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JP2019107226A - 洗濯機 - Google Patents

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JP2019107226A JP2017241873A JP2017241873A JP2019107226A JP 2019107226 A JP2019107226 A JP 2019107226A JP 2017241873 A JP2017241873 A JP 2017241873A JP 2017241873 A JP2017241873 A JP 2017241873A JP 2019107226 A JP2019107226 A JP 2019107226A
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Abstract

【課題】普通の洗濯物とデリケートな洗濯物とをまとめて洗濯できる洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機1は、水が溜められる外槽3と、上下方向Zに延びる軸線Jまわりに回転可能であって外槽3内に収容された洗濯槽4と、洗濯槽4の底部4Dに設けられて軸線Jまわりに回転することによってメイン収容空間4E内の洗濯物を撹拌する撹拌部材7とを含む。洗濯槽4は、洗濯物を収容するメイン収容空間4Eを有する。撹拌部材7の内部には、洗濯物を収容するサブ収容空間7Aが設けられる。【選択図】図1

Description

この発明は、洗濯機に関する。
一般的な洗濯機では、普通の洗濯物は、標準コースで洗濯され、傷みやすいデリケートな洗濯物は、標準コースとは別の専用コース、いわゆるドライコースで洗濯される。
洗濯機において普通の洗濯物とデリケートな洗濯物とを共通の洗濯コースでまとめて洗濯できれば、これらの洗濯物を分けて洗濯する場合における労力および時間を削減でき、節水や省エネルギを図ることができる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、普通の洗濯物とデリケートな洗濯物とをまとめて洗濯できる洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、水が溜められる外槽と、縦に延びる軸線まわりに回転可能であり、前記外槽内に収容された洗濯槽であって、洗濯物を収容するメイン収容空間を有する洗濯槽と、前記洗濯槽の底部に設けられ、前記軸線まわりに回転することによって前記メイン収容空間内の洗濯物を撹拌する撹拌部材であって、洗濯物を収容するサブ収容空間が内部に設けられた撹拌部材とを含む、洗濯機である。
また、本発明は、前記サブ収容空間が、前記撹拌部材の内面部において上側へ凸湾曲したドーム状の部分によって囲まれた空間であることを特徴とする。
また、本発明は、前記内面部において前記軸線から最も離れた端部には、前記洗濯槽の脱水回転時に前記サブ収容空間内の水分を排出するための排水穴が設けられることを特徴とする。
また、本発明は、前記内面部が、前記サブ収容空間を下側から塞いだ底面部を有し、前記底面部には、下側へ傾斜した傾斜面部が設けられ、前記傾斜面部の下端には、前記サブ収容空間内の水分を排出するための水抜き穴が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、洗濯機では、洗濯槽のメイン収容空間には、普通の洗濯物を収容でき、メイン収容空間内の洗濯物を撹拌する撹拌部材の内部に設けられたサブ収容空間には、デリケートな洗濯物を収容できるので、普通の洗濯物とデリケートな洗濯物とをまとめて洗濯できる。
また、本発明によれば、撹拌部材の内面部においてサブ収容空間を囲んだ部分は、上側へ凸湾曲したドーム状であることから、滑らかなので、サブ収容空間内の洗濯物が当該部分に接触して傷むことを抑制できる。
また、本発明によれば、洗濯槽の脱水回転時には、洗濯槽の軸線を中心とした遠心力がサブ収容空間内の水分に作用することにより、この水分は、軸線から離れるように移動する。この水分を、撹拌部材の内面部において軸線から最も離れた端部に設けられた排水穴から排出することにより、サブ収容空間内のデリケートな洗濯物を効果的に脱水することができる。
また、本発明によれば、サブ収容空間において排水穴から排出しきれなかった水を、撹拌部材においてサブ収容空間を下側から塞いだ底面部における傾斜面部の下端に設けられた水抜き穴から排出することができる。
図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機の縦断面図である。 図2は、洗濯機に含まれる撹拌部材を上側から見た分解斜視図である。 図3は、撹拌部材を下側から見た分解斜視図である。 図4は、撹拌部材の縦断面図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機1の縦断面図である。まず、図1における上下方向Zを基準として洗濯機1の概要について説明する。縦方向である上下方向Zのうち、上側を上側Z1といい、下側を下側Z2という。なお、洗濯機1は、洗濯物の洗い運転、すすぎ運転および脱水運転を行う洗濯機だけでなく、乾燥運転も行う洗濯乾燥機も含む。洗濯機1は、ボックス状に形成された筐体2と、筐体2内に配置された外槽3、洗濯槽4、モータ5、揚水路6および撹拌部材7とを含む。
外槽3は、例えば樹脂製であり、その下端に底壁3Aが設けられた有底円筒状に形成される。外槽3の上端には、開口部3Bが形成される。外槽3内には、水道水、風呂水および洗剤が溶けた液体などの水が底壁3A側から溜められる。
洗濯槽4は、外槽3よりも一回り小さい有底円筒状に形成される。洗濯槽4は、上端に出入口4Aを有する略円筒状の円周壁4Bと、円周壁4Bの中空部分を下側Z2から塞ぐ円盤状の底壁4Cとを有する。例えば、円周壁4Bは金属製であり、底壁4Cでは、円中心部が金属製であって、外周部が樹脂製である。底壁4Cの外縁部は、上側Z1へ折れ曲がった筒状に形成され、円周壁4Bの下端部とみなされてもよい。底壁4Cと、円周壁4Bにおいて底壁4Cに接続された下端部とは、洗濯槽4の底部4Dを構成する。洗濯槽4において、円周壁4Bによって囲まれて底壁4Cによって下側Z2から塞がれて出入口4Aから上側Z1へ開放された略円筒状の内部空間を、メイン収容空間4Eという。洗濯槽4は、外槽3内に同軸状で収容されて、外槽3の底壁3Aによって支持される。この状態の洗濯槽4は、洗濯槽4の円中心を通って上下方向Zに延びる軸線Jまわりに回転可能である。このような洗濯機1は、洗濯槽4が縦に配置された縦型洗濯機である。
洗濯槽4の軸線Jは、外槽3の中心でもあり、洗濯槽4の回転方向は、軸線Jまわりの周方向Pと一致する。以下では、軸線Jを中心とする径方向を径方向Rといい、径方向Rのうち、軸線J側つまり軸線Jに向う側を径方向内側R1といい、軸線Jから離れる側を径方向外側R2という。周方向Pおよび径方向Rは、いずれも水平方向Hに沿う方向である。
洗濯槽4の出入口4Aは、外槽3の開口部3Bに連通した状態にある。開口部3Bおよび出入口4Aは、例えば筐体2に設けられた扉8によって一括開閉される。洗濯機1の使用者は、開放された出入口4Aを介して、洗濯槽4内に洗濯物を出し入れすることができる。円周壁4Bおよび底壁4Cのそれぞれには、貫通穴4Fが形成され、外槽3内の水は、貫通穴4Fを介して、外槽3と洗濯槽4との間で行き来できる。これにより、洗濯槽4には、外槽3と同じ水位となるように水が底壁4C側から溜められる。外槽3および洗濯槽4に溜まった水は、外槽3の底壁3Aに接続された排水路9を介して機外に排出される。
円周壁4Bの内周面4Gは、洗濯槽4の内周面である。周方向Pは、内周面4Gが延びる方向である。内周面4Gの上端部には、周方向Pに沿う環状のバランサ10が取り付けられる。バランサ10は、回転時における洗濯槽4の振動を低減させるものであって、バランサ10の内部の空洞10Aには、振動低減に寄与するための塩水などの液体が収容される。
モータ5は、筐体2内において外槽3の底壁3Aの円中心の下側Z2に配置される。モータ5の出力軸は、軸線Jに沿って上側Z1へ延びる管状の第1出力軸5Aと、第1出力軸5Aに対して遊びを持って挿通される第2出力軸5Bとに分岐する。モータ5は、駆動力を第1出力軸5Aおよび第2出力軸5Bのどちらかから選択的に出力することができる。第1出力軸5Aは、上側Z1へ延びて、底壁3Aの中央部を貫通する。第1出力軸5Aの上端部は、洗濯槽4の底壁4Cに固定されることによって洗濯槽4に連結される。モータ5が駆動されて第1出力軸5Aに駆動力が伝達されると、洗濯槽4が回転する。
揚水路6は、単数または複数設けられる。この実施形態では、揚水路6Aおよび揚水路6Bという構造の異なる2つの揚水路6が設けられる。各揚水路6は、径方向Rに薄く上下方向Zに長手のカバー状であり、バランサ10と洗濯槽4の底壁4Cとの間に架設されて上下方向Zに沿った姿勢で、洗濯槽4の内周面4Gに径方向内側R1から取り付けられる。揚水路6と内周面4Gとの間には、上下方向Zに延びる流路11が形成される。流路11の下端は、入口(図示せず)として、洗濯槽4の底部4D側で開口する。各揚水路6における径方向内側R1の表面には、流路11の出口11Aが設けられる。揚水路6Aの出口11Aは、揚水路6Aの表面の上端部に設けられた周方向Pに長手のスリット状に形成される。揚水路6Bの出口11Aは、揚水路6Bの表面における上下方向Zの途中部に設けられる。揚水路6Bの表面において出口11Aよりも高い位置には、流路11に連通する洗剤投入口6Cと、カバー12とが設けられる。カバー12は、その下端部まわりに回動することによって洗剤投入口6Cを開閉可能である。
撹拌部材7は、いわゆるパルセータであるが、一般的な円盤状のパルセータとは異なり、上側Z1へ膨出した略半球状に形成された中空体である。撹拌部材7は、洗濯槽4の底部4Dに設けられ、洗濯槽4と同軸状で洗濯槽4内に配置される。そのため、撹拌部材7の中心軸線と、軸線Jとは一致する。モータ5の第2出力軸5Bにおいて第1出力軸5Aよりも上側Z1にはみ出た上端部が、洗濯槽4の底壁4Cを貫通して撹拌部材7の円中心部分に取り付けられる。モータ5が駆動されて第2出力軸5Bに駆動力が伝達されると、撹拌部材7の全体が軸線Jまわりに回転する。
撹拌部材7を上側Z1から見た分解斜視図である図2と、撹拌部材7を下側Z2から見た分解斜視図である図3とを参照して、撹拌部材7は、本体13と、蓋14とを含む。本体13は、下部材15と、キャップ16と、中部材17と、上部材18と、ボルト19とを含む。例えば、キャップ16および後述するパッキン27はゴム製であり、ボルト19は金属製であるが、撹拌部材7におけるその他の全ての部材は、樹脂製であり、透明または半透明であってもよい。
下部材15は、軸線Jと一致した中心軸線を有する円盤状に形成される。下部材15の円中心には、下部材15を上下方向Zに貫通した挿通穴15Aが形成される。下部材15の下面部には、挿通穴15Aを囲みつつ下側Z2へ突出した円管状のボス15Bと、ボス15Bを囲みつつ下側Z2へ突出した円環状のリブ15Cと、リブ15Cから放射状に延びて周方向Pに並んだ複数の羽根15Dとが一体的に設けられる。挿通穴15Aは、ボス15Bの下端面から下側Z2へ開放される。下部材15の下面部の外周部には、下側Z2へ突出した複数のボス15Eが、周方向Pに例えば等間隔で並んで設けられる。各ボス15Eは、隣り合う羽根15Dの間に1つずつ配置される。各ボス15Eには、ボス15Eを上下方向Zに貫通した挿通穴15Fが形成される。
下部材15の上面部は、円形状の底面部15Gと、水平方向Hに沿う平坦面であって底面部15Gを囲んだ円環状の外縁部15Hとを有する。底面部15Gには、その円中心に位置する隆起部15Iと、傾斜面部の一例としての内側傾斜面部15Jおよび外側傾斜面部15Kとが設けられる。隆起部15Iは、縮径されつつ上側Z1へ隆起した略円錐台形状に形成され、その上面部には、前述した挿通穴15Aと、挿通穴15Aを囲んだ円環状の溝15Lとが形成される。
内側傾斜面部15Jは、隆起部15Iを囲んだ円環状に形成され、隆起部15Iから径方向外側R2へ向かうにつれて下側Z2へ傾斜する。外側傾斜面部15Kは、内側傾斜面部15Jを囲んだ円環状に形成され、外縁部15Hから径方向内側R1へ向かうにつれて下側Z2へ傾斜して内側傾斜面部15Jにつながる。内側傾斜面部15Jの下端は、外側傾斜面部15Kの下端でもあり、当該下端には、下部材15を上下方向Zに貫通した複数の水抜き穴15Mが周方向Pに並んで設けられる。これらの水抜き穴15Mは、隣り合うもの同士の径方向Rの位置が交互にずれるように、ジグザグに配置される。
外側傾斜面部15Kの外周部には、下側Z2へ窪んだ複数の凹部15Nが、周方向Pに例えば等間隔で並んで設けられる。各凹部15Nの底から、前述した挿通穴15Fが上側Z1へ露出される。外側傾斜面部15Kにおける径方向外側R2の端部には、下部材15を上下方向Zに貫通した複数の排水穴15Pが設けられる。排水穴15Pは、隣り合う凹部15Nの間に例えば2つずつ配置される。各排水穴15Pは、下部材15の下面部では、隣り合う羽根15Dの間に1つずつ配置される。
下部材15は、水平方向Hに沿って配置され、洗濯槽4の底壁4Cに上側Z1から対向する(図1参照)。下部材15は、底壁4Cの外縁部によって囲まれるが、下部材15は、底壁4Cつまり洗濯槽4の底部4Dに対して非接触である。モータ5の第2出力軸5Bの上端部が、下部材15の下面部におけるボス15B内の挿通穴15Aに下側Z2から挿通される(図1参照)。ボルト21が、下部材15の上面部における隆起部15Iの挿通穴15Aに上側Z1から挿通されて、ボス15B内の第2出力軸5Bに組み付けられる(図1参照)。これにより、撹拌部材7の全体と第2出力軸5Bとが一体回転可能に連結される。このとき、各揚水路6の下端の入口(図示せず)は、下部材15の下面部の羽根15Dを径方向外側R2から臨む。
キャップ16は、隆起部15Iの上面部とほぼ同じ大きさを有する円盤状に形成される。キャップ16の上面部は、上側Z1へ凸湾曲してもよい。キャップ16の外縁部には、下側Z2へ突出した爪状の係合部16Aが設けられる。係合部16Aは、単数または複数設けられる。この実施形態では、複数の係合部16Aが、等間隔に並んで設けられて、隆起部15Iの溝15Lに嵌まり込んで隆起部15Iに係合する。これにより、キャップ16は、隆起部15Iに固定され、隆起部15Iの上面部と、前述したボルト21の頭部とを上側Z1から覆う(図1参照)。
中部材17は、軸線Jと一致した中心軸線を有する略円筒状に形成される。中部材17の外周面17Aにおいて、下端部は、その外径が上下方向Zにおける全域にわたって略一定となった円筒面であるが、当該下端部よりも上側の部分は、上側Z1へ向かうにつれて滑らかに縮径した球面である。外周面17Aの下端部には、径方向外側R2へ突出した複数の突出部17Bが一体的に設けられる。この実施形態では、隣り合う2つの突出部17Bによって構成された組が、周方向Pに等間隔で並んで配置される。突出部17Bの組と、この組に隣り合う別の組との間には、周方向Pに延びて中部材17の下端縁を上側Z1へ僅かに切り欠いた切欠き17Cが形成される。切欠き17Cは、複数存在し、周方向Pに沿って等間隔で配置される。これにより、中部材17の下端縁は、交互に凹凸しながら周方向Pに延びる。各突出部17Bにおいて、上面は、水平方向Hに沿って平坦であり、径方向外側R2の側面は、下側Z2へ向かうにつれて径方向内側R1へずれるように湾曲し、当該側面には、径方向内側R1へ窪んだ窪みが形成される。そのため、当該側面は、径方向外側R2から見て、上下の向きが逆になった略U字状に形成される。
中部材17において外周面17Aの上端につながった上端面17Dは、円環状であり、水平方向Hに沿って延びる。中部材17の上端には、上端面17Dによって囲まれた円形状の上開口17Eが形成される。中部材17の内周面17Fにおいて、略下半分は、上側Z1へ向かうにつれて縮径したテーパ面であり、略上半分は、上側Z1へ向かうにつれて当該略下半分よりも縮径したテーパ面である(後述する図4も参照)。中部材17の下端には、内周面17Fの下端縁によって囲まれた円形状の下開口17Gが形成される。
中部材17は、下部材15の底面部15Gに載せられる。この状態では、中部材17の各突出部17Bにおける径方向外側R2の側面が、底面部15Gの外側傾斜面部15Kの外周部の湾曲に沿いつつ、当該外周部に上側Z1から接触する。外側傾斜面部15Kにおける各凹部15Nは、隣り合う2つの突出部17Bによって構成されたいずれかの組における当該2つの突出部17Bの間に配置される。中部材17の下端縁の各切欠き17Cは、隣り合う凹部15Nの間にある2つの排水穴15Pと周方向Pにおいて整合する位置に配置される。中部材17の下端縁において隣り合う切欠き17Cの間の部分は、外側傾斜面部15Kにおいて排水穴15Pよりも径方向内側R1の途中部に上側Z1から接触する。そのため、中部材17の内周面17Fは、外側傾斜面部15Kの当該途中部から立ち上がって径方向内側R1へ湾曲しながら延びる(図4参照)。また、中部材17の下開口17Gは、下部材15によって下側Z2から塞がれるが、各切欠き17Cから径方向外側R2へ開放される。
上部材18は、軸線Jと一致した中心軸線を有する略円筒状に形成される。上部材18の外周面には、複数の凸部18Aが等間隔で周方向Pに並んで設けられ、隣り合う凸部18Aの間には凹部18Bが1つずつ設けられる。各凸部18Aは、上部材18の下端部と上端部とをつないで径方向外側R2へ盛り上がった筋状に形成される。各凸部18Aにおける上寄りの領域には、複数の貫通穴18Cが形成される。各凹部18Bは、上部材18の下端部と上端部とをつないで径方向内側R1へ窪んだ溝状に形成される。上部材18の上端部には、円形状の出入口18Dと、出入口18Dを径方向外側R2から囲んで周方向Pに延びる円環状の溝18Eとが形成される。上部材18の上端部には、出入口18Dと溝18Eとの間に配置されてこれらを縁取りつつ上下方向Zに延びる円環状のリブ18Fが設けられる。
上部材18の内周面において、周方向Pで各凸部18Aと一致する部分は、径方向外側R2へ凹んだ凹状に形成され、周方向Pで各凹部18Bと一致する部分は、径方向内側R1へ突出した凸状に形成される。上部材18の下端面において各凹部18Bと一致する部分には、周方向Pに長手であって水平方向Hに沿って径方向内側R1へ張り出した張り出し部18Gが設けられる。張り出し部18Gは、複数存在し、等間隔で周方向Pに並ぶ。各張り出し部18Gには、下側Z2へ突出したボス18Hが設けられる。ボス18Hには、その下端面から上側Z1へ延びるねじ穴18Iが形成される。上部材18の下端面には、これらの張り出し部18Gによって囲まれて上部材18の内部空間を下側Z2へ開放した開口18Jが形成される。
上部材18は、下部材15の底面部15Gに載せられた中部材17に対して上側Z1から被せられる。この状態では、上部材18において出入口18Dが設けられた上端部が、中部材17において上開口17Eを囲んだ上端面17Dに上側Z1から接触し、出入口18Dが上開口17Eに上側Z1から連通する(図4参照)。また、上部材18の各張り出し部18Gが、中部材17におけるいずれかの組の2つの突出部17Bの上面に上側Z1から接触し、各張り出し部18Gのボス18Hが、当該2つの突出部17Bの間を通って、下部材15の底面部15Gにおけるいずれかの凹部15Nに嵌まり込む。下部材15において各凹部15Nから露出された挿通穴15Fは、ボス18Hの下端面のねじ穴18Iに下側Z2から連通する。
ボルト19は、下部材15の下面部における各ボス15Eの下端面から露出された挿通穴15Fに対して下側Z2から1つずつ挿通されて、ねじ穴18Iに組み付けられる。これにより、上部材18は、下部材15との間で中部材17を挟み込んだ状態で下部材15に固定され、撹拌部材7の本体13が完成する。なお、ボルト19を用いる代わりに、接着や溶着などによって、上部材18が下部材15に固定されてもよい。また、上部材18の各ボス18Hが中部材17の各組における2つの突出部17Bの間に位置することにより、中部材17は、周方向Pに位置決めされた状態で、下部材15および上部材18に対して固定される。本体13では、下部材15における円環状の外縁部15Hが、径方向外側R2へフランジ状に張り出して配置される。
蓋14は、蓋本体25と、蓋カバー26と、パッキン27とを含む。蓋本体25は、軸線Jと一致した中心軸線を有する円盤状に形成される。蓋本体25の上面部の中央部には、周方向Pに沿って延びる円環状の溝25Aと、溝25Aによって囲まれた略円柱状の把持部25Bとが設けられる。溝25Aには、溝25Aを径方向Rに横切る複数の仕切り部25Cが、周方向Pに等間隔で並んで設けられる。蓋本体25には、蓋本体25を上下方向Zに貫通した複数の貫通穴25Dが形成される。蓋本体25の外縁部は、下側Z2に折り曲げられた内側円筒部25Eと、内側円筒部25Eの上端部を囲んだ外側円筒部25Fとを有する。これにより、蓋本体25の外縁部には、内側円筒部25Eと外側円筒部25Fとの間で上側Z1へ窪みながら周方向Pに延びる円環状の溝25G(図4も参照)が形成される。内側円筒部25Eにおいて上端部よりも下側の外周面には、当該外周面の下端縁から上側Z1へ延びた後に略直角に折れ曲がって周方向Pに延びるL字状の係止溝25Hが形成される。係止溝25Hは、単数または複数設けられ、この実施形態では、複数の係止溝25Hが周方向Pに等間隔で並んで設けられる。
蓋カバー26は、円盤状に形成される。蓋カバー26の下面部26Aは、上側Z1へ凸湾曲してもよい。蓋カバー26の外縁部には、上側Z1へ突出した爪状の係合部26Bが設けられる。係合部26Bは、単数または複数設けられ、この実施形態では、複数の係合部26Bが等間隔に並んで設けられる。蓋カバー26は、蓋本体25と同軸状で配置される。各係合部26Bが、蓋本体25の内側円筒部25Eの内周面に設けられた係合穴25I(図3参照)に1つずつ係合する。これによって、蓋カバー26は、蓋本体25に一体化される。
パッキン27として、例えばOリングを用いることができる。パッキン27は、蓋本体25の外縁部の溝25Gに嵌め込まれ、溝25Gの底に配置された状態で、蓋本体25に一体化される(図4も参照)。
使用者が、蓋14の把持部25Bを片手で掴んで、本体13の上部材18の出入口18Dへ向けて下降させる。すると、蓋本体25の外側円筒部25Fが、上部材18における出入口18Dの周囲の溝18Eに上側Z1から入り込み、逆に、上部材18における出入口18Dと溝18Eとの間のリブ18Fが、蓋本体25の外縁部における溝25Gに下側Z2から入り込む。このとき、上部材18において溝18E内に設けられた突起18K(図2参照)が、蓋本体25の係止溝25Hに下側Z2から入り込む。その後、把持部25Bを掴んだ使用者が蓋14を軸線Jまわりに回動させると、突起18Kが、係止溝25Hにおいて周方向Pに延びる水平部分に入り込んで上下方向Zに移動できなくなるので、蓋14が、出入口18Dを塞いだ状態で上部材18に装着される。これにより、撹拌部材7が完成する。なお、リブ18Fが溝25G内のパッキン27に接触した状態にあるので、蓋14が勝手に逆向きに回動しないように緩み止めされる。使用者が、把持部25Bを片手で掴んで逆向きに蓋14を回動させて上側Z1へずらすと、突起18Kが係止溝25Hから外れるので、蓋14を本体13から離脱させることができる。
完成した撹拌部材7の縦断面図である図4を参照して、撹拌部材7の内部には、サブ収容空間7Aが設けられる。サブ収容空間7Aは、洗濯槽4内のメイン収容空間4Eとは別の空間である。撹拌部材7には、下部材15の底面部15Gと、キャップ16の上面部と、中部材17の内周面17Fと、蓋14の蓋カバー26の下面部26Aとによって構成された内面部7Bが設けられる。内面部7Bにおいてサブ収容空間7Aを囲んだ部分は、上側Z1へ凸湾曲したドーム状に形成される。そのため、サブ収容空間7A自体も上側Z1へ凸湾曲したドーム状に形成される。底面部15Gとキャップ16の上面部とは、サブ収容空間7Aを下側Z2から塞ぎ、内周面17Fは、サブ収容空間7Aを径方向外側R2かつ上側Z1から塞ぎ、下面部26Aは、内周面17Fにおける上側Z1の内周縁に連続した状態で、サブ収容空間7Aを上側Z1から塞ぐ。底面部15Gの外側傾斜面部15Kにおいて排水穴15Pが設けられた径方向外側R2の端部は、内面部7Bにおいて軸線Jから最も離れた端部である。中部材17の外周面17Aと上部材18の各凸部18Aとの間には、上側Z1に向かうにつれて径方向内側R1へ湾曲した排水路7Cが1つずつ形成される。各排水路7Cは、凸部18Aの貫通穴18Cを介して撹拌部材7の外部に連通した状態にある。各排水路7Cの下端は、中部材17の下端縁において周方向Pで同じ位置にある切欠き17Cを介してサブ収容空間7Aに連通した状態にある。
次に、洗濯機1で行われる洗濯について説明する。以下で説明する洗濯は、一般的な標準コースでの洗濯である。図1を参照して、洗い運転の開始に先立って、使用者は、扉8を開き、出入口4Aを介して洗濯槽4に洗濯物を収容する。洗濯物に、破れたり型崩れしたりしやすいデリケートな洗濯物が含まれる場合には、使用者は、撹拌部材7の蓋14を本体13から取り外して出入口18Dを開放し、デリケートな洗濯物を出入口18Dから撹拌部材7のサブ収容空間7Aに収容した後に、蓋14を本体13に取り付けて出入口18Dを閉じる。また、使用者は、デリケートな洗濯物以外の普通の洗濯物を、出入口4Aから洗濯槽4のメイン収容空間4Eに収容する。なお、デリケートな洗濯物が、一度に洗濯する洗濯物全体に占める割合は、例えば10%前後である。
本体13に装着された蓋14の外側円筒部25Fが遊びをもって本体13の溝18Eに入り込めるように、外側円筒部25Fの厚さや溝18Eの溝幅が設定される(図4参照)。この遊びは、蓋14を本体13に円滑に着脱でき、蓋14と本体13との間でのがたつき音を防止でき、かつ、サブ収容空間7Aから洗濯物が出入口18Dからはみ出したときには蓋14を取りつけられない程度の大きさに設定される。また、サブ収容空間7A内では、前述したようにキャップ16がボルト21の頭部を上側Z1から覆うので、洗濯物がボルト21に接触して傷むことが防止される。
全ての洗濯物を投入した使用者は、扉8を閉じる。なお、洗濯物の投入に前後して、使用者は、揚水路6Bのカバー12を開いて、揚水路6Bの洗剤投入口6Cから流路11内に洗剤を投入する。この洗剤が溶けた水が、洗濯水として、外槽3および洗濯槽4に溜められる。この際、洗濯水の一部が、撹拌部材7の下部材15の水抜き穴15M(図4参照)を介して撹拌部材7のサブ収容空間7Aに下側Z2から流入する。また、洗濯水の一部は、撹拌部材7の下部材15の排水穴15Pと中部材17の切欠き17Cとを通ったり、上部材18の貫通穴18Cと排水路7Cと切欠き17Cとを通ったりすることによって径方向外側R2からもサブ収容空間7Aに流入する(図4参照)。これにより、洗濯水は、洗濯槽4内において、メイン収容空間4Eだけでなく、サブ収容空間7Aにも溜められる。なお、洗濯水がサブ収容空間7Aに流入する際に、サブ収容空間7A内の空気が、蓋本体25の貫通穴25D(図4参照)を通って流出するので、洗濯水を円滑にメイン収容空間4Eに充満させることができる。この場合、サブ収容空間7A内の空気を貫通穴25Dに円滑に導くための通気穴(図示せず)が、蓋14の蓋カバー26に設けられてもよい。
洗濯水がメイン収容空間4Eおよびサブ収容空間7Aに溜められると、洗濯槽4が静止した状態で撹拌部材7が回転し、メイン収容空間4E内における撹拌部材7上の普通の洗濯物が、回転する撹拌部材7の上部材18の凸部18Aによって撹拌される。また、洗濯槽4の底部4Dに溜まった洗濯水が、回転する撹拌部材7の下部材15の羽根15Dによって各揚水路6に送り込まれて流路11内を上昇し、各揚水路6の出口11Aから吐き出されてメイン収容空間4Eの洗濯物に浴びせられる。なお、先ほど洗剤投入口6Cから流路11内に投入された洗剤は、回転する羽根15Dによって効果的に水に溶ける。メイン収容空間4Eの洗濯物は、撹拌されたり、洗濯水が浴びせられたり、洗濯水に含まれる洗剤によって汚れが分解されたりすることによって洗われる。また、撹拌部材7の回転に伴い、サブ収容空間7A内に洗濯水の水流が発生する。そのため、サブ収容空間7A内のデリケートな洗濯物は、この水流によって撹拌されたり、洗濯水が浴びせられたり、洗濯水に含まれる洗剤によって汚れが分解されたりすることによって洗われる。
撹拌部材7の回転開始から所定時間が経過した後に、撹拌部材7の回転が停止され、外槽3および洗濯槽4内の水が排出される。この際、サブ収容空間7Aに流入した洗濯水は、撹拌部材7の水抜き穴15Mや排水穴15P(図4参照)を通って撹拌部材7の外へ流出する。排水が完了すると、洗い運転が終了する。
洗い運転後のすすぎ運転では、水道水が、すすぎ水として、外槽3、洗濯槽4および撹拌部材7に溜められた後に、洗濯槽4が静止した状態で撹拌部材7が回転する。これにより、メイン収容空間4Eの洗濯物は、撹拌部材7によってすすぎ水の中で撹拌されたり、揚水路6からのすすぎ水が浴びせられたりすることによってすすがれる。また、撹拌部材7のサブ収容空間7A内のデリケートな洗濯物は、撹拌部材7の回転によってサブ収容空間7Aに生じたすすぎ水の水流によってすすがれる。撹拌部材7の回転開始から所定時間が経過した後に、撹拌部材7の回転が停止され、外槽3、洗濯槽4および撹拌部材7内の水が排出されると、すすぎ運転が終了する。
脱水運転は、すすぎ運転の後に最終脱水として実施されるが、中間脱水として洗い運転の直後に実施されてもよい。脱水運転では、洗濯槽4が撹拌部材7と一体となって高速で脱水回転する。これにより、メイン収容空間4E内の洗濯物から水分がしみ出て、洗濯槽4の貫通穴4Fから排出される。この際、図4を参照して、撹拌部材7のサブ収容空間7A内の洗濯物からも水分がしみ出て径方向外側R2へ移動し、中部材17の切欠き17Cを通って、主に底面部15Gの外側傾斜面部15Kの排水穴15Pから排出される(破線矢印を参照)。サブ収容空間7A内の水分は、切欠き17Cを通過した後に、排水路7Cを上昇して上部材18の凸部18Aの貫通穴18Cから排出されてもよい(1点鎖線矢印を参照)。なお、サブ収容空間7A内において排水穴15Pや貫通穴18Cから排出しきれなかった水分は、底面部15Gの最下部に形成された水抜き穴15Mを通って落下することによって自然に排出される。最終脱水が終了すると、洗濯機1における洗濯が終了する。使用者は、扉8を開いてメイン収容空間4Eの洗濯物を洗濯槽4の出入口4Aから取り出し、撹拌部材7の蓋14を取り外してサブ収容空間7Aの洗濯物を出入口18Dから取り出す。
以上のように、洗濯機1では、洗濯槽4のメイン収容空間4Eには、普通の洗濯物を収容でき、メイン収容空間4E内の洗濯物を撹拌する撹拌部材7の内部に設けられたサブ収容空間7Aには、デリケートな洗濯物を収容できるので、普通の洗濯物とデリケートな洗濯物とを1回の標準コースでまとめて洗濯できる。そのため、洗い運転などにおけるモータ5の最大回転数が標準コースよりも低く設定されたドライコースでデリケートな洗濯物を分けて洗濯する場合に要する時間、電力や水の量を削減できる。そのため、洗濯機1では、ドライコース自体を省略できる。
撹拌部材7の内面部7Bにおいてサブ収容空間7Aを囲んだ部分は、上側Z1へ凸湾曲したドーム状であることから、凹凸がなく滑らかなので、サブ収容空間7A内のデリケートな洗濯物が内面部7Bに接触して傷むことを抑制できる。なお、内面部7Bの一部である中部材17の内周面17Fは、テーパ面によって構成されるが、球面であってもよい。また、サブ収容空間7Aは、洗濯槽4内のメイン収容空間4Eよりも小径なので、回転中における撹拌部材7の振動が小さい。そのため、撹拌部材7の振動による騒音が少ないし、サブ収容空間7A内の洗濯物が振動によって必要以上に動き回ることを抑制できるので、この洗濯物が傷むことを一層抑制できる。さらに、サブ収容空間7Aは、洗濯槽4内の下部に位置するので、水に浮きやすい小物などの洗濯物であっても、サブ収容空間7A内では当該洗濯物の全体を水に浸からせることができるので、前述したドライコースの場合と同等程度の仕上がりとなるように洗濯できる。
洗濯槽4の脱水回転時には、洗濯槽4の軸線Jを中心とした遠心力がサブ収容空間7A内の水分に作用することにより、この水分は、軸線Jから離れるように移動する。この水分を、撹拌部材7の内面部7Bにおいて軸線Jから最も離れた端部に設けられた排水穴15Pから排出することにより、サブ収容空間7A内のデリケートな洗濯物を効果的に脱水することができる。また、前述したようにサブ収容空間7Aがメイン収容空間4Eよりも小径であり、さらに、サブ収容空間7Aの容量が比較的小さいので、洗濯槽4の脱水回転時にサブ収容空間7A内のデリケートな洗濯物に作用する遠心力を軽減できる。これにより、この洗濯物の傷みを、前述したドライコースの場合と同等程度に抑えることができる。
サブ収容空間7Aにおいて排水穴15Pから排出しきれなかった水を、撹拌部材7においてサブ収容空間7Aを下側Z2から塞いだ底面部15Gに設けられた内側傾斜面部15Jおよび外側傾斜面部15Kの下端の水抜き穴15Mから落下させることにより、確実に排出することができる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、撹拌部材7の本体13は、下部材15とキャップ16と中部材17と上部材18とに分割可能であったが、これらは一体形成されてもよい。
また、洗濯槽4の軸線Jは、前述した実施形態では垂直方向に沿うが、垂直方向に対して傾斜してもよい。
1 洗濯機
3 外槽
4 洗濯槽
4D 底部
4E メイン収容空間
7 撹拌部材
7A サブ収容空間
7B 内面部
15G 底面部
15J 内側傾斜面部
15K 外側傾斜面部
15M 水抜き穴
15P 排水穴
J 軸線
Z 上下方向
Z1 上側
Z2 下側

Claims (4)

  1. 水が溜められる外槽と、
    縦に延びる軸線まわりに回転可能であり、前記外槽内に収容された洗濯槽であって、洗濯物を収容するメイン収容空間を有する洗濯槽と、
    前記洗濯槽の底部に設けられ、前記軸線まわりに回転することによって前記メイン収容空間内の洗濯物を撹拌する撹拌部材であって、洗濯物を収容するサブ収容空間が内部に設けられた撹拌部材とを含む、洗濯機。
  2. 前記サブ収容空間は、前記撹拌部材の内面部において上側へ凸湾曲したドーム状の部分によって囲まれた空間である、請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記内面部において前記軸線から最も離れた端部には、前記洗濯槽の脱水回転時に前記サブ収容空間内の水分を排出するための排水穴が設けられる、請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記内面部は、前記サブ収容空間を下側から塞いだ底面部を有し、
    前記底面部には、下側へ傾斜した傾斜面部が設けられ、
    前記傾斜面部の下端には、前記サブ収容空間内の水分を排出するための水抜き穴が設けられる、請求項3に記載の洗濯機。
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