JP2020051752A - レーダ装置及びレーダ装置のpriの制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
n・PRI+a<2R/c<(n+1)・PRI―b …(1)
そして、PRI選択器14にて、追尾目標PRI範囲算出器11で求めた追尾対象のPRI範囲と、対象外目標PRI範囲算出器12で求めた追尾対象外の目標のPRI範囲からPRIを決定する。また、場合によっては、追尾対象外の目標を受信禁止期間に入れられない場合も考えられるので、その場合は、追尾対象外の目標を追尾したい目標から遠ざけるようにPRIを算出する対象外目標PRI範囲算出器13を設け、PRI選択器14にてPRIを決定する。
高PRFは、PRI<c/2vfが成立するPRFを意味する。また、低PRFは、2R/c<PRIが成立するPRFを意味する。中PRFは、高PRF及び低PRF以外のPRFを意味する。ここで、cは光速、fはレーダの送信周波数、vは追尾対象の目標の予測速度である。
n×PRI+a<2Rt/c<(n+1)×PRI−b …(2)
ここで、nは2以上の正の整数(n=2、3、…)、aは第1送信波の送信時間からの第1期間、bは第1送信波の次に送信される第2送信波の送信時間の余裕期間、cは光速、Rtは追尾対象の目標までの予測距離である。
具体的には、対象外目標PRI範囲算出器12は、求められたPRIのうち、下記(3)式に基づいて追尾対象外の目標のPRIを算出する。
ここで、mは2以上の正の整数(n=2、3、…)、aは第1送信波の送信時間からの第1期間、bは第1送信波の次に送信される第2送信波の送信時間の余裕期間、cは光速、Rnは追尾対象外の目標までの予測距離、である。
対象外目標PRI範囲算出器13は、追尾対象の目標を追尾対象外の目標から遠ざけるように追尾対象外の目標のPRIを算出する。
具体的には、対象外目標PRI範囲算出器13は、第1送信波から追尾対象の目標までの時間と、第1送信波から追尾対象外の目標までの時間との差の絶対値が最も大きくなるPRIを算出する。
より具体的には、対象外目標PRI範囲算出器13は、追尾対象の目標の受信波に対応する送信波から追尾対象の目標までの時間は2Rt/cをPRIで割った余りであり、追尾対象外の目標の受信波に対応する送信波から追尾対象外の目標までの時間は2Rn/cをPRIで割った余りを算出する。
また、PRI選択器14は、重複部分がない場合、追尾目標PRI範囲算出器11により算出された追尾対象の目標のPRIのうち、対象外目標PRI範囲算出器13により算出された追尾対象外の目標のPRIを選択する。
次に、実施形態に係るレーダ装置の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
一方、PRI選択器14は、重複部分がないと判断した場合、追尾目標PRI範囲算出器11により算出された追尾対象の目標のPRIのうち、対象外目標PRI範囲算出器13により算出された追尾対象外の目標のPRIを選択し(S6)、PRIの選択の処理を終了する。ここで、対象外目標PRI範囲算出器13は、第1送信波から追尾対象の目標までの時間と、第1送信波から前記追尾対象外の目標までの時間との差の絶対値が最も大きくなるPRIを算出する。
<変形例>
上述の実施形態では、高PRF条件を満足する場合について説明した。上述のS5においてPRIの制御を行なっても、追尾対象の目標と、追尾対象外の目標との時間差が十分でない場合、必ずしも高PRF条件ではなく、速度が正確に求められる範囲内でMPRF(低PRFと高PRFとの間)のPRIを選択しても良い。
Claims (8)
- 追尾対象の目標の予測速度及びレーダの送信周波数に基づいて、前記追尾対象の目標のレーダの高PRFとなるパルス繰り返し周期(PRI)を求め、前記求められたPRIのうち第1送信波の送信時間からの第1期間及び前記第1送信波の次に送信される第2送信波の送信時間の余裕期間である第2期間に基づいて、前記追尾対象の目標のPRIを算出する追尾目標PRI範囲算出器と、
前記求められた高PRFとなる追尾対象の目標のPRIのうち、追尾対象外の目標を前記第1期間及び前記第2期間に受信するように前記追尾対象外の目標のPRIを算出する第1対象外目標PRI範囲算出器と、
前記追尾目標PRI範囲算出器により算出された前記追尾対象の目標のPRIと、前記第1対象外目標PRI範囲算出器により算出された前記追尾対象外の目標のPRIとの重複部分があるかを判断し、前記重複部分がある場合、前記重複部分が一番長いPRIを次の追尾のPRIとして選択するPRI選択器と
を具備する、レーダ装置。 - 前記追尾対象の目標を前記追尾対象外の目標から遠ざけるように前記追尾対象外の目標のPRIを算出する第2対象外目標PRI範囲算出器をさらに具備し、
前記PRI選択器は、前記重複部分がない場合、前記追尾目標PRI範囲算出器により算出された前記追尾対象の目標のPRIのうち、前記第2対象外目標PRI範囲算出器により算出された前記追尾対象外の目標のPRIを選択する、
請求項1記載のレーダ装置。 - 第2対象外目標PRI範囲算出器は、前記第1送信波から前記追尾対象の目標までの時間と、前記第1送信波から前記追尾対象外の目標までの時間との差の絶対値が最も大きくなるPRIを算出する、請求項2記載のレーダ装置。
- 前記追尾目標PRI範囲算出器は、下記(A)式に基づいて前記追尾対象の目標のPRIを算出する、
請求項1記載のレーダ装置。
n×PRI+a<2Rt/c<(n+1)×PRI−b …(A)
ここで、
nは2以上の正の整数(n=2、3、…)、
aは第1送信波の送信時間からの第1期間、
bは第1送信波の次に送信される第2送信波の送信時間の余裕期間、
cは光速、
Rtは追尾対象の目標までの予測距離、
である。 - 前記第1対象外目標PRI範囲算出器は、下記(B)式に基づいて前記追尾対象外の目標のPRIを算出する、
請求項1記載のレーダ装置。
m×PRI−b<2Rn/c<(m+1)×PRI+a …(B)
ここで、
mは2以上の正の整数(n=2、3、…)、
aは第1送信波の送信時間からの第1期間、
bは第1送信波の次に送信される第2送信波の送信時間の余裕期間、
cは光速、
Rnは追尾対象外の目標までの予測距離、
である。 - 前記高PRFは、PRF<c/2vfを満たす、請求項1記載のレーダ装置。
ここで、
cは光速、
fはレーダの送信周波数、
vは追尾対象の目標の予測速度、
である。 - 追尾目標PRI範囲算出器により、追尾対象の目標の予測速度及びレーダの送信周波数に基づいて、前記追尾対象の目標のレーダの高PRFとなるパルス繰り返し周期(PRI)を求め、前記求められたPRIのうち第1送信波の送信時間からの第1期間及び前記第1送信波の次に送信される第2送信波の送信時間の余裕期間である第2期間に基づいて、前記追尾対象の目標のPRIを算出し、
第1対象外目標PRI範囲算出器により、前記求められた高PRFとなる追尾対象の目標のPRIのうち、追尾対象外の目標を前記第1期間及び前記第2期間に受信するように前記追尾対象外の目標のPRIを算出し、
PRI選択器により、前記追尾目標PRI範囲算出器により算出された前記追尾対象の目標のPRIと、前記第1対象外目標PRI範囲算出器により算出された前記追尾対象外の目標のPRIとの重複部分があるかを判断し、前記重複部分がある場合、前記重複部分が一番長いPRIを次の追尾のPRIとして選択する、
レーダ装置のPRIの制御方法。 - 第2対象外目標PRI範囲算出器により、前記追尾対象の目標を前記追尾対象外の目標から遠ざけるように前記追尾対象外の目標のPRIを算出することをさらに具備し、
前記PRI選択器は、前記重複部分がない場合、前記追尾目標PRI範囲算出器により算出された前記追尾対象の目標のPRIのうち、前記第2対象外目標PRI範囲算出器により算出された前記追尾対象外の目標のPRIを選択する、
請求項7記載のレーダ装置のPRIの制御方法。
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