JP2019172144A - Side face collision detection device of vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の側面衝突時に、車両に発生する加速度を加速度センサにより検出し、その加速度の大きさにより、エアバッグ等の乗員拘束装置の作動を制御する側面衝突検出装置に関するものである。 The present invention relates to a side collision detection device that detects an acceleration generated in a vehicle at the time of a side collision of the vehicle by an acceleration sensor and controls the operation of an occupant restraint device such as an airbag based on the magnitude of the acceleration.
通常、エアバッグ等の乗員拘束装置は、車両に加わる衝撃を加速度センサによって減速度として検出し、その検出された減速度を基に演算値を求め、その演算値を予め設定された閾値と大小比較し、その比較結果に基づいてエアバッグの作動制御を行っている。 Usually, an occupant restraint device such as an air bag detects an impact applied to a vehicle as a deceleration by an acceleration sensor, obtains a calculated value based on the detected deceleration, and sets the calculated value to a preset threshold value and a small or large value. Comparison is performed, and the operation control of the airbag is performed based on the comparison result.
図8(a)は特許文献1等に示す従来の車両の側面衝突検出装置のシステム構成図、同図(b)は前席の側面衝突検出例を示す図、同図(c)は後席の側面衝突検出例を示す図である。図8に示すように、従来の側面衝突検出装置100は、前席の側面のセンタピラー(以下、「Bピラー」という)に設けられた左右のBピラーサイド加速度センサ101,102と、後席の側面のリアピラー(以下、「Cピラー」という)に設けられた左右のCピラーサイド加速度センサ103,104と、これらの加速度センサ101〜104とワイヤハーネル105を介して結線されるエアバッグコンピュータユニット(以下、「ECU」という)106とを備え、ECU106では、各加速度センサ101〜104で検出された加速度が閾値を超えたとき、エアバッグ等の乗員拘束装置を起動してエアバッグ等を展開するようにしている。
FIG. 8A is a system configuration diagram of a conventional vehicle side collision detection apparatus shown in
図9はECU等に設けられる制御部107において、側面衝突時にエアバッグ等の乗員拘束装置を展開するか否かを制御する検出ロジック図である。制御回路107は、メイン判定回路108とセーフィング判定回路109とを備えている。基本的に、前席側面衝突は衝突側のBピラー加速度センサ101または102からの左右方向(Y軸方向)の加速度信号(YG)を入力し、その入力値と閾値とを比較してエアバッグを展開するか否かを判定する。後席側面衝突は衝突側のCピラーサイド加速度センサ103または104からの左右方向(Y軸方向)の加速度信号(YG)を入力し、その入力値と閾値とを比較し、エアバッグを展開するか否かを判定している。セーフィング判定回路109は、メイン判定回路の誤作動を防止するためのものであって、ECU内の中央加速度センサの左右方向(Y軸方向)の加速度入力値(YG)が閾値を超えたとき、はじめてエアバッグを展開するようにしている。
FIG. 9 is a detection logic diagram for controlling whether or not an occupant restraint device such as an air bag is deployed at the time of a side collision in the
しかしながら、図8および図9に示す従来の側面衝突検出装置では、衝突対象物の位置(前席側か後席側か)に応じて位置違いの複数の加速度センサが必要となり、また、複数の加速度センサとECU接続用のワイヤハーネスが必要となり、コストが高くなるといった難点がある。 However, the conventional side collision detection apparatus shown in FIGS. 8 and 9 requires a plurality of acceleration sensors with different positions depending on the position of the collision target (front seat side or rear seat side). A wiring harness for connecting the acceleration sensor and the ECU is required, and there is a problem that the cost is increased.
これを解決するため、特許文献2では、Bピラーのサイド加速度センサの加速度検出軸を前後方向(X軸方向)の加速度と左右方向の加速度(Y軸方向)との2軸化することで、後席の側面衝突判別をBピラーのサイド加速度センサの前後加速度(回転)を使用して行うようにし、実質的にCピラーのサイド加速度センサを廃止した技術が開示されている。この特許文献2の技術によると、左右1個づつサイド加速度センサを配置することにより、ECU接続用のワイヤハーネスを少なくすることができる。
In order to solve this, in
しかしながら、特許文献2においては、Bピラーのサイド加速度センサを2軸化しており、また、サイド加速度センサからの出力を受けるECU内の通信ICも2軸対応のものを使用しなければならず、その分、コストアップとなる。
However, in
本発明は、上記に鑑み、2軸化した加速度センサを使用せずに側面1個づつのサイド加速度センサを使用することにより側面衝突の検出を可能とし、コストの低減を図ることができる側面衝突検出装置の提供を目的とする。 In view of the above, the present invention makes it possible to detect a side collision by using a side acceleration sensor for each side without using a biaxial acceleration sensor, and to reduce the cost. An object is to provide a detection device.
上記目的を達成するために、本発明においては、加速度センサによって側面衝突時の衝撃を検出する側面衝突検出装置であって、前記加速度センサは、車室内前端中央付近に設けられた中央加速度センサと、車両の左右側面付近に1個づつ設けられたサイド加速度センサとを備え、各加速度センサから検出された左右方向の加速度信号に基づいて車両の側面衝突による乗員拘束装置の作動を制御する制御部が設けられ、前記制御部は、前記サイド加速度センサが設けられていない部分への側面衝突時に、側面衝突側とは反対側のサイド加速度センサ及び/又は前記中央加速度センサにより乗員拘束装置の作動を制御する。 In order to achieve the above object, according to the present invention, there is provided a side collision detection device for detecting an impact at the time of a side collision by an acceleration sensor, wherein the acceleration sensor includes a central acceleration sensor provided in the vicinity of the center of the front end of the vehicle interior. And a side acceleration sensor provided one by one near the left and right side surfaces of the vehicle, and a control unit that controls the operation of the occupant restraint device due to a side collision of the vehicle based on a lateral acceleration signal detected from each acceleration sensor The control unit operates the occupant restraint device by a side acceleration sensor on the side opposite to the side collision side and / or the central acceleration sensor at the time of a side collision with a portion where the side acceleration sensor is not provided. Control.
側面衝突時に、サイド加速度センサにより検出された左右方向(Y軸方向)の加速度が閾値を超えたとき、制御部はエアバッグを展開するよう制御する。しかし、サイド加速度センサを車両の左右側面付近に各1個づつ配置した構成であるため、サイド加速度センサが配置されていない部分に側面衝突したとき、サイド加速度センサから検出された加速度が閾値に達していなくてもエアバッグを展開しなければならない場合がある。 When the lateral acceleration (Y-axis direction) detected by the side acceleration sensor exceeds the threshold during a side collision, the control unit controls to deploy the airbag. However, since the side acceleration sensors are arranged one by one near the left and right side surfaces of the vehicle, the acceleration detected from the side acceleration sensor reaches the threshold when a side collision occurs in a portion where the side acceleration sensor is not arranged. Even if it is not, it may be necessary to deploy the airbag.
例えば、Bピラー付近にサイド加速度センサを配置した車両において、サイド加速度センサが存在しないCピラー付近で側面衝突が起こった場合である。この場合、サイド加速度センサにより検出された左右方向(Y軸方向)の加速度が閾値に達していなくても、本実施形態では、反衝突側のサイド加速度センサから左右方向(Y軸方向)の加速度を入力して、その入力値と閾値とを比較してエアバッグを展開するか否かを判定する。 For example, in a vehicle in which a side acceleration sensor is arranged in the vicinity of the B pillar, a side collision occurs in the vicinity of the C pillar where there is no side acceleration sensor. In this case, even if the acceleration in the left-right direction (Y-axis direction) detected by the side acceleration sensor does not reach the threshold value, in this embodiment, the acceleration in the left-right direction (Y-axis direction) is detected from the side collision sensor on the anti-collision side. , And the input value is compared with a threshold value to determine whether or not to deploy the airbag.
さらに、反衝突側のサイド加速度センサとECU内等に設けられる中央加速度センサの左右方向(Y軸方向)の加速度を複合して二次元マップによりエアバッグを展開するか否かを判定する。 Further, it is determined whether or not the airbag is to be deployed using a two-dimensional map by combining the side acceleration sensor on the anti-collision side and the acceleration in the left-right direction (Y-axis direction) of the central acceleration sensor provided in the ECU or the like.
本発明によると、側面衝突検出のためのサイド加速度センサを左右1個づつにすることでコストの低減を図ることができる。さらに、サイド加速度センサは左右方向(Y軸方向)のみを検出する1軸の加速度センサで足り、さらにサイド加速度センサからの出力を受けるECU内の通信ICも1軸対応のもので足りコストの増加を抑えることができる。 According to the present invention, the cost can be reduced by using one side acceleration sensor for each side collision detection. Further, the side acceleration sensor only needs a one-axis acceleration sensor that detects only the left-right direction (Y-axis direction), and the communication IC in the ECU that receives the output from the side acceleration sensor is also one-axis compatible, which increases the cost. Can be suppressed.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず第1の実施形態の車両における側面衝突検出装置1は、図1に示すように、加速度センサ2,3,4によって側面衝突時の衝撃を検出するもので、加速度センサ2,3,4は、車室内前端よりも後方で、車幅方向で車体の両端付近に設けられるサイド加速度センサ2,3と、その間に配置される中央加速度センサ4とである。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. First, as shown in FIG. 1, the side
サイド加速度センサ2,3は、左右方向(Y軸方向)の1軸の加速度のみを検出するものを採用する。サイド加速度センサ2,3は、車体フレームに接合されるセンターピラー(Bピラー)に配置するのが望ましいが、その他、フロントピラー(Aピラー)、リアピラー(Cピラー)、さらには、その他のピラーに配置してもよい。第1の実施形態では、サイド加速度センサ2,3を車体フレームに接合されるセンターピラー(Bピラー)に配置する。
As the
中央加速度センサ4は、少なくとも左右方向(Y軸方向)の加速度を検出することができるものを採用する。中央加速度センサ4は、エアバッグの電子制御装置(ECU)に搭載される加速度センサを利用することができる。この中央加速度センサ4は、通常、車室内のフロアトンネルの前方に配置される。中央加速度センサ4は、エアバッグの電子制御装置(ECU)と一体であるのが望ましいが、これに限らず別体に設けてもよい。
The
側面衝突検出装置1には、各加速度センサ2,3,4から検出された左右方向の加速度信号に基づいて車両の側面衝突による乗員拘束装置5の作動を制御する制御部6が設けられる。この制御部6は、側面衝突時に、側面衝突側とは反対側のサイド加速度センサ及び/又は中央加速度センサ4により乗員拘束装置5の作動を制御する。この制御部6は、エアバッグ等の電子制御装置(ECU)7を利用することができる。
The side
図2に制御部のロジック回路である。制御部6は、メイン判定回路8とセーフィング判定回路9とを備えている。この検出ロジックは、図9に示す従来の検出ロジック回路図と比較して、従来の衝突側のCピラーの加速度センサの検出ロジック部分が図2の点線で囲まれたロジック部分10に置き換わっている。このロジック部分10では、反衝突側のサイド加速度センサを使った第1の検出ロジック11と、反衝突側のサイド加速度センサ2または3の左右方向(Y軸方向)での加速度入力(YG)と、ECU内の中央加速度センサ4の左右方向(Y軸方向)の加速度入力(YG)とを受けて、これらの反衝突側サイド加速度センサ2または3の左右方向(Y軸方向)の加速度(YG)と中央加速度センサ4の左右方向(Y軸方向)の加速度(YG)とで構成される二次元マップを用いて、入力値を閾値と比較し、エアバッグ等の展開条件を判定する二次元マップ判定用の第2の検出ロジック12とを備えている。他の検出ロジックは図9に示す従来の検出ロジックと同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。
FIG. 2 shows a logic circuit of the control unit. The
図2に示すロジック回路では、セーフィング判定回路9で車両に左右方向(Y軸方向)が加速度入力があれば、メイン判定回路とのAND条件でエアバッグを展開するか否かを判定する。メイン判定回路8において、例えば、右側のBピラーに側面衝突があった場合、その付近に位置する右側のサイド加速度センサ2に所定の加速度が検出されればBピラー付近で衝突があったものとしてエアバッグを展開する。
In the logic circuit shown in FIG. 2, if the vehicle has an acceleration input in the left-right direction (Y-axis direction) by the
一方、Bピラーのサイド加速度センサ2から入力された加速度が閾値に達しない場合でも、右側のCピラー付近に側面衝突があった可能性もあるため、図9に示す従来のCピラーサイド加速度センサに代わり、以下の検出ロジック部分10によりエアバッグの展開条件を判定する。すなわち、第1の検出ロジック11では、一次元的に反衝突側のBピラーのサイド加速度センサ3の加速度の入力値を読み込み閾値と比較する。反衝突側のサイド加速度センサ3の加速度が閾値を超えればCピラー付近で側面衝突があったものとしてエアバッグを展開する。
On the other hand, even if the acceleration input from the
Cピラー付近でリアポールやリアMDBと後席側で側面衝突した場合のエアバッグ展開要件の車速は例えば20km/h〜29km/hとする。反衝突側で加速度を検出するとき、その加速度の大きさは単純に車速に比例するので、例えば25km/hでリアポールやリアMDBと後席側で側面衝突した場合、前席のBピラー付近の反衝突側で検出される加速度は閾値を超え、エアバッグ展開条件となる。なお、衝突側のBピラーのサイド加速度センサ2の検出加速度が閾値に達しない車速は前席側での側面衝突(フロントMDB)で車速13km/h〜15km/h程度である。
The vehicle speed of the airbag deployment requirement when a side collision with the rear pole or rear MDB near the C pillar occurs on the rear seat side is, for example, 20 km / h to 29 km / h. When detecting the acceleration on the anti-collision side, the magnitude of the acceleration is simply proportional to the vehicle speed. For example, when a side collision occurs with the rear pole or rear MDB at the rear seat side at 25 km / h, The acceleration detected on the anti-collision side exceeds the threshold value and becomes an airbag deployment condition. The vehicle speed at which the acceleration detected by the
図4(a)は第1の検出ロジック11における反衝突側のBピラー付近のサイド加速度センサ3から得られる左右方向(Y軸方向)の加速度(縦軸)を時間軸(横軸)で表したものである。フロント(Fr)MDB(Movable Deformabl Barrier 衝突用移動台車)が前席側面に衝突したとき、衝突側のサイド加速度センサ2の左右方向(Y軸方向)の加速度が展開閾値に達していない車速(例えば、15km/h)で衝突した場合、反衝突側の加速度の大きさは単純に車速に比例するため、反衝突側のサイド加速度センサ3の左右方向(Y軸方向)の加速度も同様に閾値に達しない場合が多い。
FIG. 4A shows the acceleration (vertical axis) in the left-right direction (Y-axis direction) obtained from the
ただ、サイド加速度センサ3からの検出加速度の確実性が必ずしも良好ではない場合もあるため、さらに、第2の検出ロジック12の2次元マップを用いてエアバッグの展開要件を検出する。反衝突側のサイド加速度センサ3の左右方向(Y軸方向)の加速度と中央加速度センサ4の左右方向(Y軸方向)の加速度とを取り入れて2次元マップでマップ閾値と比較して閾値を超えるようであればエアバッグを展開するようにする。
However, since the certainty of the detected acceleration from the
図4(b)は第2の検出ロジック12における反衝突側のBピラー付近のサイド加速度センサ3から得られる左右方向(Y軸方向)の加速度(縦軸)と、ECUのサイド加速度センサ4から得られる左右方向(Y軸方向)の加速度との複合ロジックマップを示す。この第2の検出ロジック12では、フロント(Fr)MDBが車両の前席に側面衝突して、ECUの中央加速度センサ4の左右方向(Y軸方向)の加速度が大きくなる。図4(b)の点線で示す曲線となる。この場合、マップ閾値を超えないように設定する。リア(Rr)ポールやリアMDBと車両がCピラー付近の後席で側面衝突したとき、ECUの中央加速度センサ4の左右方向(Y軸方向)の加速度Gは慣性により減少し、かつ図3(b)に示すように回転による加速度Gが作用するため、そのY軸成分が相殺されて小さい値となる。図4(b)の実線で示す曲線となる。この第2の検出ロジック12では、ECUの中央サイド加速度4による検出加速度gが小さくても反衝突側のBピラーのサイド加速度センサ3の加速度が大きいときエアバッグが展開するようにする。
FIG. 4B shows the acceleration (vertical axis) in the left-right direction (Y-axis direction) obtained from the
図5は上記のエアバッグ(A/B)展開・非展開の要件を衝突側の左右方向(Y軸方向)の加速度、反衝突側の左右方向(Y軸方向)の加速度、ECU(中央加速度センサ)による左右方向(Y軸方向)の加速度の大きさで表したものである。エアバッグの展開要件では、車両の後席側面がリアポールにエアバッグが展開(ON)する程度の車速で側面衝突した場合、後席衝突側から離されたBピラーのサイド加速度センサ2には大/中の加速度が発生する(図3(a)参照)。反衝突側のBピラーのサイド加速度センサ3にも車速に比例した加速度が発生する。一方、ECU内の中央サイド加速度センサ4には、慣性によりとまり続けようとする加速度(図3(a)参照)と車両の重心を中心に図3(b)に示すように回転する回転加速度が発生し、両者が逆方向に働くため、ECUの中央加速度センサ4には小さい加速度が検出される。
FIG. 5 shows the above-described requirements for deployment / non-deployment of the airbag (A / B): acceleration in the lateral direction (Y-axis direction) on the collision side, acceleration in the lateral direction (Y-axis direction) on the anti-collision side, ECU (central acceleration) This is represented by the magnitude of acceleration in the left-right direction (Y-axis direction) by the sensor. In the airbag deployment requirement, when the rear side surface of the vehicle collides with the rear pole at a vehicle speed at which the airbag is deployed (ON), the
この現象は、エアバッグの展開要件として、車両の後席側面がリアMDBと側面衝突した場合も同様である。エアバッグ展開要件として表の2段目では、衝突側のBピラーのサイド加速度センサ2には左右方向で中の加速度、反衝突側のサイド加速度センサ3では左右方向で中程度の加速度が発生し、ECUの中央加速度センサには左右方向で小の加速度が検出された例を示す。
This phenomenon is the same as a case where the rear seat side surface of the vehicle collides with the rear MDB as a side requirement of the airbag. As the airbag deployment requirement, in the second row of the table, the
エアバッグの非展開要件の第1の例は、車両の前席側面にフロント(Fr)MDBがエアバッグ非展開(OFF)とする程度の車速(例えば、15km/h)で側面衝突した場合、前席衝突側のBピラーのサイド加速度センサ2には大の加速度が発生する(図3(c)参照)。反衝突側のBピラーのサイド加速度センサ3にも車速に比例した中/小の加速度が発生する。一方、ECUの中央サイド加速度センサ4には、回転加速度は発生しないが中程度の加速度が発生する。
The first example of the non-deployment requirement of the airbag is when a side collision occurs at a vehicle speed (for example, 15 km / h) at which the front (Fr) MDB is not deployed (OFF) on the front seat side surface of the vehicle, A large acceleration is generated in the
エアバッグの非展開要件の第2の例は、車両の後席側面にリア(Rr)MDBがエアバッグ非展開(OFF)とする程度の車速(例えば、15km/h)で側面衝突した場合である。この場合、Bピラーのサイド加速度センサ2には小の加速度が発生し、反衝突側のBピラーのサイド加速度センサ3にも車速に応じた小の加速度が発生する。また、中央サイド加速度センサ4には、小の加速度が発生する。
The second example of the non-deployment requirement of the airbag is when the rear (Rr) MDB collides with the rear seat side of the vehicle at a vehicle speed (for example, 15 km / h) at which the airbag is not deployed (OFF). is there. In this case, a small acceleration is generated in the
エアバッグの非展開要件の第3の例は、車両の前席ドアを強く閉めた場合である。この場合、ドア閉側のサイド加速度センサ2には中の加速度が発生し、反衝突側のBピラーのサイド加速度センサ3には非ドア側のため加速度が極小となり、中央サイド加速度センサ4でも同じく極小の加速度が発生する。
A third example of the non-deployment requirement of the airbag is a case where the front seat door of the vehicle is strongly closed. In this case, the middle acceleration is generated in the
図6はサイド加速度センサ2,3がBピラー付近に配置した車両において、車両の前席右側がエアバッグ非展開の車速でフロント(Fr)MDBに側面衝突したときの左右方向(Y軸方向)の加速度Aと、車両の後席右側がエアバッグ展開の車速でリア(Rr)ポールに側面衝突したときの左右方向(Y軸方向)の加速度Bとを比較した図である。
FIG. 6 is a vehicle in which the
上記の場合、衝突側のサイド加速度センサ2に入力される加速度A,Bはいずれも同じ値を示すことになる。したがって、制御部6では、車両側面のどこに衝突したものか、さらにはエアバッグ展開要件なのか非展開要件なのか判別がつかない。
In the above case, the accelerations A and B inputted to the
そこで、制御部6では、図6(b)に示すように、反衝突側のサイド加速度センサの左右方向(Y軸方向)の入力値を演算する。ここに現れる加速度は、単純に車速に比例するため、エアバッグ非展開の加速度はAの値となり、リアポール衝突時のエアバッグ展開条件の加速度はA値よりも大きいB値となる。
Therefore, the
より確実にエアバッグの展開・非展開要件を確認するため、中央加速度センサ4の加速度を演算する。図6(c)に示すように、フロント(Fr)MDB衝突時には中央加速度センサ4に発生する加速度がそのまま発生するのに対して、リア(Rr)ポール衝突時には図3(b)に示すように、回転加速度が逆方向に発生するので、左右方向(Y軸方向)の加速度が小さくなる。したがって、リアポール衝突時のエアバッグ展開条件の加速度Bは非展開の加速度Aよりも小さい値となる。このようなエアバッグの展開条件に従って図4の二次元マップを作成すればよい。
In order to confirm the deployment / non-deployment requirements of the airbag more reliably, the acceleration of the
このように、本実施形態では、車両の左右幅方向の両側にサイド加速度センサ2,3を1個づつ設け、また、ECU内で中央加速度センサ4を1個設ける。これらの加速度センサ2,3,4により、左右方向(Y軸方向)の加速度を検出する。この場合、従来、設置されていたCピラーのサイド加速度センサに要求されるエアバッグ展開要件(リアポール衝突、リアMDB衝突)と非展開要件(フロンドMDBのエアバッグ非展開車速およびドア強閉)の切り分けを、反衝突側のBピラー付近のサイド加速度センサ2,3とECUの中央加速度センサ4の左右方向(Y軸方向)の加速度で実施することになる。
Thus, in this embodiment, the
検出ロジックとしては、図2に示すように、(ア)反衝突側中央サイド加速度センサ2,3による単独ロジック、(イ)反衝突側中央サイド加速度センサ2,3とECUの中央加速度センサ4との複合ロジック、または、(ウ)上述の単独ロジックと複合ロジックのOR条件とすることができる。
As shown in FIG. 2, the detection logic includes (a) a single logic by the anti-collision side central
Bピラー付近にサイド加速度センサ2,3を設けた場合、(イ)反衝突側中央サイド加速度センサ2,3とECUの中央加速度センサ4との複合ロジックにおけるECUのY軸発生成分は小さければエアバッグ展開要件を満たすものとして判定を成立させる。図6(c)に示すように、リアポール衝突時には図3(b)に示すように、回転加速度が逆方向に発生するので、左右方向(Y軸方向)の加速度が小さくなるからである。
When the
上記実施形態では、サイド加速度センサ2,3を、車両の前後方向の中央(Bピラー)付近に設置した例を示したが、これに限らず、第2の実施形態として、車両の後方(Cピラー付近)にサイド加速度センサ2,3を設置することもできる。この場合、サイド加速度センサ2,3をリア(Rr)MDBによるエアバッグ非展開の車速とフロント(Fr)ポールあるいはフロントMDBのエアバッグ展開の車速との切り分けを、反衝突側のCピラー付近のサイド加速度センサ2,3とECUの中央加速度センサ4の左右方向(Y軸方向)の加速度で実施することになる。
In the said embodiment, although the example which installed the
検出ロジックとしては、上記第1の実施形態と同様であるが、反衝突側中央サイド加速度センサ2,3とECUの中央加速度センサ4との複合ロジックにおいては、ECUのY軸発生成分が大きければエアバッグ展開要件を満たし、判定が成立することになる。
The detection logic is the same as in the first embodiment, but in the combined logic of the anti-collision side central
図7はサイド加速度センサ2,3をCピラー付近に配置した第2の実施形態の車両において、車両の前席右側がエアバッグ展開の車速でフロント(Fr)ポールに側面衝突したときの左右方向(Y軸方向)の加速度Bと、車両の後席右側がエアバッグ非展開の車速でリア(Rr)MDBに側面衝突したときの左右方向(Y軸方向)の加速度Aとを比較した図である。
FIG. 7 shows the left and right direction when the right side of the front seat of the vehicle collides with the front (Fr) pole at the speed of the airbag deployment in the vehicle of the second embodiment in which the
上記の場合、衝突側のサイド加速度センサ2に入力される加速度A,Bはいずれも同じ値を示す場合がある。したがって、制御部6では、車両側面のどこに衝突したものか、さらにはエアバッグ展開要件なのか非展開要件なのか判別がつかない。そこで、制御部6では、図7(b)に示すように、反衝突側のサイド加速度センサ3の左右方向(Y軸方向)の入力値を検出して演算する。ここに現れる加速度Gは、単純に車速に比例するため、エアバッグ非展開の加速度はAの値となり、フロントポール衝突時のエアバッグ展開条件の加速度はA値よりも大きいB値となる。
In the above case, the accelerations A and B input to the collision
より確実にエアバッグの展開・非展開要件を確認するため、中央加速度センサ4の加速度を演算する。図7(c)に示すように、フロントポール衝突時には中央加速度センサ4に発生する加速度がそのまま発生するのに対して、リアMDB衝突時には車両の重心を中心として、回転加速度Gが逆方向に発生するので、中央加速度センサ4の左右方向(Y軸方向)の加速度がより小さくなる。このようなエアバッグの展開条件に従って二次元マップを作成すればよい。
In order to confirm the deployment / non-deployment requirements of the airbag more reliably, the acceleration of the
以上のとおり、上記2つの実施形態においては、側面衝突検出のためのサイド加速度センサを左右1個づつしてコストを低減することができる。また、従来通り、加速度センサはY軸方向の1軸で足り、センサを2軸化する必要がなくコストの増加を抑えることができる。 As described above, in the above two embodiments, it is possible to reduce the cost by using one side acceleration sensor for each side collision detection. Further, as in the past, the acceleration sensor only needs one axis in the Y-axis direction, and it is not necessary to make the sensor biaxial, so that an increase in cost can be suppressed.
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正・変更を加えることができるのは勿論である。 In addition, this invention is not limited to the said embodiment, Of course, many corrections and changes can be added within the scope of the present invention.
1 側面衝突検出装置
2 右側サイド加速度センサ
3 左側サイド加速度センサ
4 中央加速度センサ
5 エアバッグ等の乗員拘束装置
6 制御部
7 電子制御装置(ECU)
10 ロジック部分
11 第1の検出ロジック
12 第2の検出ロジック
DESCRIPTION OF
10
Claims (2)
前記加速度センサは、車室内前端中央付近に設けられた中央加速度センサと、車両の左右側面付近に1個づつ設けられたサイド加速度センサとを備え、
各加速度センサから検出された左右方向の加速度信号に基づいて車両の側面衝突による乗員拘束装置の作動を制御する制御部が設けられ、
前記制御部は、前記サイド加速度センサが設けられていない部分への側面衝突時に、側面衝突側とは反対側のサイド加速度センサ及び/又は前記中央加速度センサにより乗員拘束装置の作動を制御することを特徴とする側面衝突検出装置。 A side collision detection device that detects an impact at the time of a side collision by an acceleration sensor,
The acceleration sensor includes a central acceleration sensor provided near the center of the front end of the vehicle interior, and side acceleration sensors provided one by one near the left and right side surfaces of the vehicle,
A control unit is provided for controlling the operation of the occupant restraint device due to a side collision of the vehicle based on a lateral acceleration signal detected from each acceleration sensor,
The control unit controls the operation of the occupant restraint device by a side acceleration sensor opposite to a side collision side and / or the central acceleration sensor at the time of a side collision to a portion where the side acceleration sensor is not provided. A side collision detection device.
前記加速度センサは、車室内前端中央付近に設けられた中央加速度センサと、車両側面の前席付近に設けられたサイド加速度センサとを備え、
各加速度センサから検出された加速度信号に基づいて車両の側面衝突による乗員拘束装置の作動を制御する制御部が設けられ、
前記制御部は、前記サイド加速度センサが設けられていない部分への側面衝突時に、側面衝突側とは反対側のサイド加速度センサと前記中央加速度センサとにより乗員拘束装置の作動を制御することを特徴とする側面衝突検出装置。
A side collision detection device that detects an impact at the time of a side collision by an acceleration sensor,
The acceleration sensor includes a central acceleration sensor provided near the center of the front end of the vehicle interior, and a side acceleration sensor provided near the front seat on the side of the vehicle,
A control unit for controlling the operation of the occupant restraint device due to a side collision of the vehicle based on the acceleration signal detected from each acceleration sensor is provided,
The control unit controls the operation of the occupant restraint device by a side acceleration sensor opposite to a side collision side and the central acceleration sensor at the time of a side collision with a portion where the side acceleration sensor is not provided. Side collision detection device.
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