JP2019167296A - 固形製剤、及び服薬管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】それぞれの固形製剤について服薬すべき個人を特定可能とする手段の提供。【解決手段】服薬すべき個人が特定可能な固形製剤Tであって、表示されている製剤情報1に加えて、服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報2が印刷されていることを特徴とする固形製剤Tとした。【選択図】図1
Description
本発明は、服薬すべき個人を特定可能な固形製剤、及び服薬管理方法に関するものである。
近年は、錠剤やカプセル剤等の固形製剤には、製剤の種類や製造者を明示するための文字による製品名や会社ロゴ等(本明細書においては、「製剤情報」と定義する。)が印刷されているため、どのような薬であるのかを特定しやすくなり薬剤師による調剤過誤のリスクは低減される方向に向かっている。
一方、介護施設等では同時期に複数人が食事を行い、同時に服薬する事がある。このため、最近では各人が服薬する複数の固形製剤を一の袋に封止した一包化のニーズが高まっている。
特許文献1には、一包化した分包袋に服薬のタイミングと患者の氏名を印刷する事項が記載されている。
特許文献1:特開2016−126361号公報
しかしながら、介護者のミスや落下等で一包化の袋から取り出した錠剤等の固形製剤が他人の固形製剤と混じると、どの固形製剤がだれのものであるか分からなくなるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決して、それぞれの固形製剤について服薬すべき個人を特定可能とすることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、服薬すべき個人が特定可能な固形製剤であって、表示されている製剤情報に加えて、服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報が印刷されていることを特徴とする固形製剤を提供するものである。
この構成により、それぞれの固形製剤について服薬すべき個人を一目で特定可能とすることができる。
前記個人特定情報は、服薬すべき個人の名前である構成としてもよい。
この構成により、だれが見てもすぐに服薬すべき個人を特定することができる。
前記個人特定情報は、前記製剤情報の表示と重複しないように印刷されている構成としてもよい。
この構成により、個人特定情報と製剤情報との双方を特定することができる。
前記個人特定情報は、当該固形製剤の側面に印刷されている構成としてもよい。
この構成により、固形製剤の上面や下面の製剤情報の表示と重複しないように個人特定情報が印刷されていることで、個人特定情報と製剤情報との双方を特定することができる。
前記個人特定情報は、前記製剤情報の表示色とは異なる色で印刷されている構成としてもよい。
この構成により、個人特定情報と製剤情報とを明確に区別して特定することができる。
前記個人特定情報及び前記製剤情報に加えて、服薬タイミング情報が印刷されている構成としてもよい。
この構成により、薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐことができる。
また、上記課題を解決するために本発明は、服薬すべき個人が特定可能な固形製剤の服薬管理方法であって、表示されている製剤情報に加えて、調剤時に、服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報を当該固形製剤に印刷することを特徴とする服薬管理方法を提供するものである。
この構成により、それぞれの固形製剤について服薬すべき個人を特定可能とすることができる。特に、一包化作業等の調剤時に服薬すべき個人の個人特定情報を印刷することで、一包化の間違いや一包化の袋から固形製剤を取り出したときに他人の固形製剤と間違えるミスを防ぐことができる。
前記個人特定情報は、服薬すべき個人の名前である構成としてもよい。
この構成により、だれが見てもすぐに服薬すべき個人を特定することができる。
前記個人特定情報は、前記製剤情報の表示と重複しないように印刷する構成としてもよい。
この構成により、個人特定情報と製剤情報との双方を特定することができる。
前記個人特定情報は、当該固形製剤の側面に印刷する構成としてもよい。
この構成により、固形製剤の上面や下面に製剤情報が表示されていて隙間がない場合に、製剤情報の表示と重複しないように個人特定情報を印刷することができ、個人特定情報と製剤情報との双方を特定することができる。
前記個人特定情報は、前記製剤情報の表示色とは異なる色で印刷する構成としてもよい。
この構成により、個人特定情報と製剤情報とを明確に区別して特定することができる。
前記個人特定情報及び前記製剤情報に加えて、服薬タイミング情報を印刷する構成としてもよい。
この構成により、薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐことができる。
本発明の固形製剤、及び服薬管理方法により、それぞれの固形製剤について服薬すべき個人を特定可能とすることができる。
本発明の実施例1について、図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1における固形製剤を説明する図であり、(a)は製剤情報の表示に加えて個人特定情報が印刷されている錠剤の例、(b)は製剤情報の表示に加えて個人特定情報が印刷されている異形錠の例である。図2は、本発明の実施例1における服薬管理方法を説明する図である。
(固形製剤)
本発明においては、固形製剤を錠剤、異形錠、カプセル錠等の固形の製剤と定義する。また、固形製剤の一の主面を上面とし、その反対側の他の主面を下面と呼ぶ。さらに、上面及び下面に対して側周面となる面を側面と呼ぶこととする。
本発明においては、固形製剤を錠剤、異形錠、カプセル錠等の固形の製剤と定義する。また、固形製剤の一の主面を上面とし、その反対側の他の主面を下面と呼ぶ。さらに、上面及び下面に対して側周面となる面を側面と呼ぶこととする。
図1(a)は、錠剤を固形製剤Tとした場合を示し、図1(b)は、異形錠を固形製剤Tとした場合を示している。固形製剤Tには、製薬会社において印刷又は刻印により製剤情報1が表示されている。製剤情報1は製薬会社名、薬剤含有量、製剤名、識別コード等である。
この製剤情報1に重複しないように、服薬すべき個人を目視で特定可能な情報として個人特定情報2が製剤情報1の下方に並べて印刷されている。この個人特定情報2は主に一包化のときの調剤時に印刷されるが詳細は後述する。
実施例1においては、服薬すべき個人の名前が個人特定情報2として印刷されている。一例を示すと、氏名(例えば、「山田 一郎」)、氏のみ(例えば、「山田」)、又は、名のみ(例えば、「一郎」)が漢字、カタカナ、ひらがな、又はアルファベット等の文字で印刷される。
なお、実施例1においては、服薬すべき個人を目視で特定可能な名前が個人特定情報2として印刷されていることとしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、服薬すべき個人が日常的に特定のキャラクタを好み、第三者が当該キャラクタを見たときに当該個人をイメージできるような場合等は、当該キャラクタが個人特定情報2として印刷されていてもよい。また、同様に家紋やマークや四角形・三角形等の幾何形状であってもよいが、2次元バーコードやバーコード等の目視では特定不可能な情報は本発明には含まれない。すなわち、服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報2が印刷されていればよい。
図1(a)及び図1(b)の例においては、個人特定情報2として名前が印刷されている。いずれの場合も、製剤情報1に重複しないように、服薬すべき個人を特定する情報として名前が製剤情報1の下方に並べて目視で特定可能に印刷されている。
なお、実施例1においては、個人特定情報2が製剤情報1の下方に並べて印刷されているが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、製剤情報1の文字間が広く空いている場合は、この文字間を利用するように製剤情報1と一列に個人特定情報2が印刷されていてもよいし、製剤情報1に対して角度を成すように個人特定情報2が印刷されていてもよい。少なくとも個人特定情報2が目視で個人が特定可能に印刷されていればよい。また、好ましくは、製剤情報1と重複しないように個人特定情報2が印刷されていることが望ましい。これにより、製剤情報1と個人特定情報2との双方を特定することができる。
(服薬管理方法)
次に、服薬管理方法について、図2を参照しながら説明する。固形製剤Tは、薬局や病院の薬剤部等において、同時に服薬する複数の固形製剤Tを一の袋に封入(一包化)して患者に処方することが行われている。これにより飲み間違いを防ぐことができるようになっている。
次に、服薬管理方法について、図2を参照しながら説明する。固形製剤Tは、薬局や病院の薬剤部等において、同時に服薬する複数の固形製剤Tを一の袋に封入(一包化)して患者に処方することが行われている。これにより飲み間違いを防ぐことができるようになっている。
一方、介護施設等では同時期に複数人が食事を行い同時に服薬する事がある。その際に、介護者のミスや落下等で一包化の袋から取り出した錠剤等の固形製剤が他人の固形製剤と混じると、どの固形製剤がだれのものであるか分からなくなるという問題がある。
このため、本発明の実施例1においては、薬局や病院の薬剤部等で行われる一包化作業で袋に封入する前の調剤時に固形製剤Tに服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報2を印刷する。実施例1においては、目視で個人を特定可能な個人特定情報2として名前を印刷する。
なお、実施例1においては、服薬すべき個人を目視で特定可能な名前を個人特定情報2として印刷することとしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、服薬すべき個人が日常的に特定のキャラクタを好み、第三者が当該キャラクタを見たときに当該個人をイメージできるような場合等は、当該キャラクタを個人特定情報2として印刷してもよい。また、同様に家紋やマークや四角形・三角形等の幾何形状を個人特定情報2として印刷してもよいが、2次元バーコードやバーコード等の目視では特定不可能な情報は本発明には含まれない。すなわち、服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報2を印刷すればよい。
なお、実施例1においては、一包化作業の調剤時に固形製剤Tに個人特定情報2を印刷することとしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、一包化作業ではない調剤時に固形製剤Tに個人特定情報2を印刷してもよい。
固形製剤Tには、インクジェットヘッド11から吐出される可食インクにより印刷される。インクジェットヘッド11は図2の奥行き方向(y方向)に複数のノズルを備えていて一列に可食インクを吐出することができる。
固形製剤Tは載置台13に下面を下にして載置する。載置台13はx方向に移動可能で、インクジェットヘッド11からy方向に一列に可食インクを吐出するとともに、同期して載置台13をx方向に移動させることにより、固形製剤Tの上面に2次元に個人特定情報2を印刷することができる。載置台1の移動とインクジェットヘッド11の各ノズルからの可食インクの吐出とは、制御部12で同期制御させることができる。
印刷する個人特定情報2は、既に表示されている製剤情報1に重複しないように位置決めして印刷することが好ましい。そのため、制御部12にて印刷位置を指定する。制御部12はパソコンからなり画面をみながら印刷位置を指定するように構成されている。その際、図示しないカメラで載置台13に載置された固形製剤Tの上面を撮像して、画面上で製剤情報1と重複しないように個人特定情報2を印刷する位置や角度を指定する。
また、カメラで撮像した画像を処理して製剤情報1の表示位置を自動認識し、重複しないように個人特定情報2を印刷する位置や角度を自動決定するように構成してよい。
なお、実施例1においては、製剤情報1と重複しないように個人特定情報2を印刷する位置や角度を指定するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、製剤情報1と個人特定情報2とが多少重複しても服薬すべき個人を目視で特定可能である位置、角度を指定するようにしてもよい。
また、実施例1においては、制御部12をパソコンで構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、パソコン以外の制御回路と表示装置を組み合わせて構成してもよいし、スマホのような携帯端末で構成してもよい。
さらに、実施例1においては、インクジェットヘッド11からy方向に一列に可食インクを吐出するとともに、同期して載置台13をx方向に移動させるように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、インクジェットヘッド11からx方向に一列に可食インクを吐出するとともに、同期して載置台13をy方向に移動させるように構成してもよいし、インクジェットヘッド11からy方向に一列に可食インクを吐出するとともに、インクジェットヘッド11をx方向に移動させるように構成してもよい。
また、実施例1においては、インクジェットヘッド11から可食インクを吐出して固形製剤Tに印刷するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、スクリーン印刷で可食インクを固形製剤Tに印刷するように構成してもよく、任意の方法で固形製剤Tに印刷すればよい。
このように実施例1においては、服薬すべき個人が特定可能な固形製剤であって、表示されている製剤情報に加えて、服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報が印刷されていることを特徴とする固形製剤により、それぞれの固形製剤について服薬すべき個人を特定可能とすることができる。
また、服薬すべき個人が特定可能な固形製剤の服薬管理方法であって、表示されている製剤情報に加えて、調剤時に、服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報を当該固形製剤に印刷することを特徴とする服薬管理方法により、それぞれの固形製剤について服薬すべき個人を特定可能とすることができる。
本発明における実施例2は、個人特定情報が固形製剤の側面に印刷されている点で実施例1と異なっている。実施例2について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例2における固形製剤を説明する図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
実施例2における固形製剤Tの上面には、図3(a)に示すように、製剤情報1に加えて別の製剤情報3が製薬会社にて表示されている。また、図3(b)に示すように固形製剤Tの側面に個人特定情報2として服薬すべき個人の名前が印刷されている。これは、固形製剤Tの上面には製剤情報1と製剤情報3の間に割線が設けられているため、上面には個人特定情報2が印刷されるスペースが少ないためである。
このように、固形製剤Tの上面に製剤情報1及び製剤情報3が表示され、これらに重複しないように側面に服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報2である名前が印刷されているため、製剤情報1及び製剤情報3を特定可能であるとともに、個人特定情報2により服薬すべき個人が目視で特定可能である。また、個人特定情報2として名前が印刷されていることにより、だれが見てもすぐに服薬すべき個人を特定することができる。
また、実施例2においても、個人特定情報2として名前が印刷されている構成としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、日頃から個人が好んでいて当該個人を特定可能なキャラクタ、家紋、マーク、又は幾何的形状を印刷するように構成してもよい。
固形製剤Tの側面に個人特定情報2を印刷する場合は、載置台13において固形製剤Tをz方向に立てて側面がインクジェットヘッド11に向くように載置して実施例1と同様に、インクジェットヘッド11におけるy方向に配列された各ノズルからそれぞれ可食インクを吐出するとともに、同期して載置台13をx方向に移動させて個人特定情報2を印刷するようにして、実施例2における服薬管理方法を構成することができる。
或は、載置台13において固形製剤Tを立て、上面及び下面がx方向を向き、側面がインクジェットヘッド11(すなわちz方向)に向くように載置して、インクジェットヘッド11におけるx方向に配列された各ノズルからそれぞれ可食インクを吐出するとともに、同期し回転軸がずれないようにして固形製剤Tを回転するように構成してもよい。
このように実施例2においては、固形製剤Tの側面に個人特定情報2を印刷することにより、固形製剤の上面や下面における製剤情報の表示と重複しないため、個人特定情報と製剤情報との双方を特定することができる。
本発明における実施例3は、個人特定情報が固形製剤の下面に印刷されている点で実施例1と異なっている。
つまり、実施例3においては、個人特定情報2として服薬すべき個人の名前が固形製剤Tの下面に印刷されている。これは、固形製剤Tの上面には製剤情報1と製剤情報3の間に図示しない割線が設けられているため、上面には個人特定情報2が印刷されるスペースが少ないためである。実施例3においても製剤情報1及び製剤情報3と個人特定情報2とを特定することができる。また、個人特定情報2として名前が印刷されていることにより、だれが見てもすぐに服薬すべき個人を特定することができる。
固形製剤Tの下面に個人特定情報2を印刷するために、載置台13において固形製剤Tの下面がインクジェットヘッド11に向くように載置して実施例1、2と同様に、インクジェットヘッド11の各ノズルから可食インクを吐出するとともに、同期して載置台13をx方向に移動させて個人特定情報2を印刷するようにして、実施例3における服薬管理方法を構成することができる。
このように、固形製剤Tの上面に製剤情報1及び製剤情報3が表示され、これらに重複しないように下面に服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報2として名前が印刷されているため、製剤情報1及び製剤情報3を特定可能であるとともに、個人特定情報2により服薬すべき個人が目視で特定可能である。
また、実施例3においても、個人特定情報2として名前が印刷されている構成としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、日頃から個人が好んでいて当該個人を特定可能なキャラクタ、家紋、マーク、又は幾何的形状を印刷するように構成してもよい。
このように実施例3においては、固形製剤Tの下面に個人特定情報2を印刷することにより、固形製剤の上面や側面に印刷された製剤情報の表示と重複しないように個人特定情報を印刷されているため、個人特定情報と製剤情報との双方を特定することができる。
本発明における実施例4は、個人特定情報が製剤情報の表示色とは異なる色で印刷されている点で、実施例1〜3と異なっている。
実施例4における固形製剤Tの表面は白色であり、製剤情報1は黒色で印刷され表示されている。この黒色の製剤情報1とは異なる赤色で個人特定情報2が印刷されている。これにより、個人特定情報2と製剤情報1とが多少重複したとしても双方を明確に区別して特定することができる。
実施例4における服薬管理方法としては、インクジェットヘッド11に赤色の可食インクを充填して印刷すればよい。或は、黒色の可食インクが充填されたインクジェットヘッド11に並べて黒色の可食インクが充填されたインクジェットヘッド11を設け、制御部12にて赤色の可食インクを吐出するように指示を出すようにしてもよい。
なお、実施例4においては、製剤情報1の表示色とは異なる色として赤色で個人特定情報2を印刷されているように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、青色や黄色等任意の色で印刷されているように構成してもよい。
また、実施例4においては、固形製剤Tの表面は白色としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、オレンジ色としてもよいし、水色としてもよい。
このように、実施例4においては、個人特定情報が製剤情報の表示色とは異なる色で印刷されているようにしたことで、個人特定情報と製剤情報とを明確に区別して特定することができる。
本発明における実施例5は、個人特定情報の印刷、及び製剤情報の表示に加えて固形製剤に服薬タイミング情報が印刷されている点で実施例1〜4と異なる。実施例5について図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施例5における固形製剤を説明する図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である
図4(a)に示すように、固形製剤Tの上面には製剤情報1が表示されるとともに、「夕食後」という服薬タイミング情報4が製剤情報1と並べて印刷されている。また、図4(b)に示すように固形製剤Tの側面には個人特定情報2が印刷されている。これにより、製剤情報1及び個人特定情報2に加えて服薬タイミング情報4を視認することができ、薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐことができる。
なお、実施例5においては、固形製剤Tの上面に製剤情報1の表示と服薬タイミング情報4の印刷、及び固形製剤Tの側面に個人特定情報2の印刷が施されているように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、固形製剤Tの上面に製剤情報1の表示と個人特定情報2の印刷、及び固形製剤Tの側面に服薬タイミング情報4の印刷がされていてもよいし、固形製剤Tの上面に製剤情報1の表示、固形製剤Tの下面に個人特定情報2の印刷、及び固形製剤Tの側面に服薬タイミング情報4の印刷がされていてもよい。つまり、個人特定情報の印刷、及び製剤情報の表示に加えて、任意の面に服薬タイミング情報4が印刷されていればよい。
また、服薬タイミング情報4としては、「夕食後」の他に、「朝食後」や「昼食後」としてもよいし、単に「朝」、「昼」、又は「夜」としてもよい。さらに、「12時」「6時半」というように服薬時間が印刷されているようにしてもよい。
さらに、「〇月△日」というように服薬の月日が印刷されているようにしてもよいし、「〇月△日□時」というように服薬の月日及び時間が印刷されているようにしてもよい。
つまり服薬するタイミングを適切な表現で印刷すればよい。
つまり服薬するタイミングを適切な表現で印刷すればよい。
このように、実施例5においては、個人特定情報の印刷、及び製剤情報の表示に加えて固形製剤に服薬タイミング情報が印刷されているようにしたことにより、薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐことができる。
本発明における固形製剤、及び服薬管理方法は、固形製剤の服薬管理の分野に幅広く適用することができる。
1:製剤情報 2:個人特定情報 3:製剤情報 4:服薬タイミング情報 T:固形製剤 11:インクジェットヘッド 12:制御部 13:載置台
Claims (12)
- 服薬すべき個人が特定可能な固形製剤であって、表示されている製剤情報に加えて、服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報が印刷されていることを特徴とする固形製剤。
- 前記個人特定情報は、服薬すべき個人の名前であることを特徴とする請求項1に記載の固形製剤。
- 前記個人特定情報は、前記製剤情報の表示と重複しないように印刷されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の固形製剤。
- 前記個人特定情報は、当該固形製剤の側面に印刷されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固形製剤。
- 前記個人特定情報は、前記製剤情報の表示色とは異なる色で印刷されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の固形製剤。
- 前記個人特定情報及び前記製剤情報に加えて、服薬タイミング情報が印刷されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の固形製剤。
- 服薬すべき個人が特定可能な固形製剤の服薬管理方法であって、表示されている製剤情報に加えて、調剤時に、服薬すべき個人を目視で特定可能な個人特定情報を当該固形製剤に印刷することを特徴とする服薬管理方法。
- 前記個人特定情報は、服薬すべき個人の名前であることを特徴とする請求項7に記載の服薬管理方法。
- 前記個人特定情報は、前記製剤情報の表示と重複しないように印刷することを特徴とする請求項7又は8に記載の服薬管理方法。
- 前記個人特定情報は、当該固形製剤の側面に印刷することを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の服薬管理方法。
- 前記個人特定情報は、前記製剤情報の表示色とは異なる色で印刷することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の服薬管理方法。
- 前記個人特定情報及び前記製剤情報に加えて、服薬タイミング情報を印刷することを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の固形製剤。
Priority Applications (2)
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