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JP2019128539A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2019128539A
JP2019128539A JP2018011538A JP2018011538A JP2019128539A JP 2019128539 A JP2019128539 A JP 2019128539A JP 2018011538 A JP2018011538 A JP 2018011538A JP 2018011538 A JP2018011538 A JP 2018011538A JP 2019128539 A JP2019128539 A JP 2019128539A
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典明 田口
Noriaki Taguchi
典明 田口
武田 愼一
Shinichi Takeda
愼一 武田
大樹 金光
Hiroki Kanemitsu
大樹 金光
祐司 澤
Yuji Sawa
祐司 澤
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Abstract

【課題】装置本体に挿抜自在に配置される交換ユニットの装置本体内の設置空間の一部を、空気の送風経路をなすダクトとして利用することで、限られた装置内部のスペースを有効利用する。更にはダクトを形成する壁部を取り外すことを可能にし、壁部に付着したトナー等の汚れの清掃が容易にできる画像形成装置を提供する。【解決手段】装置本体103aに対して挿抜自在に設けられた交換ユニット(現像ユニット7)を備えた画像形成装置であって、交換ユニットは、装置本体103aの内部に飛散した粉体を回収する回収経路Rを構成する分離ダクト壁32を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、装置本体に対して挿抜自在に設けられた交換ユニットを備えた画像形成装置に関する。
より詳しくは、装置本体が備えるダクトと連通するダクト部の側壁が、交換ユニットに形成され、交換ユニットを装置本体から分離することで、装置本体から分離できる画像形成装置に関する。
例えば、画像形成装置における画像形成動作時、表面にトナーを保持した現像ローラは、トナーを感光体ドラム上の静電潜像部に供給するために高速で回転している。この時、相手の感光体ドラムも高速で回転しているため、トナーの帯電量や粒径にバラつきがあると、現像ローラから感光体ドラムへのトナーの受け渡しが上手くいかず、一部のトナーが装置本体内に飛散することがあった。
飛散したトナーは装置本体内を浮遊して給紙ローラや検知センサ等に付着し、用紙の汚れや検知センサの誤検知を生じることになる。そこで、飛散したトナーを吸引する吸引ダクトを装置本体に設けた画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、レジストローラに摺接する上下ブラシ周辺に、ダクト(吸引ダクト)に取着される上吸引開口部、及び下吸引開口部を設け、ファンの駆動により飛散トナーを補集すると同時にレジストローラ近傍に堆積される紙カスを補集部に吸引補集する構成の画像形成装置が開示されている。
特開2000−19903号公報
特許文献1記載の画像形成装置によれば、トナー吸引専用の吸引ダクトを設置するスペースを装置本体内に確保する必要があるが、装置本体内の画像形成部には、感光体ドラム、現像装置、露光ユニット、クリーナユニット、帯電ユニット、中間転写ベルトユニット、定着ユニット及び2次転写ユニット等の多くの部品が配置されているため、吸引ダクトの設置スペースを別途確保することが難しく、小型化が困難であるという問題があった。
また、特許文献1記載の画像形成装置によれば、吸引ダクトもしくは吸引ダクトを構成する側壁部を装置本体から取り外すことができないので、ダクト内部に付着したトナーを十分に清掃することができず、ダクト壁に付着したトナーが再飛散するといった問題もあった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、画像形成装置を小型化できるダクト機構を提供することである。さらには、簡単な機構でダクトの内壁部が開放されて露出し清掃が容易なダクト機構を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、装置本体に対して挿抜可能な交換ユニットを備える画像形成装置であって、前記交換ユニットは、前記装置本体に設置された際に、前記装置本体内の前記交換ユニットの設置空間に備えられた本体内部壁との間に空気の送風経路を形成する分離ダクト壁を有することを特徴としている。
この構成によれば、交換ユニットの設置空間(の一部)をダクトとして有効活用できる。詳しくは、本体の交換ユニット設置空間に設けられた本体内部壁と交換ユニットの分離ダクト壁とが向き合う空間をダクトとして活用することによって、別途専用ダクトを設ける必要がなくなる。従って、装置の小型化が可能となる。更にダクトを形成する壁部が、分離ダクト壁と本体内部壁とに分離できる。これにより、ダクト内部が汚れてもダクト内に付着したトナーや紙粉等の粉体の清掃が容易となる。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記分離ダクト壁は、前記交換ユニットの長手方向に沿って配置され、前記分離ダクト壁と前記本体内部壁とが向き合うことで形成される空間は、前記分離ダクト壁面内の前記長手方向と直交する方向の片側の端部において内部に送風ファンを有する装置固定ダクトと連通し、前記片側の端部と反対側の端部は前記装置本体の内部空間に向かって開口された開口部を形成する構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記分離ダクト壁は、前記長手方向の端部に長手方向の空気の流れを規制する側壁部を備える構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記装置本体に設置された前記本体内部壁は、前記装置本体に設置された別の交換ユニットが有する分離ダクト壁である構成としてもよい。
この構成によれば、トナーや紙粉等の粉体の吸引ダクトが全て分離可能な分離ダクト壁で構成されるため、全ての分離ダクト壁を本体から分離することができ、ダクト内に付着したトナーや紙粉等の粉体の清掃がより容易となる。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記装置本体に設置された前記本体内部壁は、用紙搬送ローラを覆うカバー壁を兼用することができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記交換ユニットは、空気を浄化するフィルタと前記フィルタを保持し前記装置ダクトとの連通口を備えるフィルタ保持部を前記分離ダクト壁の前記装置固定ダクト側に有し、前記フィルタ保持部は、前記分離ダクト壁より前記長手方向と直交する方向の長さが短い前記フィルタを保持する保持壁を前記分離ダクト壁と反対側に備えた構成としてもよい。
この構成によれば、分離ダクト壁にフィルタを設けることで、フィルタの清掃も容易となる。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記フィルタ保持部は、前記保持壁に、前記用紙搬送ローラを清掃する清掃部材が備えられ、前記清掃部材は、前記カバー部材に設けられた前記用紙搬送ローラの露出開口部で前記用紙搬送ローラと当接する構成としてもよい。
この構成によれば、用紙搬送ローラの清掃部材を備えることで、従来から設けられていた用紙搬送ローラの紙粉取り用ユニットをダクト壁として兼用することができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記交換ユニットの挿抜方向は、前記交換ユニットの長手方向である。
この構成によれば、前記交換ユニットと共に分離ダクト壁を引き抜いたとき、ダクト壁の面が最大限に開放されるため、清掃作業が容易となる。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記交換ユニットが現像装置であり、前記分離ダクト壁が前記現像装置の筐体の一部で構成してもよい。
この構成によれば、現像装置の挿抜空間をダクト空間として使用できる。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記送風経路に沿って装置本体の内部の空気を外部へ排出する送風機構を備えた構成としてもよい。例えば、装置本体には、ルーバーを備えた排気口が設けられ、その排気口の直近(若しくは近傍)に送風機構としての排気用ファンが設けられていてもよい。従って、飛散した粉体を含んだ空気は、この排気用ファンの吸引力によって、回収経路を通じて流れ、さらに排気用ファンに吸引されて排気口から外部へ排出される。また、送風機構は、上記の排気用ファンとは別に、回収経路の近傍に専用のファンを別途配置してもよい。
本発明の画像形成装置によれば、トナーや紙粉等の粉体の吸引ダクトを別途設ける必要がないため、装置の小型化、省スペース化を図ることができる。また、交換ユニットに分離ダクト壁を設けることで、分離ダクト壁を本体から抜き出して分離することができるため、ダクト壁内に付着したトナー等の粉体の清掃を容易に行うことができる。
本発明の実施形態1に係る画像形成装置の概略断面図である。 画像形成部の要部を拡大して示す概略断面図である。 本発明に係る可動ダクト壁を備えた紙粉取りユニットの斜視図でフィルタがない状態を示している。 本発明の実施形態2に係る画像形成部の要部を拡大して示す概略断面図である。 現像ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施形態3に係る画像形成装置の概略断面図である。 画像形成部の要部を拡大して示す概略断面図である。 現像ユニットの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置の概略断面図である。ただし、実施形態1では、モノクロ画像を出力する画像形成装置に本発明を適用した場合について説明する。
この画像形成装置100は、原稿から読み取られた画像データ、または外部から受信した画像データを取得し、この画像データによって示されるモノクロ画像を用紙に形成するものであり、その構成を大別すると、原稿搬送部(ADF)101、画像読取装置(原稿読取装置)102、画像形成部103、用紙搬送部104、及び給紙部105を備えている。
また、この画像形成装置100は、画像読取装置102と画像形成部103との間に断面コ字状に形成された胴内排紙空間部106が形成された胴内排紙型の画像形成装置である。
原稿搬送部101は、少なくとも1枚の原稿が原稿トレイ11にセットされると、原稿を1枚ずつ原稿トレイ11から引き出して搬送し、この原稿を画像読取装置102の第1プラテンガラス14上に導いて通過させ、排紙トレイ12に排出する。
画像読取装置102は、第1プラテンガラス14の下方に第1走査部15及び第2走査部16からなる光学ユニットを配置しており、原稿が第1プラテンガラス14上を通過する際に、第1走査部15の光源によって原稿表面を露光し、第1及び第2走査部15,16のミラーによって原稿表面からの反射光を結像レンズ17へと導き、結像レンズ17によって原稿表面の画像をCCD(Charge Coupled Device)18上に結像する。CCD18は、原稿表面の画像を主走査方向に繰り返し読取り、原稿表面の画像を示す画像データを出力する。
また、原稿が画像読取装置102上面の第2プラテンガラス19上に置かれた場合は、第1及び第2走査部15,16を相互に所定の速度関係を維持しつつ副走査方向に移動させながら、第1走査部15によって第2プラテンガラス19上の原稿表面を露光し、第1及び第2走査部15,16によって原稿表面からの反射光を更に反射して結像レンズ17へと導き、結像レンズ17によって原稿表面の画像をCCD18上に結像する。
CCD18から出力された画像データは、マイクロコンピュータ等の制御回路により各種の画像処理を施されてから、画像形成部103に出力される。
画像形成部103は、その略中央に感光体ドラム4が配置され、その周囲に帯電ユニット5、光走査ユニット6、現像ユニット(現像装置)7、転写ユニット8、及びクリーニングユニット9が配置されている。
帯電ユニット5は、感光体ドラム4表面を均一に帯電させる。光走査ユニット6は、画像データを入力し、画像データに応じて光ビームの強度を変調しつつ、均一に帯電された感光体ドラム4上に光ビームを走査して静電潜像を書き込む。現像ユニット7は、感光体ドラム4上の静電潜像を現像剤(トナー)により顕像化して、感光体ドラム4上に現像剤像を形成する。転写ユニット8は、感光体ドラム4との間に用紙を挟み込んで搬送しつつ、感光体ドラム4上の現像剤像を用紙上に転写する。クリーニングユニット9は、感光体ドラム4上に残留した現像剤を除去して、感光体ドラム4上に新たな現像剤像を形成することができるようにする。
画像形成部103の上部には、定着装置20が配置されている。定着装置20は、画像が転写された用紙を内部に熱源を備える定着ローラ20aと加圧ローラ20bとの間に挟み込み、用紙上に転写された現像画像を熱と圧力で定着させる。
定着後の用紙は、用紙搬送ローラにより上方に搬送されて、排紙ローラ21から胴内排紙空間部106内の排紙トレイ22に排出される。
また、用紙の両面に画像を形成する場合は、用紙が、排紙ローラ21で逆方向に反転搬送され、更に反転搬送経路23へと搬送され、その表裏を反転されてから画像形成部103へと再び搬送され、その裏面に現像剤像が転写されて定着される。そして、用紙が、排紙ローラ21から排紙トレイ22に排出される。
給紙部105は、給紙トレイ24を備えており、この給紙トレイ24から用紙が1枚ずつ分離供給される。この用紙は、用紙搬送ローラのうち、感光体ドラム4及び転写ユニット8の手前に設けられたレジストローラ25によって一旦停止され、転写のタイミングに合わせて感光体ドラム4と転写ユニット8との間に供給され、この用紙に感光体ドラム4上の現像剤像が転写される。
レジストローラ25には、レジストローラ25を覆うカバー壁26が、用紙搬送方向Xに沿って設けられている。このカバー壁26は、感光体ドラム4の近傍から下方に垂下するように延設されて配置され、延接部は端部でレジストローラ25が露出するよう構成される(露出開口部)。
また、レジストローラ25の下部には、レジストローラ25の表面に付着した紙粉を清掃するための清掃部材である例えばクリーニング部材31(例えばクリーニングパッド)等を備えた紙粉取りユニット30が配置されている。
このような構成の画像形成装置100において、少なくとも感光体ドラム4や現像ユニット7及び紙粉取りユニット30等は、部品交換やメンテナンス性等を考慮し、画像形成部103の装置本体103a(筐体)に対して、図1の紙面に対して垂直方向に(すなわち、紙面手前側に向かって)挿抜自在に設けられた交換が可能な交換ユニットとなっている。すなわち、交換ユニットの挿抜方向Sは、レジストローラ25を含む用紙搬送ローラの軸線方向と同じ方向であり、交換ユニットの長手方向と同じ方向になる。
なお、図示は省略しているが、交換ユニットを挿抜する機構として、例えば、装置本体103aの内部に挿抜方向に沿ってガイドレール部(案内部)を設け、交換ユニット側にこのガイドレール部に沿って挿抜方向に摺動する摺動部を設けた構成とすることができる。また、各交換ユニットには、挿入後に所定の位置に固定して取り付けるための取付部が設けられていてもよい。取付部としては、例えばフック機構による係止構造や、ねじ等による締結構造、若しくは他の部品と接触させるための弾性部材等を用いた付勢機構等とすることができる。
ここで、交換ユニットの設置空間について説明する。
装置本体103a内部に設けられた交換ユニットの設置空間は、交換ユニットを所定の位置に挿抜可能に配置するために、交換ユニットよりも大きな空間が必要となる。
実施形態1では、感光体ドラム4を備えた感光体ユニット4a、現像ユニット7、紙粉取りユニット30、転写ユニット8が交換ユニットであり、現像ユニット7を例に、設置空間が交換ユニットより大きくなる理由を説明する。
現像ユニット7は、装置本体103aに先に装着された感光体ユニット4aの感光体ドラム4に対して、感光体ドラム4の表面と現像ローラ7b表面の距離、すなわち現像ギャップが2mm以下、望ましくは1mm以下となるように配置する必要がある。しかし、現像ユニット7の挿抜方向が感光体ユニット4aと同じ方向であるため、所定の現像ギャップを維持したまま挿抜作業を行うと、現像ユニット7の端部やトナーの飛散を防止するために現像ローラ7bの軸方向に沿って設けられたトナー飛散防止壁7cが感光体ドラム4と接触して感光体ドラム4を破損する虞がある。そのため、現像ユニット7を装置本体103aに装着する場合は、最初現像ギャップが所定値より広くなる位置、すわなち、現像ローラ7bが感光体ドラム4から離れた退避位置で現像ユニット7の挿入を開始し、現像ユニット7の挿入終了直前で感光体ドラム4に対して所定の現像ギャップになるように、現像ユニット7を移動させる退避案内空間が形成されている。設置空間は、この退避案内空間を設ける必要があるため交換ユニットより大きく形成する必要がある。
なお、現像ユニット7と感光体ユニット4a、紙粉取りユニット30の設置空間は、それぞれ近接して配置されるため、各交換ユニットを収容する個別の設置空間ではなく、1つの大きな設置空間として装置本体103a内部に設けられている(図示せず)。
次に本発明に係る分離ダクト壁32の一例について説明する。
図2は、画像形成部103の要部を拡大して示す概略断面図である。なお、図2及び後述する図4において符号81は、転写ローラである。
また、図3は、本発明に係る分離ダクト壁32の一例を備えた紙粉取りユニット30の斜視図であり、後述する空気清浄用のフィルタを外した状態の紙粉取りユニット30を装置本体103aから挿抜方向Sに沿って引き出した状態を画像形成装置100側から見た状態を示している。
実施形態1では、図2に示す現像ユニット7とカバー壁26(本体内部壁の一例)との間の空間が、現像ユニット7の設置空間(の一部)となっており、この設置空間には、現像ユニット7が装置本体103aの所定の設置位置に近づくと現像ローラ7bが感光体ドラム4に近づくように現像ユニット7を案内するガイド部が設けられている(図示せず)。つまり、現像ユニット7とカバー壁26との間の空間は、現像ユニット7挿抜作業時の退避空間であり、現像ユニット7が装置本体103aに装着された後は、単なるデッドスペースとなる。
本実施形態1では、この現像ユニット7の退避空間(設置空間の一部)を、装置本体103aが備える装置固定ダクト34とつながる空気の送風経路であるダクトとして利用するために、分離ダクト壁32をレジストローラ25の下部側に設けられた紙粉取りユニット30に設けている(図2参照)。分離ダクト壁32は、紙粉取りユニット30の底部32aから上方の感光体ドラム4に向かって延設され、延設された分離ダクト壁32は、カバー壁26に対向するように、図2の紙面奥側に向かって紙面と垂直方向(挿抜方向S)、すなわち紙粉取りユニット30の長手方向に沿って形成される。なお、この紙粉取りユニット30の長手方向および分離ダクト壁32の長手方向は、レジストローラ25の回転軸線方向、感光体ドラム4の回転軸線方向と平行であり、分離ダクト壁32は、感光体ドラム4の軸線方向の幅とほぼ同じ幅W1(図3参照)になるように長手方向に形成されている。
また、分離ダクト壁32の長手方向の端部であって紙粉取りユニット30の挿抜操作を行う側には、分離ダクト壁32の長手方向の空気の流れを規制する側壁部32d(図3参照)が形成されている。なお、本実施形態1では、この側壁部32dは分離ダクト壁32の片側端にしか設置していないが、両端部に設置してもよいし、中央部にリブ状に設置してもよい。また、側壁部32dは、装置本体103aに設けられた交換ユニットの設置空間を形成する装置内部壁(この場合は交換ユニットの挿抜方向と垂直な面を備える装置内部壁)によって分離ダクト壁32の長手方向の空気の流れを規制する場合は、省略してもよい。
なお、すでに説明したとおり紙粉取りユニット30は、現像ユニット7と同様に交換ユニットである。従って、現像ユニット7を装置本体103aに装着した後に、紙粉取りユニット30を装着する構成にすることで、現像ユニット7を装着する際に必要となる退避空間を空気の送風経路である分離ダクト空間35として有効活用できるようになる。
例えば、現像ユニット7を退避位置に移動させようとすると現像ユニット7のユニット筐体7aが分離ダクト壁32に当接して移動できないようにしてもよい。
次に、分離ダクト空間35を流れる空気の流れについて説明する。
実施形態1では、装置本体103aが更に、内部に送風ファン(図示せず)を有する装置固定ダクト34を備え、分離ダクト空間35は、その片側端、つまり分離ダクト壁32の長手方向と直交する方向における片側の端部において、装置固定ダクト34と挿通するよう構成される。また、分離ダクト空間35のうち装置固定ダクト34と挿通する側と反対側は、装置本体の103aの内部空間に向かって開口された開口部36を形成し、送風ファンによって、開口部36から装置本体103a内部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を装置本体103aの外部に図示しない排気口から放出するよう構成されている。
すなわち、分離ダクト空間35には、装置本体103aの内部に飛散した粉体(トナー,紙粉等)を回収する回収経路Rが形成される。
また、紙粉取りユニット30の底部32aには、開口部36から吸引された粉体(トナー、紙粉等)を除去(回収)し空気を浄化するフィルタ33が設けられている。
そして、底部32aにはフィルタ33を所定の位置に保持するための保持壁32fが分離ダクト壁32と反対側に形成され、底部32aの保持壁32fと分離ダクト壁32との間には、フィルタ33を保持するフィルタ保持部32eと装置固定ダクト34との連通口32gが形成される。底部32aのフィルタ33と反対側には、紙粉取りユニット3の挿抜ガイド部32hが形成される。
フィルタ33は、分離ダクト壁32と同様に、紙粉取りユニット30の長手方向に沿って、感光体ドラム4の軸方向長さとほぼ同じW1に形成される。
連通口32gは、紙粉取りユニット30の長手方向に複数並んで、フィルタ33と同様に感光体ドラム4の軸方向長さとほぼ同じ長さに形成されるが、1つであってもよい。また分離ダクト壁32と保持壁32fとの間にリブを配置して一つの連通口32gが複数の連通口を有するようにしてもよいし、小さな連通口32gを1つだけ形成してもよい。この場合は、フィルタ33の長手方向の長さも連通口32gのサイズに合わせて短くしてもよい。
保持壁32fは、分離ダクト壁32の長手方向と垂直な方向の長さが、分離ダクト壁32より短く形成される。そのため、紙粉取りユニット30を、装置本体103aから取り外した際に、分離ダクト壁32の全面が保持壁32fによって遮られることがないので分離ダクト壁32面に付着したトナーや紙粉を簡単に取り除くことができる。また、底部32aに設置されたフィルタ33へのアクセスが容易になり、フィルタ33を簡単に清掃、取り外しができるようになる。
また、保持壁32fは、底部32aからレジストローラ25(カバー壁26端部のレジストローラ25が露出した露出開口部)に向かって延伸されており、先端部には、レジストローラ25と接触してレジストローラ25の表面に付着した紙粉などを取り除くクリーニング部材31が配置されている。クリーニング部材31には、フェルト、スポンジ、不織布など弾性のある多孔質部材を使用することができる。
クリーニング部材31とカバー壁26端部(露出開口部側の端部)との間に、空間を設けて、フィルタ33側にレジストローラ25の表面に付着した紙粉を回収するようにしてもよい。
なお、送風ファンは、装置固定ダクト34の排気口とフィルタ33の間に設置される。
また、実施形態1では、分離ダクト壁32を紙粉取りユニット30に設けている(すなわち、紙粉取りユニット30と共用している)が、この紙粉取りユニット30からクリーニング部材31を省き分離ダクト壁32専用の交換ユニットとしてもよい。その場合、従来の紙粉取りユニット30は別の場所に設ければよい。
実施形態1によれば、分離ダクト壁32が交換ユニットである紙粉取りユニット30に保持壁32fによって覆われず露出するように設けられている。従って、紙粉取りユニット30を装置本体103aから取り外した際に、分離ダクト壁32を容易に清掃することができる。この時、カバー壁26も装置本体103a内部に露出されるので清掃が容易にできるようになる。従って、分離ダクト壁32、カバー壁26にトナーや紙粉等の粉体が付着しても清掃が容易となる。
また、紙粉取りユニット30に分離ダクト壁32を形成することで、部品点数やコストを削減することができる。
実施形態1によれば、分離ダクト壁32にフィルタ33を設けており、フィルタ33を保持する保持壁32fの紙粉取りユニット30の長手方向と直交する方向の長さが分離ダクト壁32より短いので、フィルタ33へのアクセスが容易でフィルタ33の清掃、および分離ダクト壁32の清掃も容易となる。また、フィルタ33が装置固定ダクト34の排気口側でなく開口部側に配置されているため、フィルタ33から排気口の間がトナーや紙粉で汚れ難い。またこのフィルタ33設置場所から下流の汚れ難い装置固定ダクト34に送風ファンが設置されるため、送風ファンの回転軸部にトナーや紙粉が付着することで寿命が短くなり難い。
また、実施形態1によれば、現像ユニット7の設置(退避)空間をダクト空間として使用できるので、空間を有効利用することができる。
<実施形態2>
図4は、本発明の実施形態2に係る画像形成部103の要部を拡大して示す概略断面図、図5は、現像ユニット7を示す斜視図である。
実施形態1では、カバー壁26と対向する分離ダクト壁32を紙粉取りユニット30に設けているが、実施形態2では、紙粉取りユニット30に形成された第1分離ダクト壁32bに加えて、現像ユニット7のユニット筐体7aが第2分離ダクト壁32cとして使用される。つまり実施形態2では、分離ダクト空間35はカバー壁26と第1分離ダクト壁32bと第2分離ダクト壁32cとで形成される。
具体的には、実施形態1では底部32aから感光体ドラム4に向かって延伸された分離ダクト壁32は、実施形態2では現像ユニット7のユニット筐体7aに向かって延伸された第1分離ダクト壁32bとして形成される。そして、ユニット筐体7aの第1分離ダクト壁32bが対向する位置から現像ユニット7の感光体ドラム4に向かって形成された壁部が2つめの第2分離ダクト壁32cとなっている。ユニット筐体7aに設けられた第2分離ダクト壁32cは、紙粉取りユニット30に形成された第1分離ダクト壁32bと同様、感光体ドラム4の軸方向長さとほぼ同じW1(図5参照)の長さを有する。
実施形態2における分離ダクト空間35のうち、装置固定ダクト34との連通部は、第1分離ダクト壁32b側に、装置本体103a側の開口部36は、第2分離ダクト壁32c側に形成される。そして分離ダクト空間35は、実施形態1と同様、装置本体103aの内部に飛散した粉体(トナー,紙粉等)を回収する回収経路Rを形成する。
以上のように実施形態2においては、現像ユニット7のユニット筐体7aを第2分離ダクト壁32cとして使用するので、現像ユニット7の設置空間、詳しくは現像ユニット7の退避空間を、分離ダクト空間35として更に有効に活用することができる。
<実施形態3>
図6は、本発明の実施形態3に係る画像形成装置の概略断面図であり、本発明を、カラー画像形成装置に適用した状態を示したものである。また、図6では、原稿読取り装置については図示を省略している。
図6に示す画像形成装置200は、図示しない原稿読取り装置により読取られた原稿の画像または外部から受信した画像データによって示される画像をカラー若しくは単色で用紙に記録形成する画像形成部203を備えている。
画像形成部203は、光走査ユニット51、現像ユニット52〜52、像担持体として作用する感光体ドラム53〜53、クリーニングユニット54〜54、帯電ユニット55〜55、転写部として作用する中間転写ローラ64〜64を含む中間転写ベルト装置56、定着装置57、給紙部として作用する給紙トレイ58、及び、排紙部として作用する排紙トレイ59、用紙搬送装置60を備えている。
画像形成部203において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は、単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。従って、現像ユニット52〜52、感光体ドラム53〜53、クリーニングユニット54〜54、帯電ユニット55〜55、中間転写ローラ64〜64は各色に応じた4種類の画像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられている。
感光体ドラム53〜53の上方に配置されている中間転写ベルト装置56は、中間転写ローラ64〜64に加えて、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、従動ローラ63、中間転写ベルトクリーニング装置65及びテンションローラ66を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、従動ローラ63、中間転写ローラ64〜64、テンションローラ66は、中間転写ベルト61を張架して支持し、中間転写ベルト61を所定の用紙搬送方向(図中矢印C方向)に周回移動させる。中間転写ローラ64〜64は、中間転写ベルト61内側に回転可能に支持され、中間転写ベルト61を介して感光体ドラム53〜53に圧接されている。中間転写ベルト61は、各感光体ドラム53〜53に接触するように設けられており、各感光体ドラム53〜53表面のトナー像を中間転写ベルト61に順次重ねて転写することによって、カラーのトナー像(各色のトナー像)を形成する。感光体ドラム53〜53から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61内側(裏面)に圧接されている中間転写ローラ64〜64によって行われる。中間転写ローラ64〜64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアスが印加される。
画像形成部203は、転写部として作用する転写ローラ67aを含む2次転写装置67をさらに備えている。転写ローラ67aは、中間転写ベルト61の外側に接触している。上述の様に中間転写ベルト61に積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト61と共に搬送され、2次転写装置67によって用紙上に転写される。転写ローラ67aには、中間転写ベルト61上の各色のトナー像を用紙に転写させるための電圧が印加される。
中間転写ベルトクリーニング装置65は、中間転写ベルト61上の残留トナーを除去及び回収する。
給紙トレイ58は、用紙を格納しておくためのトレイであり、画像形成部203の下側に設けられている。また、画像形成部203の上側に設けられている排紙トレイ59は、印刷済みの用紙をフェイスダウンで載置するためのトレイである。
また、画像形成装置200の装置本体200aには、給紙トレイ58の用紙を2次転写装置67や定着装置57を経由させて排紙トレイ59に送るための用紙搬送装置60が設けられている。用紙搬送装置60は、Sの字形状の用紙搬送経路Yを有し、用紙搬送経路Yに沿って、ピックアップローラ71、一対の分離ローラ71a,71b、レジストローラ72、レジスト前ローラ73、定着装置57及び排紙ローラ74が配置されている。
定着装置57は、ベルト定着方式の定着装置とされており、複数のローラ(ここでは定着ローラ571及び加熱ローラ572)に定着ベルト573(回転定着部材の一例)が巻き掛けられている。定着装置57は、定着ベルト573を介して定着ローラ571に加圧ローラ574が押圧されるようになっている。
以上が、画像形成装置200の全体構成の説明である。
図7は、画像形成部203の要部を拡大して示す概略断面図、図8は現像ユニットの斜視図である。
図7に示すように、画像形成部203では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に対応した現像ユニット52〜52が横方向に隙間68〜68を開けて配置されており、この隙間68〜68の上方には、感光体ドラム53〜53(感光体ユニット53a〜53a)が配置される。そして隣り合う現像ユニット52〜52の隙間68〜68は、感光体ドラム53〜53に静電潜像を書き込む光学系の書込み光学経路P〜Pとして使用される。
現像ユニット52〜52は、装置本体203a(図6参照)に挿抜可能な交換部品であり、実施形態1や実施形態2と同様に、現像ユニット52〜52を装置本体203aから取り外す際は、現像ユニット52〜52を感光体ドラム53〜53から離れた退避位置に一度移動させた後、現像ユニット52〜52の長手方向(図7中の挿抜方向S)に移動させることで取り出せるように構成されている。ただし実施形態3では、この現像ユニット52〜52の退避は、隣り合う現像ユニット52〜52の隙間68〜68を利用して行われる。このため、現像ユニット52〜52の退避方向は図7の左方向となる。
実施形態3では、この隙間68〜68を、装置本体203aの内部に飛散した粉体(トナー、紙粉等)を回収の回収経路R〜Rとしても利用する。そのために、現像ユニット52〜52のユニット筐体52a〜52aの現像ローラ52b〜52b側には一端側の分離ダクト壁84〜84が形成され、一端側の分離ダクト壁84〜84と向き合う現像ユニット52〜52のユニット筐体52a〜52aには他端側の分離ダクト壁85〜85が形成される。一端側の分離ダクト壁84〜84と他端側の分離ダクト壁85〜85は感光体ドラム53〜53に向って延伸されており、感光体ドラム53〜53の近くで両者が向かい合った開口部を備えるように構成される。現像ユニット52〜52は全て同じ形状の共通仕様であるため、現像ユニット52〜52のユニット筐体52a〜52aには、現像ローラ52b〜52b側に一端側の分離ダクト壁84〜84が形成され、現像ローラ52b〜52bと反対側には他端側の分離ダクト壁85〜85が形成される。そのため、隣り合う現像ユニット52〜52の一端側の分離ダクト壁84〜84と他端側の分離ダクト壁85〜85とが対向することによって粉体の回収経路R〜Rが形成される。図7中の回収経路R〜Rの紙面垂直方向の空気の流れは、装置本体203aが備える壁部と、現像ユニット52〜52等を取り出すための開口扉部(図示せず)に設けられた壁部によって規制される。
また、一端側の分離ダクト壁84〜84には、フィルタ90〜90を保持するために、保持壁84b〜84bを備えたフィルタ保持部84a〜84aが形成される。保持壁84b〜84bは、フィルタ保持部84a〜84aの一端側の分離ダクト壁84〜84と反対側に感光体ドラム53〜53に向かって延設される。なお、保持壁84b〜84bは書込み光学経路P〜Pを遮らない程度で、ユニット筐体52a〜52aの端部面84c〜84cから隙間68〜68に向かって突出するように構成される。保持壁84b〜84bとフィルタ保持部84a〜84aは、現像ユニット52〜52の長手方向(図7の紙面に対して垂直方向)(挿抜方向S)に沿って形成され、フィルタ保持部84a〜84aには図示しないが、装置固定ダクト87〜87と連通する連通口を備えている。保持壁84b〜84bが端部面84c〜84cより隙間68〜68側に突出する形状を有することで、隙間68〜68にある空気をフィルタ90〜90と連通口に効果的に導くことができる。
装置固定ダクト87〜87には、排気ファン(図示せず)が配置されており、フィルタ90〜90と連通口を介して、隙間68〜68内の空気を吸引する。装置固定ダクト87〜87に吸引された空気は、装置本体203aに設けられた現像ユニット52〜52の取り出し開口部(図示せず)と反対側、図7では紙面の奥側に向かう方向に流れ、図示しない排気口から装置本体203aの外部に排出される。なお、複数ある装置固定ダクト87〜87は、図7の紙面奥側で1つにまとまるように構成されており、この1つにまとまった領域に排気ファンが配置される。
なお、一端側の分離ダクト壁84〜84、他端側の分離ダクト壁85〜85、フィルタ保持部84a〜84a、保持壁84b〜84b、フィルタ90〜90は、感光体ドラム53〜53の軸線方向の長さとほぼ同じ幅W1(図8参照)に形成されている。開口部については、W1より短く構成される。
また、装置固定ダクト87〜87と一端側の分離ダクト壁84〜84との間の隙間、装置固定ダクト87〜87と保持壁84b〜84bとの間の隙間は、スポンジやフェルト等の弾性部材等で封止してもよい。
このように、実施形態3では、隣接する2つの現像ユニット52〜52のユニット筐体52a〜52a同士が接近し、かつ、対向配置されている点に着目し、この対向配置されているユニット筐体52a〜52aの部分を、回収経路R〜Rを形成するダクト壁(分離ダクト壁)として利用するものである。つまり、一端側の分離ダクト壁84〜84、他端側の分離ダクト壁85〜85を現像ユニット52〜52のユニット筐体52a〜52aに設けることで現像ユニット52〜52を引き出すだけで、回収経路R〜Rを形成する一端側の分離ダクト壁84〜84、他端側の分離ダクト壁85〜85を取り外すことができ、各分離ダクト壁に付着したトナーや紙粉等の粉体を容易に清掃することができるようになる。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
4 感光体ドラム
4a 感光体ユニット
5 帯電ユニット
6 光走査ユニット
7 現像ユニット(現像装置、交換ユニット)
7a ユニット筐体
7b 現像ローラ
7c トナー飛散防止壁
8 転写ユニット
9 クリーニングユニット
20 定着装置
21 排紙ローラ
22 排紙トレイ
23 反転搬送経路
24 給紙トレイ
25 レジストローラ(用紙搬送ローラの一つ)
26 カバー壁(本体内部壁)
30 紙粉取りユニット(交換ユニット)
31 クリーニング部材
32 分離ダクト壁
32a 底部
32b 第1分離ダクト壁
32c 第2分離ダクト壁
32d 側壁部
32e フィルタ保持部
32f 保持壁
32g 連通口
32h 挿抜ガイド部
33 フィルタ
34 装置固定ダクト
35 分離ダクト空間
36 開口部
51 光走査ユニット
52 現像ユニット(現像装置、交換ユニット)
52a ユニット筐体
52b 現像ローラ
53 感光体ドラム
53a 感光体ユニット
54 クリーニングユニット
55 帯電ユニット
56 中間転写ベルト装置
57 定着装置
58 給紙トレイ
59 排紙トレイ
61 中間転写ベルト
62 中間転写ベルト駆動ローラ
63 従動ローラ
64 中間転写ローラ
65 中間転写ベルトクリーニング装置
66 テンションローラ
67 2次転写装置
68 隙間
84 分離ダクト壁
84a フィルタ保持部
84b 保持壁
84c 端部面
85 分離ダクト壁
86 保持壁
87 装置固定ダクト
90 フィルタ
100,200 画像形成装置
101 原稿搬送部(ADF)
102 画像読取装置(原稿読取装置)
103,203 画像形成部
103a,203a 装置本体(筐体)
104 用紙搬送部
105 給紙部
106 胴内排紙空間部
P 書込み光学経路
S 挿抜方向
R 回収経路

Claims (9)

  1. 装置本体に対して挿抜可能な交換ユニットを備える画像形成装置であって、
    前記交換ユニットは、前記装置本体に設置された際に、前記装置本体内の前記交換ユニットの設置空間に備えられた本体内部壁との間に空気の送風経路を形成する分離ダクト壁を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記分離ダクト壁は、前記交換ユニットの長手方向に沿って配置され、
    前記分離ダクト壁と前記本体内部壁とが向き合うことで形成される空間は、前記分離ダクト壁面内の前記長手方向と直交する方向の片側の端部において内部に送風ファンを有する装置固定ダクトと連通し、前記片側の端部と反対側の端部は前記装置本体の内部空間に向かって開口された開口部を形成することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記分離ダクト壁は、前記長手方向の端部に長手方向の空気の流れを規制する側壁部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記装置本体に設置された前記本体内部壁は、前記装置本体に設置された別の交換ユニットが有する分離ダクト壁であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記装置本体に設置された前記本体内部壁は、用紙搬送ローラを覆うカバー壁であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2から請求項5までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記交換ユニットは、空気を浄化するフィルタと前記フィルタを保持し前記装置ダクトとの連通口を備えるフィルタ保持部を前記分離ダクト壁の前記装置固定ダクト側に有し、前記フィルタ保持部は、前記分離ダクト壁より前記長手方向と直交する方向の長さが短い前記フィルタを保持する保持壁を前記分離ダクト壁と反対側に備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記フィルタ保持部は、前記保持壁に、前記用紙搬送ローラを清掃する清掃部材が備えられ、
    前記清掃部材は、前記カバー部材に設けられた前記用紙搬送ローラの露出開口部で前記用紙搬送ローラと当接することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項4から請求項7までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記交換ユニットの挿抜方向は、前記交換ユニットの長手方向であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記交換ユニットが現像装置であり、前記分離ダクト壁が前記現像装置の筐体の一部であることを特徴とする画像形成装置。
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