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JP2019144603A - 紙葉類識別装置及び紙葉類識別方法 - Google Patents

紙葉類識別装置及び紙葉類識別方法 Download PDF

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JP2019144603A
JP2019144603A JP2016130727A JP2016130727A JP2019144603A JP 2019144603 A JP2019144603 A JP 2019144603A JP 2016130727 A JP2016130727 A JP 2016130727A JP 2016130727 A JP2016130727 A JP 2016130727A JP 2019144603 A JP2019144603 A JP 2019144603A
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広樹 尾地
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友彦 糟谷
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和弘 大松
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Abstract

【課題】より様々な要求に対応可能な紙葉類識別装置及び紙葉類識別方法を提供する。【解決手段】搬送される紙葉類の識別処理を行う紙葉類識別装置であって、標準識別部と、オプション識別部が着脱され得るオプション着脱部とを備え、前記標準識別部は、少なくとも光学ラインセンサを含む標準センサ部と、前記標準センサ部を制御し、かつ、前記標準センサ部の出力に基づいて前記紙葉類の種類を識別する標準制御部とを含み、前記オプション識別部は、前記標準センサ部と異なるセンシングを行うオプションセンサ部と、前記オプションセンサ部を制御するオプション制御部とを含むことを特徴とする紙葉類識別装置である。【選択図】図2

Description

本発明は、紙葉類識別装置及び紙葉類識別方法に関する。より詳しくは、様々な紙幣の識別に好適な紙葉類識別装置及び紙葉類識別方法に関するものである。
現在、紙葉類識別装置は、使用される国毎の要求に対応するために、複数のセンサを搭載し、各国の紙葉類を識別している。しかしながら、今後、国によっては、搭載されたこれらのセンサでは検知の困難なセキュリティ要素や損傷の検知を要求されることが考えられる。
このような要求に関する技術としては、例えば、特許文献1には、基本的な性能を担う本体部と、紙幣鑑別装置の種別毎に要求される拡張機能を実現する着脱部とからなる紙幣鑑別装置が開示されており、本体部は、紙葉類に対して第1のセンシング動作を行う本体部センサ部を備え、着脱部は、紙葉類に対して第2のセンシング動作を行う着脱部センサ部を備え、かつ、本体部に対して着脱可能に構成されている。
特許文献2には、出金時に紙幣を識別部に通過させなくとも確実に識別して放出動作することが可能な放出搬送路の短縮を図った紙幣識別装置が開示されており、該紙幣識別装置は、識別部の外部位置で紙幣の識別データを取得する外部識別データ取得手段を備えている。
特開2015−82298号公報 特許第3622452号明細書
しかしながら、特許文献1の紙幣鑑別装置では、第1及び第2のセンシング動作により得られるセンシング結果に基づいて、同じ制御部が紙幣の鑑別動作を実行する。そのため、例え各国の要求に応じるべく新たに着脱部を用意して識別能力を拡張しようとしたとしても、その着脱部を制御すべき制御部が対応できず、結局、各国の要求に対応できない場合がある。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、より様々な要求に対応可能な紙葉類識別装置及び紙葉類識別方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、搬送される紙葉類の識別処理を行う紙葉類識別装置であって、標準識別部と、オプション識別部が着脱され得るオプション着脱部とを備え、前記標準識別部は、少なくとも光学ラインセンサを含む標準センサ部と、前記標準センサ部を制御し、かつ、前記標準センサ部の出力に基づいて前記紙葉類の種類を識別する標準制御部とを含み、前記オプション識別部は、前記標準センサ部と異なるセンシングを行うオプションセンサ部と、前記オプションセンサ部を制御するオプション制御部とを含むことを特徴とする紙葉類識別装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記標準識別部は、前記標準センサ部によって前記紙葉類の媒体情報を取得し、前記オプション制御部は、前記標準識別部によって取得された前記媒体情報に基づいて前記オプションセンサ部を制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記オプション識別部は、前記標準識別部から離れた状態で前記オプション着脱部に取り付け可能であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記標準識別部から離れた状態で前記オプション着脱部に取り付け可能な前記オプション識別部は、前記オプションセンサ部を複数含み、前記複数のオプションセンサ部のうちの最も上流側に位置するオプションセンサ部は、前記紙葉類の搬送状態を検出することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記オプション制御部は、前記オプションセンサ部の出力に基づいて前記紙葉類の真偽及び正損の少なくとも一方を判別することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記標準制御部は、前記標準センサ部の出力に基づいて前記紙葉類の真偽及び正損の少なくとも一方を判別することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記オプションセンサ部は、超音波センサ、光学センサ、磁気センサ、変位センサ及び静電容量センサからなる群より選択される少なくとも一つのセンサを含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記オプション着脱部に取り付けられた前記オプション識別部を更に備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記オプション識別部を備えず、前記オプション着脱部に取り付けられた搬送部を更に備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記オプション識別部は、前記オプションセンサ部を複数含み、前記複数のオプションセンサ部は、前記オプション着脱部に取り付け可能であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数のオプションセンサ部は、互いに異なるセンシングを行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数のオプションセンサ部は、互いに異なるセンサを含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数のオプションセンサ部の寸法は、前記紙葉類の搬送方向において、互いに同じであることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数のオプションセンサ部は、前記オプション着脱部の同じ個所に取り付け可能であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数のオプションセンサ部は、前記オプション着脱部に並んで取り付け可能であることを特徴とする。
また、本発明は、搬送される紙葉類の識別処理を行う紙葉類識別方法であって、少なくとも光学ラインセンサを含む標準センサ部を、標準制御部によって制御するステップと、前記標準センサ部の出力に基づいて、前記標準制御部によって前記紙葉類の種類を識別するステップと、前記標準センサ部と異なるセンシングを行う複数のオプションセンサ部の中から選択された少なくとも1つのオプションセンサ部を、オプション制御部によって制御するステップとを備えることを特徴とする紙葉類識別方法である。
本発明の紙葉類識別装置及び紙葉類識別方法によれば、より様々な要求に対応することができる。
本発明の実施形態1に係る紙葉類処理装置の斜視模式図である。 本発明の実施形態1に係る紙葉類識別装置の斜視模式図である。 本発明の実施形態1に係る紙葉類識別装置の断面模式図である。 本発明の実施形態1に係る紙葉類識別装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態1に係る紙葉類識別装置における搬送路の幅とセンサの読み取り幅との関係を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る紙葉類識別装置における搬送路の幅とセンサの読み取り幅との別の関係を示す平面模式図である。 本発明の実施形態2に係る紙葉類識別装置の斜視模式図である。 本発明の実施形態2に係る紙葉類識別装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態3に係る紙葉類識別装置の断面模式図である。
(実施形態1)
以下、図面を参照して、本発明に係る紙葉類識別装置及び紙葉類識別方法の好適な実施形態を詳細に説明する。本実施形態に係る紙葉類識別装置及び紙葉類識別方法は、紙葉類処理装置内で、搬送される紙葉類の種類や真偽等の識別処理を行うために利用される。
図1に示すように、本実施形態に係る紙葉類処理装置100は、テーブル上に設置して利用する小型の紙幣処理装置であり、紙葉類の識別処理を行う紙葉類識別装置(図示せず)と、処理対象の複数の紙葉類が積層状体で載置されるホッパ101と、ホッパ101から筐体110内に繰り出された紙葉類が偽券等のリジェクト紙幣であった場合に該リジェクト紙幣が排出される2つのリジェクト部102と、オペレータからの指示を入力するための操作部103と、筐体110内で種類(紙幣の場合は金種)や真偽が識別された正常な紙葉類を分類して集積するための4つのスタッカ部106と、紙葉類の識別計数結果や各スタッカ部106の集積状況等の情報を表示するための表示部105とを有している。ホッパ101から筐体110内部に1枚ずつ繰り出された紙葉類が搬送路に沿って搬送されて、紙葉類識別装置によって識別処理される。偽券又は真偽不確定券と判断された紙葉類は、リジェクト部102に返却されてもよいし、いずれかのスタッカ部106に収納されてもよい。
紙葉類の種類は特に限定されず、例えば、紙幣や商品券、小切手、有価証券、カード状媒体等が挙げられる。また、紙幣に用いられる紙は、植物繊維を素材にした紙が主流だが、耐久性や耐水性、セキュリティ性等の向上を目的として、合成繊維を素材とした合成紙や、合成樹脂のシートであるポリマーシートが用いられてもよい。ポリマーシートから作られた紙幣は、ポリマー紙幣と呼ばれる。
図2〜4に示すように、本実施形態に係る紙葉類識別装置10は、標準識別部15と、オプション識別部16が着脱され得るオプション着脱部12とを備えており、本実施形態では、オプション着脱部12にオプション識別部16が取り付けられている。紙葉類1は、前段(ホッパ101)から標準識別部15及びオプション識別部16の順に、又は、後段からオプション識別部16及び標準識別部15の順に、通過するように搬送される。以下、前段(上流)から後段(下流)に向かって搬送される方向を正搬送方向、後段(下流)から前段(上流)に向かって搬送される方向を逆搬送方向とも言う。標準識別部15は、紙葉類1が正搬送方向及び逆搬送方向のいずれの方向に搬送される場合も紙葉類1の識別処理が可能なように構成されているが、オプション識別部16については、紙葉類1が正搬送方向に搬送される場合のみに紙葉類1の識別処理が可能なように構成されている。
後述する標準識別部15及びオプション識別部16に含まれる各センサによって、搬送される紙葉類1が搬送方向に走査され、各センサによって得られた紙葉類1に関する情報(以下、紙葉類情報とも言う。)に基づいて、紙葉類識別装置10による紙葉類1の識別処理が行われる。紙葉類識別装置10(標準識別部15及びオプション識別部16)による識別処理の内容は特に限定されず、例えば、紙葉類1の種類(紙幣の場合は金種)の識別、紙葉類1の真偽や正損の判定、紙葉類1の向きや表裏の判定、紙葉類1の外形情報や通過位置情報の取得、紙葉類1に印字された数字、文字等の記号の読み取りといった各種機能が挙げられる。
標準識別部15は、タイミングセンサ21と、赤外光、可視光等の複数種類の光を照射して紙葉類1の光学特性を計測し、紙葉類1の光学画像情報を取得する光学ラインセンサ22と、紙葉類1の厚みを計測する厚み検知センサ23と、紙葉類1の磁気特性を計測する磁気センサ24とを含む標準センサ部20を有している。各センサ21、22、23、24は、標準制御部17に接続されており、標準制御部17は、搭載機である紙葉類処理装置100に接続されている。また、標準センサ部20には、搬送路11を紙葉類1が移動できるように、搬送手段として複数のローラ25が設けられおり、ローラ25は、モータ等の図示しない駆動装置で駆動される。
タイミングセンサ21は、標準センサ部20に順次搬入されてくる紙葉類1を検出し、標準センサ部20及びオプションセンサ部30における紙葉類1の測定開始のタイミングを決定するための紙葉類突入検出信号を生成する。タイミングセンサ21としては、通常、光反射型又は光透過型の光センサが用いられるが、機械的に紙葉類1の通過を検出するセンサや超音波を用いたセンサ等を設けてもよい。
標準識別部15は、標準センサ部20の各センサ21、22、23、24を制御する標準制御部17を更に有している。標準制御部17は、例えば、各種の処理を実現するためのソフトウェアプログラムと、当該ソフトウェアプログラムを実行するCPU(中央処理装置)と、当該CPUによって制御される各種ハードウェアと、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理デバイス、揮発性又は不揮発性のメモリやハードディスク等の記憶装置で構成された記憶部と、これらが実装される基板等によって構成されている。各部の動作に必要なソフトウェアプログラムやデータの保存には、記憶部や、別途専用に設けられたRAMやROM等のメモリやハードディスク等が利用される。記憶部は、その他、標準制御部17による識別処理に利用される各種のテンプレート(例えば基準画像データ等)や閾値を記憶するために利用される。
標準制御部17は、各センサ21、22、23、24のセンシングのタイミングを制御し、各センサ21、22、23、24の出力データ(出力信号)を採取する、すなわち読み出す。また、必要に応じて、採取した出力データに対して増幅、ノイズ除去、A/D変換(デジタル化)、画像化、画像補正等の各種データ処理を行い、標準識別部15の記憶部に保存する。
標準制御部17は更に、このようにしてセンサ21、22、23及び24から取得したデータに基づいて、紙葉類1の識別処理を行う。なお、識別処理については、紙幣処理装置の分野で一般的な技術であるため詳細な説明は省略する。
オプション識別部16は、センサ31及びアンプ基板32を各々含む1以上のオプションセンサ部30と、各オプションセンサ部30のセンサ31を制御し、かつ、各オプションセンサ部30のセンサ31の出力に基づいて紙葉類1の識別処理を行うオプション制御部18とを含んでいる。各センサ31は、対応するアンプ基板32に接続されており、各アンプ基板32は、オプション制御部18に接続されており、オプション制御部18は、標準制御部17及び/又は紙葉類処理装置100に接続されている。
オプションセンサ部30は、同一形状でユニット化されており、各オプションセンサ部30の寸法は、紙葉類1の搬送方向において同じ寸法に設計されている。また、複数のオプションセンサ部30は、オプション着脱部12の同じ個所に取り付け可能なように形成されている。更に、複数のオプションセンサ部30は、紙葉類1の搬送方向において並んだ状態でオプション着脱部12に取り付け可能なように形成されている。
各オプションセンサ部30は、紙葉類1の搬送方向と直交する方向に長い略直方体状の2つの筺体33及び34が搬送路11を挟んで互いに対向配置された構造を有している。各センサ31は、筺体33及び34の少なくとも一方に設けられており、各アンプ基板32は、筺体33に設けられている。また、各オプションセンサ部30には、搬送路11を紙葉類1が移動できるように、搬送手段として複数のローラ35が設けられおり、ローラ35は、モータ等の図示しない駆動装置で駆動される。紙葉類1は、ローラ35によって筺体33及び34の間を搬送されていく。
1以上のオプションセンサ部30は、複数のオプションセンサ部30から任意に選択されてオプション着脱部12に取り付けられたものである。オプションセンサ部30は、標準識別部15の後段(下流)に、標準識別部15に近接して配置されている。複数のオプションセンサ部30を用いる場合は、これらのオプションセンサ部30が標準識別部15に連なって配置される。
オプション着脱部12は、金属板等の平板部13から構成されており、この平板部13に各オプションセンサ部30の筺体34がビス等の取付部材14によって取り付けられることによって、オプション着脱部12にオプション識別部16が取り付けられている。標準識別部15もまた、平板部13に取付部材14によって取り付けられている。オプション制御部18は、いずれかのオプションセンサ部30、好ましくは標準識別部15の最も近くに配置されたオプションセンサ部30(その筺体33)に取り付けられている。
メンテナンスを容易にするために、各筺体33の長手方向の端部は、対応する筺体34の対向する端部に回転可能に支持されており、これにより、各筺体33は、この端部を軸にして開閉することができる。
複数のオプションセンサ部30は、互いに異なる紙葉類情報を検知可能なように構成されている。複数のオプションセンサ部30は、同じセンサ31を有する複数のオプションセンサ部30を含んでいてもよいが、互いに異なるセンサ31を有することが好ましい。これにより、複数のオプションセンサ部30によって、互いに異なるセンシングを行うことが容易となり、種々の紙葉類情報を容易に検知することができる。
複数のオプションセンサ部30が有するセンサ31の種類は特に限定されないが、例えば、超音波センサ、光学センサ、磁気センサ、変位センサ及び静電容量センサが好適な例として挙げられる。なお、センサ31としての磁気センサは、通常、上記磁気センサ24とは異なる紙葉類情報を検知可能なように構成されたものである。超音波センサによれば、紙葉類1の破れを検知することが可能である。光学センサによれば、蛍光検知、燐光検知、特殊インク検知、及び/又は、スペクトル検知が可能である。磁気センサによれば、磁気センサ24と異なる解像度のデータの採取、金属材質検知、及び/又は、磁性検知が可能である。変位センサによれば、紙葉類の厚み検知が可能であり、より詳細には、テープ検知、及び/又は、2枚重ね搬送検知が可能である。静電容量センサによれば、異物貼付け検知、ヘタリ(コシ)検知、及び/又は、吸水状態検知が可能である。
また、オプションセンサ部30は、標準センサ部20と異なるセンシングを行う。すなわち、オプションセンサ部30の各センサ31は、標準センサ部20の各センサ21、22、23、24と異なるセンシングを行い、各センサ21、22、23、24と異なる紙葉類情報を検知する。
各アンプ基板32には、対応するセンサ31の入力信号(駆動信号)を発生する駆動回路と、対応するセンサ31の出力信号に対して増幅、ノイズ除去、A/D変換(デジタル化)等の各種データ処理を行う回路とが実装されている。
オプション制御部18は、例えば、各種の処理を実現するためのソフトウェアプログラムと、当該ソフトウェアプログラムを実行するCPUと、当該CPUによって制御される各種ハードウェアと、FPGA等の論理デバイス、揮発性又は不揮発性のメモリやハードディスク等の記憶装置で構成された記憶部と、これらが実装される基板等によって構成されている。各部の動作に必要なソフトウェアプログラムやデータの保存には、記憶部や、別途専用に設けられたRAMやROM等のメモリやハードディスク等が利用される。記憶部は、その他、オプション制御部18による識別処理に利用される各種のテンプレート(例えば基準画像データ等)や閾値を記憶するために利用される。
オプション制御部18は、標準制御部17から紙葉類情報を受け取り、該情報に基づいてオプションセンサ部30を制御する。まず、オプション制御部18には、標準制御部17から、タイミングセンサ21による紙葉類突入検出信号に基づく媒体突入情報が送信される。オプション制御部18は、この媒体突入情報に基づいて、各センサ31のセンシングのタイミングを制御する。そして、オプション制御部18は、各センサ31の出力データ(出力信号)を採取する、すなわち読み出す。このとき、オプション制御部18が無条件に各センサ31の検出面全面の情報を採取すると、好ましくない場合がある。例えば、センサ31として超音波センサを用いた場合に、紙葉類1の端部に対して超音波を送信すると、余分なノイズ成分を受信し、所望の信号情報が得られなくなることがある。したがって、紙葉類1の端部に対しては超音波を送信することは好ましくない。このように、各オプションセンサ部30のセンサ31の検出面には紙葉類1を検出したくない箇所が存在する場合がある。また反対に、該検出面の特定の箇所だけを検出したい場合もある。
そこで、本実施形態では、予め光学ラインセンサ22等の標準識別部15のセンサによる媒体情報をオプション制御部18に持たせておき、必要に応じてオプション制御部18の各センサ31をピンポイントで制御する。これにより、余分なノイズを除去したり、余分な処理時間をかけずに重点的に得たい信号情報だけを検出したりすることができる。なお、上記媒体情報としては、特に限定されず、例えば、種類(紙幣の場合は金種)、方向、真偽、形状、厚み、これらの情報を組み合わせたものが挙げられる。これらの媒体情報は、標準制御部17からオプション制御部18に対して、一括して送信されてもよいし、分割して送信されてもよい。
以下、制御例を示す。
(1)標準識別部15の光学ラインセンサ22(一例)で媒体情報を得る。
(2)得られた媒体情報を、該当する媒体IDとともに、オプション制御部18にリアルタイム送信する。
(3)オプション制御部18は、受信した媒体情報に基づいて、各アンプ基板32を介して、各センサ31の制御、及び、各センサ31からのデータ採取を行う。
このように、本実施形態では、各センサ31の制御、及び、各センサ31からのデータ採取を行う前段階で、媒体情報をオプション制御部18に予め持たせておくことができるため、紙葉類1上の任意の箇所をピンポイントで検知(走査)することができる。また、紙葉類1の端部を走査しないようにしたり、紙葉類1の特定の箇所だけを走査したりするような制御が可能なため、紙葉類1の端部でのノイズの影響を除去したり、走査(サンプリング)時間を短縮したりすることができる。
その後、オプション制御部18は、必要に応じて、採取した出力データに対して画像化、画像補正等の各種データ処理を行い、オプション制御部18の記憶部に保存する。
更に、オプション制御部18は、このようにして各センサ31から取得したデータ(検知結果)に基づいて、紙葉類1の識別処理、好ましくは紙葉類1の真偽及び/又は正損の判定を行う。より具体的には、例えば、超音波センサから取得したデータを記憶部に保存された破れ検知用の閾値と比較して紙葉類1の破れの有無を判定する。また、オプション制御部18は、各センサ31から取得したデータに基づく識別結果を標準制御部17に送る。
そして、標準制御部17は、オプション制御部18の識別結果と自身の識別結果とに基づいて、最終的な識別処理、好ましくは紙葉類1の真偽及び/又は正損に関する最終的な判定処理を行う。
以上説明したように、本実施形態では、それぞれ同一形状でユニット化された検知機能の異なる複数種のオプションセンサ部30を任意に選択して、標準識別部15の後段に接続配置できるように、紙葉類識別装置10が構成されている。また、標準識別部15の標準制御部17とは別に、オプションセンサ部30を制御するオプション制御部18がオプション識別部16に設けられている。
検知機能の異なる複数種のオプションセンサ部30が標準識別部15の後段に接続配置されることから、紙葉類識別装置10の識別機能を拡張することができる。そして、標準識別部15だけでは検知の困難な紙葉類1のセキュリティ要素や損傷を、各種オプションセンサ部30を使用して検知することができる。
また、オプションセンサ部30を制御するオプション制御部18がオプション識別部16に設けられていることから、標準制御部17の機能に制約されることなく、所望の機能を有するオプションセンサ部30を紙葉類識別装置10に追加することができる。そのため、特許文献1の紙幣鑑別装置に比べて、より様々な要求に対応することができる。
更に、複数種のオプションセンサ部30は、それぞれ同一形状でユニット化されていることから、各種センサ31を任意に選択し、識別機能を容易に拡張することができる。そのため、国によって異なる要求に対して、柔軟に、かつ、機能面及びコスト面で過不足なく、対応することができる。
また、本実施形態では、図5に示すように、標準識別部15の光学ラインセンサ22の読み取り幅Wは、搬送路11の幅Wよりも大きい。更に、光学ラインセンサ22以外の標準識別部15及びオプション識別部16のライン状の各センサの読み取り幅、例えば、厚み検知センサ23の読み取り幅Wや磁気センサ24の読み取り幅Wは、光学ラインセンサ22の読み取り幅W以上である。すなわち、全てのライン状のセンサの読み取り幅が搬送路11の幅W以上に設定されている。これにより、紙葉類1が搬送路11のどのような位置を通過しようとも、また、紙葉類1の大きさがどのようなものであっても、紙葉類1の全面を漏れなく読み取ることができる。そのため、紙葉類1のセキュリティ要素や損傷を確実に検知することかでき、識別処理の正確性及び再現性が向上する。
他方、図6に示すように、光学ラインセンサ22以外のライン状のセンサの読み取り幅、例えば、厚み検知センサ23の読み取り幅W及び磁気センサ24の読み取り幅Wが搬送路11の幅Wよりも小さい場合は、紙葉類1が搬送路11の端に寄って搬送されると、当該センサによって紙葉類1の端部を読み取ることができない。この場合、紙葉類1の搬送位置を制約する等の対策を行うことで、問題なく処理できるデータを採取することが可能となる。
(実施形態2)
本実施形態では、本実施形態に特有の特徴について主に説明し、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。また、本実施形態と実施形態1とにおいて、同一又は同様の機能を有する部材には同一の符号を付し、本実施形態において、その部材の説明は省略する。本実施形態は、以下で説明する点を除いて、実施形態1と実質的に同じである。
本実施形態では、標準識別部から離れた位置にオプション識別部が配置される場合について説明する。
図7及び8に示すように、本実施形態に係る紙葉類識別装置10は、標準識別部15から離れた位置に設けられたオプション着脱部12及びオプション識別部16を更に備えている。正搬送方向に搬送される紙葉類1は、標準識別部15と、標準識別部15に隣接するオプション識別部16とをこの順に通過した後、標準識別部15から離れた場所にあるオプション識別部16を通過する。反対に、逆搬送方向に搬送される紙葉類1は、標準識別部15から離れた場所にあるオプション識別部16を通過した後、標準識別部15に隣接するオプション識別部16と、標準識別部15とをこの順に通過する。
標準識別部15から離れた場所にあるオプション識別部16は、基本的に標準識別部15に隣接するオプション識別部16と同様の構成及び機能を有しており、センサ31及びアンプ基板32を各々含む複数のオプションセンサ部30と、各オプションセンサ部30のセンサ31を制御し、かつ、各オプションセンサ部30のセンサ31の出力に基づいて紙葉類1の識別処理を行うオプション制御部18とを含んでいる。
ただし、標準識別部15から離れた場所にあるオプション識別部16では、紙葉類1の搬送経路上で標準識別部15に最も近い先頭のオプションセンサ部30として、紙葉類1の搬送状態を検知可能なオプションセンサ部30aが設けられており、オプションセンサ部30aは、センサ31として、光学ラインセンサを有しており、この光学ラインセンサによって紙葉類1の全面を撮像し、紙葉類1全面の画像データを採取する。そして、この先頭のオプションセンサ部30aの検知結果を考慮して、後段の各オプションセンサ部30による検知が行われる。
オプションセンサ部30aによって検知される紙葉類1の搬送状態は、特に限定されず、例えば、位置、角度、速度、紙葉類1の連鎖等が挙げられる。
本実施形態では、標準識別部15から離れた位置にあるオプションセンサ部30における紙葉類1の搬送状態が標準識別部15での搬送状態と異なる場合でも、紙葉類1の搬送状態を先頭のオプションセンサ部30aによって再度検知し、その検知結果に基づいてオプションセンサ部30aの後段のオプションセンサ部30によって紙葉類1の検知を行うことができる。そのため、標準識別部15から離れた位置に設けられたオプション識別部16による紙葉類1のセキュリティ要素や損傷の検知精度が向上する。
他方、特許文献2の紙幣識別装置では、外部識別データ取得手段が識別部から離れて配置されているため、外部識別データ取得手段を通過する紙幣の搬送状態が識別部を通過するときの搬送状態と異なる場合がある。その場合、紙幣のセキュリティ要素や損傷を外部識別データ取得手段によって正確に読み取って検知することができない可能性がある。
なお、本実施形態では、標準識別部15に隣接するオプション着脱部12及びオプション識別部16を設けずに、標準識別部15から離れた位置にあるオプション着脱部12及びオプション識別部16のみを設けてもよい。
(実施形態3)
本実施形態では、本実施形態に特有の特徴について主に説明し、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。また、本実施形態と実施形態1とにおいて、同一又は同様の機能を有する部材には同一の符号を付し、本実施形態において、その部材の説明は省略する。本実施形態は、以下で説明する点を除いて、実施形態1と実質的に同じである。
本実施形態では、オプション識別部の代わりに搬送部が設けられる場合について説明する。
図9に示すように、本実施形態に係る紙葉類識別装置10は、オプション着脱部12に取り付けられた1以上の搬送部40を備えている。各搬送部40は、紙葉類1の搬送方向と直交する方向に長い略直方体状の2つの筺体41及び42が紙葉類1の搬送路を挟んで互いに対向配置された構造を有している。
また、各搬送部40は、搬送路11を紙葉類1が移動できるように、搬送手段として複数のローラ43が設けられおり、ローラ43は、モータ等の図示しない駆動装置で駆動される。紙葉類1は、ローラ43によって筺体41及び42の間を搬送されていく。
本実施形態は、要求される識別機能を標準識別部15だけで満たす場合に好適であり、オプション識別部16を設ける必要がないため、紙葉類識別装置10のコストを削減することができる。また、オプション識別部16からのデータ採取が必要となった場合、紙葉類処理装置100を回収して改造する手間をかけることなく、搬送部40を容易にオプション識別部16に交換することができる。
上述のように、上記実施形態に係る紙葉類識別装置10は、標準識別部15と、オプション識別部16が着脱され得るオプション着脱部12とを備え、オプション識別部16は、標準センサ部20と異なるセンシングを行うオプションセンサ部30を含むことから、オプションセンサ部30によって紙葉類識別装置10の識別機能を拡張することができ、標準識別部15だけでは検知の困難な紙葉類1のセキュリティ要素や損傷をオプションセンサ部30を使用して検知することができる。
また、オプション識別部16は、オプションセンサ部30を制御するオプション制御部18を含むことから、標準制御部17の機能に制約されることなく、所望の機能を有するオプションセンサ部30を紙葉類識別装置10に追加することができる。そのため、特許文献1の紙幣鑑別装置に比べて、より様々な要求に対応することができる。
また、上記実施形態において、標準識別部15は、標準センサ部20によって紙葉類1の媒体情報を取得し、オプション制御部18は、標準識別部15によって取得された媒体情報に基づいてオプションセンサ部30を制御することから、オプションセンサ部30によって紙葉類1上の任意の箇所をピンポイントで検知することができる。そのため、ノイズの影響を低減したり、サンプリング時間を短縮したりすることができる。また、ノイズの低減は、検知精度及び識別精度の向上につながる。
また、上記実施形態において、オプション識別部16は、標準識別部15から離れた状態でオプション着脱部12に取り付け可能であることから、オプション識別部16の配置の自由度が向上し、紙葉類識別装置10の設計の自由度が向上する。
また、上記実施形態において、標準識別部15から離れた状態でオプション着脱部12に取り付け可能なオプション識別部16は、オプションセンサ部30を複数含み、複数のオプションセンサ部30のうちの最も上流側に位置するオプションセンサ部30aは、紙葉類1の搬送状態を検出することから、標準識別部15から離れた位置にあるオプションセンサ部30における紙葉類1の搬送状態が標準識別部15での搬送状態と異なる場合でも、紙葉類1の搬送状態をオプションセンサ部30aによって再度検知でき、その検知結果に基づいてオプションセンサ部30aの後段のオプションセンサ部30によって紙葉類1の検知を行うことができる。そのため、標準識別部15から離れた位置に設けられたオプション識別部16による紙葉類1のセキュリティ要素や損傷の検知精度が向上する。
また、上記実施形態に係る紙葉類識別装置10は、オプション着脱部12に取り付けられたオプション識別部16を備えるか、又は、オプション識別部16を備えず、オプション着脱部12に取り付けられた搬送部40を更に備える。前者によれば、紙葉類識別装置10の識別機能を拡張することができる。後者は、要求される識別機能を標準識別部15だけで満たす場合に好適であり、また、紙葉類識別装置10のコストを削減することができる。
また、上記実施形態において、オプション識別部16は、オプションセンサ部30を複数含み、複数のオプションセンサ部30は、オプション着脱部12に取り付け可能であることから、紙葉類識別装置10の識別機能をより拡張することができる。
また、上記実施形態において、複数のオプションセンサ部30は、互いに異なるセンシングを行うことから、紙葉類識別装置10の識別機能を更に拡張することができる。
また、上記実施形態において、複数のオプションセンサ部30は、互いに異なるセンサを含むことから、複数のオプションセンサ部30によって、互いに異なるセンシングを行うことが容易となり、種々の紙葉類情報を容易に検知することができる。
また、上記実施形態において、複数のオプションセンサ部30の寸法は、紙葉類1の搬送方向において、互いに同じであることから、オプション着脱部12へのオプションセンサ部30の増設が容易となる。なお、本明細書において、「寸法が同じである」とは、寸法が実質的に同じであることを包含する。
また、上記実施形態において、複数のオプションセンサ部30は、オプション着脱部12の同じ個所に取り付け可能であることから、複数のオプションセンサ部30を任意の順序で配置することが可能である。
また、上記実施形態において、複数のオプションセンサ部30は、オプション着脱部12に並んで取り付け可能であることから、複数のオプションセンサ部30によって短時間の間に順次、紙葉類情報を検知することが可能である。
また、上記実施形態に係る紙葉類識別方法は、少なくとも光学ラインセンサ22を含む標準センサ部20を、標準制御部17によって制御するステップと、標準センサ部20の出力に基づいて、標準制御部17によって紙葉類1の種類を識別するステップと、標準センサ部20と異なるセンシングを行う複数のオプションセンサ部30の中から選択された少なくとも1つのオプションセンサ部30を、オプション制御部18によって制御するステップとを備えることから、オプションセンサ部30によって標準識別部15の識別機能を拡張することができ、標準識別部15だけでは検知の困難な紙葉類1のセキュリティ要素や損傷をオプションセンサ部30を使用して検知することができる。
また、オプションセンサ部30は、オプション制御部18によって制御されることから、標準制御部17の機能に制約されることなく、所望の機能を有するオプションセンサ部30を使用することができる。そのため、特許文献1の紙幣鑑別装置に比べて、より様々な要求に対応することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。また、各実施形態の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜組み合わされてもよいし、変更されてもよい。
(変形形態)
上記実施形態では、短手方向に紙葉類1が搬送される場合について説明したが、紙葉類1は長手方向に搬送されてもよい。
上記実施形態では、オプション識別部16が標準識別部15の後段(下流)に配置される場合について説明したが、オプション識別部16の一部又は全部は、標準識別部15の前段(上流)に配置されてもよい。
上記実施形態では、1つのオプション制御部18が複数のオプションセンサ部30を制御する場合について説明したが、各オプションセンサ部30に対して専用のオプション制御部を設けてもよい。
上記実施形態では、各オプションセンサ部30にアンプ基板32が設けられる場合について説明したが、各アンプ基板32による処理の一部又は全部は、オプション制御部18で行われてもよい。後者の場合、各アンプ基板32の設置を省略することができる。
上記実施形態では、標準センサ部20が厚み検知センサ23及び磁気センサ24を有する場合について説明したが、これらのセンサ23及び24は、オプション識別部16に設けられてもよいし、省略されてもよい。
上記実施形態では、紙葉類1の搬送手段としてローラ25、35、43が用いられる場合について発明したが、搬送手段は、ローラに特に限定されず、例えばベルトを含むものであってもよい。
上記実施形態では、平板部13から構成されるオプション着脱部12を用いる場合について説明したが、紙葉類処理装置100の台板が紙葉類識別装置10のオプション着脱部として共用されてもよく、この台板に直接、標準識別部15及びオプション識別部16が取り付けられてもよい。
以上のように、本発明は、紙葉類を識別するために有用な技術である。
1:紙葉類
10:紙葉類識別装置
11:搬送路
12:オプション着脱部
13:平板部
14:取付部材
15:標準識別部
16:オプション識別部
17:標準制御部
18:オプション制御部
20:標準センサ部
21:タイミングセンサ
22:光学ラインセンサ
23:厚み検知センサ
24:磁気センサ
25、35、43:ローラ
30、30a:オプションセンサ部
31:センサ
32:アンプ基板
33、34、41、42:筺体
40:搬送部
100:紙葉類処理装置
101:ホッパ
102:リジェクト部
103:操作部
105:表示部
106:スタッカ部
110:筐体
:搬送路の幅
:光学ラインセンサの読み取り幅
:厚み検知センサの読み取り幅
:磁気センサの読み取り幅

Claims (16)

  1. 搬送される紙葉類の識別処理を行う紙葉類識別装置であって、
    標準識別部と、
    オプション識別部が着脱され得るオプション着脱部とを備え、
    前記標準識別部は、少なくとも光学ラインセンサを含む標準センサ部と、
    前記標準センサ部を制御し、かつ、前記標準センサ部の出力に基づいて前記紙葉類の種類を識別する標準制御部とを含み、
    前記オプション識別部は、前記標準センサ部と異なるセンシングを行うオプションセンサ部と、
    前記オプションセンサ部を制御するオプション制御部とを含むことを特徴とする紙葉類識別装置。
  2. 前記標準識別部は、前記標準センサ部によって前記紙葉類の媒体情報を取得し、
    前記オプション制御部は、前記標準識別部によって取得された前記媒体情報に基づいて前記オプションセンサ部を制御することを特徴とする請求項1記載の紙葉類識別装置。
  3. 前記オプション識別部は、前記標準識別部から離れた状態で前記オプション着脱部に取り付け可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の紙葉類識別装置。
  4. 前記標準識別部から離れた状態で前記オプション着脱部に取り付け可能な前記オプション識別部は、前記オプションセンサ部を複数含み、
    前記複数のオプションセンサ部のうちの最も上流側に位置するオプションセンサ部は、前記紙葉類の搬送状態を検出することを特徴とする請求項3記載の紙葉類識別装置。
  5. 前記オプション制御部は、前記オプションセンサ部の出力に基づいて前記紙葉類の真偽及び正損の少なくとも一方を判別することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  6. 前記標準制御部は、前記標準センサ部の出力に基づいて前記紙葉類の真偽及び正損の少なくとも一方を判別することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  7. 前記オプションセンサ部は、超音波センサ、光学センサ、磁気センサ、変位センサ及び静電容量センサからなる群より選択される少なくとも一つのセンサを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  8. 前記オプション着脱部に取り付けられた前記オプション識別部を更に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  9. 前記オプション識別部を備えず、前記オプション着脱部に取り付けられた搬送部を更に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  10. 前記オプション識別部は、前記オプションセンサ部を複数含み、
    前記複数のオプションセンサ部は、前記オプション着脱部に取り付け可能であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  11. 前記複数のオプションセンサ部は、互いに異なるセンシングを行うことを特徴とする請求項10記載の紙葉類識別装置。
  12. 前記複数のオプションセンサ部は、互いに異なるセンサを含むことを特徴とする請求項11記載の紙葉類識別装置。
  13. 前記複数のオプションセンサ部の寸法は、前記紙葉類の搬送方向において、互いに同じであることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  14. 前記複数のオプションセンサ部は、前記オプション着脱部の同じ個所に取り付け可能であることを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  15. 前記複数のオプションセンサ部は、前記オプション着脱部に並んで取り付け可能であることを特徴とする請求項10〜14のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  16. 搬送される紙葉類の識別処理を行う紙葉類識別方法であって、
    少なくとも光学ラインセンサを含む標準センサ部を、標準制御部によって制御するステップと、
    前記標準センサ部の出力に基づいて、前記標準制御部によって前記紙葉類の種類を識別するステップと、
    前記標準センサ部と異なるセンシングを行う複数のオプションセンサ部の中から選択された少なくとも1つのオプションセンサ部を、オプション制御部によって制御するステップとを備えることを特徴とする紙葉類識別方法。
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