JP2019196430A - 水性インクジェットインク、記録液セット及びインクジェット記録方法 - Google Patents
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Abstract
Description
顔料を含有する水不溶性樹脂微粒子Aと、顔料を含有しない水不溶性樹脂微粒子Bと、有機溶剤Cと、水とを少なくとも含有する水性インクジェットインクであって、
前記樹脂微粒子Bは、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂であり、
前記有機溶剤Cとして、グリコール類及びジオール類から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする水性インクジェットインク。
2.
前記水不溶性樹脂微粒子Bは、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に乳化されてなる複合樹脂を含有することを特徴とする前記1記載の水性インクジェットインク。
3.
前記水不溶性樹脂微粒子Aは、顔料を含有する水不溶性樹脂微粒子を架橋してなるものであることを特徴とする前記1又は2記載の水性インクジェットインク。
4.
顔料を含有しない水不溶性樹脂微粒子Bを少なくとも含有する前処理液と、
顔料を含有する水不溶性樹脂微粒子Aと、有機溶剤Cと、水とを少なくとも含有する水性インクジェットインクと、
によって構成され、
前記樹脂微粒子Bは、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂であり、
前記有機溶剤Cとして、グリコール類及びジオール類から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする記録液セット。
5.
前記水不溶性樹脂微粒子Bは、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に乳化されてなる複合樹脂を含有することを特徴とする前記4記載の記録液セット。
6.
前記水不溶性樹脂微粒子Aは、顔料を含有する水不溶性樹脂微粒子を架橋してなるものであることを特徴とする前記4又は5記載の記録液セット。
7.
前記4〜6の何れかに記載の記録液セットを用いたインクジェット記録方法であって、
基材上に前記前処理液を塗布して前処理層を形成し、
次いで、前記前処理層上にインクジェット法により前記インクジェットインクを付与して画像を記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
本発明の水性インクジェットインク(以下、単にインクともいう。)は、顔料を含有する水不溶性樹脂微粒子Aと、顔料を含有しない水不溶性樹脂微粒子Bと、有機溶剤Cと、水とを少なくとも含有する。ここで、前記水不溶性樹脂微粒子Bは、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂であり、前記有機溶剤Cとして、グリコール類及びジオール類から選択される少なくとも1種を含有する。
ア.顔料
水不溶性樹脂微粒子Aを構成する顔料は格別限定されず、例えば、有機顔料、無機顔料等が挙げられる。顔料は、1種を単独で用いてもよいし、複数種を併用してもよい。
水不溶性樹脂微粒子Aを構成する水不溶性樹脂としては、105℃で2時間乾燥させ、恒量に達した樹脂を、25℃の水100gに溶解させたときに、その溶解量が10g以下である樹脂を用いることができる。上記溶解量は、5g以下であることが好ましく、1g以下であることが更に好ましい。樹脂がアニオン性基を有する場合は、上記溶解量は、該アニオン性基を水酸化ナトリウムで100%中和した時の溶解量である。
水不溶性樹脂微粒子Aにおいて、顔料は水不溶性樹脂に含有される。顔料が水不溶性樹脂に含有されるというのは、顔料が水不溶性樹脂によって被覆されることであり得る。このとき、必ずしも顔料表面の全体が水不溶性樹脂で被覆されている必要はなく、顔料表面の少なくとも一部が被覆された状態であってもよい。
水不溶性樹脂微粒子Aの平均粒径は、例えば、40nm以上、50nm以上、更には60nm以上とすることができ、また、例えば、200nm以下、150nm以下、更には100nm以下とすることができる。
水不溶性樹脂微粒子Bは、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂を含有する。「オレフィン系樹脂が、ポリウレタン系樹脂に含有された状態」とは、種々の態様をとり得るが、オレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂中に複数の粒子として分散されていてもよく、また、オレフィン系樹脂がコアを形成し、ポリウレタン系樹脂をシェルとするコア・シェル構造を形成してもよい。なお、オレフィン系樹脂が一部表面に表出するように含有されていてもよい。また、本明細書において、当該複合樹脂を含有する水不溶性樹脂微粒子を、複合樹脂粒子ともいう。
ポリオレフィン系樹脂としては、不飽和カルボン酸及び/又は酸無水物で変性されたポリオレフィン等の変性ポリオレフィンでもよい。
ポリウレタン系樹脂としては、親水基を有するものが用いられる。親水基を導入することで、上記ポリオレフィン系樹脂に対する乳化剤としての機能を、ポリウレタン系樹脂に付与することができ、ポリオレフィン系樹脂の乳化分散体である複合樹脂粒子を得ることができる。
複合樹脂粒子は、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂を含有する。好ましくは、複合樹脂粒子は、ポリオレフィン系樹脂が、上記親水基を有するポリウレタン系樹脂により乳化されて複合樹脂化したものである。すなわち、前記複合樹脂粒子において、ポリウレタン系樹脂は、水不溶性樹脂としてのポリオレフィン系樹脂と連続相である水との界面に存在して、前記水不溶性樹脂を保護する前記樹脂と異なる水不溶性樹脂層として機能している。このようにポリオレフィン系樹脂をポリウレタン系樹脂により乳化させてなる複合樹脂粒子とすることで、ポリウレタン系樹脂、有機溶剤、顔料分散剤及び界面活性剤等との相溶性の低下を抑制することができ、又、ポリオレフィン系樹脂とポリウレタン系樹脂をそれぞれ乳化させて単に混合する場合に比べて、塗膜物性を向上することができ、基材との密着性及び保存安定性に優れる点で好ましい。なお、当該複合樹脂粒子は、後述する(I)の製造方法により得られたものでもよく、また(II)の製造方法により得られたものであってもよい。
インクは有機溶剤Cとして、グリコール類、ジオール類から選ばれる有機溶剤の少なくとも1種を含有する。これにより、本発明の効果がより良好に発揮され、基材汎用性及び光沢が顕著に向上する効果が得られる。
インクに含まれる水は、特に限定されるものではなく、イオン交換水、蒸留水又は純水であり得る。
インクは、以上に説明した成分の他に、その他の成分を含有することができる。例えば、その他の成分として、界面活性剤を含有させることができる。これにより、インク出射安定性の向上や、記録媒体に着弾した液滴の広がり(ドット径)を制御することができる。
インクの粘度は、25℃で1〜40mPa・sの範囲内であることが好ましく、より好ましくは2〜10mPa・sの範囲内である。
インクの製造方法は、ポリオレフィン系樹脂とポリウレタン系樹脂とを乳化分散して複合樹脂粒子を形成する工程と、当該複合樹脂粒子、有機溶剤、色材及び水を混合する工程と、を備えることが好ましい。
この工程では、上述した複合樹脂粒子の製造方法で説明したとおり、下記(I)又は(II)の製造方法により調製する。
この工程では、上記工程で得られた複合樹脂粒子、有機溶剤、色材(顔料)及び水と、任意の各成分とを、常温下、又は必要に応じて加熱下において混合する。その後、得られた混合液を所定のフィルターで濾過することが好ましい。このとき、顔料及び分散剤を含む分散体をあらかじめ調製しておき、これに残りの成分を添加して混合してもよい。
印刷物は、基材上に、以上に説明したインクを用いて形成された印刷層を有する。印刷物は、基材上に、インクをインクジェットヘッドから吐出して塗布、定着して印刷層を形成したものである。また、基材上に、あらかじめ、前処理液を塗布して前処理層を形成し、該前処理層を塗布、定着した位置に前記印刷層を形成したものであってもよい。
基材としては、特に限定されず、高極性であり吸水性の高い紙基材でもよいし、グラビア又はオフセット印刷用のコート紙など吸水性の低い基材でもよいし、フィルム、プラスチックボード(軟質塩化ビニル、硬質塩化ビニル、アクリル板、ポリオレフィン系など)、ガラス、タイル及びゴムなどの非吸水性の基材であってもよい。上述したインクは基材汎用性に優れるため、これら種々の基材に対して好適に用いられる。
以上に説明したインクを用いたインクジェット記録方法によれば、上述した種々の基材に画像の記録を行うことができる。
本発明の記録液セットは、前処理液と、水性インクジェットインクとによって構成される。ここで、前処理液は、顔料を含有しない水不溶性樹脂微粒子Bを少なくとも含有する。また、水性インクジェットインクは、顔料を含有する水不溶性樹脂微粒子Aと、有機溶剤Cと、水とを少なくとも含有する。
ア.前処理液
記録液セットを構成する前処理液は、少なくとも水不溶性樹脂微粒子Bを含有するものであれば格別限定されない。
記録液セットを構成するインクジェットは、水不溶性樹脂微粒子Aと、有機溶剤Cと、水とを含有するものであれば格別限定されない。
記録液セットを用いたインクジェット記録方法においては、前処理液の塗布方法に関しては、「3.インクジェット記録方法」における前処理液の塗布方法についての説明が援用され、インクジェットインクを用いたインクジェット法については、「3.インクジェット記録方法」におけるインクジェット法についての説明が援用される。
1.水不溶性樹脂微粒子Aの分散体
(1)水不溶性樹脂微粒子A−1の分散体A1
〔水不溶性樹脂a−1の合成〕
反応容器に、メチルエチルケトン88部を加えて窒素雰囲気下で72℃に加熱し、これにメチルエチルケトン50部にジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート0.85部、フェノキシエチルメタクリレート50部、メタクリル酸12部、及びエチルメタクリレート38部を溶解した溶液を3時間かけて滴下し、撹拌した。滴下終了後、さらに1時間反応した後、メチルエチルケトン2部にジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート0.42部を溶解した溶液を加え、78℃に昇温して4時間加熱した。得られた反応溶液は過剰量のヘキサンに2回再沈殿させ、析出した樹脂を乾燥させて、フェノキシエチルメタクリレート/エチルメタクリレート/メタクリル酸(共重合比[質量比]=50/38/12)共重合体(水不溶性樹脂a−1)96.3gを得た。
ピグメント・ブルー15:3(大日精化社製「フタロシアニンブルーA220」)22.0部と、上述した水不溶性樹脂a−1を11.0部と、メチルエチルケトン42部と、1規定NaOH水溶液12.1部と、イオン交換水75.1部とを混合し、ビーズミルで0.1mmφジルコニアビーズを使用して2〜6時間分散した。得られた分散物を減圧下、55℃でメチルエチルケトンを除去し、さらに一部の水を除去することにより、顔料濃度が22.0質量%である水不溶性樹脂微粒子A−1の分散体A1を得た。
上述した分散体A1の調製において、水不溶性樹脂a−1に代えて下記の水不溶性樹脂a−2を用いたこと以外は、分散体A1の調製と同様にして、水不溶性樹脂微粒子A−2の分散体A2を得た。
上述した水不溶性樹脂a−1の合成において、フェノキシエチルメタクリレートを70部、メタクリル酸を7部とし、エチルメタクリレート38部に代えてメチルメタクリレート23部を用いたこと以外は、水不溶性樹脂a−1の合成と同様にして、フェノキシエチルメタクリレート/メチルメタクリレート/メタクリル酸(共重合比[質量比]=70/23/7)共重合体(水不溶性樹脂a−2)を合成した。
〔水不溶性樹脂a−3の合成及び溶液の調製〕
特許文献1の「製造例1」に記載の合成方法によって、有機溶媒(メチルエチルケトン)中において、イオン性モノマーとしてメタクリル酸96.0部、疎水性モノマーとしてスチレン264部及びスチレン系マクロマー180部、並びにノニオン性モノマーとして新中村化学工業社製「NKエステルM−40G」150部を共重合した。この際、重合開始剤として2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬工業社製「V−65」)を用い、重合連鎖移動剤として2−メルカプトエタノールを用いた。これにより、水不溶性樹脂a−3の溶液(固形分濃度40.8%)を得た。得られた水不溶性樹脂a−3の重量平均分子量は52700であった。
<工程1>
上記により得られた水不溶性樹脂a−3の溶液(固形分濃度40.8%)157.6gを、メチルエチルケトン60.7gと混合し、水不溶性樹脂a−3のMEK溶液を得た。ディスパーに該MEK溶液を投入し、撹拌しながら、イオン交換水446.9g、5N水酸化ナトリウム水溶液22.3g、及び25%アンモニア水溶液1.7gを添加して、水酸化ナトリウムによる中和度が78.8%、アンモニアによる中和度が21.2%となるように調整し、0℃の水浴で冷却しながら、1400rpmで15分間撹拌した。次いで、ピグメント・ブルー15:3(大日精化社製「フタロシアニンブルーA220」)150gを加え、7000rpmで3時間撹拌した。更にイオン交換水199.8gを添加して、得られた顔料混合物を高圧ホモジナイザーによって分散処理し、分散処理物(固形分濃度21.0質量%)を得た。
工程1で得られた分散処理物1000gを2Lナスフラスコに入れ、イオン交換水400gを加え(固形分濃度15.0質量%)、ロータリーエバポレーターを用いて、回転数50rpmで、32℃に調整した温浴中、0.09MPaの圧力で3時間保持して、有機溶媒を除去した。更に、温浴を62℃に調整し、圧力を0.07MPaに下げて固形分濃度25.0質量%になるまで濃縮した。得られた濃縮物を500mlアングルローターに投入し、高速冷却遠心機(20℃)を用いて7000rpmで20分間遠心分離した後、液層部分を5μmのメンブランフィルターで濾過し、顔料分散体a3を得た。
工程2で得られた顔料分散体a3 400g(ピグメント・ブルー15:3 68.6g、水不溶性樹脂a−3 29.4g)にイオン交換水54.6gを添加し、更に防黴剤(アーチケミカルズジャパン社製「プロキセルLVS」、有効分20%)0.89g、エポキシ架橋剤(トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル;ナガセケムテックス社製「デナコールEX321L」、エポキシ当量129)2.82g(架橋率が40モル%になる量に相当)を添加し、70℃で2時間撹拌した。25℃に冷却後、5μmのメンブランフィルターでろ過し、更に固形分濃度が22.0質量%になるようにイオン交換水を加えて、水不溶性樹脂微粒子A−3の分散体A3を得た。水不溶性樹脂微粒子A−3の架橋率は40モル%であり、平均粒径は93.1nmであった。
上述した分散体A3の調製における工程2で得られた顔料分散体a3 400g(ピグメント・ブルー15:3 68.6g、水不溶性樹脂a−3 29.4g)にイオン交換水49.6gを添加し、更に防黴剤(「プロキセルLVS」、有効分20%)0.89g、エポキシ架橋剤(「デナコールEX321L、エポキシ当量129)1.41g(架橋率が20モル%になる量に相当)を添加し、70℃で2時間撹拌した。25℃に冷却後、5μmのメンブランフィルターでろ過し、更に固形分濃度が22.0質量%になるようにイオン交換水を加えて、水不溶性樹脂微粒子A−4の分散体A4を得た。水不溶性樹脂微粒子A−4の架橋率は20モル%であり、平均粒径は92.5nmであった。
ピグメント・ブルー15:3(大日精化社製「フタロシアニンブルーA220」)を22.0質量%に、水溶性高分子化合物である顔料分散剤(水酸化ナトリウム中和されたカルボキシル基を有するアクリル系分散剤(BASF社製「ジョンクリル819」、酸価75mgKOH/g、固形分20重量%)を31.5質量%と、エチレングリコール20.0質量%と、イオン交換水(残量;全量が100重量%となる量)を加えた混合液をプレミックスした後、0.5mmのジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散し、顔料の含有量が22.0質量%の分散体A5を調製した。
(1)水不溶性樹脂微粒子B−1の分散体B1
<ウレタンプレポリマー溶液b−1の合成>
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリカーボネートポリオール(分子量1000、日本ポリウレタン工業社製「ニッポラン981」)を182質量部と、ポリエチレングリコール(PEG、分子量600、第一工業製薬社製「PEG600」)を22.0質量部と、トリメチロールプロパンを5.6重量部と、N−メチル−N,N−ジエタノールアミンを43.8質量部と、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートを204質量部と、メチルエチルケトン(MEK)216質量部を反応容器にとり(三級アミンの添加量9.6質量%、PEGの添加量4.8質量%)、75℃に保ちながら反応を行い、ウレタンプレポリマーを得た。このウレタンプレポリマーにジメチル硫酸を46.4質量部添加し、50〜60℃で30〜60分間反応させて、NCO含有率が2.2%であり、不揮発分約50質量%であるカチオン性ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液b−1を得た。
<複合樹脂の形成と分散体B1の調製>
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリオレフィン系樹脂(日本製紙社製「アウローレン150S」、(表Iでは「150S」と表記。))70.0質量部、メチルシクロヘキサン240.0質量部及びメチルエチルケトン48.0質量部を投入し、80℃に昇温して加熱溶解させた。溶解後、内温を40℃に保ち、ウレタンポリマー溶液b−1(不揮発分約50質量%)を60.0質量部添加し、混合した。この溶液に58.0質量部の水を加え、ホモジナイザーを使用して乳化した後、570質量部の水を徐々に加え希釈し、これにエチレンジアミン1.0質量部と水12質量部を混合した水溶液を徐々に添加し、1時間撹拌してポリマー化を行った。これを50℃減圧下、脱溶剤を行い、不揮発分(粒子としての固形分)約30質量%の水不溶性樹脂微粒子B−1の分散体B1を得た。水不溶性樹脂微粒子B−1におけるポリウレタン系樹脂(PU)とポリオレフィン系樹脂(PO)との質量比率の値(PU/PO)は70/30である。
上述した分散体B1の調製において、「複合樹脂の形成と分散体B1の調製>」におけるポリオレフィン系樹脂を50.0質量部とし、ウレタンポリマー溶液b−1(不揮発分約50質量%)を100.0質量部としたこと以外は、分散体B1の調製と同様にして、不揮発分(粒子としての固形分)約30質量%の水不溶性樹脂微粒子B−2の分散体B2を得た。水不溶性樹脂微粒子B−2におけるポリウレタン系樹脂(PU)とポリオレフィン系樹脂(PO)との質量比率の値(PU/PO)は50/50である。
水不溶性樹脂微粒子B−3として、日本製紙社製「アウローレンAE202」(ポリオレフィン樹脂粒子;固形分30%)を用いた。
水不溶性樹脂微粒子B−4として、第一工業製薬社製「スーパーフレックス620」(ポリオレフィン樹脂粒子;不揮発分(粒子としての固形分)約30質量%)を用いた。
ビスフェノールAのポリオキシプロピレン(2.2)付加物3718g、フマル酸1282g、エステル化触媒としてジ(2−エチルヘキサン酸)錫25g、及び、エステル化助触媒として没食子酸0.25gを、反応容器内で撹拌し、窒素雰囲気にて210℃で10時間反応を行って、ポリエステル樹脂を得た。得られたポリエステル樹脂200gをメチルエチルケトン(MEK)200gに溶かし、その中に中和剤として25%アンモニア水3.26g、及びイオン交換水467gを加え、10℃以上15℃以下でディスパー翼を用いて2000rpmで15分間撹拌混合を行ない、ポリエステル樹脂粒子の分散体(不揮発分(粒子としての固形分)約40質量%)の水不溶性樹脂微粒子B−5を得た。
表1に示す配合処方で、分散体A1〜A5に、分散体B1〜B5、下記有機溶剤、界面活性剤(DIC社製「メガファックF−444」)、及びイオン交換水を撹拌しながら添加し、得られた混合液を1μmのフィルターにより濾過してインク1〜16を得た。濾過前後で実質的な組成変化はなかった。
<有機溶剤>
・ジオール類:1,2−ブタンジオール、1,2−ヘキサンジオール
・グリコール類:プロピレングリコール、トリエチレングリコール
・その他:グリセリン
(1)基材汎用性(密着性)
コニカミノルタ社製ピエゾ型インクジェットヘッド(360dpi、吐出量14pL)の独立駆動ヘッド二つをノズルが互い違いになるように配置し、720dpi×720dpiのヘッドモジュールを作成し、ステージ搬送機上に、搬送方向にノズル列が直交するように設置し、ステージ搬送機によって搬送される基材上にシングルパス方式でベタ画像を記録できるようにインクジェット記録装置を構成した。
かかるインクジェット記録装置を用いたインクジェット法により3種の基材(ポリプロピレン基材、ナイロン基材、紙基材)のそれぞれにインクをインク付量11.2cc/m2で付与し、基材上に付与されたインクを乾燥させて塗膜化した。塗膜(画像)を、温度25℃、相対湿度60%の環境に24時間静置した後、山折りにした。その後、折り目部分をまたぐように粘着テープ(3M社製「スコッチ超透明テープS」、スコッチは登録商標)を各色の区画に貼って、ゆっくりと剥した。粘着テープを剥した後の折り目部分に、塗膜が剥離した部分が見られるか否かを目視観察し、下記評価基準で評価した。
〔評価基準〕
◎:すべての基材の折り目部分で、塗膜の剥離は認められない
○:一部の基材で塗膜のわずかな剥離が認められる
△:一部の基材で塗膜の大きな剥離が認められる
×:全ての基材で塗膜の大きな剥離が認められる
上記「(1)基材汎用性(密着性)」において、紙基材の表面に形成した塗膜を裏面から観察し、下記評価基準で評価した。
〔評価基準〕
〇:塗膜が視認されない
△:塗膜がわずかに視認される
×:塗膜がはっきりと視認される
上記「(1)基材汎用性(密着性)」において、紙基材上に形成された塗膜の光沢を下記評価基準で評価した。
〔評価基準〕
○:光沢が均一である
△:光沢に一部ムラがある
×:光沢が不均一である
表1より、本発明のインク1〜9によれば、基材汎用性、発色性及び光沢に優れる効果が得られることがわかる。
1.前処理液
分散体B2の16.7質量部(固形分5.0質量部)に、1,2−ブタンジオール40.0質量部、1,2−ヘキサンジオール10.0質量部、界面活性剤(DIC社製「メガファックF−444」)0.3質量部及びイオン交換水33.0質量部を撹拌しながら添加し、得られた混合液を1μmのフィルターにより濾過して前処理液1を得た。
インクジェットインクとして、表1に示したインク4を用いた。
3種の基材(ポリプロピレン基材、ナイロン基材、紙基材)上に上述した前処理液を#3のワイヤーバーで塗布し、乾燥させて、前処理層を形成し、次いで、前処理層上に、実施例1と同様のインクジェット記録装置を用いたインクジェット法により上述したインクジェットインクをインク付量11.2cc/m2で付与して画像を記録した。
実施例2によって形成された画像(塗膜)について実施例1と同様に評価したところ、密着性は◎、濃度は◎、光沢は○であった。前処理液中の水不溶性樹脂微粒子Bが基材上に配向した結果、上記のような効果が得られたものと考えられる。
P:前処理層
R:印刷層
1:送り出しローラー
2:ロールコーター
3:ノズル
4:前処理液滴
5:第1乾燥部
6:インクジェットヘッド
7:インク液滴
8:第2乾燥部
9:巻取りローラー
10:インクジェット記録装置
Claims (7)
- 顔料を含有する水不溶性樹脂微粒子Aと、顔料を含有しない水不溶性樹脂微粒子Bと、有機溶剤Cと、水とを少なくとも含有する水性インクジェットインクであって、
前記樹脂微粒子Bは、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂であり、
前記有機溶剤Cとして、グリコール類及びジオール類から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする水性インクジェットインク。 - 前記水不溶性樹脂微粒子Bは、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に乳化されてなる複合樹脂を含有することを特徴とする請求項1記載の水性インクジェットインク。
- 前記水不溶性樹脂微粒子Aは、顔料を含有する水不溶性樹脂微粒子を架橋してなるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の水性インクジェットインク。
- 顔料を含有しない水不溶性樹脂微粒子Bを少なくとも含有する前処理液と、
顔料を含有する水不溶性樹脂微粒子Aと、有機溶剤Cと、水とを少なくとも含有する水性インクジェットインクと、
によって構成され、
前記樹脂微粒子Bは、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂であり、
前記有機溶剤Cとして、グリコール類及びジオール類から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする記録液セット。 - 前記水不溶性樹脂微粒子Bは、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に乳化されてなる複合樹脂を含有することを特徴とする請求項4記載の記録液セット。
- 前記水不溶性樹脂微粒子Aは、顔料を含有する水不溶性樹脂微粒子を架橋してなるものであることを特徴とする請求項4又は5記載の記録液セット。
- 請求項4〜6の何れかに記載の記録液セットを用いたインクジェット記録方法であって、
基材上に前記前処理液を塗布して前処理層を形成し、
次いで、前記前処理層上にインクジェット法により前記インクジェットインクを付与して画像を記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
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