JP2019199312A - 段ボールシート用スタッカ - Google Patents
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Abstract
【課題】段ボールシートが搬送ラインから連続的に搬送されて1ヶ所に積載される際に端部の位置を揃えて整頓することが可能な段ボールシートの積載装置を提供する。【解決手段】スタッカ1は、段ボールシートS,S・・を積層状に載置可能な平板状の載置台11と、その載置台11を昇降させるための昇降機構8と、段ボールシートS,S・・の搬送方向に沿って往復動することによって、載置台11上に載置された複数の段ボールシートS,S・・の前方および後方の端縁を外側から押圧可能な前後方向押圧部材7,7および堰き止めプレート6と、段ボールシートS,S・・の搬送方向に対して垂直な水平軸に沿って往復動することによって、載置台11上に載置された複数の段ボールシートS,S・・の左右の端縁を外側から押圧可能な左右一対の横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bとが設けらている。【選択図】図1
Description
本発明は、段ボールシートの製造工程において、搬送ラインから連続的に搬送される段ボールシートを1ケ所に積載する際に、段ボールシートの端部の位置を揃えて綺麗に整頓することが可能な段ボールシート用スタッカに関するものである。
段ボールシート製造機は、波状に段形成した中芯紙にライナー紙を片面または両面に貼着して連続した段ボールシートを形成し、その長尺状の段ボールシートを、先端側から所望の長さずつに切断した後に、搬送コンベア等により連続的に搬送し、載置台上に積載させる。そして、積載された段ボールシートを、所定枚数ずつ纏めて搬出コンベア等にて次工程に搬送する。
ところが、従来の段ボールシート製造機では、段ボールシートが端部を揃えていない状態で乱雑に積載されてしまうことが多く、そのため、積載された段ボールシートの端部を作業者が手作業によって揃える等の必要があり、作業効率が悪かった。
そのように段ボールシートが乱雑に積載されてしまう事態を解消するための装置として、特許文献1の如く、積層された段ボールシートの片端縁の下部を支えた状態で水平方向に進退する第一鉛直プレート(L字型プレート)と、その第一鉛直プレートと対向しており積層された段ボールシートの他端縁に当接する第二鉛直プレートとを備えた搬送装置(移送ハンド)が知られている。
しかしながら、特許文献1の搬送装置(移送ハンド)は、積層された段ボールシートの四方の端縁を揃えるためには、積層された段ボールシートを上昇させた後に、回転させてから下降させる必要があるため、構造が複雑で安価に構築することができない上、積層から搬出までに多くの時間を要してしまう。
本発明の目的は、搬送ラインから連続的に搬送される段ボールシートを所定枚数だけ1ヶ所に積載する際に、搬送速度を落とすことなく、乱雑に積載されてしまう事態を防止して、段ボールシートの端部の位置を揃えて整頓することが可能である上、安価に構築することができる段ボールシートの積載装置(スタッカ)を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、連続的に搬送される段ボールシートを所定の枚数だけ積層して搬出する段ボールシート用のスタッカであって、段ボールシートを積層状に載置可能な水平板状の載置台と、その載置台を昇降させるための昇降機構と、段ボールシートの搬送方向に対して垂直な水平軸に沿って往復動することによって、載置台上に載置された少なくとも2枚以上の段ボールシートの左右の端縁を外側から押圧可能な左右一対の横方向押圧部材とが設けられていることを特徴とするものである。なお、本発明の段ボールシートには、断面波状に成形した中芯紙の両面に厚紙を貼り合わせた所謂、両面シートのみならず、断面波状に成形した中芯紙の片面に厚紙を貼り合わせた所謂、片面シートも含まれる。
請求項2に記載された発明は、請求項1において、段ボールシートの搬送方向に沿って往復動することによって、載置台上に載置された少なくとも2枚以上の段ボールシートの前方および/または後方の端縁を外側から押圧可能な1つあるいは前後一対の前後方向押圧部材が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された発明において、前記横方向押圧部材が、段ボールシートの搬送方向の上流側と下流側との2カ所に、それぞれ1組ずつ設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれかに記載された発明において、前記前後方向押圧部材および前記横方向押圧部材が、垂下状に設けられていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項1〜4のいずれかに記載された発明において、前記前後方向押圧部材および前記横方向押圧部材の底面が合成樹脂によって形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に係る段ボールシート用スタッカは、次々と連続的に積載される段ボールシートの横方向のズレを左右の側方から横方向押圧部材が修正することによって、高い搬送速度を保ったままで、段ボールシートの側端縁の位置を揃えて、綺麗に積層させることができる。なお、段ボールシートの横方向とは、段ボールシートが流れる方向と垂直な方向である。
請求項2に係る段ボールシート用スタッカは、次々と連続的に積載される段ボールシートの縦方向のズレを前後方向押圧部材が修正することによって、高い搬送速度を保ったままで、段ボールシートの縦方向の端縁の位置を揃えて、一段と綺麗に積層させることができる。なお、段ボールシートの縦方向とは、段ボールシートが流れる方向と平行な方向である。
請求項3に係る段ボールシート用スタッカは、横方向押圧部材が段ボールシートの搬送方向の上流側および下流側の2カ所に、それぞれ1組ずつ設けられているため、積層される段ボールシートの横方向(幅方向)のズレを効率的に揃えることができる。
請求項4に係る段ボールシート用スタッカは、前後方向押圧部材および横方向押圧部材が垂下状に設けられているため、設計上、それらの前後方向押圧部材および横方向押圧部材の先端(下端)を載置台(コンベア)の表面に近づけやすいので、段ボールシートを積み始める際(所定数の段ボールシートを搬出した後に新たに積み始める場合を含む)のズレを効率的に揃えることが可能である。
請求項5に係る段ボールシート用スタッカは、前後方向押圧部材および横方向押圧部材の底面が合成樹脂によって形成されているため、段ボールシートを積み始める際(所定数の段ボールシートを搬出した後に新たに積み始める場合を含む)に、前後方向押圧部材あるいは横方向押圧部材の底面が載置台(コンベア)の表面に接触した場合でも、当該載置台の表面が損傷しにくい。
<段ボールシート用スタッカの構造>
以下、本発明に係る段ボールシート用スタッカ(以下、単にスタッカという)の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、スタッカの右側面を示したものである。スタッカ1は、段ボールシートS,S・・の搬送装置(ベルトコンベア)40の先端に設置されており、2本のレール状基軸4a,4bを左右平行に設けた門型フレーム12と、各レール状基軸4a,4bの下流側に垂下状に設置された前方支持体3a,3bと、各レール状基軸4a,4bの上流側に垂下状に設置された後方支持体2a,2bと、段ボールシートを積層状に載置可能な平板状の載置台11等によって構成されている。
以下、本発明に係る段ボールシート用スタッカ(以下、単にスタッカという)の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、スタッカの右側面を示したものである。スタッカ1は、段ボールシートS,S・・の搬送装置(ベルトコンベア)40の先端に設置されており、2本のレール状基軸4a,4bを左右平行に設けた門型フレーム12と、各レール状基軸4a,4bの下流側に垂下状に設置された前方支持体3a,3bと、各レール状基軸4a,4bの上流側に垂下状に設置された後方支持体2a,2bと、段ボールシートを積層状に載置可能な平板状の載置台11等によって構成されている。
門型フレーム12は、前後・左右にそれぞれ等間隔になるように4本の支柱13,13・・が鉛直に設けられており、左右において、それぞれ、前後の支柱13,13に跨がるように、レール状基軸4a,4bが懸架されている。さらに、左側のレール状基軸4aには、平板状の後方支持体2aと、同様に平板状の前方支持体3aとが、レール状基軸4aの長手方向に沿って移動可能に固着されている。一方、右側のレール状基軸4bには、平板状の後方支持体2bと、同様に平板状の前方支持体3bとが、レール状基軸4bの長手方向に沿って移動可能に固着されている。
また、図2は、右側の前方支持体3bの設置部位を拡大して示したものであり、左側の前方支持体3aと、右側の前方支持体3bとの間には、平板状の前方平板状フレーム31が、板面を鉛直にした状態で水平に懸架されている。一方、図3は、右側の後方支持体2bの設置部位を拡大して示したものであり、左側の後方支持体2aと、右側の後方支持体2bとの間には、平板状の後方平板状フレーム32が、盤面を鉛直にした状態で水平に懸架されている。また、左側の後方支持体2aの下端際と、右側の後方支持体2bの下端際との間には、長尺な四角柱状の後方支持フレーム34が水平に懸架されている。
一方、図4は、左側の後方支持体2aと右側の後方支持体2bとの間に懸架された後方平板状フレーム32を示したものであり、後方平板状フレーム32には、積層された段ボールシートの横方向(左右方向)のズレを直すための横方向押圧部材15a,15bが、後方平板状フレーム32に取り付けられたボールネジ機構33によって、左右に移動可能に固着されている。なお、横方向押圧部材15a,15bは、左右対称な構造・形状を有しており、同一の機能を奏するものである。一方、前方平板状フレーム31にも、後方平板状フレーム32に装着されているものと同一の構造を有する横方向押圧部材5a,5bが、前方平板状フレーム31に取り付けられたボールネジ機構33によって、左右に移動可能に固着されている。
後方平板状フレーム32に装着された左右一対の横方向押圧部材15a,15b、および、前方平板状フレーム31に装着された左右一対の横方向押圧部材5a,5bは、後方平板状フレーム32あるいは前方平板状フレーム31に固着するための支持体20、駆動装置を内蔵した作動ボックス21、棒状の高さ調節アーム22、扁平な直方体状の把持体23、垂直面を有する合成樹脂(ナイロン樹脂)製の押圧体24、その押圧体24と一体になった支持アーム25等によって構成されている。そして、把持体23に内蔵されたソレノイド機構(図示せず)によって、押圧体24が支持アーム25と一体になって把持体23に対して出没自在(すなわち、横方向にスライド自在)になっている。また、把持体が高さ調節アーム22と一体になって作動ボックス21に対して出没(すなわち、上下方向にスライド)することによって、把持体23の高さ位置を調節することができるようになっている。
一方、左側の後方支持体2aの下端際と右側の後方支持体2bの下端際との間に懸架された後方支持フレーム34の左右には、積層された段ボールシートS,S・・の前後方向(段ボールシートS,S・・の流れ方向)のズレを直すための前後方向押圧部材7a,7bが、後方支持フレーム34の長手方向に沿って移動可能に固着されており、それぞれ、横方向押圧部材5a,5bの内側(左右方向における内側)において中央(左右方向における中央)から等しい距離になるように設置されている。
それらの前後方向押圧部材7a,7bは、ソレノイド(図示せず)を収納した略直方体状の作動ボックス41、垂直面(スライド方向に対して垂直な面)を有する合成樹脂(ナイロン樹脂)製の押圧体42、先端に押圧体42を固着させ基端をソレノイドに固着させた略棒状の支持アーム43等によって構成されている。そして、各前後方向押圧部材7a,7bは、基端の作動ボックス41を後方支持フレーム34に固着させた状態で、支持アーム43を後方支持フレーム34と直交するように前方へ突出させた状態になっている。そして、作動ボックス41内のソレノイドによって、押圧体42が支持アーム43と一体になって作動ボックス41に対して出没自在(すなわち、長手方向にスライド自在)になっている。
さらに、図3の如く、左側の後方支持体2aと右側の後方支持体2bとに跨がるように、搬送装置40で搬送される段ボールシートS,S・・を下方へ押圧するための一定幅の合成樹脂製プレートである搬送制御部材10が設置されており、上端縁を中心に回動可能になっている。また、搬送装置40で搬送される段ボールシートS,S・・の先端を下へ向けるための荷重ロール17が、リンク部材18,18によって、左側の後方支持体2aと右側の後方支持体2bとに跨がった状態で回転可能に取り付けられている。なお、右側の後方支持体2aと左側の後方支持体2bとは左右対称の構造を有している。
一方、図2の如く、右側の前方支持体3aと左側の前方支持体3bとに跨がるように、積層された段ボールシートS,S・・の前後方向のズレを直すための前後方向押圧部材の一部として機能する金属製(アルミニウム製)で一定幅の堰き止めプレート8が設置されている。なお、右側の前方支持体3aと左側の前方支持体3bとは左右対称の構造を有している。
また、図1の如く、左右の前方支持体3a,3bと後方支持体2a,2bとの間には、段ボールシートを積層するための載置台11が設置されている。当該載置台11は、駆動装置であるモータ(図示せず)およびスプロケット・チェーンを利用した昇降機構8によって、段ボールシートS,S・・の搬送速度に合わせて、積層された段ボールシートS,S・・の上面(一番上に載置された段ボールシートSの表面)の位置が変化しないように降下させることができるようになっている。また、所定枚数の段ボールシートS,S・・を積層した後には、載置台11に設けられた搬出装置(ベルトコンベア)30によって所定枚数の段ボールシートS,S・・を左右方向(図1における紙面と垂直な方向)に搬出し、搬出後には、最初の高さまで上昇させることができるようになっている。
<スタッカの作動内容>
以下、スタッカ1の作動内容について説明する。スタッカ1は、搬送装置(ベルトコンベア)40によって後方から前方へ(図1における右側から左側へ)連続的に搬送される段ボールシートS,S・・を、予め設定された所定の枚数だけ載置台11上に積層し、積層した後には、その所定枚数の段ボールシートS,S・・を、右方向へ(図1における紙面の奥から手前へ)搬出する。また、そのように所定枚数の段ボールシートS,S・・を積層する際に、横方向押圧部材5a,5b、横方向押圧部材15a,15bおよび前後方向押圧部材7a,7bを作動させて、段ボールシートS,S・・の位置ズレ(端縁のズレ)を修正する。
以下、スタッカ1の作動内容について説明する。スタッカ1は、搬送装置(ベルトコンベア)40によって後方から前方へ(図1における右側から左側へ)連続的に搬送される段ボールシートS,S・・を、予め設定された所定の枚数だけ載置台11上に積層し、積層した後には、その所定枚数の段ボールシートS,S・・を、右方向へ(図1における紙面の奥から手前へ)搬出する。また、そのように所定枚数の段ボールシートS,S・・を積層する際に、横方向押圧部材5a,5b、横方向押圧部材15a,15bおよび前後方向押圧部材7a,7bを作動させて、段ボールシートS,S・・の位置ズレ(端縁のズレ)を修正する。
上記の如く、段ボールシートS,S・・の積載作業を行う前には、積載する段ボールシートS,S・・の前後方向の長さに合わせて、前方支持体3a,3bをレール状基軸4a,4bに沿って移動させて、横方向押圧部材5a,5bおよび堰き止めプレート6の前後位置を調整する(すなわち、図1の如く、横方向押圧部材5a,5bが段ボールシートSの前端より後側に位置し、後方へ退入した前後方向押圧部材7a,7bと堰き止めプレート6との長さが段ボールシートS,S・・の長さより長くなり、前方へ突出した前後方向押圧部材7a,7bが段ボールシートS,S・・の後端縁に接触するように調整する)。
また、積載する段ボールシートS,S・・の幅方向の長さに合わせて、横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bを、それぞれ、前方平板状フレーム31、後方平板状フレーム32に沿って移動させて、横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bの左右位置を調整する(すなわち、図4の如く、左右の横方向押圧部材5a,5bの間隔および横方向押圧部材15a,15bの間隔が段ボールシートS,S・・の幅より長くなり、前方へ突出した左右の横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bが段ボールシートS,S・・の側端縁に接触するように調整する)。さらに、積載する段ボールシートS,S・・の幅方向の長さに合わせて、前後方向押圧部材7a,7bを、それぞれ、後方支持フレーム34に沿って移動させて、前後方向押圧部材7a,7bの左右位置を調整する(すなわち、前後方向押圧部材7a,7bが段ボールシートS,S・・の側端縁よりも内側に位置するように調整する)。
そして、上記の如く、横方向押圧部材5a,5b、横方向押圧部材15a,15bおよび前後方向押圧部材7a,7bを位置決めした状態で、搬送装置40によって段ボールシートS,S・・が載置台11上に搬送されると、それらの段ボールシートS,S・・の先端は、堰き止めプレート6によって堰き止められる。そして、次第に積層される段ボールシートS,S・・の後端縁が、前後方向押圧部材7a,7bによって揃えられる。すなわち、前後方向押圧部材7a,7bは、作動ボックス41内のソレノイド(図示せず)を利用して、所定の周期(約0.5秒間隔)で、垂直面を有する押圧体42を前後動させることによって、数枚(約5〜6枚)の段ボールシートS,S・・の後端縁の位置ズレを修正する。なお、搬送装置40によって段ボールシートS,S・・が載置台11上に搬送される際には、後方支持体2の荷重ロール17および搬送制御部材10によって段ボールシートS,S・・が下向きに付勢されて、大きく左右にズレる事態が防止される。
また、上記の如く、搬送装置40によって段ボールシートS,S・・が載置台11上に搬送されると、次第に積層される段ボールシートS,S・・の側端縁が、前後に位置した横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bによって揃えられる。すなわち、横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bは、把持体23内のソレノイド(図示せず)を利用して、所定のタイミング(約0.5秒間隔)で、垂直面を有する押圧体24を前後動させることによって、数枚(約5〜6枚)の段ボールシートS,S・・の側端縁の位置ズレを修正する。
上記の如く、前後方向押圧部材7a,7b、横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bによって、段ボールシートS,S・・の前後の端縁および側端縁が揃えられるが、前後方向押圧部材7a,7bによる段ボールシートS,S・・の前後の端縁を揃える動作と、横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bによる段ボールシートS,S・・の側端縁を揃える動作とは、同じ周期で同時に並行して行われるものの、動作のタイミングが異なっている。すなわち、前後方向押圧部材7a,7bの押圧体42が後方へ退出した時点で、横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bが内側(左右方向における内側)へ突出し、前後方向押圧部材7a,7bの押圧体42が前方へ突出した時点で、横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bが外側(左右方向における外側)へ退入するようになっている。なお、かかる前後方向押圧部材7a,7bによる段ボールシートS,S・・の前後の端縁を揃える動作、および、横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bによる段ボールシートS,S・・の側端縁を揃える動作の内容(タイミングおよび周期)は、図示しない制御装置によって制御される。
また、載置台11は、上面に段ボールシートS,S・・が積み重ねられると、昇降機構8によって、積層された段ボールシートS,S・・の上面(一番上に載置された段ボールシートSの表面)の位置を変化させないように徐々に降下する。そして、前後の端縁および側端縁が揃えられた段ボールシートS,S・・が、予め設定された所定の枚数だけ載置台11上に積層されると、搬出装置30を利用して、その所定枚数の段ボールシートS,S・・を右方向(図1における紙面の手前側)に搬出する。そして、搬出された段ボールシートS,S・・は、次工程へと搬送される。
<段ボールシート用スタッカの効果>
スタッカ1は、上記の如く、段ボールシートS,S・・を積層状に載置可能な平板状の載置台11と、その載置台11を昇降させるための昇降機構8と、段ボールシートS,S・・の搬送方向に対して垂直な水平軸に沿って往復動することによって、載置台11上に載置された複数の段ボールシートS,S・・の左右の端縁を外側から押圧可能な左右一対の横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bとが設けられたものである。したがって、スタッカ1によれば、高い搬送速度を保ったままで、次々と連続的に積載される段ボールシートS,S・・の横方向のズレを修正することによって、段ボールシートS,S・・の側端縁の位置を揃えて綺麗に積層させることができる。
スタッカ1は、上記の如く、段ボールシートS,S・・を積層状に載置可能な平板状の載置台11と、その載置台11を昇降させるための昇降機構8と、段ボールシートS,S・・の搬送方向に対して垂直な水平軸に沿って往復動することによって、載置台11上に載置された複数の段ボールシートS,S・・の左右の端縁を外側から押圧可能な左右一対の横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bとが設けられたものである。したがって、スタッカ1によれば、高い搬送速度を保ったままで、次々と連続的に積載される段ボールシートS,S・・の横方向のズレを修正することによって、段ボールシートS,S・・の側端縁の位置を揃えて綺麗に積層させることができる。
また、スタッカ1は、段ボールシートS,S・・の搬送方向に沿って往復動することによって、載置台11上に載置された複数の段ボールシートS,S・・の前方および後方の端縁を外側から押圧可能な前後方向押圧部材7,7および堰き止めプレート6が設けられているため、次々と連続的に積載される段ボールシートS,S・・の縦方向のズレを前後方向押圧部材7,7および堰き止めプレート6が修正することによって、高い搬送速度を保ったままで、段ボールシートS,S・・の前後方向の端縁の位置を揃えて一段と綺麗に積層させることができる。
また、スタッカ1は、段ボールシートS,S・・の搬送方向の上流側に横方向押圧部材5a,5bが設けられており、段ボールシートS,S・・の搬送方向の下流側に横方向押圧部材15a,15bが設けられているため、積層される段ボールシートの横方向(幅方向)のズレを効率的に揃えることができる。
さらに、スタッカ1は、前後方向押圧部材7,7、堰き止めプレート6および横方向押圧部材5a,5b、横方向押圧部材15a,15bが、垂下状に設けられている(すなわち、レール状基軸4a,4bに垂下状に設けられた前方支持体3a,3bおよび後方支持体2a,2bに設置されている)ため、設計上、それらの前後方向押圧部材7,7、堰き止めプレート6および横方向押圧部材5a,5b、横方向押圧部材15a,15bの先端(下端)を載置台11の表面に近づけやすいので、段ボールシートS,S・・を積み始める際(所定数の段ボールシートS,S・・を搬出した後に新たに積み始める場合を含む)のズレを効率的に揃えることが可能である。
加えて、スタッカ1は、前後方向押圧部材7,7の往復動のタイミングと、横方向押圧部材5a,5bおよび横方向押圧部材15a,15bの往復動のタイミングとが異なっており、積層される段ボールシートS,S・・の前後方向の位置ズレと横方向の位置ズレとを別々に揃えるものであるため、個々の段ボールシートS,S・・の重量が大きい場合でも、前後左右の端縁のズレを少ない消費電力により効率的に揃えることができる。
また、スタッカ1は、前後方向押圧部材7,7および横方向押圧部材5a,5b、横方向押圧部材15a,15bの底面が合成樹脂によって形成されているため、段ボールシートS,S・・を積み始める際(所定数の段ボールシートS,S・・を搬出した後に新たに積み始める場合を含む)に、前後方向押圧部材7,7および横方向押圧部材5a,5b、横方向押圧部材15a,15bの底面が載置台11の表面(コンベア30の表面)に接触した場合でも、当該載置台11の表面が損傷しにくい。
<段ボールシート用スタッカの変更例>
本発明に係る段ボールシート用スタッカの構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、載置台、昇降機構、前後方向押圧部材、横方向押圧部材等の形状・構造・材質等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
本発明に係る段ボールシート用スタッカの構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、載置台、昇降機構、前後方向押圧部材、横方向押圧部材等の形状・構造・材質等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、前後方向押圧部材および/または横方向押圧部材は、上記実施形態の如く、押圧体の全体が合成樹脂によって形成されたものに限定されず、底面のみが合成樹脂で形成されたもの(底面以外の部分が金属等によって形成されたもの)でも良い。加えて、押圧体の全体あるいは一部を構成する合成樹脂は、上記実施形態の如く、ナイロン樹脂に限定されず、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、アクリル樹脂等の他の合成樹脂に変更することも可能である。また、前後方向押圧部材および/または横方向押圧部材は、上記実施形態の如く、ソレノイドによって押圧体を突出・退入させるものに限定されず、空気圧、油圧やモータによって押圧体を突出・退入させるもの等でも良い。加えて、前後方向押圧部材は、上記実施形態の如く、前側が非可動式であるものに限定されず、前側が可動式であるもの(後側と同様に押圧体を前後動させるもの)に変更することも可能である。
加えて、前後方向押圧部材や横方向押圧部材は、上記実施形態の如く、段ボールのシートの端縁の長さに対して幅狭(段ボールシートの端縁の長さの1/100〜1/10)の押圧体を備えたものに限定されず、段ボールシートの端縁の長さに対して幅広なもの(段ボールシートの端縁の長さの1/10〜段ボールシートの端縁の長さの1.5倍程度)の押圧体を備えたものに変更することも可能である。また、上記実施形態の如く、前後方向押圧部材の一部として前後動しない堰き止めプレートを用いる場合には、当該堰き止めプレートは金属製のものに限定されず、合成樹脂等によって形成されたものでも良い。加えて、そのような堰き止めプレートを用いる場合には、上記実施形態の如く、段ボールシートの端縁の長さに対して幅広なものに限定されず、段ボールのシートの端縁の長さに対して幅狭なものでも良い。
一方、載置台の昇降機構は、上記実施形態の如く、チェーン・スプロケットを利用したものに限定されず、ラック・ピニオンを利用したものやボールネジを利用したもの等に変更することも可能である。
また、スタッカは、上記実施形態の如く、後方側の前後方向押圧部材のみを前後動させる(押圧体を前後動させる)ものに限定されず、前方側にも押圧体を前後動させる前後方向押圧部材が設けられており、それらの前後一組の前後方向押圧部材を同じタイミングで前後動させる(押圧体を同じタイミングで前後動させる)ものに変更することも可能である。
さらに、スタッカは、上記実施形態の如く、前後方向押圧部材の前後動(押圧体の前後動)のタイミングと横方向押圧部材の前後動(押圧体の前後動)のタイミングとが異なっているものに限定されず、同じであるものでも良い。また、上記実施形態の如く、前後方向押圧部材の前後動(押圧体の前後動)のタイミングと横方向押圧部材の前後動(押圧体の前後動)のタイミングとが、前後動の周期(所要時間)の半分(すなわち、半周期分)だけずれているものに限定されず、前後方向押圧部材の前後動のタイミングと横方向押圧部材の前後動のタイミングとが、半周期以外の時間だけずれているものでも良い。
本発明に係るスタッカは、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、段ボールシートの製造工程の場面において、段ボールシートを所定の枚数だけ積み重ねて搬出する装置として好適に用いることができる。
1・・スタッカ(段ボールシート用スタッカ)
2a,2b・・後方支持体
3a,3b・・前方支持体
5a,5b・・横方向押圧部材
6・・堰き止めプレート(前後方向押圧部材)
7・・前後方向押圧部材
11・・載置台
15a,15b・・横方向押圧部材
24・・押圧体
42・・押圧体
S・・段ボールシート
2a,2b・・後方支持体
3a,3b・・前方支持体
5a,5b・・横方向押圧部材
6・・堰き止めプレート(前後方向押圧部材)
7・・前後方向押圧部材
11・・載置台
15a,15b・・横方向押圧部材
24・・押圧体
42・・押圧体
S・・段ボールシート
Claims (5)
- 連続的に搬送される段ボールシートを所定の枚数だけ積層して搬出する段ボールシート用のスタッカであって、
段ボールシートを積層状に載置可能な水平板状の載置台と、
その載置台を昇降させるための昇降機構と、
段ボールシートの搬送方向に対して垂直な水平軸に沿って往復動することによって、載置台上に載置された少なくとも2枚以上の段ボールシートの左右の端縁を外側から押圧可能な左右一対の横方向押圧部材とが設けられていることを特徴とする段ボールシート用スタッカ。 - 段ボールシートの搬送方向に沿って往復動することによって、載置台上に載置された少なくとも2枚以上の段ボールシートの前方および/または後方の端縁を外側から押圧可能な1つあるいは前後一対の前後方向押圧部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の段ボールシート用スタッカ。
- 前記横方向押圧部材が、段ボールシートの搬送方向の上流側と下流側との2カ所に、それぞれ1組ずつ設けられていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の段ボールシート用スタッカ。
- 前記前後方向押圧部材および前記横方向押圧部材が、垂下状に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の段ボールシート用スタッカ。
- 前記前後方向押圧部材および前記横方向押圧部材の底面が合成樹脂によって形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の段ボールシート用スタッカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018093389A JP2019199312A (ja) | 2018-05-14 | 2018-05-14 | 段ボールシート用スタッカ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018093389A JP2019199312A (ja) | 2018-05-14 | 2018-05-14 | 段ボールシート用スタッカ |
Publications (1)
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ID=68611797
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113120594A (zh) * | 2021-04-23 | 2021-07-16 | 上海福铮纸业有限公司 | 一种瓦楞纸板的码垛装置 |
CN115642312A (zh) * | 2022-11-03 | 2023-01-24 | 合肥华焠新能源科技有限公司 | 一种锂电池绝缘膜叠片装置及叠片方法 |
-
2018
- 2018-05-14 JP JP2018093389A patent/JP2019199312A/ja active Pending
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CN113120594A (zh) * | 2021-04-23 | 2021-07-16 | 上海福铮纸业有限公司 | 一种瓦楞纸板的码垛装置 |
CN115642312A (zh) * | 2022-11-03 | 2023-01-24 | 合肥华焠新能源科技有限公司 | 一种锂电池绝缘膜叠片装置及叠片方法 |
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