート引出線14は、赤色用画素PXR、緑色用画素PXG及び青色用画素PXBの3つのサブ画素を一単位として、3つのサブ画素ごとに1本ずつ設けられている。
本実施の形態において、複数のゲート引出線13は、まとまりを持たせて形成されている。また、複数のダミーゲート引出線14も、まとまりを持たせて形成されている。つまり、画素領域2aには、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14のうちゲート引出線13のみが複数本まとまって形成されている領域と、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14のうちダミーゲート引出線14のみが複数本まとまって形成されている領域とが存在する。
具体的には、図1に示すように、画素領域2aを第1方向(本実施の形態では行方向)に沿って第1領域A1、第2領域A2及び第3領域A3の3つに分割した場合、複数のゲート引出線13は、第2領域A2にまとまって形成され、かつ、複数のダミーゲート引出線14は、第1領域A1及び第3領域A3の各々にまとまって形成されている。
つまり、第2領域A2には、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14のうちゲート引出線13のみが形成されており、ダミーゲート引出線14が形成されていない。第2領域A2は、ゲート引出線13とゲート信号線11とが接続されるゲートコンタクトホール11aが形成されたゲート接続領域である。
一方、第1領域A1及び第3領域A3は、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14のうちダミーゲート引出線14のみが形成されたダミー領域であり、第1領域A1及び第3領域A3には、ゲート引出線13が形成されていない。
本実施の形態において、第1領域A1は、画素領域2aの行方向における一方の端部領域であり、第3領域A3は、画素領域2aの行方向における他方の端部領域である。第2領域A2は、第1領域A1と第3領域A3との間の領域である。具体的には、第2領域A2は、TFT基板100の中央を含む中央領域であって、2つのゲート端子部71に接続された全ての複数のゲート引出線13が形成された領域である。なお、第1領域A1、第2領域A2及び第3領域A3の幅は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
コモン線15は、画素領域2aにおいて第1方向及び第2方向の少なくとも一方に延在している。図1に示すように、本実施の形態において、複数のコモン線15は、複数のソース信号線12、複数のゲート引出線13及び複数のダミーゲート引出線14と同様に、列方向(縦方向)のみに延在しており、画素領域2aでは互いに平行に形成されている。つまり、複数のコモン線15は、複数のソース信号線12、複数のゲート引出線13及び複数のダミーゲート引出線14と平行に形成されており、また、複数のゲート信号線11と直交している。したがって、複数のコモン線15と複数のゲート信号線11とは立体交差している。
図2に示すように、本実施の形態では、コモン線15は、行方向に隣り合う2つの画素PXの間に設けられている。具体的には、行方向に隣り合う3つの画素PXごとに1本ずつ設けられている。例えば、コモン線15は、ゲート引出線13と同様に、赤色用画素PXR、緑色用画素PXG及び青色用画素PXBの3つのサブ画素を一単位として、3つのサブ画素ごとに1本ずつ設けられている。コモン線15は、画素領域2aの全領域にわたって形成されている。つまり、コモン線15は、第1領域A1、第2領域A2及び第3領域A3の各々に形成されている。
なお、コモン線15は、全ての画素間に設けられていてもよい。また、コモン線15は、列方向のみに延在する場合に限らず、行方向のみに延在していてもよいし、行方向及び列方向の両方に延在していてもよい。
図2に示すように、コモン線15は、第2領域A2では、平面視においてゲート引出線13と重なるようにして列方向に延在している。また、図示しないが、コモン線15は、第1領域A1及び第3領域A3では、平面視においてダミーゲート引出線14と重なるようにして列方向に延在している。なお、コモン線15は、平面視においてゲート引出線13及びダミーゲート引出線14と重ならないように形成されていてもよい。
複数のコモン線15には、コモン電位が印加されている。本実施の形態では、複数のコモン線15は、コモン電位が印加されるコモンバス配線50に接続されている。つまり、複数のコモン線15には、コモンバス配線50からコモン電位が印加される。また、コモン線15と共通電極40とは接触しており、共通電極40には、コモン電位が印加される。つまり、コモン線15と共通電極40とは、同電位となるように設定されている。また、コモン線15は、ダミーゲート引出線14とも同電位である。
コモンバス配線50は、TFT基板100の額縁領域2bに形成されている。本実施の形態において、コモンバス配線50は、画素領域2aを囲むように形成されている。具体的には、コモンバス配線50は、矩形の枠状に形成されている。なお、コモンバス配線50と全てのコモン線15とが接続されていれば、コモンバス配線50の形状は、枠状に限らない。
また、TFT基板100の額縁領域2bには、シールド電極60も形成されている。シールド電極60も画素領域2aを囲むように形成されている。本実施の形態において、シールド電極60は、コモンバス配線50を囲むように形成されている。具体的には、シールド電極60は、矩形状のTFT基板100の額縁領域2bの最外周に形成されており、額縁領域2bの長辺と短辺とにまたがって形成されている。一例として、シールド電極60は、ゲート端子部71及びソース端子部72が設けられた辺を除いた少なくとも3つの辺にわたって形成されている。
このように、シールド電極60を設けることによって、信号ノイズを抑制することができる。したがって、シールド電極60には、一定の電位が印加されているとよい。本実施の形態において、シールド電極60には、コモン電位が印加されている。つまり、シールド電極60とコモンバス配線50とコモン線15とは同電位に設定されている。また、シールド電極60は、ダミーゲート引出線14とも同電位である。
シールド電極60には、スリット状又は円形状の複数の開口が形成されているとよい。一例として、シールド電極60は、無数の開口を有するようにメッシュ状に形成されている。このように、シールド電極60に複数の開口が形成されることで、TFT基板100とCF基板200との間の液晶層を封止する封止部材をシールド電極60に積層させた場合でも、封止部材を容易に硬化させることができる。例えば、封止部材の材料が紫外線硬化型樹脂である場合、シールド電極60の開口を介してシールド電極60上に塗布した封止部材に紫外線を照射させて封止部材を硬化させることができる。
以上のように、TFT基板100には、配線として、複数のゲート信号線11、複数のソース信号線12、複数のゲート引出線13、複数のダミーゲート引出線14及びコモン線15が設けられている。
ソース信号線12、ゲート引出線13、ダミーゲート引出線14及びコモン線15とゲート信号線11とは直交するので、ソース信号線12、ゲート引出線13、ダミーゲート引出線14及びコモン線15とゲート信号線11とは互いに異なるメタル層(配線層)に形成されている。また、ソース信号線12、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14は、同一のメタル層に形成されている。
本実施の形態において、ゲート信号線11が形成される第1メタル層は、ソース信号線12、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14が形成される第2メタル層よりも下層に位置する。具体的には、ゲート信号線11は、ゲート絶縁膜によって覆われており、ソース信号線12、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14は、このゲート絶縁膜の上に配置されている。具体的には、ゲート信号線11が形成される第1メタル層と、ソース信号線12、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14が形成される第2メタル層との間には、層間絶縁膜としてゲート絶縁膜が形成されている。なお、コモン線15は、ソース信号線12、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14が形成される第2メタル層の上層に位置する。
ゲート信号線11には、ゲートドライバ3aで生成されたゲート信号がゲート引出線13を介して供給される。また、ソース信号線12には、ソースドライバ3bで生成されたデータ信号が供給される。
図1に示すように、ゲートドライバ3a及びソースドライバ3bは、COG方式によってTFT基板100に実装されている。具体的には、ゲートドライバ3aは、TFT基板100の額縁領域2bに設けられたゲート端子部71に実装されている。また、ソースドライバ3bは、TFT基板100の額縁領域2bに設けられたソース端子部72に実装されている。
本実施の形態において、ゲート端子部71及びソース端子部72は、TFT基板100の額縁領域2bにおける一対の辺のうちの一方に実装されている。つまり、ゲート端子部71及びソース端子部72は、額縁領域2bの同じ辺に設けられている。
具体的には、ゲート端子部71及びソース端子部72は、矩形状のTFT基板100における額縁領域2bの4つの辺のうちの一対の長辺の一方(図1の下側の長辺)のみに設けられている。したがって、ゲートドライバ3a及びソースドライバ3bも、TFT基板100における額縁領域2bの一対の長辺のうちの一方のみに実装されている。つまり、ゲートドライバ3a及びソースドライバ3bは、同じ長辺に実装されている。
一例として、ゲート端子部71は、額縁領域2bにおける一対の長辺のうちの一方の長辺に2つ設けられている。したがって、ゲートドライバ3aは、額縁領域2bにおける一対の長辺のうちの一方の長辺に2つ設けられている。2つのゲートドライバ3aの一方は、第1ゲートドライバであり、2つのゲートドライバ3aの他方は、第2ゲートドライバである。第1ゲートドライバ及び第2ゲートドライバは、行方向(第1方向)に間隔を空けて配置されており、複数のゲート信号線11に複数のゲート引出線13を介してゲート信号を供給する。
また、ソース端子部72は、ゲート端子部71が設けられた長辺と同じ長辺に4つ設けられている。したがって、ソースドライバ3bは、ゲートドライバ3aが実装された長辺と同じ長辺に4つ実装されている。4つのソースドライバ4aは、行方向(第1方向)に間隔を空けて配置されている。
なお、各ゲート端子部71は、隣り合う2つのソース端子部72の間に設けられている。つまり、各ゲートドライバ3aは、隣り合う2つのソースドライバ3bの間に実装されている。
図3に示すように、ゲート端子部71は、複数のゲート信号線11と電気的に接続された複数のゲート端子電極71aを含む。具体的には、複数のゲート端子電極71aの各々は、各ゲート端子電極71aに対応するゲート引出線13を介して各ゲート信号線11と電気的に接続されている。複数のゲート端子電極71aは、一対一で複数のゲート信号線11と電気的に接続されている。
また、ソース端子部72は、複数のソース信号線12と電気的に接続された複数のソース端子電極72aを含む。具体的には、複数のソース端子電極72aは、一対一で複数のソース信号線12と電気的に接続されている。
ゲート端子部71に実装されるゲートドライバ3aは、ゲート信号線11と電気的に接続されている。本実施の形態において、ゲートドライバ3aは、ゲート引出線13を介してゲート信号線11と電気的に接続されている。具体的には、ゲートドライバ3aは、TFT基板100の額縁領域2bに設けられたゲート中継配線16によってゲート信号線11及びゲート引出線13と電気的に接続されている。
ゲート中継配線16は、ゲート引出線13とゲート端子部71のゲート端子電極71aとを接続している。ゲート中継配線16は、ゲート引出線13と異なるメタル層に形成されており、コンタクトホールを介してゲート引出線13に接続されている。また、ゲート中継配線16は、コンタクトホール16bを介してゲート端子電極71aに接続されている。本実施の形態において、ゲート中継配線16は、ゲート信号線11と同層に形成されている。したがって、コンタクトホール16a及び16bは、ゲート中継配線16及びゲート信号線11が形成される第1メタル層と、ソース信号線12及びゲート引出線13が形成される第2メタル層との間のゲート絶縁膜に形成されている。
ゲートドライバ3aは、タイミングコントローラ6から供給されるタイミング信号に応じた電圧をゲート信号として画素領域2aの各ゲート信号線11に供給する。具体的には、タイミングコントローラ6で生成されたタイミング信号がフレキシブル配線基板4及びソース端子部72を経由してゲートドライバ3aに供給されると、ゲートドライバ3aは、このタイミング信号に応じて、データ信号を書き込む画素のTFTをオンするオン電圧VON(ゲートオン電圧)及びTFTをオフするオフ電圧VOFFをゲート信号として生成する。ゲートドライバ3aで生成されたゲート信号は、ゲート中継配線16及びゲート引出線13を経由してゲート信号線11に供給される。ゲートドライバ3aは、例えば、ICチップによって構成されたゲートドライバICである。
ソース端子部72に実装されるソースドライバ3bは、ソース信号線12と電気的に接続されている。本実施の形態において、ソースドライバ3bは、TFT基板100の額縁領域2bに設けられたソース中継配線17によってソース信号線12と電気的に接続されている。
ソース中継配線17は、ソース信号線12とソース端子部72のソース端子電極72aとを接続している。ソース中継配線17は、ソース信号線12と同じメタル層に形成されており、ゲート中継配線16とは異なる層に形成されている。これにより、ソース中継配線17とゲート中継配線16とは額縁領域2bにおいて立体交差することができる。また、ソース中継配線17とソース信号線12とが同じメタル層に形成されているので、ソース中継配線17とソース信号線12とはコンタクトホールを介することなく連続的に形成されている。
ソースドライバ3bは、タイミングコントローラ6から供給される各画素の階調値を表す映像信号に応じた電圧をデータ信号として画素領域2aの各ソース信号線12に供給する。具体的には、タイミングコントローラ6で生成された映像信号がソースドライバ3bに供給されると、ソースドライバ3bは、この映像信号に応じた電圧をもとにして、ゲートドライバ3aによって選択されたゲート信号線11に接続されるTFTのそれぞれに供給するデータ信号を生成する。ソースドライバ3bで生成されたデータ信号は、画素領域2a内の各ソース信号線12に供給される。これにより、選択されたゲート線に対応する画素にデータ信号が書き込まれる。ソースドライバ3bは、例えば、ICチップによって構成されたソースライバICである。
フレキシブル配線基板4は、FFC(Flexible Flat Cable)又はFPC(Flexible Printed Cable)等のフレキシブル基板に複数のパターン配線が形成された配線ケーブルである。なお、本実施の形態において、フレキシブル配線基板4には、ゲートドライバ3aもソースドライバ3bも実装されていない。
フレキシブル配線基板4の一端部は、例えばACF(Anisotropic Conductive Film)圧着によりTFT基板100の額縁領域2bに接続される。一方、フレキシブル配線基板4の他端部は、ACF圧着により回路基板5に接続されている。これにより、TFT基板100の額縁領域2bに設けられたゲート端子部71及びソース端子部72と回路基板5のタイミングコントローラ6及び電源回路7とがフレキシブル配線基板4を介して電気的に接続される。
本実施の形態において、フレキシブル配線基板4は、ゲート端子部71及びソース端子部72のうちソース端子部72のみに接続されている。したがって、回路基板5から供給される各種制御信号及び各種制御電圧は、フレキシブル配線基板4を介してソース端子部72のみに入力される。このため、回路基板5からゲート端子部71に供給される各種制御信号及び各種制御電圧は、ソース端子部72を経由してゲート端子部71に入力される。この場合、ソース端子部72には、タイミングコントローラ6からの映像信号が入力されるソース端子電極72a以外に、タイミングコントローラ6からゲート端子部71を介してゲートドライバ3aに供給されるタイミング信号が入力されるゲート用中継端子電極と、電源回路7からゲートドライバ3a及びソースドライバ3bに供給される制御信号及び制御電圧が入力される複数の制御信号用端子電極及び制御電圧用端子電極とが含まれる。
本実施の形態において、ソース端子部72には、さらに、コモン線15にコモン電位を印加するためのコモン端子電極72bが含まれている。コモン端子電極72bは、フレキシブル配線基板4を介して回路基板5の電源回路7と電気的に接続されている。コモン端子電極72bには、電源回路7からコモン電圧VCOMが入力される。コモン端子電極72bに供給されたコモン電圧VCOMは、額縁領域2bに形成されたコモン中継配線18を介してシールド電極60に供給される。コモン中継配線18は、コモン端子電極72bとシールド電極60とを連結している。
これにより、シールド電極60には、コモン中継配線18を介してコモン電位(コモン電圧VCOM)が印加される。また、シールド電極60とコモンバス配線50とが接続されているので、シールド電極60にコモン電位が印加されると、コモンバス配線50にもコモン電位が印加される。したがって、コモンバス配線50に接続された複数のコモン線15にコモン電位が印加される。なお、コモン電圧VCOMは、一定の電圧であり、一例として、1V〜7Vであるが、これに限らない。
タイミングコントローラ6は、メモリに記憶された補正データを読み出して、この補正データをもとに画像処理回路8からの画像データに対して色調整等の各種の画像信号処理を行って、TFT基板100に供給する制御信号として、各画素の階調値を示す映像信号及びタイミング信号を生成する。タイミングコントローラ6で生成されたタイミング信号は、フレキシブル配線基板4及びゲート端子部71を介してゲートドライバ3aに供給される。また、タイミングコントローラ6で生成された映像信号は、フレキシブル配線基板4及びソース端子部72を介してソースドライバ3bに供給される。なお、タイミングコントローラ6は、例えば、CPU等の演算処理回路によって構成されている。一例として、タイミングコントローラ6は、ICチップによって構成されている。
電源回路7は、各種制御電圧を生成する。具体的には、電源回路7は、ゲートドライバ3a及びソースドライバ3b等を制御する制御電圧として、電源電圧(駆動電圧)及びグランド電圧を生成するとともにコモン電圧VCOM等の各種電圧を生成する。電源回路7で生成された制御電圧(電源電圧、グランド電圧、コモン電圧等)は、フレキシブル配線基板4を介して、ゲートドライバ3a、ソースドライバ3b及びTFT基板100に供給される。また、電源回路7で生成されたコモン電圧は、フレキシブル配線基板4を介してコモンバス配線50及びシールド電極60に供給される。
画像処理回路8は、外部のシステム(図示せず)から送信された入力映像信号を受信し、画像処理を実行した後、タイミングコントローラ6に画像データを出力する。なお、画像処理回路8は、回路基板5に実装されていないが、回路基板5に実装されていてもよい。一例として、タイミングコントローラ6は、ICチップによって構成されている。
次に、表示パネル2の断面構造について、図1〜図3を参照しつつ、図4〜図8を用いて説明する。図4〜図8は、実施の形態に係る表示パネル2の部分断面図である。図4は、図2のIV−IV線における断面図である。図5は、図1のV−V線における断面図である。図6は、図1のVI−VI線における断面図である。図7は、図1のVII−VII線における断面図である。図8は、図3のVIII−VIII線における断面図である。
図4〜図7に示すように、表示パネル2は、TFT基板100と、TFT基板100に対向するCF基板200と、TFT基板100とCF基板200との間に配置された液晶層300とを備える。液晶層300は、額縁領域2bに形成された枠状の封止部材400によってTFT基板100とCF基板200との間に封止されている。
TFT基板100には、TFT20と、ゲート信号線11、ソース信号線12、ゲート引出線13、ダミーゲート引出線14及びコモン線15等の各種配線と、これらの配線間に形成された層間絶縁膜と、画素電極30と、共通電極40と、コモンバス配線50と、シールド電極60とが設けられている。これらの部材は、第1透明基板110に形成される。第1透明基板110は、例えば、ガラス基板又は透明樹脂基板の透明基材である。
第1透明基板110に形成されたTFT20は、図4に示すように、ゲート電極GTと、一対のソースドレイン電極SDと、チャネル層となる半導体層SCとによって構成されている。本実施の形態において、TFT20は、ボトムゲート構造のTFTであり、第1透明基板110の上に形成されたゲート電極GTと、ゲート電極GTの上に形成されたゲート絶縁膜である第1絶縁膜121と、第1絶縁膜121を介してゲート電極GTの上方に形成された半導体層SCとを備える。なお、一対のソースドレイン電極SDは、半導体層SCの上に形成される。
ゲート電極GTは、例えば、モリブデン膜と銅膜との2層構造からなる金属膜によって構成されていてもよいし、銅膜等からなる1層の金属膜によって構成されていてもよい。第1絶縁膜121は、例えば、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との2層構造の絶縁膜によって構成されていてもよいし、酸化シリコン膜又は窒化シリコン膜の1層の絶縁膜によって構成されていてもよい。半導体層SCは、例えば、i−アモルファスシリコン膜とn−アモルファスシリコン膜との2層構造からなる半導体膜によって構成されていてもよいし、1層の半導体膜によって構成されていてもよい。一対のソースドレイン電極SDは、例えば、モリブデン膜と銅膜との2層構造からなる金属膜によって構成されていてもよいし、銅膜等からなる1層の金属膜によって構成されていてもよい。
なお、ゲート電極GT、一対のソースドレイン電極SD、半導体層SC及び第1絶縁膜(ゲート絶縁膜)121の材料は、上記の材料に限定されるものではない。例えば、半導体層SCの材料としては、In−Ga−Zn−O系酸化物半導体等を用いてもよい。
図4に示すように、ゲート信号線11は、ゲート電極GTと同層に形成されている。つまり、ゲート信号線11とゲート電極GTとは、同一の第1メタル層に形成されており、同じ金属膜をパターニングすることによって形成される。したがって、ゲート電極GTとゲート信号線11とは、同じ材料によって構成されている。本実施の形態において、ゲート電極GTは、ゲート信号線11の一部である。
また、ソース信号線12、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14は、一対のソースドレイン電極SDと同層に形成されている。つまり、ソース信号線12、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14と一対のソースドレイン電極SDとは、同一の第2メタル層(ソースドレイン層)に形成されており、同じ金属膜をパターニングすることによって形成される。本実施の形態において、一対のソースドレイン電極SDのうちソース信号線12に接続される方のソースドレイン電極は、ソース信号線12の一部である。
また、図5に示すように、ダミーゲート引出線14が形成される第2メタル層(ソースドレイン層)には、シールド電極60が形成されている。つまり、シールド電極60は、ソース信号線12、ゲート引出線13、ダミーゲート引出線14及び一対のソースドレイン電極SDと同層に形成されている。したがって、シールド電極60、ソース信号線12、ゲート引出線13、ダミーゲート引出線14及び一対のソースドレイン電極SDは、同じ材料によって構成されている。
ゲート信号線11及びゲート電極GTが形成される第1メタル層は、ソース信号線12及びゲート引出線13等が形成される第2メタル層よりも下層に位置する。したがって、ゲート信号線11及びゲート電極GTと、ソース信号線12、ゲート引出線13、ダミーゲート引出線14、一対のソースドレイン電極SD及びシールド電極60とは、異なるメタル層に形成されている。
図2及び図4に示すように、異なるメタル層に形成されたゲート信号線11とゲート引出線13とは、ゲートコンタクトホール11aを介して接続されている。ゲートコンタクトホール11aは、ゲート信号線11とゲート引出線13とのコンタクト部であり、図4に示すように、ゲート信号線11が形成された第1メタル層とゲート引出線13が形成された第2メタル層との間の第1絶縁膜121に形成されている。
また、図4〜図8に示すように、第1透明基板110の上方には、ソース信号線12、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14及びシールド電極60を覆うように、第2絶縁膜122が形成されている。具体的には、第2絶縁膜122は、第1絶縁膜121の上に形成された第2メタル層を覆っている。第2絶縁膜122は、例えば、窒化シリコン膜等の無機材料からなる無機絶縁膜によって構成されている。無機絶縁膜である第2絶縁膜122は、例えばCVD(chemical vapor deposition)法によって成膜することができる。
さらに、第2絶縁膜122を覆うように第3絶縁膜123が形成されている。本実施の形態において、第3絶縁膜123の厚さは、第2絶縁膜122の厚さよりも厚い。具体的には、第3絶縁膜123の厚さは、第2絶縁膜122の厚さの10倍以上であり、一例として、3000nmである。これにより、ゲート信号線11及びソース信号線12等の配線と共通電極40との間の厚み方向の距離を大きくすることができるので、ゲート信号線11及びソース信号線12等の配線と共通電極40とで形成される寄生容量を軽減することができる。しかも、第3絶縁膜123を厚くすることで、TFT20、ゲート信号線11及びソース信号線12等が形成された積層構造のTFT層を平坦化することができる。これにより、表面が平坦化された第3絶縁膜123を形成することができるので、第3絶縁膜123の直上の共通電極40を平坦な平面状に形成することができる。
本実施の形態において、第3絶縁膜123は、炭素を含む有機材料からなる有機絶縁膜によって構成されている。有機絶縁膜である第3絶縁膜123は、例えば液状の有機材料を塗布して硬化することによって形成することができる。これにより、第3絶縁膜123を容易に厚膜化することができるので、全ての画素PXにわたって第3絶縁膜123の表面を容易に平坦にすることができる。つまり、第3絶縁膜123は、平坦化層として機能している。
また、TFT基板100に形成された共通電極40及び画素電極30は、第4絶縁膜124を介して対向して積層されている。本実施の形態において、画素電極30は、共通電極40よりも上層に位置している。つまり、共通電極40は、画素電極30よりも下層に位置している。
具体的には、共通電極40は、第3絶縁膜123の上に形成されており、共通電極40を覆うように第4絶縁膜124が形成されている。そして、第4絶縁膜124の上に画素電極30が所定形状で形成されている。一例として、画素電極30は、各画素PXごとに櫛歯状に形成されているが、これに限らない。
共通電極40及び画素電極30は、例えば、インジウム錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)等の透明金属酸化物によって構成された透明電極である。また、第4絶縁膜124は、例えば、窒化シリコン膜等の無機絶縁膜によって構成されている。無機絶縁膜である第4絶縁膜124は、例えばCVD法によって成膜することができる。
上述のように、共通電極40は、全ての画素PXにわたって形成された平面状のべた電極である。これにより、ゲート信号線11及びソース信号線12等の配線が共通電極40によって覆われるので、ゲート信号線11及びソース信号線12等の配線で発生する電界を共通電極40によって遮蔽することができる。つまり、TFT層で発生する電界を共通電極40によってシールドすることができる。したがって、共通電極40の上に形成する画素電極30の形状及び大きさの設計の自由度が向上するので、画素PXの光透過率及び開口率を容易に向上させることができる。
共通電極40は薄膜平面状のべた電極であるが、図2に示すように、共通電極40におけるゲート信号線11の上には、TFT20のソースドレイン電極SDと画素電極30とを接続するために開口部40aが形成されている。したがって、共通電極40の開口部40aには、第2絶縁膜122、第3絶縁膜123及び第4絶縁膜124の3層構造の絶縁層を貫通するコンタクトホールが設けられており、各画素PXにおいて、TFT20のソースドレイン電極SDと画素電極30とはこのコンタクトホールを介して接続されている。
図4に示すように、共通電極40の上には、複数のコモン線15が形成されている。本実施の形態において、各コモン線15は、共通電極40の直上に設けられている。すなわち、各コモン線15は、共通電極40に接触して共通電極40に積層されている。したがって、第4絶縁膜124は、共通電極40だけではなく、共通電極40に積層されたコモン線15も覆っている。
各コモン線15は、共通電極40よりも低抵抗の材料によって構成されている。例えば、コモン線15は、金属材料からなる遮光性及び導電性を有する金属膜である。本実施の形態において、コモン線15は、銅膜によって構成されている。このように、共通電極40にコモン線15を積層することによって共通電極40の時定数を下げることができる。
コモン線15には、コモンバス配線50を介してコモン電位が印加される。図5に示すように、コモンバス配線50は、共通電極40と同層に形成された第1電極51と、第1電極51に積層され、コモン線15と同層に形成された第2電極52とを有する。したがって、第1電極51は、共通電極40と同じ材料によって構成され、第2電極52は、コモン線15と同じ材料によって構成されている。コモンバス配線50は、共通電極40及びコモン線15と同様に、第4絶縁膜124に覆われている。
また、画素電極30の上には第5絶縁膜125が形成されている。第5絶縁膜125は、画素電極30を覆うように第4絶縁膜124の上に形成されている。本実施の形態において、第5絶縁膜125は、全ての画素PXにわたって形成されている。
第5絶縁膜125は、無機材料によって構成された無機絶縁膜又は有機材料によって構成された有機絶縁膜である。第5絶縁膜125は、有機絶縁膜からなる配向膜であってもよい。配向膜は、液晶層300に接しており、液晶層300の液晶分子の初期配向角度を制御する。具体的には、液晶分子の初期配向角度を一定方向に揃えるために、配向膜にはラビング処理が施されている。なお、第5絶縁膜125が配向膜でない場合は、第5絶縁膜125の上に配向膜を別途形成するとよい。
本実施の形態において、第1絶縁膜121、第2絶縁膜122、第3絶縁膜123、第4絶縁膜124及び第5絶縁膜125は、画素領域2aだけではなく、額縁領域2bにも形成されている。具体的には、第1絶縁膜121、第2絶縁膜122、第3絶縁膜123、第4絶縁膜124及び第5絶縁膜125は、第1透明基板110上の全面に形成されている。
ここで、各種配線及び電極の接続関係について詳細に説明する。まず、コモン電位が印加される部材同士の接続関係について詳細に説明する。本実施の形態では、ダミーゲート引出線14、コモン線15、共通電極40、コモンバス配線50及びシールド電極60にコモン電位が印加されている。
図1に示すように、表示パネル2(TFT基板100)は、複数のダミーゲート引出線14の各々とシールド電極60とを接続する第1接続配線81を備える。つまり、各ダミーゲート引出線14とシールド電極60とは第1接続配線81を介して接続されている。具体的には、ダミーゲート引出線14の一方の端部が第1接続配線81によってシールド電極60と接続されている。
図5に示すように、第1接続配線81は、額縁領域2bに形成された第1コンタクトホール81aを介して複数のダミーゲート引出線14の各々とシールド電極60とを接続している。これにより、シールド電極60を介して複数のダミーゲート引出線14にコモン電位を印加することができる。
本実施の形態において、第1接続配線81は、画素電極30と同層に形成されている。したがって、第1接続配線81は、画素電極30と同じ材料によって構成されている。このように、ダミーゲート引出線14とシールド電極60とを接続する第1接続配線81を画素電極30と同層に形成する場合、第1コンタクトホール81aは、第2絶縁膜122、第3絶縁膜123及び第4絶縁膜124を貫通するように形成される。
この場合、第1コンタクトホール81aは、画素電極30とTFT20のソースドレイン電極とを接続するためのコンタクトホールを形成するときのプロセスと同時に形成することができる。これにより、フォトマスクを増やすことなく第1コンタクトホール81aを形成することができる。また、画素電極30をパターニングする際のプロセスと同時に第1接続配線81を所定形状に形成することができる。なお、第1コンタクトホール81aは、1つの第1接続配線81について、ダミーゲート引出線14の上とシールド電極60の上との少なくとも2箇所に形成されている。
また、本実施の形態において、第1コンタクトホール81aは、額縁領域2bにおける一対の長辺のうちの他方の長辺(図1の上側の長辺)に形成されている。つまり、第1コンタクトホール81aは、ゲート端子部71及びソース端子部72が設けられた長辺(図1の下側の長辺)とは反対側の長辺に形成されている。したがって、第1接続配線81は、ゲート端子部71及びソース端子部72が設けられた長辺とは反対側の長辺に形成されている。
一方、図1に示すように、ゲート端子部71及びソース端子部72が設けられた長辺(図1の下側の長辺)では、ダミーゲート引出線14の他方の端部は、コモン電位が印加されるコモンバス配線50に接続されている。具体的には、表示パネル2(TFT基板100)は、複数のダミーゲート引出線14とコモンバス配線50とを接続する第2接続配線82を備える。つまり、各ダミーゲート引出線14の他方の端部とコモンバス配線50とは第2接続配線82を介して接続されている。図6に示すように、第2接続配線82は、額縁領域2bに形成された第2コンタクトホール82aを介して複数のダミーゲート引出線14の各々とコモンバス配線50とを接続している。具体的には、第2接続配線82は、コモンバス配線50の上層の第2電極52の上面に接触することで第2電極52に接続されている。
本実施の形態において、第2接続配線82は、画素電極30と同層に形成されている。つまり、第2接続配線82は、第1接続配線81と同層に形成されている。したがって、第2接続配線82は、第1接続配線81と同様に、画素電極30と同じ材料によって構成されている。このように、ダミーゲート引出線14とコモンバス配線50とを接続する第2接続配線82を画素電極30と同層に形成する場合、第2コンタクトホール82aは、第1コンタクトホール81aと同様に、第2絶縁膜122、第3絶縁膜123及び第4絶縁膜124を貫通するように形成される。
これにより、第1コンタクトホール81aと同様に、画素電極30とTFT20のソースドレイン電極とを接続するためのコンタクトホールを形成するときのプロセスと同時に第2コンタクトホール82aを形成することができる。また、第1接続配線81と同様に、画素電極30をパターニングする際のプロセスと同時に第2接続配線82を所定形状に形成することができる。つまり、第1接続配線81と第2接続配線82とを同じプロセスで形成することができる。
なお、第1コンタクトホール81aは、1つの第1接続配線81に対して2つ形成されていたが、第2コンタクトホール82aは、1つの第2接続配線82に対して1つ形成されている。具体的には、コモンバス配線50は、開口50aを有しており、第2コンタクトホール82aは、この開口50a内に形成されている。コモンバス配線50の開口50aは、コモンバス配線50をパターニングする際のプロセスで形成することができる。
また、本実施の形態において、第2コンタクトホール82aは、額縁領域2bにおける一対の長辺のうちの一方の長辺(図1の下側の長辺)に形成されている。つまり、第2コンタクトホール82aは、ゲート端子部71及びソース端子部72が設けられた長辺に形成されている。したがって、第2接続配線82は、ゲート端子部71及びソース端子部72が設けられた長辺に形成されている。
このように、ダミーゲート引出線14は、一方の端部が第1接続配線81によってシールド電極60に接続されているとともに、他方の端部が第2接続配線82によってコモンバス配線50に接続されている。つまり、ダミーゲート引出線14は、いずれもコモン電位が印加されるシールド電極60及びコモンバス配線50に接続されており、両端部からコモン電位が印加されている。なお、ダミーゲート引出線14は、両端部からコモン電位が印加されていなくてもよく、両端部の一方のみからコモン電位が印加されていてもよい。つまり、第1接続配線81及び第2接続配線82の少なくとも一方が設けられていればよい。
図1に示すように、コモンバス配線50とシールド電極60とは、互いに接続されている。具体的には、表示パネル2(TFT基板100)は、コモンバス配線50とシールド電極60とを接続するコモン接続配線83(第3接続配線)を備える。つまり、コモンバス配線50とシールド電極60とはコモン接続配線83を介して接続されている。図7に示すように、コモン接続配線83は、額縁領域2bに形成されたコンタクトホール83aを介してコモンバス配線50とシールド電極60とを接続している。
本実施の形態において、コモン接続配線83は、画素電極30と同層に形成されている。つまり、コモン接続配線83は、第1接続配線81及び第2接続配線82と同層に形成されている。したがって、コンタクトホール83aは、第1コンタクトホール81a及び第2コンタクトホール82aと同様に、第2絶縁膜122、第3絶縁膜123及び第4絶縁膜124を貫通するように形成されている。これにより、第1コンタクトホール81a及び第2コンタクトホール82aと同様に、画素電極30とTFT20のソースドレイン電極とを接続するためのコンタクトホールを形成するときのプロセスと同時にコンタクトホール83aを形成することができる。また、第1接続配線81及び第2接続配線82と同様に、画素電極30をパターニングする際のプロセスと同時にコモン接続配線83を所定形状に形成することができる。つまり、第1接続配線81と第2接続配線82とコモン接続配線83とを同じプロセスで形成することができる。
次に、ゲート端子部71及びソース端子部72の周辺における配線の接続関係について説明する。
図8に示すように、ゲート引出線13は、ソース信号線12と同層に形成され、ゲート信号線11は、ソース信号線12と異なる層に形成されている。また、ゲート中継配線16は、ゲート信号線11と同層に形成されている。したがって、ゲート中継配線16は、第1絶縁膜121に形成されたコンタクトホール16a及び16bを介してゲート引出線13及びゲート端子電極71aの各々と接続されている。これにより、ゲート中継配線16とソース中継配線17とを立体交差させることができる。
なお、ゲート中継配線16の引き回し方は、図8に示す方法に限るものではない。例えば、ゲート中継配線16は、コンタクトホールを介して共通電極40又は画素電極30が形成されたメタル層に引き回されてから元のメタル層に戻ってゲート引出線13に接続されていてもよい。
次に、CF基板200について説明する。図4〜図8に示すように、CF基板200は、TFT基板100に対向する対向基板である。本実施の形態において、CF基板200は、カラーフィルタを有するカラーフィルタ基板である。
図示されていないが、CF基板200は、ガラス基板又は透明樹脂基板等の透明基材からなる第2透明基板と、第2透明基板に形成されたカラーフィルタ層及び遮光層とを有する。
カラーフィルタ層は、各画素PXに対応するカラーフィルタを有する。具体的には、カラーフィルタ層は、赤色用画素PXRに対応する赤色カラーフィルタと、緑色用画素PXGに対応する緑色カラーフィルタと、青色用画素PXBに対応する青色カラーフィルタとを有する。これらのカラーフィルタは、遮光層の間の領域(つまり遮光層の開口部)に形成される。
遮光層は、黒色層であり、例えばカーボンブラックによって構成されている。遮光層は、列方向に隣り合う2つの画素PXの境界部ごとに形成されている。具体的には、遮光層は、少なくともゲート信号線11を覆うように行方向に沿ってライン状に形成されている。なお、遮光層は、ゲート引出線13及びソース信号線12を覆うように列方向に沿ってもライン状に形成されていてもよい。この場合、遮光層は、格子状に形成されたブラックマトリクスである。
このように構成される表示パネル2には、一対の偏光板(不図示)が貼り合わされている。例えば、一対の偏光板の一方がTFT基板100の外面に形成され、一対の偏光板の他方がCF基板200の外面に形成される。一対の偏光板は、偏光方向が互いに直交するように配置されている。また、一対の偏光板には、位相差板が貼り合わされていてもよい。
なお、表示パネル2は、TFT基板100がバックライトBL側に位置し、CF基板200が観察者側に位置するようにして配置される。つまり、表示パネル2は、CF基板200がTFT基板100よりも前方となるように配置される。
以上説明したように、本実施の形態における表示パネル2及びTFT基板100は、複数のゲート信号線11と、複数のゲート信号線に交差する複数のゲート引出線13及び複数のダミーゲート引出線14とを備えており、画素領域2aを第1方向に沿って第1領域A1、第2領域A2及び第3領域A3の少なくとも3つに分割した場合、複数のゲート引出線13は、第2領域A2に形成され、かつ、複数のダミーゲート引出線14は、第1領域A1及び第3領域A3の各々に形成されている。
このように、ゲート引出線13が形成される領域とダミーゲート引出線14が形成される領域とを区分することで、ゲート引出線13、ダミーゲート引出線14及びソース信号線12等の各種配線を額縁領域2bに寄せてゲート端子部71又はソース端子部72に接続する際に、各種配線が交差する割合を少なくすることができる。したがって、ゲート引出線13、ダミーゲート引出線14及びソース信号線12等の各種配線の額縁領域2bにおけるレイアウトの自由度が低くなることを抑制することができる。
特に、ゲート端子部71及びソース端子部72が額縁領域2bの同じ辺に設けられている場合には、ゲート引出線13及びソース信号線12等の様々な配線が1つの辺に集中し、配線レイアウトの制約が大きくなる。しかも、本実施の形態のように、COG方式により額縁領域2bにゲートドライバ3a及びソースドライバ3bを直接実装する場合には、ゲートドライバ3a及びソースドライバ3bの配置レイアウトの自由度が低くなるばかりか、ゲート引出線13及びソース信号線12等の各種配線の配線レイアウトの自由度も一層低下する。
これに対して、本実施の形態における表示パネル2及びTFT基板100では、ゲート引出線13が形成される領域とダミーゲート引出線14が形成される領域とを区分している。これにより、ゲート端子部71及びソース端子部72が額縁領域2bの同じ辺に設けられていたりCOG方式により額縁領域2bにゲートドライバ3a及びソースドライバ3bが直接実装されたりしていても、ゲート引出線13及びソース信号線12等の各種配線の配線レイアウトの自由度が低下することを効果的に抑制できる。
また、本実施の形態における表示パネル2及びTFT基板100では、複数のダミーゲート引出線14には、コモン電位が印加されている。本実施の形態では、コモン電位が印加されるシールド電極60及びコモンバス配線50を利用して、複数のダミーゲート引出線14にコモン電位を印加している。具体的には、複数のダミーゲート引出線14をシールド電極60及びコモンバス配線50に接続することで、複数のダミーゲート引出線14にコモン電位を印加している。
これにより、複数のダミーゲート引出線14を額縁領域2bに寄せてゲート端子部71又はソース端子部72に接続しなくても、複数のダミーゲート引出線14に所定の電位としてコモン電位を印加することができる。したがって、複数のダミーゲート引出線14を額縁領域2bに寄せて引き回す場合と比べて、ゲート引出線13、ダミーゲート引出線14及びソース信号線12等の各種配線の額縁領域2bにおけるレイアウトの自由度が低くなることを一層抑制することができる。
以上、本実施の形態によれば、複数のゲート信号線11と複数のゲート引出線13及び複数のダミーゲート引出線14とが交差する構造を有していながらも、配線レイアウトの自由度が高いTFT基板100及び表示パネル2を実現することができる。
(変形例1)
次に、上記実施の形態の変形例1について、図9を用いて説明する。図9は、変形例1に係る画像表示装置1Aの概略構成を示す平面図である。なお、本変形例において、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14が形成される領域以外の構成は、上記実施の形態と同様の構成である。
次に、上記実施の形態の変形例1について、図9を用いて説明する。図9は、変形例1に係る画像表示装置1Aの概略構成を示す平面図である。なお、本変形例において、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14が形成される領域以外の構成は、上記実施の形態と同様の構成である。
上記実施の形態における表示パネル2及びTFT基板100においては、複数のゲート引出線13が第2領域A2に形成され、かつ、複数のダミーゲート引出線14が第1領域A1及び第3領域A3の各々に形成されていたが、本変形例における表示パネル2A及びTFT基板100Aにおいては、複数のゲート引出線13が第1領域A1及び第3領域A3の各々に形成され、かつ、ダミーゲート引出線14が第2領域A2に形成されている。
つまり、本変形例では、第1領域A1及び第3領域A3がゲート接続領域になっており、第1領域A1及び第3領域A3には、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14のうちゲート引出線13のみが形成されている。一方、第2領域A2には、ゲート引出線13及びダミーゲート引出線14のうちダミーゲート引出線14のみが形成され、第2領域A2がダミー領域になっている。
具体的には、複数のゲート引出線13は、行方向に間隔を空けて配置された2つのゲートドライバ3aの一方の第1ゲートドライバに接続された複数の第1ゲート引出線と、2つのゲートドライバ3aの他方の第2ゲートドライバに接続された複数の第2ゲート引出線とから構成されている。そして、複数の第1ゲート引出線が第1領域A1に配置され、複数の第2ゲート引出線が第3領域A3に配置され、且つ、複数のダミーゲート引出線14が第2領域A2に配置されている。
以上、本変形例における表示パネル2A及びTFT基板100Aでも、上記実施の形態における表示パネル2及びTFT基板100と同様に、ゲート引出線13を形成する領域とダミーゲート引出線14を形成する領域とが区分されている。これにより、ゲート引出線13及びソース信号線12等の各種配線の配線レイアウトの自由度が低下することを抑制することができ、配線レイアウトの自由度が高い表示パネル2A及びTFT基板100Aを実現することができる。
なお、本変形例は、以下の変形例にも適用することができる。
(変形例2)
次に、上記実施の形態の変形例2について、図10を用いて説明する。図10は、変形例2に係る表示パネル2Bの概略構成を示す平面図である。なお、本変形例において、コモン中継配線18以外の構成は、上記実施の形態と同様の構成である。
次に、上記実施の形態の変形例2について、図10を用いて説明する。図10は、変形例2に係る表示パネル2Bの概略構成を示す平面図である。なお、本変形例において、コモン中継配線18以外の構成は、上記実施の形態と同様の構成である。
上記実施の形態における表示パネル2及びTFT基板100では、ソース端子部72に含まれるコモン端子電極72bは、コモン中継配線18を介してシールド電極60に接続されていたが、図10に示すように、本変形例における表示パネル2B及びTFT基板100Bでは、コモン端子電極72bは、コモン中継配線18Bを介してコモンバス配線50に接続されている。つまり、本変形例では、コモン中継配線18Bは、コモン端子電極72bとコモンバス配線50とを連結している。
この場合、電源回路7からコモン端子電極72bにコモン電位が入力されると、コモンバス配線50には、コモン中継配線18Bを介してコモン電位が印加される。これにより、ダミーゲート引出線14及びコモン線15にコモン電位が印加される。なお、本変形例では、シールド電極60には、コモン接続配線83を介してコモンバス配線50からコモン電位が印加される。つまり、シールド電極60にはコモンバス配線50を経由してコモン電位が印加される。
以上、本変形例における表示パネル2B及びTFT基板100Bでも、上記実施の形態における表示パネル2及びTFT基板100と同様に、ゲート引出線13を形成する領域とダミーゲート引出線14を形成する領域とが区分されている。これにより、ゲート引出線13及びソース信号線12等の各種配線の配線レイアウトの自由度が低下することを抑制することができ、配線レイアウトの自由度が高い表示パネル2B及びTFT基板100Bを実現することができる。
(変形例3)
次に、上記実施の形態の変形例3について、図11〜図13を用いて説明する。図11は、変形例3に係る表示パネル2Cの概略構成を示す平面図である。図12は、変形例3に係る表示パネル2Cにおけるゲート端子部71及びソース端子部72の周辺の構成を示す平面図である。図13は、図12のXIII−XIII線における断面図である。
次に、上記実施の形態の変形例3について、図11〜図13を用いて説明する。図11は、変形例3に係る表示パネル2Cの概略構成を示す平面図である。図12は、変形例3に係る表示パネル2Cにおけるゲート端子部71及びソース端子部72の周辺の構成を示す平面図である。図13は、図12のXIII−XIII線における断面図である。
上記実施の形態における表示パネル2、上記変形例1における表示パネル2A及び上記変形例2における表示パネル2Bでは、ダミーゲート引出線14には、コモン電位が印加されていたが、これに限らない。具体的には、上記実施の形態における表示パネル2、上記変形例1における表示パネル2A及び上記変形例2における表示パネル2Bでは、コモン端子電極72bからコモン中継配線18を介してシールド電極60又はコモンバス配線50に印加されるコモン電位がダミーゲート引出線14に印加されていた。
これに対して、本変形例における表示パネル2C及びTFT基板100Cでは、図10及び図11に示すように、複数のダミーゲート引出線14に所定の電位が印加されるように、複数のダミーゲート引出線14には、TFT20のゲートをオフするオフ電圧VOFFが印加されている。
具体的には、本変形例において、ゲート端子部71には、ダミーゲート引出線14に所定の電位を印加するためのダミーゲート端子電極71bが含まれている。また、額縁領域2bにおけるダミーゲート引出線14とダミーゲート端子電極71bとの経路には、ダミーゲート中継配線19が設けられている。ダミーゲート中継配線19は、ダミーゲート引出線14とダミーゲート端子電極71bとを接続している。つまり、ダミーゲート端子電極71bとダミーゲート引出線14とは、ダミーゲート端子電極71bによって接続されている。
そして、ダミーゲート端子電極71bには、ゲートドライバ3aから出力されるオフ電圧VOFFが入力される。これにより、ダミーゲート端子電極71bに入力されたオフ電圧VOFFは、ダミーゲート中継配線19を介してダミーゲート引出線14に印加される。オフ電圧VOFFは、一定の電圧であり、一例として−7V〜−1Vであるが、これに限らない。
ダミーゲート中継配線19は、ダミーゲート引出線14と異なるメタル層に形成されており、コンタクトホール19aを介してダミーゲート引出線14に接続されている。また、ダミーゲート中継配線19は、コンタクトホール19bを介してダミーゲート端子電極71bに接続されている。
図13に示すように、本実施の形態において、ダミーゲート中継配線19は、ゲート信号線11と同層に形成され、かつ、ソース信号線12と異なる層に形成されている。具体的には、ダミーゲート中継配線19及びゲート信号線11は、TFT20のゲート電極GTと同層に形成されている。したがって、コンタクトホール19a及び19bは、ダミーゲート中継配線19及びゲート信号線11が形成される第1メタル層と、ソース信号線12及びダミーゲート引出線14が形成される第2メタル層との間の第1絶縁膜121(ゲート絶縁膜)に形成されている。このように、ダミーゲート中継配線19は、第1絶縁膜121に形成されたコンタクトホール19a及び19bを介してダミーゲート引出線14及びダミーゲート端子電極71bの各々と接続されている。これにより、ダミーゲート中継配線19とソース中継配線17とを立体交差させることができる。
なお、ダミーゲート中継配線19の引き回し方は、図13に示す方法に限るものではない。例えば、ダミーゲート中継配線19は、コンタクトホールを介して共通電極40又は画素電極30が形成されたメタル層に引き回されてから元のメタル層に戻ってダミーゲート引出線14に接続されていてもよい。
以上、本変形例における表示パネル2C及びTFT基板100Cでも、上記実施の形態における表示パネル2及びTFT基板100と同様に、ゲート引出線13を形成する領域とダミーゲート引出線14を形成する領域とが区分されている。これにより、ゲート引出線13及びソース信号線12等の各種配線の配線レイアウトの自由度が低下することを抑制することができ、配線レイアウトの自由度が高い表示パネル2B及びTFT基板100Bを実現することができる。
なお、本変形例において、ダミーゲート引出線14に所定の電位を印加するためのダミーゲート端子電極71bは、ゲート端子部71に含まれていたが、これに限らない。例えば、ダミーゲート端子電極71bは、ソース端子部72に設けられていてもよいし、ソース端子部72及びゲート端子部71のいずれにも含まれておらず、単独でTFT基板100の額縁領域2bに設けられていてもよい。
(その他の変形例)
以上、本開示に係るTFT基板及び表示パネル等について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。
以上、本開示に係るTFT基板及び表示パネル等について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、コモンバス配線50とは別の層に形成された第2接続配線82によって、ダミーゲート引出線14の他方の端部がコモンバス配線50に接続されていたが、これに限らない。具体的には、図14に示すように、コモンバス配線50とは別の層に形成された部材を用いることなく、ダミーゲート引出線14をコモンバス配線50に接続してもよい。具体的には、コモンバス配線50の一部を第2接続配線として用いて、ダミーゲート引出線14とコモンバス配線50とを直接接続してもよい。
また、上記実施の形態では、ダミーゲート引出線14とシールド電極60とを接続する第1接続配線81は、画素電極30と同層に形成されていたが、これに限らない。例えば、ダミーゲート引出線14とシールド電極60とを接続する第1接続配線81は、共通電極40と同層に形成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、第1接続配線81は、ダミーゲート引出線14とシールド電極60とを接続していたが、これに限らない。例えば、第1接続配線81は、ダミーゲート引出線14とコモンバス配線50とを接続してもよい。
また、上記実施の形態では、画素電極30が共通電極40よりも上層に位置していたが、共通電極40の方が画素電極30よりも上層に位置していてもよい。例えば、共通電極40を第3絶縁膜123の上に形成し、画素電極30を第2絶縁膜122の上に形成すればよい。
また、上記実施の形態において、画素領域2aは、第1領域A1、第2領域A2及び第3領域A3の3列の領域に分割されていたが、これに限らない。具体的には、画素領域2aは、4列以上の領域に分割されていてもよい。
また、上記実施の形態では、コモンバス配線50は、第1電極51と第2電極52との2層構造であったが、これに限らない。具体的には、コモンバス配線50は、第1電極51及び第2電極52の一方のみで構成された単層構造であってもよい。この場合、コモンバス配線50の一部を第1接続配線又は第2接続配線として用いる場合、第1接続配線又は第2接続配線は、第1電極51及び第2電極52の一方のみで構成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、ゲート信号線11とゲート引出線13及びソース信号線12とが平面視において直交(つまり90°で交差)する場合について説明したが、これに限らない。例えば、ゲート信号線11とゲート引出線13及びソース信号線12とは、90°以外の角度で交差する場合であってもよい。
また、上記実施の形態において、ゲートドライバ3a及びソースドライバ3bは、COG方式によって表示パネル2(TFT基板100)に実装されていたが、これに限らない。例えば、ゲートドライバ3a及びソースドライバ3bは、COF方式によって表示パネル2(TFT基板100)に実装されていてもよい。この場合、ソースドライバ3bをCOF方式によって実装する場合、ソースドライバ3bが実装されたフレキシブル配線基板4をTFT基板100に接続すればよい。
また、上記実施の形態において、電源回路7からのコモン電位が入力されるコモン端子電極72bは、ソース端子部72に含まれていたが、これに限らない。例えば、コモン端子電極72bは、ゲート端子部71に含まれていてもよい。あるいは、コモン端子電極72bは、ソース端子部72及びゲート端子部71のいずれにも含まれておらず、単独でTFT基板100の額縁領域2bに設けられていてもよい。
また、上記実施の形態において、表示パネル2として液晶表示パネルを用いたが、これに限らない。例えば、表示パネル2は、有機ELパネル又は無機ELパネル等の他の表示デバイスであってもよい。つまり、上記実施の形態におけるTFT基板100は、有機ELパネル又は無機ELパネル等にも適用することができる。
その他、上記実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
1、1A 画像表示装置
2、2A、2B、2C 表示パネル
2a 画素領域
2b 額縁領域
3a ゲートドライバ
3b ソースドライバ
4 フレキシブル配線基板
5 回路基板
6 タイミングコントローラ
7 電源回路
8 画像処理回路
11 ゲート信号線
11a ゲートコンタクトホール
12 ソース信号線
13 ゲート引出線
14 ダミーゲート引出線
15 コモン線
16 ゲート中継配線
16a、16b、19a、19b、83a コンタクトホール
17 ソース中継配線
18 コモン中継配線
19 ダミーゲート中継配線
20 TFT
30 画素電極
40 共通電極
40a 開口部
50 コモンバス配線
50a 開口
60 シールド電極
71 ゲート端子部
71a ゲート端子電極
71b ダミーゲート端子電極
72 ソース端子部
72a ソース端子電極
72b コモン端子電極
81 第1接続配線
81a 第1コンタクトホール
82 第2接続配線
82a 第2コンタクトホール
83 コモン接続配線
100、100A、100B、100C TFT基板
110 第1透明基板
121 第1絶縁膜
122 第2絶縁膜
123 第3絶縁膜
124 第4絶縁膜
125 第5絶縁膜
200 CF基板
300 液晶層
400 封止部材
2、2A、2B、2C 表示パネル
2a 画素領域
2b 額縁領域
3a ゲートドライバ
3b ソースドライバ
4 フレキシブル配線基板
5 回路基板
6 タイミングコントローラ
7 電源回路
8 画像処理回路
11 ゲート信号線
11a ゲートコンタクトホール
12 ソース信号線
13 ゲート引出線
14 ダミーゲート引出線
15 コモン線
16 ゲート中継配線
16a、16b、19a、19b、83a コンタクトホール
17 ソース中継配線
18 コモン中継配線
19 ダミーゲート中継配線
20 TFT
30 画素電極
40 共通電極
40a 開口部
50 コモンバス配線
50a 開口
60 シールド電極
71 ゲート端子部
71a ゲート端子電極
71b ダミーゲート端子電極
72 ソース端子部
72a ソース端子電極
72b コモン端子電極
81 第1接続配線
81a 第1コンタクトホール
82 第2接続配線
82a 第2コンタクトホール
83 コモン接続配線
100、100A、100B、100C TFT基板
110 第1透明基板
121 第1絶縁膜
122 第2絶縁膜
123 第3絶縁膜
124 第4絶縁膜
125 第5絶縁膜
200 CF基板
300 液晶層
400 封止部材
Claims (24)
- 複数の画素によって構成された画素領域と前記画素領域を囲む額縁領域とを有する薄膜トランジスタ基板であって、
前記画素領域において第1方向に延在する複数のゲート信号線と、
前記画素領域において前記第1方向と異なる第2方向に延在する複数のゲート引出線及び複数のダミーゲート引出線とを備え、
前記複数のゲート引出線は、前記複数のゲート信号線と前記複数のゲート引出線との複数の交差部のうちの少なくとも1箇所で前記ゲート信号線と接続されており、
前記画素領域を前記第1方向に沿って第1領域、第2領域及び第3領域の少なくとも3つに分割した場合、
(i)前記複数のゲート引出線は、前記第2領域に形成され、かつ、前記複数のダミーゲート引出線は、前記第1領域及び前記第3領域の各々に形成される、又は、(ii)前記複数のゲート引出線は、前記第1領域及び前記第3領域の各々に形成され、かつ、前記ダミーゲート引出線は、前記第2領域に形成される、
薄膜トランジスタ基板。 - 前記第1領域は、前記画素領域の前記第1方向における一方の端部領域であり、
前記第3領域は、前記画素領域の前記第1方向における他方の端部領域である、
請求項1に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記複数のゲート信号線と電気的に接続された複数のゲート端子電極を含むゲート端子部を備え、
前記ゲート端子部は、前記薄膜トランジスタ基板の前記額縁領域における一対の長辺のうちの一方の長辺に2つ設けられており、
前記第2領域は、前記2つのゲート端子部に接続された全ての前記複数のゲート引出線が形成された領域である、
請求項1又は2に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記画素領域において前記第2方向に延在する複数のソース信号線と、
前記複数のソース信号線と電気的に接続された複数のソース端子電極を含むソース端子部とを備え、
前記ソース端子部は、前記ゲート端子部が設けられた長辺と同じ長辺に設けられている、
請求項3に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記第1方向に間隔を空けて配置され、前記複数のゲート信号線に前記複数のゲート引出線を介してゲート信号を供給する第1ゲートドライバ及び第2ゲートドライバをさらに備え、
前記複数のゲート引出線は、前記第1ゲートドライバに接続された複数の第1ゲート引出線と、前記第2ゲートドライバに接続された複数の第2ゲート引出線と、から構成され、
前記複数の第1ゲート引出線が前記第1領域に配置され、前記複数の第2ゲート引出線が前記第3領域に配置され、且つ、前記複数のダミーゲート引出線が前記第2領域に配置されている、
請求項1に記載の薄膜トランジスタ基板。 - さらに、
前記複数の画素の各々に設けられた画素電極と、
前記画素電極に対向して設けられた共通電極と、
前記額縁領域に形成され、コモン電位が印加されるシールド電極と、
前記額縁領域に形成された第1コンタクトホールを介して前記複数のダミーゲート引出線の各々と前記シールド電極とを接続する第1接続配線とを備える、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記第1接続配線は、前記画素電極と同層に形成されている、
請求項6に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記第1接続配線は、前記共通電極と同層に形成されている、
請求項6に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記複数の画素の各々に設けられた薄膜トランジスタを備え、
前記シールド電極は、前記薄膜トランジスタのソースドレイン電極と同層に形成されている、
請求項6〜8のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記シールド電極は、前記ダミーゲート引出線と同層に形成されている、
請求項6〜9のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記シールド電極は、メッシュ状に形成されている、
請求項6〜10のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 1つの前記第1接続配線について、前記第1コンタクトホールは、前記ダミーゲート引出線の上と前記シールド電極の上との少なくとも2箇所に形成されている、
請求項6〜11のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記第1コンタクトホールは、前記一対の長辺のうちの他方の長辺に形成されている、
請求項6〜12のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記額縁領域に形成され、前記コモン電位が印加されるコモンバス配線と、
前記額縁領域に形成された第2コンタクトホールを介して前記複数のダミーゲート引出線の各々と前記コモンバス配線とを接続する第2接続配線とを備え、
前記複数のコモン配線は、前記コモンバス配線に接続されている、
請求項6〜13のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記第2接続配線は、前記画素電極と同層に形成されている、
請求項14に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記コモンバス配線は、前記共通電極と同層に形成された第1電極と、前記第1電極に積層され、前記コモン線と同層に形成された第2電極とを有する、
請求項14又は15に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記第2コンタクトホールは、前記一方の長辺に形成されている、
請求項14〜16のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記額縁領域に形成され、前記複数のコモン線に接続されたコモンバス配線を備え、
前記コモンバス配線は、前記シールド電極と電気的に接続され、
前記複数のダミーゲート引出線は、前記額縁領域に形成されたコンタクトホールを介して前記コモンバス配線に接続されている、
請求項5に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記コンタクトホールは、前記一方の長辺に形成されている、
請求項18に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記コンタクトホールは、前記一対の長辺のうちの他方の長辺に形成されている、
請求項19に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記ゲート端子部又は前記ソース端子部には、前記ダミーゲート引出線に所定の電位を印加するためのダミーゲート端子電極が含まれており、
前記額縁領域における前記ダミーゲート引出線と前記ダミーゲート端子電極との経路には、ダミーゲート中継配線が設けられており、
前記複数のゲート引出線及び前記複数のダミーゲート引出線は、前記複数のソース信号線と同層に形成され、
前記ダミーゲート中継配線は、前記複数のゲート信号線と同層に形成され、かつ、前記複数のソース信号線と異なる層に形成されており、
前記ダミーゲート中継配線は、コンタクトホールを介して前記ダミーゲート引出線に接続されており、かつ、コンタクトホールを介して前記ダミーゲート端子電極に接続されている、
請求項5に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 前記ダミーゲート中継配線及び前記複数のゲート信号線は、前記複数の画素の各々に設けられた薄膜トランジスタのゲート電極と同層に形成されている、
請求項21に記載の薄膜トランジスタ基板。 - 複数の画素によって構成された画素領域と前記画素領域を囲む額縁領域とを有する薄膜トランジスタ基板であって、
前記画素領域において第1方向に延在する複数のゲート信号線と、
前記画素領域において前記第1方向と異なる第2方向に延在する複数のソース信号線と、
前記画素領域において前記第2方向に延在する複数のゲート引出線及び複数のダミーゲート引出線と、
前記複数のゲート引出線に接続された複数のゲート端子電極からなるゲート端子部と、
前記複数のソース信号線に接続された複数のソース端子電極からなるソース端子部とを備え、
前記複数のゲート引出線は、前記複数のゲート信号線と前記複数のゲート引出線との複数の交差部のうちの少なくとも1箇所で前記ゲート信号線と接続されており、
前記額縁領域における前記ダミーゲート引出線と前記ダミーゲート端子電極との経路には、ダミーゲート中継配線が設けられており、
前記複数のゲート引出線及び前記複数のダミーゲート引出線は、前記複数のソース信号線と同層に形成され、
前記ダミーゲート中継配線は、前記複数のゲート信号線と同層に形成され、かつ、前記複数のソース信号線と異なる層に形成されており、
前記ダミーゲート中継配線は、コンタクトホールを介して前記ダミーゲート引出線に接続されており、かつ、コンタクトホールを介して前記ダミーゲート端子電極に接続されている、
薄膜トランジスタ基板。 - 請求項1〜23のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板と、
前記薄膜トランジスタ基板に対向する対向基板とを備える、
表示パネル。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226784A JP2020091335A (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | 薄膜トランジスタ基板及び表示パネル |
US16/694,428 US11302719B2 (en) | 2018-12-03 | 2019-11-25 | Thin film transistor substrate and display panel |
CN201911200904.8A CN111258136A (zh) | 2018-12-03 | 2019-11-29 | 薄膜晶体管基板以及显示面板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226784A JP2020091335A (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | 薄膜トランジスタ基板及び表示パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020091335A true JP2020091335A (ja) | 2020-06-11 |
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ID=71012758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018226784A Pending JP2020091335A (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | 薄膜トランジスタ基板及び表示パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020091335A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023525617A (ja) * | 2021-04-20 | 2023-06-19 | 綿陽恵科光電科技有限公司 | 表示パネル及び表示装置 |
-
2018
- 2018-12-03 JP JP2018226784A patent/JP2020091335A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023525617A (ja) * | 2021-04-20 | 2023-06-19 | 綿陽恵科光電科技有限公司 | 表示パネル及び表示装置 |
JP7483022B2 (ja) | 2021-04-20 | 2024-05-14 | 綿陽恵科光電科技有限公司 | 表示パネル及び表示装置 |
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