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JP2020067625A - 光学装置 - Google Patents

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JP2020067625A
JP2020067625A JP2018201941A JP2018201941A JP2020067625A JP 2020067625 A JP2020067625 A JP 2020067625A JP 2018201941 A JP2018201941 A JP 2018201941A JP 2018201941 A JP2018201941 A JP 2018201941A JP 2020067625 A JP2020067625 A JP 2020067625A
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Yutaka Arima
裕 有馬
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Abstract

【課題】コンパクト化が図れると共に、高い組み立て精度が求められるのを抑制可能な光学装置を提供する。【解決手段】光学装置10は、貫通孔が形成された半導体基板12と、貫通孔を通過して照射される光を検出する光センサチップ13とを有し、光学レンズの代わりに半導体基板12を採用する。従って、光学レンズを採用することにより生じる装置全体のコンパクト化の妨げや、高い組み立て精度の要求から解放される。【選択図】図1

Description

本発明は、各種光学センサ機器の画角(視野角)や光量を制御するための光学装置に関する。
従来、図22に示すように、イメージセンサ、光量センサ、光通信用ディテクタ等の光学センサチップ100に対しては、光学センサチップ100に適切な光信号を与えるべく、光学レンズ101が用いられる(特許文献1参照)。光学センサチップ100及び光学レンズ101を有してなる光学装置102の画角(視野角)θは、光学レンズ101の焦点距離fと光学センサチップ100の受光領域サイズDsenを基に、以下の式1によって求められる。
Figure 2020067625
従って、画角を狭くして望遠にするか指向性を高めるには焦点距離fを長くする必要がある。
また、光学レンズ101を透過して、光学装置102内に入射する光量の強さは、光学レンズ101の有効口径をDとして、以下の式2で求められるF値の逆数の自乗に比例する。
Figure 2020067625
従って、F値を小さく(入射光量を多く)する為には、光学レンズ101の焦点距離fが長いほど有効口径Dを大きくする必要がある。
携帯端末等に内蔵される小型のイメージセンサ(例えば、撮像領域が5.5mm×4.1mm)で用いられる光学レンズの一般的特性は、広角レンズ(画角が60〜100°)の焦点距離が3〜4mm程度で、2倍程度の望遠レンズ(画角が10〜15°)の焦点距離が6〜7mm程度である。
特開2012−44555号公報
広角レンズ及び望遠レンズのF値がそれぞれ1.8程度及び2.8程度であることから、広角レンズ及び望遠レンズのレンズ有効口径はそれぞれ1.7〜2.2mm程度及び2.1〜2.5mm程度となる。つまり、従来の光学センサチップ及び光学レンズを含む、筐体を除く光学装置の底面積は、最小で光学センサチップの大きさであり、その厚み(高さ)は、基盤と光学センサチップの合計厚が約1mm、光学レンズの厚みが約1〜2mmと仮定すると、広角レンズの場合で6mm程度、2倍程度の望遠レンズの場合で9mm程度となる。従って、イメージセンサの厚さ(300〜500μm)に比べると、光学装置が極めて厚いことが分かる。特に、視野角が狭くなるほど、光学レンズの焦点距離が長くなり、光学装置の小型化が妨げられる。
しかも、その焦点距離は一般的にセンサチップ厚の約10倍であるので、光学レンズを有する光学装置の小型化を大きく阻んでいた。特に、画角が狭い望遠レンズはその焦点距離が長く装置サイズが更に大きくなるという問題があった。
また、光学レンズの光軸と光学センサチップの垂線とのアライメント精度や、ピント合わせに必要な焦点距離の合わせ込み精度は、センサ性能に大きな影響を与える為、光学装置の設計や組み立てに高い精度が要求され、製造コストが高くなるという問題もあった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、コンパクト化が図れると共に、高い組み立て精度が求められるのを抑制可能な光学装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る光学装置は、貫通孔が形成された半導体基板と、前記貫通孔を通過して照射される光を検出する光センサチップとを有する。
本発明に係る光学装置は、貫通孔が形成された半導体基板と、貫通孔を通過して照射される光を検出する光センサチップとを有し、半導体基板を光学レンズとして機能させるので、光学レンズが不要であり、その結果、装置全体のコンパクト化が可能である。また、貫通孔が形成された半導体基板の光学的特性により、光学装置の製造に際して、高い組み立て精度が求められるのを抑制可能である。
本発明の一実施の形態に係る光学装置の説明図である。 同光学装置の半導体基板の平面図である。 同半導体基板の一部拡大断面図である。 光センサチップの視野角の説明図である。 光センサチップへ入射する光の強度の説明図である。 第1の変形例に係る半導体基板の平面図である。 第2の変形例に係る半導体基板の平面図である。 画素の視野角の説明図である。 画素へ入射する光の強度の説明図である。 画素へ入射する光の強度の説明図である。 一次元画素配列に対応する半導体基板の説明図である。 各画素の視野範囲の説明図である。 一次元画素配列の説明図である。 各画素の視野範囲と各配列画素の関係を示す説明図である。 二次元画素配列に対応する半導体基板の説明図である。 二次元画素配列の説明図である。 二次元画素配列に対応する半導体基板の別の例の説明図である。 同別の例の二次元画素配列の説明図である。 配置角度が異なる貫通孔が形成された半導体基板の説明図である。 再構成画素の配列イメージの配置を示す説明図である。 2枚の半導体基板を重ねた状態を示す説明図である。 従来例に係る光学装置の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2、図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る光学装置10は、貫通孔11が形成された半導体基板12と、貫通孔11を通過して照射される光を検出する光センサチップ13を有する。以下、詳細に説明する。
光学装置10は、図1に示すように、主として半導体基板12及び光センサチップ13によって構成されている(即ち、半導体基板12及び光センサチップ13は光学装置10を構成する最小構成物となる)。
本実施の形態において、半導体基板12は、光センサチップ13と実質的に同じ大きさであり、光センサチップ13の受光面14に密接して配置されている。なお、半導体基板12は光センサチップ13の受光面14に接触している必要はない。
半導体基板12及び光センサチップ13は、共に主たる原料がシリコン材であり、熱的特性や力学的特性が等しく、熱膨張や力学的圧力に対し同様の変形が生じることから、半導体基板12が光センサチップ13から剥離することや、半導体基板12と光センサチップ13間に位置ずれが生じることが抑制されている。
半導体基板12には、図2、図3に示すように、深掘反応性イオンエッチング(Deep RIE(Reactive Ion Etching))によって形成された複数の微細な貫通孔11が設けられている。本実施の形態では、貫通孔11の断面及び貫通孔11の開口を正面視した形状(貫通孔11の外側から貫通孔11の軸心に沿って開口を見た際の開口の形状)が矩形状又は正方形状である。
深掘反応性イオンエッチングのボッシュプロセス (Bosch process)では、エッチング処理による穴の形成又は穴の深堀と、穴の側壁面を保護する処理とを繰り返して、貫通孔11を形成するので、貫通孔11の側壁面15には微細な凸凹が生じる。
その結果、貫通孔11の側壁面15においては規則的な光反射が生じ難い。そのため、貫通孔11の側壁面15で反射して光センサチップ13に到達する光量は、貫通孔11の側壁面15で反射することなく貫通孔11を通過して光センサチップ13に到達する光量と比べ、無視できるレベルである。
この微細な凹凸が存在する、側壁面15を形成する面を光反射低減面と言う(即ち、側壁面15は光の反射を抑制する光反射低減面によって形成されている)。
なお、半導体基板12は、多数の半導体基板12が配列されてなる円盤状のシリコンウェハーをダイシングすることによって製造される。シリコンウェハーの代わりに、例えば、シリコンカーバイト(SiC)ウェハー、サファイヤウェハー、化合物半導体ウェハー、リン化ガリウム(GaP)ウェハー、ヒ化ガリウム(GaAs)ウェハー、リン化インジウム(InP)ウェハー、窒化ガリウム(GaN)ウェハー等を採用してもよい。
半導体基板12の光センサチップ13に接する側を下部、その反対側を上部として、本実施の形態では、図2、図3、図4に示すように、貫通孔11の上部側(一面側)の開口の大きさ(開口幅)Wuが下部側(他面側)の開口の大きさ(開口幅)Wと異なるが、これに限定されない。半導体基板12の厚さTは、一般的なLSIや半導体デバイスの半導体基板(シリコンウェハー)と同程度(例えば、300〜500μm)である。
貫通孔11の上方から貫通孔11内に入る光において、図4に示すように、減光することなく光センサチップ13の受光面14に入射(照射)する光の角度(範囲)を強視野角θsとし、減光するか否かに関わらず、光センサチップ13の受光面14に入射する光の角度を全視野角θaとして、θs及びθaは、以下の式3、式4によってそれぞれ求めることができる。
Figure 2020067625
Figure 2020067625
光センサチップ13に入射する光の強度(入射強度)と、その入射角との関係は、減光することなく光センサチップ13に入射する光の入射強度を100%として、図5に記載されるようになる。
また、入射角θに対する入射強度I(%)は、入射角θの各範囲で、以下の式5〜式8に示されるようになる。
Figure 2020067625
式5で示されたθは強視野角を意味し、式5、式6及び式7でそれぞれ示されたθの範囲を足し合わせたものが全視野角を意味し、式8で示されたθは視野外の範囲を意味する。
そして、入射強度が50%以上の視野角θmは以下の式9によって算出することができる。
Figure 2020067625
上述した貫通孔11に対する光学的な指向特性は、半導体基板12の異なる貫通孔11間において、実質的に等しい。これは、通常、光を照射する対象物から光学装置10までの距離に対し、半導体基板12が小さいためである。
例えば、5mm角の半導体基板12は、最も離れた貫通孔11間の距離が約7mmであるから、対象物から光学装置10までの距離が10mの場合、最も離れた貫通孔11の視野のずれは、視野角(画角)が53°で約7/10000、視野角が14°で約7/5000となり、対象物から光学装置10までの距離が1mの場合、最も離れた貫通孔11の視野のずれは、視野角が53°で約7/1000、視野角が14°で約7/500となり、通常、その程度の視野角のずれは問題にはならない。
また、半導体基板12では、図2に示すように、同一大きさ同一形状の開口を有する貫通孔11が左右方向に等間隔(等ピッチ)で配置された貫通孔群が、前後方向に等間隔(等ピッチ)で複数配されており、前後方向に見て貫通孔11の位置がそろっているが、これに限定されない。
例えば、図6に示す半導体基板17のように、同一大きさ同一形状の開口を有する貫通孔16が左右方向に等間隔で形成された貫通孔群が、前後方向に等間隔で複数配されており、前後方向に隣り合う貫通孔群の貫通孔16の左右方向位置が半ピッチずれていてもよい。
そして、半導体基板12では、図2に示すように、貫通孔11の断面(開口を正面視した形状)が四角形であるが、これに限定されない。例えば、図7に示すように、断面(開口を正面視した形状)が六角形の貫通孔18が形成された半導体基板19を採用してもよいし、断面(開口を正面視した形状)が円形の貫通孔が形成された半導体基板を採用してもよい。半導体基板19は、各貫通孔18の大きさ及び形状(正六画形)が等しく、最密配置されている(ハニカム構造となっている)。断面六画形の貫通孔18が形成された半導体基板19は、貫通孔18を高密度で配置しても、高い構造強度を保持することができる。
また、半導体基板を複数枚重ねて、複数の貫通孔を連通させることによって、光学的な指向性が高くなる。
次に、光センサチップが複数の画素が並べられたイメージセンサチップであるとしてイメージセンサチップの画素(本実施の形態では矩形又は正方形)の大きさが光学的な指向性に与える影響について、図8に示すように、貫通孔20の断面が上部側の開口から下部側の開口にかけて同じ大きさの半導体基板21を例に説明する。
図8に示す例では、半導体基板21の下部側に密接しているイメージセンサチップ22の画素23の幅Sが、貫通孔20の断面(開口)の幅(面積)Wより小さく(S<W)、画素23の大きさは貫通孔20の断面の大きさより小さい。
この場合、一の画素23の強視野角θsは、以下の式10で求められる。
Figure 2020067625
式10において、Xpは貫通孔20の下部側の開口の中心から画素23の中心までの距離を意味し、図8において、θcは画素23の中心視野角を示す。断面が上部側の開口から下部側の開口にかけて大きさが異なる貫通孔についても、光学的な指向性は本質的に変わらない。
画素23に入射する光の強度(入射強度)と、画素23に入射する光の入射角との関係を図9、図10に示す。図9は、画素23の配置ピッチPが画素23の大きさSに等しい場合(P=S)を表し、図10は、画素23の配置ピッチPが画素23の大きさSより大きい場合(P>S)を表している。図9、図10に示す例ではいずれも、W/S=3であり、減光することなく画素23に入射する光の入射強度を100%としている。入射強度が100%の範囲が強視野角θsであり、入射強度が0%より大きい範囲が全視野角θaである。
ここで、通常、T>>W、Sの関係があるため、以下の式11が成立する。
Figure 2020067625
従って、画素の強視野角θsは以下の式12で近似でき、貫通孔の下部側の開口内に位置する複数の画素は強視野角θsが略同一となる。
Figure 2020067625
そして、画素の視野中心角θcは以下の式13で算出される。
Figure 2020067625
画素の全視野角θaは以下の式14で算出される。
Figure 2020067625
ここで、通常、半導体基板の厚みに対する貫通孔の大きさ及び画素の大きさは、T>>W、Sの関係にあるため、以下の式15が成立する。
Figure 2020067625
よって、画素の全視野角θaは以下の式16によって近似でき、貫通孔の下部側の開口内に複数の画素が設けられている場合、それらの画素の全視野角θaは略同一となる。
Figure 2020067625
また、入射強度Iは、図9、図10に示すように、入射角θの範囲に応じた値となり、入射角θの各範囲における入射強度Iは以下の式17〜式20で表わすことができる。
Figure 2020067625
式17で示されたθは強視野角を意味し、式17、式18及び式19でそれぞれ示されたθの範囲を足し合わせたものが全視野角を意味し、式20で示されたθは視野外の範囲を意味する。
次に、画素の強視野角θsと画素の全視野角θaについて、その性質を検討する。画素の強視野角θsに関する加算は以下の式21で表わせる。
Figure 2020067625
T>>W、Pの場合、以下の式22が成立するため、式21から以下の式23を得ることができる。
Figure 2020067625
従って、貫通孔の大きさ(開口幅)Wと画素の大きさ(画素幅)Sの差 (W−S)は各画素の強視野角θsにほぼ比例し、貫通孔の大きさWと画素の大きさSの和 (W+S)は各画素の全視野角θaにほぼ比例する。なお、これらの関係は以下の式24、式25によって表わすことができる。
Figure 2020067625
そして、図8に示すように、強視野角θsの左端及び右端、並びに、全視野角θaの左端及び右端をそれぞれ視野境界として、隣り合う画素間の視野境界の角度の差異Δθは以下の式26で表わせる。
Figure 2020067625
半導体基板の厚さTが、貫通孔の下部側の開口の中心0から画素の中心までの距離Xpや画素の配置ピッチPより十分に大きい(T>>Xp、P)場合、以下の式27が成立することから、式26の近似式は以下の式28となる。
Figure 2020067625
このような半導体基板の光学特性から画像を構成する配列画素値の再構成が可能である。以下に、その再構成の手法について説明する。まず、再構成について理解し易いように、一次元画素配列の例を説明する。
一次元画素配列の再構成に用いることができる半導体基板24には、図11に示すように、4つの貫通孔25、26、27、28が形成されている。貫通孔25、26、27、28は左右方向の幅が異なり、貫通孔25の幅は2つの画素29を並べた長さであり、貫通孔26の幅は3つの画素29を並べた長さであり、貫通孔27の幅は5つの画素29を並べた長さであり、貫通孔28の幅は9つの画素29を並べた長さである。
図11において、各貫通孔25、26、27、28の下部側開口内に位置する画素29それぞれには、数字及びアルファベットを付している。数字は所謂n値を意味し、アルファベットは一の貫通孔に対応する画素29の位置を意味し、左側から順に、a、b、c、・・・としている。なお、n値は自然数であり、各貫通孔25、26、27、28の幅はnを用いて以下の式29で規定される。
Figure 2020067625
なお、図11に示す例はn値が1〜4であるが、n値は連続した数字であればよく、例えば、n値が2〜10であってもよい。
再構成した画素(以下、「再構成画素」とも言う)の大きさは、n値の最小値Nmin(図11に示す例では1)を用いて、Nmin×Pの式によって算出でき、再構成画素の数は、n値の最大値Nmax(図11に示す例では4)を用いて、2Nmax−Nmin+1の式で求めることができる。
貫通孔25、26、27、28の配置には、それぞれの間に1つの画素分以上の間隔を設けるという制限があるが、その他の制限は特にない。
各画素29の視野角は、図12に示すように、対応する貫通孔25、26、27、28の幅Wに比例し、隣り合う画素29の視野範囲は画素29の配置ピッチPに応じてずれることとなる。
図11に示す例において各画素29が検出する信号値p(画素番号)を基に算出される画素配列の一例を図13に示す。この例では、再構成画素の数が16(=24−1+1)となる。
各画素29の視野範囲と各再構成画素の位置とには、図14に示す関係があり、各再構成画素の値は以下の式30によって算出可能である。
Figure 2020067625
式30から分かるように、各再構成画素の値は、画素29の検出値を基に2通り以上の演算方法によって求めることが可能である。
光センサチップと半導体基板は、回転方向の位置ずれが実質的にない状態で、固定することができるが、平行移動方向は、アセンブリ精度の限界から、数μm〜数十μm のオーダで位置ずれが生じる。これに対し、光センサチップ及び半導体基板は半導体製造技術を用いて形成されるため、光センサチップ及び半導体基板はそれぞれ、各構成要素(例えば、光センサチップの画素及び半導体基板の貫通孔)が極めて高精度に配置されている。
従って、半導体基板の貫通孔と光センサチップ(イメージセンサチップ)の画素の位置ずれは、貫通孔とそれに対応する画素の全ての組み合わせにおいて等しくなる。例えば、図11に示す例において、半導体基板24に対する各画素29の上下方向の位置ずれは、全ての画素29に対し同量の視野範囲の減少を生じさせることとなり、再構成画素の値を算出する上で影響がない。
一方、半導体基板24に対する各画素29の左右方向の位置ずれは、貫通孔25、26、27、28それぞれにおいて、対応する画素29の中で左端に位置する画素29又は右端に位置する画素29(貫通孔28に対応する9つの画素29では、4(a)の画素29又は及び4(i)の画素29)のいずれか一のみに対して視野範囲の減少を生じさせるが、他の画素29に対して視野範囲の減少を生じさせない。従って、左右方向の位置ずれは、再構成画素値の算出に影響を与えることになり、回避されるのが望ましいと考えられる。
仮に、半導体基板24が各画素29に対し右にずれている場合、貫通孔25、26、27、28において、それぞれに対応する画素29の中で左端の画素29は、視野範囲が減少するため、式30において、1(a)、2(a)、3(a)、4(a)の信号値は正しい値にならない。従って、p(1)〜p(16)の値を算出するに当たり、1(a)、2(a)、3(a)、4(a)の値を用いることはできない。
そして、半導体基板24が各画素29に対し左にずれている場合、式30において、1(b)、2(c)、3(e)、4(i)の信号値が正しい値でなく、p(1)〜p(16)の値を算出するに当たり、1(b)、2(c)、3(e)、4(i)の値を用いることはできない。
この点、式30から分かるように、p(1)〜p(16)は、1(a)、2(a)、3(a)、4(a)の各値、又は、1(b)、2(c)、3(e)、4(i)の各値のいずれかを用いることなく導出することができる。よって、半導体基板24が各画素29に対し左右方向にずれていても、正しいp(1)〜p(16)の値を導出可能である。
次に、二次元画素配列についての再構成の手法を説明する。
二次元画素配列の再構成に用いることができる半導体基板30には、図15に示すように、大きさの異なる4つの貫通孔31、32、33、34が形成されている。
貫通孔31は、前後方向及び左右方向にそれぞれ3つの画素35を並べた大きさであり、貫通孔32は、前後方向に3つの画素35を並べ、左右方向に2つの画素35を並べた大きさであり、貫通孔33は、前後方向に2つの画素35を並べ、左右方向に3つの画素35を並べた大きさであり、貫通孔34は、前後方向及び左右方向にそれぞれ2つの画素35を並べた大きさである。二次元画素配列の再構成には、前後方向長さと左右方向長さが異なる貫通孔32、33が必要となる。
図15において、各画素35に付された数字はn値を意味し、括弧外のアルファベットは貫通孔32、33を区別するものである。括弧内の左側のアルファベットは、左右方向位置を示し、左側から順に、a、b、c、・・・としており、括弧内の右側のアルファベットは、前後方向位置を示し、前側から順に、a、b、c、・・・としている。n値は自然数であり、貫通孔31、32、33、34の前後方向と左右方向で大きい方の幅は式29によって求められる。
なお、貫通孔31、32の間隔、貫通孔31、33の間隔、貫通孔32、34の間隔、及び、貫通孔33、34の間隔は、1つの画素分であり、図15に示す例は、最も高密度に貫通孔31、32、33、34を配置したものであるが、貫通孔間の間隔はこれに限定されず、また、貫通孔31、32、33、34の相対的な位置関係も図15に示す例に限定されないのは言うまでもない。
各画素35の視野角は、対応する貫通孔31、32、33、34の前後方向長さ及び左右方向長さに比例し、隣り合う画素35の視野範囲は画素35の配置ピッチPに応じてずれることとなる。
各画素35により検出された信号値を基に算出される画素配列の一例を図16に示す。図16において括弧内に記載された2つの数字は、左側の数字が左右方向の画素番号であり、右側の数字が前後方向の画素番号を意味する。この例では、4×4の二次元画素配列が再構成され、各再構成画素の値は以下の式31によって算出可能である。
Figure 2020067625
式31から分かるように、各再構成画素の値は、画素35の検出値を基に2つ以上の演算によって求めることが可能である。
二次元配列画素の場合、半導体基板30に対する各画素35の左右方向のずれ又は前後方向のずれが生じると、貫通孔31、32、33、34に対応する画素35の中で視野範囲が減少するものと、減少しないものが存在するようになる。例えば、半導体基板30に対し各画素35が左側前方にずれた場合、画素35において、2(ac)、2(ab)、2(aa)、2(ba)、2(ca)、2v(ac)、2v(ab)、2v(aa)、2v(ba)、2h(ab)、2h(aa)、2h(ba)、2h(ca)、1(ab)、1(aa)、1(ba)の視野範囲が減少する。
そのため、p(1、4)、p(2、4)、p(3、4)、p(4、4)、・・・、p(4、1)の全てを正しく算出するには、貫通孔31、32、33、34の下部側の開口において、前端の画素35及び左端の画素35を除いた画像35のみを用いる算出式、前端の画素35及び右端の画素35を除いた画像35のみを用いる算出式、後端の画素35及び左端の画素35を除いた画像35のみを用いる算出式、並びに、後端の画素35及び右端の画素35を除いた画像35のみを用いる算出式を設ける必要がある。
式31では、前端の画素35及び左端の画素35を除く画像35のみを用いる算出式、並びに、前端の画素35及び右端の画素35を除く画像35のみを用いる算出式のみを記載しているが、p(1、4)、p(2、4)、p(3、4)、p(4、4)、・・・、p(4、1)それぞれについて、後端の画素35及び左端の画素35を除く画像35のみを用いる算出式、並びに、後端の画素35及び右端の画素35を除く画像35のみを用いる算出式も設けることが可能である。
また、n値が1〜4の例を図17、図18に示す。半導体基板37は、図17に示すように、大きさの異なる複数の貫通孔38が形成されており、各貫通孔38には複数の画素39が対応している。この例で再構成画素の二次元配列は、24−1+1=16より、図18に示すように、16×16となる。
ここで、それぞれの画素39に入射する光の光量は、貫通孔38の大きさに比例するので、大きい貫通孔38に対応する画素39は、小さい貫通孔38に対応する画素39に比べて飽和時間が短い。そして、小さい貫通孔38に対応する画素39は、大きい貫通孔38に対応する画素39と比較して、受光信号が小さくなる。従って、仮に全ての画素39に対し露光時間を等しくする場合、信号の飽和を防ぐために、大きい貫通孔39に対応する画素39が飽和しないような露光時間が設定される。その結果、小さい貫通孔39に対応する画素39が受光する信号値は極めて小さくなり、信号ノイズ比を実質的に低下させ、それらの画素39の検出値から算出される再構成画素の値の信号ノイズ比を低下させる。
よって、再構成画素の信号ノイズ比の向上を図る観点においては、各貫通孔38に対し照射する光の露光時間を、貫通孔38の大きさに応じて異なるように調整するのが好ましい。具体的には、貫通孔38の大きさ(開口面積)に反比例させて露光時間を長くして、大きい貫通孔38に対応する画素39への露光時間を短くし、小さい貫通孔38に対応する画素39への露光時間を長くする。
また、再構成画素の信号ノイズ比の向上を図る別の方法として、露光時間が短くなる画素39に対して複数回露光して(即ち、各貫通孔38に対する露光回数を、貫通孔38の大きさに応じて異なるようにして)、各画素39の検出値の平均化を図ることも有効である。
次に、二次元画素配列の再構成について、別の例を、図19、図20を参酌して説明する。
図19に示すように、半導体基板40には、幅(画素41の幅)が等しく、長さ(開口の長さ)が異なる複数の貫通孔42が形成されている。この例では、図11に示した4つの貫通孔25、26、27、28にそれぞれ対応する4つの貫通孔42を1つのグループとして、各グループが異なる角度(この例では、それぞれが45°の角度差)で設けられるようにしている。
各画素41の検出値を基に算出できる再構成画素の配列イメージは、図20に示すように、0°位置、45°位置、90°位置、135°位置のそれぞれに一定の幅の一次元画素配列43が再現できる。4つの貫通孔42からなるグループ数が多くなるほど、グループの配置角度が増加して、異なる角度位置に配される一次元画素配列43を増やすことができるため、最終的に、二次元の画像情報を得ることが可能となる。
次に、二次元画像を得る別の方法について説明する。
本方法では、図21に示すように、半導体基板44の上側に半導体基板45が重ねられている。半導体基板44に形成された貫通孔46は上部側から下部側にかけて断面が小さくなり、半導体基板45に形成された貫通孔47は上部側から下部側にかけて断面が大きくなっている。貫通孔46の上部側の開口幅と貫通孔47の下部側の開口幅は等しく(Wpとする)、貫通孔46の下部側の開口幅と貫通孔47の上部側の開口幅は等しく(Wqとする)、貫通孔46の配置ピッチH1と貫通孔47の配置ピッチH2とは異なっている。
Wp、Wq、H1、H2には、H2>H1>2Wp−Wqの関係が成り立つ。
ここで、半導体基板44の中央に形成された貫通孔46の水平位置と半導体基板45の中央に形成された貫通孔47の水平位置とが一致するように、半導体基板44、45を重ね合わせると、半導体基板44、45の中央から離れるほど、貫通孔46の水平位置と貫通孔47の水平位置のずれが大きくなる。
そのため、半導体基板44の下側に配置した画素の左右方向成分の視野角をθx、前後方向成分の視野角をθyとして、θx及びθyは以下の式32、式33でそれぞれ表わされるようになる。
Figure 2020067625
なお、式32、式33のnx、nyは、半導体基板44、45の中央に設けられた貫通孔46、47(水平方向のずれがない貫通孔46、47)に対応する画素を基準として、算出対象の画素がその基準とする画素からの距離を貫通孔46(又は貫通孔47)のピッチ数で表わす整数で有り、nxが左右方向の値、nyが前後方向の値を意味する。
従って、このような光学装置を用いることで、複雑な演算をすることなく、二次元画像を得ることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、複数の貫通孔が形成された半導体基板の代わりに、1つの貫通孔が形成された半導体基板を採用することができる。
また、半導体基板の貫通孔は、深掘り反応性イオンエッチング以外の半導体製造技術によって形成してもよい。
10:光学装置、11:貫通孔、12:半導体基板、13:光センサチップ、14:受光面、15:側壁面、16:貫通孔、17:半導体基板、18:貫通孔、19:半導体基板、20:貫通孔、21:半導体基板、22:イメージセンサチップ、23:画素、24:半導体基板、25、26、27、28:貫通孔、29:画素、30:半導体基板、31、32、33、34:貫通孔、35:画素、37:半導体基板、38:貫通孔、39:画素、40:半導体基板、41:画素、42:貫通孔、43:一次元画素配列、44、45:半導体基板、46、47:貫通孔

Claims (15)

  1. 貫通孔が形成された半導体基板と、前記貫通孔を通過して照射される光を検出する光センサチップとを有することを特徴とする光学装置。
  2. 請求項1記載の光学装置において、前記貫通孔の開口を正面視した形状は、矩形又は正方形であることを特徴とする光学装置。
  3. 請求項1記載の光学装置において、前記貫通孔は複数あることを特徴とする光学装置。
  4. 請求項3記載の光学装置において、前記各貫通孔は、開口を正面視した形状が同一大きさの六角形であり、最密配置されていることを特徴とする光学装置。
  5. 請求項3記載の光学装置において、前記各貫通孔の開口を正面視した形状は、同一大きさの矩形又は正方形であることを特徴とする光学装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の光学装置において、前記複数の貫通孔は等ピッチで配置されていることを特徴とする光学装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の光学装置において、前記貫通孔の内側面は、光の反射を抑制する光反射低減面によって形成されていることを特徴とする光学装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光学装置において、前記半導体基板は、複数あって、重ねられていることを特徴とする光学装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光学装置において、前記半導体基板は、複数あって、前記貫通孔の配置ピッチは、前記各半導体基板によって異なることを特徴とする光学装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の光学装置において、前記貫通孔は、前記半導体基板の一面側の開口と他面側の開口の大きさが異なることを特徴とする光学装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の光学装置において、前記半導体基板は、前記光センサチップに密着していることを特徴とする光学装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の光学装置において、前記半導体基板と前記光センサチップは同じ大きさであることを特徴とする光学装置。
  13. 請求項1又は2記載の光学装置において、前記光センサチップは、それぞれ前記貫通孔の断面より小さい複数の画素が並べられたイメージセンサチップであることを特徴とする光学装置。
  14. 請求項13記載の光学装置において、前記貫通孔は、複数あって、該各貫通孔の開口は、異なる大きさであり、該各貫通孔に対する露光時間は、該貫通孔の大きさに応じて異なることを特徴とする光学装置。
  15. 請求項13記載の光学装置において、前記貫通孔は、複数あって、該各貫通孔の開口は、異なる大きさであり、該各貫通孔に対する露光回数は、該貫通孔の大きさに応じて異なることを特徴とする光学装置。
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